JP6449733B2 - 飲料注出装置 - Google Patents

飲料注出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6449733B2
JP6449733B2 JP2015150448A JP2015150448A JP6449733B2 JP 6449733 B2 JP6449733 B2 JP 6449733B2 JP 2015150448 A JP2015150448 A JP 2015150448A JP 2015150448 A JP2015150448 A JP 2015150448A JP 6449733 B2 JP6449733 B2 JP 6449733B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
beverage
valve body
lid
cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015150448A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017030768A (ja
Inventor
平石 和弘
和弘 平石
忍 上野
忍 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kirin Co Ltd
Original Assignee
Kirin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kirin Co Ltd filed Critical Kirin Co Ltd
Priority to JP2015150448A priority Critical patent/JP6449733B2/ja
Publication of JP2017030768A publication Critical patent/JP2017030768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6449733B2 publication Critical patent/JP6449733B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)

Description

本発明は、ビール等の飲料を注出する装置に関する。
飲料容器からビール等の飲料を注出する装置として、飲料容器をそれよりも大型の保持容器に収容し、飲料容器の口部に装着されるヘッドを介して飲料容器と飲料注出管とを接続し、飲料容器に注出用の圧力を加えつつ飲料注出管の出口側に設けられた開閉弁をレバー状の操作部材にて開操作することにより飲料を注出できるように構成された飲料注出装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許第5179691号公報
上述したタイプの飲料注出装置では、飲料容器を保持容器に対して着脱する際に、飲料容器内に導入されたガスの圧力で飲料が漏れる可能性がある。そのような漏れを防止するため、特許文献1の装置では飲料注出管を着脱する際に、その飲料注出管の出口側端部に設けられた遮断弁を閉じた状態に保持して飲料の漏れを防止している。しかし、飲料容器内にガスを導入してその圧力で飲料を押し出すタイプの飲料注出装置では、飲料容器内に残ったガスの圧力の影響で不所望の液漏れが生じるおそれが残る。
本発明は、飲料容器内の圧力を適切に逃がして飲料が漏れるおそれを抑制し又は排除することが可能な飲料注出装置を提供することを目的とする。
本発明の飲料注出装置(1)は、飲料容器(3)の出し入れが可能な収容室(4)及び該収容室を開閉する蓋(6)を有する保持容器(2)と、前記飲料容器の口部(3a)に装着され、かつ飲料注出用のガスを前記飲料容器内に導くためのガス導入路(15a)及び前記飲料容器から飲料を取り出すための飲料取出路(15b)が設けられたキャップ(15)と、ガス供給源と接続されるガス供給管(24)と、前記キャップの前記飲料取出路と接続される飲料注出管(18)と、前記飲料注出管に接続される開閉弁(30)と、を備え、前記蓋には、前記ガス供給管と接続される継手部(20)が設けられ、前記継手部及び前記キャップの少なくともいずれか一方には、前記蓋が閉じている場合には前記継手部と前記ガス導入路とが気密に接続され、前記蓋が開かれた場合には前記継手部と前記ガス導入路との接続が解除されて前記ガス導入路が大気に開放されるように前記継手部と前記ガス導入路との接続状態を変化させる流路接続手段(23)が設けられたものである。
本発明の飲料注出装置によれば、蓋を閉じると継手部とガス導入路とが気密に接続され、それにより、ガス供給源からのガスを飲料容器内に導入することができる。一方、蓋を開くと継手部とガス導入路との接続が解除され、それに伴ってガス導入路が大気に開放される。したがって、飲料容器内の圧力をガス導入路から逃がし、それにより飲料容器内に残った圧力で不所望な液漏れが生じるおそれを抑制し、又は排除することができる。
本発明に係る飲料注出装置の一態様においては、前記流路接続手段として、前記継手部には、前記蓋が閉じているときに前記ガス導入路の入口側の開口を取り囲むようにして前記キャップと密着するシール部材(23)が設けられてもよい。この態様では、蓋を閉じるとシール部材がキャップと密着して継手部とガス導入路とが気密に接続される。一方、蓋を開くとシール部材が蓋とともにキャップから離れ、ガス導入路が大気に開放される。
本発明に係る飲料注出装置の他の態様においては、前記流路接続手段として、前記ガス導入路の入口側の開口部を塞ぐようにして前記キャップに設けられた弾性材料製のプラグ(50)と、前記蓋を閉じる操作に伴って前記プラグを貫通するように前記継手部に設けられたニードル(51)とを備えてもよい。この態様では、蓋を閉じるとニードルがプラグに刺さってこれを貫通し、継手部とガス導入路とが気密に接続される。蓋を開くとニードルがプラグから抜け、ニードルが空けた孔を介してガス導入路が大気に開放される。
本発明の飲料注出装置の一態様において、前記保持容器には、前記開閉弁を開閉できるように前記開閉弁と連結される操作機構(40)が設けられ、前記キャップ、前記飲料注出管及び前記開閉弁は前記飲料容器とともに前記保持容器から取り外し可能に設けられ、前記開閉弁と前記操作機構との連結を解除して前記開閉弁を前記保持容器から取り外す際に、前記開閉弁が開くように前記開閉弁と前記操作機構との連結部(32f、48)が構成されてもよい。これによれば、操作機構と開閉弁との連結を解除して開閉弁を取り外す際に開閉弁が開くので、飲料供給管等の飲料注出経路上に残存する圧力を、開閉弁を介して適切に逃がすことができる。
上記の態様において、前記開閉弁には、当該開閉弁の内部流路(31a)を開閉するように移動可能な弁体(32)が設けられ、前記操作機構は前記弁体と連結されて該弁体を移動させるように構成され、前記開閉弁と前記操作機構との連結部は、前記弁体に設けられた第1連結要素(32f)に対して前記操作機構側に設けられた第2連結要素(48)が、前記開閉弁を閉じる際の前記弁体の移動方向に押し込まれることによって両連結要素が相互に連結されるように、かつ、前記第2連結要素が前記第1連結要素に対して前記開閉弁を開く際の前記弁体の移動方向に引き抜かれることによって両連結要素の連結が解除されるように構成されてもよい。これによれば、第2連結要素を第1連結要素から引き抜く際に弁体が開閉弁を開く方向に移動する。それにより、操作機構と開閉弁との連結を解除して開閉弁を取り外す際に開閉弁が開かれる。
なお、以上の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
以上に説明したように、本発明によれば、蓋を開くと継手部とガス導入路との接続が解除されてガス導入路が大気に開放されるようにしたので、飲料容器内の圧力をガス導入路から逃がし、それにより飲料容器内に残った圧力で不所望な液漏れが生じるおそれを抑制し、又は排除することができる。
本発明の一形態に係る飲料注出装置の全体構成を示す断面図。 図1の飲料注出装置のボトルから注出部に至る部分の拡大断面図。 ボトルの口部に装着されるキャップ及びその周囲の構成を示す部分破断斜視図。 キャップの構成を示す分解斜視図。 ダウンチューブから開閉弁に至る飲料注出経路を構成する各部品の接続状態を示す図。 蓋を開いたときのボトル口部から開閉弁に至る構成を示す斜視図。 図2の状態から蓋を幾らか開いた状態を示す拡大断面図。 飲料の注出を停止する位置に弁体が移動したときの開閉弁の内部を示す図。 飲料を注出する位置に弁体が移動しているときの開閉弁の内部を示す図。 泡を注出する位置に弁体が移動しているときの開閉弁の内部を示す図。 蓋を閉じたまま操作機構を取り外した状態を示す拡大断面図。 流路接続手段の変形例を示す断面図。 図10の変形例におけるキャップの様子を示す部分破断斜視図。 第1の変形例に係る開閉弁において、飲料の注出を停止する位置に弁体が移動したときの開閉弁の内部を示す図。 第1の変形例に係る開閉弁において、飲料を注出する位置に弁体が移動しているときの開閉弁の内部を示す図。 第1の変形例に係る開閉弁において、泡を注出する位置に弁体が移動しているときの開閉弁の内部を示す図。 第2の変形例に係る開閉弁において、飲料の注出を停止する位置に弁体が移動したときの開閉弁の内部を示す図。 第2の変形例に係る開閉弁において、飲料を注出する位置に弁体が移動したときの開閉弁の内部を示す図。 第2の変形例に係る開閉弁において、泡を注出する位置に弁体が移動したときの開閉弁の内部を示す図。
以下、図面を参照して本発明の一形態に係る飲料注出装置を説明する。図1に示すように、飲料注出装置1は保持容器2を有している。保持容器2は、飲料容器の一例としてのボトル3を収容する収容室4を備えた本体5と、収容室4を開閉する蓋6とを備えている。本体5は概ね円筒形に形成され、蓋6はその本体5の上面側を覆いかつ中心部が上方に膨らんだ形状に形成されている。ボトル3は、一例としてビール等の炭酸飲料が充填された樹脂製のボトルである。ボトル3はその口部3aを収容室4から幾らか上方に突出させた状態で収容室4に収容される。なお、ボトル3はその内部に飲料注出用のガスが導入されるため、そのガス圧力に耐え得る強度を備えている必要がある。
本体5には、収容室4を形成するハウジング7と冷却ユニット8とが設けられている。冷却ユニット8は、一例として、ペルチェ素子等の冷却源とその冷却源の排熱を保持容器2外に排出するための冷却ファンとを備えている。冷却ユニット8にてハウジング7の内部から吸熱することにより、収容室4はボトル3内の飲料を冷却する冷蔵室として機能する。ハウジング7と冷却ユニット8の吸熱側との間には熱伝導材からなるジャケット9が設けられ、それにより冷却ユニット8による収容室4の冷却効果が高められている。また、本体5には、飲料注出用のガス、一例として加圧された炭酸ガス(二酸化炭素)の供給源としてのガス供給ユニット(不図示)が設けられている。ガス供給ユニットは、ガスボンベと、そのガスボンベから取り出されたガスの圧力を適正圧力に調整する減圧弁(又はレギュレータ)といった流体制御部品とを組み合わせて構成される。
蓋6は、本体5の後側(図1において右側)にヒンジ軸10を中心として回転可能に取り付けられている。図2にも示したように、保持容器2には、その前方に突出するようにして飲料の注出部11が設けられている。本体5には、注出部11の下側の壁部を形成するようにして弁支持部12が設けられている。一方、蓋6には注出部11の上側及び前面側(図1において左側)の壁部を形成するようにしてカバー13が設けられている。カバー13は、収容室4を開く際に蓋6の一部として上方に移動する。
蓋6の開閉範囲、すなわちヒンジ軸10を中心として回転可能な角度は、図1に示す閉じた位置から時計方向(図の矢印CW方向)へ90°よりも小さい範囲に制限されている。その理由は、蓋6を90°以上に開くと、保持容器2の重心がヒンジ軸10側に偏って保持容器2が転倒するおそれが生じるためである。また、本体5にはダンパ14が設けられている。ダンパ14は、蓋6が急激に閉ることがないように蓋6を閉じる途中で蓋6と接触してその動きを緩衝するために設けられている。さらに、蓋6の裏面側(図1で下面側)にはガス供給用の継手部20が設けられるが、その詳細は後述する。
図2及び図3により詳しく示すように、ボトル3の口部3aにはキャップ15が装着されている。図4及び図5にも示すように、キャップ15はリング状のベース部15Aと、ベース部15Aの内周に相対回転自在に嵌め合わされるスイベル部15Bとを有している。ベース部15Aとスイベル部15Bとの嵌め合い部分はガス漏れ等が生じないように適宜にシールされる。ベース部15Aはボトル3の口部3aの外周にねじ込まれてボトル3に固定される。スイベル部15Bには、飲料注出用のガスをボトル3内に導くためのガス導入路15aと、ボトル3から飲料を取り出すための飲料取出路15bとが設けられる。ガス導入路15aはスイベル部15Bの中心から偏心した位置にてキャップ15を上下方向に貫通し、その上端はスイベル部15Bの上面に開口する。飲料取出路15bは、スイベル部15Bの下方に突出してボトル3内でダウンチューブ16と接続される流入ポート15cと、スイベル部15Bの側方に突出しかつボトル3の外部にて飲料注出管としての注出チューブ18と接続される流出ポート15dとを結ぶように設けられている。
図2及び図3に示すように、ガス導入路15aの開口部分は、蓋6を閉じたときに継手部20と接続される。継手部20は、蓋6に固定される本体部21と、本体部21のガス流路21aと通じるようにして本体部21にねじ込まれるコネクタ部22と、コネクタ部22の出口側端部に装着されるシール部材としてのベローズ23とを備えている。図3から明らかなように、本体部21にはガス供給管としてのガスチューブ24が接続される。ガスチューブ24は、ガス供給ユニットから送られるガスをガス流路21aに導く。ベローズ23はゴムその他の弾性材料にて形成され、概ね円筒形状である。ベローズ23の下端は蓋6の裏面側に突出し、蓋6を閉じたときにキャップ15の上面に密着する。ベローズ23は、キャップ15の上面におけるガス導入路15aの周囲を取り囲むようにしてキャップ15と密着するように設けられている。したがって、蓋6が閉じている場合には継手部20のガス流路21aを介してガスチューブ24とガス導入路15aとが気密に接続される。一方、図6及び図7に示すように、蓋6が開かれた場合には、継手部20とガス導入路15aとの接続が解除され、それによりガス導入路15aが大気に開放される。ガス導入路15aが大気に開放されることにより、ボトル3内のガス圧を大気中に逃がすことができる。したがって、蓋6を収容室4から取り外す際にボトル3内に好ましくない圧力が残存するおそれを排除することができる。
図6及び図7から明らかなように、蓋6を開いた場合、ボトル3に装着されたキャップ15及びそのキャップ15と接続された注出チューブ18は、保持容器2の本体5の上面側に露出する。図5からも明らかなように、注出チューブ18の先端側には開閉弁30が接続される。図2に示したように、開閉弁30は、弁ケース31と、その弁ケース31の内部流路31a(図8A〜図8C参照)に装着される弁体32と、弁ケース31の内部流路31aを閉じるようにして弁ケース31の上端部に装着される弁キャップ33とを備えている。弁ケース31には、注出チューブ18と接続される流入ポート34が開閉弁30の側方に突出するように設けられている。流入ポート34は内部流路31aに通じている。内部流路31aには、その内径を絞り込むことにより弁座31bが形成されている。弁座31bの先には中空筒状の流出ポート35が形成されている。したがって、弁座31bは両ポート34、35の間に位置している。開閉弁30は、流入ポート34がキャップ15側を向き、かつ流出ポート35が本体5の弁支持部12の下方に突出するようにして弁支持部12に上方から装着される。それにより、流出ポート35は、保持容器2における飲料の注出口として機能する。
なお、蓋6が閉じられている場合、開閉弁30はカバー13にて覆われ、蓋6が開かれた場合には注出チューブ18等と同様に、開閉弁30も保持容器2の本体5の上面側に露出する(図6参照)。したがって、ボトル3を取り出す際に、キャップ15、注出チューブ18及び開閉弁30をボトル3と一緒に保持容器2から取り外すことができる。また、ボトル3にキャップ15を装着し、かつキャップ15、注出チューブ18及び開閉弁30を相互に接続した状態で、それらの部品類を保持容器2に装着する場合、キャップ15のスイベル部15Bがベース部15Aに対して回転することにより、図6に示したごとくキャップ15の流出ポート15d、注出チューブ18及び開閉弁30の流入ポート34の向きを一列に並ぶように整えることができる。したがって、ボトル3の装着時の操作性が向上する。また、キャップ15の中心から偏心した位置にあるガス導入路15aをベローズ23の位置と確実に合わせることができる。
図8A〜図8Cに詳しく示したように、弁体32には、弁座31bと密着可能なシール部32aと、弁ケース31の内部流路31aの内壁に対して移動自在に嵌め合わされるスプール部32bと、スプール部32bの軸線上に延ばされたステム部32cとが設けられている。弁体32が内部流路31aに沿って移動することにより、弁体32は図8A〜図8Cに示した三つの位置を選択的に取ることができる。図8Aの位置では弁体32のシール部32aが弁座31bと密着する。この場合には流入ポート34と流出ポート35との間が閉鎖され、飲料の注出は不可能である。一方、図8B及び図8Cの位置ではシール部32aが弁座31bから離れることにより、流入ポート34と流出ポート35との間が内部流路31aを介して接続される。ただし、図8Bの位置ではスプール部32bの全体が、流入ポート34と内部流路31aとの合流部よりも上方に後退する。すなわち、スプール部32bは、両ポート34、35を結ぶ流路から後退する。したがって、流入ポート34と流出ポート35との間には、飲料の注出に適した比較的断面積が大きい流路が形成される。そのため、図8B中に矢印で示したように、流入ポート34から流入する飲料はシール部32aの周囲を通過して流出ポート35へと円滑に導かれる。
一方、図8Cの位置では、流入ポート34と流出ポート35との間が通じているものの、シール部32aが弁座31bの近傍に位置し、シール部32aと弁座31bとの間の隙間が十分に小さく制限されて、その隙間が実質的なオリフィスとして機能する。そのため、図8C中に矢印で示したように、流入ポート34から導かれた飲料はシール部32aと弁座31bとの間の隙間にて絞り込まれて飲料の泡が生成される。それにより、流出ポート35からは飲料の泡が注出される。
図2に戻って、弁体32を図8A〜図8Cの位置間で移動させるため、弁体32のステム部32cの先端部は弁キャップ33から突出し、その突出部分には掛止部32fが形成されている(図5も参照)。掛止部32fはステム部32cの先端部を概略樽形状に形成することにより設けられており、その根元部分は半径方向内側に幾らかくびれている。その掛止部32fを掴むことにより弁体32を開閉弁30の外部から操作することができる。
保持容器2には、開閉弁30の掛止部32fを利用して弁体32を移動させるための操作機構40が設けられている。操作機構40は、操作部材としてのレバー41と、レバー41の動作を弁体32の動作に変換する変換機構42とを備えている。レバー41は概ね中実棒状であり、その一端部には変換機構42と連結するためのねじ穴41aが形成されている。一方、変換機構42は、ねじ穴41aに装着可能なコネクタ43と、コネクタ43とピン44を介して相対回転可能に連結されるプランジャ45と、プランジャ45が軸線方向に移動自在な状態で嵌め合わされるガイド46とを備えている。ガイド46は蓋6のカバー13に一体的に形成された筒状部47の外周にねじ止めされてカバー13に取り付けられる。ピン44の軸線方向は保持容器2の左右方向(図2で紙面と直交する方向)に設定されている。したがって、レバー41はピン44を中心として前後に傾けるように操作することができる。
レバー41の前後方向の操作に連係して、プランジャ45はガイド46に沿って上下方向に移動する。すなわち、レバー41がプランジャ45の軸線CLと一直線をなすように立てられた位置(以下、これを中立位置と呼ぶことがある。)P0にある状態を基準とすれば、レバー41を中立位置から傾けるほどプランジャ45は上方へより大きく移動する。プランジャ45の下端部には、弁体32の掛止部32fと噛み合い可能なフック部48が設けられている(図7も参照)。フック部48は、掛止部32fの根元のくびれ部分を掴む爪状に形成される。したがって、掛止部32fの上方からフック部48を押し込むことによりフック部48は外側に弾性変形して掛止部32fを乗り越える。掛止部32fを乗り越えたフック部48が弾性変形状態から元に戻ることにより、弁体32とプランジャ45とは弁体32の軸線方向に一体的に移動可能となるように連結される。
一方、フック部48を掛止部32fに対して上方に引き抜けば、フック部48が掛止部32fを乗り越えてフック部48と掛止部32fとの連結が解除される。したがって、掛止部32fとフック部48とによって開閉弁30と操作機構40との連結部が構成され、掛止部32fは弁体32側の第1連結要素として、フック部48は操作機構40側の第2連結要素としてそれぞれ機能する。プランジャ45の外周にはコイルばね49が設けられている。コイルばね49は、プランジャ45の上方への移動に伴って圧縮され、プランジャ45を弁体32側に押し返す復元力をプランジャ45に付加する。その復元力はレバー41を中立位置P0へ戻す力としても作用する。
レバー41の位置と弁体32の位置とは以下のように関連付けられている。すなわち、レバー41が中立位置P0にあるとき、弁体32は図8Aに示す位置に保持される。したがって、レバー41の中立位置P0では飲料も泡も注出されない。その中立位置P0がレバー41の注出停止位置に相当する。一方、レバー41を中立位置P0に対して前方(図2の左方)に角度θ1だけ傾斜させた場合、弁体32は図8Bに示す位置に移動する。この位置では飲料の注出が可能となる。したがって、前方に角度θ1傾けた位置がレバー41の飲料注出位置P1に相当する。これに対して、レバー41を中立位置P0から飲料注出位置P1の反対方向に角度θ1よりも小さい角度θ2(θ2<θ1)傾けた場合、弁体32は図8Cに示す位置に移動する。この位置では泡の注出が可能となる。したがって、後方に角度θ2傾けた位置がレバー41の泡注出位置P2に相当する。
上記からも明らかなように、レバー41の操作量と弁体32の移動量との間には、操作量が大きいほど移動量も大きくなる関係が存在する。したがって、レバー41を中立位置から飲料注出位置へと操作したときの弁体32の移動量(第1の移動量)は、レバー41を中立位置から泡料注出位置へと操作したときの弁体32の移動量(第2の移動量)よりも大きい。そのような移動量の差により、図8Bに示したように両ポート34、35間からスプール部32bが後退して飲料の注出に適した流路断面積が確保されるまで弁体32を移動させた状態と、図8Cに示したように、シール部32aと弁座31bとの間にオリフィスとして機能する狭い隙間が生じる程度に弁体32を移動させた状態とを選択的に生じさせることができる。さらに、操作機構40には、位置P1及びP2を超えてレバー41を操作することを不可能とするため、レバー41の角度θ1、θ2以上の操作を規制するストッパ(不図示)が設けられる。また、飲料注出位置P1及び泡注出位置P2にレバー41が操作されたときにクリック感を発生させるクリック機構がさらに設けられてもよい。
上述した操作機構40においては、プランジャ45のフック部48を弁体32の掛止部32fに押し込み、あるいはフック部48を掛止部32fから引き抜く際の方向と弁体32の移動方向とが概ね一致する。しかも、フック部48を掛止部32fに対して押し込む方向は弁体32の閉操作時における移動方向に、フック部48を掛止部32fに対して引き抜く方向は弁体32の開操作時における移動方向にそれぞれ相当する。操作機構40は蓋6のカバー13に取り付けられ、カバー13は蓋6の一部として開かれる。したがって、図7に示したように蓋6を開く場合、フック部48が掛止部32fに対して引き抜かれるように移動し、それに伴って弁体32は上方、すなわち開操作時の移動方向に引き寄せられる。弁体32が弁キャップ33に接すると、それ以上の弁体32の上昇が不可能となり、フック部48が弁体32の掛止部32fを乗り越えて掛止部32fとフック部48との連結が解除される。この状態では弁体32が図8Bに示す位置、又はそれよりも上方にさらに後退した位置にある。したがって、蓋6を開く際に開閉弁30は開かれる。蓋6を開く際には継手部20がキャップ15から離れてガス導入路15aが開放されることにより、ボトル3の内圧が逃がされるが、これに加えて開閉弁30を強制的に開くことにより、注出チューブ18等の注出経路上における残存圧力を適切に逃がすことができる。
なお、開閉弁30を保持容器2から取り外す際には蓋6を開くことが必須であるが、その蓋6を開く操作に先行して操作機構40のガイド46をカバー13から取り外すことにより、図9に示したように操作機構40の全体を保持容器2から取り外すこともできる。この場合でも、ガイド46の取り外しに伴ってプランジャ45が持ち上げられ、それに伴って弁体32がフック部48に引き寄せられて開閉弁30を開く位置に移動する。したがって、開閉弁30と操作機構40との連結を解除して開閉弁30を保持容器2から取り外す場合、手順を問わず、開閉弁30を開いて圧力を逃がすことができる。
本発明は上述した形態に限定されず、各種の変更や変形が施された形態にて実施されてよい。例えば、上記の形態では、流路接続手段として継手部20にベローズ23が設けられているが、ベローズ23をキャップ15側に設けることにより継手部20の内部流路とガス導入路15aとの接続状態を変化させてもよい。また、図10及び図11に示すように、流路接続手段として、キャップ15のガス導入路15aの入口側の開口部を塞ぐようにして弾性材料製のプラグ50を配置するとともに、継手部20には、蓋6を閉じる操作に伴ってプラグ50を貫通してボトル3の内部に通じるニードル51を設けてもよい。この例でも、蓋6が閉じている場合には継手部20とガス導入路15aとが気密に接続され、蓋6が開かれた場合にはニードル51がプラグ50から抜けて継手部20とガス導入路15aとの接続が解除され、それにより、ニードル51が抜けた貫通孔を介してガス導入路15aが大気に開放される。なお、図10及び図11に示した構成は、図3等に示したベローズ23と併用されてもよい。
本発明の飲料注出装置は、樹脂製ボトル3を飲料容器として用いる例に限らず、各種の飲料容器が用いられてよい。飲料容器に充填される飲料もビールに限らず、各種の炭酸飲料を対象としてよい。泡の注出が不要な飲料であっても、本発明の飲料注出装置を用いることにより、飲料容器を取り出す際の容器内の圧力を適切に逃がして飲料の漏れを防止することができる。
開閉弁32の構成も適宜に変更が可能である。例えば、飲料の泡を注出するための構成として、図12A〜図12Cに示した第1変形例に係る開閉弁30Aを用いることもできる。なお、図12A〜図12Cにおいて、図8A〜図8Cとの共通部分には同一の参照符号が付されている。開閉弁30Aにおいて、弁体32のスプール部32bには、スプール部32bの全周に亘って延ばされた中継路としての環状溝32dと、スプール部32bの外周面上にて環状溝32dから流出ポート35に向かって延ばされた複数本(図では1本のみ示す。)のオリフィス32eとが設けられている。オリフィス32eは、シール部32aと弁座31bとの密着位置(閉め切り位置)よりも外周側の領域にてスプール部32bの流出ポート35側の端部に開口する。各オリフィス32eの断面積は飲料の泡の注出に適した範囲に設定されている。
弁体32が内部流路31aに沿って移動することにより、弁体32は図12A〜図12Cに示した三つの位置を選択的に取ることができる。図12Aの位置では弁体32のシール部32aが弁座31bと密着する。この場合には流入ポート34と流出ポート35との間が閉鎖され、飲料の注出は不可能である。一方、図12B及び図12Cの位置ではシール部32aが弁座31bから離れることにより、流入ポート34と流出ポート35との間が内部流路31aを介して接続される。ただし、図12Bの位置ではスプール部32bの全体が、流入ポート34と内部流路31aとの合流部よりも上方に後退する。すなわち、スプール部32bは、両ポート34、35を結ぶ流路から後退する。したがって、流入ポート34と流出ポート35との間には、飲料の注出に適した比較的断面積が大きい流路が形成される。そのため、図12B中に矢印で示したように、流入ポート34から流入する飲料はシール部32aの周囲を通過して流出ポート35へと円滑に導かれる。
一方、図12Cの位置ではスプール部32bが流入ポート34と重なってポート34、35間に介在する位置にある。このときスプール部32bの環状溝32dが流入ポート34と接続される。また、環状溝32dに対して弁体32の軸線方向に隣接した領域ではスプール部32bの外周が内部流路31aの内壁と接している。したがって、流入ポート34と流出ポート35とは環状溝32d及びオリフィス32eを介して接続される。そのため、図12C中に矢印で示したように、流入ポート34から導かれた飲料は環状溝32d及びオリフィス32eを順次経由して流出ポート35に流入する。飲料がオリフィス32eを通過する際に泡が生成され、流出ポート35からは飲料の泡が注出される。
弁体32の環状溝32dの溝幅(軸線方向の寸法)は、弁体32の位置に多少の誤差が生じても、流入ポート34と確実に接続されるように設定される。したがって、操作機構40によって操作された弁体32の位置が多少ずれたとしても、泡注出位置では流入ポート34とオリフィス32eとを環状溝32dを介して確実に接続することができる。また、レバー41が泡注出位置に操作されたとき、飲料は断面積が予め定められているオリフィス32eを通過し、弁体32の停止位置の誤差に応じて流路断面積が変動するおそれがない。したがって、一定品質の泡を確実に生成することができる。
上記の変形例では、開閉弁30のオリフィス32eをスプール部32bの外周に開口する溝状に形成したが、オリフィス32eは中継路としての環状溝32dと、シール部32aの弁座31bに対する密着位置よりも外周側の領域にてスプール部32bの端部に開口する限りにおいて、スプール部32bを貫く貫通孔状に形成されてもよい。開閉弁30は、弁座31bと概略直交する方向から弁体32のシール部32aを密着させて流入ポート34と流出ポート35との間を閉鎖するいわゆるポペットタイプの構成を備えるものとしたが、スプールタイプの開閉弁であっても同様の機能を実現することが可能である。例えば、図13A〜図13Cは、弁ケース31の弁座31bを省略し、スプール部32bの外周面をシール部32aとして兼用する第2変形例の開閉弁30Bを示している。この場合、レバー41が中立位置にあるときは図13Aに示すようにシール部32aにて流入ポート34を閉鎖し、レバー41が飲料注出位置にあるときは図13Bに示すようにスプール部32bを流入ポート34よりも後退した位置に移動させてポート34、35間を接続し、レバー41が泡注出位置にあるときは図13Cに示すように環状溝32dを流入ポート34と接続して、飲料をオリフィス32eを経由して流出ポート35に導くことにより、図12A〜図12Cの開閉弁30Aと同様に弁体32を三つの位置に選択的に移動させて飲料の注出、泡の注出、注出の停止とを切替えることができる。
以上に示した開閉弁30A、30Bの各形態からは、以下に述べる発明の態様を導き出すことができる。
すなわち、一態様に係る飲料注出装置(1)は、飲料の流入ポート(34)及び流出ポート(35)が設けられた弁ケース(31)と、両ポート間を開閉するように移動可能な状態で前記弁ケース内に装着され、前記流入ポートから前記流出ポートへ向かう飲料の流れを絞り込むことが可能なオリフィス(32e)が設けられた弁体(32)とを有する開閉弁(30A、30B)と、注出停止位置(P0)、飲料注出位置(P1)、及び泡注出位置(P2)の少なくとも三つの位置の間で切替え操作が可能な操作部材(41)を有し、前記操作部材の位置に応じて前記弁体を移動させる操作機構(40)と、を備え、前記操作部材が前記注出停止位置にあるときは前記流入ポートと前記流出ポートとの間を閉鎖する位置(図12A;図13A)に前記弁体が保持され、前記注出停止位置から前記飲料注出位置に前記操作部材が操作されたときは前記弁体が前記閉鎖する位置から第1の移動量移動して該弁体が前記流入ポートと前記流出ポートとを接続する位置(図12B;図13B)に保持され、前記操作部材が前記注出停止位置から前記泡注出位置に操作されたときには前記弁体が前記第1の移動量よりも小さい第2の移動量移動した位置(図12C;図13C)に該弁体が保持されるように前記操作部材の位置と前記弁体の位置とが関連付けられ、前記弁体の前記オリフィスは、前記弁体が前記飲料注出位置に対応した位置に移動したときは当該オリフィスを介することなく両ポートが接続され、前記弁体が前記泡注出位置に対応した位置に移動したときは当該オリフィスを介して両ポートが接続されるように設けられたものである。
上記態様に係る飲料注出装置によれば、操作部材を注出位置から飲料注出位置に操作した場合には弁体が第1の移動量だけ移動して流入ポートと流出ポートとが接続され、それにより飲料が注出される。一方、操作部材を注出位置から泡注出位置に操作した場合には弁体が第1の移動量よりも小さい第2の移動量だけ移動する。この場合、弁体は、両ポート間を閉じた状態と、両ポート間を飲料の注出に適した断面積で開いた状態との間の中間的な位置に配置される。この状態で、弁体に設けられたオリフィスを介して両ポートが接続されることにより、断面積一定のオリフィスにて飲料が確実に絞り込まれて一定品質の泡が注出される。弁体の位置に応じてオリフィスを両ポート間に介在させるか否かを変更できるので、複数のスプールを組み合わせて流路断面積を可変とするような複雑な機構を開閉弁に組み込む必要がない。したがって、比較的簡素な構成の開閉弁を用いつつ一定品質の泡を注出することができる。
上記の飲料注出装置の一態様において、前記弁体には、前記弁ケースの内壁に沿って移動可能に嵌め合わされるスプール部(32b)が設けられ、前記スプール部は、前記弁体が前記飲料注出位置に対応した位置に移動したときは両ポートの間を開く位置に移動し、前記弁体が前記泡注出位置に対応した位置に移動したときは両ポート間を閉じる位置に移動するように設けられ、前記オリフィスは、前記弁体が前記泡注出位置に対応した位置に移動したときに両ポート間を接続できるようにして前記スプール部に設けられてもよい。これによれば、操作部材が泡注出位置に操作された場合、両ポート間を結ぶ流路に対してスプール部が完全には後退していない状態を利用してスプール部のオリフィスを両スプール間に介在させることができる。
上記の態様において、前記スプール部には、当該スプール部の外周を一周するように環状溝(32d)が設けられ、前記弁体が前記泡注出位置に対応した位置に移動したときに、前記環状溝が前記流入ポート又は前記流出ポートのいずれか一方のポート(34)と接続されるように前記環状溝の位置が定められ、前記オリフィスは、前記環状溝から前記流入ポート又は前記流出ポートのいずれか他方のポート(35)へ向かって延びるように設けられてもよい。これによれば、操作部材が泡注出位置に操作された場合、環状溝が一方のポートと接続されることにより、その一方のポートをオリフィスと確実に接続し、そのオリフィスを介して両ポートを接続することができる。環状溝はオリフィスのように断面積を絞り込む必要がないため、弁体の位置に誤差が生じても環状溝と一方のポートとが確実に接続されるように環状溝の溝幅に余裕を設定することができる。
上記の態様において、前記弁ケースの内部には両ポート間に位置するようにして弁座(31b)が設けられ、前記弁体には、前記弁体が前記注出停止位置に対応した位置にあるときに前記弁座と密着して両ポート間を閉鎖するシール部(図12A〜図12C、32a)が設けられ、前記オリフィスは前記環状溝から前記他方のポートに向けて延ばされて、前記シール部と前記弁座との密着位置よりも外周側の領域にて前記スプール部の前記他方のポート側の端部に開口するように設けられてもよい。これによれば、シール部の密着位置よりも外周側の領域にてオリフィスをスプール部の端部に開口させているので、シール部が弁座と密着しているときにオリフィスを介して飲料が流出するおそれがない。操作部材が泡注出位置に操作された場合にはシール部が弁座から離れる一方で、一方のポートから環状溝、オリフィスを順次経由して他方のポートに通じるように流路を形成することができる。
あるいは、前記スプール部には、前記弁体が前記注出停止位置にあるときに前記一方のポートを閉鎖するシール部(図13A〜図13C、32a)が設けられ、前記オリフィスは、前記環状溝から前記他方のポートに向けて延ばされて、前記スプール部の前記他方のポート側の端部に開口するように設けられてもよい。この場合には、操作部材が注出停止位置にあるときにスプール部上のシール部が一方のポートを閉じ、操作部材が飲料注出位置又は泡注出位置にあるときはシール部が一方のポートを開くように移動する。ただし、泡注出位置の場合には環状溝が一方のポートと接続され、一方のポートから環状溝、オリフィスを順次経由して他方のポートに通じるように流路を形成することができる。
さらに、上記の各態様において、前記操作部材の前記飲料注出位置と前記泡注出位置とは、前記注出停止位置を挟んで互いに異なる方向に位置し、かつ前記注出停止位置から前記飲料注出位置への前記操作部材の操作量が、前記注出停止位置から前記泡注出位置への前記操作部材の操作量よりも大きく設定されてもよい。この態様によれば、操作部材の操作量の相違に応じて弁体の移動量を変化させることにより、注出停止位置から飲料注出位置への操作時における弁体の第1の移動量と、注出停止位置から泡注出位置への操作時における弁体の第2の移動量との差別化を実現することができる。
1 飲料注出装置
2 保持容器
3 ボトル(飲料容器)
4 収容室
6 蓋
15 キャップ
15A ベース部
15B スイベル部
15a ガス導入路
15b 飲料取出路
18 注出チューブ(飲料注出管)
20 継手部
23 ベローズ(流路接続手段)
24 ガスチューブ(ガス供給管)
30、30A 開閉弁
31 弁ケース
31a 弁ケースの内部流路
31b 弁座
32 弁体
32a シール部
32b スプール部
32d 環状溝
32e オリフィス
32f 掛止部(第1連結要素)
34 流入ポート
35 流出ポート
40 操作機構
41 レバー(操作部材)
42 変換機構
48 フック部(第2連結要素)
50 プラグ
51 ニードル

Claims (5)

  1. 飲料容器の出し入れが可能な収容室及び該収容室を開閉する蓋を有する保持容器と、
    前記飲料容器の口部に装着され、かつ飲料注出用のガスを前記飲料容器内に導くためのガス導入路及び前記飲料容器から飲料を取り出すための飲料取出路が設けられたキャップと、
    ガス供給源と接続されるガス供給管と、
    前記キャップの前記飲料取出路と接続される飲料注出管と、
    前記飲料注出管と接続される開閉弁と、を備え、
    前記蓋には、前記ガス供給管と接続される継手部が設けられ、
    前記継手部及び前記キャップの少なくともいずれか一方には、前記蓋が閉じている場合には前記継手部と前記ガス導入路とが気密に接続され、前記蓋が開かれた場合には前記継手部と前記ガス導入路との接続が解除されて前記ガス導入路が大気に開放されるように前記継手部と前記ガス導入路との接続状態を変化させる流路接続手段が設けられている、飲料注出装置。
  2. 前記流路接続手段として、前記継手部には、前記蓋が閉じているときに前記ガス導入路の入口側の開口を取り囲むようにして前記キャップと密着するシール部材が設けられている請求項1に記載の飲料注出装置。
  3. 前記流路接続手段として、前記ガス導入路の入口側の開口部を塞ぐようにして前記キャップに設けられた弾性材料製のプラグと、前記蓋を閉じる操作に伴って前記プラグを貫通するように前記継手部に設けられたニードルとを備えている請求項1又は2に記載の飲料注出装置。
  4. 前記保持容器には、前記開閉弁を開閉できるように前記開閉弁と連結される操作機構が設けられ、
    前記キャップ、前記飲料注出管及び前記開閉弁は前記飲料容器とともに前記保持容器から取り外し可能に設けられ、
    前記開閉弁と前記操作機構との連結を解除して前記開閉弁を前記保持容器から取り外す際に、前記開閉弁が開くように前記開閉弁と前記操作機構との連結部が構成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の飲料注出装置。
  5. 前記開閉弁には、当該開閉弁の内部流路を開閉するように移動可能な弁体が設けられ、
    前記操作機構は前記弁体と連結されて該弁体を移動させるように構成され、
    前記開閉弁と前記操作機構との連結部は、前記弁体に設けられた第1連結要素に対して前記操作機構側に設けられた第2連結要素が、前記開閉弁を閉じる際の前記弁体の移動方向に押し込まれることによって両連結要素が相互に連結されるように、かつ、前記第2連結要素が、前記第1連結要素に対して前記開閉弁を開く際の前記弁体の移動方向に引き抜かれることによって両連結要素の連結が解除されるように構成されている請求項4に記載の飲料注出装置。
JP2015150448A 2015-07-30 2015-07-30 飲料注出装置 Active JP6449733B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015150448A JP6449733B2 (ja) 2015-07-30 2015-07-30 飲料注出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015150448A JP6449733B2 (ja) 2015-07-30 2015-07-30 飲料注出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017030768A JP2017030768A (ja) 2017-02-09
JP6449733B2 true JP6449733B2 (ja) 2019-01-09

Family

ID=57985378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015150448A Active JP6449733B2 (ja) 2015-07-30 2015-07-30 飲料注出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6449733B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102548266B1 (ko) * 2017-11-15 2023-06-27 엘지전자 주식회사 발효조
KR102552644B1 (ko) * 2017-11-17 2023-07-07 엘지전자 주식회사 음료 제조기
US11046502B2 (en) * 2018-11-21 2021-06-29 Coravin, Inc. Replaceable beverage outlet and conduit for dispenser
CN113398419B (zh) * 2021-07-05 2022-06-24 东莞永胜医疗制品有限公司 一种湿化罐气路管口转接头、湿化罐及呼吸治疗设备

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1213258B2 (en) * 1997-09-04 2013-01-02 Heineken Technical Services B.V. Beverage dispensing apparatus
JPH11344141A (ja) * 1998-06-03 1999-12-14 Aisan Ind Co Ltd 発泡性飲料送出弁
NL1019054C2 (nl) * 2001-09-28 2003-03-31 Heineken Tech Services Drankafgifte-inrichting voorzien van een tweevoudige sluiting.
NL1023969C2 (nl) * 2003-07-21 2005-01-24 Heineken Tech Services Samenstel van drankafgifte-inrichting en houder voorzien van een drukmiddelreservoir.

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017030768A (ja) 2017-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6449733B2 (ja) 飲料注出装置
US4189068A (en) Perforating and sealing device for carbon dioxide capsules and suchlike
US7455281B2 (en) Spigot
EP3263512B1 (en) Container for liquids associated with a carbonator
UA73180C2 (en) Apparatus for dispensing drink, dispenser device, container for drink and drink dispensing line
US20160106241A1 (en) Lid assembly and drinking container comprising the same
TWI623485B (zh) 飲料配送器
GB2508303A (en) Beverage keg closure with venting mechanism
NL1032658C2 (nl) Werkwijze en inrichting voor het gedoseerd uit een houder afgeven van een vloeistof met een daarin opgeloste stof.
RU2433947C2 (ru) Раздаточное устройство для жидкости
JP2008545931A (ja) Co2圧縮ガス源を有する容器
EP1428791B1 (en) Siphon head
US2172142A (en) Safety can
EP2727878A1 (en) Portable rechargeable device for preserving and dispensing wine
US20170369206A1 (en) Nozzel and actuator for portable fuel containers
JP7171624B2 (ja) 閉止装置、バルブユニットおよび容器
JP7379483B2 (ja) 泡制御付きビールタップ
JP2017047926A (ja) 正倒立両用アダプタ
KR101178834B1 (ko) 콕밸브
US11045774B2 (en) Container for liquids associated with a carbonator
US10829360B2 (en) Dispense head with pressure equalising valve
US20130015212A1 (en) Dispensing unit for liquid containers
KR20090088482A (ko) 음료병 마개밸브
JP7321793B2 (ja) 飲料注出バルブ
JP2006341916A (ja) 飲料注出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6449733

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250