JP6446900B2 - 太陽光発電システムの検査装置および太陽光発電システムの検査方法 - Google Patents

太陽光発電システムの検査装置および太陽光発電システムの検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、太陽光発電システムに備えられ、太陽光発電システムの異常の有無を検査する太陽光発電システムの検査装置および太陽光発電システムの検査方法に関する。
従来、太陽光発電システムは、特許文献1および2に示すように、太陽電池により発電された電力が、昇圧器および直流交流変換器等を含むパワーコンディショナを介して、電力送電網に供給されるようになっている。
太陽光発電システムにおいては、図9の(a)に示すように、複数の太陽電池セル101を直列接続して太陽電池モジュール(PVモジュール)102が構成され、さらに複数の太陽電池モジュール102を直列接続して太陽電池ストリング103が構成されている。
太陽電池モジュール(太陽電池パネル)102では、受光面の一部に影が生じると、その部分の太陽電池セル101が発電しなくなる。この場合、その部分の太陽電池セル101は、他の太陽電池セル101との間で電圧差を生じ、電力を消費することにより発熱する。そこで、この事態を防止するため、太陽電池モジュール102には、直列接続された太陽電池セル101と並列に、それら太陽電池セル101を流れる電流をバイパスさせるバイパスダイオードが接続されている。
ここで、図9の(b)に示すように、太陽電池モジュール102aにおいて、一つの太陽電池セル101aが故障した場合を想定する。この場合、太陽電池モジュール102aの上流側の太陽電池モジュール102を流れていた電流は、太陽電池モジュール102a(太陽電池セル101a,101)を迂回し、バイパスダイオード104aを流れる。また、太陽電池モジュール102aの太陽電池セル101aは抵抗成分となり、太陽電池モジュール102aの太陽電池セル101および太陽電池セル101aにより発電された電流は当該抵抗成分を流れる。このように、発電電流が抵抗成分を流れる結果、抵抗成分において発熱が生じ、周囲に故障が広がる恐れがある。
そこで、従来の太陽光発電システムには、特許文献1および2に示すように、上記のような太陽電池セル101の故障を検知する検査装置が備えられている。これら特許文献1,2に記載の構成では、太陽電池セル101の故障の有無を検査する場合において、図10に示すような太陽電池ストリング103のIV曲線(測定IV曲線(測定IV特性))を生成し、生成したIV曲線を太陽電池セル101が故障していない正常時の太陽電池ストリング103のIV曲線(基準IV曲線)と比較する。これにより、太陽電池ストリング103における太陽電池セル101の故障の有無(異常の有無)を判定している。
図10は、太陽電池ストリング103が正常である場合のIV曲線(実線)、および太陽電池ストリング103に故障した太陽電池セル101が含まれている場合のIV曲線(破線)を示すグラフである。図10において、Vは開放電圧を示し、Iは短絡電流を示す。
図10に示すように、太陽電池ストリング103が正常である場合のIV曲線は、電流がゼロの位置から垂直に近い状態で所定の電流値まで立ち上がり、その後、電流がほぼ一定の状態で、電圧が0Vまで低下していく曲線となる。これに対し、故障した太陽電池セル101を含む太陽電池ストリング103のIV曲線は、電流がゼロの位置から、電圧が降下しながら電流が増加することにより低い角度に寝た状態で立ち上がり、その後、垂直に近い状態で所定の電流値まで立ち上がった後、電流がほぼ一定の状態で、電圧が0Vまで低下していく曲線となる。したがって、太陽電池ストリング103における太陽電池セル101の故障の有無は、検査時に求めたIV曲線(破線、測定IV曲線)と太陽電池ストリング103が正常である場合のIV曲線(実線、基準IV曲線)とについて、IV曲線の立上がり部(電流ゼロ)付近(IV曲線の裾部分)の傾きや形状を比較することにより、判定することができる。
特開2014−11430号公報(2014年1月20日公開) 特開2014−38961号公報(2014年2月27日公開)
ところが、上記従来の構成では、太陽電池(太陽電池ストリング)が発電中であるか否かに関わらず、定電流装置と電圧源装置とが直列に接続された電流源回路から太陽電池(太陽電池ストリング)に対して一定に制御した電流を流し、IV曲線を求めている。このため、太陽電池の発電時での検査動作中において、定電流装置は常に大電圧に耐えつつ定電流を発生する必要がある。したがって、定電流装置を構成する素子として耐電力値の大きい大型の素子が必要となる。あるいは、耐電力値の大きい大型の素子に代えて耐電力値の小さい素子を使用する場合には、多数の素子を備える必要がある。さらに、場合によってはヒートシンクが必要になる。このため、装置が大型になるという問題点を有している。
具体的には、上記従来の構成において、上記の電流源回路は、定電圧源に対して複数の定電流ダイオードを直列に接続し、かつそれら定電流ダイオードの各々にツェナーダイオードを並列接続した構成としている。
この場合、太陽電池の発電中での検査動作において、定電流ダイオードは、定電圧源と太陽電池の発電電圧との合計電圧値を降圧し、電流を制御する必要がある。一般的に、一つの定電流ダイオードの耐圧は上記合計電圧値よりも小さいため、上記構成では複数の定電流ダイオードを直列に接続して所望の耐圧を確保している。
また、上記従来の構成では、複数の定電流ダイオードを直列接続しているので、それら定電流ダイオードの個体ばらつきにより、耐電流値の最も小さい定電流ダイオードに電圧が集中し、その定電流ダイオードが破壊される可能性がある。このため、各定電流ダイオードのそれぞれに、一定電圧以上になると導通モードになるツナーダイオードを並列に接続し、一つの定電流ダイオードに電圧が集中することを防いでいる。
したがって、本発明は、要求される耐電力値を小さくして、小型の構成とすることができる太陽光発電システムの検査装置の提供を目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の太陽光発電システムの検査装置は、太陽電池について測定したIV特性である測定IV特性を基準IV特性と比較して太陽電池の異常の有無を判定する異常有無判定部を備えている太陽光発電システムの検査装置において、太陽電池の出力電流を検出する電流検出手段と、前記太陽電池の出力電圧を検出する電圧検出手段と、前記太陽電池の発電量、または前記発電量に応じて変化する値である変化値が前記太陽電池の前記変化値の最大値よりも少ない検査可能値の範囲内であるかどうかを判定する検査可否判定部と、前記変化値が前記検査可能値の範囲内である場合に、前記出力電流および前記出力電圧から前記測定IV特性を求めるIV特性生成手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、検査可否判定部は、太陽電池の発電量、または前記発電量に応じて変化する値である変化値、例えば太陽電池電池の発電量または太陽電池電池の発電電流が太陽電池の変化値の最大値よりも少ない検査可能値の範囲内であるかどうかを判定する。IV特性生成手段は、変化値が検査可能値の範囲内である場合に、太陽電池の出力電流および出力電圧から測定IV特性を求める。異常有無判定部は、測定IV特性を基準IV特性と比較して太陽電池の異常の有無を判定する。
これにより、検査装置は、測定IV特性を求める構成に要求される耐電力値を小さくして、小型の構成とすることができる。
上記の太陽光発電システムの検査装置において、前記IV特性生成手段は、前記太陽電池の正極と負極とを短絡させる短絡通電路と、前記短絡通電路に設けられ、前記短絡通電路を開閉する半導体スイッチと、電流ゼロの点から少なくとも所定の電流値まで立ち上がった状態の前記測定IV特性が得られるように、前記半導体スイッチの駆動を制御する半導体スイッチ制御部と、前記半導体スイッチ制御部の制御による前記半導体スイッチの駆動時に、前記出力電流および前記出力電圧、または前記出力電流から前記測定IV特性求める生成部とを備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、前記IV特性生成手段において、半導体スイッチ制御部は、電流ゼロの点から少なくとも所定の電流値まで立ち上がった状態の測定IV特性が得られるように、半導体スイッチの駆動を制御する。
これにより、測定IV特性を求める場合に、半導体スイッチに要求される耐電力値を確実に低減することができる。
上記の太陽光発電システムの検査装置において、前記半導体スイッチは、前記半導体スイッチ制御部からの駆動信号を入力する入力部と前記短絡通電路を開閉する開閉動作部とが絶縁されているソリッドステートリレーであり、前記駆動信号はPWM信号である構成としてもよい。
上記の構成によれば、ソリッドステートリレーにて短絡通電路を開閉するので、短絡通電路を開状態とした場合に短絡通電路を流れる電流をゼロもしくは略ゼロにすることができる。これにより、IV特性生成手段は、V軸との交点が厳密にゼロとなる正確な測定IV特性を求めることができ、異常有無判定部は、測定IV特性線に基づいて、太陽電池の異常の有無を正確に判定することができる。
上記の太陽光発電システムの検査装置において、前記短絡通電路は、前記太陽電池の出力線を短絡するように設けられ、前記IV特性生成手段は、前記出力線における前記短絡通電路の接続位置よりも出力側に設けられた、前記出力線を開閉する開閉スイッチを備え、前記生成部は、開閉スイッチを開状態にさせた後、前記測定IV特性を求める構成としてもよい。
上記の構成によれば、生成部は、出力線を開閉する開閉スイッチを開状態にさせた後、測定IV特性を求めるので、測定IV特性を適切に求めることができる。
また、検査装置を太陽電池からの電力の出力経路に設けることができるので、開閉スイッチ、電流検出手段および電圧検出手段は、太陽電池からの電力の出力経路に設けられた既存のものを利用することができる。
上記の太陽光発電システムの検査装置において、前記IV特性生成手段は、前記変化値が前記検査可能値の範囲内であり、かつ前記変化値が相対的に小さい時間帯として設定された検査動作可能時間帯である場合に、前記測定IV特性を求める構成としてもよい。
上記の構成によれば、IV特性生成手段は、変化値が検査可能値の範囲内であり、かつ変化値が相対的に小さい時間帯である検査動作可能時間帯である場合に測定IV特性を求める。
したがって、例えば太陽電池の発電量または発電電流値の多い時間帯において、急激に天候が悪化して太陽電池の発電量または発電電流値が低下することにより、検査装置の検査動作が開始され、その後、急激に天候が回復して太陽電池の発電量または発電電流値が増加することにより、検査装置の動作に支障を来すような事態を防止することができる。これにより、検査装置の信頼性を高めることができる。
上記の太陽光発電システムの検査装置において、前記IV特性生成手段は、前記太陽電池の位置の日照量を検出する日照量検出手段を備え、前記変化値が前記検査可能値の範囲内であり、かつ前記日照量が所定量以下である場合に、前記測定IV特性を求める構成としてもよい。
上記の構成によれば、IV特性生成手段は、変化値が検査可能値の範囲内であり、かつ太陽電池の位置の日照量が所定量以下である場合に測定IV特性を求める。
したがって、太陽電池の発電量または発電電流値の多い時間帯(日照量の多い状態)において、太陽電池の例えば一部が何等かの被覆物によって覆われてしまい、そのために太陽電池の発電量または発電電流値が低下することにより、検査装置の検査動作が行われ、不適正な検査結果が得られる事態を防止することができる。
また、検査装置の検査動作中に上記被覆物が除去されて太陽電池の発電量または発電電流値が増加することにより、検査装置の動作に支障を来すような事態を防止することができる。これにより、検査装置の信頼性を高めることができる。
本発明の太陽光発電システムの検査方法は、太陽電池について測定したIV特性である測定IV特性を基準IV特性と比較して太陽電池の異常の有無を判定する異常有無判定工程を備えている太陽光発電システムの検査方法において、前記太陽電池の発電量、または前記発電量に応じて変化する値である変化値が前記太陽電池の前記変化値の最大値よりも少ない検査可能値の範囲内であるかどうかを判定する検査可否判定工程と、前記変化値が前記検査可能値の範囲内である場合に、前記太陽電池の出力電流および出力電圧から前記測定IV特性を求めるIV特性生成工程とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、測定IV特性を求める構成に要求される耐電力値を小さくして、小型の構成により検査を行うことができる。
本発明の構成によれば、要求される耐電力値を小さくして、小型の構成とすることができる。
本発明の実施の形態の太陽光発電システムの構成を示す概略の回路図である。 図1に示した検査装置の動作を示すフローチャートである。 図1に示した検査装置により太陽光発電システムの検査が行われた日の太陽電池ストリングにおける開放電圧および発電量の変化を示すグラフである。 図1に示した太陽電池ストリングが正常である場合のIV曲線を示すグラフである。 図1に示した太陽電池ストリングに故障した太陽電池セルが含まれている場合のIV曲線を示すグラフである。 本発明の他の実施の形態の太陽光発電システムにおける検査装置の動作を示すフローチャートである。 本発明のさらに他の実施の形態の太陽光発電システムの構成を示す概略の回路図である。 図7に示した太陽光発電システムにおける検査装置の動作を示すフローチャートである。 図9の(a)は、複数の太陽電池モジュールを直列接続して構成された太陽電池ストリングを示す回路図である。図9の(b)は、図9の(a)に示した太陽電池ストリングの太陽電池モジュールにおいて、太陽電池セルが故障して非導通状態となった状態を示す回路図である。 従来の検査装置にて生成された、太陽電池ストリングが正常である場合のIV曲線(実線)、および太陽電池ストリングに故障した太陽電池セルが含まれている場合のIV曲線(破線)を示すグラフである。
〔実施の形態1〕
本発明の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は、本発明の実施の形態の太陽光発電システム1の構成を示す概略の回路図である。
図1に示すように、太陽光発電システム1は、太陽電池ストリング11、検査装置12およびパワーコンディショナ13を備えている。太陽光発電システム1において、太陽電池ストリング11にて発電された電力は、検査装置12およびパワーコンディショナ13を介して、電力送電網14に供給される。
太陽電池ストリング11は、直列接続された複数の太陽電池モジュール21を備え、各太陽電池モジュール21には、それぞれ、バイパスダイオード22が並列に接続されている。太陽電池モジュール21は、直列接続された複数の太陽電池セルを備え、パネル状に形成されている。太陽電池ストリング11にて発電された電力は、電力線路である通電路(電力線)15aおよび通電路(電力線)15bによりパワーコンディショナ13に供給される。
検査装置12は、電圧センサ(電圧検出手段)31、電流センサ(電流検出手段)32、制御部(異常有無判定部、検査可否判定部、生成部、半導体スイッチ制御部、IV特性生成手段)33、駆動電圧出力部34、SSR(Solid State Relay:ソリッドステートリレー、半導体スイッチ、IV特性生成手段)35、平滑回路36、開閉スイッチ37aおよび37b、ヒューズ38ならびに通電路(短絡通電路、IV特性生成手段)39を備えている。
電圧センサ31は、太陽電池ストリング11と並列に接続され、太陽電池ストリング11の出力電圧を検出する。電圧センサ31は、通電路15a,15b間の回路に設けられる、例えば1MΩ以上の抵抗素子を有する。電流センサ32は、例えば通電路15aに設けられ、通電路15aを流れる電流、すなわち太陽電池ストリング11の出力電流を検出する。電流センサ32は、通電路15aに設けられる例えば低抵抗のシャント抵抗を利用したものである。あるいは非接触の電流センサであってもよい。
開閉スイッチ37aは、通電路15aに設けられ、通電路15aを開閉する。開閉スイッチ37bは、通電路15bに設けられ、通電路15bを開閉する。なお、これら開閉スイッチ37a,37bは、例えばb接点のリレーからなる。b接点のリレーは、非通電時に閉動作し、通電時に開動作するものである。
通電路39は、通電路15aにおける電流センサ32と開閉スイッチ37aとの間、および通電路15bにおける太陽電池ストリング11と開閉スイッチ37bとの間を接続する。
制御部33は、例えばCPUを有するマイクロコンピュータからなり、電圧センサ31にて検出される太陽電池ストリング11の出力電圧、および電流センサ32にて検出される太陽電池ストリング11の出力電流、すなわち太陽電池ストリング11の発電量(変化値)を監視し、駆動電圧出力部34の動作および開閉スイッチ37a,37bの開閉動作を制御する。
制御部33は、具体的には、太陽電池ストリング11の出力電圧および太陽電池ストリング11の出力電流に基づき、太陽電池ストリング11の発電量が少ない適当なタイミング(例えば朝あるいは夕の時間帯)にて、検査装置12による太陽電池ストリング11の検査が行われるように、駆動電圧出力部34および開閉スイッチ37a,37bを制御する。この場合、制御部33は、開閉スイッチ37a,37bを開動作させて通電路15a,15bを遮断し、駆動電圧出力部34を動作させる。
また、制御部33は、検査装置12による検査動作の際に、電圧センサ31にて検出される太陽電池ストリング11の出力電圧、および電流センサ32にて検出される太陽電池ストリング11の出力電流に基づいて、太陽電池ストリング11のIV曲線を生成する。さらに、制御部33は、生成したIV曲線(測定IV曲線(測定IV特性))に基づいて、太陽電池ストリング11が正常であるか異常であるか(太陽電池ストリング11に故障した太陽電池セルが含まれている)を判定する。この場合、制御部33は、太陽電池ストリング11が正常である場合のIV曲線を基準IV曲線(基準IV特性)として内部に有するメモリに記憶しており、上記判定を、生成したIV曲線を基準のIV曲線と比較することにより行う。
なお、IV曲線の比較はIV曲線全体を比較する必要はなく、特許文献2に記載されているように、開放電圧付近の曲線の傾きを比較する方法により行ってもよい。また、基準のIV曲線をメモリに記憶する場合にも、基準のIV曲線全体を記憶する必要はなく、開放電圧付近の曲線の傾きのみを記憶する方法であってもよい。
一方、制御部33は、検査装置12の検査動作が行われないとき、すなわち太陽光発電システム1の通常動作時には、太陽電池ストリング11が発電した電力がパワーコンディショナ13へ供給されるように、開閉スイッチ37a,37bを閉動作させる。
駆動電圧出力部34は、制御部33に制御されて、SSR35を駆動するための駆動信号(PWM信号)を生成する。SSR35は、通電路39に設けられ、駆動電圧出力部34からの駆動信号を受けて、通電路39を開閉する。平滑回路36は、抵抗RおよびコンデンサCからなり、通電路39に設けられている。ヒューズ38は、過電流に対して回路を遮断するものであり、通電路39に設けられている。なお、本実施の形態において、平滑回路36は、抵抗RおよびコンデンサCからなるものとしたが、これ以外のものであってもよい。同様に、過電流防止素子は、ヒューズ38を使用しているが、これに限定されるものではない。
上記の構成において、検査装置12の動作について以下に説明する。ここでは、太陽電池ストリング11の発電量が少ない早朝に、検査装置12が太陽電池ストリング11を検査する場合について説明する。
図2は、検査装置12の動作を示すフローチャートである。図3は、検査装置12により太陽光発電システム1の検査が行われた日の太陽電池ストリング11における開放電圧および発電量の変化を示すグラフである。図4は、太陽電池ストリング11が正常である場合のIV曲線を示すグラフである。図5は、太陽電池ストリング11に故障した太陽電池セルが含まれている場合のIV曲線を示すグラフである。
図2に示すように、制御部33は、電圧センサ31にて検出される太陽電池ストリング11の出力電圧、および電流センサ32にて検出される太陽電池ストリング11の出力電流を監視し(S11)、太陽電池ストリング11の発電量が検査装置12の検査動作が可能な範囲内であるかどうかを判定する(S12)。なお、この判定は、発電量に代えて、電流値(発電電流値)に基づいて行ってもよい。すなわち、太陽電池では、特性上、発電電圧はほとんど変化せず電流値(発電電流)が変化する。したがって、発電量の変化≒発電電流の変化となり、検査装置12の検査動作が可能な範囲内(検査可能値の範囲内)であるかどうかの判定は、発電量(変化値)または電流値(発電電流値、(変化値))のいずれによっても行うことができる。
検査装置12の検査動作が可能な範囲は、SSR35の耐圧等に基づいて、IV曲線を生成可能であり、かつ発電量の少ない範囲があらかじめ設定されている。太陽電池ストリング11が設置されている場所の日の出から日没までの間において、太陽電池ストリング11の開放電圧および発電量は、例えば図3のように変化する。図3において、範囲Aは、パワーコンディショナ13の運転範囲を示している。また、領域Bは、検査装置12の検査動作可能範囲に含まれる領域であり、太陽電池ストリング11の発電量が少ない発電量(検査可能値)である早朝の時間帯に存在する。領域Bでは、太陽電池ストリング11の開放電圧は所定の最高電圧付近まで達している。一方、早朝のために日照量が少なく、太陽電池ストリング11の出力電流は小さい値となっている。
S12での判定の結果、太陽電池ストリング11の発電量が検査装置12の検査動作が可能な範囲内であれば、制御部33は、開閉スイッチ37a,37bを開放させて、電力線である通電路15a,15bを遮断する(S13)。
次に、制御部33は、駆動電圧出力部34からPWM信号を出力させてSSR35を駆動する(S14)。これにより、SSR35のオン時に、太陽電池ストリング11、通電路15a、通電路39、通電路15bおよび太陽電池ストリング11の経路にて、短絡電流が流れる。
なお、PWM信号によってSSR35が駆動されることにより流れる短絡電流は、平滑回路36によって平滑にされる。また、太陽電池ストリング11の発電量が急激に多くなって検査装置12に大きな電流が流れた場合には、ヒューズ38が作動し、通電路39が遮断される。これにより、検査装置12が保護される。
次に、制御部33は、電圧センサ31にて検出される太陽電池ストリング11の開放電圧、および電流センサ32にて検出される太陽電池ストリング11の短絡電流に基づいて、太陽電池ストリング11のIV曲線を生成する(S15)。この場合、制御部33は、短絡電流が一定かつ小さい値となるように、PWM信号を出力する駆動電圧出力部34を制御する。
なお、通電路15a,15bを遮断した時点において、太陽電池ストリング11の発電量がIV曲線を生成できる発電量に対して少ない場合には、所定の発電量が得られるまで、待機していてもよい。
制御部33にて生成されるIV曲線は、太陽電池ストリング11が正常である場合には図4に実線にて示すものとなり、太陽電池ストリング11に故障した太陽電池セルが含まれている場合には図5に実線にて示すものとなる。なお、図4および図5において、一点鎖線にて示しているのは、太陽電池ストリング11が正常である場合の従来の検査装置において得られるIV曲線である。また、二点鎖線にて示しているのは、太陽電池ストリング11に故障した太陽電池セルが含まれている場合の従来の検査装置において得られるIV曲線である。
なお、図4および図5に示したIV曲線は、電流ゼロの点から少なくとも所定の電流値まで立ち上がった後、電流一定の状態で電圧ゼロの点まで生成されているが、これに限定されない。すなわち、生成したIV曲線を基準のIV曲線と比較して太陽電池ストリング11の故障の有無を判定する上では、図4および図5に示したIV曲線は、電流ゼロの点から少なくとも所定の電流値まで立ち上がった状態のものであればよい。また、IV曲線は、これに代えて、 (I1,V1),(I2,V2)といった複数の点を検出することにより求めたIV特性であってもよい。
次に、制御部33は、太陽電池ストリング11が正常であるかどうかを判定する(S16)。この判定の結果、太陽電池ストリング11が正常であれば処理を終了し、太陽電池ストリング11が異常である場合(太陽電池ストリング11に故障した太陽電池セルが含まれている場合)には、その旨を管理装置(図示せず)に通知し(S17)、その後、処理を終了する。なお、太陽光発電システム1が正常である場合にも、その旨を上記管理装置に通知してもよい。
制御部33の上記判定は、生成したIV曲線(測定IV曲線)を基準IV曲線と比較することにより行う。この場合、基準IV曲線(太陽電池ストリング11が正常な場合のIV曲線)と太陽電池ストリング11が異常な場合のIV曲線(太陽電池ストリング11に故障した太陽電池セルが含まれている場合のIV曲線)とは、短絡電流がゼロの点からの立ち上がり部付近の傾きおよび形状が互いに異なる。したがって、上記部分のIV曲線同士の傾きあるいは形状の少なくとも一方比較することにより、太陽電池ストリング11が正常かどうかを判定することができる。
検査装置12での検査終了後、制御部33は、開閉スイッチ37a,37bを閉動作させて通電路15a,15bを導通させる。この場合、開閉スイッチ37a,37bは、突入電流に強いリレーからなるので、この閉動作を問題なく行うことができる。開閉スイッチ37a,37bが閉動作することにより、太陽電池ストリング11にて発電された電力は通電路15a,15bを介してパワーコンディショナ13に供給される。
上記のように、検査装置12は、太陽電池ストリング11の発電量が少ないタイミングにて、太陽電池ストリング11の検査を行うようになっており、このタイミングでは、太陽電池ストリング11からの出力電流が小さくなっている(図3の領域B参照)。したがって、通電路39を流れる短絡電流を制御するスイッチには、耐電流が小さく小型の半導体スイッチであるSSR35を使用することができる。これにより、検査装置12は小型の構成とすることができる。
また、検査装置12は、太陽電池ストリング11の発電量が少ないときに太陽電池ストリング11を検査する構成である。したがって、検査装置12の動作によって太陽電池ストリング11の発電量が低減される事態を抑制することができる。
なお、制御部33は、夜間(日没後)の適当な時点にて、開閉スイッチ37a,37bを開動作させて通電路15a,15bを遮断し、電圧センサ31および電流センサ32の出力に基づいて太陽電池ストリング11の発電量を監視するようにしてもよい。この場合には、日の出後に検査装置12による太陽電池ストリング11の検査を容易かつ迅速に開始することができる。この場合の夜間かどうかの判定は、例えば電流センサ32にて検出される電流量を適当な時間(例えば数時間)監視し、行うようにしてもよい。
また、本実施の形態では、検査装置12による太陽電池ストリング11の検査を、早朝(日の出後)に行うようにしているが、夕方(日没前)に行うようにしてもよい。あるいは、早朝(日の出後)および夕方(日没前)、毎日、もしくは何日かごとに行うようにしてもよい。
また、本実施の形態は、パワーコンディショナ13に対して一つの太陽電池ストリング11が接続される例について示したが、これに限定されない。すなわち、パワーコンディショナ13に対して複数の太陽電池ストリング11が接続される構成であってもよい。この場合、検査装置12は、複数の太陽電池ストリング11ごとに設けられていてもよい。あるいは、検査装置12は、複数の太陽電池ストリング11に対して一つのみ設けられ、複数の太陽電池ストリング11に対して切り替えて使用される構成であってもよい。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。本発明の実施の形態の太陽光発電システム1は、前記検査装置12に代えて検査装置41を備えている(図1参照)。先の検査装置12は、太陽電池ストリング11の発電量が少ないときに検査動作を行う構成となっていた。これに対し、検査装置41は、太陽電池ストリング11の発電量が少なくかつ所定の時間帯である場合に、検査動作を行う構成となっている。
図6は、本実施の形態の検査装置41の動作を示すフローチャートである。なお、本実施の形態では、図6のフローチャートにおいて、図2のフローチャートに示した動作と同一の動作には同一のステップ番号を付記し、その説明を省略している。
図1に示す制御部33は、内部にタイマーを備え、時間を計時するようになっている。また、制御部33が内部に備えるメモリには、検査動作可能時間帯が設定されている。検査動作可能時間帯は、検査装置41が検査動作を行うことができる時間帯であり、日照量が少なく、太陽電池ストリング11の発電量が少ない時間帯が設定されている。
上記の構成において、検査装置41の動作について以下に説明する。ここでは、太陽電池ストリング11の発電量が少ない早朝に、検査装置41が太陽電池ストリング11を検査する場合について説明する。
図6に示すように、制御部33は、電圧センサ31にて検出される太陽電池ストリング11の出力電圧、および電流センサ32にて検出される太陽電池ストリング11の出力電流を監視し(S11)、太陽電池ストリング11の発電量が検査装置12の検査動作が可能な範囲内であるかどうかを判定する(S12)。
S12での判定の結果、太陽電池ストリング11の発電量が検査装置12の検査動作が可能な範囲内であれば、制御部33は、さらに、検査動作可能時間帯であるかどうかを判定する(S21)。
S12での判定の結果、太陽電池ストリング11の発電量が検査装置12の検査動作が可能な範囲内でない場合、およびS21での判定の結果、検査動作可能時間帯ではない場合には、S11に戻る。
一方、S21での判定の結果、検査動作可能時間帯であれば、制御部33は、開閉スイッチ37a,37bを開放させて、電力線路である通電路15a,15bを遮断する(S13)。
以下、検査装置41は、前述のようにして、S14〜S17の動作を行い、太陽電池ストリング11が正常であるかどうかを判定する。
上記のように、検査装置41は、太陽電池ストリング11の発電量が少なく、かつそのときの時間帯が、日照量が少なく、太陽電池ストリング11の発電量が少ない検査動作可能時間帯である場合に、検査動作を行うようになっている。
したがって、例えば太陽電池ストリング11の発電量の多い時間帯において、急激に天候が悪化して太陽電池ストリング11の発電量が低下することにより、検査装置41の検査動作が開始され、その後、急激に天候が回復して太陽電池ストリング11の発電量が増加することにより、検査装置41の動作に支障を来すような事態を防止することができる。これにより、検査装置41の信頼性を高めることができる。
その他の機能については、前述の検査装置12の場合と同様である。
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。本発明の実施の形態の太陽光発電システム1は、図7に示すように、前記検査装置12に代えて検査装置51を備えている。図7は、本実施の形態の太陽光発電システム1の構成を示す概略の回路図である。先の検査装置12は、太陽電池ストリング11の発電量が少ないときに検査動作を行う構成となっていた。これに対し、検査装置51は、発電量が少なくかつ日照量が所定量以下である場合に、検査動作を行う構成となっている。
図7に示すように、検査装置51は、太陽電池ストリング11の設置位置の日照量を測定する日照計(日照量検出手段)52を備えている。日照計52によって検出された日照量は制御部33へ入力される。制御部33は、太陽電池ストリング11の発電量が少なく、発電量が検査装置12の検査動作が可能な範囲内であり、かつ日照計52にて検出される日照量が所定量以下である場合に、検査動作が行われるように検査装置12を制御する。
上記の構成において、検査装置51の動作について以下に説明する。図8は、本実施の形態の検査装置51の動作を示すフローチャートである。なお、本実施の形態では、図8のフローチャートにおいて、図2のフローチャートに示した動作と同一の動作には同一のステップ番号を付記し、その説明を省略している。
図8に示すように、制御部33は、電圧センサ31にて検出される太陽電池ストリング11の出力電圧、および電流センサ32にて検出される太陽電池ストリング11の出力電流を監視し(S11)、太陽電池ストリング11の発電量が検査装置12の検査動作が可能な範囲内であるかどうかを判定する(S12)。
S12での判定の結果、太陽電池ストリング11の発電量が検査装置12の検査動作が可能な範囲内であれば、制御部33は、さらに、日照量が所定量(検査可能日照量)以下であるかどうかを判定する(S31)。
S12での判定の結果、太陽電池ストリング11の発電量が検査装置12の検査動作が可能な範囲内でない場合、およびS31での判定の結果、日照量が所定量を超えている場合には、S11に戻る。
一方、S31での判定の結果、日照量が所定量以下であれば、制御部33は、開閉スイッチ37a,37bを開放させて、電力線路である通電路15a,15bを遮断する(S13)。
以下、検査装置51は、前述のようにして、S14〜S17の動作を行い、太陽電池ストリング11が正常であるかどうかを判定する。
上記のように、検査装置51は、太陽電池ストリング11の発電量が少なく、かつそのときの日照量が所定量以下である場合に、検査動作を行うようになっている。
したがって、太陽電池ストリング11の発電量の多い時間帯(日照量の多い状態)において、太陽電池ストリング11の太陽電池モジュール21が何等かの被覆物によって覆われてしまい、そのために太陽電池ストリング11の発電量が低下することにより、検査装置41の検査動作が行われ、不適正な検査結果が得られる事態を防止することができる。
また、検査装置51の検査動作中に上記被覆物が除去されて太陽電池ストリング11の発電量が増加することにより、検査装置51の動作に支障を来すような事態を防止することができる。これにより、検査装置51の信頼性を高めることができる。
その他の機能については、前述の検査装置12の場合と同様である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、例えば複数の光発電セルを有する複数の光発電ジュールが直列接続された発電装置の異常の有無を検査する装置として利用することができる。
1 太陽光発電システム
11 太陽電池ストリング
12 検査装置
13 パワーコンディショナ
14 電力送電網
15a 通電路(電力線)
15b 通電路(電力線)
21 太陽電池モジュール
22 バイパスダイオード
31 電圧センサ(電圧検出手段)
32 電流センサ(電流検出手段)
33 制御部(異常有無判定部、検査可否判定部、生成部、半導体スイッチ制御部、IV特性生成手段)
34 駆動電圧出力部
35 ソリッドステートリレー(半導体スイッチ、IV特性生成手段)
36 平滑回路
37a 開閉スイッチ
37b 開閉スイッチ
38 ヒューズ
39 通電路(短絡通電路、IV特性生成手段)
41 検査装置
51 検査装置
52 日照計(日照量検出手段)

Claims (6)

  1. 太陽電池について測定したIV特性である測定IV特性を基準IV特性と比較して太陽電池の異常の有無を判定する異常有無判定部を備えている太陽光発電システムの検査装置において、
    太陽電池の出力電流を検出する電流検出手段と、
    前記太陽電池の出力電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記太陽電池の発電量と前記発電量に応じて変化する値との何れか一方である変化値が前記太陽電池の前記変化値の最大値よりも少ない検査可能値の範囲内であるかどうかを判定する検査可否判定部と、
    前記変化値が前記検査可能値の範囲内である場合に、前記出力電流および前記出力電圧から前記測定IV特性を求めるIV特性生成手段とを備え
    前記IV特性生成手段は、
    前記太陽電池の正極と負極とを短絡させる短絡通電路と、
    前記短絡通電路に設けられ、前記短絡通電路を開閉する半導体スイッチと、
    前記測定IV特性が、電流ゼロの点から立ち上がった後、電流ほぼ一定の状態で電圧ゼロの点まで推移するように、前記半導体スイッチの駆動を制御する半導体スイッチ制御部と、
    前記半導体スイッチ制御部の制御による前記半導体スイッチの駆動時に、前記出力電流および前記出力電圧から前記測定IV特性を求める生成部とを備えていることを特徴とする太陽光発電システムの検査装置。
  2. 前記半導体スイッチは、前記半導体スイッチ制御部からの駆動信号を入力する入力部と前記短絡通電路を開閉する開閉動作部とが絶縁されているソリッドステートリレーであり、
    前記駆動信号はPWM信号であることを特徴とする請求項に記載の太陽光発電システムの検査装置。
  3. 前記短絡通電路は、前記太陽電池の出力線を短絡するように設けられ、
    前記IV特性生成手段は、前記出力線における前記短絡通電路の接続位置よりも出力側に設けられた、前記出力線を開閉する開閉スイッチを備え、
    前記生成部は、開閉スイッチを開状態にさせた後、前記測定IV特性を求めることを特徴とする請求項またはに記載の太陽光発電システムの検査装置。
  4. 前記IV特性生成手段は、前記変化値が前記検査可能値の範囲内であり、かつ前記変化値が相対的に小さい時間帯として設定された検査動作可能時間帯である場合に、前記測定IV特性を求めることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の太陽光発電システムの検査装置。
  5. 前記IV特性生成手段は、前記太陽電池の位置の日照量を検出する日照量検出手段を備え、前記変化値が前記検査可能値の範囲内であり、かつ前記日照量が所定量以下である場合に、前記測定IV特性を求めることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の太陽光発電システムの検査装置。
  6. 太陽電池について測定したIV特性である測定IV特性を基準IV特性と比較して太陽電池の異常の有無を判定する異常有無判定工程を備えている太陽光発電システムの検査方法において、
    前記太陽電池の発電量と前記発電量に応じて変化する値との何れか一方である変化値が前記太陽電池の前記変化値の最大値よりも少ない検査可能値の範囲内であるかどうかを判定する検査可否判定工程と、
    前記変化値が前記検査可能値の範囲内である場合に、前記太陽電池の出力電流および出力電圧から前記測定IV特性を求めるIV特性生成工程とを含み、
    前記IV特性生成工程では、
    前記太陽電池の正極と負極とを短絡させる短絡通電路、および前記短絡通電路に前記短絡通電路を開閉する半導体スイッチを設け、
    前記測定IV特性が、電流ゼロの点から立ち上がった後、電流ほぼ一定の状態で電圧ゼロの点まで推移するように、前記半導体スイッチの駆動を制御し、
    前記半導体スイッチを制御する際の前記半導体スイッチの駆動時に、前記出力電流および前記出力電圧から前記測定IV特性を求めることを特徴とする太陽光発電システムの検査方法。
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