JP6419533B2 - リニアモータ及び圧縮機 - Google Patents

リニアモータ及び圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP6419533B2
JP6419533B2 JP2014225051A JP2014225051A JP6419533B2 JP 6419533 B2 JP6419533 B2 JP 6419533B2 JP 2014225051 A JP2014225051 A JP 2014225051A JP 2014225051 A JP2014225051 A JP 2014225051A JP 6419533 B2 JP6419533 B2 JP 6419533B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic pole
axial direction
linear motor
magnetic
mover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014225051A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016092972A (ja
Inventor
俊超 王
俊超 王
育相 王
育相 王
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2014225051A priority Critical patent/JP6419533B2/ja
Publication of JP2016092972A publication Critical patent/JP2016092972A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6419533B2 publication Critical patent/JP6419533B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Description

本発明は、モータ及び圧縮機に関し、特には往復動するリニアモータ及び該リニアモータを用いた圧縮機に関する。
シリンダに進退自在に支持されたロッドを往復動駆動する電動シリンダ又はリニアモータと呼ばれる装置は、駆動効率が高く、構造が簡単でコンパクトにできるものとして、従来より知られている。リニアモータの駆動力は常にピストン運動の方向と同一直線上にあるため、ピストンには直線に沿う軸線方向と垂直な径方向に働く力が存在せず又はかなり小さいので、ピストンの摩擦による損耗が大きく軽減され、圧縮機が長く使用できる利点がある。
図8と図9には、従来の電動シリンダの1例の構成を示している(例えば、特許文献1参照)。図において、9は往復動するリニア電動シリンダであり、91は、シリンダであり、92は、シリンダ91に進退自在に直線状に移動可能に設けられた可動子である。シリンダ91の左右端近くの内面には第1の固定子93と第2の固定子94が取り付けられている。可動子92は、シリンダ91に進退自在に支持されたロッド921と、ロッド921に固定された磁極922とを有する。第1の固定子93と第2の固定子94とはコアにコイルを巻回した電機子であり、磁極922は永久磁石である。図8の状態にあるとき、磁極922に右方向の推力が発生するように、第1の固定子93に通電される。そしてロッド921が右に移動して、図9の状態近くになると、第2の固定子94に通電して磁極922に左向きの推力を与えて制動する。図9の状態から図8の状態に移動させるには、逆の手順で操作する。以上のようにすると、可動子92をシリンダ91に対して左右往復動させることができる。
特開2004−282957号公報
従来の電動シリンダ9は、長いストロークの両端に第1の固定子93と第2の固定子94とが取り付けられているので、相互に通電されて磁性が発生し磁極922に所定の推力を与えて移動させることができ、エネルギー消費が少なく済む効果があるが、第1の固定子93と第2の固定子94とは所定の間隔を置いて設けられているため、入れ替わりに通電するタイミングが合わないと、可動子92が往復動の間で止まったりしてしまい、円滑に動くことができなくなる問題点がある。また。第1の固定子93と第2の固定子94とは所定の間隔を置いて位置決めされなければならないため、装置の小型化に不利であるという問題点もある。
本発明は、可動子が円滑に往復動することができると共に、装置の小型化を図ることができるリニアモータ及び圧縮機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るリニアモータは、中空状ハウジング内に、自身の中央軸線に沿う軸線方向に沿って往復動可能に設けられた可動子と、前記可動子を取り囲むように設けられた固定子ユニットとを備え、前記固定子ユニットに電流が流れ、磁界が発生すると、前記可動子と引き合ったり反発したりすることにより前記可動子が前記軸線方向に沿って往復動するものであって、前記可動子は、前記軸線方向にずれて前記軸線方向と平行して並列された複数の第1の磁極と複数の第2の磁極とを備え、複数の前記第1の磁極と複数の前記第2の磁極とはそれぞれ隣り合って所定の間隔をあけて前記軸線方向と平行して並列されていると共に、互いに交錯して前記第1の磁極及び前記第2の磁極における隣接同士の一方磁極の他方磁極に向かう一端部間に前記他方磁極の前記一方磁極に向かう一端部が入り込むように前記一方磁極に対して前記他方磁極が前記軸線方向にずれて設けられていることを特徴とする。
固定子ユニットは、通電による磁力により、第1の磁極又は第2の磁極と引き合ったり、反発したりするので、可動子は中断することなく連続して往復動することができる。第1の磁極31第2の磁極32は、軸線方向81の間隔がなく、対向するそれぞれの一端部が対応する隣接電極同士の一端部間に入り込むように可動子に周設されているので、第1の磁極31及び第2の磁極32の間は、軸線方向81の間隔がないため、装置の小型化が可能である。また、可動子3の運動ストロークを長くすることがなくなるので、エネルギー消費が少なく済む効果があり、ピストン52の摩擦による損耗が大きく軽減され、圧縮機が長く使用できる。
本発明に係るリニアモータの第1の実施形態を備えて構成された圧縮機を示す組立断面図である。 図1の分解斜視図である。 該第1の実施形態の運動を説明する組立断面図である。 本発明に係るリニアモータの第1の実施形態を一部を省略して示す組立斜視図である。 図4の軸線方向の正面図である。 可動子の他の態様を備えた圧縮機を示す分解斜視図である。 本発明に係るリニアモータの第2の実施形態における可動子を示す斜視図である。 従来のリニアモータの一例を示す側断面図である。 図8の従来のリニアモータの動作を説明する側断面図である。
以下、本発明のにおけるいくつかの実施形態について図面を参照して説明する。なお、同一構成及び機能を有する構成要素については、同一番号を付してその説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1〜5には、本発明に係るリニアモータを備えて構成された圧縮機の構成を概略的に示している。本発明の第1の実施形態に係るリニアモータ1は、図示の如く、その中央軸線8に沿う軸線方向81の両端が開放された例えば中空円筒形状に形成されたハウジング2内に、直線状に往復動自在な可動子3と、可動子3を取り囲んで取り付けられる固定子ユニット4とを備えて構成されている。
ハウジング2は、可動子3及び固定子ユニット4を収容するように中央軸線8を取り囲む外壁21によって画成された収容空間を、可動子3が往復動する通路20として有して構成されている。ハウジング2は通路20がハウジング2の中央軸線8の両端の開口200を介して外部に連通し、蓋体22によって対応する開口200を閉塞するように密閉状に設けられている。
可動子3は、軸線方向81に沿って長く延伸されたロッド30と、ロッド30の外周面に互いにロッド30の軸線方向81を取り囲む周方向に交錯すると共に軸線方向81で重ならないようにずれて並列された複数の第1の磁極31と複数の第2の磁極32とを備えて構成されている。
ロッド30は、第1の磁極31と第2の磁極32とを取り付けるように形成された取付部301と、取付部301の軸線方向81の相反する両端側からそれぞれ突き出て蓋体22を回転可能に貫通するように形成された延伸部302とを有する。ハウジング2の両端側の蓋体22のそれぞれには、延伸部302が貫通して突き出される貫通孔220が設けられている。
第1の磁極31と第2の磁極32は、それぞれが隣り合って所定の間隔をあけて軸線方向81と平行してロッド30の外周面に並列されていると共に、互いに交錯して第1の磁極31及び第2の磁極32の隣接同士の一方磁極の他方磁極に向かう一端部間に他方磁極の一方磁極に向かう一端部が入り込むように一方磁極に対して他方磁極が軸線方向81にずれて設けられている。図示のように、第1の磁極31は、隣り合う第2の磁極32同士間に入り込む第1の重なり部311と、第1の重なり部311から軸線方向81に外部に向かって延びる第1の延伸部312とを有する。第2の磁極32は、隣り合う第1の磁極31同士間に入り込む第2の重なり部321と、第2の重なり部321から軸線方向81に外部に向かって延びる第2の延伸部322とを有する。
なお、この実施形態では、第1の磁極31と第2の磁極32は、周方向に等間隔に隔てて一つずつ交錯して並列されているが、交錯する個数は場合によって2つ又は2つ以上でもよい。また、この実施形態では、第1の磁極31と第2の磁極32が、周方向に等間隔に隔てて一つずつ交錯して並列されているので、隣接する第1の磁極31同士間の周方向間隔と、第2の磁極32の周方向幅とがほぼ同じであり、隣接する第2の磁極32同士間の周方向間隔と、第2の磁極32の周方向幅とがほぼ同じである。
なお、第1の磁極31と第2の磁極32は、一例としては、それぞれの磁極が互いに相反する永久磁石である。
固定子ユニット4は、通電して磁力が発生するものであり、例えば鉄、ケイ素鋼板などの透磁率が高い材料で作られ、1例としては、複数枚のケイ素鋼板を積み重ねて構成されたものである。固定子ユニット4は、この実施形態では、ハウジング2内に中央軸線8を取り囲むように形成されたステータコア41と、ステータコイル42とからなっている。
ステータコア41は、ハウジング2内に取り付けられ中央軸線8を取り囲むように環状に形成された基部411と、基部411から互いにスロット413を隔てて軸線方向81と直角の径方向の内側に突き出て形成された複数のティース412とを有する。この実施形態では、複数のステータコイル42は、可動子3を取り囲むように環状に構成されてなり、ステータコイル42のそれぞれが略方形状に形成されていると共に、複数のティース412のそれぞれに対応して巻装されている。
この実施形態では、図1に示されているように、第1の磁極31における第1の重なり部311の隣接する第2の磁極32同士間の間隔に入り込んだ長さd1は、第2の磁極32における第2の重なり部321の隣接する第1の磁極31同士間の間隔に入り込んだ長さと同じである。また、ステータコイル42の軸線方向81の長さd2は、第1の延伸部312の長さd3よりも大である。また、ステータコイル42の軸線方向81の長さd2は、第2の延伸部322の長さd4よりも大である。また、ステータコイル42の軸線方向81の長さd2は、第1の磁極31の軸線方向81の全長(即ち、第1の重なり部311の長さd1及び第1の延伸部312の長さd3)と第2の延伸部322の長さd4との和よりも小である。
本発明に係るリニアモータ1の駆動力を高めることができるように、固定子ユニット4におけるステータコイル42が、第1の磁極31及び第2の磁極32の数と位置に対応して配置されると、固定子ユニット4及び可動子3間の引き合い力、反発力を高めることができる。即ち、第1の磁極31と第2の磁極32との総数が、ステータコイル42の数と同じであれば、固定子ユニット4及び可動子3間の引き合い力、反発力を高めることができる。なお、この実施形態では、例えば図2のように、第1の磁極31が4つ、第2の磁極32が4つであれば、ステータコイル42は8つであり、また図6のように、第1の磁極31が2つ、第2の磁極32が2つであれば、ステータコイル42は4つである。第1の磁極31と第2の磁極32との総数は、ステータコイル42の数と同じであれば、固定子ユニット4に無駄なく通電することができるので、エネルギーの消費を最小限にすることができる。
この実施形態では、第1の磁極31と第2の磁極32とは永久磁石であるが、通電することによって一時的に磁力が発生される磁石であってもよい。第1の磁極31と第2の磁極32は複数枚のケイ素鋼板を積み重ねてなったものであってもよく、誘導性材料で磁気抵抗を有するようにつくられたものであってもよい。
この実施形態では、固定子ユニット4及び可動子3間の引き合い力、反発力によって可動子3が往復動できればよく、例えば、ステータコイル42による磁界が同じであり、第1の磁極31と第2の磁極32とには向きが異なる磁極がそれぞれ発生するように構成されてもよいが、これに制限されない。
この実施形態に係るリニアモータ1を用いて構成された圧縮機は、ハウジング2の軸線方向81の相反する両端側にそれぞれシリンダ5がハウジング2と同軸状に設けられている。各シリンダ5は、軸線方向81の両端側が開放された中空筒状に形成されたシリンダ本体51と、シリンダ本体51に設けられたピストン52とを備えている。
シリンダ本体51は、軸線方向81の両端開口が蓋体22と蓋体23とにより閉塞され、ハウジング2より突き出されて蓋体22を貫通して延ばれた延伸部302を収納するスペース50を画成する周壁511を有し、周壁511の軸線方向81の両端側に複数の吸気弁53と複数の排気弁54とが取り付けられている。シリンダ本体部51のスペース50内には、ピストン52が軸線方向81に沿って往復動可能に設けられている。スペース50は、ピストン52によってハウジング2側の第1のスペース部501と、ハウジング2から離れる第2のスペース部502とに仕切られる。
ピストン52、52はそれぞれ、可動子3の移動に連動可能にハウジング2より突き出された延伸部302、302に対応して連結されている。複数の吸気弁53は第1のスペース部501又は第2のスペース502に連通するように、周壁511の軸線方向81の一側(図1では上側)に取り付けられ、複数の排気弁54は、第1のスペース部501又は第2のスペース部502に連通するように、シリンダ本体51の軸線方向81の他側(図1では下側)に取り付けられている。なお、この実施形態では、ピストン52、52は、ロッド30の突き出された延伸部302に連動可能に連結されるようにハウジング2の軸線方向81の両端側に設けられているが、これに制限されず、場合によって、上下両側に設けられてもよい。
以上のように構成されたリニアモータ1を備えた圧縮機の動作及び作用について添付図面を参照して説明する。
固定子ユニット4に第1の電流を流すと、第1の磁界が発生することによって、第1の磁極31を引き寄せると共に第2の磁極32と反発する。こうして、図3に示されているように、ロッド30が連動して図3の軸線方向81の右側に移動される。そして、固定子ユニット4に第1の電流の向きと逆の第2の電流を流すと、第1の磁界の向きと逆の第2の磁界が発生する。これによって、第2の磁極32を引き寄せると共に、第1の磁極31と反発する。こうして、図1に示されているように、ロッド30が連動して図1の軸線方向81の左側に移動される。このように、固定子ユニット4による磁界により、ロッド30が軸線方向81に沿って往復動するように駆動されることができる。
そして、ピストン52が可動子3のロッド30の軸線方向81両端の延伸部302に取り付けられているので、ピストン52が可動子3の往復動に連動してシリンダ5内を移動し、シリンダ5内のスペース50においてスペース50内の流体が圧縮される。
図1に示されているように、可動子3が左側に動くと、ピストン52が連動して移動され、例えば図示右側のスペース50においては第1のスペース部501が圧縮される。この時、第1のスペース部501に連通されている吸気弁53が閉塞されると共に、第1のスペース部501に連通されている排気弁54が開放される。こうして、第1のスペース部501における流体(ガス)が排気弁54を介して排出される。第1のスペース部501におけるガスの排気に連動して第2のスペース部502が膨張すると、第2のスペース部502に連通されている排気弁54が閉塞されると共に、第2のスペース部502に連通されている吸気弁53が開放される。こうして、外部よりガスが吸気弁53を介して第2のスペース部502に流れ込む。
そして、図3に示されているように、可動子3が右側に動くと、ピストン52が連動して移動され、例えば図示右側のスペース50におおいては第2のスペース部502が圧縮される。この時、第2のスペース部502に連通されている吸気弁53が閉塞されると共に、第2のスペース部502に連通されている排気弁54が開放される。こうして、第2のスペース部502における流体(ガス)が排気弁54を介して排出される。第2のスペース部502におけるガスの排気に連動して第1のスペース部501が膨張すると、第1のスペース部501に連通されている排気弁54が閉塞されると共に、第1のスペース部501に連通されている吸気弁53が開放される。こうして、外部よりガスが吸気弁53を介して第1のスペース部501に流れ込む。
なお、上記のように、図示の軸線方向81右側に設けられたシリンダ5のピストン52の運動について説明したが、軸線方向81左側に設けられたピストン52の運動は類似するので、その説明を省略する。
以上のように、可動子3の第1の磁極31及び第2の磁極32は、互いに軸線方向81の間隔をあけて設けられた従来の配置ではなく、それぞれは軸線方向81の間隔がなく、つまり対向するそれぞれの一部である第1の重なり部311、第2の重なり部321が対応する隣接電極同士の間に入り込むようにロッド30に周設されているので、固定子ユニット4によって第1の磁極31が引き寄せられた時、第2の磁極32の第2の重なり部321がやはり固定子ユニット4によって取り囲まれる。このため、第2の磁極32を引き合うように固定子ユニット4を駆動すると、第2の磁極32が固定子ユニット4にすぐに引き寄せられ、可動子3が図1のように左側に移動される。この時、第1の磁極31の第1の重なり部311はまた、固定子ユニット4によって取り囲まれる。次に、第1の磁極31を引き寄せるように固定子ユニット4を駆動すると、第1の磁極31が固定子ユニット4にすぐ引き寄せられ、図3のように可動子3が右側に移動される。固定子ユニット4は、第1の磁極31又は第2の磁極32との引き合い、反発が中断することなく連続して駆動することができるので、可動子3は円滑に往復動することができる。
また、可動子3の第1の磁極31及び第2の磁極32は、軸線方向81の間隔がなく、対向するそれぞれの一部である第1の重なり部311、第2の重なり部321が対応する隣接電極同士の間に入り込むようにロッド30に周設されているので、第1の磁極31及び第2の磁極32の間は、軸線方向81の間隔がないため、装置の小型化が可能である。
また、可動子3の運動ストロークを長くすることがなくなるので、エネルギー消費が少なくて済む効果があり、ピストン52の摩擦による損耗が大きく軽減され、圧縮機が長く使用できる。
また、固定子ユニット4と可動子3との間隔は、可動子3の往復運動に合わせて調節することができるので、装置の設計自由度を高めることができる。
ここでは、固定子ユニット4は、通電により、第1の磁極31又は第2の磁極32との引き合い、反発が中断することなく連続して駆動することができる磁力が発生する構成であればよく、上記実施形態に制限されないことに留意されたい。
この実施形態に係るリニアモータ1では、固定子ユニット4の全体に通電駆動して、第1の磁極31を引き寄せて移動させる。次に、固定子ユニット4の全体に通電駆動して、第2の磁極32を引き寄せて移動させる。このように、第1の磁極31と第2の磁極32とは、固定子ユニット4に対して引き合う又は反発する磁界が交互に発生することによって、可動子3を軸線方向81に沿って往復動させることができる。
このように、固定子ユニット4全体に通電駆動して第1の磁極31と第2の磁極32に対して引き合う又は反発する磁界が交互に発生する態様について説明したが、これに制限されない。例えば、第2の磁極32に対応して配置されたステータコイル42及び対応する第2の磁極32の間が相互に作用されないように、第2の磁極32に対応して配置されたステータコイル42が通電されずに、第1の磁極31に対応して配置されたステータコイル42が通電されると、第1の磁極31を引き寄せて移動させる。次に、第1の磁極31に対応して配置されたステータコイル42及び対応する第1の磁極31の間が相互に作用されないように、第1の磁極31に対応して配置されたステータコイル42が通電されずに、第2の磁極32に対応するステータコイル42が通電されるて、第2の磁極32を引き寄せて移動させる。このように、固定子ユニット4全体に通電されることがなく、第1の磁極31と第2の磁極32とに入れ替わってそれぞれ対応するステータコイル42が通電されると、固定子ユニット4に対して引き合う又は反発する磁界を交互に発生させることによって、可動子3を軸線方向81に沿って往復動させることもできる。また、固定子ユニット4全体に通電されず、第1の磁極31と第2の磁極2とに対応して入れ替わりに通電する場合、エネルギーの節減にもつながる。
(第2の実施形態)
図7には、本発明に係るリニアモータの第2の実施形態の構成を概略的に示している。第2の実施形態に係るリニアモータは上記の実施形態の構成とほぼ同じであるが、異なるところは可動子3の構成にある。
可動子3のロッド30の取付部301は、筒状に形成され、その外周面には、軸線方向81に沿って延伸される複数の取付溝303がロッド30の径方向の内側に窪んで設けられている。取付溝303は少なくとも設けられた複数の磁極の総数に相当する数が設けられている。複数の第1の磁極31と複数の第2の磁極32とは、軸線方向の対向するそれぞれの一部である第1の重なり部311、第2の重なり部321が対応する隣接電極同士の間に入り込むように、軸線方向81にずれると共に交錯しながら取付溝303に収容されるように着脱可能に取り付けられている。
このように構成されたリニアモータ1は、上記の実施形態による効果を備えている外、第1の電極31と第2の電極32とが取付溝303に着脱可能に設けられているので、使い勝手がよくなる。
本発明に係るリニアモータ及び該リニアモータを備えた圧縮機は、リニアモータ、圧縮機などの小型化に有用である。
1 リニアモータ
2 ハウジング
200 開口
20 通路
21 外壁
22、23 蓋体
220 貫通孔
3 可動子
30 ロッド
301 取付部
302 延伸部
303 取付溝
31 第1の磁極
311 第1の重なり部
312 第1の延伸部
32 第2の磁極
321 第2の重なり部
322 第2の延伸部
4 固定子ユニット
41 ステータコア
411 基部
412 ティース
413 スロット
42 ステータコイル
5 シリンダ
51 シリンダ本体
511 周壁
50 スペース
501 第1のスペース部
502 第2のスペース部
52 ピストン
53 吸気弁
54 排気弁
8 中央軸線
81 軸線方向
d1〜d4 長さ

Claims (8)

  1. 中空状ハウジング内に、自身の中央軸線に沿う軸線方向に沿って往復動可能に設けられた可動子と、前記可動子を取り囲むように設けられた固定子ユニットとを備え、前記固定子ユニットに電流が流れ、磁界が発生すると、前記可動子と引き合ったり反発したりすることにより前記可動子が前記軸線方向に沿って往復動するものであって、
    前記可動子は、前記軸線方向にずれて前記軸線方向と平行して並列された複数の第1の磁極と複数の第2の磁極とを備え、
    複数の前記第1の磁極同士と前記複数の前記第2の磁極同士周方向にそれぞれ隣り合って所定の間隔をあけて前記軸線方向と平行して並列されていると共に、複数の前記第1の磁極と複数の前記第2の磁極が軸方向において重なり合い前記第1の磁極及び前記第2の磁極における隣接する一方磁極の他方磁極側の軸方向一端部同士の間に前記他方磁極の前記一方磁極側の軸方向一端部が入り込むように前記一方磁極に対して前記他方磁極が前記軸線方向にずれて設けられていることを特徴とするリニアモータ。
  2. 前記第1の磁極は、隣接する前記第2の磁極同士間に入り込む第1の重なり部と、前記第1の重なり部から前記軸線方向に外部に向かって延びる第1の延伸部とを有し、
    前記第2の磁極は、隣接する前記第1の磁極同士間に入り込む第2の重なり部と、前記第2の重なり部から前記軸線方向に外部に向かって延びる第2の延伸部とを有し、
    前記第1の重なり部の隣接する前記第2の磁極同士間に入り込んだ長さは、前記第2の重なり部の隣接する前記第1の磁極同士間に入り込んだ長さと同じであることを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  3. 前記固定子ユニットは、前記ハウジング内に前記中央軸線を取り囲むように形成されたステータコアとステータコイルとからなり、
    前記ステータコアは、前記ハウジング内に取り付けられ前記中央軸線を取り囲むように環状に形成された基部と、前記基部から互いにスロットを隔てて前記軸線方向と直角の方向である径方向の内側に突出されて形成された複数のティースとを有し、
    前記ステータコイルの前記軸線方向の長さは、前記第1の延伸部の長さよりも大であり、
    前記ステータコイルの前記軸線方向の長さは、前記第2の延伸部の長さよりも大であり、
    前記ステータコイルの前記軸線方向の長さは、前記第1の磁極の長さと前記第2の延伸部の長さとの和よりも小であることを特徴とする請求項2に記載のリニアモータ。
  4. 前記可動子は、前記軸線方向に沿って延伸されたロッドを有し、
    前記ロッドは、前記第1の磁極と前記第2の磁極とを取り付けるように形成された取付部と、前記取付部の前記軸線方向の相反する両端側からそれぞれ突き出て前記ハウジングに対して回転可能に貫通するように形成された延伸部とを有することを特徴とする請求項3に記載のリニアモータ。
  5. 前記ロッドは、その外周面に、前記軸線方向に沿って延伸される複数の取付溝が前記径方向の内側に窪んで設けられ、
    前記取付溝は、少なくとも前記第1の磁極と前記第2の磁極との総数に相当する数が設けられ、
    複数の前記第1の磁極と複数の前記第2の磁極とは、前記第1の重なり部と、前記第2の重なり部が、対応する隣接磁極同士の間に入り込むように、前記軸線方向にずれると共に交錯しながら前記取付溝に収容されるように着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載のリニアモータ。
  6. 前記第1の磁極と前記第2の磁極は、永久磁石であることを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  7. 前記第1の磁極と前記第2の磁極は、一時的に磁力が発生する磁石であることを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  8. 請求項1〜7のいずれかの一項に記載のリニアモータと、
    前記リニアモータにおける前記可動子の前記ハウジングを貫通して前記軸線方向に沿って延伸された両端部を収容可能に、前記リニアモータにおける前記ハウジングの前記軸線方向の両端にそれぞれ取り付けられた2つのシリンダと、
    前記シリンダ内に前記リニアモータにおける前記可動子の前記軸線方向の前記両端部に前記可動子の往復動に連動可能に取り付けられた2つのピストンと、
    を備えていることを特徴とする圧縮機。
JP2014225051A 2014-11-05 2014-11-05 リニアモータ及び圧縮機 Active JP6419533B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014225051A JP6419533B2 (ja) 2014-11-05 2014-11-05 リニアモータ及び圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014225051A JP6419533B2 (ja) 2014-11-05 2014-11-05 リニアモータ及び圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016092972A JP2016092972A (ja) 2016-05-23
JP6419533B2 true JP6419533B2 (ja) 2018-11-07

Family

ID=56019265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014225051A Active JP6419533B2 (ja) 2014-11-05 2014-11-05 リニアモータ及び圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6419533B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110017258A (zh) * 2019-05-20 2019-07-16 台州市星亚科技股份有限公司 一种直线空压机

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3876611B2 (ja) * 2000-11-02 2007-02-07 株式会社日立製作所 流体搬送装置
JP3818243B2 (ja) * 2002-08-26 2006-09-06 株式会社デンソー リニア振動電機
TWI459690B (zh) * 2012-08-09 2014-11-01 Chun Chao Wang 凸極型線性馬達及具有凸極型線性馬達之往復式雙活塞壓縮機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016092972A (ja) 2016-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102133697B1 (ko) 선형 구동 장치 및 피스톤 펌프 장치
US6462439B1 (en) Electromagnetic apparatus for producing linear motion
KR20180089746A (ko) 횡자속형 왕복동 모터 및 이를 구비한 왕복동식 압축기
JP3818243B2 (ja) リニア振動電機
EP3355454B1 (en) Moving core type reciprocating motor and compressor
JP2004056972A (ja) リニアアクチュエータ
MX2011004709A (es) Motor lineal/alternador de multiples armaduras que tiene muelle magnetico sin campos marginales y salida de energia incrementada.
JP2003339145A (ja) リニアアクチュエータ
KR100729200B1 (ko) 펌프
KR100548929B1 (ko) 리니어액튜에이터, 그것을 이용한 펌프장치 및 콤프렛서장치
JP6419533B2 (ja) リニアモータ及び圧縮機
JP2014039448A (ja) レシプロエンジン型リニア振動モータ
KR101970580B1 (ko) 리니어 모터 및 압축기
JP2007068373A (ja) リニアアクチュエータ、ポンプ装置、およびコンプレッサー装置
JP2004180377A (ja) 電磁往復駆動機構
US8049375B2 (en) Electromagnetic transducer apparatus
JP4770183B2 (ja) リニア圧縮機
JP2010158166A (ja) リニアアクチュエータ
JP4556930B2 (ja) リニアアクチュエータ
US10107275B2 (en) Linear motor and compressor having the same
JP2005273477A (ja) 電磁式ダイヤフラムポンプ
JP2004064838A (ja) リニアアクチュエータ、それを用いたポンプ装置並びにコンプレッサー装置
KR100528406B1 (ko) 리니어 모터
US20100084929A1 (en) Linear motor for linear compressor
JP2009027921A (ja) リニアアクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170113

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20170113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180227

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181010

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6419533

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6419533

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250