JP6425913B2 - 情報表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主として、所定の地点(例えば自移動体の位置)の周辺の情報を表示する情報表示装置に関する。
この種の情報表示装置は、例えば特許文献1及び2に開示されている。特許文献1は、船舶用レーダ装置において、表示部の画面に、内側の第1領域と、外側の第2領域と、が表示され、第1領域の縮尺よりも第2領域の縮尺の方が小さくなるように制御される構成を開示する。特許文献2は、レーダ指示器において、自船の周辺情報等をレーダ映像表示領域に表示するとともに、表示対象(移動体、ランドマーク、ユーザ登録ポイント等)の位置がレーダ映像表示領域の外側となる当該表示対象を、その表示対象が位置する方向に対応させて、レーダ映像表示領域の外側に表示する構成を開示する。
特開2013−231844号公報 特開2012−233743号公報
しかし、上記特許文献1及び2の構成は、自船を上空から垂直に見下ろしたようなレーダ画面をユーザに提供できるにとどまり、実際に操船を行うユーザの視線を考慮した直感的な表示を必ずしも実現できるものではなかった。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、全体と詳細のバランスが良好にとれた形で情報をユーザに提供でき、かつ、ユーザの実際の視線に近い表示を実現可能な情報表示装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の情報表示装置が提供される。即ち、この情報表示装置は、記憶部と、表示部と、制御部と、を備える。前記記憶部は、情報を当該情報の位置とともに記憶可能である。前記表示部は、前記情報を表示可能である。前記制御部は、前記表示部を制御する。前記制御部は前記表示部に、第1表示領域と、第2表示領域と、を同時に表示させる。前記第1表示領域においては、自装置又は前記自装置が搭載される移動体から前記情報の位置までの距離が遠くなるに従って、その表示位置が上側になるように当該情報を表示する。前記第2表示領域においては、前記自装置又は前記移動体からの前記情報の方位に応じて左右方向での表示位置を変化させるとともに、前記自装置又は前記移動体からの距離にかかわらず上下方向での表示位置は一定となるように当該情報を表示する。前記制御部は、設定ルートを、表示画面上の左右方向での表示位置を固定させながら前記表示部に表示させ、前記自装置又は前記移動体の位置を前記表示部にアイコンで表示させる。前記第1表示領域において、前記自装置又は前記移動体の周囲の水面は、直交座標平面を1点透視図法で描くことで表現される。前記制御部は、前記第2表示領域において、表示対象を、当該表示対象の前記自装置又は前記移動体から見た方位が、前記設定ルートの方位からみて左側に偏っているほど左側に、右側に偏っているほど右側に表示させ、当該表示対象が前記自装置又は前記移動体に近いか遠いかにかかわらず、上下方向の表示位置を変えず、大きさも変えずに前記表示部に表示させる。
これにより、ユーザの実際の視線に近い表示を実現しつつ、広域的な状況は簡潔に、自装置(移動体)の近傍の状況は詳細に、というように、全体と詳細のバランスが良好にとれた形で情報をユーザに提供することができる。また、ユーザは、設定ルートを基準にした自装置又は移動体の位置を容易に理解することができる。
前記の情報表示装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第2表示領域は前記第1表示領域の上側に配置される。前記制御部は、前記自装置又は前記移動体の近傍に設定される第1対象領域に前記情報の位置が含まれるときは、当該情報を前記第1表示領域に表示するように前記表示部を制御する。前記制御部は、前記自装置又は前記移動体から見て前記第1対象領域よりも遠方側に設定される第2対象領域に前記情報の位置が含まれるときは、当該情報を前記第2表示領域に表示するように前記表示部を制御する。
これにより、表示画面における近景と遠景との自然な位置関係を実現できるとともに、情報を適切な位置に表示することができる。
前記の情報表示装置においては、前記制御部は、前記第2表示領域において方位目盛りを併せて表示するように前記表示部を制御することが好ましい。
これにより、ユーザは、第2表示領域に表示される情報がどの方位にあるかを、方位目盛りを参照することで容易に理解することができる。
前記の情報表示装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第1表示領域に表示される情報はダイナミック情報を含む。前記第2表示領域に表示される情報はスタティック情報である。
これにより、自装置(移動体)の近傍の状況を示す第1表示領域においては状況の変化を反映し易くするとともに、比較的遠方の状況を示す第2表示領域においては画面の動きを抑制することができる。この結果、近傍の状況に比較的大きな注意を払いたいユーザの感覚に沿った画面表示を実現できる。
前記の情報表示装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第1表示領域に表示される情報は外部との通信により受信した情報又はセンサにより検出された情報を含む。前記第2表示領域に表示される情報は地図情報から得られた情報である。
これにより、第1表示領域及び第2表示領域のそれぞれにおいて合理的な表示を実現できる。
前記の情報表示装置においては、前記外部との通信により受信した情報は、天気、風向、風速、水温、海流、及び他船情報のうち何れかを含むことが好ましい。
これにより、少なくとも第1表示領域において、ユーザにとって重要な天気等の情報を表示することができる。
前記の情報表示装置においては、前記センサにより検出された情報は、レーダ又はソナーにより検出される情報を含むことが好ましい。
これにより、少なくとも第1表示領域において、自装置(移動体)の近傍の詳細な状況を表示することができる。
前記の情報表示装置においては、前記記憶部に記憶される情報には、物標の情報、ユーザが登録した地点の情報、及び、ランドマーク情報の何れかが含まれることが好ましい。
これにより、ユーザは、上記のような有用な情報を容易に理解することができる。
前記の情報表示装置においては、前記制御部は、前記第1表示領域及び前記第2表示領域と同時に、前記自装置の状況及び前記移動体の状況のうち少なくとも何れかを表示する計器領域を表示可能であることが好ましい。
これにより、ユーザは計器領域の表示を確認することにより、自装置や移動体の状況を詳細に知ることができる。
前記の情報表示装置においては、前記計器領域に表示可能な情報に、前記自装置又は前記移動体の位置、前記自装置又は前記移動体の速度、及び、前記自装置又は前記移動体の方位のうち少なくとも何れかが含まれることが好ましい。
これにより、ユーザは、上記のような有用な情報を容易に理解することができる。
本発明の第2の観点によれば、位置とともに記憶されている情報を装置の表示部に表示する、以下のような情報表示方法が提供される。即ち、この情報表示方法は、第1表示領域と、第2表示領域と、を前記表示部に同時に表示させる。前記第1表示領域は、自装置又は前記自装置が搭載される移動体から前記情報の位置までの距離が遠くなるに従って、その表示位置が上側になるように当該情報を表示する。前記第2表示領域は、前記自装置又は前記移動体からの前記情報の方位に応じて左右方向での表示位置を変化させるとともに、前記自装置又は前記移動体からの距離にかかわらず上下方向での表示位置は一定となるように当該情報を表示する。設定ルートを、表示画面上の左右方向での表示位置を固定させながら前記表示部に表示させ、前記自装置又は前記移動体の位置を前記表示部にアイコンで表示させる。前記第1表示領域において、前記自装置又は前記移動体の周囲の水面は、直交座標平面を1点透視図法で描くことで表現される。前記第2表示領域において、表示対象を、当該表示対象の前記自装置又は前記移動体から見た方位が、前記設定ルートの方位からみて左側に偏っているほど左側に、右側に偏っているほど右側に表示させ、当該表示対象が前記自装置又は前記移動体に近いか遠いかにかかわらず、上下方向の表示位置を変えず、大きさも変えないように前記表示部に表示させる。
これにより、ユーザの実際の視線に近い表示を実現しつつ、広域的な状況は簡潔に、自装置(移動体)の近傍の状況は詳細に、というように、全体と詳細のバランスが良好にとれた形で情報をユーザに提供することができる。また、ユーザは、設定ルートを基準にした自装置又は移動体の位置を容易に理解することができる。
前記の情報表示方法においては、以下のようにすることが好ましい。即ち、前記第2表示領域を前記第1表示領域の上側に表示させる。前記自装置又は前記移動体の近傍に設定される第1対象領域に前記情報の位置が含まれるときは、当該情報を前記第1表示領域に表示する。前記自装置又は前記移動体から見て前記第1対象領域よりも遠方側に設定される第2対象領域に前記情報の位置が含まれるときは、当該情報を前記第2表示領域に表示する。
これにより、表示画面における近景と遠景との自然な位置関係を実現できるとともに、情報を適切な位置に表示することができる。
本発明の一実施形態に係る多機能表示装置を備える舶用機器ネットワークシステムの構成を示すブロック図。 多機能表示装置の外観を示す正面図。 多機能表示装置が表示可能なプロッタ映像を示す図。 3次元ナビゲーション映像を示す図。 3次元ナビゲーションに関連する設定画面を示す図。 3次元ナビゲーション映像に表示対象を表示する場合の処理を示すフローチャート。 3次元ナビゲーション映像の他の例を示す図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本実施形態の多機能表示装置11を備える舶用機器ネットワークシステム1の全体的な構成を示すブロック図である。図2は、多機能表示装置11の正面図である。
舶用機器ネットワークシステム1は、ネットワーク10に接続された複数の舶用機器等から構成される。舶用機器同士は、検出した情報等を、ネットワーク10を介してやり取りすることができる。ネットワーク10の規格としては、例えばLAN(Local Area Network)やCAN(Controller Area Network)を採用することができる。
図1に示すように、本実施形態の舶用機器ネットワークシステム1は、多機能表示装置(情報表示装置)11と、GPSアンテナ(GNSSセンサ)12と、レーダアンテナ13と、魚群探知機14と、船首方位センサ15と、AIS受信機16と、自動操舵装置17と、を備えている。
多機能表示装置11は、他の舶用機器(センサ)が検出した情報に基づいて映像(センサ映像)を作成して表示するとともに、ユーザの操作に応じて各種の処理を行うことができる。
以下、多機能表示装置11の具体的な構成を説明する。多機能表示装置11は、インタフェース部21と、表示部22と、操作部23と、制御部24と、を備えている。
インタフェース部21は、例えばネットワークアダプタ等として構成される。多機能表示装置11は、インタフェース部21を介して、舶用機器ネットワークシステム1を構成する他の機器との間で各種の情報を送受信することができる。
表示部22は液晶ディスプレイ等で構成されており、ユーザの操作に応じて、センサ映像や各種設定画面等を表示画面に表示することができる。センサ映像とは、センサ機器で取得した情報をグラフィカルに表現した映像である。センサ映像の例としては、自船周囲の海図を示すプロッタ映像、自船周囲のレーダエコーを示すレーダ映像、魚群探知機の魚探映像等のほか、後述の3次元ナビゲーション映像を挙げることができる。
操作部23は、図2に示すように、表示部22の表示画面の近傍に配置された各種のハードウェアキー26と、表示部22の表示画面に配置されたタッチパネル27と、を含んで構成されている。ユーザは、ハードウェアキー26を操作したり、画面のタッチパネル27にタッチしたりすることで、多機能表示装置11に各種の指示を行うことができる。
図1に示す制御部24は、CPU等の演算部と、ROMやRAM等からなる記憶部と、を備えている。これらのハードウェアと、上記記憶部に記憶された表示制御プログラムと、が協働することにより、表示部22の表示を制御することができる。
具体的には、多機能表示装置11の制御部24は、上記した記憶部の記憶内容及び他の舶用機器から受信した情報に基づいて、必要に応じて各種の前記センサ映像を作成し、表示部22に表示する。特に、制御部24は、前記センサ映像の1つとして、自船の進行ルートの前方周辺の状況を3次元的に表現したナビゲーション映像(以下、3次元ナビゲーション映像と呼ぶことがある)を表示できるようになっている。なお、この3次元ナビゲーション映像のための制御部24の制御については後述する。
GPSアンテナ12は、GPS衛星(GNSS衛星)からの測位信号を受信して、ネットワーク10を介して多機能表示装置11等へ出力することができる。多機能表示装置11の制御部24は、この測位信号に基づいて自船の位置(詳細には、GPSアンテナの位置)を求め、制御部24が備える自船位置記憶部32に記憶している。なお、測位信号から位置を求める演算をGPSアンテナ12側で行い、GPSアンテナ12が自船の位置を多機能表示装置11へ出力する構成であっても良い。
ここで、上記のGPS測位により求められる自船の位置は、経度及び緯度で表される地球基準での絶対的な位置を示す。なお、以下の説明では、このような地球基準での絶対的な位置を絶対位置と呼ぶことがある。
多機能表示装置11は、GPS測位で求めた自船の位置と、多機能表示装置11自身が記憶している海図情報(地図情報)と、に基づいて、航法装置としての機能を発揮することができる。具体的には、多機能表示装置11は、取得した自船の位置と、記憶されている海図情報と、に基づいて、海図上に自船の位置を重畳して表示部22に表示することができる(プロッタ映像)。また、多機能表示装置11は、時刻に応じて変化する自船の位置を利用して、対地船速を求めたり、自船の航跡を求めたりして表示部22に表示することができる。更に、多機能表示装置11は、ユーザが目的地及びウェイポイント(経由地)を指定することにより、航海ルート(設定ルート)を作成して表示部22に表示することができる。
なお、本実施形態のGPSアンテナ12は、自船の位置をより高精度に求めるために、ディファレンシャルGPSと呼ばれる方法で測位を行っている。具体的には、日本の沿岸海域をカバーするように国内に多数設置されているDGPS基準局においてGPS測位誤差が計算され、この測位誤差が、DGPS基準局から補正情報として放送される(DGPSビーコン)。GPSアンテナ12はDGPSビーコン受信機としての機能を有しており、DGPSビーコンに含まれる補正情報に基づいて測位結果を補正することにより、自船の位置を一層正確に求めることができる。
上記のDGPSビーコンには、DGPS基準局に近い所定の観測場所(灯台等)で観測された気象情報及び海象情報が含まれることがある。GPSアンテナ12は、DGPSビーコンから得られた、気象情報及び海象情報(例えば、天気、風向、風速、水温、海流等)と、観測場所の位置と、を多機能表示装置11に出力することができる。
レーダアンテナ13はレーダ(センサ)を構成するものであり、マイクロ波の送信を行うとともに、物標からの反射波を受信する。この反射波は、適宜の信号処理が行われた後に、多機能表示装置11へ出力される。多機能表示装置11は、この反射波に基づいてレーダ映像を作成する。具体的には、多機能表示装置11の制御部24は、マイクロ波を送信してから反射波を受信するまでの時間から、物標の距離を求める。また、制御部24は、マイクロ波を送信した方向に基づいて、物標が存在する方向を求める。制御部24は、このようにしてレーダ映像を作成して、表示部22に表示することができる。
多機能表示装置11は、レーダアンテナ13から得られた情報を利用して、TT(Target Tracking、目標追尾)機能を実現している。このTT機能(ARPA機能)は公知であるので詳細な説明は省略するが、レーダアンテナ13から得られたレーダエコーに基づいて物標の位置を自動的に検出して捕捉するとともに、時間推移に伴う当該物標の移動を追尾することにより速度ベクトルを推定するものである。多機能表示装置11の制御部24は、追尾している物標(例えば他船)を、プロッタ映像、レーダ映像、3次元ナビゲーション映像等のセンサ映像に重畳させて表示部22に表示することができる。
なお、レーダ探知の特性により、上記のTT機能により得られる物標(他船)の位置は、自船を基準にした相対的なものになる点に留意すべきである。即ち、TT機能による物標の位置は、自船からの距離及び自船からの方位となる。
魚群探知機14は、振動子と、分析部と、から構成される。振動子は、船底等に設置され、所定のタイミング(例えば所定の時間毎)で海中の真下方向に向けて超音波を発射するとともに、海底又は魚群からの反射波を受信する。分析部は、受信した反射波を分析することにより、魚群等を示すデータを作成し、多機能表示装置11に出力する。多機能表示装置11の制御部24は、受信したデータに基づいて魚探映像を作成して、表示部22に表示することができる。
船首方位センサ15は、自船の船首方向(船首が向いている方向)を、地球基準の絶対的な方位で検出するように構成されている。一般的に船舶は、船首方向へ向かって前進する。従って、船首方位センサ15は、船体の前進方向の方位を検出していると言うこともできる。船首方位センサ15は、例えば磁気方位センサや、GPSコンパス等を利用することができる。
AIS受信機16は、他船に搭載されるAIS(Automatic Identification System、船舶自動識別装置)が出力するAIS情報を受信することができる。このAIS信号には、当該他船の位置(絶対位置)、船速、及び針路等の情報が含まれている。AIS受信機16は、他船から受信したAIS情報を多機能表示装置11に出力する。多機能表示装置11の制御部24は、受信したデータに基づいて、他船を示すAISシンボルを各種のセンサ映像に重畳させて表示することができる。
自動操舵装置17は、設定された航海ルートに沿って自船が移動するように舵の操作を自動的に行う装置である。具体的には、自動操舵装置17は、船首方位センサ15から取得した船首方位と、多機能表示装置11から取得した航海ルートと、に基づいて、自船の船首をどれだけ変化させれば良いかを求める。そして、自動操舵装置17は、求めた値に応じて舵角を変化させることにより、自船の針路を航海ルートに一致させる。
本実施形態の舶用機器ネットワークシステム1は、以上のように構成される。なお、舶用機器ネットワークシステム1を構成する舶用機器は任意であり、上記で説明した以外の舶用機器(例えば、センサの一種であるソナー)が接続される構成であっても良いし、同種の舶用機器が複数接続される構成であっても良い。また、舶用機器が取得したデータの処理は、当該舶用機器で行う構成であっても良いし、多機能表示装置11の制御部24で行う構成であっても良い。
次に、多機能表示装置11において表示可能なセンサ映像の1つであるプロッタ映像の表示例について、図3を参照して説明する。
多機能表示装置11の表示部22は、GPSアンテナ12から得られた船舶の現在の位置情報に基づいて、海図上における自船の位置をグラフィカルに表示することができる(プロッタ映像)。
プロッタ映像の表示内容の例を図3に示す。このプロッタ映像においては、予め多機能表示装置11に記憶されている海図情報が表示される。
海図情報とは、海岸線の形状や、水深、灯台や航路ブイの位置等を電子的に記録したものである。この海図情報には、水深が浅い危険区域の位置に関する情報や、ランドマークの位置や名称等の情報が含まれる。
ランドマークとは、移動時の目印となるものである。航海時におけるランドマークの具体例としては、灯台、港、山、島、航路ブイ等がある。なお、本明細書においてランドマークとは、陸上に存在するものだけでなく、上記の航路ブイ等のように、海上に配置された目印も含む意味で用いられる。
図3で示されているプロッタ映像の表示には、水深が浅い区域を示す浅水エリア61と、ランドマークである灯台を示すランドマークシンボル62と、が含まれている。
更に、プロッタ映像では、この海図に重畳して、ユーザ登録ポイントであるポイントマーク63と、ユーザ登録ポイントの特別な場合である母港を示す母港マーク64と、が表示される。
ユーザ登録ポイントとは、ユーザによって登録された位置を意味する。ユーザは、例えば、あるポイントにおいて魚が良く釣れたり、前記魚群探知機14で魚群の反応があったりした場合、操作部23を操作することにより、現在の自船の位置をユーザ登録ポイントとして登録することができる。ユーザ登録ポイントが作成されると、GPS測位により得られた自船の位置、ポイントの登録日時、及び、ユーザが入力したポイントの名前等が多機能表示装置11に記憶される。
更に、プロッタ映像では、設定したウェイポイントを示す目的地マーク65と、目的地までのコース(航海ルート)を示すルート線66と、風の状態を示す風向風速アイコン69と、が表示される。
航海ルートとは、航海計画に従ってユーザが多機能表示装置11に指定する予定ルートを意味する。ユーザは、例えば、表示部22の画面に海図を表示させた状態で任意の地点をタッチ操作することにより、自船を向かわせたい目的地、及び、目的地に向かう途中に通過する中継点(中間的な目的地)等を、ウェイポイントとして入力することができる。
設定されたウェイポイントには、通過する順番を示す番号が付されており、目的地マーク65の近傍には当該番号が表示される。本実施形態の例では、n番目のウェイポイントであることを「Wn」のように表示しているが、表示の形態は限定されない。そして、これらのウェイポイント(目的地マーク65)を順番に結ぶようにルート線66が表示される。途中のウェイポイントW1〜W3を示す目的地マーク65は丸印とされる一方、最終目的地のウェイポイントW4を示す目的地マーク65は旗のマークとされており、ユーザにとってより重要と考えられる最終目的地の表示が目立つように配慮されている。
風向風速アイコン69は、前記DGPSビーコンで得られた気象情報のうち風向と風速を示すものであり、観測地点の場所に表示される。風向風速アイコン69において、風向きは矢印の向きで表現され、風速は矢印の長さで表現されている。
そして、プロッタ映像では、現在の自船の位置がボートアイコン71で表示され、船首方位がオートパイロットの設定針路72として表示される。更に、プロッタ映像には、上記のTT機能で捕捉されている物標(他船)を示すTTターゲットアイコン67と、AIS受信機で得られた他船を示すAIS他船アイコン68と、が表示される。これらのアイコンは、自船や他船等の状況に変化が生じた場合、その表示の位置や向き等がリアルタイムで更新される。
なお、図3に表示されている鎖線の領域(第1対象領域56及び第2対象領域57)は、後述の3次元ナビゲーション映像の制御を説明するために図示したものであって、実際にプロッタ映像に表示されるものではない。また、図3では表示されていないが、プロッタ映像では上記に加えて、予測される自船の進行方向や、実際に自船が通過した航跡等を表示させるようにすることもできる。
次に、3次元ナビゲーション映像について説明する。この3次元ナビゲーション映像は、設定された航海ルートに従って進む自船の前方周辺の状況を、奥行き感を伴って表現したものである。
3次元ナビゲーション映像の表示内容の例を図4に示す。なお、図4に示す3次元ナビゲーション映像は、図3に示すプロッタ映像と同じ状況を、視点を変えて表現したものに相当する。
図4に示すように、この3次元ナビゲーション映像の下側には、左右方向に延びる第1基準線91が表示され、この第1基準線91の上側には、左右方向に延びる第2基準線92が表示される。
第1基準線91及び第2基準線92は何れも水平方向に向けられており、互いに平行に配置されている。また、第1基準線91と第2基準線92との間に複数の水平直線93が描かれており、これらの水平直線93は、上側の第2基準線92に近づくほど、その間隔が狭まるように配置される。
第1基準線91と第2基準線92との間には、第2基準線92上の左右中央(1点透視図法上の消失点)から放射状に延びる複数のパースライン94が描かれる。これらの線91〜94により、自船の周囲に広がる水面(海面)が、上部が遠い側、下部が近い側となるように遠近法的に表現される。
この水面が表現されている領域(即ち、第1基準線91と第2基準線92の間の領域)においては、自船以外の各種のアイコン、シンボル及びマークが、自船からの方位に応じて、その表示位置が左右方向(水平方向)で変化するように表示される。また、アイコン等は、自船からの距離に応じて上下方向の位置が変化し、かつ、大きさも変化するように表示される。即ち、アイコン等を、自船からの距離が近いほど、下側に、かつ大きく表示することで、遠近感が表現されている。従って、以下の説明では、上記の領域を遠近プロット領域(第1表示領域)51と呼ぶことがある。
この遠近プロット領域51の表示は、自船から見た近景の表示に相当する。ユーザは、この遠近プロット領域51に配置されるシンボルやマークの位置や大きさを見ることで、注意すべき物標やポイントなどが自船から見てどの方位にどれだけ離れて位置しているかを把握することができる。
一方、この遠近プロット領域51の上側では、自船以外の各種のアイコン、シンボル及びマークが、自船からの方位に応じて、その表示位置が左右方向(水平方向)で変化するように表示される。ただし、アイコン等は、自船からの距離にかかわらず、上下方向の位置が常に第2基準線92のすぐ上の位置となるように、かつ、一定の大きさで表示される。従って、以下の説明では、上記の領域を水平プロット領域52と呼ぶことがある。
この水平プロット領域52の表示は、自船から見た遠景の表示に相当するが、上記のように遠近的な表現が排除されているため、リアルな遠近感よりも簡潔さ及び明瞭さを優先したシンボリックな表現となっている。ユーザは、この水平プロット領域52に配置されるシンボルやマークを見ることで、注意すべき物標やポイントなどが自船からある程度以上離れた場所にあることを理解できるとともに、当該物標やポイント等が自船から見てどの方位にあるかを把握することができる。
遠近プロット領域51においては、自船に対してやや近い位置にある物標やマーク等(浅水エリア61x、ポイントマーク63x、次の目的地マーク65x、TTターゲットアイコン67x、風向風速アイコン69x)が表示され、水平プロット領域52においては、自船から遠い位置にある物標やマーク等(ランドマークシンボル62x、母港マーク64x、最終の目的地マーク65x)が表示される。
近景である遠近プロット領域51と比較して、遠景である水平プロット領域52では、重要又は目印になり易いかどうか等の基準で絞り込まれたアイコン等のみが表示される。このように、遠近プロット領域51と水平プロット領域52とでは、アイコン等が表示される条件が異なっている。ただし、遠近プロット領域51及び水平プロット領域52のそれぞれにおいてアイコン等を表示する条件は、後述するようにユーザによって設定することができる。
遠近プロット領域51において、自船により近い領域を囲うようにガードライン53が表示されている。このガードライン53より内側(ガードゾーン)に入ってきた危険区域や物標等は、座礁や衝突等の危険性が高いことをユーザに知らせるため、ガードライン53の外側の危険区域や物標と比べて表示態様が異なるように表示される。図4においては、浅水エリア61x及びTTターゲットアイコン67xがガードライン53の内側に入ったため赤色で強調表示されている様子を、図面表現の便宜上、ハッチングで表している。ガードライン53の内側に入った物標等の表示態様をどのように異ならせるかは任意であるが、例えば上記のように目立つ色での表示に変更したり、点滅表示させたりして、ユーザの注意を引くようにすることが好ましい。
なお、ガードライン53の内側に入っていなくても、物標等を強調表示することが好ましい場合がある。例えばTTターゲットアイコン67xについては、物標と自船とが最も接近した際の距離(最接近距離)を計算し、得られた距離が所定の距離より短い場合は、ガードライン53の外側にあったとしても強調表示し、自船に対する衝突の危険が生じていることをユーザに知らせることが好ましい。なお、上記の最接近距離の計算方法はTT機能において広く知られているので、詳細な説明は省略する。
第1基準線91の左右中央には、ボートアイコン71x及びオートパイロットの設定針路72xが表示され、航行ルート(ルート線66x)に対する自船の相対位置と、船首方位と、を示している。また、このボートアイコン71xの脇の位置には、自船の速度、GPS測位による自船の絶対位置等が、デジタル計器の形で表示されている。これらにより計器領域54が構成されており、ユーザはこの表示を確認することで自船や周囲の状況を詳細に知ることができる。
なお、航行ルート(ルート線66x)に対する自船の相対位置が左右方向に変化した場合、ボートアイコン71xの表示位置は変わらず、その代わりに、遠近プロット領域51及び水平プロット領域52における物標やマークの表示位置が全体的に左右方向に変化する。このように、自船の表示位置を常に左右中央に固定することで、実際に操船するユーザの感覚に近い映像を提供することができる。
次に、多機能表示装置11において、上述した3次元ナビゲーション画面のうち遠近プロット領域51及び水平プロット領域52を表示するための制御部24の構成について説明する。
制御部24は、表示対象情報記憶部(記憶部)31と、自船位置記憶部32と、相対位置取得部33と、第1判定部35と、第2判定部36と、遠近プロット領域描画部37と、水平プロット領域描画部38と、を備えている。
表示対象情報記憶部31は、3次元ナビゲーション映像に表示される可能性がある様々な表示対象の情報を記憶する。この表示対象としては、海図に記録された水深が浅い危険区域やランドマーク、TT機能で捕捉された他船等の物標、AISで受信された他船、ユーザ登録ポイント、航海ルート(ウェイポイント)、上記DGPSビーコンによる気象情報/海象情報、等を挙げることができる。
表示対象情報記憶部31には、表示対象の情報とともに、当該表示対象の位置の情報が記憶される。なお、表示対象のうち、水深が浅い危険区域、ランドマーク、他船、ユーザ登録ポイント、航海ルート(ウェイポイント)、気象情報/海象情報については、当該表示対象の位置として、地球基準の絶対位置が表示対象情報記憶部31に記憶される。一方、TT機能による捕捉物標については、自船に対する相対位置が表示対象情報記憶部31に記憶される。
表示対象情報記憶部31の記憶内容(表示対象)は、頻繁に(リアルタイムで)更新される情報であるダイナミック情報と、殆ど更新されない情報であるスタティック情報と、に分類することができる。例えば、TT機能による捕捉物標や、他船は、その位置が変化するのに伴って最新の情報で更新されるため、ダイナミック情報であるということができる。一方、海図情報に記録されている水深が浅い危険区域や、ランドマーク等は、スタティック情報であるということができる。
また、表示対象情報記憶部31の記憶内容は、外部との通信により受信した情報と、センサにより検出された情報と、海図情報から得られた情報と、に分類することもできる。例えば、他船は、当該他船からのAIS情報を受信することで得られた情報であり、気象情報/海象情報は、DGPS基準局からのDGPSビーコンを受信することで得られた情報である。一方、TT捕捉物標は、センサであるレーダの検出結果に基づいて得られた情報である。水深が浅い危険区域やランドマークは、海図情報から得られた情報である。
自船位置記憶部32は、GPSアンテナ12からの測位信号に基づいて求められた自船の絶対位置を記憶する。自船位置記憶部32の記憶内容は、GPS測位が繰り返されて新しい自船位置が取得されるごとに、最新の自船位置で更新される。
相対位置取得部33は、表示対象情報記憶部31で記憶されるそれぞれの表示対象について、自船から見た相対位置(自船からの距離及び方位)を計算して取得する。この相対位置の計算に当たっては、自船位置記憶部32に記憶された自船の絶対位置が用いられる。なお、TT機能による捕捉物標については最初から相対位置が求められているので、相対位置取得部33による相対位置の計算は行われない。
第1判定部35は、表示対象の位置が、航海ルートを進む自船の前方近傍である第1対象領域(図3の符号56で示した領域)に入っているか否かを判断する。この第1対象領域56は、自船の位置と航海ルートの向きを基準にして、ある程度の距離と方位の範囲を有するように定められる。第1判定部35は、表示対象の位置が第1対象領域56に入っており、かつ所定の第1表示条件を満たした場合に、当該表示対象の遠近プロット領域51への表示を許可する。
この第1表示条件は、その表示対象が何を示すものか、に応じて表示/非表示を定めるものである。ユーザは、後述の3次元ナビゲーション設定画面(図5の「近景での表示」セクション101を参照)によって当該条件を指定することができる。例えば、浅水エリア61やTTターゲットアイコン67、AIS他船アイコン68については、自船に接近すると危険なものであるため、遠近プロット領域51に表示することが極めて好ましい。また、その他のシンボルやマーク(ランドマークシンボル62x、ポイントマーク63x、母港マーク64x、目的地マーク65x)等も、表示することでユーザが有用な情報を得られる可能性が高いため、遠近プロット領域51に表示することが好ましい。
第2判定部36は、表示対象の位置が、自船の航海ルートの前方で比較的遠方である第2対象領域(図3の符号57で示した領域)に入っているか否か、及び、所定の表示条件を満たしているかを判断する。この第2対象領域57も、第1対象領域56と同様に、自船の位置と航海ルートの向きを基準にして定められる。また、第2対象領域57は、第1対象領域56より遠方となるように設定される。第2判定部36は、表示対象の相対位置が第2対象領域57に入っており、かつ所定の第2表示条件を満たした場合に、当該表示対象の表示を許可する。
この第2表示条件は、第1表示条件と同様に、その表示対象が何を示すものか、に応じて表示/非表示を定めるものである。ユーザは、3次元ナビゲーション設定画面(図5の「遠景での表示」セクション102を参照)によって当該条件を指定することができる。ただし、浅水エリア61xやTTターゲットアイコン67x、航海ルート途中の目的地マーク65xは、自船から遠方にある場合は表示してもあまり意味がなく、かえって画面を煩雑にしてしまう。従って、本実施形態の多機能表示装置11では、第2表示条件において表示/非表示を設定できるのは、ランドマーク、最終目的地、及び母港だけとしており、それ以外については常に非表示としている。
なお、上記の第1対象領域56及び第2対象領域57は図3のプロッタ映像を用いて説明されているが、これは説明の便宜上の理由によるものである。前記第1対象領域56及び第2対象領域57はプロッタ映像に設定される訳ではなく、自船や航海ルートとの実際の位置関係で定義される。
以下、上記した表示の絞り込みについて、図3のプロッタ映像と、図4の3次元ナビゲーション映像と、を比較しながら説明する。図3のプロッタ映像では、第2対象領域57の内部に、浅水エリア61、ランドマークシンボル62、ポイントマーク63、母港マーク64、複数の目的地マーク65、TTターゲットアイコン67、AIS他船アイコン68等が位置している。本実施形態では、これらのうち3次元ナビゲーション映像(図4)の水平プロット領域52に表示されるのは、遠くからも目印として実際に視認し易いランドマークシンボル62xと、母港マーク64xと、複数のうち最終目的地(W4)を示す目的地マーク65xだけである。このように、水平プロット領域52にはある程度絞り込まれた形で各種シンボルやマークが表示されるので、ユーザは、画面から煩雑さを感じることなく、航行に有用な情報を的確に得ることができる。
遠近プロット領域描画部37は、第1判定部35によって表示が許可された表示対象について、図4の遠近プロット領域51に描画するように表示部22を制御する。このとき、表示対象の位置が、航行ルートの向きと平行に自船から引いた直線からみて左側に離れているほど左側に、また、右側に離れているほど右側に表示されるように、表示対象が描画される左右位置が制御される。また、遠近プロット領域描画部37は、自船に近い表示対象については遠近プロット領域51の下側に大きく描画し、自船から遠い表示対象については遠近プロット領域51の上側に小さく描画する。
水平プロット領域描画部38は、第2判定部36によって表示が許可された表示対象について、図4の水平プロット領域52に描画するように表示部22を制御する。このとき、表示対象の自船から見た方位が、航行ルートの方位からみて左側に偏っているほど左側に、また、右側に偏っているほど右側に表示されるように、表示対象が描画される左右位置が制御される。ただし、水平プロット領域描画部38は、表示対象が自船に近いか遠いかにかかわらず、当該表示対象が描画される上下方向の位置は(第2基準線92のすぐ上で)変わらないように、また描画される大きさも変わらないように表示部22を制御する。
これにより、図4の3次元ナビゲーション映像における遠近プロット領域51では、浅水エリア61x、ポイントマーク63x、1番目の目的地マーク65x、ルート線66x、TTターゲットアイコン67x、及び風向風速アイコン69xが、自船からの距離及び方位に従って、遠近感を伴って表示される。また、水平プロット領域52では、ランドマークシンボル62x、母港マーク64x、及び最後の目的地マーク65xが、自船からの方位(のみ)に従って、第2基準線92上で並んで表示される。
なお、遠近プロット領域51に表示されるもののうち、TTターゲットアイコン67xは、上記のダイナミック情報であり、センサであるレーダ装置により検出された情報であるということができる。風向風速アイコン69xは、外部との通信(DGPSビーコン)により受信した気象情報/海象情報であるということができる。また、水平プロット領域52に表示されるもののうち、ランドマークシンボル62xは、上記のスタティック情報であり、海図情報から得られた情報であるということができる。
このように、近景の表示対象(物標やポイント)については、自船との距離を反映させた位置関係が遠近プロット領域51で表現され、遠景の表示対象については、自船との距離とは無関係に方位だけを反映させた位置関係が水平プロット領域52で表現される。以上により、ユーザは、近景については自船の周囲の状況を遠近感を伴って直感的に理解できるとともに、遠景については特に重要な地点の概ねの方位を知ることができるといったように、自船の航行に有用な情報を的確な形で得ることができる。
次に、前記の第1表示条件及び第2表示条件をユーザが設定可能にするための3次元ナビゲーション設定画面について、図5を参照して説明する。
操作部23の操作に応じて、多機能表示装置11の制御部24は、図5に示すような3次元ナビゲーション設定画面100を表示部22に表示することができる。この3次元ナビゲーション設定画面100では、「近景での表示」セクション101と、「遠景での表示」セクション102と、に区別して、それぞれどのような表示対象を表示/非表示とするかをユーザが指定することができる。なお、「近景での表示」とは遠近プロット領域51での表示設定を意味し、「遠景での表示」とは水平プロット領域52での表示設定を意味する。
「近景での表示」セクション101では、ランドマーク、最終目的地(即ち、最終目的地のウェイポイント)、母港、ルート(即ち、ルート線及び途中のウェイポイント)、ポイント(ユーザ登録ポイント)、ターゲット(TTターゲット及びAIS他船シンボル)、浅水エリア、及び風の状況(風向風速アイコン)のそれぞれについて、表示するかしないかを指定することができる。この指定の操作は、表示部22が備えるタッチパネル27を利用して、それぞれの項目のオン/オフボタンに相当する場所にユーザが触れることで行うことができる。これにより、ユーザは自分の好み等に応じて、近景である遠近プロット領域51にどのような表示対象を表示するか(第1表示条件)を設定することができる。
また、「近景での表示」セクション101では、自船付近で危険なオブジェクトが検出された場合、それを強調表示するか否かを設定することもできるようになっている。これにより、ユーザは、前記ガードライン53より内側にある浅水エリアや、上記の最接近距離が所定値以下であるTTターゲット等が検出された場合に、図4のように強調表示するか否かを指定することができる。
「遠景での表示」セクション102では、ランドマーク、最終目的地、及び母港のそれぞれについて、表示するかしないかを指定することができる。これにより、ユーザは自分の好み等に応じて、遠景である水平プロット領域52にどのような表示対象を表示するか(第2表示条件)を設定することができる。
なお、「遠景での表示」セクション102でユーザが表示/非表示を指定できる情報の対象の数は、「近景での表示」セクション101でユーザが表示/非表示を指定できる情報の対象の数よりも少なくなっている。これにより、近景では自由度を高く、遠景では簡潔に、表示の設定を行うことができる。また、自船の近傍の状況と、広域的な状況との間で、表示される情報量の好適なバランスを自然に実現することができる。
更に言えば、「近景での表示」セクション101においてユーザが表示/非表示を指定できる情報の対象のうち一部のみが、「遠景での表示」セクション102においてもユーザが表示/非表示を指定できるようになっている。従って、2つの表示条件の関係が整理し易くなるので、それぞれの条件の設定が容易になる。
以下、3次元ナビゲーション映像を生成する際に制御部24が行う表示処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。図6は、3次元表示対象を表示するときに制御部24が行う処理を示すフローチャートである。
初めに、制御部24は、表示対象情報記憶部31に位置が記憶されている表示対象について、その絶対位置と、GPS測位により得られた自船の絶対位置と、に基づいて、表示対象の相対位置(自船からの距離又は自船から見た方位)を算出する(ステップS101)。なお、図6のフローチャートでは特に示していないが、表示対象のうちTT機能で捕捉された他船の位置については、既に相対位置が求められているため、ステップS101の処理はスキップされる。
次に、制御部24は、表示対象の位置が、図3で示す第1対象領域56に入っているか否かを判定する(ステップS102)。この位置の判定に際しては、本実施形態ではステップS101で計算した表示対象の相対位置を用いているが、絶対位置で判定しても良い。表示対象の位置が第1対象領域56に入っていた場合、制御部24は、その表示対象が前述の第1表示条件を満たすかどうかを判定する(ステップS103)。なお、表示対象の遠近プロット領域51への描画の際、ステップS101で求められた相対位置(表示対象の自船から見た距離及び方位)に基づいて、その描画位置が計算される。第1表示条件を満たしていた場合、その表示対象を遠近プロット領域51に描画する(ステップS104)。第1表示条件を満たさない場合、遠近プロット領域51への描画は行われない。
次に、制御部24は、表示対象の位置が、図3で示す第2対象領域57に入っているか否かを判定する(ステップS105)。表示対象の位置が第2対象領域57に入っていた場合、制御部24は、その表示対象が前述の第2表示条件を満たすかどうかを判定する(ステップS106)。第2表示条件を満たしていた場合、その表示対象を水平プロット領域52に描画する(ステップS107)。なお、表示対象の水平プロット領域52への描画の際、ステップS101で求められた相対位置(表示対象の自船から見た方位)に基づいて、その描画位置が計算される。第2表示条件を満たさない場合、水平プロット領域52への描画は行われない。
制御部24は、ステップS101〜S107の処理を、全ての表示対象について処理が完了するまで反復する(ステップS108)。以上により、3次元ナビゲーション映像への表示対象の描画処理が実現される。
以上に示すように、本実施形態の多機能表示装置11は、表示対象情報記憶部31と、表示部22と、制御部24と、を備える。表示対象情報記憶部31は、情報を当該情報の位置とともに記憶可能である。表示部22は、情報を表示可能である。制御部24は、遠近プロット領域51と、水平プロット領域52と、を同時に表示するように表示部22を制御する。遠近プロット領域51においては、多機能表示装置11が搭載される自船からの距離が遠くなるに従ってその表示位置が上側になるように当該情報が表示される。水平プロット領域52においては、自船からの方位に応じて左右方向での表示位置を変化させるとともに、自船からの距離にかかわらず上下方向での表示位置は一定となるように当該情報を表示する。
これにより、ユーザの実際の視線に近い表示を実現しつつ、広域的な状況は簡潔に、自船近傍の状況は詳細に、というように、全体と詳細のバランスが良好にとれた形で情報をユーザに提供することができる。
次に、3次元ナビゲーション映像の表示に関する他の例について、図7を参照して説明する。
即ち、3次元ナビゲーション映像の遠近プロット領域51において、奥行き感を持たせながら自船の周囲の水面(海面)を表現する方法としては、図4のような、直交座標平面を1点透視図法で描く方法に限定されない。例えば、図7に示すように、自船の位置から周囲に放射状に延びる放射直線95と、自船の位置を中心とする上下方向に潰れた楕円弧96と、を用いる方法が考えられる。これにより、水面は、自船の位置を原点とする極座標平面のような形で表現される。図7の表示例では、ガードライン53は、楕円弧として表現される。
なお、図7の表示例では、遠近プロット領域51と水平プロット領域52とを区切るように、方位目盛り97が表示されている。これにより、ユーザは、遠景に表示される灯台や母港等がどの方位にあるかを、ランドマークシンボル62xや母港マーク64x等と方位目盛り97を参照することで、容易に理解することができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
第1対象領域56及び第2対象領域57は、図3のように設定することに限定されず、3次元ナビゲーション映像の大きさ等に応じて任意の形状の領域に設定することができる。具体的には、例えば第1対象領域56が扇型になるように設定することができる。また、第2対象領域57において自船からの距離の上限を設けず、表示対象が自船からどこまで遠くても方位の条件を満たす限り水平プロット領域52に表示するように変更することができる。
3次元ナビゲーションに表示する表示対象の構成は、上記したものに限らず、適宜変更することができる。例えば、TT機能で捕捉した物標(他船)の航跡を、近景である遠近プロット領域51でのみ表示するように変更することができる。また、風向風速アイコンに代えて、又はそれに加えて、天気、水温、海流等をアイコン等の形で表示するように変更することができる。更に、上記ランドマークのうち航路ブイについては、遠方にある場合には目印になりにくいので、遠景である水平プロット領域52においては表示されないように構成しても良い。
前記計器領域54には、自船の位置等に加えて、あるいはこれに代えて、エンジン回転数、燃料量、魚探映像、自船で計測した風向及び風速、水深等を表示するように構成することができる。計器の表示態様としては、デジタル的な表示、アナログ計器を模した表示、グラフ表示等、様々な態様が考えられる。また、計器領域54を、水平プロット領域52の上側に配置しても良い。
上記実施形態において、3次元ナビゲーション映像に表示する自船(ボートアイコン71x)の表示位置は常に左右中央に固定されている。これに代えて、例えば、上記の航海ルート(ルート線66x)を常に左右中央に表示し、当該航海ルートに対する自船の位置が変化するのに伴い、ボートアイコンの表示位置が左右に移動するように変更することができる。
上記実施形態の多機能表示装置11は、船舶以外の移動体にも搭載して利用することができる。また、多機能表示装置11の機能が、スマートフォン等の適宜の携帯デバイスにおいて実現されても良い。
1 舶用機器ネットワークシステム
10 ネットワーク
11 多機能表示装置(情報表示装置)
22 表示部
24 制御部
31 表示対象情報記憶部(記憶部)
51 遠近プロット領域(第1表示領域)
52 水平プロット領域(第2表示領域)
56 第1対象領域
57 第2対象領域

Claims (12)

  1. 情報を当該情報の位置とともに記憶可能な記憶部と、
    前記情報を表示可能な表示部と、
    前記表示部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記表示部に、
    自装置又は前記自装置が搭載される移動体から前記情報の位置までの距離が遠くなるに従って、その表示位置が上側になるように当該情報を表示する第1表示領域と、
    前記自装置又は前記移動体からの前記情報の方位に応じて左右方向での表示位置を変化させるとともに、前記自装置又は前記移動体からの距離にかかわらず上下方向での表示位置は一定となるように当該情報を表示する第2表示領域と、
    を同時に表示させ
    前記制御部は、設定ルートを、表示画面上の左右方向での表示位置を固定させながら前記表示部に表示させ、前記自装置又は前記移動体の位置を前記表示部にアイコンで表示させ、
    前記第1表示領域において、前記自装置又は前記移動体の周囲の水面は、直交座標平面を1点透視図法で描くことで表現され、
    前記制御部は、前記第2表示領域において、表示対象を、当該表示対象の前記自装置又は前記移動体から見た方位が、前記設定ルートの方位からみて左側に偏っているほど左側に、右側に偏っているほど右側に表示させ、当該表示対象が前記自装置又は前記移動体に近いか遠いかにかかわらず、上下方向の表示位置を変えず、大きさも変えずに前記表示部に表示させることを特徴とする情報表示装置。
  2. 請求項1に記載の情報表示装置であって、
    前記第2表示領域は前記第1表示領域の上側に配置され、
    前記制御部は、
    前記自装置又は前記移動体の近傍に設定される第1対象領域に前記情報の位置が含まれるときは、当該情報を前記第1表示領域に表示するように前記表示部を制御し、
    前記自装置又は前記移動体から見て前記第1対象領域よりも遠方側に設定される第2対象領域に前記情報の位置が含まれるときは、当該情報を前記第2表示領域に表示するように前記表示部を制御することを特徴とする情報表示装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報表示装置であって、
    前記制御部は、前記第2表示領域において方位目盛りを併せて表示するように前記表示部を制御することを特徴とする情報表示装置。
  4. 請求項1からまでの何れか一項に記載の情報表示装置であって、
    前記第1表示領域に表示される情報はダイナミック情報を含み、
    前記第2表示領域に表示される情報はスタティック情報であることを特徴とする情報表示装置。
  5. 請求項1からまでの何れか一項に記載の情報表示装置であって、
    前記第1表示領域に表示される情報は外部との通信により受信した情報又はセンサにより検出された情報を含み、
    前記第2表示領域に表示される情報は地図情報から得られた情報であることを特徴とする情報表示装置。
  6. 請求項に記載の情報表示装置であって、
    前記外部との通信により受信した情報は、天気、風向、風速、水温、海流、及び他船情報のうち何れかを含むことを特徴とする情報表示装置。
  7. 請求項又はに記載の情報表示装置であって、
    前記センサにより検出された情報は、レーダ又はソナーにより検出される情報を含むことを特徴とする情報表示装置。
  8. 請求項1からまでの何れか一項に記載の情報表示装置であって、
    前記記憶部に記憶される情報には、物標の情報、ユーザが登録した地点の情報、及び、ランドマーク情報の何れかが含まれることを特徴とする情報表示装置。
  9. 請求項1からまでの何れか一項に記載の情報表示装置であって、
    前記制御部は、前記第1表示領域及び前記第2表示領域と同時に、前記自装置の状況及び前記移動体の状況のうち少なくとも何れかを表示する計器領域を表示可能であることを特徴とする情報表示装置。
  10. 請求項に記載の情報表示装置であって、
    前記計器領域に表示可能な情報に、前記自装置又は前記移動体の位置、前記自装置又は前記移動体の速度、及び、前記自装置又は前記移動体の方位のうち少なくとも何れかが含まれることを特徴とする情報表示装置。
  11. 位置とともに記憶されている情報を装置の表示部に表示する情報表示方法であって、
    自装置又は前記自装置が搭載される移動体から前記情報の位置までの距離が遠くなるに従って、その表示位置が上側になるように当該情報を表示する第1表示領域と、
    前記自装置又は前記移動体からの前記情報の方位に応じて左右方向での表示位置を変化させるとともに、前記自装置又は前記移動体からの距離にかかわらず上下方向での表示位置は一定となるように当該情報を表示する第2表示領域と、
    を前記表示部に同時に表示させ
    設定ルートを、表示画面上の左右方向での表示位置を固定させながら前記表示部に表示させ、前記自装置又は前記移動体の位置を前記表示部にアイコンで表示させ、
    前記第1表示領域において、前記自装置又は前記移動体の周囲の水面は、直交座標平面を1点透視図法で描くことで表現され、
    前記第2表示領域において、表示対象を、当該表示対象の前記自装置又は前記移動体から見た方位が、前記設定ルートの方位からみて左側に偏っているほど左側に、右側に偏っているほど右側に表示させ、当該表示対象が前記自装置又は前記移動体に近いか遠いかにかかわらず、上下方向の表示位置を変えず、大きさも変えないように前記表示部に表示させることを特徴とする情報表示方法。
  12. 請求項11に記載の情報表示方法であって、
    前記第2表示領域を前記第1表示領域の上側に表示させるとともに、
    前記自装置又は前記移動体の近傍に設定される第1対象領域に前記情報の位置が含まれるときは、当該情報を前記第1表示領域に表示し、
    前記自装置又は前記移動体から見て前記第1対象領域よりも遠方側に設定される第2対象領域に前記情報の位置が含まれるときは、当該情報を前記第2表示領域に表示することを特徴とする情報表示方法。
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