JP6414679B2 - 柱梁架構構造、柱梁架構構造の構築方法 - Google Patents

柱梁架構構造、柱梁架構構造の構築方法 Download PDF

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Description

本発明は、超高層集合住宅などの鉄筋コンクリート(RC)造構造物における柱梁架構構造、柱梁架構構造の構築方法および柱梁架構構造に用いるPCa部材に関し、特に、プレキャストコンクリート(以下、PCaということがある。)製の柱PCa部材および梁PCa部材からなる柱梁架構構造、柱梁架構構造の構築方法および柱梁架構構造に用いるPCa部材に関するものである。
従来、柱PCa部材と大梁PCa部材とによる柱梁架構の構造フレームを構築する一般的な工法として、下記の(イ)、(ロ)、(ハ)の工法が知られている。
(イ)この工法は、図13(イ)に示すように、大梁PCa部材1の梁主筋2用の機械式継手3を柱PCa部材4の上方の柱パネルゾーン5内に設け、柱パネルゾーン5を現場打ちコンクリートによって施工するものである。なお、柱PCa部材4の上面からは柱パネルゾーン5内に向けて柱主筋6が突出している。図中の符号Gは、グラウト施工箇所を示している。この工法は、大梁主筋用の機械式継手3が柱パネルゾーン5内にあるため、施工難易度が高い。また、柱パネルゾーン5の上側には上階の柱PCa部材を取り付けるため、現場打ちコンクリートの初期強度発現が必要となることから、超短工期工事には不向きである。
(ロ)この工法では、図13(ロ)に示すように、柱PCa部材7の上部が柱パネルゾーンを構成する。柱PCa部材7の上部の側面から側方に突出した梁主筋2と、大梁PCa部材1の梁主筋2とを機械式継手3で接続し、この部分を現場打ちコンクリートによって施工する。なお、柱PCa部材7の上面からは柱主筋6が突出している。この工法は、大梁継手箇所が多いため、現場打ちコンクリート部分の型枠施工箇所も多くなっている。
(ハ)この工法は、図13(ハ)に示すように、大梁PCa部材8がいわゆるレンコンPCaと呼ばれる形式をとっており、柱パネルゾーンを構成する中央部には上下方向の貫通孔9が複数設けられている。柱PCa部材4の上面からは柱主筋6が突出している。大梁PCa部材8を柱PCa部材4の上方から落とし込んで柱主筋6を貫通孔9に挿通する。隣り合う大梁PCa部材8の梁主筋2同士を機械式継手3で接続し、この部分を現場打ちコンクリートによって施工する。この工法は、上記のロの工法に比べ、大梁主筋の継手箇所が50%となっているため、現場打ちコンクリート部分の型枠施工箇所も50%である。この工法は、PCaの製作難易度も高く、グラウト注入の難易度も高い。また、上記のイ、ロの工法に比べてグラウト施工箇所が2倍となっているため、超短工期工事の場合にはネックとなる可能性が高い。
一方、柱梁架構に関する他の従来技術として、例えば特許文献1〜6に示すような技術が知られている。
特開2007−63926号公報 特許第5205131号公報 特許第3837390号公報 特許第4080945号公報 特許第4496023号公報 特許第4781687号公報
ところで、上記の従来の一般的な工法(イ)、(ロ)、(ハ)の抱える諸問題を解決することのできる技術が望まれていた。すなわち、PCa部材の製作が比較的容易で、型枠工事やグラウト工事の省力化が図れるとともに、超短工期施工が可能な技術の開発が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、PCa部材の製作が比較的容易で、型枠工事やグラウト工事の省力化が図れるとともに、超短工期施工が可能な柱梁架構構造、柱梁架構構造の構築方法およびPCa部材を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る柱梁架構構造は、鉄筋コンクリート造構造物の柱梁の架構構造であって、上面から上方に突出する鉄筋と、下面から内部に向けて上方に延びる挿入孔と、上部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる第1柱PCa部材と、上面から内部に向けて下方に延びる挿入孔と、下面から下方に突出する鉄筋と、下部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる第2柱PCa部材と、一方の側端面から内部に向けて側方に延びる挿入孔と、他方の側端面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる梁PCa部材とを備え、梁PCa部材の挿入孔に第1柱PCa部材の側方に突出する鉄筋を挿入配置し、梁PCa部材の鉄筋と第2柱PCa部材の側方に突出する鉄筋とを継手を介して接合し、梁PCa部材と第2柱PCa部材との間を現場打ちコンクリートで接合したことを特徴とする。
また、本発明に係る他の柱梁架構構造は、鉄筋コンクリート造構造物の柱梁の架構構造であって、上面から上方に突出する鉄筋と、下面から内部に向けて上方に延びる挿入孔と、上部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる第1柱PCa部材と、上面から内部に向けて下方に延びる挿入孔と、下面から下方に突出する鉄筋と、下部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる第2柱PCa部材と、一方の側端面から内部に向けて側方に延びる挿入孔と、他方の側端面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる梁PCa部材とを備え、梁PCa部材の挿入孔に第2柱PCa部材の側方に突出する鉄筋を挿入配置し、梁PCa部材の鉄筋と第1柱PCa部材の側方に突出する鉄筋とを継手を介して接合し、梁PCa部材と第1柱PCa部材との間を現場打ちコンクリートで接合したことを特徴とする。
また、本発明に係る他の柱梁架構構造は、上述した発明において、下階の第1柱PCa部材の上方に突出する鉄筋は、上階の第1柱PCa部材の下面の挿入孔に挿入配置され、下階の第2柱PCa部材の上面の挿入孔には、上階の第2柱PCa部材の下方に突出する鉄筋が挿入配置されることを特徴とする。
また、本発明に係る柱梁架構構造の構築方法は、上述した柱梁架構構造を構築する方法であって、先行設置してある第1柱PCa部材に向けて梁PCa部材を側方に移動することにより、梁PCa部材の挿入孔に第1柱PCa部材の側方に突出する鉄筋を挿入配置し、第1柱PCa部材の側面に梁PCa部材を接続する第1工程と、先行設置してある下階の第2柱PCa部材に向けて上階の第2柱PCa部材を上方から移動することにより、下階の第2柱PCa部材の上面の挿入孔に上階の第2柱PCa部材の下方に突出する鉄筋を挿入配置し、下階の第2柱PCa部材の上面に上階の第2柱PCa部材を設置する第2工程と、第1柱PCa部材の側面に接続した梁PCa部材の側方に突出する鉄筋と、下階の第2柱PCa部材の上面に設置された上階の第2柱PCa部材の側方に突出する鉄筋とを継手を介して接合し、梁PCa部材と上階の第2柱PCa部材との間を現場打ちコンクリートで接合する第3工程とを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る他の柱梁架構構造の構築方法は、上述した柱梁架構構造を構築する方法であって、先行設置してある第2柱PCa部材に向けて梁PCa部材を側方に移動することにより、梁PCa部材の挿入孔に第2柱PCa部材の側方に突出する鉄筋を挿入配置し、第2柱PCa部材の側面に梁PCa部材を接続する第1工程と、先行設置してある下階の第1柱PCa部材に向けて上階の第1柱PCa部材を上方から移動することにより、上階の第1柱PCa部材の下面の挿入孔に下階の第1柱PCa部材の上方に突出する鉄筋を挿入配置し、下階の第1柱PCa部材の上面に上階の第1柱PCa部材を設置する第2工程と、第2柱PCa部材の側面に接続した梁PCa部材の側方に突出する鉄筋と、下階の第1柱PCa部材の上面に設置された上階の第1柱PCa部材の側方に突出する鉄筋とを継手を介して接合し、梁PCa部材と上階の第1柱PCa部材との間を現場打ちコンクリートで接合する第3工程とを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る他の柱梁架構構造の構築方法は、上述した発明において、第1工程の後に、第2工程および第3工程を実施することを特徴とする。
また、本発明に係る他の柱梁架構構造の構築方法は、上述した発明において、床コンクリートの打設タイミングに合わせて、下階の第1柱PCa部材を設置することを特徴とする。
また、本発明に係るPCa部材は、上述した柱梁架構構造の柱として用いるPCa部材であって、上面から上方に突出する鉄筋と、下面から内部に向けて上方に延びる挿入孔と、上部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリート、または、上面から内部に向けて下方に延びる挿入孔と、下面から下方に突出する鉄筋と、下部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなることを特徴とする。
また、本発明に係る他のPCa部材は、上述した柱梁架構構造の梁として用いるPCa部材であって、一方の側端面から内部に向けて側方に延びる挿入孔と、他方の側端面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなることを特徴とする。
本発明に係る柱梁架構構造によれば、鉄筋コンクリート造構造物の柱梁の架構構造であって、上面から上方に突出する鉄筋と、下面から内部に向けて上方に延びる挿入孔と、上部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる第1柱PCa部材と、上面から内部に向けて下方に延びる挿入孔と、下面から下方に突出する鉄筋と、下部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる第2柱PCa部材と、一方の側端面から内部に向けて側方に延びる挿入孔と、他方の側端面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる梁PCa部材とを備え、梁PCa部材の挿入孔に第1柱PCa部材の側方に突出する鉄筋を挿入配置し、梁PCa部材の鉄筋と第2柱PCa部材の側方に突出する鉄筋とを継手を介して接合し、梁PCa部材と第2柱PCa部材との間を現場打ちコンクリートで接合したので、上記の従来の一般的な工法(イ)、(ロ)、(ハ)に比べてPCa部材の製作が比較的容易であり、現場打ちコンクリートの打設に伴う型枠工事や接合部に対するグラウト工事の省力化が図れるとともに、超短工期施工が可能であるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の柱梁架構構造によれば、鉄筋コンクリート造構造物の柱梁の架構構造であって、上面から上方に突出する鉄筋と、下面から内部に向けて上方に延びる挿入孔と、上部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる第1柱PCa部材と、上面から内部に向けて下方に延びる挿入孔と、下面から下方に突出する鉄筋と、下部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる第2柱PCa部材と、一方の側端面から内部に向けて側方に延びる挿入孔と、他方の側端面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる梁PCa部材とを備え、梁PCa部材の挿入孔に第2柱PCa部材の側方に突出する鉄筋を挿入配置し、梁PCa部材の鉄筋と第1柱PCa部材の側方に突出する鉄筋とを継手を介して接合し、梁PCa部材と第1柱PCa部材との間を現場打ちコンクリートで接合したので、上記の従来の一般的な工法(イ)、(ロ)、(ハ)に比べてPCa部材の製作が比較的容易であり、現場打ちコンクリートの打設に伴う型枠工事や接合部に対するグラウト工事の省力化が図れるとともに、超短工期施工が可能であるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の柱梁架構構造によれば、下階の第1柱PCa部材の上方に突出する鉄筋は、上階の第1柱PCa部材の下面の挿入孔に挿入配置され、下階の第2柱PCa部材の上面の挿入孔には、上階の第2柱PCa部材の下方に突出する鉄筋が挿入配置されるので、第1柱PCa部材の柱継手は順差し継手となり、第2柱PCa部材の柱継手は逆差し継手となる。これにより、第1柱PCa部材と第2柱PCa部材との間に、梁PCa部材を第1柱PCa部材または第2柱PCa部材に横差しするためのストロークを確保することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る柱梁架構構造の構築方法によれば、上述した柱梁架構構造を構築する方法であって、先行設置してある第1柱PCa部材に向けて梁PCa部材を側方に移動することにより、梁PCa部材の挿入孔に第1柱PCa部材の側方に突出する鉄筋を挿入配置し、第1柱PCa部材の側面に梁PCa部材を接続する第1工程と、先行設置してある下階の第2柱PCa部材に向けて上階の第2柱PCa部材を上方から移動することにより、下階の第2柱PCa部材の上面の挿入孔に上階の第2柱PCa部材の下方に突出する鉄筋を挿入配置し、下階の第2柱PCa部材の上面に上階の第2柱PCa部材を設置する第2工程と、第1柱PCa部材の側面に接続した梁PCa部材の側方に突出する鉄筋と、下階の第2柱PCa部材の上面に設置された上階の第2柱PCa部材の側方に突出する鉄筋とを継手を介して接合し、梁PCa部材と上階の第2柱PCa部材との間を現場打ちコンクリートで接合する第3工程とを含むので、上記の従来の一般的な工法(イ)、(ロ)、(ハ)に比べてPCa部材の製作が比較的容易であり、現場打ちコンクリートの打設に伴う型枠工事や接合部に対するグラウト工事の省力化が図れるとともに、超短工期施工が可能であるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の柱梁架構構造の構築方法によれば、上述した柱梁架構構造を構築する方法であって、先行設置してある第2柱PCa部材に向けて梁PCa部材を側方に移動することにより、梁PCa部材の挿入孔に第2柱PCa部材の側方に突出する鉄筋を挿入配置し、第2柱PCa部材の側面に梁PCa部材を接続する第1工程と、先行設置してある下階の第1柱PCa部材に向けて上階の第1柱PCa部材を上方から移動することにより、上階の第1柱PCa部材の下面の挿入孔に下階の第1柱PCa部材の上方に突出する鉄筋を挿入配置し、下階の第1柱PCa部材の上面に上階の第1柱PCa部材を設置する第2工程と、第2柱PCa部材の側面に接続した梁PCa部材の側方に突出する鉄筋と、下階の第1柱PCa部材の上面に設置された上階の第1柱PCa部材の側方に突出する鉄筋とを継手を介して接合し、梁PCa部材と上階の第1柱PCa部材との間を現場打ちコンクリートで接合する第3工程とを含むので、上記の従来の一般的な工法(イ)、(ロ)、(ハ)に比べてPCa部材の製作が比較的容易であり、現場打ちコンクリートの打設に伴う型枠工事や接合部に対するグラウト工事の省力化が図れるとともに、超短工期施工が可能であるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の柱梁架構構造の構築方法によれば、第1工程の後に、第2工程および第3工程を実施するので、第1柱PCa部材と第2柱PCa部材との間に、梁PCa部材を第1柱PCa部材または第2柱PCa部材に横差しするためのストロークを確保することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の柱梁架構構造の構築方法によれば、床コンクリートの打設タイミングに合わせて、下階の第1柱PCa部材を設置するので、工期を短縮化することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るPCa部材によれば、上述した柱梁架構構造の柱として用いるPCa部材であって、上面から上方に突出する鉄筋と、下面から内部に向けて上方に延びる挿入孔と、上部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリート、または、上面から内部に向けて下方に延びる挿入孔と、下面から下方に突出する鉄筋と、下部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなるので、柱梁架構構造に使用する柱部材の種類を減らすことが可能になるという効果を奏する。PCa部材の種類が減ることで、PCa部材の製造コストが低減し、その製品検査が容易になり検査の確実性や精度が向上する。
また、本発明に係る他のPCa部材によれば、上述した柱梁架構構造の梁として用いるPCa部材であって、一方の側端面から内部に向けて側方に延びる挿入孔と、他方の側端面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなるので、柱梁架構構造に使用する梁部材の種類を減らすことが可能になるという効果を奏する。PCa部材の種類が減ることで、PCa部材の製造コストが低減し、その製品検査が容易になり検査の確実性や精度が向上する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る柱梁架構構造、柱梁架構構造の構築方法およびPCa部材の実施の形態を示す正面図である。 図2は、図1の柱タイプA(第1柱PCa部材)の柱パネルゾーンの詳細図である。 図3は、図1の柱タイプB(第2柱PCa部材)の柱パネルゾーンの詳細図である。 図4は、本発明の実施の形態1に係る柱梁架構構造およびその構築方法の実施の形態を示す工程1の図である。 図5は、本発明の実施の形態1に係る柱梁架構構造およびその構築方法の実施の形態を示す工程2の図である。 図6は、本発明の実施の形態1に係る柱梁架構構造およびその構築方法の実施の形態を示す工程3の図である。 図7は、本発明の実施の形態1に係る柱梁架構構造およびその構築方法の実施の形態を示す工程4の図である。 図8は、本発明の実施の形態2に係る柱梁架構構造、柱梁架構構造の構築方法およびPCa部材の実施の形態を示す正面図である。 図9は、本発明の実施の形態2に係る柱梁架構構造およびその構築方法の実施の形態を示す工程1の図である。 図10は、本発明の実施の形態2に係る柱梁架構構造およびその構築方法の実施の形態を示す工程2の図である。 図11は、本発明の実施の形態2に係る柱梁架構構造およびその構築方法の実施の形態を示す工程3の図である。 図12は、本発明の実施の形態2に係る柱梁架構構造およびその構築方法の実施の形態を示す工程4の図である。 図13は、従来の柱梁架構の構造フレームの一般的な構築工法を示す正面図であり、(イ)はイの工法、(ロ)はロの工法、(ハ)はハの工法である。
以下に、本発明に係る柱梁架構構造、柱梁架構構造の構築方法およびPCa部材の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施の形態1]
まず、本発明の実施の形態1について図1〜図7を参照しながら説明する。
(柱梁架構構造およびPCa部材)
図1に示すように、本実施の形態1に係る柱梁架構構造10は、第1柱PCa部材12と第2柱PCa部材14と梁PCa部材16とを備えている。第1および第2柱PCa部材12、14、梁PCa部材16は全て直方体状のプレキャストコンクリート(PCa)として構成されている。第1および第2柱PCa部材12、14は互いに上下逆さまの形となって配置されるものであり、部材自体の形状および寸法は同一である。なお、第1および第2柱PCa部材12、14、梁PCa部材16は、本発明に係るPCa部材に相当する。
第1柱PCa部材12は、上面から上方に突出し、内部に埋設される柱主筋18(鉄筋)と、下面から内部に向けて上方に延びる挿入孔20と、上部の側面から左右側方に突出し、内部に埋設される梁主筋22(鉄筋)とを有したプレキャストコンクリートからなる。以下、この第1柱PCa部材12を柱タイプAということがある。
第2柱PCa部材14は、上面から内部に向けて下方に延びる挿入孔24と、下面から下方に突出し、内部に埋設される柱主筋26(鉄筋)と、下部の側面から左右側方に突出し、内部に埋設される梁主筋28(鉄筋)とを有したプレキャストコンクリートからなる。以下、この第2柱PCa部材14を柱タイプBということがある。
梁PCa部材16は、一方の側端面から内部に向けて側方に延びる挿入孔30と、他方の側端面から左右側方に突出し、内部に埋設される梁主筋32(鉄筋)とを有したプレキャストコンクリートからなる。
なお、図の例では、正面視で柱主筋18、26および挿入孔20、24を5本ずつ、梁主筋28、32および挿入孔30を2本ずつ設けた例を示している。これら柱主筋18、26、梁主筋28、32および挿入孔20、24、30は、奥行き方向にも同様に複数設けられる。また、図中の符号Gは、グラウト施工箇所を示している。
図2は、柱タイプAの柱パネルゾーンの詳細図である。この図に示すように、第1柱PCa部材12と梁PCa部材16は側面同士が略当接した状態にある。梁PCa部材16の挿入孔30にはあらかじめ機械式継手34が内挿されており、この機械式継手34には梁PCa部材16の内部に埋設された梁主筋32の端部が接合している。
図2の構造は、先行設置してある第1柱PCa部材12に向けて梁PCa部材16を水平に移動して挿入孔30に梁主筋22を差し入れる、いわゆる横差し(符号Y)することによって得られる。
なお、機械式継手34の位置は、梁PCa部材16の高さをDとした場合、第1柱PCa部材12の側面からの水平距離Lで例えば0.3〜0.5Dの位置に設置することが好ましい。
図3は、柱タイプBの柱パネルゾーンの詳細図である。この図に示すように、第2柱PCa部材14と梁PCa部材16は間隔を隔てて側面同士が対向した状態にある。梁PCa部材16の梁主筋32の端部と第2柱PCa部材14の側方に突出する梁主筋28の端部とは機械式継手36(継手)を介して接合している。梁PCa部材16と柱PCa部材14との間は現場打ちコンクリート38を打設することで接合し、機械式継手36は現場打ちコンクリート38内に埋設される。
なお、機械式継手36の位置は、梁PCa部材16の高さをDとした場合、第2柱PCa部材14の側面からの水平距離Lで例えば0.3〜0.5Dの位置に設置することが好ましい。
一方、上階の第2柱PCa部材14は、下階の第2柱PCa部材14の上面に設置された状態となっている。下階の第2柱PCa部材14の上面の挿入孔24にはあらかじめ機械式継手40が内挿されており、この機械式継手40には下階の第2柱PCa部材14の内部に埋設された柱主筋26の端部が接合している。上階の第2柱PCa部材14の下面から下方に突出する柱主筋26の端部は、下階の第2柱PCa部材14の上面の挿入孔24に挿入され、機械式継手40を介して柱主筋26の端部に接合している。
図3の構造は、先行設置してある下階の第2柱PCa部材14に向けて上階の第2柱PCa部材14を下方に移動して挿入孔24に柱主筋26を差し入れる、いわゆる逆差し(符号K)することによって得られる。
上記のように構成した本実施の形態1の柱梁架構構造10によれば、柱パネルゾーンまでをPCa化することから、上記の従来の(イ)の工法のように柱パネルゾーンに現場打ちコンクリートを打設しない。梁PCa部材16と第1柱PCa部材12(柱タイプA)との接続方法として横差しを採用する。一方、梁PCa部材16と第2柱PCa部材14(柱タイプB)との接続部は現場打ちコンクリートを採用する。
また、第1柱PCa部材12の柱継手は順差し継手を採用し、第2柱PCa部材14の柱継手は逆差し継手を採用する。これにより、第1柱PCa部材12と第2柱PCa部材14との間に、梁PCa部材16を第1柱PCa部材12に横差しするためのストロークを確保することができる。
また、梁PCa部材16を横差しにて第1柱PCa部材12に取り付けるため、第2柱PCa部材14側の梁主筋継手部(機械式継手36)における現場打ちコンクリート(図3の符号38を参照)の型枠施工箇所が上記の従来の一般的な工法に比べて少なくなり、型枠工事の省力化が図れる。さらに、型枠施工箇所が第2柱PCa部材14の周囲に集中しており、しかも型枠の形状や寸法が同一となることから、型枠のユニット化および転用が容易となり、型枠工事の省力化がより一層図れる。
また、本実施の形態1によれば、第1および第2柱PCa部材12、14は互いに上下逆さまの形となって配置されるものであり、部材自体の形状および寸法は同一である。このため、柱梁架構構造に使用する柱部材を第1および第2柱PCa部材12、14の1種類に、梁部材を梁PCa部材16の1種類に減らすことが可能になる。使用するPCa部材の種類が減ることで、PCa部材の製造コストが低減し、その製品検査が容易になり検査の確実性や精度が向上する。
また、本実施の形態1によれば、上記の(ハ)の工法に比べて柱グラウト箇所が50%となり、グラウト工事の省力化が図れる。さらに、本実施の形態1は、上記の(ハ)の工法に比べてPCa部材の製作難易度は低いので、安定した品質のPCa部材を得ることができる。
また、柱PCa部材のタイプを柱タイプAと柱タイプBに分けることで、建て入れ精度上、柱タイプAを建てる場合に、柱タイプBの精度に合わせて建て入れ調整が可能である。柱タイプBの場合も同様である。換言すれば、先行設置されている柱PCa部材を目安にして後工程の柱PCa部材を設置できるので、建て入れ調整が容易で精度も向上する。
また、床コンクリート打設に合わせて、柱タイプAの第1柱PCa部材12は建て方が施工可能のため、超短工期施工が可能となり、超短工期工事にも対応が可能となる。
以上により、本実施の形態1に係る柱梁架構構造10は、上記の従来の一般的な工法(イ)、(ロ)、(ハ)の問題点を解決し、超短工期施工に対応できる技術ということができる。すなわち、本実施の形態1によれば、上記の従来の一般的な工法に比べてPCa部材の製作が容易であり、現場打ちコンクリートの打設に伴う型枠工事や接合部に対するグラウト工事の省力化が図れるとともに、超短工期施工が可能である。
(柱梁架構構造の構築方法)
次に、本実施の形態1に係る柱梁架構構造の構築方法について説明する。
図4〜図7は、図1に示すような柱梁架構構造10を本実施の形態1の構築方法により施工する手順の一例を示したものである。なお、以下の説明では、先行打設した床コンクリート上に柱梁架構構造を構築する場合について説明する。
図4の工程1に示すように、先行打設した床コンクリート42上に、第1柱PCa部材12の柱頭部に相当する部材44と、第2柱PCa部材14が先行設置されている。部材44の上面には柱主筋18が突出している。
まず工程1として、部材44の上面に第1柱PCa部材12を落とし込み(順差し)、柱主筋18を挿入孔20に挿入して図示しない機械式継手と係合する(ステップS1)。その後、部材44の挿入孔20にグラウトを充填するとともに、部材44と第1柱PCa部材12との接合面にグラウトを充填する。ここで、床コンクリート42は所要の強度に達するまでに通常24時間以上必要であるが、本実施の形態1の構築方法では第1柱PCa部材12の上に第1柱PCa部材12を設置するものであるから、床コンクリート42の強度に依存しないで施工を進めることができる。したがって、床コンクリート42の打設タイミングに合わせて、下階の第1柱PCa部材12を床コンクリート42上に設置すれば、工期を短縮化することができる。
次に、図5の工程2に示すように、先行設置してある下階の第1柱PCa部材12の上部に対して梁PCa部材16を横方向(側方)に移動して(横差し)、梁主筋22を挿入孔30に挿入して図示しない機械式継手と係合する(ステップS2)。その後、梁PCa部材16の挿入孔30にグラウトを充填するとともに、第1柱PCa部材12と梁PCa部材16との接合面にグラウトを充填する。このようにして、第1柱PCa部材12の側面に梁PCa部材16を接続する(第1工程)。なお、梁PCa部材16は、図示しない支保工などによって支持されている。
次に、図6の工程3に示すように、先行設置してある下階の第2柱PCa部材14の上方から上階の第2柱PCa部材14を落とし込み(逆差し)、柱主筋26を挿入孔24に挿入して図示しない機械式継手と係合する(ステップS3)。その後、第2柱PCa部材14の挿入孔24にグラウトを充填するとともに、第2柱PCa部材14同士の接合面にグラウトを充填する。このようにして、下階の第2柱PCa部材14の上面に上階の第2柱PCa部材14を設置する(第2工程)。
最後に、図7の工程4に示すように、梁PCa部材16の梁主筋32と第2柱PCa部材14の下部の梁主筋28とを、機械式継手36を介して接合する。その後、梁PCa部材16と第2柱PCa部材14との間に型枠を設置し、現場打ちコンクリート38を打設する。このようにして、梁PCa部材16と第2柱PCa部材14とを接合する(第3工程)。
この結果、上記の本実施の形態1の柱梁架構構造10を構築することができる。この後、工程1〜4を繰り返すことでさらに上階の柱梁架構構造を構築することも可能である。
なお、上記の実施の形態1においては、第1工程に続いて第2工程を実施した後、第3工程を実施する場合について説明した。このような順序で実施すれば、第1柱PCa部材12と第2柱PCa部材14との間に、梁PCa部材16を第1柱PCa部材12に横差しするためのストロークを確保することができる。ただし、本発明はこれに限るものではなく、第1工程と第2工程の順序を逆にして、第2工程に続いて第1工程を実施した後、第3工程を実施しても構わない。
本実施の形態1に係る柱梁架構構造の構築方法によれば、柱パネルゾーンまでをPCa化することから、上記の従来の(イ)の工法のように柱パネルゾーンに現場打ちコンクリートを打設しない。梁PCa部材16と第1柱PCa部材12(柱タイプA)との接続方法として横差しを採用する。一方、梁PCa部材16と第2柱PCa部材14(柱タイプB)との接続部は現場打ちコンクリートを採用する。そして、柱タイプAと柱タイプBを交互に建方して柱梁架構構造を構築する。
また、第1柱PCa部材12の柱継手は順差し継手を採用し、第2柱PCa部材14の柱継手は逆差し継手を採用する。これにより、第1柱PCa部材12と第2柱PCa部材14との間に、梁PCa部材16を第1柱PCa部材12に横差しするためのストロークを確保することができる。
また、梁PCa部材16を横差しにて第1柱PCa部材12に取り付けるため、第2柱PCa部材14側の梁主筋継手部(機械式継手36)における現場打ちコンクリート(図3の符号38を参照)の型枠施工箇所が上記の従来の一般的な工法に比べて少なくなり、型枠工事の省力化が図れる。さらに、型枠施工箇所が第2柱PCa部材14の周囲に集中しており、しかも型枠の形状や寸法が同一となることから、型枠のユニット化および転用が容易となり、型枠工事の省力化がより一層図れる。
また、本実施の形態1によれば、第1および第2柱PCa部材12、14は互いに上下逆さまの形となって配置されるものであり、部材自体の形状および寸法は同一である。このため、柱梁架構構造に使用する柱部材を第1および第2柱PCa部材12、14の1種類に、梁部材を梁PCa部材16の1種類に減らすことが可能になる。使用するPCa部材の種類が減ることで、PCa部材の製造コストが低減し、その製品検査が容易になり検査の確実性や精度が向上する。
また、本実施の形態1によれば、上記の(ハ)の工法に比べて柱グラウト箇所が50%となり、グラウト工事の省力化が図れる。さらに、本実施の形態1は、上記の(ハ)の工法に比べてPCa部材の製作難易度は低いので、安定した品質のPCa部材を得ることができる。
また、柱PCa部材のタイプを柱タイプAと柱タイプBに分けることで、建て入れ精度上、柱タイプAを建てる場合に、柱タイプBの精度に合わせて建て入れ調整が可能である。柱タイプBの場合も同様である。換言すれば、先行設置されている柱PCa部材を目安にして後工程の柱PCa部材を設置できるので、建て入れ調整が容易で精度も向上する。
また、床コンクリート打設に合わせて、柱タイプAの第1柱PCa部材12は建て方が施工可能のため、超短工期施工が可能となり、超短工期工事にも対応が可能となる。
以上により、本実施の形態1に係る柱梁架構構造の構築方法は、上記の従来の一般的な工法(イ)、(ロ)、(ハ)の問題点を解決し、超短工期施工に対応できる技術ということができる。すなわち、本実施の形態1によれば、上記の従来の一般的な工法に比べてPCa部材の製作が容易であり、現場打ちコンクリートの打設に伴う型枠工事や接合部に対するグラウト工事の省力化が図れるとともに、超短工期施工が可能である。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について図8〜図12を参照しながら説明する。本実施の形態2は、上記の実施の形態1において柱タイプAと柱タイプBの配置位置を入れ替えたものである。
(柱梁架構構造およびPCa部材)
図8に示すように、本実施の形態2に係る柱梁架構構造100は、上記の実施の形態1の柱梁架構構造10において第1柱PCa部材12と第2柱PCa部材14の配置位置を入れ替えたものに相当する。第1および第2柱PCa部材12、14、梁PCa部材16は、上記の実施の形態1で説明したものと同一の部材であり、本発明のPCa部材に相当する。
ここで、本実施の形態2においては、梁PCa部材の挿入孔に第2柱PCa部材の側方に突出する鉄筋を挿入配置し、梁PCa部材の鉄筋と第1柱PCa部材の側方に突出する鉄筋とを継手を介して接合し、梁PCa部材と第1柱PCa部材との間を現場打ちコンクリートで接合する。なお、柱タイプA(第1柱PCa部材12)の柱パネルゾーンの詳細図は、図3を上下逆さまにしたものとなり、柱タイプB(第2柱PCa部材14)の柱パネルゾーンの詳細図は、図2を上下逆さまにしたものとなる。
本実施の形態2の柱梁架構構造100によれば、上記の実施の形態1の柱梁架構構造10と同様の作用効果を奏する。すなわち、本実施の形態2によれば、上記の従来の一般的な工法に比べてPCa部材の製作が容易であり、現場打ちコンクリートの打設に伴う型枠工事や接合部に対するグラウト工事の省力化が図れるとともに、超短工期施工が可能である。
(柱梁架構構造の構築方法)
次に、本実施の形態2に係る柱梁架構構造の構築方法について説明する。
図9〜図12は、図8に示すような柱梁架構構造100を本実施の形態2の構築方法により施工する手順の一例を示したものである。なお、以下の説明では、先行打設した床コンクリート上に柱梁架構構造を構築する場合について説明する。
図9の工程1に示すように、先行打設した床コンクリート42上に、第1柱PCa部材12の柱頭部に相当する部材44と、第2柱PCa部材14が先行設置されている。部材44の上面には柱主筋18が突出している。
まず工程1として、第2柱PCa部材14の上面に上階の第2柱PCa部材14を落とし込み(逆差し)、柱主筋26を挿入孔24に挿入して図示しない機械式継手と係合する(ステップS11)。その後、挿入孔24にグラウトを充填するとともに、第2柱PCa部材14同士の接合面にグラウトを充填する。
次に、図10の工程2に示すように、先行設置してある上階の第2柱PCa部材14の下部に対して梁PCa部材16を横方向(側方)に移動して(横差し)、梁主筋28を挿入孔30に挿入して図示しない機械式継手と係合する(ステップS12)。その後、梁PCa部材16の挿入孔30にグラウトを充填するとともに、第2柱PCa部材14と梁PCa部材16との接合面にグラウトを充填する。このようにして、第2柱PCa部材14の側面に梁PCa部材16を接続する(第1工程)。なお、梁PCa部材16は、図示しない支保工などによって支持されている。
次に、図11の工程3に示すように、先行設置してある部材44の上方から第1柱PCa部材12を落とし込み(順差し)、柱主筋18を挿入孔20に挿入して図示しない機械式継手と係合する(ステップS13)。その後、第1柱PCa部材12の挿入孔20にグラウトを充填するとともに、第1柱PCa部材12と部材44の接合面にグラウトを充填する。このようにして、部材44の上面に第1柱PCa部材12を設置する(第2工程)。
最後に、図12の工程4に示すように、梁PCa部材16の梁主筋32と第1柱PCa部材12の上部の梁主筋22とを、機械式継手36を介して接合する。その後、梁PCa部材16と第1柱PCa部材12との間に型枠を設置し、現場打ちコンクリート38を打設する。このようにして、梁PCa部材16と第1柱PCa部材12とを接合する(第3工程)。
この結果、上記の本実施の形態2の柱梁架構構造100を構築することができる。この後、工程1〜4を繰り返すことでさらに上階の柱梁架構構造を構築することも可能である。
なお、上記の実施の形態2においては、第1工程に続いて第2工程を実施した後、第3工程を実施する場合について説明した。このような順序で実施すれば、第1柱PCa部材12と第2柱PCa部材14との間に、梁PCa部材16を第2柱PCa部材14に横差しするためのストロークを確保することができる。ただし、本発明はこれに限るものではなく、第1工程と第2工程の順序を逆にして、第2工程に続いて第1工程を実施した後、第3工程を実施しても構わない。
本実施の形態2に係る柱梁架構構造の構築方法によれば、上記の実施の形態1の柱梁架構構造の構築方法と同様の作用効果を奏する。すなわち、本実施の形態2によれば、上記の従来の一般的な工法に比べてPCa部材の製作が容易であり、現場打ちコンクリートの打設に伴う型枠工事や接合部に対するグラウト工事の省力化が図れるとともに、超短工期施工が可能である。
以上説明したように、本発明に係る柱梁架構構造によれば、鉄筋コンクリート造構造物の柱梁の架構構造であって、上面から上方に突出する鉄筋と、下面から内部に向けて上方に延びる挿入孔と、上部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる第1柱PCa部材と、上面から内部に向けて下方に延びる挿入孔と、下面から下方に突出する鉄筋と、下部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる第2柱PCa部材と、一方の側端面から内部に向けて側方に延びる挿入孔と、他方の側端面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる梁PCa部材とを備え、梁PCa部材の挿入孔に第1柱PCa部材の側方に突出する鉄筋を挿入配置し、梁PCa部材の鉄筋と第2柱PCa部材の側方に突出する鉄筋とを継手を介して接合し、梁PCa部材と第2柱PCa部材との間を現場打ちコンクリートで接合したので、上記の従来の一般的な工法(イ)、(ロ)、(ハ)に比べてPCa部材の製作が比較的容易であり、現場打ちコンクリートの打設に伴う型枠工事や接合部に対するグラウト工事の省力化が図れるとともに、超短工期施工が可能である。
また、本発明に係る他の柱梁架構構造によれば、鉄筋コンクリート造構造物の柱梁の架構構造であって、上面から上方に突出する鉄筋と、下面から内部に向けて上方に延びる挿入孔と、上部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる第1柱PCa部材と、上面から内部に向けて下方に延びる挿入孔と、下面から下方に突出する鉄筋と、下部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる第2柱PCa部材と、一方の側端面から内部に向けて側方に延びる挿入孔と、他方の側端面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる梁PCa部材とを備え、梁PCa部材の挿入孔に第2柱PCa部材の側方に突出する鉄筋を挿入配置し、梁PCa部材の鉄筋と第1柱PCa部材の側方に突出する鉄筋とを継手を介して接合し、梁PCa部材と第1柱PCa部材との間を現場打ちコンクリートで接合したので、上記の従来の一般的な工法(イ)、(ロ)、(ハ)に比べてPCa部材の製作が比較的容易であり、現場打ちコンクリートの打設に伴う型枠工事や接合部に対するグラウト工事の省力化が図れるとともに、超短工期施工が可能である。
また、本発明に係る他の柱梁架構構造によれば、下階の第1柱PCa部材の上方に突出する鉄筋は、上階の第1柱PCa部材の下面の挿入孔に挿入配置され、下階の第2柱PCa部材の上面の挿入孔には、上階の第2柱PCa部材の下方に突出する鉄筋が挿入配置されるので、第1柱PCa部材の柱継手は順差し継手となり、第2柱PCa部材の柱継手は逆差し継手となる。これにより、第1柱PCa部材と第2柱PCa部材との間に、梁PCa部材を第1柱PCa部材または第2柱PCa部材に横差しするためのストロークを確保することができる。
また、本発明に係る柱梁架構構造の構築方法によれば、上述した柱梁架構構造を構築する方法であって、先行設置してある第1柱PCa部材に向けて梁PCa部材を側方に移動することにより、梁PCa部材の挿入孔に第1柱PCa部材の側方に突出する鉄筋を挿入配置し、第1柱PCa部材の側面に梁PCa部材を接続する第1工程と、先行設置してある下階の第2柱PCa部材に向けて上階の第2柱PCa部材を上方から移動することにより、下階の第2柱PCa部材の上面の挿入孔に上階の第2柱PCa部材の下方に突出する鉄筋を挿入配置し、下階の第2柱PCa部材の上面に上階の第2柱PCa部材を設置する第2工程と、第1柱PCa部材の側面に接続した梁PCa部材の側方に突出する鉄筋と、下階の第2柱PCa部材の上面に設置された上階の第2柱PCa部材の側方に突出する鉄筋とを継手を介して接合し、梁PCa部材と上階の第2柱PCa部材との間を現場打ちコンクリートで接合する第3工程とを含むので、上記の従来の一般的な工法(イ)、(ロ)、(ハ)に比べてPCa部材の製作が比較的容易であり、現場打ちコンクリートの打設に伴う型枠工事や接合部に対するグラウト工事の省力化が図れるとともに、超短工期施工が可能である。
また、本発明に係る他の柱梁架構構造の構築方法によれば、上述した柱梁架構構造を構築する方法であって、先行設置してある第2柱PCa部材に向けて梁PCa部材を側方に移動することにより、梁PCa部材の挿入孔に第2柱PCa部材の側方に突出する鉄筋を挿入配置し、第2柱PCa部材の側面に梁PCa部材を接続する第1工程と、先行設置してある下階の第1柱PCa部材に向けて上階の第1柱PCa部材を上方から移動することにより、上階の第1柱PCa部材の下面の挿入孔に下階の第1柱PCa部材の上方に突出する鉄筋を挿入配置し、下階の第1柱PCa部材の上面に上階の第1柱PCa部材を設置する第2工程と、第2柱PCa部材の側面に接続した梁PCa部材の側方に突出する鉄筋と、下階の第1柱PCa部材の上面に設置された上階の第1柱PCa部材の側方に突出する鉄筋とを継手を介して接合し、梁PCa部材と上階の第1柱PCa部材との間を現場打ちコンクリートで接合する第3工程とを含むので、上記の従来の一般的な工法(イ)、(ロ)、(ハ)に比べてPCa部材の製作が比較的容易であり、現場打ちコンクリートの打設に伴う型枠工事や接合部に対するグラウト工事の省力化が図れるとともに、超短工期施工が可能である。
また、本発明に係る他の柱梁架構構造の構築方法によれば、第1工程の後に、第2工程および第3工程を実施するので、第1柱PCa部材と第2柱PCa部材との間に、梁PCa部材を第1柱PCa部材または第2柱PCa部材に横差しするためのストロークを確保することができる。
また、本発明に係る他の柱梁架構構造の構築方法によれば、床コンクリートの打設タイミングに合わせて、下階の第1柱PCa部材を設置するので、工期を短縮化することができる。
また、本発明に係るPCa部材によれば、上述した柱梁架構構造の柱として用いるPCa部材であって、上面から上方に突出する鉄筋と、下面から内部に向けて上方に延びる挿入孔と、上部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリート、または、上面から内部に向けて下方に延びる挿入孔と、下面から下方に突出する鉄筋と、下部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなるので、柱梁架構構造に使用する柱部材の種類を減らすことが可能になる。PCa部材の種類が減ることで、PCa部材の製造コストが低減し、その製品検査が容易になり検査の確実性や精度が向上する。
また、本発明に係る他のPCa部材によれば、上述した柱梁架構構造の梁として用いるPCa部材であって、一方の側端面から内部に向けて側方に延びる挿入孔と、他方の側端面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなるので、柱梁架構構造に使用する梁部材の種類を減らすことが可能になる。PCa部材の種類が減ることで、PCa部材の製造コストが低減し、その製品検査が容易になり検査の確実性や精度が向上する。
以上のように、本発明に係る柱梁架構構造、柱梁架構構造の構築方法およびPCa部材は、超高層集合住宅などの鉄筋コンクリート造構造物におけるプレキャストコンクリート製の柱PCa部材および梁PCa部材からなる柱梁架構構造およびその構築方法に有用であり、特に、PCa部材の製作が比較的容易で、型枠工事やグラウト工事の省力化が図れるとともに、超短工期施工を可能とするのに適している。
10,100 柱梁架構構造
12 第1柱PCa部材(柱タイプA)(PCa部材)
14 第2柱PCa部材(柱タイプB)(PCa部材)
16 梁PCa部材(PCa部材)
18,26 柱主筋(鉄筋)
20,24,30 挿入孔
22,28,32 梁主筋(鉄筋)
34,40 機械式継手
36 機械式継手(継手)
38 現場打ちコンクリート
42 床コンクリート
44 部材
G グラウト施工箇所
K 逆差し
Y 横差し

Claims (7)

  1. 鉄筋コンクリート造構造物の柱梁の架構構造であって、
    上面から上方に突出する鉄筋と、下面から内部に向けて上方に延びる挿入孔と、上部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる第1柱PCa部材と、
    上面から内部に向けて下方に延びる挿入孔と、下面から下方に突出する鉄筋と、下部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる第2柱PCa部材と、
    一方の側端面から内部に向けて側方に延びる挿入孔と、他方の側端面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる梁PCa部材とを備え、
    梁PCa部材の挿入孔に第1柱PCa部材の側方に突出する鉄筋を挿入配置し、梁PCa部材の鉄筋と第2柱PCa部材の側方に突出する鉄筋とを継手を介して接合し、梁PCa部材と第2柱PCa部材との間を現場打ちコンクリートで接合したことを特徴とする柱梁架構構造。
  2. 鉄筋コンクリート造構造物の柱梁の架構構造であって、
    上面から上方に突出する鉄筋と、下面から内部に向けて上方に延びる挿入孔と、上部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる第1柱PCa部材と、
    上面から内部に向けて下方に延びる挿入孔と、下面から下方に突出する鉄筋と、下部の側面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる第2柱PCa部材と、
    一方の側端面から内部に向けて側方に延びる挿入孔と、他方の側端面から側方に突出する鉄筋とを有したプレキャストコンクリートからなる梁PCa部材とを備え、
    梁PCa部材の挿入孔に第2柱PCa部材の側方に突出する鉄筋を挿入配置し、梁PCa部材の鉄筋と第1柱PCa部材の側方に突出する鉄筋とを継手を介して接合し、梁PCa部材と第1柱PCa部材との間を現場打ちコンクリートで接合したことを特徴とする柱梁架構構造。
  3. 下階の第1柱PCa部材の上方に突出する鉄筋は、上階の第1柱PCa部材の下面の挿入孔に挿入配置され、
    下階の第2柱PCa部材の上面の挿入孔には、上階の第2柱PCa部材の下方に突出する鉄筋が挿入配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の柱梁架構構造。
  4. 請求項1に記載の柱梁架構構造を構築する方法であって、
    先行設置してある第1柱PCa部材に向けて梁PCa部材を側方に移動することにより、梁PCa部材の挿入孔に第1柱PCa部材の側方に突出する鉄筋を挿入配置し、第1柱PCa部材の側面に梁PCa部材を接続する第1工程と、
    先行設置してある下階の第2柱PCa部材に向けて上階の第2柱PCa部材を上方から移動することにより、下階の第2柱PCa部材の上面の挿入孔に上階の第2柱PCa部材の下方に突出する鉄筋を挿入配置し、下階の第2柱PCa部材の上面に上階の第2柱PCa部材を設置する第2工程と、
    第1柱PCa部材の側面に接続した梁PCa部材の側方に突出する鉄筋と、下階の第2柱PCa部材の上面に設置された上階の第2柱PCa部材の側方に突出する鉄筋とを継手を介して接合し、梁PCa部材と上階の第2柱PCa部材との間を現場打ちコンクリートで接合する第3工程とを含むことを特徴とする柱梁架構構造の構築方法。
  5. 請求項2に記載の柱梁架構構造を構築する方法であって、
    先行設置してある第2柱PCa部材に向けて梁PCa部材を側方に移動することにより、梁PCa部材の挿入孔に第2柱PCa部材の側方に突出する鉄筋を挿入配置し、第2柱PCa部材の側面に梁PCa部材を接続する第1工程と、
    先行設置してある下階の第1柱PCa部材に向けて上階の第1柱PCa部材を上方から移動することにより、上階の第1柱PCa部材の下面の挿入孔に下階の第1柱PCa部材の上方に突出する鉄筋を挿入配置し、下階の第1柱PCa部材の上面に上階の第1柱PCa部材を設置する第2工程と、
    第2柱PCa部材の側面に接続した梁PCa部材の側方に突出する鉄筋と、下階の第1柱PCa部材の上面に設置された上階の第1柱PCa部材の側方に突出する鉄筋とを継手を介して接合し、梁PCa部材と上階の第1柱PCa部材との間を現場打ちコンクリートで接合する第3工程とを含むことを特徴とする柱梁架構構造の構築方法。
  6. 第1工程の後に、第2工程および第3工程を実施することを特徴とする請求項4または5に記載の柱梁架構構造の構築方法。
  7. 床コンクリートの打設タイミングに合わせて、下階の第1柱PCa部材を設置することを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載の柱梁架構構造の構築方法。
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