JP6432135B2 - 吐水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給水された水(お湯を含む)に空気を混入させて吐水口から吐水する吐水装置に関する。
従来、節水化された吐水装置として、水に空気を混入させ、気泡混入水と成して吐出する吐水装置が知られている。このような吐水装置の一例として、特許文献1に記載されているような吐水装置が提案されている。
特許文献1に記載されている吐水装置では、吐水管と、吐水管の内部に配設された給水チューブに装着されて吐水管内の水路の先端の吐水口を形成する筒状の吐水口部材と、吐水口に配置されて水流を通過させ、吐水口からの吐水の吐出パターンを制御する吐出端部材とを備えており、吐出端部材と吐水口部材との夫々を、共通の固定部材にて吐水管内に固定している。吐出端部材により、給水チューブを通じて送られてきた水を気泡交じりの気泡混入水として吐出している。特許文献1に記載されている吐水装置では、吐出端部材と吐水口部材との夫々を、共通の固定部材にて吐水管内に固定することで、1個所で吐水管に固定でき、構造を簡素化することができる。
また、特許文献1に記載されている吐水装置では、吐出端部材内で空気を混入するために、吐出端部材内に流入するときの水の速度を上げる必要がある。しかしながら、吐出端部材内へ水を流入するための流入孔の断面積を小さくするなどして吐出端部材内に流入するときの水の速度を上げると、吐水口から吐出される気泡混入水の速度も上がる。そのため、気泡混入水が使用者に強く当たってしまうことで、不快感を与えてしまうという問題があった。このような問題に対し、例えば、吐出端部材の先端側に網状部材を取り付けることで吐水口から吐出される気泡混入水の速度のバラつきを抑制し、使用者に快適な手洗い感を提供していた。
特開2011−122357号公報
特許文献1に記載されているような吐水装置によれば、吐水口部材と吐出端部材から成る吐水部材の吐水管への取り付けを簡素化することができる。しかしながら、吐出端部材の構造は複雑なままであり、吐出端部材の先端側に網状部材を取り付けるという工程があるため、吐出端部材の組立性には難があった。また、例えば、吐出端部材の先端側に網状部材を取り付ける吐水装置では、吐出端部材の先端側に網状部材を取り付けるための空間や、吐水部材を吐水管へ取り付けるための空間を確保する必要があるため、吐水装置が大きくなってしまうという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、使用者に快適な手洗い感を提供することができるとともに、吐水部材の組立性の向上、および吐水部材の小型化を実現することができる吐水装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のうち第1の態様に係る吐水装置においては、吐水管と、前記吐水管の先端部側の内部に挿入され、供給された水を流入させるための流入孔と、前記流入孔の下流側に設けられ、前記流入孔から流入した水に空気を混入させて気泡混入水となすための空気吸引孔と、前記流入孔に対向する面に形成され、気泡混入水を吐水するための散水孔と、を有する吐水部材と、前記吐水部材を前記吐水管に固定する固定部材と、を備え、前記吐水管は、前記固定部材を貫通可能な貫通孔を有し、前記吐水部材における前記流入孔と前記散水孔との間には、前記吐水部材と一体的に設けられ、前記流入孔から流入した水が衝突することで吐水部材内の水を整流する整流部材が設けられており、前記整流部材には、前記固定部材が挿入される挿入孔を有し、前記整流部材は、前記流入孔の軸心に対し略直交する棒状に形成されており、且つ、複数設けられており、複数の前記整流部材のうち少なくとも1つは、前記固定部材が挿入される挿入孔を有することを特徴とする。
このような構成の吐水装置によれば、吐水部材における流入孔と散水孔との間には、吐水部材と一体的に設けられ、流入孔から流入した水が衝突することで吐水部材内の水を整流する整流部材が設けられているため内部で水が整流される。そのため、使用者に快適な手洗い感を提供するために、吐水部材に水の整流のための別の部材を取り付けなくても水の整流を行うことができる。よって、使用者に快適な手洗い感を提供することができるとともに、吐水部材の組立性を向上させることができる。また、吐水管の外部から貫通孔に固定部材を貫通させて、吐水管の先端部側の内部に挿入された吐水部材の整流部材の挿入孔に固定部材を挿入させることで、吐水管に吐水部材を固定することができる。すなわち、整流部材が、固定部材を受ける機能を兼ねている。そのため、吐水部材の先端側に別の部材を取り付けるための空間や、吐水部材を吐水管への取り付けるための空間を確保する必要がない。よって、吐水部材を小型化することができる。さらに、整流部材を複数設けることで、吐水部材の組立性を低下させずに、散水孔から吐出される気泡混入水の速度のバラつきを効率よく抑制することができる。
本発明のうち第3の態様に係る吐水装置は、前記吐水部材の内部における流路は、前記流入孔の軸心に対し直交する断面の形状が、扁平形状に形成されており、且つ、前記流入孔から前記散水孔に向けて、扁平形状の長手方向の距離を長くすることで流路面積を拡大するテーパ形状であることを特徴とする。
吐水部材の内部における流路が流入孔から散水孔に向けて一定の流路面積をもつ場合、流入孔から吐水部材の内部への流路面積が急に拡大するため、吐水部材における流入孔側の角付近に渦流が発生しやすい。そして、吐水部材の内部において渦流が発生すると、空気吸引孔から水が逆流するおそれがある。あるいは、逆流しないまでも渦流の発生により効率よく空気を吸引できない可能性がある。一方、本発明の吐水装置によれば、水が流入孔から吐水部材の内部へと流入する際に、流路面積が急拡大しないため、過流の発生を抑制することができる。これにより、空気吸引孔から水が逆流することで使用者に快適な手洗い感を提供することができなくなることを防止することができる。よって、使用者に快適な手洗い感をより確実に提供することができる。
本発明のうち第4の態様に係る吐水装置は、前記吐水部材の内部における流路は、前記流入孔の軸心に対し直交する断面の形状が、扁平形状に形成されており、前記流入孔は、前記吐水部材の扁平形状の長手方向に対して中央寄りに配置されたことを特徴とする。
ここで、吐水部材へと供給される水は、例えば、給水ホースなどの給水路を通して供給される。給水路の内部では、給水路の軸心が最も速度が速く、軸心から径方向に外側へ向かうほど速度が遅くなる傾向がある。すなわち、給水路の内部では、速度がばらついている。そのため、流入孔が吐水部材の扁平形状の長手方向に対して万遍なく配置されていると、給水路の内部での速度のばらつきを維持したまま、流入孔から吐水部材の内部へと水が流入する。これにより、吐水部材の内部では、渦流が発生しやすくなる。一方、本発明の吐水装置によれば、流入孔は、吐水部材の扁平形状の長手方向に対して中央寄りに配置されていることで、略同速度の水を流入孔から吐水部材の内部へと流入することができる。給水路の内部での速度のばらつきの影響を抑えながら流入孔から吐水部材の内部へと流入されるため、過流の発生を抑制することができる。そのため、空気吸引孔から水が逆流することで使用者に快適な手洗い感を提供することができなくなることを防止することができる。よって、使用者に快適な手洗い感をより確実に提供することができる。
本発明によれば、使用者に快適な手洗い感を提供することができるとともに、吐水部材の組立性の向上、および吐水部材の小型化を実現することができる吐水装置を提供することができる。
本発明の実施の形態にかかる吐水装置を備えた自動水栓装置の全体図である。 図1に示す吐水装置の吐水管の先端部領域Aにおける縦断面図である。 図2に示す吐水装置の吐水管の先端部のB-B断面図である。 本発明の実施の形態にかかる吐水装置の吐水部材を吐水管に組付ける前の状態で示す後方からみた斜視図である。 本発明の実施の形態にかかる吐水装置の吐水部材を示す正面斜視図である。 本発明の実施の形態にかかる吐水装置の吐水部材を示す背面図である。 図6に示す吐水装置の吐水部材を示すC-C断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
まず、本実施形態にかかる吐水装置1を備えた自動水栓装置100の概要について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる吐水装置を備えた自動水栓装置の全体図である。
図1に示すように、自動水栓装置100は、吐水装置1と、電磁弁2と、センサ3と、制御部4とを備える。
図1に示すように、吐水装置1は、吐水管10を備える。吐水管10は、カウンタ(設置面)5から起立形態で設置され、上部が逆U字状のグースネック形状をなしていている。吐水管10の先端面はカウンタ5と水平な面をなしており、吐水管10の横断面(流路に対して垂直な面)の外縁は、長方形状をなしている(図3参照)。吐水管10の先端部には、水平方向を長手方向とする扁平形状の開口(吐水口)12が形成されており、吐水管10の基端部には、開口(図示なし)が形成されている。
吐水管10は、吐水管10の開口(図示なし)に取り付けられた着座部材50をカウンタ5の上面に着座させ、その着座部材50と固定ナット52とでカウンタ5を上下両側から挟み込む状態にすることで、カウンタ5に固定されている。
電磁弁2は、給水管路6に設けられ、給水管路6の開閉を行う。電磁弁2が開くと、給水管路6から供給される水が吐水装置1から吐出される吐水状態となり、電磁弁2が閉じると、給水管路6から供給される水が吐水装置1から吐出されない止水状態となる。
電磁弁2は、制御部4に接続されており、電磁弁2の開閉動作は、制御部4によって制御される。電磁弁2は、制御部4からの制御信号に従って電気的に制御され、給水管路6の開閉を行う。このように、電磁弁2は、吐水装置1から吐出される水の給水管路6を開閉する給水バルブとして機能する。
センサ3は、吐水装置1に接近する対象物を検出する。この吐水装置1からの吐水先が、センサ3の検知領域となる。センサ3は、赤外線を投光し、投光した赤外線を受けた人体等の対象物から反射した赤外線を受光することにより、対象物の位置や動きを検出する。センサ3は、吐水装置1に人体が近づいてきたことや、吐水装置1に近づいた人体から吐水装置1に向けて手が差し出されたこと等を検出するために用いられる。
センサ3は、制御部4に接続される。制御部4は、センサ3の出力する信号を入力され、この信号に基づいて対象物の位置や動き等を検知する。なお、本実施形態では、センサとして赤外線を用いる赤外線センサを採用してあるが、例えば超音波やミリ波、マイクロ波等を用いるセンサ等であってもよいし、センサは、伝播波のドップラ効果を利用したドップラセンサであってもよい。
制御部4は、センサ3の出力する信号に基づいて電磁弁2の開閉動作を制御する。このため、制御部4には、上記のとおりセンサ3からの出力信号が入力される。また、制御部4からは、電磁弁2に対する制御信号が出力される。
以上のように、本実施形態の自動水栓装置100は、吐水装置1と、電磁弁2と、センサ3と、制御部4とを備え、制御部4により、センサ3による検出信号に基づいて、電磁弁2の開閉動作を制御することで、吐水装置1に接近する対象物の検出、つまり人体検出を行うことで、使用者の動き等に応じた吐水を行う。
次に、図2〜図7を用いて、吐水装置について詳細に説明する。図2は、図1に示す吐水装置の吐水管の先端部領域Aにおける縦断面図であり、図3は、図2に示す吐水装置の吐水管の先端部のB-B断面図である。図4は、本発明の実施の形態にかかる吐水装置の吐水部材を吐水管に組付け前の状態で示す斜視図である。図5〜図7は、それぞれ、本発明の実施の形態にかかる吐水装置の吐水部材を示す正面斜視図、背面図、図6に示すC-C断面図である。
図2および図3に示すように、吐水装置1は、吐水管10の他に、吐水管10の先端部側の内部に配設される吐水部材20と、吐水部材20を吐水管10に固定する固定部材としてボス30と、吐水管10と吐水部材20の隙間をシールするOリング40と、を備える。図4に示すように、吐水管10は、背面を貫通する貫通孔16を有し、この貫通孔16は平面形状がボス30に対応した円形状である。
吐水部材20は、吐水管10の先端部側の内部に配設されており、ボス30により吐水管10に固定されている。吐水部材20は、樹脂製であり、樹脂の種類としては、例えば、ポリアセタール等が挙げられる。ボス30は、吐水部材20を吐水管10に固定するためのボスである。
図2に示すように、吐水部材20が吐水管10に固定された状態において、吐水部材20の先端面と吐水管10の先端面が同一面上となるように吐水管10に対し吐水部材20が配設される。
図5および図6に示すように、吐水部材20の正面視は、吐水管12の先端部の形状に対応した水平方向を長手方向とする扁平形状である。吐水部材20は、円筒形状をなす筒部21(図2参照)と、筒部21よりも上流側に形成され、先端面、後端面、前面、背面、左右両側面、の6面からなる中空の箱形状をなす本体部22と、を一体に有する。筒部21の外周面には、Oリングを嵌めるための凹部23が形成されている。また、先端面、後端面、前面、背面、左右両側面の6面は、それぞれ、吐水管10の内部に固定された状態における、下方側の面、上方側の面、前方側の面、後方側の面、左側方側の面、右側方側の面を指している。
本体部22は、下流側から順に、流入孔24と、空気吸引孔26と、散水孔28と、を有する。
流入孔24は、略円状の貫通孔であり、本体部22の後端面に9個形成されている。流入孔24は、給水管路6から吐水管10の内部へと給水された水を本体部22の内部に流入させるためのものである。9個の流入孔24は、本体部22の扁平形状の長手方向における中心線に対し対称となるように、且つ、上下2段に配置されることで本体部22の扁平形状の長手方向に対し中央寄りに配置される。
空気吸引孔26は、流入孔22の下流側に設けられた略円状の貫通孔である。空気吸引孔26は、流入孔22から本体部22内に流入した水に空気を混入させて気泡混入水となすためのものである。空気吸引孔26は、本体部22の前面に水平方向に沿って直線上に5個形成されている。5個の空気吸引孔26は、本体部22の扁平形状の長手方向における中心線に対し対称となるように配置される。
散水孔28は、略円状の貫通孔であり、流入孔24が形成された後端面に対向する前端面に13個形成されている。散水孔28は、本体部22内の気泡混入水を吐水するためのものである。13個の散水孔28は、本体部22の扁平形状の長手方向における中心線に対し対称となるように、且つ、万遍なく配置される。
なお、流入孔24、空気吸引孔26、および散水孔28のそれぞれの大きさは、狙いの空気混入率、流速に応じて適宜選択する。
給水源から供給された水は、給水管路6を通り、吐水管10の内部へと導かれる。吐水管10の内部へ導かれた水は、流入孔24から吐水部材20の本体部22の内部へ流入し、吐水管10と吐水部材20の隙間(図3参照)を通る空気が空気吸引孔26から本体部22の内部へ取り込まれる。そして、本体部22の内部へ流入した水に空気吸引孔26から吸引した空気が混入することで気泡混入水となる。この気泡混入水は、散水孔28から吐出される。
さらに、本体部22は、流入孔24と散水孔28との間(空気吸引孔26と散水孔28との間)に流入孔24から流入した水が衝突することで吐水部材内の水を整流する整流部材27が設けられる。整流部材27は、本体部22の内部において、上面と下面とを繋ぐ円柱状(棒状)をなしている(図3参照)。整流部材27は、流入孔24の軸心に対し略直交する(図2参照)。このように形成されるため、流入孔24から流入した水に空気吸引口26から空気を吸引することで気泡混入水となった水が整流部材27に衝突する。整流部材27は、流入孔24側から1列目は2個、2列目は6個、3列目は10個の計18個形成される。18個の整流部材27のうち、流入孔24側から2列目の左から3番目の整流部材27は、ボス30が挿入される挿入孔29が形成されており、他の整流部材27よりも直径が大きい。挿入孔29は、本体部22の背面を貫通し、且つ本体部22の前面を貫通しない孔である。整流部材27の挿入孔29と吐水管10の貫通孔16は、互いに向かい合う位置に形成される。本体部22の先端面と吐水管10の先端面が同一面上となるように吐水管10に対し配設された状態で、吐水管10の背面側からボス30を貫通孔16を介して挿入孔29へボス30が挿入されることで、と水部材20は吐水管10に固定される。なお、挿入孔29および貫通孔16が形成される整流部材27は、ボス30の個数分形成される。ボス30は、少なくとも1つあればよいため、挿入孔29が形成される整流部材27も複数の整流部材27のうち少なくとも1つあればよい。
図3に示すように、本体部22の内部における流路25は、流入孔24の軸心に対し直行する断面の形状が、水平方向を長手方向とする扁平形状に形成される。また、図7に示すように流路25は、流入孔24から散水孔28に向けて、扁平形状の長手方向の距離を長くすることで流路面積を拡大するテーパ形状である。
以上のように、本実施形態にかかる吐水装置1によれば、吐水部材20の本体部22における流入孔24と散水孔28との間には、吐水部材と一体的に設けられ、流入孔24から流入した水が衝突することで吐水部材内の水を整流する整流部材27が設けられているため内部で水が整流される。そのため、使用者に快適な手洗い感を提供するために、吐水部材20に別の部材を取り付ける必要がない。よって、使用者に快適な手洗い感を提供することができるとともに、吐水部材20の組立性を向上させることができる。また、吐水管10の外部から貫通孔16にボス30を貫通させて、吐水管10の先端部側の内部に挿入された吐水部材20の整流部材27の挿入孔29にボス30を挿入させることで、吐水管10に吐水部材20を固定することができる。すなわち、整流部材27が、固定部材20を受ける機能を兼ねている。そのため、吐水部材20の先端側に別の部材を取り付けるための空間や、吐水管10に吐水部材20を固定するための空間を確保する必要がない。よって、吐水部材20を小型化することができる。
また、本実施形態にかかる吐水装置1によれば、整流部材27を複数設けることで、吐水部材20の組立性を低下させずに、散水孔28から吐出される気泡混入水の速度のバラつきを効率よく抑制することができる。
また、吐水部材20の内部における流路25が流入孔24から散水孔28に向けて一定の流路面積をもつ場合、流入孔24から吐水部材20の内部(本体部22の内部)へ水が流入する際に、流路面積が急に拡大するため、吐水部材20における流入孔24側の角付近に渦流が発生しやすい。そして、吐水部材20の内部において渦流が発生すると、空気吸引孔26から水が逆流するおそれがある。また、逆流しないまでも渦流の発生により空気吸引孔26から効率よく空気を吸引できない可能性がある。一方、本実施形態にかかる吐水装置1によれば、吐水部材22の内部における流路25は、流入孔24から散水孔28に向けて、扁平形状の長手方向の距離を長くすることで流路面積を拡大するテーパ形状であるため、給水源から吐水管10の内部を通して供給された水が流入孔24から吐水部材20の内部へと流入する際に、流路面積が急拡大しない。そのため、過流の発生を抑制することができる。これにより、空気吸引孔26から水が逆流することで使用者に快適な手洗い感を提供することができなくなることを防止することができる。よって、使用者に快適な手洗い感をより確実に提供することができる。
また、吐水管10の内部では、給水ホース15の軸心が最も速度が速く、軸心から径方向に外側へ向かうほど速度が遅くなる傾向がある。すなわち、給水ホースの内部では、速度がばらついている。そのため、流入孔24が吐水部材20の扁平形状の長手方向に対して万遍なく配置されていると、給水ホース15の内部での速度のばらつきを維持したまま、流入孔24から吐水部材20の内部へと水が流入する。これにより、吐水部材20の内部では、渦流が発生しやすくなる。一方、本実施形態にかかる吐水装置1によれば、
流入孔24は、吐水部材22の扁平形状の長手方向に対して中央寄りに配置されているため、略同速度の水を流入孔24から吐水部材22の内部へと流入することができる。すなわち、吐水管10の内部での速度のばらつきの影響を抑えながら流入孔24から吐水部材22の内部へと流入されるため、過流の発生を抑制することができる。そのため、空気吸引孔26から水が逆流することで使用者に快適な手洗い感を提供することができなくなることを防止することができる。よって、使用者に快適な手洗い感をより確実に提供することができる。
なお、本実施形態にかかる吐水装置では、吐水管10の内部を直接水が通る構成について述べたが、これに限らない。例えば、給水ホース等を用いて、給水ホースの一端を吐水部材20に接続し、他端を給水管路6に接続する構成でもよい。
また、本実施形態にかかる吐水装置では、流入孔24は9個であるがこれに限らない。例えば、12個であってもよいし、6個であってもよい。すなわち、流入孔24は、複数あればよい。ただし、本体部22へと流入した水の速度のバラつきを抑制するために、流入孔24は本体部22の長手方向における中心線に対し対称となるように形成されることが好ましい。
また、本実施形態にかかる吐水装置では、空気吸引孔26は5個であるがこれに限らない。例えば、8個であってもよいし、4個であってもよい。すなわち、流入孔24は、複数あればよい。ただし、本体部22へと吸引した空気の混入量のバラつきを抑制するために、流入孔は本体部22の長手方向における中心線に対し対称となるように形成されることが好ましい。
100 自動水栓装置
1 吐水装置
2 電磁弁
3 センサ
4 制御部
5 カウンタ(設置面)
6 給水路
10 吐水管
12 開口
16 貫通孔
20 吐水部材
21 筒部
22 本体部
24 流入孔
25 流路
26 空気吸引孔
27 整流部材
28 散水孔
29 挿入孔
30 ボス(固定部材)
40 Oリング
50 着座部材
52 固定ナット

Claims (3)

  1. 吐水管と、
    前記吐水管の先端部側の内部に挿入され、供給された水を流入させるための流入孔と、前記流入孔の下流側に設けられ、前記流入孔から流入した水に空気を混入させて気泡混入水となすための空気吸引孔と、前記流入孔に対向する面に形成され、気泡混入水を吐水するための散水孔と、を有する吐水部材と、
    前記吐水部材を前記吐水管に固定する固定部材と、
    を備え、
    前記吐水管は、前記固定部材を貫通可能な貫通孔を有し、
    前記吐水部材における前記流入孔と前記散水孔との間には、前記吐水部材と一体的に設けられ、前記流入孔から流入した水が衝突することで吐水部材内の水を整流する整流部材が設けられており、
    前記整流部材には、前記固定部材が挿入される挿入孔を有し、
    前記整流部材は、前記流入孔の軸心に対し略直交する棒状に形成されており、且つ、複数設けられており、
    複数の前記整流部材のうち少なくとも1つは、前記固定部材が挿入される挿入孔を有することを特徴とする吐水装置。
  2. 前記吐水部材の内部における流路は、前記流入孔の軸心に対し直交する断面の形状が、扁平形状に形成されており、且つ、前記流入孔から前記散水孔に向けて、扁平形状の長手方向の距離を長くすることで流路面積を拡大するテーパ形状であることを特徴とする請求項1に記載の吐水装置。
  3. 前記吐水部材の内部における流路は、前記流入孔の軸心に対し直交する断面の形状が、扁平形状に形成されており、
    前記流入孔は、前記吐水部材の扁平形状の長手方向に対して中央寄りに配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の吐水装置。
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