JP6418184B2 - 原稿読み取り装置及び画像形成装置 - Google Patents

原稿読み取り装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6418184B2
JP6418184B2 JP2016044314A JP2016044314A JP6418184B2 JP 6418184 B2 JP6418184 B2 JP 6418184B2 JP 2016044314 A JP2016044314 A JP 2016044314A JP 2016044314 A JP2016044314 A JP 2016044314A JP 6418184 B2 JP6418184 B2 JP 6418184B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
document
unit
user
login
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016044314A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017163247A (ja
Inventor
中村 洋
洋 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2016044314A priority Critical patent/JP6418184B2/ja
Publication of JP2017163247A publication Critical patent/JP2017163247A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6418184B2 publication Critical patent/JP6418184B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

本発明は、原稿を読み取って原稿データを取得する原稿読み取り装置及び画像形成装置に関する。
近年、原稿をスキャナーで読み取って電子化することで、簡単に複数のユーザー間で原稿を共有できるようになっており、機密情報が含まれる重要原稿をスキャンした場合には、情報漏洩を防止するためのセキュリティー対策が必要になっている。そこで、スキャンにより取得した原稿データを文字認識して、文字認識により検出された個人名やグループ名に基づいて自動的にアクセス権限を設定したり、配信先ユーザーを指定したマークシートを重要原稿と一緒にスキャンすることで、原稿データの配信ミスを防止したりする技術が知られている(例えば、特許文献1、2を参照)。また、原稿データを文字認識して、社外秘などの特定文字列を検出した場合には、ファイル所有者とファイル所有者グループとがアクセス可能なアクセス権限を設定し、特定文字列を検出しなかった場合に、全員がアクセス可能なアクセス権限を設定する技術が知られている(例えば、特許文献3を参照)。
特開平10-143414号公報 特開2005-175594号公報 特開2002-269093号公報
しかしながら、特許文献1〜3の技術では、作成者が利用する重要原稿データをその他のユーザーも利用するようになっており、作成者によっては自分が利用する重要原稿データに他ユーザーがアクセスすることを嫌がる場合があった。そのため、重要原稿をスキャンした場合に、本人用の原稿データとは別にセキュリティーを確保した状態で簡単に他人用の原稿データを作成することができる技術が求められていた。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、重要原稿をスキャンした場合に、本人用の原稿データとは別にセキュリティーを確保した状態で簡単に他人用の原稿データを作成することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の原稿読み取り装置は、ユーザー情報を記憶した記憶部と、前記ユーザー情報に基づいてユーザーのログインを受け付けるログイン処理部と、前記ログインを受け付けた前記ユーザーの指示に応じて原稿を読み取って本人用原稿データを取得する原稿読み取り部と、取得された前記本人用原稿データの1ページ目を文字認識してテキストデータを取得する文字認識部と、取得された前記テキストデータに基づいて前記本人用原稿データが重要文書か否かを判定する重要文書判定部と、前記本人用原稿データが前記重要文書と判定された場合に、前記ユーザー情報に基づいて前記テキストデータから前記ログインを受け付けた前記ユーザー以外のユーザーを検出すると、前記本人用原稿データをコピーして他人用原稿データを作成する他人用データ作成部と、前記他人用データ作成部により作成された前記他人用原稿データのセキュリティー対策を行うセキュリティー対策部とを備えたことを特徴とする。
また、前記セキュリティー対策部は、前記他人用データ作成部により検出された前記ユーザーのパスワードを前記他人用原稿データに設定するパスワード設定部を備えてもよい。
また、前記セキュリティー対策部は、前記他人用原稿データを前記他人用データ作成部により検出された前記ユーザーにアクセスが許可されたフォルダーに保存するアクセス制限部を備えてもよい。
また、前記他人用データ作成部は、前記テキストデータから前記ログインを受け付けた前記ユーザー以外のユーザーとして個人名を検出して、検出した個人数の前記他人用原稿データを作成し、前記パスワード設定部は、前記他人用データ作成部により検出された個人それぞれのパスワードを前記他人用原稿データに設定してもよい。
また、前記他人用データ作成部は、前記テキストデータから前記ログインを受け付けた前記ユーザー以外のユーザーとして部署名を検出して、検出した部署数の前記他人用原稿データを作成し、前記パスワード設定部は、前記他人用データ作成部により検出された部署それぞれのパスワードを前記他人用原稿データに設定してもよい。
また、前記他人用データ作成部は、前記テキストデータから前記ログインを受け付けた前記ユーザー以外のユーザーとして個人名及び部署名の両方を検出し、前記検出した部署に前記検出した個人が所属している場合に、前記検出した部署に所属している前記個人を除く個人数+部署数の前記他人用原稿データを作成してもよい。
また、前記パスワードは、ログインパスワードであってもよい。
また、本発明の画像形成装置は、上記に記載の原稿読み取り装置を備えてもよい。
本発明によれば、重要原稿をスキャンした場合に、本人用の原稿データとは別にセキュリティーを確保した状態で簡単に他人用の原稿データを作成することができる。
本発明に係る実施形態の画像形成装置の断面模式図である。 図1に示す画像形成装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2に示すユーザー情報の登録例である。 図2に示す画像形成装置の原稿読み取り処理の流れを示すフローチャートである。 原稿読み取り部が読み取る原稿の一例である。
以下、図を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態において、同様の機能を示す構成には、同一の符号を付してある。
図1を参照すると、本実施の形態の画像形成装置1は、スキャン機能を有する複合機であり、原稿読み取り装置として機能する。画像形成装置1は、原稿読み取り部2と、原稿給送部3と、本体部4と、操作部5とを備えている。原稿読み取り部2は、本体部4の上部に配設され、原稿給送部3は、原稿読み取り部2の上部に配設されている。また、画像形成装置1の手前側には、画像形成装置1の設定や動作指示を行う操作部5が配設されている。
操作部5は、液晶表示部51、操作ボタン52が設けられている。ユーザーは操作部5を操作して指示を入力することで、画像形成装置1の各種の設定を行い、画像形成等の各種機能を実行させる。液晶表示部51は、画像形成装置1の状態を示したり、画像形成状況や印刷部数を表示したり、タッチパネルとして、両面印刷や白黒反転等の機能や倍率設定、濃度設定などの各種設定を受け付ける。操作ボタン52としては、画像形成を開始するようにユーザーが指示するスタートボタン、画像形成を中止する際等に使用するストップ/クリアボタン、画像形成装置1の各種設定をデフォルト状態にする際に使用するリセットボタン、テンキー等が設けられている。
原稿読み取り部2は、スキャナー21と、プラテンガラス22と、原稿読み取りスリット23とを備えている。スキャナー21は、LED(Light Emitting Diode)を用いた光源24と、CCD(Charge Coupled Device)ラインセンサーやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)ラインセンサー等からなる受光部25とを備えており、原稿給送部3による原稿MSの搬送方向に移動可能に構成されている。原稿読み取りスリット23は、原稿給送部3による原稿MSの搬送方向と直交する方向に形成されたスリットである。
原稿給送部3は、原稿載置部31と、原稿排出部32と、原稿搬送機構33とを備えている。原稿載置部31にセットされた原稿MSは、原稿搬送機構33によって、1枚ずつ順次繰り出されて原稿読み取りスリット23に対向する位置へ搬送され、その後、原稿排出部32に排出される。また、原稿給送部3と原稿読み取り部2とは、画像形成装置1の奥側でヒンジ機構によって接続されており、原稿給送部3は、プラテンガラス22上面を開閉するプラテンカバーとして機能する。原稿給送部3を上方に開くことで、プラテンガラス22上面が開放され、プラテンガラス22に原稿MSをセットできる状態となる。
原稿載置部31に原稿MSがセットされていない状態や、原稿給送部3(プラテンカバー)が開いた開状態で、操作部5の操作ボタン52によって原稿MSの読み取りが指示されると、プラテンガラス22にセットされた原稿MSが読み取られる。プラテンガラス22に載置された原稿MSを読み取る場合には、スキャナー21は、プラテンガラス22に対向する位置に移動され、プラテンガラス22にセットされた原稿MSを主走査方向と直交する副走査方向に副走査方向基準線から走査しながら読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部4に出力する。
原稿載置部31に原稿MSがセットされた状態で、操作部5の操作ボタン52によって原稿MSの読み取りが指示されると、原稿給送部3により搬送される原稿MSが読み取られる。原稿MSは、表面(原稿画像を読み取る面)を上にして原稿載置部31にセットされる。そして、原稿載置部31にセットされた原稿MSは、原稿給送部3によって左側から搬送され、原稿MSの表面が原稿読み取りスリット23と対向位置に導かれる。また、スキャナー21は、原稿給送部3により搬送された原稿MSを読み取る場合、原稿読み取りスリット23と対向する位置に移動され、原稿読み取りスリット23を介し、原稿給送部3による搬送動作と同期して原稿MSを読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部4に出力する。
本体部4は、記録部6を備えると共に、給紙部41と、給紙ローラー42と、用紙搬送路43と、搬送ローラー44と、排出ローラー45とを備えている。給紙部41は、複数枚の記録紙Pが収納される給紙カセットであり、給紙ローラー42は、給紙部41から記録紙Pを1枚ずつ用紙搬送路43に繰り出す。給紙ローラー42によって用紙搬送路43に繰り出された記録紙Pは、搬送ローラー44によって記録部6に搬送される。そして、記録部6によって記録が施された記録紙Pは、排出ローラー45によって、原稿読み取り部2と本体部4との間に形成された排出空間46に排出される。このように、給紙ローラー42、搬送ローラー44及び排出ローラー45は、記録紙Pの搬送部として機能する。
記録部6は、感光体ドラム61と、帯電部62と、露光部63と、画像形成部64と、転写部65と、定着部66と、クリーニング部67とを備えている。露光部63は、レーザー装置やミラー等を備えた光学ユニットであり、帯電部62によって一様に帯電された感光体ドラム61に対し、画像データに基づくレーザー光を出力して露光し、感光体ドラム61の表面に静電潜像を形成する。画像形成部64は、トナーを用いて感光体ドラム61に形成された静電潜像を現像する現像ユニットであり、静電潜像に基づいたトナー像を感光体ドラム61上に形成させる。転写部65は、画像形成部64によって感光体ドラム61上に形成されたトナー像を記録紙Pに転写させる。定着部66は、転写部65によってトナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙Pに定着させる。そして感光体ドラム61上に残存するトナーは、クリーニング部67によって除去される。
図2には、画像形成装置1の概略構成を示す機能ブロック図が示されている。上述の原稿読み取り部2、原稿給送部3、搬送部(給紙ローラー42、搬送ローラー44、排出ローラー45)、操作部5及び記録部6は、制御部11に接続され、制御部11によって動作制御される。また、制御部11には、画像処理部7と、記憶部8と、ログイン処理部9と、通信部10とが接続されている。
画像処理部7は、画像データに対して所定の画像処理を行う手段であり、例えば、回転処理、拡大縮小処理や、階調調整、濃度調整等の画像改善処理が行われる。
記憶部8は、半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段であり、原稿読み取り部2によって原稿MSを読み取ることで取得された画像データが記憶されると共に、各種の管理情報が記憶されている。
また、記憶部8には、ユーザー情報81と、重要文書であることを示すキーワード82とが記憶されている。ユーザー情報81は、ユーザーを識別するユーザーID81aとユーザー名81bと所属81cとログインパスワード81dとを含んで構成される。ユーザー名81bには個人名だけでなく部署名などのグループ名が含まれており、個人名又はグループ名で画像形成装置1にログインできるようにユーザー管理されている。ユーザー名81bが個人名である場合には、その個人ユーザーが所属する部署名が所属81cに登録される。また、ユーザーは、キーワード82として重要文書であることを示す任意のものを登録することができ、例えば、「機密文書」、「社外秘」、「部外秘」、「重要」等を登録することができる。キーワード82は複数登録可能である。なお、キーワード82として、企業ロゴマーク等の画像パターンが登録されてもよい。
ログイン処理部9は、ユーザーID81a及びログインパスワード81dが入力されると、入力されたユーザーID81a及びログインパスワード81dをユーザー情報81と照合してユーザーのログインを受け付ける機能を有する。
通信部10は、LAN等のネットワークを介して、ファイル記憶装置12との間で各種データを送受信する機能を有する。通信部10は、インターネットに接続する機能を有してもよく、インターネットを介してファイル記憶装置12との間で各種データを送受信してもよい。
制御部11は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピューター等の情報処理部である。ROMには画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。制御部11は、ROMに記憶されている制御プログラムを読み出し、制御プログラムをRAMに展開させることで、操作部5から入力された所定の指示情報に応じて装置全体の制御を行う。
また、制御部11は、文字認識部111と、重要文書判定部112と、他人用データ作成部113と、セキュリティー対策部116として機能する。
文字認識部111は、原稿読み取り部2を介して読み取られた原稿データ(本人用原稿データ)の1ページ目にOCR(Optical Character Recognition)処理を実施して、文字認識によりテキストデータを取得する機能を有する。
重要文書判定部112は、文字認識部111により取得されたテキストデータに基づいて本人用原稿データが重要文書か否かを判定する機能を有する。具体的には、重要文書判定部112は、テキストデータからキーワード82を検出した場合に重要文書であると判定し、キーワード82を検出しなかった場合には重要文書でないと判定する。
他人用データ作成部113は、ユーザー情報81に基づいて、重要文書と判定された本人用原稿データのテキストデータからログインユーザー以外のユーザーの検出を行い、ログインユーザー以外のユーザー名81bを検出すると、他人用原稿データの作成が必要と判定して、本人用原稿データをコピーして他人用原稿データを作成する機能を有する。他人用データ作成部113は、ログインユーザー以外のユーザー名81bを検出しなかった場合には他人用原稿データの作成を不要と判定し、他人用原稿データを作成しない。テキストデータからログインユーザー以外に複数のユーザー名81bが検出された場合には、検出されたユーザーそれぞれ用に他人用原稿データが作成される。なお、以下で本人用原稿データと他人用原稿データとを区別しない場合に、原稿データとして説明する。
セキュリティー対策部116は、パスワード設定部114とアクセス制限部115とを有しており、重要文書と判定された本人用原稿データ及び他人用原稿データにセキュリティー対策を行う機能を有する。
パスワード設定部114は、重要文書であると判定された場合に、本人用原稿データ及び他人用原稿データにログインパスワード81dを設定する機能を有する。重要文書と判定されなかった原稿データにはログインパスワード81dは設定されない。
アクセス制限部115は、重要文書であると判定された場合に、本人用原稿データ及び他人用原稿データをファイル記憶装置12のアクセス制限付きのフォルダーに保存する機能を有する。重要文書と判定されなかった原稿データはファイル記憶装置12のアクセス制限なしのフォルダーに保存される。アクセス制限付きのフォルダーは、指定されたユーザーだけにアクセスが許可されたフォルダーである。アクセス制限部115は、作成された原稿データをアクセス制限付きのフォルダーに保存する場合、ファイル記憶装置12における予め指定されたフォルダー又は新規に作成したフォルダーに、原稿データの作成者であるログインユーザーをアクセス許可者として設定する。他人用データが作成されている場合には、アクセス制限部115は、他人用データ作成部113によりテキストデータから検出されたユーザーもアクセス許可者としてフォルダーに設定する。アクセス制限なしのフォルダーは、ファイル記憶装置12における予め指定された共有フォルダーなどである。
ファイル記憶装置12は、サーバー等により構成され、通信部10を介して送信される原稿データや他人用原稿データを蓄積する記憶手段である。本実施形態では、ファイル記憶装置12は、ネットワーク上に設けられている例を説明するが、画像形成装置1に内蔵されていてもよいし、クラウド上に設けられていてもよい。
次に、図4を参照して画像形成装置1における画像読み取り処理の流れを説明する。
まず、ログイン処理部9は、入力されたユーザー情報81(ユーザーID81a、ログインパスワード81d)に基づいてユーザーのログインを受け付ける(ステップs11)。
つづいて、ログインしたユーザーが図5に示す原稿MSをセットして、スタートボタンを押して画像読み取り指示を出すと、原稿読み取り部2は、セットされた原稿MSを読み取って原稿データを本人用原稿データとして取得する(ステップs12)。
本人用原稿データが取得されると、文字認識部111は本人用原稿データの1ページ目にOCR処理を実施する(ステップs13)。これにより、表紙にあたる1ページ目のテキストデータが取得される。
つづいて、重要文書判定部112は、文字認識部111により取得されたテキストデータに基づいて重要文書であるか否かを判定する(ステップs14)。具体的には、重要文書判定部112は、テキストデータから予め登録されたキーワード82(例えば、図5に示す"機密文書"など)を検出した場合に、重要文書であると判定し、キーワード82を検出しなかった場合には、重要文書でないと判定する。
本人用原稿データが重要文書でない場合(ステップs14でNo)、本人用原稿データはログインパスワード81dが設定されない状態のまま、アクセス制限部115によりファイル記憶装置12のアクセス制限なしのフォルダー(例えば、予め設定された共有フォルダーなど)に保存され(ステップs15)、本処理が終了する。
一方、本人用原稿データが重要文書である場合(ステップs14でYes)、他人用データ作成部113は、テキストデータに基づいて他人用原稿データの作成が必要か否かを判定する(ステップs16)。具体的には、他人用データ作成部113は、テキストデータからログインユーザー以外のユーザー名81bを検出した場合に、他人用原稿データの作成が必要と判定し(ステップs16でYes)、本人用原稿データをコピーすることにより(ステップs17)、本人用原稿データとは別に、検出したユーザー数の他人用原稿データを作成する。重要資料の表紙には、関係者の名前が記載されることが多く、また、関係者として名前が記載されたユーザーには重要資料を配布することが多いからである。
例えば、図5に示す原稿MSの場合には、"第1部署"、"山田太郎"、"山田花子"のユーザー名81bが記載されている。ログインユーザーが"田中次郎"である場合、検出されたユーザーはログインユーザー以外のユーザーであるので、他人用原稿データとして本人用原稿データのコピーが3つ作成される。
テキストデータからログインユーザー以外のユーザー名81bが検出されなかった場合には、他人用原稿データの作成が不要と判定され(ステップs16でNo)、他人用原稿データは作成されないままステップs18に処理が進む。
つづいて、ステップs18の処理では、パスワードを設定するか確認するダイアログ画面が操作部5に表示され、ユーザーはダイアログ画面を介して重要文書と判定された原稿データにパスワードを設定するか否かを選択する(ステップs18)。ダイアログ画面を介してパスワードを設定しないことが指示された場合には(ステップs18でNo)、ログインパスワード81dの設定処理は行われず、ステップs20に処理が進む。
一方、ダイアログ画面を介してパスワードを設定することが指示された場合(ステップs18でYes)、パスワード設定部114は、作成された原稿データのそれぞれにユーザーそれぞれのログインパスワード81dを設定する(ステップs19)。
これにより、本人用原稿データにはログインユーザーのログインパスワード81dが設定されると共に、他人用原稿データが作成されている場合には、他人用原稿データのそれぞれにテキストデータから検出されたユーザーのログインパスワード81dが設定される。例えば、本人用原稿データには"田中次郎"のログインパスワード81d"22222"が設定される。また、図5に示す原稿MSに基づいて作成された3つの他人用原稿データには、それぞれ"第1部署"のログインパスワード81d"11111"、"山田花子"のログインパスワード81d"12345"、"山田太郎"のログインパスワード81d"abcde"が設定される。このように、パスワードとして自動的にログインパスワード81dを設定することで、別途パスワードを通知する必要がなくなり、セキュリティーを向上させることができる。なお、本人用原稿データ及び他人用原稿データは、誰のデータであるのか識別できるように、ユーザーID81aやユーザー名81bなどが、作成された原稿データのファイル名に付くようにしてもよい。
つづいて、作成した原稿データをアクセス制限付きの場所に保存するか確認するダイアログ画面が操作部に表示されるので、ユーザーはダイアログ画面を介して重要文書と判定された原稿データをアクセス制限付きの場所に保存するか否かを選択する(ステップs20)。アクセス制限付きの場所に保存することが指示された場合には(ステップs20でYes)、アクセス制限部115により、ファイル記憶装置12の予め指定されたアクセス制限付きのフォルダーに原稿データが保存され(ステップs21)、本処理が終了する。アクセス制限付きの場所に保存しないことが指示された場合には(ステップs20でNo)、アクセス制限部115により、ファイル記憶装置12の予め指定されたアクセス制限なしのフォルダー(例えば共有フォルダーなど)に原稿データが保存され(ステップs22)、本処理が終了する。なお、他人用原稿データが作成されている場合には、制御部11は、原稿データを保存したときに、他人用原稿データの対象者にメール等で作成した旨を通知するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置1は、ユーザー情報81を記憶した記憶部8と、ユーザー情報81に基づいてユーザーのログインを受け付けるログイン処理部9と、ログインを受け付けたユーザーの指示に応じて原稿を読み取って本人用原稿データを取得する原稿読み取り部2と、取得された本人用原稿データの1ページ目を文字認識してテキストデータを取得する文字認識部111と、取得されたテキストデータに基づいて重要文書か否かを判定する重要文書判定部112と、重要文書と判定された場合に、ユーザー情報81に基づいてテキストデータからログインを受け付けたユーザー以外のユーザーを検出すると、本人用原稿データをコピーして他人用原稿データを作成する他人用データ作成部113と、他人用データ作成部113により作成された他人用原稿データのセキュリティー対策を行うセキュリティー対策部116とを備えている。これにより、原稿MSが重要文書で他ユーザーにも配布する必要がある場合には、本人用原稿データと他人用原稿データとがそれぞれセキュリティーを確保した状態で自動的に作成されるので、セキュリティーを確保した状態で簡単に関係者に原稿データを配布することができる。また、セキュリティー対策として、パスワードとアクセス制限のいずれか又は両方を設定することができる。
さらに、他人用原稿データとして、個人用の原稿データと部署等のグループ用の原稿データとがセキュリティーを確保した状態で作成されるので、個人閲覧用や部署閲覧用の重要資料を簡単に作成することができる。また、作成されたそれぞれの原稿データには、それぞれのログインパスワード81dが設定されるので、別途パスワードを通知する必要がない。
なお、上記実施形態では、原稿データにログインパスワード81dを設定するものとして説明したが、ログインパスワード81dとは別の専用パスワードをユーザー情報81に登録しておき、パスワード設定部114は、専用パスワードを用いてパスワード設定をしてもよい。
また、上記実施形態では、ダイアログ画面を介してパスワード設定の有無及びアクセス制限付きのフォルダーに保存するか否かをユーザーに選択させるものとして説明した。重要文書と判定された原稿データ全てにパスワード設定及びアクセス制限を付けると過剰なセキュリティー対策となる場合があるからである。重要文書であると判定された場合のパスワード設定部114の処理及びアクセス制限部115の処理については、それぞれパスワード設定の有無及びアクセス制限付きのフォルダーに保存するか否かをユーザーが設定できるようにしてもよい。この場合、パスワード設定部114及びアクセス制限部115は、ダイアログ画面を表示させず、ユーザーが設定した処理に従って、自動的にパスワード設定の有無及びアクセス制限付きのフォルダーに保存するか否かを選択して処理してもよい。また、パスワード設定部114は、本人用原稿データのパスワード設定において、ログインユーザーのログインパスワード81dではなく、ログインユーザーが入力したパスワードを設定してもよい。
また、他人用データ作成部113は、テキストデータからログインユーザー以外のユーザーとして部署と個人の両方を検出し、検出した部署に個人が所属している場合に、その部署に所属している個人用の他人用原稿データを作成しないようにしてもよい。つまり、他人用データ作成部113は、検出した部署に所属している個人を除く個人数+部署数の他人用原稿データを作成する。この場合の個人ユーザーは、部署用に作成した他人用原稿データを閲覧可能だからである。例えば、図5に示す原稿MSの場合には、"山田太郎"及び"山田花子"はそれぞれ"第1部署"に所属しているので、"第1部署"用の他人用原稿データだけが作成されるようにしてもよい。
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々様々に変更が可能であることは言うまでもない。
1 画像形成装置
2 原稿読み取り部
3 原稿給送部
4 本体部
5 操作部
6 記録部
7 画像処理部
8 記憶部
9 ログイン処理部
10 通信部
11 制御部
12 ファイル記憶装置
21 スキャナー
22 プラテンガラス
23 原稿読み取りスリット
24 光源
25 受光部
31 原稿載置部
32 原稿排出部
33 原稿搬送機構
41 給紙部
42 給紙ローラー
43 用紙搬送路
44 搬送ローラー
45 排出ローラー
46 排出空間
51 液晶表示部
52 操作ボタン
61 感光体ドラム
62 帯電部
63 露光部
64 画像形成部
65 転写部
66 定着部
67 クリーニング部
81 ユーザー情報
81a ユーザーID
81b ユーザー名
81c 所属
81d ログインパスワード
82 キーワード
111 文字認識部
112 重要文書判定部
113 他人用データ作成部
114 パスワード設定部
115 アクセス制限部
116 セキュリティー対策部
MS 原稿

Claims (8)

  1. ユーザー情報を記憶した記憶部と、
    前記ユーザー情報に基づいてユーザーのログインを受け付けるログイン処理部と、
    前記ログインを受け付けた前記ユーザーの指示に応じて原稿を読み取って本人用原稿データを取得する原稿読み取り部と、
    取得された前記本人用原稿データの1ページ目を文字認識してテキストデータを取得する文字認識部と、
    取得された前記テキストデータに基づいて前記本人用原稿データが重要文書か否かを判定する重要文書判定部と、
    前記本人用原稿データが前記重要文書と判定された場合に、前記ユーザー情報に基づいて前記テキストデータから前記ログインを受け付けた前記ユーザー以外のユーザーを検出すると、前記本人用原稿データをコピーして他人用原稿データを作成する他人用データ作成部と、
    前記他人用データ作成部により作成された前記他人用原稿データのセキュリティー対策を行うセキュリティー対策部と
    を備えたことを特徴とする原稿読み取り装置。
  2. 前記セキュリティー対策部は、
    前記他人用データ作成部により検出された前記ユーザーのパスワードを前記他人用原稿データに設定するパスワード設定部を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の原稿読み取り装置。
  3. 前記セキュリティー対策部は、
    前記他人用原稿データを前記他人用データ作成部により検出された前記ユーザーにアクセスが許可されたフォルダーに保存するアクセス制限部を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の原稿読み取り装置。
  4. 前記他人用データ作成部は、
    前記テキストデータから前記ログインを受け付けた前記ユーザー以外のユーザーとして個人名を検出して、検出した個人数の前記他人用原稿データを作成し、
    前記パスワード設定部は、
    前記他人用データ作成部により検出された個人それぞれのパスワードを前記他人用原稿データに設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の原稿読み取り装置。
  5. 前記他人用データ作成部は、
    前記テキストデータから前記ログインを受け付けた前記ユーザー以外のユーザーとして部署名を検出して、検出した部署数の前記他人用原稿データを作成し、
    前記パスワード設定部は、
    前記他人用データ作成部により検出された部署それぞれのパスワードを前記他人用原稿データに設定する
    ことを特徴とする請求項2又は4に記載の原稿読み取り装置。
  6. 前記他人用データ作成部は、
    前記テキストデータから前記ログインを受け付けた前記ユーザー以外のユーザーとして個人名及び部署名の両方を検出し、前記検出した部署に前記検出した個人が所属している場合に、前記検出した部署に所属している前記個人を除く個人数+部署数の前記他人用原稿データを作成する
    ことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の原稿読み取り装置。
  7. 前記パスワードは、ログインパスワードである
    ことを特徴とする請求項2、4、5のいずれか1項に記載の原稿読み取り装置。
  8. 請求項1から7までのいずれか1項に記載の原稿読み取り装置を備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP2016044314A 2016-03-08 2016-03-08 原稿読み取り装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP6418184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016044314A JP6418184B2 (ja) 2016-03-08 2016-03-08 原稿読み取り装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016044314A JP6418184B2 (ja) 2016-03-08 2016-03-08 原稿読み取り装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017163247A JP2017163247A (ja) 2017-09-14
JP6418184B2 true JP6418184B2 (ja) 2018-11-07

Family

ID=59854072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016044314A Expired - Fee Related JP6418184B2 (ja) 2016-03-08 2016-03-08 原稿読み取り装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6418184B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6874673B2 (ja) * 2017-12-26 2021-05-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3356685B2 (ja) * 1998-06-05 2002-12-16 シャープ株式会社 文書処理装置
JP2005234708A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像データ格納方法並びにプログラム
JP2007199909A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Fuji Xerox Co Ltd セキュリティポリシ付与装置、プログラム及び方法
JP4860599B2 (ja) * 2007-12-28 2012-01-25 シャープ株式会社 画像処理装置
JP2010041564A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Sharp Corp データ送信装置及びデータ送信方法
JP2011003116A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置及びプログラム
JP4940270B2 (ja) * 2009-07-06 2012-05-30 シャープ株式会社 画像形成装置
JP6073767B2 (ja) * 2013-09-20 2017-02-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017163247A (ja) 2017-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4744503B2 (ja) 操作処理装置
JP5844306B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御プログラム、及び画像形成方法
JP5925749B2 (ja) 画像形成装置
JP5335745B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび認証装置
US20120224203A1 (en) Printing apparatus, method of preventing removal of document from being forgotten, and program
JP6222242B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理システム
JP5555642B2 (ja) 画像形成装置
JP6418184B2 (ja) 原稿読み取り装置及び画像形成装置
CN108028877B (zh) 原稿读取装置及图像形成装置
JP5401437B2 (ja) 画像形成装置
JP5409578B2 (ja) 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2007221220A (ja) 画像形成装置
JP6269298B2 (ja) 画像形成装置
JP2013012043A (ja) 画像処理装置、画像処理システムおよび認証装置
JP6919422B2 (ja) 画像形成装置
JP2020120353A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP7142458B2 (ja) 複合機、複合機のファイル管理方法及びプログラム
JP5599109B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2012137968A (ja) 画像形成装置
JP2013012042A (ja) 画像処理装置、画像処理システムおよび認証装置
JP5487088B2 (ja) 画像形成装置
JP2011138286A (ja) 文書管理装置、文書管理システムおよび認証パスワードの変更通知方法
JP2012137969A (ja) 画像形成装置
JP5648857B2 (ja) 画像処理装置および認証装置
JP2006025256A (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6418184

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees