JP6457964B2 - 装置、投影装置、表示装置、画像生成装置、それらの方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
[概要]
まず、実施形態の概要を説明する。
以下で説明する「対象」は、奥行きに変化が与えられたように知覚させる効果を与える「もの」を表す。視覚的なパターンがないものにこのような効果を与えることはできない。そのため「対象」は視覚的なパターンである。「対象」は輪郭を含んだパターンであってもよいし、輪郭を含まないパターンであってもよい。例えば「対象」は、所定面(例えば、紙、ボード、壁、スクリーン、電子ペーパー、通常のディスプレイや透過型ディスプレイなどの画面)上のパターン(例えば、所定面に「印刷」「描画」「表示」または「投影」された画像や写真、所定面を構成する素材の色合いに基づく柄や模様、所定面の形状に基づく模様、境界線、濃淡など)である。「所定面」は、平面であってもよいし、平面とみなせるものであってもよいし、曲面であってもよいし、凹凸面であってもよい。「対象」が、立体的形状を備える物(例えば、花瓶、ボール、模型、建築物など)の表面のパターン(例えば、表面に「印刷」「描画」「表示」または「投影」された画像や写真、表面を構成する素材の色合いに基づく柄や模様、表面の形状に基づく模様、境界線、濃淡など)であってもよい。「対象」が平面または平面とみなせるもの上のパターンである場合には「対象」に奥行きはない。「対象」が曲面または凹凸面上のパターンである場合には「対象」に奥行きがある。「対象」が立体的形状を備える物の表面上のパターンである場合には「対象」に奥行きがあることが多い。しかし、立体的形状を備える物の表面が平面または平面とみなせるものであり、その表面上のパターンが「対象」である場合には当該「対象」に奥行きはないこともある。「対象パターン」は「対象」の全部または一部の領域のパターンである。実施形態では、以下のように「対象」の奥行きに変化が与えられたように知覚させる。「対象」の「対象パターン」に対応するパターンであって一方の目のみで視認可能な「第1輝度成分パターン」を含む「第1画像」と「対象」とを重畳させる。また「対象パターン」に対応するパターンであって他方の目のみで視認可能な「第2輝度成分パターン」を含む「第2画像」と「対象」とを重畳させる。ただし、「対象パターン」に対する「第1輝度成分パターン」の相対位置と、「対象パターン」に対する「第2輝度成分パターン」の相対位置とは異なる。なお、「第1輝度成分パターン」が他方の目に比べて一方の目で優位に視認可能であり、「第2輝度成分パターン」が一方の目に比べて他方の目で優位に視認可能であってもよい。
次に、図面を用いて第1実施形態を説明する。
<画像生成システムの構成>
図1に例示するように、本形態の画像生成システムは、画像生成装置11、撮影装置12、設置板13、および対象14を有する。画像生成装置11は、撮影処理部111、グレースケール変換部112、画像生成部114、および記憶部115を有する。画像生成装置11は、例えば、CPU(central processing unit)等のプロセッサ(ハードウェア・プロセッサ)およびRAM(random-access memory)・ROM(read-only memory)等のメモリ等を備える汎用または専用のコンピュータが所定のプログラムを実行することで構成される装置である。このコンピュータは1個のプロセッサやメモリを備えていてもよいし、複数個のプロセッサやメモリを備えていてもよい。このプログラムはコンピュータにインストールされてもよいし、予めROM等に記録されていてもよい。また、CPUのようにプログラムが読み込まれることで機能構成を実現する電子回路(circuitry)ではなく、プログラムを用いることなく処理機能を実現する電子回路を用いて一部またはすべての処理部が構成されてもよい。また、1個の装置を構成する電子回路が複数のCPUを含んでいてもよい。撮影装置12はカラーの静止画像を撮影可能な一般的なカメラである。設置板13は平面部131を有する板であり、対象14は平面部131に固定された印刷物である。対象14は一様ではなく、少なくとも一部に模様を有する。すなわち、対象14を撮影して得られた画像や映像の空間周波数は零ではない。
図3Aに例示するように、本形態の投影システムは、投影装置15、プロジェクタ161,162、設置板17、および対象18を有する。投影装置15は、再生処理部151および記憶部152を有する。投影装置15は、例えば、上述のコンピュータが所定のプログラムを実行することで構成される装置である。設置板17は平面部171を有する板であり、対象18は平面部171に固定された印刷物である。対象18は上述の対象14であってもよいし、対象14の複製物であってもよいし、対象14の類似物であってもよい。対象14の類似物としては、対象14の一部の色や柄や輝度などが変更されたり省略されたりしたものや、対象14に色や柄や輝度などを付加したものを例示できる。プロジェクタ161,162は一般的なものでよい。
まず画像生成処理を説明する。この処理では、対象18の奥行きに変化が与えられたように知覚させるために対象18に重畳させる画像を生成する。まず、撮影処理部111の制御の下、撮影装置12が対象14を撮影する(図1)。撮影によって得られたカラーの静止画像140(図2A)は撮影処理部111に送られ、グレースケール変換部112に送られる。
前処理として画像1411および画像1412が投影装置15(図3A)の記憶部152に格納される。記憶部115が記憶部152と同一であればこの前処理は不要である。次に、再生処理部151が画像1411をプロジェクタ161に送り、プロジェクタ161から画像1411を対象18に合わせて投影し、画像1412をプロジェクタ162に送り、プロジェクタ162から画像1412を対象18に合わせて投影する。その際、見た目で位置合わせをしてもよいし、構造化光法などの既存技術を使ってプロジェクタ161,162の光源と撮影装置12との対応関係をとることで位置合わせを行ってもよい。見た目で位置合わせを行う場合には、例えば、画像1411の輝度成分パターン1411aおよび画像1412の輝度成分パターン1412a(図2C)が、対象18の対象パターン18a(図3B)の近傍に重なるように行われる。例えば、輝度成分パターン1411a,1412aの輪郭の近傍が対象パターン18aの輪郭と重なるように配置されてもよいし、画像1411,1412の輪郭の近傍が対象18の輪郭と重なるように配置されてもよいし、輝度成分パターン1411a,1412aが含むエッジの近傍が対象パターン18aに含まれるエッジに重なるように配置されてもよい。ただし、対象パターン18aに対する輝度成分パターン1411aの相対位置と、対象パターン18aに対する輝度成分パターン1412aの相対位置とは互いに異なり、その相違が両眼視差となるように位置合わせが行われる。すなわち、対象パターン18aに対する輝度成分パターン1411aの相対位置と、対象パターン18aに対する輝度成分パターン1412aの相対位置とは異なる。
画像1411,1412には、奥行きを与えたい対象18のエッジに対応する輝度成分からなるエッジ情報が含まれている。対象18の対象パターン18の近傍にこのエッジ情報を重畳した場合、対象パターン18がエッジ情報の明るい領域側に変位したように知覚(錯覚)される。よって、右目と左目に入力される像の間で対象パターン18が異なる方向(例えば逆方向)へ画像変位するように錯覚された場合、錯覚的な両眼視差が生じ、その結果として奥行きを感じる。
以上のように、本形態では対象18に奥行きの変化が与えられたように知覚させることができる。本形態で対象18に重畳させる画像1411,1412は輝度成分のみからなる画像である。そのため、対象18の色やテクスチャなどの印象を損なわずに、新たに奥行き印象を付与することができる。また対象18に制約はなく、任意の対象18に奥行き印象を付与できる。このように、見かけの印象を元の対象から大きく乖離させることなく、任意の対象の奥行きに変化が与えられたように知覚させることができる。
第1実施形態は、対象18の対象パターン18a全体に奥行きの変化が与えられたように知覚させるものであった。対象パターン18aの一部の領域のみに奥行きの変化が与えられたように知覚させてもよい。この場合、画像生成部114は、対象パターン18aの「一部の領域(例えば、両目の領域)」のみに対応する輝度成分パターン1411a’を含み、右目で視認可能な画像1411’(図4A)、および対象パターン18aの当該「一部の領域」のみに対応する輝度成分パターン1411a’を含み、左眼で視認可能な画像1411’を生成すればよい(図4B)。
投影装置15がさらにフィルタリング部113を有してもよい。画像生成部114が画像1411,1412(図2C)を生成して出力することに代え、画像生成部114が生成した画像1401,1402(図2B)をフィルタリング部113に送ってもよい。フィルタリング部113は、送られた画像1401,1402を高空間周波数フィルタリングし、これらの低空間周波数成分を抑圧したものを画像1411,1412(図2C)として出力する。このように高空間周波数成分が低空間周波数成分よりも優位に知覚される画像1411(第1画像)および画像1412(第2画像)を対象18に重畳(すなわち、高空間周波数成分が低空間周波数成分よりも優位に知覚される第1輝度成分パターンおよび第2輝度成分パターンを対象に重畳)しても、第1実施形態と同様な効果を得ることができる。この高空間周波数フィルタリングに用いるフィルターは、例えば、画像1401,1402画像の位相を変えないで高空間周波数成分を抽出できるものである。例えば、Adobe Photoshop(登録商標)などの既存の画像編集ソフトに組み込まれているエッジ検出フィルターを用いたり、高空間周波数方位成分をたたみ込んで算出したりすることでも、同様の結果を得ることができる。
第1実施形態では、静止画像140をグレースケールに変換し、輝度成分パターンである対象パターン140a’を含む画像140’を生成した。しかし、この処理を省略して静止画像140をそのまま画像140’として用い、第1実施形態やその変形例1,2を実施してもよい。あるいは、静止画像140の特定の色成分を強調したり、抑圧したりした画像を画像140’として用い、第1実施形態やその変形例1,2を実施してもよい。
対象パターン18aと輝度成分パターン1411aとの間の位置関係、および、対象パターン18aと輝度成分パターン1412aとの間の位置関係を時間経過に伴って変化させてもよい。これにより、対象18の奥行きが時間経過に伴って変化するように知覚させることができる。例えば、図5Aおよび図5Bに例示するように、時間区間T1での対象パターン18aに対する輝度成分パターン1411a,1412aのずれ幅(相対位置)と、時間区間T1以外の時間区間T2での対象パターン18aに対する輝度成分パターン1411a,1412aのずれ幅(相対位置)が異なっていてもよい。これにより、時間区間T1とT2で対象18の奥行きが変化するように知覚させることができる。
移動する対象18に移動する画像1411,1412を重畳させてもよい。この場合も、対象パターン18aに対する輝度成分パターン1411aの相対位置と、対象パターン18aに対する輝度成分パターン1412aの相対位置とを相違させることで、移動する対象18の奥行きに変化が与えられたように知覚させることができる。図6Aの例では、時間区間T1での対象パターン18aの位置と、時間区間T2での対象パターン18aの位置とが異なり、それぞれの対象パターン18aに輝度成分パターン1411a,1412aを重畳している。これにより、時間区間T1とT2で位置が相違する対象18の奥行きに変化が与えられたように知覚させることができる。なお、設置板17を物理的に移動させることで対象18を移動させることができる。或いは、平面部171に固定された印刷物を対象18とすることに代え、平面部171に投影された画像を対象18としてもよく、この場合にはプロジェクタの機構を動かすことで対象18を移動させてもよい。
第1実施形態の変形例4と変形例5とを組み合わせてもよい。すなわち、移動する対象18に移動する画像1411,1412を重畳させ、対象パターン18aと輝度成分パターン1411aとの間の位置関係、および、対象パターン18aと輝度成分パターン1412aとの間の位置関係を時間経過に伴って変化させてもよい。これにより、移動する対象18の奥行きが時間経過に伴って変化するように知覚させることができる。例えば、図6Bに例示するように、時間区間T1での対象パターン18aの位置と、時間区間T2での対象パターン18aの位置とが異なってもよい。さらに、時間区間T1での対象パターン18aに対する輝度成分パターン1411aおよび輝度成分パターン1412aのずれ幅と、時間区間T1以外の時間区間T2での対象パターン18aに対する輝度成分パターン1411aおよび輝度成分パターン1412aのずれ幅が異なっていてもよい。これにより、時間区間T1とT2で位置が相違する対象18の奥行きが変化するように知覚させることができる。
プロジェクタ161,162を機械的に動かすことによって、対象パターン18aに対する輝度成分パターン1411aの相対位置と、対象パターン18aに対する輝度成分パターン1412aの相対位置とを相違させてもよい。この場合、プロジェクタ161,162から同じ画像1411(図2C)を対象18aに投影し、プロジェクタ161から投影する輝度成分パターン1411aの対象パターン18aに対する相対位置と、プロジェクタ162から投影する輝度成分パターン1411aの対象パターン18aに対する相対位置とを互いに相違させてもよい。この相違はプロジェクタ161,162の投影方向を機械的にずらすことで実現できる。
対象18と画像1411とを重畳させるが画像1412を重畳させない時間区間R(例えば、奇数番目のフレーム)と、対象18と画像1412とを重畳させるが画像1411を重畳させない時間区間L(例えば、偶数番目のフレーム)とを交互に繰り返してもよい。例えば、図7Aに例示するように対象18の対象パターン18aに画像1411の輝度成分パターン1411aを重畳する時間区間Rと、図7Bに例示するように対象18の対象パターン18aに画像1412の輝度成分パターン1412aを重畳する時間区間Lとを交互に繰り返してよい(図7C)。観測者は時間区間Rで透過状態となり、時間区間Lで非透過状態となる液晶シャッターを備える右側レンズと、時間区間Lで透過状態となり、時間区間Rで非透過状態となる液晶シャッターを備える左側レンズとを持つ液晶シャッター眼鏡をかける。観測者の右目は右側レンズを通し、左目は左側レンズを通し、それぞれ対象18と画像1411および対象18と画像1412とが重畳した様子を見る。これにより、観測者の右目は時間区間Rで輝度成分パターン1411aと対象パターン18aが重畳した様子を視認し、左目は時間区間Lで輝度成分パターン1412aと対象パターン18aが重畳した様子を視認する。これによっても、対象18の奥行きに変化が与えられたように知覚させることができる。
画像1411,1412を投影するのではなく、透過性のある画像1411,1412を透過型ディスプレイに表示してもよい。図8Aに例示するように、本形態の映像表示システムは、表示装置35、透過型ディスプレイ36、設置板17、および設置板17の平面部171に固定された対象18を有する。表示装置35は、再生処理部151および記憶部152を有する。透過型ディスプレイ36の一方の面361は、設置板17の対象18側(平面部171側)に対向配置される。この場合には、まず位置合わせのために、再生処理部151が画像1411,1412を透過型ディスプレイ36に送り、透過型ディスプレイ36で透過性のある画像1411,1412を表示する。見た目で位置合わせを行う場合、観察者が透過型ディスプレイ36の他方の面362側からA方向を閲覧し、透過型ディスプレイ36に表示された透過性のある画像1411,1412と対象18との重なり具合を調整する。調整の方法は第1実施形態と同じであり、対象パターン18aに対する輝度成分パターン1411aの相対位置と、対象パターン18aに対する輝度成分パターン1412aの相対位置を相違させる。透過型ディスプレイ36の他方の面362側(A方向)から見ると、画像1411,1412と対象18とが重畳して見える。ここで偏光の違いや表示される時間区間の切り替え等(偏光レンズ法や液晶シャッター法等)により、対象パターン18aが観察者の両目で視認され、輝度成分パターン1411aが右目でのみ視認され、輝度成分パターン1412aが観察者の左目でのみ視認されるようにする。これにより、偏光レンズや液晶シャッターを備えた眼鏡かけ、A方向から透過型ディスプレイ36を閲覧する観察者は、対象18の奥行きに変化が与えられたように知覚する。このようにしても第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
透過性のある対象とディスプレイ(透過型または非透過型)に表示された画像1411,1412とを重畳させてもよい。図8Bに例示するように、本形態の映像表示システムは、表示装置35、ディスプレイ36’、透過性のある設置板37、および透過性のある対象318を有する。設置板37の一方の面371に透過性のある対象318が印刷されている。ディスプレイ36’の一方の面362’は、設置板37の他方の面372側に対向配置される。まず位置合わせのために、再生処理部151が画像1411,1412をディスプレイ36’に送り、ディスプレイ36’で透過性のある画像1411,1412を表示する。見た目で位置合わせを行う場合、観察者が設置板37の一方の面371側からA方向を閲覧し、設置板37の透過性のある対象318とディスプレイ36’に表示された透過性のある画像1411,1412との重なり具合を調整する。調整の方法は第1実施形態と同じであり、対象318の対象パターンに対する輝度成分パターン1411aの相対位置と、当該対象パターンに対する輝度成分パターン1412aの相対位置を相違させる。A方向から見ると、画像1411,1412と対象18とが重畳して見える。ここで偏光の違いや表示される時間区間の切り替え等(偏光レンズ法や液晶シャッター法等)により、対象318の対象パターンが観察者の両目で視認され、輝度成分パターン1411aが右目でのみ視認され、輝度成分パターン1412aが観察者の左目でのみ視認されるようにする。これにより、偏光レンズや液晶シャッターを備えた眼鏡かけ、A方向から設置板37を閲覧する観察者は、対象318の奥行きに変化が与えられたように知覚する。
第1実施形態の変形例1と同様、第2実施形態およびその変形例1において、対象パターンの一部の領域のみに奥行きの変化が与えられたように知覚させてもよい。また、第1実施形態の変形例2,3で説明した方法で生成された画像1411,1412を用いてもよい。その他、第1実施形態の変形例4,6で説明したように、移動または静止する対象の対象パターンと輝度成分パターン1411aとの間の位置関係、および、当該対象パターンと輝度成分パターン1412aとの間の位置関係を時間経過に伴って変化させてもよい。第1実施形態の変形例5で説明したように、移動する対象に移動する画像1411,1412を重畳させてもよい。
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではない。上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
15 投影装置
35 表示装置
18,318 対象
18a 対象パターン
1411,1412 画像
1411a,1412a 輝度成分パターン
Claims (39)
- 対象の奥行きに変化が与えられたように知覚させる装置であって、
前記対象の対象パターンに対応するパターンであって一方の目で視認可能な第1輝度成分パターンを含む第1画像と前記対象とを重畳させ、
前記対象パターンに対応するパターンであって他方の目で視認可能な第2輝度成分パターンを含む第2画像と前記対象とを重畳させ、
前記対象パターンに対する前記第1輝度成分パターンの相対位置と、前記対象パターンに対する前記第2輝度成分パターンの相対位置とが異なるものであり、
前記第1画像は、
前記対象に由来する第1静止画像と、前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第1移動画像を平滑化して得られる第1変形画像と、の差分である第1差分画像、または、当該第1差分画像に基づいて得られる画像であり、
前記第2画像は、
前記対象に由来する第2静止画像と、前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第2移動画像を平滑化して得られる第2変形画像と、の差分である第2差分画像、または、当該第2差分画像に基づいて得られる画像である、装置。 - 対象の奥行きに変化が与えられたように知覚させる装置であって、
前記対象の対象パターンに対応するパターンであって一方の目で視認可能な第1輝度成分パターンを含む第1画像と前記対象とを重畳させ、
前記対象パターンに対応するパターンであって他方の目で視認可能な第2輝度成分パターンを含む第2画像と前記対象とを重畳させ、
前記対象パターンに対する前記第1輝度成分パターンの相対位置と、前記対象パターンに対する前記第2輝度成分パターンの相対位置とが異なるものであり、
前記第1画像は、
前記対象に由来する第1静止画像と、前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第1移動画像を平滑化して得られる第1変形画像と、の差分である第1差分画像、または、当該第1差分画像に基づいて得られる画像であり、
前記第2画像は、
前記対象に由来する第2静止画像と、前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第2移動画像を平滑化して得られる第2変形画像と、の差分である第2差分画像、または、当該第2差分画像に基づいて得られる画像であり、
前記第1移動画像は、
前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像の画素を、当該画像内の座標と当該座標の画素の移動量との関係を表す第1対応表に従って移動して得られる画像であり、
前記第2移動画像は、
前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像の画素を、当該画像内の座標と当該座標の画素の移動量との関係を表す第2対応表に従って移動して得られる画像である、装置。 - 対象の奥行きに変化が与えられたように知覚させる装置であって、
前記対象の対象パターンに対応するパターンであって一方の目で視認可能な第1輝度成分パターンを含む第1画像と前記対象とを重畳させ、
前記対象パターンに対応するパターンであって他方の目で視認可能な第2輝度成分パターンを含む第2画像と前記対象とを重畳させ、
前記対象パターンに対する前記第1輝度成分パターンの相対位置と、前記対象パターンに対する前記第2輝度成分パターンの相対位置とが異なるものであり、
前記第1画像は、
前記対象に由来する第1静止画像と、前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第1移動画像を平滑化して得られる第1変形画像と、の差分である第1差分画像、または、当該第1差分画像に基づいて得られる画像であり、
前記第2画像は、
前記対象に由来する第2静止画像と、前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第2移動画像を平滑化して得られる第2変形画像と、の差分である第2差分画像、または、当該第2差分画像に基づいて得られる画像であり、
前記第1輝度成分パターンおよび前記第2輝度成分パターンの少なくとも一方は、高空間周波数フィルタリングによって高空間周波数成分が低空間周波数成分よりも優位に知覚されるようにされたパターンである、装置。 - 対象の奥行きに変化が与えられたように知覚させる装置であって、
前記対象の対象パターンに対応するパターンであって一方の目で視認可能な第1輝度成分パターンを含む第1画像と前記対象とを重畳させ、
前記対象パターンに対応するパターンであって他方の目で視認可能な第2輝度成分パターンを含む第2画像と前記対象とを重畳させ、
前記対象パターンに対する前記第1輝度成分パターンの相対位置と、前記対象パターンに対する前記第2輝度成分パターンの相対位置とが異なるものであり、
前記第1画像は、
前記対象に由来する第1静止画像と、前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第1移動画像を平滑化して得られる第1変形画像と、の差分である第1差分画像、または、当該第1差分画像に基づいて得られる画像であり、
前記第2画像は、
前記対象に由来する第2静止画像と、前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第2移動画像を平滑化して得られる第2変形画像と、の差分である第2差分画像、または、当該第2差分画像に基づいて得られる画像であり、
前記対象パターンと前記第1輝度成分パターンとの間の位置関係、および、前記対象パターンと前記第2輝度成分パターンとの間の位置関係、の少なくとも一方を、時間経過に伴って変化させる、装置。 - 請求項1、3または4の何れかの装置であって、
前記第1移動画像は、
前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を、当該画像内の座標と当該座標に対応する移動量との関係を表す第1対応表に従って前記平行移動させて得られる画像であり、
前記第2移動画像は、
前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を、当該画像内の座標と当該座標に対応する移動量との第2対応表に従って前記平行移動させて得られる画像である、装置。 - 請求項1、2または4の何れかの装置であって、
前記第1輝度成分パターンおよび前記第2輝度成分パターンの少なくとも一方は、高空間周波数フィルタリングによって高空間周波数成分が低空間周波数成分よりも優位に知覚されるようにされたパターンである、装置。 - 請求項1から3の何れかの装置であって、
前記対象パターンと前記第1輝度成分パターンとの間の位置関係、および、前記対象パターンと前記第2輝度成分パターンとの間の位置関係、の少なくとも一方を、時間経過に伴って変化させる、装置。 - 請求項1から7の何れかの装置であって、
前記対象パターンの近傍に前記第1輝度成分パターンおよび前記第2輝度成分パターンが重ねられる、装置。 - 請求項1から8の何れかの装置であって、
前記第1画像および第2画像の少なくとも一方が輝度成分のみからなる、装置。 - 請求項1から9の何れかの装置であって、
前記第1輝度成分パターンの偏光方向と前記第2輝度成分パターンの偏光方向とが互いに異なる、および/または、前記第1画像と前記対象とを重畳させる時間区間と前記第2画像と前記対象とを重畳させる時間区間とが互いに異なる、装置。 - 対象の奥行きに変化が与えられたように知覚させるための画像を投影する投影装置であって、
前記対象の対象パターンに対応するパターンであって一方の目で視認可能な第1輝度成分パターンを含む第1画像を前記対象に重畳させて投影し、
前記対象パターンに対応するパターンであって他方の目で視認可能な第2輝度成分パターンを含む第2画像を前記対象に重畳させて投影し、
前記対象パターンに対する前記第1輝度成分パターンの相対位置と、前記対象パターンに対する前記第2輝度成分パターンの相対位置とが異なり、
前記第1画像は、
前記対象に由来する第1静止画像と、前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第1移動画像を平滑化して得られる第1変形画像と、の差分である第1差分画像、または、当該第1差分画像に基づいて得られる画像であり、
前記第2画像は、
前記対象に由来する第2静止画像と、前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第2移動画像を平滑化して得られる第2変形画像と、の差分である第2差分画像、または、当該第2差分画像に基づいて得られる画像である、投影装置。 - 請求項11の投影装置であって、
前記第1移動画像は、
前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を、当該画像内の座標と当該座標に対応する移動量との関係を表す第1対応表に従って前記平行移動させて得られる画像であり、
前記第2移動画像は、
前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を、当該画像内の座標と当該座標に対応する移動量との第2対応表に従って前記平行移動させて得られる画像である、投影装置。 - 請求項11または12の投影装置であって、
前記第1輝度成分パターンおよび前記第2輝度成分パターンの少なくとも一方は、高空間周波数フィルタリングによって高空間周波数成分が低空間周波数成分よりも優位に知覚されるようにされたパターンである、投影装置。 - 請求項11から13の何れかの投影装置であって、
前記対象パターンと前記第1輝度成分パターンとの間の位置関係、および、前記対象パターンと前記第2輝度成分パターンとの間の位置関係、の少なくとも一方を、時間経過に伴って変化させる、投影装置。 - 対象の奥行きに変化が与えられたように知覚させる表示装置であって、
前記対象の対象パターンに対応するパターンであって一方の目で視認可能な第1輝度成分パターンを含む第1画像と前記対象とを重畳させて表示し、
前記対象パターンに対応するパターンであって他方の目で視認可能な第2輝度成分パターンを含む第2画像と前記対象とを重畳させて表示し、
前記対象パターンに対する前記第1輝度成分パターンの相対位置と、前記対象パターンに対する前記第2輝度成分パターンの相対位置とが異なり、
前記第1画像は、
前記対象に由来する第1静止画像と、前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第1移動画像を平滑化して得られる第1変形画像と、の差分である第1差分画像、または、当該第1差分画像に基づいて得られる画像であり、
前記第2画像は、
前記対象に由来する第2静止画像と、前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第2移動画像を平滑化して得られる第2変形画像と、の差分である第2差分画像、または、当該第2差分画像に基づいて得られる画像である、表示装置。 - 請求項15の表示装置であって、
前記第1移動画像は、
前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を、当該画像内の座標と当該座標に対応する移動量との関係を表す第1対応表に従って前記平行移動させて得られる画像であり、
前記第2移動画像は、
前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を、当該画像内の座標と当該座標に対応する移動量との第2対応表に従って前記平行移動させて得られる画像である、表示装置。 - 請求項15または16の表示装置であって、
前記第1輝度成分パターンおよび前記第2輝度成分パターンの少なくとも一方は、高空間周波数フィルタリングによって高空間周波数成分が低空間周波数成分よりも優位に知覚されるようにされたパターンである、表示装置。 - 請求項15から17の何れかの表示装置であって、
前記対象パターンと前記第1輝度成分パターンとの間の位置関係、および、前記対象パターンと前記第2輝度成分パターンとの間の位置関係、の少なくとも一方を、時間経過に伴って変化させる、表示装置。 - 対象の奥行きに変化が与えられたように知覚させるための画像を生成する画像生成装置であって、
前記対象の対象パターンに対応するパターンであって一方の目で視認可能な第1輝度成分パターンを含む第1画像と、
前記対象パターンに対応するパターンであって他方の目で視認可能な第2輝度成分パターンを含む第2画像と、を生成し、
前記第1画像を前記対象に重畳した際の前記対象パターンに対する前記第1輝度成分パターンの相対位置と、前記第2画像を前記対象に重畳した際の前記対象パターンに対する前記第2輝度成分パターンの相対位置とが異なり、
前記第1画像は、
前記対象に由来する第1静止画像と、前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第1移動画像を平滑化して得られる第1変形画像と、の差分である第1差分画像、または、当該第1差分画像に基づいて得られる画像であり、
前記第2画像は、
前記対象に由来する第2静止画像と、前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第2移動画像を平滑化して得られる第2変形画像と、の差分である第2差分画像、または、当該第2差分画像に基づいて得られる画像である、画像生成装置。 - 請求項19の画像生成装置であって、
前記第1移動画像は、
前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を、当該画像内の座標と当該座標に対応する移動量との関係を表す第1対応表に従って前記平行移動させて得られる画像であり、
前記第2移動画像は、
前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を、当該画像内の座標と当該座標に対応する移動量との第2対応表に従って前記平行移動させて得られる画像である、画像生成装置。 - 請求項19または20の画像生成装置であって、
前記第1輝度成分パターンおよび前記第2輝度成分パターンの少なくとも一方は、高空間周波数フィルタリングによって高空間周波数成分が低空間周波数成分よりも優位に知覚されるようにされたパターンである、画像生成装置。 - 請求項19から21の何れかの画像生成装置であって、
前記対象パターンと前記第1輝度成分パターンとの間の位置関係、および、前記対象パターンと前記第2輝度成分パターンとの間の位置関係、の少なくとも一方を、時間経過に伴って変化させる、画像生成装置。 - 対象の奥行きに変化が与えられたように知覚させる方法であって、
前記対象の対象パターンに対応するパターンであって一方の目で視認可能な第1輝度成分パターンを含む第1画像と前記対象とを重畳させ、
前記対象パターンに対応するパターンであって他方の目で視認可能な第2輝度成分パターンを含む第2画像と前記対象とを重畳させ、
前記対象パターンに対する前記第1輝度成分パターンの相対位置と、前記対象パターンに対する前記第2輝度成分パターンの相対位置とが異なるものであり、
前記第1画像は、
前記対象に由来する第1静止画像と、前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第1移動画像を平滑化して得られる第1変形画像と、の差分である第1差分画像、または、当該第1差分画像に基づいて得られる画像であり、
前記第2画像は、
前記対象に由来する第2静止画像と、前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第2移動画像を平滑化して得られる第2変形画像と、の差分である第2差分画像、または、当該第2差分画像に基づいて得られる画像である、方法。 - 請求項23の方法であって、
前記第1移動画像は、
前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を、当該画像内の座標と当該座標に対応する移動量との関係を表す第1対応表に従って前記平行移動させて得られる画像であり、
前記第2移動画像は、
前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を、当該画像内の座標と当該座標に対応する移動量との第2対応表に従って前記平行移動させて得られる画像である、方法。 - 請求項23または24の方法であって、
前記第1輝度成分パターンおよび前記第2輝度成分パターンの少なくとも一方は、高空間周波数フィルタリングによって高空間周波数成分が低空間周波数成分よりも優位に知覚されるようにされたパターンである、方法。 - 請求項23から24の何れかの方法であって、
前記対象パターンと前記第1輝度成分パターンとの間の位置関係、および、前記対象パターンと前記第2輝度成分パターンとの間の位置関係、の少なくとも一方を、時間経過に伴って変化させる、方法。 - 対象の奥行きに変化が与えられたように知覚させるための画像を投影する投影方法であって、
前記対象の対象パターンに対応するパターンであって一方の目で視認可能な第1輝度成分パターンを含む第1画像を前記対象に重畳させて投影し、
前記対象パターンに対応するパターンであって他方の目で視認可能な第2輝度成分パターンを含む第2画像を前記対象に重畳させて投影し、
前記対象パターンに対する前記第1輝度成分パターンの相対位置と、前記対象パターンに対する前記第2輝度成分パターンの相対位置とが異なり、
前記第1画像は、
前記対象に由来する第1静止画像と、前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第1移動画像を平滑化して得られる第1変形画像と、の差分である第1差分画像、または、当該第1差分画像に基づいて得られる画像であり、
前記第2画像は、
前記対象に由来する第2静止画像と、前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第2移動画像を平滑化して得られる第2変形画像と、の差分である第2差分画像、または、当該第2差分画像に基づいて得られる画像である、投影方法。 - 請求項27の投影方法であって、
前記第1移動画像は、
前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を、当該画像内の座標と当該座標に対応する移動量との関係を表す第1対応表に従って前記平行移動させて得られる画像であり、
前記第2移動画像は、
前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を、当該画像内の座標と当該座標に対応する移動量との第2対応表に従って前記平行移動させて得られる画像である、投影方法。 - 請求項27または28の投影方法であって、
前記第1輝度成分パターンおよび前記第2輝度成分パターンの少なくとも一方は、高空間周波数フィルタリングによって高空間周波数成分が低空間周波数成分よりも優位に知覚されるようにされたパターンである、投影方法。 - 請求項27から29の何れかの投影方法であって、
前記対象パターンと前記第1輝度成分パターンとの間の位置関係、および、前記対象パターンと前記第2輝度成分パターンとの間の位置関係、の少なくとも一方を、時間経過に伴って変化させる、投影方法。 - 対象の奥行きに変化が与えられたように知覚させる表示方法であって、
前記対象の対象パターンに対応するパターンであって一方の目で視認可能な第1輝度成分パターンを含む第1画像と前記対象とを重畳させて表示し、
前記対象パターンに対応するパターンであって他方の目で視認可能な第2輝度成分パターンを含む第2画像と前記対象とを重畳させて表示し、
前記対象パターンに対する前記第1輝度成分パターンの相対位置と、前記対象パターンに対する前記第2輝度成分パターンの相対位置とが異なり、
前記第1画像は、
前記対象に由来する第1静止画像と、前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第1移動画像を平滑化して得られる第1変形画像と、の差分である第1差分画像、または、当該第1差分画像に基づいて得られる画像であり、
前記第2画像は、
前記対象に由来する第2静止画像と、前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第2移動画像を平滑化して得られる第2変形画像と、の差分である第2差分画像、または、当該第2差分画像に基づいて得られる画像である、表示方法。 - 請求項31の表示方法であって、
前記第1移動画像は、
前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を、当該画像内の座標と当該座標に対応する移動量との関係を表す第1対応表に従って前記平行移動させて得られる画像であり、
前記第2移動画像は、
前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を、当該画像内の座標と当該座標に対応する移動量との第2対応表に従って前記平行移動させて得られる画像である、表示方法。 - 請求項31または32の表示方法であって、
前記第1輝度成分パターンおよび前記第2輝度成分パターンの少なくとも一方は、高空間周波数フィルタリングによって高空間周波数成分が低空間周波数成分よりも優位に知覚されるようにされたパターンである、表示方法。 - 請求項31から33の何れかの表示方法であって、
前記対象パターンと前記第1輝度成分パターンとの間の位置関係、および、前記対象パターンと前記第2輝度成分パターンとの間の位置関係、の少なくとも一方を、時間経過に伴って変化させる、表示方法。 - 対象の奥行きに変化が与えられたように知覚させるための画像を生成する画像生成方法であって、
前記対象の対象パターンに対応するパターンであって一方の目で視認可能な第1輝度成分パターンを含む第1画像と、
前記対象パターンに対応するパターンであって他方の目で視認可能な第2輝度成分パターンを含む第2画像と、を生成し、
前記第1画像を前記対象に重畳した際の前記対象パターンに対する前記第1輝度成分パターンの相対位置と、前記第2画像を前記対象に重畳した際の前記対象パターンに対する前記第2輝度成分パターンの相対位置とが異なり、
前記第1画像は、
前記対象に由来する第1静止画像と、前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第1移動画像を平滑化して得られる第1変形画像と、の差分である第1差分画像、または、当該第1差分画像に基づいて得られる画像であり、
前記第2画像は、
前記対象に由来する第2静止画像と、前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を当該画像が存在する平面上で空間的に平行移動させて得られる第2移動画像を平滑化して得られる第2変形画像と、の差分である第2差分画像、または、当該第2差分画像に基づいて得られる画像である、画像生成方法。 - 請求項35の画像生成方法であって、
前記第1移動画像は、
前記第1静止画像の一部または全部の領域の画像を、当該画像内の座標と当該座標に対応する移動量との関係を表す第1対応表に従って前記平行移動させて得られる画像であり、
前記第2移動画像は、
前記第2静止画像の一部または全部の領域の画像を、当該画像内の座標と当該座標に対応する移動量との第2対応表に従って前記平行移動させて得られる画像である、画像生成方法。 - 請求項35または36の画像生成方法であって、
前記第1輝度成分パターンおよび前記第2輝度成分パターンの少なくとも一方は、高空間周波数フィルタリングによって高空間周波数成分が低空間周波数成分よりも優位に知覚されるようにされたパターンである、画像生成方法。 - 請求項35から37の何れかの画像生成方法であって、
前記対象パターンと前記第1輝度成分パターンとの間の位置関係、および、前記対象パターンと前記第2輝度成分パターンとの間の位置関係、の少なくとも一方を、時間経過に伴って変化させる、画像生成方法。 - 請求項23から38の何れかの方法の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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