JP6431560B2 - 両頭平面研削盤および研削方法 - Google Patents

両頭平面研削盤および研削方法 Download PDF

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Description

この発明は両頭平面研削盤および研削方法に関し、より特定的には、一対の砥石を回転させてワークの両主面を研削する両頭平面研削盤および研削方法に関する。
この種の従来技術の一例として、特許文献1には、工作物を回転させるための廻り止め手段を有する両頭研削装置が開示されている。特許文献1の第5図に示される実施形態では、工作物を保持する治具に設けられた突出片と、工作物に設けられた凹部とを嵌合させることによって、治具とともに工作物を回転させる。また、特許文献1の第6図に示される実施形態では、治具の内周溝に弾性体が設けられ、弾性体が工作物の外周面に押し付けられる。そして、治具とともに弾性体が回転すると、弾性体と工作物との接触部分には摩擦力が発生する。これによって、治具とともに工作物を回転させる。
実開昭60−42552号公報
特許文献1の第5図に示される実施形態では、凹部が設けられていない工作物を、治具とともに回転させることができず、工作物の加工精度が低下してしまう。また、特許文献1の第6図に示される実施形態では、弾性体が工作物の外周面に押し付けられるので、研削加工中に工作物は上下方向に移動することができず、工作物の加工精度を高くできない。また、工作物を治具によって保持させるとき、工作物を弾性体の内周部に押し込まなければならず、時間がかかってしまい、研削能率が低下してしまう。
それゆえに、この発明の主たる目的は、ワークの両主面の研削能率および加工精度を向上させることができる、両頭平面研削盤および研削方法を提供することである。
上述の目的を達成するために、ワークを研削するために第1方向に間隔をあけて対向配置されかつ回転する一対の砥石、非円形の外周部を有しかつワークの外周面に装着されるクランプ部材、クランプ部材の外周部と係合可能な非円形の内周部を有しかつワークに装着されたクランプ部材が第1方向に移動可能に収容される収容部、第1方向に延びる第1回転軸周りに収容部を回転させる回転駆動手段、ならびにワークを一対の砥石で挟んでワークの両主面を研削するために少なくとも一方の砥石をワークに対して切り込ませる砥石切込手段を備える、両頭平面研削盤が提供される。
また、第1方向に間隔をあけて対向配置されかつ回転する一対の砥石によってワークを研削する研削方法であって、非円形の外周部を有するクランプ部材をワークの外周面に装着する装着工程、ワークに装着されたクランプ部材を、クランプ部材の外周部と係合可能な非円形の内周部を有する収容部に第1方向に移動可能に収容する収容工程、第1方向に延びる第1回転軸周りに収容部を回転させ、収容部の内周部とクランプ部材の外周部とを係合させることによって、収容部とともにクランプ部材およびワークを回転させる回転工程、ならびにワークを一対の砥石で挟むようにワークに対して少なくとも一方の砥石を切り込ませワークの両主面を研削する砥石切込工程を備える、研削方法が提供される。
上述の発明によれば、ワークの外周面にクランプ部材が装着される。そして、クランプ部材は非円形の外周部を有し、収容部はクランプ部材の外周部と係合可能な非円形の内周部を有する。したがって、ワークの外周面に装着されたクランプ部材を収容部に収容して収容部を回転させると、収容部の内周部とクランプ部材の外周部とが係合して、収容部に対するクランプ部材の回り止めとして機能する。その結果、収容部の回転がクランプ部材に伝達され、収容部とともにクランプ部材およびワークを回転させることができる。このようにして、外周面に凹部が設けられていないワークであっても、回転させることができ、加工精度を向上させることができる。また、ワークとクランプ部材とは、第1方向に移動できるように収容部に収容される。言い換えると、収容部に収容された状態であっても、ワークとクランプ部材とは第1方向に容易に移動することができる。したがって、ワークに装着されたクランプ部材を、たとえば第1方向に移動させることによって、収容部に容易に収容することができ、収容部から容易に取り出すことができる。これによって、ワークの両主面の研削能率を向上させることができる。また、ワークを第1方向に移動できるように収容することによって、ワークは研削中に第1方向に自由に移動できるので、たとえばワークの両主面にうねりがある場合でも、揺動することを防止しつつワークを回転させることができ、ワークの両主面の加工精度を向上させることができる。
好ましくは、両頭平面研削盤は、ワークに装着されたクランプ部材が収容部に収容された状態においてクランプ部材の外周部と収容部の内周部との間に全周にわたって隙間を形成可能に構成される。この場合、ワークに装着されたクランプ部材を収容部に収容することおよび収容部から取り出すことが容易になり、ワークの両主面の研削能率をさらに向上させることができる。また、ワークおよびクランプ部材は第1方向に移動することがさらに容易になり、ワークの両主面の加工精度をさらに向上させることができる。
また好ましくは、収容部の内周部は、楕円状に形成され、クランプ部材の外周部は、略楕円状に形成される。この場合、クランプ部材の外周部および収容部の内周部の形状を簡単にでき、クランプ部材および収容部を容易に製造できる。
さらに好ましくは、収容部の内周部は、略四角形に形成され、クランプ部材の外周部は、略四角形に形成される。この場合、収容部を回転させたときのクランプ部材と収容部との係合部分を4箇所にすることができ、ワークを円滑に回転させることができる。これによって、ワークの加工精度をさらに向上させることができる。
好ましくは、クランプ部材は、環状に形成され、外周部においてクランプ部材の径方向の外方に突出する第1凸部を有し、収容部は、内周部において第1凸部と係合可能な第1凹部を有する。この場合、第1凸部を第1凹部に位置させて収容部を回転させると、第1凸部と第1凹部とが係合し、収容部とともにクランプ部材を容易に回転させることができる。また、クランプ部材の外周部において、第1凸部が形成される箇所以外の箇所に、クランプ部材の径方向の外方に突出する部分を設ける必要がないので、クランプ部材の径方向の厚みを小さくできる。これによって、クランプ部材の重量を小さくすることができるので、ワークおよびクランプ部材は、第1方向に移動することがさらに容易になり、ワークの両主面の加工精度をさらに向上させることができる。
また好ましくは、クランプ部材は、環状に形成され、外周部においてクランプ部材の径方向の内方に凹む第2凹部を有し、収容部は、内周部において第2凹部と係合可能な第2凸部を有する。この場合、第2凸部を第2凹部に位置させて収容部を回転させると、第2凸部と第2凹部とが係合し、収容部とともにクランプ部材を容易に回転させることができる。また、クランプ部材の外周部において、クランプ部材の径方向の外方に突出する部分を設ける必要がないので、クランプ部材の径方向の厚みを小さくできる。これによって、クランプ部材の重量を小さくすることができるので、ワークおよびクランプ部材は、第1方向に移動することがさらに容易になり、ワークの両主面の加工精度をさらに向上させることができる。
さらに好ましくは、クランプ部材は、一対のクランプアーム、ならびに一対のクランプアームの一端部同士および他端部同士をそれぞれ連結する第1弾性部材および第2弾性部材を有し、一対のクランプアームが第1弾性部材および第2弾性部材によって相互に近づく方向に引っ張られワークを締め付けることにより、クランプ部材がワークの外周面に装着される。この場合、一対のクランプアームが、第1弾性部材および第2弾性部材によって相互に近づけられワークを締め付けることによって、クランプ部材とワークとの接触部分に発生する摩擦力を大きくできる。そのため、収容部の回転を、クランプ部材を介してワークに確実に伝達することができる。このように、ワークを確実に回転させることができるので、ワークの両主面の加工精度をさらに向上させることができる。また、一対のクランプアームを相互に遠ざかる方向に移動させることができるので、クランプ部材をワークから容易に取り外すことができ、ワークの両主面の研削能率をさらに向上させることができる。
好ましくは、クランプ部材は、相互に開閉可能となるように一端部同士が連結される一対のクランプアーム、および一対のクランプアームの他端部同士を連結する第3弾性部材を有し、一対のクランプアームが第3弾性部材によって相互に近づく方向に引っ張られワークを締め付けることにより、クランプ部材がワークの外周面に装着される。この場合、一対のクランプアームが、第3弾性部材によって相互に閉じられワークを締め付けることによって、クランプ部材とワークとの接触部分に摩擦力を発生させることができる。そのため、収容部の回転を、クランプ部材を介してワークに確実に伝達することができる。このように、ワークを確実に回転させることができるので、ワークの両主面の加工精度をさらに向上させることができる。また、一対のクランプアームの一端部同士が、弾性部材で連結されるのではなくピンで連結されることによって、一対のクランプアームの他端部同士をより小さい力で相互に遠ざかる方向に開くことができる。そのため、クランプ部材をワークから容易に取り外すことができ、ワークの両主面の研削能率をさらに向上させることができる。
また好ましくは、クランプ部材は、ワークの外周面に接触する接触部材を有し、接触部材の摩擦係数は、クランプ部材における他の部分の摩擦係数よりも大きい。この場合、クランプ部材とワークの外周面との接触部分(接触部材とワークの外周面との接触部分)に発生する摩擦力を大きくできる。そのため、収容部の回転を、クランプ部材を介してワークに確実に伝達することができる。これによって、ワークをより確実に回転させることができるので、ワークの両主面の加工精度をさらに向上させることができる。
さらに好ましくは、一対のクランプアームは、アルミニウム合金からなる。この場合、クランプ部材の重量を小さくすることができるので、ワークおよびクランプ部材は第1方向に移動することが容易になり、ワークの両主面の加工精度をさらに向上させることができる。また、一対のクランプアームの強度を高くすることができるので、ワークを回転させるために大きなトルクが必要となる場合であっても、クランプ部材が破損することを抑制できる。さらに、アルミニウム合金は加工し易いのでクランプ部材を容易に製造できる。
好ましくは、一対のクランプアームは、繊維強化プラスチックからなる。この場合、クランプ部材の重量を小さくすることができるので、ワークおよびクランプ部材は第1方向に移動することが容易になり、ワークの両主面の加工精度をさらに向上させることができる。また、一対のクランプアームの強度を高くすることができるので、ワークを回転させるために大きなトルクが必要となる場合であっても、クランプ部材が破損することを抑制できる。さらに、繊維強化プラスチックは腐食しにくいので、クランプ部材を長期間に亘って使用できる。
また好ましくは、一対のクランプアームは、炭素繊維からなる。この場合、クランプ部材の重量を小さくすることができるので、ワークおよびクランプ部材は第1方向に移動することが容易になり、ワークの両主面の加工精度をさらに向上させることができる。また、一対のクランプアームの強度を高くすることができるので、ワークを回転させるために大きなトルクが必要となる場合であっても、クランプ部材が破損することを抑制できる。さらに、炭素繊維は耐摩耗性に優れているので、クランプ部材を長期間に亘って使用できる。
さらに好ましくは、一対のクランプアームは、鉄系鋼材からなる。この場合、一対のクランプアームの強度を高くすることができる。これによって、ワークを回転させるために大きなトルクが必要となる場合であっても、クランプ部材が破損することを抑制できる。また、クランプ部材を安価で製造できる。
なお、この発明において「ワークの両主面」とは、ワークの外周面に接続される一対の面のことを意味する。たとえば、ワークが円環形状を有する場合には、ワークの両主面とは一対の円環状の面(すなわち、ワークの表面のうち外周面および内周面を除く2つの面)のことを意味し、ワークが円板形状を有する場合には、ワークの両主面とは一対の円形状の面(すなわち、ワークの表面のうち外周面を除く2つの面)のことを意味する。また、この発明において「非円形」とは、円以外の形状を意味し、たとえば、円の一部に凸部や凹部が形成されている形状、楕円、多角形、およびこれらに近似する形状などを含む。
この発明によれば、ワークの両主面の研削能率および加工精度を向上させることができる、両頭平面研削盤および研削方法が得られる。
この発明の一実施形態に係る立型両頭平面研削盤を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は(a)のA−A線断面図である。 立型両頭平面研削盤の主要部の構成を示す断面図解図である。 旋回プレートを示す平面図である。 立型両頭平面研削盤の主要部の構成を示す平面図である。 収容部を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)のB−B線断面図である。 クランプバンドを示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は平面図である。 収容部およびクランプバンドの他の例を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は平面図である。 収容部およびクランプバンドのその他の例を示す平面図である。 収容部およびクランプバンドのさらにその他の例を示す平面図である。 収容部およびクランプバンドの他の例を示す平面図である。 収容部およびクランプバンドのその他の例を示す平面図である。 収容部およびクランプバンドのさらにその他の例を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は平面図である。 収容部およびクランプバンドの他の例を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は平面図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る立型両頭平面研削盤10を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は(a)のA−A線断面図である。なお、図1(b)においては、図面が煩雑になることを避けるために、後述する駆動モータ22bを含む一部の構成の図示を省略している。
図1を参照して、立型両頭平面研削盤(以下、単に両頭平面研削盤という)10は、凹部12aを有するコラム12を含む。凹部12aは、前方(後述する伝達部材42側)に向かって開口するようにコラム12の中央部に形成される。コラム12の凹部12aには、ワークWを研削するための一対の砥石14a,14bが矢印V方向(この実施形態では上下方向)に間隔をあけて同軸上に対向配置される。この実施形態では、矢印V方向が第1方向に相当する。
この実施形態では、砥石14a,14bはそれぞれ平面視において円環形状を有する。また、この実施形態では、ワークWは平面視において円環形状を有する。したがって、ワークWは断面円形の外周面を有する。
一対の砥石14a,14bは、砥石軸16a,16bによって支持される。砥石軸16a,16bは、砥石軸ユニット18a,18bによって回転自在かつ上下移動可能に支持されるとともに、ベルト20a,20bを介して駆動モータ22a,22bに連動する。したがって、駆動モータ22a,22bの回転駆動力がベルト20a,20bを介して砥石軸16a,16bに伝達され、これによって砥石14a,14bが回転駆動される。
砥石軸16a,16bは、砥石切込装置24a,24bによって上下方向に移動可能である。砥石軸16a,16bが砥石切込装置24a,24bによって上下方向に移動することによって、一対の砥石14a,14bがそれぞれ上下方向に移動し、ワークWに対して切り込むことができる。なお、この実施形態では、下側の砥石14bの高さは、後述するガイドプレート102の上面(研削加工前のワークWの下面)と略等しい高さに予め設定され、砥石14bが磨耗したとき等には上下方向に移動されて微調整される。この実施形態では、砥石切込装置24aが砥石切込手段に相当する。
コラム12に隣接する位置にフロントコラム26が配置される。フロントコラム26に搬送ユニット28および回転駆動ユニット30が支持される。搬送ユニット28は、駆動モータ32、駆動軸34、伝達部材35および旋回プレート36を含む。回転駆動ユニット30は、駆動モータ38、駆動軸40および伝達部材42を含む。この実施形態では、回転駆動ユニット30が回転駆動手段に相当する。
図2は、両頭平面研削盤10の主要部の構成を示す断面図解図である。
図2をも参照して、駆動軸34は上下方向に延びるように設けられかつ伝達部材35を介して駆動モータ32に連結される。駆動軸34の上端部には、ボルト43によって旋回プレート36が固定される。この実施形態では、旋回プレート36は、矢印V方向に対して直角に設けられる。駆動モータ32の回転が伝達部材35を介して駆動軸34に伝達され、駆動軸34が回転駆動される。旋回プレート36は、駆動軸34を中心として回転する。この実施形態では、旋回プレート36が一方向(たとえば、平面視において時計回り)に180度回転することによって後述する収容部52が供給位置Sから研削位置Gへと移動し、旋回プレート36が他方向に180度回転することによって収容部52が研削位置Gから供給位置Sへと移動する。
図3は、旋回プレート36を示す平面図であり、図4は、両頭平面研削盤10の主要部の構成を示す平面図である。
図2〜図4を参照して、旋回プレート36は、凹部44、貫通部46、複数(この実施形態では、4つ)のねじ穴48、および複数(この実施形態では、3つ)の貫通孔50を有する。凹部44は、旋回プレート36の上面から下方に凹み、底面44aおよび貫通孔44bを有する。貫通孔44bには、駆動軸40が回転可能に挿通され、底面44a上には、駆動軸40の上端部に固定される伝達部材42が回転可能に設けられる。凹部44についての詳細な説明は省略するが、凹部44は、伝達部材42が回転可能な十分な大きさでかつ貫通部46に連通するように形成される。
図2を参照して、駆動軸34は中空形状を有する。図1および図2を参照して、駆動軸40は、上下方向に延びるように駆動軸34内に挿通される。駆動軸40の下端部には駆動モータ38が接続される。駆動モータ38によって駆動軸40が回転駆動され、伝達部材42が回転する。なお、図面が煩雑になることを避けるために図示は省略するが、伝達部材42の外周面にはギア溝が形成される。すなわち、この実施形態では、伝達部材42としてギアが用いられる。
図2および図3を参照して、貫通部46は旋回プレート36を上下方向に貫通する。貫通部46は、水平面に対して平行な支持面46aを含む。支持面46aは略円環形状を有する。支持面46aは、凹部44の底面44aに接続される。この実施形態では、底面44aと支持面46aとが面一になるように、凹部44および貫通部46が形成される。
図2および図4を参照して、貫通部46に環状の収容部52が設けられる。詳細は後述するが、図4に示すように、収容部52には、一体化されたワークWとクランプバンド66(後述)とが収容される。
図5は、収容部52を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)のB−B線断面図である。
図2、図4および図5を参照して、収容部52は、一対の凹部54a,54b、一対の凹部56a,56b、および鍔状部58を有する。一対の凹部54a,54bは、収容部52の内周部52aにおいて平面視略U字状かつ切欠状に凹み、相互に対向するように形成される。一対の凹部56a,56bは、収容部52の内周部52aにおいて平面視略U字状かつ切欠状に凹み、相互に対向するように形成される。一対の凹部56a,56bは、一対の凹部54a,54bに対して、収容部52の周方向に略90度ずれた位置に形成される。また、一対の凹部56a,56bは、一対の凹部54a,54bよりも幅広でかつ大きく凹む。このように、収容部52の内周部52aは、クランプバンド66の外周部66aと係合可能となるように平面視で非円形に形成される。鍔状部58は、収容部52の上面側外周部において、収容部52の径方向の外方に向かって鍔状に突出する。すなわち、鍔状部58は、平面視略円環形状となる。また、鍔状部58は、その外周面に図示しないギア溝を有する。図2を参照して、鍔状部58は旋回プレート36の支持面46aに摺動可能に支持される。鍔状部58のギア溝と伝達部材42のギア溝とは互いに噛み合う。これにより、駆動モータ38の回転駆動力が、駆動軸40および伝達部材42を介して収容部52に伝達される。その結果、収容部52は、矢印V方向(上下方向)に延びる回転軸60周りに回転する。この実施形態では、凹部54a,54bが第1凹部に相当し、回転軸60が第1回転軸に相当する。
図4を参照して、この実施形態では、平面視において、伝達部材42が反時計回りに回転することによって、収容部52が時計回りに回転する。なお、伝達部材42が時計回りに回転し、収容部52が反時計回りに回転してもよい。
図2および図4を参照して、鍔状部58の上方を覆うように、旋回プレート36の上面に円環状のガイドプレート62が支持される。ガイドプレート62は、旋回プレート36から収容部52が外れてしまうことを防止する。この実施形態では、ガイドプレート62は、4つのねじ64をそれぞれ、ガイドプレート62の対応する貫通孔(図示せず)に挿通し、旋回プレート36の対応するねじ穴48(図3参照)に螺入することによって旋回プレート36の上面に固定される。
図6は、クランプバンド66を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は平面図である。なお、図6では、ワークWの外周面に装着する直前の状態のクランプバンド66を示す。詳細は後述するが、図4に示すように、クランプバンド66は、ワークWの外周面に装着されることによって、ワークWと一体化される。この実施形態ではクランプバンド66がクランプ部材に相当する。
図2、図4および図6を参照して、クランプバンド66は、環状に形成され、一対のクランプアーム68a,68b、第1弾性部材70、第2弾性部材72、および複数(この実施形態では、4つ)の接触部材74a〜74dを有する。
図6を参照して、一対のクランプアーム68a,68bは、ワークWの周方向に延びる略円弧状に形成され、相互に対向するように設けられる。クランプアーム68aは、凸部76a、平面部78a,80a、ポスト82a,84a、およびピン86,88を有する。凸部76aは、クランプアーム68aの外周部において、クランプアーム68aの周方向の中央からクランプバンド66の径方向の外方に突出する。さらに、凸部76aは、凹部54aまたは54bと係合可能となるように凹部54a,54bよりもやや小さく形成される。平面部78aは、クランプアーム68aの周方向の一端部側において、クランプアーム68aの上面と下面とを繋ぐ平面状に形成され、矢印H方向(この実施形態ではピン86,88の軸方向)に延びる。平面部80aは、クランプアーム68aの周方向の他端部側において、クランプアーム68aの上面と下面とを繋ぐ平面状に形成され、矢印H方向に延びる。ポスト82aは、平面部78aの略中央に設けられ、平面部78aに対して略直角となるように立設される。ポスト84aは、平面部80aの略中央に設けられ、平面部80aに対して略直角となるように立設される。ピン86は、クランプアーム68aの周方向の一端部において矢印H方向に棒状に延びる。ピン88は、クランプアーム68aの周方向の他端部において矢印H方向に棒状に延びる。クランプアーム68bは、凸部76b、平面部78b,80b、ポスト82b,84b、およびピン孔90,92を有する。凸部76bは凸部76aと、平面部78b,80bは平面部78a,80aと、ポスト82b,84bはポスト82a,84aと、それぞれ同形状を有しかつ同寸法に設定されるので、詳細な説明は省略する。ピン孔90は、クランプアーム68bの周方向の一端部において矢印H方向に延びる。ピン孔90の直径は、ピン86の直径よりもやや大きく形成され、ピン孔90にピン86が摺動可能に挿入される。ピン孔92は、クランプアーム68bの周方向の他端部において矢印H方向に延びる。ピン孔92の直径は、ピン88の直径よりもやや大きく形成され、ピン孔92にピン88が摺動可能に挿入される。この実施形態では、凸部76a,76bが第1凸部に相当し、一対のクランプアーム68a,68bはアルミニウム合金からなる。
第1弾性部材70および第2弾性部材72としては、その両端部にフックを有する公知の種々のばね(引きばね等)を用いることができる。第1弾性部材70は、フック94,96が、ポスト82a,82bに引っ掛けられることによって、一対のクランプアーム68a,68bの一端部同士を連結する。第2弾性部材72は、第1弾性部材70と同形状を有しかつ同寸法に設定され、フック98,100が、ポスト84a,84bに引っ掛けられることによって、一対のクランプアーム68a,68bの他端部同士を連結する。
複数の接触部材74a〜74dは、クランプバンド66がワークWの外周面に装着された状態においてワークWの外周面に接触するようにクランプバンド66の内周部に設けられ、それぞれ短冊状に形成される。クランプアーム68aの周方向において、接触部材74aは一端部側に設けられ、接触部材74bは他端部側に設けられる。クランプアーム68bの周方向において、接触部材74cは一端部側に設けられ、接触部材74dは他端部側に設けられる。接触部材74a〜74dはそれぞれ、たとえば接着剤またはねじ等によってクランプアーム68a,68bに取り付けられる。接触部材74a〜74dの摩擦係数は、クランプバンド66の他の部分(少なくとも一対のクランプアーム68a,68b)の摩擦係数よりも大きくなるように設定される。この実施形態では、接触部材74a〜74dはゴムからなる。
図4から明らかなように、クランプバンド66の外周部66aは、平面視で非円形に形成され、収容部52の内周部52aに係合可能となるように、収容部52の内周部52aよりもやや小さく形成される。
図1を参照して、旋回プレート36の下方にガイドプレート102が設けられる。ガイドプレート102の上面の高さは、砥石14bの研削面(上面)と略同一の高さに設定される。ガイドプレート102は、ワークWとクランプバンド66との組立体が落下することを防止する。また、ガイドプレート102は、旋回プレート36によってワークWが供給位置Sと研削位置Gとの間で搬送される際に、ワークWの下面をガイドプレート102の上面に沿って滑らせつつワークWを供給位置Sまたは研削位置Gへ案内する。
図4および図6を参照して、クランプバンド66をワークWの外周面に装着する方法について説明する。
まず図6に示すように、一対のクランプアーム68a,68bを相互に遠ざかる方向に移動させ、一対のクランプアーム68a,68bの間にワークWを配置する。このとき、ピン86がピン孔90に沿って摺動し、ピン88がピン孔92に沿って摺動することによって、一対のクランプアーム68a,68bは矢印H方向において相互に遠ざかる方向に移動する。また、このとき、第1弾性部材70および第2弾性部材72は、矢印H方向に伸ばされた状態となる。次に、第1弾性部材70および第2弾性部材72が縮もうとする力によって、一対のクランプアーム68a,68bを相互に近づく方向に移動させ、図4に示すように接触部材74a〜74dをワークWの外周面に押し付ける。このように、一対のクランプアーム68a,68bが、第1弾性部材70および第2弾性部材72によって相互に近づく方向に引っ張られワークWを締め付けることにより、接触部材74a〜74dをワークWの外周面に十分な力で押し付けることができる。このように、簡単な構造でワークWの外周面にクランプバンド66を装着でき、ワークWとクランプバンド66とを一体化できる。なお、クランプバンド66をワークWの外周面に装着する作業は、両頭平面研削盤10において行う必要はなく、作業しやすい場所で行えるため、クランプバンド66をワークWの外周面に容易に装着できる。
図2および図4を参照して、収容部52へのクランプバンド66の収容時の態様について説明する。
一体化されたワークWとクランプバンド66とを収容部52に収容するとき、凸部76a,76bがそれぞれ凹部54a,54bに位置するように、クランプバンド66を収容部52の内周部52aに嵌め込む。このとき、第1弾性部材70およびポスト82a,82bは、凹部56aに収容され、第2弾性部材72およびポスト84a,84bは、凹部56bに収容され、収容部52の内周部52aとクランプバンド66の外周部66aとの間に全周にわたって隙間C1を形成可能となる。このように隙間C1が形成されることによって、ワークWとクランプバンド66とは、収容部52に収容されている状態であっても矢印V方向に移動できる。また、収容部52が回転軸60周りに回転すると、凸部76aと凹部54aおよび凸部76bと凹部54bが係合して、収容部52に対するクランプバンド66の回り止めとして機能し、収容部52の回転がクランプバンド66に伝達される。ワークWの軸方向において、収容部52およびクランプバンド66の厚みは、ワークWの厚みよりも小さく形成される。一体化されたワークWとクランプバンド66とを、上方すなわち矢印V方向に移動させれば、収容部52から取り出すことができる。
次に、図1、図2および図4を参照して、両頭平面研削盤10の主要動作を説明する。
まず、図示しないワーククランプバンド装着装置を用いて、上述した方法によりワークWの外周面にクランプバンド66を装着し、ワークWとクランプバンド66とを一体化する。一体化されたワークWとクランプバンド66とを、上述した方法により供給位置Sに位置する収容部52の内周部52aに嵌め込み、収容部52に収容する。
次に、搬送ユニット28によって、収容部52に収容されたワークWおよびクランプバンド66が一対の砥石14a,14b間に送り込まれる。具体的には、旋回プレート36が180度回転することによって、収容部52に収容されたワークWおよびクランプバンド66が供給位置Sから研削位置Gに搬送される。
搬送後、回転駆動ユニット30によって収容部52とクランプバンド66とワークWとが回転される。具体的には、駆動モータ38の回転駆動力が駆動軸40および伝達部材42を介して収容部52に伝達され、収容部52とともにクランプバンド66が回転する。このとき、クランプバンド66と一体化されたワークWは、収容部52およびクランプバンド66と一体的に回転する。
つづいて、駆動モータ22a,22bによって砥石14a,14bが回転されるとともに、砥石切込装置24aによって上側の砥石14aが予め設定された位置(この実施形態では、砥石14aがワークWに当たる寸前の位置)まで急速下降される。
そして、砥石14aの切込速度(下降速度)が予め設定された粗研削速度まで減速され、一対の砥石14a,14bによってワークWの両主面の粗研削が実施される。このとき、一対の砥石14a,14bで一時に挟まれるのはワークWの一部であるが、ワークWは回転しているのでワークWの研削されるべき全ての面が一対の砥石14a,14b間を通過し研削される。
予め設定された所定の切込位置までの粗研削が終了すれば、砥石14aの切込速度が予め設定された精研削速度まで減速され、一対の砥石14a,14bによってワークWの両主面の精研削が実施される。予め設定された所定の切込位置(仕上げ寸法位置)までの精研削が終了すれば、砥石14aの下降が停止され、スパークアウトが実施される。
所定のスパークアウト時間が経過すれば、砥石切込装置24aによって上側の砥石14aが迅速に元の位置まで上昇される。砥石14aの上昇の開始とほぼ同時に、搬送ユニット28によって、収容部52に収容されたワークWおよびクランプバンド66が一対の砥石14a,14b間から送り出される。具体的には、旋回プレート36が180度回転することによって、収容部52に収容されたワークWおよびクランプバンド66が研削位置Gから供給位置Sに搬送される。
最後に、一体化されたワークWとクランプバンド66とを上方すなわち矢印V方向に移動させ、収容部52から取り出す。ここで、複数のワークWを研削加工する場合、複数のクランプバンド66を準備しておき、複数のワークWのそれぞれに、予めにクランプバンド66を装着しておけば、加工済のワークWと未加工のワークWとの入れ替えを素早く行える。
このような両頭平面研削盤10によれば、ワークWの外周面にクランプバンド66が装着される。そして、クランプバンド66は非円形の外周部66aを有し、収容部52はクランプバンド66の外周部66aと係合可能な非円形の内周部52aを有する。したがって、ワークWの外周面に装着されたクランプバンド66を収容部52に収容して収容部52を回転させると、収容部52の内周部52aとクランプバンド66の外周部66aとが係合して、収容部52に対するクランプバンド66の回り止めとして機能する。その結果、収容部52の回転がクランプバンド66に伝達され、収容部52とともにクランプバンド66およびワークWを回転させることができる。このようにして、外周面に凹部が設けられていないワークWであっても、回転させることができ、加工精度を向上させることができる。また、ワークWとクランプバンド66とは、矢印V方向に移動できるように収容部52に収容される。言い換えると、収容部52に収容された状態であっても、ワークWとクランプバンド66とは矢印V方向に容易に移動することができる。したがって、ワークWに装着されたクランプバンド66を、たとえば矢印V方向に移動させることによって、収容部52に容易に収容することができ、収容部52から容易に取り出すことができる。これによって、ワークWの両主面の研削能率を向上させることができる。また、ワークWを矢印V方向に移動できるように収容することによって、ワークWは研削中に矢印V方向に自由に移動できるので、たとえばワークWの両主面にうねりがある場合でも、揺動することを防止しつつワークWを回転させることができ、ワークWの両主面の加工精度を向上させることができる。
両頭平面研削盤10は、ワークWに装着されたクランプバンド66が収容部52に収容された状態においてクランプバンド66の外周部66aと収容部52の内周部52aとの間に全周にわたって隙間C1を形成可能に構成されるので、ワークWに装着されたクランプバンド66を収容部52に収容することおよび収容部52から取り出すことが容易になり、ワークWの両主面の研削能率をさらに向上させることができる。また、ワークWおよびクランプバンド66は矢印V方向に移動することがさらに容易になり、ワークWの両主面の加工精度をさらに向上させることができる。
クランプバンド66の接触部材74a〜74dの摩擦係数は、クランプバンド66における他の部分の摩擦係数よりも大きいので、クランプバンド66とワークWの外周面との接触部分(接触部材74a〜74dとワークWの外周面との接触部分)に発生する摩擦力を大きくできる。そのため、収容部52の回転を、クランプバンド66を介してワークWに確実に伝達することができる。これによって、ワークWをより確実に回転させることができるので、ワークWの両主面の加工精度をさらに向上させることができる。また、接触部材74a〜74dはそれぞれ、ワークWの外周面と面接触するので、接触部材74a〜74dとワークWとの間に発生する摩擦力をさらに大きくすることができる。したがって、収容部52の回転を、クランプバンド66を介してワークWにより確実に伝達することができる。
一対のクランプアーム68a,68bは、アルミニウム合金からなるので、クランプバンド66の重量を小さくすることができ、ワークWおよびクランプバンド66は矢印V方向に移動することが容易になり、ワークWの両主面の加工精度をさらに向上させることができる。また、一対のクランプアーム68a,68bの強度を高くすることができるので、ワークWを回転させるために大きなトルクが必要となる場合であっても、クランプバンド66が破損することを抑制できる。さらに、アルミニウム合金は加工し易いのでクランプバンド66を容易に製造できる。
上述した作用効果は、後述する図7〜図13に示す収容部およびクランプバンドを用いた両頭平面研削盤においても同様に奏することができる。
凸部76a,76bを凹部54a,54bに位置させて収容部52を回転させると、凸部76aと凹部54aおよび凸部76bと凹部54bが係合し、収容部52とともにクランプバンド66を容易に回転させることができる。また、クランプバンド66の外周部66a(一対のクランプアーム68a,68bの外周部)において、凸部76a,76bが形成される箇所以外の箇所に、クランプバンド66の径方向の外方に突出する部分を設ける必要がないので、クランプバンド66の径方向の厚みを小さくできる。これによって、クランプバンド66の重量を小さくすることができるので、ワークWおよびクランプバンド66は、矢印V方向に移動することがさらに容易になり、ワークWの両主面の加工精度をさらに向上させることができる。後述する図7に示す収容部104およびクランプバンド106を用いた両頭平面研削盤においても同様の効果が得られる。
一対のクランプアーム68a,68bが、第1弾性部材70および第2弾性部材72によって相互に近づけられワークWを締め付けることによって、クランプバンド66とワークWとの接触部分に発生する摩擦力を大きくできる。そのため、収容部52の回転を、クランプバンド66を介してワークWに確実に伝達することができる。このように、ワークWを確実に回転させることができるので、ワークWの両主面の加工精度をさらに向上させることができる。また、一対のクランプアーム68a,68bを相互に遠ざかる方向に移動させることができるので、クランプバンド66をワークWから容易に取り外すことができ、ワークWの両主面の研削能率をさらに向上させることができる。後述する図8〜図13に示す収容部およびクランプバンドを用いた両頭平面研削盤においても同様の効果が得られる。
以下、収容部およびクランプバンドの他の例について説明する。なお、上述した収容部52およびクランプバンド66と共通する部分については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図7は、収容部104、クランプバンド106およびワークWを示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は平面図である。なお、(a)においては、図面が煩雑になることを避けるため、収容部104の図示を省略する。
収容部104の構成については、凹部56aを有さない点以外は収容部52と同様であるので説明を省略する。
クランプバンド106は、一対のクランプアーム108a,108bを有する。一対のクランプアーム108a,108bは、ワークWの周方向に延びる略円弧状に形成され、周方向の一端部において、相互に重なるように薄肉部110a,110bを有する。薄肉部110a,110bを貫通するピン孔112a,112bにピン114が挿入されることによって、一対のクランプアーム108a,108bが、ピン114を支軸として相互に開閉可能に連結される。また、一対のクランプアーム108a,108bの周方向の他端部において、平面部116a,116bの中央よりもやや端部寄りに、ポスト84a,84bが立設される。クランプバンド106のその他の構成については、クランプバンド66と同様であるので説明を省略する。この例では、第2弾性部材72が第3弾性部材に相当する。
一体化されたワークWとクランプバンド106とが、収容部104に収容されているとき、収容部104の内周部104aとクランプバンド106の外周部106aとの間に全周にわたって隙間C2を形成可能となる。
この例では、一対のクランプアーム108a,108bを、ピン112を支軸として相互に開閉することによって、ワークWの外周面にクランプバンド106を装着でき、ワークWとクランプバンド106とが一体化される。
このような収容部104およびクランプバンド106を用いた両頭平面研削盤によれば、一対のクランプアーム108a,108bが、第2弾性部材72によって相互に閉じられワークWを締め付けることによって、クランプバンド106とワークWとの接触部分に摩擦力を発生させることができる。そのため、収容部104の回転を、クランプバンド106を介してワークWに確実に伝達することができる。このように、ワークWを確実に回転させることができるので、ワークWの両主面の加工精度をさらに向上させることができる。また、一対のクランプアーム108a,108bの一端部同士が、弾性部材で連結されるのではなくピン114で連結されることによって、一対のクランプアーム108a,108bの他端部同士をより小さい力で相互に遠ざかる方向に開くことができる。そのため、クランプバンド106をワークWから容易に取り外すことができ、ワークWの両主面の研削能率をさらに向上させることができる。
図8は、収容部118、クランプバンド120およびワークWを示す平面図である。
収容部118は、凹部122a,122b、凹部122aの両側に形成される平面部124a,124b、および凹部122bの両側に形成される平面部126a,126bを有する。平面部124a,124bは、後述するクランプバンド120の平面部130a,130bに対向するように延び、平面部126a,126bは、後述するクランプバンド120の平面部132a,132bに対向するように延びる。収容部118のその他の構成については、凹部54a,54b,56a,56bを有さない点以外は収容部52と同様であるので説明を省略する。
クランプバンド120は、一対のクランプアーム128a,128bを有する。一対のクランプアーム128a,128bは、周方向の一端部に形成される平面部130a,130b、および周方向の他端部に形成される平面部132a,132bを有する。平面部130a,130bの中央よりもやや端部とは反対側に、ポスト82a,82bが立設され、平面部132a,132bの中央よりもやや端部とは反対側に、ポスト84a,84bが立設される。クランプバンド120のその他の構成については、凸部76a,76bを有さない点以外はクランプバンド66と同様であるので説明を省略する。
一体化されたワークWとクランプバンド120とが、収容部118に収容されているとき、収容部118の内周部118aとクランプバンド120の外周部120aとの間に全周にわたって隙間C3を形成可能となる。
この例では、クランプバンド120の平面部130a,130b,132a,132bに対向するように、収容部118に平面部124a,124b,126a,126bを形成しているので、収容部118を時計回りに回転させたとき、平面部124bと平面部130bおよび平面部126aと平面部132aが係合して、収容部118に対するクランプバンド120の回り止めとして機能し、収容部118とともにクランプバンド120を容易に回転させることができる。同様に、収容部118を反時計回りに回転させたとき、平面部124aと平面部130aおよび平面部126bと平面部132bが係合して、収容部118に対するクランプバンド120の回り止めとして機能し、収容部118とともにクランプバンド120を容易に回転させることができる。
このような収容部118およびクランプバンド120を用いた両頭平面研削盤によれば、クランプバンド120に凸部を形成する必要がなく、クランプバンド120を軽量化できる。これによって、ワークWは矢印V方向に移動しやすくなり、ワークWの両主面の加工精度を向上させることができる。
図9は、収容部134、クランプバンド136およびワークWを示す平面図である。
収容部134の構成については、凹部54a,54bを有さない点以外は収容部52と同様であるので説明を省略する。
クランプバンド136は、一対のクランプアーム138a,138bを有する。一対のクランプアーム138a,138bの周方向の一端部において、平面部140a,140bには、凹部56aの側壁142a,142bと対向するようにピン144a,144bが立設される。一対のクランプアーム138a,138bの周方向の他端部において、平面部146a,146bには、凹部56bの側壁148a,148bと対向するようにピン150a,150bが立設される。クランプバンド136のその他の構成については、凸部76a,76bを有さない点以外はクランプバンド66と同様であるので説明を省略する。
一体化されたワークWとクランプバンド136とが、収容部134に収容されているとき、収容部134の内周部134aとクランプバンド136の外周部136aとの間に全周にわたって隙間C4を形成可能となる。
この例では、収容部134の側壁142a,142b,148a,148bに対向するように、クランプバンド136にピン144a,144b,150a,150bを設けているので、収容部134を時計回りに回転させたとき、ピン144aと側壁142aおよびピン150bと側壁148bが係合して、収容部134に対するクランプバンド136の回り止めとして機能し、収容部134とともにクランプバンド136を容易に回転させることができる。同様に、収容部134を反時計回りに回転させたとき、ピン144bと側壁142bおよびピン150aと側壁148aが係合して、収容部134に対するクランプバンド136の回り止めとして機能し、収容部134とともにクランプバンド136を容易に回転させることができる。
このような収容部134およびクランプバンド136を用いた両頭平面研削盤によれば、収容部134およびクランプバンド136に、凹部(収容部52の凹部5a,5bに相当)や凸部(クランプバンド66の凸部76a,76bに相当)を形成する必要がなく、収容部134およびクランプバンド136を容易に製造できる。
図10は、収容部152、クランプバンド154およびワークWを示す平面図である。
収容部152の構成については、凹部54a,54b,56a,56bを有さず、その内周部152aが平面視で楕円状に形成される点以外は収容部52と同様であるので説明を省略する。
クランプバンド154は、一対のクランプアーム156a,156bを有する。一対のクランプアーム156a,156bの外周部はそれぞれ、収容部152の内周部152aに沿うように平面視で楕円弧状に形成される。また、一対のクランプアーム156a,156bの径方向の厚みは、一対のクランプアーム68a,68bの径方向の厚みよりも大きく、それにともなって平面部158a,158b,159a,159bは、平面部78a,78b,80a,80bよりも大きく形成される。クランプバンド154のその他の構成については、凸部76a,76bを有さない点以外はクランプバンド66と同様であるので説明を省略する。
一体化されたワークWとクランプバンド154とが、収容部152に収容されているとき、収容部152の内周部152aとクランプバンド154の外周部154aとの間に全周にわたって隙間C5を形成可能となる。
この例では、収容部152を回転させたとき、クランプバンド154の外周部154aと収容部152の内周部152aとが係合して、収容部152に対するクランプバンド154の回り止めとして機能し、収容部152とともにクランプバンド154を容易に回転させることができる。
このような収容部152およびクランプバンド154を用いた両頭平面研削盤によれば、収容部152の内周部152aは、楕円状に形成され、クランプバンド154の外周部154aは、略楕円状に形成されるので、クランプバンド154の外周部154aおよび収容部152の内周部152aの形状を簡単にでき、クランプバンド154よび収容部152を容易に製造できる。
図11は、収容部160、クランプバンド162およびワークWを示す平面図である。
収容部160は、その内周部160aにおいて径方向の内方に突出する一対の凸部164a,164bを有する。また、収容部160のうち凸部164a,164bが形成されていない部分の径方向の厚みは、収容部52のうち凹部54a,54b,56a,56bが形成されていない部分の径方向の厚みよりもやや小さく形成される。収容部160のその他の構成については、凹部54a,54b,56a,56bを有さない点以外は収容部52と同様であるので説明を省略する。この例では、凸部164a,164bが第2凸部に相当する。
クランプバンド162は、一対のクランプアーム166a,166bを有する。一対のクランプアーム166a,166bは、それぞれの外周部において、クランプバンド162の径方向の内方に凹む凹部168a,168bを有する。また、一対のクランプアーム166a,166bのうち凹部168a,168bが形成されていない部分の径方向の厚みは、一対のクランプアーム68a,68bのうち凹部76a,76bが形成されていない部分の厚みよりも大きく、それにともなって平面部169a,169b,170a,170bは、平面部78a,78b,80a,80bよりも大きく形成される。クランプバンド162のその他の構成については、クランプバンド66と同様であるので説明を省略する。この例では、凹部168a,168bが第2凹部に相当する。
一体化されたワークWとクランプバンド162とが、収容部160に収容されているとき、収容部160の内周部160aとクランプバンド162の外周部162aとの間に全周にわたって隙間C6を形成可能となる。
この例では、凸部164a,164bを凹部168a,168bに位置させて収容部160を回転させると、凸部164aと凹部168aおよび凸部164bと凹部168bが係合して、収容部160に対するクランプバンド162の回り止めとして機能し、収容部160とともにクランプバンド162を容易に回転させることができる。
このような収容部160およびクランプバンド162を用いた両頭平面研削盤によれば、収容部160の内周部160aにおいて、凸部164a,164bが形成される箇所以外の箇所を、凹部や凸部を形成することなく円弧状に形成でき、収容部160を容易に製造できる。
図12は、収容部172、クランプバンド174およびワークWを示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は平面図である。なお、(a)においては、図面が煩雑になることを避けるため、収容部172の図示を省略する。
収容部172は、その内周部172aにおいて径方向の内方に突出する一対の凸部175a,175bを有する。収容部172のその他の構成については、凹部54a,54b,56a,56bを有さない点以外は収容部52と同様であるので説明を省略する。この例では、凸部175a,175bが第2凸部に相当する。
クランプバンド174は、一対のクランプアーム176a,176bを有する。一対のクランプアーム176a,176bは、それぞれの外周部において、クランプバンド174の径方向の内方に凹む凹部178a,178bを有する。一対のクランプアーム176a,176bの周方向の一端部同士は、上面に設けられたポスト82a,82bおよび下面に設けられたポスト82a,82bにそれぞれ第1弾性部材70が引っ掛けられることによって連結される。一対のクランプアーム176a,176bの周方向の他端部同士は、上面に設けられたポスト84a,84bおよび下面に設けられたポスト84a,84b(図示せず)にそれぞれ第2弾性部材72が引っ掛けられることによって連結される。クランプバンド174のその他の構成については、凸部76a,76bおよび平面部78a,78b,80a,80bを有さない点以外はクランプバンド66と同様であるので説明を省略する。この例では、凹部178a,178bが第2凹部に相当する。
一体化されたワークWとクランプバンド174とが、収容部172に収容されているとき、収容部172の内周部172aとクランプバンド174の外周部174aとの間に全周にわたって隙間C7を形成可能となる。
この例では、凸部175a,175bを凹部178a,178bに位置させて収容部172を回転させると、凸部175a,175bと凹部178a,178bとが係合して、収容部172に対するクランプバンド174の回り止めとして機能し、収容部172とともにクランプバンド174を容易に回転させることができる。
このような収容部172およびクランプバンド174を用いた両頭平面研削盤によれば、クランプバンド174の外周部174aにおいて、クランプバンド174の径方向の外方に突出する部分を設ける必要がないので、クランプバンド174の径方向の厚みを小さくできる。これによって、クランプバンド174の重量を小さくすることができるので、ワークWおよびクランプバンド174は、矢印V方向に移動することがさらに容易になり、ワークWの両主面の加工精度をさらに向上させることができる。
クランプバンド174には平面部78a,78b,80a,80bを形成する必要がないので、クランプバンド174を容易に製造できる。
クランプアーム176a,176bの上面および下面に、ポスト82a,82b,84a,84b、第1弾性部材70および第2弾性部材72を設けることによって、収容部172に凹部(収容部52の凹部56a,56bに相当)を形成する必要がなく、収容部172を容易に製造できる。
4つの弾性部材(2つの第1弾性部材70および2つの第2弾性部材72)によってワークWを締め付けるので、クランプバンド174をワークWの外周面に確実に固定できる。これによって、ワークWを確実に回転させることができ、ワークWの加工精度を向上させることができる。
クランプバンド174の径方向の厚みを全周にわたって小さくでき、収容部172の内周部172aの径を大きくする余裕もあるので、外径の大きいワークに対しても、収容部172の内周部172aの径およびクランプバンド174の寸法を大きくすることによって、容易に対応できる。
なお、クランプアーム176a,176bの両端部に薄肉部を形成し、後述する図13に示すように連結すれば、比較的外径が大きくかつ薄肉のワークであっても容易に対応できる。
また、クランプアーム176a,176bの上面にのみ、ポスト82a,82b,84a,84b、第1弾性部材70および第2弾性部材72が設けられてもよい。
図13は、収容部180、クランプバンド182およびワークWを示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は平面図である。なお、(a)においては、図面が煩雑になることを避けるため、収容部180の図示を省略する。
収容部180の構成については、凹部54a,54b,56a,56bを有さず、その内周部180aが平面視で略四角形に形成される点以外は収容部52と同様であるので説明を省略する。
クランプバンド182は、一対のクランプアーム184a,184bを有し、その外周部182aが平面視で略四角形に形成される。一対のクランプアーム184a,184bの外周部はそれぞれ、収容部180の内周部180aに沿うように平面視で略U字状に形成される。一対のクランプアーム184a,184bは、周方向の一端部において相互に隣り合う薄肉部186a,186bを有する。薄肉部186a,186bの上面、すなわちクランプバンド182の軸方向に直交する面にポスト82a,82bが立設される。ポスト82a,82bと、ポスト82a,82bに引っ掛けられる第1弾性部材70とは、一対のクランプアーム184a,184bよりも上方に突出しないように設けられる。また、一対のクランプアーム184a,184bは、周方向の他端部において相互に隣り合う薄肉部188a,188bを有する。薄肉部188a,188bの上面、すなわちクランプバンド182の軸方向に直交する面にポスト84a,84bが立設される。ポスト84a,84bと、ポスト84a,84bに引っ掛けられる第2弾性部材72とは、一対のクランプアーム184a,184bよりも上方に突出しないように設けられる。クランプバンド182のその他の構成については、凸部76a,76bおよび平面部78a,78b,80a,80bを有さない点以外はクランプバンド66と同様であるので説明を省略する。
一体化されたワークWとクランプバンド182とが、収容部180に収容されているとき、収容部180の内周部180aとクランプバンド182の外周部182aとの間に全周にわたって隙間C8を形成可能となる。
この例では、収容部180を回転させたとき、クランプバンド182の外周部182aと収容部180の内周部180aとが係合して、収容部180に対するクランプバンド182の回り止めとして機能し、収容部180とともにクランプバンド182を容易に回転させることができる。
このような収容部180およびクランプバンド182を用いた両頭平面研削盤によれば、収容部180の内周部180aは、略四角形に形成され、クランプバンド182の外周部182aは、略四角形に形成されるので、収容部180を回転させたときのクランプバンド182と収容部180との係合部分を4箇所にすることができ、ワークWを円滑に回転させることができる。これによって、ワークWの加工精度をさらに向上させることができる。
薄肉部186a,186b,188a,188bの上面にポスト82a,82b,84a,84b、第1弾性部材70および第2弾性部材72を設けることによって、収容部180に凹部(収容部52の凹部56a,56bに相当)を形成する必要がなく、収容部180を容易に製造できる。
ポスト82a,82b,84a,84b、第1弾性部材70および第2弾性部材72が、クランプアーム184a,184bよりも上方に突出しないように設けられるので、クランプバンド182の軸方向の寸法が大きくなることを抑制でき、薄肉のワークであっても研削できる。
なお、クランプアーム184a,184bを、薄肉部186a,186b,188a,188bを設けることなく、連結してもよい。
また、クランプアーム184a,184bの上面だけではなく下面にも、ポスト82a,82b,84a,84b、第1弾性部材70および第2弾性部材72が設けられてもよい。
上述の実施形態では、収容部の内周部とクランプバンドの外周部とが沿うように形成される場合について説明したが、これに限定されない。収容部の内周部とクランプバンドの外周部とが係合して収容部の回転がクランプバンドに伝達されかつクランプバンドが矢印V方向に移動できる限りにおいて、収容部の内周部とクランプバンドの外周部とが沿うように形成されていなくてもよい。
上述の実施形態では、一体化されたワークWとクランプバンドとが収容部に収容されているとき、収容部の内周部とクランプバンドの外周部との間に全周にわたって隙間を形成可能となる場合について説明したが、これに限定されない。クランプバンドが矢印V方向に移動できる限りにおいて、収容部の内周部とクランプバンドの外周部との間に必ずしもに隙間がなくてもよい。
上述の実施形態では、一対の凸部および一対の凹部が形成される場合について説明したが、これに限定されず、凸部および凹部が1つずつ形成されてもよい。
上述の実施形態では、4つの接触部材74a〜74dがそれぞれ短冊状に形成される場合について説明したが、これに限定されず、たとえば、接触部材74aと接触部材74bとが繋がり、接触部材74cと接触部材74dとが繋がるように設けられてもよい。また、接触部材は、ワークWの外周面の全周に接触するように設けられてもよく、略点状に形成されてもよい。
上述の実施形態では、接触部材74a〜74dはゴムからなる場合について説明したが、これに限定されず、たとえば、接触部材はブレーキライニング材または炭素繊維等によって構成されてもよい。また、接触部材は、ねじ等で固定されてもよい。
上述の実施形態では、一対のクランプアームが、アルミニウム合金からなる場合について説明したが、これに限定されず、たとえば、繊維強化プラスチック、炭素繊維または鉄系鋼材によって構成されてもよい。一対のクランプアームが繊維強化プラスチックまたは炭素繊維によって構成される場合、クランプバンドの重量を小さくすることができるので、ワークWおよびクランプバンドは矢印V方向に移動することが容易になり、ワークWの両主面の加工精度をさらに向上させることができる。また、一対のクランプアームの強度を高くすることができるので、ワークWを回転させるために大きなトルクが必要となる場合であっても、クランプバンドが破損することを抑制できる。繊維強化プラスチックによって構成される場合は腐食しにくく、炭素繊維によって構成される場合は耐摩耗性に優れるので、クランプバンドを長期間にわたって使用できる。一対のクランプアームが鉄系鋼材によって構成される場合、一対のクランプアームの強度を高くすることができる。これによって、ワークWを回転させるために大きなトルクが必要となる場合であっても、クランプバンドが破損することを抑制できる。また、鉄系鋼材によって構成される場合には、クランプバンドを安価で製造できる。
上述の実施形態では、ワークWの研削時には砥石14bの位置が固定されているが、砥石切込装置24bによって砥石14bを上昇させつつワークWを研削してもよい。この場合、砥石切込装置24a,24bが砥石切込手段に相当する。また、砥石14aの位置を固定し、砥石14bのみを上昇させることによってワークWを研削してもよい。この場合、砥石切込装置24bが砥石切込手段に相当する。砥石14bの切込速度は必ずしも砥石14aの切込速度と同じでなくてもよい。
上述の実施形態では、1つの収容部を支持することができる旋回プレートを用いる場合について説明したが、これに限定されず、2つ以上の収容部を支持することができる旋回プレートを用いてもよい。
上述の実施形態では、この発明を立型の両頭平面研削盤に適用した場合について説明したが、この発明は横型の両頭平面研削盤にも適用できる。
上述の実施形態では、円環状のワークWを研削する場合について説明したが、この発明に係る両頭平面研削盤が研削できるワークの形状は上述の例に限定されない。この発明に係る両頭平面研削盤は、種々のワーク(たとえば、円板状、円柱状、楕円板状または多角形板状のワーク)を研削できる。また、この発明に係る両頭平面研削盤は、外周面に凹部または切欠を有するワークを研削することもできる。直径が小さいワークを研削加工する場合には、クランプバンドの径方向の厚みを大きくすればよい。
10 立型両頭平面研削盤
14a,14b 砥石
24a,24b 砥石切込装置
28 搬送ユニット
30 回転駆動ユニット
52,104,118,134,152,160,172,180 収容部
52a,104a,118a,134a,152a,160a,172a,180a 収容部の内周部
54a,54b,56a,56b,122a,122b,168a,168b,178a,178b 凹部
60 回転軸
66,106,120,136,154,162,174,182 クランプバンド
66a,106a,120a,136a,154a,162a,174a,182a クランプバンドの外周部
68a,68b,108a,108b,128a,128b,138a,138b,156a,156b,166a,166b,176a,176b,184a,184b クランプアーム
70 第1弾性部材
72 第2弾性部材
74a〜74d 接触部材
76a,76b,164a,164b,175a,175b 凸部
W ワーク
C1,C2,C3,C4,C5,C6,C7,C8 隙間

Claims (14)

  1. ワークを研削するために第1方向に間隔をあけて対向配置されかつ回転する一対の砥石、
    非円形の外周部を有しかつ1つの前記ワークの外周面に装着されるクランプ部材、
    前記クランプ部材の前記外周部と係合可能な非円形の内周部を有しかつ前記ワークに装着された前記クランプ部材が前記第1方向に移動可能に収容される収容部、
    前記第1方向に延びる第1回転軸周りに前記収容部を回転させる回転駆動手段、ならびに
    前記ワークを前記一対の砥石で挟んで前記ワークの両主面を研削するために少なくとも一方の前記砥石を前記ワークに対して切り込ませる砥石切込手段を備え、
    前記第1回転軸は、前記ワークに装着された前記クランプ部材が前記収容部に収容された状態において、前記第1方向から見て前記ワークの外周面よりも内方に位置する、両頭平面研削盤。
  2. 前記ワークに装着された前記クランプ部材が前記収容部に収容された状態において前記クランプ部材の前記外周部と前記収容部の前記内周部との間に全周にわたって隙間を形成可能に構成される、請求項1に記載の両頭平面研削盤。
  3. 前記収容部の前記内周部は、楕円状に形成され、
    前記クランプ部材の前記外周部は、略楕円状に形成される、請求項1または2に記載の両頭平面研削盤。
  4. 前記収容部の前記内周部は、略四角形に形成され、
    前記クランプ部材の前記外周部は、略四角形に形成される、請求項1または2に記載の両頭平面研削盤。
  5. 前記クランプ部材は、環状に形成され、前記外周部において前記クランプ部材の径方向の外方に突出する第1凸部を有し、
    前記収容部は、前記内周部において前記第1凸部と係合可能な第1凹部を有する、請求項1または2に記載の両頭平面研削盤。
  6. 前記クランプ部材は、環状に形成され、前記外周部において前記クランプ部材の径方向の内方に凹む第2凹部を有し、
    前記収容部は、前記内周部において前記第2凹部と係合可能な第2凸部を有する、請求項1または2に記載の両頭平面研削盤。
  7. 前記クランプ部材は、一対のクランプアーム、ならびに前記一対のクランプアームの一端部同士および他端部同士をそれぞれ連結する第1弾性部材および第2弾性部材を有し、
    前記一対のクランプアームが前記第1弾性部材および前記第2弾性部材によって相互に近づく方向に引っ張られ前記ワークを締め付けることにより、前記クランプ部材が前記ワークの前記外周面に装着される、請求項1から6のいずれかに記載の両頭平面研削盤。
  8. 前記クランプ部材は、相互に開閉可能となるように一端部同士が連結される一対のクランプアーム、および前記一対のクランプアームの他端部同士を連結する第3弾性部材を有し、
    前記一対のクランプアームが前記第3弾性部材によって相互に近づく方向に引っ張られ前記ワークを締め付けることにより、前記クランプ部材が前記ワークの前記外周面に装着される、請求項1から6のいずれかに記載の両頭平面研削盤。
  9. 前記クランプ部材は、前記ワークの前記外周面に接触する接触部材を有し、
    前記接触部材の摩擦係数は、前記クランプ部材における他の部分の摩擦係数よりも大きい、請求項1から8のいずれかに記載の両頭平面研削盤。
  10. 前記一対のクランプアームは、アルミニウム合金からなる、請求項7または8のいずれかに記載の両頭平面研削盤。
  11. 前記一対のクランプアームは、繊維強化プラスチックからなる、請求項7または8のいずれかに記載の両頭平面研削盤。
  12. 前記一対のクランプアームは、炭素繊維からなる、請求項7または8のいずれかに記載の両頭平面研削盤。
  13. 前記一対のクランプアームは、鉄系鋼材からなる、請求項7または8のいずれかに記載の両頭平面研削盤。
  14. 第1方向に間隔をあけて対向配置されかつ回転する一対の砥石によってワークを研削する研削方法であって、
    非円形の外周部を有するクランプ部材を1つの前記ワークの外周面に装着する装着工程、
    前記ワークに装着された前記クランプ部材を、前記クランプ部材の前記外周部と係合可能な非円形の内周部を有する収容部に前記第1方向に移動可能に収容する収容工程、
    前記第1方向から見て前記ワークの外周面よりも内方に位置しかつ前記第1方向に延びる第1回転軸周りに前記収容部を回転させ、前記収容部の前記内周部と前記クランプ部材の前記外周部とを係合させることによって、前記収容部とともに前記クランプ部材および前記ワークを回転させる回転工程、ならびに
    前記ワークを前記一対の砥石で挟むように前記ワークに対して少なくとも一方の前記砥石を切り込ませ前記ワークの両主面を研削する砥石切込工程を備える、研削方法。
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