JP6435924B2 - 誘導モータ用ロータ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、かご型誘導モータに適用される誘導モータ用ロータ及びその製造方法に関する。
従来、積層鋼板によるロータ鉄心に、バーとエンドリングからなる二次導体を形成したロータを備えた誘導モータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、「誘導モータ」とは、ステータが作る回転磁界によりロータの導体金属(二次導体)に誘導電流が発生し、誘導電流によって導体金属の周りに磁界が発生し、その磁界が回転磁界に誘導されて回転するモータをいう。
特開平9−215287号公報
しかしながら、従来の誘導モータ用ロータにあっては、ロータ鉄心の両端にダイカスト治具を設置し、鋳造工法で溶かしたアルミ金属を流し込んで、ロータ全体を鋳包みすることで、バーとエンドリングからなる二次導体を形成していた。そして、磁界を発生させるロータ鉄心に、導体金属があると磁界の発生を妨げるため、切削加工等でアルミ材を除去する必要がある。このように、アルミダイカスト設備が必要であると共に、余分なアルミ材を取り除く切削加工等が必要であるため、工数面及びコスト面で不利である、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、鋳造による導体金属や鋳造工程を廃止したことで、工数面及びコスト面で有利である誘導モータ用ロータ及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の誘導モータ用ロータは、電磁鋼板を積層した積層鋼板と、積層鋼板の積層方向に貫通する複数のスロット穴に埋め込まれた導体金属と、を備える。この誘導モータ用ロータにおいて、導体金属を、各スロットに嵌め込まれたスロット形導体板を有する電磁鋼板を積層することにより構成されるスロット形導体積層板とした。
本発明の誘導モータ用ロータの製造方法は、スロット打ち抜き工程と、スロット形導体板成形工程と、スロット形導体板嵌め込み工程と、複合ロータ板積層工程と、を有する。スロット打ち抜き工程は、電磁鋼板材のスロットに対応する部分を打ち抜く。スロット形導体板成形工程は、電磁鋼板材とほぼ同じ厚さによる導体金属板材を、電磁鋼板材のスロットへの嵌め込み形状によるスロット形導体板に成形する。スロット形導体板嵌め込み工程は、スロット形導体板を、電磁鋼板材のスロット打ち抜き部分に嵌め込む。複合ロータ板積層工程は、スロット形導体板がスロットに嵌め込まれた電磁鋼板材をロータ外径に沿って打ち抜き、打ち抜いた複合ロータ板を所定枚積層する。
誘導モータ用ロータにおいて、導体金属が、各スロットに嵌め込まれたスロット形導体板を有する電磁鋼板を積層することにより構成されるスロット形導体積層板とされる。すなわち、鋳造による導体金属を廃止し、導体金属をスロット形導体積層板としたことで、工数面及びコスト面で有利である誘導モータ用ロータを提供することができる。
誘導モータ用ロータの製造方法において、スロット打ち抜き工程とスロット形導体板成形工程の後、スロット形導体板嵌め込み工程→複合ロータ板積層工程を経過することで誘導モータ用ロータが製造される。すなわち、鋳造工程を廃止し、プレス設備の中で行える工程としたことで、工数面及びコスト面で有利である誘導モータ用ロータの製造方法を提供することができる。
実施例1の誘導モータ用ロータが適用された誘導モータの一例を示す一部断面斜視図である。 実施例1の誘導モータのステータ側電磁鋼板及びロータ側電磁鋼板を示す正面図である。 実施例1の誘導モータ用ロータにおいてロータ側電磁鋼板のスロットにスロット形導体板が嵌め込まれた複合ロータ板を示す正面図である。 実施例1の誘導モータ用ロータにおいて複合ロータ板を軸方向に積層したロータコアを示す図3のA−A線断面図である。 実施例1の誘導モータ用ロータの製造方法に適用されるプレス設備の一例を示す全体図である。 実施例1の誘導モータ用ロータの製造方法を示す工程図である。 実施例1の誘導モータ用ロータの製造方法を示す図6のB−B線断面図である。 実施例2の誘導モータ用ロータの製造方法におけるステータ打ち抜き工程を示す平面図である。 他例の誘導モータ用ロータにおいてロータ側電磁鋼板のスロットにスロット形導体板が嵌め込まれた複合ロータ板を示す正面図である。
以下、本発明の誘導モータ用ロータ及びその製造方法を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1及び実施例2に基づいて説明する。
実施例1における誘導モータ用ロータ及びその製造方法を、「誘導モータ用ロータの構成及び作用」、「誘導モータ用ロータの製造方法の工程及び作用」に分けて説明する。
[誘導モータ用ロータの構成及び作用]
まず、誘導モータの概要を説明すると、「三相交流かご型誘導モータ」と呼ばれるものが代表例であり、その特徴は、同期モータのような永久磁石が不要で、ロータを監視するセンサも必要なく、低コストで構造も頑丈でメンテナンスも不要というメリットがある。モータ制御は、VVVF(可変電圧、可変周波数変調)インバータで行うのが一般的であり、センサを必要としないので、同期モータに比べてインバータも回路的に低コストになる。モータ構造としては、同期モータと同様に三相交流の回転磁界によって回転するが、ロータに永久磁石がなく、電流が流れる棒状の導体金属を何本か並べ、これらの導体金属の両端を導体金属のリングで短絡させた構造になっている。ロータに有する導体金属構造が、「かご」に似ているので、かご型誘導モータと呼んでいる。
図1は、実施例1の誘導モータ用ロータが適用された誘導モータMの一例を示す。以下、図1に基づき、誘導モータMの全体構成を説明する。
前記誘導モータMは、図1に示すように、ステータケーシング1と、ステータ2と、ロータ3と、モータ軸4と、を備えている。
前記ステータケーシング1は、モータベース部1aを有すると共に内面にステータ2が固定される。ステータケーシング1の一端側には、負荷側ブラケット5が連結固定され、他端側には、反負荷側ブラケット6が連結固定される。反負荷側ブラケット6には、これを覆うようにファンカバー7が固定され、ファンカバー7の内部には、モータ軸4により回される冷却ファン8が配置される。
前記ステータ2は、ステータケーシング1の内面に固定され、ステータ鉄心と呼ばれるステータ側積層鋼板9と、ステータコイル10と、を有して構成される。
前記ロータ3は、モータ軸5に設けられ、ロータ外周面がステータ2の内周面とエアギャップを介して配置され、ロータ鉄心と呼ばれるロータ側積層鋼板11と、スロット形導体積層板12と、短絡環13と、を有して構成される。ここで、ロータ側積層鋼板11とスロット形導体積層板12の組み合わせ構成を「ロータコアRC」といい、この「ロータコアRC」が、本発明の対象である「誘導モータ用ロータ」に相当する。
前記モータ軸4は、ロータ3と一体に回転し、負荷側ブラケット5に設けられた負荷側ベアリング14と、反負荷側ブラケット6に設けられた反負荷側ベアリング15と、により回転可能に両端支持される。
図2は、実施例1の誘導モータMのステータ側電磁鋼板及びロータ側電磁鋼板を示し、図3は、ロータ側電磁鋼板のスロットにスロット形導体板が嵌め込まれた複合ロータ板を示し、図4は、複合ロータ板を軸方向に積層したロータコアRCを示す。以下、図2〜図4に基づき、誘導モータ用ロータであるロータコアRCの詳細構成を説明する。
前記ステータ2に有するステータ側積層鋼板9は、図2に示す内径をロータ側電磁鋼板11aの外径よりも大きくしたリング状板によるステータ側電磁鋼板9aを、多数枚積層して構成される。ステータ側電磁鋼板9aの内周位置には、周方向等間隔に複数のステータ側スロット9bが打ち抜かれる。そして、ステータ側スロット9bが打ち抜かれステータ側電磁鋼板9aを積層することにより、軸方向に貫通するスロット穴が複数形成され、ステータコイル10は、複数形成されたスロット穴に沿って巻き付けられる。なお、ステータ側電磁鋼板9aの素材としては、ケイ素鋼板材等が用いられる。
前記ロータ3に有するロータ側積層鋼板11は、図2に示す中心部にモータ軸穴11cを形成したリング状板によるロータ側電磁鋼板11aを、多数枚積層して構成される(図4)。ロータ側電磁鋼板11aの外周位置には、周方向等間隔に複数のロータ側スロット11bが打ち抜かれる。そして、ロータ側スロット11bが打ち抜かれロータ側電磁鋼板11aを積層することにより、軸方向に貫通するスロット穴が複数形成される。
前記ロータ3に有するスロット形導体積層板12は、図3に示すように、スロット形導体板12aを有するロータ側電磁鋼板11a(=複合ロータ板53)を、多数枚軸方向に積層することで構成される。つまり、スロット形導体積層板12は、図4に示すように、ロータ側スロット11bのそれぞれに嵌め込まれたスロット形導体板12aを、軸方向に貫通するスロット穴に沿って多数枚積層した構成とされる。ここで、ロータ側スロット11bは、図3に示すように、ロータ側電磁鋼板11aの外周端まで開口した形状とされるのに対し、ロータ側スロット11bに嵌め込まれるスロット形導体板12aは、ロータ側電磁鋼板11aの外周端まで到達しない形状とされる。つまり、スロット形導体積層板12をロータ3の外表面に露出させたオープンタイプのロータコアRCとしている。
前記ロータ3に有する短絡環13は、図4の仮想線に示すように、ロータ側積層鋼板11とスロット形導体積層板12により構成されるロータコアの両側に設けられ、軸方向に複数本延びるスロット形導体積層板12の両端面に接触して配置される。なお、ロータ側電磁鋼板11aの素材としては、ケイ素鋼板材等のステータ側電磁鋼板9aと同じ素材による板材が用いられる。一方、スロット形導体板12aの素材としては、ステータ側電磁鋼板9aやロータ側電磁鋼板11aの素材とは異種金属であり、非磁性体で導電性を有するアルミ板材や銅板材等が用いられる。短絡環13の素材としては、スロット形導体板12aの素材と同一の素材が用いられる。
上記のように、実施例1では、ロータコアRCにおいて、ロータ3の導体金属を、各ロータ側スロット11bに嵌め込まれたスロット形導体板12aを有するロータ側電磁鋼板11aを積層することにより構成されるスロット形導体積層板12とする構成とした。
すなわち、アルミダイカスト工法により誘導モータ用ロータの「かご」を製造するものを比較例とすると、アルミダイカスト設備が必要であると共に、余分なアルミ材を取り除く切削加工等が必要であるため、工数面及びコスト面で不利である。
これに対し、アルミダイカスト等の鋳造による導体金属を廃止し、導体金属をスロット形導体積層板12とした。このため、アルミダイカスト設備が不要であると共に、余分なアルミ材を取り除く切削加工等が不要となる。この結果、工数面及びコスト面で有利な誘導モータMのロータコアRCを提供できる。
[誘導モータ用ロータの製造方法の工程及び作用]
図5は、実施例1の誘導モータ用ロータの製造方法に適用されるプレス設備の一例を示す。以下、図5に基づき、プレス設備の構成を説明する。
前記プレス設備は、図5に示すように、プレス機21と、電磁鋼板コイル22と、フィーダ23と、導体金属板コイル24と、ロータコアコンベア25と、を備えている。
前記プレス機21は、固定枠26と、固定枠26に設けられた下型27と、上下動する可動枠28と、可動枠28の下型27と上下対向位置に設けられた上型29と、を有して構成される。
前記電磁鋼板コイル22は、ロータ側電磁鋼板11aとなる加工前の電磁鋼板材が巻き付けられたコイルであり、フィーダ23でのローラ停止とローラ回転を繰り返す間欠動作により、電磁鋼板材51を図5の左側から右側へと一工程毎の移動間隔で送り出す。ここで、電磁鋼板材51が間欠移動により流れる方向を「ライン方向」という。
前記導体金属板コイル24は、スロット形導体板12aとなる加工前の導体金属板材が巻き付けられたコイルであり、図外のフィーダでの間欠動作により導体金属板材52を、ライン方向に直交する方向へと一工程毎の移動間隔で送り出す。ここで、導体金属板材52の移送方向は、図5のライン手前からラインに向かって送っても良いし、図5のライン奥からラインに向かって送っても良い。なお、導体金属板コイル24としては、アルミ板コイルや銅板コイル等が用いられる。
前記ロータコアコンベア25は、プレス設備により製造されたロータコアRC(ロータ側積層鋼板11+スロット形導体積層板12)を、ライン方向に直交する方向へ排出するコンベアである。ここで、ロータコアRCの排出方向は、図5のラインからライン手前側に向かって排出しても良いし、図5のラインからライン奥側に向かって排出しても良い。
図6及び図7は、実施例1の誘導モータ用ロータの製造方法を示す。以下、図6及び図7に基づき、誘導モータ用ロータであるロータコアRCの製造方法の構成要素である各工程を説明する。
前記ロータコアRCの製造方法は、基本工程として、スロット打ち抜き工程と、スロット形導体板成形工程と、スロット形導体板嵌め込み工程と、複合ロータ板積層工程と、を有する。以下、各工程を説明する。
前記スロット打ち抜き工程は、電磁鋼板材51のロータ側スロット11bに対応する部分を打ち抜く。つまり、図2に示すロータ側スロット11b及びモータ軸穴11cを形成したリング状板によるロータ側電磁鋼板11aを作る工程である。
前記スロット形導体板成形工程は、電磁鋼板材51とほぼ同じ厚さによる導体金属板材52を、電磁鋼板材51のロータ側スロット11bへの嵌め込み形状によるスロット形導体板12aに成形する。
前記スロット形導体板嵌め込み工程は、スロット形導体板12aを、電磁鋼板材51のスロット打ち抜き部分に嵌め込む。
前記複合ロータ板積層工程は、スロット形導体板12aがロータ側スロット11bに嵌め込まれた電磁鋼板材をロータ外径に沿って打ち抜き、打ち抜いた複合ロータ板53を所定枚積層する。
以上の工程を経過し、ロータ側電磁鋼板11aを積層したロータ側積層鋼板11と、スロット形導体板12aを積層したスロット形導体積層板12と、の組み合わせによるロータコアRCを製造する。
実施例1におけるロータコアRCの製造方法は、上記基本工程をアレンジし、簡素化・高効率化を図ったものである。製造工程として、スロット半抜き工程S1と、板材重合供給工程S2と、統合処理工程S3と、モータ軸穴打ち抜き工程S4と、複合ロータ板積層工程S5と、ロータコア排出工程S6と、を有する。以下、各工程を説明する。
前記スロット半抜き工程S1は、図6に示すように、フィーダ23からS1位置に移送されてきた電磁鋼板材51のロータ側スロット11bに対応する部分を半抜きにする。ここで、半抜きとは、ロータ側スロット11bに対応する部分を打ち抜く直前であり、電磁鋼板材51との接続を保ったままの状態をいう。スロット半抜き工程S1での半抜きスロットは、図7に示すように、ポンチリテーナ31を下降させると、パッド30により電磁鋼板材51を押えて位置決めする。この位置決め押え状態でポンチリテーナ31に設けられた半抜きポンチ32が、電磁鋼板材51の板厚途中位置まで半抜き凹部33に向かって下降することにより形成される。パッド30は、ポンチリテーナ31に対しパッドスプリング34を介して設けられる。ポンチリテーナ31は、可動枠28により昇降する。半抜きポンチ32は、ポンチリテーナ31に設けられる。半抜き凹部33は、ダイ35に形成される。
前記板材重合供給工程S2は、図6に示すように、半抜きスロットを有する電磁鋼板材51の上に重ね合わせ、S2位置にて電磁鋼板材51の移送方向と直交する方向から導体金属板材52を供給する。このとき、電磁鋼板材51のS1位置からS2位置への移送タイミングと、導体金属板材52のS2位置への供給タイミングと、を合わせる。この板材重合供給工程S2では、パッド30による電磁鋼板材51の押えを解除すると共に、導体金属板材52を供給するスペースを確保するため、可動枠28を上昇位置とする。
前記統合処理工程S3は、図7に示すように、導体金属板材52からのスロット形導体板12aの打ち抜きと、電磁鋼板材51からの半抜きスロットの打ち抜きと、打ち抜かれたロータ側スロット11bへのスロット形導体板12aの嵌め込みと、を一つの工程(S2位置)にて処理する。つまり、統合処理工程S3は、上記基本工程で述べた「スロット打ち抜き工程」、「スロット形導体板成形工程」、「スロット形導体板嵌め込み工程」を統合して同時に処理する工程である。統合処理工程S3では、図7に示すように、ポンチリテーナ31を下降させると、パッド30により導体金属板材52を電磁鋼板材51に重ね合わせた状態で押えて位置決めする。この位置決め押え状態でポンチリテーナ31に設けられた打ち抜き&嵌め込みポンチ36が、導体金属板材52を通過して電磁鋼板材51の上面位置まで下降することにより行われる。つまり、導体金属板材52からのスロット形導体板12aの打ち抜き→電磁鋼板材51からの半抜きスロットの打ち抜き→打ち抜かれたロータ側スロット11bへのスロット形導体板12aの嵌め込み、という順で統合処理される。電磁鋼板材51から打ち抜かれたスロット形状のスクラップ片は、ダイ35に形成された貫通穴37を経過して落下し、固定枠26のスクラップ空間38に設けられたスクラップシュータ39にて受け止められる。
前記モータ軸穴打ち抜き工程S4は、図6及び図7に示すように、S4位置に移送されてきたスロット形導体板12aが嵌め込まれた電磁鋼板材51からモータ軸穴11cを打ち抜く。モータ軸穴打ち抜き工程S4では、図7に示すように、ポンチリテーナ31を下降させると、パッド30によりスロット形導体板12aが嵌め込まれた電磁鋼板材51を押えて位置決めする。この位置決め押え状態でポンチリテーナ31に設けられたモータ軸穴打ち抜きポンチ40が、電磁鋼板材51を通過する位置まで下降することにより行われる。電磁鋼板材51から打ち抜かれた円形状のスクラップ片は、ダイ35に形成された環通穴41を経過して落下し、固定枠26のスクラップ空間42に設けられたスクラップシュータ43にて受け止められる。
前記複合ロータ板積層工程S5は、図6及び図7に示すように、S4位置からS5位置に移送されてきた電磁鋼板材51をロータ外径に沿って打ち抜き、打ち抜いた複合ロータ板53(図3)を所定枚積層する。複合ロータ板積層工程S5では、図7に示すように、ポンチリテーナ31を下降させると、パッド30によりスロット形導体板12aが嵌め込まれた電磁鋼板材51を押えて位置決めする。この位置決め押え状態でポンチリテーナ31に設けられた複合ロータ板打ち抜きポンチ44が、電磁鋼板材51を通過する位置まで下降することにより複合ロータ板53が打ち抜かれる。電磁鋼板材51から打ち抜かれた複合ロータ板53は、ダイ35及び固定枠26に形成された積層空間45に設けられた積層ユニット46にて受け止められる。そして、積層ユニット46では、スプリング47を縮めながら複合ロータ板53が所定枚数積層される。この複合ロータ板積層工程S5では、所定枚数積層した複合ロータ板53に対して部分的にプレス変形させることで、複数のロータ側電磁鋼板11a同士のカシメと複数のスロット形導体板12a同士のカシメとを同時に行う。
前記ロータコア排出工程S6は、図6に示すように、複合ロータ板53を所定枚数積層することで構成されるロータコアRCを、ロータコアコンベア25の上に載せてライン外に排出する。なお、所定幅で連続する電磁鋼板材51のうち、複合ロータ板53が打ち抜かれた残りの鋼板部分は、S5位置の下流にてスクラップカッター48によりスクラップ片に切断され、スクラップスペース49に落下して排出される。
上記のように、実施例1では、ロータコアRCの製造方法において、スロット打ち抜き工程と、スロット形導体板成形工程と、スロット形導体板嵌め込み工程と、複合ロータ板積層工程と、を有する構成とした。
すなわち、スロット打ち抜き工程とスロット形導体板成形工程の後、スロット形導体板嵌め込み工程→複合ロータ板積層工程を経過することでロータコアRCが製造される。ここで、スロット打ち抜き工程とスロット形導体板成形工程は、別々のラインで行われる工程であっても良い。また、クロスラインで行われる場合、スロット打ち抜き工程とスロット形導体板成形工程が同時であっても、一方の工程を他方の工程より先に行っても良い。
このように、鋳造工程を廃止し、プレス設備の中で全て行える工程としたことで、工数面及びコスト面で有利であるロータコアRCの製造方法が提供できる。
実施例1では、ロータコアRCの製造方法において、スロット打ち抜き工程、スロット形導体板成形工程、スロット形導体板嵌め込み工程に代え、統合処理工程S3を有する。統合処理工程S3は、導体金属板材52からのスロット形導体板12aの打ち抜きと、電磁鋼板材51からの半抜きスロットの打ち抜きと、打ち抜かれたロータ側スロット11bへのスロット形導体板12aの嵌め込みと、を一つの工程にて処理する構成とした。
すなわち、スロット打ち抜き工程と、スロット形導体板成形工程と、スロット形導体板嵌め込み工程と、の三つの工程で行われる処理が、統合処理工程S3という一つの工程にて達成される。
したがって、ロータコアRCを製造する際、工数面及びコスト面でさらに有利になる。加えて、例えば、同期モータのロータやステータを生産しているプレス設備を用いてロータコアRCを製造することが可能となる。
実施例1では、複合ロータ板積層工程S5は、ロータ側電磁鋼板11a同士のカシメとスロット形導体板12a同士のカシメとを同時に行う構成とした。
すなわち、ロータコアRCを製造するには、複合ロータ板53を単に積層すると、後工程にて複数の複合ロータ板53を連結固定することが必要である。これに対し、複合ロータ板積層工程S5において、複合ロータ板53が積層されている状態でカシメ固定することで、後工程を追加することなく、プレス設備の中で複数の複合ロータ板53が互いに連結固定される。
次に、効果を説明する。
実施例1の誘導モータ用ロータ(ロータコアRC)及びその製造方法にあっては、下記に列挙する効果が得られる。
(1) 電磁鋼板(ロータ側電磁鋼板11a)を積層した積層鋼板(ロータ側積層鋼板11)と、積層鋼板(ロータ側積層鋼板11)の積層方向に貫通する複数のスロット穴に埋め込まれた導体金属と、を備えた誘導モータ用ロータ(ロータコアRC)において、
導体金属を、各スロット(各ロータ側スロット11b)に嵌め込まれたスロット形導体板12aを有するロータ側電磁鋼板11aを積層することにより構成されるスロット形導体積層板12とした(図4)。
このように、鋳造による導体金属を廃止したため、工数面及びコスト面で有利である誘導モータ用ロータ(ロータコアRC)を提供することができる。
(2) 電磁鋼板(ロータ側電磁鋼板11a)を積層した積層鋼板(ロータ側積層鋼板11)と、積層鋼板(ロータ側積層鋼板11)の積層方向に貫通する複数のスロット穴に埋め込まれた導体金属と、を備えた誘導モータ用ロータ(ロータコアRC)の製造方法において、
電磁鋼板材51のスロット(ロータ側スロット11b)に対応する部分を打ち抜くスロット打ち抜き工程と、
電磁鋼板材51とほぼ同じ厚さによる導体金属板材52を、電磁鋼板材51のスロット(ロータ側スロット11b)への嵌め込み形状によるスロット形導体板12aに成形するスロット形導体板成形工程と、
スロット形導体板12aを、電磁鋼板材51のスロット打ち抜き部分に嵌め込むスロット形導体板嵌め込み工程と、
スロット形導体板12aがロータ側スロット11bに嵌め込まれた電磁鋼板材51をロータ外径に沿って打ち抜き、打ち抜いた複合ロータ板53を所定枚積層する複合ロータ板積層工程S5と、
を有する(図5)。
このように、鋳造工程を廃止したため、工数面及びコスト面で有利である誘導モータ用ロータ(ロータコアRC)の製造方法を提供することができる。
(3) スロット打ち抜き工程、スロット形導体板成形工程、スロット形導体板嵌め込み工程に代え、
電磁鋼板材51のスロット(ロータ側スロット11b)に対応する部分を半抜きにし、半抜きスロットを有する電磁鋼板材51の上に導体金属板材52を重ね合わせて供給した状態で、導体金属板材52からのスロット形導体板12aの打ち抜きと、電磁鋼板材51からの半抜きスロットの打ち抜きと、打ち抜かれたスロット(ロータ側スロット11b)へのスロット形導体板12aの嵌め込みと、を一つの工程にて処理する統合処理工程S3を有する(図6)。
このため、(2)の効果に加え、誘導モータ用ロータ(ロータコアRC)を製造する際、工数面及びコスト面でさらに有利にすることができる。加えて、既存のプレス設備を用いて誘導モータ用ロータ(ロータコアRC)を容易に製造することができる。
(4) 複合ロータ板積層工程S5は、電磁鋼板(ロータ側電磁鋼板11a)同士のカシメとスロット形導体板12a同士のカシメとを同時に行う(図7)。
このため、(2)又は(3)の効果に加え、後工程を追加することなく、プレス設備の中で複数の複合ロータ板53(嵌め込み固定されたスロット形導体板12aを有するロータ側電磁鋼板11a)を互いに連結固定することができる。
実施例2は、複合ロータ板を打ち抜いた電磁鋼板材から誘導モータのステータ側電磁鋼板を共取りした例である。
まず、構成を説明する。
図8は、実施例2の誘導モータ用ロータ(ロータコアRC)の製造方法におけるステータ打ち抜き工程を示す。以下、図8に基づき、ロータコアRCの製造方法を説明する。
実施例2では、実施例1のスロット半抜き工程S1、板材重合供給工程S2、統合処理工程S3、モータ軸穴打ち抜き工程S4、複合ロータ板積層工程S5、ロータコア排出工程S6に加え、ステータ打ち抜き工程(S7〜S10)を有する。以下、実施例2にて追加されたステータ打ち抜き工程(S7〜S10)を説明する。
前記ステータ打ち抜き工程は、図8に示すように、スロット打ち抜き工程S7と、内周切り込み工程S8と、内周打ち抜き工程S9と、外周打ち抜き工程S10と、を有する。なお、実施例2における電磁鋼板材51’は、実施例1の電磁鋼板材51に比べ、ステータ打ち抜き分だけ板幅寸法を拡大している。
前記スロット打ち抜き工程S7は、複合ロータ板積層工程S5により円形の複合ロータ板53が打ち抜かれた電磁鋼板材51’がS7位置に移送されると、電磁鋼板材51’からステータ側スロット9bを打ち抜く。
前記内周切り込み工程S8は、電磁鋼板材51’がS8位置に移送されると、ステータ側スロット9bが打ち抜かれた電磁鋼板材51’の内周であって、ステータ側電磁鋼板9aの内径に相当する位置に切り込みを入れる。
前記内周打ち抜き工程S9は、電磁鋼板材51’がS9位置に移送されると、ステータ側電磁鋼板9aの内径に相当する切り込み位置に沿ってリング状内周片を打ち抜く。このリング状内周片は、ロータ側電磁鋼板11aの外周とのエアギャップに相当する厚みの片となる。
前記外周打ち抜き工程S10は、電磁鋼板材51’がS9位置に移送されると、ステータ側電磁鋼板9aの外径に相当する位置に沿って打ち抜く。この打ち抜きにより、図2に示すようなステータ側スロット9bを有するステータ側電磁鋼板9aになる。なお、ステータ側電磁鋼板9aを打ち抜いた後、これを所定枚積層し、ロータコアRCと同様に、ステータ側電磁鋼板9a同士をカシメにより結合することで、ステータ側積層鋼板9が製造される。
次に、作用を説明する。
例えば、アルミダイカスト工法により誘導モータ用ロータの「かご」を製造するものを比較例とすると、アルミによる導体金属をロータの外表面に出すための切削加工において、ロータ側電磁鋼板も若干加工せざるを得ないため、最終ロータ径よりも加工代分、プレス工程において大きめに打ち抜く必要がある。このため、ロータとステータを同じ電磁鋼板材から打ち抜くという工法が使えない。
これに対し、実施例1で説明したように、鋳造工法や切削加工を使うことなく、プレス工程の中でスロット形導体板12aを嵌め込み、複合ロータ板53を最終ロータ径で打ち抜く複合ロータ板積層工程S5を有してロータコアRCを製造する方法を採用した。このため、複合ロータ板積層工程S5に引き続いてステータ打ち抜き工程S7〜S10を加えることで、ロータ側電磁鋼板11aとステータ側電磁鋼板9aを同じ電磁鋼板材51’から打ち抜くという共取りができる。
この結果、高い歩留まりで低コストにより、ロータ3に有するロータコアRCと、ステータ2に有するステータ側積層鋼板9と、を製造できる。
次に、効果を説明する。
実施例2の誘導モータ用ロータ(ロータコアRC)の製造方法にあっては、下記の効果が得られる。
(5) 複合ロータ板積層工程S5により複合ロータ板53を打ち抜いた後、電磁鋼板材51’のうち複合ロータ板53が打ち抜かれた残りの鋼板材残部を用い、誘導モータMのステータ側鋼板9aを打ち抜くステータ打ち抜き工程S7〜S10を有する(図8)。
このため、(2)〜(4)の効果に加え、高い歩留まりで低コストにより、ロータ3に有する誘導モータ用ロータ(ロータコアRC)と、ステータ2に有するステータ側積層鋼板9と、を製造することができる。
以上、本発明の誘導モータ用ロータ及びその製造方法を実施例1及び実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、スロット形導体積層板12をロータ3の外表面に露出させたオープンタイプのロータコアRCとする例を示した。しかし、ロータ側スロット11bを、図9に示すように、ロータ側電磁鋼板11aの外周端を閉じた形状のロータ側スロット11b’にスロット形導体板12aが嵌め込まれる。つまり、スロット形導体積層板12をロータ3の外表面に露出させないクローズタイプのロータコアとする例であっても良い。
実施例1では、スロット打ち抜き工程、スロット形導体板成形工程、スロット形導体板嵌め込み工程に代え、これらの工程を一つの工程にて処理する統合処理工程S3を有する例を示した。しかし、スロット打ち抜き工程と、スロット形導体板成形工程と、スロット形導体板嵌め込み工程と、をそれぞれ独立の工程とする例であっても良い。
実施例1では、複合ロータ板積層工程S5において、ロータ側電磁鋼板11a同士のカシメとスロット形導体板12a同士のカシメとを同時に行う例を示した。しかし、複合ロータ板積層工程の後工程に、ロータ側電磁鋼板同士とスロット形導体板同士のカシメ工程を設定する例であっても良いし、ロータ側電磁鋼板同士とスロット形導体板同士をカシメ以外の手法にて連結固定する例としても良い。
実施例2では、複合ロータ板積層工程S5により複合ロータ板53を打ち抜いた後、電磁鋼板材51’の残部を用い、誘導モータMのステータ側鋼板9aを打ち抜くステータ打ち抜き工程S7〜S10を有する例を示した。しかし、ロータに有するロータコアの製造工程と、ステータに有するステータ側電磁積層鋼板の製造工程を、それぞれ別工程とする例であっても良い。
実施例1,2では、本発明の誘導モータ用ロータ及びその製造方法を、三相交流かご型誘導モータに適用する例を示した。しかし、本発明の誘導モータ用ロータ及びその製造方法は、他のタイプの誘導モータに対しても適用することができる。要するに、電磁鋼板を積層した積層鋼板と、前記積層鋼板の積層方向に貫通する複数のスロット穴に埋め込まれた導体金属と、を備えた誘導モータ用ロータであれば適用できる。
RC ロータコア(誘導モータ用ロータ)
9 ステータ側積層鋼板
9a ステータ側電磁鋼板
9b ステータ側スロット
11 ロータ側積層鋼板(積層鋼板)
11a ロータ側電磁鋼板(電磁鋼板)
11b ロータ側スロット(スロット)
12 スロット形導体積層板
12a スロット形導体板
51,51’ 電磁鋼板材
52 導体金属板材
53 複合ロータ板
S1 スロット半抜き工程
S2 板材重合供給工程
S3 統合処理工程
S4 モータ軸穴打ち抜き工程
S5 複合ロータ板積層工程
S6 ロータコア排出工程
S7〜S10 ステータ打ち抜き工程

Claims (5)

  1. 電磁鋼板を積層した積層鋼板と、前記積層鋼板の積層方向に貫通する複数のスロット穴に埋め込まれた導体金属と、を備えた誘導モータ用ロータにおいて、
    前記導体金属を、各スロットに嵌め込まれたスロット形導体板を有する前記電磁鋼板を積層することにより構成されるスロット形導体積層板とした
    ことを特徴とする誘導モータ用ロータ。
  2. 電磁鋼板を積層した積層鋼板と、前記積層鋼板の積層方向に貫通する複数のスロット穴に埋め込まれた導体金属と、を備えた誘導モータ用ロータの製造方法において、
    電磁鋼板材のスロットに対応する部分を打ち抜くスロット打ち抜き工程と、
    前記電磁鋼板材とほぼ同じ厚さによる導体金属板材を、前記電磁鋼板材のスロットへの嵌め込み形状によるスロット形導体板に成形するスロット形導体板成形工程と、
    前記スロット形導体板を、前記電磁鋼板材のスロット打ち抜き部分に嵌め込むスロット形導体板嵌め込み工程と、
    前記スロット形導体板がスロットに嵌め込まれた前記電磁鋼板材をロータ外径に沿って打ち抜き、打ち抜いた複合ロータ板を所定枚積層する複合ロータ板積層工程と、
    を有することを特徴とする誘導モータ用ロータの製造方法。
  3. 請求項2に記載された誘導モータ用ロータの製造方法において、
    前記スロット打ち抜き工程、前記スロット形導体板成形工程、前記スロット形導体板嵌め込み工程に代え、
    前記電磁鋼板材のスロットに対応する部分を半抜きにし、半抜きスロットを有する電磁鋼板材の上に導体金属板材を重ね合わせて供給した状態で、前記導体金属板材からのスロット形導体板の打ち抜きと、前記電磁鋼板材からの半抜きスロットの打ち抜きと、打ち抜かれたスロットへのスロット形導体板の嵌め込みと、を一つの工程にて処理する統合処理工程を有する
    ことを特徴とする誘導モータ用ロータの製造方法。
  4. 請求項2又は請求項3に記載された誘導モータ用ロータの製造方法において、
    前記複合ロータ板積層工程は、電磁鋼板同士のカシメとスロット形導体板同士のカシメとを同時に行う
    ことを特徴とする誘導モータ用ロータの製造方法。
  5. 請求項2から請求項4までの何れか一項に記載された誘導モータ用ロータの製造方法において、
    前記複合ロータ板積層工程により複合ロータ板を打ち抜いた後、前記電磁鋼板材のうち複合ロータ板が打ち抜かれた残りの鋼板材残部を用い、誘導モータのステータ側鋼板を打ち抜くステータ打ち抜き工程を有する
    ことを特徴とする誘導モータ用ロータの製造方法。
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