JP6424827B2 - 光源装置、光源ユニット、及び画像表示装置 - Google Patents

光源装置、光源ユニット、及び画像表示装置 Download PDF

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Description

本技術は、光源装置、光源ユニット、及びこれを用いた画像表示装置に関する。
従来からプロジェクタ等の画像表示装置が広く用いられている。例えば光源からの光が液晶素子等の光変調素子により変調され、その変調光がスクリーン等に投影されることで画像が表示される。近年では、光源にレーザ光源を用いたプロジェクタも開発されており、特許文献1にはそのようなプロジェクタの照明光学系に関する技術が記載されている。
特開2013−15762号公報
上記のようなレーザ光源を用いた画像表示装置に関して、小型で高輝度な装置の開発が求められている。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、小型で高輝度な光源装置、光源ユニット、及びこれを用いた画像表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る光源装置は、複数のレーザ光源と、保持部と、1以上の第1のレンズと、レンズ部とを具備する。
前記複数のレーザ光源は、第1の方向に沿って配置された所定の数のレーザ光源をレーザ光源群として、1以上のレーザ光源群を含む。
前記保持部は、熱伝導性を有し、前記複数のレーザ光源を保持する。
前記1以上の第1のレンズは、前記1以上のレーザ光源群の各々に対応して前記保持部に配置され、前記レーザ光源群の各レーザ光源から出射される光の、前記第1の方向と直交する第2の方向の広がり角を制御する。
前記レンズ部は、1つの部材として形成され、前記1以上の第1のレンズを介して出射された前記複数のレーザ光源からの光の、前記第1の方向の広がり角を制御する。
この光源装置では、熱伝導性を有する保持部に複数のレーザ光源が保持される。保持部には、1以上のレーザ光源群の各々に対応して1以上の第1のレンズが配置される。これら1以上の第1のレンズにより、レーザ光源からの光の第2の方向の広がり角が制御される。また1つの部材として形成されたレンズ部により、1以上の第1のレンズを介して出射された光の第1の方向の広がり角が制御される。このような構成により、レーザ光源の数を適宜設定することで輝度を向上させることができ、また装置の小型化を図ることが可能となる。
前記1以上の第1のレンズは、前記レンズ部を介して出射された前記複数のレーザ光源からの光の、前記第1の方向の発散角を制御可能であってもよい。この場合、前記レンズ部は、前記レンズ部を介して出射された前記複数のレーザ光源からの光の、前記第2の方向の発散角を制御可能であってもよい。
1以上の第1のレンズ及びレンズ部を適宜配置することで、複数のレーザ光源から出射される光の第1及び第2の方向における発散角を制御することが可能となる。これにより例えばプロジェクタ等の画像表示装置等の光源として、扱いやすい特性を発揮させることができる。
前記保持部は、前記1以上のレーザ光源群の各々をそれぞれ保持する1以上の分割保持部を有してもよい。この場合、前記1以上の第1のレンズは、前記1以上の分割保持部の各々にそれぞれ配置されてもよい。
この光源装置では、保持部が1以上の分割保持部を有し、分割保持部に第1のレンズが配置される。これにより簡単に第1のレンズのアライメント調整を行うことが可能となる。
前記1以上の分割保持部は、前記第1の方向にそれぞれ延在し、前記第2の方向に沿って配置される複数の分割保持部を有してもよい。
この光源装置では、レーザ光源群を保持する分割保持部が第2の方向に沿って配置される。これにより複数のレーザ光源が2次元状に配置される。分割保持部の数を増やすことで容易に高輝度化を実現することが可能となる。
前記1以上の分割保持部は、前記レーザ光源の熱を放出可能なヒートシンクであってもよい。
これによりレーザ光源から発生する熱の影響を防ぐことが可能となる。
前記保持部は、1つの部材として形成された、前記レーザ光源の熱を放出可能なヒートシンクであってもよい。
このように保持部として、1つの部材として形成されたヒートシンクが用いられてもよい。この場合でも、小型で高輝度な光源装置を実現することが可能となる。
前記レンズ部は、前記第2の方向に延在する複数の第2のレンズを有してもよい。
このように1つの部材として形成されたレンズ部に、複数の第2のレンズが設けられてもよい。複数の第2のレンズにより、レーザ光源からの光の第1の方向の広がり角が制御される。
前記レーザ光源群の各レーザ光源は、前記第1の方向に沿って所定の間隔で配置されてもよい。この場合、前記複数の第2のレンズは、前記第1の方向に沿って前記所定の間隔と等しい間隔で配置されてもよい。
これによりレーザ光源群の各レーザ光源から出射される光の、第1の方向の広がり角を適正に制御することが可能となる。
前記複数のレーザ光源は、第1の方向に沿って配置される、第1のレーザ光源群及び第2のレーザ光源群を含んでもよい。この場合、前記第1及び前記第2のレーザ光源群は、前記複数の第2のレンズの間隔の整数倍の間隔で配置されてもよい。
このように第1の方向に沿って、複数のレーザ光源群が配置されてもよい。これによりレーザ光源の数を増やすことができ、高輝度化を実現することができる。第1及び第2のレーザ光源群の間隔を、複数の第2のレンズの間隔の整数倍とすることで、各レーザ光源群から出射される光の、第1の方向の広がり角を適正に制御することができる。
前記レーザ光源群の各レーザ光源は、出射される光のスロー軸方向が前記第1の方向と平行になるように配置されてもよい。この場合、前記1以上の第1のレンズは、出射される光のファスト軸方向の広がり角を制御してもよい。また前記レンズ部は、前記スロー軸方向の広がり角を制御してもよい。
これによりレーザ光源からの光の形状を円形状に近づけることが可能となり、例えばプロジェクタ等の画像表示装置等の光源として、扱いやすい特性を発揮させることができる。
前記1以上の第1のレンズは、非球面レンズであってもよい。
これによりファスト軸方向の大きい広がり角を十分に制御することが可能となる。
前記レーザ光源は、チップ状態で前記保持部に保持されてもよい。
レーザ光源がチップ状態でそのまま保持部に保持されてもよい。
前記レーザ光源は、パッケージに取り付けられた状態で前記保持部に保持されてもよい。
このようにレーザ光源が、CANパッケージやフレームパッケージ等に取り付けられた状態で保持部に保持されてもよい。
本技術の一形態に係る光源ユニットは、前記複数のレーザ光源と、前記保持部と、前記1以上の第1のレンズと、前記レンズ部とを具備する。
本技術の一形態に係る画像表示装置は、前記光源装置と、画像生成システムと、投射システムとを具備する。
前記前記画像生成システムは、照射された光をもとに画像を生成する画像生成素子と、前記画像生成素子に、前記レンズ部を介して出射された前記光源装置からの光を照射する照明光学系とを有する。
前記投射システムは、前記画像生成素子により生成された画像を投射する。
以上のように、本技術によれば、小型で高輝度な光源装置、光源ユニット、及びこれを用いた画像表示装置を提供することが可能となる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
一実施形態に係る画像表示装置の構成例を示す概略図である。 光源装置の構成例を示す概略図である。 光源部の構成例を示す概略図である。 分割保持部としてのヒートシンクと、これに装着されたレーザ光源とを示す図である。 分割保持部及びレーザ光源からなるLDパッケージの分解図である。 LDパッケージに第1のレンズが配置された状態を示す図である。 第1のレンズの構成例を示す概略図である。 複数のFACパッケージが配列された状態を示す図である。 複数の第2のレンズを有するレンズ部の構成例を示す概略図である。 図3に示す光源部をx方向から見た側面図である。 第1の方向における各部材の間隔について説明するための図である。 ファスト軸成分及びスロー軸成分の平行化について説明するための図である。 ファスト軸成分及びスロー軸成分の平行化について説明するための図である。 ファスト軸成分及びスロー軸成分の平行化について説明するための図である。 レーザ光源の光軸ずれ量と光線の曲がり量との関係を示すグラフである。 光源部の他の実施形態の構成例を示す概略図である。 光源部の他の実施形態の構成例を示す概略図である。
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[画像表示装置]
図1は、本技術の一実施形態に係る画像表示装置の構成例を示す概略図である。画像表示装置500は、例えばプレゼンテーション用、もしくはデジタルシネマ用のプロジェクタとして用いられる。その他の用途に用いられる画像表示装置にも、以下に説明する本技術は適用可能である。
画像表示装置500は、白色光を出射可能な光源装置100と、光源装置100からの光をもとに画像を生成する画像生成システム200と、生成された画像を図示しないスクリーン等に投射する投射システム400とを有する。
光源装置100は、赤色波長域の赤色レーザ光R、緑色波長域の緑色レーザ光G、及び青色波長域の青色レーザ光Bを合成して白色光Wを出射する。光源装置100については後に詳しく説明する。
画像生成システム200は、照射された光をもとに画像を生成する画像生成素子210と、画像生成素子210に光源装置100からの白色光を照射する照明光学系220とを有する。照明光学系220は、ダイクロイックミラー260及び270、ミラー280、290及び300、リレーレンズ310及び320、フィールドレンズ330R、330G及び330B、画像生成素子としての液晶ライトバルブ210R、210G、及び210B、ダイクロイックプリズム340を含んでいる。
ダイクロイックミラー260及び270は、所定の波長域の色光を選択的に反射し、それ以外の波長域の光を透過させる性質を有する。図1を参照して、例えば、ダイクロイックミラー260が、緑色レーザ光G及び青色レーザ光Bを選択的に反射する。ダイクロイックミラー270は、ダイクロイックミラー260により反射された緑色レーザ光G及び青色レーザ光Bのうち、緑色レーザ光Gを選択的に反射する。残る青色レーザ光Bが、ダイクロイックミラー270を透過する。これにより、光源装置100から出射された光が、異なる色の複数のレーザ光に分離される。なお複数のレーザ光に分離するための構成や、用いられるデバイス等は限定されない。
分離された赤色レーザ光Rは、ミラー280により反射され、フィールドレンズ330Rを通ることによって平行化された後、赤色レーザ光Rの変調用の液晶ライトバルブ210Rに入射する。緑色レーザ光Gは、フィールドレンズ330Gを通ることによって平行化された後、緑色レーザ光Gの変調用の液晶ライトバルブ210Gに入射する。青色レーザ光Bは、リレーレンズ310を通ってミラー290により反射され、さらにリレーレンズ320を通ってミラー300により反射される。ミラー300により反射された青色レーザ光Bは、フィールドレンズ330Bを通ることによって平行化された後、青色レーザ光Bの変調用の液晶ライトバルブ210Bに入射する。
液晶ライトバルブ210R、210G及び210Bは、画像情報を含んだ画像信号を供給する図示しない信号源(例えばPC等)と電気的に接続されている。液晶ライトバルブ210R、210G及び210Bは、供給される各色の画像信号に基づき、入射光を画素毎に変調し、それぞれ赤色画像、緑色画像及び青色画像を生成する。変調された各色のレーザ光(形成された画像)は、ダイクロイックプリズム340に入射して合成される。ダイクロイックプリズム340は、3つの方向から入射した各色の光を重ね合わせて合成し、投射システム400に向けて出射する。
投射システム400は、画像生成素子210により生成された画像を投射する。投射システム400は、複数のレンズ410等を有し、ダイクロイックプリズム340によって合成された光を図示しないスクリーン等に照射する。これによりフルカラーの画像が表示される。
図2は、本実施形態に係る光源装置100の構成例を示す概略図である。光源装置100は、RGBの各色用の3つの光源部101(101R、101G、101B)と、3つ集光レンズ102(102R、102G、102B)と、合成部としての2つのダイクロイックミラー103及び104とを有する。また光源装置100は、ディフューザ105と、インテグレータ光学系106とを有する。
各光源部101は、アレイ状に配置された複数のレーザ光源110を有するアレイ光源111と、複数のレーザ光源110からのレーザ光を略平行化するコリメート光学系112とを有する。コリメート光学系112により略平行化された各色のレーザ光R、G、Bは、各色用の集光レンズ102R、102G、102Bにより集光される。
各光源部101から出射されたレーザ光は、2つのダイクロイックミラー103及び104により合成されて白色光Wが生成される。図2に示すように、本実施形態では、白色光Wの光軸113となる直線上にダイクロイックミラー103及び104が配置される。そしてダイクロイックミラー103及び104の周囲のうち、光軸113が延在する側を除く3方の周囲に、各色の光源部101R、101G、101Bが配置される。
各色の光源部101は、ダイクロイックミラー103及び104に向けて各レーザ光が出射されるように配置される。ダイクロイックミラー103及び104を囲む3方のいずれの位置に、どの色の光源部101を配置するかは限定されない。またダイクロイックミラー103及び104に、3色のレーザ光R、G、Bが出射されるのであれば、各光源部101が配置される位置も任意に設定されてよい。
ダイクロイックミラー103により、赤色光源部101Rから出射された赤色レーザ光Rが反射され、緑色光源部101G及び青色光源部101Bから出射された緑色レーザ光G及び青色レーザ光Bがそれぞれ透過される。またダイクロイックミラー104により、青色光源部101Bから出射された青色レーザ光Bが反射され、緑色光源部101G及び赤色光源部101Rから出射された緑色レーザ光G及び赤色レーザ光Rがそれぞれ透過される。これにより光軸113に沿って白色光Wが出射される。
アレイ光源111のサイズや装着されるレーザ光源110の数は、RGBの各色で互いに等しくてもよいし、色ごとに異なってもよい。各色のアレイ光源111に装着されるレーザ光源110(典型手には、半導体レーザチップ)の数は、個々のチップから出射可能なレーザ光のパワーや波長、画像が投射されるスクリーン上での必要な色座標等によって決まる。すなわち必要なチップの数が各色によって異なる場合が多く、適正な白色光Wが照射されるように、色ごとにレーザ光源の数やアレイ光源のサイズ等が適宜定められればよい。
RGBの各色のレーザ光R、G、Bを合成して白色光Wを生成する合成部として、2つのダイクロイックミラー103及び104に代えて、ダイクロイックプリズム等の他の光学部材が用いられてもよい。
3つの集光レンズ102R、102G、102Bに関して、本実施形態では、Fナンバー(F値)が互いに略等しくなるように、外形や焦点距離等が適宜設計されている。これにより図2に示すように、3つのレーザ光R、G、Bは互いに略等しい位置で集光される。この結果、白色光Wが位置Pに集光されることになる。なお1つの集光レンズ102の代わりに、集光部として機能する複数のレンズにより、各色のレーザ光が集光されてもよい。
ディフューザ105は、スクリーン上におけるレーザ光特有の現象であるスペックルの抑制と、均一な照明の実現に寄与するものである。例えばディフューザ105として、微小な凹凸が形成された透過型基材が速い周波数で変位されて使用される。その他、任意の構成を有するディフューザ105が用いられてよい。図2に示すようにディフーザ105は、白色光Wが集光される位置Pの近傍に配置される。例えば駆動装置等によって変位されるディフューザ105に入射した白色光Wは、ここで拡散されて射出される。これによりスペックルの抑制等が実現される。
インテグレータ光学系106は、平行化レンズ115と、第1のフライアイレンズ116と、第2のフライアイレンズ117とを有する。平行化レンズ115は、集光レンズ102により集光された白色光Wを再度略平行化して、第1のフライアイレンズ116に照射する。
集光レンズ102は、焦点位置が、白色光Wが集光される位置Pと略一致するように配置される。これにより第1のフライアイレンズ116に入射する光束が、第1のフライアイレンズ116の有効範囲全体にわたって万遍なく広がることになる。また上記したように、3つの集光レンズ102R、102G、102Bは、実質的に等しいFナンバーで白色光Wを位置Pに集光させる。これにより第1のフライアイレンズ116に入射する各色のレーザ光R、G、Bの光束も、互いに略一致することになる。
第1及び第2のフライアイレンズ116及び117は、二次元に配列された複数のレンズ116a及び117aをそれぞれ有する。第1のフライアイレンズ116の複数のレンズ116aと、第2のフライアイレンズ117の複数のレンズ117aとは、互いに対応するように配列されている。
平行化レンズ115により略平行化された白色光Wは、第1のフライアイレンズ116のレンズ116aによって複数の光束に分割され、第2のフライアイレンズ117のレンズ117aにそれぞれ結像される。第2のフライアイレンズ117のレンズ117aのそれぞれが、二次光源として機能し、白色光Wを画像生成システム200に照射する。
インテグレータ光学系106は、全体として、液晶ライトバルブ210R、210G、及び210Bに照射される入射光を、均一な輝度分布に整える機能を有する。インテグレータ光学系106の構成は限定されず、適宜設計されてよい。また図2に示す部材に加えて、集光レンズやコンデンサレンズ等の他の光学部材が用いられてもよい。
ディフューザ105やインテグレータ光学系106等が用いられることで、レーザの空間的コヒーレンスが低減されてスペックルが抑制されるとともに、光強度分布も均一化される。これにより精度の高いカラー画像を投射することが可能となる。
図3は、本実施形態に係る光源部101の構成例を示す概略図である。図3Aは、光源部101から出射されるレーザ光側から見た正面図である。この図示は、図2に示すダイクロイックミラー103及び104側から各光源部101を観た図に相当する。図3Bは、光源部101を側方から見た側面図(y方向から見た側面図)である。この光源部101が、各色用の光源部101R、101G、101Bとしてそれぞれ配置される。なお上記したように、レーザ光源110の数、アレイ光源111のサイズは、各色ごとに適宜設定されてよい。
光源部101は、複数のレーザ光源110と、保持部120と、1以上の第1のレンズ121と、レンズ部122とを有する。このうち1以上の第1のレンズ121と、レンズ部122とが、図2に示すコリメート光学系112に含まれる部材である。
レーザ光源110は、各色に応じた波長範囲内に発光強度のピーク波長を有するレーザ光を発振可能なレーザダイオード(LD:Laser Diode)である。各色に応じた波長範囲は、限定されず適宜設定されてよい。レーザ光源110は、所定波長域のレーザ光を出射可能な光源として機能する。
本実施形態ではレーザ光源110として、CANパッケージ123に取り付けられた状態のものが用いられる。CANパッケージ123としては、例えば銅やアルミニウム等の熱伝導性を有する部材が用いられる。これによりレーザ光源110から発生する熱の影響を防ぐことが可能となる。なおCANパッケージ123にレーザ光源110が取り付けられる具体的な構成は限定されない。CANパッケージ123の代わりにフレームパッケージが用いられてもよい。
なお図3Bの側面図では、図示を分かりやすくするために、CANパッケージ123に対してレーザ光源110の符号も付加されている。また保持部120の内部に装着されるCANパッケージ123が見えるように図示されている。これは図4Bや図6B等の他の側面図においても同様である。
複数のレーザ光源110は、第1の方向(x方向)に沿って配置された所定の数のレーザ光源110からなるレーザ光源群125を有する。本実施形態では、第1の方向に沿って配置された5つのレーザ光源110によりレーザ光源群125が構成される。このレーザ光源群125が第1の方向に2つ、第1の方向に直交する第2の方向(y方向)に8つ、それぞれ並んで配置される。これにより第1及び第2の方向に沿って2次元状に複数のレーザ光源110が配置される。このように複数レーザ光源110は、1以上のレーザ光源群125を含む。
レーザ光源群125を構成するレーザ光源110の数は限定されない。また配置されるレーザ光源群125の数も限定されない。レーザ光源群125を構成する複数のレーザ光源110が第1の方向に沿って配置されるのであれば、レーザ光源群125の位置も任意に設定されてよい。
保持部120は、複数のレーザ光源110を保持する。保持部120は、銅やアルミニウム等の熱伝導性を有する部材にて形成される。これによりレーザ光源110から発生する熱を外部等に放熱することが可能となる。
本実施形態では、1以上の分割保持部126により保持部120が構成される。分割保持部126は、1以上のレーザ光源群125の各々をそれぞれ保持する。すなわち本実施形態では、1つのレーザ光源群125に対して1つの分割保持部126が準備される。逆に言うと、分割保持部126に保持される5つのレーザ光源110により、レーザ光源群125が構成される。
図2に示すように、分割保持部126は、第1の方向(x方向)に延在する外形状を有し、第1の方向に直交する第2の方向(y方向)に沿って複数配置される。これら複数の分割保持部126により複数のレーザ光源110が保持されることで、アレイ光源111が実現される。
本実施形態では、分割保持部126として、レーザ光源110の熱を放熱可能なヒートシンクが用いられる。これによりレーザ光源110から発生する熱の影響を防止することができる。ヒートシンクの熱を放熱するための具体的な構成は限定されない。
1以上の第1のレンズ121は、1以上のレーザ光源群125の各々に対応して保持部120に配置される。本実施形態では、第1のレンズ121は分割保持部126にそれぞれ配置される。第1のレンズ121は、レーザ光源群125から出射されるレーザ光の、第2の方向の広がり角を制御することが可能である。すなわち第1のレンズ121により、レーザ光の第2の方向の成分が略平行化される。
本実施形態では、複数のレーザ光源110は、出射される光のスロー軸方向が第1の方向と平行になるように配置される。従って第1及び第2の方向は、光のスロー軸方向及びファスト軸方向にそれぞれ相当する。第1のレンズ121は、レーザ光源110から出射されるレーザ光の、ファスト軸成分を略平行化するFAC(Fast Axis Collimator:速軸方向コリメータ)レンズとして用いられる。

レンズ部122は、1以上の第1のレンズ121を介して出射された複数のレーザ光源110からのレーザ光の、第1の方向の広がり角を制御する。レンズ部122は、1つの部材として形成され、複数のレーザ光源110が配置された領域全体を覆うように配置される。図3Bに示すように、複数のレーザ光源110、第1のレンズ121、及びレンズ部122の順番で、各部材が配置される。
図3Bに示すように、レンズ部122は、第2の方向に延在する複数の第2のレンズ127を有する。複数の第2のレンズ127が一体的に形成されることで、レンズ部122が構成される。複数の第2のレンズ127の各々が、第2の方向に沿って配列されたレーザ光源110の前方に位置するように、レンズ部122が配置される。
本実施形態では、レンズ部122(複数の第2のレンズ127)により、レーザ光源110から出射されるレーザ光のスロー軸成分が略平行化される。すなわちレンズ部122は、本実施形態において、SAC(Slow Axis Collimator: 遅軸方向コリメータ)レンズとして用いられる。なお、第2のレンズ127をSACレンズとして、複数のSACレンズを一体化することでレンズ部122が構成されるとみなすことも可能である。
ここでレンズ部122から出射されたレーザ光の、第1及び第2の方向のそれぞれに広がる角度を、第1及び第2の方向におけるレーザ光の発散角と記載する。すなわち本実施形態では、1以上の第1のレンズ121、及びレンズ部122により、複数のレーザ光源110から出射されるレーザ光の第1及び第2の方向の広がり角がそれぞれ制御される。その結果、レンズ部122から、第1及び第2の方向において所定の発散角を有するレーザ光が出射される。
レンズ部122から出射されるレーザ光は、典型的には、略平行の光として出射されるが、第1及び第2の方向における発散角の制御が求められることも多い。例えばインテグレータ光学系106の取込角度に合わせて、レーザ光の第1及び第2の方向における発散角が適宜制御される。これにより照明光の均一性を向上させることが可能となる。その他においても、発散角の制御が有効となる場合が多い。
本実施形態では、1以上の第1のレンズ121により、レンズ部122を介して出射された複数のレーザ光源110からの光の、第1の方向の発散角を制御することが可能である。またレンズ部122により、レンズ部122を介して出射された複数のレーザ光源110からの光の、第2の方向の発散角を制御することが可能である。例えば1以上の第1レンズ121やレンズ部122の形状や焦点、配置位置等を適宜設定することで、レーザ光の第1及び第2の方向における発散角を十分に制御することが可能である。
図4−図9は、図3で示す各部材、及びこれらを組み立てる手順を概略的に説明するための図である。図4は、分割保持部126としてのヒートシンクと、これに装着されたレーザ光源110とを示す図である。図4Aはz方向から見た正面図であり、図4Bはy方向から見た側面図である。
まず分割保持部126に所定の数のレーザ光源110が装着され、LDパッケージ130が形成される。複数のレーザ光源110は、出射される光のスロー軸方向が、分割保持部126の長手方向と平行になるように配置される。分割保持部126に装着された5つのレーザ光源110は、レーザ光源群125となる。
図5は、分割保持部126及びレーザ光源110からなるLDパッケージ130の分解図である。例えば図5に示すように、金属製のヒートシンクが分割保持部126として用いられる。そしてCANパッケージ123に取り付けられた5つのレーザ光源110が、分割保持部126に形成された装着孔131に挿入される。レーザ光源110の上方から例えばカーボン等の熱伝導シート132が取り付けられる。熱伝導シート132には、図示しない5つの貫通孔が形成されている。これらの貫通孔にレーザ光源110が挿入されるように熱伝導シート132が取り付けられる。
そして金属等からなる押さえ部材133が分割保持部126に取り付けられる。これによりレーザ光源110が分割保持部126に固定される。押さえ部材133にも5つの貫通孔134が形成されており、この貫通孔134にレーザ光源110が挿入される。押さえ部材133として熱伝導性を有する部材が用いられ放熱効果が高められてもよい。
図5Bに示すように、ヒートシンクからなる分割保持部126に、レーザ素子としてのレーザチップ135が直接的にマウントされてもよい。すなわちレーザ光源110は、チップ状態で保持部120に保持されてもよい。レーザチップ135をマウントする具体的な構成は限定されない。
図6は、LDパッケージ130に第1のレンズ121が配置された状態を示す図である。図6Aはz方向から見た正面図であり、図6Bはy方向から見た側面図である。また図6Cは、x方向から見た側面図である。
図6に示すように、分割保持部126に第1のレンズ121が装着され、FACマウントパッケージ135(FACパッケージ135と記載する)が形成される。第1のレンズ121は、各レーザ光源110から出射されるレーザ光のファスト軸方向の広がり角を制御可能なように、LDパッケージ130に対してアライメント調整される。第1のレンズ121は、例えば接着剤等により分割保持部126に装着される。第1のレンズ121を分割保持部126に取り付けるための構成や方法は限定されない。
図7は、第1のレンズ121の構成例を示す概略図である。第1のレンズ121は、短手方向及び長手方向を有し、その長辺136が第1の方向に沿うように配置される(図6B参照)。第1のレンズ121は、レーザ光源110から出射されるレーザ光が入射する入射面137と、略平行化されたレーザ光を出射する出射面138を有する。図7及び図6Cに示すように、入射面137は略平面状となっており、複数のレーザ光源110に対向して配置される。
本実施形態では、出射面138は非球面で形成される。すなわち第1のレンズ121として、非球面レンズが用いられる。これによりファスト軸方向における大きい広がり角を十分に制御することが可能である。出射面138の具体的な曲率半径等は限定されず、レーザ光源110の出射特性に合わせて適宜設計されればよい。レーザ光のファスト軸成分を略平行化することが可能であるのならば、第1のレンズ121として出射面が球面であるレンズが用いられてもよい。また第1のレンズ121として、シリンドリカルレンズ等の周知のレンズが用いられてもよい。
図8は、複数のFACパッケージ135が配列された状態を示す図である。図8Aはz方向から見た正面図であり、図8Bはy方向から見た側面図である。
図8に示すように、分割保持部126にレーザ光源110と第1のレンズ121が装着されたFACパッケージ135が複数配列される。複数のFACパッケージ135は、図示しない固定部材に固定される。複数のFACパッケージ135を固定するための構成や方法は限定されない。
図9は、複数の第2のレンズ127を有するレンズ部122の構成例を示す概略図である。第2のレンズ127の入射面及び出射面の形状は限定されず、任意に設計されてよい。第2のレンズ127として非球面レンズが用いられてもよいし、球面レンズが用いられてもよい。後に説明するが、第2のレンズ127は第1のレンズ121と比べて、アライメント調整にそれほど高い精度が求められない。従って複数のシリンドリカルレンズからなるシリンドリカルレンズアレイが、レンズ部122として用いられてもよい。
図9に示すレンズ部122が、例えばFACパッケージ135を固定する固定部材に装着されることで、図3に示す光源部101が形成される。このようにして形成された、アレイ光源111及びコリメート光学系112からなる光源部101が、光源ユニットとして用いられてもよい。光源部101をユニット化することで、光源装置100の小型化を図ることができる。
図10は、図3に示す光源部101をx方向から見た側面図である。FACパッケージ135のy方向における間隔(ピッチ)は限定されない。照射されるレーザ光の照射領域の大きさや、ヒートシンクの放熱特性等をもとに、FACパケージ135間の距離が適宜設定されればよい。
図11は、第1の方向における各部材の間隔について説明するための図である。図11では、チップ状態で分割保持部126に保持されたレーザ光源110が図示されている。以下の間隔についての説明は、CANパッケージが用いられる場合でも同様に成り立つ。
レンズ光源群125を構成する複数のレーザ光源110は、第1の方向に沿って所定の間隔t1で配置される。その大きさは限定されず、例えば3.5mm程度の間隔で複数のレーザ光源110は配置される。レーザ光源110の間隔は、例えばヒートシンクの放熱特性等に応じて適宜設定される。レーザ光源110同士が近すぎると互いの熱が干渉してしまい、ヒートシンクの放熱効果が発揮されない場合も考えられる。
レーザ光源110の間隔(距離)t1に合わせて、レンズ部122が有する複数の第2のレンズ127も、第1の方向に沿って上記した所定の間隔t1と等しい間隔t2で配置される。すなわちレーザ光源110の間隔t1と、第2のレンズ127の間隔t2とは、互いに等しく設定される(t1=t2)。これによりレーザ光源110から出射されるレーザ光のスロー軸方向の広がり角を適正に制御することが可能となる。
レーザ光源群125が第1の方向に沿って複数配置される場合には、その間隔t3は、第2のレンズ127の間隔t2の整数倍の大きさに設定される。例えば複数のレーザ光源110が、第1の方向に沿って配置される、第1のレーザ光源群125a及び第2のレーザ光源群125bを含むとする。この場合、第1及び第2のレーザ光源群125a及び125bは、複数の第2のレンズ127の間隔t2の整数倍の間隔t3で配置される。
これにより第2の方向に並ぶ複数のレーザ光源110の前方に、第2のレンズ127が配置されることになり、広がり角の制御が適正に実行される。このように本技術では、第1及び第2の方向において、レーザ光源群125(分割保持部126)の数を増やすことが可能である。この結果、レーザ光源110の数を増やすことが可能となり、高輝度化を実現することが可能となる。
なお図11に示すように、レーザ光源群125の間隔t3は、各レーザ光源群125に含まれる最も端に配置されたレーザ光源110間の間隔を意味する。すなわち隣接するLDパッケージ135の近接するレーザ光源110間の距離が、レーザ光源群125の間隔t3となる。図11に示す例では、間隔t3は、第2のレンズ127の間隔t2の3倍に設定されている。しかしながらこの大きさに限定されず、間隔t3は、任意の整数倍に設定されてよい。
以上、本実施形態に係る画像表示装置500及び光源装置100では、熱伝導性を有する保持部120に複数のレーザ光源110が保持される。保持部120には、1以上のレーザ光源群125の各々に対応して1以上の第1のレンズ121が配置される。これら1以上の第1のレンズ121により、レーザ光源110からの光の第2の方向の広がり角が制御される。また1つの部材として形成されたレンズ部122により、1以上の第1のレンズ121を介して出射された光の第1の方向の広がり角が制御される。このような構成により、レーザ光源110の数を適宜設定することで輝度を向上させることができる。また光源部101としてパッケージ化が可能となり、光源装置100の小型化を図ることが可能となる。
図12−図14は、レーザ光源から出射されるレーザ光のファスト軸成分及びスロー軸成分の略平行化について説明するための図である。図12に示すように、半導体レーザからの出射光は、一般に長楕円形の光分布151を有する。例えばレーザチップ150の活性層152の面方向を便宜上水平方向とする。そうすると発光点153から出射されるレーザ光の光分布151は、垂直方向に長い長楕円形となる。図12に示すように、光分布151の長軸方向がファスト軸方向となり、短軸方向がスロー軸方向となる。
図13は、レーザ光の広がり角を1枚のレンズでコリメートする場合を示す概略図である。例えば発光点153のサイズと、広がり角(半値全幅(FWMH:full width at half maximum))とが以下の数値であったとする。
スロー軸方向のサイズl‖…100μm
ファスト軸方向のサイズl⊥…1μm
スロー軸方向の広がり角θ‖…10°
ファスト軸方向の広がり角θ⊥…40°
またコリメータレンズ155の焦点距離fは、3.46mmとする。
図13Aに示すコリメートされたレーザ光のスロー軸方向での発散角d‖、及び図13Bに示すコリメータされたレーザ光のファスト軸方向での発散角d⊥は、レンズ155の焦点距離fと発光点153のサイズlを用いた式(1)により以下のように求められる。
d=tan-1(l/2f)・・・・・・・・(1)
d‖≒14.5mrad
d⊥≒0.15mrad
この結果図13Cに示すように、コリメートされたレーザ光の光分布156は、離心率の大きい楕円形状であり、発散角がスロー軸方向とファスト軸方向とで大きく異なってしまう。従って、例えばプロジェクタ等の画像表示装置の光源としては、扱いにくい特性となってしまう。またコリメートされたビームの位置・角度等の精度を上げようとすれば、レーザ1素子ごとにレンズをアライメント調整する必要があり、組み立てコストが増えてしまう。
図14は、FACレンズ及びSACレンズを用いてコリメートする場合を示す概略図である。例えば焦点距離fが16.4mmのSACレンズ161と、焦点距離fが3.46mmのFACレンズ162とが用いられたとする。そうすると図14Aに示すコリメートされたレーザ光のスロー軸方向での発散角d‖、及び図14Bに示すコリメータされたレーザ光のファスト軸方向での発散角d⊥は、上記の式(1)により以下のように求められる。
d‖≒3mrad
d⊥≒0.15mrad
この結果図14Cに示すように、コリメートされたレーザ光の光分布163は円に近い形状となり、発散角もスロー軸方向とファスト軸方向とで比較的近い値となる。この結果、プロジェクタ等の画像表示装置の光源として、扱いやすい特性が得られる。
例えば図2に示す第1のフライアイレンズ116での光分布の偏りを緩和することができ、スクリーン上での画像の明るさむらや色むら品質を向上することが可能となる。またFACレンズ162とSACレンズ161とをそれぞれデフォーカスすることで、出射光の発散角を自由に調整することが可能である。例えばレーザ光の発散角を5から50mradまでの範囲で調整可能である。この数値の範囲に限定されるわけではない。
図15は、FACレンズとSACレンズのそれぞれについて、レーザ光源の光軸ずれ量と光線の曲がり量との関係を示すグラフである。このグラフは、各レンズとLD素子の光軸がずれたとき、光軸上の光線がレンズ透過後でどの程度曲がるかをシミュレーションした結果を示すものである。図15に示すように、FACレンズの方が、SACレンズよりも、光軸のずれ量にともなう光線の曲がり量が大きくなっている。
例えば複数のレンズをレンズアレイとして一体的に形成する場合に、現実的なメカ精度として、±0、1mm程度のずれが生じてしまうことが多い。図15のグラフを見てみると、0.1mmのずれが発生した場合、FACレンズでは27mrad程度の曲がり量が発生してしまう。一方、SACレンズでは、5mrad程度の曲がり量が発生している。例えばプロジェクタ等の照明系では、30から50mradまでを許容範囲として設計が行われることが多い。従ってFACレンズについての27mrad程度の曲がり量は無視できない大きさとなる。一方5mradは十分に小さい大きさである。FACレンズで光の曲がり量を5mrad程度に抑えようとすると、0.02mm以下のメカ精度が必要となる。
このような結果をもとに、本実施形態では、図3等に示すように、レーザ光源群125に対応してFACレンズである第1のレンズ121が準備され、分割保持部126に装着される。これによりFACレンズを高い精度で装着させることが可能となる。すなわち簡単に第1のレンズ121のアライメント調整を行うことが可能となり、組み立てコストを抑えることが可能となる。
一方、SACレンズとして機能するレンズ部122は、複数の第2のレンズ127をアレイ状に形成することが可能である。例えばプレス成型等の周知の技術により簡単にレンズ部122は製造可能であり、製造コストを抑えることが可能となる。また1つの部材として形成されたレンズ部122を装着するだけでよいので、組み立てコストも抑えることが可能となる。また装置の小型化を図る上でも有利である。
<その他の実施形態>
本技術は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
図16は、光源部の他の実施形態の構成例を示す概略図である。図16Aはz方向から見た正面図であり、図16Bはy方向から見た側面図である。
図16Aに示すように、この光源部171では、分割保持部172として機能するヒートシンクの側面173にレーザ光源110が装着される。すなわちy方向に並ぶ分割保持部172の間の領域174からz方向に向けてレーザ光が出射される。その光のファスト軸方向の広がり角を制御するために、1以上の第1のレンズ121は、分割保持部172の間の領域174の上方に配置される。複数の第2のレンズを有するレンズ部122も、レーザ光源110及び第1のレンズ121の位置に応じた位置に適宜配置される。このような構成により光源部171が実現されてもよい。
図17も、光源部の他の実施形態の構成例を示す概略図である。図17Aはz方向から見た正面図であり、図17Bはy方向から見た側面図である。この光源部181では、複数のレーザ光源110を保持する保持部182として、1つの部材として形成されたヒートシンクが用いられる。すなわちこの光源部181では、複数の分割保持部は用いられない。
保持部182には、複数の装着孔が形成される。この装着孔に、CANパッケージ123に取り付けられた複数のレーザ光源110が挿入される。複数の装着孔に挿入された複数のレーザ光源110のうち、第1の方向に沿って配置された所定の数のレーザ光源110がレーザ光源群125として設定される。図17に示す例では、5つのレーザ光源110からなるレーザ光源群125が設定される。そして1以上のレーザ光源群125の各々に対応して、1以上の第1のレンズ121が保持部182に配置される。また1つの部材として形成されたレンズ部122が配置される。このように1枚ものヒートシンクが保持部182として用いられてもよい。
その他、分割保持部により複数のレンズ光源群が保持され、当該分割保持部が複数配置されてもよい。例えば第1の方向に並ぶ2つのレンズ光源群を保持する分割保持部が第2の方向に沿って並んで配置されてもよい。複数のレーザ光源を保持する保持部の構成は、適宜設計可能である。
複数の光源が第1の方向及び第2の方向に2次元状に配置されなくてもよい。例えは、第1の方向に沿って複数のレーザ光源群が1列に配置されてもよい。この場合、複数のレーザ光源は、第1の方向に延在する直線上に配置されることになる。このような場合でも、レーザ光源群に対応して第1のレンズが配置され、直線上に並ぶ複数のレーザ光源群の全てを覆うように、1つの部材として形成されたレンズ部が配置されればよい。
レーザ光源群に含まれるレーザ光源の数が、互いに異なってもよい。例えば5つのレーザ光源から構成されるレーザ光源群と、4つのレーザ光源から構成されるレーザ光源群とが混在して配置されてもよい。この場合でも第1のレンズ及びレンズ部を適宜配置することで、スロー軸方向及びファスト軸方向の広がり角を適宜制御することが可能となる。
複数のレンズ光源群に対して1つのFACレンズが配置されてもよい。例えば第2の方向に並ぶ2つのレンズ光源群を覆うように1つのFACレンズが配置されてもよい。この場合、2つの第1のレンズがアレイ状に形成されたレンズアレイが用いられてもよい。あるいは広がり角を制御可能であるのなら、複数の第1のレンズがレンズアレイとして一体的に形成された1つのレンズ部材が、FACレンズとして用いられてもよい。
上記では、RGBの各色用の3つの光源部が用いられ、各光源部において本技術が用いられた。しかしながら光源部の数は限定されない。本実施形態に係る光源装置として、1つの光源部や2つの光源部が用いられた装置が製造されてもよい。例えば1色のレーザ光を出射する光源装置の光源部に、本技術に係る面発光レーザ光源が用いられてもよい。またプロジェクタ等の画像表示装置以外の装置にも、本技術に係る光源装置は適用可能である。
なお、本開示中に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。上記の複数の効果の記載は、それらの効果が必ずしも同時に発揮されるということを意味しているのではない。条件等により、少なくとも上記した効果のいずれかが得られることを意味しており、もちろん本開示中に記載されていない効果が発揮される可能性もある。
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。すなわち各実施形態で説明した種々の特徴部分は、各実施形態の区別なく、任意に組み合わされてもよい。
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)第1の方向に沿って配置された所定の数のレーザ光源をレーザ光源群として、1以上のレーザ光源群を含む複数のレーザ光源と、
熱伝導性を有し、前記複数のレーザ光源を保持する保持部と、
前記1以上のレーザ光源群の各々に対応して前記保持部に配置され、前記レーザ光源群の各レーザ光源から出射される光の、前記第1の方向と直交する第2の方向の広がり角を制御する1以上の第1のレンズと、
前記1以上の第1のレンズを介して出射された前記複数のレーザ光源からの光の、前記第1の方向の広がり角を制御する、1つの部材として形成されたレンズ部と
を具備する光源装置。
(2)(1)に記載の光源装置であって、
前記1以上の第1のレンズは、前記レンズ部を介して出射された前記複数のレーザ光源からの光の、前記第1の方向の発散角を制御可能であり、
前記レンズ部は、前記レンズ部を介して出射された前記複数のレーザ光源からの光の、前記第2の方向の発散角を制御可能である
光源装置。
(3)(1)又は(2)に記載の光源装置であって、
前記保持部は、前記1以上のレーザ光源群の各々をそれぞれ保持する1以上の分割保持部を有し、
前記1以上の第1のレンズは、前記1以上の分割保持部の各々にそれぞれ配置される
光源装置。
(4)(3)に記載の光源装置であって、
前記1以上の分割保持部は、前記第1の方向にそれぞれ延在し、前記第2の方向に沿って配置される複数の分割保持部を有する
光源装置。
(5)(3)又は(4)に記載の光源装置であって、
前記1以上の分割保持部は、前記レーザ光源の熱を放出可能なヒートシンクである
光源装置。
(6)(1)又は(2)に記載の光源装置であって、
前記保持部は、1つの部材として形成された、前記レーザ光源の熱を放出可能なヒートシンクである
(7)(1)から(6)のうちいずれか1つに記載の光源装置であって、
前記レンズ部は、前記第2の方向に延在する複数の第2のレンズを有する
光源装置。
(8)(7)に記載の光源装置であって、
前記レーザ光源群の各レーザ光源は、前記第1の方向に沿って所定の間隔で配置され、
前記複数の第2のレンズは、前記第1の方向に沿って前記所定の間隔と等しい間隔で配置される
光源装置。
(9)(7)又は(8)に記載の光源装置であって、
前記複数のレーザ光源は、第1の方向に沿って配置される、第1のレーザ光源群及び第2のレーザ光源群を含み、
前記第1及び前記第2のレーザ光源群は、前記複数の第2のレンズの間隔の整数倍の間隔で配置される
光源装置。
(10)(1)から(9)のうちいずれか1つに記載の光源装置であって、
前記レーザ光源群の各レーザ光源は、出射される光のスロー軸方向が前記第1の方向と平行になるように配置され、
前記1以上の第1のレンズは、出射される光のファスト軸方向の広がり角を制御し、
前記レンズ部は、前記スロー軸方向の広がり角を制御する
光源装置。
(11)(10)に記載の光源装置であって、
前記1以上の第1のレンズは、非球面レンズである
光源装置。
(12)(1)から(11)のうちいずれか1つに記載の光源装置であって、
前記レーザ光源は、チップ状態で前記保持部に保持される
光源装置。
(13)(1)から(11)のうちいずれか1つに記載の光源装置であって、
前記レーザ光源は、パッケージに取り付けられた状態で前記保持部に保持される
光源装置。
R…赤色レーザ光
G…緑色レーザ光
B…青色レーザ光
100…光源装置
101、161、171…光源部
110…レーザ光源
120、182…保持部
121…第1のレンズ
122…レンズ部122
125…レーザ光源群
126、172…分割保持部
127…第2のレンズ
200…画像生成システム
210…画像生成素子
220…照明光学系
400…投射システム
500…画像表示装置

Claims (15)

  1. 第1の方向に沿って配置された所定の数のレーザ光源をレーザ光源群として、前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って配置される複数のレーザ光源群を含む複数のレーザ光源と、
    記複数のレーザ光源を保持し、前記複数のレーザ光源の熱を放出可能な保持部と、
    前記複数のレーザ光源群の各々に対応して前記保持部に配置され、前記レーザ光源群の各レーザ光源から出射される光の、前記第2の方向の広がり角を制御する複数の第1のレンズと、
    前記複数の第1のレンズを介して出射された前記複数のレーザ光源からの光の、前記第1の方向の広がり角を制御する、1つの部材として形成され、前記複数のレーザ光源が配置された領域を覆うように配置されたレンズ部と
    を具備し、
    前記レーザ光源群の各レーザ光源は、出射される光のスロー軸方向が前記第1の方向と平行になるように配置され、
    前記複数の第1のレンズは、出射される光のファスト軸方向の広がり角を制御し、
    前記レンズ部は、前記スロー軸方向の広がり角を制御する
    光源装置。
  2. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記レンズ部は、前記複数のレーザ光源が配置された領域全体を覆うように配置される
    光源装置。
  3. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記複数の第1のレンズは、前記レンズ部を介して出射された前記複数のレーザ光源からの光の、前記第1の方向の発散角を制御可能であり、
    前記レンズ部は、前記レンズ部を介して出射された前記複数のレーザ光源からの光の、前記第2の方向の発散角を制御可能である
    光源装置。
  4. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記保持部は、前記複数のレーザ光源群の各々をそれぞれ保持する複数の分割保持部を有し、
    前記複数の第1のレンズは、前記複数の分割保持部の各々にそれぞれ配置される
    光源装置。
  5. 請求項に記載の光源装置であって、
    前記複数の分割保持部は、前記第1の方向にそれぞれ延在し、前記第2の方向に沿って配置される複数の分割保持部を有する
    光源装置。
  6. 請求項に記載の光源装置であって、
    前記複数の分割保持部は、前記レーザ光源の熱を放出可能なヒートシンクである
    光源装置。
  7. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記保持部は、1つの部材として形成された、前記レーザ光源の熱を放出可能なヒートシンクである
    光源装置。
  8. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記レンズ部は、前記第2の方向に延在する複数の第2のレンズを有する
    光源装置。
  9. 請求項に記載の光源装置であって、
    前記レーザ光源群の各レーザ光源は、前記第1の方向に沿って所定の間隔で配置され、
    前記複数の第2のレンズは、前記第1の方向に沿って前記所定の間隔と等しい間隔で配置される
    光源装置。
  10. 請求項に記載の光源装置であって、
    前記複数のレーザ光源は、第1の方向に沿って配置される、第1のレーザ光源群及び第2のレーザ光源群を含み、
    前記第1及び前記第2のレーザ光源群は、前記複数の第2のレンズの間隔の整数倍の間隔で配置される
    光源装置。
  11. 請求項に記載の光源装置であって、
    前記複数の第1のレンズは、非球面レンズである
    光源装置。
  12. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記レーザ光源は、チップ状態で前記保持部に保持される
    光源装置。
  13. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記レーザ光源は、パッケージに取り付けられた状態で前記保持部に保持される
    光源装置。
  14. 第1の方向に沿って配置された所定の数のレーザ光源をレーザ光源群として、前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って配置される複数のレーザ光源群を含む複数のレーザ光源と、
    記複数のレーザ光源を保持し、前記複数のレーザ光源の熱を放出可能な保持部と、
    前記複数のレーザ光源群の各々に対応して前記保持部に配置され、前記レーザ光源群の各レーザ光源から出射される光の、前記第2の方向の広がり角を制御する複数の第1のレンズと、
    前記複数の第1のレンズを介して出射された前記複数のレーザ光源からの光の、前記第1の方向の広がり角を制御する、1つの部材として形成され、前記複数のレーザ光源が配置された領域を覆うように配置されたレンズ部と
    を具備し、
    前記レーザ光源群の各レーザ光源は、出射される光のスロー軸方向が前記第1の方向と平行になるように配置され、
    前記複数の第1のレンズは、出射される光のファスト軸方向の広がり角を制御し、
    前記レンズ部は、前記スロー軸方向の広がり角を制御する
    光源ユニット。
  15. (a)第1の方向に沿って配置された所定の数のレーザ光源をレーザ光源群として、前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って配置される複数のレーザ光源群を含む複数のレーザ光源と、
    記複数のレーザ光源を保持し、前記複数のレーザ光源の熱を放出可能な保持部と、
    前記複数のレーザ光源群の各々に対応して前記保持部に配置され、前記レーザ光源群の各レーザ光源から出射される光の、前記第2の方向の広がり角を制御する複数の第1のレンズと、
    前記複数の第1のレンズを介して出射された前記複数のレーザ光源からの光の、前記第1の方向の広がり角を制御する、1つの部材として形成され、前記複数のレーザ光源が配置された領域を覆うように配置されたレンズ部と
    を有し、
    前記レーザ光源群の各レーザ光源は、出射される光のスロー軸方向が前記第1の方向と平行になるように配置され、
    前記複数の第1のレンズは、出射される光のファスト軸方向の広がり角を制御し、
    前記レンズ部は、前記スロー軸方向の広がり角を制御する
    光源装置と、
    (b)照射された光をもとに画像を生成する画像生成素子と、前記画像生成素子に、前記レンズ部を介して出射された前記光源装置からの光を照射する照明光学系とを有する画像生成システムと、
    (c)前記画像生成素子により生成された画像を投射する投射システムと
    を具備する画像表示装置。
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