JP6435007B2 - ワイヤレス通信システムにおける設定されたリソースを使用して送信を改善する方法及び装置 - Google Patents

ワイヤレス通信システムにおける設定されたリソースを使用して送信を改善する方法及び装置 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2016年4月1日に出願された米国仮特許出願第62/316,799号の利益を主張し、同特許出願の全開示内容は参照により本明細書に完全に取り込まれる。
技術分野
本開示は、一般にはワイヤレス通信ネットワークに関し、より詳細には、ワイヤレス通信システムにおける設定されたリソースを使用して送信を改善する方法及び装置に関する。
モバイル通信デバイスとの間で大量のデータを通信する需要が急速に増大するのに伴って、従来のモバイル音声通信ネットワークは、インターネット・プロトコル(IP)のデータ・パケットを用いて通信するネットワークへと発展しつつある。そのようなIPデータ・パケット通信は、モバイル通信デバイスのユーザに、ボイスオーバIP(voice over IP)、マルチメディア、マルチキャスト、及びオンデマンド通信サービスを提供することができる。
例示的なネットワーク構造は、進化型総合地上無線アクセス・ネットワーク(E−UTRAN:Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)である。E−UTRANシステムは、上述のボイスオーバIP及びマルチメディア・サービスを実現するために、高いデータ・スループットを提供することができる。次世代(例えば5G)のための新しい無線技術が、現在3GPP標準機関によって論議されている。そのため、3GPP標準を発展させて最終的なものにするために、3GPP標準の現在の主要部分への改変が現在提起され、検討されている。
ワイヤレス通信システムにおける設定されたリソースを使用して送信を改善する方法及び装置が開示される。一実施形態では、方法は、TTI(送信時間間隔)中にアップリンク・グラントがUEに利用可能であるステップであって、UEが、送信可能なデータを有していない、ステップを含む。方法は、そのTTI中に物理制御情報を送信する必要がある場合、UEがアップリンク・グラントに従って物理制御情報をデータ・チャネルで送信するステップをさらに含む。方法は、そのTTI中に物理制御情報を送信する必要がない場合、UEがアップリンク・グラントをスキップするステップも含む。
一例示的実施形態によるワイヤレス通信システムの図である。 一例示的実施形態による、送信機システム(アクセス・ネットワークとしても知られる)及び受信機システム(ユーザ機器又はUEとしても知られる)のブロック図である。 一例示的実施形態による通信システムの機能ブロック図である。 一例示的実施形態による図3のプログラム・コードの機能ブロック図である。 3GPP RP−150310の図1を再現した図である。 3GPP TS 36.212 v13.0.0の図5.2.2−1を再現した図である。 3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.6−1を再現した図である。 3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.6−2を再現した図である。 3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.6−Aを再現した図である。 3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.6−3を再現した図である。 3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.6−4を再現した図である。 3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.6−5を再現した図である。 3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.6−6を再現した図である。 3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.6−7を再現した図である。 3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.8−1を再現した図である。 3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.8−2を再現した図である。 一例示的実施形態による図である。 一例示的実施形態による表である。 一例示的実施形態による表である。 一例示的実施形態による表である。 一例示的実施形態による表である。 一例示的実施形態による表である。 一例示的実施形態によるフローチャートである。 一例示的実施形態によるフローチャートである。 一例示的実施形態によるフローチャートである。 一例示的実施形態によるフローチャートである。 一例示的実施形態によるフローチャートである。 一例示的実施形態によるフローチャートである。 一例示的実施形態によるフローチャートである。 一例示的実施形態によるフローチャートである。 一例示的実施形態によるフローチャートである。
下記で説明する例示的ワイヤレス通信システム及びデバイスは、ブロードキャスト・サービスに対応可能なワイヤレス通信システムを用いる。ワイヤレス通信システムは広く展開されて、音声、データ等の様々な種類の通信を提供している。そのようなシステムは、符号分割多重接続(CDMA)、時分割多重接続(TDMA)、直交周波数分割多重接続(OFDMA)、3GPP LTE(Long Term Evolution)ワイヤレス接続、3GPP LTE−A若しくはLTE−Advanced(Long Term Evolution Advanced)、3GPP2 UMB(Ultra Mobile Broadband)、WiMax、又は何らかの他の変調技術に基づく可能性がある。
詳細には、下記で説明する例示的なワイヤレス通信システム・デバイスは、本明細書で3GPPと呼ぶ、「第3世代パートナーシップ・プロジェクト」という名称の団体によって提供される標準などの1つ又は複数の標準に対応するように設計されることがあり、それらの標準には、RP−150465、「New SI proposal: Study on Latency reduction techniques for LTE」 Ericsson、Huawei;RP−150310、「Study on Latency reduction techniques For LTE」Ericsson;TS 36.321 v12.5.0、「E−UTRA MAC protocol specification(Release 12)」;TS 36.331 v12.5.0、「E−UTRA RRC protocol specification(Release 12)」;TS 36.213 v12.5.0、「E−UTRA Physical layer procedures(Release 12)」;TR 36.881 V0.6.0、「E−UTRA Study on latency reduction techniques for LTE(Release 13)」;及びTS 36.212 V13.0.0、「E−UTRA Multiplexing and channel coding(Release 13)」が含まれる。上記で挙げた標準及び文献は、参照により全体が明示的に本明細書に取り込まれる。
図1は、本発明の一実施形態による多重接続ワイヤレス通信システムを示す。アクセス・ネットワーク100(AN)は、複数のアンテナ・グループを含み、1つのアンテナ・グループは104及び106を含み、別のアンテナ・グループは108及び110を含み、さらに別のアンテナ・グループは112及び114を含んでいる。図1では、各アンテナ・グループに2つのみのアンテナを示しているが、それよりも多いか、又は少ないアンテナが各アンテナ・グループに利用されてもよい。アクセス端末116(AT)は、アンテナ112及び114と通信状態にあり、アンテナ112及び114は、順方向リンク120を通じてアクセス端末116に情報を送信し、逆方向リンク118を通じてアクセス端末116から情報を受信する。アクセス端末(AT)122はアンテナ106及び108と通信状態にあり、アンテナ106及び108は、順方向リンク126を通じてアクセス端末(AT)122に情報を送信し、逆方向リンク124を通じてアクセス端末(AT)122から情報を受信する。FDDシステムでは、通信リンク118、120、124、及び126は、通信に異なる周波数を使用することができる。例えば、順方向リンク120は、逆方向リンク118によって使用される周波数とは異なる周波数を使用することができる。
アンテナの各グループ、及び/又はそれらのアンテナがその中で通信するように設計されたエリアは、しばしばアクセス・ネットワークのセクタと呼ばれる。この実施形態では、アンテナ・グループはそれぞれ、アクセス・ネットワーク100によってカバーされるエリアのセクタ内のアクセス端末と通信するように設計される。
順方向リンク120及び126を通じた通信では、アクセス・ネットワーク100の送信アンテナは、異なるアクセス端末116及び122のための順方向リンクの信号対雑音比を改善するために、ビームフォーミングを利用することがある。また、受信可能範囲内にランダムに分散したアクセス端末への送信にビームフォーミングを使用するアクセス・ネットワークは、すべてのアクセス端末に対して単一のアンテナを通じて送信するアクセス・ネットワークと比べて、隣接セル内のアクセス端末に生じさせる干渉が少ない。
アクセス・ネットワーク(AN)は、端末と通信するために使用される固定局又は基地局である可能性があり、アクセス・ポイント、Node B、基地局、高度基地局、進化型Node B(eNB)、又は何らかの他の用語で呼ばれることもある。アクセス端末(AT)は、ユーザ機器(UE)、ワイヤレス通信デバイス、端末、アクセス端末、又は何らかの他の用語で呼ばれることもある。
図2は、MIMOシステム200内の送信機システム210(アクセス・ネットワークとしても知られる)及び受信機システム250(アクセス端末(AT)又はユーザ機器(UE)としても知られる)の実施形態の簡略ブロック図である。送信機システム210において、いくつかのデータ・ストリームに関するトラフィック・データが、データ源212から送信(TX)データ・プロセッサ214に提供される。
一実施形態では、各データ・ストリームはそれぞれの送信アンテナを通じて送信される。TXデータ・プロセッサ214は、各データ・ストリームに関するトラフィック・データを、そのデータ・ストリームに選択された特定の符号化方式に基づいてフォーマット、符号化、及びインターリーブして、符号化データを提供する。
各データ・ストリームの符号化データは、OFDM技術を使用してパイロット・データと多重化されることができる。パイロット・データは、通例は、既知の方式で処理された既知のデータ・パターンであり、受信機システムでチャネル応答を推定するために使用されることができる。各データ・ストリームのための多重化されたパイロット・データ及び符号化データは、次いで、そのデータ・ストリームに対して選択された特定の変調方式(例えば、BPSK、QPSK、M−PSK、又はM−QAM)に基づいて変調され(すなわちシンボル・マッピングされ)て、変調シンボルを得る。各データ・ストリームに関するデータ・レート、符号化、及び変調は、プロセッサ230によって実行される命令によって決定されることができる。
そして、すべてのデータ・ストリームに関する変調シンボルがTX MIMOプロセッサ220に提供され、TX MIMOプロセッサ220はその変調シンボルをさらに処理することができる(例えばOFDMのために)。TX MIMOプロセッサ220は、次いで、N個の変調シンボル・ストリームをN個の送信機(TMTR)222a〜222tに提供する。ある実施形態では、TX MIMOプロセッサ220は、データ・ストリームのシンボル及びそのシンボルがそこから送信されるアンテナにビームフォーミング重みを適用する。
各送信機222は、それぞれのシンボル・ストリームを受信し、処理して、1つ又は複数のアナログ信号を提供し、さらにそのアナログ信号を調整(例えば増幅、フィルタリング、及びアップコンバート)して、MIMOチャネルを通じて送信するのに適した変調信号を提供する。そして、送信機222a〜222tからのN個の変調信号が、それぞれN個のアンテナ224a〜224tから送信される。
受信機システム250では、送信された変調信号が、N個のアンテナ252a〜252rによって受信され、各アンテナ252からの受信信号が、それぞれの受信機(RCVR)254a〜254rに提供される。各受信機254は、それぞれの受信信号を調整(例えばフィルタリング、増幅、及びダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化してサンプルを提供し、さらにそのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボル・ストリームを提供する。
次いで、RXデータ・プロセッサ260が、特定の受信機処理技術に基づいて、N個の受信機254からのN個の受信シンボル・ストリームを受信し、処理して、N個の「検出」シンボル・ストリームを提供する。RXデータ・プロセッサ260は、次いで、各検出シンボル・ストリームを復調、インターリーブ解除、及び復号して、データ・ストリームに関するトラフィック・データを復元する。RXデータ・プロセッサ260による処理は、送信機システム210でTX MIMOプロセッサ220及びTXデータ・プロセッサ214によって行われる処理と相補的である。
プロセッサ270が、どのプリコーディング行列を使用するかを周期的に決定する(下記で解説する)。プロセッサ270は、行列インデックス部分及びランク値部分からなる逆方向リンク・メッセージを作成する。
逆方向リンク・メッセージは、通信リンク及び/又は受信データ・ストリームに関する各種情報を含むことができる。逆方向リンク・メッセージは次いでTXデータ・プロセッサ238によって処理され、TXデータ・プロセッサ238は、データ源236からいくつかのデータ・ストリームに関するトラフィック・データも受信し、トラフィック・データは変調器280によって変調され、送信機254a〜254rによって調整され、送信機システム210に返送される。
送信機システム210では、受信機システム250からの変調信号が、アンテナ224によって受信され、受信機222によって調整され、復調器240によって復調され、RXデータ・プロセッサ242によって処理されて、受信機システム250によって送信された逆方向リンク・メッセージを抽出する。次いで、プロセッサ230が、ビームフォーミング重みを決定するためにどのプリコーディング行列を使用するかを決定し、次いで抽出されたメッセージを処理する。
図3に移ると、この図は、本発明の一実施形態による通信デバイスの代替の簡略機能ブロック図を示している。図3に示されるように、ワイヤレス通信システム内の通信デバイス300は、図1のUE(若しくはAT)116及び122、又は図1の基地局(若しくはAN)100を実現するために利用されることができ、ワイヤレス通信システムは好ましくはLTEシステムである。通信デバイス300は、入力装置302、出力装置304、制御回路306、中央演算処理装置(CPU)308、メモリ310、プログラム・コード312、及びトランシーバ314を含むことができる。制御回路306は、メモリ310内のプログラム・コード312をCPU308を通じて実行し、それにより通信デバイス300の動作を制御する。通信デバイス300は、キーボードやキーパッドなどの入力装置302を通じてユーザが入力した信号を受け取ることができ、モニタやスピーカなどの出力装置304を通じて画像及び音を出力することができる。トランシーバ314はワイヤレス信号を受信及び送信するために使用され、受信信号を制御回路306に供給し、制御回路306によって生成された信号をワイヤレスで出力する。ワイヤレス通信システム内の通信デバイス300は、図1のAN100を実現するために同様に利用されることができる。
図4は、本発明の一実施形態による、図3に示されたプログラム・コード312の簡略ブロック図である。この実施形態では、プログラム・コード312アプリケーションレイヤ400、レイヤ3部分402、及びレイヤ2部分404を含み、レイヤ1部分406に結合されている。レイヤ3部分402は一般に無線リソース制御を行う。レイヤ2部分404は一般にリンク制御を行う。レイヤ1部分406は一般に物理接続を行う。
パケット・データ待ち時間は、性能評価のための重要な指標の1つである。パケット・データ待ち時間を減らすと、システム性能が改善する。3GPP RP−150465の検討項目「Study on latency reduction techniques for LTE」は、概して、待ち時間短縮のいくつかの技術を調査し、標準化することを目的としている。
3GPP RP−150465によると、この検討項目の目的は、概して、アクティブなUEについてのLTE Uuエア・インターフェースを通じたパケット・データ待ち時間を大幅に減らし、また、より長い時間にわたって非アクティブ(接続状態)になっているUEについてパケット・データ転送の往復待ち時間を大幅に減らすために、E−UTRAN無線システムの強化を検討することである。検討領域には、エア・インターフェースの容量、バッテリ寿命、制御チャネル・リソースを含むリソース効率、仕様の影響、及び技術的実現性が含まれる。FDD(周波数分割複信)及びTDD(時分割複信)両方の複信モードが検討対象となる。
3GPP RP−150465によれば、次の2つの領域が検討され、文書化されるべきである。
1.高速アップリンク・アクセスの解決法−アクティブなUE、及び長時間非アクティブとなっているがRRC接続状態(RRC Connected)に保たれているUEに対して、主眼は、(i)スケジュールされたUL送信のユーザ・プレーンの待ち時間を短縮すること、及び(ii)現在のTTI(送信時間間隔)長及び処理時間を維持する場合と維持しない場合の両方で、現在の標準によって可能にされている事前スケジューリングの解決法と比べて、プロトコル及びシグナリングを強化した、リソース効率性がより高い解決法を得ることであるべきである。
2.TTIの短縮及び処理時間の低減−参照信号及び物理レイヤの制御シグナリングへの影響を考慮しつつ、仕様の影響を評価し、0.5msから1OFDM(直交周波数分割多重化)シンボルまでの間のTTI長の実現可能性と性能を検討する。
図5は、3GPP RP−150310の図1を再現した図である。図5は、概ね、上記の領域に対応する改良を説明している。
3GPP RP−150310では、高速なアップリンク・アクセスの解決法の候補が提案された。
− 事前グラント→アップリンク・アクセスが高速になるが、スループットが制限される。
リソースは、(変更を加えた)SPSを用いて割り当てられることができる。
− バッファにデータがないときにパディングを送る必要性をなくす。→非アクティブ時にバッテリ・リソースを節約する。
ワット当たりのスループット統計が良好。
− アクティブ段階に入るときに動的スケジューリングに切り替える。→送信バッファに多量のデータがあるときにスループットを最適化する。
検討の詳細な結果は、下記で引用されるように3GPP TR 36.881 v0.6.0で得ることができ、ここでは、送信するデータ又は通常のMAC(媒体アクセス制御)CE(制御要素)がない場合には、設定されたグラントをスキップすることが有益であろうことが確かめられた。
・8.1 半永続的スケジューリング
現行の半永続的スケジューリング(SPS)では、eNodeBは、専用のRRCシグナリングを通じてSPS周期を設定することができる。現行の最小SPS周期は10msである。初回のUL送信の待ち時間を低減する可能性があるため、1TTIのSPS周期をサポートすることが有益である。これは、連続したサブフレームにおけるUL送信を可能にするであろう。
・8.2 ULグラントの受信
現行の仕様では、UEは、UEのバッファに送信可能なデータがなく、他の通常のMAC CEを送信する必要がない場合でも、割り当てられたULの動的グラント又は設定されたグラントに応答して、BSRをパディングするとともに、任意選択でビットをパディングするためのMAC CEを含んでいるMAC PDUを送信する。送信可能なデータがない場合には、UEが(大半の)動的アップリンク・グラント及び設定されたアップリンク・グラント(configured uplink grant)をスキップできるようにすることが有益である。ULグラントは頻繁にあるため、ULグラントをスキップできるようにすると、ULの干渉を低減し、UEのバッテリ効率を改善することができる。UEは、存在する場合には1つ又は複数の通常のMAC CEを送信し続ける。eNBは、RRC専用シグナリングにより、ULグラントのスキップを可能にすることができる。
・8.2.1 設定されたSPSのアクティブ化及び非アクティブ化
SPSリソースは、UEに固有であり、長い期間にわたって確保される(設定され、アクティブである)ことがある。そのため、場合によっては、eNBが、アクティブ化又は非アクティブ化された(複数の)SPSリソースに関するUE状態とタイミングよく一致し、また、UE送信を、許可されたSPSリソース割り当てのインスタンスで行えると、有用であると考えられる。
PDCCHグラント指示のアクティブ化に応答した受信通知は、例えば、UEが送信した新しいMAC PDUからなることができ、これは、UEバッファが空であるときに、最初のSPSで許可されたリソースに関するゼロのMAC SDU(zero MAC SDU)を含むことにより、アクティブ化が成功したことを知らせる。
アクティブ化を知らせるPDCCHグラントが受信されず、UEが送信すべきULデータを有する場合、eNBによって他の動作が行われなければ、UEがSR手順を開始するであろうことが想定される。
非アクティブ化の場合、eNBは、SPSリソースの解放をPDCCHで知らせることができる。また、これらの場合には、eNBは、場合によっては、アクティブ化又は非アクティブ化された(複数の)SPSリソースに関するUE状態とタイミングよく一致することから利益を得られるであろう。
アクティブ化と同様に、スキップされた送信の事例と同じように1回の送信を非アクティブ化の受信通知としても使用することができる。これは、UL送信の欠如が、暗黙的な非アクティブ化/解放の受信通知機構としては使用できないためである。したがって、他の手段を規定することが有益である可能性がある。
受信通知に基づく利点(pro)
1 SPSの割り当てをアクティブ化又は非アクティブ化するPDCCHグラントについての受信通知によって、eNBは、UEがPDCCHを逃した場合と区別することができる。
2 アクティブ化/非アクティブ化機構の堅固度が高まることによって、eNBがSPSグラントを不必要に繰り返さずに済む可能性がある。
3 アクティブ化及び非アクティブ化の受信通知機構により、事前に設定されたSPSリソースの控えめでない使用(less conservative use)を可能にする可能性があり、また、より低いアグリゲーション・レベルを使用できるため、PDCCH負荷を低減できる可能性がある。
4 受信が通知されるSPSグラント・リソースのアクティブ化/非アクティブ化は、DRXの不一致を減らすことができる。
受信通知に基づく欠点(con)
1 アクティブ化/非アクティブ化時にUEのバッファが空である事例において、UEバッテリが不必要に消費される。
2 HARQの待ち時間を含む追加的なUL送信によってDRXが影響を受ける(非アクティブ・タイマ/短周期タイマの扱い)。
3 例えばPDCCHのアクティブ化/非アクティブ化が原因でSPSの割り当てが変更される事例や、UEバッファが空である事例におけるアップリンク干渉の増大。
4 非アクティブ化/解放の受信通知のために新たなUE挙動が必要となる。
5 ACKが正しく受信される場合と比べて、ACKの損失のために、DRXの不一致の確率が増大する可能性がある。
6 PDCCH受信が成功した後のACKが欠落する結果として、ある継続時間にわたってSPSリソースが不使用になる可能性がある。
受信通知がない場合の利点(pro)
1 稀ではあるがPDCCHが損失し(例えば1%)、バッファが空でない場合に、UEがSR手順(或いはRACH手順)を開始することができるという既存の挙動を利用する。その場合に、eNBは、SPSを再初期化するか、又は、UEがPDCCHの損失を補償するための動的グラントを割り当てることができる。
2 例えばPDCCHのアクティブ化/非アクティブ化が原因でSPS割り当てが変更され、UEバッファが空である事例において、干渉を引き起こし得る追加的なUL送信がない。
3 UEがより早期にDRXに進むことができる。
4 UEの挙動が単純化され、非アクティブ化時に新しい挙動が必要とされない。
受信通知がない場合の欠点(con)
1 増大したPDCCHアグリゲーション・レベルを使用する必要がある可能性があり、それがPDCCHリソースの使用を増大させる。
2 PDCCHを逃したUEによってSR手順が開始されるまで、SPSリソースが不使用になる可能性がある。
3 PDCCHにおけるSPSの非アクティブ化が、堅固にSPSリソースを解放させるために反復を必要とする可能性がある。
4 解放の指示の後にSPSリソースが解放されず、解放シグナリングの時間インスタンス後の最初の周期的なグラント割り当ての機会にしか検出されない。
現行の3GPP E−UTRA MAC仕様(3GPP TS 36.321 v12.5.0)では、半永続的スケジューリングは下記のように動作する。
・5.10 半永続的スケジューリング
半永続的スケジューリングがRRCによって有効にされると、下記の情報が提供される[8]。
− 半永続的スケジューリングのC−RNTI。
− 半永続的スケジューリングがアップリンクに対して有効にされた場合の、アップリンクの半永続的スケジューリング間隔であるsemiPersistSchedIntervalUL、及び、暗黙的な解放までの空の送信の回数であるimplicitReleaseAfter。
− twoIntervalsConfigがアップリンクに対して有効にされるか、又は無効にされるか。これはTTDの場合のみ。
− 半永続的スケジューリングがダウンロードリンクに対して有効にされた場合の、ダウンリンクの半永続的スケジューリング間隔であるsemiPersistSchedIntervalDL、及び、半永続的スケジューリングのための設定されたHARQプロセスの回数であるnumberOfConfSPS−Processes。
アップリンク又はダウンリンクについての半永続的スケジューリングがRRCによって無効にされるときは、対応する設定されたグラント又は設定された割り振りは破棄されるものとする。
半永続的スケジューリングはSpCellのみでサポートされる。
半永続的スケジューリングは、RNサブフレーム構成と組み合わせたE−UTRANを用いたRN通信ではサポートされない。
注:eIMTAがSpCellに対して設定されているときに、設定されたアップリンク・グラント又は設定されたダウンリンク割り振りが、eIMTA L1シグナリングを通じて再構成可能なサブフレームで行われる場合には、UE挙動は未指定のままとなる。
・5.10.1 ダウンリンク
半永続的ダウンリンクの割り振りが設定された後、MACエンティティは、N番目の割り振りが、
− (10*SFN+subframe)=[(10*SFNstart time+subframestart time)+N*semiPersistSchedIntervalDL] modulo 10240
であるサブフレームで行われると順次みなすものとする。
ここで、SFNstart time及びsubframestart timeは、それぞれ、設定されたダウンリンク割り振りが(再)初期化されたときのSFN及びサブフレームである。
・5.10.2 アップリンク
半永続的スケジューリングのアップリンク・グラントが設定された後、MACエンティティは、
− twoIntervalsConfigが上位レイヤによって有効にされている場合は、
− 表7.4−1に従ってSubframe_Offsetを設定する。
− そうでない場合は、
− Subframe_Offsetを0に設定する。
− N番目のグラントは、
− (10*SFN+subframe)=[(10*SFNstart time+subframestart time)+N*semiPersistSchedIntervalUL+Subframe_Offset*(N modulo 2)] modulo 10240
であるサブフレームで発生すると順次みなすものとする。
ここで、SFNstart time及びsubframestart timeは、それぞれ、設定されたアップリンク・グラントが(再)初期化されたときのSFN及びサブフレームである。
MACエンティティは、それぞれゼロのMAC SDU(zero MAC SDU)を含んでいるimplicitReleaseAfter[8]個の連続した新しいMAC PDUが、半永続的スケジューリング・リソースに対して多重化及びアセンブリ・エンティティによって提供された後で、ただちに、設定されたアップリンク・グラントをクリアするものとする。
注:半永続的スケジューリングに関する再送信は、設定されたアップリンク・グラントをクリアした後も継続することができる。
[…]
・5.4.1 ULグラントの受信
UL−SCHで送信するには、MACエンティティは、有効なアップリンク・グラントを有していなければならない(非適合型のHARQ再送信を除く)が、これは、MACエンティティがPDCCH又はランダム・アクセス応答で動的に受信するか、又は半永続的に設定される可能性がある。要求される送信を行うために、MACレイヤは、下位レイヤからHARQ情報を受け取る。物理レイヤがアップリンクの空間多重化のために設定される場合、MACレイヤは、下位レイヤから同じTTIについて最高で2つのグラント(HARQプロセスごとに1つ)を受け取ることができる。
MACエンティティがC−RNTI、半永続的スケジューリングのC−RNTI、又は一時的なC−RNTIを有する場合、MACエンティティは、各TTIと、実行中のtimeAlignmentタイマを有するTAGに属する各サービング・セルと、そのTTIに関して受信される各グラントとについて、
− そのTTI及びそのサービング・セルに関するアップリンク・グラントが、MACエンティティのC−RNTI又は一時的なC−RNTIに対するPDCCHで受信された場合、又は、
− そのTTIに関するアップリンク・グラントがランダム・アクセス応答で受信された場合、
− アップリンク・グラントがMACエンティティのC−RNTIについてのものであり、同じHARQプロセスのためにHARQエンティティに供給された前回のアップリンク・グラントが、MACエンティティの半永続的スケジューリングのC−RNTIに対して受信されたアップリンク・グラントか、又は、設定されたアップリンク・グラントのどちらかであった場合には、
− NDIの値に関係なく、対応するHARQプロセスに関してNDIが切り替えられたものとみなす。
− そのTTIに関して、アップリンク・グラント及びそれに関連するHARQ情報をHARQエンティティに供給する。
− そうでなく、そのサービング・セルがSpCellであり、そのTTIに関するアップリンク・グラントが、MACエンティティの半永続的スケジューリングのC−RNTIに対するSpCellのPDCCHでSpCellに対して受信された場合、
− 受信されたHARQ情報の中のNDIが1であれば、
− 対応するHARQプロセスについてのNDIが切り替えられていないとみなし、
− そのTTIに関して、アップリンク・グラント及びそれに関連するHARQ情報をHARQエンティティに供給する。
− そうでなく、受信されたHARQ情報の中のNDIが0である場合、
− PDCCHの内容がSPSの解放を示す場合には、
− 設定されたアップリンク・グラント(存在する場合)をクリアする。
− そうでない場合、
− アップリンク・グラント及びそれに関連するHARQ情報を、設定されたアップリンク・グラントとして記憶し、
− 下位節5.10.2の規則に従って、設定されたアップリンク・グラントを初期化(アクティブでない場合)、又は再初期化(すでにアクティブである場合)して、そのTTIで開始し、再開させ、
− 対応するHARQプロセスについてのNDIビットが切り替えられたとみなし、
− そのTTIに関して、設定されたアップリンク・グラント及びそれに関連するHARQ情報をHARQエンティティに供給する。
− そうでなく、そのサービング・セルがSpCellであり、そのTTIに関するアップリンク・グラントがSpCellに対して設定されている場合、
− 対応するHARQプロセスについてのNDIビットが切り替えられたとみなし、
− そのTTIに関して、設定されたアップリンク・グラント及びそれに関連するHARQ情報をHARQエンティティに供給する。
注:設定されたアップリンク・グラントの周期は、TTIの中に明示される。
注:MACエンティティが、ランダム・アクセス応答内のグラントと、同じULサブフレームでSpCellにおける送信を必要とする、自身のC−RNTI又は半永続的スケジューリングのC−RNTIについてのグラントとの両方を受信した場合、MACエンティティは、自身のRA−RNTIに対するグラントか、又は自身のC−RNTI若しくは半永続的スケジューリングのC−RNTIに対するグラントのどちらかを用いて継続することを選択することができる。
注:測定の空白中に、設定されたアップリンク・グラントが示され、測定の空白中のUL−SCH送信を示す場合、MACエンティティはそのグラントを処理するが、UL−SCHでの送信は行わない。
UL HARQ動作の詳細は、下記のように3GPP TS 36.321 v12.5.0で得ることができる。
・5.4.2 HARQ動作
・5.4.2.1 HARQエンティティ
MACエンティティには、設定されたアップリンクを有するサービング・セルごとに1つのHARQエンティティがあり、HARQエンティティは、いくつかの並行したHARQプロセスを維持して、以前の送信の受信の成功又は不成功についてのHARQフィードバックを待つ間に継続して送信を行えるようにする。
HARQエンティティ当たりの並行したHARQプロセスの数は、[2]の節8に規定される。
物理レイヤがアップリンクの空間多重化[2]のために設定される場合は、所与のTTIに関連付けられた2つのHARQプロセスがある。それ以外の場合は、所与のTTIに関連付けられた1つのHARQプロセスがある。
所与のTTIにおいて、そのTTIについてのアップリンク・グラントが示された場合、HARQエンティティは、送信を行うべき(複数の)HARQプロセスを特定する。HARQエンティティはまた、物理レイヤによって中継される、受信されたHARQフィードバック(ACK/NACK情報)、MCS、及びリソースを、該当する(複数の)HARQプロセスに送る。
TTIバンドリングが設定されているときは、パラメータTTI_BUNDLE_SIZEが、TTIバンドルのTTI数を提供する。TTIバンドリング動作は、HARQエンティティを利用して、同じバンドルの一部である各送信に対して同じHARQプロセスを呼び出す。バンドルの中で、HARQの再送信は非適合型であり、以前の送信からのフィードバックを待つことなく、TTI_BUNDLE_SIZEに従って始動される。バンドルのHARQフィードバックは、そのバンドルの最後のTTI(すなわちTTI_BUNDLE_SIZEに対応するTTI)においてのみ、そのTTI中に送信が行われるか否かに関係なく(例えば、測定の空白が発生する場合に)受信される。TTIバンドルの再送信もTTIバンドルである。設定されたアップリンクを有する1つ又は複数のSCellをMACエンティティが設定されるときは、TTIバンドリングはサポートされない。
TTIバンドリングは、RNサブフレーム構成と組み合わせたE−UTRANを用いたRN通信ではサポートされない。
ランダム・アクセス中のMsg3の送信(下位節5.1.5参照)には、TTIバンドリングは適用されない。
TTIごとに、HARQエンティティは、
− そのTTIに関連付けられた(複数の)HARQプロセスを特定し、特定されたHARQプロセスごとに、
− そのプロセス及びそのTTIに関してアップリンク・グラントが指示されている場合、
− 受信されたグラントが、PDCCH上の一時的なC−RNTIを宛先とするものでなく、且つ、関連するHARQ情報の中で提供されたNDIが、そのHARQプロセスの前回の送信における値と比較して切り替えられている場合、又は、
− アップリンク・グラントがC−RNTIに対するPDCCHで受信されたものであり、特定されたプロセスのHARQバッファが空であるか、又は、
− アップリンク・グラントがランダム・アクセス応答で受信されたものである場合、
− Msg3バッファにMAC PDUがあり、アップリンク・グラントがランダム・アクセス応答で受信されていれば、
− 送信するMAC PDUをMsg3バッファから取得する。
− そうでない場合、
− 送信するMAC PDUを「多重化及びアセンブリ」エンティティから取得し、
− MAC PDU及びアップリンク・グラント及びHARQ情報を、特定されたHARQプロセスに供給し、
− 特定されたHARQプロセスに、新しい送信を始動するように命令する。
− そうでない場合、
− アップリンク・グラント及びHARQ情報(冗長バージョン)を特定されたHARQプロセスに供給し、
− 特定されたHARQプロセスに、適合型再送信を生成するように命令し、
− そうでなく、そのHARQプロセスのHARQバッファが空でない場合は、
− 特定されたHARQプロセスに、非適合型再送信を生成するように命令するものとする。
前回の送信時の値と比べてNDIが切り替えられたかどうかを判定する際、MACエンティティは、自身の一時的なC−RNTIに対するPDCCH上のすべてのアップリンク・グラントで受信されたNDIを無視するものとする。
・5.4.2.2 HARQプロセス
各HARQプロセスは、HARQバッファに関連付けられる。
各HARQプロセスは、現在バッファにあるMAC PDUに対して行われた送信の回数を示す状態変数CURRENT_TX_NB、及び、現在バッファにあるMAC PDUに関するHARQフィードバックを示す状態変数HARQ_FEEDBACKを維持するものとする。HARQプロセスが確立されるとき、CURRENT_TX_NBは0に初期化されるものとする。
冗長バージョンのシーケンスは、0、2、3、1である。変数CURRENT_IRVは、冗長バージョンのシーケンスへのインデックスである。この変数は、4を法として更新される。
新しい送信は、そのリソースで、PDCCH又はランダム・アクセス応答で指示されるMCSを用いて行われる。適合型再送信はそのリソースで行われ、また、提供される場合にはPDCCHで指示されたMCSを用いて行われる。非適合型再送信は同じリソースで、最後に行われた送信の試行に使用されたものと同じMCSを用いて行われる。
MACエンティティは、RRCによるHARQ送信の最大回数であるmaxHARQ−Tx、及び、Msg3 HARQ送信の最大回数であるmaxHARQ−Msg3Txを設定される。Msg3バッファに記憶されたMAC PDUの送信を除く、すべてのHARQプロセス及びすべての論理チャネルにおける送信については、送信の最大回数はmaxHARQ−Txに設定されるものとする。Msg3バッファに記憶されたMAC PDUの送信については、送信の最大回数はmaxHARQ−Msg3Txに設定されるものとする。
そのTBに対してHARQフィードバックが受信されると、HARQプロセスは、
− HARQ_FEEDBACKを受信された値に設定するものとする。
HARQエンティティが新しい送信を要求する場合、HARQプロセスは、
− CURRENT_TX_NBを0に設定し、
− CURRENT_IRVを0に設定し、
− MAC PDUを、関連するHARQバッファに記憶し、
− HARQエンティティから受信されたアップリンク・グラントを記憶し、
− HARQ_FEEDBACKをNACKに設定し、
− 下記で説明するように送信を生成するものとする。
HARQエンティティが再送信を要求する場合、HARQプロセスは、
− CURRENT_TX_NBを1だけ増分し、
− HARQエンティティが適合型再送信を要求する場合は、
− HARQエンティティから受信されたアップリンク・グラントを記憶し、
− CURRENT_IRVを、HARQ情報の中で提供された冗長バージョン値に対応するインデックスに設定し、
− HARQ_FEEDBACKをNACKに設定し、
− 下記で説明するように送信を生成するものとする。
− そうではなく、HARQエンティティが非適合型再送信を要求する場合は、
− HARQ_FEEDBACK=NACKであれば、
− 下記で説明するように送信を生成するものとする。
注:HARQ ACKだけを受信した場合、MACエンティティは、HARQバッファ内のデータを保持する。
注:測定の空白が発生したためにUL−SCH送信を行うことができないときは、HARQフィードバックを受信することができず、その後に非適合型再送信が行われる。
送信を生成するために、HARQプロセスは、
− MAC PDUがMsg3バッファから取得された場合、又は、
− 送信用のサイドリンク発見ギャップが上位レイヤによって設定されておらず、送信時に測定の空白がなく、また再送信の場合に、再送信が、そのTTI中にMsg3バッファから取得されたMAC PDUに関する送信と衝突しない場合、又は、
− 送信用のサイドリンク発見ギャップが上位レイヤによって設定されており、送信時に測定の空白がなく、また再送信の場合に、再送信が、Msg3バッファから取得されたMAC PDUに関する送信と衝突せず、そのTTI中に送信用のサイドリンク発見ギャップがない場合、又は、
− 送信用のサイドリンク発見ギャップが上位レイヤによって設定されており、送信時に測定の空白がなく、また再送信の場合に、再送信が、Msg3バッファから取得されたMAC PDUに関する送信と衝突せず、送信用のサイドリンク発見ギャップが存在し、そのTTI中にSL−DCHで送信するための設定されたグラントがない場合は、
− 記憶されたアップリンク・グラントに従ってCURRENT_IRV値に対応する冗長バージョンで送信を生成するように物理レイヤに命令し、
− CURRENT_IRVを1だけ増分し、
− その送信に対するHARQフィードバックの受信時に測定の空白又は受信用のサイドリンク発見ギャップがあり、MAC PDUがMsg3バッファから取得されなかった場合は、
− その送信に対するHARQフィードバックの受信時に、HARQ_FEEDBACKをACKに設定するものとする。
上記の動作を行った後に、HARQプロセスは次いで、
− CURRENT_TX_NB=送信の最大回数−1であれば、
− HARQバッファをフラッシュするものとする。
現行の3GPP E−UTRA RRC仕様(3GPP TS 36.331 v12.5.0)では、半永続的スケジューリングは下記のように設定される。
・SPS−Config
IE SPS−Configを使用して、半永続的スケジューリング設定を指定する。
・SPS−Config情報要素
Figure 0006435007
Figure 0006435007
Figure 0006435007
Figure 0006435007
Figure 0006435007
一部のUEは、PUSCH(物理アップリンク共有チャネル)とPUCCH(物理アップリンク制御チャネル)を同時に送信することが可能であり、一部のUEはPUSCHとPUCCHを同時に送信することができない。そのような能力はeNB(進化型Node B)に報告され、よって、eNBは、この機能性を設定するかしないかを決定することができる。UEがこの機能をサポートする場合でも、両チャネルを同時に送信することはより多くの電力を消費するため、UEのチャネル条件が良好でない場合は、eNBは、この機能を設定しないことを決定する場合もある。そのような場合、UEの最大送信電力は、それぞれのチャネルに対する適正な電力レベルを保証しない可能性がある。UEは、PUSCHとPUCCHが同時に設定されるか否かに応じて、どのチャネルがUCI(アップリンク制御情報)を送信するかを決定することができる。
3GPP 36.213 v12.5.0の項10.1は下記のように提示する。
・10.1 物理アップリンク制御チャネルの割り振りを決定するためのUE手順
UEが、単一のサービング・セルに対して設定されており、PUSCHとPUCCHの同時送信を行うようには設定されていない場合、サブフレームnにおいて、アップリンク制御情報(UCI)は、
− UEがPUSCHを送信中でない場合は、PUCCHで、フォーマット1/1a/1b/3又は2/2a/2bを使用して送信されるものとし、
− UEがサブフレームnでPUSCHを送信中の場合は、PUSCHで送信されるものとする。ただし、そのPUSCH送信が、ランダム・アクセス応答グラント、又は競合に基づくランダム・アクセス手順の一部としての同じトランスポート・ブロックの再送信に対応する場合を除く。その場合、UCIは送信されない。
UEが単一のサービング・セル及びPUSCHとPUCCHの同時送信に対して設定されている場合、サブフレームnにおいて、UCIは、
− UCIがHARQ−ACK及び/又はSRのみからなる場合は、PUCCHで、フォーマット1/1a/1b/3を使用して送信されるものとし、
− UCIが周期的CSIのみからなる場合は、PUCCHでフォーマット2を使用して送信されるものとし、
− UCIが周期的CSI及びHARQ−ACKからなり、且つUEがPUSCHを送信中でない場合は、PUCCHでフォーマット2/2a/2b/3を使用して送信されるものとし、
− UCIがHARQ−ACK/HARQ−ACK+SR/肯定のSR及び周期的/非周期的CSIからなり、且つUEがサブフレームnでPUSCHを送信中の場合は、PUCCH及びPUSCHで送信されるものとする。その場合、HARQ−ACK/HARQ−ACK+SR/肯定のSRは、フォーマット1/1a/1b/3を使用してPUCCHで送信され、周期的/非周期的CSIはPUSCHで送信される。ただし、そのPUSCH送信が、ランダム・アクセス応答グラント、又は競合に基づくランダム・アクセス手順の一部としての同じトランスポート・ブロックの再送信に対応する場合を除く。その場合、周期的/非周期的CSIは送信されない。
セル周縁にあるなど、チャネル条件が良好でないUEには、HARQ−ACK(ハイブリッド自動再送要求受信通知:Hybrid Automatic Repeat Request Acknowledgement)の反復を設定して、ACK/NACK(受信通知/否定受信通知Acknowledgement/Negative Acknowledgement)の送信を複数回繰り返すことにより、HARQ−ACKフィードバックの信頼性を改善することが可能である。そのような状況下では、HARQ−ACKは、他のチャネル、例えばPUSCHに多重化されることなくPUCCHで送信されることになり、それにより、反復の一部が同じリソースで行われ、共同の復調/チャネル推定が可能になるため、サブフレームをまたいだ反復の組み合わせ利得を享受する。
3GPP 36.213 v12.5.0の項10.2は下記のように提示する。
・10.2 アップリンクのHARQ−ACKタイミング
TDD若しくはFDD−TDDでプライマリ・セル・フレーム構造タイプ2の場合、又はFDD−TDDでプライマリ・セル・フレーム構造タイプ1の場合に、UEが、サービング・セルについてEIMTA−MainConfigServCell−r12を設定されている場合、下位節10.2におけるサービング・セルの「UL/DL構成」は、特に指定されない限り、そのサービング・セルについてのパラメータeimta−HARQ−ReferenceConfig−r12によって与えられるUL/DL構成を指す。
FDD若しくはFDD−TDDでプライマリ・セル・フレーム構造タイプ1の場合、UEは、そのUEを対象とし、それに対してHARQ−ACKが提供されるべきPDSCH送信をサブフレームn−4で検出すると、サブフレームnでHARQ−ACK応答を送信するものとする。HARQ−ACKの反復が有効にされている場合に、そのUEを対象とし、それに対してHARQ−ACKが提供されるべきPDSCH送信をサブフレームn−4で検出したとき、UEが、サブフレームn−NANRep−3,...,n−5におけるPDSCH送信に対応する、サブフレームnにおけるHARQ−ACKの送信を、全く反復中でない場合、UEは、
− HARQ−ACK応答(サブフレームn−4における検出されたPDSCH送信に対応する)だけを、PUCCHで、サブフレームn,n+1,...,n+NANRep−1において送信するものとし、
− サブフレームn,n+1,...,n+NANRep−1では他の信号/チャネルは全く送信しないものとし、そして、
− サブフレームn−3,...,n+NANRep−5における検出されたいずれかのPDSCH送信に対応するHARQ−ACK応答の反復は全く送信しないものとする。
<…>
TDDで、HARQ−ACKの反復が有効にされている場合に、そのUEを対象とし、それに対してHARQ−ACK応答が提供されるべきPDSCH送信をサブフレームn−kで検出すると、ここでk∈Kであり、Kは表10.1.3.1−1に定義され、UEが、サブフレームn−kより前のダウンリンク・サブフレーム又は特殊サブフレームにおけるPDSCH送信に対応する、サブフレームnにおけるHARQ−ACKの送信を全く反復中でない場合、UEは、
− HARQ−ACK応答(サブフレームn−kにおける検出されたPDSCH送信に対応する)だけを、PUCCHで、ULサブフレームn、及び、
Figure 0006435007

と表される次のNANRep−1個のULサブフレームにおいて送信するものとし、
− ULサブフレーム
Figure 0006435007

では他の信号/チャネルは全く送信しないものとし、そして、
− サブフレームn−kにおいて検出されたPDSCHに対応するHARQ−ACK応答の反復は全く送信しないものとする。ここで、k∈Kであり、Kは、ULサブフレームnに対応する、表10.1.3.1−1において定義された集合であり、1≦i≦NANRep−1である。
3GPP TS 36.212 v13.0.0は、物理レイヤがMACレイヤからのトランスポート・ブロックをどのように処理するか、及びアップリンク制御情報をどのように多重化するかを下記のように説明している。
・5.2 アップリンク・トランスポート・チャネル及び制御情報
UEが、マスタ・セル・グループ(MCG)及びセカンダリ・セル・グループ(SCG)[6]を設定される場合、この節で説明される手順がそれぞれMCG及びSCGに適用される。手順がSCGに適用される場合、用語プライマリ・セルは、SCGのプライマリSCell(PSCell)を指す。
UEがPUCCH SCell[6]を設定される場合、この節で説明される手順は、それぞれ、プライマリ・セルに関連付けられたDLセルのグループ、及びPUCCH SCellに関連付けられたDLセルのグループに適用される。手順が、PUCCH SCellに関連付けられたDLセルのグループに適用される場合、用語プライマリ・セルは、PUCCH SCellを指す。
UEがLAA SCellを設定される場合、この節で説明される手順は、LAA SCellがFDD SCellであると想定して適用される。
・5.2.1 ランダム・アクセス・チャネル
ランダム・アクセス・チャネルのシーケンス・インデックスは、上位レイヤから受信され、[2]に従って処理される。
・5.2.2 アップリンク共有チャネル
図5.2.2−1は、1つのULセルにおけるUL−SCHトランスポート・チャネルについての処理構造を示す。データが、ULセルごとに、送信時間間隔(TTI)のたびに、最大で2つのトランスポート・ブロックの形態で符号化ユニットに到着する。下記の符号化ステップは、ULセルの各トランスポート・ブロックに対して特定されることができる。
− CRCをトランスポート・ブロックに追加する。
− コード・ブロックのセグメント化及びコード・ブロックへのCRCの付加。
− データ及び制御情報のチャネル符号化。
− レート・マッチング。
− コード・ブロックの連結。
− データ及び制御情報の多重化。
− チャネル・インターリーバ。
1つのUL−SCHトランスポート・ブロックについての符号化ステップが下記の図に示される。同じ一般的な処理が、[3]に規定される制約を加えて、各ULセルの各UL−SCHトランスポート・ブロックに対して適用される。
[「Transport block processing for UL−SCH」と題する、3GPP TS 36.212 v13.0.0の図5.2.2−1が図6として再現されている]
・5.2.2.1 トランスポート・ブロックへのCRCの付加
誤りの検出は、巡回冗長検査(CRC)を通じて、各UL−SCHトランスポート・ブロックに提供される。
トランスポート・ブロック全体を使用して、CRCのパリティ・ビットを計算する。レイヤ1に供給されるトランスポート・ブロック中のビットをa,a,a,a,...,aA−1によって表し、パリティ・ビットをp,p,p,p,...,pL−1によって表す。Aはトランスポート・ブロックの大きさであり、Lはパリティ・ビットの数である。[5]の項6.1.1に定義されるように、最下位情報ビットaは、トランスポート・ブロックの最上位ビットにマッピングされる。
パリティ・ビットは、Lを24ビットに設定し、生成多項式gCRC24A(D)を使用して、項5.1.1に従って算出され、UL−SCHトランスポート・ブロックに付加される。
・5.2.2.2 コード・ブロックのセグメント化及びコード・ブロックへのCRCの付加
コード・ブロックのセグメント化に入力されるビットは、b,b,b,b,...,bB−1によって表され、ここで、Bはトランスポート・ブロック中のビット数(CRCを含む)である。
コード・ブロックのセグメント化及びコード・ブロックへのCRCの付加は、項5.1.2に従って行われる。
コード・ブロックのセグメント化の後のビットは
Figure 0006435007

によって表され、ここで、rはコード・ブロック番号であり、Kはコード・ブロック番号rに対応するビット数である。
・5.2.2.3 UL−SCHのチャネル符号化
コード・ブロックはチャネル符号化ブロックに供給される。コード・ブロック中のビットは
Figure 0006435007

によって表され、ここで、rはコード・ブロック番号であり、Kはコード・ブロック番号rにおけるビット数である。コード・ブロックの合計数はCによって表され、各コード・ブロックは、項5.1.3.2に従って、個々にターボ符号化される。
符号化の後のビットは
Figure 0006435007

によって表され、i=0、1、及び2であり、Dは、コード・ブロック番号rに対応するi番目の符号化ストリームにおけるビット数であり、すなわち、D=K+4である。
・5.2.2.4 レート・マッチング
ターボ符号化されたブロックは、レート・マッチング・ブロックに供給される。それらのブロックは
Figure 0006435007

によって表され、i=0、1、及び2であり、rはコード・ブロック番号であり、iは符号化ストリーム・インデックスであり、Dはコード・ブロック番号rの各符号化ストリーム中のビット数である。コード・ブロックの合計数はCによって表され、各符号化ブロックは、項5.1.4.1に従って個々にレート・マッチングされる。
レート・マッチングの後、ビットは
Figure 0006435007

によって表され、ここで、rは符号化ブロック番号であり、Eはコード・ブロック番号rに対応するレート・マッチング後のビット数である。
・5.2.2.5 コード・ブロックの連結
コード・ブロック連結ブロックに入力されるビットは、r=0,...,C−1について、
Figure 0006435007

によって表され、ここで、Eは、r番目のコード・ブロックに対応するレート・マッチング後のビット数である。
コード・ブロックの連結は、項5.1.5に従って行われる。
コード・ブロック連結の後のビットは、f,f,f,f,...,fG−1によって表され、ここで、Gは、制御情報がUL−SCH送信と多重化されるとき、制御送信に使用されるビットを除いた、N個の伝送レイヤを通じて当該トランスポート・ブロックを送信するための符号化ビットの合計数である。
・5.2.2.6 制御情報のチャネル符号化
制御データは、チャネル品質情報(CQI及び/又はPMI)、HARQ−ACK及びランク指示、並びにCSI−RSリソース指示(CRI)の形態で、符号化ユニットに到着する。制御情報のための異なる符号化レートは、それを送信するために異なる数の符号化シンボルを割り当てることによって実現される。制御データがPUSCHで送信されるとき、HARQ−ACK、ランク指示、CRI及びチャネル品質情報o,o,o,...,oO−1に対するチャネル符号化は、独立して行われる。
TDDプライマリ・セルが関係する場合、HARQ−ACKビットの数は、[3]の項7.3に説明されるようにして決定される。
UEがHARQ−ACKビット、ランク・インジケータ・ビット、又はCRIビットを送信するとき、UEは、HARQ−ACK、ランク・インジケータ、又はCRIビットのためのレイヤ当たりの符号化変調シンボルの数Q’を下記のように決定するものとする。
1つのみのトランスポート・ブロックがPUSCHで送信されてHARQ−ACKビット、ランク・インジケータ・ビット、又はCRIビットを伝搬する場合は、
Figure 0006435007

であり、ここで、
− OはHARQ−ACKビット、ランク・インジケータ・ビット、又はCRIビットの数であり、

Figure 0006435007

は、当該トランスポート・ブロックについての現在のサブフレームでPUSCHを送信するためのスケジュールされた帯域幅であり、[2]でサブキャリアの数として表され、

Figure 0006435007

は、同じトランスポート・ブロックについての初回のPUSCH送信のためのサブフレーム当たりのSC−FDMAシンボルの数であり、それぞれ、
Figure 0006435007

によって与えられ、ここで、
− 1つのULセルを設定されたUEが、初回の送信として同じサブフレームでPUSCH及びSRSを送信するように構成される場合、又は、
− UEが、初回の送信として、同じサービング・セル内で同じサブフレームにおいてPUSCH及びSRSを送信する場合、又は、
− 初回の送信のためのPUSCHリソースの割り当てが、[2]の項5.5.3に定義されたセル固有のSRSサブフレーム及び帯域幅構成と部分的にではあっても重複する場合、又は、
− 同じサービング・セル内での初回の送信のためのサブフレームが、[3]の項8.2に定義されるようにUE固有のタイプ1SRSサブフレームである場合、又は、
− 同じサービング・セル内での初回の送信のためのサブフレームが、[3]の項8.2に定義されるようにUE固有のタイプ0SRSサブフレームであり、UEが複数のTAGを設定される場合、
− NSRSは1に等しく、
− それ以外の場合、NSRSは0に等しい。

Figure 0006435007

C、及びKは、同じトランスポート・ブロックについての初期PDCCH又はEPDCCHから取得される。同じトランスポート・ブロックについてDCIフォーマット0を有する初期PDCCH又はEPDCCHがない場合、
Figure 0006435007

、C、及びKは、
− 同じトランスポート・ブロックについての初期PUSCHが半永続的にスケジュールされているときは、一番最近の半永続的スケジューリング割り振りのPDCCH又はEPDCCHから、又は
− PUSCHがランダム・アクセス応答グラントによって開始されるときは、同じトランスポート・ブロックについてのランダム・アクセス応答グラントから、決定されるものとする。
2つのトランスポート・ブロックがPUSCHで送信されてHARQ−ACKビット、ランク・インジケータ・ビット、又はCRIビットを伝搬する場合、
Figure 0006435007

であり、ただし、
Figure 0006435007

であり、ここで、
− Oは、HARQ−ACKビット、ランク・インジケータ・ビット、又はCRIビットの数であり、
− O≦2の場合はQ’min=Oであり、3≦O≦11の場合は
Figure 0006435007

であり、ただし
Figure 0006435007

であり、ここで、
Figure 0006435007

は、トランスポート・ブロック「x」の変調次数であり、O>11である場合に、
Figure 0006435007

であり、ただし
Figure 0006435007

及び
Figure 0006435007

である。

Figure 0006435007

は、それぞれ、1番目及び2番目のトランスポート・ブロックについての最初のサブフレームにおけるPUSCH送信のためのスケジュールされた帯域幅であり、[2]ではサブキャリア数として表され、

Figure 0006435007

は、1番目及び2番目のトランスポート・ブロックについての初回のPUSCH送信のためのサブフレーム当たりのSC−FDMAシンボルの数であり、
Figure 0006435007

によって与えられ、ここで、
− 1つのULセルを設定されたUEが、初回の送信として同じサブフレームでPUSCH及びSRSを送信するように構成される場合、又は、
− UEが、トランスポート・ブロック「x」の初回の送信として、同じサービング・セル内で同じサブフレームにおいてPUSCH及びSRSを送信する場合、又は、
− トランスポート・ブロック「x」の初回の送信のためのPUSCHリソースの割り当てが、[2]の項5.5.3に定義されたセル固有のSRSサブフレーム及び帯域幅構成と部分的にではあっても重複する場合、又は、
− 同じサービング・セル内でのトランスポート・ブロック「x」の初回の送信のためのサブフレームが、[3]の項8.2に定義されるようにUE固有のタイプ1SRSサブフレームである場合、又は、
− 同じサービング・セル内でのトランスポート・ブロック「x」の初回の送信のためのサブフレームが、[3]の項8.2に定義されるようにUE固有のタイプ0SRSサブフレームであり、UEが複数のTAGを設定される場合、

Figure 0006435007

は1に等しく、
− それ以外の場合、
Figure 0006435007

は0に等しい。

Figure 0006435007

、C(x)、x={1,2}、及び
Figure 0006435007

は、対応するトランスポート・ブロックについての初期PDCCH又はEPDCCHから取得される。
HARQ−ACKについては、QACK=Q・Q’、及び
Figure 0006435007

であり、ここで、Qは、所与のトランスポート・ブロックの変調次数である。5個以下のDLセルを設定されたUEの場合、
Figure 0006435007

は、対応するPUSCHに関する送信符号語の数に応じて、[3]に従って決定されるものとする。6個以上のDLセルを設定されたUEの場合、
Figure 0006435007

は、対応するPUSCHに関する送信符号語の数と、HARQ−ACKフィードバック・ビットの数とに応じて、[3]に従って決定されるものとする。
ランク指示又はCRIについては、QRI=Q・Q’、QCRI=Q・Q’、及び
Figure 0006435007

であり、ここで、Qは、所与のトランスポート・ブロックの変調次数であり、
Figure 0006435007

は、対応するPUSCHに関する送信符号語の数と、2つのアップリンク電力制御サブフレーム・セットが当該セルに対して上位レイヤによって設定されているときは、対応するPUSCHに関するアップリンク電力制御サブフレーム・セットとに応じて、[3]に従って決定されるものとする。
HARQ−ACKについて
各肯定受信通知(ACK)は2進の「1」として符号化され、各否定受信通知(NACK)は2進の「0」として符号化される。
HARQ−ACKフィードバックが1ビットの情報からなる場合、すなわち、
Figure 0006435007

の場合は、フィードバックはまず表5.2.2.6−1に従って符号化される。
HARQ−ACKフィードバックが2ビットの情報からなる場合、すなわち
Figure 0006435007

であり、
Figure 0006435007

が、符号語0についてのHARQ−ACKビットに対応し、
Figure 0006435007

が、符号語1についてのHARQ−ACKビットに対応する場合、又は、上位レイヤによってUEに設定された2つのDLセルに対応するHARQ−ACKビットのアグリゲーションの結果として、HARQ−ACKフィードバックが2ビットの情報からなる場合、又は、HARQ−ACKフィードバックが、TDDの場合に2つのサブフレームに対応する2ビットの情報からなる場合は、まず表5.2.2.6−2に従って符号化され、ここで、
Figure 0006435007

である。
[「Encoding of 1−bit HARQ−ACK」と題する3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.6−1が図7として再現されている]
[「Encoding of 2−bit HARQ−ACK」と題する3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.6−2が図8として再現されている]
上位レイヤによってUEに設定された1つ又は複数のDLセルに対応するHARQ−ACKビットのアグリゲーションの結果として、HARQ−ACKフィードバックが3≦OACK≦11ビットの情報からなる場合、すなわち、
Figure 0006435007

の場合、符号化ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

を、項5.2.2.6.4に説明されるチャネル符号化ブロックへの入力として使用することによって取得される。そして、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

の循環的な反復によって取得され、合計のビット・シーケンス長がQACKに等しくなるようにする。
上位レイヤによってUEに設定された1つ又は複数のDLセルに対応するHARQ−ACKビットのアグリゲーションの結果として、HARQ−ACKフィードバックが11<OACK≦22ビットの情報からなる場合、すなわち、
Figure 0006435007

の場合、符号化ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

を、項5.2.2.6.5に説明されるチャネル符号化ブロックへの入力として使用することによって取得される。
上位レイヤによってUEに設定された1つ又は複数のDLセルに対応するHARQ−ACKビットのアグリゲーションの結果として、HARQ−ACKフィードバックがOACK>22ビットの情報からなる場合、符号化ビット・シーケンスは、
Figure 0006435007

によって表される。HARQ−ACKビットのCRCの付加、チャネル符号化、及びレート・マッチングは、それぞれ、Lを8ビットに設定して項5.1.1、5.1.3.1、及び5.1.4.2に従って行われる。CRC付加動作への入力ビット・シーケンスは
Figure 0006435007

である。CRC付加動作の出力ビット・シーケンスは、チャネル符号化動作への入力ビット・シーケンスになる。チャネル符号化動作の出力ビット・シーケンスは、レート・マッチング動作への入力ビット・シーケンスになる。
表5.2.2.6−1及び5.2.2.6−2の中の「x」及び「y」は、HARQ−ACK情報を搬送する変調シンボルのユークリッド距離を最大にするように[2]でHARQ−ACKビットをスクランブルするためのプレースホルダである。
HARQ−ACKが1ビット又は2ビットの情報からなるときの、FDD若しくはTDD HARQ−ACKの多重化、又は、FDDを使用する少なくとも1つのセルとTDDを使用する少なくとも1つのセルとを含む2つ以上のDLセルのアグリゲーションの場合、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は、複数の符号化HARQ−ACKブロックを連結することによって取得され、ここで、QACKは、すべての符号化HARQ−ACKブロックに対応する符号化ビットの合計数である。合計ビット・シーケンス長がQACKに等しくなるように、符号化HARQ−ACKブロックの最後の連結は部分的になる場合もある。
上位レイヤによりcodebooksizeDetermination−r13=0として設定されたUEの場合、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は、ダウンリンク割り振りインデックス(DAI)に従って、表5.3.3.1.1−2のように、そして[3]に定義されるように決定される。それ以外の場合、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は下記のように決定される。
2つ以上のDLセルのアグリゲーションの結果としてHARQ ACKが2ビット以上の情報からなる場合のFDDについては、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は、下記の疑似コードに従って、複数のDLセルについてのHARQ−ACKビットを連結した結果になる。
c=0に設定する。 −セルインデックス:より小さいインデックスは、対応するセルのより小さいRRCインデックスに対応する。
j=0に設定する。 −HARQ−ACKビットインデックス。
Figure 0006435007

を、UEに対して上位レイヤによって設定されたセルの数に設定する。
Figure 0006435007

セル内で設定された送信モードがc∈{1,2,5,6,7}である場合(if)−このセルに対する1ビットのHARQ−ACKフィードバック、
Figure 0006435007

j=j+1
そうでない場合は、
UEが上位レイヤによりPUSCHに関する空間バンドリングを設定されていない場合(if)、
Figure 0006435007

j=j+1
Figure 0006435007

j=j+1
そうでない場合は、
Figure 0006435007

j=j+1
ifの終わり(end if)
ifの終わり(end if)
c=c+1
whileの終わり(end while)
FDDを使用するプライマリ・セルとTDDを使用する少なくとも1つのセカンダリ・セルとを含む2つ以上のDLセルのアグリゲーションでは、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は、1つ又は複数のDLセルに対応するHARQ−ACKビットを連結した結果となる。
Figure 0006435007

を、上位レイヤによってUEに対して設定されたセルの数と定義し、
Figure 0006435007

を、c番目のサービング・セルに関して、UEが、ULサブフレームnでHARQ−ACKビットをフィードバックする必要があるサブフレームの数と定義する。TDDを使用するセルについては、サブフレームは、UEが上位レイヤパラメータeimta−HARQ−ReferenceConfigを設定される場合はDL参照UL/DL構成によって決定され、それ以外の場合はUL/DL構成によって決定される。TDDを使用するセルについては、このセルにおけるサブフレームn−4が、DLサブフレームであるか、又は特殊サブフレーム構成1/2/3/4/6/7/8/9及び通常ダウンリンクCPを有する特殊サブフレームであるか、又は特殊サブフレーム構成1/2/3/5/6/7及び拡張ダウンリンクCPを有する特殊サブフレームである場合は、
Figure 0006435007

であり、それ以外の場合は、
Figure 0006435007

である。FDDを使用するセルについては、
Figure 0006435007

である。
ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は、下記の疑似コードに従って実行される。
c=0に設定する。 −セルインデックス:より小さいインデックスは、対応するセルのより小さいRRCインデックスに対応する。
j=0に設定する。 −HARQ−ACKビットインデックス。
Figure 0006435007

Figure 0006435007

セル内で設定された送信モードがc∈{1,2,5,6,7}である場合(if)−このセルに対する1ビットのHARQ−ACKフィードバック、
Figure 0006435007

j=j+1
そうでない場合は、
UEが上位レイヤによりPUSCHに関する空間バンドリングを設定されていない場合(if)、
Figure 0006435007

j=j+1
Figure 0006435007

j=j+1
そうでない場合は、
Figure 0006435007

j=j+1
ifの終わり(end if)
ifの終わり(end if)
ifの終わり(end if)
c=c+1
whileの終わり(end while)
HARQ−ACKが1つ又は複数のDLセルのアグリゲーションに関するものであり、UEがPUCCHフォーマット3、PUCCHフォーマット4、又はPUCCHフォーマット5[3]を設定されているときのTDDプライマリ・セルの場合、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は、上位レイヤによって設定された1つ又は複数のDLセルと[3]に定義される複数のサブフレームとに対応するHARQ−ACKビットを連結した結果となる。
[3]の項7.3に定義されるように、
Figure 0006435007

を、上位レイヤによってUEに対して設定されるセルの数と定義し、
Figure 0006435007

を、UEがHARQ−ACKビットをフィードバックする必要があるサブフレームの数と定義する。
UEがPUCCHフォーマット3、PUCCHフォーマット4、又はPUCCHフォーマット5を設定されている場合、UEが伝搬するHARQ−ACKビットの数は、下記のように算出される。
k=0に設定する。 −HARQ−ACKビットのカウンタ(counter)。
c=0に設定する。 −セルインデックス:より小さいインデックスは、対応するセルのより小さいRRCインデックスに対応する。
Figure 0006435007

l=0に設定する;
Figure 0006435007

セル内で設定された送信モードがc∈{1,2,5,6,7}である場合(if)−−このセルに対する1ビットのHARQ−ACKフィードバック、
k=k+1
そうでない場合は、
k=k+2
ifの終わり(end if)
l=l+1
whileの終わり(end while)
c=c+1
whileの終わり(end while)
PUCCHフォーマット3が設定されているとき、UEの設定されたサービング・セルすべてでTDDが使用されるときにk≦20である場合、若しくは、TDDプライマリ・セルと共に、設定されたサービング・セルの少なくとも1つでFDDが使用されるときにk≦21である場合、又は、PUCCHフォーマット4若しくはPUCCHフォーマット5が設定されており、UEが上位レイヤによってPUSCHに関する空間バンドリングを設定されていないとき、HARQ−ACKビットの多重化は、下記の疑似コードに従って行われる。
c=0に設定する。 −セルインデックス:より小さいインデックスは、対応するセルのより小さいRRCインデックスに対応する。
j=0に設定する。 −HARQ−ACKビットインデックス。
Figure 0006435007

l=0に設定する;
Figure 0006435007

セル内で設定された送信モードがc∈{1,2,5,6,7}である場合(if)−−このセルに対する1ビットのHARQ−ACKフィードバック、
Figure 0006435007

j=j+1
そうでない場合は、
Figure 0006435007

j=j+2
ifの終わり(end if)
l=l+1
whileの終わり(end while)
c=c+1
whileの終わり(end while)
PUCCHフォーマット3が設定されているときに、UEの設定されたサービング・セルすべてでTDDが使用されるときにk>20である場合、若しくは、TDDプライマリ・セルと共に、設定されたサービング・セルの少なくとも1つでFDDが使用されるときにk>21である場合は、空間バンドリングがすべてのセル内ですべてのサブフレームに適用される。又は、PUCCHフォーマット4又はPUCCHフォーマット5が設定されており、UEが上位レイヤによりPUSCHに関する空間バンドリングを設定されているときは、HARQ−ACKビットの多重化は、下記の疑似コードに従って行われる。
c=0に設定する。 −セルインデックス:より小さいインデックスは、対応するセルのより小さいRRCインデックスに対応する。
j=0に設定する。 −HARQ−ACKビットインデックス。
Figure 0006435007

l=0に設定する;
Figure 0006435007

セル内で設定された送信モードがc∈{1,2,5,6,7}である場合(if)−このセルに対する1ビットのHARQ−ACKフィードバック、
Figure 0006435007

j=j+1
そうでない場合は、
Figure 0006435007

j=j+1
ifの終わり(end if)
l=l+1
whileの終わり(end while)
c=c+1
whileの終わり(end while)
ACK≦11又はOACK>22である場合、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は、
Figure 0006435007

を設定することによって取得される。
11<OACK≦22である場合、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は、iが偶数である場合は、
Figure 0006435007

を設定し、iが奇数である場合は、
Figure 0006435007

を設定することによって取得される。
HARQ−ACKが2つのDLセルのアグリゲーションに関するものであり、UEが、チャネル選択を伴うPUCCHフォーマット1bを設定されているときのTDDプライマリ・セルの場合、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は、[3]の項7.3に説明されるようにして取得される。
TDD HARQ−ACKバンドリングの場合、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は、複数の符号化HARQ−ACKブロックの連結によって取得され、ここで、QACKは、すべての符号化HARQ−ACKブロックに対応する符号化ビットの合計数である。合計ビット・シーケンス長がQACKに等しくなるように、符号化HARQ−ACKブロックの最後の連結は部分的になる場合もある。そして、スクランブリング・シーケンス
Figure 0006435007

が表5.2.2.6−Aから選択され、インデックスi=(Nbundled−1)mod4であり、ここで、Nbundledは、[3]の項7.3で説明されるようにして決定される。そして、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

が、HARQ−ACKが1ビットからなる場合はm=1を、HARQ−ACKが2ビットからなる場合はm=3を設定することによって生成され、次いで、スクランブリング
Figure 0006435007

が下記のように行われる。
i,kを0に設定する。
i<QACK の間(while)、
Figure 0006435007

Figure 0006435007

k=(k+1)mod4m
そうでない場合は、
Figure 0006435007

Figure 0006435007

そうでない場合は、 //符号化ビット
Figure 0006435007

k=(k+1)mod4m
ifの終わり(end if)
i=i+1
whileの終わり(end while)
[「Scrambling sequence selection for TDD HARQ−ACK bundling」と題する3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.6−Aが、図9として再現されている]
HARQ−ACK情報を所与のPUSCHでUL−SCHと多重化すべき場合、HARQ−ACK情報は、そのPUSCHのすべてのトランスポート・ブロックのすべてのレイヤで多重化される。所与のトランスポート・ブロックに対して、HARQ−ACK情報に対するチャネル符号化のベクトル・シーケンス出力は、
Figure 0006435007

によって表され、ここで、
Figure 0006435007

は、長さ(Q・N)の列ベクトルであり、Q’ACK=QACK/Qは下記のように取得される。
i,kを0に設定する。
i<QACK の間(while)、
Figure 0006435007

Figure 0006435007

i=i+Q
k=k+1
whileの終わり(end while)
ここで、Nは、UL−SCHトランスポート・ブロックがマッピングされるレイヤの数である。
ランク指示(RI)(RIのみ、RI及びi1の合同報告、CRI及びRIの合同報告、CRI、RI及びi1の合同報告、CRI、RI、及びPTIの合同報告、並びにRI及びPTIの合同報告)又はCRIの場合、
− PDSCH送信に関するCRIフィードバックの対応するビット幅は、表5.2.2.6.1−3A、5.2.2.6.2−3A、5.2.2.6.3−3A、5.2.3.3.1−3Dによって与えられ、
− PDSCH送信に関するRIフィードバックの対応するビット幅は、表5.2.2.6.1−2、5.2.2.6.2−3、5.2.2.6.2−3B、5.2.2.6.3−3、5.2.2.6.3−3B、5.2.3.3.1−3、5.2.3.3.1−3A、5.2.3.3.1−3B、5.2.3.3.1−3C、5.2.3.3.1−3D、5.2.3.3.2−4、及び5.2.3.3.2−4A、5.2.3.3.2−4B、5.2.3.3.2−4C、5.2.3.3.2−4Dによって与えられ、下記のようにレイヤの最大数を仮定して決定される。
− DLセルにmaxLayersMIMO−r10が設定されている場合、レイヤの最大数は、DLセルに関するmaxLayersMIMO−r10に従って決定され、
− そうでない場合、
− UEが送信モード9を設定され、supportedMIMO−CapabilityDL−r10フィールドがUE−EUTRA−Capabilityに含まれる場合、レイヤの最大数は、設定されたCSI−RSポート数の最小値と、対応する帯域組み合わせの中の同じ帯域についての報告されたUEのダウンリンクMIMO能力の最大値とに従って決定される。
− UEが送信モード9を設定され、K>1であるClass B CSI報告並びにRI及びCRIが同じ報告インスタンスで送信され、supportedMIMO−CapabilityDL−r10フィールドがUE−EUTRA−Capabilityに含まれる場合、レイヤの最大数は、設定されたCSI−RSリソースのアンテナ・ポート数の最大数の最小値と、対応する帯域組み合わせの中の同じ帯域についての報告されたUEのダウンリンクMIMO能力の最大値とに従って決定される。
− UEが送信モード9を設定され、supportedMIMO−CapabilityDL−r10フィールドがUE−EUTRA−Capabilityに含まれない場合、レイヤの最大数は、設定されたCSI−RSポート数の最小値とue−Category(添え字を含まない)とに従って決定される。
− UEが送信モード9を設定され、K>1であるClass B CSI報告並びにRI及びCRIが同じ報告インスタンスで送信され、supportedMIMO−CapabilityDL−r10フィールドがUE−EUTRA−Capabilityに含まれない場合、レイヤの最大数は、設定されたCSI−RSリソースのアンテナ・ポート数の最大数の最小値と、ue−Category(添え字を含まない)とに従って決定される。
− UEが送信モード10を設定され、supportedMIMO−CapabilityDL−r10フィールドがUE−EUTRA−Capabilityに含まれる場合、CSIプロセスごとのレイヤの最大数は、そのCSIプロセスのための設定されたCSI−RSポート数の最小値と、対応する帯域組み合わせの中の同じ帯域についての報告されたUEのダウンリンクMIMO能力の最大値とに従って決定される。
− UEが送信モード10を設定され、K>1であるClass B CSI報告並びにRI及びCRIが同じ報告インスタンスで送信され、supportedMIMO−CapabilityDL−r10フィールドがUE−EUTRA−Capabilityに含まれる場合、CSIプロセスごとのレイヤの最大数は、そのCSIプロセスにおける設定されたCSI−RSリソースのアンテナ・ポート数の最大値の最小値と、対応する帯域組み合わせの中の同じ帯域についての報告されたUEのダウンリンクMIMO能力の最大値とに従って決定される。
− UEが送信モード10を設定され、supportedMIMO−CapabilityDL−r10フィールドがUE−EUTRA−Capabilityに含まれない場合、CSIプロセスごとのレイヤの最大数は、そのCSIプロセスのための設定されたCSI−RSポート数の最小値と、ue−Category(添え字を含まない)とに従って決定される。
− UEが送信モード10を設定され、K>1であるClass B CSI報告並びにRI及びCRIが同じ報告インスタンスで送信され、supportedMIMO−CapabilityDL−r10フィールドがUE−EUTRA −Capabilityに含まれない場合、CSIプロセスごとのレイヤの最大数は、そのCSIプロセスにおける設定されたCSI−RSリソースのアンテナ・ポート数の最大値の最小値と、ue−Category(添え字を含まない)とに従って決定される。
− それ以外の場合、レイヤの最大数は、PBCHアンテナ・ポート数の最小値と、ue−Category(添え字を含まない)とに従って決定される。
− RIフィードバックが1ビットの情報からなる場合、すなわち
Figure 0006435007

の場合、RIフィードバックは、まず表5.2.2.6−3に従って符号化される。
Figure 0006435007

からRIへのマッピングは表5.2.2.6−5によって与えられる。
− RIフィードバックが2ビットの情報からなる場合、すなわち
Figure 0006435007

であり、
Figure 0006435007

が、2ビットの入力のMSBに対応し、
Figure 0006435007

がLSBに対応する場合、RIフィードバックはまず表5.2.2.6−4に従って符号化され、ここで、
Figure 0006435007

である。
Figure 0006435007

からRIへのマッピングは表5.2.2.6−6によって与えられる。
[「Encoding of 1−bit RI」と題する3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.6−3が図10として再現されている]
[「Encoding of 2−bit RI」と題する3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.6−4が図11として再現されている]
[「
Figure 0006435007

to RI mapping」と題する3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.6−5が図12として再現されている]
[「
Figure 0006435007

to RI mapping」と題する3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.6−6が図13として再現されている]
[「
Figure 0006435007

to RI mapping」と題する3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.6−7が図14として再現されている]
所与のDLセルについてのRIフィードバックが3ビットの情報からなる場合、すなわち
Figure 0006435007

であり、
Figure 0006435007

が3ビットの入力のMSBに対応し、
Figure 0006435007

がLSBに対応する場合、
Figure 0006435007

からRIへのマッピングは表5.2.2.6−7によって与えられる。
RIフィードバックが3≦ORI≦11ビットの情報からなる場合、すなわち、
Figure 0006435007

の場合、符号化ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

を項5.2.2.6.4で説明されるチャネル符号化ブロックへの入力として使用することによって取得される。
複数のDLセル又は複数のCSIプロセスに対応するRIビットのアグリゲーションの結果として、RIフィードバックが11<ORI≦22ビットの情報からなる場合、すなわち、
Figure 0006435007

の場合、符号化ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

を、項5.2.2.6.5で説明されるチャネル符号化ブロックへの入力として使用することによって取得される。
複数のDLセル又は複数のCSIプロセスに対応するRIビットのアグリゲーションの結果として、RIフィードバックがORI>22ビットの情報からなる場合、すなわち、
Figure 0006435007

の場合、符号化ビット・シーケンスは、
Figure 0006435007

によって表される。HARQ−ACKビットのCRC付加、チャネル符号化、及びレート・マッチングはそれぞれ、Lを8ビットに設定して項5.1.1、5.1.3.1、及び5.1.4.2に従って行われる。CRC付加動作への入力ビット・シーケンスは、
Figure 0006435007

である。CRC付加動作の出力ビット・シーケンスは、チャネル符号化動作への入力ビット・シーケンスになる。チャネル符号化動作の出力ビット・シーケンスは、レート・マッチング動作への入力ビット・シーケンスになる。
表5.2.2.6−3及び5.2.2.6−4の中の「x」及び「y」は、ランク情報を搬送する変調シンボルのユークリッド距離を最大にするように、[2]でRIビットをスクランブルするためのプレースホルダである。
2つ以上のDLセルについてのRIフィードバックを報告すべき場合は、各DLセルのRI報告を連結した後に、セル・インデックスの昇順で符号化する。
2つ以上のCSIプロセスについてのRIフィードバックを報告すべき場合は、RI報告を連結した後に、まずDLセルごとにCSIプロセス・インデックスの昇順で、次いでセル・インデックスの昇順で符号化する。
RIフィードバックが1ビット又は2ビットの情報からなる場合、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は、複数の符号化されたRIブロックを連結することによって取得され、ここでQRIは、すべての符号化されたRIブロックに対応する符号化ビットの合計数である。合計ビット・シーケンス長がQRIに等しくなるように、符号化RIブロックの最後の連結は部分的になる場合もある。
RIフィードバックが3≦ORI≦11ビットの情報からなる場合、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

は、合計ビット・シーケンス長がQRIに等しくなるように、ビット・シーケンス
Figure 0006435007

の循環的反復によって取得される。
ランク情報を所与のPUSCHにおいてUL−SCHと多重化すべきとき、ランク情報は、そのPUSCHのすべてのトランスポート・ブロックのすべてのレイヤで多重化される。所与のトランスポート・ブロックに対して、ランク情報に対するチャネル符号化のベクトル・シーケンス出力は、
Figure 0006435007

によって表され、ここで、
Figure 0006435007

は、長さ(Q・N)の列ベクトルであり、Q’RI=QRI/Qである。ベクトル・シーケンスは下記のように取得される。
i,j,kを0に設定する。
i<QRI の間(while)、
Figure 0006435007

Figure 0006435007

i=i+Q
k=k+1
whileの終わり(end while)
ここで、Nは、UL−SCHトランスポート・ブロックがマッピングされるレイヤの数である。
RIの符号化、及び所与のPUSCHにおけるUL−SCHとのRIの多重化のための同じ手順が、式中でRIの代わりにCRIを使用して、CRIに適用される。
チャネル品質制御情報(CQI及び/又はPMI。CQI/PMIと表される)について、
UEがチャネル品質制御情報ビットを送信するとき、UEは、下記のようにチャネル品質情報のためのレイヤ当たりの変調符号化シンボルの数Q’を決定するものとする。
Figure 0006435007

ここで、
− OはCQI/PMIビットの数であり、
− Lは、
Figure 0006435007

によって与えられるCRCビットの数であり、

Figure 0006435007

及び
Figure 0006435007

であり、ここで、
Figure 0006435007

は、対応するPUSCHに関する送信符号語の数と、2つのアップリンク電力制御サブフレーム・セットが当該セルに対して上位レイヤによって設定されているときは、対応するPUSCHに関するアップリンク電力制御サブフレーム・セットとに応じて、[3]に従って決定されるものとする。
− RI又はCRIが送信されない場合は、
Figure 0006435007

である。
Figure 0006435007

の中の変数「x」は、初期ULグラントによって示される最も高いIMCS値に対応するトランスポート・ブロック・インデックスを表す。2つのトランスポート・ブロックが、対応する初期ULグラントの中で同じIMCS値を有する場合は、「x=1」となり、これは1番目のトランスポート・ブロックに対応する。
Figure 0006435007

は、同じトランスポート・ブロックについての初期PDCCH又はEPDCCHから取得される。同じトランスポート・ブロックについて、DCIフォーマット0を有する初期PDCCH又はEPDCCHがない場合、
Figure 0006435007

は、
− 同じトランスポート・ブロックについての初期PUSCHが半永続的にスケジュールされているときは、最も新しい半永続的スケジューリング割り振りのPDCCH若しくはEPDCCHから、又は、
− PUSCHがランダム・アクセス応答グラントによって開始されるときは、同じトランスポート・ブロックについてのランダム・アクセス応答グラントから、決定されるものとする。
Figure 0006435007

は、同じトランスポート・ブロックについての初回のPUSCH送信のためのサブフレーム当たりのSC−FDMAシンボルの数である。
UL−SCHデータ情報については、
Figure 0006435007

であり、ここで、

Figure 0006435007

は、対応するUL−SCHトランスポート・ブロックがマッピングされるレイヤの数であり、

Figure 0006435007

は、そのトランスポート・ブロックについて現在のサブフレームでPUSCHを送信するためのスケジュールされた帯域幅であり、

Figure 0006435007

は、現在のPUSCH送信サブフレーム中のSC−FDMAシンボルの数であり、
Figure 0006435007

によって与えられ、ここで
− 1つのULセルを設定されたUEが、初回の送信として同じサブフレームでPUSCH及びSRSを送信するように構成される場合、又は、
− UEが同じサービング・セル内で現在のサブフレームについて同じサブフレームでPUSCH及びSRSを送信する場合、又は、
− 現在のサブフレームのためのPUSCHリソースの割り当てが、[2]の項5.5.3に定義されたセル固有のSRSサブフレーム及び帯域幅構成と部分的にでも重複する場合、又は、
− 同じサービング・セル内の現在のサブフレームが、[3]の項8.2に定義されるようにUE固有のタイプ1SRSサブフレームである場合、又は、
− 同じサービング・セル内の現在のサブフレームが、[3]の項8.2に定義されるようにUE固有のタイプ0SRSサブフレームであり、UEが複数のTAGを設定される場合、
− NSRSは1に等しく、
− それ以外の場合、NSRSは0に等しい。
2つ以上のDLセルについてのCQI/PMI報告の場合、o,o,o,...,oO−1は、各DLセルのCQI/PMI報告をセル・インデックスの昇順で連結した結果となる。2つ以上のCSIプロセスについてのCQI/PMIフィードバックを報告すべき場合、o,o,o,...,oO−1は、DLセルごとにCQI/PMI報告をCSIプロセス・インデックスの昇順で、次いでセル・インデックスの昇順で連結した結果となる。
− ペイロード・サイズが11ビット以下である場合、チャネル品質情報のチャネル符号化は、入力シーケンスo,o,o,...,oO−1を用いて、項5.2.2.6.4に従って行われる。
− 11ビットより大きいペイロード・サイズの場合、チャネル品質情報のCRC付加、チャネル符号化、及びレート・マッチングは、それぞれ項5.1.1、5.1.3.1、及び5.1.4.2に従って行われる。CRC付加動作への入力ビット・シーケンスはo,o,o,...,oO−1である。CRC付加動作の出力ビット・シーケンスは、チャネル符号化動作への入力ビット・シーケンスとなる。チャネル符号化動作の出力ビット・シーケンスは、レート・マッチング動作への入力ビット・シーケンスとなる。
チャネル品質情報のチャネル符号化についての出力シーケンスは、
Figure 0006435007

によって表され、ここで、Nは、対応するUL−SCHトランスポート・ブロックがマッピングされるレイヤの数である。
3GPP TS 36.212 v13.0.0は、同様に、下記のように提示する。
・5.2.2.7 データ及び制御の多重化
制御及びデータの多重化は、HARQ−ACK情報が両方のスロットに存在し、復調参照信号の前後のリソースにマッピングされるように行われる。また、多重化は、制御及びデータ情報が異なる変調シンボルにマッピングされることを保証する。
データ及び制御多重化への入力は、
Figure 0006435007

によって表される制御情報の符号化ビット、及びf,f,f,f,...,fG−1によって表されるUL−SCHの符号化ビットである。データ及び制御多重化動作の出力は、
Figure 0006435007

によって表され、ここで、H=(G+N・QCQI)及びH’=H/(N・Q)であり、
Figure 0006435007

は、長さ(Q・N)の列ベクトルである。Hは、トランスポート・ブロックのN個の伝送レイヤにまたがってUL−SCHデータ及びCQI/PMI情報のために割り振られた符号化ビットの合計数である。
2つ以上のUL−SCHトランスポート・ブロックがULセルの1サブフレームで送信される場合、CQI/PMI情報は、初期グラントの中で最も高いIMCS値を有するUL−SCHトランスポート・ブロックのみのデータと多重化される。2つのトランスポート・ブロックが対応する初期ULグラントの中で同じIMCS値を有する場合、CQI/PMI情報は、1番目のトランスポート・ブロックのみのデータと多重化される。そのUL−SCHトランスポート・ブロックに対して、又は単一のトランスポート・ブロックを送信する場合には、Nが、UL−SCHトランスポート・ブロックがマッピングされるレイヤの数であるとすると、制御情報及びデータは、下記のように多重化されるものとする。
i,j,kを0に設定する。
j<N・QCQI の間(while) −−はじめに制御情報を入れる、
Figure 0006435007

j=j+N・Q
k=k+1
whileの終わり(end while)
i<G の間(while) −−次いでデータを入れる、
Figure 0006435007

i=i+Q・N
k=k+1
whileの終わり(end while)
・5.2.2.8 チャネル・インターリーバ
この項で[2]におけるPUSCHについてのリソース要素のマッピングとの関連で説明するチャネル・インターリーバは、送信波形への変調シンボルの時間優先マッピングを実施し、一方、HARQ−ACK及びRI情報がサブフレーム中で両方のスロットに存在することを保証する。HARQ−ACK情報は、アップリンクの復調参照信号の前後のリソースにマッピングされ、一方、RI情報は、HARQ−ACKによって使用されるリソースの前後のリソースにマッピングされる。
チャネル・インターリーバへの入力は、
Figure 0006435007


Figure 0006435007


及び
Figure 0006435007

によって表される。2つ以上のUL−SCHトランスポート・ブロックがULセルの1サブフレームで送信される場合、HARQ−ACK及びRI情報は、両方のUL−SCHトランスポート・ブロックのデータと多重化される。
サブフレーム中のレイヤ当たりの変調シンボルの数は、H’total=H’+Q’RIによって与えられる。チャネル・インターリーバからの出力ビット・シーケンスは、下記のように導出される。
(1)
Figure 0006435007

を、行列の列の数として割り当てる。行列の列は、左から右へ0、1、2、...、Cmux−1の番号が振られる。
Figure 0006435007

は、項5.2.2.6に従って決定される。
(2)行列の行の数は、Rmux=(H’total・Q・N)/Cmuxであり、R’mux=Rmux/(Q・N)と定義する。
矩形行列の行は、上から下へ0、1、2、...Rmux−1の番号が振られる。
(3)ランク情報がこのサブフレームで送信される場合、ベクトル・シーケンス
Figure 0006435007

が、表5.2.2.8−1によって指示される列に、また、下記の疑似コードに従って最後の行から開始して上方へ移動する(Q・N)個の行の集合によって、書き込まれる。
i,jを0に設定する。
rをR’mux−1に設定する。
i<Q’RI の間(while)、
RI=Column Set(j)
Figure 0006435007

i=i+1
Figure 0006435007

j=(j+3)mod4
whileの終わり(end while)
ここで、Column Setは、表5.2.2.8−1に与えられており、左から右へ0〜3のインデックスが付けられる。
(4)k=0,1,...,H’−1について、入力ベクトル・シーケンスを、(Rmux×Cmux)行列に、列0及び行0におけるベクトル
Figure 0006435007

で開始して(Q/N−1)までの(Q・N)個の行の集合により、すでに埋まっている行列項目をスキップして、書き込む。
Figure 0006435007

疑似コードは下記のようになる。
i,kを0に設定する。
k<H’ の間(while)、
Figure 0006435007

がRIシンボルに割り振られていない場合、
Figure 0006435007

k=k+1
ifの終わり(end if)
i=i+1
whileの終わり(end while)
(5)HARQ−ACK情報がこのサブフレームで送信される場合、ベクトル・シーケンス
Figure 0006435007

が、表5.2.2.8−2によって指示される列に、また、下記の疑似コードに従って最後の行から開始して上方へ移動する(Q・N)個の行の集合によって、書き込まれる。この動作は、ステップ(4)で得られたチャネル・インターリーバ・エントリの一部を上書きすることに留意されたい。
i,jを0に設定する。
rをR’mux−1に設定する。
i<Q’ACK の間(while)、
ACK=Column Set(j)
Figure 0006435007

i=i+1
Figure 0006435007

j=(j+3)mod4
whileの終わり(end while)
ここで、Column Setは表5.2.2.8−2に与えられており、左から右へ0〜3のインデックスが付けられる。
(6)ブロック・インターリーバの出力は、(Rmux×Cmux)行列から列単位で読み出されたビット・シーケンスである。チャネル・インターリーブ後のビットは、
Figure 0006435007

によって表され、ここで、Nは、対応するUL−SCHトランスポート・ブロックがマッピングされるレイヤの数である。
[「Column set for Insertion of rank information」と題された3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.8−1が図15として再現されている]
[「Column set for Insertion of HARQ−ACK information」と題された3GPP TS 36.212 v13.0.0の表5.2.2.8−2が図16として再現されている]
RIに対する同じチャネル・インターリーバ手順が、式中でRIの代わりにCRIを使用して、CRIに適用される。
3GPP TS 36.212 v13.0.0は、同様に、下記のように提示する。
・5.2.4 UL−SCHデータを伴わないPUSCHのアップリンク制御情報
制御データがUL−SCHデータを伴わずにPUSCHを介して送信されるとき、下記の符号化ステップを特定することができる。
− 制御情報のチャネル符号化
− 制御情報のマッピング
− チャネル・インターリーバ
・5.2.4.1 制御情報のチャネル符号化
制御データは、チャネル品質情報(CQI及び/又はPMI)、HARQ−ACK、並びにランク指示の形態で、符号化ユニットに到着する。制御情報のための異なる符号化レートは、それを送信するために異なる数の符号化シンボルを割り当てることによって実現される。UEがHARQ−ACKビット又はランク・インジケータ・ビットを送信するとき、UEは、
Figure 0006435007

として、HARQ−ACK又はランク・インジケータの符号化シンボルの数Q’を決定するものとし、ここで、Oは、項5.2.2.6に定義されるようにHARQ−ACKビット、又はランク・インジケータ・ビットの数であり、OCQI−MINは、非周期的なCSI報告が始動される[3]対象のすべてのサービング・セルに対してランクが1に等しいと仮定して、CRCビットを含むCQIビットの数であり、
Figure 0006435007

は、[2]においてサブキャリアの数として表される、現在のサブフレームにおけるPUSCH送信のためのスケジュールされた帯域幅であり、
Figure 0006435007

は、現在のPUSCH送信サブフレームの中のSC−FDMAシンボルの数であり、
Figure 0006435007

によって与えられ、ここで、UEが、現在のサブフレームについて同じサブフレームでPUSCH及びSRSを送信するように構成される場合、又は、現在のサブフレームのためのPUSCHリソースの割り当てが、[2]の項5.5.3に定義されるセル固有のSRSサブフレーム及び帯域幅構成と部分的にでも重複する場合、又は、現在のサブフレームが、[3]の項8.2に定義されるようにUE固有のタイプ1SRSサブフレームである場合、又は、現在のサブフレームが、[3]の項8.2に定義されるようにUE固有のタイプ0SRSサブフレームであり、UEが複数のTAGを設定される場合、NSRSは1に等しい。それ以外の場合、NSRSは0に等しい。
HARQ−ACK情報については、QACK=Q・Q’、及び
Figure 0006435007

である。5個以下のDLセルを設定されたUEの場合、
Figure 0006435007

は[3]に従って決定されるものとする。6個以上のDLセルを設定されたUEの場合、
Figure 0006435007

は、HARQ−ACKフィードバック・ビットの数に応じて、[3]に従って決定されるものとする。
ランク指示又はCRIについては、QRI=Q・Q’、QCRI=Q・Q’、及び
Figure 0006435007

であり、ここで、
Figure 0006435007

は[3]に従って決定されるものとする。
CQI及び/又はPMI情報については、
Figure 0006435007

である。
制御データのチャネル符号化及びレート・マッチングは、項5.2.2.6に従って行われる。チャネル品質情報の符号化出力シーケンスは、
Figure 0006435007

によって表され、HARQ−ACKに関する符号化ベクトル・シーケンス出力は、
Figure 0006435007

によって表され、ランク指示又はCRIに関する符号化ベクトル・シーケンス出力は、
Figure 0006435007

によって表される。
・5.2.4.2 制御情報のマッピング
入力は、
Figure 0006435007

によって表されるチャネル品質情報の符号化ビットである。出力は、
Figure 0006435007

によって表され、ここで、H=QCQI及びH’=H/Qであり、
Figure 0006435007

は長さQの列ベクトルである。Hは、CQI/PMI情報のために割り当てられた符号化ビットの合計数である。
制御情報は、下記のようにマッピングされるものとする。
j,kを0に設定する。
j<QCQI の間(while)、
Figure 0006435007

j=j+Q
k=k+1
whileの終わり(end while)
・5.2.4.3 チャネル・インターリーバ
ベクトル・シーケンス、
Figure 0006435007


Figure 0006435007

、及び
Figure 0006435007

は、項5.2.2.8に従ってチャネル・インターリーブされる。チャネル・インターリーブ後のビットは、
Figure 0006435007

によって表される。
半永続的スケジューリングは、UEが、設定されたアップリンク・グラント(configured uplink grant)が開始された後、それが周期的に発生するとみなすことを可能にする。半永続的スケジューリングは、SPS(半永続的スケジューリング)を開始するネットワーク・シグナリングを受信することによって開始することができる。SPSが開始された後は、次の設定されたアップリンク・グラントを割り当てるためにネットワーク・シグナリングは必要とされない。3GPP RP−150310に基づくと、特定種類のSPSによって高速なアップリンク・アクセスを実現することができる。特定種類のSPSは、小さいサイズと、短い間隔、例えば10ms未満を有するものと想定される。
さらに、特定種類のSPSはあらかじめ割り当てられると想定される。eNBは、スケジューリング要求又はバッファ・ステータス情報を全く受信することなく、この種類のSPSリソースをUEに割り当てることができる。UEが送信可能なデータ(3GPP TS 36.321 v12.5.0で論じられるような)を有する場合、UEは、アップリンク送信のためにSPSによって設定されたリソースを使用することができる。スケジューリング要求(3GPP TS 36.321 v12.5.0で論じられるような)を介してアップリンク・リソースを要求する場合と比べると、SPSによって設定されたリソースの間隔が十分に短ければ、待ち時間を低減することができる。
3GPP RP−150310の図2が図17として再現されている。一般に、図17は、あらかじめ割り当てられたアップリンク・グラント(SPSによって割り当てられるものなど)が、3GPP TS 36.321 v12.5.0に規定されるスケジューリング要求手順と比べて、待ち時間の低減をどのように改善するかを示す。特定種類のSPSによって設定されたリソースは、既存のSPSによって設定されたリソース(間隔がより長い)、又は共同で使用されるリソースとは別にすることができる。
また、3GPP RP−150310には、ULリソースがあるもののバッファにデータがないときに、パディングを送信する必要性をなくすことができることも述べられている。この必要性をなくす意図は、バッテリ電力を節約することである。
3GPP TS 36.213 v12.5.0に基づくと、物理制御情報(チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インデックス(Precoding Matrix Index:PMI)、ランク・インジケータ(Rank Indicator:RI)、及び/又はHARQフィードバックなど)をTTI中に送信する必要があるとき、UEは、その物理制御情報をPUSCH又はPUCCHのどちらかを介して送信しなければならない。従来は、PUSCHについてのアップリンク・グラントが利用できない場合、又はUEがPUCCHとPUSCHで同時に送信を行うことを許される場合、物理制御情報はPUCCHで送信される。HARQ−ACKの反復が設定されておらず、PUSCHのアップリンク・グラントを利用することができ、且つUEがPUCCHとPUSCHで同時に送信を行うことを許されない(例えば、UE能力、UEの電力制限、又はeNB構成が理由で)場合、物理制御情報は、PUSCHで、上位レイヤデータ(例えばMAC PDU)と多重化されて送信される。HARQ−ACKの反復が設定されておらず、PUSCHのアップリンク・グラントが利用できる場合は、UEがPUCCHとPUSCHで同時に送信を行うことを許されるか否かに関係なく、物理制御情報はPUCCHで送信され、データは送信されない。PUCCHとPUSCHの同時の送信は適正なチャネル品質を必要とするとともに通例はセルの中心にあるUEに対して設定されることを考慮すると、HARQ−ACKの反復を設定されたUEは、PUCCHとPUSCHで同時に送信を行うことを妥当に許されないことに留意されたい。
次の3つのシナリオが検討される。
シナリオ1 − TTI中に物理制御情報を送信する必要があるとき、UEがPUCCHとPUSCHで同時に送信を行うことができず、UEが送信可能なデータを有する場合、UEは、従来は、物理制御情報をデータと多重化してそれらをPUSCHで合同で送信する。しかし、PUSCHのために割り振られたULリソースが少ない(例えば、少ないことが想定される、あらかじめ割り当てられる設定されたアップリンク・リソース)場合、物理制御情報をPUSCHに多重化すると、データの符号化レートが通常より悪化する可能性があるため、データの供給を危険にさらす可能性があり、そのためデータ送信が失敗する可能性が高い。また、UEが物理制御情報をPUCCHで送信するか又はPUSCHで送信するかは、UEが送信可能なデータを有するか否かに応じて決まる可能性があり、ネットワーク(例えばeNB)は、UEが物理制御情報をPUCCHで送信するか又はPUSCHで送信するかを知らない可能性があるため、UE送信を復号する複雑性が増大する。
シナリオ2 − TTI中に物理制御情報を送信する必要があるとき、UEが送信可能なデータを有し、PUCCHとPUSCHの同時の送信が有効にされているが、UEが制御チャネル(例えばPUCCH)とデータ・チャネル(例えばPUSCH)での両方の送信を十分な電力で行うことができない場合、従来、UEはPUCCHの送信をPUSCHの送信よりも優先する。しかし、PUSCH上のデータがそのTTI中に送信されない可能性があるか、又はPUSCHに対してより少ない電力が使用され、そのためPUSCHの送信が失敗する可能性が高い。
シナリオ3 − UEがTTI中に送信可能なデータを有していない場合、UEは、そのTTIでは、設定されたULグラント又は動的なアップリンク・グラントをスキップする。したがって、UEがUCI(アップリンク制御情報)をそのTTI中に送信する必要がある場合、UEはUCIをPUCCHで送信することになる。しかし、1つのTTI中に送信すべきUCIが2つ以上ある場合、PUCCHは、PUCCHが制限された容量を有しているので、UCIを搬送するのに適した候補ではない可能性があり、UEは、背景技術で述べたUCIの一部を破棄する必要があり得る。また、PUCCH上の利用可能なリソースは制限されており、そのため、PUCCHでUCIを送信することは、あまり堅固でない可能性がある。
一般に、設定されたアップリンク・グラントは、開始された後、周期的に利用可能である。設定されたアップリンク・グラントは、ネットワーク・シグナリングによって開始される。開始された後、次の設定されたアップリンク・グラントを割り振るためにネットワーク・シグナリングは必要とされない。
特に断らない限り、UEは、送信可能なデータがない場合、設定されたアップリンク・グラントを使用しなくてよい。特に断らない限り、UEは、設定されたアップリンク・グラントを使用してパディングを送信しなくてよい。設定されたアップリンク・グラントの期間は、所定の値よりも小さくてよい。所定の値は、10ms又は10TTIであってよい。設定されたアップリンク・グラントの期間は、1ms又は1TTIであってもよい。設定されたアップリンク・グラントの期間は、2ms又は2TTIであってもよい。設定されたアップリンク・グラントの期間は、5ms又は5TTIであってもよい。
TTIの長さは、1ms、0.5ms、又は数OFDM(又はSC−FDMA)シンボル、例えば、1、2、3、4、5、又は6シンボルであってもよい。本願の全体を通して、この方法は、特に断らない限り、HARQ−ACKの反復が設定されない場合に適用することができる。さらに、本願の全体を通して、UEが送信可能なデータを有するとは、UEがバッファにULデータを有することを意味することができる。UEが送信可能なデータを有するとは、UEが、送信すべき通常のMAC制御要素を有することを意味することができる。本願の全体を通して、UEが送信可能なデータを有するとは、ULがバッファにULデータを有し、送信べき通常のMAC制御要素を有することを意味することができる。
設定されたアップリンク・グラントは、あらかじめ割り当てられることもある。UEは、送信可能なデータがないときに、設定されたアップリンク・グラントを割り当てられることがある。UEは、UEがスケジューリング要求又はバッファ・ステータス報告を送信する前に、設定されたアップリンク・グラントを割り当てられることがある。
シナリオ1に対処するために、1つの解決法は、一般に、設定されたアップリンク・グラントを利用することが可能で、TTI中に物理制御情報を送信する必要があるときに、UEが制御チャネルとデータ・チャネルで同時に送信を行うことができず、UEが送信可能なデータを有する場合には、UEは物理制御情報を制御チャネルで送信するというものである。さらに、UEは、データ・チャネルでの送信には、設定されたアップリンク・グラントを使用しない。例が図18及び図19に挙げられる。
シナリオ1に対処するために、第2の解決法は、一般に、設定されたアップリンク・グラントを利用することが可能で、TTI中に物理制御情報を送信する必要があるときに、HARQ−ACKの反復が設定されておらず、且つUEが制御チャネルとデータ・チャネルで同時に送信を行うことができず、UEが送信可能なデータを有する場合、UEは物理制御情報を制御チャネルで送信するというものである。そして、HARQ−ACKの反復が設定されており、UEが送信可能なデータを有する場合、UEは、物理制御情報を制御チャネルで送信することになる。さらに、UEは、データ・チャネルでの送信には、設定されたアップリンク・グラントを使用しない。
シナリオ1に対処するために、第3の解決法は、TTI中にどちらのチャネルで物理制御情報を送信するかを、そのTTIにおけるデータ・チャネルに関するアップリンク・グラントに従って決定するというものである。一実施形態では、どちらのチャネルで物理制御情報を送信するかを決定することは、物理制御情報をデータ・チャネル又は制御チャネルで送信することを決定することである。さらに、この決定は、HARQ−ACK、CQI/PMI/RI、SR(スケジューリング要求)など、異なる種類のUCIごとに異なる可能性がある。
一実施形態では、決定は、アップリンク・グラントの種類に従って行われる。一例では、アップリンク・グラントの種類は、周期的に利用可能なアップリンク・グラント、又は特定のTTIについてのアップリンク・グラントである可能性がある。より具体的には、アップリンク・グラントの種類に基づいて決定することは、アップリンク・グラントが周期的に利用可能である場合には物理制御情報を制御チャネルで送信し、アップリンク・グラントが特定のTTIについてのものである場合は物理制御情報をデータ・チャネルで送信することを意味する。
一実施形態では、決定は、アップリンク・グラントの目的に基づく。目的の一例は、アップリンク・グラントが待ち時間を低減するためのものであるか否かである。アップリンク・グラントの目的は、指示、設定、アップリンク・グラントの周期、又はアップリンク・グラントをアドレス指定する識別子に従って知ることができる。例えば、アップリンク・グラントがあるRNTI(無線ネットワーク一時識別子)によってアドレス指定される場合、UEは、物理制御情報を制御チャネルで送信する。アップリンク・グラントが別のRNTIによってアドレス指定される場合、UEは、物理制御情報をデータ・チャネルで送信する。
一実施形態では、決定は、アップリンク・グラントの利用可能リソースに基づく。より具体的には、アップリンク・グラントの利用可能リソースは、アップリンク・グラントのTTI長である。或いは、アップリンク・グラントの利用可能リソースは、アップリンク・グラントのPRB(ペア)の数である。或いは、アップリンク・グラントの利用可能リソースは、アップリンク・グラントのTTI長及びアップリンク・グラントのPRB(ペア)の数である。一例では、アップリンク・グラントの利用可能リソースが特定の値より少ない場合、UEは、物理制御情報を制御チャネルで送信し、アップリンク・グラントの利用可能リソースが特定の値より多い場合、UEは、物理制御情報をデータ・チャネルで送信する。より具体的には、特定の値は、固定されているか、又はUEに対して設定される。或いは、特定の値は、ペイロード・サイズ又は物理制御情報の量に従って導出される。或いは、特定の値は、物理制御情報の種類、例えばHARQ−ACK/CQI/PMI/RI/SR(スケジューリング要求)に従って導出される。或いは、特定の値は、アップリンク・グラントのMCS(変調及び符号化方式)に従って導出される。さらに、特定の値は、物理制御情報がデータ・チャネルで搬送される場合には、そのコード・レートを保証するように設定される。
UEが利用可能なデータ(available data)を有するか否かに関係なくUE挙動が一定していることが可能である(例えば、図19に挙げるように物理制御情報が制御チャネルで送信される)場合、ネットワークは異なるUE挙動を想定する必要がないため、ネットワーク復号を単純化することができる。
シナリオ2に対処するために、1つの解決法は、一般に、設定されたアップリンク・グラントが利用可能で、TTI中に物理制御情報を送信する必要があるときに、UEが送信可能なデータを有し、制御チャネルとデータ・チャネルでの同時の送信が可能であるが、UEが制御チャネルとデータ・チャネル両方の通信を十分な電力で行うことができない場合、UEは物理制御情報をデータ・チャネルで送信するというものである。電力が十分でない事例の原因は、データ・チャネルの算出電力と制御チャネルの算出電力との合計がUEの最大電力を超えることである可能性がある。
より具体的には、UEは、物理制御情報をデータ・チャネル上のデータと多重化する。UEは、設定されたアップリンク・グラントを使用して、データ・チャネルでデータを送信する。さらに、設定されたアップリンク・グラントが利用可能であり、送信可能なデータがないときに、TTI中に物理制御情報を送信する必要がない場合、UEは、設定されたアップリンク・グラントをデータ・チャネルでの送信(例えばパディングの送信)に使用しない。例が図18及び図20に挙げられる。
UEが物理制御情報をデータ・チャネルで送信し、制御チャネルではそれを送信しない場合は、より多くの電力をデータ・チャネルでの送信に使用することができ、データ・チャネルの送信が成功する見込みが高まる可能性がある。それに対し、TTI中に2つ以上の物理制御情報を送信する必要がある場合には、UEが制御チャネルの送信を優先すると、制御チャネル構成が原因となって物理制御情報の一部が破棄される可能性がある。物理制御情報をデータ・チャネルで送信すると、すべての物理制御情報を送信することができる。
シナリオ3に対処するために、1つの解決法は、一般に、UEが、TTIにおいて、設定されたアップリンク・グラントをスキップするか、又は動的グラントをスキップするかを、そのTTI中に物理制御情報を送信する必要があるか否かに従って決定するというものである。例えば、設定されたアップリンク・グラントが利用可能であり、UEが送信可能なデータを有していないときに、TTI中に物理制御情報を送信する必要がある場合、UEは、物理制御情報をデータ・チャネルで送信する。TTI中に物理制御情報を送信する必要がない場合、UEは設定されたアップリンク・グラントをスキップする。
一実施形態では、UEが設定されたアップリンク・グラントをスキップすることは、UEがデータ・チャネルで送信を行わないことを意味する。別の実施形態では、UEは、物理制御情報を、データ・チャネルで、パディング、(又はパディングMAC制御要素)を含むトランスポート・ブロックによって送信する。より具体的には、UE内の物理レイヤは、物理制御情報をそのTTI中に送信する必要があるか否かをMACレイヤに知らせ、それによりMACレイヤは、グラントをスキップするかどうかを決定することができる。或いは、UEは、パディングなしで(又はパディングMAC制御要素なしで)物理制御情報をデータ・チャネルで送信する。より具体的には、MACレイヤは、TTIに関して利用可能な、設定されたアップリンク・グラント又は動的グラントを知らせると共に、そのTTIで送信すべきデータがないことを知らせ、その結果、UE内の物理レイヤは、グラントを使用して物理制御情報を送信するか、又はULグラントをスキップするかを決定し、どのようにグラントを使用して物理制御情報を送信するかを決定することができる。
UEがどのようにパディングなしで(又はパディングMAC制御要素なしで)物理制御情報をデータ・チャネルで送信するかの数個の例がある。一例では、UEは、すべての物理制御情報をMACレイヤからの通常のトランスポート・ブロックとして扱い、すべての物理制御情報に、CRC(巡回冗長検査:Cyclic Redundancy Check)の付加、インターリーブ、チャネル符号化などの通常の符号化を行う。別の例では、UEは、UL−SCH(アップリンク共有チャネル)データなしでPUSCH送信を行うのと同じようにして、データ・チャネル送信を行う。より具体的には、UEは、第1の種類の物理制御情報(例えばCQI及び/又はPMI)を、MACレイヤからの通常のトランスポート・ブロックとして扱い、第1の種類の物理制御情報に、通常の符号化(CRCの付加、インターリーブ、チャネル符号化など)を行う。さらに、UEは、第2の種類の物理制御情報(例えばHARQ−ACK及び/又はRI)を、データ・チャネルの一部のリソース上に多重化する。
一実施形態では、上記の(複数の)例に関して、UEは、物理制御情報のペイロード・サイズをデータ・チャネルで知らせる。より具体的には、ペイロード・サイズの指示は、データ・チャネル上の何らかの特定のリソースで搬送される。或いは、ペイロード・サイズの指示は、データ・チャネルのCRCをマスクすることによって行われる。
一実施形態では、上記の(複数の)例に関して、UEは、データ・チャネルで物理制御情報を搬送するための特定のペイロード・サイズを想定する。別の実施形態では、UEは、UEが送信可能なデータを有するか否かをデータ・チャネルで知らせる。より具体的には、UEが送信可能なデータを有するか否かの指示は、データ・チャネル上の何らかの特定のリソースで搬送される。或いは、UEが送信可能なデータを有するか否かの指示は、データ・チャネルのCRCをマスクすることによって行われる。また、eNBは、UEが送信可能なデータを有するという仮定と、UEが送信可能なデータを有していないという仮定の両方を想定して復号を行う。
上記の例では、データ・チャネルのCRCをマスクすることによって情報を指示することは、CRCが生成された後に、異なるシーケンスを利用してCRCをマスクすることを意味する可能性がある。1ビットの情報を指示するには、2つのシーケンスが必要となる可能性がある。すべて1のシーケンスは特殊事例であり、マスキングが行われていないことを意味することができることに留意されたい。一実施形態では、CRCをマスクすることは、シーケンスとの排他的論理和(XOR)演算又は何らかの他の演算をCRCに行うことを意味することができる。受信機の視点からは、異なるシーケンスを用いて逆の演算が行われ、それらのうちの1つのみがCRC検査に合格することになり、それにより、どのシーケンスを使用してCRC検査に合格することができたかに従って指示を実現する。
物理制御情報はCQIであってよい。物理制御情報は、PMI、RI、及び/又はHARQフィードバックであってもよい。UEは、データ・チャネルと制御チャネルを同時に送信することができない場合がある(例えば、UE能力又は電力の制約が理由で)。データ・チャネルはPUSCHであり得る。制御チャネルはPUCCHであり得る。
図23は、UEの視点から見た一例示的実施形態によるフローチャート2300である。ステップ2305で、UEが、アップリンク・グラントを設定するためのシグナリングを受信し、ここで、設定されたアップリンク・グラントは、データ・チャネルでのUL送信のために周期的に利用可能である。ステップ2310で、UEが、設定されたアップリンク・グラントが利用可能であるTTIにおける物理制御情報の送信を準備する。ステップ2315で、UEが、そのTTI中に物理制御情報を制御チャネルで送信し、ここで、UEは送信可能なデータを有し、UEは制御チャネルとデータ・チャネルで同時に送信を行うことを許されていない。
図3及び図4を再度参照すると、UEの一例示的実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラム・コード312を含む。CPU308は、プログラム・コード312を実行して、UEに、(i)アップリンク・グラントを設定するためのシグナリングを受信させ、設定されたアップリンク・グラントは、データ・チャネルでのUL送信のために周期的に利用することができ、(ii)設定されたアップリンク・グラントが利用可能であるTTIにおける物理制御情報の送信を準備させ、及び(iii)そのTTI中に物理制御情報を制御チャネルで送信させることができ、ここで、UEは送信可能なデータを有し、UEは制御チャネルとデータ・チャネルで同時に送信を行うことを許されていない。さらに、CPU308は、プログラム・コード312を実行して、上記で説明した動作及びステップ、並びに本明細書に記載される他のステップ及び動作のすべてを行わせることができる。
図24は、UEの視点から見た一例示的実施形態によるフロー2400である。ステップ2405で、UEが、アップリンク・グラントを設定するためのシグナリングを受信し、ここで、設定されたアップリンク・グラントは、データ・チャネルでのUL送信のために周期的に利用可能である。ステップ2410で、UEが、設定されたアップリンク・グラントが利用可能であるTTIにおける物理制御情報の送信を準備する。ステップ2415で、HARQ−ACKの反復が設定されていない場合、UEは、そのTTI中に物理制御情報を制御チャネルで送信する。ステップ2420で、HARQ−ACKの反復が設定されている場合、UEは、そのTTI中に物理制御情報を制御チャネルで送信し、ここで、UEは送信可能なデータを有し、UEは制御チャネルとデータ・チャネルで同時に送信を行うことを許されていない。
図3及び図4を再度参照すると、UEの一例示的実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラム・コード312を含む。CPU308は、プログラム・コード312を実行して、UEに、(i)アップリンク・グラントを設定するためのシグナリングを受信させ、設定されたアップリンク・グラントは、データ・チャネルでのUL送信のために周期的に利用することができ、(ii)設定されたアップリンク・グラントが利用可能であるTTIにおける物理制御情報の送信を準備させ、(iii)HARQ−ACKの反復が設定されていない場合、そのTTI中に物理制御情報を制御チャネルで送信させ、及び(iv)HARQ−ACKの反復が設定されている場合、そのTTI中に物理制御情報を制御チャネルで送信させることができ、ここで、UEは送信可能なデータを有し、UEは制御チャネルとデータ・チャネルで同時に送信を行うことを許されていない。さらに、CPU308は、プログラム・コード312を実行して、上記で説明した動作及びステップ、並びに本明細書に記載される他のステップ及び動作のすべてを行わせることができる。
図22及び図23に示された実施形態を再度参照すると、UEは、一実施形態では、設定されたアップリンク・グラントをデータ・チャネルでの送信に使用しない。UEは、一実施形態では、利用可能なデータを送信しない。
図25は、UEの視点から見た一例示的実施形態によるフローチャート2500である。ステップ2505で、UEは、アップリンク・グラントを設定するためのシグナリングを受信し、ここで、設定されたアップリンク・グラントは、データ・チャネルでのUL送信のために周期的に利用可能である。ステップ2510で、UEは、設定されたアップリンク・グラントが利用可能であるTTIにおける物理制御情報の送信を準備する。ステップ2515で、UEは、設定されたアップリンク・グラントを使用して、物理制御情報をデータ・チャネルで送信し、ここで、UEは送信可能なデータを有し、また制御チャネルとデータ・チャネルでの同時の送信が許されているが、UEは制御チャネルとデータ・チャネルでの両方の送信を十分な電力で行うことができない。
一実施形態では、UEは、物理制御情報をデータ・チャネル上のデータと多重化する。送信可能なデータがない場合、UEは、設定されたアップリンク・グラントを使用して物理制御情報をデータ・チャネルで送信する。UEは、TTI中に物理制御情報を送信する必要がない場合は、設定されたアップリンク・グラントを使用してデータ・チャネルでパディングを送信することをしない。
一実施形態では、物理制御情報はCQI及び/又はHARQフィードバックである。設定されたアップリンク・グラントが開始された後は、設定されたアップリンク・グラントを割り振るためにネットワーク・シグナリングは必要とされない。設定されたアップリンク・グラントは、ネットワーク・シグナリングによって開始されるか、又はあらかじめ割り当てておくことができる。ネットワーク・シグナリングは、SPSの開始又は再開始である可能性がある。
一実施形態では、UEは、スケジューリング要求を送信する前にシグナリングを受信することができる。UEは、BSR制御要素を送信する前にシグナリングを受信することができる。UEは、送信可能なデータがないときにシグナリングを受信することができる。
一実施形態では、UEは、設定されたアップリンク・グラントを介して、パディングのみを伴うMAC PDUを送信することはしない。パディングは、(i)(複数の)パディング・ビット、(ii)(複数の)パディング・ビットに関連付けられた少なくとも1つのサブヘッダ、(iii)パディングBSRに対応するMAC制御要素、(iv)パディングBSRに対応するMAC制御要素に関連付けられたサブヘッダ、(v)パディング・サイドリンクBSRに対応するMAC制御要素、及び/又は(vi)パディング・サイドリンクBSRに対応するMAC制御要素に関連付けられたサブヘッダを含み得る。
一実施形態では、設定されたアップリンク・グラントを利用できる周期は、10msなどの指定値よりも短い。或いは、周期は、1ms、2ms、又は5msであってもよい。
一実施形態では、シグナリングはPDCCHで送信することができる。シグナリングは、半永続的スケジューリングのC−RNTIを宛先とすることができる。シグナリングはRRCメッセージとすることができる。
一実施形態では、アップリンク・グラントは、データ・チャネル又はUL−SCHで行うことができる。送信可能なデータとは、設定されたアップリンク・グラントを利用することが可能な論理チャネルに属するデータが、送信のために利用できることを意味することができる。
一実施形態では、UEは、ネットワーク構成に基づいて、制御チャネル及びデータ・チャネルで送信を行うことを許されていない。制御チャネルはPUCCHであり得る。データ・チャネルはPUSCHであり得る。UEが制御チャネルとデータ・チャネル両方の通信を十分な電力で行うことができないとは、データ・チャネルの算出電力と制御チャネルの算出電力との合計がUEの最大電力を超えることを意味する可能性がある。
図3及び図4を再度参照すると、UEの一例示的実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラム・コード312を含む。CPU308は、プログラム・コード312を実行して、UEに、(i)アップリンク・グラントを設定するためのシグナリングを受信させ、設定されたアップリンク・グラントは、データ・チャネルでのUL送信のために周期的に利用することができ、(ii)設定されたアップリンク・グラントが利用可能であるTTIにおける物理制御情報の送信を準備させ、(iii)設定されたアップリンク・グラントを使用して物理制御情報をデータ・チャネルで送信させることができ、ここで、UEは送信可能なデータを有し、また制御チャネルとデータ・チャネルでの同時の送信が許されているが、UEは制御チャネルとデータ・チャネルでの両方の送信を十分な電力で行うことができない。さらに、CPU308は、プログラム・コード312を実行して、上記で説明した動作及びステップ、並びに本明細書に記載される他のステップ及び動作のすべてを行わせることができる。
図26は、UEの視点から見た一例示的実施形態によるフローチャート2600である。ステップ2605で、UEは、第1のアップリンク・グラントを設定するための第1のシグナリングを受信し、ここで、設定された第1のアップリンク・グラントは、データ・チャネルでのUL送信のために周期的に利用可能である。ステップ2610で、UEは、TTIにおける物理制御情報の送信を準備する。ステップ2615で、設定された第1のアップリンク・グラントがそのTTI中に利用可能な場合、UEは、そのTTI中に物理制御情報を制御チャネルで送信する。ステップ2620で、そのTTI中に特定のTTIについての第2のアップリンク・グラントを示すために第2のシグナリングが受信された場合、UEは、そのTTI中に物理制御情報をデータ・チャネルで送信する。
一実施形態では、物理制御情報が制御チャネルで送信される場合、UEは、設定された第1のアップリンク・グラントをデータ・チャネルでの送信に使用しない。UEは、制御チャネルとデータ・チャネルで同時に送信を行うことを許されていない。
図3及び図4を再度参照すると、UEの一例示的実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラム・コード312を含む。CPU308は、プログラム・コード312を実行して、UEに、(i)第1のアップリンク・グラントを設定するための第1のシグナリングを受信させ、設定された第1のアップリンク・グラントは、データ・チャネルでのUL送信のために周期的に利用することができ、(ii)所与のTTIにおける物理制御情報の送信を準備させ、(iii)設定された第1のアップリンク・グラントがそのTTI中に利用可能な場合、そのTTI中に物理制御情報を制御チャネルで送信させ、及び(iv)そのTTI中に特定のTTIについての第2のアップリンク・グラントを示すために第2のシグナリングが受信された場合、そのTTI中に物理制御情報をデータ・チャネルで送信させることができる。さらに、CPU308は、プログラム・コード312を実行して、上記で説明した動作及びステップ、並びに本明細書に記載される他のステップ及び動作のすべてを行わせることができる。
図27は、UEの視点から見た一例示的実施形態によるフローチャート2700である。ステップ2705で、UEは、第1のアップリンク・グラントを設定するための第1のシグナリングを受信し、ここで、設定された第1のアップリンク・グラントは、データ・チャネルでのUL送信のために周期的に利用可能である。ステップ2710で、UEは、TTIにおける物理制御情報の送信を準備する。ステップ2715で、設定された第1のアップリンク・グラントがそのTTI中に利用可能な場合、UEは、設定された第1のアップリンク・グラントを使用して、物理制御情報をデータ・チャネルで送信する。ステップ2720で、UEは、そのTTI中に特定のTTIについての第2のアップリンク・グラントを示すために第2のシグナリングが受信された場合、そのTTI中に物理制御情報を制御チャネルで送信し、ここで、制御チャネルとデータ・チャネルでの同時の送信が許されている。
一実施形態では、物理制御情報がデータ・チャネルで送信される場合、UEは、物理制御情報をデータ・チャネル上のデータと多重化する。送信可能なデータがない場合、UEは、設定された第1のアップリンク・グラントを使用して、物理制御情報をデータ・チャネルで送信する。TTI中に物理制御情報を送信する必要がない場合、UEは、設定された第1のアップリンク・グラントを使用してデータ・チャネルでパディングを送信することをしない。そのTTI中に物理制御情報を送信する必要がない場合、UEは、第2のアップリンク・グラントを使用してデータ・チャネルでパディングを送信する。送信可能なデータがある場合、UEは、第2のアップリンク・グラントを使用してデータを送信する。
一実施形態では、物理制御情報はCQI及び/又はHARQフィードバックである可能性がある。設定された第1のアップリンク・グラントが開始された後は、設定された第1のアップリンク・グラントを割り振るためにネットワーク・シグナリングは必要とされない。設定された第1のアップリンク・グラントは、ネットワーク・シグナリングによって開始されるか、又はあらかじめ割り当てておくことができる。ネットワーク・シグナリングは、SPSの開始又は再開始である可能性がある。
一実施形態では、UEは、スケジューリング要求を送信する前にシグナリングを受信することができる。UEは、BSR制御要素を送信する前にシグナリングを受信することができる。UEは、送信可能なデータがないときにシグナリングを受信することができる。
一実施形態では、UEは、設定された第1のアップリンク・グラントを介して、パディングのみを伴うMAC PDUを送信することはしない。パディングは、(i)(複数の)パディング・ビット、(ii)(複数の)パディング・ビットに関連付けられた少なくとも1つのサブヘッダ、(iii)パディングBSRに対応するMAC制御要素、(iv)パディングBSRに対応するMAC制御要素に関連付けられたサブヘッダ、(v)パディング・サイドリンクBSRに対応するMAC制御要素、(vi)パディング・サイドリンクBSRに対応するMAC制御要素に関連付けられたサブヘッダを含み得る。
一実施形態では、設定された第1のアップリンク・グラントを利用できる周期は、10msなどの指定値よりも短い。或いは、周期は、1ms、2ms、又は5msであってもよい。
一実施形態では、第1のシグナリングはPDCCHで送信することができる。第1のシグナリングは、半永続的スケジューリングのC−RNTIを宛先とすることができる。第1のシグナリングはRRCメッセージとすることができる。
一実施形態では、第2のシグナリングはPDCCHで送信することができる。さらに、第2のシグナリングはC−RNTIを宛先とすることができる。
一実施形態では、第1のアップリンク・グラント及び第2のアップリンク・グラントは、データ・チャネル又はUL−SCHで行うことができる。さらに、送信可能なデータとは、設定された第1のアップリンク・グラントを利用することが可能な論理チャネルに属するデータが、送信のために利用できることを意味することができる。UEは、ネットワーク構成に基づいて、制御チャネル及びデータ・チャネルで送信を行うことを許されていない。制御チャネルはPUCCHであり得る。データ・チャネルはPUSCHであり得る。
図3及び図4を再度参照すると、UEの一例示的実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラム・コード312を含む。CPU308は、プログラム・コード312を実行して、UEに、(i)第1のアップリンク・グラントを設定するための第1のシグナリングを受信させ、設定された第1のアップリンク・グラントは、データ・チャネルでのUL送信のために周期的に利用することができ、(ii)所与のTTIにおける物理制御情報の送信を準備させ、(iii)設定された第1のアップリンク・グラントがそのTTI中に利用可能である場合、設定された第1のアップリンク・グラントを使用して、物理制御情報をデータ・チャネルで送信させ、及び(iv)そのTTI中に特定のTTIについてのアップリンク・グラントを示す第2のシグナリングが受信された場合、物理制御情報を制御チャネルで送信させることができ、ここで、制御チャネルとデータ・チャネルでの同時の送信が許されている。さらに、CPU308は、プログラム・コード312を実行して、上記で説明した動作及びステップ、並びに本明細書に記載される他のステップ及び動作のすべてを行わせることができる。
図28は、UEの視点から見た一例示的実施形態によるフローチャート2800である。ステップ2805で、UEは、第1のアップリンク・グラントを設定するための第1のシグナリングを受信し、ここで、設定された第1のアップリンク・グラントは、データ・チャネルでのUL送信のために周期的に利用可能である。ステップ2810で、UEは、所与のTTIにおける物理制御情報の送信を準備する。ステップ2815で、設定された第1のアップリンク・グラントがそのTTI中に利用可能である場合、UEは、そのTTI中に物理制御情報を制御チャネルで送信する。ステップ2820で、そのTTI中に特定のTTIについての第2のアップリンク・グラントを示すために第2のシグナリングが受信された場合、UEは、そのTTI中に物理制御情報をデータ・チャネルで送信する。
図3及び図4を再度参照すると、UEの一例示的実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラム・コード312を含む。CPU308は、プログラム・コード312を実行して、UEに、(i)第1のアップリンク・グラントを設定するための第1のシグナリングを受信させ、設定された第1のアップリンク・グラントは、データ・チャネルでのUL送信のために周期的に利用することができ、(ii)所与のTTIにおける物理制御情報の送信を準備させ、(iii)設定された第1のアップリンク・グラントがそのTTI中に利用可能である場合、そのTTI中に物理制御情報を制御チャネルで送信させ、及び(iv)そのTTI中に特定のTTIについての第2のアップリンク・グラントを示すために第2のシグナリングが受信された場合、そのTTI中に物理制御情報をデータ・チャネルで送信させることができる。さらに、CPU308は、プログラム・コード312を実行して、上記で説明した動作及びステップ、並びに本明細書に記載される他のステップ及び動作のすべてを行わせることができる。
図29は、UEの視点から見た一例示的実施形態によるフローチャート2900である。ステップ2905で、データ・チャネルでの送信のためにTTIについてアップリンク・グラントを利用可能である。ステップ2910で、UEがそのTTIにおける物理制御情報の送信を準備する。ステップ2915で、UEが、アップリンク・グラントの利用可能リソースに従って、どちらのチャネルで物理制御情報を送信するかを決定する。一実施形態では、アップリンク・グラントの利用可能リソースに従って、どちらのチャネルで物理制御情報を送信するかを決定すること(ステップ2915に示される)は、アップリンク・グラントの利用可能リソースが特定の値より少ない場合は、そのTTI中に物理制御情報を制御チャネルで送信し、アップリンク・グラントの利用可能リソースが特定の値より多い場合は、そのTTI中に物理制御情報をデータ・チャネルで送信することを意味する。
図3及び図4を再度参照すると、データ・チャネルでの送信のためにTTIについてアップリンク・グラントが利用可能であるUEの一実施形態において、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラム・コード312を含む。CPU308は、プログラム・コード312を実行して、UEに、(i)そのTTIにおける物理制御情報の送信を準備させ、及び(ii)アップリンク・グラントの利用可能リソースに従って、どちらのチャネルで物理制御情報を送信するかを決定させることができる。さらに、CPU308は、プログラム・コード312を実行して、上記で説明した動作及びステップ、並びに本明細書に記載される他のステップ及び動作のすべてを行わせることができる。
図28及び図29に示された実施形態を再度参照すると、一実施形態では、アップリンク・グラントの利用可能リソースが特定の値より少ない場合、UEは、そのTTI中に物理制御情報を制御チャネルで送信する。アップリンク・グラントの利用可能リソースが特定の値より多い場合、UEは、そのTTI中に物理制御情報をデータ・チャネルで送信する。
一実施形態では、利用可能リソースは、アップリンク・グラントのTTI長、又はアップリンク・グラントのPRB(ペア)の数である可能性がある。アップリンク・グラントは、特定のTTIについてダウンリンク制御チャネルで受信することができる。アップリンク・グラントは、UL送信のために周期的に利用可能となるように設定されることができる。
一実施形態では、特定の値は、物理制御情報の異なる量/ペイロード・サイズごとに異なってもよい。特定の値は、異なる変調及び符号化方式ごとに異なってよい。特定の値は、物理制御情報のコード・レートがしきい値を上回ることを保証することができる。
一実施形態では、物理制御情報が制御チャネルで送信される場合、UEは、設定されたアップリンク・グラントをデータ・チャネルでの送信に使用しない。UEは、制御チャネルとデータ・チャネルで同時に送信を行うことを許されていない。
図30は、UEの視点から見た一例示的実施形態によるフローチャート3000である。ステップ3005で、TTI中にアップリンク・グラントがUEに利用可能であり、ここで、UEは送信可能なデータを有していない。ステップ3010で、UEは、物理制御情報をそのTTI中に送信する必要があるか否かに従って、そのTTI中にアップリンク・グラントをスキップするかどうかを決定する。
図3及び図4を再度参照すると、UEの一例示的実施形態では、TTI中にアップリンク・グラントがUEに利用可能であり、ここで、UEは送信可能なデータを有しておらず、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラム・コード312を含む。CPU308は、プログラム・コード312を実行して、UEに、そのTTI中に物理制御情報を送信する必要があるか否かに従って、そのTTI中にアップリンク・グラントをスキップするかどうかを決定させることができる。さらに、CPU308は、プログラム・コード312を実行して、上記で説明した動作及びステップ、並びに本明細書に記載される他のステップ及び動作のすべてを行わせることができる。
図31は、UEの視点から見た一例示的実施形態によるフローチャート3100である。ステップ3105で、TTI中にUEにアップリンク・グラントが利用可能であり、ここで、UEは送信可能なデータを有していない。ステップ3110で、そのTTI中に物理制御情報を送信する必要がある場合、UEは、アップリンク・グラントに従って、物理制御情報をデータ・チャネルで送信する。ステップ3115で、そのTTI中に物理制御情報を送信する必要がない場合、UEはアップリンク・グラントをスキップする。
図3及び図4を再度参照すると、UEの一例示的実施形態では、TTI中にアップリンク・グラントがUEに利用可能であり、ここで、UEは送信可能なデータを有しておらず、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラム・コード312を含む。CPU308は、プログラム・コード312を実行して、UEに、(i)そのTTI中に物理制御情報を送信する必要がある場合、アップリンク・グラントに従って、物理制御情報をデータ・チャネルで送信させ、(ii)そのTTI中に物理制御情報を送信する必要がない場合、アップリンク・グラントをスキップさせることができる。さらに、CPU308は、プログラム・コード312を実行して、上記で説明した動作及びステップ、並びに本明細書に記載される他のステップ及び動作のすべてを行わせることができる。
図30及び図31に示された実施形態を再度参照すると、一実施形態では、アップリンク・グラントをスキップすることは、UEがデータ・チャネルで送信を行わないことを意味する。UEは、物理制御情報を、データ・チャネルで、パディング又はパディングMAC(媒体アクセス制御)制御要素を含むトランスポート・ブロックによって送信する。
一実施形態では、アップリンク・グラントは、周期的に利用可能である設定されたアップリンク・グラントであり得る。アップリンク・グラントは、TTIに固有の動的グラントであり得る。
一実施形態では、UEは、パディングなしで(又はパディングMAC制御要素なしで)物理制御情報をデータ・チャネルで送信する。データ・チャネルで送信を行う際には、UEは、すべての物理制御情報をMACレイヤからの通常のトランスポート・ブロックとして扱い、すべての物理制御情報に対して通常の符号化を行う。UEは、UL−SCHデータなしでPUSCH送信を行うのと同じようにして、データ・チャネルでの送信を行うであろう。
一実施形態では、UEは、第1の種類の物理制御情報(CQI及び/又はPMIなど)をMACレイヤからの通常のトランスポート・ブロックとして扱い、第1の種類の物理制御情報に対して通常の符号化(CRCの付加、インターリーブ、及び/又はチャネル符号化など)を行う。UEは、第2の種類の物理制御情報(HARQ−ACK及び/又はRIなど)を、データ・チャネルの一部のリソース上に多重化する。UEは、物理制御情報のペイロード・サイズをデータ・チャネル上で指示する。ペイロード・サイズの指示は、データ・チャネルの何らかの特定のリソースで搬送される。ペイロード・サイズの指示は、データ・チャネルのCRCをマスクすることによって行われる。UEは、UEが送信可能なデータを有するか否かをデータ・チャネル上で指示する。UEが送信可能なデータを有するか否かの指示は、データ・チャネルの何らかの特定のリソースで搬送される。UEが送信可能なデータを有するか否かの指示は、データ・チャネルのCRCをマスクすることによって行われる。
上記の解決法又は実施形態に基づくと、物理制御情報をより効率的に送信することができる。
本開示の様々な態様を上記で説明した。本明細書の教示は、幅広い形態で具現化することが可能であり、本明細書に開示される特定の構造、機能、又はその両方は単に代表的なものに過ぎないことは明らかであろう。本明細書の教示に基づき、当業者は、本明細書に開示される態様は、どの他の態様とも独立して実装することができ、それらの態様の2つ以上を様々な形で組み合わせることが可能であることを認識されよう。例えば、任意数の本明細書に述べられる態様を使用して、装置を実装することができ、又は方法を実施することができる。また、本明細書に述べられる態様の1つ又は複数に加えて、又はそれ以外の他の構造、機能性、若しくは構造及び機能性を使用して、そのような装置を実装する、又はそのような方法を実施することも可能である。上記概念の一部の一例として、いくつかの態様では、パルス反復周波数に基づいて同時のチャネルを確立することができる。いくつかの態様では、パルスの位置又はオフセットに基づいて同時のチャネルを確立することができる。いくつかの態様では、時間ホッピング・シーケンスに基づいて同時のチャネルを確立することができる。いくつかの態様では、パルス反復周波数、パルスの位置又はオフセット、及び時間ホッピング・シーケンスに基づいて同時のチャネルを確立することができる。
当業者は、情報及び信号は、各種の異なる技術及び技法のいずれかを使用して表され得ることを理解されよう。例えば、上記の説明全体を通じて参照される可能性のあるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場若しくは磁粉、光場若しくは光学粒子、又はそれらの任意の組み合わせによって表されることが可能である。
当業者はさらに、本明細書に開示される態様との関連で記載される様々な例示的論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、及びアルゴリズムのステップは、電子ハードウェア(例えば、ソース・コーディング若しくは何らかの他の技術を使用して設計可能な、デジタル実装、アナログ実装、若しくは両者の組み合わせ)、命令を組み込んだ様々な形態のプログラム若しくは設計コード(本明細書では便宜的に「ソフトウェア」若しくは「ソフトウェア・モジュール」と呼ぶことがある)、又はそれら両方の組み合わせとして実装可能であることを認識されよう。ハードウェアとソフトウェアとのこの互換性を明確に説明するために、様々な例示的構成要素、ブロック、モジュール、回路、及びステップは、上記では、一般にそれらの機能性の点から説明している。そのような機能性がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の用途、及びシステム全体に課される設計の制約に応じて決まる。当業者は、記載される機能性を、特定の用途ごとに様々に異なる方式で実装することができるが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈すべきでない。
また、本明細書に開示される態様との関連で記載される様々な例示的論理ブロック、モジュール、及び回路は、集積回路(「IC」)、アクセス端末、又はアクセス・ポイントの内部で実装されるか、又はそれらによって行われることができる。ICは、本明細書に記載される機能を行うように設計された、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途集積回路(ASIC)、フィールド・プログラム可能ゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラム可能論理デバイス、個別のゲート若しくはトランジスタ論理、個別のハードウェア構成要素、電気構成要素、光学構成要素、機械的構成要素、又はそれらの任意の組み合わせからなることができ、ICの内部、ICの外部、又はその両方にあるコード又は命令を実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよいが、代替法では、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は状態機械であってもよい。プロセッサはまた、コンピューティング・デバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、DSPコアと併用した1つ若しくは複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、又は任意の他の同様の構成として実装されてもよい。
開示される方法におけるステップの特定の順序又は階レイヤは、例としての手法の一例であることが理解される。設計上の嗜好に基づいて、本開示の範囲内に留まりながら、方法におけるステップの特定の順序又は階レイヤを並べ替えることが可能であることが理解される。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例としての順序で提示しており、提示される特定の順序又は階レイヤに限定される意図はない。
本明細書に開示される態様との関連で記載される方法又はアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアとして具現化するか、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールとして具現化するか、又はその両者の組み合わせとして具現化することができる。ソフトウェア・モジュール(例えば実行可能命令及び関連するデータを含む)並びに他のデータが、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ディスク、CD−ROM、又は当技術分野で知られる任意の他の形態のコンピュータ可読記憶媒体などのデータ・メモリに存在することができる。例としての記憶媒体は、例えばコンピュータ/プロセッサ(本明細書では便宜的に「プロセッサ」と呼ぶことがある)などの機械に結合して、プロセッサが記憶媒体から情報(例えばコード)を読み出し、そこに情報を書き込むことができるようにすることができる。例としての記憶媒体は、プロセッサと一体にすることもできる。プロセッサ及び記憶媒体はASICの中に存在してもよい。ASICはユーザ機器の中に存在することができる。代替法では、プロセッサ及び記憶媒体は、個別の構成要素としてユーザ機器内に存在することができる。さらに、いくつかの態様では、任意の適切なコンピュータ・プログラム製品が、本開示の態様の1つ又は複数に関係するコードを備えたコンピュータ可読媒体を備えることができる。いくつかの態様では、コンピュータ・プログラム製品は、パッケージング材料を備えることができる。
本発明について様々な態様との関連で説明したが、本発明にはさらなる改変が可能であることが理解されよう。本願は、本発明の原理に概ね従う本発明のいずれの変形例、使用例、又は適合を包含することを意図し、本発明が関係する技術分野内で知られており、慣習的である慣行内に該当する、本開示からの逸脱を含む。

Claims (12)

  1. UE(ユーザ機器)の方法であって、
    TTI(送信時間間隔)中にアップリンク・グラントが前記UEに利用可能であるステップであって、前記UEが、送信可能なデータを有していない、ステップと、
    前記TTI中に物理制御情報を送信する必要がある場合、前記UEが、前記アップリンク・グラントに従って、前記物理制御情報をデータ・チャネルで送信するステップと、
    前記TTI中に前記物理制御情報を送信する必要がない場合、前記UEが前記アップリンク・グラントをスキップするステップとを含み
    前記アップリンク・グラントをスキップすることは、前記UEが前記データ・チャネルで送信を行わないことを意味する、方法。
  2. 前記アップリンク・グラントが、周期的に利用可能である設定されたアップリンク・グラントである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記アップリンク・グラントが、前記TTIに固有の動的グラントである、請求項1に記載の方法。
  4. 前記UEが、前記物理制御情報を、前記データ・チャネルで、パディング又はパディングMAC(媒体アクセス制御)制御要素を含むトランスポート・ブロックによって送信する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記物理制御情報は、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インデックス(PMI)、ランク・インジケータ(RI)及びハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックのうちの少なくとも1つを含む、請求項1の方法。
  6. 前記データ・チャネルは、物理アップリンク共有チャネルである、請求項1に記載の方法。
  7. ユーザ機器(UE)であって、TTI(送信時間間隔)中にアップリンク・グラントが当該UEに利用可能であり、当該UEは送信可能なデータを有しておらず、当該UEは、
    制御回路と、
    前記制御回路内に設置されたプロセッサと、
    前記制御回路内に設置され、前記プロセッサに動作可能に結合されたメモリと
    を備え、
    前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたプログラム・コードを実行して、
    前記TTI中に物理制御情報を送信する必要がある場合、前記アップリンク・グラントに従って、前記物理制御情報をデータ・チャネルで送信し、
    前記TTI中に前記物理制御情報を送信する必要がない場合、前記アップリンク・グラントをスキップするように構成さ
    前記アップリンク・グラントをスキップすることは、当該UEが前記データ・チャネルで送信を行わないことを意味する、UE。
  8. 前記アップリンク・グラントが、周期的に利用可能である設定されたアップリンク・グラントである、請求項7に記載のUE。
  9. 前記アップリンク・グラントが、前記TTIに固有の動的グラントである、請求項7に記載のUE。
  10. 前記プロセッサがさらに、前記メモリに記憶されたプログラム・コードを実行して、
    前記物理制御情報を、前記データ・チャネルで、パディング又はパディングMAC(媒体アクセス制御)制御要素を含むトランスポート・ブロックによって送信するように構成される、請求項7に記載のUE。
  11. 前記物理制御情報は、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インデックス(PMI)、ランク・インジケータ(RI)及びハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックのうちの少なくとも1つを含む、請求項7のUE。
  12. 前記データ・チャネルは、物理アップリンク共有チャネルである、請求項7に記載のUE。
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