JP6431803B2 - 画像記録装置および画像再生装置ならびにそれらの方法およびそれらのプログラム - Google Patents

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Description

この発明は,画像記録装置および画像再生装置ならびにそれらの方法およびそれらのプログラムに関する。
画像データを圧縮して記録する場合に,不可逆圧縮した第1の符号化データと,原画像データと第1の符号化データを復元した復元画像データとの差分データと,を記録するものがある。通常再生時には,第1の符号化データのみの復元が行われ,原画像データが必要なときには,第1の符号化データと差分データとの復元が行われる(特許文献1)。また,画素の一部を間引くことにより得られる縮小画像データを圧縮符号化した圧縮データと,間引きの対象となった部分を復元するための情報を圧縮符号化した圧縮画質保持用データと,を記録するものもある(特許文献2)。
特開平7-146927号公報 特開平8-265752号公報
特許文献1に記載のものでは,直交変換を行い,量子化した画像データと差分データとの間に冗長性があり,全体のデータ量としては2つのデータに分ける前よりも大きくなってしまう。また,特許文献2に記載のものにおいても,記録される2種類の圧縮データに冗長性があるので,記録するデータのデータ量が多くなってしまう。
この発明は,記録されるデータ量を少なくすることを目的とする。
第1の発明による画像記録装置は,原画像データを第1のサンプリング間隔によりサンプリングして第1のサンプリング・データを得る第1のサンプリング手段と,第1のサンプリング手段によって得られた第1のサンプリング・データを複数ブロックに分け,かつ直交変換してブロックごとに第1の周波数成分データを得る第1の直交変換手段と,原画像データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得る第2の直交変換手段と,第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データと第2の直交変換手段によって得られた第2の周波数成分データとの差分データをブロックごとに算出する差分データ算出手段と,差分データ算出手段によって算出された差分データと第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データとを記録媒体に記録する記録制御手段とを備えていることを特徴とする。
第1の発明は,画像記録方法も提供している。すなわち,この方法は,第1のサンプリング手段が,原画像データを第1のサンプリング間隔によりサンプリングして第1のサンプリング・データを得,第1の直交変換手段が,第1のサンプリング手段によって得られた第1のサンプリング・データを複数ブロックに分け,かつ直交変換してブロックごとに第1の周波数成分データを得,第2の直交変換手段が,原画像データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得,差分データ算出手段が,第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データと第2の直交変換手段によって得られた第2の周波数成分データとの差分データをブロックごとに算出し,記録制御手段が,差分データ算出手段によって算出された差分データと第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データとを記録媒体に記録するものである。
第1の発明は,画像記録装置のコンピュータを制御するプログラムも提供している。そのようなプログラムを格納した記録媒体も提供するようにしてもよい。
第2の発明による画像再生装置は,記録媒体に記録されている差分データと第1の周波数成分データとを読み取る読取手段と,読取手段によって読み取られた第1の周波数成分データによって表される第1の画像を再生する第1の再生手段と,第1の再生手段による第1の画像の再生後に,読取手段によって読み取られた第1の周波数成分データと差分データとによって表される第2の画像を再生する第2の再生手段とを備えている。
第2の発明は,画像再生方法も提供している。すなわち,この方法は,読取手段が,記録媒体に記録されている差分データと第1の周波数成分データとを読み取り,第1の再生手段が,読取手段によって読み取られた第1の周波数成分データによって表される第1の画像を再生し,第2の再生手段が,第1の再生手段による第1の画像の再生後に,読取手段によって読み取られた第1の周波数成分データと差分データとによって表される第2の画像を再生するものである。
第2の発明は,画像再生装置のコンピュータを制御するプログラムも提供している。そのようなプログラムを格納した記録媒体を提供するようにしてもよい。
第3の発明による画像記録装置は,原画像データを第1のサンプリング間隔によりサンプリングして第1のサンプリング・データを得る第1のサンプリング手段と,第1のサンプリング手段によって得られた第1のサンプリング・データを複数ブロックに分け,かつ直交変換してブロックごとに第1の周波数成分データを得る第1の直交変換手段と,原画像データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得る第2の直交変換手段と,第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データと第2の直交変換手段によって得られた第2の周波数成分データとの第1の差分データをブロックごとに算出する第1の差分データ算出手段と,入力するデータを量子化し,量子化データを出力する量子化処理を行う量子化手段と,量子化手段から出力された量子化データを逆量子化して逆量子化データを出力する逆量子化処理を行う逆量子化手段と,逆量子化手段から出力される逆量子化データと量子化手段に入力するデータとの第2の差分データを算出する第2の差分データ算出手段と,第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データを初期入力データとして量子化手段に入力し,量子化手段による量子化処理,逆量子化手段による逆量子化処理および第2の差分データ算出手段による第2の差分データの算出を行い,かつ第2の差分データ算出手段において算出された第2の差分データを,量子化手段に入力データとして与え,量子化手段による量子化処理,逆量子化手段による逆量子化処理および第2の差分データ算出手段による第2の差分データの算出を,一定回数繰り返す制御手段,ならびに第1の差分データ算出手段によって算出された第1の差分データ,量子化手段から出力された量子化データおよび制御手段による第2の差分データ算出手段における一定回数後の算出により得られた最後の第2の差分データを記録媒体に記録する記録制御手段を備えていることを特徴とする。
第3の発明は,画像記録方法も提供している。すなわち,この方法は,第1のサンプリング手段が,原画像データを第1のサンプリング間隔によりサンプリングして第1のサンプリング・データを得,第1の直交変換手段が,第1のサンプリング手段によって得られた第1のサンプリング・データを複数ブロックに分け,かつ直交変換してブロックごとに第1の周波数成分データを得,第2の直交変換手段が,原画像データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得,第1の差分データ算出手段が,第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データと第2の直交変換手段によって得られた第2の周波数成分データとの第1の差分データをブロックごとに算出し,量子化手段が,入力するデータを量子化し,量子化データを出力する量子化処理を行い,逆量子化手段が,量子化手段から出力された量子化データを逆量子化して逆量子化データを出力する逆量子化処理を行い,第2の差分データ算出手段が,逆量子化手段から出力される逆量子化データと量子化手段に入力するデータとの第2の差分データを算出し,制御手段が,第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データを初期入力データとして量子化手段に入力し,量子化手段による量子化処理,逆量子化手段による逆量子化処理および第2の差分データ算出手段による第2の差分データの算出を行い,かつ第2の差分データ算出手段において算出された第2の差分データを,量子化手段に入力データとして与え,量子化手段による量子化処理,逆量子化手段による逆量子化処理および第2の差分データ算出手段による第2の差分データの算出を,一定回数繰り返し,記録制御手段が,第1の差分データ算出手段によって算出された第1の差分データ,量子化手段から出力された量子化データおよび制御手段による第2の差分データ算出手段における一定回数後の算出により得られた最後の第2の差分データを記録媒体に記録するものである。
第3の発明は,画像記録装置のコンピュータを制御するプログラムも提供している。そのようなプログラムを格納した記録媒体を提供するようにしてもよい。
第4の発明による画像再生装置は,記録媒体に記録されている第1の差分データ,量子化データおよび最後の第2の差分データを読み取る読取手段と,読取手段によって読み取られた量子化データを再生する第1の再生手段と,第1の再生手段による第1の画像の再生後に,読取手段によって読み取られた第1の差分データと量子化データとによって表される第2の画像を再生する,あるいは,読取手段によって読み取られた第1の差分データと量子化データと第2の差分データとによって表される第3の画像を再生する第2の再生手段とを備えていることを特徴とする。
第4の発明は,画像再生方法も提供している。すなわち,この方法は,読取手段が,記録媒体に記録されている第1の差分データ,量子化データおよび最後の第2の差分データを読み取り,第1の再生手段が,読取手段によって読み取られた量子化データを再生し,第2の再生手段が,第1の再生手段による第1の画像の再生後に,読取手段によって読み取られた第1の差分データと量子化データとによって表される第2の画像を再生する,あるいは,読取手段によって読み取られた第1の差分データと量子化データと最後の第2の差分データとによって表される第3の画像を再生するものである。
第4の発明は,画像再生装置のコンピュータを制御するプログラムも提供している。そのようなプログラムを格納した記録媒体も提供するようにしてもよい。
第5の発明の画像記録装置は,原画像データを第1のサンプリング間隔によりサンプリングして第1のサンプリング・データを得る第1のサンプリング手段,第1のサンプリング手段によって得られた第1のサンプリング・データを複数ブロックに分け,かつ直交変換してブロックごとに第1の周波数成分データを得る第1の直交変換手段,第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データを量子化し,第1の量子化データを出力する第1の量子化処理を行う第1の量子化手段,第1の量子化手段から出力された第1の量子化データを入力し,第1の逆量子化データを出力する第1の逆量子化処理を行う第1の逆量子化手段,第1の逆量子化手段から出力された第1の逆量子化データと第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データとの差分を表す初期差分データを算出する初期差分データ算出手段,原画像データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得る第2の直交変換手段,第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データと第2の直交変換手段によって得られた第2の周波数成分データとの差分を表す第1の差分データをブロックごとに算出する第1の差分データ算出手段,入力するデータを量子化し,第2の量子化データを出力する第2の量子化処理を行う第2の量子化手段,第2の量子化手段から出力された第2の量子化データを入力し,第2の逆量子化データを出力する第2の逆量子化処理を行う第2の逆量子化手段,第2の逆量子化手段から出力された第2の逆量子化データと第2の量子化手段に入力するデータとの差分を表す第2の差分データを算出する第2の差分データ算出手段,初期差分データを初期入力データとして第2の量子化手段に入力し,第2の量子化手段による第2の量子化処理,第2の逆量子化手段による第2の逆量子化処理および第2の差分データ算出手段による第2の差分データの算出を行い,かつ第2の差分データ算出手段において算出された第2の差分データを,第2の量子化手段に入力データとして与え,第2の量子化手段による第2の量子化処理,第2の逆量子化手段による第2の逆量子化処理および第2の差分データ算出手段による第2の差分データの算出を,一定回数繰り返す第1の制御手段,第1の差分データ算出手段から出力された第1の差分データと第2の差分データ算出手段から出力された最後の第2の差分データとを加算して加算データを出力する加算手段,入力するデータを量子化し,第3の量子化データを出力する第3の量子化処理を行う第3の量子化手段,第3の量子化手段から出力された第3の量子化データを入力し,第3の逆量子化データを出力する第3の逆量子化処理を行う第3の逆量子化手段,第3の逆量子化手段から出力された第3の逆量子化データと第3の量子化手段に入力するデータとの差分を表す第3の差分データを算出する第3の差分データ算出手段,加算手段によって得られた加算データを初期入力データとして第3の量子化手段に入力し,第3の量子化手段による第3の量子化処理,第3の逆量子化手段による第3の逆量子化処理および第3の差分データ算出手段による第3の差分データの算出を行い,かつ第3の差分データ算出手段において算出された第3の差分データを,第3の量子化手段に入力データとして与え,第3の量子化手段による第3の量子化処理,第3の逆量子化手段による第3の逆量子化処理および第3の差分データ算出手段による第3の差分データの算出を,一定回数繰り返す第2の制御手段,ならびに第1の量子化手段から出力された第1の量子化データ,第2の量子化手段から出力された第2の量子化データおよび第3の量子化手段から出力された第3の量子化データを記録媒体に記録する記録制御手段を備えていることを特徴とする。
第5の発明は,画像記録方法も提供している。すなわち,この方法は,第1のサンプリング手段が,原画像データを第1のサンプリング間隔によりサンプリングして第1のサンプリング・データを得,第1の直交変換手段が,第1のサンプリング手段によって得られた第1のサンプリング・データを複数ブロックに分け,かつ直交変換してブロックごとに第1の周波数成分データを得,第1の量子化手段が,第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データを量子化し,第1の量子化データを出力する第1の量子化処理を行い,第1の逆量子化手段が,第1の量子化手段から出力された第1の量子化データを入力し,第1の逆量子化データを出力する第1の逆量子化処理を行い,初期差分データ算出手段が,第1の逆量子化手段から出力された第1の逆量子化データと1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データとの差分を表す初期差分データを算出し,第2の直交変換手段が,原画像データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得,第1の差分データ算出手段が,第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データと第2の直交変換手段によって得られた第2の周波数成分データとの差分を表す第1の差分データをブロックごとに算出し,第2の量子化手段が,入力するデータを量子化し,第2の量子化データを出力する第2の量子化処理を行い,第2の逆量子化手段が,第2の量子化手段から出力された第2の量子化データを入力し,第2の逆量子化データを出力する第2の逆量子化処理を行い,第2の差分データ算出手段が,第2の逆量子化手段から出力された第2の逆量子化データと第2の量子化手段に入力するデータとの差分を表す第2の差分データを算出し,第1の制御手段が,初期差分データを初期入力データとして第2の量子化手段に入力し,第2の量子化手段による第2の量子化処理,第2の逆量子化手段による第2の逆量子化処理および第2の差分データ算出手段による第2の差分データの算出を行い,かつ第2の差分データ算出手段において算出された第2の差分データを,第2の量子化手段に入力データとして与え,第2の量子化手段による第2の量子化処理,第2の逆量子化手段による第2の逆量子化処理および第2の差分データ算出手段による第2の差分データの算出を,一定回数繰り返し,加算手段が,第1の差分データ算出手段から出力された第1の差分データと第2の差分データ算出手段から出力された最後の第2の差分データとを加算して加算データを出力し,第3の量子化手段が,入力するデータを量子化し,第3の量子化データを出力する第3の量子化処理を行い,第3の逆量子化手段が,第3の量子化手段から出力された第3の量子化データを入力し,第3の逆量子化データを出力する第3の逆量子化処理を行い,第3の差分データ算出手段が,第3の逆量子化手段から出力された第3の逆量子化データと第3の量子化手段に入力するデータとの差分を表す第3の差分データを算出し,第2の制御手段が,加算手段によって得られた加算データを初期入力データとして第3の量子化手段に入力し,第3の量子化手段による第3の量子化処理,第3の逆量子化手段による第3の逆量子化処理および第3の差分データ算出手段による第3の差分データの算出を行い,かつ第3の差分データ算出手段において算出された第3の差分データを,第3の量子化手段に入力データとして与え,第3の量子化手段による第3の量子化処理,第3の逆量子化手段による第3の逆量子化処理および第3の差分データ算出手段による第3の差分データの算出を,一定回数繰り返し,記録制御手段が,第1の量子化手段から出力された第1の量子化データ,第2の量子化手段から出力された第2の量子化データおよび第3の量子化手段から出力された第3の量子化データを記録媒体に記録するものである。
第5の発明は,画像記録装置のコンピュータを制御するプログラムも提供している。そのようなプログラムを格納した記録媒体も提供するようにしてもよい。
第6の発明は,記録媒体に記録されている第1の量子化データ,第2の量子化データおよび第3の量子化データを読み取る読取手段と,第1の量子化データによって表される第1の画像を再生する第1の再生手段,第1の再生手段による第1の画像の再生後に,読取手段によって読み取られた第1の量子化データ,第2の量子化データおよび第3の量子化データによって表される第2の画像を再生する第2の再生手段とを備えていることを特徴とする。
第6の発明は,画像再生方法も提供している。すなわち,この方法は,読取手段が,記録媒体に記録されている第1の量子化データ,第2の量子化データおよび第3の量子化データを読み取り,第1の再生手段が,第1の量子化データによって表される第1の画像を再生し,第2の再生手段が,第1の再生手段による第1の画像の再生後に,読取手段によって読み取られた第1の量子化データ,第2の量子化データおよび第3の量子化データによって表される第2の画像を再生するものである。
第6の発明は,画像再生装置のコンピュータを制御するプログラムも提供している。そのようなプログラムを格納した記録媒体も提供するようにしてもよい。
原画像データを第2のサンプリング間隔によりサンプリングして第2のサンプリング・データを得る第2のサンプリング手段をさらに備えてもよい。この場合,第2の直交変換手段は,たとえば,第2のサンプリング手段によって得られた第2のサンプリング・データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得るものとなろう。
第1の発明によると,第1のサンプリング・データから得られた第1の周波数成分データと,原画像データから得られた第2の周波数成分データとの差分データが算出される。算出された差分データと第1の周波数成分データとが記録媒体に記録される。記録媒体に記録される差分データと第1の周波数成分データとは,重複しているデータが無く,冗長性が排除されている。記録媒体に記録されるデータのデータ量を少なくできる。
第2の発明によると,第1の周波数成分データを再生することにより,画像の概要を表す第1の画像が迅速に再生されることとなる。第1の周波数成分データと差分データとを再生することにより,詳細な第2の画像が再生される。
第3の発明においても記録媒体に記録される第1の差分データ,量子化データ,最後の第2の差分データは,重複しているデータが無く,冗長性が排除されている。記録媒体に記録されるデータのデータ量を少なくできる。
第4の発明によると,量子化データを再生することにより,画像の概要を表す第1の画像が迅速に再生されることとなる。第1の差分データと量子化データとを再生することにより,第1の画像よりも詳細な第2の画像が再生され,第1の差分データと量子化データと第2の差分データとが再生されることにより,第2の画像よりも詳細な第3の画像が再生される。
第5の発明によると,第1の量子化データ,第2の量子化データおよび第3の量子化データが記録媒体に記録される。これらの第1の量子化データ,第2の量子化データおよび第3の量子化データも重複しないので,冗長性が排除され,記録媒体に記録されるデータのデータ量が少なくなる。
第6の発明によると,量子化データを再生することにより,迅速に第1の画像が再生され,第1の量子化データ,第2の量子化データおよび第3の量子化データが再生されることにより高画質の第2の画像を再生できる。
画像圧縮システムの概要を示している。 スマートフォンの電気的構成を示すブロック図である。 サーバの電気的構成を示すブロック図である。 画像の記録処理手順を示すフローチャートである。 原画像データが圧縮される様子を示している。 原画像データが圧縮される様子を示している。 再生処理手順を示すフローチャートである。 再生された画像を示している。 画像の記録処理手順を示すフローチャートである。 原画像データが圧縮される様子を示している。 原画像データが圧縮される様子を示している。 画像の記録処理手順を示すフローチャートである。 画像の記録処理手順を示すフローチャートである。 原画像データが圧縮される様子を示している。 原画像データが圧縮される様子を示している。 再生処理手順を示すフローチャートである。 再生処理手順を示すフローチャートである。 画像の記録処理手順を示すフローチャートである。 画像の記録処理手順を示すフローチャートである。 原画像データが圧縮される様子を示している。 原画像データが圧縮される様子を示している。 記録されるデータと再生される様子とを示している。 再生処理手順を示すフローチャートである。
図1は,この発明の実施例を示すもので,画像圧縮システムの概要を示している。
画像圧縮システムには,インターネットを介して互いに通信可能なスマートフォン1(いわゆる多機能携帯電話。画像再生装置)およびサーバ10(画像記録装置)が含まれている。スマートフォン1でなくともインターネットを介してサーバ10と通信可能であれば,フィーチャーフォン,クライアント・コンピュータ,PDA(Personal Digital Assistant)などのその他の通信装置であってもよい。
図2は,スマートフォン1の電気的構成を示すブロック図である。
スマートフォン1の全体の動作は,制御装置2によって統括される。
スマートフォン1には,画像,文字等を表示するための表示装置3が設けられている。この表示装置3の表示画面には,ユーザからの指令を受け付けるタッチ・パネル4が形成されている。また,スマートフォン1には,データ等を記憶するメモリ5,音声入力のためのマイクロフォン6,音声出力のためのスピーカ7,インターネットに接続するための通信装置8などが含まれている。さらに,スマートフォン1には,メモリ・カード・インターフェイス9Aが含まれており,メモリ・カード9Bに画像データなどが格納されている場合には,その画像データを読み出し,表示装置3の表示画面に画像を表示できる。さらに,メモリ・カード9B(プログラムを格納する記録媒体)に,後述する動作を制御するプログラムが格納されている場合には,メモリ・カード9Bから,そのプログラムが読み出され,スマートフォン1にインストールされる。これにより,スマートフォン1は後述する動作を行う。もちろん,メモリ・カード9B以外の他の記録媒体にプログラムが格納され,そのプログラムがメモリ・カード9Bにインストールされるようにしてもよい。また,インターネットを介してプログラムを受信し,スマートフォン1にインストールするようにしてもよい。
図3は,サーバ10の電気的構成を示すブロック図である。
サーバ10の全体の動作は,CPU(Central Processing Unit)11によって統括される。
サーバ10には,プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)12,データ等を一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)13,CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)ドライブ14A,表示装置15などが含まれている。また,サーバ10にコマンドを与えるキーボード16,インターネットに接続するための通信装置17,外部ストレージ装置18もサーバ10に接続されている。さらに,サーバ10には,インターフェイス20が含まれており,スキャナ19Aおよびディジタル・カメラ19Bが接続可能である。
CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)14B(コンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記録媒体)には,後述する動作を制御するプログラムが格納されている。CD-ROM14Bからプログラムが読み出され,サーバ10にインストールされることにより,サーバ10は,後述する動作を行う。もちろん,CD-ROM14B以外の他の記録媒体にプログラムが格納され,そのプログラムがサーバ10にインストールされるようにしてもよいし,インターネットを介して送信されるプログラムを受信し,受信したプログラムがサーバ10にインストールされるようにしてもよい。
サーバ10には,インターネット,スキャナ19A,ディジタル・カメラ19Bなどを介して画像データが入力する。入力した画像データが,次に述べるように圧縮されて,外部ストレージ装置18に記録させられる。
図4は,外部ストレージ装置18に画像データが記録される処理手順を示すフローチャートである。図5および図6は,原画像データ31が圧縮される様子を示している。
サーバ10に入力した原画像データ31は,RAM13に与えられ,一時的に記憶される。原画像データ31は,RAM13から読み出され,CPU11(第1のサンプリング手段)によって,第1のサンプリング間隔によりサンプリングされる(ステップ21)。このサンプリングにより,第1のサンプリング・データ32が得られる。第1のサンプリング・データ32は,CPU11によって,複数ブロックBr(たとえば,8画素×8画素から構成される)に分けられ(ステップ22),複数ブロックBrに分割された第1のサンプリング・データ33が得られる。分割された第1のサンプリング・データ33についてCPU11(第1の直交変換手段)によって直交変換が行われる(ステップ23)。第1のサンプリング・データ33について直交変換が行われることにより,ブロックBrごとに第1の周波数成分データ34が得られる。
また,原画像データ31もCPU11によって複数のブロックBr(たとえば,8画素×8画素から構成される)に分割され(ステップ24),分割された原画像データ43が得られる。分割された原画像データ43についてCPU11(第2の直交変換手段)によって直交変換が行われる(ステップ25)。分割された原画像データ43について直交変換が行われることにより,ブロックBrごとに第2の周波数成分データ44が得られる。
図6を参照して,第1の周波数成分データ34は,原画像データ31が第1のサンプリング間隔によりサンプリングされているものであるのに対し,第2の周波数成分データ44は,サンプリングされていないものであるから,第2の周波数成分データ44は存在するが第1の周波数成分データ34は存在しない箇所がある(図6においてハッチングはデータが存在することを示している。破線で示すデータは存在しないことを表している。)。
このようにして得られた第1の周波数成分データ34と第2の周波数成分データ44との差分データ35がCPU11(差分データ算出手段)によって算出される(ステップ26)。差分データ35は,第1の周波数成分データ34において存在していないデータを表すこととなる。
第1の周波数成分データ34および差分データ35がCPU11(符号化手段)によって符号化される(ステップ27)。符号化された第1の周波数成分データ34および符号化された差分データ35がCPU11(記録制御手段)によって外部ストレージ装置18(記録媒体)に記録される(ステップ28)。
外部ストレージ装置18に記録される第1の周波数成分データ34が表す画像部分と差分データ35が表す画像部分とは重複しないので,冗長性が排除されている。外部ストレージ装置18に記録されるデータ量を少なくできる。
図7は,上述のようにして記録された第1の周波数成分データ34および差分データ35の再生処理手順を示すフローチャートである。図8は,表示される画像の一例である。
外部ストレージ装置18に記録されている符号化された第1の周波数成分データ34がCPU11によって読み取られる(ステップ61)。符号化された第1の周波数成分データ34は,通信装置17によってサーバ10からスマートフォン1に送信される(ステップ62)。
サーバ10から送信された第1の周波数成分データ34は,スマートフォン1の通信装置8(読取手段)において受信される(記録媒体に記録されている第1の周波数成分データ34の読み取り。)(ステップ51)。受信された第1の周波数成分データ34は,メモリ5に与えられ,一時的に記憶される。第1の周波数成分データ34は,メモリ5から読み出され,制御装置2において復号される(ステップ52)。復号された第1の周波数成分データ34が制御装置2(第1の再生手段)において,周波数成分から画素を表すデータへの変換などを含む再生が行われる(ステップ53)。第1の周波数成分データ34は,上述のように,サンプリングされたものであるから,表示装置3の表示画面には,図8に示すように,第1の周波数成分データ34によって表される低画質画像(第1の画像)71が表示される(ステップ54)。
つづいて,サーバ10の外部ストレージ装置18からCPU11によって符号化された差分データ35が読み取られる(ステップ63)。符号化された差分データ35がサーバ10の通信装置17によってスマートフォン1に送信される(ステップ64)。
サーバ10からの符号化された差分データ35は,スマートフォン1の通信装置8(読取手段)によって受信される(記録媒体に記録されている差分データの読み取り。)(ステップ55)。符号化された差分データ35は,制御装置2によって復号される(ステップ56)。低画質画像(第1の画像)71の再生後に,復号された差分データ35および復号された第1の周波数成分データ34が制御装置2(第2の再生手段)において,周波数成分から画素を表すデータへの変換などを含む再生が行われる(ステップ57)。第1の周波数成分データ34と差分データ35との両方のデータを用いることにより,図8に示すように高画質画像(第2の画像)72が表示装置3の表示画面に表示されるようになる(ステップ58)。
比較的短時間で低画質画像71を表示させることができ,その後,高画質画像72を表示させることができる。
図9から図11は,変形例を示している。
上述の実施例では,第2の周波数成分データ44は,第1の周波数成分データ34のようにサンプリングは行われていないが,この変形例では,第2の周波数成分データ44も原画像データ31がサンプリングされて得られる。
図9は,外部ストレージ装置18に画像データが記録される処理手順を示すフローチャートであり,図4に対応する。図10および図11は,原画像データ31が圧縮される様子を示すものであり,図5および図6に対応する。
上述したのと同様に,サーバ10の外部ストレージ装置18から読み出され,CPU11によって第1のサンプリング間隔によりサンプリングが行われ(ステップ81),第1のサンプリング・データ32が得られる。CPU11によって,第1のサンプリング・データ32が複数ブロックBrに分割され(ステップ82),分割された第1のサンプリング・データ33が得られる。複数ブロックBrに分割された第1のサンプリング・データ33がCPU11(第1の直交変換手段)によって直交変換され(ステップ83),第1の周波数成分データ34が得られる。
上述した実施例と異なり,原画像データ31がCPU11(第2のサンプリング手段)によって第2のサンプリング間隔によりサンプリングされて第2のサンプリング・データ42が得られる(ステップ84)。第2のサンプリング間隔は,第1のサンプリング間隔よりも短いものである。第1のサンプリング・データ32のデータ量よりも第2のサンプリング・データ42のデータ量の方が多くなる。第2のサンプリング・データ42も,CPU11によって複数ブロックBrに分割される(ステップ85)。分割された第2のサンプリング・データ42がCPU11(第2の直交変換手段)によって直交変換され,ブロックBrごとに第2の周波数成分データ44が得られる(ステップ86)。第1のサンプリング間隔よりも第2のサンプリング間隔の方が短いから,図11に示すように,第1の周波数成分データ34のデータ量よりも第2の周波数成分データ44のデータ量の方が多い(ハッチングが存在するデータを示している)。
第1の周波数成分データ34と第2の周波数成分データ44との差分データ35がCPU11(差分データ算出手段)によって算出される(ステップ88)。上述したように,算出された差分データ35と第1の周波数成分データ34のそれぞれがCPU11(符号化手段)によって符号化され(ステップ88),符号化された差分データ35および符号化された第1の周波数成分データ34がCPU11(記録制御手段)によって外部ストレージ装置18(記録媒体)に記録される(ステップ89)。
このように,原画像データ31がサンプリングされた第2のサンプリング・データ42から第2の周波数成分データ44が生成された場合も,外部ストレージ装置18に記録される第1の周波数成分データ34と差分データ35とは同じ画像部分を示すデータは存在しないので,冗長性が排除される。
再生時には,図7を参照して説明したように,符号化された第1の周波数成分データ34が復号され,かつ再生されることにより,最初に低画質画像(第1の画像)71が,スマートフォン1の表示装置3の表示画面に迅速に表示される。つづいて,符号化された差分データ35が復号され,復号された第1の周波数成分データ34および復号された差分データ35が再生されることにより,高画質画像(第2の画像)72が,スマートフォン1の表示装置3の表示画面に表示される。
図12から図17は,他の実施例を示している。この実施例は,量子化を利用するものである。
図12および図13は,画像データの記録処理手順を示すフローチャートであり,図4に対応する。図14は,圧縮処理の一部の様子を示すもので,図6に対応する。図15は,量子化,逆量子化,減算処理等の様子を示している。
外部ストレージ装置18に原画像データ31が記録されているものとする。外部ストレージ装置18からCPU11によって原画像データ31が読み取られる。読み取られた原画像データがCPU11(第1のサンプリング手段)によって,第1のサンプリング間隔によりサンプリングされ,第1のサンプリング・データ32が得られる(ステップ91)。第1のサンプリング・データ32は,CPU11によって複数ブロックBrに分割され,分割された第1のサンプリング・データ33が得られる。分割された第1のサンプリング・データ33がCPU11(第1の直交変換手段)によって直交変換が行われ,ブロックBrごとに第1の周波数成分データ34が得られる(ステップ92)。
また,原画像データ31についても上述したように,CPU11(第2の直交変換手段)によって複数ブロックBrごとに分割され,かつ直交変換されることにより第2の周波数成分データ44が得られる(ステップ93)。
このようにして,第1の周波数成分データ34と第2の周波数成分データ44とが得られると,CPU11(第1の差分データ算出手段)によって,第1の周波数成分データ34と第2の周波数成分データ44との差分を表す第1の差分データ35が算出される(ステップ94)。
主として図14および図15を参照して,第1の周波数成分データ34を初期入力データとして,CPU11(入力するデータを量子化し,量子化データを出力する量子化手段)によって,量子化係数k1で量子化され,第1の量子化データ34aが得られる(ステップ95)。量子化は,データの精度を落としてより粗いデータの精度とすることであり,逆量子化は,粗いデータの精度を元のデータの精度に戻すことである。たとえば,量子化係数をk1, floor(x)をxの整数部とすると,量子化においては,量子化後のデータ=floor(量子化前のデータ÷k1)となる。また,逆量子化においては,量子化前のデータ=量子化後のデータ×k1となる。このために,逆量子化をしたとしても完全には量子化前のデータに戻らないことがある。
第1の量子化データ34aは,CPU11(量子化手段から出力された量子化データを逆量子化して逆量子化データを出力する逆量子化手段)によって逆量子化され,第1の逆量子化データ34bが得られる(ステップ96)。
つづいて,量子化前のデータ(この場合,第1の周波数成分データ34)と逆量子化データ(この場合,第1の逆量子化データ34b)との差分を表す第2の差分データ34cがCPU11(第2の差分データ算出手段)によって算出される(ステップ97)(量子化手段から出力される逆量子化データと量子化手段に入力するデータとの第2の差分データを算出する)。
このように,第1の周波数成分データ34を初期入力データとしてCPU11(量子化手段)に入力し,量子化処理,CPU11(逆量子化手段)による逆量子化処理およびCPU11(第2の差分データ算出手段)による第2の差分データ算出が行われると,算出された第2の差分データを入力データとしてCPU11(量子化手段)に与え,CPU11(量子化手段)による量子化処理,CPU11(逆量子化手段)による逆量子化処理,CPU11(第2の差分データ算出手段)による第2の差分データの算出がCPU11(制御手段)によって一定回数繰り返される(ステップ98)。
これらの処理が行われることにより,図15に示すように,第2の差分データ34cが得られると,その第2の差分データ34cがCPU11(量子化手段)によって量子化され,第2の量子化データ34dが得られる。第2の量子化データ34dは,CPU11(逆量子化手段)によって逆量子化され,第2の逆量子化データ34eが得られる。第2の逆量子化データ34eと第2の量子化データ34dが得られる量子化前の第2の差分データ34cとの第2の差分データ34fが得られる。
上述した処理が一定回数繰り返されると(ステップ98でYES),第1の差分データ35,第1の量子化データ(量子化係数を含む)34a,第2の量子化データ34dおよび上述した処理の繰り返しの最後の第2の差分データ34fがそれぞれCPU11(符号化手段)によって符号化される(ステップ99)。符号化された第1の差分データ35,第1の量子化データ(量子化係数を含む)34a,第2の量子化データ34dおよび上述した処理の繰り返しの最後の第2の差分データ34fがCPU11(記録制御手段)によって外部ストレージ装置18(記録媒体)に記録される(ステップ100)。
第1の量子化データ34aおよび第2の量子化データ34dは,第1の差分データ35では欠如している第1の周波数成分データ34の一部を構成するものである。また,第2の量子化データ34dは,第1の量子化データ34aを逆量子化して得られる第1の逆量子化データ34bと,第1の周波数成分データ34との第2の差分データ34cが量子化されたものである。第2の差分データ34cは,第1の量子化データ34aには含まれないデータであるから,第2の差分データ34cが量子化された第2の量子化データ34dも第1の量子化データ34aには含まれないデータとなる。また,最後の第2の差分データ34fも第1の量子化データ34aおよび第2の量子化データ34dのいずれにも含まれないデータとなる。このために,外部ストレージ装置18に符号化されて記録される第1の周波数成分データ34,第1の量子化データ34a,第2の量子化データ34dおよび最後の第2の差分データ34fは,互いに重複するデータが無く,冗長性が排除されているものとなる。
上述した実施例では,原画像データ31を直交変換しているが,図9から図11を参照して説明したように,原画像データ31を,第1のサンプリング間隔よりも短い第2のサンプリング間隔によりCPU11(第2のサンプリング手段)を用いてサンプリングして第2のサンプリング・データを得てもよい。この場合,複数のブロックBrに分割してブロックBrごとにCPU11(第2の直交変換手段)によって第2の周波数成分データ44が得られる。
図16および図17は,再生処理手順を示すフローチャートであり,図7の処理手順に対応する。
サーバ10の外部ストレージ装置18に記録されている符号化された第1の量子化データ34aおよび第2の量子化データ34dがCPU11によって読み取られる(ステップ131)。読み取られた第1の量子化データ34aおよび第2の量子化データ34dは,サーバ10の通信装置17によってサーバ10からスマートフォン1に送信される(ステップ132)。
サーバ10から送信された第1の量子化データ34aおよび第2の量子化データ34dは,スマートフォン1の通信装置8(量子化データを読み取る読取手段)によって受信される(ステップ111)。第1の量子化データ34aおよび第2の量子化データ34dは符号化されているから,制御装置2によって復号される(ステップ112)。復号された第1の量子化データ34aおよび第2の量子化データ34dは,制御装置2(第1の再生手段)によって逆量子化などの再生が行われる(ステップ113)。第1の量子化データ34aおよび第2の量子化データ34dの再生により,低画質画像(第1の画像)71が表示装置3の表示画面に表示される(ステップ114)。第1の量子化データ34aおよび第2の量子化データ34dの両方の量子化データの再生をせずに,一部の量子化データの再生をするようにしてもよい。
つづいて,符号化された最後の第2の差分データ34fがCPU11によって外部ストレージ装置18から読み取られる(ステップ133)。読み取られた最後の第2の差分データ34fは,サーバ10からスマートフォン1に送信される(ステップ134)。
サーバ10から送信された最後の第2の差分データ34fは,スマートフォン1の通信装置8において受信される(最後の第2の差分データ34fの読み取り手段)(ステップ115)。最後の第2の差分データ34fが制御装置2によって復号され(ステップ116),周波数成分から画素表示のための位置変換などの再生が行われる(ステップ117)。再生された第1の量子化データ34aおよび第2の量子化データ34dならびに最後の第2の差分データ34fから中画質画像が表示装置3の表示画面に表示される(ステップ118)。
さらに,サーバ10において,外部ストレージ装置18から符号化された第1の差分データ35がCPU11によって読み取られる(ステップ135)。読み取られた第1の差分データ35がサーバ10からスマートフォン1に送信される(ステップ136)。
サーバ10から送信された第1の差分データ35がスマートフォン1の通信装置8において受信される(ステップ119)(記録媒体に記録されている第1の差分データを読み取る読取手段)。符号化された第1の差分データ35が制御装置2によって復号され(ステップ120),制御装置2によって第1の差分データ35ならびに第1の量子化データ34aおよび第2の量子化データ34dが周波数成分から画素表示位置への変換などの再生が行われる(第2の再生手段)。低画質画像(第1の画像)71の再生後に高画質画像(第2の画像)72の再生が行われ,高画質画像(第2の画像)72が表示装置3の表示画面に表示される(ステップ122)。
上述の実施例において,低画質画像(第1の画像)71の再生後に制御装置2(第2の再生手段)によって,第1の差分データ35と第1の量子化データ34aおよび第2の量子化データ34dと最後の第2の差分データ34fとを再生(第3の画像の再生)し,より高画質の画像(第3の画像)を表示装置3の表示画面に表示するようにしてもよい。
図18から図22は,さらに他の実施例を示すものである。
図18および図19は,画像データの記録処理手順の一部を示すフローチャートであり,図12のステップ96の処理に続く処理を示している。図20および図21は,圧縮される様子を示している。図22は,外部ストレージ装置18に記録されるデータおよびその再生の様子を示している。
図12を参照して説明したように,サーバ10の外部ストレージ装置18に原画像データ31が記録されている場合には,外部ストレージ装置18から原画像データ31が読み出され,CPU11(第1のサンプリング手段)によって,原画像データが第1のサンプリング間隔によりサンプリングされ,第1のサンプリング・データ32が得られる(図12ステップ91)。第1のサンプリング・データ32がCPU11(第1の直交変換手段)によって複数ブロックBrに分けられ,直交変換されることにより,ブロックBrごとに第1の周波数成分データ34が得られる(図12ステップ92)。また,CPU11(第2の直交変換手段)によって,原画像データ31が複数ブロックBrに分割され,直交変換されることによりブロックBrごとに第2の周波数成分データ44が得られる(図12ステップ93)。さらに,第1の周波数成分データ34と第2の周波数成分データ44との差分を表す第1の差分データ35がCPU11(第1の差分データ算出手段)によってブロックごとに算出される(図12ステップ94)。
図20を参照して,第1の周波数成分データ34についてCPU11(第1の量子化手段)によって第1の量子化処理が行われ,第1の量子化データ34aが得られる(図12ステップ95)。第1の量子化データ34aがCPU11(第1の逆量子化手段)によって第1の逆量子化処理が行われ,第1の逆量子化データ34bが得られる(図12ステップ96)。第1の逆量子化データ34bと第1の周波数成分データ34との差分を表す初期差分データ(第2の差分データ)34cがCPU11(初期差分データ算出手段)によって得られる(図18ステップ97)。
さらに,初期差分データ34cがCPU11(第2の量子化手段)によって第2の量子化処理が行われ,第2の量子化データ34dが得られ(図18ステップ140),第2の量子化データ34dがCPU11(第2の逆量子化手段)によって第2の逆量子化処理が行われ,第2の逆量子化データ34eが得られる(図18ステップ141)。
このように,初期差分データ34cを初期入力データとしてCPU11(第2の量子化手段)に入力し,CPU11(第2の量子化手段)による第2の量子化処理,CPU11(第2の逆量子化手段)による第2の逆量子化処理およびCPU11(第2の差分データ算出手段)による第2の差分データ34fの算出が行われる。また,CPU11(第2の差分データ算出手段)において算出された第2の差分データ34fを,CPU11(第2の量子化手段)に入力データとして与え,CPU11(第2の量子化手段)による第2の量子化処理,CPU11(第2の逆量子化手段)による第2の逆量子化処理およびCPU11(第2の差分データ算出手段)による第2の差分データの算出が,CPU11(第1の制御手段)によって一定回数繰り返される(図18ステップ142)。一定回数繰り返されると(図18ステップ142でYES),一定回数行われた第2の減算処理における最後の第2の差分データ(例えば,第2の差分データ34f)と第1の差分データ35とがCPU11(加算手段)によって加算され,加算データ35aが得られる(図18ステップ143)。
このようにして加算データ35aが得られると,図21を参照して,CPU11(第3の量子化手段)によって加算データ35aが初期入力データとして第3の量子化処理が行われる。この第3の量子化処理により,加算データ35aのうち,第2の量子化データ34dについては第3の量子化データ34gが得られ,第1の差分データ35については第3の量子化データ35bが得られる(図18ステップ144)。これらの第3の量子化データ34gおよび35bのそれぞれについてCPU11(第3の逆量子化手段)によって第3の逆量子化処理が行われ,第3の量子化データ34gからは第3の逆量子化データ34hが得られ,第3の量子化データ35bからは第3の逆量子化データ35cが得られる(図18ステップ145)。
さらに,第3の逆量子化データ34hおよび35cは,CPU11(第3の差分データ算出手段)によって第3の逆量子化データ34hおよび35cから第3の量子化処理が行われる前のデータ(第3の量子化手段に入力するデータ)のそれぞれのデータとの差分を表す第3の差分データ34iおよび35dが算出される(図18ステップ146)。第3の逆量子化データ34hについては,第3の逆量子化データ34hと加算データ35aを構成する第2の逆量子化データ34eとの第3の差分データ34iが算出され,第3の逆量子化データ35cについては,第3の逆量子化データ35cと加算データ35aを構成する第1の差分データ35との第3の差分データ35dが算出される。
このようにして第3の差分データ34iおよび35dが得られると,第3の差分データ34iおよび35dについて,CPU11(第3の量子化手段)によって第3の量子化処理が行われ,第3の量子化データ35jおよび35eが得られる。得られた第3の量子化データ35jおよび35eについて,それぞれCPU11(第3の逆量子化手段)によって第3の逆量子化処理が行われ,第3の逆量子化データ34kおよび35fが得られる。このような,第3の量子処理,第3の逆量子化処理および第3の減算処理がCPU11(第2の制御手段)によって一定回数繰り返される(図19ステップ147)。すなわち,加算手段であるCPU11によって得られた加算データ35aを初期入力データとして第3の量子化手段であるCPU11に入力し,第3の量子化手段であるCPU11による量子化処理,第3の逆量子化手段であるCPU11による逆量子化処理および第3の差分データ算出手段であるCPU11による第3の差分データ34iおよび35dの算出が行われ,かつ第3の量子化手段であるCPU11において算出された第3の差分データ34iおよび35dを,第3の量子化手段であるCPU11に入力データとして与え,第3の量子化手段であるCPU11による第3の量子化処理,第3の逆量子化手段であるCPU11による第3の逆量子化処理および第3の差分データ算出手段であるCPU11による第3の差分データの算出を,CPU11(第2の制御手段)によって一定回数繰り返すこととなる。
図20から図22を参照して,このようにして得られた第1の量子化データ34a,第2の量子化データ34d,第1回目の第3の量子化処理により得られた第3の量子化データ34gおよび35bならびに第2回目の第3の量子化処理により得られた第3の量子化データ35jおよび35eが,CPU11(符号化手段)によって符号化される(図19ステップ148)。符号化されたこれらの第1の量子化データ34a,第2の量子化データ34d,第3の量子化データ34gおよび35bならびに第3の量子化データ35jおよび35eがCPU11(記録制御手段)によって外部ストレージ装置18(記録媒体)に記録される(ステップ149)。
この場合も,外部ストレージ装置18に記録される第3の量子化データ34gは,第1の周波数成分データ34と第1の逆量子化データ34b(第1の量子化データ34aに対応する)との第2の差分データ34cにもとづいて得られるデータであり,外部ストレージ装置18に記録される第1の量子化データ34aとは重複しない。また,外部ストレージ装置18に記録される第3の量子化データ35jは,第3の逆量子化データ34h(外部ストレージ装置18に記録される第3の量子化データ34gに対応する)と第2の逆量子化データ34eとの第3の差分データ34iにもとづいて得られるデータであり,外部ストレージ装置18に記録される第3の量子化データ34gとは重複しない。同様に,外部ストレージ装置18に記録される第3の量子化データ35eは,第3の逆量子化データ35c(外部ストレージ装置18に記録される第3の量子化データ35bに対応する)と第1の差分データ35との第3の差分データ35dにもとづいて得られるデータであり,外部ストレージ装置18に記録される第3の量子化データ35bとは重複しない。このように,外部ストレージ装置18に記録されるデータは,冗長性が排除されている。
上述した実施例では,原画像データ31が直交変換されることにより,第2の周波数成分データ44が得られているが,CPU11(第2のサンプリング手段)が第2のサンプリング間隔によりサンプリングすることにより第2のサンプリング・データ42(図10参照)を得,第2のサンプリング・データをCPU11(第2の直交変換手段)が複数ブロックBrに分割し,かつ直交変換することにより第2の周波数成分データ44を得るようにしてもよい。
図22は,外部ストレージ装置18に記録された第1の量子化データ34a,第2の量子化データ34d,第3の量子化データ34gおよび35bならびに35jおよび35eが再生される様子を示している。図23は,その再生処理手順を示すフローチャートである。
外部ストレージ装置18に記録されているデータのうち,符号化された第1の量子化データ34aがCPU11(読取手段)によって読み取られる(ステップ161)。符号化された第1の量子化データ34aは,サーバ10からスマートフォン1に送信される(ステップ162)。
符号化された第1の量子化データ34aは,スマートフォン1の通信装置8(読取手段)において受信される(ステップ151)(外部ストレージ装置18に記録されている,符号化された第1の量子化データ34aが通信装置8によって読み取られることとなる)。符号化された第1の量子化データ34aは,制御装置2によって復号される(ステップ152)。復号された第1の量子化データ34aは,量子化に用いられた量子化係数(たとえば,K)を用いて逆量子化等の再生処理が制御装置2(第1の再生手段)によって行われ,低画質画像(第1の画像の再生)71が得られる。得られた第1の画像がスマートフォン1の表示装置3の表示画面に表示される(ステップ154)。
また,符号化された残りの第2の量子化データ34d,第3の量子化データ34gおよび35bならびに35jおよび35eが外部ストレージ装置18からCPU11(読取手段)によって読み取られる(ステップ163)。読み取られた第2の量子化データ34d,第3の量子化データ34gおよび35bならびに35jおよび35eがサーバ10からスマートフォン1に送信される(ステップ164)。
サーバ10から送信された残りの第2の量子化データ34d,第3の量子化データ34gおよび35bならびに35jおよび35eは,スマートフォン1の通信装置8(読取手段)によって受信される(ステップ155)。残りの第2の量子化データ34d,第3の量子化データ34gおよび35bならびに35jおよび35eは,制御装置2によって復号される(ステップ156)。復号された残りの第2の量子化データ34d,第3の量子化データ34gおよび35bならびに35jおよび35eが量子化時の量子化係数を用いた逆量子化などを含む再生が制御装置2(第2の再生手段)において行われる(ステップ157)。たとえば,第2の量子化データ34dが量子化係数Lで量子化された場合には,その量子化係数Lを用いて逆量子化され,第3の量子化データ34gおよび35bが量子化係数Mで量子化された場合には,その量子化係数Mを用いて逆量子化され,第3の量子化データ35jおよび35eが量子化係数Nで量子化された場合には,その量子化係数Nを用いて逆量子化される。第1の量子化データ34a,第2の量子化データ34d,第3の量子化データ34gおよび35bならびに35jおよび35eを用いて画像が再生されるので,スマートフォン1の表示装置3の表示画面には,高画質画像(第2の画像)72が表示される(ステップ158)。低画質画像(第1の画像)71の再生後に高画質画像(第2の画像)72が再生される。
上述の実施例においては,第2の量子化データ34d,第3の量子化データ34gおよび35bならびに35jおよび35eのすべての第3の量子化データが再生されているが,これらの第3の量子化データ34gおよび35bならびに35jおよび35eのうち,任意の第3の量子化データと第1の量子化データ34aとを用いて低画質画像(第1の画像)71の再生後に高画質画像(第2の画像)72を再生して表示するようにしてもよい。
上述の実施例においては,ソフトウエアにより実施しているが,上述の処理の一部を,ハードウエアを用いて実施するようにしてもよい。
1 スマートフォン(画像再生装置)
2 制御装置(第1の再生手段,第2の再生手段)
8 通信装置(読取手段)
10 サーバ(画像記録装置)
11 CPU(第1のサンプリング手段,第1の直交変換手段,第2の直交変換手段,差分データ算出手段,記録制御手段,第2のサンプリング手段,符号化手段,第1の差分データ算出手段,量子化手段,逆量子化手段,第2の差分データ算出手段,制御手段,第1の量子化手段,第1の逆量子化手段,第2の量子化手段,第2の逆量子化手段,加算手段,第3の量子化手段,第3の逆量子化手段,第3の差分データ算出手段)

Claims (23)

  1. 原画像データを第1のサンプリング間隔によりサンプリングして第1のサンプリング・データを得る第1のサンプリング手段と,
    上記第1のサンプリング手段によって得られた第1のサンプリング・データを複数ブロックに分け,かつ直交変換してブロックごとに第1の周波数成分データを得る第1の直交変換手段と,
    上記原画像データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得る第2の直交変換手段と,
    上記第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データと上記第2の直交変換手段によって得られた第2の周波数成分データとの差分データをブロックごとに算出する差分データ算出手段と,
    上記差分データ算出手段によって算出された差分データと上記第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データとを記録媒体に記録する記録制御手段と,
    を備えた画像記録装置。
  2. 上記原画像データを上記第1のサンプリング間隔よりも短い第2のサンプリング間隔によりサンプリングして第2のサンプリング・データを得る第2のサンプリング手段をさらに備え,
    上記第2の直交変換手段は,
    上記第2のサンプリング手段によって得られた第2のサンプリング・データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得る,
    請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 上記差分データ算出手段によって算出された差分データと上記第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データとを符号化する符号化手段をさらに備え,
    上記記録制御手段は,
    上記符号化手段により符号化されたデータを上記記録媒体に記録する,
    請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 請求項1に記載の上記記録媒体に記録されている上記差分データと上記第1の周波数成分データとを読み取る読取手段と,
    上記読取手段によって読み取られた上記第1の周波数成分データによって表される第1の画像を再生する第1の再生手段と,
    上記第1の再生手段による第1の画像の再生後に,上記読取手段によって読み取られた上記第1の周波数成分データと上記差分データとによって表される第2の画像を再生する第2の再生手段と,
    を備えた画像再生装置。
  5. 原画像データを第1のサンプリング間隔によりサンプリングして第1のサンプリング・データを得る第1のサンプリング手段と,
    上記第1のサンプリング手段によって得られた第1のサンプリング・データを複数ブロックに分け,かつ直交変換してブロックごとに第1の周波数成分データを得る第1の直交変換手段と,
    上記原画像データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得る第2の直交変換手段と,
    上記第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データと上記第2の直交変換手段によって得られた第2の周波数成分データとの第1の差分データをブロックごとに算出する第1の差分データ算出手段と,
    入力するデータを量子化し,量子化データを出力する量子化処理を行う量子化手段と,
    上記量子化手段から出力された量子化データを逆量子化して逆量子化データを出力する逆量子化処理を行う逆量子化手段と,
    上記逆量子化手段から出力される逆量子化データと上記量子化手段に入力するデータとの第2の差分データを算出する第2の差分データ算出手段と,
    上記第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データを初期入力データとして上記量子化手段に入力し,上記量子化手段による量子化処理,上記逆量子化手段による逆量子化処理および上記第2の差分データ算出手段による第2の差分データの算出を行い,かつ上記第2の差分データ算出手段において算出された第2の差分データを,上記量子化手段に入力データとして与え,上記量子化手段による量子化処理,上記逆量子化手段による逆量子化処理および上記第2の差分データ算出手段による第2の差分データの算出を,一定回数繰り返す制御手段,ならびに
    上記第1の差分データ算出手段によって算出された第1の差分データ,上記量子化手段から出力された量子化データおよび上記制御手段による上記第2の差分データ算出手段における一定回数後の算出により得られた最後の第2の差分データを記録媒体に記録する記録制御手段,
    を備えた画像記録装置。
  6. 上記原画像データを上記第1のサンプリング間隔よりも短い第2のサンプリング間隔によりサンプリングして第2のサンプリング・データを得る第2のサンプリング手段をさらに備え,
    上記第2の直交変換手段は,
    上記第2のサンプリング手段によって得られた第2のサンプリング・データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得る,
    請求項5に記載の画像記録装置。
  7. 上記第1の差分データ,上記量子化データおよび上記最後の第2の差分データを符号化する符号化手段をさらに備え,
    上記記録制御手段は,
    上記符号化手段により符号化されたデータを上記記録媒体に記録する,
    請求項5に記載の画像記録装置。
  8. 請求項5に記載の上記記録媒体に記録されている上記第1の差分データ,上記量子化データおよび上記最後の第2の差分データを読み取る読取手段と,
    上記読取手段によって読み取られた上記量子化データを再生する第1の再生手段と,
    上記第1の再生手段による第1の画像の再生後に,上記読取手段によって読み取られた上記第1の差分データと上記量子化データとによって表される第2の画像を再生する,あるいは,上記読取手段によって読み取られた上記第1の差分データと上記量子化データと上記最後の第2の差分データとによって表される第3の画像を再生する第2の再生手段と,
    を備えた画像再生装置。
  9. 原画像データを第1のサンプリング間隔によりサンプリングして第1のサンプリング・データを得る第1のサンプリング手段,
    上記第1のサンプリング手段によって得られた第1のサンプリング・データを複数ブロックに分け,かつ直交変換してブロックごとに第1の周波数成分データを得る第1の直交変換手段,
    上記第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データを量子化し,第1の量子化データを出力する第1の量子化処理を行う第1の量子化手段,
    上記第1の量子化手段から出力された第1の量子化データを入力し,第1の逆量子化データを出力する第1の逆量子化処理を行う第1の逆量子化手段,
    上記第1の逆量子化手段から出力された第1の逆量子化データと上記第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データとの差分を表す初期差分データを算出する初期差分データ算出手段,
    原画像データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得る第2の直交変換手段,
    上記第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データと上記第2の直交変換手段によって得られた第2の周波数成分データとの差分を表す第1の差分データをブロックごとに算出する第1の差分データ算出手段,
    入力するデータを量子化し,第2の量子化データを出力する第2の量子化処理を行う第2の量子化手段,
    上記第2の量子化手段から出力された第2の量子化データを入力し,第2の逆量子化データを出力する第2の逆量子化処理を行う第2の逆量子化手段,
    上記第2の逆量子化手段から出力された第2の逆量子化データと上記第2の量子化手段に入力するデータとの差分を表す第2の差分データを算出する第2の差分データ算出手段,
    初期差分データを初期入力データとして上記第2の量子化手段に入力し,上記第2の量子化手段による第2の量子化処理,上記第2の逆量子化手段による第2の逆量子化処理および上記第2の差分データ算出手段による第2の差分データの算出を行い,かつ上記第2の差分データ算出手段において算出された第2の差分データを,上記第2の量子化手段に入力データとして与え,上記第2の量子化手段による第2の量子化処理,上記第2の逆量子化手段による第2の逆量子化処理および上記第2の差分データ算出手段による第2の差分データの算出を,一定回数繰り返す第1の制御手段,
    上記第1の差分データ算出手段から出力された第1の差分データと上記第2の差分データ算出手段から出力された最後の第2の差分データとを加算して加算データを出力する加算手段,
    入力するデータを量子化し,第3の量子化データを出力する第3の量子化処理を行う第3の量子化手段,
    上記第3の量子化手段から出力された第3の量子化データを入力し,第3の逆量子化データを出力する第3の逆量子化処理を行う第3の逆量子化手段,
    上記第3の逆量子化手段から出力された第3の逆量子化データと上記第3の量子化手段に入力するデータとの差分を表す第3の差分データを算出する第3の差分データ算出手段,
    上記加算手段によって得られた加算データを初期入力データとして上記第3の量子化手段に入力し,上記第3の量子化手段による第3の量子化処理,上記第3の逆量子化手段による第3の逆量子化処理および上記第3の差分データ算出手段による第3の差分データの算出を行い,かつ上記第3の差分データ算出手段において算出された第3の差分データを,上記第3の量子化手段に入力データとして与え,上記第3の量子化手段による第3の量子化処理,上記第3の逆量子化手段による第3の逆量子化処理および上記第3の差分データ算出手段による第3の差分データの算出を,一定回数繰り返す第2の制御手段,ならびに
    上記第1の量子化手段から出力された第1の量子化データ,上記第2の量子化手段から出力された第2の量子化データおよび上記第3の量子化手段から出力された第3の量子化データを記録媒体に記録する記録制御手段,
    を備えた画像記録装置。
  10. 上記原画像データを上記第1のサンプリング間隔よりも短い第2のサンプリング間隔によりサンプリングして第2のサンプリング・データを得る第2のサンプリング手段をさらに備え,
    上記第2の直交変換手段は,
    上記第2のサンプリング手段によって得られた第2のサンプリング・データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得る,
    請求項9に記載の画像記録装置。
  11. 請求項9に記載の上記記録媒体に記録されている上記第1の量子化データおよび上記第3の量子化データを読み取る読取手段と,
    上記第1の量子化データによって表される第1の画像を再生する第1の再生手段,
    上記第1の再生手段による第1の画像の再生後に,上記読取手段によって読み取られた上記第1の量子化データと上記第3の量子化データのうち,任意の量子化データによって表される第2の画像を再生する第2の再生手段と,
    を備えた画像再生装置。
  12. 第1のサンプリング手段が,原画像データを第1のサンプリング間隔によりサンプリングして第1のサンプリング・データを得,
    第1の直交変換手段が,上記第1のサンプリング手段によって得られた第1のサンプリング・データを複数ブロックに分け,かつ直交変換してブロックごとに第1の周波数成分データを得,
    第2の直交変換手段が,上記原画像データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得,
    差分データ算出手段が,上記第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データと上記第2の直交変換手段によって得られた第2の周波数成分データとの差分データをブロックごとに算出し,
    記録制御手段が,上記差分データ算出手段によって算出された差分データと上記第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データとを記録媒体に記録する,
    画像記録方法。
  13. 読取手段が,請求項12に記載の上記記録媒体に記録されている上記差分データと上記第1の周波数成分データとを読み取り,
    第1の再生手段が,上記読取手段によって読み取られた上記第1の周波数成分データによって表される第1の画像を再生し,
    第2の再生手段が,上記第1の再生手段による第1の画像の再生後に,上記読取手段によって読み取られた上記第1の周波数成分データと上記差分データとによって表される第2の画像を再生する,
    画像再生方法。
  14. 第1のサンプリング手段が,原画像データを第1のサンプリング間隔によりサンプリングして第1のサンプリング・データを得,
    第1の直交変換手段が,上記第1のサンプリング手段によって得られた第1のサンプリング・データを複数ブロックに分け,かつ直交変換してブロックごとに第1の周波数成分データを得,
    第2の直交変換手段が,上記原画像データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得,
    第1の差分データ算出手段が,上記第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データと上記第2の直交変換手段によって得られた第2の周波数成分データとの第1の差分データをブロックごとに算出し,
    量子化手段が,入力するデータを量子化し,量子化データを出力する量子化処理を行い,
    逆量子化手段が,上記量子化手段から出力された量子化データを逆量子化して逆量子化データを出力する逆量子化処理を行い,
    第2の差分データ算出手段が,上記逆量子化手段から出力される逆量子化データと上記量子化手段に入力するデータとの第2の差分データを算出し,
    制御手段が,上記第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データを初期入力データとして上記量子化手段に入力し,上記量子化手段による量子化処理,上記逆量子化手段による逆量子化処理および上記第2の差分データ算出手段による第2の差分データの算出を行い,かつ上記第2の差分データ算出手段において算出された第2の差分データを,上記量子化手段に入力データとして与え,上記量子化手段による量子化処理,上記逆量子化手段による逆量子化処理および上記第2の差分データ算出手段による第2の差分データの算出を,一定回数繰り返し,
    記録制御手段が,上記第1の差分データ算出手段によって算出された第1の差分データ,上記量子化手段から出力された量子化データおよび上記制御手段による上記第2の差分データ算出手段における一定回数後の算出により得られた最後の第2の差分データを記録媒体に記録する,
    画像記録方法。
  15. 読取手段が,請求項14に記載の上記記録媒体に記録されている上記第1の差分データ,上記量子化データおよび上記最後の第2の差分データを読み取り,
    第1の再生手段が,上記読取手段によって読み取られた上記量子化データを再生し,
    第2の再生手段が,上記第1の再生手段による第1の画像の再生後に,上記読取手段によって読み取られた上記第1の差分データと上記量子化データとによって表される第2の画像を再生する,あるいは,上記読取手段によって読み取られた上記第1の差分データと上記量子化データと上記第2の差分データとによって表される第3の画像を再生する,
    画像再生方法。
  16. 第1のサンプリング手段が,原画像データを第1のサンプリング間隔によりサンプリングして第1のサンプリング・データを得,
    第1の直交変換手段が,上記第1のサンプリング手段によって得られた第1のサンプリング・データを複数ブロックに分け,かつ直交変換してブロックごとに第1の周波数成分データを得,
    第1の量子化手段が,上記第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データを量子化し,第1の量子化データを出力する第1の量子化処理を行い,
    第1の逆量子化手段が,上記第1の量子化手段から出力された第1の量子化データを入力し,第1の逆量子化データを出力する第1の逆量子化処理を行い,
    初期差分データ算出手段が,上記第1の逆量子化手段から出力された第1の逆量子化データと上記第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データとの差分を表す初期差分データを算出し,
    第2の直交変換手段が,原画像データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得,
    第1の差分データ算出手段が,上記第1の直交変換手段によって得られた第1の周波数成分データと上記第2の直交変換手段によって得られた第2の周波数成分データとの差分を表す第1の差分データをブロックごとに算出し,
    第2の量子化手段が,入力するデータを量子化し,第2の量子化データを出力する第2の量子化処理を行い,
    第2の逆量子化手段が,上記第2の量子化手段から出力された第2の量子化データを入力し,第2の逆量子化データを出力する第2の逆量子化処理を行い,
    第2の差分データ算出手段が,上記第2の逆量子化手段から出力された第2の逆量子化データと上記第2の量子化手段に入力するデータとの差分を表す第2の差分データを算出し,
    第1の制御手段が,初期差分データを初期入力データとして上記第2の量子化手段に入力し,上記第2の量子化手段による第2の量子化処理,上記第2の逆量子化手段による第2の逆量子化処理および上記第2の差分データ算出手段による第2の差分データの算出を行い,かつ上記第2の差分データ算出手段において算出された第2の差分データを,上記第2の量子化手段に入力データとして与え,上記第2の量子化手段による第2の量子化処理,上記第2の逆量子化手段による第2の逆量子化処理および上記第2の差分データ算出手段による第2の差分データの算出を,一定回数繰り返し,
    加算手段が,上記第1の差分データ算出手段から出力された第1の差分データと上記第2の差分データ算出手段から出力された最後の第2の差分データとを加算して加算データを出力し,
    第3の量子化手段が,入力するデータを量子化し,第3の量子化データを出力する第3の量子化処理を行い,
    第3の逆量子化手段が,上記第3の量子化手段から出力された第3の量子化データを入力し,第3の逆量子化データを出力する第3の逆量子化処理を行い,
    第3の差分データ算出手段が,上記第3の逆量子化手段から出力された第3の逆量子化データと上記第3の量子化手段に入力するデータとの差分を表す第3の差分データを算出し,
    第2の制御手段が,上記加算手段によって得られた加算データを初期入力データとして上記第3の量子化手段に入力し,上記第3の量子化手段による第3の量子化処理,上記第3の逆量子化手段による第3の逆量子化処理および上記第3の差分データ算出手段による第3の差分データの算出を行い,かつ上記第3の差分データ算出手段において算出された第3の差分データを,上記第3の量子化手段に入力データとして与え,上記第3の量子化手段による第3の量子化処理,上記第3の逆量子化手段による第3の逆量子化処理および上記第3の差分データ算出手段による第3の差分データの算出を,一定回数繰り返し,
    記録制御手段が,上記第1の量子化手段から出力された第1の量子化データ,上記第2の量子化手段から出力された第2の量子化データおよび上記第3の量子化手段から出力された第3の量子化データを記録媒体に記録する,
    画像記録方法。
  17. 読取手段が,請求項16に記載の上記記録媒体に記録されている上記第1の量子化データ,上記第2の量子化データおよび上記第3の量子化データを読み取り,
    第1の再生手段が,上記第1の量子化データによって表される第1の画像を再生し,
    第2の再生手段が,上記第1の再生手段による第1の画像の再生後に,上記読取手段によって読み取られた上記第1の量子化データ,上記第2の量子化データおよび上記第3の量子化データのうち,任意の量子化データによって表される第2の画像を再生する,
    画像再生方法。
  18. 画像記録装置のコンピュータを制御するコンピュータが読み取り可能なプログラムであって,
    原画像データを第1のサンプリング間隔によりサンプリングさせて第1のサンプリング・データを得,
    得られた第1のサンプリング・データを複数ブロックに分け,かつ直交変換させてブロックごとに第1の周波数成分データを得,
    上記原画像データを複数ブロックに分割させ,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得,
    得られた第1の周波数成分データと上記2の周波数成分データとの差分データをブロックごとに算出させ,
    算出された差分データと得られた第1の周波数成分データとを記録媒体に記録させるように画像記録装置のコンピュータを制御するコンピュータが読取可能なプログラム。
  19. 画像再生装置のコンピュータを制御するコンピュータが読取可能なプログラムであって,
    請求項18に記載の上記記録媒体に記録されている上記差分データと上記第1の周波数成分データとを読み取らせ,
    読み取られた上記第1の周波数成分データによって表される第1の画像を再生させ,
    第1の画像の再生後に,上記第1の周波数成分データと上記差分データとによって表される第2の画像を再生させるように,画像再生装置のコンピュータを制御するコンピュータが読取可能なプログラム。
  20. 画像記録装置のコンピュータを制御するコンピュータが読取可能なプログラムであって,
    原画像データを第1のサンプリング間隔によりサンプリングさせて第1のサンプリング・データを得,
    得られた第1のサンプリング・データを複数ブロックに分け,かつ直交変換させてブロックごとに第1の周波数成分データを得,
    上記原画像データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換させてブロックごとに第2の周波数成分データを得,
    得られた第1の周波数成分データと第2の周波数成分データとの第1の差分データをブロックごとに算出させ,
    与えられるデータを量子化し,量子化データを得る量子化処理を行なわせ,
    上記量子化処理が行われた量子化データを逆量子化して逆量子化データを得る逆量子化処理を行なわせ,
    上記逆量子化処理により得られる逆量子化データと上記量子化処理に与えられるデータとの第2の差分データを算出させ,
    得られた第1の周波数成分データを初期入力データとして上記量子化処理を行わせ,上記量子化処理,上記逆量子化処理および上記第2の差分データの算出を行なわせ,かつ算出された上記第2の差分データを,上記量子化処理を行うデータとして与え,上記量子化処理,上記逆量子化処理および上記第2の差分データの算出を,一定回数繰り返させ,
    算出された第1の差分データ,上記量子化処理により得られた量子化データおよび一定回数後の上記第2の差分データの算出により得られた最後の上記第2の差分データを記録媒体に記録させるように画像記録装置のコンピュータを制御するコンピュータが読取可能なプログラム。
  21. 画像再生装置のコンピュータを制御するコンピュータが読み取り可能なプログラムであって,
    請求項20に記載の上記記録媒体に記録されている上記第1の差分データ,上記量子化データおよび上記最後の第2の差分データを読み取らせ,
    読み取られた上記量子化データを再生させ,
    第1の画像の再生後に,読み取られた上記第1の差分データと上記量子化データとによって表される第2の画像を再生する,あるいは,読み取られた上記第1の差分データと上記量子化データと上記第2の差分データとによって表される第3の画像を再生させるように画像再生装置のコンピュータを制御するコンピュータが読取可能なプログラム。
  22. 画像記録装置のコンピュータを制御するコンピュータが読取可能なプログラムであって,
    原画像データを第1のサンプリング間隔によりサンプリングして第1のサンプリング・データを得,
    得られた第1のサンプリング・データを複数ブロックに分け,かつ直交変換してブロックごとに第1の周波数成分データを得,
    得られた第1の周波数成分データを量子化し,第1の量子化データを出力する第1の量子化処理を行わせ,
    出力された第1の量子化データを入力し,第1の逆量子化データを出力する第1の逆量子化処理を行わせ,
    出力された第1の逆量子化データと得られた第1の周波数成分データとの差分を表す初期差分データを算出させ,
    原画像データを複数ブロックに分割し,かつ直交変換してブロックごとに第2の周波数成分データを得,
    得られた第1の周波数成分データと得られた第2の周波数成分データとの差分を表す第1の差分データをブロックごとに算出させ,
    入力するデータを量子化し,第2の量子化データを出力する第2の量子化処理を行わせ,
    上記第2の量子化処理において出力された第2の量子化データを入力し,第2の逆量子化データを出力する第2の逆量子化処理を行なわせ,
    上記第2の逆量子化処理において出力された第2の逆量子化データと上記第2の量子化処理に入力するデータとの差分を表す第2の差分データを算出させ,
    初期差分データを初期入力データとして上記第2の量子化処理を行わせ,上記第2の量子化処理,上記第2の逆量子化処理および上記第2の差分データの算出を行わせ,かつ上記第2の差分データを,上記第2の量子化処理の入力データとして与え,上記第2の量子化処理,上記第2の逆量子化処理および上記第2の差分データの算出を,一定回数繰り返させ,
    上記第1の差分データと上記第2の差分データの算出における最後の上記第2の差分データとを加算して加算データを出力させ,
    入力するデータを量子化し,第3の量子化データを出力する第3の量子化処理を行わせ,
    上記第3の量子化処理において出力された第3の量子化データを入力し,第3の逆量子化データを出力する第3の逆量子化処理を行わせ,
    上記第3の逆量子化処理において出力された第3の逆量子化データと上記第3の量子化処理において入力するデータとの差分を表す第3の差分データを算出させ,
    上記加算データを初期入力データとして上記第3の量子化処理を行わせ,上記第3の量子化処理,上記第3の逆量子化処理および上記第3の差分データの算出を行わせ,かつ上記第3の差分データを,上記第3の量子化処理における入力データとして与え,上記第3の量子化処理,上記第3の逆量子化処理および上記第3の差分データの算出を,一定回数繰り返させ,
    上記第1の量子化データ,上記第2の量子化データおよび上記第3の量子化データを記録媒体に記録させるように,画像記録装置のコンピュータを制御するコンピュータが読取可能なプログラム。
  23. 画像再生装置のコンピュータを制御するコンピュータが読み取り可能なプログラムであって,
    請求項22に記載の上記記録媒体に記録されている上記第1の量子化データ,上記第2の量子化データおよび上記第3の量子化データを読み取らせ,
    上記第1の量子化データによって表される第1の画像を再生させ,
    上記第1の画像の再生後に,上記第1の量子化データ,上記第2の量子化データおよび上記第3の量子化データによって表される第2の画像を再生させるように画像再生装置のコンピュータを制御するコンピュータが読み取り可能なプログラム。
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