JP6424555B2 - 熱間三次元曲げ加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱間三次元曲げ加工装置に関する。
特許文献1には、図1に概要を示す熱間三次元曲げ加工装置1(以下、「3DQ装置」という)が開示されている。以下、この3DQ装置1を説明する。
図1に示すように、閉じた断面を有する中空の被加工材2(以降の説明では鋼管を例にとる)を、所定の位置に固定配置された支持ロール3により位置決めしながら、送り装置4により鋼管2の軸方向(図1中の矢印が示す方向)へ送る。支持ロール3より鋼管2の送り方向の下流側(以下、単に「下流側」とも称し、反対の位置関係を単に「上流側」とも称する。)には、鋼管2を周囲から加熱する環状の高周波誘導加熱コイル5(以下、単に「コイル」ともいう。)が配置される。コイル5を懸垂支持するブスバー(フィーダ)6からコイル5へ高周波電力を供給して、送られる鋼管2をAc点以上に加熱する。コイル5の送り方向の下流側に配置された環状の水冷装置7から、加熱された鋼管2の外周に冷却水を噴射して、鋼管2を焼入れる。
そして、コイル5で加熱されてから水冷装置7で冷却されるまでの領域に形成されている鋼管2の高温部2aに、水冷装置7よりも下流側に配置された挟持手段または把持手段8と支持ロール3とにより連続的または断続的に曲げモーメントを付与することにより、鋼管2に熱間曲げ加工を行って曲げ部材9を製造する。
なお、高温部2aの軸方向の長さは曲げ加工可能な範囲で短いことが、曲げ部材9の寸法精度を高めるために望ましい。このため、水冷装置7は、コイル5のすぐ近くに配置される。水冷装置7とコイル5とが接続されて一体物とされることも多く、その方が省スペースの面では有利である。
ところで、3DQ装置1により熱間三次元曲げ加工を行われて製造される製品は、主として自動車用部材(例えばサスペンションアーム)であり、製品には、一例として±0.5mmという厳しい寸法精度が求められる。
特許文献2の段落0004には、送り出される鋼管2に僅かな曲がり(反り)が存在することが避けられないため、支持ロール3から出た鋼管2がコイル5の内部を通過する時に、鋼管2の外周とコイル5の内周との隙間が周方向で不均一になり、コイル5の内周との距離が近い部分とこの距離が遠い部分とにおいて鋼管1に温度差が発生して曲げ加工の加工精度が低下する可能性があると記載されている。
その対策として、特許文献2においては、コイルを固定した可動架台を、フローティング支持手段を介して固定架台にフローティング支持し、可動架台に鋼管の外周面に当接する複数のガイド部材を設けることが記載されている。これにより、鋼管の曲がり(反り)に応じて可動架台とともにコイルをセンタリングし、鋼管の外周とコイルの内周との隙間を均一化することができるので、鋼管を周方向に均一に加熱できるとしている。
特開2008−23573号公報 特開2012−55963号公報
本発明者らが、鋭意検討を重ねた結果、3DQ装置により製造される曲げ部材が、断面形状が高さ方向への強度が小さい偏平な断面形状を有するとともに、例えば±0.5mmといった極めて高い寸法精度を要求される部品である場合には、特許文献2により開示された曲げ装置を用いても、所望の寸法精度を有する曲げ部材を製造できないことを知見した。
本発明の目的は、部材の断面形状が高さ方向への強度が小さい偏平形状であって、例えば±0.5mmといった極めて高い寸法精度を満足する曲げ部材を製造することができる3DQ装置を提供することである。
本発明者らは、3DQ装置1について詳細に検討した。この検討では、3DQ装置1による被加工材2が、偏平な閉じた断面を有する中空の角管であることを前提とした。この検討の結果、以下に列記の新規な知見A,Bを得て、本発明を完成した。
(A)3DQ装置1の稼働時に、コイル5による発熱により、コイル5に高周波電力を供給するとともにコイル5を懸垂支持するブスバー6が膨張する。ブスバー6の膨張により、ブスバー6の下部に固定されるコイル5と、コイル5と一体化された水冷装置7とが、当初の設置位置から主に下方へ変位し、コイル5および水冷装置7が角管2に対して偏芯する。
図2(a)は、上下方向長さが600mmのブスバー6によりコイル5を懸垂支持してコイル5の加熱をON,OFFした場合におけるコイル5の変位量を示すグラフであり、図2(b)は、コイル5およびブスバー6付近を抜き出して示す説明図である。
図2(a)および図2(b)に示すように、コイル5の加熱をONするとブスバー6が熱膨張し、これにより、コイル5が加熱前の位置から下方へおよそ0.5mm変位する。このため、コイル5および水冷装置7が角管2に対して偏芯する。
この偏芯が発生すると、製品(曲げ部材)9の寸法精度が大幅に低下する。
(B)コイル5の偏芯と水冷装置7の偏芯とのどちらが曲げ部材9の寸法精度の低下により影響するのかを調査するために、水冷装置7とコイル5とを一体化せずに別部品とし、角管2に対して、コイル5を偏芯させずに水冷装置7だけを偏芯させた。
図3(a)は、偏平断面を有する角管7において、コイル5および水冷装置7をいずれも偏芯させた場合の高さ方向の寸法精度の低下の程度を▲印で示すとともに水冷装置7のみ偏芯させた場合の高さ方向の寸法精度の低下の程度を○印で示すグラフであり、図3(b)は、角管2の断面寸法を示す説明図である。
図3(a)および図3(b)に示すように、水冷装置7のみ偏芯させた場合の曲げ部材9の寸法精度の低下の程度は、意外にも、コイル5および水冷装置7をいずれも偏芯させた場合の曲げ部材9の寸法精度の低下の程度と、同程度であった。
このことから、曲げ部材9の寸法精度の低下に主に影響するのは、特許文献1に開示されるように角管2に対するコイルの偏芯ではなく、角管2に対する水冷装置7の偏芯であることが判明した。
本発明は、以下に列記の通りである。
(1)扁平な閉じた断面を有する中空の被加工材を長手方向へ送る送り機構と、
前記送り機構よりも前記被加工材の送り方向の下流側の所定の位置に固定配置されて前記被加工材を位置決めする支持機構と、
前記支持機構の下流側の所定の位置に配置され、前記被加工材を加熱する高周波誘導加熱コイルと、
前記高周波誘導加熱コイルを支持するとともに、該高周波誘導加熱コイルに電力を供給するブスバーと、
前記被加工材の送り方向について前記高周波誘導加熱コイルの下流側に前記高周波誘導加熱コイルと一体化されて、加熱された前記被加工材の外周に冷却水を噴射する水冷装置と、
前記水冷装置よりも下流側に三次元に移動自在に配置され、前記被加工材を移動自在に挟持する挟持機構または前記被加工材を固定して把持する把持機構とを備え、
前記挟持機構または前記把持機構と前記支持機構とは、前記高周波誘導加熱コイルにより加熱されてから前記水冷装置により冷却されるまでの領域に形成される前記被加工材の高温部に曲げモーメントを付与し、さらに、
前記高周波誘導加熱コイルへの電力の供給による前記ブスバーの膨張に起因する前記水冷装置の変位を相殺するように前記水冷装置の位置を制御する制御機構を備え
前記制御機構は、前記ブスバーに接続された高周波電源装置を支持するマニピュレータを有するロボットを備え、
前記制御機構は、前記水冷装置の配置位置の変化パターンを予め求め、求めた該変化パターンに応じて前記マニピュレータの動作を制御すること
を特徴とする3DQ装置。
(2)扁平な閉じた断面を有する中空の被加工材を長手方向へ送る送り機構と、
前記送り機構よりも前記被加工材の送り方向の下流側の所定の位置に固定配置されて前記被加工材を位置決めする支持機構と、
前記支持機構の下流側の所定の位置に配置され、前記被加工材を加熱する高周波誘導加熱コイルと、
前記高周波誘導加熱コイルを支持するとともに、該高周波誘導加熱コイルに電力を供給するブスバーと、
前記被加工材の送り方向について前記高周波誘導加熱コイルの下流側に前記高周波誘導加熱コイルと一体化されて、加熱された前記被加工材の外周に冷却水を噴射する水冷装置と、
前記水冷装置よりも下流側に三次元に移動自在に配置され、前記被加工材を移動自在に挟持する挟持機構または前記被加工材を固定して把持する把持機構とを備え、
前記挟持機構または前記把持機構と前記支持機構とは、前記高周波誘導加熱コイルにより加熱されてから前記水冷装置により冷却されるまでの領域に形成される前記被加工材の高温部に曲げモーメントを付与し、さらに、
前記高周波誘導加熱コイルへの電力の供給による前記ブスバーの膨張に起因する前記水冷装置の変位を相殺するように前記水冷装置の位置を制御する制御機構を備え、
前記制御機構は、前記ブスバーに接続された高周波電源装置を支持するマニピュレータを有するロボットを備え、
前記制御機構は、稼働時における前記水冷装置の配置位置の変化を測定し、該測定の結果に基づいて前記マニピュレータの動作をフィードバック制御すること
を特徴とする熱間三次元曲げ加工装置。
)前記ブスバーは、前記高周波誘導加熱コイルを懸垂して支持する(1)項または(2)項に記載された3DQ装置
)前記ブスバーは、略上下方向へ延設される第1の部分と、該第1の部分につながるとともに略水平方向へ延設される第2の部分とからなる略L字状の外形を有する(1)項から()項までのいずれか1項に記載された熱間三次元曲げ加工装置。
本発明により、例えば±0.5mmといった極めて高い寸法精度を満足する偏平な閉じた断面を有する中空の曲げ部材、特に自動車用部材(例えばサスペンションアーム)を製造することができるようになる。
図1は、3DQ装置の概要を示す説明図である。 図2(a)は、上下方向長さが600mmのブスバーによりコイルを懸垂支持してコイルをON,OFFした場合におけるコイルの変位量を示すグラフであり、図2(b)は、コイルおよびブスバー付近を抜き出して示す説明図である。 図3(a)は、偏平断面を有する角管において、コイルおよび水冷装置をいずれも偏芯させた場合の高さ方向の寸法精度の低下の程度を▲印で示すとともに水冷装置のみ偏芯させた場合の高さ方向の寸法精度の低下の程度を○印で示すグラフであり、図3(b)は、角管の断面寸法を示す説明図である。 図4は、本発明に係る3DQ装置におけるコイル、ブスバー、水冷装置および制御機構を抜き出して示す説明図である。 図5は、変形例のブスバーを示す説明図である。
本発明を、添付図面を参照しながら、説明する。なお、略述すると、図1に示す3DQ装置1に対する本発明に係る3DQ装置10の相違点はブスバー6の支持態様であるので、以降の説明は図1も参照しながら行うことにする。
図1に示すように、本発明に係る3DQ装置10は、送り機構4と、支持機構3と、高周波誘導加熱コイル5と、ブスバー6と、水冷装置7と、挟持機構または把持機構8とを有する。
図4は、本発明に係る3DQ装置10におけるコイル5、ブスバー6、水冷装置7および制御機構11を抜き出して示す説明図である。
3DQ装置10は、偏平な閉じた断面を有する中空の被加工材2に熱間三次元曲げ加工を行って、偏平な閉じた断面を有する中空の曲げ部材9を製造する。被加工材2の断面形状としては、矩形、楕円形、長円形等が例示される。以降の説明では、被加工材2が、矩形の断面形状を有する中空かつ鋼製の角管2である場合を例にとる。
[送り機構4]
送り機構4は、角管2をその長手方向へ送ることが可能なものであればよく、特定の送り機構には制限されない。送り機構としては、この種の送り機構として周知慣用のものを用いることができ、具体的には、ボールネジを用いるものや搬送ローラを用いるもの等が例示される。さらに、送り機構4として産業用ロボットを用いてもよい。
[支持機構3]
支持機構3は、送り機構4よりも角管2の送り方向の下流側の所定の位置に固定して配置される。支持機構3は、角管2を、位置決めしながらその長手方向へ送る。支持機構3としては、この種の支持機構として周知慣用のものを用いることができ、具体的には、角管4の外面に当接する一対の駆動ロールが例示される。図1に示す例では、一対の駆動ロール3を2組タンデムに配置している。
[コイル5]
高周波誘導加熱コイル5は、支持機構3よりも下流側の所定の位置に配置される。コイル5は、角管2の周囲から所定の距離離れて角管2を取り囲んで配置される。コイル5は、高周波磁界を発生して高周波エネルギーを角管2に供給することにより、角管2をAc点以上に加熱する。コイル5としては、この種のコイルとして周知慣用のものを用いることができる。
[ブスバー6]
ブスバー6は、コイル5が上述の所定の位置に配置されるように、コイル5を懸垂支持する。また、ブスバー6は、高電圧・高電流にも耐え得る導体(例えば銅製)からなり、コイル5および水冷装置7を確実に保持するため板状に構成されている。ブスバー6は、電流密度が規定値を超えないように所定の表面積を有している。
ブスバー6の上部は、ブスバー6の上部に配置された高周波電源装置6−1に固定されている。このため、ブスバー6は、熱膨張すると、主に下方へ向けて変位する。
[水冷装置7]
水冷装置7は、角管2の送り方向についてコイル5よりも下流側の所定の位置に配置される。上述のように、角管2に形成される高温部2aの軸方向の長さが曲げ加工可能な範囲で短いことが曲げ加工精度を高めるために有利である。このため、水冷装置7は、コイル5に近接して設置される。したがって、水冷装置7はコイル5と一体に設けられている。水冷装置7は、角管2の全周に冷却水を噴射することにより、コイル5によりAc点以上に加熱された角管2を急速に冷却して焼入れる。
[挟持機構または把持機構8]
挟持機構または把持機構8は、水冷装置7よりも下流側に、三次元に移動自在に配置される。挟持機構8は、角管2を移動自在に挟持するものであり、例えば、角管2の外面に当接する一対の駆動ロールにより構成されることが例示される。一方、把持機構8は、角管2の内面または外面に固定して装着されることにより角管2を把持するものであり、例えば角管2の内部に固定して配置されるチャック機構が例示される。
3DQ装置10では、挟持機構または把持機構8のいずれも用いることができ、状況に応じて適宜選択すればよい。挟持機構または把持機構8を三次元で移動自在に配置するには、挟持機構または把持機構8を産業用ロボットにより保持することが簡便である。
挟持機構または把持機構8と支持機構3とが、コイル5により加熱されてから水冷装置7により冷却されるまでの領域に形成される角管2の高温部2aに曲げモーメントを付与する。これにより、矩形の閉じた断面を有する中空の曲げ部材9が製造される。
[制御機構11]
上述したように、3DQ装置10の稼働時に、コイル5による発熱により、コイル5を懸垂支持するブスバー6が膨張する。ブスバー6の膨張により、水冷装置7がコイル5と一体に構成されているため、ブスバー6の下部に固定されるコイル5と、コイル5と一体化された水冷装置7とが当初の位置から主に下方へ変位する。このため、コイル5および水冷装置7が角管2に対して偏芯する。そして、角管2に対する水冷装置7の偏芯により、3DQ装置10により製造される曲げ部材9の寸法精度が低下する。
そこで、3DQ装置10は、制御機構11を有する。制御機構11は、コイル5への電力の供給によるブスバー6の膨張に起因する水冷装置7の変位を相殺するように、水冷装置7の位置を制御することにより、角管2に対する水冷装置7の偏芯を防ぐ機能を有するものである。
制御機構11は、このような機能を有するものであれば、如何なる機構であってもよく特定の機構には制限されない。しかし、図4に示すように、制御機構11は、産業用ロボット11のマニピュレータ11aによってブスバー6の上部に接続された高周波電源装置6−1を懸垂支持するように構成することが、最も簡便であり望ましい。
産業用ロボット11は、コイル5への電力の供給によるブスバー6の膨張に起因する水冷装置7の変位を相殺するように、高周波電源装置6−1、ブスバー6、コイル5および水冷装置7を、水冷装置7の変位量と同じ量だけ水冷装置7の変位方向とは反対方向へ変位させる。このようにして、産業用ロボット11は、水冷装置7の位置を制御することにより、角管2に対する水冷装置7の偏芯を防ぐ。
産業用ロボット11を動作させるために、
(I)水冷装置7の変位のパターンを予め求めておき、求めたこの変化パターンに応じるように産業用ロボット11をティーチングすることにより、産業用ロボット11のマニピュレータ11aを動作させることや、
(II)稼働時における水冷装置7の配置位置の変化を、慣用される適当な位置測定装置により測定し、この測定の結果に基づいて、産業用ロボット11のティーチングプログラムを修正して産業用ロボット11のマニピュレータ11aを動作させること
が例示される。
図5は、変形例のブスバー6−1を示す説明図である。
図5に示すように、ブスバー6−1が、略上下方向へ延設される第1の部分12と、第1の部分12につながるとともに略水平方向へ延設される第2の部分13とからなる略L字状の外形を有することが望ましい。ブスバー6−1は、略L字状の外形を有するために、上下方向への熱膨張を上方へ逃がすことができる。
2 角管
2a 高温部
3 支持機構
4 送り機構
5 高周波誘導加熱コイル
6 ブスバー
6−1 高周波電源装置
7 水冷装置
8 挟持機構または把持機構
9 曲げ部材
10 本発明の3DQ装置
11 産業用ロボット
11a マニピュレータ

Claims (4)

  1. 扁平な閉じた断面を有する中空の被加工材を長手方向へ送る送り機構と、
    前記送り機構よりも前記被加工材の送り方向の下流側の所定の位置に固定配置されて前記被加工材を位置決めする支持機構と、
    前記支持機構の下流側の所定の位置に配置され、前記被加工材を加熱する高周波誘導加熱コイルと、
    前記高周波誘導加熱コイルを支持するとともに、該高周波誘導加熱コイルに電力を供給するブスバーと、
    前記被加工材の送り方向について前記高周波誘導加熱コイルの下流側に前記高周波誘導加熱コイルと一体化されて、加熱された前記被加工材の外周に冷却水を噴射する水冷装置と、
    前記水冷装置よりも下流側に三次元に移動自在に配置され、前記被加工材を移動自在に挟持する挟持機構または前記被加工材を固定して把持する把持機構とを備え、
    前記挟持機構または前記把持機構と前記支持機構とは、前記高周波誘導加熱コイルにより加熱されてから前記水冷装置により冷却されるまでの領域に形成される前記被加工材の高温部に曲げモーメントを付与し、さらに、
    前記高周波誘導加熱コイルへの電力の供給による前記ブスバーの膨張に起因する前記水冷装置の変位を相殺するように前記水冷装置の位置を制御する制御機構を備え
    前記制御機構は、前記ブスバーに接続された高周波電源装置を支持するマニピュレータを有するロボットを備え、
    前記制御機構は、前記水冷装置の配置位置の変化パターンを予め求め、求めた該変化パターンに応じて前記マニピュレータの動作を制御すること
    を特徴とする熱間三次元曲げ加工装置。
  2. 扁平な閉じた断面を有する中空の被加工材を長手方向へ送る送り機構と、
    前記送り機構よりも前記被加工材の送り方向の下流側の所定の位置に固定配置されて前記被加工材を位置決めする支持機構と、
    前記支持機構の下流側の所定の位置に配置され、前記被加工材を加熱する高周波誘導加熱コイルと、
    前記高周波誘導加熱コイルを支持するとともに、該高周波誘導加熱コイルに電力を供給するブスバーと、
    前記被加工材の送り方向について前記高周波誘導加熱コイルの下流側に前記高周波誘導加熱コイルと一体化されて、加熱された前記被加工材の外周に冷却水を噴射する水冷装置と、
    前記水冷装置よりも下流側に三次元に移動自在に配置され、前記被加工材を移動自在に挟持する挟持機構または前記被加工材を固定して把持する把持機構とを備え、
    前記挟持機構または前記把持機構と前記支持機構とは、前記高周波誘導加熱コイルにより加熱されてから前記水冷装置により冷却されるまでの領域に形成される前記被加工材の高温部に曲げモーメントを付与し、さらに、
    前記高周波誘導加熱コイルへの電力の供給による前記ブスバーの膨張に起因する前記水冷装置の変位を相殺するように前記水冷装置の位置を制御する制御機構を備え、
    前記制御機構は、前記ブスバーに接続された高周波電源装置を支持するマニピュレータを有するロボットを備え、
    前記制御機構は、稼働時における前記水冷装置の配置位置の変化を測定し、該測定の結果に基づいて前記マニピュレータの動作をフィードバック制御すること
    を特徴とする熱間三次元曲げ加工装置。
  3. 前記ブスバーは、前記高周波誘導加熱コイルを懸垂して支持する請求項1または請求項2に記載された熱間三次元曲げ加工装置。
  4. 前記ブスバーは、略上下方向へ延設される第1の部分と、該第1の部分につながるとともに略水平方向へ延設される第2の部分とからなる略L字状の外形を有する請求項1から請求項までのいずれか1項に記載された熱間三次元曲げ加工装置。
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