JP6452045B2 - 防火区画形成補助装置 - Google Patents

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本発明は、防火区画形成補助装置に関する。
建築物には、火災発生時の拡大防止、避難、消火、救助活動等を容易にすることを目的として所定の耐火性能を有する防火区画を設けることが義務付けられている。
また、防火区画を形成する手段として、通常は人の通行を可能にし、火災時に火炎の貫通を防止して防火区画を形成する防火装置が用いられ、この防火装置として、図5に示すように、火災時に火災感知器1の作動に連動して自動で降下して防火区画を形成する防火シャッター2が多用されている。
また、自動で降下する防火シャッターに挟まれる人身事故が発生したことから、防火シャッター下部に障害物が検出されるとともに防火シャッターの降下を自動的に停止させる安全装置を設けて構成したものがある(例えば、特許文献1参照)。
一方、このような安全装置を設けた場合には、火災時に例えば段ボール箱等の障害物を検出して防火シャッターの降下が停止し、この障害物を保安要員などによって人的に排除しない限り防火区画が形成できないという不都合を招くことになる。
これに対し、防火シャッターの下部に、耐火性に優れた布状部材などの変形自在な耐火性部材を設けたり、散水ヘッドから防火シャッターに向けて散水することで流下水幕を形成し、防火シャッターが完全に降下していない場合でもこれら布状部材や流下水幕で防火区画を形成する手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−25189号公報 特開2013−144880号公報
しかしながら、防火シャッターの下部に変形容易な耐火性のある布状部材を設けたり、散水を行って流下水幕を形成することにより防火区画を形成する手法においては、防火区画の形成状態が不十分であったり、高価で複雑な仕組みが必要になるなどの問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、障害物を排除して好適に防火区画を形成できるようにするための防火区画形成補助装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の防火区画形成補助装置は、防火装置による防火区画の形成を補助する防火区画形成補助装置であって、前記防火装置近傍に配設された不燃性床置面材と、不燃性床置面材傾動手段とを備え、前記防火装置が作動するとともに、前記不燃性床置面材傾動手段によって前記不燃性床置面材を傾動させるように構成されており、前記不燃性床置面材は、前記防火区画の一方側である避難順路上流側のみに配設されていることを特徴とする。
また、本発明の防火区画形成補助装置においては、前記不燃性床置面材傾動手段が、巻き上げ滑車と、該巻き上げ滑車に巻き回された巻き上げワイヤとを備え、前記巻き上げワイヤが引き上げられるとともに前記不燃性床置面材が傾動するように構成されていることが望ましい。
さらに、本発明の防火区画形成補助装置においては、前記巻き上げワイヤを引き上げるとともに、前記不燃性床置面材を傾斜させて滑動させる滑動機構を備えて構成されていてもよい。
本発明の防火区画形成補助装置においては、防火装置が駆動(作動)するとともに障害物を排除することができ、好適に防火区画を形成することが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る防火区画形成補助装置を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る防火区画形成補助装置を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る防火区画形成補助装置を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る防火区画形成補助装置を示す図である。 防火シャッター(防火装置)の一例を示す図である。
以下、図1及び図2を参照し、本発明の第1実施形態に係る防火区画形成補助装置について説明する。
本実施形態の防火区画形成補助装置は、安全、確実に防火シャッターを床面まで降下させ、火災を検知してから速やかに防火区画を形成できるようにするための装置である。
具体的に、本実施形態の防火区画形成補助装置Aは、図1及び図2に示すように、床仕上げ材上に配置した不燃性床置面材3と、巻き上げ滑車(不燃性床置面材傾動手段)4と、巻き上げ滑車4に巻き回されるとともに不燃性床置面材3に接続して設けられた巻き上げワイヤ(不燃性床置面材傾動手段)5とを備えて構成されている。
そして、この防火区画形成補助装置Aにおいては、緊急事象発生時に、防火シャッター2の作動、重力効果に従動させ、その回転力をギヤで減速しつつ巻き上げ滑車4を介して方立に内蔵された巻き上げワイヤ5を所定の長さ上昇させる。これにより、この巻き上げワイヤ5の下端に接続された不燃性床置面材3が水平面から延長方向に徐々に引き上げられ、直立した時点で保持される。
すなわち、本実施形態の防火区画形成補助装置Aにおいては、防火シャッター2の降下に連動して巻き上げ滑車4で巻き上げワイヤ5を巻き戻して引き上げ、不燃性床置面材3を引き上げる。なお、不燃性床置面材3は必ずしも直立(90度の角度で立設)させなくてもよい。
これにより、防火シャッター2の下方の不燃性床置面材3上に例えば箱やボールのようなものなどの障害物Mが放置されている場合であっても、防火シャッター2が降下するとともに不燃性床置面材3が引き上げられて傾動する(立ち上がる)ことで障害物Mを排除することができる。
また、不燃性床置面材3が立ち上がることで防火シャッター2の下部を閉塞させることができる。これにより、防火シャッター2の降下時に下を通り抜けようとする行為を阻止することができる。
また、防火シャッター2直近直下に不燃性床置面材3が配設されるため、通常の床材とは異なる素材・色彩となり、障害物Mを防火シャッター2の近傍に放置しないように促すことも可能になる。
したがって、本実施形態の防火区画形成補助装置Aにおいては、防火シャッター2の降下に連動して不燃性床置面材3が水平状態から立設するため、防火シャッター2の降下時に下を通り抜けようとする行為を阻止して避難安全性を確保することができる。
また、防火シャッター2の降下時に不燃性床置面材3が引き上げられて立設することによって、例えば箱やボールのようなものなどの障害物Mを自動的に防火シャッター2の下方から排除することができ、迅速確実な防火区画の形成が可能になる。
さらに、電気的な機構を必要とせず、単純な仕組みで構成できるため、信頼性、経済性に優れた防火区画形成補助装置Aを実現することができる。
なお、不燃性床置面材3を止水板として機能させ、地下街などでの浸水防止を図ることも可能であり、水損防止にも有効である。
以上、本発明に係る防火区画形成補助装置の第1実施形態について説明したが、本発明は上記の第1実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、不燃性床置面材を引き上げる不燃性床置面材傾動手段が減比ギアを内蔵した巻き上げ滑車4と、方立に内蔵した巻き上げワイヤ5で構成されているものとしたが、本発明に係る不燃性床置面材傾動手段は防火装置に連動して不燃性床置面材を傾動させて障害物Mを排除することが可能であれば、他の構成を採用しても構わない(第2実施形態の構成など)。
次に、図3及び図4を参照し、本発明の第2実施形態に係る防火区画形成補助装置について説明する。
ここで、本実施形態は、第1実施形態と同様、床上に放置されている障害物を移動させ、防火シャッターなどの防火装置で確実に防火区画を形成できるようにするための防火区画形成補助装置に関するものである。よって、本実施形態では、第1実施形態と同様の構成に対して同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の防火区画形成補助装置Bは、図3及び図4に示すように、床面を形成する可動床材(不燃性床置面材)6と、可動床材6の下方に配設された滑動機構7と、滑動機構7を可動床材6とともに傾動させるための傾動機構(不燃性床置面材傾動手段)8とを備えて構成されている。
滑動機構7は、可動床材6に下面側から当接し、傾動するとともに可動床材6を下方に滑らせて移動するためのものである。そして、本実施形態の滑動機構7は、可動床材6の下方に配設された傾動パネル9と、傾動パネル9上に載置され、可動床材6と傾動パネル9の間に配設された複数の鋼球などの球体10とを備えて構成されている。
また、本実施形態の傾動機構8は、第1実施形態で示したものと同様、巻き上げ滑車(不燃性床置面材傾動手段)4と、巻き上げ滑車4に巻き回されるとともに傾動パネル9に接続して設けられた巻き上げワイヤ(不燃性床置面材傾動手段)5とを備えて構成されている。
そして、上記構成からなる本実施形態の防火区画形成補助装置Bにおいては、防火シャッター2が下降すると、防火シャッター2の作動、重力効果に従動させ、その回転力をギヤで減速しつつ巻き上げ滑車4を介して方立に内蔵された巻き上げワイヤ5を所定の長さ上昇させる。これにより、この巻き上げワイヤ5の下端に接続された傾動パネル9が徐々に引き上げられて傾動する。また、傾動パネル9上の複数の球体10が可動床材6に当接し、可動床材6が傾動するとともに複数の球体10の回動によって下方に滑移動する。
これにより、防火シャッター2の下方に障害物Mが放置されている場合であっても、可動床材6が傾動して滑ることで、この可動床材6とともに障害物Mを防火シャッター2の下方から排除することができる。
また、球体10を用いて可動床材6を滑動させることで、メンテナンスの手間を低減することが可能になるとともに、障害物Mが重量物である場合であっても確実に可動床材6とともに滑動させて排除することが可能になる。
また、傾動パネル9、可動床材6が傾動することによって、防火シャッター2の下部から通り抜けようとすることを阻止することができ、防火シャッター2による挟まれ事故の発生を抑止することが可能になる。
さらに、通常時(日常の施設運用時、平常時)は、可動床材6上を歩行者が通常通行する。この可動床材6を通常の床材と異なる素材(色彩含む)にすることで、防火シャッター2の下方に物を放置しないように促すことも可能になる。
以上、本発明に係る防火区画形成補助装置の第2実施形態について説明したが、本発明は上記の第2実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 火災感知器
2 防火シャッター(防火装置)
3 不燃性床置面材
4 巻き上げ滑車(不燃性床置面材傾動手段)
5 巻き上げワイヤ(不燃性床置面材傾動手段)
6 可動床材(不燃性床置面材)
7 滑動機構
8 傾動機構(不燃性床置面材傾動手段)
9 傾動パネル
10 球体
A 防火区画形成補助装置
B 防火区画形成補助装置
M 障害物(物体)

Claims (3)

  1. 防火装置による防火区画の形成を補助する防火区画形成補助装置であって、
    前記防火装置近傍に配設された不燃性床置面材と、不燃性床置面材傾動手段とを備え、
    前記防火装置が作動するとともに、前記不燃性床置面材傾動手段によって前記不燃性床置面材を傾動させるように構成されており、
    前記不燃性床置面材は、前記防火区画の一方側である避難順路上流側のみに配設されていることを特徴とする防火区画形成補助装置。
  2. 請求項1記載の防火区画形成補助装置において、
    前記不燃性床置面材傾動手段が、巻き上げ滑車と、該巻き上げ滑車に巻き回された巻き上げワイヤとを備え、前記巻き上げワイヤが引き上げられるとともに前記不燃性床置面材が傾動するように構成されていることを特徴とする防火区画形成補助装置。
  3. 請求項2記載の防火区画形成補助装置において、
    前記巻き上げワイヤを引き上げるとともに、前記不燃性床置面材を傾斜させて滑動させる滑動機構を備えて構成されていることを特徴とする防火区画形成補助装置。
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