JP6456790B2 - 半導体試験装置及び半導体試験方法 - Google Patents

半導体試験装置及び半導体試験方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体試験装置及び半導体試験方法に関する。
オンとオフを繰り返して複数のスイッチング素子を試験することがあり、複数のスイッチング素子(例えば、MOSトランジスタ)のオンとオフを制御して複数のスイッチング素子を試験することが可能な半導体試験装置が知られている。例えば、特許文献1には、被試験デバイスから入力されるパルス信号を受けて所定のパルス幅に微調節して出力するパルス幅補正装置を備える半導体試験装置が開示されている。
特開2002−156422号公報
個々のスイッチング素子毎の特性のばらつき、スイッチング素子の品種毎の特性の違い、または試験条件の違いによって、各スイッチング素子のゲートのオンとオフの切り替わりタイミングは変化する。このため、スイッチング素子間でオン時間に時間間隔を設けたい場合にオン時間が一部重複したり、スイッチング素子間でオン時間を一部重複させたい場合にオン状態に時間間隔ができたりしてしまう。このため、スイッチング素子間で均一な条件の試験を課すことができないという問題がある。
そこで本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、スイッチング素子間で均一な条件の試験を課すことを可能とする半導体試験装置及び半導体試験方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る半導体試験装置は、並列に接続された複数のスイッチング素子それぞれを互いに同じ周期を有する駆動信号によって一つの前記周期の内で前記複数のスイッチング素子それぞれを1度ずつオン状態にするとともに、オンとオフを繰り返して前記複数のスイッチング素子を試験する半導体試験装置であって、
前記複数のスイッチング素子に供給される駆動信号それぞれのオンオフタイミングを補正するパラメータを受け付ける入力部と、
前記複数のスイッチング素子それぞれに対して、対応する前記駆動信号を出力するゲートドライバ部と、
前記入力部から入力された前記パラメータに基づいて、前記駆動信号それぞれの立ち上がりタイミングまたは立ち下がりタイミングを調節して、複数の前記駆動信号のオン時間が一部重複するか、または複数の前記駆動信号のオン時間に時間間隔が設けられるように制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る半導体試験装置は、上記の半導体試験装置であって、前記入力部は、複数の前記駆動信号それぞれについて、立ち下がりタイミングを遅らせる時間に対応したオフ補正値と、立ち上がりタイミングを遅らせる時間に対応したオン補正値と、を前記パラメータとして受け付け、
前記制御部は、一つの前記スイッチング素子に対する前記オン補正値に基づいて、当該スイッチング素子の立ち上がりタイミングを遅らせ、当該スイッチング素子に対する前記オフ補正値に基づいて、当該スイッチング素子の立ち下がりタイミングを遅らせることを特徴とする。
本発明の一態様に係る半導体試験装置は、上記の半導体試験装置であって、前記制御部は、設定された同期信号の周期の開始時刻から第1オフ補正値に対応した時間分、立ち下がりタイミングを遅らせて対応する前記駆動信号を立ち下げ、前記第1オフ補正値に対応した時間分だけ短いオフ時間が経過した後に、第1オン補正値に対応した時間分、立ち上がりタイミングを遅らせて当該駆動信号を立ち上げることを特徴とする。
本発明の一態様に係る半導体試験装置は、上記の半導体試験装置であって、前記制御部は、設定された同期信号の周期の開始時刻から第2オン補正値に対応した時間分、立ち上がりタイミングを遅らせて対応する前記駆動信号を立ち上げ、前記第2オン補正値に対応した時間分だけ短いオン時間が経過した後に、第2オフ補正値に対応した時間分、立ち下がりタイミングを遅らせて当該駆動信号を立ち下げることを特徴とする。
本発明の一態様に係る半導体試験装置は、上記の半導体試験装置であって、前記制御部は、設定された同期信号の周期の開始時刻からオフ時間が経過した後に、第3オン補正値に対応した時間分、立ち上がりタイミングを遅らせて対応する前記駆動信号を立ち上げ、前記第3オン補正値に対応した時間分だけ短いオン時間が経過した後に、第3オフ補正値に対応した時間分、立ち下がりタイミングを遅らせて当該駆動信号を立ち下げることを特徴とする。
本発明の一態様に係る半導体試験装置は、上記の半導体試験装置であって、前記制御部は、前記入力部から入力された前記パラメータに基づいて、第1の駆動信号がオン状態の間に第2の駆動信号を立ち上げるように制御し、第2の駆動信号がオン状態の間に第3の駆動信号を立ち上げるように制御し、第3の駆動信号がオン状態の間に第1の駆動信号を立ち上げるように制御することを特徴とする。
本発明の一態様に係る半導体試験装置は、上記の半導体試験装置であって、前記スイッチング素子は、MOSトランジスタであることを特徴とする。
本発明の一態様に係る半導体試験方法は、並列に接続された複数のスイッチング素子それぞれを互いに同じ周期を有する駆動信号によって一つの前記周期の内で前記複数のスイッチング素子それぞれを1度ずつオン状態にするとともに、オンとオフを繰り返して前記複数のスイッチング素子を試験する半導体試験方法であって、
入力部が、前記複数のスイッチング素子に供給される駆動信号それぞれのオンオフタイミングを補正するパラメータを受け付けることと、
制御部が、前記パラメータに応じて、設定された同期信号を基準として前記駆動信号それぞれの立ち上がりタイミングまたは立ち下がりタイミングを調節して、複数の前記駆動信号のオン時間が一部重複するか、または複数の前記駆動信号の間でオン時間に時間間隔が設けられるように制御することと、を有することを特徴とする。
本発明に係る半導体試験装置は、制御部が複数の駆動信号のオン時間が一部重複するように制御した場合、いずれのスイッチング素子も、他のいずれかのスイッチング素子がオン状態の場合にオフ状態からオン状態に遷移させることができる。同様に、いずれのスイッチング素子も、他のいずれかのスイッチング素子がオン状態の場合にオン状態からオフ状態に遷移させることができる。これにより、いずれのスイッチング素子も、並列に接続された他のいずれかのスイッチング素子がオン状態にあるため、オン状態に遷移する際にスイッチング素子の一端と他端との間にかかる電圧を同様に軽減することができる。このため、いずれのスイッチング素子にかかる負荷を同様に軽減することができ、より均一な条件で複数のスイッチング素子を試験することができる。一方、複数の駆動信号のオン時間に時間間隔が設けられるように制御した場合、いずれのスイッチング素子も、オン状態に遷移する際とオフ状態に遷移する際に当該スイッチング素子の一端と他端との間に同様な電圧がかかる。これにより、スイッチング素子間でオン状態及びオフ状態に遷移する際に同様な負荷がかかるので、より均一な条件で複数のスイッチング素子を試験することができる。
図1は、本発明の一態様である実施形態に係る半導体試験装置の構成の一例を示す図である。 図2は、被試験デバイスの構成の一例を示す回路図である。 図3は、出力部に表示されるGUIの一例を示す図である。 図4は、ゲートパルス発生器の構成の一例を示す図である。 図5は、マスタゲートドライバの構成の一例を示す図である。 図6は、第1同期信号、第2同期信号、第2周期識別信号及び第3周期識別信号の波形の一例を示す図である。 図7は、スレーブゲートドライバの構成の一例を示す図である。 図8は、バイアス電流の波形と各駆動信号の波形の一例を示す図である。 図9は、立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイミング調整後の駆動信号の波形の例を示す図である。 図10は、立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイミング調整後の別の駆動信号の波形の例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面に基づいて説明する。
本発明の一態様である半導体試験装置100は、オンとオフを繰り返して並列に接続された複数のスイッチング素子Q1、…、Q6を試験する。例えば、図1に示すように、半導体試験装置100は、直列に接続された六つの被試験デバイスDUT1、…、DUT6を試験する。被試験デバイスDUT1、…、DUT6の構成は共通しており、以下、被試験デバイスDUT1、…、DUT6を総称してDUTともいう。図2に示すように、各被試験デバイスDUTは、一端同士及び他端同士が接続されたスイッチング素子Q1、Q2、Q3と、一端がスイッチング素子Q1、Q2、Q3それぞれの他端に接続され且つ他端同士が接続されたスイッチング素子Q4、Q5、Q6とを有する。スイッチング素子Q1、…、Q6はMOSトランジスタであることが好ましく、本実施形態では一例として図2に示すようにNMOSトランジスタである。スイッチング素子Q1、Q2、Q3はドレイン同士及びソース同士が接続されている。また、スイッチング素子Q4、Q5、Q6のドレインはいずれもスイッチング素子Q1、Q2、Q3のソースに接続されており、スイッチング素子Q4、Q5、Q6のソース同士が接続されている。
図1及び図2に示すように、被試験デバイスDUT1の場合、スイッチング素子Q1、Q2、Q3のドレインは、定電流源CSの陽極端子に接続されている。また、i番目(iは1から5までのいずれかの整数)の被試験デバイスDUTiのスイッチング素子Q4、Q5、Q6のソースはいずれも、(i+1)番目の被試験デバイスDUT(i+1)のスイッチング素子Q1、Q2、Q3のドレインに接続されている。被試験デバイスDUT6のスイッチング素子Q4、Q5、Q6のソースが定電流源CSの陰極端子に接続されている。
図1に示すように、本発明の一態様である半導体試験装置100は、入出力部1と、入出力部1と接続されたゲートパルス発生器GPGと、ゲートパルス発生器GPGと接続された定電流源CSとを備える。
入出力部1は、ゲートパルス発生器GPGとの間でシリアル通信を行う。ここで、入出力部1は、入力部11と、出力部12と、入力部11及び出力部12とバスを介して接続されたCPU(Central Processing Unit)13とを備える。
入力部11は、半導体試験装置100を操作する操作者の入力を受け付ける。例えば、入力部11は、複数のスイッチング素子Q1、…、Q6に供給される駆動信号それぞれのオンオフタイミングを補正するパラメータを受け付ける。CPU13は、入力部11で受け付けられたパラメータに応じたパラメータ情報をゲートパルス発生器GPGへ出力する。また、例えば、入力部11は、スイッチング素子Q1、…、Q6を駆動する各駆動信号に共通する周期の入力を受け付ける。これにより、この周期を示す情報が、ゲートパルス発生器GPGの後述するCPU21を介して後述するゲートドライバユニットGDUに伝達され、ゲートドライバユニットGDUは、この周期を有する各駆動信号を生成する。
出力部12は、CPU13に指令に従って情報を出力する。例えば、図3に示すように、出力部12は、複数のスイッチング素子Q1、…、Q6に供給される駆動信号それぞれのオンオフタイミングを補正するパラメータを受け付けるためのグラフィカルユーザインタフェース(Graphyical User Interface:GUI)を表示する。
例えば、図3に示すGUI中の画像領域R1に示すように、出力部12は、被試験デバイスDUT1、…、DUT6に含まれる複数の駆動信号PW1、…、PW6それぞれについて、立ち上がりタイミングを遅らせる時間に対応するオフ補正値と、立ち上がりタイミングを遅らせる時間に対応したオン補正値とを表示する。そして、このGUIを見ながら、操作者は、被試験デバイスDUT1、…、DUT6について、オフ補正値とオン補正値とを入力部11を用いて入力する。入力部11は、複数の駆動信号PW1、…、PW6それぞれについて、立ち下がりタイミングを遅らせる時間に対応したオフ補正値と、立ち上がりタイミングを遅らせる時間に対応したオン補正値と、を上記パラメータとして受け付ける。
図1に示すように、ゲートパルス発生器GPGは、各被試験デバイスDUT1、…、DUT6に含まれるスイッチング素子Q1、…、Q6に、対応する駆動信号PW1、…、PW6を供給する。図1に示すように、ゲートパルス発生器GPGは、ゲートドライバユニットGPUとCPU21とを備える。ゲートドライバユニットGPUは、被試験デバイスDUT1、…、DUT6に含まれる複数のスイッチング素子Q1、…、Q6それぞれに対して、対応する駆動信号PW1、…、PW6を出力する。
CPU21は、定電流源CSと接続されており定電流源CSを制御する。定電流源CSは、CPU21による制御に従って、予め設定された周期でオンとオフを繰り返すバイアス電流を陽極端子から被試験デバイスDUT1に供給する。各DUTにおいてスイッチング素子Q1、Q2、Q3の少なくとも一つがオン状態で且つスイッチング素子Q4、Q5、Q6の少なくとも一つがオン状態の場合、このバイアス電流は、DUT1、DUT2、DUT3、DUT4、DUT5、DUT6の順に流れて定電流源CSの陰極端子に戻る。一方、それ以外の場合には、スイッチング素子Q1、Q2及びQ3のドレイン、ソース間で電流が遮断されるか、スイッチング素子Q4、Q5及びQ6のドレイン、ソース間で電流が遮断されるため、バイアス電流は各DUTを流れない。また、CPU21は、例えばシリアル通信で入出力部1との間でデータの送受信をする。
例えば、図4に示すように、CPU21は、バックプレーンBPを介してゲートドライバユニットGDUと接続されている。ゲートドライバユニットGDUは、マスタゲートドライバMGDと、スレーブゲートドライバSGD1、SGD2、SGD3、SGD4、SGD5とを備える。CPU21は、バックプレーンBPを介して、マスタゲートドライバMGDと、スレーブゲートドライバSGD1、…、SGD5に対してデータ(例えば、駆動信号PW1、…、PW6に共通する周期、オン補正値、オフ補正値)を出力する。以下、スレーブゲートドライバSGD1、…、SGD5を総称して、スレーブゲートドライバSGDという。
図5に示すように、マスタゲートドライバMGDは、制御部MCと制御部MCに接続されたゲートドライバ部GDとを備える。制御部MCは、入力部11から入力されたパラメータに基づいて、駆動信号PW1、…、PW3それぞれの立ち上がりタイミングまたは立ち下がりタイミングを調節して、複数の駆動信号PW1、…、PW3のオン時間が一部重複するか、または複数の駆動信号PW1、…、PW3のオン時間に時間間隔が設けられるように制御する。同様に、制御部MCは、入力部11から入力されたパラメータに基づいて、駆動信号PW4、…、PW6それぞれの立ち上がりタイミングまたは立ち下がりタイミングを調節して、複数の駆動信号PW4、…、PW6のオン時間が一部重複するか、または複数の駆動信号PW4、…、PW6のオン時間に時間間隔が設けられるように制御する。
図5に示すように、制御部MCは、マスタマイコンMMと、マスタマイコンMMと接続された第1スレーブマイコンSM1及びSM4と、マスタマイコンMMと接続された第2スレーブマイコンSM2及びSM5と、マスタマイコンMMと接続された第3スレーブマイコンSM3及びSM6とを備える。
図6に示すように、マスタマイコンMMは、入力部11で受け付けた周期(例えば、50μs)で立ち上がる第1同期信号CNT_TIM1を生成する。また例えば、図6に示すように、マスタマイコンMMは、第1同期信号CNT_TIM1と同じ周期を有し且つ第1同期信号CNT_TIM1から上記周期の2分の1の時間だけ遅れて立ち上がる第2同期信号CNT_TIM2を生成する。
マスタマイコンMMは、第1同期信号CNT_TIM1を第1スレーブマイコンSM1、第2スレーブマイコンSM2、及び第3スレーブマイコンSM3に供給する。同様にマスタマイコンMMは、第2同期信号CNT_TIM2を第1スレーブマイコンSM4、第2スレーブマイコンSM5、及び第3スレーブマイコンSM6に供給する。また、マスタマイコンMMは、バックプレーンBPを介して、他のスレーブゲートドライバSGD1、…、SGD5へ第1同期信号CNT_TIM1と第2同期信号CNT_TIM2を供給する。
また例えば、マスタマイコンMMは、第1同期信号CNT_TIM1について、連続する三つの周期のうち何周期目かをカウントする。そして例えば、マスタマイコンMMは、第1同期信号CNT_TIM1及び第2同期信号CNT_TIM2の連続する三つの周期のうち2番目の周期だけローレベルを示す第2周期識別信号ST(図6参照)を生成して、各スレーブマイコンへ出力する。また例えば、マスタマイコンMMは、第1同期信号CNT_TIM1及び第2同期信号CNT_TIM2の連続する三つの周期のうち3番目の周期だけローレベルを示す第3周期識別信号TT(図6参照)を生成して、各スレーブマイコンへ出力する。
第1スレーブマイコンSM1及びSM4と、第2スレーブマイコンSM2及びSM5と、第3スレーブマイコンSM3及びSM6の処理は後述する。
図5に示すようにゲートドライバ部GDは、複数のスイッチング素子Q1、…、Q6それぞれに対して、対応する駆動信号を出力する。ここで、ゲートドライバ部GDは、第1スレーブマイコンSM1と接続されたゲートドライバGD1と、第2スレーブマイコンSM2と接続されたゲートドライバGD2と、第3スレーブマイコンSM3と接続されたゲートドライバGD3とを備える。更にゲートドライバ部GDは、第1スレーブマイコンSM4と接続されたゲートドライバGD4と、第2スレーブマイコンSM5と接続されたゲートドライバGD5と、第3スレーブマイコンSM6と接続されたゲートドライバGD6とを備える。
ゲートドライバGD1は、第1スレーブマイコンSM1から入力された信号を反転増幅し、得られた駆動信号PW1を対応するスイッチング素子Q1のゲートG1へ出力する。同様に、ゲートドライバGD2は、第2スレーブマイコンSM2から入力された信号を反転増幅し、得られた駆動信号PW2を対応するスイッチング素子Q2のゲートG2へ出力する。同様に、ゲートドライバGD3は、第3スレーブマイコンSM3から入力された信号を反転増幅し、得られた駆動信号PW3を対応するスイッチング素子Q3のゲートG3へ出力する。
ゲートドライバGD4は、第1スレーブマイコンSM4から入力された信号を反転増幅し、得られた駆動信号PW4を対応するスイッチング素子Q4のゲートG4へ出力する。同様に、ゲートドライバGD5は、第2スレーブマイコンSM5から入力された信号を反転増幅し、得られた駆動信号PW5を対応するスイッチング素子Q5のゲートG5へ出力する。同様に、ゲートドライバGD6は、第3スレーブマイコンSM6から入力された信号を反転増幅し、得られた駆動信号PW6を対応するスイッチング素子Q6のゲートG6へ出力する。
一方、図7に示すように、スレーブゲートドライバSGDは、制御部SCと、制御部SCに接続されたゲートドライバ部GDとを備える。スレーブゲートドライバSGDの構成は、マスタゲートドライバMGDからマスタマイコンMMが取り除かれた構成になっている。換言すれば制御部SCの構成は、制御部MCからマスタマイコンMMが取り除かれた構成になっている。スレーブゲートドライバSGDでは、マスタゲートドライバMGDのマスタマイコンMMから供給された第1同期信号CNT_TIM1及び第2同期信号CNT_TIM2で内部の第1スレーブマイコンSM1、…、第3スレーブマイコンSM6が動作する。第1スレーブマイコンSM1、…、第3スレーブマイコンSM6の構成は、対応するマスタゲートドライバMGDの第1スレーブマイコンSM1、…、第3スレーブマイコンSM6の構成と同様であるので、その説明を省略する。また、スレーブゲートドライバSGDのゲートドライバ部GDの構成は、マスタゲートドライバMGDのゲートドライバ部GDの構成と同様であるので、その説明を省略する。
以上の構成を有する半導体試験装置100の動作について、以下説明する。図8に示すように、CPU21は、定電流源CSから供給されるバイアス電流がオン状態とオフ状態を繰り返すように制御する。図8に示すように、例えば、バイアス電流が1サイクル内でオン状態である間に、制御部MC及びSCは、駆動信号が複数の周期分、オンとオフを繰返すようにゲートドライバ部GDを制御する。また、図8に示すように、制御部MC及びSCは、複数のスイッチング素子Q1、…、Q6それぞれを互いに同じ周期を有する駆動信号PW1、…、PW6によって上記周期内で一度ずつオン状態になるよう、ゲートドライバ部GDを制御する。
また、制御部MC及びSCは、パラメータに基づいて駆動信号それぞれの立ち上がりタイミングまたは立ち下がりタイミングを調節することにより、複数の駆動信号PW1、PW2、PW3のオン時間が一部重複するようにゲートドライバ部GDを制御することが好ましい。例えば、図9に示すように、制御部MC及びSCは、入力部11から入力されたパラメータに基づいて、駆動信号PW1がオン状態の間に駆動信号PW2を立ち上げるように制御し、駆動信号PW2がオン状態の間に駆動信号PW3を立ち上げるように制御し、駆動信号PW3がオン状態の間に駆動信号PW1を立ち上げるように制御する。
具体的には例えば、図9に示すように、駆動信号PW1について、各第1スレーブマイコンSM1は、設定された第1同期信号CNT_TIM1の周期の開始時刻(図9のa1)から第1オフ補正値に対応した時間TD1分、立ち下がりタイミングを遅らせて(図9のa2)対応する駆動信号PW1を立ち下げ(図9のa3)、第1オフ補正値に対応した時間分だけ短いオフ時間が経過した後に(図9のa4)、第1オン補正値に対応した時間TU1分、立ち上がりタイミングを遅らせて(図9のa5)当該駆動信号PW1を立ち上げる(図9のa6)。ここで、オフ時間は予め決められた設定されており、ここでは駆動信号PW1、…、PW6の周期の3分の2の時間である。各第1スレーブマイコンSM1は、この処理を繰り返す。
また例えば、図9に示すように、駆動信号PW2について、各第2スレーブマイコンSM2は、設定された第1同期信号CNT_TIM1の周期の開始時刻(図9のb1)から第2オン補正値に対応した時間TU1分、立ち上がりタイミングを遅らせて(図9のb2)対応する駆動信号PW2を立ち上げ(図9のb3)、第2オン補正値に対応した時間TU2分だけ短いオン時間が経過した後に(図9のb4)、第2オフ補正値に対応した時間TD2分、立ち下がりタイミングを遅らせて(図9のb5)当該駆動信号PW2を立ち下げる(図9のb6)。各第2スレーブマイコンSM2は、この処理を繰り返す。これにより、スイッチング素子Q1がオン状態である間にスイッチング素子Q2をオン状態に遷移させることができる。
また例えば、図9に示すように、駆動信号PW3について、各第3スレーブマイコンSM3は、設定された第1同期信号CNT_TIM1の周期の開始時刻(図9のc1)から第3オフ時間が経過した後に(図9のc2)、第3オン補正値に対応した時間TU3分、立ち上がりタイミングを遅らせて(図9のc3)対応する駆動信号PW3を立ち上げ(図9のc4)、第3オン補正値に対応した時間TU3分だけ短いオン時間が経過した後に(図9のc5)、第3オフ補正値に対応した時間TD3分、立ち下がりタイミングを遅らせて(図9のc6)当該駆動信号PW3を立ち下げる(図9のc7)。各第3スレーブマイコンSM3は、この処理を繰り返す。これにより、スイッチング素子Q2がオン状態である間にスイッチング素子Q3をオン状態に遷移させることができる。また、スイッチング素子Q3がオン状態である間にスイッチング素子Q1をオン状態に遷移させることができる。
これにより、スイッチング素子Q1、Q2、Q3のいずれも、オン状態に遷移する際に、他のスイッチング素子がオン状態であるため、スイッチング素子Q1、Q2、Q3のいずれについても、オン状態に遷移する際にドレイン、ソース間に大きな電圧がかからないので、オン状態に遷移する際にかかる負荷を同様に軽減することができる。また、スイッチング素子Q1、Q2、Q3のいずれも、オフ状態に遷移する際に、他のスイッチング素子がオン状態であるため、スイッチング素子Q1、Q2、Q3のいずれについても、オフ状態に遷移する際にドレイン、ソース間に大きな電圧がかからないので、オフ状態に遷移する際にかかる負荷を同様に軽減することができる。このように、スイッチング素子Q1、Q2、Q3のいずれも同様に負荷を軽減することができるため、より均一な条件でスイッチング素子Q1、Q2、Q3を試験することができる。
同様に、制御部MC及びSCは、パラメータに基づいて駆動信号それぞれの立ち上がりタイミングまたは立ち下がりタイミングを調節することにより、複数の駆動信号PW4、PW5、PW6のオン時間が一部重複するようにゲートドライバ部GDを制御することが好ましい。例えば、図10に示すように、制御部MC及びSCは、入力部11から入力されたパラメータに基づいて、駆動信号PW6がオン状態の間に駆動信号PW4を立ち上げるように制御し、駆動信号PW4がオン状態の間に駆動信号PW5を立ち上げるように制御し、駆動信号PW5がオン状態の間に駆動信号PW6を立ち上げるように制御する。
駆動信号PW4の制御は、駆動信号PW2の制御が第1同期信号CNT_TIM1を基準としたのに対し、第2同期信号CNT_TIM2を基準とする点が異なっている。具体的には例えば、図10に示すように、各第1スレーブマイコンSM4は、駆動信号PW4について、設定された第2同期信号CNT_TIM2の周期の開始時刻(図10のd1)から第4オン補正値に対応した時間TU4分、立ち上がりタイミングを遅らせて(図10のd2)対応する駆動信号PW4を立ち上げ(図10のd3)、第4オン補正値に対応した時間TU4分だけ短いオン時間が経過した後に(図10のd4)、第2オフ補正値に対応した時間TD4分、立ち下がりタイミングを遅らせて(図10のd5)当該駆動信号PW4を立ち下げる(図10のd6)。各第1スレーブマイコンSM4は、この処理を繰り返す。
駆動信号PW5の制御は、駆動信号PW3の制御が第1同期信号CNT_TIM1を基準としたのに対し、第2同期信号CNT_TIM2を基準とする点が異なっている。具体的には例えば、図10に示すように、駆動信号PW5について、各第2スレーブマイコンSM5は、設定された第2同期信号CNT_TIM2の周期の開始時刻(図10のe1)から第5オフ時間が経過した後に(図10のe2)、第5オン補正値に対応した時間TU5分、立ち上がりタイミングを遅らせて(図10のe3)対応する駆動信号PW5を立ち上げ(図10のe4)、第5オン補正値に対応した時間TU5分だけ短いオン時間が経過した後に(図10のe5)、第5オフ補正値に対応した時間TD5分、立ち下がりタイミングを遅らせて(図10のe6)当該駆動信号PW5を立ち下げる(図10のe7)。各第2スレーブマイコンSM5は、この処理を繰り返す。これにより、スイッチング素子Q4がオン状態である間にスイッチング素子Q5をオン状態に遷移させることができる。
駆動信号PW6の制御は、駆動信号PW1の制御が第1同期信号CNT_TIM1を基準としたのに対し、第2同期信号CNT_TIM2を基準とする点が異なっている。具体的には例えば、図10に示すように、駆動信号PW6について、各第3スレーブマイコンSM6は、設定された第2同期信号CNT_TIM2の周期の開始時刻(図10のf1)から第6オフ補正値に対応した時間TD6分、立ち下がりタイミングを遅らせて(図10のf2)対応する駆動信号PW6を立ち下げ(図10のf3)、第6オフ補正値に対応した時間TD6分だけ短いオフ時間が経過した後に(図10のf4)、第6オン補正値に対応した時間TU6分、立ち上がりタイミングを遅らせて(図10のf5)当該駆動信号PW6を立ち上げる(図10のf6)。各第3スレーブマイコンSM6は、この処理を繰り返す。これにより、スイッチング素子Q5がオン状態である間にスイッチング素子Q6をオン状態に遷移させることができる。また、スイッチング素子Q6がオン状態である間にスイッチング素子Q4をオン状態に遷移させることができる。
これにより、スイッチング素子Q4、Q5、Q6のいずれも、オン状態に遷移する際に、他のスイッチング素子がオン状態であるため、スイッチング素子Q4、Q5、Q6のいずれについても、オン状態に遷移する際にドレイン、ソース間に大きな電圧がかからないので、オン状態に遷移する際にかかる負荷を同様に軽減することができる。また、スイッチング素子Q4、Q5、Q6のいずれも、オフ状態に遷移する際に、他のスイッチング素子がオン状態であるため、スイッチング素子Q4、Q5、Q6のいずれについても、オフ状態に遷移する際にドレイン、ソース間に大きな電圧がかからないので、オフ状態に遷移する際にかかる負荷を同様に軽減することができる。このように、スイッチング素子Q4、Q5、Q6のいずれも同様に負荷を軽減することができるため、より均一な条件でスイッチング素子Q4、Q5、Q6を試験することができる。
また、第2同期信号CNT_TIM2を第1同期信号CNT_TIM1から半周期ずらすことによって、スイッチング素子Q1、Q2、Q3のいずれかに電流が流れている状態のときにスイッチング素子Q4、Q5、Q6のいずれかがオン状態に遷移することができる。このため、スイッチング素子Q4、Q5、Q6がオン状態に遷移する際に、当該スイッチング素子にかかる電圧を軽減することができるため、当該スイッチング素子にかかる負荷を軽減することができる。また、全ての被試験デバイスDUT1、…、DUT6において、スイッチング素子Q1、Q2、Q3のいずれかがオン状態で且つスイッチング素子Q4、Q5、Q6のいずれかがオン状態になる。このため、各被試験デバイスDUT1、…、DUT6の端子間で常時電流が流れるので、定電流源CSの陽極端子から陰極端子まで常時電流が流れる。このようにすることで、全てのスイッチング素子について、ドレインとソース間にかかる電圧を常時抑制することができるので、全てのスイッチング素子について均一な条件で並行して試験することができる。
なお、一つのスイッチング素子に対して、オン補正値及びオフ補正値という二つのパラメータで、駆動信号の立ち上がりタイミングまたは立ち下がりタイミングを両方とも遅らせる方向にのみ調節してもよい。これにより、オンオフタイミングの調整が複雑化せず、オンオフタイミングの調整を容易にすることができる。
なお、本実施形態では、制御部MC及びSCが、複数の駆動信号のオン時間が一部重複するように制御する例について説明したが、これに限ったものではない。制御部MC及びSCは、スイッチング素子Q1、Q2、Q3について、駆動信号PW1、PW2、PW3の間でオン時間に時間間隔が設けられるように制御してもよい。これにより、いずれのスイッチング素子Q1、Q2、Q3も、オン状態に遷移する際とオフ状態に遷移する際に当該スイッチング素子の一端と他端との間に同様な電圧がかかる。これにより、オフ状態に遷移する際に同様な負荷がかかり、且つオン状態に遷移する際に同様な負荷がかかるので、より均一な条件で複数のスイッチング素子を試験することができる。
更に、制御部MC及びSCは、スイッチング素子Q4、Q5、Q6について、駆動信号PW4、PW5、PW6の間でオン時間に時間間隔が設けられるように制御してもよい。これにより、いずれのスイッチング素子Q4、Q5、Q6も、オン状態に遷移する際とオフ状態に遷移する際に当該スイッチング素子の一端と他端との間に同様な電圧がかかる。これにより、オフ状態に遷移する際に同様な負荷がかかり、且つオン状態に遷移する際に同様な負荷がかかるので、より均一な条件で複数のスイッチング素子を試験することができる。
以上、説明したように、本実施形態に係る半導体試験装置100は、並列に接続された複数のスイッチング素子Q1、Q2及びQ3それぞれを互いに同じ周期を有する駆動信号によって一つの周期の内で複数のスイッチング素子Q1、Q2、Q3それぞれを1度ずつオン状態にするとともに、オンとオフを繰り返して並列に接続された複数のスイッチング素子Q1、Q2、Q3を試験する。半導体試験装置100は、複数のスイッチング素子Q1、Q2、Q3に供給される駆動信号それぞれのオンオフタイミングを補正するパラメータを受け付ける入力部11を備える。更に半導体試験装置100は、複数のスイッチング素子Q1、Q2、Q3それぞれに対して、対応する駆動信号を出力するゲートドライバ部GDを備える。更に半導体試験装置100は、入力部11から入力されたパラメータに基づいて、駆動信号PW1、PW2、PW3それぞれの立ち上がりタイミングまたは立ち下がりタイミングを調節して、複数の駆動信号PW1、PW2、PW3のオン時間が一部重複するか、または複数の駆動信号PW1、PW2、PW3のオン時間に時間間隔が設けられるように制御する制御部MCまたはSCを備える。
これにより、制御部MCまたはSCが複数の駆動信号PW1、PW2、PW3のオン時間が一部重複するように制御した場合、いずれのスイッチング素子Q1、Q2、Q3も、他のいずれかのスイッチング素子がオン状態の場合にオフ状態からオン状態に遷移させることができる。同様に、いずれのスイッチング素子Q1、Q2、Q3も、他のいずれかのスイッチング素子がオン状態の場合にオン状態からオフ状態に遷移させることができる。これにより、いずれのスイッチング素子Q1、Q2、Q3も、並列に接続された他のいずれかのスイッチング素子がオン状態にあるため、オン状態に遷移する際にスイッチング素子の一端と他端との間にかかる電圧を同様に軽減することができる。このため、いずれのスイッチング素子Q1、Q2、Q3にかかる負荷を同様に軽減することができ、より均一な条件で複数のスイッチング素子Q1、Q2、Q3を試験することができる。一方、複数の駆動信号PW1、PW2、PW3のオン時間に時間間隔が設けられるように制御した場合、いずれのスイッチング素子Q1、Q2、Q3も、オン状態に遷移する際とオフ状態に遷移する際にスイッチング素子Q1、Q2、Q3の一端と他端との間に同様な電圧がかかる。これにより、スイッチング素子Q1、Q2、Q3間でオン状態及びオフ状態に遷移する際に同様な負荷がかかるので、より均一な条件で複数のスイッチング素子Q1、Q2、Q3を試験することができる。
同様に、本実施形態に係る半導体試験装置100は、並列に接続された複数のスイッチング素子Q4、Q5及びQ6それぞれを互いに同じ周期を有する駆動信号によって一つの周期の内で複数のスイッチング素子Q4、Q5、Q6それぞれを1度ずつオン状態にするとともに、オンとオフを繰り返して並列に接続された複数のスイッチング素子Q4、Q5、Q6を試験する。入力部11は、複数のスイッチング素子Q4、Q5、Q6に供給される駆動信号それぞれのオンオフタイミングを補正するパラメータを受け付ける。ゲートドライバ部GDは、複数のスイッチング素子Q4、Q5、Q6それぞれに対して、対応する駆動信号を出力する。制御部MCまたはSCは、入力部11から入力されたパラメータに基づいて、駆動信号PW4、PW5、PW6それぞれの立ち上がりタイミングまたは立ち下がりタイミングを調節して、複数の駆動信号PW4、PW5、PW6のオン時間が一部重複するか、または複数の駆動信号PW4、PW5、PW6のオン時間に時間間隔が設けられるように制御する。
これにより、制御部MCまたはSCが複数の駆動信号PW4、PW5、PW6のオン時間が一部重複するように制御した場合、いずれのスイッチング素子Q4、Q5、Q6も、他のいずれかのスイッチング素子がオン状態の場合にオフ状態からオン状態に遷移させることができる。同様に、いずれのスイッチング素子Q4、Q5、Q6も、他のいずれかのスイッチング素子がオン状態の場合にオン状態からオフ状態に遷移させることができる。これにより、いずれのスイッチング素子Q4、Q5、Q6も、並列に接続された他のいずれかのスイッチング素子がオン状態にあるため、オン状態に遷移する際にスイッチング素子の一端と他端との間にかかる電圧を同様に軽減することができる。このため、いずれのスイッチング素子Q4、Q5、Q6にかかる負荷を同様に軽減することができ、より均一な条件で複数のスイッチング素子Q4、Q5、Q6を試験することができる。一方、複数の駆動信号PW4、PW5、PW6のオン時間に時間間隔が設けられるように制御した場合、いずれのスイッチング素子Q4、Q5、Q6も、オン状態に遷移する際とオフ状態に遷移する際にスイッチング素子Q4、Q5、Q6の一端と他端との間に同様な電圧がかかる。これにより、スイッチング素子Q4、Q5、Q6間でオン状態及びオフ状態に遷移する際に同様な負荷がかかるので、より均一な条件で複数のスイッチング素子Q4、Q5、Q6を試験することができる。
なお、実施形態は例示であり、発明の範囲はそれらに限定されない。
1 入出力部
11 入力部
12 出力部
13、21 CPU
100 半導体試験装置
BP バックプレーン
CS 定電流源
DUT1、DUT2、DUT3、DUT4、DUT5、DUT6 被試験デバイス
GD ゲートドライバ部
GD1、GD2、GD3、GD4、GD5、GD6 ゲートドライバ
GDU ゲートドライバユニット
GPG ゲートパルス発生器
Q1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6 スイッチング素子
MC、SC 制御部
MGD マスタゲートドライバ
MM マスタマイコン
SGD1、SGD2、SGD3、SGD4、SGD5 スレーブゲートドライバ
SM1、SM4 第1スレーブマイコン
SM2、SM5 第2スレーブマイコン
SM3、SM6 第3スレーブマイコン

Claims (8)

  1. 並列に接続された複数のスイッチング素子それぞれを互いに同じ周期を有する駆動信号によって一つの前記周期の内で前記複数のスイッチング素子それぞれを1度ずつオン状態にするとともに、オンとオフを繰り返して前記複数のスイッチング素子を試験する半導体試験装置であって、
    前記複数のスイッチング素子に供給される駆動信号それぞれのオンオフタイミングを補正するパラメータを受け付ける入力部と、
    前記複数のスイッチング素子それぞれに対して、対応する前記駆動信号を出力するゲートドライバ部と、
    前記入力部から入力された前記パラメータに基づいて、前記駆動信号それぞれの立ち上がりタイミングまたは立ち下がりタイミングを調節して、複数の前記駆動信号のオン時間が一部重複するか、または複数の前記駆動信号のオン時間に時間間隔が設けられるように制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする半導体試験装置。
  2. 前記入力部は、複数の前記駆動信号それぞれについて、立ち下がりタイミングを遅らせる時間に対応したオフ補正値と、立ち上がりタイミングを遅らせる時間に対応したオン補正値と、を前記パラメータとして受け付け、
    前記制御部は、一つの前記スイッチング素子に対する前記オン補正値に基づいて、当該スイッチング素子の立ち上がりタイミングを遅らせ、当該スイッチング素子に対する前記オフ補正値に基づいて、当該スイッチング素子の立ち下がりタイミングを遅らせることを特徴とする請求項1に記載の半導体試験装置。
  3. 前記制御部は、設定された同期信号の周期の開始時刻から第1オフ補正値に対応した時間分、立ち下がりタイミングを遅らせて対応する前記駆動信号を立ち下げ、前記第1オフ補正値に対応した時間分だけ短いオフ時間が経過した後に、第1オン補正値に対応した時間分、立ち上がりタイミングを遅らせて当該駆動信号を立ち上げることを特徴とする請求項2に記載の半導体試験装置。
  4. 前記制御部は、設定された同期信号の周期の開始時刻から第2オン補正値に対応した時間分、立ち上がりタイミングを遅らせて対応する前記駆動信号を立ち上げ、前記第2オン補正値に対応した時間分だけ短いオン時間が経過した後に、第2オフ補正値に対応した時間分、立ち下がりタイミングを遅らせて当該駆動信号を立ち下げることを特徴とする請求項2または3に記載の半導体試験装置。
  5. 前記制御部は、設定された同期信号の周期の開始時刻からオフ時間が経過した後に、第3オン補正値に対応した時間分、立ち上がりタイミングを遅らせて対応する前記駆動信号を立ち上げ、前記第3オン補正値に対応した時間分だけ短いオン時間が経過した後に、第3オフ補正値に対応した時間分、立ち下がりタイミングを遅らせて当該駆動信号を立ち下げることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の半導体試験装置。
  6. 前記制御部は、前記入力部から入力された前記パラメータに基づいて、第1の駆動信号がオン状態の間に第2の駆動信号を立ち上げるように制御し、第2の駆動信号がオン状態の間に第3の駆動信号を立ち上げるように制御し、第3の駆動信号がオン状態の間に第1の駆動信号を立ち上げるように制御することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の半導体試験装置。
  7. 前記スイッチング素子は、MOSトランジスタであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の半導体試験装置。
  8. 並列に接続された複数のスイッチング素子それぞれを互いに同じ周期を有する駆動信号によって一つの前記周期の内で前記複数のスイッチング素子それぞれを1度ずつオン状態にするとともに、オンとオフを繰り返して前記複数のスイッチング素子を試験する半導体試験方法であって、
    入力部が、前記複数のスイッチング素子に供給される駆動信号それぞれのオンオフタイミングを補正するパラメータを受け付けることと、
    制御部が、前記パラメータに応じて、設定された同期信号を基準として前記駆動信号それぞれの立ち上がりタイミングまたは立ち下がりタイミングを調節して、複数の前記駆動信号のオン時間が一部重複するか、または複数の前記駆動信号の間でオン時間に時間間隔が設けられるように制御することと、を有することを特徴とする半導体試験方法。
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