JP6427142B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明はスパークプラグに関し、特に主体金具に対する絶縁体の偏心を抑制できるスパークプラグに関するものである。
内燃機関に使用されるスパークプラグは、中心電極を保持する絶縁体の外周に取り付けられた主体金具に、中心電極と対向する接地電極が接続される(例えば特許文献1)。スパークプラグは、中心電極と接地電極との間で火花放電し、両電極間に曝された混合気に点火することにより火炎核が形成される。近年、内燃機関の設計等の観点からスパークプラグの小径化が求められている。
特開2016−12410号公報
しかしながらスパークプラグの小径化に伴い、主体金具の内周面と絶縁体の外周面との距離が短くなるので、主体金具に対する絶縁体の偏心が顕著になると、主体金具(特に先端付近)と絶縁体との間の放電(以下「横飛火」と称す)が発生するおそれがある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、主体金具に対する絶縁体の偏心を抑制できるスパークプラグを提供することを目的としている。
課題を解決するための手段および発明の効果
この目的を達成するために請求項1記載のスパークプラグによれば、絶縁体は、中心軸に沿って配置される円筒状の筒部と、筒部の外径よりも外径が小さい円筒状の脚部と、脚部の外周面と筒部の外周面とを連絡する外周面を有する段部とを備えている。中心軸に沿って絶縁体の内側に中心電極が配置される。筒状の主体金具は、筒部の径方向外側に胴部が配置され、胴部の軸方向の先端に連接される棚部は、径方向内側へ張り出す後端面が段部の外周面に対向する。段部と棚部との間にパッキンが配置される。主体金具に接続される接地電極は中心電極と対向する。
中心軸を含む断面において、主体金具にパッキンが接触する主体金具上の金具接触面と、絶縁体にパッキンが接触する絶縁体上の接触面を中心軸と直交する方向に投影した主体金具上の投影面と、が重なる重なり部の軸方向の長さLを、筒部のうち段部との接続位置における外周の半径と脚部のうち段部との接続位置における外周の半径との差Dで除した値L/Dは1.2以上である。Dはパッキンに加わる圧力に影響を与え、Lは絶縁体を拘束するパッキンの面積に影響を与える。L/D≧1.2を満たすことにより、パッキンによる絶縁体の径方向への拘束力を確保できるので、主体金具に対する絶縁体の偏心を抑制できる効果がある。
ッキンは、棚部の後端面と段部の外周面とに接触する第1部がそれらの間に配置され、胴部の内周面と筒部の外周面とに接触する第2部が、それらの間に配置される。後端面に連絡し脚部の径方向外側に配置される棚部の内周面と脚部の外周面とに接触する第3部が、それらの間に配置される。パッキンの第1部、第2部および第3部が絶縁体を拘束するので、主体金具に対して絶縁体の偏心を抑制する効果を向上できる。
請求項記載のスパークプラグによれば、主体金具は、棚部の後端面から棚部の内周面にかけて設けられる突出部が、棚部の内周面よりも中心軸と直交する方向へ向けて突出する。パッキンは、突出部と絶縁体との間に一部が配置されるので、突出部が設けられない場合に比べて、パッキンの拘束力を大きくできる。よって、請求項1の効果に加え、主体金具に対して絶縁体の偏心を抑制する効果を向上できる。
請求項記載のスパークプラグによれば、中心軸を含む断面において、棚部の内周面からの突出部の高さを、棚部の内周面と脚部の外周面との隙間の距離で除した値は0.93以下なので、突出部が絶縁体に接触しないようにできる。よって、請求項の効果に加え、突出部の接触による絶縁体の損傷を防止できる効果がある。
請求項記載のスパークプラグによれば、主体金具は、少なくとも胴部の外周面に、呼び径が10mm以下のねじ部を備えている。呼び径が10mm以下のねじ部を備えるスパークプラグは主体金具に対する絶縁体の偏心が顕著になると横飛火が生じ易くなるが、パッキンによって主体金具に対する絶縁体の偏心を抑制できるので、請求項1からのいずれかの効果に加え、横飛火を抑制できる効果がある。
本発明の第1実施の形態におけるスパークプラグの断面図である。 図1のIIで示した部分を拡大して図示したスパークプラグの断面図である。 第2実施の形態におけるスパークプラグの断面図である。 第3実施の形態におけるスパークプラグの断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施の形態におけるスパークプラグ10の中心軸Oを含む面で切断した断面図である。図1では、紙面下側をスパークプラグ10の先端側、紙面上側をスパークプラグ10の後端側という。図1に示すようにスパークプラグ10は、主体金具20、接地電極40、絶縁体50及び中心電極70を備えている。
主体金具20は、内燃機関のねじ穴(図示せず)に固定される略円筒状の部材であり、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成されている。主体金具20は、後端側から先端側へ中心軸Oに沿って端部21、工具係合部22、溝部23、座部24、胴部26、棚部27、脚長部28の順に連接されている。端部21及び溝部23は絶縁体50を加締めるための部位であり、工具係合部22はスパークプラグ10を内燃機関に取り付けるときにレンチ等の工具を係合させる部位である。本実施の形態では、主体金具20は冷間鍛造加工等によって成形されている。
棚部27は胴部26の径方向の内側へ張り出す部位であり、内径が胴部26の内径より小さく形成される。棚部27は、後端面31が、後端側から先端側へ向かうにつれて縮径する。座部24よりも先端側の胴部26、棚部27及び脚長部28は、外周面にねじ部29が形成される。座部24とねじ部29との間に環状のガスケット95が嵌め込まれる。ガスケット95は、内燃機関のねじ穴にねじ部29が嵌められたときに、座面25と内燃機関(エンジンヘッド)とに挟まれて主体金具20と内燃機関との隙間を封止する。
接地電極40は、主体金具20の先端(脚長部28の端面)に接合される金属製(例えばニッケル基合金製)の電極母材41と、電極母材41の先端に接合されるチップ42とを備えている。電極母材41は、中心軸Oと交わるように中心軸Oへ向かって屈曲する棒状の部材である。チップ42は、白金、イリジウム、ルテニウム、ロジウム等の貴金属またはこれらを主成分とする合金によって形成される部材であり、中心軸Oと交わる位置に接合されている。
絶縁体50は、機械的特性や高温下の絶縁性に優れるアルミナ等により形成された略円筒状の部材である。絶縁体50は、後端側から先端側へ中心軸Oに沿って後部51、突出部52、筒部53、段部54、脚部55の順に連接され、中心軸Oに沿って貫通する軸孔59が形成されている。絶縁体50は主体金具20に挿入され、外周に主体金具20が固定される。絶縁体50は、後部51の後端および脚部55の先端が、主体金具20からそれぞれ露出する。脚部55は、主体金具20の脚長部28の径方向内側に配置される。脚長部28の内周面32と脚部55の外周面58とは、所定の間隔をあけて対向する。
突出部52は、後部51の径方向の外側に張り出す部位であり、主体金具20の溝部23の径方向内側に配置される。筒部53及び脚部55は、それぞれ胴部26及び脚長部28の径方向内側に配置される。筒部53と脚部55との間に位置する段部54は、先端側へ向かって縮径する内周面および外周面57(図2参照)が形成されている。
パッキン60は、主体金具20を構成する金属材料よりも軟質の軟鋼板等の金属材料で形成される円環状の板材である。パッキン60は必要に応じて浸炭処理や浸炭窒化処理が施される。主体金具20の端部21が絶縁体50に向けて径方向内側に加締められると、絶縁体50の後部51の外周に配置されたリング部材93,93及びリング部材93,93に挟まれたタルク等の充填材94を介して、絶縁体50が主体金具20の棚部27へ向けて押圧される。その結果、棚部27と絶縁体50の段部54とに挟まれてパッキン60が塑性変形する。パッキン60は棚部27と段部54との隙間を気密に閉塞する。
中心電極70は、有底筒状に形成された電極母材の内部に、電極母材よりも熱伝導性に優れる芯材73を埋設した棒状の電極である。芯材73は銅または銅を主成分とする合金で形成されている。中心電極70は、絶縁体50の段部54に配置される頭部71と、中心軸Oに沿って先端側へ延びる軸部72とを備えている。
軸部72は先端が軸孔59から露出し、チップ74が接合されている。チップ74は、白金、イリジウム、ルテニウム、ロジウム等の貴金属またはこれらを主成分とする合金によって形成される柱状の部材であり、火花ギャップを介して接地電極40のチップ42と対向する。
端子金具80は、高圧ケーブル(図示せず)が接続される棒状の部材であり、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成されている。端子金具80の先端側は絶縁体50の軸孔59内に配置される。
抵抗体90は、スパーク時に発生する電波ノイズを抑えるための部材であり、端子金具80と中心電極70との間の軸孔59内に配置されている。抵抗体90と中心電極70との間、抵抗体90と端子金具80との間に、導電性を有するガラスシール91,92がそれぞれ配置される。ガラスシール91は抵抗体90と中心電極70とにそれぞれ接触し、ガラスシール92は抵抗体90と端子金具80とにそれぞれ接触する。この結果、中心電極70と端子金具80とは、抵抗体90とガラスシール91,92とを介して電気的に接続される。
スパークプラグ10は、例えば、以下のような方法によって製造される。まず、絶縁体50の軸孔59の後部51側から中心電極70を挿入する。中心電極70は、軸部72の先端にチップ74が接合されている。中心電極70は段部54に頭部71が支持され、先端部が軸孔59の先端から外部に露出するように配置される。
次に、ガラスシール91の原料粉末を軸孔59から入れて、頭部71の周囲および後端側に充填する。圧縮用棒材(図示せず)を用いて、軸孔59に充填したガラスシール91の原料粉末を予備圧縮する。成形されたガラスシール91の原料粉末の成形体の上に、抵抗体90の原料粉末を充填する。圧縮用棒材(図示せず)を用いて、軸孔59に充填した抵抗体90の原料粉末を予備圧縮する。次いで、抵抗体90の原料粉末の上に、ガラスシール92の原料粉末を充填する。圧縮用棒材(図示せず)を用いて、軸孔59に充填したガラスシール92の原料粉末を予備圧縮する。
その後、軸孔59の後端側から端子金具80の先端部81を挿入して、先端部81がガラスシール92の原料粉末に接触するように端子金具80を配置する。次いで、例えば各原料粉末に含まれるガラス成分の軟化点より高い温度まで加熱しつつ、端子金具80の後端側に設けられた張出部82の先端面が絶縁体50の後端面に当接するまで端子金具80を圧入して、先端部81によってガラスシール91,92及び抵抗体90の原料粉末に軸方向の荷重を加える。この結果、各原料粉末が圧縮・焼結され、絶縁体50の内部にガラスシール91,92及び抵抗体90が形成される。
次に、予め接地電極40が接合された主体金具20の棚部27の後端面31の上にパッキン60(塑性変形する前の円環状の部材)を配置した後、主体金具20の端部21側から絶縁体50を軸方向へ挿入する。リング部材93及び充填材94を端部21と絶縁体50との間に挿入した後、端部21の加締め形状に対応する凹部を備える治具(図示せず)により端部21を軸方向へ押圧し、端部21を径方向内側へ屈曲させる。
これにより主体金具20と絶縁体50とが固定される。溝部23は、主体金具20に加えられた荷重により座屈し、曲げ変形する。その結果、リング部材93及び充填材94を介して、端部21により絶縁体50の突出部52が軸方向先端側へ押し付けられる。これにより、絶縁体50の段部54と主体金具20の棚部27とにパッキン60が挟まれる。その結果、パッキン60が塑性変形して、絶縁体50の段部54及び主体金具20の棚部27にパッキン60が密着する。
その後、接地電極40の電極母材41にチップ42を接合し、接地電極40のチップ42が中心電極70のチップ42と軸方向に対向するように電極母材41を屈曲して、スパークプラグ10を得る。
図2を参照してパッキン60について説明する。図2は図1のIIで示した部分を拡大して図示したスパークプラグ10の中心軸Oを含む断面図である。主体金具20は、胴部26の内周面30と棚部27の後端面31とが接続し、棚部27の後端面31と棚部27の内周面33とが接続する。棚部27の後端面31は、主体金具20の先端側(図2下側)へ向かって縮径する。絶縁体50は、筒部53の外周面56に段部54の外周面57が接続し、外周面57に脚部55の外周面58が接続する。段部54の外周面57は、絶縁体50の先端側(図2下側)へ向かって縮径する。
パッキン60は第1部61、第2部62及び第3部63を備えている。第1部61は、棚部27の後端面31と段部54の外周面57とに接触して後端面31と外周面57との間に配置される部位である。第2部62は、胴部26の内周面30と筒部53の外周面56とに接触して内周面30と外周面56との間に配置される部位である。第3部63は、棚部27の内周面33と脚部55の外周面58とに接触して内周面33と外周面58との間に配置される部位である。
第1部61、第2部62及び第3部63は、絶縁体50に主体金具20を組み付けたときにパッキン60の塑性変形によって生じる部位であり、第1部61、第2部62及び第3部63は一体に形成されている。第2部62及び第3部63が形成されることで、胴部26から棚部27に亘る主体金具20上に、主体金具20にパッキン60が接触する金属接触面64が形成される。同様に、筒部53から脚部55に亘る絶縁体50上に、絶縁体50にパッキン60が接触する接触面65が形成される。
長さLは、中心軸O(図1参照)に直交する方向へ接触面65を投影した主体金具20上の投影面と金属接触面64とが重なる重なり部の軸方向の長さである。パッキン60のうち重なり部に相当する部位(長さLの領域)は、振動等によって、主体金具20に対して絶縁体50が径方向に相対移動すると圧縮荷重を受けるので、主体金具20に対する絶縁体50の径方向の移動を拘束する。長さLが大きいほど、主体金具20に対する絶縁体50の軸の傾きを抑制できる。
パッキン60は、段部54によって絶縁体50と主体金具20とに作用する軸方向の荷重を受ける。段部54の外周面57の面積は、絶縁体50と主体金具20とに作用する軸方向の荷重がパッキン60に加える圧力に影響を与える。軸方向の荷重の大きさが同じであれば、段部54の外周面57の軸方向の投影面の面積が小さいほど、軸方向の荷重によるパッキン60の圧力は大きい。パッキン60の圧力は棚部27の後端面31に垂直に作用し、中心軸Oと直交する方向の分力が、拘束力として主体金具20及び絶縁体50に作用する。パッキン60の圧力が大きいほど、即ち段部54の外周面57の径方向の長さが小さいほど、絶縁体50の径方向への移動を拘束する拘束力を大きくできる。
段部54の外周面57の径方向の長さは、筒部53のうち段部54との接続位置105における外周の半径と、脚部55のうち段部54との接続位置104における外周の半径との差Dである。本実施の形態では、脚部55の外周面58と段部54の外周面57との境界、筒部53の外周面56と段部54の外周面57との境界はそれぞれ丸みが設けられているので、接続位置104,105は以下のようにして求める。なお、接続位置104,105の求め方は同じなので、ここでは接続位置104の求め方を説明し、接続位置105の求め方は説明を省略する。
まず、段部54の外周面57を径方向外側へ延長した直線100と、脚部55の外周面58を中心軸O(図1参照)に沿って延長した直線101との交点102を求める。次いで、交点102を通り中心軸Oに直交する垂線103を引き、絶縁体50の外面と垂線103との交点を接続位置104とする。境界に面取りが設けられている場合も、これと同様にして接続位置を求める。脚部55の外周面58と段部54の外周面57との境界や筒部53の外周面56と段部54の外周面57との境界に角がある場合(丸みや面取りが設けられていない場合)には、その境界の角が接続位置である。
長さL及び差Dは、絶縁体50の寸法、絶縁体50と主体金具20との隙間の大きさ、主体金具20の後端面31や絶縁体50の外周面57の中心軸Oに対する傾き、パッキン60の厚さや形状、絶縁体50の軸方向の荷重の大きさ等によって設定される。スパークプラグ10は長さLを差Dで除した値L/Dが1.2以上に設定される。L/D≧1.2を満たすことにより、パッキン60による絶縁体50の径方向への拘束力を確保できる。これにより、主体金具20に対する絶縁体50の偏心を抑制できる。
パッキン60は、胴部26と筒部53との間に進入する第2部62、及び、棚部27と脚部55との間に進入する第3部63を備えている。パッキン60の第1部61、第2部62及び第3部63が絶縁体50を拘束するので、重なり部の軸方向の長さLを確保できる。中心軸O(図1参照)に対する絶縁体50の軸の傾きを抑制できるので、主体金具20に対して絶縁体50の偏心を抑制する効果を向上できる。
後端部31及び外周面57は中心軸Oに対して傾いているので、第1部61には、それらの面の垂直方向に作用する荷重の軸直角方向の分力が作用する。これに対し第2部62及び第3部63は中心軸Oに沿って配置されるので、第1部61に比べて軸直角方向の拘束力を大きくできる。よって、主体金具20に対して絶縁体50の偏心を抑制する効果を向上できる。
主体金具20に対する絶縁体50の偏心を抑制できれば、主体金具20の脚長部28の内周面32と絶縁体50の脚部55の外周面58との間隔を全周に亘ってほぼ等しくできる。その結果、例えばねじ部29の呼び径が10mm以下の小径のスパークプラグ10であっても、横飛火を抑制できる。横飛火は、脚長部28の内周面32と脚部55の外周面58との間隔の小さいところで生じ易いからである。
次に図3を参照して第2実施の形態について説明する。第2実施の形態では、主体金具111の棚部27の後端面31と内周面33との境界に突出部112が形成される場合について説明する。なお、第1実施の形態で説明した部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図3は第2実施の形態におけるスパークプラグ110の中心軸Oを含む断面図である。図3は主体金具111の棚部27の近傍が拡大して図示されている。
スパークプラグ110は主体金具111及び絶縁体50を備えている。主体金具111は、胴部26の内周面30と棚部27の後端面31とが接続し、棚部27の後端面31と棚部27の内周面33とが接続する。棚部27の後端面31は、主体金具111の先端側(図3下側)へ向かって縮径する。棚部27の後端面31と内周面33との境界に突出部112が形成されている。突出部112は、棚部27の後端面31と内周面33との境界に円環状に存在する。突出部112は、棚部27の内周面33からの高さHが、棚部27の内周面33と脚部55の外周面58との隙間の距離Gに対して0.93以下に設定されている。
なお、主体金具111は、冷間鍛造加工によって外形を形成した後、切削加工によって胴部26及び棚部27が形成される。主体金具111は、冷間鍛造加工によって加工硬化した部分が切削除去される代りに、胴部26の内周面30及び棚部27の後端面31に切削痕(図示せず)が形成される。この時点では突出部112は形成されていない。
パッキン120は第1部121、第2部122及び第3部123を備えている。第1部121は、棚部27の後端面31と段部54の外周面57とに接触して後端面31と外周面57との間に配置される部位である。第2部122は、胴部26の内周面30と筒部53の外周面56とに接触して内周面30と外周面56との間に配置される部位である。
第3部123は、突出部112と脚部55の外周面58とに接触して突出部112と外周面58との間に配置される部位である。第3部123は、突出部112の頂部(内周面33からの高さHが測定される部位)と脚部55の外周面58とに接触する。
主体金具111の絶縁体50への組付け方法について説明する。予め接地電極40(図1参照)が接合された主体金具111の棚部27の後端面31の上にパッキン120(塑性変形する前の円環状の部材)を配置した後、主体金具111に絶縁体50を挿入する。次いで、リング部材93及び充填材94を介して、主体金具111の端部21により絶縁体50の突出部52を軸方向先端側へ押し付け、絶縁体50の段部54と主体金具111の棚部27とにパッキン120を押圧する。その結果、棚部27が塑性変形して突出部112が形成され、パッキン120が塑性変形して第1部121、第2部122及び第3部123が形成され、段部54及び棚部27に密着する。
第1部121、第2部122及び第3部123が一体に形成されることで、胴部26から棚部27に亘る主体金具111上に、主体金具111にパッキン120が接触する金属接触面124が形成される。同様に、筒部53から脚部55に亘る絶縁体50上に、絶縁体50にパッキン120が接触する接触面125が形成される。スパークプラグ110は、第1実施の形態と同様に、中心軸O(図1参照)に直交する方向へ接触面125を投影した主体金具111上の投影面と金属接触面124とが重なる重なり部の軸方向の長さLを差Dで除した値L/Dが1.2以上に設定される。
スパークプラグ110は、棚部27の内周面33よりも中心軸Oと直交する方向へ向けて突出する突出部112と絶縁体50との間に第3部123(パッキン120の一部)が配置されるので、突出部112が設けられない場合に比べて、第3部123による拘束力を大きくできる。特に、第3部123は突出部112の頂部と脚部55の外周面58とに接触するので、金属接触面124に突出部112の頂部を含まない場合に比べて、第3部123による拘束力を大きくできる。
スパークプラグ110は、中心軸Oを含む断面において、棚部27の内周面33からの突出部112の高さHを、棚部27の内周面33と脚部55の外周面58との隙間の距離Gで除した値H/Gが0.93以下なので、使用時に、突出部112が絶縁体50に接触しないようにできる。突出部112の接触による絶縁体50の損傷を防止できるので、パッキン120による拘束力の向上と長寿命化とを両立できる。
次に図4を参照して第3実施の形態について説明する。第1実施の形態および第2実施の形態では、パッキン60,12が第2部62,122及び第3部63,123を備える場合について説明した。これに対し第3実施の形態では、第2部および第3部を有しないパッキン140を備えるスパークプラグ130について説明する。なお、第1実施の形態で説明した部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図4は第3実施の形態におけるスパークプラグ130の中心軸Oを含む断面図である。図4は主体金具131の棚部132の近傍が拡大して図示されている。
スパークプラグ130は主体金具131及び絶縁体135を備えている。主体金具131は、胴部26の内周面30と棚部132の後端面133とが接続し、棚部132の後端面133と棚部132の内周面134とが接続する。棚部132の後端面133は、主体金具131の先端側(図4下側)へ向かって縮径する。絶縁体135は、筒部53の外周面56に段部136の外周面137が接続し、外周面137に脚部55の外周面58が接続する。段部136の外周面137は、絶縁体135の先端側(図4下側)へ向かって縮径する。
パッキン140は、棚部132の後端面133と段部136の外周面137とに接触して後端面133と外周面137との間に配置される。胴部26から棚部132に亘る主体金具131上に、主体金具131にパッキン140が接触する金属接触面141が形成される。同様に、筒部53から脚部55に亘る絶縁体135上に、絶縁体135にパッキン140が接触する接触面142が形成される。
スパークプラグ130は、第1実施の形態と同様に、中心軸O(図1参照)に直交する方向へ接触面142を投影した主体金具131上の投影面と金属接触面141とが重なる重なり部の軸方向の長さLを差Dで除した値L/Dが1.2以上に設定される。差Dは、筒部53のうち段部136との接続位置139における外周の半径と、脚部55のうち段部136との接続位置138における外周の半径との差である。スパークプラグ130はL/D≧1.2に設定されるので、パッキン60の第2部62及び第3部63による効果を除いて、第1実施の形態と同様の作用効果を実現できる。
本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
<供試体1〜10>
供試体1〜10は、主体金具の外周に形成されたねじ部の呼び径が10mm(呼びM10)のスパークプラグについて、パッキンの重なる部の長さLと差Dとの比L/Dを異ならせたものである。差Dは絶縁体の寸法により設定した。長さLは、主体金具を絶縁体に組み付けるとき(主体金具を加締めるとき)の軸方向の荷重を異ならせることによって設定した。主体金具を絶縁体に組み付けるときには、絶縁体の中心軸と主体金具の中心軸との距離(軸ずれ)が小さくなるように、治具(図示せず)を用いて芯出しを行った。
軸ずれは三次元測定機を用いて測定した。供試体を三次元測定機に固定し、主体金具の脚長部の内周面の先端に三次元測定機のプローブを接触させ、脚長部の内周面の円の座標値を検出し、脚長部(内周面)の中心の座標Aを算出した。次に、絶縁体の脚部の外周面の、脚長部(内周面)の円と交わる部分にプローブを接触させ、脚部の外周面の円の座標を検出し、脚部(外周面)の中心の座標Bを算出した。座標Aに対する座標Bの位置と、座標Aと座標Bとの距離とを記録した。
長さLは、X線透視装置を用いて中心軸Oを含む断面を非破壊観察し測定した。中心軸Oを含む断面において、パッキンは中心軸Oを挟んで両側の2か所に現れるので、Lは、中心軸Oの両側に現れるパッキンの2か所の平均値をとった。非破壊観察の結果、供試体7〜10は、第1実施の形態で説明したようにパッキンに第1部、第2部および第3部が形成されていた。
長さL及び軸ずれを測定した供試体は振動試験を行い、振動試験後に再び軸ずれを測定した。振動試験はISO11565(2006年版)3.4.4を参考にした。供試体を加振する振動は、周波数50Hz〜500Hzの正弦振動を1分間に1オクターブの割合で掃引した。振動の加速度は30G(294m/s)とした。試験は、30分かけて50℃から200℃まで昇温した後、200℃で30分間保持し、1時間かけて200℃から50℃まで冷却する熱サイクルを繰り返し供試体に与えながら、供試体の中心軸に直交する方向に48時間加振した。
試験前の座標Aに対する座標Bの位置と、試験後の座標Aに対する座標Bの位置とを比較して、試験によって移動した座標Bの距離(軸ずれ量)を評価した。評価は、軸ずれ量が0.022mm以下を「良い(○)」、軸ずれ量が0.022mmを越えたものを「劣る(×)」とした。基準値の0.022mmは、主体金具の組み付け時(加締め時)の軸ずれの規格値、及び、そのときの平均値±3σ(標準偏差)の区間から求めた。供試体1〜10のL(mm)、D(mm)、L/D及び軸ずれ量(mm)と評価とを表1に示す。
Figure 0006427142
表1に示すようにL/D≧1.2を満たす供試体7〜10は、全て軸ずれ量の基準を満たした。これに対しL/D<1.2の範囲にある供試体1〜6は、軸ずれ量の基準を満たさなかった。この試験では供試体に熱サイクルが加えられるので、主体金具が軸方向の膨張と収縮とを繰り返すことで、主体金具の組付け時にパッキンに加えられた圧力が低下する。さらに供試体は軸直角方向に加振されるので、軸ずれが生じ易くなる。
これに対し供試体7〜10はL/D≧1.2を満たすようにすることで、供試体1〜6に比べて、主体金具の組付け時にパッキンに加えられる圧力を高くできる。熱サイクルによって、主体金具の組付け時にパッキンに加えられた圧力がいくらか低下するとしても、パッキンによる絶縁体の拘束力を確保できる。その結果、試験前後の軸ずれ量を小さくできたと推察される。
従って、ねじ部の呼び径が10mm(呼びM10)のスパークプラグであっても、内燃機関に取り付けられた後の経時的な軸ずれを抑制できるので、軸ずれが原因で生じる可能性のある横飛火を抑制できる。
また、供試体7〜10はパッキン60(図2参照)に第1部61、第2部62及び第3部63が形成されているので、棚部27の後端面31と段部54の外周面57とに接触する第1部61に加え、第2部62が胴部26と筒部53とに接触し、第3部63が棚部27の内周面33と脚部55の外周面58とに接触する。その結果、第2部62及び第3部63によって軸直角方向の拘束力が得られるので、主体金具20に対する絶縁体50の軸ずれを抑制できる。
<供試体11〜24>
供試体11〜24は、主体金具の外周に形成されたねじ部の呼び径が10mm(呼びM10)のスパークプラグについて、主体金具の内周面に形成された突出部の高さHと主体金具と絶縁体との隙間の距離Gとの比H/Gを異ならせたものである。距離Gは主体金具および絶縁体の寸法により設定した。突出部の高さHは、主体金具を絶縁体に組み付けるとき(主体金具を加締めるとき)の軸方向の荷重を異ならせることによって設定した。主体金具を絶縁体に組み付けるときには、絶縁体の中心軸と主体金具の中心軸との距離(軸ずれ)が小さくなるように、治具(図示せず)を用いて芯出しを行った。
突出部の高さH及び距離Gは、X線透視装置を用いて中心軸Oを含む断面を非破壊観察し測定した。中心軸Oを含む断面において、突出部は中心軸Oを挟んで両側の2か所に現れるので、高さH及び距離Gは、中心軸Oの両側に現れる突出部の2か所の平均値をとった。
高さH及び距離Gを測定した供試体は、供試体1〜10に行ったのと同じ振動試験を行った。試験後の供試体は、X線透視装置を用いて、突出部の近傍の絶縁体に割れ等の損傷がないかどうかを観察した。評価は、絶縁体に割れ等の損傷が発生しなかったものは「良い(○)」、絶縁体に割れ等の損傷が発生したものは「劣る(×)」とした。供試体11〜24のH(mm)、G(mm)、H/G(%)及び評価を表2に示す。
Figure 0006427142
表2に示すようにH/G≦0.93を満たす供試体11〜20は、全て絶縁体に割れ等の損傷が生じなかった。これに対しH/G>0.93の範囲にある供試体21〜24は、絶縁体に割れ等の損傷が生じていた。この試験では主体金具と絶縁体との軸ずれが生じ易くなるが、H/G≦0.93を満たす供試体11〜20は、絶縁体への突出部の衝突を防止できるので、絶縁体の損傷を防止できることがわかった。
また、突出部と絶縁体との間にパッキンの一部が配置されるようにすることで、突出部によりパッキンの一部を径方向に加圧できる。その分だけ絶縁体の拘束力を大きくできるので、主体金具に対する絶縁体の軸ずれを、より抑制できる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば接地電極40やパッキン60の形状は一例であり、適宜設定できる。同様に、主体金具20や絶縁体50の形状や大きさ等は一例であり、適宜設定できる。
上記実施の形態では、接地電極40及び中心電極70にそれぞれチップ42,74を設ける場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、チップ42,74を省略することは当然可能である。
上記実施の形態では、抵抗体90が内蔵されるスパークプラグ10について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、抵抗体90を省略することは当然可能である。この場合には、端子金具80と中心電極70とをガラスシール91で接合する。
上記実施の形態では、リング部材93及び充填材94を介して主体金具20の端部21が絶縁体50を加締める場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。リング部材93及び充填材94を省略して、主体金具20の端部21を絶縁体50の突出部52に加締めることは当然可能である。
第1実施の形態および第2実施の形態では、パッキン60,120に第2部62,122及び第3部63,123が形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。L/D≧1.2の条件を満たすのであれば、パッキンの形状や大きさ等を適宜設定して、第2部62,122又は第3部63,123のいずれかを省略することは当然可能である。この場合もL/D≧1.2の条件を満たすので、パッキンによる絶縁体50の拘束力を確保することができ、主体金具20,111と絶縁体50との軸ずれを抑制できる。
10,110,130 スパークプラグ
20,111,131 主体金具
26 胴部
27,132 棚部
29 ねじ部
31,133 後端面
33,134 内周面
40 接地電極
50,135 絶縁体
53 筒部
54,136 段部
55 脚部
56,58 外周面
60,120,140 パッキン
61,121 第1部
62,122 第2部
63,123 第3部
64,124,141 金属接触面
65,125,142 接触面
70 中心電極
104,105,138,139 接続位置
112 突出部
D 差
G 隙間の距離
H 突出部の高さ
L 重なり部の長さ
O 中心軸

Claims (4)

  1. 中心軸に沿って配置される円筒状の筒部と、前記筒部の外径よりも外径が小さい円筒状の脚部と、前記脚部の外周面と前記筒部の外周面とを連絡する外周面を有する段部とを備える絶縁体と、
    前記中心軸に沿って前記絶縁体の内側に配置される中心電極と、
    前記筒部の径方向外側に配置される胴部と、前記胴部の軸方向の先端に連接されると共に径方向内側へ張り出し前記段部の前記外周面に後端面が対向する棚部とを備える筒状の主体金具と、
    前記段部と前記棚部との間に配置されるパッキンと、
    前記主体金具に接続され、前記中心電極と対向する接地電極を備えるスパークプラグであって、
    前記パッキンは、前記棚部の前記後端面と前記段部の前記外周面とに接触し、それらの間に配置される第1部と、
    前記胴部の内周面と前記筒部の前記外周面とに接触し、それらの間に配置される第2部と、
    前記後端面に連絡し、前記脚部の径方向外側に配置される前記棚部の内周面と前記脚部の前記外周面とに接触し、それらの間に配置される第3部と、を備え、
    前記中心軸を含む断面において、前記主体金具に前記パッキンが接触する前記主体金具上の金具接触面と、前記絶縁体に前記パッキンが接触する前記絶縁体上の接触面を前記中心軸と直交する方向に投影した前記主体金具上の投影面と、が重なる重なり部の軸方向の長さを、前記筒部のうち前記段部との接続位置における外周の半径と前記脚部のうち前記段部との接続位置における外周の半径との差で除した値は1.2以上であることを特徴とするスパークプラグ。
  2. 前記主体金具は、前記棚部の前記後端面から前記棚部の内周面にかけて設けられると共に前記棚部の内周面よりも前記中心軸と直交する方向へ向けて突出する突出部を備え、
    前記パッキンは、一部が、前記突出部と前記絶縁体との間に配置されることを特徴とする請求項1記載のスパークプラグ。
  3. 前記中心軸を含む断面において、前記棚部の前記内周面からの前記突出部の高さを、前記棚部の前記内周面と前記脚部の前記外周面との隙間の距離で除した値は0.93以下であることを特徴とする請求項記載のスパークプラグ。
  4. 前記主体金具は、少なくとも前記胴部の外周面にねじ部を備え、
    前記ねじ部は、呼び径が10mm以下であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のスパークプラグ。
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