JP6428154B2 - 液体用紙容器 - Google Patents
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Description
このテープ状フィルムは、四方の側面板の内面に沿って連続して設けられていて、テープ状フィルムの幅方向両端縁に沿って、複合シートの紙層に切り込み線、ハーフカット、ミシン目などのカッテングラインが刻設されている。
しかし、易剥離性のテープ状フィルムが必要であり、又、胴部貼り合わせ部のシールが易剥離性のテープ状フィルムの為、不安定になる恐れもあった。
伸された高密度ポリエチレンフィルムを、その延伸方向が前記開封口を形成するミシン目の形成方向と同一の方向になるようにして、ミシン目と一軸延伸された高密度ポリエチレンフィルムの相乗効果で、開封しやすくしている液体用紙容器が提案されている。
しかし、一軸延伸されたフィルムを用いた方法では解体性が不充分であり、容器の落下時には容器本体が延伸方向に裂けてしまう問題があった。
前記紙基材に傷加工が施され、かつ前記紙基材とシーラント層の間に、縦軸延伸熱可塑性樹脂層と横軸延伸熱可塑性樹脂層とが積層されており、
前記傷加工が胴部又は頂部を1周するように施されていることを特徴とする液体用紙容器である。
図1−1は、本発明の液体用紙容器の実施形態1に用いられる積層体101を模式的に断面で示した説明図である。表から、印刷層1000、熱可塑性樹脂層1、紙基材層2、接着樹脂層3、縦軸延伸熱可塑性樹脂層4c、横軸延伸熱可塑性樹脂層4a、シーラント層5が積層されている。さらに、表側の印刷層1000、熱可塑性樹脂層1と、紙基材層2の半ばまで傷加工が処理されている。
傷加工は、図9のように、表側の熱可塑性樹脂層1を積層する前に行い、紙基材層2のみ、厚みの半ばまで加工する傷加工(基材のみ)でも、かまわない。
して環状ポリオレフィン樹脂層を設けても良い。
この液体用紙容器は、積層体を、一点鎖線で示す折罫を押圧して設けると同時に打ち抜いて、図3−1で示した液体用紙容器100用のブランク102を作成する。このブランク102を折罫に沿って折曲げ、組み立てて必要な部分を加熱融着することによって図3−1で示した液体用紙容器100が製造される。
設されている。
傷加工Bは、図で示すように、出来るだけ胴部20に近い位置が好ましい。
また、貼着板25と、背面板24や背面板24の上下に位置する頂部10との融着端部に、少しの未融着部を設けると、傷加工A,傷加工B,傷加工Cから切断するきっかけが作り易いので、切断するのに便利である。
底部の場合は、胴部を内側に押し込んで、切断してもかまわない。
縦軸延伸ポリエチレンフィルム25μmと、横軸延伸ポリエチレンフィルム20μmと、シーラント層5として直鎖状低密度ポリエチレンの60μmの無延伸フィルムとを用い、コロナ放電処理をしながら、それらを、接着剤のドライラミネート用ウレタン系2液硬化型接着剤を介してドライラミネーションによって積層した。
その後、積層体表面に印刷を施した。さらに、印刷面から2本の傷加工Aを、図4のAで示す形状で、刃型を設けたロールを用いて加工しながら、外形や口栓挿入部を打ち抜き、かつ、罫線の加工を行って、ブランクを作成した。
傷加工Aは、図5の(a)で示す2本の直線形状で、紙基材の厚みの4分の3まで刃が入るように加工した。
そして、図4のようなブランクにし、製函し、口栓を取り付け、容量2000mlの液体用紙容器を作成し、実施例1の液体用紙容器とした。
実施例1の縦軸延伸ポリエチレンフィルム25μmと、横軸延伸ポリエチレンフィルム20μmとを入れ替え、その他は実施例1と同じ加工を行い、容量2000mlの液体用紙容器を作成し、実施例2の液体用紙容器とした。
実施例1の縦軸延伸ポリエチレンフィルム25μmの表側に、30nmのアルミニウム蒸着層を付けて、その他は実施例1と同じ加工を行い、容量2000mlの液体用紙容器を作成し、実施例3の液体用紙容器とした。
実施例1の縦軸延伸ポリエチレンフィルム25μmの表側に、7μmのアルミニウム金属箔を貼り合わせ、その他は実施例1と同じ加工を行い、容量2000mlの液体用紙容器を作成し、実施例4の液体用紙容器とした。
実施例1の縦軸延伸ポリエチレンフィルムを縦軸延伸ポリプロピレンフィルムとした以外は実施例と同じにした。
実施例1の横軸延伸ポリエチレンフィルムを横軸延伸ポリプロピレンフィルムとした以外は実施例と同じにした。
実施例1の縦軸延伸ポリエチレンフィルムを縦軸延伸ポリプロピレンフィルムとし、横軸延伸ポリエチレンフィルムを横軸延伸ポリプロピレンフィルムとした以外は実施例1と同じにした。
実施例3の縦軸延伸ポリエチレンフィルムを縦軸延伸ポリプロピレンフィルムとした以外は実施例3と同じにした。
実施例3の横軸延伸ポリエチレンフィルムを横軸延伸ポリプロピレンフィルムとした以外は実施例3と同じにした。
実施例3の縦軸延伸ポリエチレンフィルムを縦軸延伸ポリプロピレンフィルムとし、横軸延伸ポリエチレンフィルムを横軸延伸ポリプロピレンフィルムとした以外は実施例3と同じにした。
実施例4の縦軸延伸ポリエチレンフィルムを縦軸延伸ポリプロピレンフィルムとした以外は実施例4と同じにした。
実施例4の横軸延伸ポリエチレンフィルムを横軸延伸ポリプロピレンフィルムとした以外は実施例4と同じにした。
実施例4の縦軸延伸ポリエチレンフィルムを縦軸延伸ポリプロピレンフィルムとし、横軸延伸ポリエチレンフィルムを横軸延伸ポリプロピレンフィルムとした以外が実施例4と同じにした。
実施例1の縦軸延伸ポリエチレンフィルムを縦軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとし、横軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとした以外は実施例1と同じにした。
実施例3の縦軸延伸ポリエチレンフィルムを縦軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとし、横軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとした以外は実施例3と同じにした。
実施例4の縦軸延伸ポリエチレンフィルムを縦軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとし、横軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとした以外は実施例4と同じにした。
実施例1の縦軸延伸ポリエチレンフィルム20μmを省き、その他は実施例1と同じ加工を行い、容量2000mlの液体用紙容器を作成し、比較例1の液体用紙容器とした。
実施例1の横軸延伸ポリエチレンフィルム25μmを省き、その他は実施例1と同じ加工を行い、容量2000mlの液体用紙容器を作成し、比較例2の液体用紙容器とした。
縦軸延伸ポリエチレンフィルムと横軸延伸ポリエチレンフィルムを省いた以外は実施例1と同じ加工を行い、容量2000mlの液体用紙容器を作成し、比較例3の液体用紙容器とした。
実施例1の縦軸延伸ポリエチレンフィルムを2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとした以外は実施例と同じにした。
実施例と比較例について、下記の方法で試験し、比較評価した。
手で解体を行い、開けやすいか、否かを官能で評価した。実施例、比較例共、胴部の貼り合せ部で、傷加工Aが上下に2本並んでいる間に指を掛けて剥がすように破断させた。
水を充填した実施例と比較例の液体用紙容器を、正立の状態で高さ80cmよりコンクリートの床面に落下させ、液漏れの状態を確認した。
○とした。1つでも漏れのあった場合を、×として評価した。その結果を表1にまとめた。
実施例1、実施例2、実施例3、実施例4など実施例はすべて、解体性は容易に解体でき、また落下衝撃試験でも液漏れを生じたものが無く良好であった。
また、比較例2では、解体できたものの解体しづらく、かつ落下衝撃試験ではほとんどの容器に亀裂が大きく入り、裂けて破損した。
比較例4では、落下衝撃試験では液漏れがなかったが、非常に解体しづらかった。
100・・・・・・液体用紙容器
101・・・・・・積層体
102・・・・・・ブランク
1000・・・・・印刷層
2・・・・・・・・紙基材
3・・・・・・・・接着樹脂層
4a・・・・・・・横軸延伸熱可塑性樹脂層
4c・・・・・・・縦軸延伸熱可塑性樹脂層
4m・・・・・・・金属箔
4v・・・・・・・蒸着層
5・・・・・・・・シーラント層
A・・・・・・・・傷加工(胴部の頂部側)
B・・・・・・・・傷加工(頂部)
C・・・・・・・・傷加工(胴部の底部側)
10・・・・・・・頂部
11・・・・・・・屋根板
12・・・・・・・折り込み片
13・・・・・・・折り返し片
14・・・・・・・トップシール部
15・・・・・・・口栓
16・・・・・・・口栓孔
20・・・・・・・胴部
21・・・・・・・左側面板
22・・・・・・・正面板
23・・・・・・・右側面板
24・・・・・・・背面板
25・・・・・・・貼着板
30・・・・・・・底部
31・・・・・・・底板
32・・・・・・・底部折り込み片
33・・・・・・・底部折り返し片
34・・・・・・・ボトムシール部
Claims (4)
- 外層側から内層側に向かって、熱可塑性樹脂層、紙基材、シーラント層が、順次積層された積層体から構成され、筒状胴部、この胴部の上端を塞ぐ頂部及び胴部の下端を塞ぐ底部を有する液体用紙容器であって、
前記紙基材に傷加工が施され、かつ前記紙基材とシーラント層の間に、縦軸延伸熱可塑性樹脂層と横軸延伸熱可塑性樹脂層とが積層されており、
前記傷加工が胴部又は頂部を1周するように施されていることを特徴とする液体用紙容器。 - 前記縦軸延伸熱可塑性樹脂層の延伸方向と、前記横軸延伸熱可塑性樹脂層の延伸方向が直交するように積層されていることを特徴とする請求項1に記載の液体用紙容器。
- 前記縦軸延伸熱可塑性樹脂層と、前記横軸延伸熱可塑性樹脂層とが隣接していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体用紙容器。
- 前記液体用紙容器に口栓が溶着されており、前記傷加工が口栓周縁部のU字状の傷加工に接続していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液体用紙容器。
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JP2014218291A JP6428154B2 (ja) | 2014-10-27 | 2014-10-27 | 液体用紙容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Cites Families (2)
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JP5970792B2 (ja) * | 2011-11-30 | 2016-08-17 | 大日本印刷株式会社 | 紙容器 |
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2014
- 2014-10-27 JP JP2014218291A patent/JP6428154B2/ja active Active
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