JP6421579B2 - 交通信号制御機及び携帯端末のコンピュータプログラム - Google Patents
交通信号制御機及び携帯端末のコンピュータプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6421579B2 JP6421579B2 JP2014252451A JP2014252451A JP6421579B2 JP 6421579 B2 JP6421579 B2 JP 6421579B2 JP 2014252451 A JP2014252451 A JP 2014252451A JP 2014252451 A JP2014252451 A JP 2014252451A JP 6421579 B2 JP6421579 B2 JP 6421579B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crossing
- pedestrian
- mobile terminal
- blue
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Traffic Control Systems (AREA)
Description
このため、歩行者が実際に通行したい横断方向と、横断支援が実施されている路側の横断方向が異なる交差点では、歩行者は当該交差点において横断支援を受けることができなかった。
第1支援:歩行者が選択した横断方向についての歩行者青時間の延長
第2支援:歩行者が選択した横断方向についての青待ち時間の短縮
以下、本発明の実施形態の概要を列記して説明する。
(1) 本実施形態の交通信号制御機は、歩行者の横断支援を実行する交通信号制御機であって、交差点の複数の横断方向の中から前記歩行者が選択した横断方向を、前記歩行者の携帯端末から受信する通信部と、前記交差点の複数の横断方向に対して、下記に定義する第1支援及び第2支援の少なくとも1つを含む横断支援を実行可能であり、前記通信部が受信した横断方向に対して前記横断支援を実行する制御部と、を備える。
第2支援:歩行者が選択した横断方向についての青待ち時間の短縮
このため、上記の信号情報を受信した携帯端末が歩行者に当該信号情報を提供することにより、歩行者にとって有益な情報となる、自身が選択した横断方向の信号情報を歩行者に提供することができる。
この場合、上記の信号情報を受信した携帯端末が歩行者に当該信号情報を提供することにより、横断支援を実行する前の青待ち時間及び青残り時間などを歩行者に提供することができる。
この場合、上記の信号情報を受信した携帯端末が歩行者に当該信号情報を提供することにより、横断支援を実行した後の青待ち時間及び青残り時間などを歩行者に提供することができる。
このようにすれば、最大延長時間の受信側である携帯端末が、当該最大延長時間を用いて、歩行者による横断可否の判定などの処理を行えるようになる。
このようにすれば、横断距離の受信側である携帯端末が、当該横断距離を用いて、歩行者の横断必要時間の算出などの処理を行えるようになる。
このようにすれば、注意情報の受信側である携帯端末が、受信した当該注意情報を歩行者に提供することにより、横断時の注意喚起を行うなどの処理を行えるようになる。
この場合、横断完了と判定した時点で歩行者青が打ち切られので、歩行者青の延長が無用に継続されることによる、交差方向の無駄な青時間短縮を防止することができる。
このようにすれば、交通信号制御機の位置情報の受信側である携帯端末が、当該位置情報を用いて、交通信号制御機に対する接近判定などの処理を行えるようになる。
このようにすれば、属性情報の受信側である車両が、横断歩道を歩行中の歩行者の属性情報をドライバに報知することにより、ドライバに対する注意喚起を歩行者の属性ごとに行うことができる。
また、携帯端末の制御部が、最大延長時間を超える横断歩道を含む横断順序を選択対象から除外するなどの処理を実行することにより、歩行者が横断できない横断順序が推奨順序として提供されるのを防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の詳細を説明する。なお、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
図1は、本発明の実施形態に係る歩行者支援システムが設置された交差点Jの一例を示す道路平面図である。
図1に示す歩行者支援システムでは、交差点Jの近傍に位置する歩行者4からの支援要求に応じて、交通信号制御機3が、通常より長い設定青時間Tpa,Tpb(図4参照)を歩行者青時間として歩行者4の横断を支援する「歩行者支援制御」が実行される。
また、交差点Jの南東側の歩道角部を地点P1、交差点Jの北東側の歩道角部を地点P2、交差点Jの北西側の歩道角部を地点P3、交差点Jの南西側の歩道角部を地点P4とする。
なお、図1中の「Da」は、第1方向(東西)の横断歩道の横断距離であり、図1中の「Db」は、第2方向(南北)の横断歩道の横断距離である。
車両灯器1A,1Bは、交差点Jに向かって走行する車両(図示せず)に通行権の有無を灯色で表示する信号灯器である。歩行者灯器2A,2Bは、交差点Jの横断歩道を通行する歩行者4に通行権の有無を灯色と点滅で表示する信号灯器である。
歩行者灯器2Aは、第1方向(東西)の横断歩道を通行する歩行者に通行権の有無を表示する歩行者灯器である。歩行者灯器2Bは、第2方向(南北)の横断歩道を通行する歩行者に通行権の有無を表示する歩行者灯器である。
また、交通信号制御機3は、歩行者支援制御などの地点感応制御を行った場合には、その制御によって変更されたステップ秒数(図4参照)に従って、信号灯器1,2の灯色切り替えタイミングを決定する。
図2は、交通信号制御機3の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、交通信号制御機3は、制御部31、灯器駆動部32、通信部33、記憶部34及び時計部35を含む。
制御部31は、1又は複数のマイクロコンピュータよりなる。制御部31は、内部バスなどを介して他のハードウェア各部32〜35と接続されており、これらのハードウェア各部32〜35の動作を制御する。
灯器駆動部32は、半導体リレー(図示せず)を備え、制御部31からの切り替え信号に基づいて、信号灯器1,2の青色灯、黄色灯、赤色灯それぞれに対応して各色の信号灯に供給される交流電圧(AC100V)又は直流電圧をオン/オフする。
通信部33は、無線LAN及びBluetooth(「Bluetooth」は登録商標である。)など、携帯端末5が対応する通信プロトコルにて当該携帯端末5と無線通信を行う通信インタフェースを有する。通信部33は、所定の通信プロトコル(例えば、700MHz帯ITS規格)にて車載通信機(図示せず)と無線通信を行う通信インタフェースも有する。
通信部33は、制御部31が歩行者4向けの提供情報(例えば、歩行者支援制御後の信号情報)を含む歩行者用パケット(例えば、図10のステップST15)を生成すると、その歩行者用パケットを支援要求の送信元の携帯端末5宛てに送信する。
通信部33は、車車間通信により車載通信機同士が送受信するプローブデータなど、中央装置の交通管制に有用な車両情報を車載通信機から受信すると、受信した車両情報を中央装置に転送する。
制御部31は、上記のコンピュータプログラムを記憶部34から読み出して実行することにより、歩行者支援制御などの所定の地点感応制御を実行する。なお、制御部31が行う歩行者支援制御の詳細は後述する。
時計部35は、中央装置などの外部装置から通知された時刻、GPS時刻或いは電波時計の時刻などを受信でき、受信した時刻を用いて、クロック回路が出力する現在時刻を補正する機能を有する。
図3は、携帯端末5の構成例を示すブロック図である。
図3では、歩行者4が保持する携帯端末5の一例として、折り畳み式の携帯電話機とスマートフォンが例示されている。もっとも、携帯端末5は、歩行者4が携帯可能でかつ交通信号制御機3と通信可能な情報処理装置であればよく、例えば、タブレット型コンピュータやノートPCなどであってもよい。
通信部52は、通信キャリアの基地局装置を介した電話及びデータ通信が可能な通信インタフェースと、無線LAN及びBluetoothなどの、所定の通信プロトコルにて交通信号制御機3と無線通信する通信インタフェースとを有する。
記憶部53は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどより構成されており、各種のコンピュータプログラムやデータを記憶する。記憶部51は、携帯端末5の識別情報である携帯IDを記憶している。携帯IDは、例えば、契約者の固有IDやMACアドレスなどよりなる。
このアプリケーションには、歩行者支援制御の実行を要求する制御パケットを送信し、支援後の信号情報などを受信して表示部54などから歩行者4に提供して、歩行者4の横断歩道の通行を支援する支援アプリケーション57が含まれる。
例えば、交通信号制御機3から交差点Jの図形情報を取得すると、表示部54は、図形情報から生成された交差点Jの平面図又は鳥瞰図よりなる画像データを表示する。歩行者用パケットに横断方向ごとの青残り時間及び青待ち時間が含まれる場合には、表示部54は、それらの時間情報を文字や図形などで表示する。
例えば、歩行者用パケットに交差点Jの名称が含まれる場合には、制御部51は、その名称を読み上げて、スピーカ55から音声出力する。歩行者用パケットに横断方向ごとの青残り時間及び青待ち時間が含まれる場合には、制御部51は、それらの時間値を読み上げてスピーカ55から音声出力する。
操作部56は、上記の少なくとも1つのインタフェースに対する利用者の操作入力に応じた操作信号を制御部51に出力し、制御部51は、操作部56から取得した操作信号に応じた情報処理を行う。
本実施形態の携帯端末5は、GPS信号から歩行者4の現在位置(緯度、経度及び高度)を計測する位置検出機能、及び、内蔵する方位センサによって歩行者4の方位及び角速度などを計測する方位検出機能なども有する。
図4は、制御対象である交差点Jの信号現示の一例を示す階梯図である。
図4の「第1方向(東西)」と「第2方向(南北)」は、図1のそれらの方向と対応している。図4において、「PG」は歩行者青、「PF」は歩行者青点滅、「PR」は歩行者赤、「Y」は黄信号、「AR」は全赤を意味する。
なお、図4の例では、理解の容易のため、十字路交差点の場合の標準的な「10階梯方式」の信号現示を例示しているが、例えば右折青矢印などのその他のステップが含まれていてもよい。
図4中の「Tb」は、第2方向(南西)の歩行者青PGの「基準時間」を示す。基準時間Tbの時間長は、歩行者支援制御を行わない場合(デフォルト)における、第2方向の歩行者青PGの時間長である。図示の例では、Tb=22秒である。
設定青時間Tpaの時間長は、高齢者や身障者が第1方向の横断距離Da(図1参照)を比較的ゆっくり通行できるように、基準時間Taよりも長い時間長に設定されている。図例では、Tpa=22秒である。
設定青時間Tpbの時間長は、高齢者や身障者が第2方向の横断距離Db(図1参照)を比較的ゆっくり通行できるように、基準時間Tbよりも長い時間長に設定されている。図例では、Tpb=27秒である。
すなわち、制御部31は、支援要求の制御パケットに含まれる横断方向が「第1方向」である場合は、第1方向の歩行者青PGを延長し、支援要求の制御パケットに含まれる横断方向が「第2方向」の場合は、第2方向の歩行者青PGを延長する。
すなわち、制御部31は、第1方向の支援要求がステップ1の期間中にあった場合は、当該ステップ1の歩行者青PGの基準時間Taを設定青時間Tpaに延長する。また、制御部31は、第1方向の支援要求がステップ2〜10の期間中にあった場合は、次の直近の第1方向の歩行者青PGの基準時間Taを設定青時間Tpaに延長する。
すなわち、制御部31は、第2方向の支援要求がステップ6の期間中にあった場合は、当該ステップ6の歩行者青PGの基準時間Tbを設定青時間Tpbに延長する。また、制御部31は、第2方向の支援要求がステップ1〜5,7〜10の期間中にあった場合は、次の直近の第2方向の歩行者青PGの基準時間Tbを設定青時間Tpbに延長する。
例えば、制御部31は、第1方向の歩行者青PGの増加時間(=Tpa−Ta)を、第2方向の歩行者青PGの基準時間Tbから減算した時間値(=Tb−Tpa+Ta:図例では12秒)を、次回の第2方向の歩行者青PGの時間長とする。
例えば、制御部31は、第2方向の歩行者青PGの増加時間(=Tpb−Tb)を、第1方向の歩行者青PGの基準時間Taから減算した時間値(=Ta−Tpb+Tb:図例では7秒)を、次回の第1方向の歩行者青PGの時間長とする。
交通信号制御機3の制御部31は、横断方向に応じた上記の歩行者支援制御を実行すると、歩行者向けの提供情報を生成する。
歩行者向けの提供情報には、例えば、現在時刻tpにおける第1方向及び第2方向についての「青残り時間」及び「青待ち時間」と、現在時刻tp以降の各ステップの予定秒数などが含まれる。
図5において、「tp」は現在時刻である。ここでは、現在時刻tpはステップ6の開始時点であるとする。
「Tr0」は、歩行者青PGを変更しない場合の第2方向の青残り時間、「Tr1」は、第1方向の歩行者青PGを延長する場合の第2方向の青残り時間、「Tr2」は、第2方向の歩行者青PGを延長する場合の第2方向の青残り時間を示す。
「Tg0」は、歩行者青PGを変更しない場合の第1方向の次の歩行者青時間、「Tg1」は、第1方向の歩行者青PGを延長する場合の第1方向の次の歩行者青時間、「Tw2」は、第2方向の歩行者青PGを延長する場合の第1方向の次の歩行者青時間を示す。
従って、制御部31は、第1方向については、青待ち時間Tw0,Tw1,Tw2と、次の歩行者青時間Tg0,Tg1,Tg2を算出し、歩行者向けの提供情報とする。
制御部31は、第1方向の歩行者青PG(ステップ1)を延長して、ステップ1及びステップ6の秒数を変更した場合には、変更後のステップ1及びステップ6の秒数を用いて、青待ち時間Tw1と次の歩行者青時間Tg1を算出する。図示の例では、Tw1=30秒となり、Tg1=22秒となる。
従って、制御部31は、第2方向については、青残り時間Tr0,Tr1,Tr2を算出し、歩行者向けの提供情報とする。
制御部31は、第1方向の歩行者青PG(ステップ1)を延長して、ステップ6の秒数を変更した場合には、変更後のステップ6の秒数を用いて、青残り時間Tr1を算出する。図示の例では、Tr1=22秒となる。
a1)第1方向の横断支援後の第1方向の青待ち時間Tw1と次の歩行者青時間Tg1
a2)第1方向の横断支援後の第2方向の青残り時間Tr1
a3)第1方向の横断支援後の現在時刻tp以降の各ステップの秒数
b1)第2方向の横断支援後の第1方向の青待ち時間Tw2と次の歩行者青時間Tg2
b2)第2方向の横断支援後の第2方向の青残り時間Tr2
b3)第2方向の横断支援後の受信時刻tp移行の各ステップの秒数
c1)横断支援前の第1方向の青待ち時間Tw0と次の歩行者青時間Tg0
c2)横断支援前の第1方向の青残り時間Tr0
c3)横断支援前の受信時刻tp以降の各ステップの秒数
また、第1方向又は第2方向のいずれかの横断方向について横断支援を行った結果、横断支援後の信号情報を送信することになった場合は、横断支援前の上記の信号情報については、携帯端末5に送信せずに提供を省略することにしてもよい。
制御部31は、上記の歩行者用パケットの送信を、信号情報の算出周期(例えば1秒)ごとに実行する。
この場合、制御部31は、第1方向及び第2方向の双方について、現時点における青待ち時間と次の歩行者青時間を、所定の算出周期ごとに算出することになる。
次に、歩行者4が携帯端末5に対して実行可能な横断方向の入力操作を説明する。横断方向の入力操作があった場合の情報処理は、携帯端末5の制御部51が実行する支援アプリケーション57に備わる機能の1つである。
この場合、歩行者4が携帯端末5の操作部56に所定の入力操作を行うと、制御部51は、交通信号制御機3宛ての支援要求の制御パケットを生成し、生成した制御パケットを通信部52に無線送信させる。携帯端末5が生成する制御パケットには、歩行者4が横断したい方向を示す「横断方向」と、携帯端末5の「携帯ID」などが含まれる。
図6の例では、携帯端末5の表示部54は、交差点Jに対応する画像を表示部54の表示画面58に表示し、この表示画面58に、第1方向(東西)及び第2方向(南北)にそれぞれ対応する太い矢印59A,59Bを表示する。
図6において、歩行者4が表示画面58の第1方向の矢印59Aをタッチすると、制御部51は、支援要求の制御パケットに含める横断方向を第1方向とする。
逆に、歩行者4が表示画面58の第2方向の矢印59Bをタッチすると、制御部51は、支援要求の制御パケットに含める横断方向を第2方向とする。
また、カメラ機能及びAR(Augmented Reality)機能を有する携帯端末5の場合は、歩行者4が横断したい横断方向に向けて携帯端末5を差し出し、表示部54に写し出された横断歩道の映像をタッチすることによって行うことにしてもよい。
次に、携帯端末5が、交通信号制御機3から受信した信号情報を歩行者4に提供する情報提供処理の一例を説明する。この情報提供処理は、制御部51が実行する支援アプリケーション57に備わる機能の1つである。
このうち、図7は、歩行者4による横断方向の指定に応じて、第1方向(東西)の横断支援を行った交通信号制御機3から受信した信号情報の表示例である。また、図8は、歩行者4による横断方向の指定に応じて、第2方向(南北)の横断支援を行った交通信号制御機3から受信した信号情報の表示例である。
制御部31は、横断支援後の信号情報の表示領域として、各矢印59A,59Bの先に大きめの表示領域を表示する。制御部31は、大きめの表示領域に横断支援後の信号情報を表示する。
これにより、歩行者4は、自身が指定した第1方向の横断支援が行われた場合の、第1方向の青待ち時間Tw1と歩行者青時間Tg1を察知できる。
これにより、歩行者4は、自身が指定した第1方向の横断支援が行われた場合の、第2方向の青残り時間Tr1を察知できる。
従って、歩行者4は、各表示領域に表示された信号情報の数値を対比することにより、自身が指定した第1方向の横断支援が行われた場合の、第1方向の青待ち時間の減少量と歩行者青時間の増加量を察知できる。
従って、歩行者4は、各表示領域に表示された信号情報の数値を対比することにより、自身が指定した第1方向の横断支援が行われた場合の、第2方向の青残り時間の減少量を察知できる。
制御部31は、横断支援後の信号情報の表示領域として、各矢印59A,59Bの先に大きめの表示領域を表示する。制御部31は、大きめの表示領域に横断支援後の各時間情報を表示する。
これにより、歩行者4は、自身が指定した第2方向の横断支援が行われた場合の、第2方向の青残り時間Tr2を察知できる。
これにより、歩行者4は、自身が指定した第2方向の横断支援が行われた場合の、第1方向の青待ち時間Tw2と歩行者青時間Tg2を察知できる。
従って、歩行者4は、各表示領域に表示された信号情報の数値を対比することにより、自身が指定した第2方向の横断支援が行われた場合の、第2方向の青残り時間の増加量を察知できる。
従って、歩行者4は、各表示領域に表示された信号情報の数値を対比することにより、自身が指定した第2方向の横断支援が行われた場合の、第1方向の青残り時間の増加量と歩行者青時間の減少量を察知できる。
このため、制御部31は、図7及び図8の表示画面58において、各表示領域に表示される信号情報の秒数を1秒ごとに更新することができる。これにより、青待ち時間などの信号情報の秒数が、カウントダウン方式にて表示される。
例えば、信号情報の種類(Tw,Tg又はTr)ごとに、横断支援後の秒数と、横断支援前後で変化した秒数の増加量又は減少量とを、1つの表示領域に纏める場合には、次のような表示形式が考えられる。
図8の場合は、指定方向である矢印59Bの先の1つの表示領域に、「青残り37秒(5秒↑)」と表示し、非指定方向である矢印59Aの先の1つの表示領域に、「青開始まで45秒(5秒↑)」及び「青時間7秒(5秒↓)」と表示する。
図8の場合は、指定方向である矢印59Bの先の1つの表示領域に、「青残り37秒(32秒+5秒)」と表示し、非指定方向である矢印59Aの先の1つの表示領域に、「青開始まで45秒(40秒+5秒)」及び「青時間7秒(12秒−5秒)」と表示する。
この場合、制御部31は、横断支援前の信号情報の表示領域を、各矢印59A,59Bの先に1つずつ表示する。制御部31は、それらの表示領域に横断支援前の各時間情報を表示する。
このように、携帯端末5は、例えば横断支援前の信号情報のみを受信した場合に、その信号情報のみを表示画面58に表示することにしてもよい。
また、青待ち時間や青残り時間などの信号情報の歩行者4への提供は、スピーカ55の音声出力によって行うこともできる。音声出力による信号情報の提供は、目の見えない身障者の場合に役立つ。
図10は、歩行者支援システムを構成する交通信号制御機3と携帯端末5の通信手順の一例(第1の通信手順)を示すシーケンス図である。
図10では、「交通信号制御機3」と「携帯端末5」が処理主体となっているが、実際の処理主体は、交通信号制御機3の制御部31(図2参照)と、携帯端末5の制御部51(図3参照)である。この点は、後述する図11の場合も同様である。
図10に示すように、交通信号制御機3は、通信部33からブロードキャストパケットを所定時間おきに送信している(ステップST10)。このパケットには、交通信号制御機3の位置情報など、歩行者支援制御の実行位置にほぼ対応する位置情報と、交差点Jの図形情報などが含まれる。
具体的には、携帯端末5は、受信パケットに含まれる位置情報と自身の現在位置の間の距離を算出し、この距離が所定の閾値以下であるか否かを判定する。携帯端末5は、閾値以下の場合は接近と判断し、次の入力受付処理を実行する(ステップST12)。
従って、比較的広い通信範囲の通信部33を採用する交通信号制御機3の場合であっても、歩行者4が横断歩道に近づいた適切なタイミングで、交通信号制御機3が歩行者支援制御を開始することができる。
その後、表示画面58に対するタッチ操作などにより、歩行者4が横断方向を入力すると、携帯端末5は、支援要求の制御パケットを交通信号制御機3に送信する(ステップST13)。
交通信号制御機3は、支援要求の制御パケットを受信すると、そのパケットに含まれる横断方向に応じた歩行者支援制御を行う(ステップST14)。すなわち、第1方向が指定された場合は第1方向の歩行者青PGを延長し、第2方向が指定された場合は第2方向の歩行者青PGを延長する。
この歩行者用パケットには、横断支援前及び横断支援後における第1方向及び第2方向ごとの青待ち時間及び青残り時間などの信号情報が含まれる。
情報提供処理は、例えば、横断支援前及び横断支援後における第1方向及び第2方向ごとの青待ち時間及び青残り時間を、表示部54に表示することによって行われる(図7及び図8参照)。
図11は、歩行者支援システムを構成する交通信号制御機3と携帯端末5の通信手順の別例(第2の通信手順)を示すシーケンス図である。
図11の通信手順は、交通信号制御機3の通信部33が、Bluetoothなどにより携帯端末5と比較的狭い範囲で通信する場合に適した通信手順である。
従って、歩行者4の携帯端末5が通信部33からパケットを受信できた場合には、歩行者4が、交差点Jの四隅のいずれかの地点P1〜P4の近傍(例えば10m以内)に位置すると判断できる。
上記の通り、携帯端末5がパケットを受信すれば、歩行者4がいずれかの地点P1〜P4の近傍に位置すると見なせるので、携帯端末5は接近判定処理を行わない。
第1の情報提供処理は、例えば、横断支援前における第1方向及び第2方向ごとの青待ち時間及び青残り時間を、表示部54に表示することによって行われる(図9参照)。すなわち、第1の情報提供処理の段階では、横断支援後の信号情報が提供されていないので、横断支援前の信号情報のみが歩行者4に提供される。
交通信号制御機3は、支援要求の制御パケットを受信すると、そのパケットに含まれる横断方向に応じた歩行者支援制御を行う(ステップST23)。すなわち、第1方向が指定された場合は第1方向の歩行者青PGを延長し、第2方向が指定された場合は第2方向の歩行者青PGを延長する。
この歩行者用パケットには、横断支援後における第1方向及び第2方向ごとの青待ち時間及び青残り時間などの信号情報が含まれる。
第2の情報提供処理は、例えば、既に表示済みの横断支援前おける第1方向及び第2方向ごとの青待ち時間及び青残り時間に加えて、新たに取得した横断支援後における第1方向及び第2方向ごとの青待ち時間及び青残り時間を、表示部54に表示することによって行われる(図7及び図8参照)。
上述の実施形態では、歩行者4が身障者や高齢者などであることを想定し、横断方向の指定を伴う携帯端末5からの支援要求を、当該指定方向の歩行者青時間の延長を要求する指令であると見なしている(第1支援)。
しかし、歩行者4の属性に関係なく、歩行者4が横断したい方向の赤時間を短縮することも、広い意味で歩行者4に対する横断支援であると言える。
この場合、例えば、横断方向を含む支援要求の受信タイミングに応じて、青待ち時間の短縮又は歩行者青時間の延長のいずれの支援を要求する指令であるかを判断することにしてもよい。
この場合、例えば、第1方向を指定しかつ青延長要求を指定する支援要求があった場合には、交通信号制御機3は、第1方向の歩行者青を延長できる所定のタイミングで、第1歩行者の歩行者青を延長すればよい。
第1支援:歩行者4が選択した横断方向についての歩行者青時間の延長
第2支援:歩行者4が選択した横断方向についての青待ち時間の短縮
図12は、2回横断時の最適な横断順序の判定処理を示す説明図である。
「2回横断」とは、歩行者4が目的地に到達するために、交差点Jを2回横断する必要がある場合のことをいう。ここでは、歩行者4が地点P1から地点P3に向かうため、P1→P2→P3の第1経路と、P1→P4→P3の第2経路のいずれかを選択し得る場合を想定する。
Wij:地点Piから地点Pjに向かう場合の地点Pjでの「青待ち時間」
Cij:地点Piから地点Pjの横断歩道の通行に必要な「横断必要時間」
ここで、携帯端末5の記憶部53は、歩行者4の歩行速度Vp(設定値でも計測値でもよい。)と、交通信号制御機3から提供された第1方向及び第2方向の横断距離Da,Db(図1参照)とを記憶しているとする。
C14=C23=Da/Vp
C12=C43=Db/Vp
第1経路の通行時間 ΣT1=W12+C12+W23+C23
第2経路の通行時間 ΣT2=W14+C14+W43+C43
また、制御部51は、ΣT1>ΣT2の場合には、P1→P4→P3の第2経路の横断順序を推奨順序として歩行者4に提供する。
従って、交差点Jを2回横断する必要がある歩行者4に対して、有益な情報提供を行うことができる。
このようにすれば、歩行者4が横断できない横断順序が推奨順序として提供されるのを防止することができる。
このようにすれば、歩行が阻害される可能性がある横断順序が推奨順序として提供されるのを防止することができる。
図13は、複数の交差点J1,J2を横断する場合の最適な歩行経路の判定処理を示す説明図である。
ここでは、歩行者4が交差点J1の地点P1から隣接する交差点J2の地点P5に向かうため、次の4種類の経路のいずれかを選択し得る場合を想定する。
第2経路:P1→P8→P3→P4→P5
第3経路:P1→P8→P7→P4→P5
第4経路:P1→P8→P7→P6→P5
Wij:地点Piから地点Pjに向かう場合の地点Pjでの「青待ち時間」
Cij:地点Piから地点Pjの横断歩道の通行に必要な「横断必要時間」
Dmn:地点Pmから地点Pnの歩道の通行に必要は「歩行必要時間」
前述の通り、歩行者4の歩行速度Vp(設定値でも計測値でもよい。)と、交差点J1,J2の横断距離Da,Db(図1参照)を携帯端末5が記憶しているとすれば、携帯端末5の制御部51は、横断必要時間Cijと歩行必要時間Dmnを算出できる。
第2経路の通行時間 ΣT2=(W18+C18)+(W83+C83)+D34+(W45+C45)
第3経路の通行時間 ΣT3=(W18+C18)+D87+(W74+C74)+(W45+C45)
第4経路の通行時間 ΣT4=(W18+C18)+D87+(W76+C76)+(W65+C65)
その後、制御部51は、ΣT1〜ΣT4が最小となる歩行経路を選択し、その歩行経路を推奨経路として歩行者4に提供する。
従って、複数の交差点J1,J2を横断する歩行経路を採用する歩行者4に対して、有益な情報提供を行うことができる。
このようにすれば、歩行者4が横断できない横断歩道を含む歩行経路が推奨経路として提供されるのを防止することができる。
このようにすれば、歩行が阻害される可能性がある横断歩道を含む歩行経路が推奨経路として提供されるのを防止することができる。
上述の実施形態において、交通信号制御機3は、携帯端末5にブロードキャストするパケットに、第1方向及び第2方向の横断距離Da,Dbを含めることにしてもよい。
この場合、携帯端末5の制御部51は、交通信号制御機3から取得した横断方向Da,Dbと、自機の記憶部51が予め記憶する歩行速度Vp(設定値でも計測値でもよい。)を用いて、各方向の横断必要時間Ca,Cbを次式により算出することができる。
第2方向の横断必要時間Cb=Db/Vp
また、携帯端末5の制御部51は、横断必要時間Ca,Cbを算出した場合には、その情報を支援要求の制御パケットに含めて交通信号制御機3に通知することが好ましい。
従って、歩行者青PGの設定青時間Tpa,Tpbを固定値とする場合に比べて、歩行者4の歩行速度に応じた柔軟な歩行者支援制御を実行できるようになる。
上述の実施形態において、交通信号制御機3は、携帯端末5にブロードキャストするパケットに、第1方向及び第2方向の横断距離Da,Dbと、第1方向及び第2方向の歩行者青PGに適用し得る最大延長時間Tma,Tmbを含めてもよい。
この場合、携帯端末5の制御部51は、交通信号制御機3から取得した最大延長時間Tma,Tmbと前述の横断必要時間Ca,Cbに基づいて、歩行者4の横断の可否を情報提供できるようになる。
また、携帯端末5の制御部51は、第2方向に関して、最大延長時間Tmbを適用した場合の青残り時間と横断必要時間Cbを対比し、Tmb<Cbとなる場合には、第2方向への横断ができない旨の注意喚起を、表示部54やスピーカ55に出力させる。
上述の実施形態において、携帯端末5の記憶部53が歩行者4の属性情報を予め記憶している場合には、携帯端末5の制御部51は、その属性情報を支援要求の制御パケットに含めることにしてもよい。
ここで、歩行者4の属性情報とは、身障者、高齢者、学童、乳幼児を伴う婦人などの、歩行者支援制御の対象とすべき歩行者4の属性を識別するための情報のことをいう。
このようにすれば、車両のナビゲーション装置などを利用して、「身障者が横断歩道を通行中」などの情報提供を車両のドライバに行うことができ、安全運転に繋がる情報提供を車両に行うことができる。
上述の実施形態において、交通信号制御機3の記憶部34が、交差点Jの横断に関する注意情報を記憶する場合には、交通信号制御機3の制御部31は、その注意情報を携帯端末5にブロードキャストするパケットに含めることにしてもよい。
横断に関する注意情報とは、横断歩道の工事中、横断歩道に段差がある、或いは、路面電車の線路があるなどの、歩行を阻害する可能性があるハザード情報のことをいう。
上述の実施形態において、支援要求の制御パケットの受信した後に、携帯端末5が交差点Jから遠ざかったことを検出した場合など、歩行者4が横断歩道を渡る意志がなくなったと推定できる場合には、路側の歩行者支援制御をキャンセルすることにしてもよい。
このようにすれば、不要となった横断支援がそのまま実行されることによる、交差方向の無駄な青時間短縮を防止することができる。
このようにすれば、歩行者青PGの延長が無用に継続されることによる、交差方向の無駄な青時間短縮を防止することができる。
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の権利範囲は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された構成と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
また、上述の実施形態において、交通信号制御機3の通信部33と制御部31とを別個の筐体に収容することにしてもよい。
1B 車両灯器
2A 歩行者灯器
2B 歩行者灯器
3 交通信号制御機
4 歩行者
5 携帯端末
31 制御部
32 灯器駆動部
33 通信部
34 記憶部
35 時計部
51 制御部
51 記憶部
52 通信部
53 記憶部
54 表示部
55 スピーカ
56 操作部
57 支援アプリケーション(コンピュータプログラム)
58 表示画面
59A 矢印
59B 矢印
J 交差点
Claims (21)
- 歩行者の横断支援を実行する交通信号制御機であって、
交差点の複数の横断方向の中から前記歩行者が選択した横断方向を、前記歩行者の携帯端末から受信する通信部と、
前記交差点の複数の横断方向に対して、下記に定義する第1支援及び第2支援の少なくとも1つを含む横断支援を実行可能であり、前記通信部が受信した横断方向に対して前記横断支援を実行する制御部と、を備える交通信号制御機。
第1支援:歩行者が選択した横断方向についての歩行者青時間の延長
第2支援:歩行者が選択した横断方向についての青待ち時間の短縮 - 前記制御部は、前記交差点の複数の横断方向のうち、少なくとも受信した横断方向についての青待ち時間及び青残り時間を含む信号情報を算出し、
前記通信部は、算出した前記信号情報を前記携帯端末に送信する請求項1に記載の交通信号制御機。 - 前記制御部が算出する前記信号情報には、前記横断支援を実行する前のステップ秒数に基づく信号情報が含まれる請求項2に記載の交通信号制御機。
- 前記制御部が算出する前記信号情報には、前記横断支援を実行した後のステップ秒数に基づく信号情報が含まれる請求項2又は請求項3に記載の交通信号制御機。
- 前記通信部は、前記交差点の複数の横断方向ごとの歩行者青の最大延長時間を前記携帯端末に送信する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の交通信号制御機。
- 前記通信部は、前記交差点の複数の横断方向ごとの横断距離を前記携帯端末に送信する請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の交通信号制御機。
- 前記通信部は、前記交差点の複数の横断方向ごとの横断に関する注意情報を前記携帯端末に送信する請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の交通信号制御機。
- 前記通信部は、前記歩行者が横断歩道を通過するのに必要な横断方向ごとの横断必要時間を前記携帯端末から受信し、
前記制御部は、受信した横断方向ごとの前記横断必要時間に応じて、前記第1支援において延長する歩行者青時間を算出する請求項1〜請求項7いずれか1項に記載の交通信号制御機。 - 前記制御部は、前記第1支援を実行する場合に、前記携帯端末の現在位置から前記歩行者の横断完了を判定し、横断完了と判定した時点で歩行者青を打ち切る請求項1〜請求項8いずれか1項に記載の交通信号制御機。
- 前記通信部は、自機の位置情報を前記携帯端末に送信する請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の交通信号制御機。
- 前記通信部は、前記歩行者の属性情報を前記携帯端末から受信し、
前記制御部は、受信した属性情報を車両向けの提供情報として前記通信部に送信させる請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の交通信号制御機。 - 歩行者の横断支援を実行する交通信号制御機と無線通信する携帯端末のコンピュータプログラムであって、
前記携帯端末の制御部が、当該携帯端末を携帯する歩行者が交差点の複数の横断方向の中から1つを選択する、タッチパネル方式の表示部に対する入力操作を受け付ける処理を実行するステップと、
前記携帯端末の通信部が、選択された前記横断方向を前記交通信号制御機に送信するステップと、
前記携帯端末の通信部が、前記交差点の複数の横断方向のうち、少なくとも前記歩行者が選択した横断方向についての青待ち時間及び青残り時間を含む信号情報を前記交通信号制御機から受信するステップと、
前記携帯端末の制御部が、受信した前記信号情報を前記歩行者に提供するステップと、を含むコンピュータプログラム。 - 前記携帯端末の制御部が、自機の現在位置と前記交通信号制御機の位置情報に基づいて、前記交通信号制御機への接近を判定する処理を実行するステップと、
前記携帯端末の制御部が、前記接近を検出した場合に、前記入力操作を受け付ける処理を実行するステップと、を更に含む請求項12に記載のコンピュータプログラム。 - 前記携帯端末の通信部が、前記交差点の複数の横断方向ごとの歩行者青の最大延長時間を前記交通信号制御機から受信するステップと、
前記携帯端末の制御部が、受信した前記最大延長時間に基づいて横断方向ごとの横断の可否を判定するステップと、を更に含む請求項12又は請求項13に記載のコンピュータプログラム。 - 前記携帯端末の制御部が、前記歩行者が横断歩道を通過するのに必要な横断必要時間を横断方向ごとに算出するステップと、
前記携帯端末の通信部が、算出した横断方向ごとの前記横断必要時間を前記交通信号制御機に送信するステップと、を更に含む請求項12〜請求項14のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。 - 前記携帯端末の通信部が、前記交差点の複数の横断方向ごとの歩行者青の最大延長時間を前記交通信号制御機から受信するステップと、
前記携帯端末の制御部が、前記交差点を2回横断する場合の横断経路で発生し得る青待ち時間と、前記横断経路の歩行に必要な横断必要時間と、受信した前記最大延長時間とに基づいて、前記交差点を2回横断する場合の横断順序を決定するステップと、
前記携帯端末の制御部が、決定した前記横断順序を前記歩行者に提供するステップと、を更に含む請求項12〜請求項15のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。 - 前記携帯端末の通信部が、前記交差点の複数の横断方向ごとの横断に関する注意情報を前記交通信号制御機から受信するステップと、
前記携帯端末の制御部が、受信した前記注意情報を更に用いて、前記横断順序を決定するステップと、を更に含む請求項16に記載のコンピュータプログラム。 - 歩行者の横断支援を実行する交通信号制御機と無線通信する携帯端末のコンピュータプログラムであって、
前記携帯端末の制御部が、当該携帯端末を携帯する歩行者が交差点の複数の横断方向の中から1つを選択する入力操作を受け付ける処理を実行するステップと、
前記携帯端末の通信部が、選択された前記横断方向を前記交通信号制御機に送信するステップと、
前記携帯端末の通信部が、前記交差点の複数の横断方向のうち、少なくとも前記歩行者が選択した横断方向についての青待ち時間及び青残り時間を含む信号情報を前記交通信号制御機から受信するステップと、
前記携帯端末の制御部が、受信した前記信号情報を前記歩行者に提供するステップと、
前記携帯端末の通信部が、前記交差点の複数の横断方向ごとの歩行者青の最大延長時間を前記交通信号制御機から受信するステップと、
前記携帯端末の制御部が、受信した前記最大延長時間に基づいて横断方向ごとの横断の可否を判定するステップと、を含むコンピュータプログラム。 - 歩行者の横断支援を実行する交通信号制御機と無線通信する携帯端末のコンピュータプログラムであって、
前記携帯端末の制御部が、当該携帯端末を携帯する歩行者が交差点の複数の横断方向の中から1つを選択する入力操作を受け付ける処理を実行するステップと、
前記携帯端末の通信部が、選択された前記横断方向を前記交通信号制御機に送信するステップと、
前記携帯端末の通信部が、前記交差点の複数の横断方向のうち、少なくとも前記歩行者が選択した横断方向についての青待ち時間及び青残り時間を含む信号情報を前記交通信号制御機から受信するステップと、
前記携帯端末の制御部が、受信した前記信号情報を前記歩行者に提供するステップと、
前記携帯端末の制御部が、前記歩行者が横断歩道を通過するのに必要な横断必要時間を横断方向ごとに算出するステップと、
前記携帯端末の通信部が、算出した横断方向ごとの前記横断必要時間を前記交通信号制御機に送信するステップと、を含むコンピュータプログラム。 - 歩行者の横断支援を実行する交通信号制御機と無線通信する携帯端末のコンピュータプログラムであって、
前記携帯端末の制御部が、当該携帯端末を携帯する歩行者が交差点の複数の横断方向の中から1つを選択する入力操作を受け付ける処理を実行するステップと、
前記携帯端末の通信部が、選択された前記横断方向を前記交通信号制御機に送信するステップと、
前記携帯端末の通信部が、前記交差点の複数の横断方向のうち、少なくとも前記歩行者が選択した横断方向についての青待ち時間及び青残り時間を含む信号情報を前記交通信号制御機から受信するステップと、
前記携帯端末の制御部が、受信した前記信号情報を前記歩行者に提供するステップと、
前記携帯端末の通信部が、前記交差点の複数の横断方向ごとの歩行者青の最大延長時間を前記交通信号制御機から受信するステップと、
前記携帯端末の制御部が、前記交差点を2回横断する場合の横断経路で発生し得る青待ち時間と、前記横断経路の歩行に必要な横断必要時間と、受信した前記最大延長時間とに基づいて、前記交差点を2回横断する場合の横断順序を決定するステップと、
前記携帯端末の制御部が、決定した前記横断順序を前記歩行者に提供するステップと、を含むコンピュータプログラム。 - 前記携帯端末の通信部が、前記交差点の複数の横断方向ごとの横断に関する注意情報を前記交通信号制御機から受信するステップと、
前記携帯端末の制御部が、受信した前記注意情報を更に用いて、前記横断順序を決定するステップと、を更に含む請求項20に記載のコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014252451A JP6421579B2 (ja) | 2014-12-12 | 2014-12-12 | 交通信号制御機及び携帯端末のコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014252451A JP6421579B2 (ja) | 2014-12-12 | 2014-12-12 | 交通信号制御機及び携帯端末のコンピュータプログラム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018192934A Division JP6624265B2 (ja) | 2018-10-11 | 2018-10-11 | 交通信号制御機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016115086A JP2016115086A (ja) | 2016-06-23 |
JP6421579B2 true JP6421579B2 (ja) | 2018-11-14 |
Family
ID=56141934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014252451A Active JP6421579B2 (ja) | 2014-12-12 | 2014-12-12 | 交通信号制御機及び携帯端末のコンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6421579B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104361761B (zh) * | 2014-11-28 | 2017-08-29 | 上海斐讯数据通信技术有限公司 | 一种智能交通***及其运行方法 |
JP6918472B2 (ja) * | 2016-11-30 | 2021-08-11 | 綜合警備保障株式会社 | 交通誘導システム及び交通誘導方法 |
CN107730919B (zh) * | 2017-10-12 | 2023-09-22 | 上海市政工程设计研究总院(集团)有限公司 | 一种基于手机终端的行人信号控制方法 |
JP7465711B2 (ja) | 2020-04-27 | 2024-04-11 | コイト電工株式会社 | 端末装置 |
JP7465710B2 (ja) | 2020-04-27 | 2024-04-11 | コイト電工株式会社 | 情報提供装置 |
JP7262121B2 (ja) * | 2020-05-14 | 2023-04-21 | 株式会社Mi | 移動補助システム、移動通信装置、方位検出装置およびコンピュータプログラム |
CN111862634B (zh) * | 2020-08-06 | 2022-02-18 | 公安部交通管理科学研究所 | 一种路段行人过街感应式信号配时计算方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002015394A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-01-18 | Toshiba Corp | 通信方法、視覚補助システム、歩行補助端末 |
JP2004302648A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Seiko Epson Corp | 信号制御システム |
JP3763823B2 (ja) * | 2003-06-25 | 2006-04-05 | シャープ株式会社 | 信号機制御装置 |
JP4437402B2 (ja) * | 2003-12-26 | 2010-03-24 | 日本信号株式会社 | 位置検出装置及びそれを用いた横断支援装置 |
JP2005190438A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Kyocera Corp | 無線通信端末および交通管理システム |
JP2009294877A (ja) * | 2008-06-04 | 2009-12-17 | Nec Corp | 交通信号機制御システム、交通信号機制御方法、および携帯端末装置 |
-
2014
- 2014-12-12 JP JP2014252451A patent/JP6421579B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016115086A (ja) | 2016-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6421579B2 (ja) | 交通信号制御機及び携帯端末のコンピュータプログラム | |
JP5269755B2 (ja) | 人横断支援車両システム及び人横断支援方法 | |
US8712683B2 (en) | Sensor controller, navigation device, and sensor control method | |
JP6182923B2 (ja) | 無線通信装置、車両用ユニット、及び表示装置 | |
JP2012251948A (ja) | 歩行者端末装置、コンピュータプログラム、及び、情報報知方法 | |
WO2017217377A1 (ja) | 信号制御装置、交通制御システム、信号制御方法および記録媒体 | |
JP2010169570A (ja) | 位置情報通知システム及び位置情報通知方法、並びに、情報センタ装置及び車載装置 | |
CN102810249A (zh) | 盲人交通导航*** | |
WO2012070384A1 (ja) | 通信装置 | |
JP2015099560A (ja) | 走行支援装置、コンピュータプログラム、およびコンピュータプログラムの製造方法 | |
JP2019003703A (ja) | 交通信号制御機及び携帯端末のコンピュータプログラム | |
JP5530000B2 (ja) | 人横断支援通知システム及び人横断支援方法 | |
CN111627248A (zh) | 服务器、车辆管制*** | |
KR101900690B1 (ko) | 시각 장애인을 위한 길 안내 서비스 시스템 | |
JP2007071665A (ja) | ナビゲーションシステム | |
JP2006313088A (ja) | ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、サーバシステム、並びに、立寄容易性判断装置 | |
JP2011174748A (ja) | 地図表示装置、方法およびプログラム | |
JP6308459B2 (ja) | 走行支援装置、走行支援方法、及びコンピュータプログラム | |
JP5338384B2 (ja) | 車車間通信装置及び車車間通信方法 | |
JP6849571B2 (ja) | 路側機、通信システム、及び路側機の送信方法 | |
WO2017204330A1 (ja) | 電子機器、制御方法、及び制御プログラム | |
JP5351532B2 (ja) | 車載装置及び情報提供方法 | |
JP2012225751A (ja) | 車載情報端末 | |
JP5895365B2 (ja) | 歩行者端末装置、コンピュータプログラム、及び、歩行経路の検索方法 | |
JP7020065B2 (ja) | プログラム、情報処理装置及び情報処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170828 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180427 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180508 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180704 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180918 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181001 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6421579 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |