JP6424457B2 - 車載用表示装置 - Google Patents

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本発明は、主に照明光路制御に使用される照明装置並びに表示装置に関し、特に、車載用表示装置において車のフロントガラスへの映像映り込みを低減する照明装置、その照明装置を備えた車載用表示装置に用いて好適な技術に関するものである。
車載用表示装置としては一般的に液晶ディスプレイが用いられる。液晶ディスプレイは非自発光ディスプレイのため、液晶パネルの背面に照明装置を備える。光源として複数の冷陰極管やLED(Light Emitting Diode)が用いられ、導光板を用いたエッジライト方式の照明装置が一般的である。
ところで、液晶ディスプレイに用いられる一般的な照明装置からは運転者方向だけでなく、あらゆる斜め方向にも多くの光が射出される。そのため、一般的な照明装置を備えた車載用表示装置からは運転者、その他観察者が必要としない方向にも映像光が射出される。そうした光のうち、車のフロントガラスへと射出された光がフロントガラスで反射し運転者の目に入ることは、安全上大きな問題となる。
こうした問題に対し、光の射出方向を制限するライトコントロールフィルム(特許文献1)が用いられることがある。ライトコントロールフィルムとは、微小なルーバー構造を有する視野制御フィルムであり、特定視野方向へと射出する光以外は黒層によって吸収するものである。しかしながら周期的なルーバー構造が液晶パネルの画素構造との間でモアレ干渉縞が発生するという問題や、黒層で光を吸収するため光の利用効率が大きく低下してしまうといった問題がある。
特許文献2においては、黒層ルーバー構造による光の吸収度合が示されている。一例ではあるが、拡散中空ライトボックスから射出される拡散光がルーバー構造に入射することによって、斜め方向だけでなく正面方向も30%強、輝度が低下していることが見て取れる。
特開2001−305312号公報 特表2011−508262号公報
しかし、特許文献1記載の技術および特許文献2記載の技術では、光吸収材料を利用しており、入射した全ての光量を表示用に用いているわけではなく、これらの技術では視認者によっては暗いと感じる場合があり、同程度の消費電力で、より明るく感じられる表示装置が求められていた。
また、車載用表示装置のうち、例えば、収納可能なタイプの装置であると、設置位置や角度が変更できないため、フロントガラス反射等を防止することが特に要求されている。
さらに、このような要求を低コストに実現した表示装置を提供したいという要求もある。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、光吸収によらず射出方向を制御することで光利用効率が高い照明装置並びに該照明装置を用いた表示装置を提供することを目的とする。
本発明の車載用表示装置は、照明装置を備えた車載用表示装置であって、前記照明装置が、平面視略矩形とされ第1主面および前記第1主面と対向して射出面となる第2主面を有する透光性の導光体と、前記導光体の入射面に臨むよう配置された光源と、前記導光体の前記第2主面側に配置される第1のレンズシートと、拡散性シートと、を備え、前記導光体は、前記第1主面と前記第2主面とを接続する側端面のうちX方向に延在する面が前記入射面とされ、前記導光体の前記第1主面には、前記入射面から入射し前記導光体内を導光する光を前記第2主面側へと偏向する凹状または凸状の光偏向要素が形成され、前記導光体の前記光偏向要素は、前記X方向と直交する断面形状が略三角形状となるように反射面と傾斜面とで形成され、前記光源から入射した光を直接反射可能な反射面が前記第1主面と為す角が1°以上10°以下の範囲内で設定され、前記導光体の前記第2主面には、前記導光体の前記入射面の法線方向となるY方向に延在するレンズアレイが設けられ、
前記第1のレンズシートは、前記導光体の前記第2主面と対向する面に、前記導光体の前記入射面と略平行方向に延在し、延在する方向と直交する方向における前記第1のレンズシートからの射出光ピークが、前記第1のレンズシート射出面の法線方向に対して3°以上10°以下の範囲で傾くように、頂角が50°以上70°以下の範囲で設定されてなるプリズムレンズを備えることにより上記課題を解決した。
本発明は、前記照明装置において、前記導光体の前記第1主面に形成される凹状または凸状の前記光偏向要素は、前記入射面の法線方向断面における略三角形状における前記傾斜面が前記第1主面と為す角が40°以上70°以下の範囲内であることがより好ましい。
本発明は、前記照明装置において、前記導光体の前記第1主面に形成される前記光偏向要素が、前記入射面と平行方向に延在する略三角形状プリズムレンズであることが可能である。
また、本発明は、前記照明装置において、前記導光体の前記第1主面に形成される前記光偏向要素が、各々独立して点在するドット形状である手段を採用することもできる。
また、前記照明装置において、記導光体の前記第1主面に形成される前記光偏向要素は各々が独立して配置される凹状、または凸状のドット形状であり、前記光偏向要素が単位面積当たりに存在する個数を表す光偏向要素密度Dは、前記Y方向において該入射面からの距離が増大するにつれて一度減少した後、増大し、前記入射面と該入射面と対向する面までの距離をLとしたとき、前記光偏向要素密度Dが最小となる位置は、前記入射面からL/10以上4×L/10以下の範囲に設定されてなることができる。
また、前記照明装置において、前記光偏向要素の配置パターンは前記Y方向に複数の領域に分けられており、同一の前記領域内においては、前記X方向における前記光偏向要素の配列ピッチは略一定であり、前記Y方向における前記光偏向要素の配列ピッチは、前記入射面から前記光偏向要素密度Dが最小となる位置までは前記入射面から離れるほど大きくなるよう、該光偏向要素密度Dが最小となる位置から前記入射面と対向する面までは前記入射面かられるほど小さくなるよう変化し、前記複数の領域間においては、前記X方向における前記光偏向要素の配列ピッチは不連続に変化すると共に前記入射面から離れる前記領域ほど、前記光偏向要素密度Dが最小となる位置までの該領域間においては大きく、該光偏向要素密度Dが最小となる位置から前記入射面と対向する面までの該領域間においては小さくなり、前記Y方向における前記光偏向要素の配列ピッチは前記領域間で不連続に変化することができる。
また、前記照明装置において、前記導光体の前記第2主面に形成されるレンズアレイが、アスペクト比2%以上60%以下のレンチキュラーレンズアレイ、プリズムレンズアレイ、またはラウンドプリズムアレイであることができる。
また、前記照明装置において、前記導光体の前記第1主面と対向する位置には反射シートを備えることができる。
本発明は、前記照明装置において、前記反射シートは、鏡面性反射シートであることが望ましい。
前記照明装置において、前記第1のレンズシートと前記拡散性シートとの間に、更に第2のレンズシートを備え、前記第2のレンズシートの前記第1のレンズシートと対向する面には、前記導光体の前記入射面の略法線方向へと延在するラウンドプリズム、またはレンチキュラーレンズが形成されてなることができる。
本発明の車載用表示装置においては、上記のいずれかに記載される照明装置と、画素単位での透過/遮光に応じて表示画像を規定する画像表示素子と、を具備することが好ましい。
本発明における第1の発明による車載用表示装置は、照明装置を備えた車載用表示装置であって、前記照明装置が、平面視略矩形とされ第1主面および前記第1主面と対向して射出面となる第2主面を有する透光性の導光体と、前記導光体の入射面に臨むよう配置された光源と、前記導光体の前記第2主面側に配置される第1のレンズシートと、拡散性シートと、を備え、前記導光体は、前記第1主面と前記第2主面とを接続する側端面のうちX方向に延在する面が前記入射面とされ、前記導光体の前記第1主面には、前記入射面から入射し前記導光体内を導光する光を前記第2主面側へと偏向する凹状または凸状の光偏向要素が形成され、前記導光体の前記光偏向要素は、前記X方向と直交する断面形状が略三角形状となるように反射面と傾斜面とで形成され、前記光源から入射した光を直接反射可能な反射面が前記第1主面と為す角が1°以上10°以下の範囲内で設定され、前記導光体の前記第2主面には、前記導光体の前記入射面の法線方向となるY方向に延在するレンズアレイが設けられ、前記第1のレンズシートは、前記導光体の前記第2主面と対向する面に、前記導光体の前記入射面と略平行方向に延在し、延在する方向と直交する方向における前記第1のレンズシートからの射出光ピークが、前記第1のレンズシート射出面の法線方向に対して3°以上10°以下の範囲で傾くように、頂角が50°以上70°以下の範囲で設定されてなるプリズムレンズを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1主面に断面が略三角形状で斜辺の一方の角が1°以上10°以下の光偏向要素を、第2主面にレンズアレイを備えた透光性の導光体と、頂角が50°以上70度以下の範囲であるプリズムレンズを備えた第1のレンズシートと、拡散性シートを備えることで、該第1のレンズシートを構成するプリズムレンズの延在する方向と直交する方向断面における射出輝度分布の片側半値角が10°以上20°以下の範囲となる集光された輝度分布を得ることができる。更に射出輝度分布のピークが第1のレンズシート射出面の法線方向に対して3°以上10°以下の範囲で傾いている。従って、照明装置から射出される光のうち、車のフロントガラスへと映り込む方向に射出される光量を大幅に低減することができる。
本発明における第2の発明は、上記第1の発明における前記照明装置において、前記導光体の前記第1主面に形成される凹状または凸状の前記光偏向要素は、前記Y方向断面における略三角形状における他方のなす角が40°以上70°以下の範囲内であることを特徴とする。
本発明によれば、導光体の第1主面に形成される凹状または凸状の光偏向要素のY方向断面における他方の斜辺の角度が40°以上のため、導光体内部を導光する光のうち、他方の斜面によって散乱される光を大幅に低減することができる。一方で導光体の成形性から70°以下とすることが望ましい。
本発明における第3の発明は、上記第1の発明または上記第2の発明における前記照明装置において、前記導光体の前記第1主面に形成される前記光偏向要素が、前記X方向に延在する略三角形状プリズムレンズであることを特徴とする。
本発明によれば、光偏向要素がX方向に延在するプリズムレンズであるため、光源から入射面を介して導光体に入射した光をムラ無く偏向することができる。
本発明における第4の発明は、上記第1の発明または上記第2の発明における前記照明装置において、前記導光体の前記第1主面に形成される前記光偏向要素が、各々独立して点在するドット形状であることを特徴とする。
本発明によれば、光偏向要素が各々独立して点在するドット形状で面内に分散されて配置されるため、光偏向要素が視認されにくくなる。また照明装置の面内輝度において局所的な明暗部などが発生したとき調整が容易なため望ましい。
本発明における第5の発明は、上記第4の発明における前記照明装置において、前記導光体の前記第1主面に形成される前記光偏向要素は各々が独立して配置される凹状、または凸状のドット形状であり、前記光偏向要素が単位面積当たりに存在する個数を表す光偏向要素密度Dは、前記Y方向において該入射面からの距離が増大するにつれて一度減少した後、増大し、前記入射面と該入射面と対向する面までの距離をLとしたとき、前記光偏向要素密度Dが最小となる位置は、前記入射面からL/10以上4×L/10以下の範囲に設定されてなることを特徴とする。
本発明によれば、光偏向要素密度Dは入射面から離れるにつれ減少した後、増大へと転じることで輝度均一性の高い車載用表示装置を得ることができる。
本発明における第6の発明は、上記第4の発明または上記第5の発明における前記照明装置において、前記光偏向要素の配置パターンは前記Y方向に複数の領域に分けられており、同一の前記領域内においては、前記X方向における前記光偏向要素の配列ピッチは略一定であり、前記Y方向における前記光偏向要素の配列ピッチは、前記入射面から前記光偏向要素密度Dが最小となる位置までは前記入射面から離れるほど大きくなるよう、該光偏向要素密度Dが最小となる位置から前記入射面と対向する面までは前記入射面かられるほど小さくなるよう変化し、前記複数の領域間においては、前記X方向における前記光偏向要素の配列ピッチは不連続に変化すると共に前記入射面から離れる前記領域ほど、前記光偏向要素密度Dが最小となる位置までの該領域間においては大きく、該光偏向要素密度Dが最小となる位置から前記入射面と対向する面までの該領域間においては小さくなり、前記Y方向における前記光偏向要素の配列ピッチは前記領域間で不連続に変化することを特徴とする。
本発明によれば、光偏向要素の配置パターンをY方向に複数の領域に分割し、領域間においてX方向の配列ピッチを不連続に変化させることによって、光偏向要素が視認しにくい配置パターンを容易に設計することが可能となる。
本発明における第7の発明は、上記第1乃至第6の発明のいずれかにおける前記照明装置において、前記導光体の前記第2主面に形成されるレンズアレイが、アスペクト比2%以上60%以下のレンチキュラーレンズアレイ、プリズムレンズアレイ、またはラウンドプリズムアレイであることを特徴とする。
本発明によれば、導光体の第2主面にアスペクト比が2%以上60%以下のレンズアレイを形成することで、導光体の4つの側端面のうちY方向に延在する2つの側端面から導光体外へと漏れる光を低減することで、高効率な車載用表示装置を得ることができる。
本発明における第8の発明は、上記第1乃至第7の発明のいずれかにおける前記照明装置において、前記導光体の前記第1主面と対向する位置には反射シートを備えることを特徴とする。
本発明における第9の発明は、上記第8の発明における前記照明装置において、前記反射シートは、鏡面性反射シートであることを特徴とする。
本発明によれば、第1主面と対向する位置に反射シートを備えることによって、光偏向要素を介して第1主面から導光体外へと漏れる光を反射し、高効率な車載用表示装置を得ることができる。特に本発明においては鏡面性反射シートであることが望ましい。
本発明における第10の発明は、上記第1乃至第9の発明のいずれかにおける前記照明装置において、前記第1のレンズシートと前記拡散性シートとの間に、更に第2のレンズシートを備え、前記第2のレンズシートの前記第1のレンズシートと対向する面には、前記導光体の前記入射面の略法線方向へと延在するラウンドプリズム、またはレンチキュラーレンズが形成されてなることを特徴とする。
本発明によれば、第2のレンズシートを形成するレンズの延在方向とは直交する方向の視野を拡大することができる。すなわち、第1のレンズシートによって一方の視野を狭くすることでフロントガラスへと映り込む角度の光量を大幅に低減し、他方の視野を広げることで、車の運転席、助手席に座る観察者方向への光量を増大させることができる。
本発明における第11の発明は、車載用表示装置であって、上記第1乃至第10の発明のいずれか1つに記載される照明装置と、画素単位での透過/遮光に応じて表示画像を規定する画像表示素子と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、内部導光を制御するレンズアレイと内部導光の進路を偏向して外部へと射出する光偏向要素とを備えた導光体と、該導光体から射出される光を集光して射出する第1のレンズシートを備えることで、光の吸収によらずレンズ機能によりフロントガラスへの映り込む光を低減することで高効率な照明装置並びに該照明装置を用いた車載用表示装置を提供することができるという効果を奏することができる。
本発明にかかる照明装置の第1実施形態を示す模式断面図である。 本発明にかかる照明装置の第1実施形態における導光体の光偏向要素による光路を説明する拡大図である。 本発明にかかる照明装置の第1実施形態における第1のレンズシートによる光路を説明する拡大図である。 本発明にかかる照明装置の第1実施形態における配置を示す模式図である。 本発明にかかる照明装置の第1実施形態において(a)光偏向要素が凹状のプリズムレンズである導光体の斜視図、(b)光偏向要素が凸状のプリズムレンズである導光体の斜視図である。 本発明にかかる照明装置の第1実施形態において(a)光偏向要素の視認性について説明する図、(b)光偏向要素の拡散イメージについて説明する図である。 本発明にかかる照明装置の第1実施形態において(a)光偏向要素の視認性について説明する図、(b)光偏向要素の拡散イメージについて説明する図である。 本発明にかかる照明装置の第1実施形態において光偏向要素の配置パターンについて説明する図である。 本発明にかかる照明装置の第1実施形態において光偏向要素の配置パターンについて説明する図である。 本発明にかか照明装置の第1実施形態において光偏向要素の配置について説明する図である。 本発明にかかる照明装置の第1実施形態において面輝度ムラと中心輝度について説明する図である。 本発明にかかる表示装置の第2実施形態を示す模式断面図である。 本発明にかかる照明装置における水平方向断面輝度分布を示すグラフである。 本発明にかかる照明装置における垂直方向断面輝度分布を示すグラフである。 本発明にかかる照明装置における映り込みを示す模式図である。 本発明にかかる表示装置の第2実施形態における実配置を示す模式図である。
以下、本発明に係る照明装置の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態における照明装置を示す模式断面図であり、図において、符号3は、照明装置である。図において、各部位の縮図は実際とは一致しない。
本実施形態における照明装置3は、略矩形の板状シートとされる透光性の導光体7と、導光体7の入射面7Lに臨むよう配置された光源6と、第1のレンズシート8、及び拡散性シート9を少なくとも含んで構成される。また反射板(反射シート)5を含んでもよい。
光源6としては例えば点光源6が挙げられる。点光源6としては、LED(発光ダイオード)が挙げられ、LEDとしては白色LEDや光の3原色である赤色、緑色、青色のチップで構成されるRGB−LED等が挙げられる。これら点光源6が導光体7の4つの側端面のうち少なくとも1つの端面7L(入射面)の延在方向(X方向)に複数配置される。図1では、光源6が導光体7の1つの入射面7Lに配置された例を示しているが、これに限らず、対向する2つの端面に配置する場合もあり得る。または光源6はCCFL(冷陰極管)に代表される蛍光管や面光源であっても良い。また導光体7の形状は、図1に示すような平板形状ではなく、楔形状等であっても良い。
導光体7の観察者F側(Z方向外側)が射出面7b(第2主面)であり、射出面7bとは反対側の面には光偏向面7a(第1主面)が形成され、光偏向面7aは平坦面と光偏向要素18とで構成される。光偏向要素18は、導光体7内部を導光する光の角度を、射出面7bから射出される角度へと偏向する。図1では光偏向要素18が凹状である場合について図示しているが凸状であっても良い。
一方、導光体7の射出面7bにはレンズアレイ19が形成される。レンズアレイ19は、光源6から入射面7Lを介して導光体7に入射される光の導光、及び射出面7bからの射出光を制御する効果を有する。レンズアレイ19は一方向に延在するプリズム形状やレンチキュラーレンズ形状、またはラウンドプリズム形状であって、その延在方向はX方向と略直交する方向(Y方向)である。ここで略直交する方向とは、90°(直交)に対して±10°の範囲を示す。すなわち光源6の光軸方向と略一致する。導光体7の製法上生じる角度ズレや、導光体7の射出面7b側に規則的な構造を有する板やシート等を配置する際のモアレ抑止のために角度を傾ける場合もあり得る。このときX方向に対して±10°の範囲であれば後述する本実施形態の照明装置3の特性を大きく損なうことはない。
導光体7の射出面7b側には、第1のレンズシート8を備える。第1のレンズシート8は、導光体7の射出面7bと対向する面にプリズムレンズ20を備え、他方の面は平坦面、またはマット面である。プリズムレンズ20は、X方向に延在し、Y方向に配列しており、その頂角は50°から70°の範囲で設定されるが詳細については後述する。またプリズム頂部は丸みを帯びていても良い。導光体7との耐擦性が向上するためである。しかしながら丸みを付け過ぎると後述する光学特性に影響が出るため、最大でもプリズムレンズ20のレンズ幅の1/10以下であることが望ましい。
また第1のレンズシート8の射出面側には拡散性シート9を備える。拡散性シート9は、導光体7と第1のレンズシート8との間に発生するモアレ干渉縞を抑制し、照明装置3の見た目のギラつきを低減する効果を備える。また、導光体7の偏向面7aに配置された光偏向要素18の視認性を低減させる効果も備える。
本実施形態の照明装置3はその使用目的に応じて、導光体7の光偏向面7a側に反射板5を備えても良い。光源6から入射面7Lを介して導光体7内を導光する光は、光偏向面7aに形成される光偏向要素18によって偏向され射出面7bから射出されるが、一部の光は光偏向要素18で反射せずに屈折透過してしまう。従って光偏向面7a側に反射板5を備えることで、光偏向面7aから射出される光を再度導光体7へと入射させる効果が得られるため、観察者側Fへと射出する光量を増やすことができる。反射板5は特に鏡面反射板5が望ましい。白色反射板5を配置する場合には、鏡面反射(正反射)率の高い白色反射板5を選択することが望ましい。拡散反射率の高い白色反射板を用いた場合、散乱光が増大することでフロントガラスへの映り込み角度へ射出する光量が増大するためである。
以下、本実施形態における照明装置3を構成する導光体7について詳細に述べる。
図2は導光体7の光偏向要素18の拡大図である。
本実施形態における光偏向要素18は、図2に示すように、Y方向断面による形状が三角形状であり、一方の斜辺となる反射面18aと光偏向面7aとのなす角度をθ1としたとき、角度θ1が1°以上10°以下であることが望ましい。
導光体7が矩形板である場合、光偏向要素18が無いと光源6から入射した光は光偏向面7a、射出面7b何れからも射出せず、導光体7内部で全反射を繰り返しながら入射面7Lと対向する面から射出される。
従って、光偏向要素18によって導光する光の進路を偏向し、射出面7bにおける導光体7と空気との全反射条件を崩すことで、射出面7bから光が射出されることとなる。
このとき、光偏向要素18の一方の斜辺となる反射面18aと光偏向面7aとのなす角度θ1が小さいほど、射出される光の角度を限定する(射出光の角度分布を狭くする)ことができる。その効果については後述するが、そのため光偏向要素18における反射面18aの傾斜角θ1は10°以下であることが望ましい。また、光偏向要素18における反射面18aの傾斜角θ1が小さすぎると、導光体7の入射面7L近傍において、導光する光のうち射出できる光の量が少な過ぎるために暗くなってしまうという問題が生じる。従って光偏向要素18における反射面18aの一方の傾斜角θ1は1°以上であることが望ましい。
また、光偏向要素18の他方の斜辺となる傾斜面18bと光偏向面7aとのなす角度をθ2としたとき、40°以上70°以下であることが望ましい。導光体7内部を導光する光は光偏向要素18の反射面(一方の斜辺)18aで偏向することが望ましいためである。導光体7内部を導光する光は、導光体7の材質にもよるが、光偏向面7a及び射出面7bに対して最大約45度の角度で導光する。従って、角度θ2が45°よりも小さい場合、導光する光の一部が光偏向要素18の傾斜面(他方の斜辺)18bで偏向されることとなる。しかしながら約45°で導光する光は僅かであるため、角度θ2は40°以上であることが望ましい。さらに望ましくは45°以上である。一方で傾斜面(他方の斜辺)18bの傾斜角度θ2を大きくし過ぎると、導光体7の成形が困難になるという課題が発生する。そのため角度θ2は70°以下であることが望ましい。
また光偏向要素18の反射面(一方の斜辺)18aと傾斜面(他方の斜辺)18bとで形成される頂角、反射面(一方の斜辺)18aと光偏向面7aとで形成される角、及び傾斜面(他方の斜辺)18bと光偏向面7aとで形成される角は、いずれも丸みを帯びていてもよい。
図5(a)は、光偏向要素18がX方向に延在する凹状のプリズムレンズである場合の、導光体7を光偏向面7a側から見た斜視図であり、図5(b)は、光偏向要素18がX方向に延在する凸状のプリズムレンズである場合の、導光体7を光偏向面7a側から見た斜視図である。
光偏向要素18が凹状である場合には、図5(a)に示すように、角度が1°以上10°以下である反射面(一方の斜辺)18aが入射面7L側に位置するのに対し、光偏向要素18が凸状である場合には、図5(b)に示すように、角度が40°以上70°以下である傾斜面(他方の斜辺)18bが入射面7L側に位置するよう配置されている。
図3は本実施形態の照明装置3における第1のレンズシート8の拡大図である。
第1のレンズシート8は、図3に示すように、プリズムレンズ20を有するものとされる。導光体7から射出された光は、第1のレンズシート8のプリズムレンズ20によって射出角度が更に偏向される。プリズムレンズ20の頂角θ3は場所によらず一定であり、第1のレンズシート8への入射角とプリズムレンズ20の頂角θ3によって第1のレンズシート8からの射出角度は決定される。
つまり、導光体7から射出され第1のレンズシート8へと入射する光の角度が限定される(入射光の角度分布が狭い)ほど、第1のレンズシート8から射出される光は狭い角度範囲に集光することが可能となる。よって先述したように、導光体7の光偏向要素18の反射面(一方の斜辺)18aの傾斜角θ1が小さいほど、導光体7からの射出光の角度分布を狭くすることができるため望ましい。
そして本実施形態においては、第1のレンズシート8からの射出光のピーク角度が第1のレンズシート8の法線方向に対して3°以上10°以下の範囲(図中θL)で傾いていることが望ましい。
図4は本実施形態の照明装置3を備えた表示装置1を実際に自動車に備えた場合の模式図である。
表示装置1は、図4に示すように、自動車のダッシュボード31とフロントガラス30との間に配置される。このときドライバーの身長にもよるが、目線は表示装置1の法線方向Zに対してθLだけ傾いている。従って、照明装置3の射出光ピーク角度は、法線方向よりθLだけ傾くことが望ましく、その角度としては3°以上10以下の範囲であることが望ましい。第1のレンズシート8からの射出光のピーク角度が3°以上10°以下の範囲で傾くよう、プリズムレンズ20の頂角は50°以上70°以下の範囲で設定される。
導光体7と接する側のプリズムレンズ20の頂部は丸みを帯びても良い。導光体7との耐擦性が向上するためである。しかしながら丸みが大き過ぎると上述した集光効果が低減してしまうため望ましくない。光学シミュレーションによって検証した結果、プリズムレンズ20のレンズ幅に対して1/10以下の曲率半径であることが望ましく、更に望ましくは1/30以下の曲率半径であることが望ましい。またプリズムレンズ20は二等辺三角形状であっても良いが、左右非対称の三角形状であっても良い。
次に光偏向要素18の面内配置について詳細に説明する。
図6は光偏向要素18が導光体7のX方向全長に延在するプリズムレンズである場合の、導光体7を光偏向面7a側から見た図である。
本実施形態の照明装置3においては、図6に示すように、導光体7の長さをLとしたとき、光偏向要素18の面内配置を示す光偏向要素密度Dは入射面7L側からY方向へと向かうにつれ、減少した後、上昇に転じるように設定する。このとき光偏向要素密度Dが減少から上昇へと転じる点をL0としたとき、L0はL/10以上4×L/10以下の範囲に設定される。
本実施形態においては、導光体7に形成された光偏向要素18の反射面(一方の斜辺)18aの傾斜角θ1が1°以上10°以下の範囲に設定されているため、導光体7からの射出光の角度分布を狭くして、第1のレンズシートによって狭い角度範囲へと集光される照明装置3とすることができる。このように、光偏向要素18によって射出される方向へと偏向される光が限定されるため、入射面7L近傍では射出しにくくなってしまう。
一方で、導光体7に入射した光の量は入射面7Lから離れるほど減少していくため、光偏向要素密度Dは入射面7Lから離れるほど高くする必要がある。
本実施形態においては、図6に示すように、導光体7におけるY方向での光偏向要素密度Dを、入射面7L近傍では高く設定するとともに、L0の位置までは減少させて、さらに、L0を超えると上昇に転じるように設定することにより、入射面7L近傍と入射面7Lから離間した位置での射出光量を好適に制御することが可能となる。
なお、図において、光偏向要素18が導光体7のX方向全長に延在するプリズムレンズとしたが、光偏向要素18が導光体7のX方向全長に連続して延在しない部分があってもよく、また、光偏向要素18が導光体7のX方向全長に断続的に延在する構成とすることもできる。この場合でも、入射面7L近傍と入射面7Lから離間した位置での射出光量を好適に制御することが可能となる。
次に光偏向要素18が各々独立して配置されるドット形状である場合について説明する。
図7は、光偏向要素18がドット形状である導光体7を光偏向面7a側から見た図である。図7においては、簡易のために、光偏向要素18は上記L0からLまでの配置について示し、入射面7LからL0までのドット配置は省略している。
光偏向要素18の配置パターンは、図7に示すように、複数の領域に分割されて設定されている。図7の例では、Y方向における導光体7表面の領域を領域a〜cの3領域に分割した場合を示している。領域の分割・設定はこの例に限らず分割数、及び領域の大きさは設計者が適宜好適な状態を選択することができる。
それぞれの領域a〜cでは、各領域内において光偏向要素18が、X方向には一定のピッチで配置される。一方でそれぞれの領域a〜cでは、各領域内において光偏向要素18が、Y方向のピッチは入射面7Lからの距離が離れるほど小さくなり、光偏向要素密度Dが大きくなる。
領域aを例として説明すると、図7に示すように、光偏向要素18のX方向のピッチはどの場所においてもPxaで一定である。一方で、光偏向要素18のY方向のピッチは入射面7Lに近い側から、Py(a1)、Py(a2)、・・・Py(an)と変化し、入射面7Lから離れた位置のピッチほど値は小さくなる。
また、領域bにおいては、図7に示すように、光偏向要素18のX方向のピッチはどこ場所においてもPxbであり、領域aのPxaと比べて小さくなる。すなわち、領域aと領域bとの境界において、X方向のピッチは不連続に変化し、X方向に配列する1列当たりの光偏向要素18の数は領域bの方が多くなる。
同様に、領域cにおいても、図7に示すように、光偏向要素18のX方向のピッチはどこ場所においてもPxcであり、領域bのPxbと比べて小さくなる。
このように、光偏向要素18のX方向のピッチを領域毎に変化させることで、光偏向要素18の視認性を抑制しつつ、入射面7L近傍と入射面7Lから離間した位置での射出光量を好適に制御し、かつ、高輝度な照明装置3を提供することができる。
また、2つの領域境界において、入射面7Lに近い領域における境界に最も近い箇所のY方向のピッチと、入射面7Lから離れた領域における境界に最も近い箇所のY方向のピッチとを比べたとき、入射面7Lから離れた領域における境界に最も近い箇所のY方向のピッチの方が大きくなるよう設定される。
具体的には、領域aと領域bとの境界において、Py(an)とPy(b1)とを比べたとき、Py(b1)の方が大きくなるよう設定される。すなわち同一の領域内において光偏向要素18のY方向におけるピッチは連続的に変化するが、2つの領域境界においては不連続に変化する。
一方で各領域a〜cにおける入射面7L側境界に近接したY方向のピッチ(図7のPy(a1)、Py(b1)、及びPy(c1)を指す)の大小、及び各領域における入射面7Lから離れた境界に近接したY方向のピッチ(図7のPy(an)、Py(bn)、及びPy(cn)を指す)の大小は特に制限されない。
ここで、光偏向要素密度Dの算出の範囲について述べる。
光偏向要素密度Dを算出する面積範囲を微小な範囲にとってしまうと密度Dの設定位置によって異なる密度Dになる可能性があるし、逆に光偏向要素密度Dを算出する面積範囲を広大な範囲にとってしまうと多くの密度Dはその設定位置によらず平均化されてしまう。
図8に、光偏向要素18のX方向の配列と光偏向要素密度Dの算出面積範囲に関する模式図を示す。
本実施形態では、図8に示すように、同一領域内においてX方向では配列ピッチPxは一定であるため光偏向要素密度Dは一定であり、この密度Dを算出する範囲はX方向の長さに依存しない。他方、Y方向では配列ピッチPyは同一領域内で入射面7Lから離れるに従って小さくなるため、隣り合う光偏向要素18間の距離によって光偏向要素密度Dが決定される。
つまり、図8において破線に囲まれた範囲によって光偏向要素密度Dが決定される。図4では領域aと領域bとの境界部の面積をR(m)として、Y方向に領域a側に番号mが減少しY方向に領域b側に番号mが増加するように設定している。従って、領域aと領域bとの間隔は光偏向要素密度Dが連続的に変化するように算出される。
ここまで光偏向要素18の配置について、L0からLまでの範囲について説明したが、入射面7LからL0までの間についても同様にして設定することができる。入射面7LからL0までは逆に光偏向要素密度Dが減少していくので、上記したL0からLまでの大小を逆になるように設定すればよい。さらにはL0の位置は2つの領域の境界ではなく、1つの領域内に位置するように設定することが望ましい。
次に光偏向要素18の視認性について説明する。
本実施形態では、光源6から導光体7へと入射した光が、導光体7内部を導光し、光偏向要素18によってその進路を偏向され、射出面7bより射出する。従って、導光体7をZ方向外側の観察者F側から詳細に観察すると、1つ1つの光偏向要素18が光って視認されることとなる。光偏向要素18の配置によっては光偏向要素18が視認される場合が有りうる。
これを防止するため、光偏向要素18のX方向のピッチPxとY方向のピッチPyとの比Py/Pxは0.2以上1.0以下の範囲であることが望ましい。Py/Pxがこの範囲に設定されていると、光偏向要素18の視認性を抑制することができるためである。
Py/Pxが0.2を下回る配置の場合、Y方向に延在する線状光として視認されてしまうため好ましくない。一方でPy/Pxが1.0を超える配置である場合、X方向に延在する線状光として視認されてしまうため好ましくない。
なお、本実施形態による導光体7では、図7に示すように、光偏向要素18のX−Y方向の配列パターンについて、光偏向要素18のX方向の列を配列ピッチPxの1/2ずつX方向に交互にずらしてY方向に配列させた。しかし、光偏向要素18の配列パターンはこれに限定されものではない。例えば、光偏向要素18をX方向にずらすことなく整列させて配列させてもよい。或いは、光偏向要素18をX方向に少しずつずらせて配列させてもよい。または光偏向要素18のX方向のずれをランダムに設定してもよい。
一方、導光体の射出面7bにはレンズアレイ19が形成される。レンズアレイ19はY方向に延在するプリズム形状やレンチキュラーレンズ形状、またはラウンドプリズム形状であって、X方向へ一定のピッチで配列される。このときレンズアレイ19はギャップをあけて配列しても良い。図5にはレンズアレイ19の形状がレンチキュラーレンズである場合を図示している。レンズアレイ19は導光体7内を導光する光の進路と射出面7bから射出される光の射出方向を制御する。
図9は、レンズアレイ19が無い導光体7において、内部を導光する光の振る舞いを図示している。図9(a)は射出面7b側から見た図であり、図9(b)は入射面7Lから見た図である。ここでは簡易的に、導光体7の入射面7Lに光源6が1つ配置された場合について図示している。図11(a)は、レンズアレイ19がない場合における導光体7の面輝度分布を示した図である。
レンズアレイ19が無い場合、光源6から射出された光が入射面7Lから導光体7に入射し、導光体7内部を扇状に広がりながら導光する。
光路制御要素であるレンズアレイ19が無い導光体7は、図11(a)に示すように、図に符号Gで示される三角形状の暗部が生じてしまう。これは、図9(a)に示したように、光源6から導光体7に入射した光が扇状に広がって導光することに起因し、複数の光源6による導光の重ね合わせ、そして光源6が配置されない短辺の側端面からの光漏れなどによって発生する者である。従って、レンズアレイ19が無い場合においては、光偏向要素18の配置設計をする際、X方向の光偏向要素密度Dを一定とすることは難しく、Y方向のみならずX方向にも疎密設計をして対処しなければならないという問題があった。
図10は、光路制御要素19がある導光体7において、内部を導光する光の振る舞いを図示している。図10(a)は射出面7b側から見た図であり、図10(b)は入射面7Lから見た図である。 図11(b)はレンズアレイ19がある場合における導光体7の面輝度分布を示した図である。
レンズアレイ19を設けた場合、光源6から入射した光は、レンズアレイ19の傾斜面によりその反射角度が偏向され、扇状に広がることなくY方向へと導光する。
本実施形態のように、レンズアレイ19を設けた場合、光源6から入射した光が扇状に広がらずY方向へと導光するため、図11(a)で示したような暗部Gは生じない。また、図11(b)に示すように、光源6が配置されない短辺側端面からの漏れ光もほとんどなく、高効率な照明装置3を得ることができる。
このようにレンズアレイ19によって導光体7の入射面7Lとは直交する2つの側端面からの漏れ光を防ぐことで高効率且つ面輝度均一性を向上することができる。このようなレンズとしては、上述したようにレンチキュラーレンズ、プリズムレンズ、またはラウンドプリズムレンズが挙げられるが、レンズアレイ19のアスペクト比(レンズ幅とレンズ高さとの比)が低過ぎると光源6から入射した光が導光体7内部を扇状に広がって伝搬してしまう。一方でアスペクト比が高すぎると、1つの光源6から入射した光が導光体7内部を広がらず、他の光源6と混ざりにくくなることで、光源6ムラが視認されやすくなる。従って、レンズアレイ19のアスペクト比は2%以上60%以下の範囲に設定することが望ましい。より好ましくは5%以上33%以下の範囲である。
更にレンズアレイ19は、光偏向要素18の視認性を低減する機能を備える。本発明の照明装置3をディスプレイ用のバックライトとして適用する場合、光偏向要素18が点状に視認されることは望ましくない。光路制御要素19がプリズムレンズである場合、光偏向要素18のイメージはスプリットされる。例えばレンズアレイ19が三角プリズムレンズである場合、1つの光偏向要素18のイメージが2つのイメージへとスプリットされる。従って光偏向要素18の視認性低減が容易となる。一方でレンズアレイ19が湾曲レンチキュラーレンズである場合、点状である光偏向要素18のイメージは線状化されるため、光偏向要素18の視認性低減が容易となる。
レンズアレイ19は、Y方向に延在しX方向に一定の間隔、またはランダムな間隔で配列されることができる。このときレンズアレイ19の間に平坦面である隙間があっても良い。この隙間が、レンズアレイ19が配列されるピッチの10%以下であれば、上述した暗部Gの抑制機能、光偏向要素18の視認性低減に影響を与えない。より望ましくはレンズアレイ19が配列されるピッチの5%以下の隙間であることが好ましい。このような隙間を設けることで、導光体7の成形用金型の寿命を延ばし、且つ成形不良の発生を抑えることができる。
本実施形態に係る導光体7は、PMMA(ポリメチルメタクリレート)に代表されるアクリル樹脂、またはPET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、COP(シクロオレフィンポリマー)、PAN(ポリアクリロニトリル共重合体)、AS(アクリロニトリルスチレン共重合体)等の透明樹脂を用いて、当該技術分野では良く知られている押出成形法、射出成型法、あるいは熱プレス成型法によって、光偏向要素18、及びレンズアレイ19を一体で成形することができる。または、平板の導光体7を上述した製法で成形した後、光偏向要素18、及びレンズアレイ19を印刷法や、UV硬化樹脂、放射線硬化樹脂などを用いて形成しても良い。
本実施形態の導光体7は、上述した製法のうち、特に押出成形法を用いて、光偏向要素18とレンズアレイ19とを一体に成形することが望ましい。これにより、導光体7を作製するための工程数が減り、またロール・トゥ・ロールでの成形であるため、量産性が高いためである。
本実施形態の導光体7に形成される光偏向要素18は、一次元方向の疎密パターンであるため、ロール金型の幅方向と一次元方向の疎密方向とを一致させ、ロール金型の周回方向は略一定の間隔で配置することが好ましい。これにより、シームレスでの導光体7の成形が可能となる。
以下、本発明に係る照明装置の第2実施形態を、図面に基づいて説明する。
図12は、本実施形態における照明装置を搭載した表示装置を示す模式断面図であり、図において、符号1は、表示装置である。図において、各部位の縮図は実際とは一致しない。
本実施形態において、上述した第1実施形態と異なるのは、画像表示素子2を設けた点、第1のレンズシート8と拡散性シート9との間に第2のレンズシート10が配置された点であり、それ以外の対応する構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
第2のレンズシート10は、図12に示すように、第1のレンズシート9と対向する面に第2のプリズムレンズアレイ11を備える。第2のプリズムレンズアレイ11としては、三角プリズムレンズ、ラウンドプリズムレンズ、レンチキュラーレンズが挙げられるが、図12ではラウンドプリズムレンズである場合を図示している。
第2のプリズムレンズアレイ11は、第1実施形態におけるレンズアレイ19のように、照明装置3から水平方向に射出される光のピークを運転席、及び助手席方向へとシフトするように、設定されている。
拡散性シート9は、第2のレンズシート10と画像表示素子2との間に発生するモアレ干渉縞の発生を抑制するために配置される。拡散性シート9は偏光分離反射機能を有していても良い。
画像表示素子2は、画素単位で光を透過/遮光して画像を表示する素子であることが好ましい。画素単位で光を透過/遮光して画像を表示するものであれば、本実施形態の照明装置3により、観察者F側への輝度が向上された光を有効に利用して、画像品位の高い画像を表示させることができる。
画像表示素子2は、液晶表示素子であることが好ましい。液晶表示素子は、画素単位で光を透過/遮光して画像を表示する代表的な素子であり、他の表示素子に比べて、画像品位を高くすることができるとともに、製造コストを低減することができる。
本実施形態の照明装置3は、自動車のカーナビゲーションシステムとして設けられる表示装置1用のバックライトである。
図16は表示装置1の実配置を示す模式図である。
表示装置1は、図16に示されるように、自動車のダッシュボード31の中央に通常配置される。運転席からも助手席からも視るためである。従って、画面水平方向において表示装置1を正面から見ることは少なく、斜めから見ることとなる。図13に示す従来の表示装置用の照明装置は正面から視ることを想定した照明設計となっているため、正面方向の輝度が最も高くなるよう設計されている。
そこで本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、第2のレンズシート10を更に配置することで、照明装置3から水平方向に射出される光のピークを運転席、及び助手席方向へとシフトできることを見出した。
本実施形態においては、第2のレンズシート10を構成する第2のプリズムレンズアレイ11がラウンドプリズム形状である場合、ラウンドプリズムの頂角が小さいほど、ピーク位置が広角方向へとシフトする。一方でラウンドプリズムの曲率半径を大きくするほど、斜め方向の視野を広げながら正面方向にも光を射出することができるため、実施例1に示されるような広い視野角範囲でフラットな輝度分布を得ることができる。
本実施形態においては、第2のプリズムレンズアレイ11のアスペクト比は30%以上70%以下の範囲であることが望ましい。30%以下の場合、水平視野を大きく広げることができないためである。一方で70%を超えると、水平視野における輝度ピークが広角になり過ぎてしまう。
第2のプリズムレンズアレイ11が特にラウンドプリズムレンズ11である場合、プリズム頂角は60度以上100度以下の範囲であることが望ましい。また頂部の曲率半径は、プリズムレンズアレイ11のレンズ幅の20%以上50%以下の範囲であることが望ましい。
図13は照明装置3の水平方向断面輝度分布である。
図13に示すグラフにおいては、正面(0度)方向を100%として正規化されている。 ここで比較例として従来の正面方向に輝度ピークがある照明装置、実施例1として正面方向に輝度ピークがありながら水平視野を従来より広げた第1実施形態における照明装置さらに実施例2として、第2実施形態における運転席、助手席方向へと輝度ピークをシフトさせた例を示している。
図13に示すように、実施例1による照明装置3の水平輝度分布は、従来照明装置と同様に、正面方向に輝度ピークを有しながらも、±30度の視野においてほぼ輝度分布がフラットであり、大幅に水平視野角が広がっていることが見て取れる。一方で、実施例2による照明装置3の水平輝度分布は、輝度ピークがおよそ30度方向にあるため、実際に運転席や助手席から最も明るく見える照明設計となっている。
図14では比較例の正面輝度を100%としたときの正規化輝度分布である。
図13と同様、実施例1の正面輝度は比較例の正面輝度とほぼ同等であるが、実用視野範囲である3°以上10°以下の範囲で傾いた視野においては約10%輝度が高くなっていることが見て取れる。また上述した通り、特許文献2による黒層ルーバー構造を用いた場合には比較例に対して更に30%近い輝度低下が見込まれる。
本実施形態による照明装置3は吸収によらずレンズによる視野の制御によってフロントガラス30への映り込み光を低減しているため、従来にない高輝度な表示装置1を提供することが出来る。
本実施形態の表示装置1は、上述した第1実施形態と同様に、画面垂直方向においては法線方向より3°以上10°以下の範囲で傾いた輝度ピークを有し、画面垂直方向の半値角が図14に示されるように従来の照明装置に比べて狭いため、図15に示されるようなフロントガラス30への映り込む角度への射出光を十分に抑制することが可能となる。
また本実施形態の表示装置1は画面水平方向において、運転席F1、助手席F2方向に輝度ピークを有する輝度分布のため、図16に示されるように、実用上、運転席、助手席から観察する人間が最も明るく見えるよう設計されている。
以上、本発明の照明装置3、並びに表示装置1について説明したが、本発明の照明装置3は表示装置1のみに限定されるものではない。
すなわち光源6から射出された光を効率的に集光する機能を有する照明装置3として例えば照明機器などにも適用できることは想像に難しくない。
1…表示装置
2…画像表示素子
3…照明装置
5…反射板(反射シート)
6…光源
7…導光体
7a…光偏向面7a
7b…射出面
7L…入射面
8…第1のレンズシート
9…拡散性シート
10…第2のレンズシート
18…光偏向要素
18a…反射面(一方の斜辺)
18b…傾斜面(他方の斜辺)
19…レンズアレイ
20…プリズムレンズ

Claims (11)

  1. 照明装置を備えた車載用表示装置であって、
    前記照明装置が、
    平面視略矩形とされ第1主面および前記第1主面と対向して射出面となる第2主面を有する透光性の導光体と、
    前記導光体の入射面に臨むよう配置された光源と、
    前記導光体の前記第2主面側に配置される第1のレンズシートと、
    拡散性シートと、
    を備え、
    前記導光体は、前記第1主面と前記第2主面とを接続する側端面のうちX方向に延在する面が前記入射面とされ、
    前記導光体の前記第1主面には、前記入射面から入射し前記導光体内を導光する光を前記第2主面側へと偏向する凹状または凸状の光偏向要素が形成され、
    前記導光体の前記光偏向要素は、前記X方向と直交する断面形状が略三角形状となるように反射面と傾斜面とで形成され、前記光源から入射した光を直接反射可能な反射面が前記第1主面と為す角が1°以上10°以下の範囲内で設定され、
    前記導光体の前記第2主面には、前記導光体の前記入射面の法線方向となるY方向に延在するレンズアレイが設けられ、
    前記第1のレンズシートは、前記導光体の前記第2主面と対向する面に、前記導光体の前記入射面と略平行方向に延在し、延在する方向と直交する方向における前記第1のレンズシートからの射出光ピークが、前記第1のレンズシート射出面の法線方向に対して3°以上10°以下の範囲で傾くように、頂角が50°以上70°以下の範囲で設定されてなるプリズムレンズを備えることを特徴とする車載用表示装置。
  2. 前記照明装置において、
    前記導光体の前記第1主面に形成される凹状または凸状の前記光偏向要素は、前記入射面の法線方向断面における略三角形状における前記傾斜面が前記第1主面と為す角が40°以上70°以下の範囲内であることを特徴とする請求項1記載の車載用表示装置。
  3. 前記照明装置において、
    前記導光体の前記第1主面に形成される前記光偏向要素が、前記入射面と平行方向に延在する略三角形状プリズムレンズであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載用表示装置。
  4. 前記照明装置において、
    前記導光体の前記第1主面に形成される前記光偏向要素が、各々独立して点在するドット形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載用表示装置。
  5. 前記照明装置において、
    前記導光体の前記第1主面に形成される前記光偏向要素は各々が独立して配置される凹状、または凸状のドット形状であり、
    前記光偏向要素が単位面積当たりに存在する個数を表す光偏向要素密度Dは、前記Y方向において前記入射面からの距離が増大するにつれて一度減少した後、増大し、
    前記入射面と該入射面と対向する面までの距離をLとしたとき、前記光偏向要素密度Dが最小となる位置は、前記入射面からL/10以上4×L/10以下の範囲に設定されてなることを特徴とする請求項4に記載の車載用表示装置。
  6. 前記照明装置において、
    前記光偏向要素の配置パターンは前記Y方向に複数の領域に分けられており、
    同一の前記領域内においては、前記X方向における前記光偏向要素の配列ピッチは略一定であり、
    前記Y方向における前記光偏向要素の配列ピッチは、前記入射面から前記光偏向要素密度Dが最小となる位置までは前記入射面から離れるほど大きくなるよう、該光偏向要素密度Dが最小となる位置から前記入射面と対向する面までは前記入射面かられるほど小さくなるよう変化し、
    前記複数の領域間においては、前記X方向における前記光偏向要素の配列ピッチは不連続に変化すると共に前記入射面から離れる前記領域ほど、前記光偏向要素密度Dが最小となる位置までの該領域間においては大きく、該光偏向要素密度Dが最小となる位置から前記入射面と対向する面までの該領域間においては小さくなり、
    前記Y方向における前記光偏向要素の配列ピッチは前記領域間で不連続に変化することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の車載用表示装置。
  7. 前記照明装置において、
    前記導光体の前記第2主面に形成されるレンズアレイが、アスペクト比2%以上60%以下のレンチキュラーレンズアレイ、プリズムレンズアレイ、またはラウンドプリズムアレイであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の車載用表示装置。
  8. 前記照明装置において、
    前記導光体の前記第1主面と対向する位置には反射シートを備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の車載用表示装置。
  9. 前記照明装置において、
    前記反射シートは、鏡面性反射シートであることを特徴とする請求項8に記載の車載用表示装置。
  10. 前記照明装置において、
    前記第1のレンズシートと前記拡散性シートとの間に、更に第2のレンズシートを備え、
    前記第2のレンズシートの前記第1のレンズシートと対向する面には、前記導光体の前記入射面の略法線方向へと延在するラウンドプリズム、またはレンチキュラーレンズが形成されてなることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の車載用表示装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載される照明装置と、
    画素単位での透過/遮光に応じて表示画像を規定する画像表示素子と、
    を具備することを特徴とする車載用表示装置。
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