JP2013251878A - 通信装置、制御装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】クライアントとサーバとの片道の伝送時間を高精度に算出する。
【解決手段】一実施形態に係る通信装置は、転送装置を介して第1の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、第1パケットのサイズを設定する設定部と、設定部で設定されたサイズの第1パケットを生成する生成部と、第1の通信装置に対して、第1パケットを送信する送信部と、第1の通信装置から、第2パケットを受信する受信部と、第1パケット又は第2パケットの第1の通信装置と自装置との間の伝送時間を算出する第1処理部とを備え、設定部は、第2の通信装置が送信した第3パケットが、転送装置に第1パケットが入力される前に、転送装置に入力された場合を想定して計算した、第1パケットが第3パケットの存在により転送装置で待たされる時間が、所定時間以内となるように、第1パケットのサイズを設定する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、通信装置、制御装置及びプログラムに関する。
従来から、時刻同期クライアントが、高精度な基準時刻を提供する時刻同期サーバとネットワークを介して通信を行い、時刻同期クライアントのローカルな時刻を、時刻同期サーバが提供する基準時刻と同期させる時刻同期システムがある。
時刻同期システムでは、時刻同期クライアントは、時刻同期サーバとの間で、同期用パケット(たとえば、同期要求パケットおよび同期応答パケット)を往復させたときの、同期用パケットの往復伝送時間2dを求める。
時刻同期クライアントと時刻同期サーバとの間での同期用パケットの送受信時に、時刻同期クライアントから時刻同期サーバへの往路で伝送される同期要求パケットの伝送時間と、時刻同期サーバから時刻同期クライアントへの復路で伝送される同期応答パケットの伝送時間とが等しい場合、時刻同期クライアントのローカル時刻は、時刻同期サーバの時刻+(往復伝送時間(2d)÷2)に同期できる。
一方、時刻同期クライアントと時刻同期サーバとの間での同期用パケットの送受信時に、同期要求パケットの伝送時間と、同期応答パケットの伝送時間とが等しくない場合、上述した式で、時刻同期クライアントのローカル時刻を算出した場合には、誤差が生じる。つまり、単純に往復時間を2で割っても、片道の伝送時間とならない。
したがって、時刻同期クライアントのローカル時刻を、時刻同期サーバの時刻と精度よく同期するために、時刻同期クライアントと時刻同期サーバとの間での同期用パケットの送受信時に、同期要求パケットの伝送時間と、同期応答パケットの伝送時間とができるだけ等しくなるようにしたい。
時刻同期システムにおいては、時刻同期クライアントと時刻同期サーバとは、一般的なネットワーク上の転送装置(例えば、IPルータ/スイッチ)を介して通信を行うため、転送装置においては同期用パケットとそれ以外のパケットとが混在することとなる。すなわち、ネットワーク上では、時刻同期クライアント及び時刻同期サーバ以外の装置である第1のその他の装置(時刻同期クライアント及び時刻同期サーバと区別するため、その他の装置と称する。)も、ネットワーク上の第2のその他の装置との間でパケット(同期用パケットと区別するため、その他のパケットと称する。)の送受信を転送装置を介して、その他のパケットの送受信を同じ時刻に行うことがある。
このように、時刻同期クライアントと時刻同期サーバとの間の通信経路上にある転送装置で、時刻同期クライアントが送信した同期用パケットと、その他の装置が送信したその他のパケットとが競合する場合には、同期要求パケットと同期応答パケットの伝送時間とが等しくならない原因となる。
特に、転送装置で用いられているストア・アンド・フォワード型の転送では、出力中のパケットが終了しないと次のパケットの転送が開始できない。したがって、時刻同期クライアントが送信した同期用パケットの前に、その他の装置から送信されたその他のパケットが、転送装置に入力された場合、その他の装置のその他のパケットの出力を待ってから同期用パケットが出力されることになる。その結果、転送装置で、同期用パケット伝送における待ち時間が発生することになる。このような場合に、例えば、時刻同期クライアントから時刻同期サーバへの往路で伝送される同期用パケット伝送時は、待ち時間が発生し、時刻同期サーバから時刻同期クライアントへの復路で伝送される同期用パケット伝送時に待ち時間が発生しない場合に、往路と復路とで伝送時間に差が生じることになる。また、往路と復路とで待ち時間が異なる場合にも、往路と復路とで伝送時間に差が生じることになる。
従来、このような転送装置で待ち時間の発生を防ぐため、その他の装置が送信したその他のパケットとタイミングをずらして、時刻同期クライアントが同期用パケットを送信する工夫がされてきた。
しかしながら、この従来技術では、ネットワーク中のトラフィックが大きくなった場合、つまり、時刻同期クライアント以外のその他の装置が頻繁にその他のパケットを送信する場合、転送装置での待ち時間の発生を回避できない。
特開2007−158425号公報
本発明の一側面は、時刻同期クライアントと時刻同期サーバとの間の往復伝送時間をもとに、時刻同期クライアントと時刻同期サーバとの片道の伝送時間を高精度に算出することができる装置を提供することを目的とする。
一実施形態に係る通信装置は、
転送装置を介して第1の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、第1パケットのサイズを設定する設定部と、前記設定部で設定されたサイズの第1パケットを生成する生成部と、前記第1の通信装置に対して、前記生成部が生成した第1パケットを送信する送信部と、前記第1の通信装置から、第2パケットを受信する受信部と、前記送信部が前記第1パケットを送信したときの自装置が示す時刻と、前記第1の通信装置が前記第1パケットを受信したときの前記第1の通信装置が示す時刻と、前記第1の通信装置が前記第2パケットを送信したときの前記第1通信装置が示す時刻と、前記受信部が前記第2パケットを受信したときの自装置が示す時刻とを用いて、前記第1パケット又は前記第2パケットの前記第1の通信装置と自装置との間の伝送時間を算出する第1処理部とを備え、前記設定部は、第2の通信装置が前記転送装置に送信した第3パケットが、前記転送装置に前記第1パケットが入力される前に、前記転送装置に入力された場合を想定して計算した、前記第1パケットが前記第3パケットの存在により前記転送装置で待たされる待機時間が、所定の時間以内となるように、前記第1パケットのサイズを設定する。
本発明の第1の実施形態に係わる通信システムを示すブロック図。 図1の時刻同期クライアント100を示すブロック図。 図1の時刻同期サーバ200を示すブロック図。 図1のその他の装置300A、300B、300C、300Dを示すブロック図。 図2の時刻同期クライアント100の動作を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る時刻同期クライアント2100を示すブロック図。 第2の実施形態に係る時刻同期サーバ2200を示すブロック図。 第2の実施形態に係る時刻同期クライアント2100の動作を示すフローチャート。 第3の実施形態に係る時刻同期クライアント2100を示すブロック図。 第3の実施形態に係る時刻同期サーバ2200を示すブロック図。 第3の実施形態に係る時刻同クライアント2200の動作を示すフローチャート。 第4の実施形態に係る通信システムを示すブロック図。 図12のパケットサイズ設定装置4600を示すブロック図。 第4の実施形態の変形例に係るその他の装置4300A、B、C、Dを示すブロック図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る通信システムを示すブロック図である。
図1の通信システムにおいては、高精度な基準時刻を提供する時刻同期サーバ200と、ローカル時刻を有する時刻同期クライアント100とを備える。時刻同期クライアント100は、時刻同期サーバ200との間でネットワーク500及び転送装置400A,400B,400Cを介して通信を行って、自装置のローカル時刻を、基準時刻に同期する。また、通信システムには、その他の装置300A〜300Dも存在し、当該その他の装置300A〜Dは、ネットワーク500及び転送装置400A、400B、400Cを介して、パケットの送受信を行っている。尚、その他の装置300A〜300Dが、時刻同期クライアント100及び時刻同期サーバ200と異なり、時刻同期を行う装置と区別するため、その他の装置と称することとした。その他の装置300A〜300Dは、通常のデータ通信を行う装置である。転送装置400A〜Cは、時刻同期クライアント100及び時刻同期サーバ200及びその他の装置300A〜300Dが送受信するパケットを転送する装置である。つまり、転送装置400A〜Cは、ルーティング機能を備える、例えばIPルータ/スイッチが好ましい。転送装置はネットワーク500が複雑なネットワークであった場合においても、例えば、時刻同期クライアント100が送信したパケットを、確実に時刻同期サーバ200に届ける役割を担う。
図2は、第1の実施形態に係わる時刻同期クライアント100を示すブロック図である。
時刻同期クライアント100は、受信部101と記憶部102とパケットサイズ設定部103とパケット生成部104と送信部105と、時刻同期処理部106と、タイマ107とを備える。
送信部105は、同期要求パケットを送信する。同期要求パケットは、時刻同期サーバ200に対して、同期応答パケットを要求するパケットである。時刻同期クライアント100は、同期応答パケットを受信することで、ローカル時刻を高精度な基準時刻を保持している時刻同期サーバ200と同期させることができる。同期方法の詳細は後述する。同期要求パケットは、例えば、同期要求パケット送信時のタイムスタンプ(当該タイムスタンプの時刻t1とする。)を含むパケットであるとする。
記憶部102には、同期要求パケットのサイズを決定するために必要な情報の一部が記憶されている。同期要求パケットのサイズを決定するために必要な情報の例は、図1の通信システムに流れるパケットのうち、同期要求パケット及び同期応答パケット以外のパケットのサイズの最大値及び、図1の通信システムの装置の転送装置の数や、転送装置とその他の装置と時刻同期クライアント及びサーバ等とのシステム構成(装置間の接続関係)、図1の通信システムネットワーク500の各リンクの帯域等である。パケットサイズ設定部103は、これらの情報を用いて、後述する方法で、数式6のような式を求めて、同期要求パケットのサイズを決定する。尚、記憶部102は、同期要求パケットのサイズを決定するための条件式(後述する数式6のような式)をあらかじめ記憶しておいてもよい。この場合、パケットサイズ設定部103は、当該条件式を用いて、同期要求パケットのサイズを決定することができる。尚、同期要求パケット及び同期応答パケット以外のパケットのサイズの最大値は、ネットワーク管理者において、あらかじめ定められた値であってもよいし、転送装置400Bなどが、転送装置400Bを通過するパケットであって、同期要求パケット及び同期応答パケット以外のパケットのサイズを一定時間計測し、当該時間の間に流れたパケットサイズの最大値であってもよい。また、同期要求パケットのサイズを決定するために必要な情報は、同期要求パケットのサイズそのものであってもよい。
パケットサイズ設定部103は、記憶部102の内容を用いて同期要求パケットのサイズを決定する。同期要求パケットのサイズの決定方法については、後述する。
パケット生成部104は、パケットサイズ設定部103が指示するサイズを持ち、かつ、タイムスタンプt1を含む同期要求パケットを生成する。この同期要求パケットを、送信部105が転送装置400Aを介して、時刻同期サーバ200宛に送信する。
他方で、受信部101は、転送装置400A経由で同期応答パケットを受信する。
時刻同期処理部106は、受信した同期応答パケットに基づき、タイマ107を、時刻同期サーバ200の高精度な基準時刻に同期させるように、同期時刻を算出する。より具体的には、時刻同期処理部106は、同期応答パケットに含まれる情報(同期要求パケット送信時のタイマ107の時刻のタイムスタンプt1、時刻同期サーバ200が同期要求パケットを受信した時のタイマ207の時刻のタイムスタンプt2、時刻同期サーバ200が同期応答パケットを送信した時のタイマ207の時刻のタイムスタンプt3及び、時刻同期クライアント100が、同期応答パケットを受信した時のタイマ107の時刻のタイムスタンプt4を用いて、以下の式で算出できる。
同期時刻=時刻同期サーバ200が同期応答パケットを送信した時のタイムスタンプt3+時刻同期サーバ200が同期応答パケットを送信してから時刻同期クライアント100が受信するまでの時間(oneway delayと称する。)・・・(数式1)
更には、oneway delayは、時刻同期サーバ200と時刻同期クライアント100との間のパケットの伝送の往路及び復路の伝送時間が同じである場合、以下の式で表される。
Oneway delay={ (t4-t3)+(t2-t1) }/ 2・・(数式2)
したがって、同期時刻は、以下の式で表せる。
同期時刻=t3+{(t4-t3) +(t2-t1)}/2・・・(数式3)
時刻同期処理部106は、(数式3)より、タイムスタンプt1〜t4を用いて同期時刻を算出できる。
タイマ107は、ローカル時刻を刻んでいる。タイマ107のローカル時刻は、時刻同期処理部106が算出する同期時刻に設定され、高精度な基準時刻をもつ時刻同期サーバ200のタイマ207と同期される。
図3は、時刻同期サーバ200の構成を示すブロック図である。
時刻同期サーバ200は、受信部201と記憶部202とパケットサイズ設定部203とパケット生成部204と送信部205と、時刻同期処理部206と、タイマ207とを備える。
受信部201は、同期要求パケット201を受信する。
記憶部202は、同期応答パケットのサイズを決定するために必要な情報の一部が記憶されている。同期応答パケットのサイズを決定するために必要な情報は、例えば、図1の通信システムに流れるパケットのうち、同期応答パケット及び同期応答パケット以外のパケットのサイズの最大値及び、図1の通信システムの装置の転送装置の数や、転送装置とその他の装置と時刻同期クライアント及びサーバ等とのシステム構成(装置間の接続関係等)、図1の通信システムネットワーク500の各リンクの帯域等である。パケットサイズ設定部204は、これらの情報を用いて、後述する方法で、数式6のような式を求めて、同期応答パケットのサイズを決定する。尚、記憶部202は、同期応答パケットのサイズを決定するための条件式(後述する数式6のような式)をあらかじめ記憶しておいてもよい。この場合、パケットサイズ設定部203は、当該条件式を用いて、同期応答パケットのサイズを決定することができる。また、記憶部202が、同期応答パケットのサイズを決定するために必要な情報は、同期応答パケットのサイズを決定するための条件式(後述する数式6のような式)を記憶しておいても良い。また、同期応答パケットのサイズを決定するために必要な情報の例は、例えば、同期応答パケットのサイズそのものであってもよい。
パケットサイズ設定部203は、同期応答パケットサイズを決定する。同期要求パケットのサイズの設定方法については、後述する。
パケット生成部204は、パケットサイズ設定部203が設定したサイズの同期応答パケットを生成する。
送信部205は、パケット生成部204が生成した同期応答パケットを送信する。同期応答パケットは、同期応答パケットに含まれる情報(同期要求パケット送信時のタイムスタンプt1、時刻同期サーバ200が同期要求パケットを受信した時のタイムスタンプt2、時刻同期サーバ200が同期応答パケットを送信した時のタイムスタンプt3)を含む。
タイマ207は、高精度な基準時刻を刻んでいる。
時刻同期処理部206は、タイマ207が示す現在時刻を、パケット生成部204及び送信部205を介して通知する。より具体的には、時刻同期処理部206は、パケット生成部204に、タイマ207が示す現在時刻を、同期応答パケットを送信した時のタイムスタンプt3として書き込んだパケットを生成させ、送信部205に送信させることで、タイマ207が示す現在時刻を通知する。
図4は、その他の装置300A〜Dの構成を示すブロック図である。
その他の装置300A〜Dは、パケットを生成するパケット生成部301とパケットを送信する送信部302を少なくとも備える。
次に、時刻同期クライアント100の動作を説明する。
図5は、時刻同期クライアント100の同期処理を示すフローチャートである。
まず、時刻同期クライアント100が時刻同期サーバ200と時刻同期しようとするタイミング(定期的、若しくはユーザの指示があったタイミング)で、タイマ107が、パケット生成部104を呼び出す(ステップ1)。
次に、パケット生成部104は、パケットサイズ設定部を呼び出し、パケットサイズ設定部103にパケットサイズを設定させる(S102)。パケットサイズの設定方法は後述する。その後、パケット生成部104は、設定したサイズの同期要求パケットを生成する。
次に、パケット生成部104は、設定したサイズの同期要求パケットを生成し、送信部105は、同期要求パケットを送信する(S103)。パケット生成部104は、同期要求パケットに、同期要求パケットの送信時刻を示すタイムスタンプt1を含める。
同期要求パケット送信後は、受信部101が同期応答パケットを受信するのを待つ(S104)。
その後、受信部101は、同期応答パケットを受信する(S105)。
同期応答パケットを受信すると、受信部101は、時刻同期処理部106を呼び出す。時刻同期処理部106は、同期要求パケットの送信及び同期応答パケットの受信により得たタイムスタンプt1、t2、t3、t4を使い、(数式2)によってoneway delayを計算する。次に、時刻同期処理部106は、(数式3)を用いて、同期時刻(現在時刻)を計算する(S106)。時刻同期処理部106は、算出した同期時刻を、タイマ107の現在時刻に設定し、同期を完了する(S107)。
次に、パケットサイズ設定部103による、S102の同期要求パケットサイズの設定処理を説明する。尚、パケットサイズ設定部103は、パケットサイズ決定のために必要な情報を記憶部102から取得してパケットサイズを設定しても良いし、パケットサイズ設定部103が、パケットサイズ決定のために必要な情報を、随時計算若しくは取得してパケットサイズを設定しても良い。尚、記憶部102が記憶する、パケットサイズ設定に必要な情報は、前述したとおり、図1の通信システムに流れるパケットであって同期要求パケット及び同期応答パケット以外のパケットサイズの最大値や、図1の通信システムの構成に関する情報や、ネットワーク500の各リンクの帯域に関する情報などである。尚、記憶部102は、あらかじめ数式6のような条件式を記憶していても良い。パケットサイズ設定部103は、数式6のような条件式を自ら算出して、若しくは記憶部102にあらかじめ記憶された条件式を用いて、同期要求パケットサイズを決定する。
図1の通信システムにおいて、その他の装置300A、300Bはそれぞれその他の装置300C、300Dとパケットの送受信を行っているとする。この通信システムにおいて、その他の装置300A、300B、300C、300Dが送受信するパケットのサイズの最大値をMバイトとし、同期要求パケットのサイズをLバイトとする。また、ネットワーク500の各リンクの帯域が100Mbpsであるとする。図1の通信システムにおいて、同期要求パケットが、その他の装置300A〜300Dが送受信するパケットの影響で発生する、転送同期クライアント100から転送同期サーバ200へのパケットの伝送の遅れは(数式4)で表わされる。(数式4)において、8は、単位をバイトからビットに変換するために掛け算したものである。尚、数式4は、M≧Lの場合になりたつ。M<Lの場合は、パケットの伝送の遅れは、M * 8 / 100,000,000となり、Lの値によらない値となる。以下では、M≧Lの場合を説明するが、M<Lの場合については、以下の説明は、数式4を、M * 8 / 100,000,000で置き換えて説明することができる。
M * 8 / 100,000,000+(M-L)*8/100,000,000・・・(数式4)
以下では、(数式4)の説明をする。
[転送装置400Aでの待機時間について]
(数式4)において、M * 8 / 100,000,000は、転送装置400Aのキュー(図示せず。)で、同期要求パケットが、パケットサイズMのパケットで最大待たされる時間である。つまり、その他の装置300A、300Bのいずれかが送信したパケットが転送装置400Aに入力されたタイミングが、時刻同期クライアント100が送信した同期要求パケットが転送装置400Aに入力される直前であった場合に、同期要求パケットが、転送装置400Aのキューで待たされる時間である。
[転送装置400Bでの待機時間について]
また、(M-L)*8/100,000,000は、転送装置400Bのキュー(図示せず)で、同期要求パケットが、パケットサイズMのパケットで最大待たされる時間である。つまり、その他の装置300A、300Bのいずれかが送信したパケットが転送装置400Bに入力されたタイミングが、時刻同期クライアント100が送信した同期要求パケットが転送装置400Bに入力される直前であった場合に、同期要求パケットが、転送装置400Bのキューで待たされる時間である。
転送装置400Bのキューで待たされる時間が、(M-L)*8/100,000,000となる理由を更に詳細に説明する。上述した条件のもとでは同期要求パケットが転送装置400Bに到着するときには、既に直前のパケットの転送が始まっており、優先制御もされず、同期要求パケットはキューでM * 8 / 100,000,000待たされることになる。一方、直前にその他の装置300AまたはBが送信したパケットがない場合、同期要求パケットは、L * 8 / 100,000,000で転送される。したがって、その他の装置300A又はBが送信したパケットの影響で、同期要求パケットが転送装置400Bのキューで待たされる最大時間は(M-L)*8/100,000,000となる。
[転送装置400Cの待機時間について]
時刻同期クライアント100から時刻同期サーバ200に同期要求パケットが送信される場合、転送装置400Cでは、待機時間は発生しない。図1に示す通り、転送装置400Cは、出力が複数あるため、同期要求パケットと、その他の装置300Aまたは300Bが送信したパケットとは、同時並行で転送装置400Cにより出力されるためである。
以上の説明の通り、サイズLの同期要求パケットが、その他の装置300A又は300Bが送信したサイズMのパケットの影響で発生する、時刻同期クライアント100から時刻同期サーバ200への伝送の遅れは、(数式4)で表すことができる。
ここで、前述したとおり、時刻同期サーバ200が送信したパケットが、時刻同期クライアント100により受信されるまでの時間one way delayは、時刻同期クライアント100と時刻同期サーバ200のパケットの往路及び復路の伝送時間が等しい場合に、(数式2)で表されると説明した。したがって、(数式2)で求めた伝送時間と、実際の伝送時間との誤差は、時刻同期クライアント100と時刻サーバ200との間のパケットの伝送で、往路で最大の待機時間が発生し、復路で待機時間が全く発生しない場合、もしくは往路で待機時間が全く発生せず、復路で最大の待機時間が発生する場合に、最大の誤差を生じる。
そして、片道の最大誤差は、(数式4)を用いて、以下の式で表すことができる。
{ M*8/100,000,000+( M - L ) *8/100,000,000 }/2・・(数式5)
この場合において、許容する時刻誤差をXとおくと、同期用パケットのサイズは、以下の数式6の条件をみたすLで表すことができる。
X >{ M*8/100,000,000+( M - L ) *8/100,000,000 }/2・・・(数式6)
以上で、同期要求パケットのサイズの決定方法を説明した。
尚、以上では、同期要求パケットのサイズを決定するための条件(数式6)を説明したが、更に、数式6を満たすLの中で、どの値にするかは様々な決定方法がある。例えば、L=Mとしてもよい。これにより、遅れを最も小さくできる。一方、Lを小さくすればするほど、パケットサイズを小さくできるため、ネットワーク帯域の圧迫を低減できる。
尚、以上の例では、時刻同期クライアント100が、時刻同期要求パケットのサイズを決定する方法を説明したが、時刻同期サーバも同様の方法で、時刻同期応答パケットのサイズを決定できる。
また、時刻同期用クライアント100、時刻同期サーバ200各々は、時刻同期要求パケット、時刻同期応答パケットのサイズをそれぞれ各自決定しても良いが、いずれかの装置が送信したパケットのサイズを用いて決定しても良い。例えば、時刻同期サーバ200は、時刻同期応答パケットのサイズを、受信した時刻同期要求パケットと同じサイズとしても良い。
以上のように、本実施形態の時刻同期クライアント100又は時刻同期サーバ200によれば、時刻同期クライアント100から時刻同期サーバ200への同期要求パケットの伝送時間と、時刻同期サーバ200から時刻同期クライアント100への同期応答パケットの伝送時間の時間誤差を最低限に、所定の時間内におさめるように、同期要求パケット及び同期応答パケットのサイズを決定する。その結果、(数式2)で表される、onewaydelayが、実際の片道の伝送時間と近い値とすることができる。その結果、時刻同期の誤差を最低限の範囲におさえることができる。
尚、以上の実施形態では、図1の通信システムの例を説明したが、通信システムの構成は、本技術が適用される通信システムは、図1の例に限られない。通信システムの構成に応じて、(数式4)で表される、転送装置の影響で発生する待機時間は、異なる数式となり、それに応じて、(数式5)、(数式6)も異なる数式となる。転送装置の影響で発生する待機時間は、転送装置の入力が複数で、出力が1つの場合、(数式4)で説明した通り、例えば、M*8/100,000,000と表され、入力が1つで出力が1つの場合、例えば、( M - L ) *8/100,000,000で表され、入力が1つで出力が複数の場合、0となる。そして、それぞれの転送装置の数に応じて、当該待機時間の和を算出することで、待機時間を算出できる。
尚、本実施例では、各リンクの帯域が100Mbpsである場合を例に説明したが、これに限られない。各リンクの帯域に応じて、(数式4)の、100,000,000の値が変わる。
また、本実施例では、まず、時刻同期クライアント100が時刻同期サーバ200に同期要求パケットを送信し、時刻同期サーバ200は、同期要求パケット受信後、その応答として同期応答パケットを送信する例を説明したが、これに限られない。例えば、時刻同期クライアント100と時刻同期サーバ200とが各々同一のタイミングで同期用パケットを送信しても良い。この場合、同期時刻およびoneway delayは、時刻同期クライアント100が、同期用パケットを送信する時刻t1´と、時刻同期サーバ200から同期用パケットを受信する時刻t4´との差分をt4´-t1´、時刻同期サーバ200が、同期用パケットを送信する時刻t3´と、時刻同期クライアント100から同期用パケットを受信する時刻t2´との差分をt2´-t3´とした場合、以下の数式3´、数式4´で表せる。
時刻差={(t4´-t1´)-(t2´-t3´)}/2・・・(数式2´)
同期時刻=t4´-時刻差・・・(数式3´)
Oneway delay=同期時刻-t3´・・・(数式4´)
このように、同期時刻およびOneway delayを求める計算式は、数式2に限られない。
尚、数式3´、数式4´で、同期時刻およびOneway delayを求める場合であっても、正確に解を求めるためには、時刻同期クライアント100から時刻同期サーバ200への片道伝送時間と、時刻同期サーバ200から時刻同期応答クライアント100への片道伝送時間との差が小さければ小さいほどよい。そして、同期要求パケットサイズの決定方法は、第1の実施例で説明した方法と同様である。
尚、実施例の時刻同期クライアント100は、例えば、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用いることでも実現することが可能である。すなわち、受信部101と記憶部102とパケットサイズ設定部103とパケット生成部104と送信部105と、時刻同期処理部106と、タイマ107とは、上記のコンピュータ装置に搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることにより実現することができる。このとき、時刻同期クライアント100は、上記のプログラムをコンピュータ装置にあらかじめインストールすることで実現してもよいし、CD-ROMなどの記憶媒体に記憶して、あるいはネットワークを介して上記のプログラムを配布して、このプログラムをコンピュータ装置に適宜インストールすることで実現してもよい。また、記憶部102は、上記のコンピュータ装置に内蔵あるいは外付けされたメモリ、ハードディスクもしくはCD-R、CD-RW、DVD-RAM、DVD−Rなどの記憶媒体などを適宜利用して実現することができる。
また、時刻同期サーバ200は、例えば、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用いることでも実現することが可能である。すなわち、受信部201と記憶部202とパケットサイズ設定部203とパケット生成部204と送信部205と、時刻同期処理部206と、タイマ207とは、上記のコンピュータ装置に搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることにより実現することができる。このとき、時刻同期サーバ200は、上記のプログラムをコンピュータ装置にあらかじめインストールすることで実現してもよいし、CD−ROMなどの記憶媒体に記憶して、あるいはネットワークを介して上記のプログラムを配布して、このプログラムをコンピュータ装置に適宜インストールすることで実現してもよい。また、記憶部202は、上記のコンピュータ装置に内蔵あるいは外付けされたメモリ、ハードディスクもしくはCD−R、CD−RW、DVD−RAM、DVD−Rなどの記憶媒体などを適宜利用して実現することができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態を説明する。
第2の実施形態にかかる時刻同期クライアント2100及び時刻同期クライアント2200は、第1の実施形態に係る時刻同期クライアント100及び時刻同期クライアント200と、同期用要求パケット、同期応答パケット各々のサイズの決定方法が異なる。その他の処理は同様である。
第2の実施形態にかかる通信システムの構成は、図1に示してある。
図6及び図7は、それぞれ時刻同期クライアント2100及び時刻同期サーバ2200の構成を示すブロック図である。
時刻同期クライアント2100は、時刻同期クライアント100と比べて、記憶部2102とパケットサイズ設定部2103の機能が、異なる。
記憶部2102は、記憶部102の機能に加えて、更に、割り当て可能な同期要求パケットのサイズを記憶する。ここで、割り当て可能な同期要求パケットのサイズは、例えば、管理者が任意に決めても良いし、図1の通信システムのネットワーク500上でボトルネックとなるリンクの未使用帯域や、同期要求パケットの送信間隔、及びビットレートなどから決めることができる。
パケットサイズ設定部2103は、記憶部2102に記憶された、経路上に流れるパケットサイズの最大値と、割り当て可能な同期要求パケットのサイズの最大サイズとを比べて、同期要求パケットのサイズを決定する。決定方法の詳細は後述する。
時刻同期サーバ2200も、時刻同期クライアント200と比べて、記憶部2202とパケットサイズ設定部2203の機能が異なる。記憶部2202とパケットサイズ設定部2203の機能は、記憶部2102とパケットサイズ設定部2103の機能とほぼ同様である。尚、時刻同期サーバ2200は、同期要求パケットではなく、同期応答パケットについて処理する。
次に、図8を用いて、時刻同期クライアント2100が、同期要求パケットのサイズを決定する方法について説明する。
図8は、時刻同期クライアント2100が、同期要求パケットのサイズを決定する方法を示すフローチャートである。
まず、時刻同期クライアント2100のパケットサイズ設定部2103は、記憶部2102から、経路上に流れるパケットサイズの最大サイズを読み込む(ステップ1021)。
次に、パケットサイズ設定部2100は、割り当て可能な同期要求パケットの最大サイズを記憶部2102から読みこむ(ステップ1022)。
次に、パケットサイズ設定部2100は、経路上に流れるパケットのサイズの最大サイズと、割り当て可能な同期要求パケットの最大サイズを比較する(ステップ1023)。
次に、パケットサイズ設定部2100は、割り当て可能な同期要求パケットの最大サイズが、経路上に流れるパケットのサイズの最大サイズより大きい場合はステップ1024の動作へ進み、経路上パケットの最大サイズより小さい場合はステップ1025へ進む。
ステップ1025では、パケットサイズ設定部2100は、送信する同期要求パケットのサイズを、割り当て可能な同期要求パケットの最大サイズに設定する。
ステップ1026では、パケットサイズ設定部2100は、送信する同期要求パケットのサイズを、経路上に流れるパケットの最大サイズに設定する。
尚、パケットサイズ設定部2100が決定した同期要求パケットを用いた処理は、図5で示したS103〜S106までの処理と同様である。
また、以上の説明では、時刻同期クライアント2100が、同期要求パケットのサイズを決定する処理を説明したが、時刻同期サーバ2200が、同期応答パケットのサイズを決定する処理も同様に説明できる。
本実施形態にかかる時刻同期要求サーバ2200と時刻同期応答クライアント2100によれば、同期要求パケットのサイズをできるだけ経路上のパケットサイズの最大値に近づけることで、(数式5)からわかるように、時刻同期クライアント100から時刻同期サーバ200への同期要求パケットの伝送時間と、時刻同期サーバ200から時刻同期クライアント100への同期応答パケットの伝送時間の時間誤差を小さくできるため、(数式2)で表される、onewaydelayが、実際の片道の伝送時間と近い値とすることができる。その結果、時刻同期の誤差を小さくすることができる。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態を説明する。
第3の実施形態にかかる時刻同期クライアント3100及び時刻同期クライアント3200は、第1の実施形態に係る時刻同期クライアント100及び時刻同期クライアント200と、同期用要求パケット、同期応答パケット各々のサイズの決定方法が異なる。その他の処理は同様である。
第3の実施形態にかかる通信システムの構成は、図1に示してある。
図9、図10は、時刻同期クライアント3100、時刻同期サーバ3200の構成を示すブロック図である。
時刻同期クライアント3100は、時刻同期クライアント100と比べて、記憶部3102及びパケットサイズ設定部3103の機能が、異なる。
パケットサイズ設定部3103は、異なるサイズの異なるパケット各々について複数回、送信部105および受信部101を介して送信受信することで、時刻同期クライアント3100と時刻同期サーバ3200との間の往復伝送時間を計算する。そして、異なるパケットのうち、複数回の往復伝送時間のうち最大時間と最少時間との差が最小であるパケットのサイズを、同期要求パケットのサイズと決定する。決定方法の詳細は後述する。
時刻同期サーバ3200も、時刻同期クライアント200と比べて、記憶部3202及びパケットサイズ設定部3203の機能が異なる。記憶部3202及びパケットサイズ設定部3203の機能は、記憶部3102及びパケットサイズ設定部3103の機能と同様である。
次に、図11を用いて、時刻同期クライアント3100が、同期要求パケットのサイズを決定する方法について説明する。
記憶部3102は、最適パケットサイズを記憶する。最適パケットサイズの詳細は後述する。
図11は、時刻同期クライアント3100が、同期要求パケットのサイズを決定する方法を示すフローチャートである。
パケットサイズ設定部3103は、まず記憶部3102から、最適パケットサイズを読み込む(ステップ401)。この最適パケットサイズは、初期は設定されていない。
次に、パケットサイズ設定部3103は、最適パケットサイズが設定されているか否かを確認する(ステップ402)。最適パケットサイズが設定されている場合はステップ403、設定されていない場合はステップ404へ進む。
ステップ404では、パケットサイズ設定部3103は、同期要求パケットのサイズを最適パケットサイズに設定する。
ステップ405では、パケットサイズ設定部4104は、パケットのサイズの最適パケットサイズを決定するための処理を行う。最適パケットサイズの決定方法は、たとえば、以下の方法がある。
異なるサイズの異なるパケット各々について複数回、送信部105および受信部101を介して送信及び受信することで、時刻同期クライアント3100と時刻同期サーバ3200との間の往復伝送時間を計算する。そして、異なるパケットのうち、複数回の往復伝送時間のうち最大時間と最少時間との差が最小であるパケットのサイズを、同期要求パケットの最適パケットサイズと決定する。往復伝送時間は、送信時のタイムスタンプと受信時のタイムスタンプの差を求めることで調べることができる。
尚、異なるサイズの異なるパケット各々について複数回、送受信する方法としては、複数の方法がある。
第1の方法は、サイズの初期値を0byteと設定し、パケットのサイズを100byteずつ上げていく方法である。
第2の方法は、サイズの初期値を0byteと設定し、次のサイズをMTU(Maximum Transmission Unit)の2分の1のサイズとする。そして、3回目のサイズは、最初のパケットと2回目のパケットとを比べて、2回目のサイズの方が、往復伝送時間の最大時間と最少時間との差が小さかった場合、MTUの4分の3とする。一方、最初のパケットと2回目のパケットとを比べて、1回目のサイズの方が、往復伝送時間の最大時間と最少時間との差が小さかった場合、MTUの4分の1とする。4回目は、3回目をMTUの4分の1とした場合、3回目のサイズと2回目のサイズとを比べて、3回目のサイズの方が、往復伝送時間の最大時間と最少時間との差が小さかった場合、MTUの8分の1とし、2回目のサイズの方が、差が小さかった場合、MTUの8分の3とする。このような処理を繰り返すことで、最適パケットサイズを求める。
最適サイズを求める際、例えば、許容される時間内で最適パケットサイズを探す試行を繰り返したあとは、試行した中で最適であったパケットサイズを最適パケットサイズとして記憶部3102に記憶する。その後は、(ステップ402)での判定結果はYesとなる。
尚、パケットサイズ設定部2100が決定した同期要求パケットを用いた処理は、図5で示したS103〜S106までの処理と同様である。
また、異なるサイズのパケットのうち、複数回の往復伝送時間のうち最大時間と最少時間との差が最小であるパケットのサイズが複数あった場合、当該差の最小であるパケットのうち、最も小さいパケットサイズを選択しても良い。これにより、ネットワーク帯域の圧迫を低減できる。
また、以上の説明では、時刻同期クライアント3100が、同期要求パケットのサイズを決定する処理を説明したが、時刻同期サーバ3200が、同期応答パケットのサイズを決定する処理も同様に説明できる。
時刻同期クライアント3100と時刻同期サーバ3200との間のパケットの往復伝送時間の変動が小さいパケットは、転送装置で、その他の装置300A〜300Bが送信するパケットによる影響で生じる待機時間が小さいと考えられる。図1のシステムにおいて、往復伝送時間の変動に影響する変動値は、転送装置で、その他の装置300A〜300Bが送信するパケットによる影響で生じる待機時間だからである。したがって、本実施形態にかかる時刻同期要求サーバ3200と時刻同期応答クライアント3100によれば、往復伝送時間の変動が小さいパケットのサイズを同期要求パケットのサイズにすることで、時刻同期クライアント100から時刻同期サーバ200への同期要求パケットの伝送時間と、時刻同期サーバ200から時刻同期クライアント100への同期応答パケットの伝送時間の時間誤差を小さくできるため、(数式2)で表される、onewaydelayが、実際の片道の伝送時間と近い値とすることができる。その結果、時刻同期の誤差を小さくすることができる。
<第4の実施形態>
次に、第4の実施形態を説明する。
図12は、第4の実施形態に係る通信システムを示す構成図である。
第4の実施形態に係る通信システムは、パケットサイズ決定装置4600が、その他の装置4300A、4300B、4300C及び4300Dを制御する。
本実施形態の通信システムにおいては、第1の実施形態と異なり、時刻同期クライアント4100及び時刻同期サーバ4200が、その他の装置4300A〜その他の装置4300Bが送信するパケットのサイズに合わせて、同期要求パケット又は同期応答パケットのサイズを決めるのでなく、その他の装置4300A〜その他の装置4300Bが送信するパケットの最大のサイズを、同期要求パケット及び同期応答パケットのサイズに合わせて決定する。本実施形態では、パケットサイズ決定装置4600が、その他の装置4300A〜4300Dが送信するパケットの最大のサイズを決定し、その他の装置4300A〜4300Dを制御する。
図13は、パケットサイズ決定装置4600の構成を示すブロック図である。
パケットサイズ設定装置4600は、記憶部4601とパケットサイズ設定部4602と指示部4603とを備える。
記憶部4601は、その他の装置4300A〜4300Dが送信するパケットの最大のサイズを、決定するために必要な情報の一部またはすべてが記憶されている。その他の装置4300A〜4300Dが送信するパケットの最大のサイズを決定するために必要な情報の例は、同期要求パケット及び同期応答パケット以外のパケットのサイズ、及び、図1の通信システムの装置の転送装置の数や、転送装置とその他の装置と時刻同期クライアント及びサーバ等とのシステム構成である。また、記憶部4601が、同期要求パケットのサイズを決定するために必要な情報は、パケットのサイズを決定するための条件式(後述する数式7のような式)を記憶しておいても良い。
パケットサイズ設定部4602は、その他の装置4300A〜4300Dが送信するパケットの最大のサイズを決定する。決定方法については、後述する。
指示部4603は、パケットサイズ設定部4602が決定したパケットの最大のサイズ以下のサイズのパケットを送信するようにその他の装置4300A〜4300Dを制御する。その他の装置4300A〜4300Dは、指示部4603の指示にしたがって、指示された最大のサイズより大きいパケットは送信しない。
本実施形態にかかる時刻同期クライアント4100及び時刻同期サーバ4200は、第1の実施形態の時刻同期クライアント100及び時刻同期サーバ4200と異なり、あらかじめ決められたサイズの同期要求パケット及び同期応答パケットを送信する。以下の例では、同期要求パケット及び同期応答パケットのサイズを100byteである例を説明する。
本実施形態に係るその他の装置4300A〜4300Dは、第1の実施形態に係るその他の装置300Aから300Dと異なり、パケットサイズ決定装置4600が指示する最大のサイズ以下のサイズのパケットを送信する。
次に、パケットサイズ決定装置4600が、その他の装置4300A〜4300Dが送信するパケットの最大のサイズを決定する方法について説明する。最大のサイズを決定する方法については、第1の実施形態で求めた決定方法と同様の方法で決定できる。
つまり、(数式6)において、Lに同期要求パケット及び同期応答パケットのサイズである100byteを代入し、(数式6)を満たすMを求めることで、その他の装置4300A〜4300Dが送信するパケットの最大のサイズを決定できる。つまり、(数式6)を満たすMの最大値が、その他の装置4300A〜4300Dが送信するパケットの最大のサイズとする。
つまり、以下の(数式7)によって、算出することができる。M≧100であるとする。
X < { M*8/100,000,000 + ( M -100) *8/100,000,000} /2・・・(数式7)
(数式7)を満たすMを求めることで、時刻同期の時刻誤差を許容内に収めることができる。
以上のように、本実施形態のパケットサイズ設定装置4600及びその他の装置4300A〜4300Dによれば、時刻同期クライアント100から時刻同期サーバ200への同期要求パケットの伝送時間と、時刻同期サーバ200から時刻同期クライアント100への同期応答パケットの伝送時間の時間誤差を最低限に、所定の時間内におさめるように、その他の装置4300A〜4300Dが送信可能な最大のサイズを決定し、制御するため、(数式2)で表される、onewaydelayが、実際の片道の伝送時間と近い値とすることができる。その結果、時刻同期の誤差を最低限の範囲におさえることができる。
<変形例>
尚、本実施形態では、パケットサイズ決定装置4600が、その他の装置4300A〜Dが送信するパケットのサイズの最大サイズを決定したが、その他の装置自身が、パケットのサイズの最大サイズを決定しても良い。
図14に、第4の実施形態の変形例に係るその他の装置5300A〜Dの構成を示すブロック図である。
その他の装置5300A〜Dは、第1の実施形態にかかるその他の装置300A〜Dと異なり、記憶部5304及びパケットサイズ設定部5305を備える。以下では、その他の装置5300Aの機能を説明する。
記憶部5305は、その他の装置5300Aが送信するパケットの最大のサイズを、決定するために必要な情報の一部またはすべてが記憶されている。その他の装置5300Aが送信するパケットの最大のサイズを決定するために必要な情報の例は、例えば、同期要求パケット及び同期応答パケットのサイズ、及び、図1の通信システムの装置の転送装置の数や、転送装置とその他の装置と時刻同期クライアント及びサーバ等とのシステム構成である。また、記憶部5305が、同期要求パケットのサイズを決定するために必要な情報は、パケットのサイズを決定するための条件式(数式7のような式)を記憶しておいても良い。
パケットサイズ設定部5305は、その他の装置5300A〜5300Dが送信するパケットの最大のサイズを決定する。決定方法については、第4の実施形態のパケットサイズ決定装置4600の決定方法と同様である。
パケット生成部5302は、パケットサイズ設定部4602が決定した最大サイズ以下のパケットを生成する。
その他の装置5300B〜Dも、その他の装置5300Aと同様の機能を有する。
尚、その他の装置5300B〜Dは、自らが最大サイズを決定しなくても、その他の装置5300Aが決定した最大サイズ以下のパケットを生成及び送信しても良い。
本実施形態の変形例のその他の装置5300B〜Dによれば、第4の実施形態のパケットサイズ決定装置4600が達成する効果と同様の効果を達成できる。
尚、第1〜第5の実施形態では、onewaydelayを、時刻同期要求クライアント及び時刻同期クライアントの時刻同期に用いる例を説明した。しかしながら、onewaydelayを、他の用途に用いる例にも、適用できる。つまり、本実施形態で説明した技術の適用範囲は、時刻同期に限られない。例えば、onewaydelayを測定することで、ネットワーク品質を確認する場合にも適用できる。つまり、本実施形態で説明した技術の適用範囲は、onewaydelayやサーバとクライアントとの往復伝送時間を算出すること、算出した値を用いて処理を行う技術一般に適用できる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態の効果は、クライアントとサーバとの間の伝送時間をもとに、クライアントとサーバとの片道の伝送時間を高精度に算出することができる装置を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100、2100、2100、3100・・・時刻同期クライアント、200、2200、3200・・・時刻同期サーバ、300A、300B、300C、300D、4300A、4300B、4300C、4300D、5300A、5300B、5300C、5300D・・・その他の装置、400A、400B、400C、101、201・・・受信部、102、202、2102、2202、3103、5304・・・記憶部、102203・・・パケットサイズ設定部、104.204、2103、2203、3203・・・パケット生成部、105、205・・・送信部、106、206・・・時刻同期処理部、107、207・・・タイマ、400A、400B、400C・・・転送装置、301・・・パケット生成部、302・・・送信部、4600・・・パケット決定装置、4601、5304・・・記憶部、4602、5305・・・パケットサイズ設定部、4603・・・指示部。
次に、パケットサイズ設定部2100は、割り当て可能な同期要求パケットの最大サイズが、経路上に流れるパケットのサイズの最大サイズ以上の場合はステップ1024の動作へ進み、経路上パケットの最大サイズより小さい場合はステップ1025へ進む。
ステップ102では、パケットサイズ設定部2100は、送信する同期要求パケットのサイズを、経路上に流れるパケットの最大サイズに設定する。
ステップ1025では、パケットサイズ設定部2100は、送信する同期要求パケットのサイズを、割り当て可能な同期要求パケットの最大サイズに設定する。

Claims (16)

  1. 転送装置を介して第1の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、
    第1パケットのサイズを設定する設定部と、
    前記設定部で設定されたサイズの第1パケットを生成する生成部と、
    前記第1の通信装置に対して、前記生成部が生成した第1パケットを送信する送信部と、
    前記第1の通信装置から、第2パケットを受信する受信部と、
    前記送信部が前記第1パケットを送信したときの自装置が示す時刻と、前記第1の通信装置が前記第1パケットを受信したときの前記第1の通信装置が示す時刻と、前記第1の通信装置が前記第2パケットを送信したときの前記第1通信装置が示す時刻と、前記受信部が前記第2パケットを受信したときの自装置が示す時刻とを用いて、前記第1パケット又は前記第2パケットの前記第1の通信装置と自装置との間の伝送時間を算出する第1処理部とを備え、
    前記設定部は、第2の通信装置が前記転送装置に送信した第3パケットが、前記転送装置に前記第1パケットが入力される前に、前記転送装置に入力された場合を想定して計算した、前記第1パケットが前記第3パケットの存在により前記転送装置で待たされる待機時間が、所定の時間以内となるように、前記第1パケットのサイズを設定する通信装置。
  2. 前記第2パケットのサイズは、前記第1パケットのサイズと同一である請求項1記載の通信装置。
  3. 複数の前記転送装置を介して前記第1の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、
    前記設定部は、前記第3パケットが、前記複数の転送装置に前記第1パケットが入力される前に、前記複数の転送装置に入力された場合を想定して計算した、前記第1パケットが前記第3パケットの存在により前記複数の転送装置で待たされる待機時間の和が、所定の時間以内となるように、前記第1パケットのサイズを設定する請求項1又は2記載の通信装置。
  4. 前記第3パケットは、自装置と前記転送装置と前記第1通信装置とを接続するネットワーク上に流れるパケットの最大サイズのパケットである請求項3記載の通信装置。
  5. 前記設定部は、前記第3パケットが、前記転送装置に、前記第1パケットの入力直前に入力された場合を想定して、前記待機時間を計算する請求項1又は4記載の通信装置。
  6. 前記設定部は、前記第1パケットのサイズを、自装置と前記転送装置と前記第1通信装置とを接続するネットワーク上に流れるパケットの最大サイズ以下とする請求項5記載の通信装置。
  7. 前記第1パケットのサイズが、前記第3パケットのサイズ以下である場合、前記第1パケットのサイズが大きいほど、前記第1パケットの前記待機時間は短くなる請求項6記載の通信装置。
  8. 前記第1の通信装置は、精度の高い基準時刻を刻んでおり、
    時刻を刻む第2タイマを更に備え、
    前記第2パケットには、前記第1の通信装置が前記第2パケットを送信したときに前記第1通信装置が刻む時刻である前記基準時刻である第1時刻が含まれ、
    前記処理部は、前記第1の通信装置と自装置との間の伝送時間と前記第1時刻とに基づき、前記第2タイマの時刻を修正する
    請求項7記載の通信装置。
  9. 転送装置を介して第1の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、
    前記第1の通信装置から、第1パケットを受信する受信部と、
    第2パケットのサイズを設定する設定部と、
    前記設定部で設定されたサイズの第2パケットを生成する生成部と、
    前記第1の通信装置に対して、前記生成部が生成した第2パケットを送信する送信部と、
    前記第1の通信装置は、前記第1の通信装置が前記第1パケットを送信したときの前記第1通信装置が示す時刻と、前記受信部が前記第1パケットを受信したときの自装置が示す時刻と、前記送信部が前記第2パケットを送信したときの自装置が示す時刻と、前前記第1の通信装置が記第1パケットを受信したときの前記第1の通信装置が示す時刻とを用いて、前記第1パケット又は前記第2パケットの前記第1の通信装置と自装置との間の伝送時間を算出する第1処理部とを備え、
    前記設定部は、第2の通信装置が前記転送装置に送信した第3パケットが、前記転送装置に前記第2パケットが入力される前に、前記転送装置に入力された場合を想定して計算した、前記第2パケットが前記第3パケットの存在により前記転送装置で待たされる待機時間が、所定の時間以内となるように、前記第2パケットのサイズを設定する通信装置。
  10. 前記第1パケットのサイズは、前記第2パケットのサイズと同一である請求項9記載の通信装置。
  11. 転送装置を介して第1の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、
    第1パケットのサイズを設定する設定部と、
    前記設定部で設定されたサイズの第1パケットを生成する生成部と、
    前記第1の通信装置に対して、前記生成部が生成した第1パケットを送信する送信部と、
    前記第1の通信装置から、第2パケットを受信する受信部と、
    前記送信部が前記第1パケットを送信したときの自装置が示す時刻と、前記第1の通信装置が前記第1パケットを受信したときの前記第1の通信装置が示す時刻と、前記第1の通信装置が前記第2パケットを送信したときの前記第1の通信装置が示す時刻と、前記受信部が前記第2パケットを受信したときの自装置が示す時刻とを用いて、前記第1パケット又は前記第2パケットの前記第1の通信装置と自装置との間の伝送時間を算出する第1処理部とを備え、
    前記設定部は、異なるサイズの測定用パケット各々について複数回、自装置と前記第2の通信装置との間の往復伝送時間を計算し、前記異なるサイズの測定用パケットのうち、複数回の前記往復伝送時間のうち最大時間と最少時間との差が最小である測定用パケットのサイズを前記第1パケットのサイズとする通信装置。
  12. 前記設定部は、前記複数回の前記往復伝送時間のうち最大時間と最少時間との差が最小である測定用パケットのサイズが複数ある場合、当該最大時間と最少時間との差が最小である測定用パケットのサイズのうち、最も小さいサイズを前記第1パケットのサイズとする請求項11記載の通信装置。
  13. 転送装置を介して第1の通信装置との間で通信を行う通信装置であって、
    第1パケットのサイズを設定する設定部と、
    前記設定部で設定されたサイズの第1パケットを生成する生成部と、
    前記第1の通信装置に対して、前記生成部が生成した第1パケットを送信する送信部と、
    前記第1の通信装置から、第2パケットを受信する受信部と、
    前記送信部が前記第1パケットを送信したときの自装置が示す時刻と、前記第1の通信装置が前記第1パケットを受信したときの前記第1の通信装置が示す時刻と、前記第1の通信装置が前記第2パケットを送信したときの前記第1の通信装置が示す時刻と、前記受信部が前記第2パケットを受信したときの自装置が示す時刻とを用いて、前記第1パケット又は前記第2パケットの前記第1の通信装置と自装置との間の伝送時間を算出する第1処理部とを備え、
    前記設定部は、自装置と前記転送装置と前記第1通信装置とを接続するネットワークを流れるパケットのサイズと、前記ネットワークに割り当て可能なパケットのサイズとを比較し、前記割り当て可能なパケットのサイズが、前記ネットワークを流れるパケットのサイズの最大サイズ以上である場合、前記ネットワークを流れるパケットのサイズの最大サイズを、前記第1パケットのサイズとし、前記割り当て可能なパケットのサイズが、前記ネットワークを流れるパケットのサイズの最大サイズ未満である場合、前記割り当て可能なサイズを、前記第1パケットのサイズとする通信装置。
  14. 転送装置を介して第1の通信装置との間で通信を行う第2通信装置を含むシステムにおいて、前記転送装置に第1パケットを送信する第3通信装置を制御する装置であって、
    前記第2通信装置は、
    第2パケットを生成する生成部と、
    前記第1の通信装置に対して、前記生成部が生成した第2パケットを送信する送信部と、
    前記第1の通信装置から、第3パケットを受信する受信部と、
    前記送信部が前記第2パケットを送信したときの前記第2通信装置が示す時刻と、前記第1の通信装置が前記第2パケットを受信したときの前記第1の通信装置が示す時刻と、前記第1の通信装置が前記第3パケットを送信したときの前記第1の通信装置が示す時刻と、前記受信部が前記第3パケットを受信したときの前記第2の通信装置が示す時刻とを用いて、前記第2パケット又は前記第3パケットの前記第1の通信装置と自装置との間の伝送時間を算出する第1処理部とを備え、
    自装置は、
    第3の通信装置が送信した前記第1パケットが、前記転送装置に前記第2パケット又は前記第3パケットが入力される前に、前記転送装置に入力された場合を想定して計算した、前記第2パケット又は前記第3パケットが前記第1パケットの存在により前記転送装置で待たされる待機時間が、所定の時間以内となるように、前記第1パケットのサイズを設定する設定部を備える制御装置。
  15. 転送装置を介して第1の通信装置との間で通信を行う第2通信装置を含むシステム内の装置であって、
    前記第2通信装置は、
    第1パケットを生成する生成部と、
    前記第1の通信装置に対して、前記生成部が生成した第1パケットを送信する送信部と、
    前記第1の通信装置から、第2パケットを受信する受信部と、
    前記送信部が前記第1パケットを送信したときの前記第2通信装置が示す時刻と、前記第1の通信装置が前記第1パケットを受信したときの前記第1の通信装置が示す時刻と、前記第1の通信装置が前記第2パケットを送信したときの前記第1の通信装置が示す時刻と、前記受信部が前記第2パケットを受信したときの前記第2の通信装置が示す時刻とを用いて、前記第1パケット又は前記第2パケットの前記第1の通信装置と自装置との間の伝送時間を算出する第1処理部とを備え、
    自装置は、
    自装置が前記転送装置に送信する第3パケットが、前記転送装置に前記第1パケット又は前記第2パケットが入力される前に、前記転送装置に入力された場合を想定して計算した、前記第1パケット又は前記第2パケットが前記第3パケットの存在により前記転送装置で待たされる待機時間が、所定の時間以内となるように、前記第3パケットのサイズを設定する設定部を備える通信装置。
  16. 転送装置を介して第1の通信装置との間で通信を行う通信装置を制御するプログラムであって、
    第1パケットのサイズを設定する設定機能と、
    前記設定機能で設定されたサイズの第1パケットを生成する生成機能と、
    前記第1の通信装置に対して、前記生成機能が生成した第1パケットを送信する送信機能と、
    前記第1の通信装置から、第2パケットを受信する受信機能と、
    前記送信機能が前記第1パケットを送信したときの前記通信装置が示す時刻と、前記第1の通信装置が前記第1パケットを受信したときの前記第1の通信装置が示す時刻と、前記第1の通信装置が前記第2パケットを送信した時の前記第1の通信装置が示す時刻と、前記受信機能が前記第2パケットを受信したときの前記通信装置が示す時刻とを用いて、前記第1パケット又は前記第2パケットの前記第1の通信装置と前記通信装置との間の伝送時間を算出する第1処理機能とを備え、
    前記設定機能は、第2の通信装置が前記転送装置に送信した第3パケットが、前記転送装置に前記第1パケットが入力される前に、前記転送装置に入力された場合を想定して計算した、前記第1パケットが前記第3パケットの存在により前記転送装置で待たされる待機時間が、所定の時間以内となるように、前記第1パケットのサイズを設定するプログラム。
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