JP6427397B2 - 加熱方法及び加熱装置並びにプレス成形品の作製方法 - Google Patents

加熱方法及び加熱装置並びにプレス成形品の作製方法 Download PDF

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Description

本発明は、板状ワークを通電加熱する加熱方法及び加熱装置、並びにプレス成形品の作製方法に関する。
板状ワークに電極対を接触させ、電極対の間に電流を流して板状ワークを通電加熱する加熱方法が知られている。この加熱方法では、炉内に板状ワーク全体を収容して行う、所謂炉加熱に比べて加熱装置のコンパクト化が図れる。反面、板状ワークの形状によっては加熱温度にムラが生じ易いことも知られている。
そのため、通電加熱は、帯状、四角形、等の比較的シンプルな形状の板状ワークを加熱する際に利用されることが多かったが、近年、比較的複雑な形状の板状ワークを加熱する際にも通電加熱を利用することが提案されている。
例えば、下記特許文献1には、自動車の構造部品のホットプレス成形において、複数の形状が組み合わされた金属板を通電加熱する加熱方法が記載されている。この特許文献1では、板状ワークに4個以上の電極を取り付け、2個の電極を選択して通電することで、複数の形状が組み合わされたような形状の板状ワークを均一な温度に加熱することができるとされている。
また、下記特許文献2には、板状ワークの一部の領域を焼き入れしてプレス加工する方法が記載されている。この方法は、プレス加工する板状ワークの幅をワークの長手方向に異ならせ、電極対の間に通電した際に電流密度が高くなる部位を設け、この部位を焼き入れ温度以上に加熱している。他の部位は、電流密度が低く、焼き入れ温度未満に維持される。
特開2011−189402号公報 特許4563469号公報
特許文献1のように板状ワークに複数の電極対を取り付けて通電加熱を行う加熱装置では、板状ワークを均一に加熱するために電極対が多数必要となるため、加熱装置の構造が複雑であった。
一方、特許文献2のように、板状ワークの形状を利用して部分加熱するのであれば、加熱装置の構造を簡素化することは可能であるものの、板状ワークの広い範囲を均一に加熱するには、予め板状ワークの形状を熱処理に合わせた形状にしなければならず、生産性が低下する。
比較的複雑な形状の板状ワークを通電加熱する際、装置構成を簡素化するためにワークの長手方向にワークの全長にわたって電流を流してワークを通電加熱することも考えられる。ところが、ワークの形状に応じて、ワークの長手方向と直交する断面の断面積がワークの長手方向に変化し、電流密度の分布が過度に不均一になる。その結果、過剰に加熱される部位や加熱が不足する部位が生じてしまい、全体を均一に加熱することは困難であった。
そこで、本発明では、比較的複雑な形状を有する板状ワークの広い範囲を容易に所定の温度範囲に加熱できる、簡素な構成の板状ワーク加熱方法及び加熱装置を提供することを第1の目的とし、そのような加熱方法を利用できるプレス成形品の作製方法を提供することを第2の目的とする。
本発明の一態様の加熱方法は、第1方向に垂直な断面の断面積が該第1方向に単調に変化する主加熱領域と、前記主加熱領域の一部に隣接して一体に設けられた副加熱領域と、を有する板状ワークの加熱方法であって、前記副加熱領域を加熱した後、前記板状ワークに接する電極対のうち前記第1方向と交差する第2方向に前記主加熱領域を横断して配置された少なくとも一方の電極を前記主加熱領域において前記第1方向に一定速度で移動させながら、移動される電極の変位に応じて前記電極対の間に流れる電流を調整して前記主加熱領域を通電加熱することにより、前記主加熱領域及び前記副加熱領域を所定の温度範囲に加熱する。
また、本発明の一態様の加熱装置は、第1方向に垂直な断面の断面積が該第1方向に単調に変化する主加熱領域と、前記主加熱領域の一部に隣接して一体に設けられた副加熱領域と、を有する板状ワークを加熱する加熱装置であって、前記主加熱領域を加熱する第1加熱部と、前記副加熱領域を加熱する第2加熱部と、を備え、前記第1加熱部は、前記板状ワークに接する電極対と、前記電極対のうち前記第1方向と交差する第2方向に前記主加熱領域を横断して配置される少なくとも一方の電極を前記主加熱領域において前記第1方向に一定速度で移動させる移動機構と、移動される電極の変位に応じて前記電極対の間に流れる電流を調整する制御部と、を有し、前記制御部は、前記副加熱領域が前記第2加熱部によって加熱された後に、前記第1加熱部の前記電極対に対する電力の供給を開始する。
また、本発明の一態様のプレス成形品の作製方法は、上記の加熱方法を用いて前記板状ワークを加熱し、プレス型により加圧してホットプレス成形を行う。
本発明によれば、比較的複雑な形状を有する板状ワークの広い範囲を容易に所定の温度範囲内に加熱できる、簡素な構成の板状ワークの加熱方法及び加熱装置を提供することができ、また、そのような加熱方法を利用できるプレス成形品の作製方法を提供することができる。
本発明の実施形態を説明するための、板状ワーク及び加熱装置の一例の構成、並びに加熱方法を示す図である。 図1の加熱方法において、板状ワークを所定温度範囲に加熱する場合の電流調整のコンセプトを示す図である。 図1の加熱方法において、加熱開始からの経過時間と移動電極の位置との関係、移動電極の移動と電極対の間に流す電流との関係、並びに加熱終了時における板状ワークの温度分布の一例を示す図である。 図1の加熱方法の変形例を示す図である。 本発明の実施形態を説明するための、板状ワーク及び加熱装置の他の例の構成、並びに加熱方法を示す図である。 本発明の実施形態を説明するための、プレス成形品の作製方法の一例を示す図である。 本発明の実施形態を説明するための、プレス成形品の作製方法の他の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態を説明するための、板状ワーク及び加熱装置の一例の構成、並びに加熱方法を示す。
図1に示すワークWは、厚みが一定な板材であり、成形されることで所望の製品形状、具体的には車体のピラーが得られる形状とされている。
ワークWは、長手方向(第1方向)に垂直な断面の断面積が長手方向に単調に増加又は減少する主加熱領域Aと、主加熱領域Aの一部に隣接して一体に設けられた副加熱領域Bと、を有している。
図示の例では、ワークWは、ワークWの長手方向に延び、長手方向と直交する幅方向の寸法が長手方向の一方の端部から他方の端部に向けて徐々に狭くなる狭幅部2と、狭幅部2の長手方向の一端に隣接されて一体に設けられた広幅部3aと、狭幅部2の長手方向の他端に隣接されて一体に設けられた広幅部3aよりもさらに幅広の広幅部3bとを有している。
そして、主加熱領域Aは、狭幅部2と、長手方向に延びる狭幅部2の両側縁をそれぞれ長手方向に延長した仮想区画線Xによって広幅部3a,3bの各々に区画される仮想延長部4とで形成され、ワークWの長手方向の一方の端部から他方の端部に及んで設けられている。副加熱領域Bは、仮想延長部4を除く広幅部3a,3bの残余の領域によって形成され、主加熱領域Aの長手方向の一方の端部R及び他方の端部Lの幅方向両側に隣接して設けられている。
主加熱領域Aは、一方の端部Rから他方の端部Lに向けて徐々に幅が狭くなり、長手方向に垂直な断面の断面積が端部Rから端部Lに向けて単調に減少している。なお、長手方向に垂直な断面の断面積が長手方向に単調に増加又は減少するとは、断面積が一方向に変曲点なく増加又は減少することである。主加熱領域Aが長手方向に通電された際に電流密度が幅方向に過度に不均一になることによって実用上問題となるような部分的な低温部位や高温部位が生じるような断面積の急激な変化がなければ、単調に増加又は減少しているとみなすことができる。
ワークWを加熱する加熱装置は、主加熱領域Aを加熱するための第1加熱部10と、副加熱領域Bを加熱するための第2加熱部11とを備えている。
第1加熱部10は、給電部12と、電極13,14からなる電極対15と、移動機構16と、制御部17と、を備えている。
給電部12は、電極対15に電流を供給する。給電部12から電極対15に供給される電流は制御部17によって調整される。
電極対15を構成する電極13,14は、ワークWの幅方向にワークWを横断する長さを有し、互いに平行にワークWを幅方向に横断して、ワークWの表面に接触して配置される。
図1に示す例では、一方の電極14は位置を固定されており、他方の電極13は、移動機構16によって支持され、ワークWとの接触を保ってワークWの長手方向に移動可能とされている。以下、電極13を移動電極といい、電極14を固定電極という。移動電極13は転動可能なローラによって構成されていてもよい。
移動機構16は、制御部17の制御のもと、移動電極13をワークWの長手方向に一定速度で移動させる。
第2加熱部11は、主加熱領域Aの加熱を抑えて副加熱領域Bを加熱できるものが好ましい。例えば、副加熱領域Bを通電加熱する電極対や、副加熱領域Bを誘導加熱するコイルや、副加熱領域Bを部分的に収容する加熱炉や、副加熱領域Bに接触されるヒータなどを用いることができる。なお、第2加熱部11として電極対を用いて副加熱領域Bを通電加熱する場合には、高周波電流を流すことが好ましく、表皮効果により副加熱領域Bの外縁側が強く加熱されるため、副加熱領域Bのみを加熱し易くなる。
このような加熱装置を用いてワークWを加熱するには、次のように行う。
まず、図1(A)に示すように、ワークWに主加熱領域A及び副加熱領域Bを設定する。主加熱領域A及び副加熱領域Bは、ワークWの形状に応じて適宜設定でき、目標とする所定温度範囲にワークWを加熱し易い形状であることが望ましい。ここでは、上記のとおり、狭幅部2と、仮想延長部4とを合わせて主加熱領域Aとし、仮想延長部4を除く広幅部3a,3bの残余の領域を副加熱領域Bとする。
次いで、図1(B)に示すように、副加熱領域Bを第2加熱部11に配置し、副加熱領域Bを加熱する。このとき、主加熱領域Aの加熱を抑えて副加熱領域Bを加熱すると、副加熱領域Bは高温に加熱され、主加熱領域Aは低温に保たれる。そのため、副加熱領域Bの抵抗が主加熱領域Aの抵抗よりも大きくなり、次の主加熱領域Aを通電加熱する際の通電路が形成されることになる。
副加熱領域Bの加熱が終了する段階では、目標とする所定温度範囲よりも高い温度に副加熱領域Bを加熱することが望ましい。これにより、次の主加熱領域Aの通電加熱までの間に放熱によって温度が低下しても、副加熱領域Bの温度を目標とする所定温度範囲とすることが可能となる。
副加熱領域Bの加熱後、図1(C)及び図1(D)に示すように、電極対15をワークWに配置し、給電部12から電極対15の間に電流を流して主加熱領域Aを通電加熱する。
図1に示す例では、移動電極13及び固定電極14は、主加熱領域Aの相対的に幅広の端部Rに配置される。そして、断面積が相対的に大きい端部R側から断面積が相対的に小さい端部L側に向けて移動電極13が一定速度で移動されながら、電極対15の間に電流が流される。移動電極13の移動に伴い、移動電極13と固定電極14との間隔は次第に拡大され、ワークWにおいて移動電極13と固定電極14との間に位置する区間に電流が流れる。このとき、副加熱領域Bは高温に加熱されており、上記のとおり主加熱領域Aに対応した通電路が形成されていることから、主加熱領域Aに電流が多く流れ、主加熱領域Aが加熱される。
ここで、移動電極13の移動方向に断面積が単調に減少している主加熱領域Aの通電加熱では、一定速度で移動される移動電極13の変位に応じて電極対15の間に流れる電流を調整することにより、実質的に均一な温度と同視し得る所定温度範囲に主加熱領域Aを加熱することが可能である。
図2は、主加熱領域Aを均一に加熱する場合の電流調整のコンセプトを示す。
主加熱領域Aの全長をn個の長さΔlの仮想区分領域A,A,・・・Aに分割して考える。第i区分領域のΔlを移動電極が通過する時の通電電流をIi、通電時間をti(sec)とすると、第i区分領域の昇温θは、移動電極13がこの区分領域を通過以後加熱されるので、次式で与えられる。
Figure 0006427397

ただし、ρは抵抗率(Ω・m)、ρは密度(kg/m)、cは比熱(J/kg・℃)、aは第i区分領域の断面積(m)。
各区分領域の温度がθ=θ=・・・=θと均一になるためには、次式が満たされるように各区分領域での通電電流I及び通電時間t(電極移動速度V)を決めればよく、速度一定であればt=一定であるのでIだけを定めればよい。
Figure 0006427397
固定電極14が主加熱領域Aの端部Rに固定され、移動電極13が主加熱領域Aの端部Rから端部Lに向けて一定速度で移動される場合に、主加熱領域Aにおいて移動電極13と固定電極14との間に挟まれる通電区間は、断面積が相対的に大きい端部R側から次第に拡大される。したがって、区分領域A,A,・・・Aの各々における通電時間は異なり、端部R側の区分領域ほど通電時間が長くなる。そして、端部R側の区分領域及び端部L側の区分領域に同じ電流を同じ時間流した場合に、断面積が相対的に大きい端部R側の区分領域ほど生じる熱量が少ない。
そこで、区分領域の各々における通電時間との関係で、主加熱領域Aの断面積の変化に基づいて電極対15の間に流れる電流を調整することにより、区分領域の各々に生じる熱量を略等しくし、実質的に均一な温度と同視し得る温度範囲に主加熱領域Aを加熱することができる。
図3は、図1の加熱方法において、加熱開始からの経過時間と移動電極13の位置との関係、移動電極13の移動と電極対15の間に流す電流との関係、並びに加熱終了時における主加熱領域Aの温度分布の一例を示す。なお、図3において、移動電極13の位置は、加熱開始時における移動電極13の初期位置(主加熱領域Aの端部R)を原点とし、原点からの距離で示されている。
図3に示す例では、移動電極13が主加熱領域Aの端部Rから端部Lに向けて一定速度で移動される間、電極対15の間に流れる電流が次第に小さくなるように調整されている。主加熱領域Aの端部Lを所定の温度範囲に加熱するため、移動電極13が端部Lに達した後の一定時間、移動電極13は端部Lに保持され、その間、移動電極13が端部Lに達した時点での電流が電極対15の間に流されている。かかる電流調整により、主加熱領域Aは、実質的に均一な温度と同視し得る所定温度範囲に加熱される。
そして、副加熱領域Bの加熱温度と主加熱領域Aの加熱タイミングとを調整することで、実質的に均一な温度と同視し得る所定温度範囲に主加熱領域A及び副加熱領域Bを加熱することができる。なお、副加熱領域Bの加熱と主加熱領域Aの通電加熱との間の時間や熱伝達の程度によっては、副加熱領域Bの温度が放熱によって低下することがあるが、副加熱領域Bの加熱時に所定温度範囲よりも高い温度に加熱しておけば、主加熱領域Aと放熱した副加熱領域Bとの温度を同等として、主加熱領域A及び副加熱領域Bの温度を所定温度範囲とすることができる。
以上のワークWの加熱方法によれば、ワークWを主加熱領域Aと副加熱領域Bとに分けて順次加熱するので、主加熱領域A及び副加熱領域Bを簡素な形状として加熱することができ、主加熱領域A及び副加熱領域Bを合わせたワークWの広い範囲を所定温度範囲に加熱することが容易となる。さらに、主加熱領域Aを通電加熱し、副加熱領域Bを副加熱領域Bに適した方法で加熱できるため、主加熱領域A及び副加熱領域Bを合わせたワークWの広い範囲を簡素な構成で加熱することが可能である。
そして、主加熱領域Aは長手方向に垂直な断面の断面積が長手方向に単調に変化する形状を有するため、主加熱領域Aを長手方向に通電加熱する際、幅方向の電流密度の分布が過度に不均一となる部分が主加熱領域Aに生じることを防止することができる。さらに、主加熱領域Aを長手方向に通電加熱する電極対15のうち一方の移動電極13を長手方向に一定速度で移動させながら、移動電極13の変位に応じて電極対15の間に流れる電流を調整することにより、主加熱領域Aを所定温度範囲内に容易に加熱することが可能である。
また、副加熱領域Bが主加熱領域Aの一部に幅方向に隣接して一体に設けられているため、主加熱領域Aを長手方向に通電加熱する際、副加熱領域Bを適切な加熱状態にしておくことにより、主加熱領域Aに対応した通電路を形成することができる。それにより、主加熱領域Aの通電加熱における副加熱領域Bの影響を少なくでき、主加熱領域A及び副加熱領域Bを合わせたワークWの広い範囲を所定温度範囲に容易に加熱することが可能である。
図4は、図1の加熱方法の変形例を示す。
図4に示す例では、ワークWにおける主加熱領域A及び副加熱領域Bの設定が図1に示した例と異なる。
図4に示す例では、主加熱領域Aは、狭幅部2と、狭幅部2の両側縁をそれぞれ長手方向に延長して一方の広幅部3aに区画された仮想延長部4とで形成されている。副加熱領域Bは、仮想延長部4が区画された一方の広幅部3aにおいて仮想延長部4を除く広幅部3aの残余の領域、及び他方の広幅部3bによって形成されている。主加熱領域Aは、一方の端部Rから他方の端部Lに向けて徐々に幅が狭くなり、長手方向に垂直な断面の断面積が端部Rから端部Lに向けて単調に減少している。
このワークWを加熱するには、まず、図4(A)に示すように、ワークWに主加熱領域A及び副加熱領域Bを上記のように設定し、次いで、図4(B)に示すように、副加熱領域Bを第2加熱部11に配置して、副加熱領域Bを加熱する。
副加熱領域Bの加熱後、図4(C)及び図4(D)に示すように、移動電極13及び固定電極14が、主加熱領域Aの相対的に幅広の端部Rに配置され、断面積が相対的に大きい端部R側から断面積が相対的に小さい端部L側に向けて移動電極13が一定速度で移動されながら、電極対15の間に電流が流される。移動電極13の移動に伴い、移動電極13と固定電極14との間隔は次第に拡大され、ワークWにおいて移動電極13と固定電極14との間に位置する区間に電流が流れる。
本例においても、主加熱領域Aは、移動電極13の移動方向に断面積が単調に減少しており、移動電極13の変位に応じて電極対15の間に流れる電流を調整することにより、実質的に均一な温度と同視し得る所定温度範囲に主加熱領域Aを加熱することが可能である。そして、副加熱領域Bの加熱温度と主加熱領域Aの加熱タイミングとを調整することで、実質的に均一な温度と同視し得る所定温度範囲に主加熱領域A及び副加熱領域Bを加熱することができる。
図5は、本発明の実施形態を説明するための、板状ワーク及び加熱装置の他の例の構成、並びに加熱方法を示す。
図5に示す例では、一方の広幅部3a及び狭幅部2を含む第1部位W1と、他方の広幅部3bを含む第2部位W2とにワークWを区分して、第1部位W1及び第2部位W2の各々を所定温度範囲に加熱し、且つ第1部位W1と第2部位W2とで異なる温度範囲に加熱するようにして、異なる性状の部位を形成する。
第1部位W1は、長手方向(第1方向)に垂直な断面の断面積が長手方向に単調に増加又は減少する第1主加熱領域A1と、第1主加熱領域A1の一部に隣接して一体に設けられた副加熱領域B1と、を有している。
第1主加熱領域A1は、狭幅部2と、長手方向に延びる狭幅部2の両側縁をそれぞれ長手方向に延長した仮想区画線X1によって広幅部3aに区画される仮想延長部4とで形成されており、一方の端部R1から他方の端部L1に向けて徐々に幅が狭くなり、長手方向に垂直な断面の断面積が端部R1から端部L1に向けて単調に減少している。副加熱領域B1は、仮想延長部4を除く広幅部3aの残余の領域によって形成され、第1主加熱領域Aの長手方向の一方の端部L1の幅方向両側に隣接して設けられている。
第2部位W2もまた、長手方向(第1方向)に垂直な断面の断面積が長手方向に単調に増加又は減少する第2主加熱領域A2と、第2主加熱領域A2の一部に隣接して一体に設けられた副加熱領域B2と、を有している。
第2主加熱領域A2は、長手方向に延びる狭幅部2の両側縁をそれぞれ長手方向に延長した仮想区画線X2によって広幅部3bに区画されて形成されており、一方の端部L2から他方の端部R2に向けて徐々に幅が狭くなり、長手方向に垂直な断面の断面積が端部L2から端部R2に向けて単調に減少している。副加熱領域B2は、第2主加熱領域A2を除く広幅部3bの残余の領域によって形成され、第2主加熱領域A2の幅方向両側に隣接して設けられている。
ワークWを加熱する加熱装置は、第1加熱部10の構成を除き図1に示した例と同様である。第1加熱部10は、給電部12と、電極13,14からなる電極対15と、移動機構16a,16bと、制御部17と、を備えている。
給電部12は、電極対15に電流を供給する。給電部12から電極対15に供給される電流は制御部17によって調整される。電極対15を構成する電極13,14は、ワークWの幅方向にワークWを横断する長さを有し、互いに平行にワークWを幅方向に横断して、ワークWの表面に接触して配置される。そして、本例では、電極13は、ワークWとの接触を保ってワークWの長手方向に移動可能に、移動機構16aによって支持されており、電極14もまた、ワークWとの接触を保ってワークWの長手方向に移動可能に、移動機構16bによって支持されている。
このような加熱装置を用いてワークWを加熱するには、次のように行う。
まず、図5(A)に示すように、ワークWに第1主加熱領域A1及び第2主加熱領域A2並びに副加熱領域B1,B2を設定する。
次いで、図5(B)に示すように、副加熱領域B1,B2を第2加熱部11に配置し、副加熱領域B1,B2を加熱する。このとき、第1主加熱領域A1の加熱を抑えて副加熱領域B1を加熱し、また、第2主加熱領域A2の加熱を抑えて副加熱領域B2を加熱するのがよい。副加熱領域B1の抵抗が隣接する第1主加熱領域A1の抵抗よりも大きくなり、また、副加熱領域B2の抵抗が隣接する第2主加熱領域A2の抵抗よりも大きくなり、次の第1主加熱領域A1及び第2主加熱領域A2を通電加熱する際の通電路を形成することができる。
副加熱領域B1,B2の加熱が終了する段階では、第1部位W1について目標とする所定温度範囲よりも高い温度に副加熱領域B1を加熱し、また、第2部位W2について目標とする所定温度範囲よりも高い温度に副加熱領域B2を加熱することが望ましい。これにより、次の第1主加熱領域A1及び第2主加熱領域A2の通電加熱までの間に放熱によって温度が低下しても、副加熱領域B1,B2の温度を各々の目標とする所定温度範囲とすることが可能となる。
副加熱領域B1,B2の加熱後、図5(C)及び図5(D)に示すように、電極対15をワークWに配置し、給電部12から電極対15の間に電流を流して第1主加熱領域A1及び第2主加熱領域A2を通電加熱する。
一方の移動電極13は、第1主加熱領域A1の第2主加熱領域A2との境界近傍にあたる相対的に幅広の端部R1に配置され、断面積が相対的に大きい端部R1側から断面積が相対的に小さい端部L1側に向けて一定速度で移動される。他方の移動電極14は、第2主加熱領域A2の第1主加熱領域A1との境界近傍にあたる相対的に幅広の端部L2に配置され、断面積が相対的に大きい端部L2側から断面積が相対的に小さい端部R2側に向けて一定速度で移動される。そして、移動電極13,14が一定速度でそれぞれ移動されながら、電極対15の間に電流が流される。移動電極13,14の移動に伴い、移動電極13と固定電極14との間隔は次第に拡大され、ワークWにおいて移動電極13と固定電極14との間に位置する区間に電流が流れる。このとき、副加熱領域B1,B2は高温に加熱されており、上記のとおり第1主加熱領域A1及び第2主加熱領域A2の各々に対応する通電路が形成されていることから、第1主加熱領域A1及び第2主加熱領域A2に電流が多く流れ、第1主加熱領域A1及び第2主加熱領域A2が加熱される。
本例においても、第1主加熱領域A1は、移動電極13の移動方向に断面積が単調に減少しており、移動電極13の変位に応じて電極対15の間に流れる電流を調整することにより、実質的に均一な温度と同視し得る所定温度範囲に第1主加熱領域A1を加熱することが可能である。第2主加熱領域A2もまた、移動電極14の移動方向に断面積が単調に減少しており、移動電極14の変位に応じて電極対15の間に流れる電流を調整することにより、実質的に均一な温度と同視し得る所定温度範囲に第2主加熱領域A2を加熱することが可能である。そして、副加熱領域B1,B2の各々の加熱温度と第1主加熱領域A1及び第2主加熱領域A2の各々の加熱タイミングとを調整することで、第1部位W1において実質的に均一な温度と同視し得る所定温度範囲に第1主加熱領域A1及び副加熱領域B1を加熱することができ、また、第2部位W2においても実質的に均一な温度と同視し得る所定温度範囲に第2主加熱領域A2及び副加熱領域B2を加熱することができ、且つ第1部位W1と第2部位W2とで異なる温度範囲に加熱することができる。
以上のようにワークWを加熱することで、図1に示した加熱方法と同様の作用効果を得ることができる。特に、本例では、第1部位W1及び第2部位W2の各々に本発明を適用したので、第1部位W1及び第2部位W2を異なる温度範囲に加熱することができる。
なお、図1や図5に示した例では、ワークWとして厚みが全体で一定のものを用いたが、長手方向に厚みが変化するテーラードブランクを用いることも可能であり、例えば広幅部3bと残部とで異なる厚みを有する板状ワークを同様にして加熱してもよい。その場合、広幅部3bと残部とを同じ温度範囲に加熱することも容易である。
以上説明した加熱方法は、例えば加熱後に急冷する焼入処理に用いることもでき、また、加熱後の高温状態でプレス型により加圧してホットプレス成形を行う、プレス成形品の作製方法に用いることもできる。
図6は、本発明の実施形態を説明するための、プレス成形品の作製方法の一例を示す。
図6に示すように、まず、所定の形状に形成されたワークWを、加熱装置20を用いて図1や図5に示した加熱方法によって加熱し、その後、高温状態のワークWを直ちにプレス装置のプレス型21によって加圧し、所定形状に成形する。
このプレス成形品の作製方法によれば、上記のとおり加熱装置20が簡素な構成でよく、加熱装置20をプレス装置に近接配置し、又はプレス装置に一体に組み込むことができる。そのため、ワークWを加熱後に短時間でプレス成形することができ、加熱されたワークWの温度低下を抑制してエネルギーロスを削減し、また板状ワークの表面の酸化を防止して高品質なプレス成形品を作製することが可能である。
また、主加熱領域と主加熱領域に隣接して一体に設けられた副加熱領域とを合わせたワークWの広い範囲を所定温度範囲内に加熱できるため、ワークWをプレス型21によって加圧する際、変形させる領域内の温度のバラツキを抑制してワークWの強度のバラツキを少なくできる。その結果、成形を容易にでき、成形品Pの品質のバラツキを少なくすることができる。
上述したプレス成形品の作製方法は、例えば図7に示すように中空に形成されたワークWにも適用することが可能である。この場合、所定形状に形成された中空のワークWに電極対を接触させ、通電しつつ各壁の断面積の長手方向の変化に対応させて電極を移動させることで通電加熱を行い、その後、高温状態のワークWを直ちにプレス装置のプレス型21により加圧して、所定形状の成形品Pを成形することも可能である。このようなプレス成形品の作製方法であっても、上記と同様の作用効果を得ることが可能である。
なお、以上の例は、本発明の範囲内において適宜変更可能である。例えば、厚みが各部で異なる板状ワークであっても本発明を適用することも可能である。また、主加熱領域Aを通電加熱する際に、電極13,14のうち一方の電極を移動させた例について説明したが、主加熱領域Aの形状に応じて電極13,14の双方の電極を移動させることも可能である。
10 第1加熱部
11 第2加熱部
12 給電部
13 電極
14 電極
15 電極対
16 移動機構
17 制御部
20 加熱装置
21 プレス型
W ワーク
A 主加熱領域
B 副加熱領域
P 成形品

Claims (8)

  1. 第1方向に垂直な断面の断面積が該第1方向に単調に変化する主加熱領域と、前記主加熱領域の一部に隣接して一体に設けられた副加熱領域と、を有する板状ワークの加熱方法であって、
    前記副加熱領域を加熱した後、前記板状ワークに接する電極対のうち前記第1方向と交差する第2方向に前記主加熱領域を横断して配置された少なくとも一方の電極を前記主加熱領域において前記第1方向に一定速度で移動させながら、移動される電極の変位に応じて前記電極対の間に流れる電流を調整して前記主加熱領域を通電加熱することにより、前記主加熱領域及び前記副加熱領域を所定の温度範囲に加熱する加熱方法。
  2. 請求項1記載の加熱方法であって、
    前記第1方向における前記主加熱領域の前記断面積の変化に基づいて前記電極対の間に流れる電流を調整する加熱方法。
  3. 請求項1又は2記載の加熱方法であって、
    前記電極対のうち前記第1方向と交差する第2方向に前記主加熱領域を横断して配置された一方の電極を前記主加熱領域において前記第1方向に一定速度で移動させ、前記主加熱領域における通電区間を前記主加熱領域の前記断面積が相対的に大きい側から次第に拡大させる加熱方法。
  4. 請求項1から3のいずれか一項記載の加熱方法であって、
    前記副加熱領域は、前記第2方向に前記主加熱領域の一部に隣接して一体に設けられている加熱方法。
  5. 請求項1から4のいずれか一項記載の加熱方法であって、
    前記副加熱領域を前記所定の温度範囲よりも高温に加熱した後、前記主加熱領域を通電加熱する加熱方法。
  6. 請求項1から5のいずれか一項記載の加熱方法であって、
    前記副加熱領域を通電加熱、誘導加熱、炉加熱、及びヒータ加熱の何れかにより加熱する加熱方法。
  7. 第1方向に垂直な断面の断面積が該第1方向に単調に変化する主加熱領域と、前記主加熱領域の一部に隣接して一体に設けられた副加熱領域と、を有する板状ワークを加熱する加熱装置であって、
    前記主加熱領域を加熱する第1加熱部と、前記副加熱領域を加熱する第2加熱部と、を備え、
    前記第1加熱部は、前記板状ワークに接する電極対と、前記電極対のうち前記第1方向と交差する第2方向に前記主加熱領域を横断して配置される少なくとも一方の電極を前記主加熱領域において前記第1方向に一定速度で移動させる移動機構と、移動される電極の変位に応じて前記電極対の間に流れる電流を調整する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記副加熱領域が前記第2加熱部によって加熱された後に、前記第1加熱部の前記電極対に対する電力の供給を開始する加熱装置。
  8. 請求項1から6のいずれか一項記載の加熱方法を用いて前記板状ワークを加熱し、プレス型により加圧してホットプレス成形を行う、プレス成形品の作製方法。
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