JP6426890B2 - 焦点検出装置及び方法、及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は焦点検出装置及び方法、及び撮像装置に関し、更に詳しくはカメラ等の撮像装置における焦点検出処理に関する。
結像光学系の焦点状態を検出する焦点検出装置として、各画素にマイクロレンズが形成された2次元イメージセンサ(撮像素子)を用いて、いわゆる瞳分割方式の焦点検出を行う装置が特許文献1に開示されている。特許文献1にて開示された焦点検出装置では、イメージセンサを構成する各画素の光電変換部が複数に分割され、該分割された光電変換部がマイクロレンズを介して結像光学系の瞳における互いに異なる領域を通過した光束を受光する。
また、特許文献2では、撮像素子の一種であるCMOSセンサを用いて、瞳分割方式の焦点検出を行う撮像装置が開示されている。特許文献2にて開示された撮像装置では、CMOSセンサを構成する多数の画素のうち一部の画素が、撮影光学系(結像光学系)の焦点状態を検出するために光電変換部が2つに分割された構造を有する。この2つに分割された光電変換部は、マイクロレンズを介して撮影レンズの瞳における互いに異なる領域を通過した光束を受光するため、分割された光電変換部から得られる一対の信号の位相差を検出することで、焦点状態を検出することができる。また、このように2つに分割された光電変換部から得られる一対の信号を画素毎に加算することで、通常の撮像画素の画素値として取り扱うことも従来提案されている。
一方で、ユーザー設定や、場合によっては主被写体検出系の結果に応じてカメラにAF枠を設定する場合に、撮影シーンに応じて、AF枠の大きさを選択したり、画角に対するAF枠位置を選択したりする機能がある。
特開昭58−24105号公報 特開2005−106994号公報
上記のような撮像面での位相差AFを行う技術においては、焦点距離検出用の画素データをどの程度読み出し、保持しておくかという課題がある。例えば、センサ全面の信号を保持する場合、光電変換部が2分割されたセンサでは、分割されていない場合の2倍のデータ量となる。そのため、後段の処理システムに多大な負荷をかけることになり、データ量の増加に対応して並列処理や高クロック化などの対応が必要になったり、さらには熱問題が発生して熱対策が必要になったりと、低コスト化が難しくなる。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、複数の光電変換部を含む画素を用いて撮像面での位相差方式の焦点検出を行うことのできる焦点検出装置において、焦点検出の精度を保ちつつ、焦点検出に必要なデータ量を適正化することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の焦点検出装置は、撮像光学系を通過した光束を光電変換する画素を複数有し、視差を有する一対の信号を出力することが可能な撮像手段から、前記一対の信号を取得する取得手段と、
予め決められた焦点検出領域に対応する、前記撮像手段の第1の領域に含まれる複数の前記画素から出力される一対の信号から、異なる色に対応する信号を加算して第1の解像度の第1の輝度信号対を生成するとともに、前記予め決められた焦点検出領域に対応する、前記第1の領域よりも広い第2の領域に含まれる前記画素から出力される一対の信号から、前記第1の輝度信号対の生成に用いた信号数よりも多い数の信号を加算して前記第1の解像度よりも低い第2の解像度の第2の輝度信号対を生成する生成手段と、
前記第1の輝度信号対及び前記第2の輝度信号対を用いて、位相差方式の焦点検出処理を行う焦点検出手段と、前記第1の輝度信号対に基づく焦点検出処理の信頼性を評価する評価手段と、を有し、前記焦点検出手段は、前記評価手段の評価の結果に基づいて前記第1の輝度信号対および前記第2の輝度信号対のいずれか一方を用いて前記焦点検出処理を行う。
本発明によれば、複数の光電変換部を含む画素を用いて撮像面での位相差方式の焦点検出を行うことのできる焦点検出装置において、焦点検出の精度を保ちつつ、焦点検出に必要なデータ量を適正化することができる。
本発明の実施形態におけるカメラの構成を示すブロック図。 撮像センサの構成例を示す図。 AF枠と焦点検出視野の関係を示す図。 詳細エリアと広範エリアにおける解像度を示す模式図。 被写体及びその像データの一例を示す図。 小デフォーカス時の詳細エリアと広範エリアにおけるデータの一例を示す図。 大デフォーカス時の詳細エリアと広範エリアにおけるデータの一例を示す図。 第1の実施形態における焦点検出処理のフローチャート。 第2の実施形態における焦点検出処理のフローチャート。 他のセンサ構成例を示す図。 第3の実施形態における解像度を示す模式図。 第3の実施形態における焦点検出処理のフローチャート。 レンズ絞りと、解像度及び焦点検出視野との関係を示す図。 合焦度と、解像度及び焦点検出視野との関係を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態における焦点検出装置を含むカメラのシステム構成を説明するためのブロック図である。本実施形態のカメラにおいて、レンズユニット100(撮像光学系)は、フォーカスレンズ、ズームレンズ、絞り等を備える。撮像センサ101は被写体からの光束を光電変換して信号を出力する。ここで、本実施形態の撮像センサ101の詳細構成について説明する。
図2は、撮像センサ101の詳細を示す図である。図2(a)は、撮像センサ101の撮像素子200を示し、図2(b)に示すブロック201は、撮像素子200に含まれる複数の画素の内、隅の一部を切り出して拡大したものである。撮像素子200はベイヤー配列型の撮像素子であって、かつ、R、G、Bの各画素がマイクロレンズ一つを共有して2分割された光電変換素子が形成された構成となっている。例えば、R画素を2分割してそれぞれA領域202、B領域203が構成されている。同様にG画素、B画素も2分割されており、それぞれA領域204、206、208、B領域205、207、209が構成されている。各光電変換素子により得られた信号は独立に出力可能であり、これにより、各画素からは、レンズユニット100の異なる瞳領域を通過した光束により形成される被写体像を光電変換して、独立した2つの信号が出力されることになる。
分割像生成回路102は、上述した構成を有する撮像センサ101のうち、所定位置の所定幅の領域から各画素のA領域とB領域から出力された一対の信号を抽出する。そして、読み出した各画素のA領域から出力された信号を集めてA像とし、B領域から出力された信号を集めてB像とする。このようにA領域とB領域から出力された信号を抜き出して、互いに異なる2像として扱うことで、位相差方式の焦点検出を行うことができる。本実施形態では、ブロック201毎にR、G、B画素のA領域202、204、206、208から出力された信号を加算平均することで、一つのA像輝度データを生成する。同様に各色画素のB領域203、205、207、209から出力された信号を加算平均することで、一つのB像輝度データを生成する。更に、この輝度に変換(圧縮)したブロック201毎のデータを最小単位として、さらにどの程度圧縮するかを指定し、後述する所定の範囲の焦点検出用のデータを形成していく。
位相差検出用アクセラレータ回路103は、分割像生成回路102により生成された焦点検出用のデータそれぞれのコントラスト状態を検出したり、それぞれに光学的なひずみを補正する処理や電気的なノイズ等の各種補正処理を行う。
一方、撮像信号処理回路104は、上述した構成を有する撮像センサ101から出力された各画素の2つの信号を画素毎に合成して撮像信号を生成する。例えば、R画素のA領域202とB領域203からそれぞれ出力された信号を加算することで、通常のR画素の撮像信号となる。そして、生成した撮像信号に対して、光学的補正処理や電気的ノイズ処理等を行い、画像メモリ107に処理した撮像信号を一時的に保持する。画像処理回路105は画像メモリ107に保持された撮像信号を、MPEG2やMP4、JPEGなどの動画/静止画像形式といった所定の映像データフォーマットの信号に変換し、記録回路106によって記録媒体に記録する。
CPU109は、上述の回路の動作を制御する各種処理やフォーカスの焦点算出やレンズ駆動制御を司り、CPU109が扱うプログラムやデータはメモリ108に保持される。また、レンズ駆動回路110は、レンズユニット100内のフォーカスや絞り等を駆動する。
以下に、本第1の実施形態における焦点検出用の像データの生成についてさらに詳述する。図3(a)において、撮像素子200のうち、撮像画角の範囲を実線300で示している。また、301で示す点線は、撮像画角300のうち、焦点検出領域(AF枠)を示している。AF枠301は、ユーザーが被写体にフォーカスを合わせる際に使いやすいサイズということを前提として、撮像画角300全体を水平垂直それぞれ100%としたときに、水平10%、垂直20%のようなサイズとしている。このようなAF枠301が設定されている場合には、分割像生成回路102によって位相差方式の焦点検出用に、図3(b)に示すようなAF枠301に対応する2つの範囲の2組の解像度の異なる像データを生成する。一つは302の実線で示すような狭い範囲の詳細エリア(第1の領域)、もう一つは、303の破線で示すような広範エリア(第2の領域)の2つの範囲である。2組の像データは、AF枠301のY方向中心において、ほぼ同じラインで視野が異なる2つの範囲において、それぞれ取得する像データの解像度が異なるようにして得られている。なお詳細エリア302の領域がAF枠301よりも広いのは、位相差方式の焦点検出に特有の位相差検出用のサーチ範囲を確保するためのデータを抽出するからである。
次に、詳細エリア302と広範エリア303のそれぞれの解像度について説明する。図3(b)に示す詳細エリア302のうち、丸点線で囲んだ一部の領域304を拡大したものを図4(a)に示す。図4(a)は撮像素子200の画素単位での構成を示している。これに対して詳細エリア302から取得する時の解像度(第1の解像度)を図4(b)に、広範エリア303から取得する時の解像度(第2の解像度)を図4(c)に模式的に示している。
図3の詳細エリア302から得られる信号の解像度は合焦検出に必要な解像度として、十分な高解像度であることが望ましい。そのため、図4(b)に示すように、G、B、G、Rから成る、最小単位の1ベイヤー単位(ブロック201毎)で、A領域、B領域からの信号をそれぞれ上述したように加算平均することで輝度信号に変換し、位相差用データDYai、DYbi(第1の輝度信号対)を生成する。また、広範エリア303からは、大デフォーカスを検出可能な程度の解像度として、図4(c)に示すように、5ベイヤー単位で、A領域、B領域からの信号を別々に加算平均することで輝度信号に変換し、位相用データDYsai、DYsbi(第2の輝度信号対)を生成する。なお、詳細エリア302における1ベイヤー単位、広範エリア303における5ベイヤー単位は一例であって、詳細エリア302の解像度が広範エリア303の解像度よりも高く設定されていればよい。
上述のようにして2組の解像度の異なる位相用データを取得する理由について、以下に説明する。図5(a)は、被写体例として黒い背景に一本の白い縦線が書いてあるような一本バーチャートを示している。この一本バーチャートが合焦している時の撮像面で得られるA像、B像の信号を図5(b)に示している。合焦時には、A像、B像ともに図5(b)に示すように、チャート像がそのまま投影されたような形で取得される。これに対し、レンズユニット100のフォーカスが少しデフォーカス状態の場合には、図5(c)に示すA像501、B像502のように像ずれが発生し、且つ、ややエッジがボケて、広がったような像が取得される。また、さらに大きくボケた大デフォーカス状態の場合には、図5(d)に示すA像503、B像504のように大きな像ずれが発生し、且つ、信号レベルも低下してかなり広がったような像が取得される。
このような被写体像が取得されるような各状況で、図5(a)に示す被写体に対し、図5(e)に示すようにAF枠301を置いた場合、詳細エリア302及び広範エリア303で観察される像信号を具体的に説明する。
図6は小デフォーカス時の状態を示すグラフであり、横軸は詳細エリア302または広範エリア303における位置、縦軸は正規化した位相差用データDYai、DYbi(輝度値)を示している。
図6(a)は広範エリア303で、仮に、詳細な解像度(例えば、詳細エリア302と同様の解像度)で位相差用データDYai601、DYbi602を取得した場合の位相差検出用のデータ列を示している。この場合、黒レベルのデータが広がっていて、扱うデータ数も多くなるが、位相差検出に有効なデータ(輝度の位相ずれが生じている部分のデータ)の比率は少ない。一方、図6(b)は詳細エリア302の位相差用データDYai603、DYbi604を取得したもので、位相差検出に有効なデータの比率は十分高く、十分な検出精度を得られるものとなる。このように、小デフォーカス時は、詳細エリア302のより高い解像度の位相差用データDYai603、DYbi604を用いた方が、より精度の高い位相差検出を行うことができることが分かる。
図7は大デフォーカス時の状態を示すグラフであり、図7(a)は広範エリア303で、仮に、詳細な解像度(例えば、詳細エリア302と同様の解像度)で位相差用データDYai701、DYbi702を取得した場合の位相差検出用のデータ列を示している。この場合、黒レベルのデータよりも広がった像全体を捉えていることがわかる。扱うデータ数が多くなるが、位相差検出に有効なデータの比率は多いので、検出精度は十分といえる。
また図7(b)は、同じく広範エリア303を本発明の圧縮を施した1/5の量の位相差用データDYsai703、DYsbi704を取得したものである。図7(a)と同様に、ボケにより広がった被写体像全体を捉え、更に位相差検出に有効なデータの比率は多い。図7(a)の場合に比べれば検出精度がやや落ちることも懸念される。しかしながら、フォーカスが大きくずれているため、検出後にレンズ駆動する時間がかかることにより、本結果に基づいてレンズを駆動しつつ、再度測距を行うことが可能なことが多い。そのため、この程度の大デフォーカスの場合に求められる検出精度はそれほど高い必要がないため、このような大デフォーカスの場合の焦点検出精度に関する要件を満たすことができる。また、本来大ボケすると光学系のけられ等により歪んだ信号となるので、もともと焦点検出精度が高い状況でない場合が多い。いずれにしても図7(a)のように細かい解像度を持ち、扱うデータを多量にしてデータ転送や処理負荷をかけるよりも、図7(b)のような粗い解像度で位相差用データを算出し、必要精度で検出することでシステム負荷を大幅に軽減できる。
一方、図7(c)は詳細エリア302においてより高い解像度で位相差用データを取得したものである。位相用データDYai705、DYbi706はチャートの一部しか捉えられず、この位相用データDYai705、DYbi706による相関演算等での像ズレ量の演算では精度のある検出ができない。よって本実施形態では大デフォーカス時の検出には広い範囲かつ粗い解像度、合焦近傍や小デフォーカス時には精度良く検出できるように、狭い範囲かつ詳細な解像度の位相差用データを用いる。
上述してきたように、設定された1つのAF枠に対して得られた、範囲及び解像度の異なる2組の位相差用データは、図1の位相差検出用アクセラレータ回路103へと入力される。この位相差検出用アクセラレータ回路103においては、それぞれの位相差用データから、コントラスト状態を検出し、また、光学的な成分の補正をデジタル的に行い、また、電気的なノイズ成分を修復する各種補正処理を行う。それらの処理の結果得られる補正された位相差用データと、コントラスト評価値がメモリ108に格納される。そして、位相差用データをもとにCPU109は2像の相関演算処理を行い、デフォーカス状態を検出し、レンズ駆動回路110を介してレンズユニット100のフォーカスレンズを駆動するフォーカス制御系が構成されている。
次に、このフォーカス制御系において、上述したようにして得られた2組の位相差用データを用いた焦点検出処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。S101で撮像が行われると、詳細エリア302及び広範エリア303の2組の位相差用データDYai、DYbi及びDYsai、DYsbiを得る。次のS102で詳細エリア302の位相差用データDYai、DYbiを用いてデフォーカス演算(焦点検出処理)を行い、S103ではデフォーカス演算のエラー判定を行う。S103におけるデフォーカス演算のエラー判定には、例えば、図7を用いて説明したように大デフォーカス状態でデフォーカス量(合焦状態)が検出しにくい場合を含む。また、被写体が相関演算が苦手とする繰り返しパターンであったり、低コントラストである場合などの被写体の特性に起因するエラー等も含まれる。次のS103において、デフォーカス量が問題なく検出できていればS106へ、逆にデフォーカス量の検出が失敗していると判断されると、S104へ移行する。
次のS104では広範エリア303の位相差用データDYsai、DYsbiを用いてデフォーカス演算(焦点検出処理)を行う。広い視野のデータを用いて広い範囲のデフォーカス演算を行うことで、被写体が低コントラストの場合や繰り返しパターンの場合でも、広範囲でみた場合にはデフォーカス量が検出可能な状況も発生する。また、先述したとおり大デフォーカス時には非常に有効なデフォーカス量の検出結果が得られる。
次のS105において、S104におけるデフォーカス量の検出結果、コントラストやその他の要因で検出ができなかった場合には、今回の位相用データでの焦点検出処理はNGとなり、S101へ戻って別の位相用データを得る。この場合、被写体を再撮像しても良いし、同じ画像の異なる位置にAF枠を設定しても、両方を行ってもよい。
次のS106において、S103の詳細エリア302の検出結果、または、S105の広範エリア303の検出結果から、ほぼ合焦してると判断されれば、フォーカスレンズを駆動せずS101へと戻る。一方で合焦していない場合には、S107において得られたデフォーカス量に基づいてフォーカスレンズを駆動してからS101へ戻り、次の撮像結果による演算を再び行う。
上記の通り本第1の実施形態によれば、焦点検出に用いる画素領域と、その画素領域から得られる信号の解像度を調整することで、焦点検出の精度を保ちつつ、焦点検出に必要なデータ量を削減することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態における上述した2組の位相差用データを用いた別の焦点検出処理について、図9を参照して説明する。なお、カメラの構成は、第1の実施形態で図1及び図2を参照して説明したものと同様であるので、説明を省略する。
S201で撮像が行われると、詳細エリア302及び広範エリア303の2組の位相差用データDYai、DYbi及びDYsai、DYsbiが得られる。次のS202で詳細エリア302の位相差用データDYai、DYbiのコントラスト状態を検出する。次のS203において、予め決められた閾値よりもコントラストが低い、低コントラストであると判断されると、S204において、広範エリア303の位相差用データDYsai、DYsbiを用いてデフォーカス演算(焦点検出処理)を行う。一方で、閾値以上のコントラストがあると判断されると、S205に移行して詳細エリア302の位相差用データDYai、DYbiを用いてデフォーカス演算を行う。
次のS206において、S204またはS205におけるデフォーカス演算が、コントラストやその他の要因でエラーとなった場合には、今回の位相用データでの焦点検出処理はNGとなり、S201へ戻って別の位相用データを得る。この場合、被写体を再撮像しても良いし、同じ画像の異なる位置にAF枠を設定しても、両方を行ってもよい。
一方、問題なくデフォーカス量が検出できていれば、次のS207へ移行する。S207において、S204の詳細エリア302の検出結果、または、S205の広範エリア303の検出結果から、ほぼ合焦してると判断されれば、フォーカスレンズを駆動せずS201へと戻る。一方で合焦していない場合には、S208において得られたデフォーカス量に基づいてフォーカスレンズを駆動してからS201へ戻り、次の撮像結果による演算を再び行う。
上記の通り本第2の実施形態によれば、被写体が低コントラストの場合にも、焦点検出に用いる画素領域と、その画素領域から得られる信号の解像度を調整することで、焦点検出の精度を保ちつつ、焦点検出に必要なデータ量を削減することができる。
なお、上記第2の実施形態における焦点検出処理では、コントラストに応じて、詳細エリア302または広範エリア303のいずれか一方の位相差用データを用いて、焦点検出処理を行うものとして説明した。しかしながら、低コントラストではない場合に、S204の代わりに、第1の実施形態で説明した図8のS102からS104の処理を行うようにしてもよい。
また、第1及び第2の実施形態において上述してきた2組の位相差用データは、同一ラインから取得された信号から得られるものとして説明してきたが、ほぼ同等と思われる程度に微小に読み出すラインがずれる分には問題ない。また、光電変換部が2分割された画素を用いる例を示したが、図10に示すような構成を有する焦点検出画素対を有する撮像センサであっても、本発明の2組の位相差用データの生成に関して同様の処理を行うことが可能である。図10は撮像素子の一部画素を示す概略図であり、1ベイヤー単位の内、実線1000で囲む対角の画素一対がそれぞれA領域1001、B領域1002となっており、このような対の画素を水平方向に展開した構成としてもよい。
更に、光電変換部が2分割された画素が、撮像素子の面に配されている場合について説明したが、焦点検出用の画素を離散的に配置しても構わない。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態における上述した2組の位相差用データを用いた別の焦点検出処理について、図11〜14を参照して説明する。なお、カメラの構成は、第1の実施形態で図1及び図2を参照して説明したものと同様であるので、説明を省略する。
上述した第1の実施形態では、位相差用データを取得する際に、分割像生成回路102によって詳細エリア302から高解像度のデータを取得するか、広範エリア303から低解像度のデータを取得するかを切り替える場合について説明した。これに対し、本第3の実施形態では、広範エリア303からデータを取得する際に、複数の解像度を切り替えることが可能な構成について説明する。なお、第1の実施形態〜第3の実施形態においては、撮像センサ101から信号を出力する際に解像度を変更するのではなく、分割像生成回路102によって解像度の異なるデータを取得している。これにより、撮像センサ101から出力された一定の解像度の信号を撮像信号処理回路104へ入力することで、解像度の保たれた撮像信号を得ることができる。また、焦点検出の際には、分割像生成回路102によってデータ量を適正化することができる。よって、焦点検出の処理負荷の軽減や、熱問題を回避することができる。
図11は、本第3の実施形態における解像度を示す図である。ここでは、図4と同様に、図3(b)に示す詳細エリア302のうち、丸点線で囲んだ一部の領域304を拡大したものを示している。図11(a)は撮像素子200の画素単位での構成を示している。また図11(b)〜(e)には4種類の異なる解像度を模式的に示している。
詳細エリア302から得られる信号の解像度は合焦検出に必要な解像度として、十分な高解像度であることが望ましい。そのため、図11(b)に示すように、G、B、G、Rから成る、最小単位の1ベイヤー単位(ブロック201毎)で、A領域、B領域からの信号をそれぞれ上述したように加算平均することで輝度信号に変換し、位相差用データDYai、DYbiを生成する。また、広範エリア303からは、大デフォーカスを検出可能な程度の解像度として、図11(c)〜図4(e)に示すように、複数ベイヤー単位で、A領域、B領域からの信号を別々に加算平均することで輝度信号に変換し、位相用データDYnai、DYnbiを生成する。本第3の実施形態では、広範エリア303からの信号読み出し時には、2ベイヤー単位(図11(c))、3ベイヤー単位(図11(d))、5ベイヤー単位(図11(e))のいずれかを解像度として選択する。
次に、本第3の実施形態における焦点検出処理について、図12のフローチャートを参照して説明する。
処理が開始されると、S301において、初期状態として、焦点検出視野として詳細エリア302、解像度として図11(b)に示す解像度の組み合わせを設定する。次にS302において、設定された焦点検出視野及び解像度で位相差用データ(初期状態では位相差用データDYai、DYbi)を得て、デフォーカス演算(焦点検出処理)を行う。そして、S303において、デフォーカス演算により得られたデフォーカス量の信頼性判断を行う。ここでの信頼性判断では位相用データの一致度やコントラスト状態から判断し、検出したデフォーカス量を使用しても問題ない程度に、予め決められた基準よりも信頼性が高いか、または低いかを判断する。
予め決められた基準よりも信頼性が低いと判断された場合にはS304へ移行し、NGの連続回数を数えるNGカウンタを1増加させると共に、OKの場合の連続回数を数えるためのOKカウンタを0にクリアする。なお、上述の動作では、予め決められた基準よりも信頼性が低いと判断された場合は、焦点検出ができなかった(検出NG)としている。また、予め決められた基準よりも信頼性が高いと判断された場合には、焦点検出ができた(検出OK)としている。次のS305ではNGカウンタの値と閾値th2とを比較する。NGの連続回数がth2未満の場合には、設定を変更せずにS302へ戻る。
一方、NGの連続回数が閾値th2以上の場合にはS306へ移行して、現在の設定よりも、次に広い範囲及び/または低い解像度となるように、焦点検出視野及び解像度の組み合わせを変更し、S302に戻る。例えば、現在、詳細エリア302及び1ベイヤー単位の解像度が設定中であれば、広範エリア303及び2ベイヤー単位の解像度に変更する。また、現在、広範エリア303及び2ベイヤー単位の解像度が設定中であれば、焦点検出視野を広げることはできないので、解像度を3ベイヤー単位に変更する。ただし、現在設定中の焦点検出視野及び解像度が、最大の範囲及び最低の解像度である場合には、これ以上の変更をすることができないので、現在の設定を保持する。なお、閾値th2は1以上の整数から操作性、効率等を鑑みて、適宜選択すればよい。ここで、1を選択した場合には、常にS306の処理を行うことになり、2以上を選択した場合には、複数回連続して信頼性が十分でないと判断された場合にS306の処理を行うことになる。
一方、S303において、信頼性が予め決められた基準以上で、信頼性が十分(検出OK)と判断された場合にはS307へ移行し、OKカウンタを1増加させると共に、NGカウンタを0にクリアする。次のS308では、OKカウンタと閾値th1とを比較する。OKの連続回数が閾値th1以上の場合にはS309に進み、現在の設定よりも、次に狭い範囲及び/または高い解像度となるように、焦点検出視野及び解像度の組み合わせを変更し、S310に進む。例えば、現在、広範エリア303及び3ベイヤー単位の解像度が設定中であれば、広範エリア303及び2ベイヤー単位の解像度に変更する。また、現在、広範エリア303及び2ベイヤー単位の解像度が設定中であれば、詳細エリア302及び1ベイヤー単位の解像度に変更する。ただし、現在設定中の焦点検出視野及び解像度が、最小の範囲及び最高の解像度である場合には、これ以上の変更をすることができないので、現在の設定を保持する。なお、後述するように、焦点検出視野の広さの下限及び解像度の上限が決められている場合は、決められた限界を越えないように制御する。一方、S308でOKの連続回数が閾値th1未満の場合には、設定を変更せずにS310へ移行する。S310では、検出したデフォーカス量に応じたフォーカスレンズ駆動を行う。なお、閾値th1は1以上の整数から操作性、効率等を鑑みて、適宜選択すればよい。ここで、1を選択した場合には、常にS309の処理を行うことになり、2以上を選択した場合には、複数回連続して信頼性が十分であると判断された場合にS309の処理を行うことになる。
上述の処理により、デフォーカス演算により得られたデフォーカス量の信頼性が高い場合には、フォーカスレンズは合焦方向へ動くので、より狭い範囲から高い分解能で焦点検出用のデータを取得することができる。一方、デフォーカス量の信頼性が低い場合には、より広い範囲から低い分解能で焦点検出用のデータを取得することができる。これにより、図5〜図7で示した各状態に対応していくことが可能となる。
なお、上述した例では、焦点検出視野を詳細エリア302と広範エリア303の2種類、また、解像度を図11に示す4種類としたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、詳細エリア302と広範エリア303の中間の広さを有する中間エリアを設けたり、解像度の種類を増減しても良い。
また、図12では、S301で設定する初期状態として、詳細エリア302から1ベイヤー単位の解像度で読み出すものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、適宜決めればよい。
次に、図12のS309で用いられる焦点検出視野の広さの下限及び解像度の上限について説明する。図13はレンズF値(絞り値)と焦点検出視野及び解像度との関係について示す図、図14は合焦度と焦点検出視野及び解像度との関係について示す図である。図13では横軸はF値、図14では横軸は合焦状態を示し、図13及び図14共に、縦軸は、焦点検出視野及び解像度の値を示し、上に行く程、焦点検出視野は広く、解像度は高くなる。また、焦点検出視野は点線を用いて示し、解像度については実線を用いて示している。
図13に示すように、開放時には、解像度はやや低くても検出精度が高いので、小絞り時に比べてやや落とすことが可能である。すなわち、開放時には、1ベイヤー単位までの解像度は必要なく、2ベイヤー単位でも十分に合焦判断ができる場合もある。従って、このような関係に基づいて、上述した解像度の上限、焦点検出視野の広さの下限を規定しておく。また、図14に示すように、合焦に近づく程、解像度を高くし、焦点検出視野を狭くすることで、焦点検出処理の精度の確保と焦点検出処理に必要な位相用データのデータ量の適正化を図ることができる。
例えば、F2.8の開放寄りの場合には、図13に示すように、焦点検出視野の広さの下限は広く、解像度の上限は低い。従って、焦点検出処理に使用する焦点検出視野の広さの下限及び解像度の上限として、広範エリア303及び図11(d)の解像度を設定する。この場合、デフォーカス量の信頼度のNG、OKに応じて、広範エリア303及び、図11(d)または図11(e)のいずれかが設定される。なお、図11には記載していないが、さらに低解像度の設定を設けても良い。また、F16の小絞り時には、図13に示すように、焦点検出視野の広さの下限は狭く、解像度の上限は高い。従って、焦点検出処理に使用する焦点検出視野の広さの下限及び解像度の上限として、詳細エリア302及び図11(b)の解像度を設定する。この場合、デフォーカス量の信頼度のNG、OKに応じて、詳細エリア302または広範エリア303、及び、図11(b)〜図11(e)の状態の範囲で変更される。
また、合焦度に応じて上限を変更する場合には、F2.8の開放寄りの場合であれば、上述したように解像度の上限を図11(d)としている場合でも、さらに一段高い解像度の図11(c)に変更する。即ち、図13に示す値と、図14に示す値とを積算することにより得られる値により、焦点検出視野の広さの下限及び解像度の上限を設定する。
上記のように、焦点検出視野の広さの下限及び解像度の上限を設定しておくことで、焦点検出処理に必要な位相用データのデータ量のより一層の適正化を図ることができる。

Claims (18)

  1. 撮像光学系を通過した光束を光電変換する画素を複数有し、視差を有する一対の信号を出力することが可能な撮像手段から、前記一対の信号を取得する取得手段と、
    予め決められた焦点検出領域に対応する、前記撮像手段の第1の領域に含まれる複数の前記画素から出力される一対の信号から、異なる色に対応する信号を加算して第1の解像度の第1の輝度信号対を生成するとともに、前記予め決められた焦点検出領域に対応する、前記第1の領域よりも広い第2の領域に含まれる前記画素から出力される一対の信号から、前記第1の輝度信号対の生成に用いた信号数よりも多い数の信号を加算して前記第1の解像度よりも低い第2の解像度の第2の輝度信号対を生成する生成手段と、
    前記第1の輝度信号対及び前記第2の輝度信号対を用いて、位相差方式の焦点検出処理を行う焦点検出手段と、
    前記第1の輝度信号対に基づく焦点検出処理の信頼性を評価する評価手段と、を有し、
    前記焦点検出手段は、前記評価手段の評価の結果に基づいて前記第1の輝度信号対および前記第2の輝度信号対のいずれか一方を用いて前記焦点検出処理を行うことを特徴とする焦点検出装置。
  2. 前記第1の領域の中心と、前記第2の領域の中心とが同じであることを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 前記焦点検出手段は、前記第1の輝度信号対を用いて焦点検出処理を行い、前記評価手段の評価の結果、前記信頼性が予め決められた基準よりも低い場合に、前記第2の輝度信号対を用いて前記焦点検出処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の焦点検出装置。
  4. 前記評価手段は、前記信頼性を前記第1の輝度信号対のコントラストにより評価し、
    前記焦点検出手段は、前記第1の輝度信号対のコントラストが予め決められた閾値よりも低い場合に、前記第1の輝度信号対を用いずに、前記第2の輝度信号対を用いて前記焦点検出処理を行い、前記コントラストが前記閾値以上の場合に、前記第1の輝度信号対を用いて前記焦点検出処理を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  5. 前記第2の輝度信号対の前記第2の解像度は、前記第1の輝度信号対の前記第1の解像度よりも前記位相差方式の焦点検出を行う方向において低いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  6. 前記異なる色は、赤、緑、青の色を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  7. 前記生成手段は前記焦点検出手段による焦点検出ができない場合には、前記予め決められた焦点検出領域を変更することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  8. 撮像光学系を通過した光束を光電変換する画素を複数有し、視差を有する一対の信号を出力することが可能な撮像手段から、前記一対の信号を取得する取得手段と、
    予め決められた焦点検出領域に対応する、前記撮像手段の第1の領域に含まれる複数の前記画素から出力される一対の信号から、異なる色に対応する信号を加算して第1の解像度の第1の輝度信号対と、前記予め決められた焦点検出領域に対応する、前記第1の領域よりも広い第2の領域に含まれる前記画素から出力される一対の信号から、前記第1の輝度信号対の生成に用いた信号数よりも多い数の信号を加算して前記第1の解像度よりも低い第2の解像度の第2の輝度信号対と、前記第2の領域よりも狭い第3の領域に含まれる前記画素から出力される一対の信号から、前記第1の輝度信号対の生成に用いた信号数よりも少ない数の信号を加算して前記第1の解像度よりも高い第3の解像度の第3の輝度信号対を生成する生成手段と
    前記第1の輝度信号対乃至前記第3の輝度信号対を用いて、位相差方式の焦点検出処理を行う焦点検出手段と、
    前記第1の輝度信号対に基づく焦点検出処理の信頼性を評価する評価手段と、を有し、
    前記焦点検出手段は、前記評価手段による評価の結果、前記信頼性が予め決められた基準以上である場合に、前記第1の解像度より高い第3の解像度の前記第3の輝度信号対を用い、前記信頼性が前記予め決められた基準より低い場合に、前記第1の解像度より低い第2の解像度の前記第2の輝度信号対を用いることを特徴とする焦点検出装置。
  9. 前記焦点検出手段は、前記評価手段による評価の結果、前記信頼性が前記予め決められた基準以上である場合であっても、前記第1の解像度が予め決められた上限の解像度である場合には、前記第3の輝度信号対を選択しないことを特徴とする請求項8に記載の焦点検出装置。
  10. 前記焦点検出手段は、絞り及び合焦状態に基づいて、解像度の上限を設定することを特徴とする請求項9に記載の焦点検出装置。
  11. 前記焦点検出手段は、前記評価手段による評価の結果、複数回連続して前記信頼性が前記予め決められた基準以上である場合、及び、複数回連続して前記信頼性が前記予め決められた基準より低い場合に、前記第1の輝度信号対または前記第3の輝度信号対をそれぞれ選択することを特徴とする請求項8に記載の焦点検出装置。
  12. 前記焦点検出手段は、前記評価手段による評価の結果、前記信頼性が前記予め決められた基準より低い場合であっても、前記第1の解像度が予め決められた下限の解像度である場合には、前記第2の輝度信号対を選択しないことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  13. 前記撮像手段と、
    請求項1乃至12のいずれか1項に記載の焦点検出装置とを有することを特徴とする撮像装置。
  14. 前記撮像手段において、前記画素の少なくとも一部は、それぞれ複数の光電変換部とマイクロレンズとを有し、
    前記複数の光電変換部は1つの前記マイクロレンズを共有していることを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 前記撮像手段は、異なる画素からの信号を対として前記一対の信号を出力することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  16. フォーカスレンズを含む前記撮像光学系を更に有することを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項に記載の撮像装置。
  17. 取得手段が、撮像光学系を通過した光束を光電変換する複数の画素を有し、視差を有する一対の信号を出力することが可能な撮像手段から、前記一対の信号を取得する取得工程と、
    生成手段が、予め決められた焦点検出領域に対応する、前記撮像手段の第1の領域に含まれる前記画素から出力される一対の信号から、異なる色に対応する信号を加算して第1の解像度の第1の輝度信号対を生成する第1の生成工程と、
    前記生成手段が、前記予め決められた焦点検出領域に対応する、前記第1の領域よりも広い第2の領域に含まれる前記画素から出力される一対の信号から、前記第1の輝度信号対の生成に用いた信号数よりも多い数の信号を加算して前記第1の解像度よりも低い第2の解像度の第2の輝度信号対を生成する第2の生成工程と、
    焦点検出手段が、前記第1の輝度信号対及び前記第2の輝度信号対を用いて、位相差方式の焦点検出処理を行う焦点検出工程と、
    評価手段が、前記第1の輝度信号対に基づく焦点検出処理の信頼性を評価する評価工程と、を有し、
    前記焦点検出工程では、前記評価工程の評価結果に基づいて前記第1の輝度信号対および前記第2の輝度信号対のいずれか一方を用いて前記焦点検出処理を行うことを特徴とする焦点検出方法。
  18. 取得手段が、撮像光学系を通過した光束を光電変換する画素を複数有し、視差を有する一対の信号を出力することが可能な撮像手段から、前記一対の信号を取得する取得工程と、
    生成手段が、予め決められた焦点検出領域に対応する、前記撮像手段の第1の領域に含まれる複数の前記画素から出力される一対の信号から、異なる色に対応する信号を加算して第1の解像度の第1の輝度信号対を生成する第1の生成工程と、
    前記生成手段が、前記予め決められた焦点検出領域に対応する、前記第1の領域よりも広い第2の領域に含まれる前記画素から出力される一対の信号から、前記第1の輝度信号対の生成に用いた信号数よりも多い数の信号を加算して前記第1の解像度よりも低い第2の解像度の第2の輝度信号対を生成する第2の生成工程と、
    前記生成手段が、前記第2の領域よりも狭い第3の領域に含まれる前記画素から出力される一対の信号から、前記第1の輝度信号対の生成に用いた信号数よりも少ない数の信号を加算して前記第1の解像度よりも高い第3の解像度の第3の輝度信号対を生成する第3の生成工程と、
    焦点検出手段が、前記第1の輝度信号対乃至前記第3の輝度信号対を用いて、位相差方式の焦点検出処理を行う焦点検出工程と、
    評価手段が、前記第1の輝度信号対に基づく焦点検出処理の信頼性を評価する評価工程と、を有し、
    前記焦点検出工程では、前記評価工程の評価の結果、前記信頼性が予め決められた基準以上である場合に、前記第1の解像度より高い第3の解像度の前記第3の輝度信号対を用い、前記信頼性が前記予め決められた基準より低い場合に、前記第1の解像度より低い第2の解像度の前記第2の輝度信号対を用いることを特徴とする焦点検出方法。
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