JP6420113B2 - 冷蔵庫用扉駆動装置 - Google Patents

冷蔵庫用扉駆動装置

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Description

本発明は、冷蔵庫の扉を少なくとも閉方向に駆動する冷蔵庫用扉駆動装置に関するものである。
近年、使い勝手を向上させるために、付勢部材やモータ等により扉を駆動する冷蔵庫用扉駆動装置を備えた冷蔵庫が提案されている。ここで、冷蔵庫は、手動で開閉する機会が多い。そこで、冷蔵庫本体側に設けた冷蔵庫用扉駆動装置と扉との間に係合機構を設け、扉が開位置から閉位置に到る途中位置までは、冷蔵庫用扉駆動装置と扉との係合が解除された状態にしておき、途中位置から閉位置までは冷蔵庫用扉駆動装置と扉とを係合させる構成が提案されている(特許文献1参照)。かかる構成によれば、冷蔵庫用扉駆動装置と扉との係合が解除されている区間では、扉を手動で自由に開閉することができるとともに、冷蔵庫用扉駆動装置と扉とが係合している区間では、冷蔵庫用扉駆動装置によって扉を駆動することができる。
特開2005−127527号公報
しかしながら、冷蔵庫本体側に設けた冷蔵庫用扉駆動装置と扉との間に係合機構を設けた構成の場合、係合機構において、係合や係合の解除がスムーズに行えなくなる場合が発生しやすい。例えば、冷蔵庫本体に対して扉を軸線周りに回転可能に取り付ける際、正面からみたときの位置関係やシール性等を優先して扉の位置が設定される。このため、冷蔵庫本体側に設けた冷蔵庫用扉駆動装置と扉との間に位置ずれが発生しやすく、その場合、冷蔵庫本体側に設けた冷蔵庫用扉駆動装置と扉との間の係合や係合の解除がスムーズに行えなくなる。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、扉に対する駆動部による駆動と手動とをスムーズに切り換えることのできる冷蔵庫用扉駆動装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、冷蔵庫の扉を少なくとも閉方向に駆動する冷蔵庫用扉駆動装置であって、冷蔵庫本体および前記扉のうちの一方側に、駆動部と、該駆動部により駆動される駆動部材と、該駆動部材に係合機構を介して接続され、前記扉と連動して移動する従動部材と、を有し、前記係合機構では、前記扉が開位置から閉位置に到る途中位置までは前記駆動部材と前記従動部材との係合が解除され、前記途中位置から前記閉位置までは前記駆動部材と前記従動部材とが係合し、前駆駆動部は、前記駆動部材と前記従動部材とが係合した状態で前記駆動部材を前記扉の閉方向に対応する一方方向に前記駆動部材を付勢する付勢部材を備え、前記付勢部材は、前記扉が前記開位置から前記閉位置に移動する際、前記駆動部材が前記一方方向に移動する途中までは当該駆動部材を前記一方方向とは反対側の他方方向に付勢し、当該途中からは当該駆動部材を前記一方方向に付勢することを特徴とする。
本発明では、駆動部から扉までの駆動力伝達経路には、駆動部材と従動部材とを係合させる係合機構が設けられ、かかる係合機構では、扉が開位置から閉位置に到る途中位置までは駆動部材と従動部材との係合が解除され、途中位置から閉位置までは駆動部材と従動部材とが係合する。このため、開状態にある扉を手動で途中位置まで閉める際、駆動部材まで動かす必要がないので、扉を小さな力で閉めることができる。また、途中位置から閉
位置までは駆動部材と従動部材とが係合した状態にあるため、駆動部によって駆動部材を一方方向(駆動部材において扉の閉方向に対応する方向)に駆動することができる。従って、扉から手を放しても、扉を自動的に閉位置に移動させることができる。ここで、駆動部、駆動部材、係合機構および従動部材はいずれも、冷蔵庫本体および扉のうちの一方側に設けられているため、冷蔵庫本体と扉との間に位置ずれがあっても、係合機構では、係合と解除とがスムーズに行われる。従って、扉に対する駆動部による駆動と手動とをスムーズに切り換えることができる。また、駆動部は、駆動部材と従動部材とが係合した状態で駆動部材を扉の閉方向に対応する一方方向に駆動部材を付勢する付勢部材を備えているため、付勢部材の付勢力を利用して扉を閉方向に駆動することができる。
本発明において、前記係合機構は、前記駆動部材および前記従動部材の一方に設けられた係合溝と、前記駆動部材および前記従動部材の他方に設けられ、前記係合溝と係合可能な係合軸と、からなることが好ましい。かかる構成によれば、簡素な構成でありながら、駆動部材および従動部材の移動に合わせて、係合機構において係合と解除とをスムーズに行わせることができる。また、係合溝と係合軸であれば、駆動部材から従動部材への駆動力の伝達、および従動部材から駆動部材への駆動力の伝達の双方を容易にできる。
本発明において、前記駆動部材および前記従動部材は、同一の支持部材に支持されていることが好ましい。かかる構成によれば、駆動部材と従動部材との位置関係の精度が高いので、係合機構において、係合と解除とをスムーズに行わせることができる。
本発明において、前記支持部材は、金属製であることが好ましい。かかる構成によれば、支持部材の剛性が大であるため、駆動部材と従動部材との位置関係の精度が高い。従って、係合機構において、係合と解除とをスムーズに行わせることができる。
本発明において、前記駆動部材は、前記支持部材に支持された第1支軸によって回転可能に支持され、前記従動部材は、前記支持部材に支持された第2支軸によって回転可能に支持されている構成を採用することができる。
本発明において、前記駆動部は、前記駆動部材に対して当該駆動部材の移動に対する抗力を発生させるダンパを備えていることが好ましい。かかる構成によれば、付勢部材の付勢力で扉を駆動した場合でも、扉が急激に移動しにくい。
本発明において、前記駆動部は、前記駆動部材を前記他方方向に駆動するモータを備えていることが好ましい。かかる構成によれば、扉が閉状態から開状態に移動させるのにモータ駆動を利用することができる。
本発明において、前記駆動部は、前記モータから前記駆動部材に到る駆動力伝達経路の途中にトルクリミッタを備えていることが好ましい。かかる構成によれば、モータ駆動によって、扉を閉状態から開状態に移行させている途中、手動で扉を開方向または閉方向に移動させても、かかる負荷がモータ側に伝達されるのをトルクリミッタによって阻止することができる。
本発明において、前記冷蔵庫本体および前記扉のうちの他方側と前記従動部材とは、アーム部材を介して機構的に接続されている構成を採用することができる。
本発明において、前記冷蔵庫本体の上壁には、前記扉の上端壁に一部が重なる固定板が設けられ、前記扉には、前記固定板の穴に軸線周りに回転可能に嵌った支軸が設けられており、前記上端壁と前記固定板との隙間によって、前記冷蔵庫本体に対する前記扉の前記軸線方向の位置ずれを吸収する位置ずれ吸収部が設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、冷蔵庫本体と扉との間に軸線方向の位置ずれがあっても、係合機構では、係合と解除とがスムーズに行われる。従って、扉に対する駆動部による駆動と手動とをスムーズに切り換えることができる。
本発明において、前記一方側は、前記冷蔵庫本体である構成を採用することができる。かかる構成によれば、可動体側である扉に冷蔵庫用扉駆動装置を設ける必要がないので、扉の構成を簡素化することができる。
本発明では、駆動部、駆動部材、係合機構および従動部材はいずれも、冷蔵庫本体および扉のうちの一方側に設けられているため、冷蔵庫本体と扉との間に位置ずれがあっても、係合機構では、係合と解除とが行われる。従って、扉に対する駆動部による駆動と手動とをスムーズに切り換えることができる。
本発明を適用した冷蔵庫の外観を示す斜視図である。 本発明を適用した扉駆動装置を拡大して示す説明図である。 本発明を適用した扉駆動装置の分解斜視図である。 本発明を適用した扉駆動装置の駆動部等の説明図である。 本発明を適用した扉駆動装置の駆動部材等の説明図である。 本発明を適用した扉駆動装置における駆動部材と駆動レバーとの位置関係等を示す説明図である。 本発明を適用した扉駆動装置におけるモータ駆動による扉の開動作を示す説明図である。 本発明を適用した扉駆動装置における手動による扉の開動作を示す説明図である。 本発明を適用した扉駆動装置における扉の閉動作を示す説明図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、「冷蔵庫本体」を「本体2」とし、「冷蔵庫用扉駆動装置」を「扉駆動装置10」と略して説明する。また、以下の説明では、扉3の回転中心軸線(軸線L3)が延在している方向を、冷蔵庫1を設置した状態における上下方向(Z方向)として説明する。また、上下方向(Z方向)のうち、下側にはZ1を付し、上側にはZ2を付して説明する。また、以下の説明では、左右方向をX方向とし、前後方向をY方向として説明する。また、左右方向(X方向)において、右側についてはX1を付し、左側についてはX2を付してある。また、前後方向(Y方向)において、後側についてはY1を付し、前側についてはY2を付してある。また、軸線周りの回転を時計周りCWおよび反時計周りCCWで説明するにあたっては、上側からみた方向で説明する。
また、冷蔵庫1を正面からみたとき、回転中心軸線L3は、右端側および左端側のいずれに位置してもよいが、以下の説明では、回転中心軸線L3は、右端側に位置する形態を中心に説明する。
また、扉駆動装置10は、本体2および扉3のいずれの側に配置されていてもよいが、以下の説明では、扉駆動装置10が本体2に設けられている形態を中心に説明する。
(全体構成)
図1は、本発明を適用した冷蔵庫1の外観を示す斜視図である。図1において、本形態の冷蔵庫1は、前面が開口した本体2(冷蔵庫本体)の内部を貯蔵室としており、本体2の前面に貯蔵室を閉じる扉3を備えている。扉3は、本体2の開口の右側の端部に沿って上下に延在する軸線L3周りに回転して本体2の開口を開閉可能である。
このように構成した冷蔵庫1において、本体2の上壁2aには扉3を開閉駆動する扉駆動装置10(冷蔵庫用扉駆動装置)が配置されており、本体2の上壁2aから扉3の上端壁3aに向けて、扉駆動装置10のアーム部材11が延在している。また、本体2の上壁2aには、扉駆動装置10の制御部18が設けられ、扉3の外面(前面)には、扉3の開閉を指示する指示スイッチ19が設けられている。扉駆動装置10および指示スイッチ19は、制御部18に接続されており、制御部18は、指示スイッチ19から出力された操作信号に基づいて、扉駆動装置10を制御する。
(扉駆動装置10の構成)
図2は、本発明を適用した扉駆動装置10を拡大して示す説明図であり、図2(a)、(b)は、扉駆動装置10を扉3の回転中心軸線L3側からみた斜視図、および扉駆動装置10を扉3の回転中心軸線L3側とは反対側からみた斜視図である。図3は、本発明を適用した扉駆動装置10の分解斜視図であり、図3(a)、(b)は、扉駆動装置10からケースを外した状態の分解斜視図、および支持部材を外した状態の分解斜視図である。
図2に示すように、本形態において、扉3を軸線L3周りに回転可能に本体2に取り付けるにあたって、本体2の上壁2aに固定板4が固定され、固定板4の一部は、扉3の上端壁3aに重なっている。ここで、扉3の上端壁3aには、固定板4の穴41に嵌る支軸40が設けられている。かかる支持構造は、図示を省略するが、本体2の下壁側および扉3の下端壁側にも設けられており、扉3は、支軸40の軸線L3周りに回転可能である。ここで、固定板4と扉3の上端壁3aとの間には隙間が形成されており、かかる隙間は、本体2に対する扉3の軸線L3方向の位置ずれを吸収する位置ずれ吸収部45として機能する。従って、正面からみたときの位置関係やシール性等を優先して扉3の軸線L3方向の位置を設定した場合でも、扉3は、支軸40の軸線L3周りに回転可能である。
図2および図3に示すように、扉駆動装置10は、ケース5を有するとともに、ケース5の内部に、以下に説明する駆動部6、駆動部材8および従動部材9を備えている。また、従動部材9と扉3とはアーム部材11を介して機構的に接続されている。
本形態において、ケース5は、本体2に固定された下側の第1ケース部材51と、第1ケース部材51にビス53等によって固定された上側の第2ケース部材52とを備えている。第1ケース部材51と第2ケース部材52との間には、駆動部6、駆動部材8および従動部材9が配置されている。ケース5の側面において開口するスリット状の開口部51aからアーム部材11が突出しており、アーム部材11の先端部111は、扉3に対して軸14を介して軸線L14周りに回転可能に接続されている。本形態において、ケース5(第1ケース部材51および第2ケース部材52)は、略五角形の平面形状を有している。
第1ケース部材51と第2ケース部材52との間には、板状の第1支持部材56と、板状の第2支持部材57とが上下方向に所定の間隔を空けて配置されており、第1支持部材56および第2支持部材57は、ビス54等によってケース5に固定されている。
第1支持部材56および第2支持部材57は略同一の平面形状を有しており、本形態において、第1支持部材56および第2支持部材57は各々、中心部560、570と、中
心部560、570から扉3が位置する前方に向けて延在する第1延在部561、571と、中心部560、570から第1延在部561、571に対して所定の角度を成す方向(左斜め後方)に向けて延在する第2延在部562、572とを有している。
第1支持部材56と第2支持部材57とを上下方向に所定の間隔を空けて配置するにあたっては、第1支持部材56の第1延在部561の先端部561aと第2支持部材57の第1延在部571の先端部571aとの間には、円筒状の軸581が挟まれ、第1支持部材56の第2延在部562の先端部562aと第2支持部材57の第2延在部572の先端部572aとの間には、後述する第1受け部材661が挟まれている。
本形態において、第1支持部材56および第2支持部材57は金属製であり、第1支持部材56と第2支持部材57との間に駆動部6の一部、駆動部材8および従動部材9が配置されている。
(駆動部6の構成)
図4は、本発明を適用した扉駆動装置10の駆動部6等の説明図であり、図4(a)、(b)は、駆動部6等の分解斜視図、およびダンパ65から付勢部材68を外した状態の分解斜視図である。
駆動部6は、モータ61、歯車62、駆動レバー63、付勢部材68およびダンパ65を備えている。かかる部材は、第1ケース部材51と第2ケース部材52との間、および第1支持部材56と第2支持部材57との間に配置されている。
まず、ケース5の後端部(扉3から離間する側)には、第1ケース部材51の矩形部519および第2ケース部材52の矩形部529によって、右側に突出したモータ配置部59が設けられており、かかるモータ配置部59には、回転軸610を左側に向けたモータ61が配置されている。本形態において、回転軸610の先端部はフレーム612によって回転可能に支持されている。
図3および図4に示すように、回転軸610に対して前側では、第1支持部材56と第2支持部材57との間に、円板状の歯車62が配置されている。回転軸610は、外周面に螺旋溝が形成されたウォームであり、歯車62は、ウォーム(回転軸610)に噛合するウォームホイールである。また、第1支持部材56と第2支持部材57との間に、歯車62の下側に駆動レバー63が配置されている。本形態において、駆動レバー63は、歯車62の下側に重なる円板部631と、円板部631から前側に延在するレバー部632とを有している。ここで、第1支持部材56と第2支持部材57との間には、軸受55が保持されており、軸受55は、円板状の大径部552と、大径部552の中心から上方に突出した小径の軸部551とを有している。大径部552は、第1支持部材56に保持され、軸部551は、第2支持部材57に保持されている。また、歯車62および駆動レバー63の円板部631は、軸受55の小径の軸部551によって軸線L55周りに回転可能に支持されている。
本形態において、歯車62と駆動レバー63の円板部631との間には、円環状の連結部材64が配置され、かかる連結部材64を利用して、トルクリミッタ60が構成されている。より具体的には、円板部631の軸線L55周りには外歯633が形成されている一方、連結部材64には、外歯633と係合する内歯643が形成されている。また、歯車62の下面には、径方向内側に突出する複数の凸部(図示せず)が形成されている一方、連結部材64には、歯車62の凸部の間に向けて延在する可撓性の凸部644が形成されている。従って、歯車62が軸線L55周りに回転した際、駆動レバー63に大きな負荷が加わっていなければ、駆動レバー63の円板部631は、歯車62とともに軸線L5
5周りに回転する。但し、駆動レバー63に大きな負荷が加わっている場合、歯車62が回転しても、連結部材64の凸部644が径方向内側に撓み、駆動レバー63の円板部631との係合が解除される。従って、歯車62が回転しても、連結部材64と駆動レバー63の円板部631との間では空周りが発生する。なお、第1ケース部材51には、駆動レバー63のレバー部632の側方にレバー位置監視部69が保持されており、レバー位置監視部69は、駆動レバー63の位置を検出する。
本形態の駆動部6において、第1支持部材56の第2延在部562の先端部562aと第2支持部材57の第2延在部572の先端部572aとの間には、第1受け部材661が保持されている。これに対して、後述する駆動部材8の端部には、第2受け部材662が保持されている。第1受け部材661と第2受け部材662との間には、軸状のダンパ65が保持され、かかるダンパ65の周りに付勢部材68が配置されている。
本形態において、ダンパ65はエアダンパであり、円筒状の本体部650の基端部が第1受け部材661に保持され、可動軸655の先端部が第2受け部材662に保持されている。また、付勢部材68は、ダンパ65の周りに配置された圧縮コイルバネであり、両端が第1受け部材661および第2受け部材662に当接している。従って、付勢部材68は、第1受け部材661と第2受け部材662とを離間させる方向の付勢力を発揮している。
(駆動部材8の構成)
図5は、本発明を適用した扉駆動装置10の駆動部材8等の説明図であり、図5(a)、(b)は、駆動部材8と従動部材9とを重ねた状態の斜視図、および駆動部材8と従動部材9とを分離させた状態の分解斜視図である。図6は、本発明を適用した扉駆動装置10における駆動部材8と駆動レバー63との位置関係等を示す説明図であり、図6(a)、(b)は、扉3が閉位置にあるときの駆動部材8と駆動レバー63との位置関係等を示す平面図、および扉3を開方向に駆動途中における駆動部材8と駆動レバー63との位置関係等を示す平面図である。
図3、図4、図5および図6に示すように、本形態の扉駆動装置10において、第1支持部材56と第2支持部材57との間に駆動部材8が配置されている。本形態において、駆動部材8は、穴81が形成された板状部材であり、穴81には、軸受55の大径部552が嵌っている。従って、駆動部材8は、軸線L55周りに回転可能に第1支持部材56および第2支持部材57に支持されている。
駆動部材8は、穴81を中心とする略扇形であり、前側に円弧部82を向けている。ここで、円弧部82の周方向において、駆動レバー63のレバー部632から離間する一方端(軸線L55周りの時計周りCW55の方向の端部)には、切り欠き83が形成されており、切り欠き83に対して後側で繋がる角84付近に第2受け部材662が保持されている。従って、駆動部材8は、角84付近でダンパ65や付勢部材68から力を受けることになる。
駆動部材8の円弧部82の周方向において、駆動レバー63のレバー部632に近接する他方端(軸線L55周りの反時計周りCCW55の端部)には、穴81に向かって延在した係合溝85が形成されている。係合溝85のレバー部632側の縁(軸線L55周りの反時計周りCCW55側の縁)には、上方に切り起こされた板状の受け部86が形成されており、受け部86には、駆動レバー63のレバー部632が軸線L55周りの時計周りCW55の側から当接している。従って、モータ61の回転によって、駆動レバー63が軸線L55を中心に時計周りCW55の方向に回転した際、駆動レバー63も、軸線L55を中心に時計周りCW55の方向に回転し、レバー部632は、受け部86を介して
駆動部材8を軸線L55を中心に時計周りCW55の方向に押圧する。
本形態において、係合溝85の開口端において、軸線L55を中心とする時計周りCW55側の縁は、受け部86の径方向外側の端部より径方向内側(軸線L55に近い位置)にある。
(従動部材9の構成)
図3、図4、図5および図6に示すように、本形態の扉駆動装置10において、第1支持部材56と第2支持部材57との間に従動部材9が配置されている。本形態において、従動部材9は、板状であり、駆動部材8より下側に配置されている。ここで、従動部材9は、第1支持部材56の第1延在部561の先端部561aと、第2支持部材57の第1延在部571の先端部571aとの間に挟まれた軸581を中心とする扇形の板状部材であり、軸581が貫通する穴91が形成されている。また、従動部材9と第1支持部材56との間には、軸581に嵌った円環状のワッシャ582が配置され、従動部材9と第2支持部材57との間には、軸581に嵌った円筒状のスペーサ583が配置されている。従って、従動部材9は、軸581の軸線L9を中心に回転可能である。
ここで、従動部材9と駆動部材8との間には、従動部材9の係合軸95と駆動部材8の係合溝85とからなる係合機構7が構成されている。本形態では、従動部材9には、従動部材9の円弧部96の周方向において、軸線L9周りの時計周りCW9の方向の端部付近には、上方に突出した係合軸95が固定されており、かかる係合軸95は、駆動部材8の係合溝85の内側に進入した状態で、駆動部材8と従動部材9とを係合させる。
このため、図6(a)に示すように、モータ61の回転によって、駆動レバー63が軸線L55を中心に時計周りCW55の方向に回転した際、駆動部材8は、軸線L55を中心に時計周りCW55の方向に回転し、かかる回転は、係合軸95と係合溝85とからなる係合機構7を介して従動部材9に伝達される。その結果、従動部材9は、図6(b)に示すように、軸線L9周りに反時計周りCCWに回転する。
ここで、駆動部材8が軸線L55を中心に時計周りCW55の方向に回転して、図6(b)に示す状態になると、係合軸95は、係合溝85から出ることになり、係合機構7では、駆動部材8と従動部材9との係合が解除される。
但し、従動部材9が軸線L9を中心に時計周りCWに回転すると、係合軸95が受け部86に当接して係合溝85内に入り込み、駆動部材8と従動部材9とが係合する。この状態で、従動部材9が軸線L9を中心に時計周りCWにさらに回転すると、後述するように、駆動部材8が付勢部材68に付勢されて、駆動部材8は、軸線L55を中心に反時計周りCCW55の方向に回転する。従って、係合溝85において受け部86に対向する縁87に係合軸95が押される結果、従動部材9は、軸線L9を中心に時計周りCW9の方向に駆動されることになる。
本形態において、従動部材9には、係合軸95の他に2本のピン961、962が上方に突出するように固定されており、係合軸95およびピン961、962の上端部には補強板963が固定されている。このようにして、係合軸95に対する補強が行われている。
(付勢部材68の付勢方向)
本形態では、駆動部材8が、図6を参照して説明したように、軸線L55を中心に回転する途中において、付勢部材68が駆動部材8を付勢する方向が切り換わる。本形態では、ダンパ65の周りに付勢部材68が配置されている。このため、駆動部材8が、軸線L
55を中心に回転する途中において、ダンパ65と第1支持部材56および第2支持部材57との連結位置651、ダンパ65と駆動部材8との連結位置652、および軸線L55の位置関係が切り換わる結果、付勢部材68が駆動部材8を付勢する方向が切り換わる。
すなわち、図6(a)に示すように、連結位置651と軸線L55とを結ぶ仮想の基準線Laに対して、ダンパ65と駆動部材8との連結位置652が軸線L55周りの反時計周りCCW55側に位置するときは、付勢部材68は、駆動部材8を軸線L55周りの反時計周りCCW55の方向に付勢する。
これに対して、図6(b)に示すように、連結位置651と軸線L55とを結ぶ仮想の基準線Laに対して、ダンパ65と駆動部材8との連結位置652が軸線L55周りの時計周りCW55側に位置するときは、付勢部材68は、駆動部材8を軸線L55周りの時計周りCW55の方向に付勢する。
ここで、駆動部材8において、軸線L55周りの時計周りCWの回転は、扉3を開方向に駆動する方向であり、軸線L55周りの反時計周りCCWの回転は、扉3を閉方向に駆動する方向である。従って、本形態では、図6(a)に示すように、駆動部材8が軸線L55を中心に時計周りCWの方向に回転を開始する際、その途中まで、付勢部材68は、駆動部材8を軸線L55周りの反時計周りCCW55の方向(扉3の閉方向)に付勢する。その後、図6(b)に示す状態になると、付勢部材68は、駆動部材8を軸線L55周りの時計周りCWの方向(扉3の開方向)に付勢する。
逆にいえば、図6(b)に示す状態では、付勢部材68は、駆動部材8を軸線L55周りの時計周りCWの方向(扉3の開方向)に付勢し、この状態から、駆動部材8が軸線L55周りの反時計周りCCW55に回転すると、付勢部材68は、駆動部材8を軸線L55周りの反時計周りCCW55の方向(扉3の閉方向)に付勢する。
(アーム部材11の構成)
従動部材9の円弧部96の軸線L9周りの反時計周りCCWの方向の端部付近には、軸12を介してアーム部材11の基端部112が軸線L12周りに回転可能に接続され、アーム部材11の先端部111は、軸14を介して扉3に軸線L14周りに回転可能に接続されている。なお、アーム部材11の側面には、スペーサ583との干渉を回避するための凹部114が形成されている。
(モータ駆動による開動作)
図7は、本発明を適用した扉駆動装置10におけるモータ駆動による扉3の開動作を示す説明図であり、図7(a)に示す閉状態から扉3が開く様子を図7(b)、(c)、(d)の順に示してある。
本形態の扉駆動装置10において、図7(a)に示す閉状態では、付勢部材68が駆動部材8を軸線L55周りに反時計周りCCW55の方向に付勢している。また、駆動部材8と従動部材9とは係合機構7で係合している。このため、従動部材9は、軸線L9周りに時計周りCW9の方向に付勢されているので、アーム部材11は、扉駆動装置10側に引っ張られている。従って、扉3は、閉方向に付勢されている。
この状態で、駆動部6のモータ61がオンになって、回転軸610が回転し、歯車62が軸線L55を中心に時計周りCW55の方向に回転すると、駆動レバー63も、軸線L55を中心に時計周りCW55の方向に回転する。このため、駆動部材8が軸線L55を中心に時計周りCW55の方向に回転するので、従動部材9が軸線L9を中心に反時計周
りCCW9の方向に回転する。従って、アーム部材11が扉駆動装置10から扉3の側に押し出されるので、図7(b)に示すように、扉3が開く。
このような動作の途中で、扉3が手動で開方向または閉方向に押されても、駆動レバー63に対しては、トルクリミッタ60が構成されているので、歯車62やウォーム(回転軸610)が過大な負荷が加わらない。
次に、駆動レバー63および駆動部材8が軸線L55を中心に時計周りCWの方向にさらに回転すると、駆動部材8には、付勢部材68によって軸線L55を中心に時計周りCWに回転しようとする付勢力が作用し、この位置で停止する。そして、駆動部材8と従動部材9との係合機構7での係合が解除される。従って、図7(c)に示すように、扉3を手動で自由に開けることができる。
そして、駆動レバー63が軸線L55を中心とする時計周りCW55の方向の所定位置まで回転したことをレバー位置監視部69が検出すると、モータ61が逆方向に回転するため、駆動レバー63は、軸線L55を中心に反時計周りCCW55に回転し、図7(d)に示すように、初期位置に戻る。一方、駆動部材8は、図7(c)に示す停止位置で停止したままである。
(手動による開動作)
図8は、本発明を適用した扉駆動装置10における手動による扉3の開動作を示す説明図であり、図8(a)に示す閉状態から扉3が開く様子を図8(b)、(c)、(d)の順に示してある。
図8(a)に示す閉状態では、付勢部材68が駆動部材8を軸線L55周りに反時計周りCCW55の方向に付勢している。また、駆動部材8と従動部材9とは係合機構7で係合している。このため、従動部材9は、軸線L9周りに時計周りCW9の方向に付勢されているので、アーム部材11は、扉駆動装置10側に引っ張られている。従って、扉3は、閉方向に付勢されている。
この状態で、手動により扉3を開けると、アーム部材11に引っ張られて従動部材9が軸線L9を中心に反時計周りCCW9の方向に回転し、それにつれて、駆動部材8が軸線L55を中心に時計周りCW55の方向に回転する。その際、駆動レバー63は、初期位置で停止したままである。
そして、図8(c)に示すように、扉3を手動によりさらに開方向に移動させると、駆動部材8には、付勢部材68によって軸線L55を中心に時計周りCWの方向に回転しようとする付勢力が作用し、この位置で停止する。そして、駆動部材8と従動部材9との係合機構7での係合が解除される。それ以降、図8(d)に示すように、扉3を手動で自由に開けることができる。その間、駆動部材8は、図7(c)に示す停止位置で停止したままである。
(手動による閉動作)
図9は、本発明を適用した扉駆動装置10における扉3の閉動作を示す説明図であり、図9(a)に示す開状態から扉3が閉じる様子を図9(b)、(c)、(d)の順に示してある。
図9(a)に示すように、扉3が開いた状態では、駆動レバー63は初期位置にあり、駆動部材8は、付勢部材68によって軸線L55を中心に時計周りCW55の方向に付勢された状態で停止している。また、駆動部材8と従動部材9との係合機構7での係合が解
除された状態にあり、扉3を手動で自由に回転させることができる。
次に、図9(b)に示すように、扉3を手動で閉方向に回転させると、アーム部材11が扉駆動装置10に引き込まれる。このため、従動部材9が軸線L9周りに時計周りCW9の方向に回転し、係合軸95が駆動部材8の係合溝85に入り込む。
さらに、扉3を手動で閉方向に回転させると、アーム部材11が扉駆動装置10にさらに引き込まれる。このため、従動部材9が軸線L9を中心に時計周りCW9の方向にさらに回転し、係合軸95によって駆動部材8が軸線L55を中心に反時計周りCCW55の方向に回転する。このため、駆動部材8は、付勢部材68によって軸線L55回りに反時計周りCCW55に付勢され、それ故、駆動部材8は、従動部材9を軸線L9を中心に反時計周りCCW9の方向に回転させる。その結果、図9(c)に示すように、アーム部材11によって扉3が本体2の側に引っ張られるので、扉3が閉方向に回転する。
そして、図9(d)にしめすように、扉3が閉位置に移動した後、付勢部材68は、駆動部材8、従動部材9およびアーム部材11を介して扉3を閉方向に付勢する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の扉駆動装置10では、駆動部6から扉3までの駆動力伝達経路には、駆動部材8と従動部材9とを係合させる係合機構7が設けられ、かかる係合機構7では、扉3が開位置から閉位置に到る途中位置までは駆動部材8と従動部材9との係合が解除され、途中位置から閉位置までは駆動部材8と従動部材9とが係合する。このため、開状態にある扉を手動で途中位置まで閉める際、駆動部材8まで動かす必要がないので、扉3を小さな力で閉めることができる。
また、途中位置から閉位置までは駆動部材8と従動部材9とが係合した状態にあるため、駆動部6によって駆動部材8を一方方向(軸線L55を中心とする反時計周りCCW55の方向;駆動部材8において扉3の閉方向に対応する方向)に駆動するため、扉3から手を放しても、扉3を自動的に閉位置に移動させることができる。
ここで、駆動部6、駆動部材8、係合機構7および従動部材9はいずれも、本体2(冷蔵庫本体)に設けられている。このため、駆動部材8と従動部材9との位置関係の精度が高い。従って、本体2と扉3との間に位置ずれがあっても、係合機構7では、余計な干渉が発生しにくいので、係合と解除とがスムーズに行われる。それ故、扉3に対する駆動部6による駆動と手動とをスムーズに切り換えることができる。
また、係合機構7は、駆動部材8に設けられた係合溝85と、従動部材9に設けられた係合軸95とからなる。従って、簡素な構成でありながら、駆動部材8および従動部材9の移動に合わせて、係合機構7において係合と解除とを行わせることができる。また、係合溝85と係合軸95であれば、駆動部材8から従動部材9への駆動力の伝達、および従動部材9から駆動部材8への駆動力の伝達の双方を容易にできる。
また、駆動部材8および従動部材9は、同一の支持部材(第1支持部材56および第2支持部材57)に支持されている。より具体的には、駆動部材8は、第1支持部材56および第2支持部材57に保持された軸受55の軸部551(第1支軸)によって回転可能に支持され、従動部材9は、第1支持部材56および第2支持部材57に保持された軸581(第2支軸)によって回転可能に支持されている。このため、駆動部材8と従動部材9との位置関係の精度が高いので、係合機構7において、係合と解除とをスムーズに行わせることができる。また、第1支持部材56および第2支持部材57は、金属製であり、剛性が大である。このため、駆動部材8と従動部材9との位置関係の精度が高いので、係
合機構7において、係合と解除とをスムーズに行わせることができる。
また、駆動部6は、駆動部材8を付勢する付勢部材68を備え、付勢部材68は、扉3が開位置から閉位置に移動する際、駆動部材8が一方方向(軸線L55を中心とする反時計周りCCW55の方向)に移動する途中までは駆動部材8を他方方向(軸線L55を中心とする時計周りCW55の方向)に付勢し、途中からは駆動部材8を一方方向(軸線L55を中心とする反時計周りCCW55の方向)に付勢する。このため、扉3を手動で閉方向に回転させれば、途中から、付勢部材68の付勢力によって扉3を閉方向に移動させることができる。また、閉位置にある扉3に対して閉方向の付勢力を作用させることができるので、扉3が不用意に開かない。
また、駆動部6は、駆動部材8に対して駆動部材8の移動に対する抗力を発生させるダンパ65を備えているため、付勢部材68の付勢力で扉3を閉方向に駆動した場合でも、扉3が急激に移動しにくい。
また、駆動部6は、駆動部材8を他方方向(軸線L55を中心とする時計周りCW55の方向)に駆動するモータ61を備えているため、扉3が閉状態から開状態に移行する際、モータ駆動を利用することができる。この場合でも、駆動部6は、モータ61から駆動部材8に到る駆動力伝達経路の途中にトルクリミッタ60を備えている。このため、モータ駆動によって、扉3を閉状態から開状態に移行させている途中、手動で扉3を開方向または閉方向に移動させても、かかる負荷のモータ61側への伝達をトルクリミッタ60によって阻止することができる。
また、本形態においては、本体2に対する扉3の軸線L3方向の位置ずれを吸収する位置ずれ吸収部45が設けられている。このため、本体2と扉3との間に軸線L方向の位置ずれがあっても、係合機構7では、係合と解除とがスムーズに行われる。従って、扉3に対する駆動部6による駆動と手動とをスムーズに切り換えることができる。
また、本形態では、本体2側に扉駆動装置10が設けられているため、可動体側である扉3に扉駆動装置10を設ける必要がない。それ故、扉3の構成を簡素化することができる。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、本体2側に扉駆動装置10を設けたが、扉3側に扉駆動装置10を設けてもよい。上記実施の形態では、付勢部材68として圧縮コイルバネを用いたが、引っ張りコイルバネ等を用いてもよい。上記実施の形態では、駆動部材8および従動部材9が回転する構成であったが、駆動部材8および従動部材9の一方あるいは双方が直動する構成であってもよい。
1・・冷蔵庫、2・・本体(冷蔵庫本体)、3・・扉、5・・ケース、6・・駆動部、7・・係合機構、8・・駆動部材、9・・従動部材、10・・扉駆動装置(冷蔵庫用扉駆動装置)、11・・アーム部材、45・・位置ずれ吸収部、51・・第1ケース部材、52・・第2ケース部材、55・・軸受、56・・第1支持部材、57・・第2支持部材、60・・トルクリミッタ、61・・モータ、62・・歯車、63・・駆動レバー、64・・連結部材、65・・ダンパ、68・・付勢部材、85・・係合溝、86・・受け部、95・・係合軸、551・・軸部(第1支軸)、581・・軸(第2支軸)、610・・回転

Claims (11)

  1. 冷蔵庫の扉を少なくとも閉方向に駆動する冷蔵庫用扉駆動装置であって、
    冷蔵庫本体および前記扉のうちの一方側に、
    駆動部と、
    該駆動部により駆動される駆動部材と、
    該駆動部材に係合機構を介して接続され、前記扉と連動して移動する従動部材と、
    を有し、
    前記係合機構では、前記扉が開位置から閉位置に到る途中位置までは前記駆動部材と前記従動部材との係合が解除され、前記途中位置から前記閉位置までは前記駆動部材と前記従動部材とが係合し、
    前記駆動部は、前記駆動部材と前記従動部材とが係合した状態で前記駆動部材を前記扉の閉方向に対応する一方方向に前記駆動部材を付勢する付勢部材を備え、
    前記付勢部材は、前記扉が前記開位置から前記閉位置に移動する際、前記駆動部材が前記一方方向に移動する途中までは当該駆動部材を前記一方方向とは反対側の他方方向に付勢し、当該途中からは当該駆動部材を前記一方方向に付勢することを特徴とする冷蔵庫用扉駆動装置。
  2. 前記係合機構は、前記駆動部材および前記従動部材の一方に設けられた係合溝と、前記駆動部材および前記従動部材の他方に設けられ、前記係合溝と係合可能な係合軸と、からなることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫用扉駆動装置。
  3. 前記駆動部材および前記従動部材は、同一の支持部材に支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫用扉駆動装置。
  4. 前記支持部材は、金属製であることを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫用扉駆動装置。
  5. 前記駆動部材は、前記支持部材に支持された第1支軸によって回転可能に支持され、
    前記従動部材は、前記支持部材に支持された第2支軸によって回転可能に支持されていることを特徴とする請求項3または4に記載の冷蔵庫用扉駆動装置。
  6. 前記駆動部は、前記駆動部材に対して当該駆動部材の移動に対する抗力を発生させるダンパを備えていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の冷蔵庫用扉駆動装置。
  7. 前記駆動部は、前記駆動部材を前記他方方向に駆動するモータを備えていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の冷蔵庫用扉駆動装置。
  8. 前記駆動部は、前記モータから前記駆動部材に到る駆動力伝達経路の途中にトルクリミッタを備えていることを特徴とする請求項7に記載の冷蔵庫用扉駆動装置。
  9. 前記冷蔵庫本体および前記扉のうちの他方側と前記従動部材とは、アーム部材を介して機構的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の冷蔵庫用扉駆動装置。
  10. 前記冷蔵庫本体の上壁には、前記扉の上端壁に一部が重なる固定板が設けられ、
    前記扉には、前記固定板の穴に軸線周りに回転可能に嵌った支軸が設けられており、
    前記上端壁と前記固定板との隙間によって、前記冷蔵庫本体に対する前記扉の前記軸線方向の位置ずれを吸収する位置ずれ吸収部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の冷蔵庫用扉駆動装置。
  11. 前記一方側は、前記冷蔵庫本体であることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の冷蔵庫用扉駆動装置。
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