JP6437748B2 - 食品包装袋 - Google Patents

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Description

本発明は、平面三角形状で一定厚みを有するチーズやケーキなどの食品の包装に適した食品包装袋に関する。
従来から、食品、例えば、サンドイッチの包装袋としては、特許文献1や特許文献2に記載されているように、等脚台形状の表裏フィルムを重ね合わせてその上辺から小間隔を存した上端部における横幅がサンドイッチの厚みに等しい部分を全幅に亘って水平方向に熱融着すると共に、この水平熱融着部の両端から底辺の両端部に到る両側傾斜辺同士を熱融着することによって表裏フィルムの対向内面間に底辺側が開口した食品収納部を形成してあり、さらに、特許文献1においては、上記両側傾斜辺同士の熱融着部を上辺の両端部にまで設けて、上記水平熱融着部から突出している表裏フィルムの上端部を互いに分離不能にすると共に、表側の上端部における幅方向の中央部に上端から上記水平熱融着に向かって平行な2本の切り込みを設けてこれらの切り込み間のフィルム部分を開封片(引張り片)に形成している。
一方、特許文献2においては、表裏フィルムにおける上記両側傾斜片同士の熱融着部を上辺の両端にまで設けることなく、上記水平熱融着部から突出している表裏フィルムの上端部を互いに分離可能な開封片(摘まみ片)に形成している。
このように構成した包装袋は、その底辺側に設けている開口端から食品収納部内にサンドイッチを挿入し、サンドイッチの傾斜面に表フィルムの幅方向の中央部を沿わせて表裏フィルムを上下方向に拡開させながらサンドイッチの先端が上記水平熱融着部に達するまで収容したのち該底辺側の表裏フィルム部分によって封止する。また、包装袋を開封する際には、上記開封片を底辺側に向かって捲るように引っ張ることによってサンドイッチの傾斜面を被覆している表フィルムの幅方向の中央部を帯状に切除しながら開封片の幅に応じた開口部を設けている。
実開平7−8238号公報 特開2005−8237号公報
しかしながら、前者の包装袋によれば、開封片がサンドイッチの傾斜面を被覆している表フィルムにおけるサンドイッチの先端から突出した端部の幅方向の中央部に設けられているため、開封してもサンドイッチの傾斜面における幅方向の中央部のみが外部に露出するだけで、サンドイッチを取り出すにあたっては、表フィルムをサンドイッチの厚み方向に拡げなければならず、面倒であると共にその拡開時にサンドイッチが潰れたり形崩れが生じるといった問題点がある。
さらに、開封片を捲り上げて開封を開始した際に、水平融着部に妨げられて千切れたり水平融着部を越えても徐々に開封幅が狭まって切断され、開封ができなくなるといった虞れがあり、そのため、開封すべき表フィルムの部分に細幅のカットテープを全長に亘って接着しておき、このカットテープの一端部の両側に沿って開封片を形成するための上記切り込みを設けておく必要がある。
一方、後者の包装袋によれば、開封片の幅をサンドイッチの厚みに相当する該サンドイッチの傾斜面の幅に略等しくなるように形成しているので、サンドイッチの傾斜面を被覆している表フィルム部分をこの開封片によって除去してサンドイッチの傾斜面を全面的に露出させることができるが、表裏フィルムからなるこの包装袋は、上述したように、開封片を設けている部分を上辺とする等脚台形状に形成されていて、表フィルムにより、サンドイッチにおける厚みが一定な傾斜面からサンドイッチの互いに平行な両側面の上半部に到る部分を被覆するように構成しているので、表裏フィルムの互いに熱融着している両側傾斜辺がサンドイッチの両側面の中央部をサンドイッチの全長に亘って被覆した状態となる。
そのため、上記両側傾斜の端部にその両端を連ねている上記開封片によって開封する際には、開封片に連なる表フィルム部分をサンドイッチの傾斜面から垂直方向に均一な引き剥がし力でもって剥離させて、サンドイッチの両側面を被覆している表フィルム部分をサンドイッチの両側面に沿って平行に引き剥がすことにより開封しなければならず、引き剥がし力が不均一となった場合には、サンドイッチの一方の側面を被覆している表フィルム部分がサンドイッチの他方の側面に向かって押圧する力が発生し、その押圧力によってサンドイッチが崩れてしまうといった事態が生じる。また、開封片を勢いよく剥離すると、サンドイッチが包装袋から飛び出してしまい、食することができなくなる事態が発生するといった問題点がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、平面三角形状で一定厚みを有するチーズやケーキなどの食品の包装が簡単且つ正確に行えると共に、形崩れや飛び出しなどを生じさせることなく円滑に且つ綺麗に開封することができる食品包装袋を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の食品包装袋は、請求項1に記載したように、平面三角形状で一定厚みを有する食品の両側面から底面を被覆し得る幅を有するフィルムをその幅方向の中央部から下方に向かって二つ折りしている本体フィルム部と、この本体フィルム部の両側上端縁から本体フィルム部内に折り込まれ、その下端折り目を本体フィルム部の上記下端折り目に対して上方に一定間隔を存して平行に配設しているガセットフィルム部とからなり、これらの本体フィルム部とガセットフィルム部との両側上端縁同士を一体に連設させている上端折り目は、両側上端縁の一端側を基端としてその基端から中央部に向かう一定長さ部分に設けられ、この上端折り目の先端から本体フィルム部とガセットフィルム部との先端に到る上端折り目は、ガセットフィルム部の先端近傍部にまで本体フィルム部と共に斜め下方に切断することによって除去されていてその切断縁部を熱融着によりガセットフィルム部と本体フィルム部との両側上端縁同士が引き剥がし可能に一体化した両側傾斜熱融着部に形成してあり、さらに、これらの両側傾斜熱融着部の下傾端から本体フィルム部の二つ折り先端部を下端折り目にまで上記両側傾斜熱融着部に直角に連なるように熱融着して縦傾斜熱融着部に形成していると共に、両側傾斜熱融着部の先端から突出しているガセットフィルム部の二つ折り先端部を開封片に形成していることを特徴とする。
このように構成した食品包装袋において請求項2に係る発明は、上端折り目を介して連設している本体フィルム部の基部とこの基部内に折り込んでいるガセットフィルム部の基部とによって、食品が収容された後に折り畳んで封止する封緘部に形成していることを特徴とする。
さらに、請求項3に係る発明は、本体フィルム部内に折り込んでいるガセットフィルム部を展開した際の両側傾斜熱融着部によって囲まれた平面形状を、収容する食品の平面三角形状の上面と同大、同形に形成していることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記両側傾斜熱融着部を設けている傾斜切断縁部の下傾端からガセットフィルム部の先端に向かってガセットフィルム部の下端折り目に平行な水平切断縁部を設けてこの水平切断縁部とガセットフィルム部の下端折り目間の二つ折りされた先端部を開封片に形成していると共に、上記両側傾斜熱融着部の下傾端をガセットフィルム部の下端折り目の先端部に達するまで設けて上記開封片の基端をこの両側傾斜熱融着部の下傾端に連設させていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、食品包装袋は、平面三角形状で一定厚みを有する食品の両側面から底面を被覆し得る幅を有するフィルムをその幅方向の中央部から下方に向かって二つ折りしている本体フィルム部と、この本体フィルム部の両側上端縁から本体フィルム部内に折り込まれ、その下端折り目を本体フィルム部の上記下端折り目に対して上方に一定間隔を存して平行に配設しているガセットフィルム部とからなるので、ガセットフィルム部を展開しながらこの包装袋内に食品を収容すると、本体フィルム部によって食品の両側面から底面を被覆し、ガセットフィルム部によって食品の上面を被覆した収容形態にすることができる。
さらに、上記本体フィルム部とガセットフィルム部との両側上端縁同士を一体に連設させている上端折り目は、両側上端縁の一端側を基端としてその基端から中央部に向かう一定長さ部分に設けられ、この上端折り目の先端から本体フィルム部とガセットフィルム部との先端に到る上端折り目は、ガセットフィルム部の先端近傍部にまで本体フィルム部と共に斜め下方に切断することによって除去されていてその切断縁部を熱融着によりガセットフィルム部と本体フィルム部との両側上端縁同士が引き剥がし可能に一体化した両側傾斜熱融着部に形成してあり、且つ、これらの両側傾斜熱融着部の下傾端から本体フィルム部の二つ折り先端部を下端折り目にまで上記両側傾斜熱融着部に直角に連なるように熱融着して縦傾斜熱融着部に形成しているので、平面三角形状で一定厚みを有する食品を収容した際には、この食品の先端が上記縦傾斜熱融着部に当接すると共に上記両側傾斜熱融着部が食品の上面における両側傾斜縁辺に沿うように食品を簡単且つ正確に包装することができる。
その上、両側傾斜熱融着部の先端から突出しているガセットフィルム部の二つ折り先端部を開封片に形成しているので、食品の包装前においては、この包装袋は二つ折り状態に折り畳まれていて上記開封片が本体フィルム部の二つ折りされた両側先端部内に折り込まれているため、不測にこの開封片が捲られたりする虞れがなく、食品包装袋としての安定した形態を保持しておくことができ、また、この包装袋内に食品を包装した状態においては、開封片がその折り目を幅方向に中央にして、やや下方に屈折させた状態となるように展開し、そのため、開封片とこの開封片の下面に重なっている本体フィルム部の先端部との間に僅かな隙間が生じて、中央の折り目による開封片の剛直性と共に開封片を容易に捲り上げることができ、開封操作が簡単に行えると共に開封片の基端の折り目を含む少なくとも中央部が全幅に亘って両側傾斜熱融着部の先端部である下傾端に連続しているので、開封片からの両側傾斜熱融着部の先端部への開封操作力の伝達が円滑且つ確実に行われて素早く綺麗に開封することができる。
さらに、この開封片の基端が本体フィルム部とガセットフィルム部との上記両側傾斜熱融着部の先端に連なっているので、捲り上げたこの開封片を両側傾斜熱融着部側に向かって移動させることにより、開封片が千切れることなくこの開封片によって両側傾斜熱融着部を食品の上面両側縁部から上方に向かって円滑に引き剥がすことができ、食品を崩したり袋内から飛び出したりするような事態を生じさせることなく本体フィルム部内に食品全体を保持させた状態で食品の上面を被覆しているガセットフィルム部のみを剥離することができる。そして、食品の底面を被覆している本体フィルム部の下面を突き上げれば、食品を本体フィルム部内から簡単に取り出すことができる。
請求項2に係る発明によれば、上記上端折り目を介して連設している本体フィルム部の基部とこの基部内に折り込んでいるガセットフィルム部の基部とによって、食品が収容された後に折り畳んで封止する封緘部に形成しているので、袋内に収容した食品の後面をこの封緘部によって被覆、封止して食品を密封状態に包装することができる。
さらに、請求項3に係る発明によれば、本体フィルム部内に折り込んでいるガセットフィルム部を展開した際の両側傾斜熱融着部によって囲まれた平面形状を、収容する食品の平面三角形状の上面と同大、同形に形成しているので、両側傾斜熱融着部によって囲まれたガセットフィルム部によって食品の上面を全面的に綺麗に被覆した状態に包装することができると共に、上述したように開封片によって両側傾斜熱融着部を剥がしてガセットフィルム部を除去すると、本体フィルム部内に食品全体を保持させた状態で食品の上面のみを露呈させることができ、食品に形崩れなどを生じさせることなく綺麗に開封することができる。
また、請求項4に係る発明によれば、上記両側傾斜熱融着部を設けている傾斜切断縁部の下傾端からガセットフィルム部の先端に向かってガセットフィルム部の下端折り目に平行な水平切断縁部を設けてこの水平切断縁部とガセットフィルム部の下端折り目間の二つ折りされた先端部を開封片に形成していると共に、上記両側傾斜熱融着部の下傾端をガセットフィルム部の下端折り目の先端部に達するまで設けて上記開封片の基端をこの両側傾斜熱融着部の下傾端に連設させているので、食品を包装した状態においては、開封片が両側傾斜熱融着部の下傾端から水平方向に突出した一定幅を有する平面矩形状を呈すると共にこの開封片の基端における少なくとも中央部が上述したように両側傾斜熱融着部の下傾端に連続した包装形態となって、開封片による開封操作が円滑に且つ確実に行うことができる。
本発明食品包装袋の側面図。 その正面図。 両側傾斜熱融着部を僅かに離間させた状態の斜視図。 食品の収容する際に袋を拡げた状態を示す斜視図。 包装した状態を示す斜視図。 その一部を縦断除去した状態を示す斜視図。 開封開始状態を示す斜視図。 開封を開始している状態の斜視図。 開封した状態を示す斜視図。 製造方法を説明するための包装袋形成用筒状フィルムの斜視図。 ガセットフィルム部を形成した状態を示す正面図。 その側面図。 包装袋を形成した状態を示す側面図。
本発明の具体的な実施例を図面について説明すると、平面三角形で一定厚みを有するチーズやケーキなどの食品Bを包装する包装袋Aであって、この包装袋Aは、図1〜図5に示すように、食品Bの底面から両側面を全面的に被覆する本体フィルム部1と、食品Bの上面を被覆するガセットフィルム部2とを備え、本体フィルム部1はその幅方向の中央部を全長に亘ってV字状に二つ折りされ、その折り目3を下端にしてこの折り目3から互いにその対向面が重なるようにして両側フィルム部分1a、1aを上方に延出させている。
一方、ガセットフィルム部2はその両側フィルム部分2a、2aの上端縁を上記本体フィルム部1の両側フィルム部分1a、1aの上端縁に一体に連設させて本体フィルム部1内にV字状に二つ折り状態となるように折り込まれている。このガセットフィルム部2の二つ折り前の幅は本体フィルム部1の二つ折り前の幅よりも小幅に形成されていてV字状に二つ折りされたその下端折り目4を本体フィルム部1の両側フィルム部分1a、1aの下端折り目3に対して上方に一定間隔を存して平行に配設していると共に、この下端折り目4から互いにその対向面が重なるようにして上方に延出している上記両側フィルム部分2a、2aの上端縁とこの上端縁に連なる上記本体フィルム部1の両側フィルム部分1a、1aの上端縁との連設部を逆V字状に折り返した上端折り目5に形成し、この上端折り目5を介して上記のようにガセットフィルム部2を本体フィルム部1内に折り込んでいる。
なお、上記本体フィルム部1とガセットフィルム部2は、ベースフイルム層に熱融着可能なシーラント層を積層してなるラミネートフィルムからなり、本体フィルム部1においてはそのシーラント層を内面、即ち、二つ折りしてなる両側フィルム部分1a、1aの対向面側に設け、ガセットフィルム部2においては本体フィルム部1の両側フィルム部分1a、1aの上記内面に対向する両側フィルム部分2a、2aの外面側に設けている。
さらに、本体フィルム部1の上端縁とガセットフィルム部2の上端縁とを連設させている上記上端折り目5において、本体フィルム部1とガセットフィルム部2との長さ方向の一端側を基端とすると、この基端から長さ方向の中央部に向かう上端折り目5の基部のみを一定長さ残して、この上端折り目5の先端から本体フィルム部1内に折り込んでいるガセットフィルム部2の先端近傍部にまでガセットフィルム部2の両側フィルム部分2a、2aを本体フィルム部1の両側フィルム部分1a、1aの上半部と共に斜め下方に切断することによって除去されていると共にこの傾斜切断縁部6の下端(下傾端)からガセットフィルム部2の先端に到るまでガセットフィルム部2の下端折り目4に平行な水平切断縁部7を設けて本体フィルム部1とガセットフィルム部2との先端部における上半部を切除している。
そして、上記傾斜切断縁部6を熱融着することによって互いに重なり合っている本体フィルム部1の一側フィルム部分1aとガセットフィルム部2の一側フィルム部分2aとの傾斜上端縁と、本体フィルム部1の他側フィルム部分1aとガセットフィルム部2の他側フィルム部分2aとの傾斜上端縁とを引き剥がし可能に一体に接続した傾斜熱融着部8、8に形成している。
これらの両側傾斜熱融着部8、8の先端、即ち、下傾端はガセットフィルム部2の先端から基端側に向かって小間隔(2cm程度)を存した位置におけるガセットフィルム部2の下端折り目4の先端部に達するまで設けられてあり、この両側フィルム部分1a、1aの先端から突出している上記水平切断縁部7とガセットフィルム部2の下端折り目4間の二つ折りされたガセットフィルム部2の先端部を、その基端が両側傾斜熱融着部8、8の下傾端に連続している開封片9に形成していると共に、上記両側傾斜熱融着部8、8の下傾端から本体フィルム部1の二つ折り先端部を下端折り目3にまで両側傾斜熱融着部8、8に対して直角に熱融着することにより縦傾斜熱融着部10に形成している。
この縦傾斜熱融着部10の長さは収容すべき一定厚みを有する平面三角形状の食品Bの厚みに等しい長さに形成して食品Bを収容した時にこの食品Bの先端を縦傾斜熱融着部10に当接、受止させように形成していると共にガセットフィルム部2をその両側フィルム部分2a、2aが水平面となるように展開した状態においては、両側傾斜熱融着部8、8によって囲まれた平面形状を、収容する食品Bの三角形状の平面形状の上面と同大、同形となるように形成している一方、両側傾斜熱融着部8、8の上傾端にその先端を連ねている上記上端折り目5を有する本体フィルム部1の基部とこの基部内に折り込んでいるガセットフィルム部2の基部とによって、開口している基端を食品収納口12とし、この食品収容口12から袋内に収容した食品の後端面を封止する封緘部11に形成している。
このように構成した食品包装袋Aによって一定厚みを有する平面三角形状の食品Bを包装するには、図4に示すように、ガセットフィルム部2の下端折り目4を支点としてガセットフィルム部2の両側フィルム部分2a、2aを、この両側フィルム部分1a、1aの外面に重ねている本体フィルム部1における両側フィルム部分1a、1aの上半部と共に左右方向に拡開させてガセットフィルム部2を水平状に展開させると共に本体フィルム部1の両側フィルム部分1a、1aを左右方向に拡げて封緘部11の基端の食品収容口12を開口させ、この食品収容口12から食品Bを挿入して袋内に収容する。
この際に、食品Bが包装袋A内に挿入されるに従って、ガセットフィルム部2の両側フィルム部分2a、2aが水平状に展開しながらその下面で食品Bの三角形状の上面を被覆していくと共に両側フィルム部分2a、2aにおける両側傾斜熱融着部8、8の展開と共にこの両側傾斜熱融着部8、8の互いに連接した先端部に連なる開封片9も上記下端折り目4を支点として左右に展開する一方、本体フィルム部1の両側フィルム部分1a、1aが食品Bの先端に向かって先細状に傾斜している両側面とこの食品の底面に沿うように拡げられながらこれらの両側面と底面を被覆し、食品Bの先端が本体フィルム部1の先端部の縦傾斜熱融着部10に突き当たった時に食品Bが包装袋A内に完全に収容された状態となる。
この状態においては、食品Bの上面がガセットフィルム部2における両側傾斜熱融着部8、8によって囲まれた三角形状のフィルム部分によって全面的に被覆され、上記上端折り目5を有する本体フィルム部1の基部とガセットフィルム部2の基部とによって形成された封緘部11が食品Bの後端面(基端面)から後方に突出してあり、この封緘部11を食品Bの後端面上に折り畳んで封止することによって図5、図6に示すように、包装袋Aによって食品Bを密封状態に包装する。
この包装袋A内から食品Bを取り出すには、図7に示すように、両側傾斜熱融着部8、8の先端部から前方に向かって突出しているガセットフィルム部2の先端二つ折り部によって形成している上記開封片9を摘んで捲り上げ、この開封片9を包装袋Aの基端側である後方に向かって引っ張りながら移動させれば、その開封開始時においてはこの開封片9の基端に一体に連なった両側傾斜熱融着部8、8の先端部が引き剥がされて開封片9を有するガセットフィルム部2の先端部が本体フィルム部1の両側フィルム部分1a、1aの先端部から剥離し、引き続いて開封片9の後方への移動に従って開封片9側から徐々に幅方向に離間している両側傾斜熱融着部8、8が引き剥がされ、図8に示すように食品Bの両側面を被覆している本体フィルム部1の両側フィルム部分1a、1aの上端縁からガセットフィルム部2を剥離すれば、食品B全体が本体フィルム部1によって被覆され、且つ、食品Bの上面を外部に露呈させた形態となるように開封することができる。
この状態にして食品Bの底面を被覆している本体フィルム部1を上方に押し上げる等すれば、図9に示すように、本体フィルム部1から食品Bを取り出すことができる。
図10〜図13は上記包装袋Aの製造方法を示すもので、まず、図10に示すように、食品Bを包装可能な周長を有し且つ内周面をシーラント層に形成している長尺の筒状フィルムa(図10においてはその一部を示す)を縦長偏平筒状に変形させながらその上部を下半部内に折り込むことによって図11に示すように、ガセットフィルム部2を形成すると共にガセットフィルム部2以外のフィルム部分によって本体フィルム部1を形成する。
この際、これらの本体フィルム部1とガセットフィルム部2との形成と共にガセットフィルム部2を包被している本体フィルム部1の両側フィルム部分1a、1aを両側から挟圧して本体フィルム部1内に折り込んでいるガセットフィルム部2の両側フィルム部分2a、2aとこの両側フィルム部分1a、1aを被覆している本体フィルム部1の両側フィルム部分1a、1aとを互いに密接状態に重なり合わせ、本体フィルム部1の両側フィルム部分1a、1aの上端縁とこの上端縁に連設しているガセットフィルム部2の両側フィルム部分1a、1aの上端縁とに逆V字状に屈折した上端折り目5、5を形成すると同時に本体フィルム部1の両側フィルム部分1a、1aの下端縁とこの下端縁から下方に一定間隔を存して該下端縁に平行に設けられたガセットフィルム部2の両側フィルム部分2a、2aの下端縁とにV字状に屈折した下端折り目3、4を形成する。
次いで、上記本体フィルム部1a、1aとガセットフィルム部2とを有する偏平状に折り畳まれた筒状フィルムを図12に示すように、食品Bを包装可能な長さ毎に分断12して包装フィルム本体a'を形成すると同時に、その分断時に包装フィルム本体a'の一端側(基端側)の分断線12から他端側(先端側)に向かう上記上端折り目5、5を一定長さだけ残してこれらの上端折り目5、5の先端から本体フィルム部1内に折り込んでいるガセットフィルム部2の先端近傍部における上下幅方向の中央部にまで本体フィルム部1における両側フィルム部分1a、1aの上半部と共に斜め下方に切断6すると共にその傾斜切断端からガセットフィルム部2の先端における上下幅方向の中央部に到るまで、ガセットフィルム部2の下端折り目4に平行に水平に切断7することによって傾斜切断線6と水平切断線7から上方のガセットフィルム部分と本体フィルム部分とを除去する(図13参照)。
さらに、これらの傾斜切断線6と水平切断線7とを施すと同時に傾斜切断端面に沿って熱融着することにより、互いに重なり合っている本体フィルム部1の一側フィルム部分1aとガセットフィルム部2の一側フィルム部分2aとの傾斜上端縁と、本体フィルム部1の他側フィルム部分1aとガセットフィルム部2の他側フィルム部分2aとの傾斜上端縁とを引き剥がし可能に一体に接続した傾斜熱融着部8、8を形成すると共に、これらの傾斜熱融着部8、8の先端から本体フィルム部1の二つ折り先端部を下端折り目3にまで両側傾斜熱融着部8、8に対して直角に熱融着することにより縦傾斜熱融着部10に形成し、上記水平切断縁部7とガセットフィルム部2の下端折り目4間の二つ折りされた先端部を、その基端が両側傾斜熱融着部8、8の先端に連続させている開封片9に形成してなる包装袋Aを得る。
1 本体フィルム部
2 ガセットフィルム部
3、4 下端折り目
5 上端折り目
6 傾斜切断縁部
7 水平切断縁部
8、8 両側傾斜熱融着部
9 開封片
9 封緘片
9a、9a 両側封止端部
10 縦傾斜熱融着部
11 封緘部

Claims (3)

  1. 平面三角形状で一定厚みを有する食品の両側面から底面を被覆し得る幅を有するフィルムをその幅方向の中央部から下方に向かって二つ折りしている本体フィルム部と、この本体フィルム部の両側上端縁から本体フィルム部内に二つ折り状態となるように折り込まれ、その下端折り目を二つ折りしている上記本体フィルム部の下端折り目に対して上方に一定間隔を存して平行に配設しているガセットフィルム部とからなり、これらの本体フィルム部とガセットフィルム部との両側上端縁同士を一体に連設させている上端折り目は、両側上端縁の一端側を基端としてその基端から中央部に向かう一定長さ部分に設けられ、この上端折り目の先端から本体フィルム部とガセットフィルム部との先端に到る上端折り目は、ガセットフィルム部の先端近傍部にまで本体フィルム部と共に斜め下方に切断することによって除去されていてその切断縁部を熱融着によりガセットフィルム部と本体フィルム部との両側上端縁同士が引き剥がし可能に一体化した両側傾斜熱融着部に形成してあり、さらに、これらの両側傾斜熱融着部の下傾端から本体フィルム部の二つ折り先端部を下端折り目にまで上記両側傾斜熱融着部に直角に連なるように熱融着して縦傾斜熱融着部に形成していると共に、上記両側傾斜熱融着部を設けている傾斜切断縁部の下傾端からガセットフィルム部の先端に向かってガセットフィルム部の下端折り目に平行な水平切断縁部を設けてこの水平切断縁部とガセットフィルム部の下端折り目間の二つ折りされた先端部を開封片に形成してあり、さらに、上記両側傾斜熱融着部の下傾端をガセットフィルム部の下端折り目の先端部に達するまで設けて上記開封片の基端をこの両側傾斜熱融着部の下傾端に連設させていることを特徴とする食品包装袋。
  2. 上端折り目を介して連設している本体フィルム部の基部とこの基部内に折り込んでいるガセットフィルム部の基部とによって、食品が収容された後に折り畳んで封止する封緘部に形成していることを特徴とする請求項1に記載の食品包装袋。
  3. 本体フィルム部内に折り込んでいるガセットフィルム部を展開した際の両側傾斜熱融着部によって囲まれた平面形状を、収容する食品の平面三角形状の上面と同大、同形に形成していることを特徴とする請求項1に記載の食品包装袋。
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