JP6449403B1 - ガス供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉粒体が噛み込まれることを抑制しつつ、搬送管内に不活性ガスを供給できるガス供給装置を提供する。【解決手段】このガス供給装置30は、搬送管21内に不活性ガスを吐出するパージノズル512を備える。パージノズル512は、搬送管21の外部からスクリュー22に向かって延びる。パージノズル512の先端に設けられた吐出口63は、搬送管21内に位置する。また、吐出口63と、スクリュー22の外周部との間に、粉粒体の1個分以上の隙間Gが介在する。このため、パージノズル512の吐出口63とスクリューとの間に、粉粒体が噛み込まれることを抑制しつつ、搬送管21内に不活性ガスを効率よく供給できる。【選択図】図2

Description

本発明は、搬送管内において粉粒体を加熱しつつ、搬送管内に配置されたスクリューの回転により粉粒体を搬送する装置に対し、不活性ガスを供給するガス供給装置に関する。
従来、射出成形機は、前段のペレット供給装置から供給される樹脂ペレット(粉粒体)を、搬送管内において、スクリューの回転により搬送しつつ加熱する。そして加熱により溶融した樹脂ペレットを、搬送管から金型内に射出する。従来の射出成形機については、例えば、特許文献1に記載されている。
特開平8−66938号公報
射出成形機の搬送管内は、高温となる。このため、搬送管内に酸素が存在すると、樹脂ペレットが酸化する場合がある。樹脂ペレットの酸化は、成形後の樹脂製品に変色等の欠陥が生じる要因となる。
このような樹脂ペレットの酸化を防止する方法として、搬送管内に不活性ガスを供給し、搬送管内の酸素濃度を低下させることが考えられる。例えば、搬送管内にパージノズルを差し込んで、パージノズルから窒素ガスを吐出することが考えられる。その際、搬送管内の樹脂ペレットの周囲の空気を効率よく窒素ガスに置換するためには、パージノズルの吐出口を、搬送管内の樹脂ペレットに近づけて配置することが好ましい。ただし、パージノズルの吐出口をスクリューに近づけ過ぎると、パージノズルの吐出口とスクリューとの間に、樹脂ペレットが噛み込まれるおそれがある。また、樹脂ペレットがパージノズルの吐出口に侵入して詰まる可能性もある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、パージノズルの吐出口とスクリューとの間に、粉粒体が噛み込まれることを抑制しつつ、搬送管内に不活性ガスを効率よく供給できるガス供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、搬送管内において粉粒体を加熱しつつ、前記搬送管内に配置されたスクリューの回転により前記粉粒体を搬送する装置に対し、不活性ガスを供給するガス供給装置であって、前記搬送管内に不活性ガスを吐出するパージノズルを備え、前記パージノズルは、前記搬送管の外部から前記スクリューに向かって延び、その先端に設けられた吐出口が前記搬送管内に位置し、前記吐出口と、前記スクリューの外周部との間に、前記粉粒体の1個分以上の隙間が介在し、前記吐出口は扁平筒状であり、前記吐出口の内周部の短径は、前記粉粒体の外形寸法よりも小さい
本願の第2発明は、第1発明のガス供給装置であって、前記パージノズルは、前記搬送管の外部に位置する第1管部と、前記第1管部から屈折して前記スクリューに向かって延びる第2管部と、を有し、前記第2管部の先端に、前記吐出口が設けられている。
本願の第発明は、第1発明または第2発明のガス供給装置であって、円筒部と、前記円筒部の内周面から延びる前記パージノズルと、を有するノズル部材と、前記円筒部が嵌まる円孔を有する保持部材と、前記円筒部を挟むとともに、前記保持部材に固定される一対の環状プレートと、を備える。
本願の第発明は、第発明のガス供給装置であって、前記ノズル部材は、前記搬送管内の気体が流出する流出口をさらに有する。
本願の第発明は、第発明のガス供給装置であって、 前記流出口から流出した気体中の酸素濃度を計測する酸素濃度計をさらに備える。
本願の第発明は、第1発明から第発明までのいずれか1発明のガス供給装置であって、前記パージノズルへ不活性ガスを供給する供給配管部をさらに備える。
本願の第発明は、第発明のガス供給装置であって、前記供給配管部は、前記パージノズルへ供給される不活性ガスを加熱する加熱部を有する。
本願の第発明は、第発明または第発明のガス供給装置であって、前記供給配管部は、前記パージノズルへ供給される不活性ガス中の酸素濃度を計測する酸素濃度計を有する。
本願の第発明は、第発明から第発明までのいずれか1発明のガス供給装置であって、前記供給配管部は、前記パージノズルへ供給される不活性ガスの流量を計測する流量計をさらに備える。
本願の第10発明は、第発明から第発明までのいずれか1発明のガス供給装置であって、前記供給配管部は、前記不活性ガスとしての窒素ガスを発生させて配管へ供給する不活性ガス発生部をさらに備える。
本願の第1発明〜第10発明によれば、パージノズルの吐出口とスクリューとの間に、粉粒体が噛み込まれることを抑制しつつ、搬送管内に不活性ガスを効率よく供給できる。
また、本願の第発明〜第10発明によれば、パージノズルの吐出口に粉粒体が侵入することを防止できる。
また、本願の第発明〜第10発明によれば、吐出口への粉粒体の侵入を防止しながら、吐出口の開口面積を一定以上に維持でき、乱流の発生を抑えつつ不活性ガスを吐出できる。
特に、本願の第発明によれば、保持部材から環状プレートを取り外すことによって、ノズル部材を容易に交換できる。
特に、本願の第発明によれば、ノズル部材に設けられたサンプリングノズルにより、搬送管内の気体を採取できる。
特に、本願の第発明によれば、搬送管に投入される前の粉粒体の温度が低下することを抑制できる。
射出成形システムの概略図である。 射出成形システムの部分断面図である。 ノズルアセンブリの断面図である。 ノズルアセンブリの分解断面図である。 パージノズルおよびスクリューを、駆動機構側から視た図である。 変形例に係るパージノズルおよびスクリューを、駆動機構側から視た図である。 変形例に係るノズルアセンブリの断面図である。 変形例に係る射出成形システムの部分断面図である。
<1.射出成形システムについて>
図1は、本発明の一実施形態に係るガス供給装置30を含む射出成形システム1の概略図である。図2は、射出成形システム1の部分断面図である。この射出成形システム1は、粉粒体である樹脂ペレットを順次に搬送するとともに、樹脂ペレットを溶融させて金型40内に射出し、金型40内で樹脂を硬化させることにより、樹脂製品を製造するシステムである。図1および図2に示すように、射出成形システム1は、ペレット供給装置10、射出装置20、およびガス供給装置30を有する。
ペレット供給装置10は、射出装置20へ樹脂ペレットを供給する装置である。ペレット供給装置10は、射出装置20の上部に配置されている。ペレット供給装置10は、ホッパ11と供給管12とを有する。供給前の樹脂ペレットは、ホッパ11内に貯留される。供給管12は、ホッパ11の下端部から下方へ向けて延びる。供給管12には、開閉弁121が設けられている。開閉弁121を開放すると、ホッパ11の内部に貯留された樹脂ペレットが、供給管12を通って、射出装置20へ供給される。
なお、ペレット供給装置10は、ホッパ11内の樹脂ペレットを加熱乾燥させる機構や、ホッパ11内の樹脂ペレットを撹拌する機構を、有していてもよい。
射出装置20は、ペレット供給装置10から供給される樹脂ペレットを、搬送しつつ溶融させて、金型40内に射出する装置である。射出装置20は、搬送管21、スクリュー22、駆動機構23、およびヒータ24を有する。搬送管21は、水平方向に延びる円筒状の容器である。搬送管21の後部上面には、ペレット供給装置10から供給される樹脂ペレットを受け入れるための供給口210が設けられている。上述した供給管12の下端部は、後述するノズルアセンブリ31を介して、供給口210に接続される。
スクリュー22は、搬送管21の内部に配置されている。図2に示すように、スクリュー22は、スクリューシャフト221と羽根222とを有する。スクリューシャフト221は、搬送管21の中央に沿って、水平に配置されている。羽根222は、スクリューシャフト221の外周面から外側へ向けて突出する。また、羽根222は、スクリューシャフト221の周囲において、螺旋状に広がる。
スクリューシャフト221の端部は、駆動機構23に接続されている。駆動機構23を動作させると、スクリュー22は、スクリューシャフト221を中心として回転する。これにより、搬送管21内の樹脂ペレットが、羽根222に押されて、金型40側へ搬送される。
また、搬送管21内の樹脂ペレットは、スクリュー22により搬送されつつ、ヒータ24により加熱される。これにより、樹脂ペレットが次第に溶融される。その後、溶融した樹脂は、搬送管21の先端に設けられた射出口211から金型40の内部へ射出される。
ガス供給装置30は、搬送管21の内部に不活性ガスである窒素ガスを供給する装置である。図1および図2に示すように、ガス供給装置30は、ノズルアセンブリ31と、ノズルアセンブリ31に窒素ガスを供給する供給配管部32と、を有する。
図3は、ノズルアセンブリ31の断面図である。図4は、ノズルアセンブリ31の分解断面図である。図2〜図4に示すように、ノズルアセンブリ31は、ノズル部材51、保持部材52、および一対の環状プレート53,54を有する。
ノズル部材51は、円筒部511とパージノズル512とを有する。円筒部511は、パージノズル512を支持する円筒状の部位である。円筒部511は、窒素ガスを導入するための貫通孔であるガス導入孔513を有する。パージノズル512は、細筒状のノズルである。円筒部511とパージノズル512とは、一体化されて、1つの部材となっている。
本実施形態のパージノズル512は、第1管部61と第2管部62とを有する略L字状のノズルである。第1管部61は、円筒部511の内周面のうち、ガス導入孔513が設けられた箇所から円筒部511の内側へ向けて、水平に延びる。第2管部62は、第1管部61の先端から屈折して下向きに延びる。第2管部62の先端(下端)には、窒素ガスを吐出するための吐出口63が設けられている。
図2に示すように、射出成形システム1にガス供給装置30が組み込まれた状態において、円筒部511および第1管部61は、搬送管21の外部に位置する。第2管部62は、第1管部61の先端から、搬送管21内のスクリュー22に向かって延びる。第2管部62の少なくとも吐出口63は、搬送管21内に位置する。
保持部材52は、ノズル部材51を保持する板状の部材である。保持部材52は、中央に、貫通孔である円孔520を有する。図2に示すように、保持部材52は、搬送管21の供給口210の周囲の上面と、供給管12の下端部との間に配置される。そして、ねじ等の固定具(図示省略)によって、搬送管21、保持部材52、および供給管12が、互いに固定される。また、保持部材52には、通気孔521が設けられている。通気孔521は、保持部材52の外端面と内周面との間で、水平方向に延びる。ノズル部材51の円筒部511は、通気孔521とガス導入孔513とが重なるように、保持部材52の円孔520に嵌め込まれる。
環状プレート53,54は、保持部材52に対してノズル部材51を固定するための部材である。環状プレート53,54は、それぞれ、円環状であり、かつ、保持部材52よりも薄い板状である。一方の環状プレート53は、保持部材52に嵌め込まれたノズル部材51の円筒部511の下部に配置される。他方の環状プレート54は、保持部材52に嵌め込まれたノズル部材51の円筒部511の上部に配置される。すなわち、円筒部511は、一対の環状プレート53,54により、上下方向に挟まれる。また、一対の環状プレート53,54は、ねじ等の固定具(図示省略)によって、保持部材52に固定される。これにより、ノズル部材51、保持部材52、および一対の環状プレート53,54が、互いに固定される。
ノズル部材51、保持部材52、および一対の環状プレート53,54の材料には、例えば、ステンレス等の金属が用いられる。ただし、これらの部材の一部または全部が、金属以外の材料により形成されていてもよい。
供給配管部32は、パージノズル512へ窒素ガスを供給するため配管系である。図2に示すように、本実施形態の供給配管部32は、窒素ガス発生部321と、流量調整部322と、流量計323と、酸素濃度計324と、加熱部325とを有する。流量調整部322、流量計323、酸素濃度計324、および加熱部325は、窒素ガス発生部321と、保持部材52の通気孔521とを繋ぐ配管320の経路上に、上流側からこの順に設けられる。
窒素ガス発生部321は、窒素分離膜を用いて空気から窒素ガスを分離生成する。流量調整部322は、配管320を流れる窒素ガスの流量を調整する。流量計323は、配管320を流れる窒素ガスの流量を計測する。酸素濃度計324は、配管320を流れる窒素ガス中の酸素濃度を計測する。加熱部325は、配管320を流れる窒素ガスを加熱するヒータと、窒素ガスの温度を計測する温度センサとを有する。なお、窒素ガス発生部321は、必ずしも窒素分離膜を用いたものでなくてもよい。例えば、深冷式、PSA式の窒素ガス発生器であってもよく、窒素ボンベであってもよい。
窒素ガス発生部321から配管320へ供給される窒素ガスは、上述した流量調整部322、流量計323、酸素濃度計324、および加熱部325を通って、通気孔521およびガス導入孔513へ導入される。そして、導入された窒素ガスが、パージノズル512を通って、吐出口63から搬送管21の内部へ吐出される。これにより、搬送管21の内部の空気が、窒素ガスに置換される。その結果、搬送管21の内部空間における酸素濃度が低下し、樹脂ペレットの酸化が抑制される。
図5は、パージノズル512およびスクリュー222を、駆動機構23側から視た図である。図2および図5に示すように、パージノズル512の吐出口63は、搬送管21の内部のスクリュー22の近傍に配置される。このため、吐出口63から吐出された窒素ガスは、スクリュー22により撹拌されて、搬送管21内に効率よく広がる。したがって、搬送管21内の空気が、より効率よく窒素ガスに置換される。
ただし、図2中の拡大図および図5に示すように、パージノズル512の吐出口63と、スクリュー22の外周部(羽根222の外端)との間には、隙間Gが設けられている。このため、パージノズル512は、スクリュー22に接触することなく、搬送管21内に窒素ガスを吐出できる。また、上記の隙間Gは、処理対象となる樹脂ペレットの1個分(樹脂ペレットの外径寸法の平均値)以上の寸法を有する。このようにすれば、パージノズル512の吐出口63と羽根222の外端との間に、樹脂ペレットが噛み込まれることを抑制できる。なお、上記の隙間Gは、樹脂ペレットの2個分以上であれば、より好ましい。具体的には、隙間Gの寸法を、例えば5mm以上とすればよい。
また、図3に示すように、本実施形態では、パージノズル512の吐出口63が、扁平な筒状となっている。具体的には、吐出口63の内周部が、下面視において楕円形となっている。このように、吐出口63を扁平な筒状とすれば、吐出口63への粉粒体の侵入を防止しながら、吐出口63の開口面積を一定以上に維持できる。したがって、乱流の発生を抑えつつ不活性ガスを吐出できる。吐出口63の内周部の少なくとも短径は、処理対象となる樹脂ペレットの外形寸法よりも小さくすることが好ましい。
また、上述の通り、本実施形態のノズル部材51は、円筒部511が一対の環状プレート53,54に挟持されることによって、保持部材52に対して固定されている。このため、保持部材52から環状プレート53,54を取り外すことによって、ノズル部材51を容易に着脱できる。したがって、ノズル部材51の清掃等のメンテナンスが容易である。また、予め、パージノズル512の寸法が異なる複数のノズル部材51を用意しておき、それらのノズル部材51を、状況に応じて交換することも可能である。
また、本実施形態のガス供給装置30は、パージノズル512へ供給される不活性ガスを加熱する加熱部325を有する。これにより、パージノズル512から、高温の窒素ガスを吐出できる。吐出された高温の窒素ガスの一部は、供給口210付近にも広がる。このため、搬送管21に投入される前の樹脂ペレットの温度が低下することを抑制できる。特に、本実施形態では、パージノズル512の直前(配管320の最下流部)に、加熱部325が配置されている。このため、パージノズル512へ供給される不活性ガスを、効率よく加熱できる。
なお、パージノズル512から吐出される窒素ガスの温度は、常温(射出成形システム1の周囲の環境温度)よりも高いことが好ましい。また、パージノズル512から吐出される窒素ガスの温度は、窒素ガスの吹き付けにより樹脂ペレットが直ちに溶融することを防止するために、樹脂ペレットの融点よりも低いことが好ましい。
また、本実施形態のガス供給装置30は、流量計323と流量調整部322とを有する。このため、流量計323の計測結果に基づいて、流量調整部322を操作することにより、パージノズル512からの窒素ガスの吐出量を調整できる。パージノズル512からの窒素ガスの吐出量が小さ過ぎると、搬送管21内の空気を窒素ガスに効率よく置換できない。一方、パージノズル512からの窒素ガスの吐出量が大き過ぎると、搬送管21内に窒素ガスの乱流が生じ、それにより、搬送管21の隙間から外気が巻き込まれる虞がある。したがって、パージノズル512からの窒素ガスの吐出量は、搬送管21内の空気を効率よく窒素ガスに置換でき、かつ、外気の巻き込みが生じにくい量に、調整されることが好ましい。また、外気の侵入を抑制するために、搬送管21の内部の気圧は、外気圧よりも陽圧とすることが好ましい。
<2.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
図6は、一変形例に係るパージノズル512およびスクリュー22を、駆動機構23側から視た図である。図6の例では、パージノズル512の吐出口63が、スクリューシャフト221の真上からずれた位置に配置されている。このように、吐出口63の位置は、スクリューシャフト221の真上でなくてもよい。吐出口63とスクリュー22との間の隙間Gの最小寸法が、粉粒体の1個分以上であればよい。ただし、その場合には、吐出口63からの窒素ガスの吐出の向きと、スクリュー22の回転の向きとが、一致するように、吐出口63は、スクリューシャフト221の真上から、スクリュー22の回転方向にずれた位置に配置されることが好ましい。これにより、スクリュー22の羽根222による窒素ガスの撹拌効果を、良好に得ることができる。
図7は、他の変形例に係るノズルアセンブリ31の断面図である。図8は、当該ノズルアセンブリ31を有する射出成形システム1の部分断面図である。図7および図8の例では、ノズル部材51が、パージノズル512とサンプリングノズル514とを有する。パージノズル512は、上記実施形態と同じように、搬送管21内に窒素ガスを吐出するために使用される。サンプリングノズル514は、搬送管21内の気体を採取するために使用される。サンプリングノズル514の先端には、流出口515が設けられている。
サンプリングノズル514の使用時には、搬送管21内の気体の一部が、流出口515からサンプリングノズル514内に流出する。そして、その気体が、図8のように、サンプリングノズル514から流出配管326を通って、酸素濃度計324へ流れる。このようにすれば、搬送管21内から採取した気体の酸素濃度を計測できる。したがって、その計測結果に応じて、パージノズル512から吐出される窒素ガスの酸素濃度を調節できる。なお、酸素濃度計324に接続される配管320,326の切り替えは、図示を省略したバルブによって、適宜に行えばよい。また、採取した気体の酸素濃度以外の特性値(例えば温度)を計測してもよい。
また、サンプリングノズル514は、搬送管21内の空気を窒素ガスに置換する際に、搬送管21内から外部へ空気を排出する経路として用いられてもよい。搬送管21内の気圧は、窒素ガスの供給により陽圧となるため、搬送管21内からサンプリングノズル514へ、自然に空気が排出される。ただし、真空ポンプなどを用いて、搬送管21内の空気を、サンプリングノズル514へ積極的に吸引してもよい。そうすれば、空気から窒素ガスへの置換速度を上げることができる。また、搬送管21内の樹脂ペレットから発生するアウトガスを、サンプリングノズル514を介して外部へ排出してもよい。
また、上記の実施形態では、パージノズル512の吐出口63が楕円状であった。しかしながら、パージノズル512の吐出口63は、円形等の他の形状であってもよい。
また、上記の実施形態では、不活性ガスとして窒素ガスを用いていた。しかしながら、窒素ガスに代えて、酸素濃度が低い他のガスを、不活性ガスとして用いてもよい。
また、上記の実施形態または変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 射出成形システム
10 ペレット供給装置
11 ホッパ
12 供給管
20 射出装置
21 搬送管
22 スクリュー
23 駆動機構
24 ヒータ
30 ガス供給装置
31 ノズルアセンブリ
32 供給配管部
40 金型
51 ノズル部材
52 保持部材
53 環状プレート
54 環状プレート
61 第1管部
62 第2管部
63 吐出口
121 開閉弁
210 供給口
211 射出口
221 スクリューシャフト
222 羽根
320 配管
321 窒素ガス発生部
322 流量調整部
323 流量計
324 酸素濃度計
325 加熱部
511 円筒部
512 パージノズル
513 ガス導入孔
514 サンプリングノズル
520 円孔
521 通気孔
G 隙間

Claims (10)

  1. 搬送管内において粉粒体を加熱しつつ、前記搬送管内に配置されたスクリューの回転により前記粉粒体を搬送する装置に対し、不活性ガスを供給するガス供給装置であって、
    前記搬送管内に不活性ガスを吐出するパージノズル
    を備え、
    前記パージノズルは、前記搬送管の外部から前記スクリューに向かって延び、その先端に設けられた吐出口が前記搬送管内に位置し、
    前記吐出口と、前記スクリューの外周部との間に、前記粉粒体の1個分以上の隙間が介在し、
    前記吐出口は扁平筒状であり、
    前記吐出口の内周部の短径は、前記粉粒体の外形寸法よりも小さいガス供給装置。
  2. 請求項1に記載のガス供給装置であって、
    前記パージノズルは、
    前記搬送管の外部に位置する第1管部と、
    前記第1管部から屈折して前記スクリューに向かって延びる第2管部と、
    を有し、
    前記第2管部の先端に、前記吐出口が設けられているガス供給装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のガス供給装置であって、
    円筒部と、前記円筒部の内周面から延びる前記パージノズルと、を有するノズル部材と、
    前記円筒部が嵌まる円孔を有する保持部材と、
    前記円筒部を挟むとともに、前記保持部材に固定される一対の環状プレートと、
    を備えるガス供給装置。
  4. 請求項3に記載のガス供給装置であって、
    前記ノズル部材は、
    前記搬送管内の気体が流出する流出口
    をさらに有するガス供給装置。
  5. 請求項4に記載のガス供給装置であって、
    前記流出口から流出した気体中の酸素濃度を計測する酸素濃度計
    をさらに備えるガス供給装置。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のガス供給装置であって、
    前記パージノズルへ不活性ガスを供給する供給配管部
    をさらに備えるガス供給装置。
  7. 請求項6に記載のガス供給装置であって、
    前記供給配管部は、
    前記パージノズルへ供給される不活性ガスを加熱する加熱部
    を有するガス供給装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載のガス供給装置であって、
    前記供給配管部は、
    前記パージノズルへ供給される不活性ガス中の酸素濃度を計測する酸素濃度計
    を有するガス供給装置。
  9. 請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載のガス供給装置であって、
    前記供給配管部は、
    前記パージノズルへ供給される不活性ガスの流量を計測する流量計
    をさらに備えるガス供給装置。
  10. 請求項6から請求項9までのいずれか1項に記載のガス供給装置であって、
    前記供給配管部は、
    前記不活性ガスとしての窒素ガスを発生させて配管へ供給する不活性ガス発生部
    をさらに備えるガス供給装置。
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