JP6432693B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の通信帯域に対応するアンテナ装置に関する。
近接する2つの周波数の通信信号を、1つの高周波フロントエンドモジュールで取り扱うことがある。例えば、Wifi(登録商標)とBlueTooth(登録商標)は、同じ2400MHz帯を利用しており、これらを同時に送受信する高周波フロントエンドが存在する。
このような高周波フロントエンドモジュールでは、周波数が近接する2つの通信信号をそれぞれに送受信する2つのアンテナの間の結合が問題となる。特に、小型の通信機器に備えられた高周波フロントエンドモジュールでは、これら2つのアンテナの距離を長く取ることが容易ではなく、相互干渉はより問題となる。
特許文献1に記載のアンテナモジュールは、モノポールアンテナとループアンテナを備えている。ループアンテナは、λ/2の長さの半環形状であり、ループアンテナのモノポールアンテナに近接する側の端部は接地されている。この構成によって、グランドに流れる電流を減少させ、モノポールアンテナとループアンテナの間のアイソレーションを確保している。
特許第4297012号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、周波数帯域によって十分なアイソレーションが確保できない場合ある。例えば、特許文献1に記載の構成では、2400MHz帯において、10dB程度のアイソレーションしか確保できない。
したがって、本発明の目的は、同一または近接する周波数でそれぞれに送受信する2つのアンテナ間のアイソレーションを高く確保できるアンテナ装置を提供することにある。
この発明のアンテナ装置は、グランド導体と、第1のアンテナおよび第2のアンテナとを備える。第1のアンテナおよび第2のアンテナは、線状アンテナであり、グランド導体側の端部にそれぞれ給電点を有する。第1のアンテナと第2のアンテナは、同一または近接する第1の周波数および第2の周波数で送受信を行う。第1のアンテナは、第1のモノポールアンテナと、該第1のモノポールアンテナから分岐されたループアンテナとを備える。ループアンテナにおける第1のモノポールアンテナからの分岐点と反対側の端部は、グランド導体における第1のアンテナの給電点と第2のアンテナの給電点との間の位置において短絡されている。
この構成では、第1のアンテナの給電点からグランド導体に流れる電流とは別に、ループアンテナのグランド導体への短絡点からグランド導体に流れる電流が生じる。したがって、ループアンテナの短絡点からグランド導体に流れる電流の位相を調整することによって、第2のアンテナの給電点において、第1のアンテナの給電点からグランドに流れる電流をループアンテナの短絡点からグランド導体に流れる電流によって弱めることが可能になる。これにより、第1のアンテナの給電点から第2のアンテナに流れる電流が抑制される。
また、この発明のアンテナ装置では、ループアンテナの形状は、第1のアンテナの給電点からグランド導体に流れる電流と、グランド導体に短絡する位置からグランド導体に流れる電流とが第2のアンテナの給電点において逆相となる形状であることが好ましい。
この構成では、第2のアンテナの給電点において、第1のアンテナの給電点からグランドに流れる電流がループアンテナの短絡点からグランド導体に流れる電流によって相殺される。これにより、第1のアンテナの給電点から第2のアンテナに流れる電流がさらに抑制される。
また、この発明のアンテナ装置では、ループアンテナは、分岐点またはグランド導体との短絡点に挿入されたチップ型リアクタンス素子を備えることが好ましい。
この構成では、ループアンテナを構成する導体の形状を殆ど変化させることなく、短絡点からグランド導体に流れる電流の位相が調整される。
また、この発明のアンテナ装置では、チップ型リアクタンス素子は、分岐点と短絡点にそれぞれ挿入されていることが好ましい。
この構成では、短絡点からグランド導体に流れる電流の位相がさらに高精度に調整される。
また、この発明のアンテナ装置は、次の構成を備えることが好ましい。第1のモノポールアンテナとループアンテナは、近接且つ平行して延びる近接導体部を備える。ループアンテナは、第1のモノポールアンテナの近接導体部の電流の向きとループアンテナの近接導体部の電流の向きが同じになる形状である。
この構成では、第1のモノポールアンテナとループアンテナの距離を短くでき、アンテナ装置が小型化される。
また、この発明のアンテナ装置は、次の構成であることが好ましい。第1のモノポールアンテナは、延びる方向の途中位置に複数の屈曲部を形成することによってグランド導体の端辺に平行に延びる複数の平行導体部を備える。給電点と反対側の開放端を含む導体部は、複数の平行導体部に含まれている。開放端を含む導体部は、他の平行導体部よりもグランド導体側に配置されている。
この構成では、第1のモノポールアンテナが折れ曲がった形状であり、グランド導体に近接する導体部分が設けられる。これにより、アンテナを構成する導体とグランド導体との間に生じるキャパシタンスが大きく取られ、インダクタンスのみでアンテナを形成するよりも小さくすることができる。したがって、第1のアンテナは小型化される。
また、この発明のアンテナ装置では、第1のモノポールアンテナの共振周波数とループアンテナの共振周波数は、異なっていることが好ましい。
この構成では、第1のアンテナの通過帯域の周波数幅が広くなる。
また、この発明のアンテナ装置は、次の構成であることが好ましい。第1のアンテナは、第1のモノポールアンテナよりも電気長が短い第2のモノポールアンテナを備える。第2のモノポールアンテナは、第1のモノポールアンテナから分岐され、且つ、モノポールアンテナと前記グランド導体とに囲まれる領域に配置されている。
この構成では、第1のアンテナと第2のアンテナのアイソレーションを確保しながら、形状を大きくすることなく、さらに異なる周波数の通信信号の送受信が可能になる。
また、この発明のアンテナ装置では、第2のモノポールアンテナの共振周波数と第1のモノポールアンテナまたはループアンテナの共振周波数との周波数差は、第1のモノポールアンテナの共振周波数とループアンテナの共振周波数との周波数差よりも大きい。
この構成では、効率的にアイソレーションの確保が実現される。
また、この構成のアンテナ装置では、次の構成であることが好ましい。アンテナ装置は、第2のモノポールアンテナと略同じ共振周波数を有し、第1のモノポールアンテナから分岐された第2のループアンテナを備える。第2のループアンテナは、第1のモノポールアンテナを基準にして、ループアンテナと反対側の位置に形成されている。
この構成では、ループアンテナと第2のループアンテナとの結合が抑制され、且つ、第1のアンテナと第2のアンテナとのアイソレーションが向上する。
また、この発明のアンテナ装置では、第2のアンテナは、第1のアンテナと同じ構造を備えることが好ましい。
この構成では、アンテナ装置がさらに小型化される。
この発明によれば、同一または近接する周波数でそれぞれに送受信する2つのアンテナ間のアイソレーションを高く確保できる。
本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置のアイソレーションの周波数特性を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の第1のアンテナと第2のアンテナとの間でのリターンロスの周波数特性を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係るアンテナ装置の平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るアンテナ装置のアイソレーションの周波数特性を示すグラフである。 本発明の第3の実施形態に係るアンテナ装置の平面図である。 本発明の第4の実施形態に係るアンテナ装置の平面図である。 本発明の第4の実施形態に係るアンテナ装置のアイソレーションの周波数特性を示すグラフである。
本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置について、図を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の平面図である。
図1に示すように、アンテナ装置10は、誘電体基板101、グランド導体102、第1のアンテナ20、第2のアンテナ30を備える。なお、第1のアンテナ20および第2のアンテナ30は、グランド導体102および誘電体基板101も含んでアンテナとして機能するが、以下では説明を分かり易くするために、グランド導体102および誘電体基板101を外した構成要素を、それぞれ、第1のアンテナ20、第2のアンテナ30と称して説明する。
第1のアンテナ20、第2のアンテナ30を構成する導体パターン、および、グランド導体102は、誘電体基板101の表面に形成されている。また、第1のアンテナ20、第2のアンテナ30を構成する各チップ型リアクタンス素子は、誘電体基板101の表面に実装されている。
グランド導体102は、誘電体基板101の第1方向の略全長に亘って形成されている。グランド導体102は、誘電体基板101の第2方向(第1方向と直交する方向)において、当該第2方向の一方端側の所定長の領域を除いて形成されている。
第1のアンテナ20、第2のアンテナ30は、誘電体基板101におけるグランド導体102が形成されていない領域に形成されている。
第1のアンテナ20、および、第1のアンテナ20の給電点FP1は、誘電体基板101における第1方向の一方端側に配置されている。第2のアンテナ30、および、第2のアンテナ30の給電点FP2は、誘電体基板101における第1方向の他方端側に配置されている。なお、第2のアンテナ30は、第1のアンテナ20におけるモノポールアンテナ21と同じ形状であり、具体的な形状の説明は省略する。
第1のアンテナ20は、本発明の「第1のモノポールアンテナ」に対応するモノポールアンテナ21と、本発明の「ループアンテナ」に対応するループアンテナ25とを備える。
モノポールアンテナ21は、線状の導体パターン22、23と、チップ型リアクタンス素子24とを備える。チップ型リアクタンス素子24は、一般的には、インダクタがよく用いられる。導体パターン22は、誘電体基板101の第2方向に延びる形状である。導体パターン22の延びる方向の一方端221は、グランド導体102に近接している。この導体パターン22の一方端221とグランド導体102との間が、第1のアンテナ20、すなわち、モノポールアンテナ21およびループアンテナ25の給電点FP1となる。
導体パターン23は、延びる方向に沿って、直角に曲がる屈曲部を2箇所備えている。言い換えれば、導体パターン23は、誘電体基板101の第1方向に沿って延びる2つの直線部と、この2つの直線部を接続する第2方向に沿って延びる1つの直線部によって形成されている。この構成によって、モノポールアンテナ21は折れ曲がった形状となり、グランド導体102に結合する導体部分が設けられる。これにより、モノポールアンテナ21を構成する導体とグランド導体102との間に生じるキャパシタンスを大きくでき、インダクタンスのみでモノポールアンテナを形成するよりも、形状を小さくすることができる。
導体パターン23における延びる方向の一方端231は、導体パターン22の他方端222に近接している。導体パターン23と導体パターン22は、この部分において、チップ型リアクタンス素子24によって接続されている。言い換えれば、導体パターン22、チップ型リアクタンス素子24、および、導体パターン23は、直列に接続されている。
導体パターン23における延びる方向の他方端232は、第2方向において、一方端231よりもグランド導体102側に配置されている。このような構成とすることによって、モノポールアンテナ21の形成面積を小さくすることができる。
導体パターン23の他方端232を含む直線部は、グランド導体102に対して離間して配置されている。これにより、グランド導体102における第1方向に平行な端辺と平行な直線部があっても、この直線部とグランド導体102との不要な結合を抑制できる。また、導体パターン23の他方端232は、開放端であるので、電流強度が低く、外部の導体パターンと結合し難い。したがって、この直線部とグランド導体102との不要な結合をより確実に抑制できる。
導体パターン22,23の長さ、幅等の形状、および、チップ型リアクタンス素子24のリアクタンスは、モノポールアンテナ21としての電気長がモノポールアンテナ21の共振周波数に対応する波長λ1の略1/4になるように設定されている。なお、チップ型リアクタンス素子24は、省略することも可能である。しかしながら、チップ型リアクタンス素子24を備えることによって、モノポールアンテナ21の形成面積を変えることなく、電気長を適宜調整することができる。
ループアンテナ25は、線状の導体パターン26、チップ型リアクタンス素子27,28を備える。また、ループアンテナ25は、モノポールアンテナ21を構成する導体パターン22における一方端221側の一部を構成要素として含んでいる。チップ型リアクタンス素子27,28は、一般的には、インダクタがよく用いられる。
導体パターン26は、延びる方向に沿って、直角に曲がる屈曲部を1箇所備えている。言い換えれば、導体パターン26は、誘電体基板101の第1方向に沿って延びる1つの直線部と、この直線部に接続する第2方向に沿って延びる1つの直線部によって形成されている。
導体パターン26における延びる方向の一方端261は、導体パターン22における延びる方向の途中位置に近接している。導体パターン22と導体パターン26は、チップ型リアクタンス素子27によって接続されている。
導体パターン26における延びる方向の他方端262は、グランド導体102の端辺に近接している。この際、導体パターン26の他方端262は、第1方向における第1のアンテナ20の給電点FP1と第2のアンテナ30の給電点FP2との間の所定位置に近接している。
導体パターン26とグランド導体102は、この他方端262において、チップ型リアクタンス素子28によって接続されている。言い換えれば、導体パターン26の他方端262は、チップ型リアクタンス素子28によってグランド電位に短絡されている。
この構成により、導体パターン22の一部、チップ型リアクタンス素子27、導体パターン26、チップ型リアクタンス素子28が直列接続された半環状のループが形成され、ループアンテナ25が実現される。
導体パターン22の一方端221からチップ型リアクタンス素子27に接続する位置までの長さ、導体パターン26の長さ、チップ型リアクタンス素子27,28のリアクタンスは、ループアンテナ25としての電気長がループアンテナ25の共振周波数に対応する波長λ2に略等しくになるように設定されている。
さらに、ループアンテナ25がグランド導体102に接続する短絡点SP1の位置は、給電点FP1からグランド導体102を介して流れる電流と、短絡点SP1に導体パターン26側から流れ込み、グランド導体102を介して流れる電流とが給電点FP2において逆相となるように、設定されている。
また、これらの電流の振幅差が小さく、好ましくは、同じになるように、導体パターン26の長さおよび幅、チップ型リアクタンス素子27,28のリアクタンスが適宜設定されている。
このような構成によって、給電点FP1から給電点FP2に流れ込む電流が抑制され、第1のアンテナ20と第2のアンテナ30との結合を抑制することができる。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置のアイソレーションの周波数特性を示すグラフである。図2において、縦軸は給電点FP1から給電点FP2への通過量に対応するS21を表している。図2において、横軸は周波数を表している。図2において、f21は、モノポールアンテナ21の共振周波数であり、f25は、ループアンテナ25の共振周波数である。f20は、第1のアンテナ20で送受信する通信信号の周波数である。なお、この通信周波数f20は、具体的な一例として、約2400MHzであり、Wifi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)の通信帯域の周波数である。
図2に示すように、本実施形態のアンテナ装置10では、通信周波数f20において、−20[dB]以上の減衰量を得られる。これにより、第1のアンテナ20と第2のアンテナ30とのアイソレーションを高く確保することができる。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の第1のアンテナと第2のアンテナとの間でのリターンロスの周波数特性を示すグラフである。図3において、縦軸は給電点FP1から給電点FP2に向けてのリターンロスに対応するS11を表している。図3において、横軸は周波数を表している。
図3に示すように、アンテナ装置10の構成を用いることによって、第1のアンテナで送受信する周波数帯域において、第1のアンテナ20から第2のアンテナ30への通信信号の伝搬が抑制される。
以上のように、アンテナ装置10の構成を用いることによって、第1のアンテナ20と第2のアンテナ30で近接する周波数の通信信号を同時に送受信する仕様であっても、第1のアンテナ20と第2のアンテナ30の結合を抑制できる。これにより、例えば、第1のアンテナ20で送信を行い、第2のアンテナ30で受信を行う場合であっても、第2のアンテナ30での受信感度の劣化を抑制することができる。
なお、第1のアンテナ20で送受信する通信信号の周波数と、第2のアンテナ30で送受信する周波数は、近接に限らず、完全同一の場合もある。言い換えれば、第1のアンテナ20で送受信する通信信号の周波数と、第2のアンテナ30で送受信する周波数は、第1のアンテナ20と第2のアンテナ30が結合し、いずれか一方のアンテナの受信感度が所望値よりも劣化する周波数である。例えば、一例として、WifiとBluetoothでは、Bluetoothで使用する周波数帯域に、Wifiで使用する周波数帯域が含まれる。Bluetoothは、周波数を時系列で切替ながら通信を行うため、Wifiの周波数帯域とBluetoothの周波数が同一のタイミングと、異なり近接するタイミングが存在する。このいずれの場合であっても、一方のアンテナの受信感度が劣化してしまうので、このような場合が、本願発明の周波数が同一または近接する状態に対応する。なお、WifiとBluetoothは一例であり、第1の通信仕様で利用する周波数帯域と第2の通信仕様で利用する周波数帯域が少なくとも部分的に重なる、または近接しており、それぞれのアンテナで同時に通信している周波数が同一または近接している場合も同様である。
そして、このような周波数の関係であっても、本実施形態に係るアンテナ装置10の構成を用いることによって、第1のアンテナ20と第2のアンテナ30の結合を抑制できる。
なお、アンテナ装置10では、モノポールアンテナ21の共振周波数f21とループアンテナ25の共振周波数f25を異ならせている。この構成により、これらの共振周波数を一致させるよりも広い周波数帯域(図2参照)において、減衰量を高くでき、第1のアンテナ20と第2のアンテナ30とのアイソレーションを高く確保することができる。
この共振周波数f21と共振周波数f25との周波数差は、アンテナ装置10で送受信する通信信号の周波数幅に応じて適宜設定すればよい。この際、第1のアンテナ20で送受信する通信信号の通信周波数f20は、共振周波数f21と共振周波数f25との間に設定することが好ましい。
また、上述の説明では、ループアンテナ25を、導体パターン22,26とチップ型リアクタンス素子27,28で構成する態様を示した。しかしながら、チップ型リアクタンス素子27,28は省略することも可能である。この場合、導体パターン22,26が直接に接続する、また、導体パターン26とグランド導体102が直接に接続する。しかしながら、チップ型リアクタンス素子27,28を備えることによって、導体パターン26の形状、導体パターン22への接続位置を変化させることなく、ループアンテナ25の電気長を変化させることができる。これにより、上述のループアンテナ25としての作用、および、第1のアンテナ20と第2のアンテナ30とのアイソレーションを向上させる作用を、容易に且つ確実に実現することができる。および、第1のアンテナ20と第2のアンテナ30とのアイソレーションを向上させる作用とは、給電点FP1から流れる電流と、短絡点SP1から流れ込む電流とを給電点FP2において同振幅で逆位相にすることである。この際、チップ型リアクタンス素子が1つであるよりも2つである方がより有効である。
次に、本発明の第2の実施形態に係るアンテナ装置について、図を参照して説明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係るアンテナ装置の平面図である。本実施形態に係るアンテナ装置10Aは、第1のアンテナ20Aにおけるループアンテナ25Aの形状、第2のアンテナ30Aの形状において、第1の実施形態に係るアンテナ装置10と異なる。したがって、アンテナ装置10Aにおける第1の実施形態に係るアンテナ装置10と異なる箇所のみを以下に説明し、同一箇所の説明は省略する。
アンテナ装置10Aは、第1のアンテナ20Aと第2のアンテナ30Aを備えている。第2のアンテナ30Aは、第1のアンテナ20Aを第2方向に沿った基準線(具体的には、第1方向における第2のアンテナ30Aとモノポールアンテナ21との間の中心位置にあって第2方向に平行な直線)に対して線対称にしたものであり、詳細な形状の説明は省略する。
第1のアンテナ20Aは、モノポールアンテナ21、および、ループアンテナ25を備える。モノポールアンテナ21は、第1の実施形態に係るアンテナ装置10のモノポールアンテナ21と同じである。
ループアンテナ25Aは、線状の導体パターン26A、および、チップ型リアクタンス素子27,28を備える。また、ループアンテナ25Aは、モノポールアンテナ21を構成する導体パターン22における一方端221側の一部を構成要素として含んでいる。
導体パターン26Aは、延びる方向の一方端261から他方端262に向けて、導体パターン263、導体パターン264、導体パターン265、および、導体パターン266が連続して接続された形状である。導体パターン263,265は、第1方向に平行な形状であり、導体パターン264,266は、第2方向に平行な形状である。言い換えれば、導体パターン26Aは、延びる方向に沿って、直角に曲がる屈曲部を3箇所備えている。
導体パターン26Aの一方端261は、導体パターン22における延びる方向の途中位置に近接している。導体パターン22と導体パターン26Aは、チップ型リアクタンス素子27によって接続されている。
導体パターン26Aの他方端262は、グランド導体102に端辺に近接している。この際、導体パターン26Aの他方端262は、第1方向における第1のアンテナ20の給電点FP1と第2のアンテナ30の給電点FP2との間の所定位置に近接している。
導体パターン263は、第2方向において、モノポールアンテナ21の導体パターン23とグランド導体102との間に配置されている。導体パターン265は、第2方向において、モノポールアンテナ21の導体パターン23と略同じ位置に配置されている。
このような構成とすることによって、ループアンテナ25Aの電気長を維持しながら、第1方向において、導体パターン26Aの他方端262がグランド導体102に短絡する短絡点SP1Aは、第1の実施形態に係る第1のアンテナ20の短絡点SP1よりも給電点FP1に近い位置に配置することができる。
これにより、第1のアンテナ20Aの第2方向の長さを変化させることなく、第1のアンテナ20Aの第1方向の長さを小さくでき、アンテナ装置10Aを小型にすることができる。
また、導体パターン26Aの長さおよびチップ型リアクタンス素子27,28のリアクタンスは、次の条件を満たすように設定されている。
(1)モノポールアンテナ21の第2方向に延びる導体パターン233と導体パターン264との距離は、モノポールアンテナ21の導体パターン23の他方端232を含む直線部と導体パターン263との距離よりも短い。導体パターン233と導体パターン264は、本発明の「平行導体部」に対応する。
(2)導体パターン233に流れる電流の向きと導体パターン264に流れる電流の向きは同じである。例えば、図4に示すように、導体パターン264に接続する導体パターン263の所定位置Ji1に電流の節が位置する。
これらの条件を満たすことによって、モノポールアンテナ21とループアンテナ25Aにおいて、最も近接する導体パターン233と導体パターン264との間での結合を抑制できる。これにより、モノポールアンテナ21とループアンテナ25Aの各特性を劣化させることなく、上述の作用効果を確実に実現することができる。また、モノポールアンテナ21における開放端(他方端232)を含む直線部が、ループアンテナ25Aの導体パターン263と平行であることにより、他の箇所が平行になるよりも結合を抑制することができる。これにより、モノポールアンテナ21とループアンテナ25Aの各特性を劣化させることなく、上述の作用効果をさらに確実に実現することができる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係るアンテナ装置のアイソレーションの周波数特性を示すグラフである。図5において、縦軸は給電点FP1から給電点FP2への通過量に対応するS21を表している。図5において、横軸は周波数を表している。図5において、f21は、モノポールアンテナ21の共振周波数であり、f25は、ループアンテナ25の共振周波数である。f20は、第1のアンテナ20Aで送受信する通信信号の周波数である。なお、この通信周波数f20は、具体的な一例として、約2400MHzであり、Wifi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)の通信帯域の周波数である。
図5に示すように、本実施形態のアンテナ装置10Aでは、通信周波数f20において、−20[dB]以上の減衰量を得られる。これにより、第1のアンテナ20Aと第2のアンテナ30Aとのアイソレーションを高く確保することができる。
また、本実施形態では、第1のアンテナ20Aと第2のアンテナ30Aの両方に、同じ構造を有するので、第1のアンテナ20Aと第2のアンテナ30Aの両方に同じ作用効果が得られる。これにより、第1のアンテナと第2のアンテナとのアイソレーションをさらに高く確保し、アンテナ装置をさらに小型に形成することができる。
この際、第1のアンテナ20Aと第2のアンテナ30Aで、電流を相殺する周波数を異ならせる(例えば、第1のアンテナ20Aは2430MHz、第2のアンテナ30Aは2450MHzとする)ことによって、アイソレーションできる周波数帯域を広くでき、有効である。この電流を相殺する周波数の調整は、第1のアンテナ20Aのループアンテナ25Aの電気長、これに対応する第2のアンテナ30Aのループアンテナの電気長を異ならせるように、各ループアンテナの導体パターンの形状、チップ型リアクタンス素子のリアクタンスを調整すればよい。
次に、本発明の第3の実施形態に係るアンテナ装置について、図を参照して説明する。図6は、本発明の第3の実施形態に係るアンテナ装置の平面図である。本実施形態に係るアンテナ装置10Bは、第1の実施形態に係るアンテナ装置10に対して、第3のアンテナ41、第4のアンテナ51を追加したものである。アンテナ装置10Bの他の構成は、第1の実施形態に係るアンテナ装置10と同じである。アンテナ装置10Bにおけるアンテナ装置10と同じ箇所の説明は省略する。
第3のアンテナ41は、本発明の「第2のモノポールアンテナ」に対応する。第3のアンテナ41は、導体パターン42およびチップ型リアクタンス素子43を備える。導体パターン42は、第1方向に沿って延びる線状導体である。導体パターン42の延びる方向の一方端は、チップ型リアクタンス素子43を介して、モノポールアンテナ21の導体パターン22に接続されている。導体パターン42の延びる方向の他方端は、モノポールアンテナ21の導体パターン23の他方端232に近接している。
第4のアンテナ51は、第1のアンテナ20に対する第3のアンテナ41の配置と同じように、第2のアンテナ30に配置されている。
第3のアンテナ41の共振周波数f41は、モノポールアンテナ21の共振周波数f21、ループアンテナ25の共振周波数f25よりも高い。この際、共振周波数f41と共振周波数f21,f25のいずれかとの周波数差は、共振周波数f21と共振周波数f25との差よりも大きい。例えば、共振周波数f21,f25は、2400MHz(2.4GHz)帯にあり、共振周波数f41は、5000MHz(5GHz)帯にある。
このような構成とすることによって、上述の第1、第2のアンテナ間のアイソレーションを確保しながら、これらのアンテナで送受信する通信信号よりも高い周波数の通信信号を送受信することができる。この際、第3のアンテナ41、および、第4のアンテナ51は、第1のアンテナ20および第2のアンテナ30を構成する導体パターンとグランド導体とによって囲まれる領域内に存在するので、アンテナ装置10Bが大型化することを抑制できる。言い換えれば、小型を維持しながら、送受信する周波数帯域を増加させることができる。
また、共振周波数f41と共振周波数f21,f25と周波数差が、共振周波数f21と共振周波数f25との周波数差よりも大幅に大きいので、共振周波数f41に対する特性と共振周波数f21,f25に対する特性が相互に悪影響を与えることを抑制できる。
次に、本発明の第4の実施形態に係るアンテナ装置について、図を参照して説明する。図7は、本発明の第4の実施形態に係るアンテナ装置の平面図である。
本実施形態に係るアンテナ装置10Cは、第2の実施形態に係るアンテナ装置10Aに対して、第3のアンテナ41C、第5のアンテナ61、および、第6のアンテナ71を追加したものである。アンテナ装置10Cの他の構成は、第2の実施形態に係るアンテナ装置10Aと同じである。アンテナ装置10Cにおけるアンテナ装置10Aと同じ箇所の説明は省略する。
ループアンテナ25Cの構成は、ループアンテナ25Aと同じである。第3のアンテナ41Cの構成は、第3の実施形態に係るアンテナ装置10Bにおける第3のアンテナ41の導体パターン42が途中で屈曲する点で異なり、基本的な構成は、第3のアンテナ41と同じである。第4のアンテナ51Cの構成は、第3の実施形態に係るアンテナ装置10Bにおける第4のアンテナ51の導体パターンが途中で屈曲する点で異なり、基本的な構成は、第4のアンテナ51と同じである。
第5のアンテナ61は、線状の導体パターン62、および、チップ型リアクタンス素子63,64を備える。また、第5のアンテナ61は、モノポールアンテナ21を構成する導体パターン22における給電点FP1側の一部を構成要素として含んでいる。
導体パターン62は、延びる方向の途中で屈曲する形状である。導体パターン62は、導体パターン22を基準にしてループアンテナ25Cと反対側に配置されている。導体パターン62の一方端は、導体パターン22に近接しており、チップ型リアクタンス素子63によって導体パターン22に接続されている。導体パターン62の他方端は、グランド導体102の端辺に近接しており、チップ型リアクタンス素子64によってグランド導体102に接続されている。この構成によって、第5のアンテナ61は、ループアンテナとして機能する。そして、第5のアンテナ61は、モノポールアンテナである第3のアンテナ41Cと同一または近接する周波数の通信信号を送受信する。
第2のアンテナ30は、モノポールアンテナ21と同様の構造である。第2のアンテナ30は、モノポールアンテナ21を第2方向に沿った基準線(具体的には、第1方向における第2のアンテナ30とモノポールアンテナ21との間の中心位置にあって第2方向に平行な直線)に対して線対称にしたものであり、詳細な形状の説明は省略する。
第6のアンテナ71は、第5のアンテナ61と同様の構造であり、第1のアンテナ20Cに対する第5のアンテナ61の配置と同じように、第2のアンテナ30に配置されている。
このような構成とすることによって、上述の実施形態と同様に、第1のアンテナ20Cと第2のアンテナ30との結合を抑制できる。
さらに、このような構成とすることによって、第3のアンテナ41Cおよび第5のアンテナ61と第6のアンテナ71との間に、第1のアンテナ20Cと第2のアンテナ30とが配置される。したがって、第3のアンテナ41Cおよび第5のアンテナ61と、第6のアンテナ71との距離が長くなり、且つ、間に異なる周波数を送受信するアンテナが配置される。これにより、第3のアンテナ41Cおよび第5のアンテナ61と、第6のアンテナ71との結合を抑制できる。
これにより、アンテナ装置10Cは、第1のアンテナ20Cと第2のアンテナ30とのアイソレーションを確保でき、且つ、第3のアンテナ41Cおよび第5のアンテナ61と第6のアンテナ71とのアイソレーションを向上できる。
図8は、本発明の第4の実施形態に係るアンテナ装置のアイソレーションの周波数特性を示すグラフである。なお、図8において、縦軸は給電点FP1から給電点FP2への通過量に対応するS21を表している。図8において、横軸は周波数を表している。また、図8において、実線はアンテナ装置10Cの構成の特性であり、破線は比較例(アンテナ装置10Cの構成から第5のアンテナ61、71を省略した構成)の特性である。
図8に示すように、アンテナ装置10Cの構成を用いることによって、第1のアンテナ20Cと第2のアンテナ30とで送受信する周波数(略2400MHz)でのアイソレーションを向上でき、且つ、第5のアンテナ61と第6のアンテナ71とで送受信する周波数(略5100MHz)でのアイソレーションを向上できる。
また、上述の各実施形態では、誘電体基板に導体パターンを形成する態様を示したが、誘電体基板を省略することも可能である。しかしながら、誘電体基板を用いることによって、各アンテナの導体パターンを短くでき、アンテナ装置をより小型に形成できる。また、誘電体基板に導体パターンを形成することによって、導体パターンの形状を保持でき、信頼性の高いアンテナ装置を実現できる。
また、上述の説明では、近接する周波数が2400MHz帯(2.4GHz帯)である態様を示したが、他の周波数帯であって、上述の構成を適用して、同様の作用効果を得ることができる。
10,10A,10B,10C:アンテナ装置
20,20A,20C:第1のアンテナ
21:モノポールアンテナ
22,23,26,26A,42,233,263,264,265,266:導体パターン
24,27,28,43:チップ型リアクタンス素子
25,25A,25C:ループアンテナ
30,30A:第2のアンテナ
41,41C:第3のアンテナ
51,51C:第4のアンテナ
61:第5のアンテナ
71:第6のアンテナ
101:誘電体基板
102:グランド導体

Claims (10)

  1. グランド導体と、
    前記グランド導体側の端部にそれぞれ給電点を有し、同一または近接する第1の周波数および第2の周波数で送受信を行う線状の第1のアンテナおよび第2のアンテナと、を備え、
    前記第1のアンテナは、第1のモノポールアンテナと、該第1のモノポールアンテナから分岐されたループアンテナとを備え、
    前記ループアンテナにおける前記第1のモノポールアンテナからの分岐点と反対側の端部は、前記グランド導体における前記第1のアンテナの給電点と前記第2のアンテナの給電点との間の位置において短絡され、
    前記ループアンテナは、前記分岐点または前記グランド導体との短絡点に挿入されたチップ型リアクタンス素子を備える、
    アンテナ装置。
  2. 前記ループアンテナの形状は、
    前記第1のアンテナの給電点から前記グランド導体に流れる電流と、前記グランド導体に短絡する位置から前記グランド導体に流れる電流とが、前記第2のアンテナの給電点において逆相となる形状である、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記チップ型リアクタンス素子は、前記分岐点と前記短絡点にそれぞれ挿入されている、
    請求項1または請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1のモノポールアンテナと前記ループアンテナは、近接且つ平行して延びる近接導体部を備え、
    前記ループアンテナは、
    前記第1のモノポールアンテナの近接導体部の電流の向きと前記ループアンテナの近接導体部の電流の向きが同じになる形状である、
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記第1のモノポールアンテナは、
    延びる方向の途中位置に複数の屈曲部を形成することによって前記グランド導体の端辺に平行に延びる複数の平行導体部を備え、
    前記給電点と反対側の開放端を含む導体部は、前記複数の平行導体部に含まれており、
    前記開放端を含む導体部は、他の平行導体部よりも前記グランド導体側に配置されている、
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1のモノポールアンテナの共振周波数と前記ループアンテナの共振周波数は、異なっている、
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記第1のアンテナは、前記第1のモノポールアンテナよりも電気長が短い第2のモノポールアンテナを備え、
    前記第2のモノポールアンテナは、前記第1のモノポールアンテナから分岐され、且つ、前記第1のモノポールアンテナと前記グランド導体とに囲まれる領域に配置されている、
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  8. 前記第2のモノポールアンテナの共振周波数と前記第1のモノポールアンテナまたは前記ループアンテナの共振周波数との周波数差は、前記第1のモノポールアンテナの共振周波数と前記ループアンテナの共振周波数との周波数差よりも大きい、
    請求項に記載のアンテナ装置。
  9. 前記第2のモノポールアンテナと略同じ共振周波数を有し、前記第1のモノポールアンテナから分岐された第2のループアンテナを備え、
    前記第2のループアンテナは、前記第1のモノポールアンテナを基準にして、前記ループアンテナと反対側の位置に形成されている、
    請求項または請求項に記載のアンテナ装置。
  10. 前記第2のアンテナは、前記第1のアンテナと同じ構造を備える、
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
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