JP6415210B2 - 情報処理装置及び情報処理装置の故障検知方法 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理装置の故障検知方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理装置の故障検知方法に関するものである。特に、CPUを用いた装置において、CPUが起動しないときも、故障部位を検知して故障内容を切り分け表示できる技術に関する。
コピー、プリンタ、スキャナ等の機能を搭載したMFP(Multi Functional Peripheral)等の情報処理装置では、装置の故障時には、サービスマンがユーザ先を訪問して、装置を直接調査して修理にあたっている。情報処理装置の全体を制御するCPUが起動しない様な故障の場合には、CPUによる故障検知や故障個所の表示ができないため、サービスマンが故障個所の特定をする為に多大な作業が必要となる。電源、配線、基板、不揮発メモリ内のデータ等の広い範囲にわたって故障の可能性があるためである。
さらに、基板上には、複数の電源回路、クロック、リセット信号生成回路等があるため、基板上の故障個所の特定は、さらに難度の高い作業である。
従来、故障検知する回路を追加装備して、この回路をCPUとは独立して動作するように設計し、CPUの動作中に起きる故障を速やかに検知できるようにした情報処理装置がある(たとえば特許文献1)。
特開平05−002654号公報
背景技術に記載したような故障検知回路を追加した情報処理装置では、CPUが正常に起動しない場合には、電源やクロック、リセット信号などを所定の状態に揃えることができないため、故障検知回路が動作できず機能しない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、CPUが正常に起動しない時でも、故障を検知し故障個所を特定して表示することのできる情報処理装置を提供することである。
本発明は、情報処理装置であって、プロセッサと、第1発光部と、前記プロセッサに電力を出力し、当該出力された電力が所定電圧値以上になったときに第1監視信号を出力す第1電力出力部と、前記第1電力出力部から出力され前記第1監視信号及び、前記電力が入力された前記プロセッサから出力され第2監視信号を受信でき、且つ、前記第1監視信号を受信してから所定時間内に前記第2監視信号を受信しない場合に、第1異常信号を出力する故障検知手段と、前記第1異常信号が入力されたときに、前記第1発光部が所定の発光状態になるように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の情報処理装置では、CPUが起動しないときも、故障部位を自己診断して故障内容を切り分け表示できる。これにより、ユーザやサービスマンが情報処理装置の故障内容を容易に速やかに認知できる。
システム構成例を示す図である。 情報処理装置の内部構成を示すブロック図である。 情報処理装置の内部の制御部の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の電源制御部の構成を示すブロック図である。 電源制御部の故障検知部の構成を示したブロック図である。 故障検知部に関する信号波形の例を示す図である。 故障検知部における故障検知の処理を示すフローチャートである。 電源制御部の故障表示信号生成部の構成を示すブロック図である。 故障表示部における信号の組み合わせを示す表である。 第2実施形態の電源制御部の他の構成を示すブロック図である。 故障検知部に関する信号波形の他の例を示す図である。 第3実施形態における電源制御部の構成を示したブロック図 不揮発メモリ制御部におけるメモリ制御を示したフローチャート 第4実施形態における電源制御部の構成を示したブロック図 CPUがBIOS処理を行う際のフローチャート 第5実施形態における電源制御部の構成を示したブロック図 不揮発メモリ制御部におけるバスアービトレーション処理を示したフローチャート 第4実施形態における故障記録部の遷移状態を示すタイミングチャート
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
以下、本発明の故障診断装置を情報処理装置に適用した場合を例にして説明する
図1は、本発明を適用した情報処理装置を用いたシステム構成例を示す図である。
本発明の情報処理装置としては、例えば、プリンタや、コピー機能、スキャン機能、FAX機能及び印刷機能等の各種機能を搭載したMFP(Multi Functional Peripheral)等の画像形成装置を用いてもよい。それら情報処理装置は、ネットワーク101を介して他の装置に接続され、相互にデータ送受信できるように構成されている。図1では、MFP105は、PC102、103や、スキャナプリンタ104、106や、ファクシミリ107とネットワーク101を介して接続されている。ネットワークとしてはEthernet(登録商標)を例として用いるが、本発明はネットワークの形式には依存しないため、他の方式のネットワークでも適用可能である。
図2は、本発明を適用した故障部位を自己診断できる情報処理装置であるMFP(Multi Functional Peripheral)105の内部構成を示したブロック図である。
制御部202は、MFP105の動作を制御する部位であり、データの送受信、データの変換、データの保存、電力制御を行う。
例えば、MFP105のプリント動作の場合には、ネットワーク接続のPC102でジョブデータが生成され、ネットワーク101を通して制御部202に転送されて、一旦保存される。制御部202は、保存したジョブデータを画像データに変換し、プリンタ部204に転送する。プリンタ部204は、制御部202の制御下で画像データを記録紙に印字して装置外に排出する。
MFP105のスキャン動作の場合は、ユーザが、原稿をスキャナ部203にセットした後、操作部201の画面を参照しながらボタン操作して、スキャン動作の設定、動作開始を指示する。スキャナ部203は、制御部202の制御下で、原稿を光学的に読み取り画像データに変換する。画像データは制御部202に一旦保存された後、あらかじめ操作部201で指定した送信先に転送される。
MFP105がコピー動作の場合は、ユーザが原稿をスキャナ部203にセットした後、操作部201の画面を参照しながらボタンを操作することにより、コピー動作の詳細設定や、コピー動作の開始を指示する。制御部202の制御下で、スキャナ部203は原稿を光学的に読み取り画像データに変換する。得られた画像データは制御部202に一旦保存された後、制御部202の制御下で、プリンタ部204で利用できるデータ形式に変換され、プリンタ部204に転送され、プリンタ部204では画像データを記録紙に印字して装置外に排出する。
第一の電源205、第二の電源207は、電源プラグ206から供給される交流の商用電源を、MFP105の各部で使用する直流電圧に変換する電源である。第二の電源207は、制御部202から出力される電源制御信号208によって電源出力が制御される。第二の電源207は、通常モードではオンであるが、省電力モードではオフである。
ここで省電力モードとは、情報処理装置がジョブ処理を行っていないときに、商用電源の消費電力を低減するために、制御部202以外の部分への給電を停止している状態である。
制御部202は、省電力モード下でもジョブの受信を検知することができ、ジョブを検知すると、直ちに、電源制御信号208を切り替えて第二の電源207をオンして通常モードに移行する。
図3は、情報処理装置の内部の制御部202の構成を示したブロック図である。
制御部202を制御するCPU302は、ネットワーク通信を行うネットワークI/F部301、操作部201と通信を行う操作部I/F303、スキャナ部203やプリンタ部204と通信を行うプリンタスキャナI/F部304、電源制御部307、動作時に使用するRAM305等と内部バス308で接続されている。また、RAM305には、容量などのRAMの仕様を格納可能なSPD340を付帯している。さらに、センサ321が内部バス308で接続されており、電圧、温度などを計測できる。
MFP105が、電源オフ状態からオンとなり起動すると、第一の電源205がオンとなって、電源制御部307、ネットワークI/F部301が動作を開始する。また第一の電源205からの電源供給により、第一のローカル電源部315がオンされ、CPU302に内蔵される電源制御クロックRTC318が動作を開始する。
電源制御クロックRTC318が動作を開始すると、電源制御クロック信号319が出力されて、電源制御部307に供給されることにより、電源制御部307の動作も開始される。また、電源制御クロックRTC318が動作を開始することにより、CPU302に内蔵されるシステム電源制御部317が動作を開始する。
システム電源制御部317は、情報処理装置を省電力モードか通常モードか切り替える制御を行うものであり、電源投入時には、省電力モード・通常モード切り替え信号313を出力して、情報処理装置を通常モードに切り替える。
電源制御部307は、電源制御クロック信号319が発振を開始し、省電力モード・通常モード切り替え信号313が出力されたタイミングで、電源制御信号208を切り替えて出力することにより、第二の電源207をオンにする。
第二の電源207がオンになると、第二の電源207から電源供給を受ける第二のローカル電源部306もオンとなり、3.3V電源出力、1.8V電源出力、1.0V電源出力を開始する。
3.3V電源は、CPU302をはじめ、プリンタスキャナI/F部304、操作部303、RAM305に供給される。CPU302は、3.3V電源出力のほかに、1.8V電源出力と1.0V電源出力も使用する。
第二のローカル電源部306では、各出力が規定の電圧に到達してから100ミリ秒程度の遅延をもって、第二パワーグッド信号312を生成して電源制御部307とCPU302に入力される。
第二のローカル電源部306からの3.3V電源出力は、システムクロックの生成部314にも供給され、システムクロックが発振を開始する。システムクロックの発振信号は、CPU302の動作に必須なものでありCPUに対して出力される。
本発明では、故障検知ができるようにするため、CPU302に出力されるのと同じシステムクロックの発振信号が、電源制御部307にも出力される。具体的には、電源制御部307に内蔵される故障検知部403、404の監視する複数の監視信号のうちの一つとすることで故障検知に活用される。
CPU302は、第二のローカル電源部306からの3.3V電源供給を受け、第二パワーグッド信号312が入力されると、動作を開始し、起動するためのプログラムをRAM305から読み出して、読み出したプログラムを実行することで一連の起動動作を行う。
MFP105が省電力モードのときには、CPU302のコントロール下にある電源制御部307から出力される電源制御信号208によって第二の電源207はオフになっている。
この省電力モードのとき、制御部202全体の中で、動作しているのは第一の電源205から電源供給を受けるネットワークI/F部301と電源制御部307のみである。
ネットワークI/F部301は、ネットワーク101経由のパケットを受信してパケットの内容を点検し、ジョブデータなどの処理が必要なパケット、即ち、ウェイクパケットである場合には、ネットワーク復帰トリガ信号311を電源制御部307に出力する。この信号が、省電力モードから通常モードに移行する契機となる。
電源制御部307は、ネットワーク復帰トリガ信号311を受けて、第二の電源207をオンに切り替える電源制御信号208を出力する。第二の電源207がオンになった後は上述の電源投入時と同様に、一連の動作でCPU302が起動する。
CPU302は、通常モードにおけるプリント、コピー、FAXなどのジョブやユーザによる操作部201の操作が無いときには、情報処理装置を省電力モードに移行させて無駄なエネルギー消費を抑制する。
省電力モードへの移行は、CPU302が、読み出して動作しているOSプログラムをシャットダウンさせ、各部の終了処理を行った後、電源制御部307からの電源制御信号208の切り替えを通じて第二の電源207をオフにする一連の動作によりなされる。
電源制御部307は、CPU302のシステム電源制御部317からの省電力モード・通常モード切り替え信号313と、電源制御クロックRTC318からの電源制御クロック信号319の入力を受けて、その入力を元に電源制御信号208を出力している。
CPUが起動しなかった場合には、電源制御部307の機能は途中で停止しているので、それら電源制御に関する信号を監視することで、故障を検知できる。
電源制御部307で検知した故障は、第一の故障表示部209と、第二の故障表示部309との2か所に表示可能である。
第一の故障表示部209は、故障検知を報告する目的であり、ユーザやサービスマンが装置の外部から容易に目視可能な場所である操作部201に設けられている。ユーザにとっては故障に関する詳細情報は不要であるから、この第一の故障表示部209での報告内容は必要最小限のものでよい。ただし、操作部201全体の表示画面は、CPU302により制御され描画されているので、CPUが起動しないときには、CPU由来の故障画面表示はなされない。そこで、故障を検知した場合には、電源制御部307内部で、故障表示信号を生成して操作部201に出力して、操作部201内の第一の故障表示部209で故障の表示を行う必要がある。
第二の故障表示部309は、より詳細な情報を提供するために装置の筐体内部にある制御部202内に位置しており、たとえば、制御部202のメイン基板内の液晶表示セルなどの形態で設けられている。
この第二の故障表示部309によってCPU起動のどの段階で停止したか等の故障の詳細内容を判別できる表示を行う。また、この第二の故障表示部309の表示内容により、CPUが起動しないときに装置内のどの部分が動作していないかを絞ることができる。
以上説明したように、2つの故障表示部を備えることにより、単純な故障報告と、詳細な故障内容報告の2つの目的のそれぞれを達成することができる。
〔第1実施形態〕
第1実施形態では、複数の故障検知部を備えることで複数種類の故障を検知し、表示部において故障検知部に応じた異なる表示を行う例について説明する。
図4は、第1実施形態における電源制御部307の構成を示したブロック図である。
電源制御信号生成部401は、前述のような省電力モードにおける第二の電源207や第二のローカル電源部306のオン・オフ等のシステムの電源制御を行う。この電源制御信号生成部401には、監視信号A〜Fや、CPU302が起動したときにアクセスする内部バス308や入出力信号群406が接続されている。
第一の故障検知部403、第二の故障検知部404は、電源制御信号生成部401で使用する信号を監視し、異常を検知するものである。具体的な異常検知の方法は後述するが、それぞれ異常を検知すると、異常信号1ないし異常信号2を故障表示信号生成部405に出力する。故障表示信号生成部405には、監視信号A〜Fが入力されており、異常信号1ないし2が入力されると、そのときに入力されていた監視信号A〜Fに基づいて、第一の故障表示部209、第二の故障表示部309に適した形での故障表示信号を出力する。
第一の故障表示部209用の表示信号310は、内部バス308、操作部I/F303を経由して操作部201内の第一の故障表示部209に伝達されて、簡略な故障表示がなされる。第二の故障表示部309用の表示信号320は、隣接する第二の故障表示部309に伝達されて、詳細な故障表示がなされる。
電源制御部307に設けられた内部クロック402は、システムクロック生成部314とは独立して駆動クロック信号を生成して、第一の故障検知部403、第二の故障検知部404、故障表示信号生成部405を駆動する。第一の故障検知部403、第二の故障検知部404、故障表示信号生成部405が、電源制御信号生成部401とは別異の駆動クロック信号を使用することにより、CPU302に制御されるシステムクロック生成部314がCPUの故障等により動作していないときでも、故障検知および表示の動作を行うことができるという利点がある。
このように、第1実施形態では、電源制御部307内部に、電源制御を行う部分と故障検知および表示信号の生成を行う部分とを有する。この構成により、故障検知に必要な信号の配線を簡略にコンパクトにでき、故障検知の信頼性を高めることができる。
具体的な機器構成では、例えば、電源制御部307を1チップのプログラマブルICで構成する事例が挙げられる。プログラマブルICに内蔵の内部クロック402を、CPUに依存しない内部クロックとして活用すれば、周辺の外的要因の影響を受けにくく、信頼性の高い駆動クロック信号が得られる。また故障検知に必要な信号線もIC内部で予め結線されており、後工程の半田組立不良などの影響がないので、故障検知の信頼性を高めることが可能である。
図5は、第一の故障検知部403と第二の故障検知部404の構成を示したブロック図である。第一の故障検知部403は監視信号Aがアクティブに変化したときに、第一のタイマ501をスタートする。第一のタイマ501は、内部クロック402が生成する内部クロック信号で動作しており、スタートから所定時間が経過すると、信号を出力して第一の故障判定部502に所定時間経過を伝える。
第一の故障判定部502には、所定時間内に捕捉されるべき監視信号Cが入力される監視信号Cも接続されており、第一のタイマ501の所定時間経過の通知までに、監視信号Cが捕捉されないときには、異常信号1を出力して、故障表示信号生成部405に故障の検知を伝達する構成となっている。
もちろん、所定時間内に監視信号Cが捕捉されれば、正常と判定され、異常信号1は出力されない。
第一のタイマ501スタートの契機となる監視信号Aとしては、例えば、一連のCPU起動動作の始まりに変化する信号が好適である。また、所定時間のタイマカウントまでに捕捉されるべき監視信号Cとしては、例えば、一連のCPU起動動作の終了を示す信号が好適である。
第二の故障検知部404は、監視信号が異なるのみで同様の構成となっている。
2つの故障検知部によって2種類の異常を検知できるので、故障個所の特定が極めて容易である。たとえば、第一の故障検知部403を第一の電源205によって起動する部分の故障検知に適用し、第二の故障検知部404を第二の電源207によって起動する部分の故障検知に適用する等、故障検知の対象を分割すると故障個所が特定し易く良い。この事例では、第一の電源205は、電源投入時に一回起動したらオンのままであるが、第二の電源207は、省電力モードへの移行時にオフとなり、通常モードへの復帰時にオンになり、オン・オフを繰り返すので、故障検知回路も分けておく方が合理的な点も指摘できる。
図5で示される、二つの故障検知部から成る故障検知の具体的構成では、第一の故障検知部403の監視信号Aとして、第一のローカル電源部315が、3.3V電源出力、1.8V電源出力、1.0V電源出力の各電源出力が規定の電圧に到達したときに出力する、第一パワーグッド信号316を接続する事例も挙げられる。
こうすれば、第一のローカル電源出力の安定化と共に故障検知が開始される。
監視信号Bは、電源制御クロック信号319とする。監視信号Cは、CPU302のシステム電源制御部317からの省電力モード・通常モード切り替え信号313とする。これらの3つの監視信号は順次動作を開始する信号である。
正常時であれば、第一のローカル電源部315が出力を開始すれば、順次、所定時間以内に、電源制御クロック信号319が発振を開始し、その後、省電力モード・通常モード切り替え信号313が出力されるので、正常と判定され、異常信号1は出力されない。
他方、どこか故障個所があれば、この連鎖が途中で止まるので、異常と判定され、異常信号1が出力される。
また、第二の故障検知部404の監視信号Dとして、省電力モード・通常モード切り替え信号313を採用する事例も好ましい。監視信号Eは、第2の電源207をオンにする電源制御信号208とする。監視信号Fは、第二のローカル電源部306が出力する第二パワーグッド信号312とする。これらの3つの監視信号は順次動作を開始する信号である。
正常時であれば、切り替え信号313が出力された後、順次、所定時間以内に、電源制御部307が電源制御信号208を出力し、第二のローカル電源部306が出力を開始して間もなく第二パワーグッド信号が出力されるので、正常と判定され、異常信号2は出力されない。
他方、どこか故障個所があれば、この連鎖が途中で止まるので、異常と判定され、異常信号2が出力される。
図6は、第一の故障検知部403と第二の故障検知部404に関する信号波形の例であり、すべての監視信号が正常の場合を例示している。
監視信号Aの出力(イベントA)により第一のタイマ501がカウントを開始する。
次に監視信号Bが出力(イベントB)される。これは故障検知には直接は使用されないが、故障検知時に故障表示信号生成部405に出力されることで、故障検知時の故障個所の特定に活用される。この事例では、故障検知に直接には使用されない信号を活用する事例を示したが、複数の監視信号を同様に取り扱ってもかまわない。
その次に、正常であれば、監視信号Cが出力(イベントC)される。その後、第一のタイマ501が所定時間T1をカウントするとタイマ出力する。このときまでに、監視信号Cが出力されていれば正常と判定され、出力されていなければ異常と判定される。
監視信号A〜Cは順に出力されるべき信号であり、監視信号Bが出力されてないときは監視信号Cも出力されない。したがって、監視信号Cが出力されないときには、監視信号Bも出力されない場合と、監視信号Cのみが出力されない場合の2つの異常態様が存在しうるので、上述のように、監視信号Bが故障個所の特定に活用できる訳である。
第一の故障検知部403の監視信号と動作の関係を上に述べたが、第二の故障検知部404の監視信号と動作の関係も同様である。
監視信号Dの出力(イベントD)により第二のタイマ503がカウントを開始する。次に監視信号Eが出力(イベントE)される。これは故障検知には使用されないが、故障検知時に故障表示信号生成部405によって、故障個所の特定の場合に使用できる。次に正常であれば監視信号Fが出力(イベントF)される。その後、第二のタイマ503が一定時間T2をカウントするとタイマ出力を出力する。このとき、監視信号Fが出力されていれば正常、出力されていなければ異常と判定する。
監視信号D〜Fは順に出力されるべき信号であり、監視信号Eが出力されてないときは監視信号Fも出力されない。したがって、監視信号Fが出力されないときには、監視信号Eが出力されない場合と、監視信号Fのみ出力されない場合の2つの異常が考えられる。
図6におけるイベントとしては、単純な信号の出力を取り上げたが、より複雑なイベントとしても良い。たとえば、クロックの発振開始や、メモリのリード信号のアクセスの有無などのイベントを監視信号としても良い。
図7(a)は、第一の故障検知部403における故障検知の処理を示したフローチャートである。S701においてイベントAが発生するまで待ち、イベントAの発生を契機にS702において第一のタイマ501をスタートする。S703において第一のタイマ501が一定時間T1をカウントするまで待ち、T1時間経過したときに、S704においてイベントCの有無を調べる。イベントCがあれば正常終了し、イベントCが未だなければS705において異常信号1を出力して処理を終了する。
図7(b)は、第二の故障検知部404における故障検知の処理を示したフローチャートである。S706においてイベントDが発生するまで待ち、イベントDの発生を契機にS707において第二のタイマ503をスタートする。S708において第二のタイマ503が一定時間T2をカウントするまで待ち、T2時間経過したときに、S709においてイベントFの有無を調べる。イベントFがあれば正常終了し、イベントFが未だなければS710において異常信号2を出力して処理を終了する。
図8は、故障表示信号生成部405の構成を示すブロック図である。
第一のラッチ手段801は、異常信号1が出力されたときの監視信号A〜Cの状態を保持するラッチである。故障検知後に信号の状態が変化する場合があるので、第一のラッチ手段801で、各監視信号の信号レベルを保持して、故障表示内容のブレや揺らぎを防止することが好ましい。
第一のラッチ手段801によってラッチされて信号レベルを保持された信号は、テーブル変換手段803に入力され、入力信号の状態の組み合わせに応じて、表示する故障の種類を示すエラー信号へと変換される。
同様に、第二の故障検知部の第二のラッチ手段802でラッチされた信号も、テーブル変換手段803に入力される。テーブル変換手段803には、概略表示する第一の故障表示部209と、詳細表示する第二の故障表示部309の2種類の表示手段に対応して、第一の故障表示部209用の変換テーブルと、第二の故障表示部309用の変換テーブルの2つが備えられている。
第一の点滅生成回路804の動作内容は以下のとおりである。第一のラッチ手段801でラッチされた信号A・B・Cは、それら各々のアクティブ/インアクティブの組み合わせに応じて、テーブル変換手段803の第一の故障表示部209用の変換テーブル(図9(a)の対応変換表を内容とする)を経て、所定のエラー信号1とエラー信号2に変換されて第一の点滅生成回路804に伝えられる。第一の点滅生成回路804では、故障エラー信号1・2の内容に応じた点滅パターン信号が生成されて、第一の故障表示部209に出力される。
第二の点滅生成回路805の動作内容も同様である。第二のラッチ手段802でラッチされた信号D・E・Fは、それら各々のアクティブ/インアクティブの組み合わせに応じて、テーブル変換手段803の第二の故障表示部309用の変換テーブル(図9(b)の対応変換表を内容とする)を経て、所定のエラー信号3とエラー信号4に変換されて第二の点滅生成回路805に伝えられる。第二の点滅生成回路805では、故障エラー信号3、4の内容に応じた点滅パターン信号が生成されて、第二の故障表示部309に出力される。
故障内容を概略表示する第一の故障表示部は、例えば、1つのLEDで構成し、点滅のパターンや周波数で複数の故障を表現するようにできる。
故障内容を詳細表示する第二の故障表示部は、複数の色の異なるLEDで構成すれば、点灯、点滅、消灯の組み合わせ、および、点滅のパターンや周波数によって、より細分化した詳細な故障内容が表示できる。
図9(a)は、上述の第一の故障表示部209用の変換テーブルの対応変換表の具体例である。第一のラッチ手段801の出力である、ラッチ信号Aがアクティブ、ラッチ信号Bがインアクティブであるとき、ラッチ信号Bが出力されないことを故障原因と判定する。そして、エラー信号1をアクティブ、エラー信号2をインアクティブにして、第一の点滅生成回路804に伝えると、第一の点滅生成回路804が点滅パターン1を生成する。
同様に、第一のラッチ手段801の出力である、ラッチ信号Aがアクティブ、ラッチ信号Bがアクティブ、ラッチ信号Cがインアクティブの場合は、ラッチ信号Cが出力されないことを故障原因と判定する。そして、エラー信号1をインアクティブ、エラー信号2をアクティブにして、第一の点滅生成回路804に伝えると、第一の点滅生成回路804が点滅パターン2を生成する。
第一のラッチ手段801の出力であるラッチ信号A、ラッチ信号B、ラッチ信号Cがすべてアクティブの場合は、正常と判断する。そして、エラー信号1、エラー信号2を共にインアクティブにして、第一の点滅生成回路804に伝えると、第一の点滅生成回路804は消灯を出力する。
図9(b)は、上述の第二の故障表示部309用の変換テーブルの対応変換表の具体例である。第二のラッチ手段802の出力である、ラッチ信号Dがアクティブ、ラッチ信号Eがインアクティブであるとき、ラッチ信号Eが出力されないことを故障原因と判定する。そして、エラー信号3をアクティブ、エラー信号4をインアクティブにして、第二の点滅生成回路805に伝えると、第二の点滅生成回路805が点滅パターン3を生成する。
同様に、第二のラッチ手段802の出力である、ラッチ信号Dがアクティブ、ラッチ信号Eがアクティブ、ラッチ信号Fがインアクティブであるとき、ラッチ信号Fが出力されないことを故障原因と判定する。そして、第二の点滅生成回路805に伝えると、第二の点滅生成回路805が点滅パターン4を生成する。
第二のラッチ手段802の出力であるラッチ信号D、ラッチ信号E、ラッチ信号Fがすべてアクティブの場合は、正常と判断する。そして、エラー信号3、エラー信号4を共にインアクティブにして、第二の点滅生成回路805に伝えると、第二の点滅生成回路805は消灯を出力する。
以上、説明したように、第1実施態様では、2つの故障検知部と2つの故障表示部を備え、2種類の異常を検知し、かつ、単純/詳細の2種類の故障表示ができる。これによりCPUが起動しないときにもサービスマンおよびユーザに故障を報知でき、更に、サービスマンには、故障個所の詳細内容を表示できる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態においては、故障検知時に一旦、再起動し、再起動後に再度故障を検知した場合に故障を表示する形態について説明する。
商用の交流電源から直流電源に変換する電源ユニット、例えば、第二の電源207では、しばしば起動時の突入電流の過多で過電流を検知し、電源ユニットとして出力しなくなる停止現象が発生する。このような原因による故障のときには、オフ・オン後の再起動時に過電流がなければ正常に起動できるから、直ちに故障判定することは好ましくない。別の原因による故障の場合には、オフ・オン後も起動しないから、区別が付けられる。
したがって、1回目のオフからオン動作で電源ユニットが起動しない場合、直ちに故障と判定せず、故障表示せず、2回目のオフ・オン後に起動しなければ,故障と判定して、故障表示を行うのが望ましい。
第2実施形態では、省電力モードの移行、復帰でオフ・オンされる第二の電源207の異常を検知したときに、オフ・オンする場合について説明する。
図10は、第2実施形態における電源制御部307の構成を示したブロック図である。第1実施形態で説明したブロック図(図4)に対して、第一の2回目判定回路1001、第二の2回目判定回路1003が追加されている点で相違する。
ここでは第二の電源207によって起動する部分の故障を第二の故障検知部404によって検知する場合を例にして説明する。
第二の故障検知部404で故障を検知した際、第二の2回目判定回路1003で「1回目の故障検知」と判定した場合は、電源制御信号生成部401に対して、第二の再起動の要求信号1004を出力する。
第二の再起動の要求信号1004を受けた電源制御信号生成部401は、第二の電源207に対して電源制御信号を出力し、第二の電源207をオフ・オンする。このときには、故障表示信号生成部405に異常を通知しないから故障は表示されない。
第二の2回目判定回路1003が「2回目の故障検知」と判定した場合は、第二の再起動の要求信号1004は出力せずに、故障表示信号生成部405に異常を通知する。
このようにして、電源起動時の過電流検知により電源が起動しない場合には、再度電源をオフ・オンして故障検知するまで、異常を表示しない仕組みが構成されている。
第一の電源205に対しても第一の2回目判定回路1001によって同様に第1の再起動の要求信号1002を出力し、再起動を行うことができる。
図11は、第2実施形態における第二の故障検知部及び第二の2回目判定回路に関する信号波形の例である。
第1実施形態の波形(図6)と異なるのは、監視信号Dの出力を契機にカウントを開始した第二のタイマ503がカウントアップしたとき、それまでに監視信号Fが出力されていなくても、1回目であれば、異常信号2を出力せず、第二の再起動の要求信号を電源制御信号生成部401に出力し、電源制御信号生成部401からの電源制御信号で第2の電源207を再起動させることである。
第2の電源207を再起動の後に、監視信号Dの出力を契機に再びカウントを開始した第二のタイマ503がカウントアップしたとき、それまでに監視信号Fが出力されていなければ、二回目の故障検知であるから、異常信号2を出力する。
以上、説明したように、第2実施形態においては、電源が過電流で起動しないときには故障表示せずに電源をオフ・オンし、電源オフ・オン動作の2回目でも起動しないときに故障表示を行うことで、無用な故障の表示を抑え、不要なサービスマンの出動を防ぐことが可能となる。
〔第3実施形態〕
第3実施形態においては、CPUが起動しなかったことを検知時に監視信号の状態を不揮発メモリに保存する例について説明する。これは、故障の発生を後から把握する手段を設けることにより、第1実施形態で説明したLEDによるエラー表示を見逃した場合や、再現性が低く後から同じ問題が発生しない場合において、問題の切り分けに有効である。さらに、本実施形態においては、CPUが起動後の予期せぬリブートを検知し、リブート発生時の信号の状態も不揮発メモリに保存する構成も追加する。第1実施形態のように起動しない状態を保持するのであればLED表示が有効だが、リブートの場合はCPU302がすぐに起動してしまいLEDの表示をするタイミングがほとんどない。このために不揮発メモリに監視信号の状態を保存することが、デバッグに有効な手段となる。
図12は、電源制御部307の構成を示したブロック図である。第1実施形態で説明した電源制御部307に対して、本実施形態では異常を検知した時に監視信号を記録する故障記録部1202とリブートの発生を検知するリブート検知部1201が追加されている。
リブート検知部1201はリブートの発生時に変化する信号である再起動信号の変化を検知し、検知時には異常信号3をアサートする。故障記録部1202には異常信号1、異常信号2、異常信号3が入力される。どれか一つアサートされたときに故障記録部1202は内部にある不揮発メモリ1205に記録する。故障記録部1202の内部にある不揮発メモリ制御部1203は、異常信号を受信したときに監視信号をラッチするデータラッチ1204と不揮発メモリ1205を制御する部位である。ここでは監視信号は第1実施形態で説明した監視信号A〜Fでも良いし、他の信号を追加しても良い。また、監視信号の状態をそのままラッチしても良いし、データラッチ1204内部にデコーダを備えて信号の状態をコード化しても良い。不揮発メモリ制御部1203は不揮発メモリ1205に対してアドレスバスを通してアドレスなどの制御信号を出力する。データラッチ1204の出力が不揮発メモリ1205のデータとして書き込まれる。
この不揮発メモリ1205は電源制御部307を構成するプログラマブルロジック(例えばCPLD、もしくは、FPGAと呼ばれるIC)に内蔵するものを利用している。プログラムロジック内に故障検知や不揮発メモリを内蔵することにより、一般的なマイコンを使ったシステムや不揮発メモリを外付けにしたシステムにくらべて構造が単純になり信頼性の高いシステムが構築できることが利点である。
以上の構成により起動しないとき、ならびに、リブートが発生した時の監視信号の状態が不揮発メモリ1205に書き込まれる。書き込まれた情報はJTAG1206経由で読み出しが可能である。これは例えばPCからJTAG1206にケーブルで接続し、PCからJTAGコマンドを使用して不揮発メモリ1205に記録された情報をPCに転送することができる。ユーザはPC上で情報を確認し、デバッグや故障解析に活用することができる。活用する例としては、例えば、電源制御信号208がアサートされていたのに、第二パワーグッド信号312が生成されない、またはある特定のリセット信号が解除されないといった情報が読み出された場合には、第二のローカル電源部306が故障していることが予想される。複数回のMFP105の電源のオフ・オンがされていると推測されているのに、不揮発メモリ1205には1回しか書き込みがされていない場合は、発生頻度の低い問題として解釈できる、といった活用ができる。
図13は、不揮発メモリ制御部1203の回路における不揮発メモリ1205の制御の流れを示したフローチャートである。不揮発メモリ制御部1203はCPUを内蔵していないため、処理の流れはすべてハードウェアシーケンサで構成される。
不揮発メモリ1205のアドレスは0番地から既定の最終アドレスまでの空間を有している。データバスは16ビットであり、初期値は0xFFFFである。S1301において起動せず、または、リブートの発生、すなわち、異常信号1〜3のどれかが変化するまで待機する。異常信号が変化した場合、S1302において、監視信号をデータラッチ1204でラッチする。S1303においてアドレス値の初期値として不揮発メモリ1205の先頭アドレスである0とする。S1304以降、S1307の繰り返し処理では不揮発メモリ1205の未書き込みのアドレスのサーチを行う。S1304において不揮発メモリ1205の読み出しを行う。S1305において読み出したデータが初期値である0xFFFFであるか否かを判断し、0xFFFF以外のデータであったときは書き込み済みと判断し、S1306においてアドレス値が最終アドレスであるか否かを判断する。最終アドレスではなかった場合は、S1307においてアドレス値をインクリメントし、再びS1304から処理を開始する。S1306において最終アドレスであった場合にはすべてのアドレスが書き込み済みであるので、書き込みを行わずに処理を終了する。S1305において読み出したデータが0xFFFFであった場合には、未書き込みのアドレスであると判断し、S1308においてデータラッチ1204にラッチされたデータを不揮発メモリ1205に書き込む。
以上、説明した流れによって、起動しない時やリブートが複数回発生したときにも順番に監視信号の情報が不揮発メモリ1205に書き込まれる。これにより故障解析やデバッグにおいて発生頻度についての情報も得られるようになる。ここでは不揮発メモリ1205のすべてのアドレスが書き込み済みのときには上書きしない例について説明したが、古い情報より新しい情報を優先するために、上書きしても良い。
以上説明したように、本実施形態においては起動しないとき、ならびに、リブートした時の監視信号の状態を不揮発メモリに保存することができる。これにより、後から不具合の内容を把握できる利点があり、再現性の低い問題のデバッグにも有効である。また複数回の不具合の情報を記録できることから、発生頻度といった情報を得ることができる。
〔第4実施形態〕
第4実施形態においては、CPUが起動した後BIOS処理中に、BIOS処理にてハードウェアの故障に起因するハングが発生した場合に、故障要因となったハードウェアの情報を含むBIOSのステータスコードを、故障記録部の不揮発メモリ1205に保存する例について説明する。
従来、BIOSより判明するハードウェア故障は、RAMとROMが初期化されていない時点であることが殆どであるため、BIOSのステータスコードを何らかの不揮発メモリに保存することは不可能であった。そのため、着荷不良などで、故障したMFPを市場から引き上げた際に、障害が再現しない場合は、故障解析に困難を極めていた。
本実施形態においては、特に、「SPD読み書き処理」と「RAMの初期化処理」の二つのBIOS処理について、これらの処理時にハングした場合のステータスコードの保存について示す。これらは、SPD340に故障要因がある場合、もしくは、RAM305に故障要因がある場合に発生する。もちろん、本発明はこれら二つのBIOS処理のハングに限定するものではなく、他のBIOS処理のハングについて適用することは可能である。さらに、保存するデータはBIOSのステータスコードに限定する必要もなく、例えば、センサ321より取得可能な、電圧、温度などの計測値でも構わない。
図14は、第4実施形態における電源制御部307の構成を示したブロック図である。
第3実施形態で説明したブロック図(図12)と異なるのは、まず、アドレスデコーダ部1400と故障記録部レジスタ1402と故障記録部デコーディド信号1404を追加したことである。これにより、CPUからアドレスを指定することで、故障記録部レジスタ1402にデータを格納することが可能となる。前記データは、BIOS実行時のステータスコードを用いることができる。
さらに、図12と異なるのは、WDTデコーディド信号1406を追加していることである。これにより、CPUからアドレスを指定することで、WDTデコーディド信号1406をアサートすることが可能となり、この時点で異常信号2のアサートによる再起動が行われなくなるため、WDTとしての機能を無効にすることができる。すなわち、第二の故障検知部404は、イベントが発生しない場合は一定時間後に異常信号2をアサートし再起動するが、WDTデコーディド信号1406をアサートした場合はイベント発生と等価となり、異常信号2をアサートしなくなる。異常信号2がアサートした場合は、第3実施形態にてデータラッチが不揮発メモリに書き込まれるのと同様に、故障記録部レジスタ1402のデータが不揮発メモリに書き込まれる(以降、WDTデコーディド信号がディアサートのままであることによる異常信号2の発生を、WDTの作動と称することとする。)。
これにより、故障記録部レジスタ1402にBIOS処理時のステータスコードを格納することと、WDTの作動時に故障記録部レジスタ1402のデータを不揮発メモリ1205に書き込むことが可能となる。
図15(A)は、CPUがBIOS処理を行う際のフローチャートであり、この図にてハードウェアの故障に起因するハングが発生した際の、ステータスコードの保存について説明する。また、本フローチャートにおいて、BIOS処理のシーケンスは、単純化のために、「BIOSコード(A)→SPD340読み書き処理→BIOSコード(B)→RAM305の初期化処理→BIOSコード(C)」とする。
S1500において、BIOSの処理が開始する。この時点でWDTは作動する可能性があり、特にWDTデコーディド信号のアサートを行わない限り、一定時間後に再起動する。本実施形態では、正常時のBIOS起動が28秒以内には完了することより、WDTデコーディド信号のアサートを行わない場合は28秒で再起動するものとする。
まず、正常系のフローチャートについて説明する。
S1502, S1504にて、BIOSコード(A)を実行し、故障記録部レジスタ1402に、ステータスコード0を書き込む。
S1520にて、SPD340の読み書き処理を行い、これに成功したかを判定する。成功した場合は、S1522、S1524、S1526にて、故障記録部レジスタ1402にステータスコード1を書き込む、BIOSコード(B)を実行、故障記録部レジスタ1402にステータスコード2を書き込む、の順番に処理を進める。
S1540にて、RAM305の初期化処理を行い、S1520と同様、これに成功したかを判定する。成功した場合は、S1542、S1544、S1546にて、故障記録部レジスタ1402にステータスコード3を書き込み、BIOSコード(C)を実行し、その後BIOS処理が終了する。
BIOS処理の終了後、S1560にてWDTデコーディド信号をアサートする。これにより、再起動されることは無くなり、以降のOSやアプリケーションの処理が継続する。なお、本実施形態でのWDTは起動時ハングの監視のために用いられるものであり、システム起動後のハングを監視するために更なるWDTを用いる場合もある。
次に、異常系のフローチャートについて説明する。
S1520とS1540にて、SPD340の読み書き処理、もしくは、RAM305の初期化処理に失敗した場合が異常系となる。この際、CPUによるソフトウェア処理がハングし、MFPでの処理はハードウェアの動作のみとなる。このため、S1580に示す通り、ハード処理のシーケンスが始まる。
図15(B)にて、ハード処理のシーケンスについて説明する。
まず、S1590にて起動後28秒後にWDTが作動する。
図14で説明した通りWDTが作動することにより、S1592にて故障記録部レジスタ1402の内容が故障記録部不揮発メモリ1402に書き込まれることになる。このとき、故障記録部不揮発メモリ1402に格納されていた値が0であればSPD340に故障要因があることを示し、2であればRAM305に故障要因があることを示す。
図18は、図15のフローチャートの処理を行った場合の、故障記録部レジスタ1402、故障記録部の不揮発メモリ1205、故障記録部制御信号1408の遷移状態を示したタイミングチャートである。ここでは、RAM305に故障要因があった場合を例示する。
起動後、故障記録部レジスタ1402には、時系列順に0,1,2が書き込まれる。ここで2が書き込まれた後に、RAM305に故障要因があったためソフトウェア処理がハングする。起動後28秒が経過した時点でWDTが作動し、故障記録部制御信号1408がアサートされる(図18中斜線箇所)。この時点で、故障記録部レジスタ1402には、2が書き込まれているので、故障記録部の不揮発メモリ1205にも2が書き込まれることになる。よって、MFPの電源断後も、RAM305に故障要因があったことが分かるようになる。
以上、説明したように、第4実施形態においては、BIOSより判明するハードウェア異常を、故障記録部の不揮発メモリ1205に残すことができるようになる。これにより、着荷不良などで、故障したMFPを市場から引き上げた際に、障害が再現しなくても、故障記録部の不揮発メモリ1205のステータスコードを手掛かりに、故障解析を実施できるようになる。
〔第5実施形態〕
第5実施形態においては、故障検知時に不揮発メモリ1205に書き込まれた故障要因をCPU302から読み取れるようにバスを追加する。不揮発メモリ1205のバスをCPU302と接続することで、故障検知後にリブートや電源のOFF/ON操作によりCPU302が正常に起動した際に、不揮発メモリ1205に格納された故障検知の要因や、BIOS処理のステータスコードを、CPU302が取得することができる。CPU302は、取得した故障要因の情報を元にネットワーク越しにアラームを発生させ、MFPに故障が発生したことを通知することができる。サービスマンは、MFPからのアラームの通知を受け取ることで、事前にMFPの故障個所を特定することができる。あらかじめ故障個所を特定することで、サービスマンがMFPの修理にかかるダウンタイムを削減することが可能になる。
ここで、第5実施形態においてCPU302のバスを追加したことにより、故障検知時に不揮発メモリ制御部1203が不揮発メモリ1205に書き込む際のバスのバスアービトレーションについて説明する。
図16は、第5実施形態における電源制御部307の構成を示したブロック図である。
第3実施形態で説明した電源制御部307に対して、本実施形態では故障検知時に不揮発メモリ1205に書き込まれた故障要因の情報を、CPU302からアクセスするバスと、バスの切り替えを行うセレクタ1601が追加されている。不揮発メモリ1205のバスには、第一のバスである不揮発メモリ制御部1203に接続されるバスと、第二のバスであるCPU302のバスがセレクタ1601を介して接続される。ここで、I2Cやパラレルバスなどにおいて、複数のマスターが存在する場合は、同時に送信を行わないようにバスアービトレーションを行うことが一般的である。そのため、不揮発メモリ制御部1203とCPU302から不揮発メモリ1205にアクセスするためには、複数のマスターが同時にバスを使用することがないよう、バスのアービトレーションが必要となる。しかし、電源制御部307はプログラマブルロジックで構成されているため、バスアービタを構成すると、多くのロジックを使用してしまう。そのため、不揮発メモリ制御部1203が、セレクタ1601を制御することで、不揮発メモリ1205にアクセスするバスの切り替えを可能とし、バスのアービトレーションを行う。
さらに、不揮発メモリ制御部1203にリセット信号1602が追加されている。これにより、CPU302に対しリセット信号を出力することが可能となる。ここで、不揮発メモリ制御部1203がリセット信号1602をアサートすることで、CPU302をリセット状態にし、バスのアクセスを停止させることができる。これにより、不揮発メモリ制御部1203がセレクタ1601を制御する際に、CPU302からのバスのアクセスを停止させることができる。CPU302からのアクセスが停止している間に、不揮発メモリ制御部1203が不揮発メモリ1205へのバスをセレクタ1601で切り替えることでバスアービトレーションを簡易化することができる。このようにバスアービトレーションを行うことで、通常動作時にはCPU302が不揮発メモリ1205にアクセスする。故障検知時には不揮発メモリ制御部1203がCPU302をリセット状態にし、バスのアクセスを停止させ、セレクタ1601でバスを切り替えることで、不揮発メモリ1205にアクセスすることが可能となる。
図17は、不揮発メモリ制御部1203におけるバスアービトレーション処理を示したフローチャートである。
S1701において不揮発メモリ制御部1203は、第1の故障検知部403がアサートした異常信号1を検知する。
異常を検知した場合には、S1704において不揮発メモリ制御部1203がセレクタで不揮発メモリ1205に接続されるバスを第一のバスに切り替える。ここで、異常信号1のアサートは、CPU302が起動しない故障を想定している。例えば、クロックの発振異常などである。
CPU302が起動しない場合には、CPU302が不揮発メモリ1205にアクセスすることが無いため、不揮発メモリ制御部1203がセレクタ1601で不揮発メモリ1205のバスに第一のバスを接続する。その後、S1705において不揮発メモリ1205にアクセスし、故障検知の要因やBIOS処理のステータスコードを書き込む。
S1701が正常に終了した場合には、S1702において不揮発メモリ制御部1203は、第2の故障検知部404がアサートした異常信号2を検知する。異常を検知した場合には、S1703において不揮発メモリ制御部1203がCPU302に対してリセット信号1602を出力する。その後、S1704において不揮発メモリ制御部1203がセレクタ1601で不揮発メモリに接続されるバスを第一のバスに切り替える。ここで、異常信号2のアサートは、CPUの起動後に異常が発生した場合を想定している。例えば、BIOS処理の途中で処理が止まってしまった場合などである。CPU302が起動後であるため、CPU302がバスにアクセスする可能性がある。そのため、不揮発メモリ制御部1203がリセット信号1602を出力し、CPU302の動作をリセットする。そうすることで、CPU302がリセット状態となり、不揮発メモリ1205へのアクセスを停止することができる。その後、S1705において不揮発メモリ制御部1203は、CPU302がリセット中に不揮発メモリ1205にアクセスし、故障検知の要因やBIOS処理のステータスコードを書き込む。
書き込み後、S1706において書き込み動作が終了したことを判断し、S1707において不揮発メモリ1205に接続されるバスを第二のバスに切り替える。
また、S1702において正常に終了した場合には、S1707において不揮発メモリに接続されるバスを第二のバスに切り替える。第1の故障検知部403、第2の故障検知部404が故障を検知しない場合は、不揮発メモリ制御部1203が不揮発メモリ1205にアクセスすることはないため、セレクタ1601で不揮発メモリ1205に接続されるバスを第二のバスとし、CPU302からのアクセスを可能にする。
以上、説明したように、第5実施形態においては、
不揮発メモリ制御部1203がリセット信号1602を用いて、不揮発メモリ1205にアクセスするためのバスのバスアービトレーションを行うことができる。不揮発メモリ制御部1203が、故障検知時にCPU302をリセットすることで、CPU302から不揮発メモリ1205へのアクセスを停止することができ、バスのアービトレーションを簡易化することが可能になった。
〔他の実施形態〕
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組み合わせを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
202 制御部
205 第一の電源
207 第二の電源
208 電源制御信号
209 第一の故障表示部
403 第一の故障検知部
404 第二の故障検知部
502 第一の故障判定部
504 第二の故障判定部

Claims (18)

  1. 情報処理装置であって、
    プロセッサと、
    第1発光部と、
    前記プロセッサに電力を出力し、当該出力された電力が所定電圧値以上になったときに第1監視信号を出力す第1電力出力部と、
    前記第1電力出力部から出力され前記第1監視信号及び、前記電力が入力された前記プロセッサから出力され第2監視信号を受信でき、且つ、前記第1監視信号を受信してから所定時間内に前記第2監視信号を受信しない場合に、第1異常信号を出力する故障検知手段と、
    前記第1異常信号が入力されたときに、前記第1発光部が所定の発光状態になるように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記故障検知手段は、前記第1監視信号を受信してから前記所定時間内に前記第2監視信号を受信した場合に、前記第1異常信号を出力しないことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記故障検知手段は、前記第1監視信号を受信すると、時間を計測するタイマーを開始させ、前記第2監視信号が受信されないまま前記タイマーが前記所定時間を計測し終えると、前記第1異常信号を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記プロセッサとは独立して構成されている、ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記異常信号が入力されたときに、前記第1発光部が点滅するように制御する、ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 表示部を有し、ユーザ操作を受信可能な操作部をさらに備え、
    前記第1発光部は、前記操作部に設けられる、ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 第2発光部と、
    前記プロセッサに電力を出力し、出力された電力が所定値以上になったときに第3監視信号を出力す第2電力出力部と、をさらに備え、
    前記故障検知手段は、さらに、前記第2電力出力部から出力された前記第3監視信号を受信でき且つ、前記第監視信号を受信してから所定時間内に前記監視信号を受信しない場合に、第2異常信号を出力し、
    前記制御手段は、前記第2異常信号が入力されたときに、前記第2発光部が所定の発光状態になるように制御する、ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記第2発光部は、前記プロセッサが設けられる回路基板に設けられる、ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記第2電力出力部は、DCDCコンバータである、ことを特徴とする請求項又はに記載の情報処理装置。
  10. 前記プロセッサは、前記情報処理装置のメインプロセッサである、ことを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記第1電力出力部は、DCDCコンバータである、ことを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. 用紙に画像を印刷する印刷部をさらに備える、ことを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の情報処理装置。
  13. 前記制御手段は、所定期間内に前記第1監視信号が入力されないことに基づいて、前記第1発光部が消灯するように制御する、ことを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の情報処理装置。
  14. 前記プロセッサにクロック信号を出力するクロック信号出力部をさらに備え、
    前記プロセッサは、前記クロック信号の入力に基づいて、前記第2監視信号を出力する、ことを特徴とする請求項1〜13の何れか1項に記載の情報処理装置。
  15. 前記制御手段は、前記プロセッサから出力された第4監視信号を受信可能であって、前記第1監視信号を受信してから所定期間内に前記第4監視信号を受信しないときに、第3異常信号を出力し、
    前記制御手段は、前記第3異常信号の入力に基づいて、前記第1発光部が他の発光状態になるよう制御する、ことを特徴とする請求項1〜14の何れか1項に記載の情報処理装置。
  16. 情報処理装置であって、
    表示部と、
    前記表示部に表示される表示画面を生成する制御部と、
    発光部と、
    前記発光部の発光状態を制御可能な別の制御部と、
    前記制御部に電力を供給する電力供給部であって、当該供給された電力が所定電圧以上になったことを検知して第1監視信号を出力する前記電力供給部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記電力供給部から電力が供給され、所定の起動処理を実行して第2監視信号を出力し、
    前記別の制御部は、前記電力供給部から出力される前記第1監視信号、及び、前記制御部から出力される前記第2監視信号を受信するように構成され、
    前記別の制御部は、前記電力供給部から前記第1監視信号を受信してから所定時間が経過するまでに前記制御部から前記第2監視信号を受信しなかった場合に、前記発光部が所定の発光状態になるように制御することを特徴とする情報処理装置。
  17. 前記別の制御部は、前記第1監視信号を受信すると時間の計測を開始するのであって、
    前記電力供給部から前記第1監視信号を受信してから所定時間が経過するまでに前記制御部から前記第2監視信号を受信しなかった前記場合とは、前記別の制御部が前記計測を開始してから前記第2監視信号を受信しないまま前記所定時間を計測し終えた場合であることを特徴とする請求項16に記載の情報処理装置。
  18. プロセッサ、第1発光部、及び、前記プロセッサに電力を出力する電力出力部、を備える情報処理装置の故障検知方法であって、
    前記電力出力部から当該出力された電力が所定電圧値以上になったときに第1監視信号を出力するステップと、
    前記電力出力部から前記電力が入力された前記プロセッサが第2監視信号を出力するステップと、
    前記第1監視信号を受信してから所定時間内に前記第2監視信号を受信しない場合に、第1異常信号を出力するステップと、
    前記第1異常信号が入力されたときに、前記第1発光部が所定の発光状態になるように制御するステップと、を有することを特徴とする情報処理装置の故障検知方法。
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