JP6443608B1 - アンテナ装置、非接触伝送装置および非接触伝送システム - Google Patents

アンテナ装置、非接触伝送装置および非接触伝送システム Download PDF

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Abstract

アンテナ装置(101)は、第1コイルアンテナ(1)と、両端がNFCシステム用回路(21)に接続される第2非接触伝送システム用の第2コイルアンテナ(22)と、第1コイルアンテナ(1)の両端に電力伝送システム用回路(11)を接続する第1状態と、第1コイルアンテナ(1)の両端同士を接続する第2状態とを切り替える切替回路(SW1,SW2)と、を有する。第1状態で第1非接触伝送システムでの伝送が行われ、第2状態で第2コイルアンテナ(22)と第1コイルアンテナ(1)とが磁界結合して第2非接触伝送システムでの伝送が行われる。

Description

本発明は、非接触伝送システムに適用されるアンテナ装置、それを備える非接触伝送装置、および非接触伝送システムに関する。
第1コイル導体を非接触通信用のコイルとして利用し、第1コイル導体および第2コイル導体を直列に接続して非接触電力伝送用のコイルとして利用する構造のアンテナ装置が特許文献1に開示されている。
特開2013−93429号公報
特許文献1に示されているアンテナ装置においては、非接触電力伝送に用いるために第1コイル導体および第2コイル導体という2つのコイル導体を備えるので、アンテナ装置の占有面積が大きい。また、非接触通信時に第1コイル導体のみを用いるが、この第1コイル導体と第2コイル導体とは相互干渉しやすく、そのことによって、アンテナの特性が劣化するおそれがある。
上述の課題は非接触通信システムと非接触電力伝送システムとに共用するアンテナ装置に限らず、システムの異なる複数の非接触伝送システムに用いられるアンテナ装置において同様に生じる。
本発明の目的は、非接触伝送システムに用いられ、小型化しやすくアンテナ特性の劣化を回避したアンテナ装置、それを備える非接触伝送装置および非接触伝送システムを提供することにある。
(1)本発明のアンテナ装置は、
第1コイルアンテナと、
両端が第2非接触伝送システム用回路に接続される第2コイルアンテナと、
前記第1コイルアンテナの両端に第1非接触伝送システム用回路を電気的に接続する第1状態と、前記第1コイルアンテナの両端同士を電気的に接続する第2状態とを切り替える切替回路と、を有し、
前記第1状態で前記第1非接触伝送システムでの伝送が行われ、第2状態で前記第2コイルアンテナと前記第1コイルアンテナとが磁界結合して前記第2非接触伝送システムでの伝送が行われることを特徴とする。
上記構成により、第1非接触伝送システムにおいて第1コイルアンテナは第1非接触伝送システム用回路に直接的に接続された、第1非接触伝送システム用コイルアンテナとして作用し、第2非接触伝送システムにおいては、第1コイルアンテナは第2コイルアンテナと磁界結合して、第2コイルアンテナと共に第2非接触伝送システム用のアンテナとして作用する。
(2)前記第1コイルアンテナは、平面状のコイルアンテナであり、前記第2コイルアンテナの巻回軸は前記第1コイルアンテナの巻回軸と直交し、前記第1コイルアンテナの平面視で、前記第1コイルアンテナの一部は前記第2コイルアンテナと重なることが好ましい。この構造により、第1コイルアンテナと第2コイルアンテナとの結合係数が高まり、第1コイルアンテナのブースターアンテナとしての作用が高まる。
(3)前記第2状態で、前記第1コイルアンテナの両端同士はキャパシタを介して接続され、前記第1コイルアンテナと前記キャパシタとで、前記第2非接触伝送システムで使用される第2周波数帯に共振する共振ループが構成されることが好ましい。このことにより、共振ループに流れる電流を高めることができ、第2非接触伝送システムにおいて、高効率、低損失のアンテナとして作用する。
(4)前記アンテナ装置に前記切替回路を制御する制御部を更に備えれば、制御信号によって、第1非接触伝送システムと第2非接触伝送システムとを容易に切り替えることができる。
(5)前記第1非接触伝送システムで使用される第1周波数帯が前記第2非接触伝送システムで使用される第2周波数帯よりも低い場合に、前記切替回路を、前記第1非接触伝送システム用回路と前記第1コイルアンテナとの間にシリーズに接続されたインダクタ、および前記第1コイルアンテナの両端間に接続されたキャパシタで構成してもよい。このことにより、スイッチおよびその制御回路が不要となる。
(6)前記第1コイルアンテナに対する前記第2コイルアンテナと同じ側に配置された導電部材を更に備え、前記第1コイルアンテナは第1のコイル開口を有し、前記第2コイルアンテナは第2のコイル開口を有し、前記導電部材の少なくとも一部は前記第1コイルアンテナの平面視で前記第1のコイル開口に重なり、前記導電部材は、前記第2のコイル開口の平面視で、前記第2のコイル開口の少なくとも一部に重なる、ことが好ましい。この構造により、第2コイルアンテナと第1非接触伝送システムの相手側アンテナとの不要結合が効果的に低減される。
(7)前記導電部材は、前記第2コイルアンテナの巻回軸が交差する位置に配置されていることが好ましい。このことにより、第2コイルアンテナと第1非接触伝送システムの相手側アンテナとの不要結合が更に効果的に低減される。
(8)本発明の非接触伝送装置は、上記(1)〜(7)に記載のアンテナ装置と、当該アンテナ装置に接続される前記第1非接触伝送システム用回路および前記第2非接触伝送システム用回路と、を備える。
(9)前記第1非接触伝送システムが電力伝送システムであり、前記第2非接触伝送システムが近距離通信システムであれば、電力伝送システムと近距離通信システムの両方に適用される、例えば携帯電子機器が小型化できる。
(10)前記第1非接触伝送システム用回路が電力伝送システムの受電用回路であり、前記第2非接触伝送システム用回路が近距離通信システムの送受信用回路であれば、電力伝送システムにより充電され、近距離通信システムで通信(送受信)が行われる、小型の電子機器が構成できる。
(11)本発明の非接触伝送システムは、
上記(9)または(10)に記載の非接触伝送装置と、
前記第1コイルアンテナと磁界結合する、前記電力伝送システムの相手側アンテナを備える前記電力伝送システムの相手側装置と、
前記第1コイルアンテナと磁界結合する、前記近距離通信システムの相手側アンテナを備える前記近距離通信システムの相手側装置と、
を備える。
本発明によれば、非接触伝送システムに用いられ、小型化しやすくアンテナ特性の劣化を回避したアンテナ装置、非接触伝送装置およびそれを備える非接触伝送システムが構成される。
図1(A)、図1(B)は、第1の実施形態に係るアンテナ装置101および非接触伝送装置201の回路図である。 図2は第1コイルアンテナ1および第2コイルアンテナ22の形状および位置関係を示す平面図である。 図3は第2コイルアンテナ22の分解斜視図である。 図4は第2コイルアンテナ22の断面図である。 図5(A)、図5(B)は、本実施形態に係るアンテナ装置と相手側アンテナとの結合の様子を示す図である。 図6(A)、図6(B)は、第2の実施形態に係るアンテナ装置102および非接触伝送装置202の回路図である。 図7(A)、図7(B)は、第3の実施形態に係るアンテナ装置103および非接触伝送装置203の回路図である。 図8(A)、図8(B)は、第4の実施形態に係るアンテナ装置104および非接触伝送装置204の回路図である。 図9(A)、図9(B)は、第4の実施形態に係る別のアンテナ装置104Aおよび非接触伝送装置204Aの回路図である。 図10(A)、図10(B)は、第5の実施形態に係るアンテナ装置と相手側アンテナとの結合の様子を示す図である。 図11は第6の実施形態に係る非接触伝送システム301の構成を示す図である。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付している。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上複数の実施形態に分けて示すが、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせは可能である。各実施形態の説明において、共通の事柄についての重複する記述は省略し、特に異なる点について説明する。また、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
《第1の実施形態》
図1(A)、図1(B)は、第1の実施形態に係るアンテナ装置101および非接触伝送装置201の回路図である。
非接触伝送装置201は電力伝送システム用回路11、NFC(近距離通信)システム用回路21およびアンテナ装置101を備える。アンテナ装置101は、第1コイルアンテナ1、第2非接触伝送システム用の第2コイルアンテナ22、スイッチSW1,SW2、キャパシタ23、切替回路2および制御部3を備える。以降、本明細書の回路図において、第1コイルアンテナ1はインダクタ成分を有する素子であるが、インダクタ記号では表現せず、平面コイル形状で表現する。第2非接触伝送システム用の第2コイルアンテナ22の両端にはNFCシステム用回路21が接続される。
電力伝送システム用回路11は、例えば電磁誘導電力伝送システムや磁界共鳴電力伝送システム等の磁界型非接触電力伝送システムに使用される回路である。例えば、電磁誘導型伝送システムは、LF帯、特に100kHzから200kHzの付近の周波数で用いられる。また、磁界共鳴電力伝送システムは、HF帯、特に6.78MHz付近の周波数で用いられる。また、磁界型非接触電力伝送システムは、磁界結合により電力伝送相手と結合して電力伝送を行う。この電力伝送システムは、本発明の「第1非接触伝送システム用回路」に相当する。
NFCシステム用回路21は、例えば近距離無線通信システムに使用される回路である。近距離無線通信システムは、例えば、NFC(Near field Communication、近傍界通信)を用いたシステム等である。例えば、近距離無線通信システムは、HF帯、特に13.56MHz付近の周波数で用いられる。また、近距離無線通信システムは磁界結合により通信相手と通信を行う。このNFCシステムは、本発明の「第2非接触伝送システム用回路」に相当する。
本実施形態では、スイッチSW1,SW2はそれぞれSPDT型のスイッチであり、本発明に係る「切替回路」の例である。図1(A)は第1状態、図1(B)は第2状態である。制御部3はスイッチSW1,SW2の状態を制御する。すなわち、制御部3は、図1(A)に示す第1状態または図1(B)に示す第2状態のいずれかに定める。
第1状態で、第1コイルアンテナ1は電力伝送システム用回路11に電気的に接続され、電力伝送システムでの伝送が行われる。第2状態で、第1コイルアンテナ1はNFCシステム用回路21に電気的に接続され、NFCシステムでの伝送が行われる。スイッチSW1,SW2は例えばMOS−FETで構成される。ここで、「電気的に接続される」とは、電流経路として接続されている状態を指し、キャパシタ等の電子部品等を介して接続される状態を含む。
例えば電力伝送システム用回路11が受電側の回路である場合は、第1コイルアンテナ1を電力伝送システム用のコイルアンテナとして利用し、この電力伝送システム用のコイルアンテナを介して受電した電力で二次電池を充電する。また、電力伝送システム用回路11が送電側の回路である場合は、電力伝送システム用のコイルアンテナを介して相手側装置へ電力を送電する。
図1(A)に示す第1状態で、電力伝送システム用回路11は第1コイルアンテナ1を電力伝送システム用のアンテナとして用いる。第1コイルアンテナ1は、電力伝送システムの相手側アンテナと電磁界結合(磁界結合および電界結合)し、電磁誘導方式や磁界共鳴方式等で電力を受電する。
図1(B)に示す第2状態で、第2コイルアンテナ22は第1コイルアンテナ1と磁界結合する。NFCシステム用回路21からみて、第2コイルアンテナ22は結合用コイルとして作用し、第1コイルアンテナ1はブースターアンテナとして作用する。
第1コイルアンテナ1は、電力伝送状態(第1状態)、NFC通信状態(第2状態)のいずれにおいてもアンテナして利用されるため、アンテナ装置のサイズ(占有面積)が有効に利用され、その分、小型化できる。また、第1状態と第2状態を切り替えて動作するため、各システムの相互干渉によるアンテナ特性の劣化を回避できる。
図1(B)に示す第2状態で、第1コイルアンテナ1とキャパシタ23とで共振ループが構成されている。この共振ループの共振周波数を、NFCシステムの通信周波数帯に合わせることで、共振ループに流れる電流が高まり、NFC通信(第2非接触伝送)システムにおけるアンテナ特性が向上する。
なお、NFCシステム用回路21には、例えばNFCシステムの周波数で、第2コイルアンテナ22とインピーダンス整合するためのキャパシタが設けられている。
制御部3は、電力伝送システム用回路11またはNFCシステム用回路21を制御する制御部であってもよい。また、その一部であってもよい。
制御部3は、別途設けられるインターフェース上でのユーザーの操作や外部からの信号入力により、切替回路2の状態が設定されるように構成されていてもよい。また、第1コイルアンテナ1に近接する相手側アンテナが電力伝送システムのアンテナであるか、NFCシステムのアンテナであるかを検知する手段を備え、その検知結果に応じて切替回路の状態を設定するように構成されていてもよい。また、切替回路の状態を時分割的に切り替え、伝送可能となった状態で、電力伝送システムでの電力受電やNFCシステムでの通信を行うように構成されていてもよい。
図2は第1コイルアンテナ1および第2コイルアンテナ22の形状および位置関係を示す平面図である。第1コイルアンテナ1は基材10に形成された導体パターンであり、例えば液晶ポリマーシートやポリイミドシートにラミネートされた銅箔がフォトリソグラフィにより形成されたものである。第2コイルアンテナ22は回路基板に実装されている。
第1コイルアンテナ1は矩形スパイラル状の導体パターンで構成された平面状のコイルである。第2コイルアンテナ22はヘリカル状の導体パターンを有するチップ部品である。第2コイルアンテナ22の巻回軸は第1コイルアンテナ1の巻回軸と直交し、第1コイルアンテナ1の平面視で第1コイルアンテナ1の一部は第2コイルアンテナ22の一部に重なる。
上記構造により、第1コイルアンテナ1とコイルアンテナ22との結合係数は高くなる。そのため、コイルアンテナ22に接続された回路から視て、第1コイルアンテナ1のブースターアンテナとしての磁界放射効率は高くなる。
図3は第2コイルアンテナ22の分解斜視図、図4はその断面図である。第2コイルアンテナ22は、複数のシート20a〜20iが積層された多層基板20と、この多層基板20に形成されたコイル導体とを備えている。図3では上下の非磁性体シート20a,20iは図示を省略している。磁性体シート20bの下面にはコイル導体の複数の第1線条部22Lが形成されている。磁性体シート20hの上面にはコイル導体の複数の第2線条部22Uが形成されている。磁性体シート20b〜20hにはコイル導体の複数のビア導体(層間接続導体)22Vが形成されている。これらの線条部22L,22Uおよびビア導体22Vによって、横置きの扁平角筒に沿ったヘリカル状のコイル導体を備えた第2コイルアンテナ22が構成されている。
図5(A)、図5(B)は、本実施形態に係るアンテナ装置と相手側アンテナとの結合の様子を示す図であり、筐体40内にアンテナ装置101が設けられている。第2コイルアンテナ22は回路基板30に実装されている。第1コイルアンテナ1が形成された基材10は筐体40の内面に貼付されている。
図5(A)は電力伝送状態(第1状態)でのアンテナ装置101と電力伝送システムの相手側アンテナとの結合の様子を示す図である。図5(B)はNFC通信状態(第2状態)でのアンテナ装置101とNFC通信相手側アンテナとの結合の様子を示す図である。第1コイルアンテナ1は、巻回軸が平面に対して垂直方向を向く平面状のコイルであり、第2コイルアンテナ22の巻回軸は第1コイルアンテナ1の巻回軸と直交し、第1コイルアンテナ1の平面視で、第1コイルアンテナ1の一部は第2コイルアンテナ22と重なる。
図5(A)(B)に示したアンテナ装置101を含む電子機器は例えば所謂スマートフォン、ノートPC、タブレット端末等の携帯電子機器である。
図5(A)に示す電力伝送システムの相手側アンテナ211にはループ状のコイルアンテナが設けられている。電力伝送状態(第1状態)において、電力伝送システムの相手側アンテナ211と第1コイルアンテナ1とは磁束φ1で示すように磁界結合する。この状態で、第2コイルアンテナ22は、電力伝送システムの相手側アンテナ211と第1コイルアンテナ1との結合を阻害しない。
図5(B)に示すNFC通信システムの相手側アンテナ221には例えばループ状のコイルアンテナが設けられている。NFC通信状態(第2状態)において、NFC通信システムの相手側アンテナ221と第1コイルアンテナ1とは磁束φ2で示すように磁界結合する。また、第1コイルアンテナ1と第2コイルアンテナ22とは、磁束φ3で示すように磁界結合する。つまり、第2コイルアンテナ22に接続されたNFCシステム用回路21と、NFC通信システムの相手側アンテナ221に接続されたNFC通信相手側回路とは、第2コイルアンテナ22および第1コイルアンテナ1を介して通信される。その際、第1コイルアンテナ1はブースターアンテナとして作用する。
本実施形態のアンテナ装置101の特徴的な作用効果を列挙すると、次のとおりである。
(a)第1コイルアンテナ1は、電力伝送状態(第1状態)、NFC通信状態(第2状態)のいずれにおいても利用されるため、アンテナ装置のサイズ(占有面積)が有効に利用され、その分、小型化できる。また、第1状態と第2状態とを切り替えて動作させるため、各システムの相互干渉によるアンテナ特性の劣化が回避できる。
(b)第1コイルアンテナ1は、巻回軸が平面に対して垂直方向を向く平面状のコイルであり、第2コイルアンテナ22の巻回軸は第1コイルアンテナ1の巻回軸と直交または実質的に直交し、第1コイルアンテナ1の平面視で、第1コイルアンテナ1の一部は第2コイルアンテナ22と重なるので、第1コイルアンテナ1と第2コイルアンテナ22との結合係数は高い。そのため、第2コイルアンテナ22に接続された回路から視て、第1コイルアンテナ1のブースターアンテナとしての磁界放射効率が高い。
(c)NFC通信状態(第2状態)で、第1コイルアンテナ1の両端同士はキャパシタ23を介して接続され、第1コイルアンテナ1とキャパシタ23とでNFCシステムの通信周波数の共振ループが構成されることにより、共振ループに流れる電流を高めることができ、NFC通信(第2非接触伝送)システムにおいて、アンテナ特性が向上する。
《第2の実施形態》
図6(A)、図6(B)は、第2の実施形態に係るアンテナ装置102および非接触伝送装置202の回路図である。
アンテナ装置102は、第1コイルアンテナ1、第2コイルアンテナ22、切替回路2、キャパシタ23および制御部3を備える。本実施形態においては、切替回路2はスイッチSW11,SW12,SW21を備える。制御部3はスイッチSW11,SW12,SW21の状態を制御する。第1コイルアンテナ1、第2コイルアンテナ22、キャパシタ23およびその他の基本構成は図1(A)、図1(B)に示したアンテナ装置101および非接触伝送装置201と同じである。
図1(A)、図1(B)に示したスイッチSW1,SW2はそれぞれSPDT型のスイッチであったが、本実施形態のスイッチSW11,SW12,SW21はそれぞれSPST型のスイッチである。このように、切替回路2のスイッチ回路構成は幾つかの構成を採り得る。スイッチは、スイッチの回路構成に合わせて適切な数だけ配置すればよい。
また、電力伝送システムが、LF帯、特に100kHzから200kHzの付近の周波数で用いられ、NFCシステムが、HF帯、特に13.56MHz付近の周波数で用いられる場合には、キャパシタ23と第1コイルアンテナ1とにより構成される共振ループによる電力伝送システムの影響が小さいため、スイッチSW11,SW12,SW21は省略してもよい。
《第3の実施形態》
図7(A)、図7(B)は、第3の実施形態に係るアンテナ装置103および非接触伝送装置203の回路図である。
アンテナ装置103は、第1コイルアンテナ1、第2コイルアンテナ22、および切替回路2を備える。切替回路2はインダクタ13A,13Bおよびキャパシタ23で構成されている。インダクタ13A,13Bは、電力伝送システム用回路11と第1コイルアンテナ1との間にシリーズに接続されていて、キャパシタ23は第1コイルアンテナ1の両端間に接続されている。図1(A)(B)、図6(A)(B)に示した例とは異なり、本実施形態におけるキャパシタ23は切替回路2の構成要素である。その他の基本構成は図1(A)、図1(B)に示したアンテナ装置101および非接触伝送装置201と同じである。
本実施形態においては、電力伝送システム(第1非接触伝送システム)で使用される第1周波数帯の中心周波数は6.78MHzであり、NFCシステム(第2非接触伝送システム)で使用される第2周波数帯の中心周波数は13.56MHzである。つまり、第1周波数帯は第2周波数帯よりも低い。したがって、インダクタ13A,13Bのインピーダンスは第1周波数帯よりも第2周波数帯で大きくなる。また、キャパシタ23のインピーダンスは第2周波数帯よりも第1周波数帯で大きくなる。
図7(A)は、電力伝送システム(第1非接触伝送システム)における回路の動作を示している。電力伝送システム用回路には、インダクタ13A,13Bおよび第1コイルアンテナ1に介して6.78MHz帯の電流が流れる。この状態で、インダクタ13A,13Bは低インピーダンスであるので、電力伝送システム用回路11から視て、アンテナ装置103が不必要に高インピーダンスにならず、第1コイルアンテナ1は電力伝送システム用アンテナコイルとして用いられる。また、この状態で、キャパシタ23は高インピーダンスであるので、第1コイルアンテナ1に接続されたキャパシタ23は電力伝送システムに悪影響を与えない。
図7(B)はNFCシステム(第2非接触伝送システム)における回路の動作を示している。第1コイルアンテナ1およびキャパシタ23による共振ループはNFCシステムの13.56MHzで共振し、この共振ループと第2コイルアンテナ22とが磁界結合する。この状態で、インダクタ13A,13Bは高インピーダンスであるので、電力伝送システム用回路11は実質的に切り離された状態なって、電力伝送システム用回路11が悪影響を与えることはない。
本実施形態によれば、図1(A)、図1(B)等に示したスイッチSW1,SW2等のスイッチおよびそれを制御する制御部3が不要となり、回路構成が簡素化される。
《第4の実施形態》
図8(A)、図8(B)は、第4の実施形態に係るアンテナ装置104および非接触伝送装置204の回路図である。図1に示したアンテナ装置101とは、キャパシタ23が無い点で異なる。
アンテナ装置104は、第1コイルアンテナ1、第2コイルアンテナ22、切替回路2、および制御部3を備える。切替回路2はスイッチSW1,SW2を備える。
図8(A)に示す電力伝送状態(第1状態)のとき、電力伝送システム用回路11は第1コイルアンテナ1を第1非接触伝送システム用コイルアンテナとして用いる。
図8(B)に示すNFC通信状態(第2状態)のとき、第1コイルアンテナ1は複数ターンの閉ループを構成し、第2非接触伝送システム用の第2コイルアンテナ22は第1コイルアンテナ1と磁界結合する。
本実施形態のように、共振ループ形成用のキャパシタは必須ではなく、キャパシタがなくても、第1コイルアンテナ1はNFCシステム用のブースターアンテナとして作用する。
図9(A)、図9(B)は、第4の実施形態に係る別のアンテナ装置104Aおよび非接触伝送装置204Aの回路図である。図8(A)、図8(B)に示したアンテナ装置104とは、切替回路2の構成が異なる。この切替回路2には、スイッチSW1,SW2が無く、キャパシタ23で構成されている。
図9(A)に示すように、電力伝送システム動作時には、キャパシタ23は電力伝送システムの使用周波数で高インピーダンスとなり、電力伝送システム用回路11から第1コイルアンテナ1に電流が流れる。
一方、図9(B)に示すように、NFC動作時には、キャパシタ23はNFCシステムの使用周波数で低インピーダンスとなる。そのため、第1コイルアンテナ1はNFCシステム用回路21の第2コイルアンテナ22と結合して、第1コイルアンテナ1およびキャパシタ23に電流が流れる。そのため、NFCシステムで動作する場合に、電力伝送システム用回路から悪影響を受けない。
なお、NFCシステムの使用周波数において、キャパシタ23と第1コイルアンテナ1とは共振ループを構成してもよいし、共振ループを構成しなくてもよい。
《第5の実施形態》
図10(A)、図10(B)は、第5の実施形態に係るアンテナ装置と相手側アンテナとの結合の様子を示す図であり、筐体40内にアンテナ装置105が設けられている。第2コイルアンテナ22は回路基板30に実装されている。第1コイルアンテナ1が形成された基材10は筐体40の内面に貼付されている。また、筐体40内には金属フレームやバッテリーパックなどの導電部4が設けられている。
図10(A)は、電力伝送状態(第1状態)でのアンテナ装置105と電力伝送システムの相手側アンテナとの結合の様子を示す図である。図10(B)は、NFC通信状態(第2状態)でのアンテナ装置105とNFCシステムの相手側アンテナとの結合の様子を示す図である。
第5の実施形態のアンテナ装置105においては、導電部4は第1コイルアンテナ1に対する第2コイルアンテナ22と同じ側に配置され、第1コイルアンテナ1の平面視で、第1コイルアンテナ1のコイル開口CAに導電部4が重なる。
本実施形態によれば、導電部4は、図10(A)に示す磁束φ1に対する第2コイルアンテナ22のコイル開口を遮蔽する。そのため、導電部4は、磁束φ1が第2コイルアンテナ22と鎖交しないように作用する。このことにより、第2コイルアンテナ22と電力伝送システムの相手側アンテナ211との不要結合が効果的に低減される。特に、本実施形態では、導電部4の平面の一部である端面EFは第2コイルアンテナ22の巻回軸と直交している。このことにより、磁束φ1に対する第2コイルアンテナ22のコイル開口の遮蔽効果が高まり、第2コイルアンテナ22と電力伝送システムの相手側アンテナ211との不要結合が更に効果的に低減される。
一方、NFCシステムでは、図10(B)に示すように、導電部4は第2コイルアンテナ22と第1コイルアンテナ1との磁界結合を妨害することなく、その結合係数が低下することはない。
《第6の実施形態》
図11は第6の実施形態に係る非接触伝送システム301の構成を示す図である。この非接触伝送システム301は、電力伝送システムの充電台210と、NFCシステムの相手側装置220と、非接触伝送装置201とで構成される。電力伝送システムの充電台210は本発明に係る「電力伝送システムの相手側装置」に相当し、NFCシステムの相手側装置220は本発明に係る「近距離通信システムの相手側装置」に相当する。
非接触伝送装置201の構成は第1の実施形態で示した非接触伝送装置201と同じである。電力伝送システムの充電台210は、電力伝送システム用回路212とそれに接続された電力伝送システムの相手側アンテナ211とを備える。NFCシステムの相手側装置220は、NFCシステム用回路222と、それに接続されたNFC通信システムの相手側アンテナ221とを備える。
非接触伝送装置201の第1コイルアンテナ1が充電台210の相手側アンテナ211に近接する状態で、第1コイルアンテナ1と相手側アンテナ211とは磁界結合し、電磁誘導方式または磁界共鳴方式で電力伝送がなされる。この状態で、電力伝送システム用回路11に接続されている二次電池が充電される。
非接触伝送装置201の第1コイルアンテナ1がNFC通信システムの相手側アンテナ221に近接する状態で、第1コイルアンテナ1とNFC通信システムの相手側アンテナ221とは磁界結合し、近距離通信(送受信)がなされる。
なお、相手側装置が電力伝送システムおよびNFCシステムの両方に対応する装置であって、電力伝送システムの相手側アンテナ211とNFC通信システムの相手側アンテナ221とが実質的に同じ位置にあってもよい。その場合は、非接触伝送装置201の制御部3の制御による切替回路2の切り替えによって、電力伝送システムまたはNFCシステムを選択的に利用できる。
《他の実施形態》
以上に示した各実施形態では、第1コイルアンテナ1を平面状の基材10に形成する例を示した第1コイルアンテナ1の形状は平面状に限らず、曲面状であってもよいし、一部が曲面状であってもよい。
また、第1コイルアンテナ1は矩形スパイラル状のコイルに限らず、円形スパイラル状、楕円形スパイラル状であってもよい。さらに、コイル導体のパターンは単層に限らず、多層に亘って形成されていてもよい。
また、積層体に形成される第2コイルアンテナ22はヘリカル状に限らず、平面状に形成されたコイルまたは磁性体コアに導線を巻いて構成する巻線型であってもよい。また、チップ部品として形成されていなくてもよい。
キャパシタ23は個別部品として設けることに限らず、導体パターンに生じる容量であってもよい。
本発明の非接触伝送装置は、スマートフォン、ノートPC、タブレット端末などの携帯電子機器以外に、フィーチャーフォン等の携帯電話端末、スマートウォッチやスマートグラス等のウェアラブル端末、カメラ、ゲーム機、玩具等の様々な電子機器に適用できる。
以上に示した各実施形態では、電力伝送システム用回路およびNFCシステム用回路を備えた非接触伝送装置を例示したが、通信規格の異なる2つの近距離通信システムに適用される非接触伝送装置であってもよい。
また、2つの非接触伝送システムに限らず、3つ以上の非接触伝送システムに適用されるアンテナ装置、それを備える非接触伝送装置、および非接触伝送システムも同様に構成できる。
最後に、上述の実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能である。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲内と均等の範囲内での実施形態からの変更が含まれる。
CA…コイル開口
EF…端面
SW1,SW2,SW11,SW12,SW21…スイッチ
1…第1コイルアンテナ
2…切替回路
3…制御部
4…導電部
10…基材
11…電力伝送システム用回路(第1非接触伝送システム用回路)
13A,13B…インダクタ
20…多層基板
20a,20i…非磁性体シート
20b〜20h…磁性体シート
21…NFCシステム用回路(第2非接触伝送システム用回路)
22…第2コイルアンテナ
22L…第1線条部
22U…第2線条部
22V…ビア導体
23…キャパシタ
30…回路基板
40…筐体
101〜105,104A…アンテナ装置
201〜204,204A…非接触伝送装置
210…充電台
211…電力伝送システムの相手側アンテナ
212…電力伝送システム用回路
220…NFCシステムの相手側装置
221…NFCシステムの相手側アンテナ
222…NFCシステム用回路
301…非接触伝送システム

Claims (12)

  1. 第1コイルアンテナと、
    両端が第2非接触伝送システム用回路に接続される第2コイルアンテナと、
    前記第1コイルアンテナの両端に第1非接触伝送システム用回路を電気的に接続する第1状態と、前記第1コイルアンテナの両端同士を電気的に接続する第2状態とを切り替える切替回路と、を有し、
    前記第1状態で前記第1非接触伝送システムでの伝送が行われ、第2状態で前記第2コイルアンテナと前記第1コイルアンテナとが磁界結合して前記第2非接触伝送システムでの伝送が行われ
    前記第1コイルアンテナは、平面状のコイルアンテナであり、
    前記第2コイルアンテナの巻回軸は前記第1コイルアンテナの巻回軸と直交し、
    前記第1コイルアンテナの平面視で、前記第1コイルアンテナの一部は前記第2コイルアンテナと重なることを特徴とする、
    アンテナ装置。
  2. 前記第2状態で、前記第1コイルアンテナの両端同士はキャパシタを介して接続され、前記第1コイルアンテナと前記キャパシタとで、前記第2非接触伝送システムで使用される第2周波数帯に共振する共振ループが構成される、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記切替回路を制御する制御部を備える、請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1非接触伝送システムで使用される第1周波数帯は、前記第2非接触伝送システムで使用される第2周波数帯よりも低く、
    前記切替回路は、前記第1非接触伝送システム用回路と前記第1コイルアンテナとの間にシリーズに接続されたインダクタ、および前記第1コイルアンテナの両端間に接続されたキャパシタを有する、請求項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記第1コイルアンテナに対する前記第2コイルアンテナと同じ側に配置された導電部材を更に備え、
    前記第1コイルアンテナは第1のコイル開口を有し、
    前記第2コイルアンテナは第2のコイル開口を有し、
    前記導電部材の少なくとも一部は前記第1コイルアンテナの平面視で前記第1のコイル開口に重なり、
    前記導電部材は、前記第2のコイル開口の平面視で、前記第2のコイル開口の少なくとも一部に重なる、
    請求項1からのいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 前記導電部材は、前記第2コイルアンテナの巻回軸が交差する位置に配置されている、請求項に記載のアンテナ装置。
  7. 請求項1からのいずれかに記載のアンテナ装置と、当該アンテナ装置に接続される前記第1非接触伝送システム用回路および前記第2非接触伝送システム用回路と、を備えた非接触伝送装置。
  8. 前記第1非接触伝送システムは電力伝送システムであり、前記第2非接触伝送システムは近距離通信システムである、請求項に記載の非接触伝送装置。
  9. 前記第1非接触伝送システム用回路は電力伝送システムの受電用回路であり、前記第2非接触伝送システム用回路は近距離通信システムの送受信用回路である、請求項に記載の非接触伝送装置。
  10. 請求項またはに記載の非接触伝送装置と、
    前記第1コイルアンテナと磁界結合する、前記電力伝送システムの相手側アンテナを備える前記電力伝送システムの相手側装置と、
    前記第1コイルアンテナと磁界結合する、前記近距離通信システムの相手側アンテナを備える前記近距離通信システムの相手側装置と、
    を備える非接触伝送システム。
  11. 第1コイルアンテナと、
    両端が第2非接触伝送システム用回路に接続される第2コイルアンテナと、
    前記第1コイルアンテナの両端に第1非接触伝送システム用回路を電気的に接続する第1状態と、前記第1コイルアンテナの両端同士を電気的に接続する第2状態とを切り替える切替回路と、を有し、
    前記第1状態で前記第1非接触伝送システムでの伝送が行われ、第2状態で前記第2コイルアンテナと前記第1コイルアンテナとが磁界結合して前記第2非接触伝送システムでの伝送が行われ
    前記第1コイルアンテナに対する前記第2コイルアンテナと同じ側に配置された導電部材を更に備え、
    前記第1コイルアンテナは第1のコイル開口を有し、
    前記第2コイルアンテナは第2のコイル開口を有し、
    前記導電部材の少なくとも一部は前記第1コイルアンテナの平面視で前記第1のコイル開口に重なり、
    前記導電部材は、前記第2のコイル開口の平面視で、前記第2のコイル開口の少なくとも一部に重なることを特徴とする、
    アンテナ装置。
  12. 第1コイルアンテナと、両端が、近距離通信システムである第2非接触伝送システム用回路に接続される第2コイルアンテナと、前記第1コイルアンテナの両端に電力伝送システムである第1非接触伝送システム用回路を電気的に接続する第1状態と、前記第1コイルアンテナの両端同士を電気的に接続する第2状態とを切り替える切替回路と、を有し、前記第1状態で前記第1非接触伝送システムでの伝送が行われ、第2状態で前記第2コイルアンテナと前記第1コイルアンテナとが磁界結合して前記第2非接触伝送システムでの伝送が行われるアンテナ装置と、
    前記アンテナ装置に接続される前記第1非接触伝送システム用回路および前記第2非接触伝送システム用回路と、を備える、
    非接触伝送装置。
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