JP6444282B2 - 軸取付部材抜き工具用補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、軸が挿通した状態で取り付けられたベアリング等の軸取付部材を引き抜くための工具と共に使用する補助具に関する。
従来、例えば下記特許文献1には、プーリー抜き工具が開示されている。このプーリー抜き工具は、上方に頭部を、下方に押圧支持部を設けた螺子棒の螺子軸に噛合する支持部と、支持部の左右腕片の中央部に一端を回動可能に連結した一対のリンクと、この一対のリンクの他端に回動可能に連結した爪付き挟持アームとを備えている。
上記特許文献1のプーリー抜き工具を用いて、次のようにしてプーリーを軸から引き抜くことができる。軸の端部近傍に挿通配置されたプーリーを引き抜くとき、軸の先端面に螺子棒の押圧支持部を当接した状態で一対の挟持アームの各先端にある爪をプーリーのフランジ部または軸方向端面周縁部に引っ掛ける。そして、この状態で螺子棒の上部に位置する頭部をスパナ、レンチ等の工具で回転させると、螺子棒に噛合している支持部が螺子棒に対して相対移動する。その結果、一対のリンクを介して支持部に連結された一対の挟持アームがプーリーに対して引っ張り力を作用させ、錆等で固着した状態になっているプーリーを軸から引き抜くことができる。
実用新案登録第3160459号公報
上記特許文献1に記載されるようなプーリー抜き工具は、軸の端部近傍に配置されたベアリングを引き抜くのにも使用できる。プーリー抜き工具の使い方は、上述したプーリーの場合と同様である。
しかしながら、ベアリングは軸の外周に圧入されている内輪に対して外輪が回転可能に構成されるため、外輪の外周に一対の挟持アームの爪を引っ掛けた状態で螺子棒を回そうとすると、ベアリングの外輪とともに一対の挟持アームおよび支持部も回転してしまい、ベアリングに引っ張り力を作用させる作業が困難であった。
本発明の目的は、従来公知のプーリー抜き工具と同等の構成を有する軸取付部材抜き工具と共に用いることで、軸に対して抜き工具自体が回転するのを防止して作業性を向上させることができる補助具を提供することである。
本発明に係る軸取付部材抜き工具用補助具は、外周面に雄ねじを有するねじ軸と、前記雄ねじに螺合される雌ねじ部を有する支持部材と、前記支持部材の両端部に一対のリンクを介して又は直接に回動可能にそれぞれ連結され、かつ、各先端に係止爪を有する一対の引張アームとを備える軸取付部材抜き工具と共に使用される補助具であって、前記支持部材に対し前記ねじ軸の軸方向に沿って嵌め込むための切欠部が形成された係合部と、該係合部に一端部が固定されて前記軸方向に対し略直交する方向でかつ前記支持部材の側面に沿って延伸する押さえ部と、を備え、前記係合部は、折り曲げられた金属板により構成され、前記軸取付部材抜き工具の前記支持部材の側面に沿って配置される当接部と、前記当接部から折れ曲がって前記切欠部が形成されている折曲部とを有することを特徴とする
また、本発明に係る別態様の軸取付部材抜き工具用補助具は、外周面に雄ねじを有するねじ軸と、前記雄ねじに螺合される雌ねじ部を有する支持部材と、前記支持部材の両端部に一対のリンクを介して又は直接に回動可能にそれぞれ連結され、かつ、各先端に係止爪を有する一対の引張アームとを備える軸取付部材抜き工具と共に使用される補助具であって、前記支持部材に対し前記ねじ軸の軸方向に沿って嵌め込むための切欠部が形成された係合部と、該係合部に一端部が固定されて前記軸方向に対し略直交する方向に延伸する押さえ部と、を備え、前記係合部と前記押さえ部とは互いに組み付けられる別部材によって構成され、前記係合部は前記押さえ部を構成する棒状部材を挿通可能なボス部を有し、前記棒状部材の先端には前記一対の引張アームのうち一方側の引張アームに引っ掛かるフック部が形成されていてもよい。
この場合、前記一対の引張アームのうち他方側の引張アームに引っ掛かるフック部材をさらに含み、前記フック部材は前記押さえ部を構成する棒状部材において前記フック部とは反対側の端部から挿通される貫通孔が形成されていてもよい。ここで、前記フック部材は、前記押さえ部を構成する棒状部材におけるフック部とは反対の端部に沿って延びる握り部を有してもよい。
本発明に係る軸取付部材抜き工具用補助具によれば、作業者は、係合部の切欠部を軸取付部材抜き工具の支持部材に嵌め込んだ状態で押さえ部を一方の手で押さえながら、他方の手でスパナ等を用いてねじ軸を回転させることで、軸に対して抜き工具自体が回転するのを確実に防止できる。したがって、軸に圧入配置されたベアリング等の軸取付部材を容易に引き抜くことができ、例えばエスカレータの機械室等の狭い作業スペースにおいても1人の保守員で効率良く部品交換作業を行うことがきる。よって、作業性が向上する。
軸取付部材抜き工具の一例を示す斜視図である。 図1に示した軸取付部材抜き工具を用いてベアリングを軸から引き抜くときの様子を示す図である。 本発明の一実施形態である補助具を示す斜視図である。 図3に示した補助具を軸取付部材抜き工具と共に用いてベアリングを軸から引き抜くときの様子を示す図である。 別の実施形態である補助具を分解した状態で示す側面図である。 図5に示した補助具を軸取付部材抜き工具と共に用いるときの様子を示す図である。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
図1は、軸取付部材抜き工具(以下、適宜に「抜き工具」とだけいう)10の一例を示す斜視図である。抜き工具10は、ねじ軸12と、支持部材14と、一対のリンク16と、一対の引張アーム18とを備える。
ねじ軸12は、外周面に雌ねじが形成された棒状の部材である。ねじ軸12の一端には、例えば六角状等をなす工具係合部22が設けられている。工具係合部22には、例えば円形の貫通孔23が形成されてもよい。これにより、貫通孔23に丸棒状の工具を挿通してねじ軸12を回転させることができる。
また、ねじ軸12の他端には円柱状をなす押圧部24が設けられている。押圧部24は、抜き工具10を使って作業を行うときに、ベアリング等が取り付けられている軸の先端面に当接される部分である。押圧部24は、その先端面が平坦面に形成されてもよいし、あるいは、有底円筒状をなしており細い軸を受け入れるように構成されてもよい。
支持部材14は、中央部に雌ねじ部15を有しており、この雌ねじ部15にねじ軸12が螺合されている。これにより、ねじ軸12を締め込み方向(工具係合部22側から見て時計回り方向)に回転させると支持部材14がねじ軸12に対して矢印A方向に相対移動し、ねじ軸12を緩める方向(工具係合部22側から見て反時計回り方向)に回転させると支持部材14がねじ軸12に対して矢印B方向に相対移動するように構成されている。
一対のリンク16は、各一端部が支持部材14の両端側においてボルト・ナット26によりそれぞれ回動可能に連結されている。各リンク16は、2枚のリンク板16a,16bによって構成され、支持部材14を両側から挟んだ状態でボルト・ナット26により取り付けられている。
一方、一対のリンク16の各他端部は、ボルト・ナット28によって一対の引張アーム18の中間部分に回動可能に連結されている。ここでも各リンク16は、2枚のリンク板16a,16bの間に引張アーム18の中間部分を挟んだ状態で取り付けられている。
一対の引張アーム18は、図1において下側に位置する先端に、互いに対向する方向に突出する係止爪20をそれぞれ有する。また、一対の引張アーム18の上端部にも係止爪21がそれぞれ設けられてもよい。この場合、係止爪21は、互いに内側に向かって突出する下端部の係止爪20とは反対方向、すなわち、抜き工具10の外側へ向かってそれぞれ突出するように形成されている。
上述したねじ軸12は、金属製の丸棒を鍛造等することによって形成されている。また、支持部材14、リンク板16a,16bおよび引張アーム18は、例えば鋳鉄部品により構成されている。
次に、図2を参照して、上述した抜き工具10の使用方法を説明する。図2は、図1に示した軸取付部材抜き工具10を用いてベアリングを軸から引き抜くときの様子を示す図である。
図2に示すように、ベアリング1は、内輪2と外輪3とボール4とを有する一般的なボールベアリングである例が示される。ベアリング1は、内輪2が軸5の外周に圧入されて取り付けられている。また、錆等の影響によってベアリング1の内輪2が軸5の外周面上に固着した状態になっていることもある。なお、軸5は図示しないモータの出力軸の一部であって、ベアリングの交換作業時にはモータにブレーキが作用しているため軸5が回転しないようになっている。
このようにして軸5の端部近傍に固定されているベアリング1を抜き工具10によって引き抜く場合、ねじ軸12の先端にある押圧部24を軸5の先端面に当接する。そして、この状態でねじ軸12を適宜の方向に回転させて支持部材14に対するねじ軸12の位置を調整する。この調整によって、ねじ軸12に対する支持部材14の位置が変わることで、リンク16を介して引張アームの位置も変わり、その結果、引張アーム18の係止爪20がベアリング1の外輪3に係止された状態になる。このとき、ねじ軸12とベアリング1の軸5とは略一直線上に揃った状態となっているのが好ましい。
そして、作業者または保守員は、ねじ軸12の工具係合部22にスパナ、あるいは、レンチ等の工具を係合させて矢印C方向に回転させる。すると、抜き工具10自体が回転しなければ、ねじ軸12に対する支持部材14の相対位置が矢印A方向に移動する。これにより、支持部材14に一対のリンク16を介して回動可能に連結された一対の引張アーム18も移動することでベアリング1に対して引張力が作用し、その結果、ベアリング1が軸5から引き抜かれる。
しかし、上述したように軸5は回転不能になっているが、ベアリング1の外輪3は軸5に対して回転可能である。そのため、矢印C方向にねじ軸12を回転させようとしたとき、そのトルクによってベアリング1の外輪3に係止されている一対の引張アーム18を含む抜き工具10全体が軸5に対して矢印D方向に回転してしまう。そうすると、支持部材14に対するねじ軸12の位置が変わらないことになり、ベアリング1に引張力を作用させることができないという問題があった。
そこで、このような問題を解決するため、本実施形態では図3に示す補助具30を抜き工具10と共に用いて、ベアリング抜き作業を行うものである。
図3は、本実施形態の補助具30を示す斜視図である。補助具30は、係合部32と、押さえ部34とを備える。
係合部32は、例えば金属板を略L字状に折り曲げ加工したもので構成される。係合部32は、抜き工具10と共に用いるとき、支持部材14に沿って配置される当接部36と、当接部36から略直角に折れ曲がった折曲部38とを有する。係合部32の当接部36の外側表面には、押さえ部34を構成する棒状部材の一端部34aが例えば溶接等によって固定されている。
係合部32の折曲部38には、切欠部40が形成されている。切欠部40は、抜き工具10と共に使用するときに支持部材14に対してねじ軸12の軸方向に沿って嵌め込むための部分である。本実施形態では、切欠部40は、支持部材14を受け入れ可能な幅を有する略長方形状に形成されている。
補助具30の押さえ部34は、例えば金属製の丸棒部材によって構成できる。押さえ部34において係合部32が固定されている一端部34aとは反対側の他端部34bは、作業者が手で持って押さえる部分である。押さえ部34の他端部34bには、握りやすくするための滑り止め構造(例えば多数の環状溝)を形成するのが好ましい。
続いて、図4を参照して、本実施形態の補助具30の使用方法を説明する。図4は、図3に示した補助具30を軸取付部材抜き工具10と共に用いてベアリング1を軸5から引き抜くときの様子を示す図である。
図4に示すように、抜き工具10のねじ軸12の先端の押圧部24をベアリング1が取り付けられている軸5の先端面に当接した状態で、各引張アーム18の係止爪20をベアリング1の外輪3に係止させるのは図2を参照して説明したのと同様である。
そして、補助具30の係合部32に形成された切欠部40を支持部材14に嵌め込む。このとき、係合部32の切欠部40は、ねじ軸12の軸方向に沿って図4中の上側から嵌め込むことができる。この状態では、補助具30の押さえ部34が抜き工具10のねじ軸12と略直交する方向に延伸している。
この状態で、作業者等は、補助具30の押さえ部34の他端部34bを片手で矢印E方向に押さえながら、もう一方の手でスパナ等の工具によりねじ軸12を矢印C方向に回転させる。このとき、図2を参照して上述したように一対の引張アーム18を含む抜き工具10全体が連れ回りしようとするが、係合部32の当接部36が支持部材14の側面又はこの側面に取り付けられたボルト・ナット26(図1参照)に当接し、かつ、押さえ部34が矢印E方向に押さえられているため、抜き工具10全体が軸5に対して回転することが無い。したがって、ねじ軸12に対する支持部材14の相対位置の変化によって一対の引張アーム18がベアリング1に引張力を作用させ、その結果、ベアリング1が軸5から引き抜かれる。
上述したように、本実施形態の補助具30によれば、作業者は、係合部32の切欠部40を抜き工具10の支持部材14に嵌め込んだ状態で押さえ部34を一方の手で押さえながら、他方の手でスパナ等を用いてねじ軸12を回転させることで、軸5に対して抜き工具10自体が回転するのを確実に防止できる。したがって、軸5に圧入配置されたベアリング1を容易に引き抜くことができる。特に、本実施形態の補助具30は、例えばエスカレータの機械室等の狭い作業スペースにおいて1人の保守員がベアリング交換作業を行う際に、容易かつ効率的に交換作業を行うことができ、作業性が向上する。
次に、図5および図6を参照して、別の実施形態である補助具31について説明する。図5は、別の実施形態である補助具31を分解した状態で示す側面図である。図6は、図5に示した補助具31を抜き工具10と共に用いるときの様子を示す図である。ここでは、上述した補助具30と同一または類似の構成要素に同一または類似の符号を付して重複する説明を行わず、主として相違点について説明する。
図5に示すように、補助具31は、分離可能な3つの部材によって構成される。具体的には、補助具31は、係合部材(係合部)32aと、棒状部材からなる押さえ部材(押さえ部)34と、フック部材42とを組み合わせて構成される。
補助具31の係合部材32aは、例えば金属板を折り曲げて形成される。本実施形態では、係合部材32aは2か所のL字状の折曲部38を有し、各折曲部38に切欠部40がそれぞれ形成されている。このように2つの切欠部40を形成し、抜き工具10のねじ軸12を挟んだ両側で支持部材14に切欠部40を嵌め込んで係合させることによって、支持部材14に対する係合部材32aの取り付け状態をより安定したものにできる。
また、補助具31の係合部材32aは、ボス部33を有する。このボス部33は、例えば金属製パイプを溶接することによって金属板に固定されている。ボス部33は、後述するように、押さえ部材34の他端部34bを挿通して係合部材32aに組み付けることができる。
補助具31の押さえ部材34は、一端部34aにフック部を有する。このフック部の幅hは、図6に示すように、抜き工具10を回転阻止のために組み付けたときに抜き工具10の一方側に位置するリンク16および引張アーム18に引っ掛けられる程度の寸法に形成されている。これ以外は、押さえ部材34は上記の補助具30の場合と同様である。
補助具31のフック部材42は、例えば金属板を略L字状に折り曲げて形成されたフック板44を有する。フック板44には、押さえ部材34の他端部34bを挿通するための貫通孔46が形成されている。また、フック板44の端部には、例えば金属棒状の握り部48が溶接等によって固定されている。握り部48は、フック板44の貫通孔46に、フック部とは反対側に位置する押さえ部材34の他端部34bが挿通されたとき、この他端部34bに沿って延びるように配置されている。この握り部48の外周には、押さえ部材34の他端部34bと同様に、滑り止め構造を設けるのが好ましい。
続いて、図5および図6を参照して、補助具31の使用方法について説明する。まず、図5に示すように、係合部材32aのボス部33に押さえ部材34の他端部34bを挿通し、次いで、フック部材42の貫通孔46に押さえ部材34の他端部34bを挿通して、補助具31を組み立てる。
そして、図6に示すように、係合部材32aの2つの切欠部40をねじ軸12の両側で支持部材14に嵌め込んで係合する。このとき、押さえ部材34の一端部34aにあるフック部と、フック部材42とは、抜き工具10の両側に位置する一対の引張アーム18に干渉しない程度に離れて位置させておくのが好ましい。
その後、係合部材32aのボス部33内で押さえ部材34をスライドさせ、一端部34aにあるフック部が抜き工具10の一方側のリンク16および引張アーム18に引っ掛かる位置まで移動させる。そして、フック部材42を押さえ部材34に沿ってスライドさせ、フック板44が抜き工具10の他方側のリンク16および引張アーム18に引っ掛かる位置まで移動させる。
この状態にした後、作業員等は、互いに平行に延びる押さえ部34の他端部34bとフック部材42の握り部48を片手で掴んで押さえる。そして、作業員等は、もう一方の手で抜き工具10のねじ軸12を回転させて、ベアリング1を軸5から引き抜く作業を行う。
この実施形態における補助具31によっても、上述した補助具30の場合と同様の作用効果を奏することができる。加えて、補助具31では、2か所の切欠部40が支持部材14に嵌め込まれ、かつ、押さえ部材34のフック部とフック部材42とで抜き工具10の両側の端部を保持することができるので、より安定した状態で抜き工具10が回転しないように押さえることができる。
なお、上記補助具31は、係合部材32a、押さえ部材34およびフック部材42の3つの部材で構成される例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、フック部材42を省略して、係合部材32aおよび押さえ部材34の2つの部材で補助具を構成してもよい。あるいは、補助具31において、フック部材42の握り部48を省略してフック板44だけで構成してもよい。これらによっても、押さえ部材34の他端部34bを作業者が掴んで押さえることで、抜き工具10全体が回転しないように押さえることが可能である。
ところで、本発明は、上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲において種々の改良や変更が可能である。
上記において説明した抜き工具10は、支持部材14が一対のリンク16を介して一対の引張アーム18に回動可能に連結される構成であると説明したが、本発明が適用可能な抜き工具はこれに限定されるものではなく、支持部材の両端に一対の引張アームが直接に回動可能に連結される構成であってもよい。
また、上記においては、補助具がベアリングを軸から引き抜くための工具と共に使用される場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。軸に固定された軸取付部材がプーリー、ギヤ等であってもよい。この場合、軸が回転可能である場合には、抜き工具自体が回転して取り外し作業が困難になることから、本発明の補助具を有効に用いることができる。
1 ベアリング、2 内輪、3 外輪、4 ボール、5 軸、10 軸取付部材抜き工具、12 ねじ軸、14 支持部材、15 雌ねじ部、16 リンク、16a,16b リンク板、18 引張アーム、20,21 係止爪、22 工具係合部、23 貫通孔、24 押圧部、26,28 ボルト・ナット、30,31 補助具、32 係合部、32a 係合部材、33 ボス部、34 押さえ部または押さえ部材、34a 一端部、34b 他端部、36 当接部、38 折曲部、40 切欠部、42 フック部材、44 フック板、46 貫通孔、48 握り部。

Claims (4)

  1. 外周面に雄ねじを有するねじ軸と、前記雄ねじに螺合される雌ねじ部を有する支持部材と、前記支持部材の両端部に一対のリンクを介して又は直接に回動可能にそれぞれ連結され、かつ、各先端に係止爪を有する一対の引張アームとを備える軸取付部材抜き工具と共に使用される補助具であって、
    前記支持部材に対し前記ねじ軸の軸方向に沿って嵌め込むための切欠部が形成された係合部と、該係合部に一端部が固定されて前記軸方向に対し略直交する方向でかつ前記支持部材の側面に沿って延伸する押さえ部と、を備え
    前記係合部は、折り曲げられた金属板により構成され、前記軸取付部材抜き工具の前記支持部材の側面に沿って配置される当接部と、前記当接部から折れ曲がって前記切欠部が形成されている折曲部とを有することを特徴とする、軸取付部材抜き工具用補助具。
  2. 外周面に雄ねじを有するねじ軸と、前記雄ねじに螺合される雌ねじ部を有する支持部材と、前記支持部材の両端部に一対のリンクを介して又は直接に回動可能にそれぞれ連結され、かつ、各先端に係止爪を有する一対の引張アームとを備える軸取付部材抜き工具と共に使用される補助具であって、
    前記支持部材に対し前記ねじ軸の軸方向に沿って嵌め込むための切欠部が形成された係合部と、該係合部に一端部が固定されて前記軸方向に対し略直交する方向に延伸する押さえ部と、を備え、
    前記係合部と前記押さえ部とは互いに組み付けられる別部材によって構成され、前記係合部は前記押さえ部を構成する棒状部材を挿通可能なボス部を有し、前記棒状部材の先端には前記一対の引張アームのうち一方側の引張アームに引っ掛かるフック部が形成されていることを特徴とする、軸取付部材抜き工具用補助具。
  3. 請求項に記載の軸取付部材抜き工具用補助具において、
    前記一対の引張アームのうち他方側の引張アームに引っ掛かるフック部材をさらに含み、前記フック部材は前記押さえ部を構成する棒状部材において前記フック部とは反対側の端部から挿通される貫通孔が形成されていることを特徴とする、軸取付部材抜き工具用補助具。
  4. 請求項に記載の軸取付部材抜き工具用補助具において、
    前記フック部材は、前記押さえ部を構成する棒状部材におけるフック部とは反対の端部に沿って延びる握り部を有することを特徴とする、軸取付部材抜き工具用補助具。
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