JP6427584B2 - アクセサリ用クラスプ - Google Patents

アクセサリ用クラスプ Download PDF

Info

Publication number
JP6427584B2
JP6427584B2 JP2016546258A JP2016546258A JP6427584B2 JP 6427584 B2 JP6427584 B2 JP 6427584B2 JP 2016546258 A JP2016546258 A JP 2016546258A JP 2016546258 A JP2016546258 A JP 2016546258A JP 6427584 B2 JP6427584 B2 JP 6427584B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
clasp
seat
case
biasing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016546258A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016035186A1 (ja
Inventor
雅弘 星野
雅弘 星野
Original Assignee
雅弘 星野
雅弘 星野
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 雅弘 星野, 雅弘 星野 filed Critical 雅弘 星野
Publication of JPWO2016035186A1 publication Critical patent/JPWO2016035186A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6427584B2 publication Critical patent/JP6427584B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44CPERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
    • A44C25/00Miscellaneous fancy ware for personal wear, e.g. pendants, crosses, crucifixes, charms

Landscapes

  • Adornments (AREA)

Description

本発明は、アクセサリ用クラスプに関する。
ネックレスやブレスレットなどの環状アクセサリに用いられるクラスプとしては、係止凹部が形成された挿し込み部材と、係止凹部に係脱可能な係止部を備えたクラスプ本体とを有する構成のものがある。
このようなクラスプ本体としては、本出願の発明者は、係止具に形成された係止溝に係脱可能な係止部を備え、かつ、外部に突出する係脱押釦を備えた係止部材と、この係止部材の係止部を常時係止溝に係止する方向に弾性力で付勢するコイルバネと、係止部材の係止部が内部に突出するような切欠を備え、かつ、係止具の挿脱が可能な受入れ部材と、係止部材、コイルバネ、及び受入れ部材を収容するためのケースと、から構成される留め金具本体を提案している(特許文献1)。
特許公報第3250091号公報
ところで、このような留め金具本体の組み立ては、先ず、コイルバネを係止部材の係脱押釦内部に挿入する。次いで、コイルバネを圧縮させて、コイルバネと係止部との間に受入れ部材を挿通させる。続いて、コイルバネの弾性力により、係止部材の係止部を受入れ部材の切欠に篏合させて受け入れ部材内部に突出させる。最後に、一体となった上記部材をケース本体に嵌着させ、ケース蓋をケース本体と篏合させるといった手順で容易に行うことができる。
しかしながら、クラスプ本体のデザインが多様化するに伴い、ケースとしては、上記したようにケース蓋とケース本体とがそれぞれ別個に形成されるものに代えて、ケース蓋とケース本体とが一体に形成された構成のものが採用される場合が多くなっている。このような一体形成されたケースが用いられる場合、留め金具本体の組立手順は、先ず、ケースにコイルバネ及び係止部材を配置し、次いで、受入れ部材をケースに挿入し、ケースの内部において、コイルバネと係止部との間に受入れ部材を挿通させるといった手順で行わざるを得ない。この場合、受入れ部材の挿通は、コイルバネ及び係止部を把持しながら行うことができず、かつ目視しながら行うこともできない。そのため、クラスプの組み立てを容易かつ確実に行うことができないといった課題を有している。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ケース蓋とケース本体とが一体に形成されたケースが採用される場合であっても、容易かつ確実に組み立てることができるクラスプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、係止凹部が形成された挿し込み部材と、挿し込み部材が挿脱可能なクラスプ本体と、を有する、アクセサリに用いることができるクラスプであって、クラスプ本体は、挿し込み部材の挿脱が可能な受入れ部材と、挿し込み部材に形成された係止凹部に係脱可能な係止部を備えかつ外部に突出する係脱押釦を備えた係止部材と、係止部を常時係止凹部に係止する方向に付勢する付勢部材と、受入れ部材、係止部材、付勢部材を収容するためのケースと、受入れ部材と係脱押釦との間に配置された座部と、を有し、付勢部材は、座部と係脱押釦との間に配設され、係脱押釦は、付勢部材を収容するために中空状に形成されるクラスプが提供される。
また、本発明では、座部は、係止する方向に沿って摺動自在に係止部材が挿通された開口部を備える。このような構成によれば、係止部材は、係止する方向に移動する際に、側部が開口部に当接してガイドされるので、係止部材の移動方向のブレが抑制される。これにより、係止部の係脱をより確実に行うことができる。
また、本発明では、座部は、ケースと一体として形成される。このような構成によれば、座部を形成する部材をケースとは別に用意する必要がないので、アクセサリ用クラスプの部品点数の増加を回避し、製造コストの上昇を抑制することができる。
また、本発明では、受入れ部材は、側壁部の一部を切り欠いて形成されかつ座部が入り込む切り欠き部を有する。このような構成によれば、座部は切り欠き部に入り込むので、クラスプ本体の外形が大きくなることが抑制される。よって、座部が設けられてクラスプの外形デザインの自由度に制約が生じることを回避することができる。
また、本発明では、受入れ部材は、軸方向の一端側に係止具が挿入される挿入口を有する筒部と、筒部の他端側の端部から軸方向に延設された一対の片部とを備え、一対の片部は、一側面側に切欠き部を有しかつ他側面に付勢部材の付勢力により係止部に当接する当接部を備える。このような構成によれば、筒部に一対の片部を延設するだけで、切欠き部及び当接部を容易かつ確実に形成することができる。
また、本発明では、上記したクラスプがアクセサリの態様で提供される。このような構成によれば、容易かつ確実に組み立てることができ、かつ着脱容易なアクセサリを提供することができる。
本発明によれば、座部を有することにより、クラスプの組み立ての際に付勢部材が収容された係脱押釦を押圧すると、付勢部材と係止部との間にはスペースが形成される。そのため、このスペースを介して受入れ部材を付勢部材と係止部との間に挿通させることができ、クラスプの構成部材の組み立てを容易かつ確実に行うことができる。
第1実施形態に係るクラスプの一例を示し、(a)は平面図、(b)は要部の(a)のA−A線に沿った断面図である。 図1のクラスプの受け入れ部材を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。 図1のクラスプの係止部材を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B線に沿った断面図である。 図1のクラスプのケースを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C線に沿った断面図である。 図1のクラスプにおいて挿し込み部材がクラスプ本体と連結された状態を示し、図1(a)のD−D線に相当する線に沿った断面図である。 図1のクラスプ本体の組立手順の一例を示し、(a)は係止部材が係脱押釦の内部に収容される状態を示す斜視図、(b)はケースに係止部材が嵌入された状態を示す概略断面図、(c)はケースに受入れ部材が挿入される状態を示す概略断面図である。 第2実施形態のクラスプ本体の一例を示す概略断面図である。 図7の受け入れ部材を示し、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は挿し込み部材が挿入された状態の側面図である。 図7のケースを示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。 第3実施形態のクラスプ本体の一例を示し、(a)は概略断面図、(b)は要部の斜視図である。 第4実施形態のクラスプ本体の一例を示し、(a)は概略断面図、(b)は要部の分解斜視図である。 第5実施形態に係るアクセサリの一例を示す要部側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。また、以下の実施形態を説明するため、図面においては一部分を大きくまたは強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現している。以下の各図については、XYZ座標系を用いて図中の方向を説明する。このXYZ座標系においては、クラスプ本体に対する挿し込み部材の挿脱方向をX方向とし、係止部が係止凹部に対して係止する方向をY方向と表記する。また、X方向及びY方向に垂直な方向をZ方向と表記する。X方向、Y方向、及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向が+方向であり、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとして説明する。
<第1実施形態>
本発明に係る第1実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係るクラスプの一例を示し、(a)は平面図、(b)は要部の(a)のA−A線に沿った断面図である。図1に示すように、クラスプ10は、挿し込み部材20とクラスプ本体30とを有する。クラスプ10は、例えば、ネックレスやブレスレットなどの環状アクセサリに用いられる。挿し込み部材20とクラスプ本体30とは、互いに挿脱可能、かつ連結及び連結の解除が可能となっている。
挿し込み部材20は、図1(a)に示すように、X方向に延びる棒形状の部材である。挿し込み部材20は、先端側(+X側)から基端側(−X側)にかけて、先端部21と、ポール部22と、フランジ部23と、取り付け環24とを有する。これらは、挿し込み部材20において一体で形成される。なお、挿し込み部材20は一体で形成されることに限定されず、例えば複数の部材を組み合わせることにより形成されてもよい。
先端部21は、挿し込み部材20の先端側(+X側)に配置される。先端部21は、挿入方向(X方向)に直交する方向(YZ方向)の断面が円形状に形成される。また、先端部21は、先端側から基端側にかけて断面積が除々に大きくなるように形成される。
ポール部22は、先端部21の基端側(−X側)かつフランジ部23の先端側(+X側)に配置される。ポール部22は、X方向に沿った軸を有する円柱形状の部材である。ポール部22の表面には、係止凹部25が設けられる。係止凹部25は、後述する係止部51cが係脱可能に形成される部分である。係止凹部25は、円周に沿った溝状に形成される。
フランジ部23は、ポール部22の基端側(−X側)かつ取り付け環24の先端側(+X側)に配置される。フランジ部23のYZ平面と平行な断面は、円形状かつX方向から見てポール部22の断面を含むように形成される。
取り付け環24は、挿し込み部材20の基端側(−X側)に配置される。取り付け環24は、挿し込み部材20を真珠やチェーンなどが連接して構成される装飾部2(図12参照)に接続するための部材である。取り付け環24は、円環状に形成され、かつフランジ部23の基端側の端面の中央部分に突設される。取り付け環24は、例えば、装飾部2の端部に接続された円環部材3(図12参照)と連結される。
挿し込み部材20としては、上記した構成に限定されない。例えば、先端部21、ポール部22、及びフランジ部23の全部または一部については、YZ平面に平行な断面は、円形状に限定されず、多角形状や、円弧部分及び直線部分を有する形状などであってもよい。また、係止凹部25は、ポール部22の外周面に沿って形成される溝状に限定されず、円周に沿って不連続に形成される孔状であってもよい。
クラスプ本体30は、図1(b)に示すように、受入れ部材40と、係止部材50と、付勢部材60と、ケース70と、座部80と、取り付け環90とを有する。
受け入れ部材40は、挿し込み部材20が挿脱可能に形成される部材である。受け入れ部材40は、ケース70の内部に収容され、ケース70の挿入孔71に接続するように配置される。図2は、受け入れ部材40を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。受け入れ部材40は、図2に示すように、+X側から−X側にかけて、接着部41と、側壁42と、挿入口43とを有する。
接着部41は、側壁部42の+X側に配置される。接着部41は、ケース70の内側面に接着剤を介して接着される部分である。なお、接着部41とケース70との接着において接着剤を用いるか否かは任意である。接着部41は、X軸に直交する方向に沿った断面が+X側から−X側にかけて徐々に大きくなるように形成される。接着部41の表面には、溝部41aが設けられる。溝部41aは、X方向から見てU字状に形成される。接着部41に溝部41aが設けられることにより、溝部41aに接着剤が入り込むので、接着部41と接着剤との接着強度を向上させ、ひいてはケース70との受け入れ部材40との接着強度を向上させることができる。なお、溝部41aは、上記構成に限定されず、例えば接着部41の外周に沿って形成されてもよく、孔状に形成されてもよい。
側壁部42は、接着部41の−X側かつ挿入口43の+X側に配置される。側壁部42は、筒状に形成され、軸方向がX方向に沿って配置される。側壁部42は、先端部21及びポール部22を収容する部材である。側壁部42の+Y側の側面には、接着部41から−X側に形成されかつXZ平面に対して平行な平坦面42aが形成される。なお、側壁部42において平坦面42aは形成されなくてもよく、平坦面42aに代えて曲面や凹凸面が形成されてもよい。また、側壁部42の+Z側及び−Z側の側面には、接着部41から−X側に形成されかつXY平面に対して平行な平坦面42bが形成される。側壁部42の−Y側の側面には、切欠42cが設けられる。切欠42cは、後述する係止部材50の係止部51cが受け入れ部材40の内部に+Y方向に突出可能に形成される。
挿入口43は、側壁部42の−X側に配置される。また、挿入口43は、クラスプ本体30において−X側端部に設けられ、挿し込み部材20が挿脱可能に形成される。挿入口43のYZ平面に沿った断面は円形状となっているが、これに限定されず、断面は多角形状や、円弧部分及び直線部分を有する形状などであってもよい。
図3は、係止部材50を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B線に沿った断面図である。図3に示すように、係止部材50は、略U字形板51と係脱押釦52とを有する。
略U字形板51は、係止部51cと係止凹部42cとの係止及び係止の解除の際の作動体として機能する部材である。略U字形板51は、一対の直線部51a、51bを有する。直線部51a、51bは、係脱押釦52から−Y方向に延びるように形成される。また、略U字形板51は、Z方向に延びかつ係止凹部25に係脱可能な係止部51cを有する。係止部51cは、一対の直線部51a、51bの−Y側の互いの端部を接続するように形成される。直線部51a、51b及び係止部51cは、断面が矩形状の棒状部材から形成される。
直線部51bと係止部51cとは、L字部51dにおいて一体に形成される。L字部51dは、直線部51aと係脱押釦52とを接続しかつY方向及びZ方向に延びるL字状に形成される。L字部51dの折曲部分の内側には、切欠部分51eが設けられている。このような切欠部分51eを有することにより、L字部51dが直線状の部材を折り曲げて作製される場合に、この折り曲げ加工を容易に行うことができる。
なお、略U字形板51は上記した構成に限定されない。例えば、直線部51a、51bまたは係止部51cの断面形状は、矩形状に代えて、円形状や、四角以外の多角形状などであってもよい。また、直線部51a、51b及び係止部51cは、一体として形成されてもよく、それぞれが異なる部材から形成されてもよい。また、係止部材50において、切欠部分51eは設けられなくてもよい。
係脱押釦52は、Y方向から見て円形状であり、かつ付勢部材60を収容するために中空状に形成される。係脱押釦52は、外側に向けて凸状の曲面部(+Y側の面)52aと曲面部52aの周囲から−Y方向に延びる筒状部52bとを有している。曲面部52aはクラスプ本体30の+Y側の表面から外部に突出するように配置される。筒状部52bは、ケース70の凹部72に収容可能に形成される。なお、係脱押釦52は、上記した構成に限定されず、例えば、係脱押釦52のY方向から見た形状は、円形状に限定されず、長円形状、楕円形状、多角形状などであってもよい。
付勢部材60は、係止部51cを常時係止凹部25に係止する方向(Y方向)に付勢する部材である。付勢部材60は、係脱押釦52に収容され、かつ後述する座部80と係脱押釦52との間に配設される。付勢部材60としては、コイルバネが用いられるが、これに限定されない。
ケース70は、受入れ部材40、係止部材50、及び付勢部材60を収容する部材である。図4は、ケース70を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C線に沿った断面図である。図4に示すように、ケース70は、挿入孔71と凹部72とを有する。ケース70は、略球状の筐体である。なお、ケース70は上記形状に限定されない。また、ケース70は、表面に種々の装飾が施されてもよい。
挿入孔71は、受け入れ部材40が挿し込まれる部分である。挿入孔71の口径の寸法は、例えば受け入れ部材40の外径寸法に比べて若干大きく設定される。
凹部72は、ケース70の+Y側の表面に設けられ、−Y方向に凹んで形成される。凹部72は、係脱押釦52が収容可能となっている。凹部72の底面(−Y側の面)には、座部80が形成される。
座部80は、ケース70と一体に形成され、受入れ部材40と係脱押釦52との間に配置される(図1(b)参照)。このように座部80がケース70と一体として形成されることにより、座部80を形成するための部材をケース70とは別に用意する必要がないので、クラスプ10の部品点数の増加を回避でき、クラスプ10の製造コストの上昇が抑制される。座部80には、一端側が係脱押釦52に収容された付勢部材60の他端側の端部が当接する。そのため、付勢部材60が座部80の−Y側に突出することが規制される。
座部80は、XZ平面に平行な平面状に形成される。また、座部80は、開口部81を有する。開口部81は、座部80を厚さ方向(Y方向)に貫通して形成される。開口部81は、係止部材50が、係止する方向(Y方向)に沿って摺動自在にかつ挿通可能に形成される。
開口部81は、Z方向に延びるように形成されかつX方向に沿って並列する一対の直線部分81a、81bを有する。直線部分81aは、係止部材50の直線部51a、51bの+X側の側面51fが当接しながら略U字形板51が摺動可能な構成となっている。また、直線部分81bは、直線部51a、51bの−X側の側面51gが当接しながら略U字形板51が摺動可能な構成となっている。
このような開口部81の構成により、係止部材50は、係止する方向に移動する際に、側面51a等が、開口部81の直線部分81a等に当接してガイドされるので、係止部材50の移動方向(X方向)のブレが抑制される。これにより、係止部51cの係脱をより確実に行うことができる。
なお、座部80は、上記した構成に限定されない。座部80は、表面が凹凸状に形成されてもよく、XZ平面に対して傾斜して形成されてもよい。また、座部80は、面状に形成されることに代えて、例えば、凹部72の−Y側の端部から内側へ向けて突出する突出片を備えた片状に形成されてもよい。これらの座部80に関する事項は、後述する座部380、480において適用されてもよい。
また、開口部81についても、上記構成に限定されない。例えば、直線部分81a、81bは、曲線部分を有する構成としてもよい。また、略U字形板51の+X側及び−X側の両側面51f、51gが摺動可能となる構成に代えて、側面51f、51gのいずれか一方のみが摺動可能に形成されてもよい。この場合、一対の直線部分81a、81bの一方は設けられなくてもよい。また、係止部材50の直線部51a、51bの断面形状が、矩形状以外に形成される場合、開口部81は、直線部51a、51bの断面の外縁と同一の形状としてもよい。また、開口部81は、略U字形板51の+X側又は−X側の側面51a、51bが開口部81の+X側又は−X側の側面に対して摺動するように形成されてもよい。また、開口部81に挿通された係止部材50は、係止する方向に沿って開口部81に対して摺動することに限定されず、係止部材50と開口部81とが互いに当接しないで移動する構成であってもよい。
ケース70の+X側の内壁面には、−X方向に突出する円環状の突起74が設けられている。突起74は、接着剤(不図示)の配置領域を囲むように形成される。これにより、接着の際に接着剤(不図示)が拡がることが防止される。なお、ケース70にこのような突起74を設けるか否かは任意である。
取り付け環90は、ケース70の基端側(+X側)に配置される。取り付け環90は、ケース70を装飾部2に接続するための部材である。取り付け環90は、円環状に形成され、かつケース70の+X側側面の中央部分に突設される。取り付け環90には、例えば、装飾部2の端部と繋がれた円環部材4(図12参照)が接続される。なお、取り付け環90をクラスプ本体30に設けるか否かは任意である。
次に、クラスプ10の連結及び連結の解除の動作について、図5を用いて説明する。図5は、挿し込み部材20とクラスプ本体30とが連結された状態を示し、図1(a)のD−D線に相当する線に沿った断面図である。
挿し込み部材20とクラスプ本体30とを互いに連結させる際には、挿し込み部材20をクラスプ本体30に接近させ、挿し込み部材20の先端部21を、挿入口43(図1参照)を介してクラスプ本体30に挿入する。先端部21は、先端側から基端側にかけて断面積が除々に大きくなるように形成されているため、スムーズに導入される。挿し込み部材20は、外周面で係止部51cを−Y方向に押圧しながら+X方向に移動し、係止凹部25が係止部51cに到達すると、図5に示すように、付勢部材60の弾性力により係止部51cが係止凹部25に突出して係止され、連結が完了する。
また、連結を解除する場合には、クラスプ本体30の表面から+Y方向に突出している係脱押釦52を−Y方向に押圧しながら、挿し込み部材20を引き抜く方向(−X方向)に引っ張ることにより、係止部材50の略U字形板51が−Y方向に押し下げられ、係止部51cが係止凹部25から離脱して、係止状態が解除される。この状態で、挿し込み部材20をクラスプ本体30から引き抜くことにより、互いの連結が解除される。
続いて、クラスプ10の組立手順の一例について説明する。なお、挿し込み部材20は一体として形成されるので、以下、クラスプ本体30の組立手順について説明する。図6は、クラスプ本体30の組立手順の一例を示す図である。まず、付勢部材60が、係止部材50に挿入される。その際、付勢部材60は、図6(a)の矢印が示す方向に沿って、係脱押釦52の内部に収容される。
次に、図6(b)に示すように、係止部材50及び付勢部材60をケース70の凹部72に配置させ、係脱押釦52を図6(b)の矢印の方向(−Y方向)に押圧しながら付勢部材60を圧縮させる。これにより、係止部51cが−Y方向に押し下げられる。この状態で、図6(c)に示すように、受入れ部材40を接着部41側から挿入孔71を介してケース70内部に挿入する。その際、圧縮された付勢部材60は、−Y側の端部が座部80に当接し、座部80の−Y側に付勢部材60が突出することが防止され、ケース70の内部には、受入れ部材40が挿入可能なスペースSが形成される。そのため、受入れ部材40をケース70に挿入する際に付勢部材60がじゃまとなることが回避されるので、クラスプ本体20を容易かつ確実に組み立てることが可能となる。
係止部材50の係止部51cが付勢部材60の弾性力により切欠42cに嵌合し、受入れ部材40内部に+Y方向に突出する。この状態で、受入れ部材40はケース70に収容され、クラスプ本体30の組立が完了する。
このようなクラスプ10によれば、ケース蓋とケース本体とが一体に形成されたケースが採用される場合であっても、容易かつ確実に組み立てることができる。
<第2実施形態>
続いて、第2実施形態について、図7〜図9を用いて説明する。図7は、本実施形態に係るクラスプ本体の一例を示す概略断面図である。なお、以下の説明においては、主として第1実施形態と異なる部分について説明し、第1実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。図7に示すように、クラスプ本体230は、受け入れ部材240とケース270とを有している。
図8は、受け入れ部材240を示し、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は挿し込み部材20が挿入された状態の側面図である。図8に示すように、受け入れ部材240は、+X側から−X側にかけて、一対の片部241と、筒部242と、挿入口43とを有する。
一対の片部241のそれぞれは、ケース270の内部において、Z方向に並んで配置される。片部241は、筒部242の+X側の端部から+X方向に延設されて形成される。筒部242は、X方向を軸方向とする筒状に形成される。
このように、受け入れ部材240は、側壁部(X方向を軸方向とする筒状部分)の+Y側の部分の一部を切り欠いた形状となっており、切り欠き部241aを有する。切り欠き部241aは、片部241の+Y側の側面に形成されている。また、受け入れ部材240は、側壁部の−Y側の部分の一部を切り欠いた形状となっており、当接部241bを有する。当接部241bは、片部241の−Y側の側面に形成されている。当接部241bは、付勢部材60の付勢力により係止部51cと当接する部分である。
このような受け入れ部材240の構成によれば、受け入れ部材240に切欠き部241aが設けられるので、図7に示すように、受け入れ部材240に対して座部80がY方向から入り込んだ構成となっている。すなわち、X方向から見ると、筒部242に対して座部80が入り込む構成となっている。よって、クラスプ本体に座部80が設けられた場合であっても、クラスプ本体の外形がY方向に大きくなることが抑制されるので、外形デザインの自由度に制約が生じることを回避することができる。また、Z方向に並んだ一対の片部241を、筒部242から軸方向(X方向)に延設するだけで、切欠き部241a及び当接部241bが容易に形成される。
図9は、ケース270を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。ケース270は、受入れ部材240、係止部材50、及び付勢部材60を収容する部材である。図9に示すように、ケース270は、挿入孔71と、凹部72と、取り付け孔290とを有する。ケース270は、略楕円球状の筐体である。なお、ケース270は、略楕円球状に限定されず、同一機能を備えていれば球状や円柱状などであってもよい。取り付け孔290には、例えば、円環部材4が挿通され、この円環部材4に装飾部2が接続される。
挿入孔71の内側(+X側)には、一対の片部241が軸方向(X方向)に挿通可能な一対の挿通部274が形成される。一対の挿通部274のそれぞれは、Z方向に並んで形成される。よって、一対の片部241のそれぞれを、ケース270の内部においてZ方向に並んで配置させることができ、これにより切欠き部241a及び当接部241bが形成される。
<第3実施形態>
続いて、第3実施形態について、図10を用いて説明する。図10は、本実施形態のクラスプの一例を示し、(a)は概略断面図、(b)は要部の斜視図である。なお、以下の説明においては、主として上記した実施形態と異なる部分について説明し、上記した実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。図10に示すように、クラスプ本体330は、ケース370と座部形成部材381とを有している。
ケース370は、表面(+Y側の面)にY方向に貫通する貫通孔372を有している。貫通孔372は、係脱押釦52が入り込むように形成される。座部形成部材381は、ケース370に収容されており、座部380と支持部382とを有する。
座部380は、XZ平面に対して平行な板状部材から形成され、開口部81を備える。支持部382は、ケース370の内部において座部380を下方(−Y側)から支持する部材である。支持部382は、XY平面に対して平行に配置された一対の立て板状に形成される。支持部382の+Y側の端部は、座部380の+Z側及び−Z側の端部と接続されている。座部形成部材381は、貫通孔372を介してケース370に挿入される。なお、支持部382は、上記構成に限定されず、XY平面に対して傾斜してもよく、棒形状などであってもよい。
このように、ケース370と座部形成部材381とを組み合わせることにより、容易にクラスプ本体330の内部に座部380を形成することができる。
<第4実施形態>
続いて、第4実施形態について、図11を用いて説明する。図11は、本実施形態のクラスプの一例を示し、(a)は概略断面図、(b)は要部の斜視図である。なお、以下の説明においては、主として上記した実施形態と異なる部分について説明し、上記した実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。図11に示すように、クラスプ本体430は、ケース470と座部形成部材481とを有している。
ケース470は、表面(+Y側の面)にY方向に貫通する貫通孔472を有している。貫通孔472は、係脱押釦52及び座部形成部材481が入り込むように形成される。貫通孔472の内周面には、段状に形成された段部471が形成される。
座部形成部材481は、座部480、胴部482、及び鍔部483を有する。座部480は、XZ平面に対して平行かつY方向から見て長円形状の板状部材から形成され、開口部81を備える。胴部482は、座部480の周囲からY方向に延びる筒状に形成される。鍔部483は、胴部482の+Y側端部から外側に向けて突出して形成される。なお、座部形成部材481は、上記構成に限定されず、例えば、座部480のY方向から見た形状は、円形状や多角形状などであってもよい。
座部形成部材481は、貫通孔472に嵌め込まれる。段部471の+Y側の面と鍔部483の−Y側の面とが当接し、段部471は鍔部483を下方(−Y側)から支持する。これにより、座部形成部材481がケース470に支持され、座部480がケース470の内部に形成される。このように、ケース470と座部形成部材481とを組み合わせることにより、容易にクラスプ本体430の内部に座部480を形成することができる。
<第5実施形態>
続いて、第5実施形態について、図12を用いて説明する。図12は、本実施形態のアクセサリの一例を示す要部側面図である。なお、以下の説明においては、主として上記した実施形態と異なる部分について説明し、上記した実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。図12に示すように、アクセサリ1は、例えば円環状の装身具であり、クラスプ10と、装飾部2と、円環部材3、4とを有している。
装飾部2は、複数の真珠が連接されて形成される。ただし、装飾部2は、上記構成に限定されず、例えばチェーンや紐状部材から構成されてもよい。円環部材3は、挿し込み部材20の取り付け環24に接続されている。円環部材4は、クラスプ本体30の取り付け環90に接続されている。クラスプ10は、円環部材3、4を介して装飾部2に接続されている。
以上、本発明のクラスプ及びアクセサリについて説明したが、本発明は、上記した説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。例えば、上記した実施形態の一部の構成を他の実施形態の構成と置き換えてもよく、上記した実施形態の構成を組み合わせてもよい。また、本発明のクラスプの用途は、装飾部2を接続するための接続手段に限定されるものではなく、代替的に、真珠やチェーンと、ペンダントヘッドとを接続するための接続手段に適用してもよい。この場合、予め種々のペンダントヘッドを用意して、ユーザのファッションや趣向に合ったペンダントヘッドを適宜選択して用いることが可能となる。また、本発明のクラスプの用途は主としてアクセサリであるが、この用途に限定されるものではない。例えば、本発明のクラスプは、携帯電話の本体とストラップとを接続するための接続手段として使用してもよい。また、本発明のクラスプは、挿し込み部材側及びクラスプ本体側において、それぞれ複数の挿し込み部材及び複数のクラスプ本体を一体に接合して、多連式のクラスプとしてもよい。
1…アクセサリ
10…クラスプ
20…挿し込み部材
25…係止凹部
30、230、330、430…クラスプ本体
40、240…受入れ部材
42…側壁部
51c…係止部
52…係脱押釦
60…付勢部材
70、270、370…ケース
80、380、480…座部
81…開口部
241…片部
241a…切り欠き部
241b…当接部
242…筒部

Claims (6)

  1. 係止凹部が形成された挿し込み部材と、前記挿し込み部材が挿脱可能なクラスプ本体と、を有する、アクセサリに用いることができるクラスプであって、
    前記クラスプ本体は、前記挿し込み部材の挿脱が可能な受入れ部材と、前記挿し込み部材に形成された前記係止凹部に係脱可能な係止部を備えかつ外部に突出する係脱押釦を備えた係止部材と、前記係止部を常時前記係止凹部に係止する方向に付勢する付勢部材と、前記受入れ部材、前記係止部材、前記付勢部材を収容するためのケースと、前記受入れ部材と前記係脱押釦との間に配置された座部と、を有し、
    前記付勢部材は、前記座部と前記係脱押釦との間に配設され、
    前記係脱押釦は、前記付勢部材を収容するために中空状に形成されることを特徴とするクラスプ。
  2. 前記座部は、前記係止部材が前記係止する方向に沿って摺動自在に挿通された開口部を備えることを特徴とする請求項1記載のクラスプ。
  3. 前記座部は、前記ケースと一体として形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクラスプ。
  4. 前記受入れ部材は、側壁部の一部を切り欠いて形成されかつ前記座部が入り込む切り欠き部を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のクラスプ。
  5. 前記受入れ部材は、軸方向の一端側に前記係止具が挿入される挿入口を有する筒部と、前記筒部の他端側の端部から軸方向に延設された一対の片部とを備え、前記一対の片部は、一側面側に切欠き部を有しかつ他側面に前記付勢部材の付勢力により前記係止部に当接する当接部を備えることを特徴とする請求項4に記載のクラスプ。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のクラスプを有するアクセサリ。
JP2016546258A 2014-09-04 2014-09-04 アクセサリ用クラスプ Active JP6427584B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2014/073348 WO2016035186A1 (ja) 2014-09-04 2014-09-04 アクセサリ用クラスプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016035186A1 JPWO2016035186A1 (ja) 2017-06-22
JP6427584B2 true JP6427584B2 (ja) 2018-11-21

Family

ID=55439285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016546258A Active JP6427584B2 (ja) 2014-09-04 2014-09-04 アクセサリ用クラスプ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6427584B2 (ja)
WO (1) WO2016035186A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107635429B (zh) * 2016-03-25 2020-03-03 宝石天使有限会社 卡扣

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730730U (ja) * 1993-11-26 1995-06-13 雅弘 星野 環状装身具の留め金具
JP3250091B2 (ja) * 1995-12-28 2002-01-28 雅弘 星野 環状装身具の留め金具
JP3848654B2 (ja) * 2004-01-20 2006-11-22 株式会社桑山 プッシュ式金具

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016035186A1 (ja) 2016-03-10
JPWO2016035186A1 (ja) 2017-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6236618B1 (ja) 留め具
JP5867048B2 (ja) 連結装置、バンド及びバンドを備える電子機器
JP4764017B2 (ja) 装身具用留め具
JP5660489B2 (ja) 装身具用留め具及びこれを用いた装身具
JP6427584B2 (ja) アクセサリ用クラスプ
JP3250091B2 (ja) 環状装身具の留め金具
JP6376823B2 (ja) 装身具用連結具及び連結部材
JP3173806U (ja) 連結機構
JP5430219B2 (ja) アクセサリ用クラスプ
JP3134958U (ja) 装身具用連結金具
JP2016202616A (ja) クラスプ
JP3110264U (ja) 連珠用連結具
JP4554956B2 (ja) 装身具用留め具
JP2007075416A (ja) 連結具
JP2005348796A (ja) 装飾用連結具
JP6709998B2 (ja) クラスプ
JP3125614U (ja) 着脱式身飾品部品セット
JP3108115U (ja) 金属製バンド状装身具
JP3111015U (ja) 携帯ストラップ
JP2009095637A (ja) 装身具用連結金具
JP2006246929A (ja) 装身具用連結具とその製造方法
JP2005214332A (ja) 付加部材の取り付け構造
JP3193950U (ja) Yat式アクセサリー金具
JP2005230462A (ja) 装身具用留め具
JP2014061433A (ja) アクセサリ用クラスプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181029

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6427584

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250