JP6457340B2 - 推定装置、システム、方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、推定装置、システム、方法及びプログラムに関する。
従来から、複数のノードとノード間を接続する複数のパスとで構成されるネットワーク構成において、各ノードの品質を示す情報に基づいて複数の経路それぞれのコストを算出し、算出したコストに基づいて通信経路を決定する技術が知られている。
特開2013−175913号公報
しかしながら、上述したような従来技術は、現状のネットワーク構成における最適な通信経路を決定するものに過ぎず、上述したようなネットワーク構成において、マスターノードと1以上のスレーブノードとの間で中継ノードを介して時刻同期を行う場合に、時刻同期の精度低下要因となる中継ノードを推定することはできない。
本発明が解決しようとする課題は、時刻同期の精度低下要因となる中継ノードを推定することができる推定装置、システム、方法及びプログラムを提供することである。
実施形態の推定装置は、第1取得部と、第2取得部と、第3取得部と、第4取得部と、推定部と、を備える。第1取得部は、時刻の同期元となるマスターノード、時刻の同期先となる1以上のスレーブノード、及び複数の中継ノードを含む複数のノードと、ノード間を接続する複数のパスと、で構成されるネットワーク構成において、前記スレーブノード毎に、前記複数の中継ノードの少なくともいずれかを介して前記マスターノードと通信される時刻同期用の同期メッセージに関する同期情報を取得する。第2取得部は、前記パス毎に、当該パスの帯域幅に関する帯域情報を取得する。第3取得部は、前記パス毎に、当該パスのトラヒック量に関するトラヒック情報を取得する。第4取得部は、前記中継ノード毎に、当該中継ノード上の1以上のパスに関するパス情報を取得する。推定部は、前記1以上の同期情報、前記複数の帯域情報、前記複数のトラヒック情報、及び前記複数のパス情報に基づいて、前記複数の中継ノードの中から、前記マスターノード及び前記1以上のスレーブノード間の時刻同期の精度低下要因となる所定中継ノードを推定する。
第1実施形態のネットワーク構成例を示す図。 第1実施形態の推定装置の構成例を示す図。 第1実施形態の出力画面例を示す図。 第1実施形態の出力画面例を示す図。 第1実施形態の処理例を示すフローチャート。 第2実施形態のネットワーク構成例を示す図。 第2実施形態の推定装置の構成例を示す図。 第2実施形態の処理例を示すフローチャート。 各実施形態の推定装置のハードウェア構成例を示す図。
以下、添付図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のネットワーク構成1の一例を示す図である。図1に示すように、ネットワーク構成1は、時刻の同期元となるマスター装置10(マスターノードの一例)、時刻の同期先となるスレーブ装置20−1〜20−3(1以上のスレーブノードの一例)、及びネットワーク装置30−1〜30−10(複数の中継ノードの一例)を含む複数のノードと、ノード間を接続する複数のパスと、で構成されている。
以下の説明では、スレーブ装置20−1〜20−3を各々区別する必要がない場合は、単にスレーブ装置20と称する場合があり、ネットワーク装置30−1〜30−10を各々区別する必要がない場合は、単にネットワーク装置30と称する場合がある。また、図1に示す例では、マスター装置10の台数が1台、スレーブ装置20の台数が3台、ネットワーク装置30の台数が10台である場合を例示しているが、各装置の台数はこれに限定されるものではない。また、ネットワーク構成1は、マスター装置10、スレーブ装置20、及びネットワーク装置30以外の装置を含んでいてもよい。
マスター装置10は、時刻同期用の基準時刻を計時するサーバ装置などのコンピュータである。スレーブ装置20は、ネットワーク装置30−1〜30−10の少なくともいずれかのネットワーク装置30を介してマスター装置10との間で時刻同期用の同期メッセージを通信(送受信)することで、サーバ装置20により計時された基準時刻を取得し、取得した基準時刻を用いて、自身の時刻を同期する。スレーブ装置20は、例えば、産業用機器などが挙げられるが、これに限定されるものではない。ネットワーク装置30は、通信を中継するものであり、例えば、スイッチ装置などが挙げられるが、これに限定されるものではない。
図2は、第1実施形態の推定装置100の構成の一例を示す図である。図2に示すように、推定装置100は、入力部101と、第1取得部103と、第2取得部105と、第3取得部107と、第4取得部109と、推定部111と、出力部117と、を備える。推定部111は、第1算出部113及び第2算出部115を含む。
入力部101は、例えば、マウス、キーボード、及びタッチパネルなどの入力装置により実現できる。なお、入力部101は、推定装置100に内蔵されていてもよいし、外付けされていてもよい。第1取得部103、第2取得部105、第3取得部107、第4取得部109、推定部111、及び出力部117は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの処理装置にプログラムを実行させること、即ち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)などのハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
第1実施形態では、推定装置100は、ネットワーク構成1に接続されておらず、ネットワーク管理者が入力部101を用いて入力したネットワーク構成1に関する各種情報を用いて、時刻同期の精度低下要因となるネットワーク装置30を推定する。
入力部101は、ネットワーク管理者の操作に基づいて、スレーブ装置20−1〜20−3それぞれの同期情報、複数のパスそれぞれの帯域情報、複数のパスそれぞれのトラヒック情報、及びネットワーク装置30−1〜30−10それぞれのパス情報を入力する。
同期情報は、スレーブ装置20が通信する同期メッセージに関する情報であり、第1実施形態では、同期メッセージを識別するメッセージID(メッセージ識別情報の一例)と、当該同期メッセージの経路を構成する1以上のパスそれぞれを識別するパスID(パス識別情報の一例)と、当該同期メッセージの送信周期を示す周期情報と、を含む。パスIDは、ネットワーク装置の複数ある入力と複数ある出力の、入出力パスを識別する。
なお、ネットワーク管理者は、ネットワーク構成1の設計情報、及びスレーブ装置20とマスター装置10との通信シーケンスの設計情報から、同期メッセージの経路を特定でき、スレーブ装置20の設定値(詳細には、スレーブ装置20にインストールされた時刻同期アプリケーションの設定値)から、同期メッセージの送信周期を特定できる。
帯域情報は、パスの帯域幅に関する情報であり、第1実施形態では、パスを識別するパスIDと、当該パスの帯域幅を示す帯域幅情報と、を含む。なお、ネットワーク管理者は、ネットワーク構成1の設計情報から、帯域幅情報を特定できる。
トラヒック情報は、パスのトラヒック量に関する情報であり、第1実施形態では、パスを識別するパスIDと、当該パスのトラヒック量を示すトラヒック量情報と、を含む。なお、ネットワーク管理者は、ネットワーク構成1の設計情報、マスター装置10やスレーブ装置20などネットワーク装置30を介した通信を行う端末(マスター装置10及びスレーブ装置20以外の図1では図示していない端末を含んでもよい)の通信シーケンスの設計情報、及び当該通信シーケンスによる通信のビットレートから、トラヒック情報を特定できる。
パス情報は、ネットワーク装置30上の1以上のパスに関する情報であり、第1実施形態では、ネットワーク装置30を識別するネットワーク装置ID(中継ノード識別情報の一例)と、当該ネットワーク装置30上の1以上のパスそれぞれのパスIDと、を含む。なお、ネットワーク管理者は、ネットワーク構成1の設計情報から、パス情報を特定できる。
第1取得部103は、入力部101からスレーブ装置20−1〜20−3それぞれの同期情報を取得する。第2取得部105は、入力部101から複数のパスそれぞれの帯域情報を取得する。第3取得部107は、入力部101から複数のパスそれぞれのトラヒック情報を取得する。第4取得部109は、入力部101からネットワーク装置30−1〜30−10それぞれのパス情報を取得する。
推定部111は、第1取得部103により取得されたスレーブ装置20−1〜20−3それぞれの同期情報、第2取得部105により取得された複数のパスそれぞれの帯域情報、第3取得部107により取得された複数のパスそれぞれのトラヒック情報、及び第4取得部109により取得されたネットワーク装置30−1〜30−10それぞれのパス情報に基づいて、ネットワーク装置30−1〜30−10の中から、マスター装置10及びスレーブ装置20−1〜20−3間の時刻同期の精度低下要因となる所定ネットワーク装置(所定中継ノードの一例)を推定する。
具体的には、推定部111は、第1取得部103により取得されたスレーブ装置20−1〜20−3それぞれの同期情報、第2取得部105により取得された複数のパスそれぞれの帯域情報、第3取得部107により取得された複数のパスそれぞれのトラヒック情報、及び第4取得部109により取得されたネットワーク装置30−1〜30−10それぞれのパス情報に基づいて、ネットワーク装置30毎に、スレーブ装置20−1〜20−3に対する当該ネットワーク装置30の同期阻害度である第1同期阻害度を算出する。
第1同期阻害度は、スレーブ装置20−1〜20−3がマスター装置10との間で行う同期メッセージの通信における通信遅延の変動に、ネットワーク装置30が影響を及ぼす度合いを表す。第1実施形態では、第1同期阻害度の値が大きいほど、通信遅延の変動が大きくなり、時刻同期の精度低下要因となる。
そして推定部111は、ネットワーク装置30−1〜30−10それぞれの第1同期阻害度に基づいて、所定ネットワーク装置を推定する。
以下、推定部111が含む第1算出部113及び第2算出部115を用いて、所定ネットワーク装置の推定の具体例を説明する。
第1算出部113は、第2取得部105により取得された複数のパスそれぞれの帯域情報、及び第3取得部107により取得された複数のパスそれぞれのトラヒック情報に基づいて、パス毎の帯域使用率を算出する。例えば、第1算出部113は、数式(1)を用いて、パス毎の帯域使用率を算出する。
帯域使用率=パスのトラヒック量(bps)/パスの帯域幅(bps) …(1)
ここで、iは、パスIDを示す。
第2算出部115は、第1算出部113により算出されたパス毎の帯域使用率及び第1取得部103により取得されたスレーブ装置20−1〜20−3それぞれの同期情報に基づいて、パス及びスレーブ装置20の組毎に、当該スレーブ装置20に対する当該パスの同期阻害度である第2同期阻害度を算出する。
なお、第2同期阻害度は、スレーブ装置20の同期メッセージがパスを使用する分の帯域使用率であり、スレーブ装置20がマスター装置10との間で行う同期メッセージの通信における通信遅延の変動に、パスが影響を及ぼす度合いを表す。
例えば、第2算出部115は、数式(2)を用いて、第2同期阻害度を算出する。
第2同期阻害度i,j=帯域使用率×パス上の同期メッセージ数/同期メッセージ送信周期 …(2)
ここで、jは、スレーブ装置20のIDを示す。パス上の同期メッセージ数は、スレーブ装置20の同期情報に含まれるパスを示すパスIDの数である。
次に、第2算出部115は、スレーブ装置20毎に、複数のパスそれぞれの第2同期阻害度を合算して第3同期阻害度を算出する。なお、第3同期阻害度は、スレーブ装置20がマスター装置10との間で行う同期メッセージの通信における通信遅延の変動に、複数のパス全体で影響を及ぼす度合いを表す。例えば、第2算出部115は、数式(3)を用いて、第3同期阻害度を算出する。
Figure 0006457340
ここで、Nは、パスの総数を示す。
次に、第2算出部115は、パス毎に、スレーブ装置20−1〜20−3の第3同期阻害度のうち値が最大の第3同期阻害度から、スレーブ装置20毎の、第3同期阻害度と当該パスの第2同期阻害度との差分値のうち値が最大の差分値を差し引いた第4同期阻害度を算出する。
なお、第4同期阻害度は、スレーブ装置20−1〜20−3に対する当該パスの同期阻害度であり、スレーブ装置20−1〜20−3がマスター装置10との間で行う同期メッセージの通信における通信遅延の変動に、パスが影響を及ぼす度合いを表す。
例えば、第2算出部115は、数式(4)を用いて、第4同期阻害度を算出する。
Figure 0006457340
ここで、同期Grは、マスター装置10と時刻を同期するスレーブ装置20のグループであり、第1実施形態では、スレーブ装置20−1〜20−3を示す。但し、例えば、マスター装置10と時刻を同期するスレーブ装置20がスレーブ装置20−1、20−2の場合、同期Grは、スレーブ装置20−1、20−2を示す。なお、スレーブ装置20−1〜20−3それぞれの、第3同期阻害度と第2同期阻害度i,jとの差分値のうち、値が最大の差分値は、スレーブ装置20−1〜20−3それぞれの、パスを消去した第3同期阻害度のうちの最大値となる。この最大値を、スレーブ装置20−1〜20−3それぞれの第3同期阻害度のうちの値が最大の第3同期阻害度から差し引いた値が、スレーブ装置20−1〜20−3に対するパスの第4同期阻害度となる。
次に、第2算出部115は、第4取得部109により取得されたネットワーク装置30−1〜30−10それぞれのパス情報に基づいて、ネットワーク装置30毎に、当該ネットワーク装置30上の1以上のパスそれぞれの第4同期阻害度を合算して、第1同期阻害度を算出する。例えば、第2算出部115は、数式(5)を用いて、第1同期阻害度を算出する。
Figure 0006457340
ここで、nは、ネットワーク装置30のネットワーク装置IDを示し、iは、ネットワーク装置30上の1以上のパスそれぞれのパスIDを示す。
そして推定部111は、前述のように、ネットワーク装置30−1〜30−10それぞれの第1同期阻害度に基づいて、所定ネットワーク装置を推定する。
例えば、推定部111は、ネットワーク装置30毎に、当該ネットワーク装置30を複数の水準のうち当該ネットワーク装置30の第1同期阻害度の値に応じた水準に分類し、所定水準に分類された1以上のネットワーク装置30を所定ネットワーク装置に推定する。所定水準は、例えば、複数の水準のうち他の水準に分類された1以上のネットワーク装置30よりも第1同期阻害度の値が大きい1以上のネットワーク装置30が分類される水準である。
例えば、複数の水準が水準1〜水準3であり、推定部111は、第1同期阻害度が第1閾値以上のネットワーク装置30を水準1に分類し、第1同期阻害度が第1閾値未満かつ第2閾値(第1閾値>第2閾値)以上のネットワーク装置30を水準2に分類し、第1同期阻害度が第2閾値未満のネットワーク装置30を水準3に分類するとする。この場合、推定部111は、水準1に分類した1以上のネットワーク装置30を所定ネットワーク装置に推定する。
また例えば、推定部111は、ネットワーク装置30毎に、第1同期阻害度が閾値以上か否かを判定し、閾値以上の場合、当該ネットワーク装置30を所定ネットワーク装置に推定してもよい。
また例えば、推定部111は、ネットワーク装置30−1〜30−10それぞれの第1同期阻害度に基づいて、ネットワーク装置30−1〜30−10を順位付けし、順位に基づいて、所定中継ノードを推定してもよい。この場合、推定部111は、例えば、順位が上位m(mは自然数)番までのネットワーク装置30を所定ネットワーク装置に推定する。
出力部117は、推定部111の推定結果を出力する。第1実施形態では、出力部117は、ネットワーク構成1を示すネットワーク構成図に、推定部111の推定結果を反映させて、図示せぬディスプレイなどに表示出力するが、これに限定されるものではない。
図3及び図4は、第1実施形態の出力画面の一例を示す図である。図3は、推定部111が、ネットワーク装置30を第1同期阻害度の値に応じた水準に分類して所定ネットワーク装置を推定する場合の出力画面例であり、図4は、推定部111が、第1同期阻害度が閾値よりも大きいか否かでネットワーク装置30を所定ネットワーク装置に推定する場合の出力画面例である。図3及び図4のいずれの出力画面例においても、ネットワーク構成1を示すネットワーク構成図に、推定部111の推定結果が反映されている。
図3に示す例では、ネットワーク装置30−1及び30−10が、阻害率(第1同期阻害度)の高い水準1に分類され、ネットワーク装置30−2及び30−4〜30−7が、阻害率が中位の水準2に分類され、ネットワーク装置30−3、30−8及び30−9が、阻害率の低い水準3に分類されており、水準1に分類されたネットワーク装置30−1及び30−10が所定ネットワーク装置に推定されている。
図4に示す例では、ネットワーク装置30−1及び30−10が、第1同期阻害度が閾値以上のため、所定ネットワーク装置に推定されて、交換が促され、ネットワーク装置30−2〜30−9が、第1同期阻害度が閾値未満のため、所定ネットワーク装置に推定されず、交換が促されていない。所定ネットワーク装置は、第1同期阻害度が高く、スレーブ装置20−1〜20−3がマスター装置10との間で行う同期メッセージの通信における通信遅延の変動を大きくする要因となっているため、図4に示す例では、自ネットワーク装置が原因となった通信遅延の変動量を通知可能な特殊なネットワーク装置への交換が促されている。
なお、推定部111が、第1同期阻害度に基づいて、ネットワーク装置30−1〜30−10を順位付けして、所定中継ノードを推定している場合には、出力部117は、ネットワーク装置30−1〜30−10のリストを順位に従ってソートし、所定ネットワーク装置を識別可能に出力してもよい。
図5は、第1実施形態の推定装置100で行われる処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図5に示す例では、ネットワーク装置30−1〜30−10のネットワークIDは、それぞれ、1〜10で表されるものとするが、これに限定されるものではない。
まず、第1取得部103は、入力部101からスレーブ装置20−1〜20−3それぞれの同期情報を取得し、第2取得部105は、入力部101から複数のパスそれぞれの帯域情報を取得し、第3取得部107は、入力部101から複数のパスそれぞれのトラヒック情報を取得し、第4取得部109は、入力部101からネットワーク装置30−1〜30−10それぞれのパス情報を取得する(ステップS101)。
続いて、第1算出部113は、第2取得部105により取得された複数のパスそれぞれの帯域情報、及び第3取得部107により取得された複数のパスそれぞれのトラヒック情報に基づいて、パス毎の帯域使用率を算出する(ステップS103)。
続いて、第2算出部115は、ネットワークIDを示す変数nを0に初期化し(ステップS105)、1を加算する(ステップS107)。
続いて、第2算出部115は、第1算出部113により算出されたパス毎の帯域使用率、第1取得部103により取得されたスレーブ装置20−1〜20−3それぞれの同期情報、及び第4取得部109により取得されたネットワーク装置30−1〜30−10それぞれのパス情報に基づいて、スレーブ装置20−1〜20−3を示す同期グループに対するネットワークIDがnであるネットワーク装置30の第1同期阻害度を算出する(ステップS109)。
そして、第2算出部115は、変数nの値がネットワーク装置30の総数以上になるまで(ステップS111でNo)、ステップS107〜S109の処理を繰り返す。
続いて、推定部111は、変数nの値がネットワーク装置30の総数以上になると(ステップS111でYes)、ネットワーク装置30−1〜30−10それぞれの第1同期阻害度に基づいて、ネットワーク装置30−1〜30−10の中から、所定ネットワーク装置を推定する(ステップS113)。
続いて、出力部117は、推定部111の推定結果を出力する(ステップS115)。
以上のように第1実施形態によれば、1以上のスレーブ装置20が、複数のネットワーク装置30の少なくともいずれかを介してマスター装置10との間で時刻同期用の同期メッセージを通信して、時刻を同期する場合に、複数のネットワーク装置30の中から、通信遅延の変動が大きくなり、時刻同期の精度低下要因となるネットワーク装置30を推定できる。
このように第1実施形態によれば、時刻同期の精度低下要因となるネットワーク装置30を推定できるので、推定したネットワーク装置30を、自ネットワーク装置が原因となった通信遅延の変動量を通知可能な特殊なネットワーク装置へ交換することもできる。
このように通信遅延の変動量が大きくなる箇所のネットワーク装置30に、自ネットワーク装置が原因となった通信遅延の変動量を通知可能な特殊なネットワーク装置を用いるようにすれば、スレーブ装置20は、マスター装置10との間で時刻同期用の同期メッセージを通信した際の当該特殊なネットワーク装置での通信遅延の変動量を把握することができ、通信遅延の全体の変動量に占める大きな割合の変動量を把握することが可能となる。このため、スレーブ装置20は、この把握した分の変動量の影響を除外してマスター装置10との間で時刻を同期することができ、時刻同期精度を高めることができる。
以下、通信遅延の変動量が大きくなる箇所のネットワーク装置30に、自ネットワーク装置が原因となった通信遅延の変動量を通知可能な特殊なネットワーク装置を用いることで、スレーブ装置20が、マスター装置10との時刻同期において時刻同期精度を高めることができる理由を詳細に説明する。
まず、スレーブ装置20は、マスター装置10に時刻同期用の基準時刻を要求する同期メッセージを送信して、マスター装置10から時刻同期用の基準時刻のタイムスタンプを含む同期メッセージを受信する。そしてスレーブ装置20は、時刻同期用の基準時刻のタイムスタンプと、当該時刻同期用の基準時刻のタイムスタンプを含む同期メッセージを受信するまでに要した時間である通信遅延時間とから、マスター装置10の現時点での基準時刻である現基準時刻を推定し、推定した現基準時刻で自身の時刻を同期する。
つまり、マスター装置10の現基準時刻は、数式(6)で表される。
現基準時刻=基準時刻のタイムスタンプ+通信遅延時間 …(6)
ここで、通信遅延時間は、実際には、同期メッセージの復路時間、即ち、マスター装置10が時刻同期用の基準時刻のタイムスタンプを含む同期メッセージを送信してからスレーブ装置20が受信するまでの時間であるが、この時点では、スレーブ装置20は、自身が計測する時刻とマスター装置10が計測する基準時刻との誤差が分からないため、通信遅延時間を直接計測することはできない。
このため、通信遅延時間は、数式(7)に示すように、同期メッセージの往復時間の半分の時間に推定される。なお、同期メッセージの往復時間は、スレーブ装置20が、時刻同期用の基準時刻を要求する同期メッセージを送信してから、時刻同期用の基準時刻のタイムスタンプを含む同期メッセージを受信するまでの時間であり、スレーブ装置20側で直接計測できる。
通信遅延時間=同期メッセージの往復時間/2 …(7)
但し、通信遅延時間をこのように推定する場合、同期メッセージの往路時間と同期メッセージの復路時間とが一致しなければ、通信遅延時間を正しく推定することができない。なお、同期メッセージの往路時間は、スレーブ装置20が時刻同期用の基準時刻を要求する同期メッセージを送信してからマスター装置10が受信するまでの時間である。
しかしながら、同期メッセージを中継するネットワーク装置30では、様々なフレームと転送タイミングとの重なり具合で、同期メッセージをキューイングする時間に揺らぎが生じるため、同期メッセージの往路時間と同期メッセージの復路時間とが一致しない事態は多々生じ得る。
このため、同期メッセージの往路時間と同期メッセージの復路時間とが一致しない場合、数式(7)で表された通信遅延時間は、通信遅延の変動量となる遅延差を含んでいる。ここで、遅延差は、数式(8)で表されるため、数式(8)を用いると、数式(7)は数式(9)に変形できる。
遅延差=同期メッセージの往路時間−同期メッセージの復路時間 …(8)
通信遅延時間=同期メッセージの復路時間+遅延差/2 …(9)
また、同期メッセージの往路時間は、数式(10)で近似でき、同期メッセージの復路時間は、数式(11)で近似できるため、遅延差は、数式(12)で近似できる。
同期メッセージの往路時間≒総伝搬時間+往路キューイング時間 …(10)
同期メッセージの復路時間≒総伝搬時間+復路キューイング時間 …(11)
遅延差=往路キューイング時間−復路キューイング時間 …(12)
ここで、総伝搬時間は、ネットワーク装置30によるキューイング時間を除いたマスター装置10及びスレーブ装置20間の通信時間であり、同期メッセージの往路及び復路のいずれにおいても共通である。また、往路キューイング時間は、同期メッセージの往路でのネットワーク装置30による合計キューイング時間を示し、復路キューイング時間は、同期メッセージの復路でのネットワーク装置30による合計キューイング時間を示す。
ここで、上述のように、通信遅延の変動量、即ち、遅延差が大きくなる箇所のネットワーク装置30に、自ネットワーク装置が原因となった通信遅延の変動量を通知可能な特殊なネットワーク装置を用いることで、スレーブ装置20は、往路キューイング時間に占める特殊なネットワーク装置の往路キューイング時間、及び復路キューイング時間に占める特殊なネットワーク装置の復路キューイング時間を把握することができる。
このため、スレーブ装置20は、この特殊なネットワーク装置の往路キューイング時間及び復路キューイング時間を用いることで、数式(13)に示すように、通信遅延時間を高い精度で推定でき、マスター装置10との時刻同期において時刻同期精度を高めることができる。
通信遅延時間=同期メッセージの復路時間+遅延差/2−(特殊なネットワーク装置の往路キューイング時間−特殊なネットワーク装置の復路キューイング時間)/2≒同期メッセージの復路時間 …(13)
なお、上述した特殊なネットワーク装置としては、例えば、IEEE1588−2008のTransparent clock機能を有するスイッチ装置などが挙げられる。このTransparent clock機能により、自ネットワーク装置が原因となった通信遅延の変動量、即ち、特殊なネットワーク装置の往路キューイング時間及び復路キューイング時間をスレーブ装置20に通知できる。
例えば、IEEE1588−2008のe2eモードを利用する場合、ネットワーク装置30には、Transparent clock機能を有する特殊なネットワーク装置、及びTransparent clock機能を有さない汎用のネットワーク装置の両方を採用することができ、これらが混在するネットワークを構築することができる。
但し、汎用のネットワーク装置を採用する方が費用コスト面で有利なため、第1実施形態のように、時刻同期の精度低下要因となると推定されたネットワーク装置30をTransparent clock機能を有する特殊なネットワーク装置に交換し、残りのネットワーク装置30には汎用のネットワーク装置を採用するようにすれば、費用コストを抑えつつ、時刻同期精度を高めることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、同期情報、帯域情報、トラヒック情報、及びパス情報を自動入力する例について説明する。以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図6は、第2実施形態のネットワーク構成1001の一例を示す図である。図6に示すように、ネットワーク構成1001では、推定装置1100も接続されている点、及びネットワーク装置1030−1〜1030−10が第1実施形態と相違する。
図7は、第2実施形態の推定装置1100の構成の一例を示す図である。図7に示すように、推定装置1100は、入力部101を備えない点、並びに第1取得部1103、第2取得部1105、第3取得部1107、第4取得部1109、及び推定部1111が第1実施形態と相違する。
第1取得部1103は、ネットワーク装置1030−1〜1030−10から、スレーブ装置20−1〜20−3それぞれの同期情報を取得する。第2取得部1105は、ネットワーク装置1030−1〜1030−10から、複数のパスそれぞれの帯域情報を取得する。第3取得部1107は、ネットワーク装置1030−1〜1030−10から、複数のパスそれぞれのトラヒック情報を取得する。第4取得部1109は、ネットワーク装置1030−1〜1030−10から、ネットワーク装置1030−1〜1030−10それぞれのパス情報を取得する。但し、第4取得部1109は、第1実施形態同様、入力装置からネットワーク装置1030−1〜1030−10それぞれのパス情報を取得してもよい。
ネットワーク装置1030は、定期的に、他のネットワーク装置1030を介して、自身の分の同期情報、帯域情報、トラヒック情報、及びパス情報を推定装置1100に送信する。但し、ネットワーク装置1030は、自身の状態に変化があった場合に、自身の分の同期情報、帯域情報、トラヒック情報、及びパス情報を推定装置1100に送信するようにしてもよい。
なお、ネットワーク装置1030が送信する同期情報は、同期メッセージを識別するメッセージID毎に、自身のパスのうち当該同期メッセージが通過するパスのパスID、及び当該同期メッセージの送信周期を示す周期情報を対応付けた情報であり、推定装置1100の第1取得部1103において、第1実施形態で説明したスレーブ装置20毎の同期情報に加工される。
推定部1111は、スレーブ装置20−1〜20−3それぞれの同期情報、複数のパスそれぞれの帯域情報、複数のパスそれぞれのトラヒック情報、及びネットワーク装置1030−1〜1030−10それぞれのパス情報の少なくともいずれかが変化した場合に、変化後のスレーブ装置20−1〜20−3それぞれの同期情報、複数のパスそれぞれの帯域情報、複数のパスそれぞれのトラヒック情報、及びネットワーク装置1030−1〜1030−10それぞれのパス情報に基づいて、所定ネットワーク装置を推定する。なお、推定手法は、第1実施形態と同様である。
図8は、第2実施形態の推定装置1100で行われる処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図8に示す例でも、ネットワーク装置1030−1〜1030−10のネットワークIDは、それぞれ、1〜10で表されるものとするが、これに限定されるものではない。
まず、第1取得部1103は、ネットワーク装置1030−1〜1030−10から、スレーブ装置20−1〜20−3それぞれの同期情報を取得し、第2取得部1105は、ネットワーク装置1030−1〜1030−10から、複数のパスそれぞれの帯域情報を取得し、第3取得部1107は、ネットワーク装置1030−1〜1030−10から、複数のパスそれぞれのトラヒック情報を取得し、第4取得部1109は、ネットワーク装置1030−1〜1030−10から、ネットワーク装置1030−1〜1030−10それぞれのパス情報を取得する(ステップS201)。
続いて、推定部1111は、スレーブ装置20−1〜20−3それぞれの同期情報、複数のパスそれぞれの帯域情報、複数のパスそれぞれのトラヒック情報、及びネットワーク装置1030−1〜1030−10それぞれのパス情報の少なくともいずれかが変化したか否かを確認する(ステップS202)。いずれも変化していない場合(ステップS202でNo)、ステップS201へ戻り、いずれかが変化した場合(ステップS202でYes)、ステップS203へ進む。
以降のステップS203〜S215までの処理は、図5に示すフローチャートのステップS103〜S115までの処理と同様である。
以上のように第2実施形態によれば、ネットワーク装置1030−1〜1030−10から、同期情報、帯域情報、トラヒック情報、及びパス情報を取得するため、同期情報、帯域情報、トラヒック情報、及びパス情報の入力を自動化できる。
特に第2実施形態によれば、ネットワーク構成1001に新たな端末が導入されたり、既存の端末(マスター装置10及びスレーブ装置20以外の図1では図示していない端末を含んでもよい)に新たなアプリケーションがインストールされたり、ネットワーク装置1030が交換され、同期情報、帯域情報、トラヒック情報、及びパス情報の少なくともいずれかに変化が生じた場合であっても、変化後の条件下で所定ネットワーク装置を自動で推定することができる。
なお、第2実施形態は、第1実施形態と組み合わせるようにしてもよい。例えば、運用開始時には、第1実施形態の手法を採用し、運用開始後には、第2実施形態の手法を採用するようにしてもよい。
(ハードウェア構成)
図9は、各実施形態の推定装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図9に示すように、各実施形態の推定装置は、CPUなどの制御装置901と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの主記憶装置902と、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置903と、ディスプレイなどの表示装置904と、キーボードやマウスなどの入力装置905と、通信インタフェースなどの通信装置906と、を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
各実施形態の推定装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供される。
また、各実施形態の推定装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、各実施形態の推定装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。また、各実施形態の推定装置で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するようにしてもよい。
各実施形態の推定装置で実行されるプログラムは、上述した各部をコンピュータ上で実現させるためのモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしては、CPUがROMやHDDなどからプログラムをRAM上に読み出して実行することにより、上記各部がコンピュータ上で実現されるようになっている。なお、上記各部の少なくとも一部をICなどのハードウェアで実現する場合、各実施形態の推定装置は、当該ICなどを更に備えればよい。
本発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
例えば、各実施形態のフローチャートにおける各ステップを、その性質に反しない限り、実行順序を変更し、複数同時に実施し、あるいは実施毎に異なった順序で実施してもよい。
以上のように、各実施形態によれば、時刻同期の精度低下要因となる中継ノードを推定することができる。
1、1001 ネットワーク構成
10 マスター装置
20−1〜20−3(20) スレーブ装置
30−1〜30−10、1030−1〜1030−10、(30、1030) ネットワーク装置
100、1100 推定装置
101 入力部
103、1103 第1取得部
105、1105 第2取得部
107、1107 第3取得部
109、1109 第4取得部
111、1111 推定部
113 第1算出部
115 第2算出部
117 出力部

Claims (15)

  1. 時刻の同期元となるマスターノード、時刻の同期先となる1以上のスレーブノード、及び複数の中継ノードを含む複数のノードと、ノード間を接続する複数のパスと、で構成されるネットワーク構成において、前記スレーブノード毎に、前記複数の中継ノードの少なくともいずれかを介して前記マスターノードと通信される時刻同期用の同期メッセージに関する同期情報を取得する第1取得部と、
    前記パス毎に、当該パスの帯域幅に関する帯域情報を取得する第2取得部と、
    前記パス毎に、当該パスのトラヒック量に関するトラヒック情報を取得する第3取得部と、
    前記中継ノード毎に、当該中継ノード上の1以上のパスに関するパス情報を取得する第4取得部と、
    前記1以上の同期情報、前記複数の帯域情報、前記複数のトラヒック情報、及び前記複数のパス情報に基づいて、前記複数の中継ノードの中から、前記マスターノード及び前記1以上のスレーブノード間の時刻同期の精度低下要因となる所定中継ノードを推定する推定部と、
    を備える推定装置。
  2. 前記推定部は、前記1以上の同期情報、前記複数の帯域情報、前記複数のトラヒック情報、及び前記複数のパス情報に基づいて、前記中継ノード毎に、前記1以上のスレーブノードに対する当該中継ノードの第1同期阻害度を算出し、前記複数の中継ノードそれぞれの前記第1同期阻害度に基づいて、前記所定中継ノードを推定する請求項1に記載の推定装置。
  3. 前記同期情報は、前記同期メッセージを識別するメッセージ識別情報と、前記同期メッセージの経路を構成する1以上のパスそれぞれを識別するパス識別情報と、前記同期メッセージの送信周期を示す周期情報と、を含み、
    前記帯域情報は、前記パスのパス識別情報と、前記帯域幅を示す帯域幅情報と、を含み、
    前記トラヒック情報は、前記パスのパス識別情報と、前記トラヒック量を示すトラヒック量情報と、を含み、
    前記パス情報は、前記中継ノードを識別する中継ノード識別情報と、当該中継ノード上の1以上のパスそれぞれのパス識別情報と、を含み、
    前記推定部は、
    前記複数の帯域情報及び前記複数のトラヒック情報に基づいて、前記パス毎の帯域使用率を算出し、
    前記パス毎の前記帯域使用率及び前記1以上の同期情報に基づいて、前記パス及び前記スレーブノードの組毎に、当該スレーブノードに対する当該パスの第2同期阻害度を算出し、
    前記スレーブノード毎に、前記複数のパスそれぞれの前記第2同期阻害度を合算して第3同期阻害度を算出し、
    前記パス毎に、前記1以上の第3同期阻害度のうち値が最大の第3同期阻害度から、前記スレーブノード毎の、前記第3同期阻害度と当該パスの前記第2同期阻害度との差分値のうち値が最大の差分値を差し引いた、前記1以上のスレーブノードに対する当該パスの同期阻害度である第4同期阻害度を算出し、
    前記複数のパス情報に基づいて、前記中継ノード毎に、当該中継ノード上の1以上のパスそれぞれの前記第4同期阻害度を合算して、前記第1同期阻害度を算出する請求項2に記載の推定装置。
  4. 前記第2同期阻害度は、前記スレーブノードの前記同期メッセージが前記パスを使用する分の帯域使用率である請求項3に記載の推定装置。
  5. 前記推定部は、前記中継ノード毎に、当該中継ノードを複数の水準のうち当該中継ノードの前記第1同期阻害度の値に応じた水準に分類し、所定水準に分類された1以上の中継ノードを前記所定中継ノードに推定する請求項2に記載の推定装置。
  6. 前記所定水準は、前記複数の水準のうち他の水準に分類された1以上の中継ノードよりも前記第1同期阻害度の値が大きい1以上の中継ノードが分類される水準である請求項5に記載の推定装置。
  7. 前記推定部は、前記中継ノード毎に、前記第1同期阻害度が閾値以上か否かを判定し、前記閾値以上の場合、前記所定中継ノードに推定する請求項2に記載の推定装置。
  8. 前記推定部は、前記複数の中継ノードそれぞれの前記第1同期阻害度に基づいて、前記複数の中継ノードを順位付けし、順位に基づいて、前記所定中継ノードを推定する請求項2に記載の推定装置。
  9. 前記推定部の推定結果を出力する出力部を更に備える請求項1に記載の推定装置。
  10. 前記出力部は、前記ネットワーク構成を示すネットワーク構成図に、前記推定結果を反映させて出力する請求項9に記載の推定装置。
  11. 前記第1取得部は、入力部から前記1以上の同期情報を取得し、
    前記第2取得部は、前記入力部から前記複数の帯域情報を取得し、
    前記第3取得部は、前記入力部から前記複数のトラヒック情報を取得し、
    前記第4取得部は、前記入力部から前記複数のパス情報を取得する請求項1に記載の推定装置。
  12. 前記第1取得部は、前記複数の中継ノードから前記1以上の同期情報を取得し、
    前記第2取得部は、前記複数の中継ノードから前記複数の帯域情報を取得し、
    前記第3取得部は、前記複数の中継ノードから前記複数のトラヒック情報を取得し、
    前記第4取得部は、前記複数の中継ノードから前記複数のパス情報を取得する請求項1に記載の推定装置。
  13. 推定装置と、複数の中継ノードと、を備える推定システムであって、
    前記推定装置は、
    時刻の同期元となるマスターノード、時刻の同期先となる1以上のスレーブノード、及び前記複数の中継ノードを含む複数のノードと、ノード間を接続する複数のパスと、で構成されるネットワーク構成において、前記スレーブノード毎に、前記複数の中継ノードの少なくともいずれかを介して前記マスターノードと通信される時刻同期用の同期メッセージに関する同期情報を取得する第1取得部と、
    前記パス毎に、当該パスの帯域幅に関する帯域情報を取得する第2取得部と、
    前記パス毎に、当該パスのトラヒック量に関するトラヒック情報を取得する第3取得部と、
    前記中継ノード毎に、当該中継ノード上の1以上のパスに関するパス情報を取得する第4取得部と、
    前記1以上の同期情報、前記複数の帯域情報、前記複数のトラヒック情報、及び前記複数のパス情報に基づいて、前記複数の中継ノードの中から、前記マスターノード及び前記1以上のスレーブノード間の時刻同期の精度低下要因となる所定中継ノードを推定する推定部と、を備え、
    前記複数の中継ノードそれぞれは、
    前記同期情報、前記帯域情報、前記トラヒック情報、及び前記パス情報を前記推定装置に送信する推定システム。
  14. 時刻の同期元となるマスターノード、時刻の同期先となる1以上のスレーブノード、及び複数の中継ノードを含む複数のノードと、ノード間を接続する複数のパスと、で構成されるネットワーク構成において、前記スレーブノード毎に、前記複数の中継ノードの少なくともいずれかを介して前記マスターノードと通信される時刻同期用の同期メッセージに関する同期情報を取得する第1取得ステップと、
    前記パス毎に、当該パスの帯域幅に関する帯域情報を取得する第2取得ステップと、
    前記パス毎に、当該パスのトラヒック量に関するトラヒック情報を取得する第3取得ステップと、
    前記中継ノード毎に、当該中継ノード上の1以上のパスに関するパス情報を取得する第4取得ステップと、
    前記1以上の同期情報、前記複数の帯域情報、前記複数のトラヒック情報、及び前記複数のパス情報に基づいて、前記複数の中継ノードの中から、前記マスターノード及び前記1以上のスレーブノード間の時刻同期の精度低下要因となる所定中継ノードを推定する推定ステップと、
    を含む推定方法。
  15. 時刻の同期元となるマスターノード、時刻の同期先となる1以上のスレーブノード、及び複数の中継ノードを含む複数のノードと、ノード間を接続する複数のパスと、で構成されるネットワーク構成において、前記スレーブノード毎に、前記複数の中継ノードの少なくともいずれかを介して前記マスターノードと通信される時刻同期用の同期メッセージに関する同期情報を取得する第1取得ステップと、
    前記パス毎に、当該パスの帯域幅に関する帯域情報を取得する第2取得ステップと、
    前記パス毎に、当該パスのトラヒック量に関するトラヒック情報を取得する第3取得ステップと、
    前記中継ノード毎に、当該中継ノード上の1以上のパスに関するパス情報を取得する第4取得ステップと、
    前記1以上の同期情報、前記複数の帯域情報、前記複数のトラヒック情報、及び前記複数のパス情報に基づいて、前記複数の中継ノードの中から、前記マスターノード及び前記1以上のスレーブノード間の時刻同期の精度低下要因となる所定中継ノードを推定する推定ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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