JP6432548B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの制御装置に係わり、特に、目標トルクを出力させるようにエンジンを制御するエンジンの制御装置に関する。
一般に、火花点火式エンジンの運転領域が例えば相対的に低回転且つ高負荷領域である場合に、点火プラグを中心に広がる火炎が伝播する前に未燃焼の混合気(エンドガス)が自己着火して衝撃波を生じさせるいわゆるノッキングが発生し易いことが知られている。特に近年では、エンジンの性能向上を目的として、高圧縮比化や過給機による吸入空気の過給が行われるようになっており、ノッキングが一層発生し易くなっている。
ノッキングは騒音の増大やエンジン損傷の原因となり得るので、ノッキングを抑制するために必要に応じて点火時期の遅角化(点火リタード)が行われる。具体的には、エンジンに取り付けられたノックセンサによりノッキングが検出された場合、点火時期を遅角させることにより燃焼圧力のピークを低下させ、ノッキングを抑制する。ノッキングが検出されない場合には、点火時期を徐々に進角させる(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−64032号公報
ノッキングが発生していない状態において、点火時期は、最大トルクを発生するMBT(Minimum Advance for Best Torque)近傍に設定されるのが通常である。したがって、ノッキングが検出され点火リタードを行った場合、それに応じて出力トルクが低下してしまう。
そこで、点火リタードを行った場合には、この点火リタードによるトルク低下を相殺するように吸入空気量を増大させ、出力トルクを維持することが考えられる。
しかしながら、吸入空気量を過度に増大させるとエンジンの熱効率が低下するので、吸入空気量の増大にも関わらず出力トルクを維持することができず、燃費の悪化も招く。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を抑制できるとともに、燃費の悪化を防止することができる、エンジンの制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のエンジンの制御装置は、目標トルクを出力させるようにエンジンを制御するエンジンの制御装置であって、エンジンの点火装置による基準点火時期を、エンジンの運転状態に応じて設定する点火時期設定手段と、ノッキングを抑制するために、基準点火時期を遅角側に補正する点火時期補正手段と、目標トルクをエンジンに出力させるための目標空気量を、点火時期が基準点火時期に設定された条件でのエンジンの運転状態に応じた基準熱効率、又は、吸入空気量、エンジン回転数及び点火リタード量に基づき推定した実熱効率を用いて設定する目標空気量設定手段と、目標空気量を、エンジンの運転状態に応じた基準熱効率が所定値以上となるように設定された閾値を超えないように制限する目標空気量制限手段と、目標空気量制限手段により閾値以下に制限された目標空気量に応じて吸入空気量を制御する空気量制御手段と、を有し、閾値は、エンジン負荷が相対的に低い領域では同一のエンジン負荷においてエンジン回転数によらずにほぼ一定に設定され、エンジン負荷が相対的に高い領域では、同一のエンジン負荷において、エンジン回転数が相対的に高い高回転領域及び相対的に低い低回転領域よりも、それらの高回転領域と低回転領域との間の領域で高くなるように設定されていることを特徴とする。
このように構成された本発明においては、目標空気量制限手段は、点火時期に応じて設定された目標空気量を、エンジンの運転状態に応じて設定された閾値を超えないように制限するので、吸入空気量を閾値を超えて過度に増大させることにより熱効率が低下し、目標空気量を増大させたにも関わらず目標トルクを得ることができず、目標空気量がさらに増大して燃費が悪化するという悪循環に陥ることを防止でき、これにより、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を抑制できるとともに、燃費の悪化を防止することができる。また、目標空気量制限手段は、目標空気量を、熱効率が所定値以上となるように設定された閾値を超えないように制限するので、吸入空気量を閾値を超えて過度に増大させることにより、目標空気量を増大させても目標トルクを得ることができず、目標空気量がさらに増大して燃費が悪化するような領域まで熱効率が低下することを防止でき、これにより、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を抑制できるとともに、燃費の悪化を確実に防止することができる。
また、本発明において、好ましくは、目標空気量制限手段は、目標空気量を、同一のエンジン回転数においてエンジン負荷が増大するほど大きくなるように設定された閾値を超えないように制限する。
このように構成された本発明においては、目標空気量制限手段は、目標空気量を、エンジン回転数及びエンジン負荷に応じて適切に設定された閾値以下となるように制限することができ、これにより、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を抑制できるとともに、燃費の悪化を確実に防止することができる。
また、本発明において、好ましくは、目標空気量制限手段は、目標空気量を、同一のエンジン回転数においてエンジン負荷が相対的に高い領域では一定となるように設定された閾値を超えないように制限する。
このように構成された本発明においては、目標空気量制限手段は、目標空気量を、エンジン負荷に応じて適切に設定された閾値以下となるように制限することができ、これにより、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を抑制できるとともに、燃費の悪化を確実に防止することができる。
また、本発明において、好ましくは、目標空気量設定手段は、基準熱効率と、実熱効率との内、低い方の基準熱効率又は実熱効率に基づき、目標空気量を設定する。
このように構成された本発明においては、目標空気量設定手段は、基準熱効率と実熱効率との内、低い方の熱効率に基づき目標空気量を設定するので、点火リタードによる熱効率の低下を加味して目標空気量を設定することができ、これにより、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を確実に抑制できるとともに、燃費の悪化を防止することができる。
本発明によるエンジンの制御装置によれば、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を抑制できるとともに、燃費の悪化を防止することができる。
本発明の実施形態によるエンジンの制御装置が適用されたエンジンシステムの概略構成図である。 本発明の実施形態によるエンジンの制御装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態によるエンジンの制御装置がエンジンを制御するエンジン制御処理のフローチャートである。 本発明の実施形態によるエンジンの制御装置が目標充填効率を設定する目標充填効率設定処理のフローチャートである。 本発明の実施形態によるPCMが要求充填効率を算出する方法を示した制御ブロック図である。 エンジン回転数と要求平均有効圧力に応じて設定された制限充填効率を示すマップである。 本発明の実施形態によるエンジンの制御装置を搭載した車両においてアクセル操作が行われた場合の、エンジン制御に関するパラメータの時間変化を示すタイムチャートであり、図7(a)はアクセル開度の変化を示すチャート、図7(b)は図7(a)に示したようにアクセル開度が変化した場合における目標トルクの変化を示すチャート、図7(c)はノッキングを抑制するために設定された点火リタード量の変化を示すチャート、図7(d)は図7(b)の目標トルクをエンジンに出力させるように設定された充填効率の変化を示すチャート、図7(e)は図7(d)の充填効率を実現するように制御されるスロットル開度の変化を示すチャート、図7(f)は図7(d)の充填効率を実現するように制御される吸気VVTの進角量の変化を示すチャート、図7(g)は図7(e)、(f)のように制御されたエンジンのエンジン回転数の変化を示すチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態によるエンジンの制御装置を説明する。
まず、図1及び図2により、本発明の実施形態によるエンジンの制御装置が適用されたエンジンシステムについて説明する。図1は、本発明の実施形態によるエンジンの制御装置が適用されたエンジンシステムの概略構成図であり、図2は、本発明の実施形態によるエンジンの制御装置の電気的構成を示すブロック図である。
図1及び図2に示すように、エンジンシステム100は、主に、外部から導入された吸気(空気)が通過する吸気通路1と、この吸気通路1から供給された吸気と、後述する燃料噴射弁13から供給された燃料との混合気を燃焼させて車両の動力を発生するエンジン10(具体的にはガソリンエンジン)と、このエンジン10内の燃焼により発生した排気ガスを排出する排気通路25と、エンジンシステム100に関する各種の状態を検出するセンサ40〜54と、エンジンシステム100全体を制御するPCM60(エンジンの制御装置)とを有する。
吸気通路1には、上流側から順に、外部から導入された吸気を浄化するエアクリーナ3と、通過する吸気を昇圧させる、ターボ過給機4のコンプレッサ4aと、外気や冷却水により吸気を冷却するインタークーラ5と、通過する吸気の量(吸入空気量)を調整するスロットルバルブ6と、エンジン10に供給する吸気を一時的に蓄えるサージタンク7と、が設けられている。
また、吸気通路1には、コンプレッサ4aによって過給された吸気の一部を、コンプレッサ4aの上流側に還流するためのエアバイパス通路8が設けられている。具体的には、エアバイパス通路8の一端は、コンプレッサ4aの下流側で且つスロットルバルブ6の上流側の吸気通路1に接続され、エアバイパス通路8の他端は、エアクリーナ3の下流側で且つコンプレッサ4aの上流側の吸気通路1に接続されている。
このエアバイパス通路8には、エアバイパス通路8を流れる吸気の流量を開閉動作により調節するエアバイパスバルブ9が設けられている。エアバイパスバルブ9は、エアバイパス通路8を完全に閉じる閉状態と完全に開く開状態とに切り換え可能な、いわゆるオンオフバルブである。
エンジン10は、主に、吸気通路1から供給された吸気を燃焼室11内に導入する吸気バルブ12と、燃焼室11に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁13と、燃焼室11内に供給された吸気と燃料との混合気に点火する点火プラグ14と、燃焼室11内での混合気の燃焼により往復運動するピストン15と、ピストン15の往復運動により回転されるクランクシャフト16と、燃焼室11内での混合気の燃焼により発生した排気ガスを排気通路25へ排出する排気バルブ17と、を有する。
また、エンジン10は、吸気バルブ12及び排気バルブ17のそれぞれの動作タイミング(バルブの位相に相当する)を、可変バルブタイミング機構(Variable Valve Timing Mechanism)としての可変吸気バルブ機構18及び可変排気バルブ機構19によって可変に構成されている。可変吸気バルブ機構18及び可変排気バルブ機構19としては、公知の種々の形式を適用可能であるが、例えば電磁式又は油圧式に構成された機構を用いて、吸気バルブ12及び排気バルブ17の動作タイミングを変化させることができる。
排気通路25には、上流側から順に、通過する排気ガスによって回転され、この回転によってコンプレッサ4aを駆動する、ターボ過給機4のタービン4bと、例えばNOx触媒や三元触媒や酸化触媒などの、排気ガスの浄化機能を有する排気浄化触媒26a、26bが設けられている。以下では、排気浄化触媒26a、26bを区別しないで用いる場合には、単に「排気浄化触媒26」と表記する。
また、排気通路25には、排気の一部を吸気通路1に還流する排気再循環(Exhaust Gas Recirculation、以下「EGR」と称する)通路27が接続されている。EGR通路27は、一端がタービン4bの上流側の排気通路25に接続され、他端がスロットルバルブ11の下流側の吸気通路1に接続されている。さらに、EGR通路27には、還流させる排気を冷却するEGRクーラ28と、EGR通路27を流れる排気の流量を制御するEGRバルブ29とが設けられている。
さらに、排気通路25には、排気にターボ過給機4のタービン4bを迂回させるタービンバイパス通路30が設けられている。このタービンバイパス通路30には、タービンバイパス通路30を流れる排気の流量を制御するウェイストゲートバルブ(以下「WGバルブ」と称する)31が設けられている。
また、エンジンシステム100には、当該エンジンシステム100に関する各種の状態を検出するセンサ40〜54が設けられている。これらセンサ40〜54は、具体的には以下の通りである。アクセル開度センサ40は、アクセルペダルの開度(ドライバがアクセルペダルを踏み込んだ量に相当する)であるアクセル開度を検出する。エアフローセンサ41は、エアクリーナ3とコンプレッサ4aとの間の吸気通路1を通過する吸気の流量に相当する吸入空気量を検出する。第1温度センサ42は、エアクリーナ3とコンプレッサ4aとの間の吸気通路1を通過する吸気の温度を検出する。第1圧力センサ43は、過給圧を検出する。スロットル開度センサ44は、スロットルバルブ6の開度であるスロットル開度を検出する。第2圧力センサ45は、エンジン10に供給される吸気の圧力に相当するインマニ圧(サージタンク7内の圧力)を検出する。クランク角センサ46は、クランクシャフト16におけるクランク角を検出する。吸気側カム角センサ47は、吸気カムシャフトのカム角を検出する。排気側カム角センサ48は、排気カムシャフトのカム角を検出する。EGR開度センサ49は、EGRバルブ29の開度を検出する。WG開度センサ50は、WGバルブ31の開度を検出する。O2センサ51は、排気中の酸素濃度を検出する。排気温度センサ52は、排気温度を検出する。車速センサ53は、車両の速度(車速)を検出する。ノックセンサ54は、例えばエンジン10のシリンダブロックに設けられ、エンジン10のノッキングによる振動を検出する。これらの各種センサ40〜54は、それぞれ、検出したパラメータに対応する検出信号S140〜S154をPCM60に出力する。
PCM60は、上述した各種センサ40〜54から入力された検出信号S140〜S154に基づいて、エンジンシステム100内の構成要素に対する制御を行う。具体的には、図2に示すように、PCM60は、スロットルバルブ6に制御信号S106を供給して、スロットルバルブ6の開閉時期やスロットル開度を制御し、エアバイパスバルブ9に制御信号S109を供給して、エアバイパスバルブ9の開閉を制御し、WGバルブ31に制御信号S131を供給して、WGバルブ31の開度を制御し、燃料噴射弁13に制御信号S113を供給して、燃料噴射量や燃料噴射タイミングを制御し、点火プラグ14に制御信号S114を供給して、点火時期を制御し、可変吸気バルブ機構18及び可変排気バルブ機構19のそれぞれに制御信号S118、S119を供給して、吸気バルブ12及び排気バルブ17の動作タイミングを制御する。
例えば、PCM60は、点火プラグ14による基準点火時期をエンジン10の運転状態に応じて設定すると共に、ノッキングを抑制するために基準点火時期を遅角側に補正する。また、PCM60は、目標トルクをエンジン10に出力させるための目標となる充填効率(吸入空気量を無次元化した値)を、点火時期に応じて設定すると共に、10の運転状態に応じて設定された閾値を超えないように制限し、その目標充填効率に応じてスロットルバルブ6、WGバルブ31、吸気バルブ12、排気バルブ17等を制御することにより、充填効率を制御する。
PCM60は、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを記憶するためのROMやRAMの如き内部メモリを備えるコンピュータにより構成される。
なお、PCM60は、本発明における「エンジンの制御装置」に相当し、本発明における「点火時期設定手段」、「点火時期補正手段」、「目標空気量設定手段」、「目標空気量制限手段」、及び「空気量制御手段」として機能する。
次に、図3乃至図6により、エンジンの制御装置が行うエンジン制御処理について説明する。
図3は、本発明の実施形態によるエンジンの制御装置がエンジンを制御するエンジン制御処理のフローチャートであり、図4は、本発明の実施形態によるエンジンの制御装置が目標充填効率を設定する目標充填効率設定処理のフローチャートであり、図5は、本発明の実施形態によるPCMが要求充填効率を算出する方法を示した制御ブロック図であり、図6は、エンジン回転数と要求平均有効圧力に応じて設定された制限充填効率を示すマップである。
図3のエンジン制御処理は、車両のイグニッションがオンにされ、エンジンの制御装置に電源が投入された場合に起動され、繰り返し実行される。
エンジン制御処理が開始されると、図3に示すように、ステップS1において、PCM60は車両の運転状態を取得する。具体的には、PCM60は、アクセル開度センサ40が検出したアクセル開度、エアフローセンサ41が検出した吸入空気量、車速センサ53が検出した車速、ノックセンサ54が検出したノッキング発生の有無、車両の変速機に現在設定されているギヤ段等を含む、上述した各種センサ40〜54が出力した検出信号S140〜S154を運転状態として取得する。
次に、ステップS2において、PCM60は、ステップS1において取得されたアクセルペダルの操作を含む車両の運転状態に基づき、目標加速度を設定する。具体的には、PCM60は、種々の車速及び種々のギヤ段について規定された加速度特性マップ(予め作成されてメモリなどに記憶されている)の中から、現在の車速及びギヤ段に対応する加速度特性マップを選択し、選択した加速度特性マップを参照して現在のアクセル開度に対応する目標加速度を決定する。
次に、ステップS3において、PCM60は、ステップS2において決定した目標加速度を実現するためのエンジン10の目標トルクを決定する。この場合、PCM60は、現在の車速、ギヤ段、路面勾配、路面μなどに基づき、エンジン10が出力可能なトルクの範囲内で、目標トルクを決定する。
また、ステップS2〜S3の処理と並行して、ステップS4において、PCM60は、ステップS1においてノックセンサ54から取得した検出信号に基づき、ノッキングが検出されたか否かを判定する。
その結果、ノッキングが検出された場合、ステップS5に進み、PCM60は、ノッキングを抑制するために点火時期を遅角側に補正するときの補正量(点火リタード量)を増大させる。一方、ノッキングが検出されなかった場合、ステップS6に進み、PCM60は、点火リタード量を減少させる。これにより、ノックセンサ54によりノッキングが検出される度に点火時期は徐々に遅角側に補正され、ノッキングが検出されない場合、点火時期は進角側に戻される。ただし、点火リタード量は、燃焼効率の著しい悪化や失火を考慮した燃焼安定性の観点から予め実験により定められた遅角量の限界値(遅角限界)を超えないように設定される。
ステップS3、及び、ステップS5又はS6の後、ステップS7に進み、PCM60は、ステップS1において取得した現在のエンジン回転数及びステップS3において決定した目標トルクを含むエンジン10の運転状態に応じて、点火プラグ14による基準点火時期を設定する。具体的には、PCM60は、目標トルクにフリクションロスやポンピングロスによる損失トルクを加味した目標図示トルクを算出し、種々の充填効率及び種々のエンジン回転数について点火時期と図示トルクとの関係を規定した点火進角マップ(予め作成されてメモリなどに記憶されている)の中から、現在のエンジン回転数に対応し且つMBT近傍で目標図示トルクが得られる点火進角マップを選択し、選択した点火進角マップを参照して、目標図示トルクに対応する点火時期を基準点火時期として設定する。そして、PCM60は、設定した基準点火時期を、ステップS5又はS6において設定した点火リタード量により遅角側に補正する。
次に、ステップS8において、PCM60は、目標トルクをエンジン10に出力させるための目標充填効率を設定する目標充填効率設定処理を実行する。この目標充填効率設定処理について、図4及び図5を参照して説明する。
図4及び図5に示すように、目標充填効率設定処理が開始されると、ステップS21において、PCM60の圧力変換部61は、ステップS7において算出した目標図示トルクを出力するために必要な要求平均有効圧力を算出する。
次に、ステップS22において、PCM60の熱量変換部62は、ステップS21において算出された要求平均有効圧力に相当する熱量(要求熱量)を取得する。例えば、PCM60は、要求平均有効圧力に行程容積を乗ずることにより、要求平均有効圧力を得るために必要な仕事量を算出し、この仕事量に相当する熱量を要求熱量として取得する。
次に、ステップS23において、PCM60の基準熱効率変換部63は、ステップS21において算出した要求平均有効圧力及びエンジン回転数に基づき、基準熱効率を取得する。この基準熱効率は、点火プラグ14による点火時期がステップS7において設定した基準点火時期に設定された条件での熱効率であり、例えば、種々のエンジン回転数について平均有効圧力と熱効率との関係を規定したマップ(予め作成されてメモリなどに記憶されている)の中から現在のエンジン回転数に対応するマップを参照して、要求平均有効圧力に対応する熱効率を基準熱効率として取得する。
次に、ステップS24において、PCM60の実熱効率変換部64は、ステップS1において取得された吸入空気量及びエンジン回転数と、ステップS5又はS6において設定された点火リタード量とに基づき、実熱効率を推定する。この実熱効率は、エンジン10の実際の運転条件による熱効率であり、例えば、種々の吸入空気量及び種々のエンジン回転数について点火リタード量と実熱効率との関係を規定したマップ(予め作成されてメモリなどに記憶されている)の中から、現在の吸入空気量及びエンジン回転数に対応するマップを参照して、点火リタード量に対応する熱効率を実熱効率として推定する。
次に、ステップS25において、PCM60は、基準熱効率と実熱効率とを比較する。その結果、実熱効率が基準熱効率よりも低い場合には、ステップS26に進み、PCM60のce変換部65は、実熱効率と要求熱量から目標充填効率(以下、必要に応じて充填効率をce(charging efficiency)と呼ぶ)を算出する。具体的には、PCM60は、要求熱量を実熱効率で除することにより、実熱効率の下で要求熱量を得るために必要な発生熱量(効率反映熱量)を算出する。ce変換部65は、発生熱量とceとの関係を規定したマップ(予め作成されてメモリなどに記憶されている)を参照し、効率反映熱量に対応するceを目標ceとして取得する。
一方、実熱効率が基準熱効率以上である場合には、ステップS27に進み、PCM60のce変換部65は、基準熱効率と要求熱量から目標ceを算出する。具体的には、PCM60は、要求熱量を基準熱効率で除することにより、基準熱効率の下で要求熱量を得るために必要な発生熱量(効率反映熱量)を算出する。ce変換部65は、発生熱量とceとの関係を規定したマップを参照し、効率反映熱量に対応するceを目標ceとして取得する。
ステップS26又はS27の後、ステップS28に進み、PCM60は、ce制限マップ66(予め作成されてメモリなどに記憶されている)を参照し、目標ceと制限ceとを比較する。
その結果、目標ceが制限ce以下である場合には、ステップS29に進み、PCM60は、目標ceを要求ceとして設定する。一方、目標ceが制限ceを超えている場合には、ステップS30に進み、PCM60は、制限ceを要求ceとして設定する。すなわち、PCM60は、要求ceが制限ceを超えないように制限する。
制限ceは、エンジン回転数と要求平均有効圧力に応じて設定されている。この制限ceは、基本的には、種々のエンジン回転数及び要求平均有効圧力において熱効率が30%以上となるceの上限値である。
要求ceを制限ce以下に制限せず、熱効率が30%未満の運転領域でエンジン10を運転した場合、僅かな点火リタードを行っただけでも出力トルクが大幅に低下するので、そのトルク低下を補って目標トルクを達成するために要求ceを増大させることになり、燃費が悪化する。さらに、ceの増大に伴って熱効率がより低い運転領域でエンジン10を運転することになるので、要求ceを増大させたにも関わらず目標トルクを得ることができず、要求ceがさらに増大して燃費が悪化するという悪循環に陥る。しかしながら、本実施形態では、要求ceが制限ceを超えないように制限するので、上記のような燃費悪化を防止することができる。
具体的には、図6のマップに示すように、同一のエンジン回転数において要求平均有効圧力(すなわちエンジン負荷)が大きくなるほど、制限ceが大きくなるように設定されている。これは、エンジン回転数が同一の場合、要求平均有効圧力が大きくなるほど、その要求平均有効圧力を実現するために必要なceが大きくなることに対応している。また、要求平均有効圧力が相対的に高い領域、より具体的にはアクセル開度が全開の状態に対応する領域では、制限ceは一定となるように設定されている。
また、要求平均有効圧が相対的に低い運転領域は、そもそも熱効率が低い運転領域であるので、ceを増大させなければ目標トルクを得ることができず、また、そもそも燃料消費量が少ないので、熱効率が30%未満に悪化しても燃費に及ぼす影響が小さい。そこで、要求平均有効圧が相対的に低い運転領域における制限ceは、30%よりも低い熱効率(例えば22%)に対応する値に設定されている。
また、制限ceは、同一の要求平均有効圧力においてエンジン回転数によらずほぼ一定となるように設定されている。
図4に戻り、ステップS29又はS30の後、PCM60は目標充填効率設定処理を終了し、メインルーチンに戻る。
図3に戻り、ステップS8の目標充填効率設定処理を実行した後、ステップS9に進み、PCM60は、目標充填効率設定処理において設定した要求ceに相当する空気がエンジン10に導入されるように、エアフローセンサ31が検出した空気量を考慮して、スロットルバルブ6の開度と、可変吸気バルブ機構18を介した吸気バルブ12の開閉時期とを決定する。
次に、ステップS10において、PCM60は、ステップS9において決定したスロットル開度及び吸気バルブ12の開閉時期に基づき、スロットルバルブ6及び可変吸気バルブ機構18を制御するとともに、エンジン10の運転状態等に応じて決定された目標当量比と、エアフローセンサ41の検出信号S141等に基づき推定した実空気量とに基づき、燃料噴射弁13を制御する。
また、ステップS9〜S10の処理と並行して、ステップS11において、PCM60は、ターボ過給機4による目標過給圧を取得する。例えば、目標トルクと目標過給圧との関係を示すマップが予めメモリ等に記憶されており、PCM60は、そのマップを参照し、ステップS3において決定した目標トルクに対応する目標過給圧を取得する。
次に、ステップS12において、PCM60は、ステップS11において取得した目標過給圧を実現するための、WGバルブ31の開度を決定する。
次に、ステップS13において、PCM60は、ステップS12において設定した開度に基づき、WGバルブ31のアクチュエータを制御する。
この場合、PCM10は、ステップS12において設定した開度に応じてWGバルブ31のアクチュエータを制御すると共に、第1圧力センサ43により検出される過給圧を、ステップS11において取得した目標過給圧に近づけるようにアクチュエータをフィードバック制御する。
また、ステップS9〜S10及びステップS11〜S13の処理と並行して、ステップS14において、PCM60は、ステップS7において設定した点火時期に点火が行われるように、点火プラグ14を制御する。
また、ステップS22において、トルク低減の要求がない場合、ステップS25に進み、エンジン制御部67は、ステップS21におけるスロットルバルブ6及び可変吸気バルブ機構18の制御により実際に燃焼室11に導入された実空気量に対応する最も燃焼効率の良い点火時期(基本点火時期)に点火が行われるように、点火プラグ14を制御する。
具体的には、エンジン制御部67は、実空気量及びエンジン回転数に対応する点火進角マップのMBTと、実空気量及びエンジン回転数に対応するノック限界点火時期の内、遅角側の点火時期を基本点火時期として設定し、点火プラグ14を制御する。
ステップS10、S13及びS14の後、PCM60は、エンジン制御処理を終了する。
次に、図7により、本発明の実施形態によるエンジンの制御装置の作用を説明する。図7は、本発明の実施形態によるエンジンの制御装置を搭載した車両においてアクセル操作が行われた場合の、エンジン制御に関するパラメータの時間変化を示すタイムチャートである。
図7(a)はアクセル開度の変化を示すチャート、図7(b)は図7(a)に示したようにアクセル開度が変化した場合における目標トルクの変化を示すチャートである。
図7(a)は、ギヤ段を固定した状態で車速をほぼ一定の上昇率で上昇させるようにアクセルペダルを操作したときのアクセル開度の変化を示している。これらの図7(a)及び(b)に示すように、目標トルクは、基本的にアクセル開度の変化と同様に変化する。
図7(c)はノッキングを抑制するために設定された点火リタード量の変化を示すチャート、図7(d)は図7(b)の目標トルクをエンジンに出力させるように設定された充填効率の変化を示すチャートであり、図7(d)における実線は、制限ceを超えないように制限された要求ceを示し、破線は、制限ceに制限される前の目標ceを示し、一点鎖線は、実際にエンジン10に吸入された空気量に相当する実ceを示している。
図7(c)の例では、アクセル開度の増大に応じて目標トルクが上昇し始めたタイミングで点火リタードが行われている。この点火リタードによる出力トルクの低下を補うために、図7(d)に破線で示すように目標ceが上昇する。しかしながら、図4及び図5を参照して説明したように、要求ceは制限ceを超えないように制限される。すなわち、図7(d)に実線で示すように、点火リタードが実行され且つ目標トルクが相対的に高い場合、要求ceは目標ceよりも低い値に制限される。これにより、過度にceを増大させて熱効率が低下することによる燃費悪化を防止することができる。実ceは、図7(d)に一点鎖線で示すように、基本的には要求ceと一致するように制御されるが、要求ceが急激に増大する場合には若干の遅れが生じている。これは、スロットルバルブ6や可変吸気バルブ機構18の制御に対する吸入空気量の応答遅れによるものである。
図7(e)は図7(d)の要求ceを実現するように制御されるスロットル開度の変化を示すチャート、図7(f)は図7(d)の充填効率を実現するように制御される吸気VVTの進角量の変化を示すチャート、図7(g)は図7(e)、(f)のように制御されたエンジンのエンジン回転数の変化を示すチャートである。
図7(e)、(f)に示すように、スロットルバルブ6及び可変吸気バルブ機構18は、図7(d)に示した要求ceを実現するように制御される。これにより、図7(g)に示すエンジン回転数は、アクセル開度の変化に対応して変化しつつ、ほぼ一定の上昇率で上昇している。このときのエンジン10の実際の出力トルクは、図7(b)に示した目標トルクとほぼ一致するように変化する。すなわち、燃費の悪化を防止しつつ、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を抑制できる。
次に、上述した本発明の実施形態によるエンジンの制御装置の効果を説明する。
まず、PCM60は、目標トルクをエンジン10に出力させるための目標ceを、基準点火時期又はノッキングを抑制するために遅角側に補正された点火時期に応じて設定し、その目標ceを、エンジン10の運転状態に応じて設定された制限ceを超えないように制限し、制限ce以下に制限された要求ceに応じて吸入空気量を制御するので、ceを過度に増大させて熱効率が低下することにより、目標ceを増大させたにも関わらず目標トルクを得ることができず、目標ceがさらに増大して燃費が悪化するという悪循環に陥ることを防止でき、これにより、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を抑制できるとともに、燃費の悪化を防止することができる。
特に、PCM60は、目標ceを、種々の運転状態において熱効率が30%以上となるように設定された制限ceを超えないように制限するので、ceを過度に増大させることにより、目標ceを増大させても目標トルクを得ることができず、目標ceがさらに増大して燃費が悪化するような領域まで熱効率が低下することを防止でき、これにより、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を抑制できるとともに、燃費の悪化を確実に防止することができる。
また、PCM60は、目標ceを、同一のエンジン回転数においてエンジン負荷が増大するほど大きくなるように設定された制限ceを超えないように制限するので、目標ceを、エンジン回転数及びエンジン負荷に応じて適切に設定された制限ce以下となるように制限することができ、これにより、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を抑制できるとともに、燃費の悪化を確実に防止することができる。
また、PCM60は、目標ceを、エンジン負荷が相対的に高い領域では一定となるように設定された制限ceを超えないように制限するので、目標ceを、エンジン負荷に応じて適切に設定された制限ce以下となるように制限することができ、これにより、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を抑制できるとともに、燃費の悪化を確実に防止することができる。
また、PCM60は、目標ceを、同一のエンジン負荷においてエンジン回転数によらずほぼ一定に設定された制限ceを超えないように制限するので、目標ceを、エンジン回転数及びエンジン負荷に応じて適切に設定された制限ce以下となるように制限することができ、これにより、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を抑制できるとともに、燃費の悪化を確実に防止することができる。
また、PCM60は、目標トルク及びエンジン回転数に応じて予め設定された基準熱効率と、エンジン回転数、吸入空気量及び点火時期に基づき推定した実熱効率との内、低い方の熱効率に基づき、目標ceを設定するので、点火リタードによる熱効率の低下を加味して目標ceを設定することができ、これにより、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を確実に抑制できるとともに、燃費の悪化を防止することができる。
1 吸気通路
4 ターボ過給機
4a コンプレッサ
6 スロットルバルブ
9 エアバイパスバルブ
10 エンジン
13 燃料噴射弁
14 点火プラグ
18 可変吸気バルブ機構
25 排気通路
31 WGバルブ
40 アクセル開度センサ
53 車速センサ
54 ノックセンサ
60 PCM
100 エンジンシステム

Claims (4)

  1. 目標トルクを出力させるようにエンジンを制御するエンジンの制御装置であって、
    上記エンジンの点火装置による基準点火時期を、上記エンジンの運転状態に応じて設定する点火時期設定手段と、
    ノッキングを抑制するために、上記基準点火時期を遅角側に補正する点火時期補正手段と、
    上記目標トルクを上記エンジンに出力させるための目標空気量を、点火時期が上記基準点火時期に設定された条件での上記エンジンの運転状態に応じた基準熱効率、又は、吸入空気量、エンジン回転数及び点火リタード量に基づき推定した実熱効率を用いて設定する目標空気量設定手段と、
    上記目標空気量を、上記エンジンの運転状態に応じた基準熱効率が所定値以上となるように設定された閾値を超えないように制限する目標空気量制限手段と、
    上記目標空気量制限手段により上記閾値以下に制限された目標空気量に応じて吸入空気量を制御する空気量制御手段と、を有し、
    上記閾値は、エンジン負荷が相対的に低い領域では同一のエンジン負荷においてエンジン回転数によらずにほぼ一定に設定され、エンジン負荷が相対的に高い領域では、同一のエンジン負荷において、エンジン回転数が相対的に高い高回転領域及び相対的に低い低回転領域よりも、それらの高回転領域と低回転領域との間の領域で高くなるように設定されている、
    ことを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 上記目標空気量制限手段は、上記目標空気量を、同一のエンジン回転数においてエンジン負荷が増大するほど大きくなるように設定された上記閾値を超えないように制限する、請求項1に記載のエンジンの制御装置。
  3. 上記目標空気量制限手段は、上記目標空気量を、同一のエンジン回転数においてエンジン負荷が相対的に高い領域では一定となるように設定された上記閾値を超えないように制限する、請求項2に記載のエンジンの制御装置。
  4. 上記目標空気量設定手段は、上記基準熱効率と、上記実熱効率との内、低い方の上記基準熱効率又は上記実熱効率に基づき、上記目標空気量を設定する請求項1乃至3の何れか1項に記載のエンジンの制御装置。
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