JP6456150B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラムに関し、特に、画像形成装置における表示を制御するために用いて好適なものである。
複合機等の画像形成装置のファームウェアは、機能の改善や障害への対応などを目的として、必要に応じてアップデートされる。
特許文献1には、画像形成装置の全体の制御を司るコントローラ用のファームウェアと、印刷機構を有するエンジン用のファームウェアとをアップデートする技術が開示されている。具体的に特許文献1では、画像形成装置は、ファームウェアのアップデートの内容が示された更新データを含むファームウェア更新ジョブを受信する。その後、画像形成装置は、画像形成装置の状態を印刷不可状態(オフライン)にしたうえで、ファームウェア更新モードに移行し、前記更新データに基づいてファームウェアをアップデートする。このとき、画像形成装置は、ファームウェアを書き換え中である旨、および、その処理の進捗状況について、操作部の表示パネルに表示する。
特開2008−282090号公報
ところで、近年、画像形成装置の操作部には、液晶画面が搭載されることが一般的になっており、タッチパネル等の操作部の入力手段も多様化している。また、ハードウェアの構成によっては、人感センサやカード認証等の機能が操作部に含まれる場合がある。したがって、コントローラのCPUとは別に設けられた操作部のCPUを制御するファームウェアの機能も複雑になってきている。そのため、機能の改善や、機能の追加のために、コントローラのCPUとは別に、操作部を制御するための操作部ユニットのCPUのファームウェアを適切に且つ安全にアップデートする必要がある。この場合、操作部ユニットのCPUのファームウェアのアップデートの進捗状況や結果等を正しくサービスマン等に通知することが望まれる。また、操作部ユニットのハードウェアに異常がある場合にも、当該異常があることを正しくサービスマン等に通知することが望まれる。
しかしながら、特許文献1には、ファームウェアのアップデートの進捗状況等を表示するための具体的な記載がなく、しかも、画像形成装置における表示の制御を実行する操作部ユニットの開示すらない。したがって、特許文献1に記載の技術では、操作部ユニットで画像形成装置における表示の制御を実行できない場合が想定されておらず、このような場合に画像形成装置における表示を行うことができない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置における表示を制御するためのユニットによる表示を行えない場合であっても当該表示を行うことができるようにすることを目的とする。
本発明の画像形成装置は、画像形成装置であって、前記画像形成装置の制御を行うメイン制御手段と、前記メイン制御手段とは別の制御手段であって、前記画像形成装置における操作手段および表示手段に対する制御を行う操作部制御手段と、を有し、前記メイン制御手段は、前記操作部制御手段で用いられるファームウェアの更新処理が行われている合、前記ファームウェアの更新処理の進捗状況を示す情報と、前記ファームウェアの更新処理の結果を示す情報とのうち、少なくとも何れか一方を、前記操作部制御手段を介さずに、前記表示手段に表示を行うことを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置における表示を制御するためのユニットによる表示を行えない場合であっても当該表示を行うことができる。
画像形成装置のハードウェアの構成を示す図である。 操作部ユニットの構成を示す図である。 メインコントローラのソフトウェアの構成の第1の例を示す図である。 メインコントローラと操作部ユニットの入出力の関係を示す図である。 画像形成装置の処理の第1の例を説明するフローチャートである。 LCDタッチパネルに表示される表示画面の第1の例を示す図である。 メインコントローラのソフトウェアの構成の第2の例を示す図である。 画像形成装置の処理の第2の例を説明するフローチャートである。 LCDタッチパネルに表示される表示画面の第2の例を示す図である。 LCDタッチパネルに表示される表示画面の第3の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。また、以下の実施形態で説明されている事項の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、画像形成装置100のハードウェアの構成の一例を示す図である。
図1において、画像形成装置100を制御するための構成として、以下に示すものを含む。
CPU111は、画像形成装置100全体に係る制御(メイン制御)を行う。CPU111は、ROM112に記憶されたメインコントローラ110用のファームウェアを読み出し、RAM113に展開して実行する。また、ROM112には、画像形成装置100に対するライセンス、画像形成装置100の機器構成情報、および各ファームウェアのバージョンといった、機器情報等も記憶される。
ハードディスクドライブ(HDD)114は、ネットワークI/F119を介してPC102から受信した印刷データを記憶する。
尚、CPU111により実行されるプログラムには、プリント用アプリケーションプログラムが含まれる。このプリント用アプリケーションプログラムが実行されることにより、HDD114に記憶された印刷データが、プリンタユニット140によるプリントが可能な画像データに変換される。HDD114には、プリンタユニット140によるプリントが可能な画像データ等も記憶される。
また、CPU111により実行されるファームウェアには、スキャン用アプリケーションプログラムが含まれる。このスキャン用アプリケーションプログラムが実行されることにより、スキャナユニット150は、画像データを読み取ると共に、読み取った画像データをHDD114に転送する。HDD114には、このようにしてスキャナユニット150から転送された画像データが記憶される。
操作部I/F115は、操作部ユニット130を介して画像形成装置100のユーザ(画像形成装置100の所有者やサービスマン等)により入力される指示をCPU111に伝達するためのインターフェースである。また、操作部I/F115は、操作部ユニット130に表示される内容を切り替えるための処理内容をCPU111から受信して操作部ユニット130に伝達する。尚、操作部ユニット130は、タッチパネル機能を有する液晶表示部およびキーボード等を備え、ユーザからの指示を受け付ける。
プリンタI/F116は、メインコントローラ110とプリンタユニット140とを相互に通信可能に接続するためのインターフェースである。
ここで、プリンタユニット140は、プリンタI/F116を介してHDD114から転送される画像データに基づいて記録媒体上にプリントを行うための各種の部品(エンジン)を備える。
フィニッシャユニット170は、プリンタユニット140によりプリントが行われた記録媒体に対して各種のフィニッシング処理を行うものである。フィニッシング処理とは、例えば、シートに対するステイプル処理、シートへのパンチ処理(穿孔処理)、中綴じ製本処理、トリミング処理等である。フィニッシャユニット170は、フィニッシング処理を行うための各種の部品(エンジン)を備える。
スキャナI/F117は、メインコントローラ110とスキャナユニット150とを相互に通信可能に接続するためのインターフェースである。
ここで、スキャナユニット150は、原稿上の画像をCCD(Charge Coupled Device)等により構成されるラインセンサを用いて画像データとして読み取るものである。そして、スキャナユニット150は、読み取った画像データをスキャナI/F117を介してHDD114へ転送する。スキャナユニット150は、これらの処理を行うための各種の部品(エンジン)を備える。尚、HDD114に記憶された画像データは、前述したプリンタユニット140により、記憶媒体へプリントされる。スキャナユニット150により読み取られた画像データをプリンタユニット140によりプリントすることにより、複写(コピー)処理が可能となる。
USB−HostI/F118は、メインコントローラ110とFAXユニット160とを相互に通信可能に接続するためのインターフェースである。
ここで、FAXユニット160は、USB−HostI/F118を介してHDD114から転送される画像データに基づいて、FAX回線105を介したFAX送信を行う。また、FAXユニット160は、FAX回線105を介して受信するデータに基づいて画像データを生成し、USB−HostI/F118を介してHDD114に転送する。尚、HDD114に記憶された画像データは、前述したプリンタユニット140により、記憶媒体へプリントされる。
USB−HostI/F118は、外部USBデバイス104とも相互に通信可能に接続することが可能である。外部USBデバイス104は、例えば、USBメモリやUSBキーボード等である。USBメモリからUSB−HostI/F118を介してHDD114に、ファームウェアのアップデートに必要な更新ファイルの転送を行うことも可能である。
ネットワークI/F119は、メインコントローラ110をLAN101に接続し、LAN101に接続されている外部装置(PC102やサーバ装置103等)との通信を行う。
画像形成装置100は、LAN101を介して、PC102と相互に通信可能に接続される。PC102は、画像形成装置100に対して、印刷データの送信、Webブラウザ経由での機器の操作、ファームウェアファイルの転送等を行うことが可能である。PC102がWebブラウザ経由で画像形成装置100を操作する場合、例えば、PC102のユーザは、Webブラウザにおいて画像形成装置100のIPアドレスを入力する。すると、画像形成装置100に対するRUI(Remote User Interface)がWebブラウザに表示される。PC102のユーザは、このRUIを利用して画像形成装置100を遠隔操作する。
また、画像形成装置100は、LAN101を介して、サーバ装置103と相互に通信可能に接続される。画像形成装置100は、ファームウェアのアップデートに必要な更新ファイルを、サーバ装置103からダウンロードすることができる。更新ファイルのダウンロードの際に用いるプロトコルは特に限定されない。例えば、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)やFTP(File Transfer Protocol)をかかるプロトコルとして用いることができる。
サーバ装置103には、出荷された製品(画像形成装置100)に対して、アップデートが必要な最新のファームウェアが常にアップロードされている。画像形成装置100は、ファームウェアの更新の有無の問い合わせをサーバ装置103に行うことで、最新のファームウェアを取得することができる。ただし、画像形成装置100の設置環境によっては、サーバ装置103には接続しないケースもある。
操作部ユニット130、プリンタユニット140、スキャナユニット150、FAXユニット160、およびフィニッシャユニット170は、それぞれCPU131、141、151、161、171、ROM132、142、152、162、172を有する。これらは、CPU111やROM112ほど規模は大きくはないが、それぞれのCPUがROMに格納されたファームウェアを読み出して、ユーザによる操作の受け付けや、デバイスの制御や、他のデバイスとの通信を行う。ファームウェアのアップデートの際には、これらのROM132、142、152、162、172、182、192に記憶されたファームウェアも更新の対象となり得る。
尚、操作部ユニット130、プリンタユニット140、スキャナユニット150、FAXユニット160、フィニッシャユニット170は、後から追加オプションとして取り付けられる場合や、故障等によって交換される場合がある。また、操作部ユニット130、プリンタユニット140、スキャナユニット150、FAXユニット160、フィニッシャユニット170は、用途等に応じて着脱される。
また、図1では、画像形成装置100が複合機(MFP)である場合を例に挙げて示す。しかしながら、メインコントローラ110と、操作部ユニット130と、画像を形成するためのユニットと、を有していれば、画像形成装置100は、複合機に限定されない。
また、以下の説明では、操作部ユニット130のCPU131を必要に応じて操作部CPU131と称し、操作部ユニット130のROM132を必要に応じて操作部ROM132と称する。
図2は、図1に示した操作部ユニット130の外観構成の一例を示す平面図である。尚、操作部ユニット130は、メインコントローラ110に通信可能に接続される。操作部ユニット130は、ユーザが画像形成装置100を操作するためのユーザI/Fを提供する。
操作部ユニット130を制御するファームウェアは操作部ROM132に記憶され、操作部CPU131により実行される。これにより、操作部CPU131による操作部ユニット130内のユーザインターフェースの制御(操作部制御)が行われる。尚、図2では、操作部CPU131および操作部ROM132を破線で示すが、実際には、操作部CPU131および操作部ROM132は、画像形成装置100の内部に配置され、図2に示す平面図では視認されない。
LCDタッチパネル201には、それぞれのファンクションに対応したアイコンが表示される。これらのアイコンは、コピー、スキャンして保存、保存文書の印刷、スキャンして送信、およびFAXのそれぞれの機能、あるいは、当該機能のための画面に移行させるためのキーである。これらのアイコンをLCDタッチパネル201上で選択することで、ユーザは当該アイコンに対応する機能の詳細な設定を行い、画像形成装置100の機能を実行することができる。主なモード設定、状況表示等もLCDタッチパネル201を用いて行われる。
ハードキー202には、0〜9までの数値を入力するためのテンキー、部門番号と暗証モードを入力するためのIDキー、設定されたモードをリセットするためのリセットキー、および各モードについての説明画面を表示するためのガイドキーが含まれる。また、ハードキー202には、各種設定を行うためのユーザモード画面に移行するためのユーザーモードキー、割り込みコピーを行うための割り込みキー等も含まれる。
スタートキー203は、コピー動作をスタートさせるためのキーである。ストップキー204は、実行中のコピージョブを中止させるためのキーである。節電キー205は、画像形成装置100を省電力状態に移行させるためのキーである。節電キー205が押下されることによりLCDタッチパネル201のバックライトが消え、画像形成装置100は省電力状態に移行する。カウンタ確認キー206は、コピー枚数を確認するためのキーである。カウンタ確認キー206が押下することにより、それまでのコピー枚数が集計され、その数を表示するカウント画面がLCDタッチパネル201に表示される。調整キー207は、LCDタッチパネル201のコントラストを調整するためのキーである。
ジョブLED208は、ジョブの実行中であることや、画像メモリへの画像データの蓄積中であることを示すLEDである。エラーLED209は、ジャムやドアオープンが発生している状態等、画像形成装置100がエラー状態にあることを示すLEDである。電源LED210は、画像形成装置100の電源がONになっていることを示すLEDである。
人感センサ211は、人間が画像形成装置100に近づいたことを検知する。人間を検知したことを示す情報は、操作部CPU131により制御され、メインコントローラ110に対して通知される。
図3を参照しながら、メインコントローラ110のCPU111により実行されるソフトウェアの構成の一例を説明する。尚、図3に示される各部で実行されるプログラムは、図1のROM112に記憶されているものとする。
メインシステム310には、本実施形態における画像形成装置100の各種機能を実現するためのプログラムが配置される。
プリンタ制御部311は、プリンタI/F116を介したプリンタユニット140の制御を行うためのものである。スキャナ制御部312は、スキャナI/F117を介したスキャナユニット150の制御を行うためのものである。
USB制御部313は、USB−HostI/F118を介して、その先の外部USBデバイス104の制御を行うためのものである。外部USBデバイス104としてUSBメモリが画像形成装置100に接続されている場合、USB制御部313により、ファームウェアのアップデートに必要な更新ファイルおよび更新情報のUSBメモリからの転送処理に関する制御が行われる。USB−HostI/F118に転送された更新ファイルおよび更新情報は、HDD114に保存される。
アプリケーション制御部314は、外部装置の直接の制御は行うためのものではないが、画像形成装置100の様々な機能を実現するためのものである。アプリケーション制御部314は、httpd(Hyper Text Transfer Protocol Deamon)、lpd(Line Printer Deamon)、Webブラウザ機能、機器情報配信機能等を実現する。
電力制御部315は、画像形成装置100の状態に応じて各オプションユニットと通信して、画像形成装置100の電源供給の制御を行うためのものである。電力制御部315により、各オプションユニットの制御が可能となる。画像形成装置100が一定時間使用されない場合、電力制御部315は、不要なユニットの電源を落として、画像形成装置100を、節電モードやスリープモードといった省電力状態へ移行させる。
プログラム更新処理部316は、ROM112、132、142、152、162、172に記憶されたファームウェアの更新を行うためのものである。このファームウェアの更新は、例えば、操作部ユニット130を介してユーザからファームウェアのアップデートの実行の指示があった際、あるいは事前に予約されたアップデート時刻になった際に行われる。
操作部入力受信部317は、操作部ユニット130側において操作部CPU131により制御される、LCDタッチパネル201、ハードキー202、およびその他の操作部ユニット130の入力デバイスからの入力情報を受信するためのものである。人感センサ211による検知情報も操作部CPU131により入力情報として制御され、操作部入力受信部317により受信される。
操作部表示画面生成部318は、画像形成装置100の動作の状況やエラー状況、または、操作部入力受信部317により受信された入力情報に応じて、LCDタッチパネル201に表示するための画面を生成する。
操作部表示送信部319は、操作部表示画面生成部318で生成された画面を操作部ユニット130に対して送信する。この操作部ユニット130に送信される画面の描画処理は、操作部CPU131による制御を介さないで、直接LCDタッチパネル201に対して行われる。そのため、操作部CPU131が故障している、あるいは、操作部ROM132に記憶されたファームウェアが正常でない状態であっても、LCDタッチパネル201への画面表示を行うことができる。
通信処理部320は、ネットワークI/F119を介して、PC102やサーバ装置103との通信を行う。通信処理部320は、LAN101を介して、ファームアップデートに必要な更新ファイルおよび更新情報のサーバ装置103からの転送処理を行う。通信処理部320に転送されたファイルは、HDD114に保存される。
次に、図4を参照しながら、メインコントローラ110と操作部ユニット130の入出力の関係の一例を説明する。図4では説明のため、図2に示した操作部ユニット130のハードウェアを簡略化して示す。
伝送路401、402、403はそれぞれ、操作部I/F115を介した、メインコントローラ110と、操作部CPU131、LCDタッチパネル201、節電キー205との通信に用いられる経路である。
ユーザが、LCDタッチパネル201に対するタッチを行った場合、または、ハードキー202、スタートキー203、ストップキー204を用いて入力操作を行った場合、その入力操作の内容は、入力通知411として操作部CPU131に通知される。
また、人感センサ211により人間が検知された場合、そのことが、検知通知412として操作部CPU131に通知される。
操作部CPU131は、入力通知411、検知通知412の内容を解釈し、メインコントローラ110に対して、入力通知413を行う。入力通知413が伝送される経路は、伝送路401である。メインコントローラ110では、操作部入力受信部317が、入力通知413を受信する。メインコントローラ110は、入力通知413に応じた画像形成装置100の処理を行う。
画像形成装置100の状態に応じて、操作部表示画面生成部318により表示画面が生成される。操作部表示送信部319は、操作部ユニット130に対して、この表示画面の表示を指示する画面表示通知421を行う。画面表示通知421が伝送される経路は、伝送路402である。画面表示通知421により、操作部表示画面生成部318により生成された表示画面がLCDタッチパネル201に表示される。この表示画面の表示に際しては、操作部CPU131による制御を介さず、メインコントローラ110からLCDタッチパネル201に対して、直接描画処理が行われる。
画像形成装置100の状態に応じて、操作部表示送信部319より、LED点灯通知431が行われる。LED点灯通知431が伝送される経路は、伝送路401である。LED点灯通知431は、操作部CPU131により受け取られる。操作部CPU131は、LED点灯通知431の内容を解釈し、ジョブLED208、エラーLED209、および電源LED210のうち、適切なLEDに対して、LED点灯通知432を行い、LEDを点灯させる。
節電キー205のように、ハードウェアの構成やキー入力時の処理によっては、キーの操作があったことや操作の内容を示す入力通知441が、操作部CPU131を介さずにメインコントローラ110に行われるキーがある。入力通知441が伝送される経路は、伝送路403である。このようなキーは、操作部CPU131の状態に関わらず入力が可能なキーである。
ユーザからファームウェアのアップデートの実行の指示があった際、あるいは事前に予約されたアップデート時刻になり、操作部ROM132に記憶されたファームウェアが更新の対象となった場合、プログラム更新処理部316による処理が行われる。具体的にプログラム更新処理部316は、ファームウェアアップデート451(操作部ROM132に記憶されたファームウェアのアップデートのための処理)を行う。ファームウェアアップデート451を行うためのデータが伝送される経路は、伝送路401である。
本実施形態では、メインコントローラ110と操作部CPU131との間の通信はシリアル通信である。したがって、メインコントローラ110と操作部CPU131との間で入出力を同時に行うことができない。すなわち、ファームウェアアップデート451により、メインコントローラ110からデータが転送されている間は、操作部CPU131の制御を介した入力通知413やLED点灯通知431ができなくなる。一方で、画面表示通知421は、メインコントローラ110からLCDタッチパネル201に対して直接行われる。したがって、メインコントローラ110は、ファームウェアアップデート451のためのデータが転送されている最中であっても、前述した表示画面の描画処理を行うことができる。
次に、図5のフローチャートを参照しながら、ファームウェアの更新処理(アップデート)を行う際の画像形成装置100の処理の一例を説明する。図5のフローチャートに記載の動作を実現するプログラムは、例えば、ROM112に記憶され、CPU111により実行される。
ここで、図5のフローチャートによる処理が開始される前に、必要なファームウェアの更新ファイルおよび更新情報は、サーバ装置103または外部USBデバイス104等からHDD114に対して転送済みであるとする。
画像形成装置100のファームウェアのアップデートにおいては、動作中のファームウェアの更新を安全に実施する必要がある。そこで、ステップS501において、プログラム更新処理部316は、ファームウェアアップデート451の実行の指示に応じて、処理中のジョブを停止して、画像形成装置100のシステムの再起動を行う。この再起動後、プログラム更新処理部316は、画像形成装置100の状態を、ファームウェアアップデート用の特殊な起動状態とする。ファームウェアアップデート451の実行の指示の受け付けは、操作部ユニット130を介したユーザからの入力である場合もあるし、PC102やサーバ装置103からの通信により実行されるものである場合もある。
次に、ステップS502において、プログラム更新処理部316は、操作部CPU131に問い合わせを行うことにより、操作部ROM132に記憶された、操作部ユニット130のファームウェアのバージョンを取得する。
ここでは、説明を簡単にするために、操作部ユニット130の操作部ROM132に対するファームウェアの更新処理に限定して説明する。しかし、画像形成装置100のファームウェアの更新処理は、メインコントローラ110のROM112と、操作部ユニット130以外のオプションユニットのROM142、152、162、172との少なくとも何れか1つに対しても並列で行われ得る。したがって、以下の処理において、このような並列処理を行ってもよい。
次に、ステップS503において、プログラム更新処理部316は、操作部ユニット130のファームウェアのバージョンを正しく取得できたか否かを判定する。例えば、メインコントローラ110に操作部ユニット130が接続されていない場合や、操作部ユニット130のハードウェア(の一部)もしくはファームウェアが故障している場合に、操作部ユニット130のファームウェアのバージョンを正しく取得できない。このような場合には、例えば、バージョン自体を取得できなかったり、バージョンとして正しくない値が取得されなかったりする。したがって、処理は異常終了となる。
このとき、操作部ユニット130がメインコントローラ110に接続されている場合には、次のようにする。すなわち、操作部表示画面生成部318は、ファームウェアの更新が正常に終了しなかったことを示す表示画面を作成する。そして、操作部表示送信部319は、伝送路402を経由してLCDタッチパネル201に対して、前記表示画面を表示させるための画面表示通知421を行う。これにより、ファームウェアの更新が正常に終了しなかったことを示す情報が、操作部CPU131を介さずにLCDタッチパネル201に表示される。
一方、ステップS503の判定の結果、操作部ユニット130のファームウェアのバージョンを正しく取得できた場合には、ステップS504に進む。
ステップS504に進むと、プログラム更新処理部316は、アップデートの対象の操作部ユニット130のファームウェアのバージョンと、ステップS502で取得された操作部ユニット130のファームウェアのバージョンとに差分があるか否かを判定する。アップデートの対象の操作部ユニット130のファームウェアは、前述したように、図5のフローチャートが開始される前に、HDD114に記憶されている。
この判定の結果、プログラム更新処理部316は、アップデートの対象の操作部ユニット130のファームウェアのバージョンと、ステップS502で取得された操作部ユニット130のファームウェアのバージョンとに差分がない場合、更新処理は不要である。したがって、処理は正常終了となる。
このとき、次のようにする。すなわち、操作部表示画面生成部318は、ファームウェアの更新をスキップすることを示す表示画面を作成する。そして、操作部表示送信部319は、伝送路402を経由してLCDタッチパネル201に対して、前記表示画面を表示させるための画面表示通知421を行う。これにより、ファームウェアの更新をスキップすることを示す情報が、操作部CPU131を介さずにLCDタッチパネル201に表示される。
一方、ステップS504の判定の結果、アップデートの対象の操作部ユニット130のファームウェアのバージョンと、ステップS502で取得された操作部ユニット130のファームウェアのバージョンとに差分がある場合には、ステップS505に進む。
ステップS505に進むと、プログラム更新処理部316は、アップデートの対象の操作部ユニット130のファームウェアの転送用の通信経路が使用中であるか否かを判定する。具体的にこの通信経路は、操作部I/F115と操作部CPU131とを相互に接続するシリアル通信による伝送路401である。図4に示したように、伝送路401は、入力通知413、LED点灯通知431、およびファームウェアアップデート451が行われる通信経路である。
入力通知413、LED点灯通知431、およびファームウェアアップデート451を同時に行うことはできない。このため、例えば、メインコントローラ110が、LCDタッチパネル201やキー入力を受け付けるために、伝送路401を使用している場合には、ステップS506に進む。
ステップS506に進むと、プログラム更新処理部316は、ファームウェアアップデート451を行うためのデータの転送用に前記通信経路(伝送路401)を開放する。そして、ステップS507に進む。
一方、伝送路401を使用していない場合には、ステップS506の処理を行わずに、ステップS507に進む。
ステップS507に進むと、プログラム更新処理部316は、操作部ROM132に対するファームウェアアップデート451の処理を開始する。本実施形態では、プログラム更新処理部316は、更新ファイルを一定のサイズのパケットに分けて転送する。そのため、ステップS508において、プログラム更新処理部316は、更新ファイルのサイズと、転送するパケットのサイズとから、更新ファイルのパケットの転送回数を算出する。
次に、ステップS509において、プログラム更新処理部316は、ステップS508で算出された転送回数分のパケットの転送が完了したか否かを判定する。この判定の結果、パケットの転送が完了していない場合には、完了するまで以下のステップS510〜S512の処理を繰り返し行う。
まず、ステップS510において、プログラム更新処理部316は、操作部CPU131に対して、更新ファイルのデータのうち、転送パケットサイズ分のデータを送信する。
次に、ステップS511において、操作部表示画面生成部318は、データの転送回数に応じたファームウェアアップデート451の処理(ファームウェアの操作部ROM132に対する書き込み)の進捗状況を示す情報を表示する表示画面を作成する。そして、操作部表示送信部319は、伝送路402を経由してLCDタッチパネル201に対して、前記表示画面を表示させるための画面表示通知421を行う。これにより、ファームウェアアップデート451の処理の進捗状況を示す情報が、操作部CPU131を介さずにLCDタッチパネル201に表示される。尚、ここでの進捗状況の表示画面の内容については、図6を用いて後述する。
ステップS510とステップS511で、1パケット分のデータの転送と、ファームウェアアップデート451の処理の進捗状況の表示とが終わると、ステップS512に進む。
ステップS512に進むと、プログラム更新処理部316は、転送したパケットのSUM値のチェックを行い、正しくパケットが転送されているか否か(パケットのSUM値のチェック結果がOKであるか否か)を判定する。この判定の結果、SUM値のチェック結果がNGである場合には、何らかの問題が発生している。したがって、処理は異常終了となる。
このとき、次のようにする。すなわち、操作部表示画面生成部318は、ファームウェアの更新が正常に終了しなかったことを示す表示画面を作成する。そして、操作部表示送信部319は、伝送路402を経由してLCDタッチパネル201に対して、前記表示画面を表示させるための画面表示通知421を行う。これにより、ファームウェアの更新が正常に終了しなかったことを示す情報が、操作部CPU131を介さずにLCDタッチパネル201に表示される。
一方、ステップS512の判定の結果、パケットのSUM値のチェック結果がOKである場合には、ステップS509に戻る。そして、前述したように、ステップS508で算出された転送回数分のパケットの転送が完了するまで以下のステップS510〜S512の処理を繰り返し行う。
ステップS508で算出された転送回数分のパケットの転送が完了すると、ステップS513に進む。ステップS513に進むと、プログラム更新処理部316は、転送した更新ファイル全体のSUM値のチェックを行い、正しく更新ファイルが転送されたか否か(更新ファイル全体のSUM値のチェック結果がOKであるか否か)を判定する。この判定の結果、SUM値のチェック結果がNGである場合には、何らかの問題が発生している。したがって、異常終了となる。このとき、ステップS512の判定の結果、異常終了となる場合と同様に、ファームウェアの更新が正常に終了しなかったことを示す表示画面が、操作部CPU131を介さずにLCDタッチパネル201に表示される。
最後に、ステップS514において、プログラム更新処理部316は、画像形成装置100のシステムの再起動を行う。この場合には、正常終了となる。
このとき、次のようにする。すなわち、操作部表示画面生成部318は、ファームウェアの更新が正常に終了したことを示す表示画面を作成する。そして、操作部表示送信部319は、伝送路402を経由してLCDタッチパネル201に対して、前記表示画面を表示させるための画面表示通知421を行う。これにより、ファームウェアの更新が正常に終了したことを示す情報が、操作部CPU131を介さずにLCDタッチパネル201に表示される。
ステップS514における画像形成装置100のシステムの再起動の処理時に、操作部ユニット130に対してもリセット処理がかかる。このため、画像形成装置のシステムの次回の起動時に、操作部CPU131が操作部ROM132からアップデート済みのファームウェアを読み出すことにより、メインコントローラ110の起動と同時に操作部ユニット130が起動する。
図6は、図5のステップS511の処理でLCDタッチパネル201に表示される表示画面の一例を示す図である。
図6に示す表示画面600では、メインコントローラ110と操作部ユニット130に加えて、他のオプションユニットのアップデート処理の進捗状況も表示される。前述したように、それぞれのオプションユニットの更新処理が並列で行われる場合には、それぞれの更新処理の進捗状況が、リアルタイムにLCDタッチパネル201に表示される。
また、図6に示す表示画面600では、アップデートの対象のFAXユニット160のファームウェアのバージョンと、FAXユニット160のROM162に記憶されている現在のファームウェアのバージョンとが同じである場合を例に挙げて示す。すなわち、図6に示す表示画面600では、進捗状況ではなく、FAXユニット160のファームウェアの更新をスキップすることを示す情報(図6の「skip」を参照)が表示される。
以上のように本実施形態では、メインコントローラ110と操作部ユニット130の操作部CPU131とが相互に通信を行うための伝送路401と独立した伝送路として、伝送路402を設ける。伝送路402は、メインコントローラ110が操作部CPU131を介さずにLCDタッチパネル201に対して直接描画処理を行うための通信経路である。
メインコントローラ110は、操作部ユニット130のファームウェアの更新処理を、伝送路401を用いて行う。このとき、メインコントローラ110は、当該更新処理の進捗状況や結果を示す表示画面のLCDタッチパネル201に対する描画処理を、伝送路402を用いて行う。
したがって、操作部ユニット130のファームウェアの更新処理を行っているため、操作部CPU131によりLCDタッチパネル201に対する描画処理を行うことができないときであっても、LCDタッチパネル201における画面表示を行うことができる。また、ファームウェアの更新処理に異常が発生した場合にはその旨の表示を出してユーザに通知することができる。
また、本実施形態では、操作部ユニット130のファームウェアの更新後のリセット処理を、画像形成装置100のシステムの再起動と同時に行う。したがって、当該リセット処理時の画面にちらつきが生じたりや、表示が止まったりすることを抑制することができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、ファームウェアの更新処理を行っているときに、ファームウェアの更新処理の進捗状況や結果を示す表示画面を、LCDタッチパネル201に表示する場合を例に挙げて説明した。これに対し、本実施形態では、操作部ユニット130に対する入力操作を行うことができないときに、操作部ユニット130に対する入力操作の代替手段を示す表示画面を、LCDタッチパネル201に表示する場合について説明する。尚、操作部ユニット130に対する入力操作を行うことができない場合には、例えば、次の2つの場合がある。すなわち、操作部ユニット130のハードウェアが何らかの理由で故障した場合や、操作部CPU131のファームウェアがアップデート前またはアップデート中に正常でない状態になった場合がある。
このように本実施形態と第1の実施形態とは、LCDタッチパネル201への表示に係る処理が主として異なる。したがって、本実施形態の説明において、第1の実施形態と同一の部分については、図1〜図6に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
本実施形態の画像形成装置100のハードウェアの構成は、例えば、図1、図2および図4に示したものと同じもので実現できる。また、図7は、メインコントローラ110のCPU111により実行されるソフトウェアの構成の一例を説明する図である。本実施形態の画像形成装置100のソフトウェアの構成は、図3に示した第1の実施形態の画像形成装置100のソフトウェアの構成に対し、プログラム更新処理部316の代わりに代替処理部716を設けた点のみが異なる。
代替処理部716は、メインコントローラ110や、操作部ユニット130(ハードウェアやファームウェア)が異常であるか否かを判定し、異常である場合に、操作部ユニット130に対する入力操作の代替手段を決定する。
図8のフローチャートを参照しながら、操作部ユニット130に対する入力操作の代替手段を表示する際の画像形成装置100の処理の概要の一例を説明する。図8のフローチャートに記載の動作を実現するプログラムは、例えば、ROM112に記憶され、CPU111により実行される。
ステップS801において、代替処理部716は、画像形成装置100のシステムの起動処理を行う。この起動処理は、画像形成装置100における通常の起動処理である。また、この起動処理が行われるタイミングは、ファームウェアのアップデートが行われた後であっても、ユーザが画像形成装置100の主電源をONしたタイミングであってもよい。ファームウェアのアップデートの処理は、例えば、第1の実施形態で説明した図5の処理を実行することにより実現される。
画像形成装置100のシステムの起動処理が終わると、ステップS802において、代替処理部716は、操作部CPU131に問い合わせを行うことにより、操作部ROM132に記憶された、操作部ユニット130のファームウェアのバージョンを取得する。
次に、ステップS803において、プログラム更新処理部316は、操作部ユニット130のファームウェアのバージョンを正しく取得できたか否かを判定する。操作部ユニット130のファームウェアのバージョンを正しく取得できない場合とは、例えば、バージョン自体を取得できない場合や、バージョンとして正しくない値が取得される場合である。この判定の結果、操作部ユニット130のファームウェアのバージョンを正しく取得できた場合は、操作部ユニット130が正常に起動していることになるので、処理は正常終了となる。
一方、操作部ユニット130のファームウェアのバージョンを正しく取得できなかった場合には、操作部ユニット130のハードウェア(の一部)もしくはファームウェアが故障している可能性がある。その際、画像形成装置100が、即時エラーと判断して、サービスマンの出動を必要とするサービスマンエラーを発行すると、ユーザは、画像形成装置100を使用することができなくなるため、サービスマンの出動や部品の交換を待つ必要が生じる。
そこで、本実施形態では、このような場合であっても、メインコントローラ110側が正常である場合には、LCDタッチパネル201へ表示画面を出力することによって、操作部ユニット130に対する入力操作の代替手段をユーザに提供する。ステップS804以降で、そのための処理の一例を説明する。
まず、ステップS804において、代替処理部716は、メインシステム310が正常に動作しているか否かを判定する。この判定は、例えば、ROM112に記憶されているファームウェアのバージョンを正しく取得できるか否か、または、プリンタユニット140との通信が正常に行われるか否かを判定することにより行われる。
この判定の結果、メインシステム310が正常に動作していないと判定された場合には、ステップS808に進む。ステップS808に進むと、操作部表示画面生成部318は、サービスマンエラーを示す表示画面を生成する。そして、操作部表示送信部319は、伝送路402を経由してLCDタッチパネル201に対して、前記表示画面を表示させるための画面表示通知421を行う。また、画像形成装置100がLAN101を介してサービス用のサーバと相互に通信可能に接続されている場合、通信処理部320は、サービス用サーバに対して、サービスコールを発行する。これらの処理により、サービスマンの出動が要請される。そして、図8のフローチャートによる処理を終了する。
一方、ステップS804の判定の結果、メインシステム310が正常に動作していると判定された場合には、ステップS805に進む。ステップS805に進むと、代替処理部716は、画像形成装置100がネットワークに接続済みであるか否か、すなわち、メインコントローラ110がネットワークI/F119を介して外部装置と接続することが可能であるか否かを判定する。この判定の結果、画像形成装置100がネットワークに接続済みでない場合には、画像形成装置100の外部から画像形成装置100に対する操作を行うことはできないので、後述するステップS811に進む。
一方、画像形成装置100がネットワークに接続済みである場合には、ステップS806に進む。ステップS806に進むと、代替処理部716は、VNC(Virtual Network Computing)のような、外部デバイスを用いた操作部ユニット130による入力機能の代替となる入力機能が有効であるか否かを判定する。この判定の結果、外部デバイスを用いた入力機能が有効である場合、PC102あるいはスマートフォン等のモバイルデバイスで、操作部ユニット130に対する入力操作の代替となる入力操作を外部デバイスで実行できる可能性がある。この場合は、ステップS809に進む。
ステップS809に進むと、操作部表示画面生成部318は、画像形成装置100にアクセスするためのIPアドレス等の情報と、操作部ユニット130に対する入力操作の代替となる入力操作に関する情報を示す表示画面を生成する。そして、操作部表示送信部319は、伝送路402を経由してLCDタッチパネル201に対して、前記表示画面を表示させるための画面表示通知421を行う。そして、図8のフローチャートによる処理を終了する。尚、ここでの表示画面の内容については、図9を用いて後述する。
一方、ステップS806の判定の結果、外部デバイスを用いた入力機能が有効でない場合には、ステップS807に進む。ステップS807に進むと、代替処理部716は、例えばHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を用いた、Webブラウザから画像形成装置100へのアクセスが有効か否かを判定する。この判定の結果、Webブラウザから画像形成装置100へのアクセスが有効である場合にはPC102等からWebブラウザ経由で、画像形成装置100に対する設定や操作が可能である。したがって、操作部ユニット130が故障していたとしても、画像形成装置100の一部または全部の機能を利用することが可能となる。この場合には、ステップS810に進む。
ステップS810に進むと、操作部表示画面生成部318は、画像形成装置100にアクセスするためのIPアドレス等の情報と、操作部ユニット130に対する入力操作の代替となる入力操作に関する情報を示す表示画面を生成する。そして、操作部表示送信部319は、伝送路402を経由してLCDタッチパネル201に対して、前記表示画面を表示させるための画面表示通知421を行う。ステップS810に進んだ場合には、RUI(Remote User Interface)が利用される。そして、図8のフローチャートによる処理を終了する。
一方、ステップS807の判定の結果、Webブラウザから画像形成装置100へのアクセスが有効でない場合には、ステップS811に進む。また、前述したように、ステップS805において、画像形成装置100がネットワークに接続済みでないと判定された場合にもステップS811に進む。
ここで、ステップS806・S809およびS807・S810で説明したような代替手段以外にも代替手段がある場合は、当該代替手段を利用できるか否かの判定を行うことができる。
以上のような、操作部ユニット130に対する入力操作の代替手段がない場合には、操作部ユニット130のファームウェアのアップデートをリトライすることで、操作部ユニット130を正常な状態に復帰できる場合がある。尚、ここでは、操作部ユニット130のファームウェアのアップデートを過去に行った場合を例に挙げて説明する。しかしながら、操作部ユニット130のファームウェアのアップデートを一度も行っていない場合であっても、以下で説明する処理と同様の処理を行うことができる。この場合には、以下の説明において「リトライ」を「実行」に置き換えればよい。
ステップS811に進むと、操作部表示画面生成部318は、ファームウェアのアップデートのための画像形成装置100の再起動処理を実行することでファームウェアのアップデートのリトライを促す情報を示す表示画面を生成する。そして、操作部表示送信部319は、伝送路402を経由してLCDタッチパネル201に対して、前記表示画面を表示させるための画面表示通知421を行う。これにより、画像形成装置100の再起動処理が行われた場合には、操作部ユニット130のファームウェアのアップデートのリトライが行われる。このアップデートの処理は、例えば、図5のフローチャートを実行することにより実現される。
ただし、操作部ユニット130のハードウェアの故障の場合には、リトライしても、操作部ユニット130は復帰されない。このため、ステップS810における表示画面の表示の回数を予め設定しておくことが望ましい。例えば、ステップS811の処理の前に、代替処理部716は、ステップS810における表示画面の表示の回数が所定の回数になっているか否かを判定する。この判定の結果、ステップS810における表示画面の表示の回数が所定の回数になっていない場合に、ステップS811に進む。一方、ステップS810における表示画面の表示の回数が所定の回数になっている場合には、例えば、ステップS808と同様の処理を行う。そして、図8のフローチャートによる処理を終了する。尚、ここでの表示画面の内容については、図10を用いて後述する。
図9は、図8のステップS809の処理でLCDタッチパネル201に表示される表示画面の一例を示す図である。
図9に示す表示画面900のように、画像形成装置100のIPアドレスを通知することで、操作部ユニット130に対する入力によって設定の確認等を行わなくても、別の外部デバイスから、画像形成装置100へアクセスすることを試みることが可能になる。
また、この状態でも、プリンタユニット140やフィニッシャユニット170は正常な状態であるため、PC102等からのプリントジョブ等、操作部ユニット130に対する入力を介さない画像形成装置100の機能は継続して使用可能である。そこで、図9に示す表示画面900ではその旨も表示する。
尚、図8のステップS810の処理でLCDタッチパネル201に表示される表示画面も、図9に示す表示画面900と同様の表示画面により実現することができる。ただし、この場合には、例えば、図9における「別デバイス」を「Webブラウザ」とするのが好ましい。
図10は、図8のステップS811の処理でLCDタッチパネル201に表示される表示画面の一例を示す図である。
図10に示す表示画面1000では、画像形成装置100を再起動することでファームウェアのアップデート処理をリトライすることを促す情報が表示される。この場合、節電キー205のように、操作部CPU131の制御を介さないで、直接メインコントローラ110に入力通知441を行うことが可能なキーの操作をトリガとして画像形成装置100の再起動処理を実行することができる。画像形成装置100の再起動処理のトリガに関する表示ついては、ハードウェアの構成によって変更するのが好ましい。また、図10に示す表示画面1000の例でも、図9に示す表示画面900と同様に、操作部ユニット130に対する入力を介さない画像形成装置100の機能は継続して使用可能であることを示す情報を表示する。
以上のように本実施形態では、操作部ユニット130が異常である場合に、操作部ユニット130に対する入力操作の代替手段に関する情報を示す表示画面のLCDタッチパネル201に対する描画処理を、伝送路402を用いて行う。よって、操作部CPU131のファームウェアや、操作部ユニット130のハードウェアが正常でない場合であっても、メインコントローラ110が正常であり且つLCDタッチパネル201への表示が可能な場合、代替手段での操作方法をユーザに通知できる。これにより、ユーザは、操作部ユニット130の修理までの間に、画像形成装置100の機能のうち、操作部ユニット130に対する操作が必要な特定の機能を利用することが可能となる。また、サービスマンの出動なしで復帰ができる場合には、画像形成装置100のリカバリを行うことが可能となる。また、操作部ユニット130に係る制御以外の制御については継続させるようにし、前記描画処理により、そのことを示す情報を表示するようにした。したがって、ユーザは、操作部ユニット130を用いない画像形成装置100の機能を継続して利用することができる。
尚、前述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:画像形成装置、110:メインコントローラ、130:操作部ユニット、131:CPU、132:ROM

Claims (9)

  1. 画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の制御を行うメイン制御手段と、
    前記メイン制御手段とは別の制御手段であって、前記画像形成装置における操作手段および表示手段に対する制御を行う操作部制御手段と、
    を有し、
    前記メイン制御手段は、前記操作部制御手段で用いられるファームウェアの更新処理が行われている合、前記ファームウェアの更新処理の進捗状況を示す情報と、前記ファームウェアの更新処理の結果を示す情報とのうち、少なくとも何れか一方を、前記操作部制御手段を介さずに、前記表示手段に表示を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記メイン制御手段は、前記操作部制御手段で用いられるファームウェアの更新処理が行われている合、前記操作手段に対する操作の代替手段があるか否かを判定し、前記代替手段がある場合、前記代替手段があることを含む情報を、前記操作部制御手段を介さずに前記表示手段に表示することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記操作手段に対する操作の代替手段があるか否かの判定は、前記画像形成装置とネットワークを介して相互に接続された外部装置により、前記ネットワークを介した前記画像形成装置に対する遠隔操作を行うことができるか否かの判定であることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記メイン制御手段は、前記画像形成装置とネットワークを介して相互に接続された外部装置により、前記ネットワークを介した前記画像形成装置に対する遠隔操作を行うことができる場合、前記操作手段に対する操作を前記外部装置で行えることと、前記画像形成装置のIPアドレスとを含む情報を、前記操作部制御手段を介さずに前記表示手段に表示することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記メイン制御手段は、前記操作部制御手段で用いられるファームウェアの更新処理が行われている合、前記操作手段に対する操作の代替手段があるか否かを判定し、前記代替手段がない場合に、前記操作部制御手段で用いられるファームウェアの更新処理を行うことが可能であることを含む情報を、前記操作部制御手段を介さずに前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記メイン制御手段は、前記操作部制御手段で用いられるファームウェアの更新処理が行われている合、前記画像形成装置における制御のうち、前記操作部制御手段による制御が必要でない制御を実行することを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記メイン制御手段は、さらに、前記操作部制御手段で用いられるファームウェアの更新処理が行われている合、前記画像形成装置における制御のうち、前記操作部制御手段による制御が必要でない制御を実行することが可能であることを含む情報を、前記操作部制御手段を介さずに前記表示手段に表示することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 画像形成装置の制御方法であって、
    前記画像形成装置の制御をメイン制御手段により行うメイン制御工程と、
    前記画像形成装置における操作手段および表示手段に対する制御を前記メイン制御手段とは別の操作部制御手段により行う操作部制御工程と、
    を有し、
    前記メイン制御工程は、前記操作部制御工程で用いられるファームウェアの更新処理が行われている合、前記ファームウェアの更新処理の進捗状況を示す情報と、前記ファームウェアの更新処理の結果を示す情報とのうち、少なくとも何れか一方を、前記操作部制御手段を介さずに、前記表示手段に表示を行うことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  9. 請求項1〜の何れか1項に記載の画像形成装置の各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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