JP6449581B2 - 切削インサートおよびスローアウェイ式カッタ - Google Patents
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Description
すくい面と、該すくい面に対向する着座面と、前記すくい面と前記着座面との間に位置する側面と、を具備し、前記すくい面は、3つの短稜線と、それぞれの前記短稜線の間に位置する3つの長稜線とを有し、該長稜線は、該長稜線の中点における前記切削インサートの中心からの距離をw1、前記長稜線の両端を結ぶ仮想直線L1と、前記中心から前記長稜線の中点まで延ばした線との交点までの距離をw2としたとき、w1/w2が1.1〜1.8である凸状の円弧であり、それぞれの前記長稜線の中央を通る垂線は、前記切削インサートの中心を通り、前記側面は、1つの長稜線から前記着座面の間に、前記1つの長稜線に沿った逃げ面と、該逃げ面に沿うとともに、該逃げ面より前記着座面側において前記中心に向かって窪んでいる段差部と、該段差部から前記着座面の間に位置する平面からなる拘束面とをそれぞれ3つ有し、前記1つの長稜線に繋がる1つの短稜線から着座面の間に、前記逃げ面、前記段差部および前記拘束面に交わるとともに、前記短稜線から前記着座面にわたる外周面をそれぞれ3つ有し、前記段差部側に位置する前記拘束面と前記外周面との交点xおよび交点yの2つを結ぶ仮想直線を境界線L2とし、平面視で、前記交点xと前記1つの長稜線までの距離と、前記交点yと前記1つの長稜線までの距離とが異なり、前記1つの短稜線、前記外周面、前記1つの長稜線、前記逃げ面、前記段差部、前記拘束面、前記距離の関係性を1つの組としたとき、3つの組が、前記中心に対して回転対称に位置している。
での距離が異なる形状であり、このインサートをカッタに取り付けたときに、長稜線が主切刃と副切刃として機能し、切削抵抗が最もかかりやすい主切刃の抵抗を効率よく受ける配置にできる。それゆえ、インサートの拘束力を高めることができる。そのため、本発明のスローアウェイ式カッタは、高速回転が可能であって切削効率がよい。
段差部8と着座面3との間に存在し、着座面3に垂直な方向に対する角度βは0〜10°である。角度βは0°であることが、インサート1の拘束力を高める点で望ましい。着座面3と段差部8との厚みt2と側面の厚みt1との比(t2/t1)は、0.4〜0.9である。この範囲であれば、切刃となる長稜線5が切削時に欠けない剛性を維持するとともに、拘束面9におけるインサート1の拘束力を維持できる。比(t2/t1)の特に望ましい範囲は、0.5〜0.7である。
は、クランプ部材35を有し、インサート1はネジ16とクランプ部材35の両方で強固に拘束される。
2 すくい面
3 着座面
5(5a、5b、5c) 長稜線
6(6a、6b、6c) 短稜線
7 逃げ面
8 段差部
9 拘束面
10(10a、10b、10c) 拘束面の段差部との境界線
12 外周面
14 ネジ孔
16 ネジ
17 ネジ頭
18 凸曲面
20 主切刃
21 副切刃
30 スローウェイ式カッタ(カッタ)
31 カッタ本体
32 インサートポケット
33 拘束面
35 クランプ部材
O 中心
p 長稜線の中央
q 長稜線の最先端
r、s 長稜線の両端
u 主切刃の中央
Z 先端
O’ 中心軸
w1 長稜線の中心Oからの距離
w2 仮想直線L1の中心Oからの距離
w3 r、s間の距離
w4、w5 r、sにおける長稜線と境界線L2との幅
L1 両端r、sを通る仮想直線
L2 拘束面の段差部側の境界線
L3 段差部の逃げ面側の境界線
L4 主切刃の中央を通る垂線
α 逃げ面の逃げ角
β 拘束面の着座面に垂直な方向との角度
γ 外周面のすくい面に垂直な方向との角度
Claims (7)
- すくい面と、
該すくい面に対向する着座面と、
前記すくい面と前記着座面との間に位置する側面と、を具備してなる切削インサートであって、
前記すくい面は、
3つの短稜線と、それぞれの前記短稜線の間に位置する3つの長稜線とを有し、
該長稜線は、該長稜線の中点における前記切削インサートの中心からの距離をw1、前記長稜線の両端を結ぶ仮想直線L1と、前記中心から前記長稜線の中点まで延ばした線との交点までの距離をw2としたとき、w1/w2が1.1〜1.8である凸状の円弧であり、
それぞれの前記長稜線の中央を通る垂線は、前記切削インサートの中心を通り、
前記側面は、
1つの長稜線から前記着座面の間に、前記1つの長稜線に沿った逃げ面と、該逃げ面に沿うとともに、該逃げ面より前記着座面側において前記中心に向かって窪んでいる段差部と、該段差部から前記着座面の間に位置する平面からなる拘束面とをそれぞれ3つ有し、
前記1つの長稜線に繋がる1つの短稜線から前記着座面の間に、前記逃げ面、前記段差部および前記拘束面に交わるとともに、前記短稜線から前記着座面にわたる外周面をそれぞれ3つ有し、
前記段差部側に位置する前記拘束面と前記外周面との交点xおよび交点yの2つを結ぶ仮想直線を境界線L2とし、平面視で、前記交点xと前記1つの長稜線までの距離と、前記交点yと前記1つの長稜線までの距離とが異なり、
前記1つの短稜線、前記外周面、前記1つの長稜線、前記逃げ面、前記段差部、前記拘束面、前記距離の関係性を1つの組としたとき、3つの組が、前記中心に対して回転対称に位置している、切削インサート。 - 前記短稜線は、直線である請求項1記載の切削インサート。
- 前記短稜線側の側面は、前記短稜線から前記着座面まで延在する平面であり、前記すくい面に垂直な方向に対して5〜20°傾いている請求項1または2記載の切削インサート。
- 前記中心を含む前記すくい面の中心部にネジ孔が存在するとともに、該ネジ孔にネジを
差し込んだときに該ネジのネジ頭が接触する前記ネジ孔の壁面が、前記すくい面に向かって拡がるとともに、前記ネジ頭に対して凸状に接触する凸曲面である請求項1乃至3のいずれか記載の切削インサート。 - カッタ本体の先端外周部に設けられたインサートポケットに、請求項1乃至4のいずれか記載の切削インサートを装着するスローアウェイ式カッタであって、前記切削インサートは、前記カッタ本体の前記インサートポケットに、平面視で、前記長稜線の端部における前記境界線との距離W4の距離が短い方が先端側に位置するように取り付けられるスローアウェイ式カッタ。
- 前記切削インサートは、前記長稜線の最先端位置を境界として、長いほうが主切刃、短いほうが副切刃となるように取り付けられる請求項5記載のスローアウェイ式カッタ。
- 前記3つの長稜線を、第1長稜線、第2長稜線および第3長稜線とし、これらに対応して、前記側面に存在する前記3つの前記拘束面の前記段差部との境界線を、第1境界線、第2境界線および第3境界線としたとき、平面視において、前記第1境界線および前記第2境界線が、前記第3長稜線の前記主切刃の中央を通る垂線に対して線対称となるように、前記切削インサートが前記インサートポケットに取り付けられる請求項6記載のスローアウェイ式カッタ。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014155084A JP6449581B2 (ja) | 2014-07-30 | 2014-07-30 | 切削インサートおよびスローアウェイ式カッタ |
Publications (2)
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JP2016030326A JP2016030326A (ja) | 2016-03-07 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014155084A Active JP6449581B2 (ja) | 2014-07-30 | 2014-07-30 | 切削インサートおよびスローアウェイ式カッタ |
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