JP6428333B2 - 印刷システム、印刷制御装置、印刷装置、印刷方法および印刷プログラム - Google Patents

印刷システム、印刷制御装置、印刷装置、印刷方法および印刷プログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷コマンドを使用して印刷処理する印刷システム、印刷制御装置、印刷装置、印刷方法および印刷プログラムに関する。
印刷解像度の向上に伴い、印刷データが大きくなってきている。イメージデータの印刷では、特にその傾向が顕著である。
コンピューターなどの印刷制御装置から、プリンターなどの印刷装置に印刷データを送信して印刷させる場合、データ転送に要する時間が印刷に要する時間よりも長くかかるようでは、印刷が途中で途切れるので効率が良くない。データ転送に要する時間を短くするため、イメージデータを圧縮処理してデータ転送している。
圧縮イメージデータを使用して印刷するときには、画質劣化を防ぐ必要がある。このため、圧縮処理として可逆圧縮してデータ転送を行っていた。
一方、圧縮処理として、非可逆圧縮の手法もあり、非可逆圧縮の手法によれば、一般的には圧縮率も大きく、データ転送に要する時間が短くなることが期待できる。
特許文献1は、可逆圧縮と、非可逆圧縮の両方の手法で併用する印刷制御装置を開示している。
特開2011−193210号公報
非可逆圧縮の手法では、圧縮時や展開時に所定のデータセットが必要となる。JPEGの場合であれば、前記データセットとして、必須セグメント情報としてハフマンテーブルなどが必要になる。
圧縮するデータがページ単位であれば、ハフマンテーブルの大きさ自体は問題とならない。しかし、ページのバンド毎に印刷処理を行なって中間コードを生成する印刷処理の場合、転送するビットイメージが小さくなり、ハフマンテーブルの大きさを無視できなくなってくる。
すなわち、本来、圧縮率の向上を期待できるはずの可逆圧縮の処理を採用しても、データ転送速度の短縮を実現できない。
本発明は、データ転送速度を短縮する。
本発明は、
印刷制御装置から印刷装置に対して印刷コマンドを出力する印刷システムであって、
ビットイメージの印刷はページのバンド毎に印刷処理を行ない、
前記ビットイメージに対応して、圧縮イメージデータを前記印刷制御装置から前記印刷装置に対して送信し、
前記圧縮イメージデータは、所定のデータセットを使用することで展開可能とする非可逆圧縮処理したイメージデータと、前記所定のデータセットとを含み、
前記印刷コマンドは、前記データセットを省略する選択を含んでおり、
前記印刷制御装置は、
ビットイメージの印刷時に、送信済みと未送信の前記圧縮イメージデータにおけるそれぞれの前記データセットを比較する手段と、
一致する場合には後の圧縮イメージデータにおける前記データセットの送信を省略させる手段と、
省略した状況を前記印刷装置に通知する手段とを備え、
前記印刷装置は、
データセットが省略された圧縮イメージデータを保持する手段と、
前記データセットの送信が省略されたことを通知されると、既に有するデータセットを再使用して、保持されている圧縮イメージデータのイメージデータを展開してビットイメージを生成する手段とを備えている。
前記構成において、印刷するビットイメージに対応して、所定のデータセットと、同データセットを使用することで展開可能とする非可逆圧縮処理したイメージデータとを含む圧縮イメージデータを生成する。この圧縮イメージデータを印刷制御装置から印刷装置に対して送信することで、ビットイメージの印刷はページのバンド毎に印刷処理を行なう。この印刷処理は、印刷制御装置から印刷装置に対して印刷コマンドを出力して実現している。さらに、前記印刷コマンドに前記データセットを省略する選択を含めることができるようにしている。
まず、前記印刷制御装置は、ビットイメージの印刷時に、送信済みと未送信の前記圧縮イメージデータにおけるそれぞれの前記データセットを比較する。そして、一致する場合には後の圧縮イメージデータにおける前記データセットの送信を省略させる。すなわち、イメージデータだけを含み、データセットを省略した印刷コマンドを送信する。この際、省略した状況を前記印刷装置に通知する。
一方、前記印刷装置は、データセットが省略された圧縮イメージデータを受信したときにはこれを保持しており、前記データセットの送信が省略されたことを通知されると、既に有するデータセットを再使用して、保持されている圧縮イメージデータのイメージデータを展開してビットイメージを生成する。
すなわち、先の圧縮イメージデータと後の圧縮イメージデータとでデータセットが一致するのであれば、データセットの送信を省略し、ビットイメージの生成時には、既に有している先の圧縮イメージデータのデータセットを再使用して後の圧縮イメージデータからビットイメージを生成する。これにより、同じデータセットを何度も送信しなくなる。
データセットを省略する際、全部のデータセットを省略することとしても良いし、一部のデータセットを省略することとしても良い。
すなわち、前記印刷コマンドは、前記データセットの一部を省略する選択を可能とし、前記印刷制御装置は、送信済みと未送信の前記非可逆圧縮処理した圧縮イメージデータにおけるそれぞれの前記データセットの一部が一致する場合には後の圧縮イメージデータにおける前記データセットの一部の送信を省略させ、前記印刷装置は、前記データセットの一部の送信が省略されたことを通知されると、送信されるデータセットと送信済みのデータセットの一部を再使用して、保持されている圧縮イメージデータを展開してビットイメージを生成する。
データセットの一部が一致し、残りが一致しない場合もある。一致する部分を送信しないこととすると、同じデータセットを何度も送信しなくなる。
前記印刷コマンドは、前記イメージデータを含まず、前記データセットを含む構成とすることもできる。
共通するデータセットだけを印刷制御装置から印刷装置に送信しておけば、このデータセットを再使用することができる。
予め、汎用性のあるデータセットを印刷装置に備えさせておくことも可能である。
その一例として、前記印刷装置は、前記データセットを有し、前記印刷制御装置は、前記非可逆圧縮処理した圧縮イメージデータの前記データセットと前記印刷装置が有する前記データセットとを比較し、一致する場合にはこの圧縮イメージデータにおける前記データセットの送信を省略させる。
汎用性のあるデータセットを印刷装置に備えさせておけば、そのデータセットと一致するデータセットを使用するイメージデータについては、データセットを送信することなく、印刷装置の側でビットイメージに展開可能となる。すなわち、データセットを送信しなくなる。
常に非可逆圧縮処理することが最善とは限らない。
このため、前記印刷制御装置は、ページのバンド毎に印刷処理を行なう前記ビットイメージが所定の条件に合致するか否かを判断し、合致する場合に、非可逆圧縮処理した圧縮イメージデータを前記印刷装置に送信する構成とすることができる。
このような構成とする場合、ページのバンド毎に印刷処理を行なうことを前提とすると、前記ビットイメージが非可逆圧縮処理することが転送速度の短縮に貢献するか否かの条件を定めておくことも可能である。このような条件にビットイメージが合致する場合にだけ非可逆圧縮処理をして印刷装置に送信すれば良い。
再使用するデータセットは、一つだけに限られず、複数のものであっても良い。すなわち、印刷制御装置の側では、比較するデータセットとして複数のデータセットを対象とし、複数のデータセットと未送信の圧縮イメージデータのデータセットとを比較する。もし、一致するものがある場合には、通知すべき省略した状況に対して、一致したデータセットを特定する情報を加えて印刷装置に通知する。一方の印刷装置の側では、データセットの送信が省略されたことを通知されたときに、その情報に加えられている一致したデータセットを特定する情報を取得する。そして、取得した情報に基づいて既に有するデータセットを特定し、特定したデータセットを再使用して保持されている圧縮イメージデータのイメージデータを展開したビットイメージを生成する。
複数のデータセットは、予め特定しておいて、印刷制御装置と印刷装置に保存しておいても良いし、圧縮イメージデータが印刷制御装置と印刷装置に送られるたびに、新しいデータセットを順次追加していくことで、同じデータセットは重複して送受信されないようにしてもよい。この場合も、特定の数だけ追加し、その後は再使用の頻度の少ないものから新しいデータセットと置き換えていくということも可能である。
ところで、このような印刷システムは印刷制御装置と印刷装置の組み合わせとして存在することもあるし、それぞれ個別に単独で実現することも可能である。
また、このような印刷システムが実施する各工程に着目すれば、印刷方法として発明が成立することも当然である。
また、ある機器に組み込まれた状態で利用されることもあるなど、発明の思想としてはこれに限らず、各種の態様を含むものである。従って、ソフトウェアであったりハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。
発明の思想の具現化例としてコンピューターに所定の機能を実現させて印刷システムを構築する印刷プログラムとしても当然に存在し、利用されるといわざるをえない。
さらに、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェアで実現されている場合においても発明の思想において全く異なるものではなく、一部を記録媒体上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるような形態のものとしてあってもよい。
本発明をソフトウェアで実現する場合、ハードウェアやオペレーティングシステムを利用する構成とすることも可能であるし、これらと切り離して実現することもできる。例えば、各種の演算処理といっても、その実現方法はオペレーティングシステムにおける所定の関数を呼び出して処理することも可能であれば、このような関数を呼び出すことなくハードウェアから入力することも可能である。そして、実際にはオペレーティングシステムの介在のもとで実現するとしても、このプログラムだけで本発明を実施できるものと理解することができる。
本発明の印刷システム、印刷制御装置、印刷装置、印刷方法および印刷プログラムによれば、非可逆圧縮処理をした圧縮イメージデータの展開に必要となるデータセットを重複して転送しなくなり、データ転送のさらなる効率化が実現でき、特に、ビットイメージの印刷をページのバンド毎に印刷処理を行なう場合において、その効果は顕著である。
印刷システムの概略ブロック図である。 印刷システムのデータの処理を示すブロック図である。 JPEGフォーマットを示す図である。 JPEG必須セグメント情報を省略したデータのフォーマットを示す図である。 ページのバンド毎に印刷処理を行なう具体例を示す図である。 ビットイメージの印刷をページのバンド単位で印刷する場合の印刷位置を示す図である。 印刷制御装置のメインフローチャートである。 印刷装置のメインフローチャートである。 JPEG圧縮を採用するか否かを判断する処理のフローチャートである。 入力画像サイズに基づく圧縮適用判断処理のフローチャートである。 入力画像サイズに基づく圧縮適用判断処理のフローチャートである。 拡大率に基づく圧縮適用判断処理のフローチャートである。 その他の条件に基づく圧縮適用判断処理のフローチャートである。
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、印刷システムの概略ブロック図である。
同図において、コンピューターである印刷制御装置10は、本体11の内部にCPU11a、ROM11b、RAM11c、ハードディスク(HDD)11d、インターフェイス(I/O)11e、バス11fなどを備えている。また、外部機器として、モニター12、キーボード13、マウス14が接続されている。外部機器や後述する印刷装置20は、インターフェイス11eを介して本体11に接続されており、同インターフェイス11eを介してネットワークにも接続されている。
印刷装置20も、制御部21の内部に基本的なコンピューターを有しており、CPU21a、ROM21b、RAM21c、インターフェイス(I/O)21e、バス21fなどを備えている。制御部21は、ヘッド22、プラテンモーター23、キャリッジモーター24を制御するものであり、ヘッド22の駆動を電気的に制御するヘッドコントローラー21gと、プラテンモーター23とキャリッジモーター24の駆動を電気的に制御するモーターコントローラー21hとを備えている。本印刷装置20は、インターフェイス21eを介して印刷制御装置10と直に接続されているが、同インターフェイス21eを介してネットワーク経由で印刷制御装置10と接続することも可能である。
印刷制御装置10に所定の機能を実現させるプログラムは、ハードディスク11dやROM11bに記憶されており、実行時にはRAM11cに読み込まれてから実行される。一方、印刷装置20に所定の機能を実現させるプログラムは、ROM21bに記憶されており、実行時にはRAM21cに読み込まれてから実行される。なお、プログラムの記憶場所はこれらに限定されるものではなく、ネットワークを介してロードされたり、交換可能な記憶素子などから読み込まれるようにしても良い。
図2は、印刷システムのデータの処理を示すブロック図である。
この印刷システムでは、印刷制御装置10から印刷装置20に対して印刷コマンドを出力することで印刷を行う。印刷制御装置10内では、文書の印刷を行う場合、文書ファイル10aに基づいて中間コードを生成する。文書には、文字(キャラクタ)、直線(図形)、イメージ(写真)などが含まれ、それぞれはオブジェクトとなり、各オブジェクトの種類を識別するためのオブジェクト属性が割り振られている。中間コードを生成するためには、まず、文書ファイル10aのそれぞれのオブジェクトのオブジェクト属性を取得し(処理10b)、その属性からオブジェクトがイメージ(写真)であるか否かを判断する(処理10c)。圧縮の対象となるイメージ(写真)と、対象とならない文字(キャラクタ)や直線(図形)とで処理をわけ、文字(キャラクタ)と直線(図形)については一般的な処理としてそのまま直線や文字の中間コードを生成する(処理10d)。一方、可逆圧縮の対象となるイメージ(写真)については、可逆圧縮(リピートハフマン圧縮処理(RHV2))か、非可逆圧縮であるJPEG圧縮かを選択した上で、圧縮処理を行ってイメージの中間コードを生成する(処理10e)。すなわち、圧縮イメージデータが生成される。その後、中間コードに基づいて、印刷制御の記述言語(例えば、ESC/Page言語)で印刷コマンド生成処理10fを実行する。
一方、印刷装置20内では、印刷コマンドを受信すると印刷コードに含まれる中間コードを展開する。中間コードは、文字や直線に加えてイメージに基づいて中間コードが生成されている。従って、文字、直線、イメージの中間コード展開処理20aを実施する。イメージの中間コードの展開の際には、圧縮処理が可逆圧縮(リピートハフマン圧縮処理(RHV2))か非可逆圧縮であるJPEG圧縮かを判断した上で、それぞれに対応した展開処理を行なう。
中間コードを展開するということは、もとの文書ファイル10aのとおりにRGB(赤、緑、青)またはCMYK(シアン、マゼンタ、黄色、黒)の各色ごとの展開バッファにビットマップデータ20bを生成することであり、これによって中間コードの展開処理は終了する。なお、以下において、ビットマップデータ20bをビットイメージと呼ぶことにする。
次に、当該印刷装置20の具体的な印刷ハードウェア(色インクとヘッド、キャリッジ送り、紙送り)に対応してラスターごとの印刷データを生成する。具体的には、色インクに合わせた色変換処理、ハーフトーン処理、高画質印刷のためのマイクロウェーブ処理などを含んだ処理20cを実施する。この際、必要なデータはリソース20c1として提供される。この状態でヘッド20eに対応したドットデータ20dが生成されるので、ヘッドコントローラー21gやモーターコントローラー21hを介してヘッド22やプラテンモーター23やキャリッジモーター24を駆動し、ドットデータに対応する画素を印刷媒体上に生成して描画する。描画されると印刷結果20fが得られる。
ここで、非可逆圧縮であるJPEG圧縮のフォーマットについて説明する。
図3は、JPEGフォーマットを示す図であり、図4は、JPEG必須セグメント情報を省略したデータのフォーマットを示す図である。
JPEGフォーマットは、ITU−T勧告T.81,ISO/IEC10918.:1994、JISX4301で定義されている。
同図に示すように、先頭にSOIマーカー41aを備え、末尾にEOIマーカー41bを備えた一つのデータのまとまりである。SOIマーカー41aに続いてセグメントデータ41cが複数収容され、個々のセグメントデータ41cは先頭にマーカー41c1を備え、続いてセグメントデータの大きさがサイズ41c2として記載され、その後にセグメントデータ41c3が収納される。セグメントデータ41cは、マーカー41c1とサイズ41c2とよってその末尾が分かる。セグメントデータ41cの最後尾に続いてフレームヘッダ41dが配置され、その後にイメージデータ41eが収容され、その末尾にEOIマーカー41bが収容されている。
JPEG圧縮は、量子化の技術を用いている。量子化のためのパラメータのテーブルは画像の大きさに依存しない。すなわち、圧縮率などを決めることで必要となるパラメータのテーブルの大きさが決まり、このパラメータのテーブルがセグメントデータとして記録されることになる。このパラメータテーブルのセグメントデータはイメージデータの展開に必須であり、必須セグメント情報と呼んでいる。
本実施例では、非可逆圧縮としてJPEG圧縮を採用しているが、非可逆圧縮としてJPEG圧縮には限定されず、必須セグメント情報のようなイメージデータと独立して必要となる一定のデータセットを使用する圧縮技術であれば、同様に適用可能である。このように、データセットとは、イメージデータと独立して圧縮処理に必要となる一群のデータを指している。
従って、JPEG圧縮においては、必須セグメント情報が共通することが起きている。また、ペーのバンド毎にビットイメージを印刷する場合には、そもそもビットイメージ自体が小さく、必須セグメント情報のセグメントデータの方が大きくなってしまう。このため、JPEG圧縮した圧縮イメージデータ間で必須セグメント情報が共通する場合には必須セグメント情報の送信を省略することにする。
図3に示すJPEGフォーマットを参照すると、先頭の領域に圧縮イメージデータの長さを示す情報はない。従って、共通する部分は一度だけ送信することとし、後の圧縮イメージデータでは共通する先頭部分をそっくり省略することにしてもデータの不整合は生じない。このため、図4に示すように、先頭に省略するバイト数を記録する領域42aを2バイト用意し、その後に残りの領域42bにJPEGデータを収容して送信することにする。受信側では、先頭の2バイトを取得して省略されたバイト数を検知することができる。その場合には、省略されたバイト数だけ、先に送信された圧縮イメージデータの先頭からのデータを獲得し、省略された方の先頭に付加することで、元の圧縮イメージデータを再現できるということである。
図5は、ページのバンド毎に印刷処理を行なう具体例を示す図である。
一枚の印刷物を印刷する場合、全体を一度に処理するのではなく、紙送り方向に寸断し、紙送り方向と直交する方向に区分けされた各領域をバンド51(51a〜51n・・)と呼ぶ。本印刷システムの場合、印刷元の文書ではひとまとまりのオブジェクトでも、バンド毎に分割して印刷される。同図に示す一つのプリンターのイメージは、印刷元の文書では一つのビットマップデータで描かれている。しかし、印刷処理では水平方向に区分された各バンド毎に、そのバンド内での相対位置を指定した矩形領域毎に一つのビットマップデータがオブジェクトとして指定され、図2に示す処理を経て印刷用のドットデータ20dとして生成されていく。バンド毎に区分されることから、それぞれ相対位置を指定した矩形領域は比較的小さい。
図6は、ビットイメージの印刷をページのバンド単位で印刷する場合の印刷位置を示す図である。
バンド内での相対位置の指定例として、印刷元の文書52aで、垂直方向の垂直方向参照開始位置と水平方向の水平方向参照開始位置を基準点として指定しつつ、さらに垂直方向参照高さと水平方向参照幅とを指定することで、参照元の矩形領域を指定できる。また、この印刷媒体52b上における垂直方向の垂直方向展開開始位置と水平方向の水平方向展開開始位置を基準点として指定しつつ、さらに垂直方向展開高さと水平方向展開幅とを指定することで印刷すべき矩形領域を指定し、参照元の矩形領域を必要に応じて拡大または縮小するようにドットデータ20dを生成する。なお、垂直方向の座標については、印刷元の文書52aでのオフセットを、印刷媒体52b上における各バンド内での相対位置に座標変換して演算する。例えば、印刷元の文書52aでの垂直方向参照開始位置は図形の上辺からの座標となっているが、印刷媒体52bでの垂直方向展開開始位置はバンドの上辺からの座標となっている。なお、このような位置や長さの指定は一例に過ぎず、実際には効率的な運用のために変更することは構わない。
以下、JPEG圧縮した圧縮イメージデータを印刷制御装置10から印刷装置20に送信する印刷処理について説明する。上述したように、ビットイメージの印刷はページのバンド毎に行ない、印刷制御装置10から印刷装置20に印刷コマンドを送信して行なう。すなわち、バンド毎のビットイメージに対応して、圧縮イメージデータを印刷制御装置10から印刷装置20に対して送信する。
図7と図8は、印刷コマンドを送受信する際における印刷制御装置と印刷装置のメインフローチャートである。図7は、印刷制御装置のメインフローチャートであり、図8は、印刷装置のメインフローチャートである。
印刷制御装置10では、図2に示す印刷コマンド生成処理10fが対応する。CPU11aは、ステップS102にてJPEG圧縮フラグがオンであるか判断する。このJPEG圧縮フラグは、ビットイメージを対象として非可逆圧縮であるJPEG圧縮し、かつ、再使用可能か否かに応じて必須セグメント情報を省略する運用をすべきか否かを指定するフラグである。具体的には、図12以降に示す条件の成否の判断を経て、オンかオフに設定される。
JPEG圧縮フラグがオンであれば、ステップS104にて、JPEG圧縮した圧縮イメージデータを取得する。続く、ステップS106では、最初の圧縮イメージデータであるか判断し、最初の圧縮イメージデータであれば、ステップS110にて“JPEG必須セグメント情報あり”として印刷コマンドを生成する。
まず、印刷コマンドは、JPEG必須セグメント情報の省略に関して設定する領域を設けておく。例えば、データタイプ並びに圧縮形式を表す1バイトの領域があり、上位4ビットでデータタイプを表し、下位4ビットで圧縮/非圧縮を示している。本実施例の場合、下位4ビットの割り当てに余裕があるので、“JPEG必須セグメント情報あり”、“JPEG必須セグメント情報を省略”、“JPEG必須セグメント情報を一部省略”を割り当てた。例えば、下位4ビットの0〜2を設定した場合に、これらの3つのいずれかを表すというようにする。
最初の圧縮イメージデータの場合、印刷装置20には、まだ圧縮イメージデータが送信されていないということであるから、再使用する必須セグメント情報が印刷装置20には存在していない。従って、JPEG必須セグメント情報を送信する必然性がある。このため、“JPEG必須セグメント情報あり”として、図3に示すJPEGフォーマットどおりのJPEG圧縮データとして圧縮イメージデータを送信する。このフォーマットから、圧縮イメージデータには、必須セグメント情報とイメージデータが含まれていることが分かる。すなわち、圧縮イメージデータは、所定のデータセットを使用することで展開可能とする非可逆圧縮処理したイメージデータと、前記所定のデータセットとを含んでいる。
そして、ステップS118にて、全ての圧縮イメージデータが終了と判断されるまで、ステップS104以下を繰り返す。
ステップS104にて、次の圧縮イメージデータを取得すると、ステップS106では、最初のイメージデータではないと判断されるから、ステップS108にて、前回のセグメント情報と比較する。これは、今回の圧縮イメージデータに含まれている必須セグメント情報と、前回に送信した圧縮イメージデータに含まれている必須セグメント情報とを比較することを表している。今回の圧縮イメージデータとは未送信の圧縮イメージデータであり、前回の圧縮イメージデータとは送信済みの圧縮イメージデータである。なお、通常は相連続する圧縮イメージデータを対象とする。
そして、必須セグメント情報が前回の圧縮イメージデータのものと不一致であるときは、必須セグメント情報の使い回しはできない。従って、必須セグメント情報を省略できるはずもなく、ステップS110にて、“JPEG必須セグメント情報あり”として印刷コマンドを生成し、ステップS118の判断と、ステップS104の処理を経て、次の圧縮イメージデータを取得する。
一方、多くの場合は、S108にて、前回のセグメント情報と比較したとき、今回の圧縮イメージデータに含まれるJPEG必須セグメント情報と前回のものとが一致する。同一のビットイメージを対象としてただ矩形領域の場所が違うだけであるから、圧縮の前提条件は一致しているはずであり、圧縮や展開の際に必要となるハフマンテーブルなどは一致することが多い。
このため、一致したのであれば、ステップS112にて、圧縮イメージデータは、“JPEG必須セグメント情報を省略”として印刷コマンドを生成し、送信する。すなわち、圧縮イメージデータには、イメージデータのみが含まれる。より具体的には、図4に示すように、共通するために省略可能となった先頭からの省略バイト数を先頭の2バイトに収容した残りのJPEG圧縮データを印刷コマンドとして送信する。
また、必須セグメント情報の一部が一致することが考えられる。このため、必須セグメント情報の比較において一部一致と判断されれば、ステップS114にて、必須セグメント情報の差分を作成し、ステップS116にて、圧縮イメージデータは、“JPEG必須セグメント情報を一部省略”として印刷コマンド生成し、送信する。差分の例として、先頭側の一致する領域だけは省略し、不一致となったところから必須セグメント情報の最後までを差分とすることが可能である。この場合、一致している先頭側の所定の長さの領域は送信しないで省略し、その長さの情報と共に、残りのデータを印刷コマンドとして送信すれば良い。このようにすれば、受信側では再使用する必須セグメント情報の長さを判断でき、受信したJPEG圧縮データの頭に、その必須セグメント情報を加えて本来の圧縮イメージデータを復元することになる。この場合の圧縮イメージデータは、必須セグメント情報の差分とイメージデータとを含んでいる。
なお、ステップS108にて、前回のセグメント情報と比較する判断は、ビットイメージの印刷時に、送信済みと未送信の圧縮イメージデータにおけるそれぞれの必須セグメント情報(データセット)を比較する手段や工程に相当する。そして、一致する場合に送信する圧縮イメージデータには、イメージデータのみが含まれている。また、一部一致する場合にも、送信する圧縮イメージデータには、一致している先頭側の所定の長さの領域は省略し、その長さの情報と共に、残りのデータを印刷コマンドとして送信している。従って、一致する場合や一部一致の場合のステップS112やステップS116の処理は、後の圧縮イメージデータにおける必須セグメント情報(データセット)の送信を省略させる手段や工程に相当している。
また、印刷コマンドのデータタイプ並びに圧縮形式を表す1バイトの領域を使用し、“JPEG必須セグメント情報あり”、“JPEG必須セグメント情報を省略”、“JPEG必須セグメント情報を一部省略”を割り当てている。すなわち、印刷コマンドは、データセットを省略する選択を含んでいる。また、印刷コマンドを送信すれば省略した状況を印刷装置20に通知することができ、この領域に所定のパラメータを設定したり送信したりする処理が、省略した状況を印刷装置20に通知する手段や工程に相当している。
以上のようにして必須セグメント情報が付属したり、省略されて印刷制御装置10から印刷装置20に送信される。
印刷装置20の側では、ステップS202にて、印刷コマンドを受信し、圧縮イメージデータを取得して保持する。印刷コマンドには、省略状況の情報が含まれているから、ステップS204にて、省略情報を取得する。すなわち、上述したデータタイプ並びに圧縮形式を表す1バイトの領域の下位4ビットの値を参照し、“JPEG必須セグメント情報あり”、“JPEG必須セグメント情報を省略”、“JPEG必須セグメント情報を一部省略”のいずれかを判断していく。
ステップS206にて、“JPEG必須セグメント情報あり”と判断できると、ステップS208にて、必須セグメント情報を保持する。すなわち、ステップS202にて取得した圧縮イメージデータにはJPEG必須セグメント情報は含まれているから、その中のJPEG必須セグメント情報を再使用のために保持しておく。また、JPEG必須セグメント情報を欠いていないので、圧縮イメージデータは完成しており、ステップS220にて、圧縮イメージデータの中から必須セグメント情報とイメージデータを取得し、取得した必須セグメント情報でイメージデータを展開してビットイメージを生成するとともに、ステップS222にて、同ビットイメージに基づいて印刷処理する。図2に示す、処理20c以下の処理にて印刷を行なう。その後、ステップS224にて、全ての圧縮イメージデータを終了したか判断し、終了していなければステップS202以下を繰り返す。
ステップS202にて、次の印刷コマンドを受信したら、圧縮イメージデータを取得して保持する。そして、ステップS204にて、印刷コマンドの所定の4ビットを参照して省略情報を取得し、省略状況を判断する。上述したように、JPEG必須セグメント情報を省略して送信されることがあり、前記省略情報に基づいて、ステップS210にて、“JPEG必須セグメント情報省略”と判断されると、ステップS212では、今回、ステップS202にて取得した圧縮イメージデータと、前回、ステップS202にて取得されて保持されている必須セグメント情報を再使用して組み合わせ、圧縮イメージデータを完成させる。より詳しくは、今回の圧縮イメージデータの先頭の2バイトは、省略したバイト数が記録されている。従って、そのバイト数分だけ、前回の圧縮イメージデータから取得し、今回の圧縮イメージデータの先頭2バイト以外の残り部分の先頭に組合せ、一つの圧縮イメージデータを完成させる。前回の圧縮イメージデータから取得したのはJPEG必須セグメント情報であり、この意味で、JPEG必須セグメント情報を再使用したことになる。なお、再使用するのはバイト数を指定された先頭からの領域である。バイト数で指定されているので、その内部のマーカーやフレームデータもそのまま再使用することができ、処理を簡易にしている。このような指定の方法でも良いし、マーカーやフレームデータという本来の区切りは維持しつつ、途中のセグメントデータの部分だけを指定して再使用するということも可能である。
また、受信する印刷コマンドの中には、“JPEG必須セグメント情報一部省略”の省略情報を指定するものもあり得る。この場合は、ステップS206でもステップS210でもNoと判断される場合であり、その場合は、ステップS214にて、“JPEG必須セグメント情報一部省略”と判断し、今回、ステップS202にて取得されて保持されている圧縮イメージデータから、ステップS216にて必須セグメント情報の差分を取得し、前回以前のステップS202にて保持されている必須セグメント情報を再使用して、必須セグメント情報を完成させる。続いて、ステップS218では、今回、取得した圧縮イメージデータと、完成させた必須セグメント情報とを組み合わせて、圧縮イメージデータを完成させる。
その後、ステップS220では、圧縮イメージデータの中から必須セグメント情報とイメージデータを取得し、取得した必須セグメント情報でイメージデータを展開してビットイメージを生成する。
ステップS210にて、必須セグメント情報が省略されていると判断された場合、上述した処理により、保持されている必須セグメント情報を再使用することで、本来の必須セグメント情報を含んだ圧縮イメージデータを完成させている。そして、完成後の圧縮イメージデータに基づき、必須セグメント情報を使用して、イメージデータを展開し、ビットイメージデータを生成している。
すなわち、印刷装置20は、データセットである必須セグメント情報の送信が省略されたことを通知されると、既に有する必須セグメント情報(データセット)を再使用して、保持されている圧縮イメージデータのイメージデータを展開してビットイメージを生成する手段と工程を実現している。なお、データセットの送信が省略されていない通常の処理でも、通常のように、必須セグメント情報(データセット)を使用して、イメージデータを展開してビットイメージを生成する。また、ステップS202にて、印刷コマンドを受信し、圧縮イメージデータを取得して保持する処理は、データセットが省略された圧縮イメージデータを保持する手段や工程に相当する。
以上のようにして、必須セグメント情報を印刷制御装置10から印刷装置20に送信しなくても、印刷装置20の側ではイメージデータを展開してビットイメージを生成することができるようになる。これにより、ページのバンド毎に印刷処理する場合のように、イメージが小さい場合に、繰り返し同じ必須セグメント情報を送信する必要がなくなる。結果として、非可逆圧縮による高圧縮率を実質的に享受することが可能となる。この結果、データ転送速度を短縮することができる。
また、ステップS116では、“JPEG必須セグメント情報を一部省略”として印刷コマンド生成し、送信しており、ステップS214にて、“JPEG必須セグメント情報一部省略”と判断して、必須セグメント情報の差分と既に保持されている必須セグメント情報を再使用して必須セグメント情報を完成させている。
これは、まず、印刷コマンドがデータセットの一部を省略する選択を可能としていることに対応しており、ステップS116の処理が圧縮イメージデータにおけるデータセットの一部の送信を省略させる手段や工程に相当し、ステップS218とステップS220の処理が、今回送信されたデータセットと既に送信済みのデータセットの一部を再使用して、保持されている圧縮イメージデータを展開してビットイメージを生成する手段や工程に相当する。
ところで、これまで説明した例では、必須セグメント情報を省略した印刷コマンドを生成していた。しかし、再使用に用いることを前提として、印刷制御装置10からデータセットである必須セグメント情報だけを含む印刷コマンドを生成して印刷装置20に送信しておき、印刷装置20はステップS202で印刷コマンドを受信したときに、圧縮イメージデータの必須セグメント情報を取得して保持するようにしてもよい。このようにして必須セグメント情報を保持しておいた場合、次の印刷コマンドで“JPEG必須セグメント情報省略”と通知されれば、先に説明したとおり、保持されている必須セグメント情報を今回の圧縮イメージデータに再使用して圧縮イメージデータを完成させれば良い。
ところで、ステップS106では、最初の圧縮イメージデータであれば“JPEG必須セグメント情報あり”として処理していた。これは、印刷装置20の側にまだJPEG必須セグメント情報がないので、再使用もできないということを前提としていた。
しかし、JPEG圧縮における量子化のためのハフマンテーブルは変化しないことも多い。従って、予め汎用的なJPEG必須セグメント情報を印刷装置20のROM21bやRAM21cに記録しておけば、最初の圧縮イメージデータのときであっても、この汎用的なJPEG必須セグメント情報を再使用することが可能となる。
この場合、印刷装置20は、所定のデータセットであるJPEG必須セグメント情報を有しており、印刷制御装置10は、ステップS108の代わりに、JPEG圧縮処理(非可逆圧縮処理)した圧縮イメージデータのJPEG必須セグメント情報(データセット)と、印刷装置20が有するJPEG必須セグメント情報(データセット)とを比較し、一致する場合には、ステップS112と同様に、この圧縮イメージデータにおけるJPEG必須セグメント情報(データセットの送信)を省略させるようにすればよい。
また、再使用するデータセットは、一つに限られず、複数のデータセットを対象とすることも含まれている。すなわち、送信済みと未送信の圧縮イメージデータにおけるそれぞれのデータセットを比較する際、比較するデータセットは複数あり、この複数のデータセットと未送信の圧縮イメージデータのデータセットとを比較する。
具体的には、印刷制御装置10と印刷装置20の側では、セグメント情報を保存しておく領域を複数用意する。通常、配列の領域を確保し、引数でいずれかを選択できるようにしておく。
印刷制御装置10においては、ステップS106の処理は行わず、ステップS108の代わりに、ステップS108’として、次の比較を行う。
S108’:今回の圧縮イメージデータに含まれている必須セグメント情報と、配列の領域に保存されている複数の必須セグメント情報とを比較する。
ここで、今回の圧縮イメージデータとは未送信の圧縮イメージデータであり、配列に保存されている複数の圧縮イメージデータとは送信済みの圧縮イメージデータに含まれていた必須セグメント情報である。そして、不一致か、一致か、一部一致かを判断する。一致か一部一致の場合には、一致する配列の引数も取得する。例えば、配列の領域が5つあるとして、その何番目の領域に保存されている必須セグメント情報と一致するのかを特定する。そして、ステップS112,S116に代わるステップS112’,S116’にて印刷コマンドを生成するときに、この特定した領域の情報(引数である)を含めた印刷コマンドを生成して印刷装置20に送信する。かかる処理により、複数のデータセットと未送信の圧縮イメージデータのデータセットとを比較し、一致するものがある場合には、省略した状況に一致したデータセットを特定する情報を加えて印刷装置20に通知する処理に相当する。
この例では、予め複数の異なる必須セグメント情報を用意しておき、配列の領域にそれぞれ保存しておくものとしている。しかし、対象となる圧縮イメージデータの必須セグメント情報を順番に処理していくときに、過去のものと異なるものがあれば新たに配列の領域に保存していくようにしてもよい。この処理は、印刷制御装置10の側でも、印刷装置20の側でも同じように処理していく。このようにすれば、印刷制御装置10の側でも、印刷装置20の側でも同じ引数の配列の領域に同じ必須セグメント情報が保存されていくことになり、それぞれの配列の中身は同期することになる。
印刷装置20の側では、ステップS204に代わるステップS204’にて、印刷コマンドの所定の4ビットを参照して省略情報を取得し、省略状況を判断する。このとき、省略状況として、不一致か、一致か、一部一致かに加えて、一致か一部一致の場合には、一致する配列の引数も取得する。
この省略情報に基づいて、ステップS210にて、“JPEG必須セグメント情報省略”と判断されると、ステップS212に代わるステップS212’では、今回、ステップS202にて取得した圧縮イメージデータと、省略情報に含まれる配列の引数によって特定した必須セグメント情報を再使用して組み合わせ、圧縮イメージデータを完成させる。かかる処理が、データセットの送信が省略されたことを通知されたときに、一致したデータセットを特定する情報に基づいて既に有するデータセットを特定し、特定したデータセットを再使用して保持されている圧縮イメージデータのイメージデータを展開したビットイメージを生成する処理に相当する。
なお、省略情報については、印刷コマンドの所定の4ビットで通知し、配列の引数については、図4に示す先頭の2バイトで省略バイト数を示しつつ、さらにその後の1バイトを割り当てて引数を通知する領域としても良い。この場合、ステップS112’,S116’にて、印刷コマンドを生成する場合にこの情報を加え、ステップS212’にて、圧縮イメージデータを完成させる際にこの情報を参照する。
以上説明したように、図7に示すステップS106を廃止し、ステップS108,S112,S116をステップS108’,S112’ ,S116’と修正し、図8に示すステップS204,S212をステップS204’,S212’と修正するだけでよい。
上述したように、必須セグメント情報を再使用することを前提としつつも、ページのバンド毎に印刷処理を行なう場合、JPEG圧縮を採用することで総合的にデータ転送速度の向上を期待できない場合や、敢えてJPEG圧縮を採用しなくても必要なデータ転送速度を得られるような場合もある。また、画質の面からも非可逆圧縮では不満が残る場合もある。このため、予め、JPEG圧縮を採用するか否かを判断し、その結果を上述したJPEG圧縮フラグに反映させることとする。
図9は、JPEG圧縮を採用するか否かを判断する処理のフローチャートである。
本実施例では、JPEG圧縮を採用しない条件として、1)入力画像サイズ条件と、2)入力画像拡大率条件と、3)圧縮率が100%以上となる条件と、4)その他の条件とを設定した。図9に示すフローチャートでは、1)入力画像サイズ条件と、2)入力画像拡大率条件と、3)圧縮率が100%以上となる条件とを判断する。
処理を開始するにあたり、デフォルト値として、ステップS302ではJPEG圧縮フラグをオフにセットし、ステップS304にて、図10に示す入力画像サイズ条件処理か図11に示す入力画像サイズ条件処理を実施する。
図10は、入力画像サイズに基づく圧縮適用判断処理(入力画像サイズ条件処理)のフローチャートである。
この処理では、JPEG必須セグメント情報を圧縮単位毎に付加する場合を前提としており、
1)縦方向ピクセル数が2以下、
2)縦方向ピクセル数が8以下、かつ、総ピクセル数が512ピクセル以下、
3)縦方向ピクセル数が16以下、かつ、総ピクセル数が256ピクセル以下
の場合には、入力画像のサイズが小さく、JPEG圧縮することによりオリジナルの画像サイズよりも大きくなるケースがあるので、JPEG圧縮をしないための条件判断をする。
ステップS402では、高さが2ピクセル以下か判断する。2ピクセル以下ならJPEG圧縮フラグはオフのまま本条件判断処理を終了する。
高さが2ピクセルを超えていれば、ステップS404にて高さが8ピクセル以下か判断し、8ピクセル以下の場合、さらに、ステップS406にて総ピクセル数(幅×高さ)が512ピクセル以下か判断する。総ピクセル数(幅×高さ)が512ピクセル以下であれば、JPEG圧縮フラグはオフのまま本条件判断処理を終了する。
高さが8ピクセルを超える場合、ステップS408にて高さが16ピクセル以下か判断し、16ピクセル以下の場合、さらに、ステップS410にて総ピクセル数(幅×高さ)が256ピクセル以下か判断する。総ピクセル数(幅×高さ)が256ピクセル以下であれば、JPEG圧縮フラグはオフのまま本条件判断処理を終了する。
以上の条件に合致しない場合には、ステップS412にて、JPEG圧縮フラグをオンにして本条件判断処理を終了する。
すなわち、ページのバンド毎に印刷処理を行なうビットイメージが、前記所定の条件に合致するか否かを判断し、JPEG圧縮する条件に合致する場合に、非可逆圧縮処理した圧縮イメージデータを前記印刷装置に送信することになる。
図11は、別の入力画像サイズに基づく圧縮適用判断処理(入力画像サイズ条件処理)のフローチャートである。
この処理では、JPEG必須セグメント情報を圧縮単位毎に付加しない場合を前提としており、
1)縦方向ピクセル数が2以下、
2)縦方向ピクセル数が4以下、かつ、総ピクセル数が512ピクセル以下
の場合には、入力画像のサイズが小さく、JPEG圧縮することによりオリジナルの画像サイズよりも大きくなるケースがあるので、JPEG圧縮をしないための条件判断をする。
ステップS502では、高さが2ピクセル以下か判断する。2ピクセル以下ならJPEG圧縮フラグはオフのまま本条件判断処理を終了する。
高さが2ピクセルを超えていれば、ステップS504にて高さが4ピクセル以下か判断し、4ピクセル以下の場合、さらに、ステップS506にて総ピクセル数(幅×高さ)が512ピクセル以下か判断する。総ピクセル数(幅×高さ)が512ピクセル以下であれば、JPEG圧縮フラグはオフのまま本条件判断処理を終了する。
以上の条件に合致しない場合には、ステップS508にて、JPEG圧縮フラグをオンにして本条件判断処理を終了する。
すなわち、ページのバンド毎に印刷処理を行なうビットイメージが、前記所定の条件に合致するか否かを判断し、JPEG圧縮する条件に合致する場合に、非可逆圧縮処理した圧縮イメージデータを前記印刷装置に送信することになる。
図10および図11の条件判断処理を終了したら、図9に示す処理に戻る。ステップS306では、以上の処理を経た後のJPEG圧縮フラグを判断し、JPEG圧縮フラグがオフのままであれば、ステップS316にてJPEG圧縮ではなく可逆圧縮処理であるリピートハフマン圧縮処理(RHV2)を実施する。
一方、入力画像サイズに基づく判断処理ではJPEG圧縮を排除しない場合でも、ステップS310にて入力画像拡大率条件処理を実施するため、予めステップS308にてJPEG圧縮フラグをデフォルト値のオフに設定した後、ステップS310にて図12に示す入力画像拡大条件処理を実施する。
図12は、拡大率に基づく圧縮適用判断処理のフローチャートである。
入力画像の画素数によっては、予め拡大処理しておく必要がある。図6に示すように、印刷の際に拡大が必要となるような場合である。しかし、この拡大処理が所定の倍率よりも大きくなる場合は、JPEG圧縮を経て送信すると、結果的に画質の劣化が許容できなくなる。
このため、横方向の拡大率が3倍以上のときと、縦方向の拡大率が3以上のときには、JPEG圧縮しないための条件判断を行う。
まず、ステップS602では、横方向の拡大率が3倍以上か判断し、3倍以上のときはJPEG圧縮フラグはオフのまま本条件判断処理を終了する。
次に、横方向の拡大率が3倍以上でない場合、ステップS604では、縦方向の拡大率が3倍以上か判断し、3倍以上のときはJPEG圧縮フラグはオフのまま本条件判断処理を終了する。
そして、横方向の拡大率も縦方向の拡大率も3以上でないときだけ、ステップS606にて、JPEG圧縮フラグをオンとして本条件判断処理を終了する。
図12の条件判断処理を終了したら、図9に示す処理に戻る。ステップS312では、以上の処理を経た後のJPEG圧縮フラグを判断し、JPEG圧縮フラグがオフのままであれば、ステップS316にてJPEG圧縮ではなく可逆圧縮処理であるリピートハフマン圧縮処理(RHV2)を実施する。
しかし、図10〜図12に示す条件判断処理を経て、JPEG圧縮フラグがオンに設定されたのであれば、ステップS314にて非可逆圧縮処理であるJPEG圧縮を実施する。
ステップS316で可逆圧縮処理であるリピートハフマン圧縮処理(RHV2)をした場合も、ステップS314にて非可逆圧縮処理であるJPEG圧縮を実施した場合も、圧縮率を算出する。すなわち、圧縮前の画像サイズに対して、圧縮後のファイルサイズの比を圧縮率とする。100%を超えれば、実質的には圧縮できていないことを表す。
この結果を用いて、ステップS318では、圧縮率が100%以上であるか判断する。圧縮率が100%以上であれば圧縮しない方がファイルサイズが小さいのであるから、ステップS320にていずれの方法でも圧縮しないこととする。
その他の条件判断処理は、例えば印刷条件の設定として、高画質印刷のための“専用紙モード”が設定されているか否かを判断する。“専用紙モード”を設定している場合は、画質品質を重要視していると判断できるから、画質の劣化を生じない可逆圧縮を選択するべきである。また、画質品質を重要視している場合、その代償として印刷時間の増大は許容されうる。このため、JPEG圧縮はしないことにする。
次に、図13は、その他の条件に基づく圧縮適用判断処理のフローチャートである。
ステップS702にて、JPEG圧縮フラグをデフォルト値のオフに設定した後、ステップS704にて“専用紙モード”に設定されているか否かを判断する。専用紙モードは印刷パラメータの一種であり、印刷制御装置10においては、設定されているか否かは判断可能である。そして、“専用紙モード”に設定されているのであれば、JPEG圧縮フラグはオフのまま本条件判断処理を終了する。
一方、“専用紙モード”に設定されていないのであれば、ステップS706にてJPEG圧縮フラグをオンにして本条件判断処理を終了する。
以上の処理によってJPEG圧縮フラグがオンかオフに設定され、図7に示すステップS102にて同JPEG圧縮フラグが参照されることになる。
このようにすることで、印刷制御装置10は、ページのバンド毎に印刷処理を行なうときに、入力画像であるビットイメージが所定の条件に合致するか否かを判断し、非可逆圧縮処理に適する条件と合致する場合に、非可逆圧縮処理した圧縮イメージデータを印刷装置に送信することになる。
上述したように、本発明は、印刷制御装置10と印刷装置20とから構成される印刷システムとして成立するのみならず、それぞれ単独の印刷制御装置10と印刷装置20の発明としても成立する。また、印刷システムにおいて実質的に実施している各手順に着目すれば印刷方法としての発明も成立する。さらに、各手順を実現させるべく、各手段や工程をコンピューターにて所定の機能として実現させているので、印刷プログラムとしての発明も成立している。
なお、本発明は前記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・前記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって前記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が前記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
10…印刷制御装置、11…本体、12…モニター、13…キーボード、14…マウス、20…印刷装置、21…制御部、22…ヘッド、23…プラテンモーター、24…キャリッジモーター、41a…SOIマーカー、41b…EOIマーカー、41c…セグメントデータ、41c1…マーカー、41c2…サイズ、41c3…セグメントデータ、41d…フレームヘッダ、41e…イメージデータ、42a…領域、42b…領域、51…バンド、51(51a〜51n)…バンド。

Claims (10)

  1. 印刷制御装置から印刷装置に対して印刷コマンドを出力する印刷システムであって、
    ビットイメージの印刷はページのバンド毎に印刷処理を行ない、
    前記ビットイメージに対応して、圧縮イメージデータを前記印刷制御装置から前記印刷装置に対して送信し、
    前記圧縮イメージデータは、圧縮処理したイメージデータを含み
    記印刷制御装置は、
    ビットイメージの印刷時に、ページのバンド毎に印刷処理を行なう前記ビットイメージが所定の条件に合致するか否かを判断し、合致する場合に、非可逆圧縮処理した圧縮イメージデータを前記印刷装置に送信する手段と、
    非可逆圧縮の判断の状況を前記印刷装置に通知する手段とを備え、
    前記印刷装置は、
    前記所定の条件に合致するか否かの状況に応じて圧縮イメージデータのイメージデータを展開してビットイメージを生成する手段とを備えることを特徴とする印刷システム。
  2. 前記圧縮イメージデータは、非可逆圧縮処理したイメージデータあるいは可逆圧縮処理したイメージデータを含み、
    前記印刷制御装置は、
    ビットイメージの印刷時に、ページのバンド毎に印刷処理を行なう前記ビットイメージが前記所定の条件に合致するか否かを判断し、合致する場合に、非可逆圧縮処理した圧縮イメージデータを前記印刷装置に送信し、合致しない場合に、可逆圧縮処理した圧縮イメージデータを前記印刷装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記印刷制御装置は、
    入力画像サイズのサイズが所定の大きさよりも小さい場合を、非可逆圧縮を採用しない条件とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷システム。
  4. 前記印刷制御装置は、
    拡大処理が所定の倍率よりも大きくなる場合を、非可逆圧縮を採用しない条件とする
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の印刷システム。
  5. 前記印刷制御装置は、
    圧縮前の画像サイズに対する圧縮後のファイルサイズの比を圧縮率が100%以上となる場合を、非可逆圧縮を採用しない条件とすることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の印刷システム。
  6. 前記印刷制御装置は、
    印刷条件の設定として、高画質印刷のための“専用紙モード”が設定されている場合を、非可逆圧縮を採用しない条件とすることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の印刷システム。
  7. 印刷コマンドを生成して印刷装置に対して出力する印刷制御装置であって、
    ビットイメージの印刷はページのバンド毎に印刷処理を行ない、
    前記ビットイメージに対応して、圧縮イメージデータを送信し、
    前記圧縮イメージデータは、圧縮処理したイメージデータを含み
    記印刷制御装置は、
    ビットイメージの印刷時に、ページのバンド毎に印刷処理を行なう前記ビットイメージが所定の条件に合致するか否かを判断し、合致する場合に、非可逆圧縮処理した圧縮イメージデータを前記印刷装置に送信する手段と、
    非可逆圧縮の判断の状況を前記印刷装置に通知する手段とを備えることを特徴とする印刷制御装置。
  8. 印刷コマンドを受信して印刷する印刷装置であって、
    ビットイメージの印刷はページのバンド毎に印刷処理を行ない、
    前記ビットイメージに対応した圧縮イメージデータを受信し、
    前記圧縮イメージデータは、圧縮処理したイメージデータを含み、
    記印刷装置は、
    ページのバンド毎に印刷処理を行なう前記ビットイメージが所定の条件に合致するか否かの状況に応じて圧縮イメージデータのイメージデータを展開してビットイメージを生成する手段とを備えることを特徴とする印刷装置。
  9. 印刷制御装置から印刷装置に対して印刷コマンドを出力する印刷方法であって、
    ビットイメージの印刷はページのバンド毎に印刷処理を行ない、
    前記ビットイメージに対応して、圧縮イメージデータを前記印刷制御装置から前記印刷装置に対して送信し、
    前記圧縮イメージデータは、圧縮処理したイメージデータを含み、
    記印刷制御装置の側において、
    ビットイメージの印刷時に、ページのバンド毎に印刷処理を行なう前記ビットイメージが所定の条件に合致するか否かを判断し、合致する場合に、非可逆圧縮処理した圧縮イメージデータを前記印刷装置に送信する工程と、
    非可逆圧縮の判断の状況を前記印刷装置に通知する工程とを備え、
    前記印刷装置の側では、
    前記所定の条件に合致するか否かの状況に応じて圧縮イメージデータのイメージデータを展開してビットイメージを生成する工程とを備えることを特徴とする印刷方法。
  10. 印刷制御装置から印刷装置に対して印刷コマンドを出力する印刷プログラムであって、
    ビットイメージの印刷はページのバンド毎に印刷処理を行ない、
    前記ビットイメージに対応して、圧縮イメージデータを前記印刷制御装置から前記印刷装置に対して送信し、
    前記圧縮イメージデータは、圧縮処理したイメージデータを含み、
    記印刷制御装置の側において、
    ビットイメージの印刷時に、ページのバンド毎に印刷処理を行なう前記ビットイメージが所定の条件に合致するか否かを判断し、合致する場合に、非可逆圧縮処理した圧縮イメージデータを前記印刷装置に送信する機能と、
    非可逆圧縮の判断の状況を前記印刷装置に通知する機能とをコンピューターに実現させるとともに、
    前記印刷装置の側では、
    前記所定の条件に合致するか否かの状況に応じて圧縮イメージデータのイメージデータを展開してビットイメージを生成する機能とをコンピューターに実現させることを特徴とする印刷プログラム。
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