JP6434861B2 - 光クロスコネクト装置及び光モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、光ネットワークで利用される光クロスコネクト装置及び光モジュールに関する。
従来から、複数の光ノード間を接続する光ファイバで構成された光ネットワークが知られている。図14は、従来の光ネットワークを示す図である。光ネットワーク7は、光ノードである光クロスコネクト装置(Optical Cross-connect:OXC)8と、OXC8同士を接続する光伝送路である光ファイバ3と、各OXC8に接続されるクライアント装置4とを備える。光ネットワーク7は、送信側及び受信側となるクライアント装置4間で通信が行われる場合、送信側OXC8と受信側OXC8との間の光パス5、6によってクライアント装置4の信号を送信する。なお、送信側OXC8は、送信側クライアント装置4に接続されるOXC8である。受信側OXC8は、受信側クライアント装置4に接続されるOXC8である。
図15は、M本(Mは2以上の自然数)の方路に対して信号の送受信が可能なOXC8の機能ブロックを示す図である。
OXC8は、NNI(Network Node Interface)機能部81−1〜81−M、85−1〜85−Mと、光スイッチ機能部82と、UNI(User Network Interface)機能部86とを備える。なお、以降の記載において、符号81−1〜81−Mを81−1〜Mと表記し、符号85−1〜85−Mを85−1〜Mと表記する。本明細書において「−」を含む他の符号も同様の表現とする。また、OXC8は、特定の方向へ接続される光ファイバ3を含むM本の入力方路301−1〜MおよびM本の出力方路302−1〜Mと接続されている。
NNI機能部81−1〜Mは、M本ある各入力方路301−1〜Mに対応して設けられ、各入力方路301−1〜Mから入力される波長多重信号(Wavelength Division Multiplexing信号:WDM信号)を増幅する処理および光パス品質の監視を行う。
光スイッチ機能部82は、WXC(Wavelength Cross-connect)機能部83と、Add/Drop機能部84とを備える。NNI機能部85−1〜Mは、M本ある各出力方路302−1〜Mに対応して設けられ、光スイッチ機能部82からの信号を増幅し、光パス品質の監視を行う。UNI機能部86は、光パスの終端となる機能を有し、クライアント信号の光信号への収容等を行うトランスポンダを複数備える。
次に、光スイッチ機能部82の詳細について説明する。WXC機能部83は、NNI機能部81−1〜Mから入力されるWDM信号を分波する機能と、分波後の光信号に対して、伝送先の方路の切り替え(Cross−connect)、取り出し(Drop)、追加(Add)の選択を行う機能とを有する。Add/Drop機能部84は、WXC機能部83において、取り出された光信号を受信し、UNI機能部86のトランスポンダへ出力する機能を有する。また、Add/Drop機能部84は、UNI機能部86から追加される光信号をWXC機能部83へ出力する機能を有する。
WXC機能部83では、NNI機能部81−1〜Mから入力されるWDM信号に対して、波長ごとに分波する処理を行い、分波後の光信号に対して、伝送先の方路の切り替えか、取り出しかの選択を行う。ここで、伝送先の方路の切り替えを選択した場合、WXC機能部83では、各入力方路301−1〜MからCross−connectされるWDM信号を多重して、多重後のWDM信号をNNI機能部85−1〜Mへ出力する。これにより、NNI機能部85−1〜Mは、WXC機能部83が出力する光信号を受信し、対応する出力方路302−1〜Mへ出力する。また、取り出しを選択した場合、WXC機能部83は、取り出した光信号を合波して得たWDM信号を、Add/Drop機能部84へ出力する。
Add/Drop機能部84は、WXC機能部83で取り出しされたWDM信号を所望のUNI機能部86のトランスポンダへ出力する。UNI機能部86のトランスポンダは、Add/Drop機能部84より受信した光信号であって、取り出しされた光信号を、広域転送用の信号様式からクライアント装置4で用いる信号様式であるクライアント信号に変換して、クライアント装置4へ出力する。ここで、クライアント信号は、例えば、1〜100ギガビットイーサネット(登録商標)、OC−192、OC−48、STM64、及び、STM16等の通信規格に対応した信号である。
また、UNI機能部86のトランスポンダは、新たに光信号を光スイッチ機能部82へ追加する場合、クライアント装置4からのクライアント信号を、広域転送用の信号様式の光信号に変換する。UNI機能部86は、トランスポンダで変換された光信号をAdd/Drop機能部84へ出力する。Add/Drop機能部84は、その光信号を受信し、所望のNNI出力ポートから出力されるようにスイッチングして、WXC機能部83に送信する。WXC機能部83は、Add/Drop機能部84より受信した光信号と、それぞれの方路へCross−connectされる光信号とを合波し、NNI機能部85−1〜Mへ出力する。
次に、WXC機能部83における一つの方路に対応する部分の構成例について説明する。図16は、WXC機能部83における一つの方路に対応する部分の構成例を示す図である。この図に示されるL(L≧2)は、方路の数をM本とすると、例えば、L=M−1+Dで規定される。但し、Dは、WXC機能部83のNNI機能部81−1〜Mに対応する入力側のWSS(Wavelength Selective Switch:波長選択スイッチ)の出力側に設けられるDropポートの数、又はNNI機能部85−1〜Mに対応する出力側のWSSの入力側に設けられるAddポートの数である。
1×L WSS831は、NNI機能部81−1〜Mに対応して設けられたM個の入力側のWSSの内の一つであり、1個の入力ポートおよびL個の出力ポートを持つ。L×1 WSS832は、NNI機能部85−1〜Mに対応して設けられたM個の出力側のWSSの一つであり、L個の入力ポートおよび1個の出力ポートを持つ。なお、1×L WSS831に替えて、L個の出力ポートを持つ光カプラである1×L光カプラを用いてもよい。
1×L WSS831は、NNI機能部81−1〜Mの内の対応する一つから入力されたWDM信号を、波長ごとに分波して、分波後の光信号に対して、伝送先の方路の切り替え、又は、取り出しの選択を行う。次に、1×L WSS831は、選択に応じて光スイッチ処理した光信号を合波してWDM信号を得て、そのWDM信号をAdd/Drop機能部84もしくは他の方路の出力側のWSSを構成するL×1 WSS(図示していない)へ出力する。
L×1 WSS832は、他の方路の入力側のWSSを構成する1×L WSSから出力されたWDM信号と、Add/Drop機能部84から出力されたWDM信号とを多重し、NNI機能部85−1〜Mの内の対応する一つへ出力する。
次に、Add/Drop機能部84の構成例について説明する。図17は、Add/Drop機能部84の構成例を示す図である。Add/Drop機能部84は、入力側のWSSから取り出さしたWDM信号を所望のトランスポンダに入力するため、M個の入力ポートおよび1個の出力ポートを持つM×1 WSS841と、1個の入力ポートおよびN1個(N1≧2)の出力ポートを持つ1×N1 光カプラ842とを備える。
M×1 WSS841は、1×L WSS831を含む入力側のWSSのDropポートと接続される入力ポートを有し、各入力側のWSSから取り出しされたWDM信号を合波して1×N1 光カプラ842へ出力する。
1×N1光カプラ842は、M×1 WSS841から入力されたWDM信号を分岐して、UNI機能部86の各トランスポンダに出力する。ここで、UNI機能部86のトランスポンダが、局部発信光源を持つ場合、WDM信号のうち各トランスポンダが受信する光信号の周波数は局部発信光の周波数によって選択されるため、1×N1光カプラ842から出力されたWDM信号は直接トランスポンダに入力される。UNI機能部86のトランスポンダが局部発信光源を持たない場合、1×N1光カプラ842から出力されたWDM信号のうち各トランスポンダが受信する光信号の周波数を選択するために、1×N1光カプラ842とトランスポンダの間に可変波長フィルタなどの波長選択性を持つ光デバイスを挿入する。
Add/Drop機能部84は、トランスポンダから出力されたWDM信号を出力側のWSSへ入力するための構成として、N1個(N1≧2)の入力ポートおよび1個の出力ポートを持つN1×1 光カプラ844と、1個の入力ポートおよびM個の出力ポートを持つ1×M WSS843とを備える。N1×1 光カプラ844は、N1個の入力ポートが各トランスポンダと接続され、各トランスポンダから出力されるWDM信号を合波して、合波した後のWDM信号を1×M WSS843へ出力する。1×M WSS843は、N1×1 光カプラ844から入力されたWDM信号を波長ごとの光信号に分波して、分波した光信号を、追加対象となる出力側のWSS毎に合波して、WDM信号を生成する。次に、1×M WSS843は、対応する出力側のWSSへ生成したWDM信号を出力する。
特開2010−81374号公報
P. Palacharla, X. Wang, I. Kim, D. Bihon, M. D. Feuer, S. L. Woodward, "Blocking Performance in Dynamic Optical Networks based on Colorless, Non-directional ROADMs", in Optical Fiber Communication Conference/National Fiber Optic Engineers Conference (OFC/NFOEC) 2011, JWA8. R. Younce, S. Gringeri, Y. Wang, J. Larikova, "Contentionless and Near Contentionless Blocking Performance and Economics for All Coherent Metro / Regional Networks", in Optical Fiber Communication Conference (OFC) 2014, W4B.5.
図17に示すAdd/Drop機能部84の構成では、同一の波長の光信号を、複数の入力側のWSSから同時に取り出した場合、M×1 WSS841において合波を行うと、光信号の衝突(以下、波長衝突という)が発生するという問題がある。
そして、そのような波長衝突を回避するために、光クロスコネクト装置内で波長衝突が発生しないようにする機能(以下、contentionless機能という)を有した光クロスコネクト装置が提案されている(例えば、非特許文献2を参照。)。ここで、非特許文献2に記載のAdd/Drop機能部の技術を、図15に示すAdd/Drop機能部84に適用した場合を考える。図18は、contentionless機能を実現するAdd/Drop機能部の第1の構成例を示す図である。
図18に示すように、Add/Drop機能部84aは、Drop機能部84a1と、Add機能部84a2とを含むM×N1 マルチキャストスイッチとして構成される。Drop機能部84a1は、N1個の分岐を有するM個の1×N1 光カプラ84a1−1〜3と、入力ポートがM個、出力ポートが1個となるN1個のM×1 光スイッチ84a1−4〜6を備える。各1×N1 光カプラ84a1−1〜3の出力ポートと、各M×1 光スイッチ84a1−4〜6の入力ポートが接続されている。各1×N1 光カプラ84a1−1〜3の入力ポートには、入力側のWSSから取り出したWDM信号が入力され、各M×1 光スイッチ84a1−4〜6の出力ポートは、各トランスポンダと接続される。
また、contentionless機能を実現するAdd/Drop機能部の別の構成例について説明する。図19は、contentionless機能を実現するAdd/Drop機能部の第2の構成例を示す図である。
図19に示すように、Add/Drop機能部84bは、波長衝突が発生しない光学系の構成を有する、入力ポートM個、出力ポートN1個のWSSであるM×N1 コンテンションレス WSS84b1と、入力ポートN1個、出力ポートM個のWSSであるN1×M コンテンションレス WSS84b2とを備える。M×N1 コンテンションレス WSS84b1の入力ポートは、入力側のWSSから取り出したWDM信号が入力される。N1×M コンテンションレス WSS84b2の出力ポートは、出力側のWSSと接続される。
ここで、図18、図19に示した、contentionless機能を実現するAdd/Drop機能部の問題点について説明する。図18に示した、Add/Drop機能部84aは、波長衝突は回避できるものの、光カプラに起因した原理損があるため、高損失となり光増幅器が必要となる。このため部品点数が増加し、装置の構成が複雑化してしまうという問題がある。また、図19に示した、Add/Drop機能部84bは、M×N1 コンテンションレス WSS84b1及びN1×M コンテンションレス WSS84b2を、実際に製品として製造するには、技術的に難易度が高く、量産することが困難であるという問題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、原理的に波長衝突が発生する構成を用いた上で、波長衝突の確率を低減することができる光クロスコネクト装置及び光モジュールを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、M(Mは2以上の自然数)本の方路に対して、波長多重信号である光信号の伝送を制御する光スイッチ機能部と、α個の入力ポートを有し光信号からクライアント信号への変換を行う、または、α個の出力ポートを有しクライアント信号から光信号への変換を行う変換機能部とを備える光クロスコネクト装置であって、前記光スイッチ機能部は、前記方路間および前記方路と前記変換機能部間における前記光信号の伝送先を制御する波長クロスコネクト機能部と、前記波長クロスコネクト機能部と、前記変換機能部との間で送受信される前記光信号を処理するため、M個の入力ポートとN(Nは2以上の自然数)個の出力ポートとを有する波長選択スイッチであるM×N波長選択スイッチを、K(Kは2以上の自然数)個集積した光モジュール、N個の入力ポートとM個の出力ポートを有する波長選択スイッチであるN×M波長選択スイッチを、K個集積した光モジュール、及び、前記M×N波長選択スイッチと前記N×M波長選択スイッチとを合わせてK個集積した光モジュールの少なくともいずれか一つとを備える光クロスコネクト装置である。
本発明の一態様は、前記の光クロスコネクト装置であって、前記光モジュールは、光信号を分波する分波器と、前記分波器で分波された光信号の反射方向を制御する光スイッチ部とのいずれか一方又は双方を、K個の波長選択スイッチで共用する。
本発明の一態様は、前記の光クロスコネクト装置であって、前記光モジュールは、K個の入出力ポートを有する平面光波回路を複数備える。
本発明の一態様は、前記の光クロスコネクト装置であって、前記光モジュールが、前記M×N波長選択スイッチ又は前記N×M波長選択スイッチに相当する機能を有する場合、前記平面光波回路をM+N個備える。
本発明の一態様は、前記の光クロスコネクト装置であって、前記光モジュールにおいて、前記M×N波長選択スイッチ又は前記N×M波長選択スイッチのNの値は、N≦20である。
本発明の一態様は、前記の光クロスコネクト装置であって、前記変換機能部は、複数のクライアント装置のいずれかと、前記クライアント信号を送受信する機能を更に備え、前記変換機能部が有する出力ポートと、任意の前記クライアント装置とを接続する第1の接続選択部、又は、前記クライアント装置と、任意の前記変換機能部が有する入力ポートとを接続する第2の接続選択部を更に備える。
本発明の一態様は、前記の光クロスコネクト装置であって、前記変換機能部は、前記光モジュールに対応してN個の入力ポート又は出力ポートの単位で配置されており、前記第1の接続選択部は、同一の前記単位の前記変換機能部の前記N個の出力ポートと、異なる前記クライアント装置とをそれぞれ接続し、前記第2の接続選択部は、同一のクライアント装置からの複数の出力と、異なる前記単位の前記変換機能部の入力ポートとをそれぞれ接続する。
本発明の一態様は、前記の光クロスコネクト装置であって、前記M×N波長選択スイッチと、任意の前記変換機能部の入力ポートとの光パスを接続する第3の接続選択部と、前記変換機能部の出力ポートと、任意の前記N×M波長選択スイッチとの光パスを接続する第4の接続選択部とを更に備える。
本発明の一態様は、前記の光クロスコネクト装置であって、前記変換機能部は、前記光モジュールに対応してN個の入力ポート又は出力ポートの単位で配置されており、前記第3の接続選択部は、同一の前記M×N波長選択スイッチのN個の出力と、異なる前記単位の前記変換機能部のN個の入力ポートとをそれぞれ接続し、前記第4の接続選択部は、同一の前記単位の前記変換機能部のN個の出力ポートと、異なる前記N×M波長選択スイッチとをそれぞれ接続する。
本発明の一態様は、M(Mは2以上の自然数)本の方路に対して、波長多重信号である光信号の伝送を制御する光スイッチ機能部と、α個の入力ポートを有し光信号からクライアント信号への変換を行う、または、α個の出力ポートを有しクライアント信号から光信号への変換を行う変換機能部とを備える光クロスコネクト装置の前記光スイッチ機能部に設けられる光モジュールであって、前記方路と前記変換機能部との間を伝送される前記光信号を処理するため、M個の入力ポートとN(Nは2以上の自然数)個の出力ポートとを有するM×N波長選択スイッチを、K(Kは2以上の自然数)個集積する構成、N個の入力ポートとM個の出力ポートを有するN×M波長選択スイッチを、K個集積する構成、及び、前記M×N波長選択スイッチと前記N×M波長選択スイッチとを合わせてK個集積する構成の少なくともいずれか一つの構成を備える光モジュールである。
本発明の一態様は、前記の光モジュールであって、前記光信号を分波する分波器と、前記分波器で分波された光信号の反射方向を制御する光スイッチ部とを更に備え、前記分波器及び前記光スイッチ部の少なくとも一つを、K個の波長選択スイッチで共用する。
本発明の一態様は、前記の光モジュールであって、K個の入出力ポートを有する平面光波回路を複数備える。
本発明により、複数の方路に対応する光クロスコネクト装置及び光モジュールにおいて、原理的に波長衝突が発生する構成を用いた上で、波長衝突の確率を低減することができる。
本実施形態における光ネットワークの概略を示す図である。 本実施形態におけるOXC2の機能ブロックを示す図である。 本実施形態における光スイッチ機能部21の構成例を示す図である。 第1の実施形態におけるM×N WSSをK個集積したDrop側光モジュール22aの構成例を示す図である。 2×3 WSSの構成例と、2×3 WSSのスイッチ素子による光信号の制御の例を示す図である。 第2の実施形態における複数のM×N WSSを光モジュールとして平面光波回路を用いた構成例を示す図である。 第2の実施形態における図6に示した光入出力部61の詳細な構成例を示す図である。 第3の実施形態における光モジュール内のM×N WSSのポート数Nと、OXC2内で波長衝突が発生する確率の関係を示すグラフである。 第4の実施形態におけるUNI機能部86周辺の構成例を示す図である。 第4の実施形態におけるWSS選択部91、92の有無とOXC2内で波長衝突が発生する確率との関係を示すグラフである。 第5の実施形態におけるUNI機能部86周辺の構成例を示す図である。 第6の実施形態におけるUNI機能部86周辺の構成例を示す図である。 WSS選択部91b、92bの配線の一例を示す図である。 従来の光ネットワークを示す図である。 M本(Mは2以上の自然数)の方路に対して信号の送受信が可能なOXC8の機能ブロックを示す図である。 WXC機能部83における一つの方路に対応する部分の構成例を示す図である。 Add/Drop機能部84の構成例を示す図である。 contentionless機能を実現するAdd/Drop機能部の第1の構成例を示す図である。 contentionless機能を実現するAdd/Drop機能部の第2の構成例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1〜第6の実施形態に共通の構成)
図1は、本実施形態における光ネットワークの概略を示す図である。図1に示す光ネットワーク1において、図14に示した従来の光ネットワーク7と比較して異なる部分は、図14のOXC8と異なる構成を有する光クロスコネクト装置であるOXC2を備える点であり、同一符号を付しているその他の構成は、同じものであるので、説明を省略する。
図2は、本実施形態におけるOXC2の機能ブロックを示す図である。
図2に示すOXC2において、図15に示した従来のOXC8と比較して異なる部分は、光スイッチ機能部21が、Add/Drop機能部22を備える点であり、同一符号を付しているその他の構成は同じものであるので、説明を省略する。光スイッチ機能部21は、WXC機能部83と、Add/Drop機能部22とを備える。
WXC機能部83は、伝送先の方路の切り替え(Cross−connect)、取り出し(Drop)、追加(Add)の選択を行い、光信号の伝送先の制御を行う。Add/Drop機能部22は、WXC機能部83で取り出したWDM信号をUNI機能部86のトランスポンダへ出力し、UNI機能部86のトランスポンダから追加されるWDM信号をWXC機能部83へ出力する。UNI機能部86は、光信号とクライアント信号の双方向変換を行う機能部(変換機能部)である。
次に、OXC2の動作について説明する。NNI機能部81−1〜Mは、各入力方路301−1〜Mから入力されるWDM信号を増幅し、WXC機能部83へ出力する。WXC機能部83では、NNI機能部81−1〜Mから入力されるWDM信号に対して、波長ごとに分波する処理を行い、分波後の光信号に対して、伝送先の方路の切り替えか、取り出しかの選択を行う。
ここで、伝送先の方路の切り替えを選択した場合、WXC機能部83は、それぞれの方路へCross−connectされたWDM信号を多重し、多重後のWDM信号をNNI機能部85−1〜Mへ出力する。NNI機能部85−1〜Mは、WXC機能部83が出力する光信号を受信し、対応する出力方路302−1〜Mへ出力する。また、取り出しを選択した場合、WXC機能部83は、取り出した光信号を合波して得たWDM信号を、Add/Drop機能部22へ出力する。これにより、Add/Drop機能部22は、受信したWDM信号を、UNI機能部86の所望のトランスポンダへ出力する。
また、UNI機能部86のトランスポンダは、新たに光信号を光スイッチ機能部21へ追加する場合、クライアント装置4からのクライアント信号を、広域転送用の信号様式の光信号に変換する。UNI機能部86は、トランスポンダで変換された光信号をAdd/Drop機能部22へ出力する。Add/Drop機能部22は、その光信号を受信し、所望のNNI出力ポートから出力されるようにスイッチングして、WXC機能部83へ送信する。WXC機能部83は、Add/Drop機能部22より受信した光信号と、各入力方路301−1〜MからCross−connectされる光信号とを多重し、NNI機能部85−1〜Mへ出力する。
次に、本実施形態における光スイッチ機能部21の構成の詳細について説明する。図3は、本実施形態における光スイッチ機能部21の構成例を示す図である。
図3に示す光スイッチ機能部21は、3本の入出力方路(M=3)に対応する場合の構成例を示すものである。WXC機能部83は、入力ポート1個、出力ポートL個の1×L WSS831−1〜3と、入力ポートL個、出力ポート1個のL×1 WSS832−1〜3とを備える。WXC機能部83は、NNI機能部81−1〜Mから入力されたWDM信号を、出力方路302−1〜Mに対応して設置されるL×1 WSS832−1〜3のいずれか、又は、Drop側光モジュール22aへ分岐する処理を行う。なお、各1×L WSS831−1〜3の少なくとも一つを、L個の出力ポートを持つ光カプラである1×L光カプラに置き換えてもよい。なお、置き換える光カプラの入出力ポートの数は、置き換える対象のWSSの入出力ポートの数と同一とすることが好ましい。
Add/Drop機能部22は、入力ポートM(Mは2以上の自然数)個、出力ポートN(Nは2以上の自然数)個のWSSをK個(Kは2以上の自然数)含むM×N WSS22a−1〜Kを集積したDrop側光モジュール22aと、入力ポートN個、出力ポートM個のWSSをK個含むN×M WSS22b−1〜Kを集積したAdd側光モジュール22bとを備える構成である。
Drop側光モジュール22aは、1×L WSS831−1〜3から出力されたWDM信号を受信し、UNI機能部86の所望のトランスポンダへ出力する。Add側光モジュール22bは、UNI機能部86のトランスポンダから入力されたWDM信号(単一波長を含む)を、所望の出力方路に対応するL×1 WSS832−1〜3のいずれかへ出力する。
なお、図3では、Drop側光モジュール22a及びAdd側光モジュール22bが、それぞれ1台ずつ配置されている構成を示しているが、Drop側光モジュール22a及びAdd側光モジュール22bのそれぞれの個数は、複数個でもよい。
図3において、Lは、Drop側光モジュール22a内のM×N WSS22a−1〜Kの個数Kと、Drop側光モジュール22aの台数Xとの積と、方路数Mとの和から1を引いた自然数(L=M+K×X−1)である。Nは、Drop側光モジュール22a内のM×N WSS22a−1〜Kにおける、UNI機能部86側のポート数である。また、Mは、Drop側光モジュール22a内のM×N WSS22a−1〜Kにおける、WXC機能部83側のポート数であり、方路数Mと等しい。また、M×N WSSをK個集積したDrop側光モジュール22a単体の入力ポートの数は、MとKの積に等しく、出力ポートの数は、NとKの積に等しい。同様に、N×M WSSをK個集積したAdd側光モジュール22b単体の入力ポートの数は、NとKの積に等しく、出力ポートの数は、MとKの積に等しい。
Drop側光モジュール22aにおいて、Drop側光モジュール22a内にK個集積されたM×N WSS22a−1〜Kは、そのM個の入力ポートのうち複数の入力ポートから同一波長を含むWDM信号が入力された場合、その内部で波長衝突が生じる構成を取ってもよい。また、M×N WSSとN×M WSSとを組み合わせてK個集積し、Drop側光モジュール22aおよびAdd側光モジュール22bを一つの光モジュールで実現する構成としてもよい。なお、WSS内部で波長衝突が生じる構成のM×N WSSは、入力ポートM個、出力ポート1個のM×1 WSSと、入力ポート1個、出力ポートN個の1×N WSSとを備え、M×1 WSSの出力ポートと1×N WSSの入力ポートとを接続する構成と、光学的かつ機能的に等価である。
次に、図3で示した光スイッチ機能部21の動作について説明する。
まず、光スイッチ機能部21における取り出しに関する動作について説明する。各入力方路301−1〜Mに対応するNNI機能部81−1〜Mから入力されたWDM信号は、入力側のWSSである1×L WSS831−1〜3によって波長ごとに分波される。1×L WSS831−1〜3は、分波した光信号を、切り替え先の方路又は取り出し先に対応する出力ポート毎に合波してWDM信号を生成し、出力する。このように分岐されたWDM信号は、各方路に対応する出力側のWSSであるL×1 WSS832−1〜3のいずれか、又は、取り出し先に対応するDrop側光モジュール22aのM×N WSS22a−1〜Kのいずれかへ出力される。Drop側光モジュール22aは、1×L WSS831−1〜3から受信したWDM信号を、波長ごとに分波した光信号を得て、その光信号をUNI機能部86の対応する各トランスポンダへ出力する。
次に、光スイッチ機能部21における追加に関する動作について説明する。
Add側光モジュール22bは、UNI機能部86のトランスポンダから入力された光信号を得る。次に、Add側光モジュール22bは、光信号を出力先に対応するL×1 WSS832−1〜3毎に合波して、合波後のWDM信号をL×1 WSS832−1〜3のいずれかに出力する。L×1 WSS832−1〜3は、1×L WSS831−1〜3より受信するWDM信号と、Add側光モジュール22bから受信するWDM信号とを多重して、NNI機能部85−1〜Mへ出力する。
以上、説明したように、本実施形態のOXC2のAdd/Drop機能部22の構成の特徴は、図17に示したAdd/Drop機能部84の構成に比べて、M×N WSSをK個集積したDrop側光モジュール22aまたはN×M WSSをK個集積したAdd側光モジュール22bを用いる点にある。1×L WSS831−1〜3から入力される複数のWDM信号に、波長が同じ光信号が含まれている場合に、Add/Drop機能部22においてM×N WSSを複数配置した構成が、図17に示したAdd/Drop機能部84より優れている点について説明する。Add/Drop機能部22の構成であれば、波長が同じ光信号が含まれている複数のWDM信号が、同一のM×N WSSに入力される確率が低減される。すなわち、光クロスコネクト装置内の、Add/Drop機能部において、波長衝突が発生する確率を低減することができる。
また、Add/Drop機能部22のDrop側光モジュール22aおよびAdd側光モジュール22bは、複数のWSSを1モジュールに集積する構成である。これにより、Add/Drop機能部22は、その大きさを小さくすることができる。すなわち、Add/Drop機能部22を含む光クロスコネクト装置は、その大きさを小型化して、設置面積を小さくすることができる。
次に、図3に示したDrop側光モジュール22a又はAdd側光モジュール22bのように、複数のWSSを集積した光モジュールの具体的な構成例について、第1〜第3の実施形態として説明する。
(第1の実施形態)
まず、複数のM×N WSSを集積する光モジュールの第1の実施形態について説明する。
図4は、第1の実施形態におけるM×N WSSをK個集積したDrop側光モジュール22aの構成例を示す図である。図4では、K=3、M=1、N=2の場合のDrop側光モジュール22aの構成例を示している。
Drop側光モジュール22aは、コリメータ等である光入力部41−1〜3と、コリメータ等である光出力部42−11〜32と、回折格子43と、レンズ44−1〜3と、スイッチ素子45とを備える。M×N WSSをK個集積したDrop側光モジュール22aにおいて、光入力部41−1〜3は、M×K個(図4では3個)設置され、光出力部42−11〜32は、N×K個(図4では6個)設置される。回折格子43は、光入力部41−1〜3から入力されるWDM信号に対して、波長に応じて異なる角度に回折して反射することで分波を行い、かつ、スイッチ素子45で反射された光出力部42−11〜32へ出力する光信号の合波を行う。レンズ44−1〜3は、回折格子43で分波された光信号をスイッチ素子45の所定の領域に伝搬し、かつ、スイッチ素子45により偏向角を制御された光信号を回折格子43の所定の領域に伝搬させる。
スイッチ素子45は、K個(図4では3個)のスイッチ素子45−1〜3から構成され、回折格子43で分波された光信号を、波長ごとに任意の光出力部42−11〜32へ入力するために、光信号のビーム偏向角の制御を行う。具体的には、スイッチ素子45−1は、回折格子43で分波された光信号を、波長ごとに光出力部42−11、42−12のいずれかに入力する制御を行い、スイッチ素子45−2は、回折格子43で分波された光信号を、波長ごとに光出力部42−21、42−22のいずれかに入力する制御を行い、スイッチ素子45−3は、回折格子43で分波された光信号を、波長ごとに光出力部42−31、42−32のいずれかに入力する制御を行う。
図4において、1つのM×N WSSは、例えば、光入力部41−1と、光出力部42−11、42−12と、回折格子43と、レンズ44−1と、スイッチ素子45−1とから構成されている。そして、K個のM×N WSSがy軸方向に並んで集積されている。なお、光入力部41−1〜3及び光出力部42−11〜32は、例えば、ファイバコリメータで構成される。また、スイッチ素子45は、例えば、LCOS(Liquid Crystal on Silicon)で構成される。
次に、図4に示したDrop側光モジュール22aのように、複数のWSSを1台のモジュールに集積するための光学系の構成について説明する。複数のWSSの光入力部41−1〜3および光出力部42−11〜32を、図4のy軸の方向に並べて配置することで、複数のWSSの光学系を空間的に分離することができる。この時、各WSSの入出力ポートに対応した光入力部41−1〜3および光出力部42−11〜32は、入射された光信号が、回折格子43およびスイッチ素子45の同一の領域に入射するように配置される。なお、図4のDrop側光モジュール22aは、1つの回折格子43と、1つのスイッチ素子45とを、複数のWSSで共用した構成である。また、Drop側光モジュール22aは、1つの回折格子43及び1つのスイッチ素子45のいずれか一方を、複数のWSSで共用した構成としてもよい。
また、図4のDrop側光モジュール22aにおいては、1×2 WSSを3個集積する構成例を示しているが、M、Nが2以上となるM×N WSSをK個集積する光モジュールの構成にも、図4の構成を適用可能である。すなわち、図4と同一の光学系部材を用いて、一部の光学系部材の配置と制御方式を変更することによって、M、Nが2以上となるM×N WSSを複数集積した光モジュールを実現することが可能である。以下に、M、Nが2以上となるM×N WSSを複数集積した光モジュールを実現するための、M×N WSSの構成例について説明する。
M、Nが2以上となるM×N WSSを複数集積した光モジュールを実現するための、M×N WSSの構成例について説明する。
図5(a)、(b)は、M=2、N=3の場合の2×3 WSSの構成例と、2×3 WWSのスイッチ素子による光信号の制御の例を示す図である。
図5(a)、(b)の2×3 WSSは、第1入力ポートに対応して設けられた光入力部41−11と、第2入力ポートに対応して設けられた光入力部41−12と、第1出力ポートに対応して設けられた光出力部42−11と、第2出力ポートに対応して設けられた光出力部42−12と、第3出力ポートに対応して設けられた光出力部42−13と、光入力部41−11〜12から入力された光信号を、光出力部42−11〜13のいずれかへ反射するスイッチ素子45−1とを備える。なお、図5(a)、(b)においては、回折格子43及びレンズ44−1を省略している。
図5(a)の2×3 WSSでは、第1入力ポートからの光信号が、光入力部41−11を介してスイッチ素子45−1に結合する。なお、スイッチ素子45−1に入力される光信号は、回折格子43によって分波され波長ごとの光信号となっている。スイッチ素子45−1は、第1入力ポートからの光信号であって、波長ごと分波された光信号を、その波長毎に第1〜第3出力ポートに対応する光出力部42−11〜13のいずれかへ結合するよう、光信号のビーム偏向角の制御を行う。図5(a)の例では、スイッチ素子45−1は、第1入力ポートからの光信号を分波した特定の波長の光信号を、第1出力ポートに対応する光出力部42−11へ向けて反射する。
次に、図5(b)において、図5(a)の第1入力ポートとは異なる第2入力ポートから光信号が入力された場合のスイッチ素子の制御の例を示す。図5(b)の2×3 WSSでは、第2入力ポートからの光信号が、光入力部41−12を介してスイッチ素子45−1に結合する。スイッチ素子45−1は、第2入力ポートからの光信号であって、波長ごと分波された光信号を、その波長毎に第1〜第3出力ポートに対応する光出力部42−11〜13のいずれかへ結合するよう、光信号のビーム偏向角の制御を行う。図5(b)の例では、スイッチ素子45−1は、第2入力ポートからの光信号を分波した特定の波長の光信号を、第3出力ポートに対応する光出力部42−13へ向けて反射するよう反射方向の制御を行う。
このように、図5(a)、(b)に示す通り、各入力ポートと出力ポートの対に対応したビーム偏向制御をスイッチ素子45で実現することにより、図4に示した1×2 WSSの光学系の構成と同様な構成で、M、Nが2以上となるM×N WSSを実現することができる。これにより、光モジュールは、図4で示した光学系の構成と同様の構成によって、複数のM×N WSSにおいて、回折格子43やスイッチ素子45等の光学系部材を共用した構成とすることができる。更に、図5(a)、(b)の例で示すようなスイッチ素子45−1におけるビーム偏向制御を行うことで、M×N WSSをK個集積したDrop側光モジュール22aを実現することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、複数のM×N WSSを集積する光モジュールの変形例について、第2の実施形態として説明する。
図6は、第2の実施形態における複数のM×N WSSを光モジュールとして平面光波回路を用いた構成例を示す図である。図6に示す光モジュール60は、各入力ポートからの光信号を光モジュール60の光学系に出力する、又は、光モジュール60の光学系からの光信号を出力ポートへ出力する光入出力部61と、回折格子43と、レンズ62と、スイッチ素子45とを備える。光入出力部61は、例えば、光信号の分岐や結合といった処理を行う石英系平面光波回路(PLC)等である平面光波回路を備える。
なお、図6の光モジュール60は、図4に示したDrop側光モジュール22aと比較すると、以下の点で主に異なる。
(1)入力ポートもしくは出力ポートを複数持つように光入出力部61の形状を変更している点。
(2)光入力部41−1〜3及び光出力部42−11〜32を備える構成に換えて、平面光波回路を備える構成となる点
(3)集積された各WSSに設置された複数のレンズ44−1〜3を備える構成に換えて、単一のレンズ62で複数のWSSに対応する構成となる点。
次に、図6に示した光入出力部61の詳細な構成例について説明する。
図7は、図6に示した光入出力部61の詳細な構成例を示す図である。図7に示すように、光入出力部61は、複数の入出力用の導波路を含む入出力ポート601と、それぞれがK個の入出力ポートと接続される複数個のスラブ導波部602と、アレイ導波路603と、スラブ導波路604とを備える。このK個の入出力ポートを有する複数個のスラブ導波部602は、平面光波回路で構成される。
図7に示す光モジュール60は、スラブ導波部602を3個備える。これは、光モジュール60内に構築されるM×N WSSにおけるM+Nの値が3であること示す。すなわち、光モジュール60は、M×N WSSに相当する機能を有する場合、M+N個のスラブ導波部602を備えている。よって、図7に示す光モジュール60は、1×2 WSSを備えていると言える。そして、入出力ポート601に含まれる3本の導波路601−1は、1本に光信号が入力され、2本から光信号が出力される。また、図7に示す各スラブ導波部602は、2本の導波路601−1、601−2が接続されている。これは、光モジュール60内に構築されるM×N WSSの個数を示す。よって、図7に示す光モジュール60は、1×2 WSSを2個備えていると言える。
なお、スラブ導波部602は、図7に示した構成に限られるものではなく、1個又は複数個の入力ポートと、1個又は複数個の出力ポートとを有し、入力ポートと出力ポートの数を合計するとK個となる構成であればよい。
スラブ導波部602単体において、スラブ導波部602から出力される光信号の進行方向は、スラブ導波部602の各入力ポートから入力された光信号ごとに互いに異なる。また、光入出力部61は、複数のスラブ導波部602を集積することも可能である。図7に示すように、一つの光入出力部61に、複数のスラブ導波部602を集積する場合、各スラブ導波部602において、同じポート番号の入力ポートから入力された光信号は、各スラブ導波部602の出力ポートにおいて、同一の進行方向に出力される。これにより、各スラブ導波部602の同じポート番号の入力ポートに、同一のM×N WSSの各入力ポートから入力された光信号を入力するよう構成することで、K個のM×N WSSの光学系を空間的に分離して実現することができる。
図7に示すように、スラブ導波部602を、複数の入力ポートおよび出力ポートを持つ平面光波回路で構成することで、平面光波回路の小型化技術を利用することが可能となる。すなわち、光モジュール60が有するM×N WSSの個数だけ増大した入出力ポートにおいて、光入出力部61の小型集積化が可能となる。
(第3の実施形態)
次に、複数のM×N WSSを集積する光モジュールの変形例について、第3の実施形態として説明する。
本実施形態は、Add/Drop機能部22において、M×N WSSを複数個集積した光モジュールにおける各々のWSSのUNI機能部86側のポート数について好ましい値を示すものである。
図8は、第3の実施形態における光モジュール内のM×N WSSのポート数Nと、OXC2内で波長衝突が発生する確率の関係を示すグラフである。このグラフは、光モジュール内のM×N WSSの個数と、OXC2内で波長衝突が発生する確率の関係を計算機シミュレーションによって評価した結果を示すグラフである。本評価は、図3に示したOXC2単体が備えるAdd/Drop機能部22に対して行ったものである。具体的には、まず、Drop側光モジュール22a及びAdd側光モジュール22bの内部で波長衝突が生じるか、OXC2のUNI機能部86内のトランスポンダが全て使用されるか、当該光ノードの全方路の波長が使用されるかの何れかの事象が生じるまで光パスの増設のみを行う(パス解放を行わない)モデルを設定する。次に、OXC2の内部で波長衝突が生じてパス設定が終了した場合の確率を求める。評価にあたって、OXC2への光パス開通要求は、Add/Dropの光パスの要求の数とThroughの光パスの要求の数の比率を変えて評価した。
また、評価にあたって設定した条件は以下の通りである。まず、評価対象のOXC2が接続される方路数は4、OXC2全体のUNI機能部86内のトランスポンダの数は40と仮定した。Add/DropトラフィックおよびThroughトラフィックとも、生起確率はポアソン分布に従うこととし、光パス設定の際には、どの方路で光パスを設定するか、ならびにどのM×N WSSに光パスの信号が入力されるかに関しては、それぞれランダムに決定した。なお、UNI機能部86内のトランスポンダの数は、Drop側光モジュール22a内のK個のM×N WSS及びAdd側光モジュール22b内のK個のN×M WSSのUNI機能部86側のポート数の合計に等しい。
次に、図8のグラフに示す、計算機シミュレーションの評価結果に関して説明する。図8において、横軸は単一の光ノードに到着するAdd/Dropのパス要求とThroughのパス要求の数の比である。縦軸は、試行回数10万回に対して、OXC2内において波長衝突が発生したために、パス設定が終了した回数の割合である。また、Drop側光モジュール22a内のM×N WSS1台あたりのトランスポンダの数として、10、20、40の場合を示している。
図8のグラフにおいて、点線で示した評価結果は、M×N WSS1台あたりのトランスポンダの数が10(M×N WSSの個数K=4、N=10)の場合の結果である。また、破線で示した評価結果は、M×N WSS1台あたりのトランスポンダの数が20(M×N WSSの個数K=2、N=20)の場合の結果である。また、比較のため、内部で波長衝突が生じるM×N WSS1台を用いた場合(M×N WSS1台あたりのトランスポンダの数は40、N=40)の結果を実線で示した。
図8に示すように、光モジュール内のM×N WSSの個数Kが増加し、M×N WSS1台あたりのトランスポンダの数(=M×N WSSのポート数N)が減少するにつれて、光クロスコネクト装置内での波長衝突の発生確率を低減することが可能であることが分かる。ここで、M×N WSSを複数個集積した光モジュールにおける各M×N WSSのUNI機能部86側のポート数N(以下、単に「各M×N WSSのポート数N」という。)の適切な上限について説明する。
まず、15台程度の光クロスコネクト装置を配備した小規模な光伝送システムの場合における、各M×N WSSのポート数Nの上限について述べる。このような光伝送システムでは、光伝送システムのうち1台の光クロスコネクト装置で波長衝突が発生する確率は1/15=7×10−2である。よって、光クロスコネクト装置内の波長衝突を無視できるくらいの波長衝突の発生確率とは、光クロスコネクト装置内で波長衝突が発生する確率7×10−2の1/5程度と考える。ここで、M×N WSS1台あたりのポート数Nが40の場合は、図8のグラフを参照すると、光クロスコネクト装置内で波長衝突が発生する確率が約6×10−2となる。この確率は、光伝送システム内の光ノードで波長衝突が発生を無視できないレベルの確率である。一方、K=2に分割してM×N WSS1台あたりのポート数Nを20とすると、図8のグラフから、光クロスコネクト装置内で波長衝突が発生する確率を約5×10−3まで抑えることが可能である。すなわち、15台程度の光クロスコネクト装置を配備した小規模な光伝送システムの場合は、M×N WSS1台あたりのトランスポンダの数を20とすることで、光クロスコネクト装置内の波長衝突の発生確率を、波長衝突の発生が無視できるレベルまで抑えることができる。
次に、200台程度の光クロスコネクト装置を配備した大規模な光伝送システムの場合の、各M×N WSSのポート数Nの上限について述べる。このような光伝送システムの場合、光伝送システムのうち1台の光クロスコネクト装置で波長衝突が発生する確率は1/200=5×10−3である。よって、光クロスコネクト装置内の波長衝突が無視できるくらいの波長衝突の発生確率とは、光クロスコネクト装置内で波長衝突が発生する確率5×10−3の1/5程度と考える。ここで、WSS1台あたりのポート数Nが20の場合は、図8のグラフを参照すると、光クロスコネクト装置内で波長衝突が発生する確率が約5×10−3となる。この確率は、光伝送システム内の光ノードで波長衝突が発生を無視できないレベルの確率である。一方、K=4に分割してM×N WSS1台あたりのポート数Nを10とすると、光クロスコネクト装置内で波長衝突が発生する確率を約1×10−3まで抑えることが可能である(図8のグラフを参照)。すなわち、200台程度の光クロスコネクト装置を配備した大規模な光伝送システムの場合は、M×N WSS1台あたりのトランスポンダの数を10とすることで、光クロスコネクト装置内の波長衝突の発生確率を、波長衝突の発生が無視できるレベルまで抑えることができる。
このように、各M×N WSSのポート数Nの値は、光伝送システム内に配置された光クロスコネクト装置の台数に応じて、光クロスコネクト装置内で波長衝突が発生する確率が所定の閾値より小さくなるように設定することが好ましい。なお、Add側のN×M WSSを複数個集積した光モジュールにおける各N×M WSSのUNI機能部86側のポート数Nについても同様である。
上述した説明では、光伝送システム内の光ノードで波長衝突の発生を無視できる条件として、光クロスコネクト装置内で波長衝突が発生する確率が、1/(光伝送システムに含まれる光クロスコネクト装置の数)の1/5となる閾値より小さい場合としたが、この限りではない。例えば、1/(光伝送システムに含まれる光クロスコネクト装置の数)を閾値として、その閾値よりも小さい場合という条件を用いてもよい。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態のOXC2として、UNI機能部86とクライアント装置4との間に、WSS選択部を設ける構成について説明する。WSS選択部は、M×N WSS22a−1〜Kを集積したDrop側光モジュール22a内、又は、N×M WSS22b−1〜Kを集積したAdd側光モジュール22b内の任意のWSSとの接続を選択する機能を有する。
図9は、第4の実施形態におけるOXC2のUNI機能部86周辺の構成例を示す図である。図9に示すように、UNI機能部86とクライアント装置4との間に、Drop側光モジュール22a内の任意のM×N WSSとの接続を選択するWSS選択部91と、Add側光モジュール22b内の任意のN×M WSSとの接続を選択するWSS選択部92とを備える。また、UNI機能部86は、3つのトランスポンダを収容したトランスポンダ部86a−1〜K及びトランスポンダ部86b−1〜Kを備える。UNI機能部86において、M×N WSS22a−1〜Kにそれぞれ対応して、トランスポンダ部86a−1〜Kが設けられ、N×M WSS22b−1〜Kにそれぞれ対応して、トランスポンダ部86b−1〜Kが設けられている。1つのWSSに3つのトランスポンダを収容したトランスポンダ部がそれぞれ対応しているので、1つのWSSの出力ポート数は3となる。
なお、図9において、Add/Drop機能部22を含む光スイッチ機能部21内の構成は、図3に示した構成と同様の構成であるので、Add/Drop機能部22以外の構成については省略している。
WSS選択部91は、UNI機能部86におけるトランスポンダ部86a―1〜K内の各トランスポンダと、任意のクライアント装置4とを接続する機能を有する。また、WSS選択部92は、各クライアント装置4と、UNI機能部86におけるトランスポンダ部86b―1〜K内の任意のトランスポンダとを接続する機能を有する。WSS選択部91、92は、例えば、マトリクスSW(スイッチ)、又は、セレクタの組み合わせ等で構成される。
OXC2は、WSS選択部91、92を備えることで、UNI機能部86におけるトランスポンダ部86a―1〜K内の各トランスポンダからのクライアント信号を、任意のクライアント装置4へ出力すること、及び、各クライアント装置4からのクライアント信号を、UNI機能部86におけるトランスポンダ部86b―1〜K内の任意のトランスポンダへ出力することができる。UNI機能部86内の各トランスポンダは、Add/Drop機能部22内のM×N WSS22a−1〜K、N×M WSS22b−1〜Kのいずれかに接続されている。そのため、WSS選択部91は、任意の各クライアント装置4を選択することにより、各M×N WSS22a−1〜Kと、任意のクライアント装置4とを接続することができる。同様に、WSS選択部92は、UNI機能部86内の任意のトランスポンダを選択することにより、各クライアント装置4と、N×M WSS22b−1〜K内の任意のN×M WSSとを接続することができる。
以下、OXC2がWSS選択部91、92を備える構成とした場合の効果について具体例を示して説明する。上述したように、WSS選択部91を設けることにより、クライアント信号を収容した光パスの経路として、各クライアント装置4と接続するM×N WSS22a−1〜K内の任意のM×N WSSを選択することができる。
例えば、光パス設定の際に、M×N WSS22a−1〜K内のあるM×N WSSを選択して、波長衝突が発生して光パスが設定できなかった場合に、WSS選択部92において、他のM×N WSSに接続を切り替えることができる。これにより、他のM×N WSSを選択することで、OXC2内で発生する波長衝突の確率を下げることができる。
さらに、トラヒック(光パス設定要求)が、M×N WSS22a−1〜KのうちのあるM×N WSSに接続されたクライアント装置4に集中した場合について説明する。WSS選択部91、92が無い場合は、トラヒックが集中したクライアント装置4に対応したM×N WSSにおいて、波長衝突が発生し易い。しかし、WSS選択部91、92において、ラウンドロビン等に応じた順番で接続先を選択することにより、1つのM×N WSS又はN×M WSSへの信号の集中を回避でき、波長衝突の確率を下げることができる。
ここで、上述したOXC2の構成において、光モジュール内のM×N WSSの個数と、OXC2内で波長衝突が発生する確率の関係を計算機シミュレーションによって評価した結果について、グラフを用いて説明する。
図10は、第4の実施形態におけるWSS選択部91、92の有無とOXC2内で波長衝突が発生する確率の関係を示すグラフである。本評価においては、WSS選択部91、92を採用せず、M×N WSS22a−1に接続されたトランスポンダ部86a―1のトランスポンダを使い切るまでM×N WSS22a−1にて光パスの割当てを行い、トランスポンダ部86a―1のトランスポンダを全て使用すると、M×N WSS22a−2に接続されたトランスポンダ部86a―2を増設し、トランスポンダ部86a―2のトランスポンダを使い切るまでM×N WSS22a−2にて光パスの割当てを行うというように、M×N WSS22a−1〜Kに接続されたトランスポンダ部を順次増設して光パスの割当てを行った場合と、WSS選択部91、92において、M×N WSS又はN×M WSSの選択をラウンドロビンに応じた順番で行った場合において、OXC2の内部で波長衝突が生じる確率の比較評価を行った。その他の、シミュレーションの設定・条件は、図8に示したグラフのシミュレーションの設定・条件と同じである。図10には、WSS選択部91、92の有無に対して、M×N WSS1台あたりのトランスポンダの数が10、20の場合の結果を記載している。点線で示した評価結果は、WSS選択部91、92を有し、M×N WSS1台あたりのトランスポンダの数を10とした場合の結果であり、破線で示した評価結果は、WSS選択部91、92を有し、M×N WSS1台あたりのトランスポンダの数を20とした場合の結果である。対して、一点鎖線で示した評価結果は、WSS選択部を有さず、M×N WSS1台あたりのトランスポンダの数を10とした場合の結果であり、実践で示した評価結果は、WSS選択部を有さず、M×N WSS1台あたりのトランスポンダの数を20とした場合の結果である。
図10のグラフより、M×N WSS1台あたりのトランスポンダの数が同じ条件においては、WSS選択部91、92を用いた方が、OXC2内で波長衝突が起こる確率を低減することができる。このように、WSS選択部91、92を設けることにより、OXC2内で波長衝突が起こる確率を下げることができる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態のOXC2として、UNI機能部86とクライアント装置4との間に、M×N WSS22a−1〜Kを集積したDrop側光モジュール22a内、又は、N×M WSS22b−1〜Kを集積したAdd側光モジュール22b内の異なるWSSとの接続を選択するWSS選択部を設ける構成について説明する。
図11は、第5の実施形態におけるOXC2のUNI機能部86周辺の構成例を示す図である。図11に示すように、UNI機能部86とクライアント装置4との間に、Drop側光モジュール22a内の異なるM×N WSSと、1つのクライアント装置4とをそれぞれ接続するWSS選択部91aと、各クライアント装置4とAdd側光モジュール22b内の異なるN×M WSSとを接続するWSS選択部92aとを備える。
図11に示すOXC2は、図9に示すOXC2と、WSS選択部91a、92aを備える点で構成が異なり、他の構成は同じである。WSS選択部91aは、各トランスポンダ部86a−1〜Kが有する複数の出力ポートを、異なるクライアント装置4へそれぞれ接続する。WSS選択部92aは、同一のクライアント装置4が有する複数の出力ポートを、UNI機能部86内の異なるトランスポンダ部86b−1〜Kにそれぞれ接続する。WSS選択部91a、92aの配線は、例えば、クライアント信号を伝送可能な媒体の配線である。
WSS選択部91a、92aは、同一のクライアント装置4で送受信される複数のクライアント信号を、UNI機能部86内におけるそれぞれ別のトランスポンダ部86a−1〜Kのうち一つのトランスポンダ部、及びトランスポンダ部86b−1〜Kのうち一つのトランスポンダ部を選択して入出力させることができる。また、UNI機能部86内の各トランスポンダ部86a−1〜Kは、Drop側光モジュール22a内のM×N WSS22a−1〜Kに対応して配置され、接続されている。よって、M×N WSS22a−1〜Kからの信号をトランスポンダ部86a−1〜Kでクライアント信号に変換した場合、異なるM×N WSS22a−1〜Kからのクライアント信号が、同一のクライアント装置4に入力される。同様に、UNI機能部86内の各トランスポンダ部86b−1〜Kは、Add側光モジュール22b内のN×M WSS22b−1〜Kに対応して配置され、接続されている。よって、同一のクライアント装置4から出力される複数のクライアント信号を、それぞれ異なるN×M WSS22b−1〜Kへ入力されるクライアント信号とすることができる。
以下、OXC2がWSS選択部91a、92aを備える構成とした場合の効果について具体例を示して説明する。例えば、ある光ネットワークにおいて、クライアント装置を少数導入した後に、トラヒック需要増加に応じてクライアント装置を増設するケースを想定する。このケースにおいて、1つのクライアント装置の全ての信号を同じM×N WSSに接続すると、光パス設定が1つのM×N WSSに集中する為、波長衝突が発生し易くなる。
しかしながら、WSS選択部91a、92aを備えることで、一つのクライアント装置4の各入力ポート又は出力ポートと、それぞれ異なるM×N WSSとを接続することができる。増設したクライアント装置4に対しても同様に、各入力ポート又は出力ポートと、それぞれ異なるM×N WSSとを接続する。また、トラヒック需要増加(光パス数増加)に応じて、ラウンドロビンに応じた順番でM×N WSSと、クライアント装置4とを接続することもできる。これにより、1つのM×N WSSへの光パスの集中を回避でき、波長衝突発生の確率を下げることができる。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態のOXC2として、Add/Drop機能部22とUNI機能部86との間に、WSS選択部を設ける構成について説明する。WSS選択部は、M×N WSS22a−1〜Kを集積したDrop側光モジュール22a内の任意のM×N WSSからの光信号、又は、N×M WSS22b−1〜Kを集積したAdd側光モジュール22b内の任意のN×M WSSへの光信号を選択する機能を有する。
図12は、第6の実施形態におけるOXC2のUNI機能部86周辺の構成例を示す図である。図12に示すように、Add/Drop機能部22とUNI機能部86との間に、Drop側光モジュール22a内のM×N WSS22a−1〜Kと、UNI機能部86内の任意のトランスポンダとをそれぞれ接続するWSS選択部91bと、UNI機能部86内のトランスポンダと、Add側光モジュール22b内の任意のN×M WSSとを接続するWSS選択部92bとを備える。
WSS選択部91bは、Drop側光モジュール22a内のM×N WSS22a−1〜Kから、UNI機能部86内におけるトランスポンダ部86a―1〜Kの任意のトランスポンダへの光パスを接続する機能を有する。WSS選択部92bは、UNI機能部86内におけるトランスポンダ部86b―1〜Kの各トランスポンダから、Add側光モジュール22b内の任意のN×M WSS22b−1〜Kへの光パスを接続する機能を有する。WSS選択部91b、92bは、光ファイバ及び光スイッチの組み合わせ等で実現できる。
以下、OXC2がWSS選択部91b、92bを備える構成とした場合の効果について具体例を示して説明する。WSS選択部91b、92bを備えることにより、UNI機能部86内の各トランスポンダで終端(送受信)する光パスは、光パスの経路としてDrop側光モジュール22a内又はAdd側光モジュール22b内の任意のWSSへ接続する光パスを選択することができる。これにより、光パス設定の際に、あるM×N WSSを選択して波長衝突が発生して光パスが設定できなかった場合、WSS選択部91bを切り替えることにより、他のM×N WSSを選択することができる。すなわち、OXC2内部において波長衝突が発生する確率を下げることができる。
さらに、光パス設定要求が、UNI機能部内の特定のトランスポンダに集中することで、対応するM×N WSSにおける波長衝突が発生し易くなる場合について説明する。例えば、WSS選択部91bにおいて、異なるM×N WSSをラウンドロビン等の順番で選択することにより、特定のM×N WSSへの光パスの集中を回避できる。これにより、OXC2内部において波長衝突が発生する確率を下げることができる。
尚、図12に示す、UNI機能部86内の同一のトランスポンダ部が備えるトランスポンダで終端する複数の光パスを設定する方法として、同一のトランスポンダ部の各トランスポンダと、Drop側光モジュール22a内又はAdd側光モジュール22b内の異なるWSSとを接続する光パスを設定する方法がある。この時のWSS選択部91b、92bの配線は、光信号を伝送可能な媒体の配線で実現することが可能である。WSS選択部91b、92bの配線の一例を図13に示す。この場合の効果としては、図11に示した第5の実施形態の効果と同様である。例えば、UNI機能部86のトランスポンダを初期時は少数導入し、トラヒック需要増加に応じてUNI機能部86のトランスポンダを増設するケースにおいても、ラウンドロビンの順番でM×N WSSを選択することができ、1つのM×N WSSへの集中を回避することができる。これにより、OXC2内部において波長衝突が発生する確率を下げることができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明にかかる光クロスコネクト装置及び光モジュールは、光ファイバと、光ファイバ間に接続された光ノードとで構成される光ネットワークにおいて、光ノードに内蔵される装置であって、光ファイバを介して伝送される例えばWDM信号等の多重化光信号の伝送先を制御するための装置として適している。
1、7…光ネットワーク, 2…光クロスコネクト装置, 3…光ファイバ, 4…クライアント装置, 21、82…光スイッチ機能部, 81−1〜81−M、85−1〜85−M…NNI機能部, 83…WXC機能部, 22、84…Add/Drop機能部, 22a…Drop側光モジュール, 22b…Add側光モジュール, 41−1〜41−3…光入力部, 42−11〜42−32…光出力部, 43…回折格子, 44−1〜44−3、62…レンズ, 45、45−1〜45−3…スイッチ素子, 60…光モジュール, 61…光入出力部, 602…スラブ導波部, 86…UNI機能部, 301−1〜301−M…入力方路, 302−1〜302−M…出力方路, 831−1〜831−3…1×L WSS, 832−1〜832−3…L×1 WSS, 86a−1〜86a−K、86b−1〜86b−K…トランスポンダ部, 91、91a、91b、92、92a、92b…WSS選択部

Claims (15)

  1. M(Mは2以上の自然数)本の方路に対して、波長多重信号である光信号の伝送を制御する光スイッチ機能部と、α個の入力ポートを有し光信号からクライアント信号への変換を行う、または、α個の出力ポートを有しクライアント信号から光信号への変換を行う変換機能部とを備える光クロスコネクト装置であって、
    前記光スイッチ機能部は、
    前記方路間および前記方路と前記変換機能部間における前記光信号の伝送先を制御する波長クロスコネクト機能部と、
    前記波長クロスコネクト機能部と、前記変換機能部との間で送受信される前記光信号を処理するため、M個の入力ポートとN(Nは2以上の自然数)個の出力ポートとを有する波長選択スイッチであるM×N波長選択スイッチを、K(Kは2以上の自然数)個集積した光モジュール、N個の入力ポートとM個の出力ポートを有する波長選択スイッチであるN×M波長選択スイッチを、K個集積した光モジュール、及び、前記M×N波長選択スイッチと前記N×M波長選択スイッチとを合わせてK個集積した光モジュールの少なくともいずれか一つとを備え
    前記変換機能部は、複数のクライアント装置のいずれかと、前記クライアント信号を送受信する機能を更に備え、
    前記変換機能部が有する出力ポートと、任意の前記クライアント装置とを接続する第1の接続選択部、又は、前記クライアント装置と、任意の前記変換機能部が有する入力ポートとを接続する第2の接続選択部を更に備える、
    光クロスコネクト装置。
  2. M(Mは2以上の自然数)本の方路に対して、波長多重信号である光信号の伝送を制御する光スイッチ機能部と、α個の入力ポートを有し光信号からクライアント信号への変換を行う、または、α個の出力ポートを有しクライアント信号から光信号への変換を行う変換機能部とを備える光クロスコネクト装置であって、
    前記光スイッチ機能部は、
    前記方路間および前記方路と前記変換機能部間における前記光信号の伝送先を制御する波長クロスコネクト機能部と、
    前記波長クロスコネクト機能部と、前記変換機能部との間で送受信される前記光信号を処理するため、M個の入力ポートとN(Nは2以上の自然数)個の出力ポートとを有する波長選択スイッチであるM×N波長選択スイッチを、K(Kは2以上の自然数)個集積した光モジュール、N個の入力ポートとM個の出力ポートを有する波長選択スイッチであるN×M波長選択スイッチを、K個集積した光モジュール、及び、前記M×N波長選択スイッチと前記N×M波長選択スイッチとを合わせてK個集積した光モジュールの少なくともいずれか一つとを備え、
    前記光モジュールは、K個の入出力ポートを有する平面光波回路を複数備え、前記M×N波長選択スイッチ又は前記N×M波長選択スイッチと同等の機能を実現する構成として、前記平面光波回路をM+N個備える、
    光クロスコネクト装置。
  3. M(Mは2以上の自然数)本の方路に対して、波長多重信号である光信号の伝送を制御する光スイッチ機能部と、α個の入力ポートを有し光信号からクライアント信号への変換を行う、または、α個の出力ポートを有しクライアント信号から光信号への変換を行う変換機能部とを備える光クロスコネクト装置であって、
    前記光スイッチ機能部は、
    前記方路間および前記方路と前記変換機能部間における前記光信号の伝送先を制御する波長クロスコネクト機能部と、
    前記波長クロスコネクト機能部と、前記変換機能部との間で送受信される前記光信号を処理するため、M個の入力ポートとN(Nは2以上の自然数)個の出力ポートとを有する波長選択スイッチであるM×N波長選択スイッチを、K(Kは2以上の自然数)個集積した光モジュール、N個の入力ポートとM個の出力ポートを有する波長選択スイッチであるN×M波長選択スイッチを、K個集積した光モジュール、及び、前記M×N波長選択スイッチと前記N×M波長選択スイッチとを合わせてK個集積した光モジュールの少なくともいずれか一つとを備え、
    前記光モジュールは、K個の入出力ポートを有する平面光波回路を複数備え、前記平面光波回路から出力される光信号の進行方向が、前記入出力ポートから入力された光信号ごとに互いに異なる、
    光クロスコネクト装置。
  4. 前記光モジュールは、光信号を分波する分波器と、前記分波器で分波された光信号の反射方向を制御する光スイッチ部とのいずれか一方又は双方を、K個の波長選択スイッチで共用する、請求項1から3のいずれか一項に記載の光クロスコネクト装置。
  5. 前記光モジュールは、K個の入出力ポートを有する平面光波回路を複数備える、請求項1又は4に記載の光クロスコネクト装置。
  6. 前記光モジュールは、前記M×N波長選択スイッチ又は前記N×M波長選択スイッチと同等の機能を実現する構成として、前記平面光波回路をM+N個備える、請求項に記載の光クロスコネクト装置。
  7. 前記光モジュールにおいて、前記M×N波長選択スイッチ又は前記N×M波長選択スイッチのNの値は、N≦20である請求項1から6のいずれか一項に記載の光クロスコネクト装置。
  8. 前記変換機能部は、複数のクライアント装置のいずれかと、前記クライアント信号を送受信する機能を更に備え、
    前記変換機能部が有する出力ポートと、任意の前記クライアント装置とを接続する第1の接続選択部、又は、前記クライアント装置と、任意の前記変換機能部が有する入力ポートとを接続する第2の接続選択部を更に備える請求項2から7のいずれか一項に記載の光クロスコネクト装置。
  9. 前記変換機能部は、前記光モジュールに対応してN個の入力ポート又は出力ポートの単位で配置されており、
    前記第1の接続選択部は、同一の前記単位の前記変換機能部の前記N個の出力ポートと、異なる前記クライアント装置とをそれぞれ接続し、
    前記第2の接続選択部は、同一のクライアント装置からの複数の出力と、異なる前記単位の前記変換機能部の入力ポートとをそれぞれ接続する請求項に記載の光クロスコネクト装置。
  10. M(Mは2以上の自然数)本の方路に対して、波長多重信号である光信号の伝送を制御する光スイッチ機能部と、α個の入力ポートを有し光信号からクライアント信号への変換を行う、または、α個の出力ポートを有しクライアント信号から光信号への変換を行う変換機能部とを備える光クロスコネクト装置であって、
    前記光スイッチ機能部は、
    前記方路間および前記方路と前記変換機能部間における前記光信号の伝送先を制御する波長クロスコネクト機能部と、
    前記波長クロスコネクト機能部と、前記変換機能部との間で送受信される前記光信号を処理するため、M個の入力ポートとN(Nは2以上の自然数)個の出力ポートとを有する波長選択スイッチであるM×N波長選択スイッチを、K(Kは2以上の自然数)個集積した光モジュール、N個の入力ポートとM個の出力ポートを有する波長選択スイッチであるN×M波長選択スイッチを、K個集積した光モジュール、及び、前記M×N波長選択スイッチと前記N×M波長選択スイッチとを合わせてK個集積した光モジュールの少なくともいずれか一つと、
    前記M×N波長選択スイッチと、任意の前記変換機能部の入力ポートとの光パスを接続する第3の接続選択部と、
    前記変換機能部の出力ポートと、任意の前記N×M波長選択スイッチとの光パスを接続する第4の接続選択部とを備え、
    前記変換機能部は、前記光モジュールに対応してN個の入力ポート又は出力ポートの単位で配置されており、
    前記第3の接続選択部は、同一の前記M×N波長選択スイッチのN個の出力と、異なる前記単位の前記変換機能部のN個の入力ポートとをそれぞれ接続し、
    前記第4の接続選択部は、同一の前記単位の前記変換機能部のN個の出力ポートと、異なる前記N×M波長選択スイッチとをそれぞれ接続する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の光クロスコネクト装置。
  11. M(Mは2以上の自然数)本の方路に対して、波長多重信号である光信号の伝送を制御する光スイッチ機能部と、α個の入力ポートを有し光信号からクライアント信号への変換を行う、または、α個の出力ポートを有しクライアント信号から光信号への変換を行う変換機能部とを備える光クロスコネクト装置の前記光スイッチ機能部に設けられる光モジュールであって、
    前記方路と前記変換機能部との間を伝送される前記光信号を処理するため、M個の入力ポートとN(Nは2以上の自然数)個の出力ポートとを有するM×N波長選択スイッチを、K(Kは2以上の自然数)個集積する構成、N個の入力ポートとM個の出力ポートを有するN×M波長選択スイッチを、K個集積する構成、及び、前記M×N波長選択スイッチと前記N×M波長選択スイッチとを合わせてK個集積する構成の少なくともいずれか一つの構成を備え、
    前記変換機能部は、複数のクライアント装置のいずれかと、前記クライアント信号を送受信する機能を更に備え、
    前記変換機能部が有する出力ポートと、任意の前記クライアント装置とを接続する第1の接続選択部、又は、前記クライアント装置と、任意の前記変換機能部が有する入力ポートとを接続する第2の接続選択部を更に備える、
    光モジュール。
  12. M(Mは2以上の自然数)本の方路に対して、波長多重信号である光信号の伝送を制御する光スイッチ機能部と、α個の入力ポートを有し光信号からクライアント信号への変換を行う、または、α個の出力ポートを有しクライアント信号から光信号への変換を行う変換機能部とを備える光クロスコネクト装置の前記光スイッチ機能部に設けられる光モジュールであって、
    前記方路と前記変換機能部との間を伝送される前記光信号を処理するため、M個の入力ポートとN(Nは2以上の自然数)個の出力ポートとを有するM×N波長選択スイッチを、K(Kは2以上の自然数)個集積する構成、N個の入力ポートとM個の出力ポートを有するN×M波長選択スイッチを、K個集積する構成、及び、前記M×N波長選択スイッチと前記N×M波長選択スイッチとを合わせてK個集積する構成の少なくともいずれか一つの構成を備え、
    K個の入出力ポートを有する平面光波回路を複数備え、
    前記M×N波長選択スイッチ又は前記N×M波長選択スイッチと同等の機能を実現する構成として、前記平面光波回路をM+N個備える、
    光モジュール。
  13. M(Mは2以上の自然数)本の方路に対して、波長多重信号である光信号の伝送を制御する光スイッチ機能部と、α個の入力ポートを有し光信号からクライアント信号への変換を行う、または、α個の出力ポートを有しクライアント信号から光信号への変換を行う変換機能部とを備える光クロスコネクト装置の前記光スイッチ機能部に設けられる光モジュールであって、
    前記方路と前記変換機能部との間を伝送される前記光信号を処理するため、M個の入力ポートとN(Nは2以上の自然数)個の出力ポートとを有するM×N波長選択スイッチを、K(Kは2以上の自然数)個集積する構成、N個の入力ポートとM個の出力ポートを有するN×M波長選択スイッチを、K個集積する構成、及び、前記M×N波長選択スイッチと前記N×M波長選択スイッチとを合わせてK個集積する構成の少なくともいずれか一つの構成を備え、
    前記光モジュールは、K個の入出力ポートを有する平面光波回路を複数備え、前記平面光波回路から出力される光信号の進行方向が、前記入出力ポートから入力された光信号ごとに互いに異なる、
    光モジュール。
  14. 光信号を分波する分波器と、
    前記分波器で分波された光信号の反射方向を制御する光スイッチ部とを更に備え、
    前記分波器及び前記光スイッチ部の少なくとも一つを、K個の波長選択スイッチで共用する、請求項11から13のいずれか一項に記載の光モジュール。
  15. K個の入出力ポートを有する平面光波回路を複数備える、請求項11から14のいずれか一項に記載の光モジュール。
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