JP6434789B2 - 乗用車シート - Google Patents

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本発明は、乗用車のシートに関し、特に、高さ調整機構を備えた乗用車シートに関する。
乗用車のシートは、運転者に応じてシートの高さが変えられるように、シートの高さ調整機構が備えられている。このようなシートの高さ調整機構の例として、特開2009−35034号公報(特許文献1)に記載されているような、左右のフロント・リフト・リンクと左右のリア・リフト・リンクとを備えたシート・リフタを備えて構成されている。
また、乗用車シートを上下に駆動する機構については、特開2002−362200号公報(特許文献2)に記載されている。
特開2009−35034号公報 特開2002−362200号公報
乗用車のシートの高さ調整機構に用いるリンク機構の周囲に設けたブラケットの形状は、リンク外形の回転軌跡に対し、部品同士の干渉を避けるために多少の隙間(クリアランス)を設ける部品形状になっていた。
一方、市場の拡大に伴い多様化する顧客ニーズに対応するためには、乗用車のシートについて言えば、シートの高さ調整範囲を拡大することが求められる。
しかし、このような構成で、シートの高さ調整範囲を拡大しようとすると、リンクの寸法(長さ)を大きくすることに伴って、リンク周辺の部材の形状も変更せざるを得ず、大幅な設計の変更を伴うことになってしまう。
特許文献1及び2に記載されている乗用車シートの構成においては、リンク周辺の部材形状の大きな変更を伴うことなくシートの高さ調整範囲を拡大するような構成とすることについては、配慮されていない。
本発明は、上記した従来技術の課題を解決して、リンク周辺の部材形状の大幅な設計変更を伴うことなく乗用車シートの高さ調整範囲を拡大することを可能にする乗用車シートを提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明では、乗用車シートのシート・クッションの骨格を
なす左右一対のクッション・フレームと、左右一対のクッション・フレームの下部に左右
一対のクッション・フレームと対向して配置された左右一対のアッパー・ライザーと、左
右一対のクッション・フレームと左右一対のアッパー・ライザーとに回動自在に取り付け
られて左右一対のクッション・フレームと左右一対のアッパー・ライザーとの間で左右一
対の平行リンクを形成する左右一対のリンク部とを備えた高さ調整機構を備えた乗用車シ
ートにおいて、左右一対のアッパー・ライザーに回動自在に取り付けられた左右一対のリンク部の回動する範囲での干渉を防ぐための切欠きを設け、左右一対のリンク部は、左右一対のクッション・フレームの前方と左右一対のアッパー・ライザーの前方とを接続する一対の第1のリンクと、左右一対のクッション・フレームの後方と前記左右一対のアッパ
ー・ライザーの後方とを接続する一対の第2のリンクとを備え、左右一対のアッパー・ライザーの切欠きは、一対の第1のリンクが回動する範囲で一対の第1のリンクの下端部分が左右一対のアッパー・ライザーと干渉する位置に設けるようにした。

本発明によれば、アッパー・ライザーに回動自在に取り付けられたリンク部の回動する範囲での干渉を防ぐための切欠きを設けたことにより、左右一対のリンク部のアッパー・ライザーに取り付ける高さの変更に対して他の部品を変更することなく対応可能にした
本発明によれば、固定レールやアッパー・レールのなど周辺の部品の形状を変更することなく、リンク部品のアッパー・ライザーへの取り付け位置を下側へずらすような取り付け高さの変更に対応することが可能になった。
本発明に係るリフタ機構を備えた車両用のシートのフレーム構成の斜視図である。 従来のリフタ機構のリンク部を示す正面図である。 従来のリフタ機構のリンク部を示す断面図である。 本発明によるリフタ機構のリンク部を示す正面図である。 本発明によるリフタ機構のリンク部を示す断面図である。
本発明は、高さ調整機構を備えた乗用車シートのフレームを構成するアッパー・ライザーに回動自在に取り付けられたリンク部の回動する範囲での干渉を防ぐための切欠きを設けたことにより、左右一対のリンク部のアッパー・ライザーへの取り付ける高さの変更に対して他の部品を変更することなく対応可能にしたものである。
以下に、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1に示すように、リフタ機構を備えた車両用シートのフレーム構成100は、シート・クッションの骨格を成す左右一対のクッション・フレーム3に対して、シート・バックの骨格を成すバック・フレーム15が回動可能に連結されている。左右一対のクッション・フレーム3は、それぞれ前後で平行リンクをなすフロント・リフト・リンク2とリア・リフト・リンク9を備えている。
左右一対のフロント・リフト・リンク2は、一端の側をフロント・リンク・シャフト21に連結されており、他端の側は、それぞれアッパー・ライザー1に軸支されている。また、左右一対のリア・リフト・リンク9は、一端の側をリア・リンク・シャフト22で連結されており、他端の側は、それぞれアッパー・ライザー1に軸支されている。左右一対のアッパー・ライザー1は、それぞれ一対のアッパー・レール12に固定されており、アッパー・レール12は、図示していない車床に固定された固定レール11に対して前後に摺動自在に装着されている。
左右一対のクッション・フレーム3には、水平に延在する連結パイプ23が回動自在に連結され、左右一対のリンク8が連結パイプ23に溶接により固定されている。
更に、特許文献2に記載されているような機構を採用することにより、左右一対のうちの一方のリア・リフト・リンク9は、一方のクッション・フレーム3の側面に固定された操作ハンドル20によって、連結パイプ23を中心として回動するリンク8により、所望の角度だけ回動させることができる。そして、一方のリア・リフト・リンク9の回動力は、連結パイプ22を介して他方のリア・リフト・リンク9にも伝達され、平行リンクをなす左右一対のフロント・リフト・リンク2とリア・リフト・リンク9とによってクッション・フレーム3を矢印A方向に上昇させることができる。なお、操作ハンドル20を逆方向に回転させるよってクッション・フレーム3を下降させることもできる。
フロント・リフト・リンク2は、図3Bに示すように、軸受31を介してピン4で軸支するアッパー・ライザー1で支持され、アッパー・レール12に連結されている。このアッパー・レール12は、図示していない車床に固定された固定レール11に対して前後に摺動自在に装着されている。
図2A及び図3Aに、従来使われていたフロント・リフト・リンク2´の構成を示す。図2Aには従来のフロント・リフト・リンク2´とアッパー・ライザー1との位置関係を簡略化して示し、図2Bには、フロント・リフト・リンク2´の取り付け構造を説明する断面図を示す。
図2Bに示すように、従来のフロント・リフト・リンク2´は、一端がアッパー・ライザー1に軸受31を介してピン4で回動自在に軸支され、他端をクッション・フレーム3に軸受32を介してシャフト21で回動自在に軸支されている。アッパー・ライザー1´は、固定レール11に対して摺動自在に装着されたアッパー・レール12に固定されている。
ここで、フロント・リフト・リンク2´がピン4で軸支されている位置のアッパー・ライザー1の上面からの高さH1は、フロント・リフト・リンク2´の外形の回転軌跡に対して、部品間の干渉を避けるために、多少の隙間を設けた寸法になっている。
このような形状で、顧客ニーズに対応するために、シート100をより低い位置からより高い位置まで、クッション・アーム3を上下動させる範囲を大きくする必要が生じる場合がある。図2A及び図2Bに示したような従来の構成でシート100をより低い位置まで下げてクッション・アーム3を上下動させる範囲を大きくする必要が生じた場合には、固定レール11やアッパー・レール12の形状を変更したり、更には、車体に対する固定レール11の取り付け位置を低くするような、大幅な設計変更をしなければならなかった。
これに対して、本発明では、図3A及び図3Bに示すように、アッパー・ライザー1に切欠き101を設けて、フロント・リフト・リンク2に対する逃げを作った。すなわち、フロント・リフト・リンク2のアッパー・ライザー1への取り付け位置(アッパー・ライザー1の横の面からの高さ)をH2のように図2A及び図2Bに示した従来の位置H1と比べて低くしたときに、アッパー・ライザー1に切欠き101を設けて、フロント・リフト・リンク2に対する逃げを作った。
これにより、クッション・アーム3を上下動させる範囲を大きくするためにフロント・リフト・リンク2のアッパー・ライザー1への取り付け位置(高さ)をH2のように低くしても、フロント・リフト・リンク2がピン4の周りに回動したときに、フロント・リフト・リンク2がアッパー・ライザー1に当たって干渉するのを防ぐことができ、安定して動作させることができるようになった。
また、フロント・リフト・リンク2と干渉する位置のアッパー・ライザー1に切欠き101を設けてフロント・リフト・リンク2に対する逃げを作ったことにより、固定レール11やアッパー・レール12の形状を変更することなく、フロント・リフト・リンク2のアッパー・ライザー1への取り付け位置を下側へずらすような取り付け高さの変更に対応することを可能にした。
図3A及び図3Bにはフロント・リフト・リンク2の場合について示したが、リア・リフト・リンク9の場合についても同様である。この場合、アッパー・ライザー1に切欠き101と同様の切欠きを設けることにより、大きな設計変更を伴うことなく、フロント・リフト・リンク2とアッパー・ライザー1との干渉を回避してフロント・リフト・リンク2のアッパー・ライザー1への取り付け位置を低く設定することができる。
1・・・アッパー・ライザー 2・・・フロント・リフト・リンク 3・・・クッション・フレーム 9・・・リア・リフト・リンク 11・・・固定レール 12・・・アッパー・レール 21・・・フロント・リンク・シャフト 22・・・リア・リンク・シャフト 23・・・連結パイプ 101・・・切欠き

Claims (1)

  1. 高さ調整機構を備えた乗用車シートであって、
    乗用車シートのシート・クッションの骨格をなす左右一対のクッション・フレームと、
    前記左右一対のクッション・フレームの下部に前記左右一対のクッション・フレームと
    対向して配置された左右一対のアッパー・ライザーと、
    前記左右一対のクッション・フレームと前記左右一対のアッパー・ライザーとに回動自
    在に取り付けられて前記左右一対のクッション・フレームと前記左右一対のアッパー・ラ
    イザーとの間で左右一対の平行リンクを形成する左右一対のリンク部とを備え、
    前記左右一対のアッパー・ライザーに前記回動自在に取り付けられた前記左右一対のリン
    ク部の回動する範囲での干渉を防ぐための切欠きを設け
    前記左右一対のリンク部は、前記左右一対のクッション・フレームの前方と前記左右一対のアッパー・ライザーの前方とを接続する一対の第1のリンクと、前記左右一対のクッション・フレームの後方と前記左右一対のアッパー・ライザーの後方とを接続する一対の第2のリンクとを備え、前記左右一対のアッパー・ライザーの切欠きは、前記一対の第1のリンクが前記回動する範囲で前記一対の第1のリンクの下端部分が前記左右一対のアッパー・ライザーと干渉する位置に設けたことを特徴とする高さ調整機構を備えたことを特徴とする高さ調整機構を備えた乗用車シート。
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