JP6417729B2 - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、視差データの生産方法、機器制御システム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、プログラム、視差データの生産方法、機器制御システム Download PDF

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Description

本発明は、第1の画像と第2の画像から視差情報を生成する画像処理装置等に関する。
運転者が車両を運転する際に運転を支援する車両の運転者支援システムが知られている。 運転支援システムは、対象(歩行者、他車両、障害物等)との距離を測定し、対象と衝突する可能性がある場合は、警報を出力して運転者に回避を促したり、ブレーキを作動させて減速させたり停止させたりする。
運転支援システムでは、この距離の測定に例えば車の前方に設置したステレオカメラが用いられる場合がある。ステレオカメラは、異なる位置から同じ対象を撮像した時、撮像された画像上の結像位置が対象までの距離によって変化することを利用して、対象までの距離を測定する。
図1はステレオカメラの測距原理を説明する図の一例である。基線長B(左右のカメラ間の距離)、焦点距離f、及び、視差d(視点による対象の結像点の位置の差)を用いて、撮像面から物体までの距離Zは以下の式で表すことができる。
Z=B・f/d …(式1)
よって、視差dを求めることができれば、距離Zを算出できる。視差dの決定には、左右のカメラから得られた一対の画像の小領域を水平方向にシフトしながら相関値を計算し、最も高い相関が得られた際のシフト量を視差dとして算出するブロックマッチングがよく用いられる。また、相関の評価値としては、2つの小領域の各画素値の差の絶対値和SAD(sum of absolute difference)や差の二乗和SSD(sum of squared difference)が用いられることが多い。
相関値の算出は1画素ずつシフトして行うが、シフト量の最大値(以下、探索幅という)は予め定められている。探索幅の最大値が大きいほど、大きな視差dが決定され得るため、探索幅は測距精度に影響を与える。
例えば B=1000〔mm〕、f=10〔mm〕の場合に、視差d=5〔mm〕と視差d=10〔mm〕とを比較すると距離Zは以下のようになる。
d=5 の場合 Z=1000×10/5=2000〔mm〕
d=10の場合 Z=1000×10/10=1000〔mm〕
したがって、視差d=5〔mm〕では車両から2〔m〕以上遠方の距離しか測定できないが、視差d=10〔mm〕では車両から1〔m〕以上遠方であれば対象までの距離を測定可能になる。
しかし、探索幅が大きいほどブロックマッチングの回数が増え演算量が増えるため大きなハードウェア回路が必要になってしまう。図2は、視差dを演算するハードウェア回路の増大を説明する図の一例である。図2(a)では、画像処理IC20がハードウェア回路に相当する。画像処理IC20は基準画像と比較画像を取得して視差dを演算し、視差データ記憶部25に記憶させる。視差データ記憶部25は、視差を求めることが可能な基準画像と比較画像の重複部分と同じサイズの記憶容量を有している。
従来、画像処理IC20が探索幅Wで視差dを算出していた場合、画像処理IC20は探索幅Wの相関値を算出するための加算器、算術演算を行うシフト回路、比較回路、及び、これらを接続するための結線を有していればよかった。
これに対し、従来の測定可能な最も短い距離の半分の距離まで測定可能となるように探索幅Wを広げる場合、上記の算出例のように、必要な探索幅はW×2となる。探索幅Wが2倍になれば、図2(b)に示すように、画像処理IC20が必要とするハードウェア回路も2倍程度、大きくなってしまう。このため、探索幅には制限が設けられ、測定可能な距離や精度の制約になる場合があった。
そこで、演算量の増加を抑制しながら精度よく近傍の距離を測定する技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、近距離の対象物が映っている画像を縦横1/2のサイズに縮小し、この縮小画像における視差探索幅を通常画像と同じ探索幅Wとすることにより、等価的に探索幅を2倍とするステレオ画像処理装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載された演算方法では、画像を縮小しない状態でも探索幅Wで探索するので、縮小後の探索を含めるとハードウェア回路が増大するという問題が残ってしまう。また、特許文献1に記載された演算方法では画像を縮小するため、近距離の視差の精度が低下するという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、ハードウェアの増大を抑制しながら精度よく距離を測定する画像処理装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、第1の撮像手段により撮像された第1の画像と第2の撮像手段により撮像された第2の画像から視差情報を生成する画像処理装置であって、前記第2の画像の画素又は画素ブロックと、前記第1の画像の画素又は画素ブロックとの相関値を所定の画素ずつシフトさせるごとに算出することを予め定められた探索幅において行い、前記探索幅における前記相関値が最もよいシフト量を視差情報に決定する視差検出手段、を有し、前記視差検出手段は、前記第1の画像における前記探索幅の画素又は画素ブロックの起点を、前記探索幅の最端の画素又は画素ブロックに隣接した画素又は画素ブロックに変更して、複数回、前記第2の画像の同じ画素又は画素ブロックの視差情報を検出することを特徴とする。
ハードウェアの増大を抑制しながら精度よく距離を測定する画像処理装置を提供することができる。
ステレオカメラの測距原理を説明する図の一例である。 視差dを演算するハードウェア回路の増大を説明する図の一例である。 本実施形態のステレオカメラシステムの概略的な動作を説明する図の一例である。 4つのステレオカメラ1〜4の搭載位置を模式的に示す図の一例である。 車載システムの構成図の一例である。 画像処理ECUの構成図の一例である。 画像処理ICの基本構成の一例を示す図である。 画像処理ICの動作手順を示すフローチャート図の一例である。 図8のステップS15の処理を説明するフローチャート図の一例である。 1回目の視差dの演算におけるブロックマッチングを説明する図の一例である。 図8のステップS15-1の処理の詳細な手順を示すフローチャート図の一例である。 ステレオ演算処理部の回路構成を模式的に示す図の一例である。 2回目の視差dの演算におけるブロックマッチングを説明する図の一例である。 視差dの信頼度を説明するための図である。 視差dの演算のタイミングチャート図の一例である。 演算回数設定部が車速に応じて演算回数を設定する手順を示すフローチャート図の一例である。 探索範囲設定部が探索範囲を設定する手順を示すフローチャート図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図3は、本実施形態のステレオカメラシステムの概略的な動作を説明する図の一例である。本実施形態のステレオカメラシステムは、画像処理IC20が1組の画像データ(すなわち、1つの着目画素)について複数回、視差dの演算を行うことが特徴の1つとなっている。
ここで、従来の探索範囲を第1探索範囲TH1とし、本実施形態で拡張された探索範囲を第2探索範囲TH2とする。第1探索範囲TH1は着目画素から探索幅Wの範囲である。第2探索範囲TH2は、着目画素+Wの次の画素から探索幅Wの範囲である。なお、探索幅はどちらもWで同じである。
1.画像処理IC20は、基準画像と比較画像とが撮像されると、着目画素毎に、比較画像の探索ブロックを第1探索範囲TH1の範囲で走査し、基準画像のブロックとの相関値を算出し、視差dを視差データ記憶部1に記憶する。よって、視差データ記憶部1には、視差を求めることが可能な基準画像と比較画像の重複部分(以下、単に基準画像の画素数分と称する)の全画素について視差dが記憶され得る。
2.次に、画像処理IC20は、次の基準画像と比較画像とが撮像されるまでに、着目画素毎に、比較画像の探索ブロックを第2探索範囲TH2で走査し、基準画像のブロックとの相関値を算出し、視差dを視差データ記憶部2に記憶する。よって、視差データ記憶部2には、基準画像の画素数分の全画素について、第1探索範囲TH1よりも近距離側の視差dが記憶され得る。
3.1つの着目画素に対し2つの視差dが演算されているため、例えば、後段の処理部(後述するCPUなど)は視差dの統合処理を行う。後段の処理部は、例えば、画素毎に信頼度の高い方の視差dを最終的な視差dとして決定する。
したがって、本実施形態のステレオカメラシステムによれば、同じ基準画像と比較画像に対し複数回(図では2回)、画像処理IC20が視差dを算出することで、ハードウェア回路を大きくすることなく、探索範囲を近距離側に広げることができる。
<構成例>
図4は、4つのステレオカメラ1〜4の搭載位置を模式的に示す図の一例である。ステレオカメラ1は前方に、ステレオカメラ2は右側方に、ステレオカメラ3は左側方に、ステレオカメラ4は後部に、それぞれ配置されている。ステレオカメラ1は、室内ルームミラーや車両前部バンパに、車両前方のやや水平下向きに光軸を向けて配置される。ステレオカメラ2は、例えば、右ドアミラー、車両右側面のドアノブ設置部分の窪み、ドアウィンドウのフレーム、Aピラー、Bピラー又はCピラーなどに、車両右側方、車両右側方よりもやや後方又は車両右側方よりもやや前方に光軸を向けて配置される。ステレオカメラ3は、例えば、左ドアミラー、車両左側面のドアノブ設置部分の窪み、ドアウィンドウのフレーム、Aピラー、Bピラー又はCピラーなどに、車両左側方、車両左側方よりもやや後方又は車両左側方よりもやや前方に光軸を向けて配置される。ステレオカメラ4は、後部ナンバープレートの周辺や、後部バンパなどに配置されている。
ステレオカメラ1は、主に、車両前方の歩行者との距離、先行車両との距離、その他の地物(標識、信号機、電柱、ガードレール等)や障害物との距離を測定するために用いられる。障害物との距離に応じて、ステレオカメラシステムは運転者に警告したり、制動をかけることができる。
ステレオカメラ2,3は、乗員がドアの開閉をする際に、周囲から近づいてくる人や物との距離を検出するために用いられる。駐車場などで、隣の他車両との距離を測定し、また、駐車中に後側方から接近する自転車、バイク、及び、歩行者との距離を測定する。ステレオカメラシステムは、距離に応じて、運転者に警告したり、ドアの開放を禁止することができる。
ステレオカメラ4は、後方の障害物との距離を検出したり、乗員が後部ドアを開放する際に障害物との距離を測定する。障害物が所定の距離内にある場合、ドアの開放を禁止することができる。また、バック走行中、ステレオカメラは障害物との距離に応じて、運転者に警告したり、制動をかけることができる。
図5は、車載システム600の構成図の一例である。車載システム600は機器制御システムの一例である。一台の車両には多くのマイコンが搭載されており、1つ以上のマイコンが搭載された情報処理装置をECU(Electronic Control Unit)又は電子制御ユニットと呼ぶことが多い。多様なECUが車載されているが、例えばエンジンを制御するエンジンECU200、ブレーキを制御するブレーキECU300、ドアやシートを制御するボディECU400、ナビやAV機器を制御する情報系ECU500等が知られている。
本実施形態では、ステレオカメラ13により距離情報を取得するECUを画像処理ECU12と呼ぶこととする。画像処理ECU12とステレオカメラ13はステレオカメラシステム100の要素となる。
各ECUは、CAN(Controller Area Network)やFrexRay、Most(Media Oriented Systems Transport)、LIN(Local Interconnect Network)、Ethernet(登録商標)などの規格の車載LAN601を介して他のECUと通信可能に接続されている。車載LAN上のデータは、車載LAN601に接続された全てのECUが参照可能である。これにより、各ECUが協調制御することが可能になる。
例えば、画像処理ECU12が障害物との距離と相対速度からTTC(Time To Collision)を算出して車載LAN601に送信すると、TTCに応じてブレーキECU300が減速したり、ボディECUがシートベルトを巻き上げるなどの制御を行う。この他、先行車両に追従走行したり、車線からの逸脱を抑制したり、障害物を回避するように操舵する制御を行うことができる。
図6は、画像処理ECU12の構成図の一例を示す。画像処理ECU12は、ステレオカメラ13(図では1つのみだが複数個を搭載してもよい)と接続されている。ステレオカメラ13については図7にて説明する。
画像処理ECU12には一台以上のマイコンが搭載されており、一般的なマイコンと同様にCPU126,RAM122、ROM125、CANC(CAN Controller)124、I/O121、123等を有すると共に、画像処理のための画像処理IC20を有している。これらは、システムバスや外部バス及びバスコントローラを介して接続されている。
ステレオカメラ13はI/O123に接続され、撮像された画像データは、画像処理IC20が画像処理して視差dを演算する。画像処理IC20は、所定の画像処理機能を実現する例えばFPGAやASIC等の電気回路である。よって、画像処理IC20はプログラム41(又はファームウェアと呼んでもよい)を記憶している。
CANC124は、CANプロトコルに基づき他のECUと通信を行う。CPU126は、ROM125に記憶されたプログラム42を、RAM122を作業メモリに実行して、CANC124を介して、画像処理結果を他のECUに送信するなどの各種の制御を行う。
図7は、画像処理IC20の基本構成の一例を示す図である。画像処理IC20にはステレオカメラ13が接続されている。ステレオカメラ13は、二台の単眼カメラがほぼ同時にそれぞれ撮像する画像データを画像処理IC100に入力する。ステレオカメラ13は、車両の正面に対し左側に配置された左カメラ13Lと右側に配置された右カメラ13Rを有している。左カメラ13Lと右カメラ13Rは光軸が互いに平行になるように、基線長Bの距離を置いて配置されている。基準画像を左カメラ10Lが撮像した画像データ、比較画像を右カメラ10Rが撮像した画像データとして説明する。左カメラ10Lと右カメラ10Rを逆の関係にしてもよい。
左カメラ13Lと右カメラ13Rは、露光時間やゲインが可変のCCDカメラであり、両者は互いに同期が取られ、同一タイミングで画像を撮像している。なお、撮像素子はCCDに限らず、CMOS等の撮像素子でもよい。
画像処理IC20は、ステレオ画像入力部21、ステレオ画像校正部22、ステレオ画像記憶部23、ステレオ演算処理部24及び視差データ記憶部25を有している。
ステレオ画像入力部21は左カメラ13Lと右カメラ13Rがそれぞれ撮像した画像データを取得する。具体的にはフレーム同期信号FVのONからOFFまでの画像データを1つの画像データとして、左カメラ13Lと右カメラ13Rから画像データを取得する。
ステレオ画像校正部22は、ステレオカメラ13から入力された基準画像と比較画像の画像データを校正する。左カメラ13Lと右カメラ13Rは、レンズ光学系と撮像素子の機械的なずれやレンズ光学系に生じる歪曲収差などにより、同じカメラであっても異なるカメラ特性を有している。また、取り付けられた左カメラ13Lと右カメラ13Rに取り付け位置のずれが生じる場合もある。ステレオ画像校正部22は、これらを校正する。具体的には、事前に格子模様などの画像を撮像し、基準画像と比較画像の画素値の対応を求めておくキャリブレーションを行っておく。詳細は、非特許文献1等に記載されているが、キャリブレーション手法は非特許文献1の内容に限定されない。キャリブレーション結果は例えばLUT(Look Up Table)に登録され、ステレオ画像校正部22はLUTを参照して、例えば比較画像の画素位置を置き換える。これにより、視差以外の差異が生じない基準画像と比較画像が得られる。
ステレオ画像記憶部23は、ステレオ画像校正部22が校正した基準画像と比較画像を視差演算のための元画像として記憶する。ステレオ画像記憶部23に記憶された1対の基準画像と比較画像は複数回、視差dの演算に使用される。
ステレオ演算処理部24は、基準画像と比較画像を画像処理して、基準画像と比較画像の視差dを算出する。視差dが視差情報である。具体的には、ステレオ演算処理部24は、ステレオ画像記憶部23に記憶された基準画像と比較画像に対して、両画像の小領域(ブロック)ごとの相関値を求めることで対応点を検出するブロックマッチングを行い、両画像間の対応点の画素のずれ(視差d)を算出する。この視差dは、式(1)の視差dに対応し、焦点距離f、基線長Bを用いて着目画素の距離情報を取得することが可能になる。ステレオ演算処理部24の詳細は後述する。
ステレオ演算処理部24の信頼度算出部2401は、それぞれの視差dの信頼度を算出する。したがって、視差dには信頼度が添付されている。
ステレオ演算処理部24は、演算回数レジスタ2402及びパラメータレジスタ2403を有している。演算回数レジスタ2402にはCPU126の演算回数設定部32が視差dの演算回数を設定する。本実施形態では少なくとも1であるが、ハードウェア回路の大きさを同じにしたまま従来よりも近距離の視差dを取得する場合には2以上が設定される。原則的に、常に決まった固定値(例えば2や3)が設定されるが、図16で説明するように演算回数を車両状況に応じて動的に変更してもよい。
パラメータレジスタ2403には、ステレオ演算処理部24が視差dの演算を開始する探索幅Wの起点が設定される。例えば、探索幅Wが32画素であるとする。この場合、視差dの1回目の演算では、パラメータレジスタ2403に"0"と設定され、2回目(次回)の演算では、パラメータレジスタ2403に"32"と設定される。これにより、ステレオ演算処理部24は、視差dの1回目の演算では、着目画素を起点に0〜31番の32画素を探索幅として視差dを演算し、視差dの2回目の演算では、着目画素から32画素の次の画素を起点に32〜63番の32画素を探索幅として視差dを演算する。
パラメータレジスタ2403の起点は、ステレオ演算処理部24が視差dを演算する毎に更新する。CPU126が設定してもよい。
視差データ記憶部25は、視差データ記憶部1〜Nを有している。ステレオ演算処理部24は、視差dの1回目の演算結果を視差データ記憶部1に記憶し、視差dの2回目の演算結果を視差データ記憶部2に記憶し、視差dのN回目の演算結果を視差データ記憶部Nに記憶する。なお、視差データ記憶部25は、画像処理IC20の外部の例えばRAM122に設けられてもよい。また、画像処理IC20及びRAM122以外の記憶手段に設けられてもよい。
そして、RAM122には統合視差データ記憶部26が設けられている。統合視差データ記憶部26には視差データ記憶部1〜Nに記憶された視差dが1つの視差dに統合されて記憶される。統合視差データ記憶部26を視差データ記憶部25に設けてもよい。
一方、ステレオカメラシステム100は、CPU126がプログラム42を実行し図6のハードウェアと協働することで実現される演算回数設定部32、探索範囲設定部31、及び、視差統合部33を有している。視差統合部33は、視差データ記憶部1〜Nに記憶されている視差dを統合する。すなわち、視差データ記憶部25には、おなじ着目画素に対し、演算回数だけ視差dが記憶されているので、これを1つに統合する。具体的には、信頼度算出部2401が算出する信頼度を利用する。視差統合部33は、視差データ記憶部1〜Nに記憶されている視差dのうち、信頼度が最も高いものを各画素の最終的な視差dに決定する。
統合された視差dは統合視差データ記憶部26に記憶される。この視差dは車両制御や認識処理等に利用される。なお、視差データ記憶部25に記憶する際、視差dを距離情報に換算しておいてもよい。
演算回数設定部32は、演算回数レジスタ2402に演算回数を設定する。演算回数設定部32は、ステレオカメラシステム100の起動時の固定の演算回数を、又は、車両状況に応じて動的に演算回数を設定する。探索範囲設定部31は上記のように、視差dの演算を開始する探索幅Wの起点をパラメータレジスタ2403に設定する。
<ステレオ演算処理部の処理の詳細>
図8は、画像処理IC20の動作手順を示すフローチャート図の一例である。
S11:ステレオ演算処理部24は変数kをゼロに初期化する処理を行う。
S12:ステレオカメラ13が基準画像と比較画像を撮像し、ステレオ画像入力部21が基準画像と比較画像を取得する。ステレオ画像校正部22はLUT等により基準画像と比較画像を校正し、ステレオ画像記憶部23に記憶する。
S13:ステレオ演算処理部24は、変数kが演算回数Nと一致したか否かを判定する。
S14:ステップS13の判定がNoの場合、視差dの演算回数が足りないので、ステレオ演算処理部24はパラメータレジスタ2403にパラメータを設定する。具体的には変数kに応じて以下のように設定する。
k=0の場合、パラメータ=0
k=1の場合、パラメータ=32
k=2の場合、パラメータ=64

k=N−1の場合、パラメータ=探索幅W×k
S15:ステレオ演算処理部24は、左右の2つの画像データ(比較画像と基準画像)に対してブロックマッチングを行い、視差dを演算する。
S16:ステレオ演算処理部24は、何回目の演算かに応じて、演算した視差dを視差データ記憶部1〜Nに記憶させる。
S17:ステレオ演算処理部24は、変数kに1を加える。
S18:ステップS13の判定がYesの場合、演算回数レジスタ2402に設定された演算回数だけ視差dを演算したので、ステレオ演算処理部24は視差統合部33に視差dの統合を要求する。これにより、視差統合部33がN個の視差dを統合する。
以上で、1組の基準画像と比較画像について、視差dを求める処理が終わったので、画像処理IC20は繰り返し、入力される基準画像と比較画像について視差dを求める。
<<視差dの演算>>
図9は、図8のステップS15の処理を説明するフローチャート図の一例である。
S15-1:ステレオ演算処理部24は、左右の2つの画像データ(比較画像と基準画像)に対してブロックマッチングを行い、ピクセル単位での視差dintを算出する。
図10は、1回目の視差dの演算におけるブロックマッチングを説明する図の一例である。ブロックマッチングでは、入力画像を小領域の探索ブロックに分割し、基準画像の探索ブロックに対して比較画像の探索ブロックの位置を、画像の水平方向に1画素ずつずらしながら(シフトしながら)相関値の計算を行う。本実施形態では、
探索ブロックのサイズ : 7×7
基準画像の各画素の輝度値 : Mi,j(i=1〜7、j=1〜7)
比較画像の各画素の輝度値 : Si,j(i=1〜7、j=1〜7)
とする。ただし、探索ブロックのサイズは一例に過ぎない。
1回目の探索では、着目画素を起点に0〜31画素まで探索する(第1探索範囲TH1の範囲で探索する)。第1探索範囲TH1は着目画素を起点として探索幅Wまでの範囲である。第1探索範囲TH1で相関値が最もよい(この場合は相関値が最も小さい)シフト量を決定する。この最も相関値が小さかったシフト量が、ピクセル単位での視差dintを表す。
なお、本実施形態では、ZSSD値を相関値とするが、このZSSD値は一般のZSSD値を3倍したものになっている。この詳細な手順について図11,12で説明する。
S15-2:図9に戻り、ステレオ演算処理部24は、ステップS15−1で算出された相関値を用いて、サブピクセル単位での視差dsubを算出する。
サブピクセル単位の視差の算出方法としては、等角直線フィッティング、パラボラフィッティング、高次多項式推定(4次)、又は、高次多項式推定(6次)などが知られている。本実施形態では演算時間などを考慮して予め定められた算出方法又は動的に切り替えられた算出方法でサブピクセルの視差dsubを算出するものとする。
S15-3:ステレオ演算処理部24は、ピクセル単位の視差dintとサブピクセル単位の視差dsubを加算することで、視差dを算出する。
<<S15-1の処理>>
続いて、ステップS15-1のピクセル単位の視差dの求め方について処理について詳細に説明する。図11は、図8のステップS15-1の処理の詳細な手順を示すフローチャート図の一例を、図12はステレオ演算処理部24の回路構成を模式的に示す図の一例をそれぞれ示す。加算器241は比較画像の探索ブロックの48個の画素の画素値を加算し、シフト部242は加算結果を4bit右シフトする。シフト部243は比較画像の探索ブロックの48個の画素の画素値をそれぞれ1bit左シフトし、加算器244は1bit左シフトされた画素値と元の画素値とを加算する。基準画像側のブロックについても同様である。ZSSD演算器249はZSSD値を算出する。
S15-11:加算器241は比較画像の探索ブロックの注目画素以外の48画素の和を算出し、加算器245は基準画像の探索ブロックの注目画素以外の48画素の和を算出する。なお、注目画素とは探索ブロック内の中心画素を意味し、本実施形態ではM4,4、S4,4である。
加算器241,245は、1画素毎に加算を48回繰り返す回路でもよいが、48画素の加算を1回で行う回路、又は、m個の画素の加算を1度に行いそれを48/m回繰り返す回路など、さまざまな実装形態がある。一般に1度に加算可能な画素数が多いほど演算が速いが回路規模が大きくなる傾向にあるので、回路規模の制約と必要な演算速度から加算器241,245を設計する。
S15-12:次に、シフト部242は加算器241が加算した48個の画素の加算結果を4bit右シフトし、シフト部246は加算器245が加算した48個の画素の加算結果を4bit右シフトする。これは算術シフトであり、上位4桁にはゼロ(正値を意味する)が補充され、下位4桁は捨てられる。4bitの右シフトは16で除算することと等価である。本来、48個の画素の画素値の平均値を求めるのであれば、48で除算すればよいが、シフト演算では2のべき乗の数でしか除算できない。そこで、本実施形態では、4bit右シフトすることで16で除算し、注目画素以外の48画素の画素値の平均値×3を近似平均値としている。
近似平均値
=48画素の画素値の合計を4bit右シフトした値
=48画素の画素値の平均値×3
S15-13:シフト部243と加算器244が、比較画像の探索ブロック内の48個の画素の画素値を3倍した値を計算し、シフト部247と加算器248が、基準画像の探索ブロック内の48個の画素の画素値を3倍した値を計算する。すなわち、シフト部243は比較画像の各画素の画素値を1bit左シフトし、シフト部247は基準画像の各画素の画素値を1bit左シフトする。最上位ビットには正値を意味するゼロを保持したまま、最上位ビット以外の下位ビットをそれぞれ1ビット左にシフトし、最下位ビットにゼロを補充する。これにより、2倍した値が得られる。
シフト部243は画素値を2倍した値を加算器244に入力し、加算器244は比較画像の各画素の画素値と2倍された画素値を加算する。同様に、シフト部247は画素値を2倍した値を加算器248に入力し、加算器248は比較画像の各画素の画素値と2倍された画素値を加算する。これにより、比較画像と基準画像それぞれの画素の画素値を3倍した値が得られる。
S15-14:ZSSD演算器249が、下式を用いて、ZSSD値を3倍した値と同等の値を算出する。以下、この値を単にZSSD値という。
3×ZSSD=Σ{(3×Sij−近似平均値)−(3×Mij−近似平均値)}
すなわち、ZSSD演算器249は、比較画像について、各素毎に、画素値を3倍した値から近似平均値を減じ、基準画像について、各素毎に、画素値を3倍した値から近似平均値を減じる。そして、比較画像の減算値(3×Sij−近似平均値)から基準画像の減算値(3×Mij−近似平均値)を減じた値を二乗する。そして、48個得られる二乗値を全て加算する。このような演算により、除算処理することなく相関値としてZSSD値が得られる。
S15-15:ステレオ演算処理部24は、探索画素数が探索幅W以上か否かを判定する。
S15-16:探索画素数が探索幅Wより大きくない場合、ステレオ演算処理部24は、探索画素数を1つ増やし(注目画素を水平方向に1画素ずつずらして)、S15-11〜15-14の処理を、探索画素数が探索幅Wより大きくなるまで演算する。したがって、探索幅W個の相関値が得られ、このうち最も小さいZSSD値が得られたシフト量が、ピクセル単位での視差dintである。
<<2回目の視差dの演算>>
図13は、2回目の視差dの演算におけるブロックマッチングを説明する図の一例である。探索ブロックのサイズやシフト量は1回目と同じだが、2回目のブロックマッチングでは、第2探索範囲TH2が探索範囲となる。第2探索範囲TH2は、着目画素に探索幅Wを加えた位置の画素に隣接した次の画素(第1探索範囲TH1に隣接した画素)を起点として探索幅Wまでの範囲である。
なお、基準画像と比較画像はすでにステレオ画像記憶部23に記憶されており、2回目の視差dの演算にはステレオ画像記憶部23から再度読み出したものを使用する。
2回目の視差dの演算時は、パラメータレジスタ2403に第2探索範囲TH2の起点(例えば32)が設定されているので、ステレオ演算処理部24は32画素目から相関値を演算する。相関値の演算方法は1回目と同様である。
ステレオ演算処理部24はシフト量を1つずつずらしながら、第2探索範囲TH2の範囲で視差dを演算する。ステレオ演算処理部24は最も相関がよい視差dをピクセル単位の視差dintに決定し、サブピクセル単位の視差dsubを演算した後、視差dを算出する。そして、算出した視差dを視差データ記憶部2に記憶させる。
<ステップS18の統合処理>
続いて、2つの視差dの統合について説明する。視差dの統合は、相関値の算出に伴って得られる信頼度を用いて行う。
信頼度算出部2401は、視差dの決定に用いた相関置が信頼できるか否かを判定するための信頼度を算出する。
図14は、視差dの信頼度を説明するための図である。図14では、横軸が探索位置(シフト量)、縦軸が相関計算値(例えばSSD値、SAD値、ZSSD値であるが、図ではSAD値である)を示す。視差dが正しく求められていた場合、相関値は視差dに近づくとなだらかに減少し、視差dで最小値を取るものと推定される。
逆に、例えば、探索幅の相関値がすべて似ていた場合、決定された視差dは正しくない可能性がある。このようなことは、基準画像と比較画像のブロックが平坦な領域の場合、シフト量を変えても相関値に大きな変化が見られないために生じる場合がある。したがって、例えば、相関値(Min)と相関値(Max)の差分(以下、相関差分という)に基づき信頼度を決定できる。
図14(a)(b)では、シフト量=Cの時に相関値が最小になっているが、相関差分に大きな違いがある。この違いを、信頼度算出部2401は、相関差分閾値により判断して、それぞれの視差dに信頼度を付与する。図14(a)では相関差分<相関差分閾値であるが、図14(b)では相関差分>相関差分閾値である。
よって、信頼度算出部2401は、図14(a)の視差dに高い信頼度(例えば1)、図14(b)の視差dに低い信頼度(例えば0)を付与する。
なお、信頼度を1又は0の二値でなく、多段階で決定してもよい。例えば、信頼度に2bitを用いれば信頼度を4段階に決定できる。多段階に決定するため、例えば、最も相関がよいシフト量の前後の数点の相関値を取り出し、それらがシフト量に応じて減少又は増大してるかを判断する。この判断結果と相関差分閾値による判断結果を組み合わせることで、信頼度を4段階に決定できる。
相関差分が大、シフト量に応じて相関値が減少及び増大 → 信頼度3
相関差分が大、シフト量に応じて相関値が減少又は増大 → 信頼度2
相関差分が小、シフト量に応じて相関値が減少及び増大 → 信頼度1
相関差分が小、シフト量に応じて相関値が減少又は増大 → 信頼度0
視差統合部33は、視差データ記憶部1と2に記憶されている視差dの信頼度に応じて以下のように、最終的な視差dを決定する。
(i)視差データ記憶部1と2の視差dのうち信頼度が高い方を選択する(最も信頼度が高い視差dを選択する)。
(ii)視差データ記憶部1と2の視差dの信頼度が共に高い(1)の場合、視差データ記憶部2の視差dを採用する。これにより、視差dが大きくなるのでより近い距離情報が得られる。
(iii)視差データ記憶部1と2の視差dの信頼度が共に低い(0)の場合、視差dが算出されなかったものとする。
以上の処理で、統合視差データ記憶部26には、各画素ごとに1つの視差dが記憶された状態になる。
<演算回数とフレーム間隔>
図15は視差dの演算のタイミングチャート図の一例を示す。図15(a)は比較のために示した従来のタイミングチャート図であり、図15(b)は演算回数が2回の場合のタイミングチャート図である。
図15(a)に示すように、フレーム同期信号FVに同期して、左カメラ13Lと右カメラ13Rから基準画像と比較画像が画像処理IC20に入力される。ステレオ演算処理部24は第1探索範囲TH1で探索して視差dを演算し、視差データ記憶部1に記憶させる。従来は、この処理を、基準画像と比較画像が入力されるごとに繰り返している。
本実施形態では、図15(b)に示すように、第1探索範囲TH1における探索は従来と同様であるが、第1探索範囲TH1における探索の後、次の基準画像と比較画像が入力されるまでに、ステレオ演算処理部24は第2探索範囲TH2で探索して、視差dを演算し、視差データ記憶部2に記憶させる。
したがって、フレーム同期信号の時間間隔が許容する範囲で、複数回、視差dを演算することが可能である。例えば、フレーム同期信号の時間間隔をT秒、1回の視差dの演算に必要な時間をt秒とすると、N=T/t+Q(Qは余り)で求められるN回、画像処理IC20は視差dを求めることができる。
演算回数設定部32は、このようにして求められたN回の演算回数を演算回数レジスタ2402に設定する。演算回数Nが固定値の場合、演算回数Nは演算回数設定部32に予め設定されている。
<<演算回数の動的な変更>>
また、最大の演算回数Nの範囲で演算回数を動的に変更してもよい。例えば車両の走行中、動的に視差dの演算回数を変更する。高速走行中は、遠方の障害物とのTTCが短くなるので、遠方の障害物の距離を算出することが望まれる場合が多い。これに対し、停止中や低速走行中は近くの歩行者などが飛び出してくるおそれがあるので、近くの障害物の距離を算出することが望まれる場合が多い。
図16は、演算回数設定部32が車速に応じて演算回数を設定する手順を示すフローチャート図の一例である。
演算回数設定部32は定期的に車速を取得する(S15-1-1)。
車速と閾値1を比較して(S15-1-2)、ステップS15-1-2の判定がYesの場合、演算回数設定部32は演算回数1を設定する(S15-1-3)。
ステップS15-1-2の判定がNoの場合、演算回数設定部32は車速と閾値2を比較する(S15-1-4)。閾値1>閾値2である。
ステップS15-1-4の判定がYesの場合、演算回数設定部32は演算回数2を設定する(S15-1-5)。
ステップS15-1-5の判定がNoの場合、演算回数設定部32は演算回数3を設定する(S15-1-6)。
このように車速が低いほど演算回数を大きくすることで、車速が速い場合は第1探索範囲THだけで探索するので消費電力を低減でき、車速が低い場合は近くの障害物の距離情報をより高精度に算出できる。演算回数の設定は、例えば図8のステップS11で変数kの初期化と共に行う。
なお、フレーム同期信号FVの時間間隔は、ステレオカメラ13にとって固定とされることが多いが、フレーム同期信号FVの時間間隔が変更可能なステレオカメラ13であれば、演算回数に応じて時間間隔を変更してもよい。これにより、演算回数が少ないほどフレーム同期信号の時間間隔が短くなるので、視差dの演算間隔を短くできる。
<<第2探索範囲TH2でのみ探索する>>
また、ステレオ演算処理部24は、探索幅に第1探索範囲TH1を含めずに、第2探索範囲TH2のみを探索してもよい。例えば、車両が壁に接近して駐停車する場合がある。そして、車両によっては、運転者がシフトレバーの操作を誤った場合に生じ得る急発進の防止制御を行うものがある。
この場合、遠方の距離情報は検出されないので、第1探索範囲TH1で探索する必要性は低くなる。そこで、車両が停止しており、視差dが第2探索範囲TH2でのみ算出可能な場合、探索範囲を第2探索範囲TH2にのみ限定する。
図17は、探索範囲設定部31が探索範囲を設定する手順を示すフローチャート図の一例である。
探索範囲設定部31は定期的に車速を取得して、車両が停止中か否かを判定する(S15-1-11)。停止中に限定するのは、車両状況が変更する可能性が低いため、探索範囲を近距離側に制限しても不都合が生じにくいためである。
ステップS15-1-11の判定がYesの場合、探索範囲設定部31は全ての画素の視差dが閾値Aより大きいか否かを判定する(S15-1-12)。全ての画素とは視差dが検出された画素の全てでよい。
ステップS15-1-12の判定がYesの場合、探索範囲設定部31は第2探索範囲TH2のみを探索範囲に設定する(S15-1-13)。具体的には、探索範囲設定部31はパラメータレジスタ2403にステレオ演算処理部24が更新できない固定値としてW(例えば32)を設定する。
ステップS15-1-11又はステップS15-1-12の判定がNoの場合、探索範囲設定部31は探索範囲設定部31は第1探索範囲TH1及び第2探索範囲TH2を探索範囲に設定する(S15-1-14)。
このような制御により、例えば、運転者がシフトレバーの操作を誤った場合に生じ得る急発進の防止制御において、画像処理IC20は適切な探索範囲のみを探索できる。
<適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では画像処理IC20の車両への搭載例を説明したが、ロボットなどにも搭載できる。例えば、ロボットが歩行中は遠方の障害物との距離を取得することで移動が容易になる。一方、ロボットが例えば手に取った物を解析する際には、近傍の距離情報を取得することで物の形状を解析しやすくなる。
12 画像処理ECU
13 ステレオカメラ
20 画像処理IC
21 ステレオ画像入力部
22 ステレオ画像校正部
23 ステレオ画像記憶部
24 ステレオ演算処理部
25 視差データ記憶部
26 統合視差データ記憶部
31 演算回数設定部
32 探索範囲設定部
33 視差統合部
100 ステレオカメラシステム
241 信頼度算出部
242 演算回数レジスタ
243 パラメータレジスタ
600 車載システム
特開2008-039491号公報 Z.Zhang, "A Flexible New Technique for Camera Calibration", Technical Report MSR-TR-98-71, Microsoft Research, 1998

Claims (10)

  1. 第1の撮像手段により撮像された第1の画像と第2の撮像手段により撮像された第2の画像から視差情報を生成する画像処理装置であって、
    前記第2の画像の画素又は画素ブロックと、前記第1の画像の画素又は画素ブロックとの相関値を所定の画素ずつシフトさせるごとに算出することを予め定められた探索幅において行い、前記探索幅における前記相関値が最もよいシフト量を視差情報に決定する視差検出手段、を有し、
    前記視差検出手段は、前記第1の画像における前記探索幅の画素又は画素ブロックの起点を、前記探索幅の最端の画素又は画素ブロックに隣接した画素又は画素ブロックに変更して、複数回、前記第2の画像の同じ画素又は画素ブロックの視差情報を検出することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の撮像手段が前記第1の画像を撮像する時間間隔又は前記第2の撮像手段が前記第2の画像を撮像する時間間隔が許容する最大の回数、
    前記視差検出手段は、前記起点を変更して、前記第2の画像の同じ画素又は画素ブロックの視差情報を検出する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記視差検出手段が検出する視差情報の信頼度を決定する信頼度決定手段と、
    前記第2の画像の同じ画素又は画素ブロックの複数の視差情報のうち、前記信頼度が最も高い視差情報を前記第2の画像の画素又は画素ブロックの視差情報に決定する視差情報決定手段と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 視差情報の演算回数を保持する演算回数保持手段を有し、
    前記視差検出手段は、前記演算回数保持手段に保持された演算回数となるまで、前記起点を変更して、前記第2の画像の同じ画素又は画素ブロックの視差情報を検出する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の画像処理装置。
  5. 前記起点となる画素位置を保持する起点画素位置保持手段を有し、
    前記視差検出手段は、前記起点画素位置保持手段に保持された前記画素位置を前記第1の画像の前記探索幅の画素又は画素ブロックの起点にして、前記第2の画像の画素又は画素ブロックとの視差情報を検出する、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理装置は車両に搭載されるものであり、
    前記車両の車速を取得して、車速が低いほど前記起点を変更する回数を大きくし、起点を変更するごとに前記視差情報を算出し、前記信頼度が最も高い前記視差情報を前記第2の画像の画素ブロックの視差情報に決定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  7. 第1の撮像手段により撮像された第1の画像と第2の撮像手段により撮像された第2の画像から視差情報を生成する画像処理方法であって、
    視差検出手段が、前記第2の画像の画素又は画素ブロックと、前記第1の画像の画素又は画素ブロックとの相関値を所定の画素ずつシフトさせるごとに算出することを予め定められた探索幅において行い、前記探索幅における前記相関値が最もよいシフト量を視差情報に決定する第1の視差情報検出ステップと、
    前記視差検出手段が、前記第1の画像における前記探索幅の画素又は画素ブロックの起点を、前記探索幅の最端の画素又は画素ブロックに隣接した画素又は画素ブロックに変更して、複数回、前記第2の画像の同じ画素又は画素ブロックの視差情報を検出する第2の視差情報検出ステップと、を有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 第1の撮像手段により撮像された第1の画像と第2の撮像手段により撮像された第2の画像から視差情報を生成する情報処理装置に、
    前記第2の画像の画素又は画素ブロックと、前記第1の画像の画素又は画素ブロックとの相関値を所定の画素ずつシフトさせるごとに算出することを予め定められた探索幅において行い、前記探索幅における前記相関値が最もよいシフト量を視差情報に決定する第1の視差情報検出ステップと、
    前記第1の画像における前記探索幅の画素又は画素ブロックの起点を、前記探索幅の最端の画素又は画素ブロックに隣接した画素又は画素ブロックに変更して、複数回、前記第2の画像の同じ画素又は画素ブロックの視差情報を検出する第2の視差情報検出ステップと、を実行させるプログラム。
  9. 第1の撮像手段により撮像された第1の画像と第2の撮像手段により撮像された第2の画像から視差情報を生成する視差データ生産方法であって、
    視差検出手段が、前記第2の画像の画素又は画素ブロックと、前記第1の画像の画素又は画素ブロックとの相関値を所定の画素ずつシフトさせるごとに算出することを予め定められた探索幅において行い、前記探索幅における前記相関値が最もよいシフト量を視差情報に決定する第1の視差情報検出ステップと、
    前記視差検出手段が、前記第1の画像における前記探索幅の画素又は画素ブロックの起点を、前記探索幅の最端の画素又は画素ブロックに隣接した画素又は画素ブロックに変更して、複数回、前記第2の画像の同じ画素又は画素ブロックの視差情報を検出する第2の視差情報検出ステップと、を有することを特徴とする視差データ生産方法。
  10. 撮像手段により撮像した画像を処理して機器の制御を行う機器制御システムであって、
    第1の画像を撮像する第1の撮像手段及び第2の画像を撮像する第2の撮像手段と、
    前記第2の画像の画素又は画素ブロックと、前記第1の画像の画素又は画素ブロックとの相関値を所定の画素ずつシフトさせるごとに算出することを予め定められた探索幅において行い、前記探索幅における前記相関値が最もよいシフト量を視差情報に決定する視差検出手段、を有し、
    前記視差検出手段は、前記第1の画像における前記探索幅の画素又は画素ブロックの起点を、前記探索幅の最端の画素又は画素ブロックに隣接した画素又は画素ブロックに変更して、複数回、前記第2の画像の同じ画素又は画素ブロックの視差情報を検出することを特徴とする機器制御システム。
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