JP6454982B2 - 超音波流量計 - Google Patents

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Description

本発明は、トランスデューサを用いて管路内部を流れる流体の流量を測定する超音波流量計に関する。
従来から、超音波が物質を透過して伝搬する性質を利用して、流体が流れる配管の外側や内側から超音波を出力(入射)し、かかる流体の流速および流量を測定する超音波流量計が知られている。超音波流量計の原理としては、伝搬時間差法、ドップラ法および反射相関法等さまざまな方法を用いたものがある。
上記の超音波流量計としては、例えば特許文献1の超音波流量計を挙げることができる。特許文献1の超音波流量計では、配管の上流側および下流側に一対の送受信超音波振動子(以下、トランスデューサと称する)を配置している。かかる超音波流量計では、上流側から下流側に向かう超音波の伝播時間、および下流側から上流側へ向かう超音波の伝搬時間の時間差を求めることにより、伝搬時間差法を利用して配管中を流れる流体の流速ひいては流量を算出することができる。また特許文献1の超音波流量計では、一方のトランスデューサから入射した超音波が、配管内を流れる流体に含まれる超音波反射体に反射した反射波を他方のトランスデューサで受信することにより、反射相関法およびドップラ法による流体の流速および流量を算出することも可能である。
特開2010−101767号公報
上記特許文献1の超音波流量計によれば、測定対象に応じて伝搬時間差法と反射相関法およびドップラ法を使い分けることにより、より正確な流量測定が可能となる。しかしながら、特許文献1のように2つのトランスデューサを用いる場合、上流側用トランスデューサと下流側用トランスデューサを逆に配置してしまうということが起こりうる。
例えば伝搬時間差法では、下記の式1によって伝搬時間差を算出し、算出した伝搬時間差を用いて式2により流体の流速を求め、求めた流速に配管の断面積を乗算することにより流量を求める。なお、Δtは伝搬時間差であり、tuは上流から下流へ向かう超音波の伝搬時間であり、tdは下流から上流へ向かう超音波の伝搬時間である。またCは流体中の音速、Lは配管内の超音波伝搬経路、θは配管内の超音波の進行方向と流れの軸方向との成す角度(<90°)である。
Δt=tu−td …式1
V=(C/2Lcosθ)・Δt …式2
上記式1および式2からわかるように、上流側用トランスデューサと下流側用トランスデューサが逆に配置されると、伝搬時間差Δtの正負が逆になってしまうため、流速Vの符号も当然にして逆となる。すると、流体が上流側から下流側に向かって流れているのか、または下流側から上流側へ向かう逆流が生じているのかを判断することができなくなってしまう。このため、上流側用トランスデューサと下流側用トランスデューサが逆に配置された場合には正確な測定を行うことができず、トランスデューサを設置し直す必要がある。
しかしながら、設置時において上流側用トランスデューサおよび下流側用トランスデューサの位置は一意に決められるものではなく、作業員が超音波信号をモニタしながら、トランスデューサ間をmm単位で調整しなくてはならない。このため、トランスデューサを設置し直す際には煩雑な手間と時間を要し、作業効率の低下を招いてしまう。特に、トランスデューサ、およびそれを配管に固定するための固定具が一体となったタイプの超音波流量計であると、設置し直しの作業により多くの手間および時間がかかるため、作業効率は更に低下してしまう。
トランスデューサを設置し直す際の手間および時間を低減する手段としては、例えばトランスデューサと変換器(演算部)とを接続するケーブルとを別体、すなわち脱着可能とすることが考えられる。しかし、そのためにはトランスデューサの接続口に専用の接続プラグを設けなくてはならないため、装置コストの増大を招いてしまう。またこのような構成であっても、上流側と下流側とのケーブルの交換が必要となるため、低減されたとは言え、やはり手間や時間がかかることには変わりない。
本発明は、このような課題に鑑み、上流側用および下流側用トランスデューサを逆に設置してしまった場合であっても、装置コストの増大を招かず且つ設置し直す際の手間および時間を要することなく測定を良好に行うことが可能な超音波流量計を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる超音波流量計の代表的な構成は、少なくとも一対となる上流側用トランスデューサと下流側用トランスデューサを用いて管路内部を流れる流体の流量を測定する超音波流量計であって、当該超音波流量計の動作を制御する制御部と、超音波を出力するための信号を送信する超音波送信部と、受信した信号を増幅してA/D変換する超音波受信部と、超音波送信部および超音波受信部と、上流側用トランスデューサおよび下流側用トランスデューサとの接続を切り換える切換部と、を備え、制御部は、通常モードでは時間をおいて出力した超音波の反射信号の相関をとって移動量を求め、さらに上下逆転モードを設定可能であって、上下逆転モードにおいては、切換部における上流側用トランスデューサと下流側用トランスデューサの接続を逆転させることを特徴とする。
上記構成によれば、上下逆転モードにおいて上流側用トランスデューサおよび下流側用トランスデューサの切換を逆転させることができる。これにより、上流側用トランスデューサおよび下流側用トランスデューサを逆に設置してしまった際に、上流側に配置された下流側用トランスデューサを上流側用トランスデューサとして、下流側に配置された上流側用トランスデューサを下流側用トランスデューサとして機能させることができる。
このとき、超音波流量計の動作モードを上下逆転モードにする処理だけでよいことから、装置への新たな部品の追加や、トランスデューサを設置し直す作業が不要である。したがって、上流側用および下流側用トランスデューサを逆に設置してしまった場合であっても、装置コストの増大を招かず且つ設置し直す際の手間および時間を要することなく測定を良好に行うことが可能となる。
上記課題を解決するために、本発明にかかる超音波流量計の他の構成は、上流側または下流側に超音波の出力方向を傾けて設置されるトランスデューサを用いて管路内部を流れる流体の流量を測定する超音波流量計であって、当該超音波流量計の動作を制御する制御部と、超音波を出力するための信号を送信する超音波送信部と、受信した信号を増幅してA/D変換する超音波受信部と、を備え、さらに上下逆転モードを設定可能であって、上下逆転モードにおいては、測定された流速の符号を反転することを特徴とする。
このように、測定された流速の符号を反転させることによっても、上流側用および下流側用トランスデューサを逆に設置してしまった際の流速を正しい値に補正することができる。したがって、上述した超音波流量計と同様の効果を得ることが可能である。
上記課題を解決するために、本発明にかかる超音波流量計の他の構成は、少なくとも一対となる上流側用トランスデューサと下流側用トランスデューサを用いて管路内部を流れる流体の流量を測定する超音波流量計であって、当該超音波流量計の動作を制御する制御部と、超音波を出力するための信号を送信する超音波送信部と、受信した信号を増幅してA/D変換する超音波受信部と、を備え、制御部は、通常時は切換部を切り替えて上流側用トランスデューサと下流側用トランスデューサで交互に超音波の送信と受信を行うことにより伝搬時間差にもとづいて流速を算出し、さらに上下逆転モードを設定可能であって、上下逆転モードにおいては、上流から下流に送信した際の伝搬時間の変数と、下流から上流に送信した際の伝搬時間の変数の定義を入れ換えて演算を行うことを特徴とする。
このように、上流から下流、および下流から上流に送信した際の伝搬時間の変数の定義を入れ替えて演算を行うことによっても、上流側用および下流側用トランスデューサを逆に設置してしまった際の流速を正しい値とすることができる。したがって、上述した超音波流量計と同様の効果が得られる。
本発明によれば、上流側用および下流側用トランスデューサを逆に設置してしまった場合であっても、装置コストの増大を招かず且つ設置し直す際の手間および時間を要することなく測定を良好に行うことが可能な超音波流量計を提供することができる。
本実施形態にかかる超音波流量計を例示する図である。 本実施形態にかかる超音波流量計を例示する図である。 図1および図2に示す超音波流量計の動作の第1実施形態について説明するフローチャートである。 図1および図2に示す超音波流量計の動作の第2実施形態について説明するフローチャートである。 図1および図2に示す超音波流量計の動作の第3実施形態について説明するフローチャートである。 図1および図2に示す超音波流量計の動作の第4実施形態について説明するフローチャートである。 図1および図2に示す超音波流量計の動作の第5実施形態について説明するフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1および図2は、本実施形態にかかる超音波流量計100を例示する図である。図1は、上流側用トランスデューサ110aおよび下流側用トランスデューサ110bを配管102に対して正しい位置に設置した場合を例示していて、図2は、上流側用トランスデューサ110aおよび下流側用トランスデューサ110bを逆の位置に設置した場合を例示している。
本実施形態にかかる超音波流量計100は、一対となる上流側用トランスデューサ110aと下流側用トランスデューサ110bを用いて配管102(管路)の内部を流れる流体の流量を測定する。図1および図2に示すように、本実施形態の超音波流量計100は、上流側用トランスデューサ110a、下流側用トランスデューサ110bおよび変換器120を含んで構成される。
図1に示すように、上流側用トランスデューサ110aは、配管102内を流れる流体の流れ方向の上流側において、かかる配管102の外側に固定金具112aによって取り付けられる。下流側用トランスデューサ110bは、配管102内を流れる流体の流れ方向の下流側において、かかる配管102の外側に固定金具112bによって取り付けられる。また上流側用トランスデューサ110aおよび下流側用トランスデューサ110bは、結合ケーブル114によって束ねられた接続ケーブル114a・114bによってそれぞれ変換器120の接続口120aに接続されている。
変換器120は、制御部122、操作部124、表示部126、超音波送信部128a、超音波受信部128bおよび切換部130を含んで構成される。制御部122は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路により超音波流量計100の動作を管理および制御する。操作部124は、キーボード、十字キー、ジョイスティック等の複数のキー(スイッチ)およびマウスから構成され、ユーザの操作入力を受け付ける。
表示部126は、液晶ディスプレイ、EL(Electro Luminescence)、PDP(Plasma Display Panel)等で構成され、アプリケーションのGUI(Graphical User Interface)を表示することができる。また感圧式または静電式のタッチセンサを操作部124とし、それを表示部126に重畳することにより、表示部126を、タッチパネル式の操作部として機能させることも可能である。
超音波送信部128a(送信回路とも称される)は、上流側用トランスデューサ110aまたは下流側用トランスデューサ110bのうち、超音波の送信側となるトランスデューサに、超音波を出力するための信号である超音波入力信号(送信電圧)を送信する、すなわちパルサー(パルスジェネレーター)である。超音波受信部128b(受信回路とも称される)は、上流側用トランスデューサ110aまたは下流側用トランスデューサ110bのうち、超音波またはその反射波を受信したトランスデューサの信号(受信信号)を増幅し、アナログ信号としての受信信号をデジタル信号に変換する(A/D変換する)。
切換部130は、制御部122による制御に基づき、超音波送信部128aおよび超音波受信部128bと、上流側用トランスデューサ110aおよび下流側用トランスデューサ110bとの接続を切り換える。詳細には、図1および図2に示すように、切換部130は、上流側送信スイッチ132a、下流側送信スイッチ132b、上流側受信スイッチ134aおよび下流側受信スイッチ134bを含んで構成される。
切換部130において、超音波送信部128aと上流側送信スイッチ132aが接続されることにより、超音波送信部128aからの超音波入力信号は上流側用トランスデューサ110aに送信される。これにより、上流側用トランスデューサ110aが超音波を送信する側のトランスデューサとして機能する(上流側用トランスデューサ110aから超音波が発振される)。一方、切換部130において、超音波送信部128aと下流側送信スイッチ132bが接続されることにより、超音波送信部128aからの超音波入力信号が下流側用トランスデューサ110bに送信される。これにより、下流側用トランスデューサ110bが超音波を送信する側のトランスデューサとして機能する(下流側用トランスデューサ110bから超音波が発振される)。
また切換部130において、超音波受信部128bと上流側受信スイッチ134aが接続されることにより、上流側用トランスデューサ110aにおいて受信された超音波または反射波の受信信号が超音波受信部128bに送信される(上流側用トランスデューサ110aが受信側のトランスデューサとして機能する)。一方、切換部130において、超音波受信部128bと下流側受信スイッチ134bが接続されることにより、下流側用トランスデューサ110bにおいて受信された超音波または反射波の受信信号が超音波受信部128bに送信される(下流側用トランスデューサ110bが受信側のトランスデューサとして機能する)。
本実施形態の特徴として、超音波流量計100では、操作部124を介したユーザ入力に応じて上下反転モードを設定可能である。以下、通常モードおよび上下反転モードにおける超音波流量計100の動作を、フローチャートを参照して説明する。
(第1実施形態)
図3は、図1および図2に示す超音波流量計100の動作の第1実施形態について説明するフローチャートである。図3に示すように、第1実施形態の超音波流量計100では、操作部124においてユーザ入力を受け付けたら(ステップS202のYES)、制御部122は、そのユーザ入力が上下逆転モードであるか否かを判断する(ステップS204)。
図1に示すように、上流側用トランスデューサ110aが配管102の上流側に、下流側用トランスデューサ110bが配管102の下流側に設置されている場合、すなわち上流側用トランスデューサ110aおよび下流側用トランスデューサ110bが正しく設置されている場合、ユーザは通常モードを選択する。一方、下流側用トランスデューサ110bが配管102の上流側に、上流側用トランスデューサ110aが配管102の下流側に設置されている場合、すなわち上流側用トランスデューサ110aと下流側用トランスデューサ110bとが逆に設置されている場合ユーザは、上下逆転モードを選択する。
制御部122は、ユーザ入力が上下逆転モードでなかった場合(ステップS204のNO)、超音波流量計100の動作モードを通常モードに設定する(ステップS206)。通常モード(ステップS206)での動作では、制御部122は、切換部130のスイッチング(スイッチの切換)を制御し、超音波送信部128aと上流側送信スイッチ132aを接続し(ステップS210)、超音波受信部128bと下流側受信スイッチ134bを接続する(ステップS212)。これにより、上流側送信スイッチ132aおよび下流側受信スイッチ134bがONの状態となり、上流側用トランスデューサ110aが送信側トランスデューサとして、下流側用トランスデューサ110bが受信側トランスデューサとして機能する。
続いて制御部122は、上流から下流への超音波の伝搬時間データを取得する(ステップS214)。詳細には、制御部122は、超音波送信部128aによって上流側用トランスデューサ110aに超音波入力信号を送信することにより上流側用トランスデューサ110aから超音波を出力する。そして、制御部122は、配管102内の流体を通過して下流側用トランスデューサ110bで受信された超音波の受信信号を超音波受信部128bにおいて増幅およびA/D変換することにより、上流から下流へ伝搬した超音波の伝搬時間tuを算出する。
上流から下流へ伝搬した超音波の伝搬時間tuを算出したら、制御部122は切換部130を制御し、スイッチの切換を行う。具体的には、制御部122は、超音波送信部128aと下流側送信スイッチ132bを接続し(ステップS216)、超音波受信部128bと上流側受信スイッチ134aを接続する(ステップS218)。これにより、下流側送信スイッチ132bおよび上流側受信スイッチ134aがONの状態となり、下流側用トランスデューサ110bが送信側トランスデューサとして、上流側用トランスデューサ110aが受信側トランスデューサとして機能する。
続いて制御部122は、下流から上流への超音波の伝搬時間データを取得する(ステップS220)。詳細には、制御部122は、超音波送信部128aによって下流側用トランスデューサ110bに超音波入力信号を送信することにより下流側用トランスデューサ110bから超音波を出力する。そして、制御部122は、配管102内の流体を通過して上流側用トランスデューサ110aで受信された超音波の受信信号を超音波受信部128bにおいて増幅およびA/D変換することにより、下流から上流へ伝搬した超音波の伝搬時間tdを算出する。
ステップS214において伝搬時間tuを、ステップS220において伝搬時間tdのデータを取得したら、制御部122は、伝搬時間tuから伝搬時間tdを減算して伝搬時間差Δtを算出し、かかる伝搬時間差Δtを用いて流体の流速および流量を演算する(ステップS222)。すなわち第1実施形態では、制御部122は、切換部130を切り替えて上流側用トランスデューサ110aと下流側用トランスデューサ110bで交互に超音波の送信と受信を行うことにより伝搬時間差にもとづいて流速を算出している。そして、制御部122は、ステップS222において算出した流速および流体の演算結果を表示部126に出力する(ステップS224)。
ここで図2に示すように、上流側用トランスデューサ110aと下流側用トランスデューサ110bとが逆に設置されている場合、上述した通常モード(ステップS206〜ステップS224)によって測定を行うと、伝搬時間tuと伝播時間tdとの差分である伝搬時間差Δtの正負、ひいては流速Vの符号が逆になってしまう。すると、流体が上流側から下流側に向かって流れているのか、または下流側から上流側へ向かう逆流が生じているのかを判断することができなくなってしまう。このため、上流側用トランスデューサ110aと下流側用トランスデューサ110bとを正しい位置に設置しなおす必要があるが、位置を設置し直す作業には多大な手間および時間を要し、作業効率が低下してしまう。
そこで本実施形態では、図2に示すように上流側用トランスデューサ110aと下流側用トランスデューサ110bとが逆に設置されている場合、すなわちユーザ入力が上下逆転モードであった場合(ステップS204のYES)、制御部122は、超音波流量計100の動作モードを上下逆転モードに設定する(ステップS208)。具体的には、上下逆転モードでは、制御部122は、切換部130における上流側用トランスデューサ110aと下流側用トランスデューサ110bの切り換えを、通常モードのスイッチング(ステップS210、ステップS212、ステップS216、ステップS218)と逆転させる。


上下逆転モード(ステップS208)での動作では、制御部122は、切換部130のスイッチング(スイッチの切換)を制御し、超音波送信部128aと下流側送信スイッチ132bを接続し(ステップS230)、超音波受信部128bと上流側受信スイッチ134aを接続する(ステップS232)。これにより、下流側送信スイッチ132bおよび上流側受信スイッチ134aがONの状態となり、上流側に設置された下流側用トランスデューサ110bが送信側トランスデューサとして、下流側に設置された上流側用トランスデューサ110aが受信側トランスデューサとして機能する。
続いて制御部122は、上流から下流への超音波の伝搬時間データを取得する(ステップS234)。詳細には、制御部122は、下流側用トランスデューサ110bから超音波を出力し、配管102内の流体を通過して上流側用トランスデューサ110aで受信された超音波の受信信号により、上流から下流へ伝搬した超音波の伝搬時間tuを算出する。
上流から下流へ伝搬した超音波の伝搬時間tuを算出したら、制御部122は切換部130を制御し、スイッチの切換を行う。具体的には、制御部122は、超音波送信部128aと上流側送信スイッチ132aを接続し(ステップS236)、超音波受信部128bと下流側受信スイッチ134bを接続する(ステップS238)。これにより、上流側送信スイッチ132aおよび下流側受信スイッチ134bがONの状態となり、下流側に設置された上流側用トランスデューサ110aが送信側トランスデューサとして、上流側に設置された下流側用トランスデューサ110bが受信側トランスデューサとして機能する。
続いて制御部122は、下流から上流への超音波の伝搬時間データを取得する(ステップS240)。詳細には、制御部122は、上流側用トランスデューサ110aから超音波を出力し、配管102内の流体を通過して下流側用トランスデューサ110bで受信された超音波の受信信号により、下流から上流へ伝搬した超音波の伝搬時間tdを算出する。
ステップS234において伝搬時間tuを、ステップS240において伝搬時間tdのデータを取得したら、制御部は、伝搬時間tuから伝搬時間tdを減算して伝搬時間差Δtを算出し、かかる伝搬時間差Δtを用いて流体の流速および流量を演算する(ステップS242)。そして、制御部122は、ステップS242において算出した流速および流体の演算結果を表示部に出力する(ステップS244)。
上記説明したように、超音波流量計100における第1実施形態の動作では、上下逆転モードでは、切換部130のスイッチング、すなわち上流側用トランスデューサ110aおよび下流側用トランスデューサ110bの切換を通常時と逆転させることにより、下流側に配置された上流側用トランスデューサ110aを下流側のトランスデューサとして、上流側に配置された下流側用トランスデューサ110bを上流側のトランスデューサとして機能させている。したがって、伝搬時間tuから伝搬時間tdを減算して求められる伝搬時間差Δtの符号は正しい符号となるため、それによって算出する流速Vも正しい値となる。
上記のように、超音波流量計100の第1実施形態の動作によれば、装置への新たな部品の追加や、トランスデューサを設置し直す必要なく、超音波流量計の動作モードを上下逆転モードにする1つの処理のみで正しい流速Vひいては流量を算出することができる。したがって、したがって、上流側用および下流側用のトランスデューサを逆に設置してしまった場合であっても、装置コストの増大を招かず且つ設置し直す際の手間および時間を要することなく正確な測定を行うことが可能となる。
(第2実施形態)
図4は、図1および図2に示す超音波流量計100の動作の第2実施形態について説明するフローチャートである。なお、以下に説明する第2実施形態以降では、第1実施形態と同様の処理については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。図4に示すように、第2実施形態の動作においても、通常モード(ステップS206)では、第1実施形態と同様にステップS210〜ステップS224と同様の処理が行われる。
一方、第2実施形態の上下逆転モードでは、制御部122は、符号反転処理(ステップS250)を行う。詳細には、第2実施形態では、上下反転モードにおいて、制御部122は、第1実施形態のステップS210〜ステップS220と同様の処理(第1実施形態の通常モードの処理)を行うことにより、流速および流量を演算する(ステップS222)。
ここで第1実施形態において説明したように、図2に示すように上流側用トランスデューサ110aと下流側用トランスデューサ110bが逆に設置されている場合、ステップS222において算出される流速は符号が逆転してしまう。そこで第2実施形態の上下逆転モードでは、ステップS250の符号反転処理において、ステップS222で算出された(測定された)流速および流量の符号を反転させる。これにより、超音波流量計100の動作モードを上下逆転モードにする1つの処理のみで正しい流速Vひいては流量を算出することができるため、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
(第3実施形態)
図5は、図1および図2に示す超音波流量計100の動作の第3実施形態について説明するフローチャートである。図5に示すように、第3実施形態の動作においても、通常モード(ステップS206)では、第1実施形態と同様にステップS210〜ステップS224と同様の処理が行われる。
一方、第3実施形態の上下逆転モードでは、ステップS214において伝搬時間tuを、ステップS220において伝搬時間tdのデータを取得したら、制御部122は、変数定義入換処理(ステップS252)を行う。変数定義入換処理(ステップS252)では、制御部122は、上流から下流に送信した際の伝搬時間の変数と、下流から上流に送信した際の伝搬時間の変数の定義を入れ換える。
すなわち、図2に示すように上流側用トランスデューサ110aと下流側用トランスデューサ110bが逆に設置されていると、ステップS214において取得した伝搬時間tuは、実際には上流から下流に送信した超音波の伝搬時間である。同様にステップS220において取得した伝搬時間tdは、実際には下流から上流に送信した超音波の伝搬時間である。したがって、それらの変数の定義を入れ換えることにより、ステップS214およびステップS220において取得された伝搬時間を正しい伝搬時間とみなすことができる。そして、ステップS222では、ステップS252において変数定義が入れ換えられた伝搬時間を用いて流速および流量を算出する演算を行う。
上記説明したように、第3実施形態の動作によっても、上流側用トランスデューサ110aと下流側用トランスデューサ110bとを逆に設置してしまった場合でも、変数定義入換処理のみによって流速Vひいては流量を算出することができる。したがって、上述した第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
(第4実施形態)
図6は、図1および図2に示す超音波流量計100の動作の第4実施形態について説明するフローチャートである。上述した第1実施形態〜第3実施形態では、伝搬時間差法によって流速および流量を測定する構成を例示したのに対し、第4実施形態以降では、図1および図2に示す超音波流量計100において、反射相関法およびドップラ法によって流速および流量を測定する場合について説明する。
ここで、第1実施形態〜第3実施形態において用いていた伝播時間差法では、上流側用トランスデューサ110aおよび下流側用トランスデューサ110bの一方から送信した超音波が配管102内の流体を透過して他方において受信されるまでの伝搬時間を用いて流速および流量を測定していた。このような方法は、超音波が流体内を良好に透過可能な場合には最適であるものの、流体内に気泡や粒子(以下、反射体と称する)が多く含まれている場合には、超音波が透過しづらく流量測定が困難になるという欠点がある。
上記に対し、反射相関法およびドップラ法では、トランスデューサから出力された超音波と、かかる超音波が流体中に含まれる反射体に反射した反射波との信号の相関によって流量および流速を測定する。このため、反射相関法およびドップラ法は、気泡や粒子が多く含まれる流体の流速および流量の測定に適している。
図6に示すように、第4実施形態の動作では、通常モード(ステップS206)において、まず制御部122は、切換部130のスイッチング(スイッチの切換)を制御し、超音波送信部128aと上流側送信スイッチ132aを接続し、上流側用トランスデューサ110aから超音波を出力する(ステップS210)。そして、制御部122は、超音波受信部128bと上流側受信スイッチ134aを接続し、出力された超音波が流体中の反射体に反射した反射波を上流側用トランスデューサ110aで受信し(ステップS218)、上流側流速プロファイル(流速分布)を取得する(ステップS262)。なお、流速プロファイルは、時間をおいて出力した超音波の反射信号の相関をとって移動量を求める(相関演算を行う)ことによって流速を算出することにより作成することができる。
続いて制御部122は、切換部130のスイッチング(スイッチの切換)を制御し、超音波送信部128aと下流側送信スイッチ132bを接続し、下流側用トランスデューサ110bから超音波を出力する(ステップS216)。そして制御部122は、超音波受信部128bと下流側受信スイッチ134bを接続し、出力された超音波が流体中の気泡や粒子等の反射体に反射した反射波の信号を下流側用トランスデューサ110bで受信し(ステップS212)、下流側流速プロファイルを取得する(ステップS264)。ステップS262およびステップS264において上流側用および下流側の流速プロファイルを取得したら、制御部122はこれらの流速プロファイルから流体の流量を演算する(ステップS266)。
一方、第4実施形態の上下逆転モード(ステップS208)では、制御部122は、切換部130のスイッチング(スイッチの切換)を制御し、超音波送信部128aと下流側送信スイッチ132bを接続し、下流側用トランスデューサ110bにおいて超音波の出力する(ステップS230)。そして、制御部122は、超音波受信部128bと下流側受信スイッチ134bを接続し、下流側用トランスデューサ110bにおいて反射波の受信を行うことにより(ステップS238)、上流側流速プロファイルを取得する(ステップS272)。
続いて制御部122は、切換部130のスイッチング(スイッチの切換)を制御し、超音波送信部128aと上流側送信スイッチ132aを接続し、上流側用トランスデューサ110aにおいて超音波を出力する(ステップS236)。そして、制御部122は、超音波受信部128bと上流側受信スイッチ134aを接続し、上流側用トランスデューサ110aにおいて反射波の受信を行うことにより(ステップS232)、下流側流速プロファイルを取得する(ステップS274)。
上記説明したように、第4実施形態の上下逆転モードでは、切換部130において、超音波送信部128aおよび超音波受信部128bと、上流側用トランスデューサ110aおよび下流側用トランスデューサ110bとの接続を、通常モード時とは逆転させる。これにより、反射相関法およびドップラ法を用いる場合において上流側用トランスデューサ110aと下流側用トランスデューサ110bとを逆に配置してしまった場合であっても、上流側流速プロファイルおよび下流側流速プロファイルを正しい値で取得することができる。したがって、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
(第5実施形態)
図7は、図1および図2に示す超音波流量計100の動作の第5実施形態について説明するフローチャートである。なお、第5実施形態における通常モードの動作は第4実施形態と同様であるため、説明を省略する。
第5実施形態の上下逆転モードでは、制御部122は、第4実施形態の通常モードと同様にステップS210〜ステップS264までの処理を行い、上流側流速プロファイルおよび下流側流速プロファイルを取得する。第5実施形態の上下逆転モードの特徴として、制御部122は、ステップS262、S264において作成した流速プロファイルの符号を反転させる符号反転処理を行う(ステップS282)。そして、制御部122は、この符号反転処理が行われた流速プロファイルを用いて流量の演算を行う(ステップS266)。第5実施形態の上下逆転モードによれば、反射相関法およびドップラ法を用いる場合において上流側用トランスデューサ110aと下流側用トランスデューサ110bとを逆に配置してしまった場合であっても、上流側流速プロファイルおよび下流側流速プロファイルを正しい値に補正することができ、上述した第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
なお、反射相関法およびドップラ法を用いる第4実施形態および第5実施形態では、上流側用トランスデューサ110aおよび下流側用トランスデューサ110bの両方によって流速プロファイルを取得する構成を例示したが、これに限定するものではない。上述したように、反射相関法およびドップラ法では超音波を出力したトランスデューサにおいて反射波を受信するため、超音波流量計100は必ずしも2つのトランスデューサを備える必要はなく、1つのトランスデューサを備える超音波流量計においても本発明を適用可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、トランスデューサを用いて管路内部を流れる流体の流量を測定する超音波流量計に利用可能である。
100…超音波流量計、102…配管、110a…上流側用トランスデューサ、110b…下流側用トランスデューサ、112a…固定金具、112b…固定金具、114…結合ケーブル、114a…接続ケーブル、114b…接続ケーブル、120…変換器、120a…接続口、122…制御部、124…操作部、126…表示部、128a…超音波送信部、128b…超音波受信部、130…切換部、132a…上流側送信スイッチ、132b…下流側送信スイッチ、134a…上流側受信スイッチ、134b…下流側受信スイッチ

Claims (1)

  1. 少なくとも一対となる上流側用トランスデューサと下流側用トランスデューサを用いて管路内部を流れる流体の流量を測定する超音波流量計であって、
    当該超音波流量計の動作を制御する制御部と、
    超音波を出力するための信号を送信する超音波送信部と、
    受信した信号を増幅してA/D変換する超音波受信部と、
    前記超音波送信部および超音波受信部と、前記上流側用トランスデューサおよび下流側用トランスデューサとの接続を切り換える切換部と、
    を備え、
    前記制御部は、通常モードでは時間をおいて出力した超音波の反射信号の相関をとって移動量を求め、
    さらに上下逆転モードを設定可能であって、
    前記上下逆転モードにおいては、前記切換部における前記上流側用トランスデューサと下流側用トランスデューサの接続を逆転させることを特徴とする超音波流量計。
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