JP6414298B1 - 車体構造 - Google Patents

車体構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6414298B1
JP6414298B1 JP2017159890A JP2017159890A JP6414298B1 JP 6414298 B1 JP6414298 B1 JP 6414298B1 JP 2017159890 A JP2017159890 A JP 2017159890A JP 2017159890 A JP2017159890 A JP 2017159890A JP 6414298 B1 JP6414298 B1 JP 6414298B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
wall portion
vehicle
reinforcing member
outer side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017159890A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019038312A (ja
Inventor
中村 悟志
悟志 中村
啓人 木戸
啓人 木戸
靖 石川
靖 石川
川本 篤史
篤史 川本
大輔 金丸
大輔 金丸
友貴 内場
友貴 内場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2017159890A priority Critical patent/JP6414298B1/ja
Priority to DE102018006288.1A priority patent/DE102018006288A1/de
Priority to US16/103,756 priority patent/US10773752B2/en
Priority to CN201810945737.9A priority patent/CN109421815B/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP6414298B1 publication Critical patent/JP6414298B1/ja
Publication of JP2019038312A publication Critical patent/JP2019038312A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/15Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body
    • B62D21/152Front or rear frames
    • B62D21/155Sub-frames or underguards
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/15Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body
    • B62D21/152Front or rear frames
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/082Engine compartments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/082Engine compartments
    • B62D25/085Front-end modules

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】フロントサイドフレームの生産性の悪化を抑制しつつ、車両の前面衝突時におけるフロントサイドフレームによる衝撃エネルギーの吸収性能を高める。【解決手段】フロントサイドフレームの閉断面内における外側側壁部11cのビードに対応する車両前後方向の位置に、補強部材51が外側側壁部11cと内側側壁部11dとの間に亘って設けられ、補強部材51は、外側側壁部11cと内側側壁部11dとに接合されており、補強部材51と内側側壁部11dとの車両前後方向の接合長さが、補強部材51と外側側壁部11cとの車両前後方向の接合長さよりも長く設定されている。【選択図】図4

Description

本発明は、車両の前部において車両前後方向に延びる閉断面状のフロントサイドフレームを備えた車体構造に関する技術分野に属する。
従来より、車両の前面衝突時に、フロントサイドフレームを積極的に折り曲げて、このフロントサイドフレームの曲げ変形によって衝撃エネルギーを吸収するようにすることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、前方からの荷重入力時に外曲げ変形することにより圧縮側壁部及び引張側壁部を形成する前側領域(フロントサイドフレームの車幅方向外側の側壁部にビードが形成される)と、前方から荷重入力時に内曲げ変形することにより引張側壁部及び圧縮側壁部を形成する途中領域(フロントサイドフレームの車幅方向内側の側壁部にビードが形成される)とを備えたフロントサイドフレームにおいて、上記第1領域の主閉断面と協働して上下方向に隣り合う複数の副閉断面を形成する第1補強部材と、上記第2領域の主閉断面と協働して上下方向に隣り合う複数の副閉断面を形成する第2補強部材と、上記主閉断面を横断的に仕切るエンジンマウント部材とを備え、上記第1及び第2補強部材が、上記閉断面を上下に仕切る第1仕切壁部と、引張側における第1仕切壁部との上下間隔が、圧縮側における第1仕切壁部との上下間隔よりも小さく形成された第2仕切壁部とをそれぞれ有し、上記第1及び第2補強部材が、マウントレインを間に介して隣り合うように配設される。これにより、第1及び第2仕切壁部における、引張側壁部に支持された第1及び第2引張側仕切部の圧縮側端部の当接によってトラス形状を形成することができ、曲げ変形に伴う断面崩れを抑制して、衝撃エネルギーの吸収効率を増加するようにしている。
特開2016−113084号公報
しかし、フロントサイドフレームの閉断面内に、上記特許文献1の第1及び第2補強部材のような補強部材を配置する場合、この補強部材は、引張側壁部側及び圧縮側壁部側に交互に突出するような矩形波状をなしており、引張側壁部側及び圧縮側壁部側にそれぞれ突出する突出先端面が引張側壁部及び圧縮側壁部にそれぞれ溶接により接合される。この結果、引張側壁部及び圧縮側壁部の両方に多数の溶接箇所が必要になり、フロントサイドフレームの生産性の観点から改良の余地がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両の前面衝突時に折れ曲がるように構成したフロントサイドフレームの閉断面内に補強部材を配設する場合に、フロントサイドフレームの生産性の悪化を抑制しつつ、車両の前面衝突時におけるフロントサイドフレームによる衝撃エネルギーの吸収性能を高めようとすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、車両の前部において車両前後方向に延びかつ車幅方向外側の側壁部である外側側壁部及び車幅方向内側の側壁部である内側側壁部を有する閉断面状のフロントサイドフレームを備えた車体構造を対象として、上記フロントサイドフレームの上記外側側壁部における車両前後方向の中間位置に、上記車両の前面衝突時において該フロントサイドフレームの車幅方向内側への折れ曲がり位置となるビードが設けられ、上記フロントサイドフレームの閉断面内における上記ビードに対応する車両前後方向の位置において、上記外側側壁部と上記内側側壁部との間に亘って設けられた補強部材を備え、上記補強部材は、上記外側側壁部と上記内側側壁部とに接合されており、上記補強部材と上記内側側壁部との車両前後方向の接合長さが、上記補強部材と上記外側側壁部との車両前後方向の接合長さよりも長く設定されている、という構成とした。
上記の構成により、補強部材と外側側壁部との車両前後方向の接合長さを短くすることで、補強部材と外側側壁部との溶接箇所を減少させることができ、生産性の悪化を抑制することができる。また、補強部材と外側側壁部との車両前後方向の接合長さを短くすることで、車両の前面衝突時に外側側壁部がビードの位置で局所的に車幅方向内側に折れ曲がり易くなる(ビードの位置で前後方向に局所的に座屈し易くなる)。一方、その折れ曲がりにより引張荷重が生じる内側側壁部においては、補強部材との接合長さを長くすることで、その引張荷重を車両前後方向の広い範囲で受けることができ、外側側壁部に生じるような局所的な折れ曲がりは生じ難くなる。したがって、車両の前面衝突時におけるフロントサイドフレームによる衝撃エネルギーの吸収性能を高めることができる。
上記車体構造の一実施形態では、上記補強部材は、上下方向及び車両前後方向に延びる板状部材で構成され、上記補強部材の上端部及び下端部が、上記外側側壁部に接合され、上記補強部材の上下方向中間部が、車両前後方向に延びる複数の折り曲げ線に沿って矩形波状に折り曲げられた波状部とされ、上記波状部において上記内側側壁部の側に突出する部分の突出先端面が、該内側側壁部に接合されている。
このことにより、内側側壁部の局所的な折れ曲がりを効果的に抑制して、衝撃エネルギーの吸収性能をより一層高めることができる。
上記一実施形態において、上記補強部材における上記外側側壁部に接合される上記上端部及び上記下端部は、各々、上記ビードを挟んで車両前後方向に分岐して該外側側壁部に接合されている、ことが好ましい。
このことで、補強部材が、外側側壁部の局所的な折れ曲がりを邪魔するようなことはなくなり、車両の前面衝突時に、比較的小さい荷重で外側側壁部がビードの位置で折れ曲がるようになる(座屈荷重を小さくすることができる)。
以上説明したように、本発明の車体構造によると、フロントサイドフレームの閉断面内における外側側壁部のビードに対応する車両前後方向の位置に、補強部材を外側側壁部と内側側壁部との間に亘って設け、補強部材と内側側壁部との車両前後方向の接合長さを、該補強部材と外側側壁部との車両前後方向の接合長さよりも長く設定したことにより、フロントサイドフレームの生産性の悪化を抑制しつつ、車両の前面衝突時におけるフロントサイドフレームによる衝撃エネルギーの吸収性能を高めることができる。
本発明の実施形態に係る車体構造が適用された車両の前部の要部を示す平面図である。 上記車両の右側のフロントサイドフレームを前側かつ車両右側(車幅方向外側)から見た斜視図である。 上記右側のフロントサイドフレームを前側かつ車両左側(車幅方向内側)から見た斜視図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図3のV−V線断面図である。 上記右側のフロントサイドフレームの閉断面内に配設された補強部材を示す、前側かつ車両左側(車幅方向内側)から見た斜視図である。 上記右側のフロントサイドフレームに前側から衝撃荷重が入力されたときにおいて、該フロントサイドフレームの外側側壁部が、ビードの位置で局所的に車幅方向内側に折れ曲がった状態を示す斜視図である。 上記右側のフロントサイドフレームの外側側壁部に加えて内側側壁部も車幅方向内側に折れ曲がった状態を示す図7相当図である。 上記車両の前面衝突時における上記右側のフロントサイドフレームの前端の後退量(ストローク)と、該フロントサイドフレームの前端に入力される荷重との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車体構造が適用された車両1の要部を示す。この車両1の前部には、車両1の左右の前輪(図示せず)を駆動する不図示のパワートレインが配設されるエンジンルーム2が設けられている。上記パワートレインは、エンジンと、該エンジンにて生成されたトルク(動力)が入力されるトランスミッションとで構成されている。上記エンジン及び上記トランスミッションは、後述の左右一対のフロントサイドフレーム11間において車幅方向に並んでいる。以下、車両1についての前、後、左、右、上及び下を、それぞれ単に前、後、左、右、上及び下という。
エンジンルーム2の車幅方向両側の端部には、前後方向に延びかつ略矩形の閉断面状に形成された左右一対のフロントサイドフレーム11が配設されている。また、エンジンルーム2の後端部には、エンジンルーム2と車室12とを仕切るダッシュパネルが設けられている。このダッシュパネルの上端部に、カウル部材14が接合されている。カウル部材14の車幅方向両側の端部には、前後方向に延びる左右のエプロンレインメンバ19の後端部がそれぞれ連結されている。尚、図1では、上記ダッシュパネルは、カウル部材14の下側に位置していて、見えていない。
左右のフロントサイドフレーム11の車幅方向外側には、ホイールハウスパネル17及びサスペンションタワー18がそれぞれ設けられている。各ホイールハウスパネル17は、上記前輪の上側を覆うように円弧状に形成されて、その円弧内側にフロントホイールハウスを構成する。左右のサスペンションタワー18の下端部は、左右のフロントサイドフレーム11にそれぞれ固定され、左右のサスペンションタワー18の上端部は、左右のエプロンレインメンバ19にそれぞれ固定されている。
左右のフロントサイドフレーム11の前端面(フランジ部11gで構成されている)には、クラッシュカン31がそれぞれ設けられ、これら左右のクラッシュカン31の前端面が、車幅方向に延びるバンパービーム32の左右両端部に固定されている。各クラッシュカン31は、その後端に設けられたフランジ部31aを介してフロントサイドフレーム11のフランジ部11gに固定されている。左右のフロントサイドフレーム11は、上記ダッシュパネルと同じ前後位置から後側においては、後側に向かって下側に傾斜して延びている。
本実施形態に係る車体構造は左右対称(車両1の車幅方向中央を通る平面に対して対称)に構成されているため、以下では、車両1の右側部分(右側のフロントサイドフレーム11)について、図面を参照して説明する。以下、右側のフロントサイドフレーム11を、単にフロントサイドフレーム11という。また、図2〜図8に記載の「外側」及び「内側」は、それぞれ車幅方向外側及び内側のことである。
図2〜図5に示すように、フロントサイドフレーム11は、上壁部11aと、上壁部11aに対して下側に対向する下壁部11bと、車幅方向外側の側壁部である外側側壁部11cと、外側側壁部11cに対して車幅方向内側に対向する、車幅方向内側の側壁部である内側側壁部11dとを有している。外側側壁部11cは、アウタ部材21により構成され、上壁部11a、下壁部11b及び内側側壁部11dは、断面ハット状に形成されたインナ部材22により構成されている。
アウタ部材21は、外側側壁部11cの上側及び下側(アウタ部材21の上端部及び下端部)に、フランジ部21a,21bを有し、インナ部材22は、上壁部11aの車幅方向外側の端部及び下壁部11bの車幅方向外側の端部に、フランジ部22a,22bを有する。これら上側のフランジ部21a,22a同士、及び、下側のフランジ部21b,22b同士が、溶接により接合されている。このように接合されたアウタ部材21及びインナ部材22によって閉断面が形成されている。尚、アウタ部材21のフランジ部21a,21bは、車幅方向において、外側側壁部11cと略同じ位置に位置する。
図2に示すように、フロントサイドフレーム11の外側側壁部11cにおける前後方向の中間位置に、上下方向に延びかつ車幅方向内側に凹むビード11eが設けられている。本実施形態では、外側側壁部11cにおけるビード11eの下側に、車幅方向内側に凹む凹部11fが形成されているため、ビード11eは、この凹部11fの上側のみに形成されている。ビード11eは、車両1の前面衝突時に、該ビード11eが形成された前後方向の位置でフロントサイドフレーム11が車幅方向内側へ折れ曲がるようにするためのものである。尚、外側側壁部11cにおけるビード11eの下側に、上記のような凹部11fが設けられていない場合には、外側側壁部11cの上下方向の略全体に亘ってビード11eが設けられていてもよい。
ビード11eは、フロントサイドフレーム11においてホイールハウスパネル17及びサスペンションタワー18(特にサスペンションタワー18)が結合されていない前後位置に設けられることが好ましい。本実施形態では、ビード11eは、ホイールハウスパネル17の前端と略同じ前後位置に設けられている。
図3〜図6に示すように、フロントサイドフレーム11の閉断面内におけるビード11eに対応する前後方向の位置には、補強部材51が、外側側壁部11cと内側側壁部11dとの間に亘って設けられている。
補強部材51は、上下方向及び前後方向に延びる板状部材で構成されている。補強部材51の上端部51a及び下端部51bは、外側側壁部11cに溶接により接合されている。本実施形態では、図4及び図5に示すように、補強部材51の上端部51aは、アウタ部材21及びインナ部材22の上側のフランジ部21a,22aに挟まれて、両フランジ部21a,22aに接合されている。また、補強部材51の下端部51bは、アウタ部材21及びインナ部材22の下側のフランジ部21b,22bに挟まれて、両フランジ部21b,22bに接合されている。上記のように、アウタ部材21のフランジ部21a,21b(及びインナ部材22のフランジ部22a,22b)は、車幅方向において、外側側壁部11cと略同じ位置に位置するので、外側側壁部11cと見做すことができ、このことから、補強部材51の上端部51a及び下端部51bは、外側側壁部11cに溶接により接合されていると言える。
補強部材51の上下方向中間部は、上下方向に間隔をあけて前後方向に延びる複数の折り曲げ線(本実施形態では、6つの折り曲げ線)に沿って矩形波状に折り曲げられた波状部51dとされている。各折り曲げ線に沿って折り曲げられた部分を、折り曲げ部51cという。波状部51dの最上部及び最下部が車幅方向外側に延びて、外側側壁部11cに接合される上端部51a及び下端部51bにそれぞれ繋がる。
波状部51dにおいて内側側壁部11dの側に突出する部分の突出先端面(上下2つ)が、該内側側壁部11dに溶接により接合されている。以下、上側の突出先端面を上側接合面51eといい、下側の突出先端面を下側接合面51fという。上側接合面51e及び下側接合面51fは、前後方向において、内側側壁部11dにおけるビード11eに対向する部分を含んでその前後方向の所定範囲に亘って延びている。この所定範囲は、後述の如くフロントサイドフレーム11の外側側壁部11cがビード11eの位置で局所的に車幅方向内側に折れ曲がったときに内側側壁部11dにおいて引張荷重が生じる範囲よりも前後方向に広い範囲であることが好ましい。
波状部51dにおいて外側側壁部11cの側に突出する部分の突出先端面(上下方向において上側接合面51eと下側接合面51fとの間に位置する)は、車幅方向において外側側壁部11cと内側側壁部11dと間に位置していて、外側側壁部11c及び内側側壁部11のいずれにも接合されていない。
補強部材51における外側側壁部11cに接合される上端部51a及び下端部51bは、各々、ビード11eを挟んで前後方向に分岐して該外側側壁部11cに接合されている。すなわち、補強部材51の上端部51a及び波状部51dの最上部の車幅方向外側部分、並びに、補強部材51の下端部51b及び波状部51dの最下部の車幅方向外側部分は、車幅方向中央部分が切り欠かれた形状をなしている。これにより、補強部材51と内側側壁部11dとの前後方向の接合長さが、補強部材51と外側側壁部11cとの前後方向の接合長さよりも長くされている。また、本実施形態では、補強部材51と内側側壁部11dとの接合面積が、補強部材51と外側側壁部11cとの接合面積よりも大きくされている。
アウタ部材21及びインナ部材22の接合前に、補強部材51における波状部51dの上側接合面51e及び下側接合面51fが、インナ部材22(内側側壁部11d)におけるビード11eに対応する前後方向の位置に接合される。このとき、補強部材51をインナ部材22に対して位置決めして接合することが好ましい。その後、アウタ部材21とインナ部材22とが接合される際に、補強部材51の上端部51aが、上側のフランジ部21a,22aに挟まれた状態で、両フランジ部21a,22aに接合されるとともに、補強部材51の下端部51bが、下側のフランジ部21b,22bに挟まれた状態で、両フランジ部21b,22bに接合される。
車両1の前面衝突時に、バンパービーム32及びクラッシュカン31を介して、フロントサイドフレーム11に前側から衝撃荷重が入力された場合、図7に示すように、フロントサイドフレーム11の外側側壁部11cが、ビード11eの位置で局所的に車幅方向内側に折れ曲がる(ビード11eの位置で前後方向に局所的に座屈する)。このとき、外側側壁部11cと補強部材51との前後方向の接合長さが短いとともに、補強部材51の上端部51a及び下端部51bが、各々、ビード11eを挟んで前後方向に分岐して外側側壁部11cに接合されているので、補強部材51が、外側側壁部11cの局所的な折れ曲がりを邪魔するようなことはない。
外側側壁部11cの折れ曲がりにより、内側側壁部11dにおけるビード11eに対向する部分及びその前後の近傍部分には、引張荷重が生じる。内側側壁部11dにおける該引張荷重が生じる前後方向の範囲よりも広い範囲に、補強部材51における波状部51dの上側接合面51e及び下側接合面51fが接合されており、補強部材51は波状部51dの折り曲げ部51cによって車幅方向内側に折れ曲がり難くなっているので、上記引張荷重を内側側壁部11dにおける前後方向の広い範囲で受けることができ、外側側壁部11cに生じるような局所的な折れ曲がりは生じ難くなる。すなわち、補強部材51が無ければ、外側側壁部11cが局所的に車幅方向内側に折れ曲がった後に内側側壁部11dも直ぐに車幅方向内側に折れ曲がってしまうが、上記のような補強部材51を設けることで、内側側壁部11dが折れ曲がり難くなり、車両1の前面衝突時におけるフロントサイドフレーム11による衝撃エネルギーの吸収性能を高めることができる。
最終的には、図8に示すように、内側側壁部11dも補強部材51の波状部51dと共に車幅方向内側に折れ曲がることになる。
ここで、図9に、車両1の前面衝突時におけるフロントサイドフレーム11の前端の後退量(ストローク)と、フロントサイドフレーム11の前端に入力される荷重との関係を示す。
補強部材51が無い場合及び有る場合の最初のピーク値は、外側側壁部11cが局所的に座屈したときの座屈荷重である。補強部材51が無い場合も有る場合も、座屈荷重が生じた後は、ストロークが大きくなるに連れて荷重が小さくなるが、補強部材51が有る場合には、無い場合に比べて、荷重が小さくなり難い。グラフの下側の面積が衝撃エネルギーの吸収量になるので、補強部材51が有る場合には、無い場合に比べて、衝撃エネルギーがより吸収されることになる。
したがって、本実施形態では、補強部材51と外側側壁部11cとの前後方向の接合長さを短くすることで、補強部材51と外側側壁部11cとの溶接箇所を減少させることができ、生産性の悪化を抑制することができる。また、補強部材51と外側側壁部11cとの前後方向の接合長さを短くすることで、車両1の前面衝突時に外側側壁部11cがビード11eの位置で局所的に車幅方向内側に折れ曲がり易くなる(ビード11eの位置で前後方向に局所的に座屈し易くなる)。一方、その折れ曲がりにより引張荷重が生じる内側側壁部11dにおいては、補強部材51との接合長さを長くすることで、その引張荷重を前後方向の広い範囲で受けることができ、外側側壁部11cに生じるような局所的な折れ曲がりは生じ難くなる。よって、車両1の前面衝突時におけるフロントサイドフレーム11による衝撃エネルギーの吸収性能を高めることができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、上記実施形態では、補強部材51の上端部51a及び下端部51bが、各々、ビード11eを挟んで前後方向に分岐しているが、分岐せずにビード11eと同じ前後位置で外側側壁部11cに接合されていてもよい。すなわち、補強部材51の上端部51a及び下端部51bと外側側壁部11cとの前後方向の接合長さが短ければ、外側側壁部11cが、ビード11eの位置で容易に折れ曲がる。但し、外側側壁部11cをより折れ曲がり易くする(上記座屈荷重を小さくする)ためには、補強部材51の上端部51a及び下端部51bを、上記実施形態のように構成することが好ましい。
また、上記実施形態では、補強部材51の上下方向中間部が波状部51とされているが、補強部材51と内側側壁部11dとの前後方向の接合長さが、補強部材51と外側側壁部11cとの前後方向の接合長さよりも長くて、内側側壁部11dの局所的な折れ曲がりを生じ難くすることが可能であれば、どのような形状であってもよい。例えば、上記実施形態の補強部材51の上側接合面51eと下側接合面51fとの間の部分が、車幅方向外側に凹みかつ前後方向に延びるビードとされていてもよい。或いは、このようなビードが、上側接合面51e及び/又は下側接合面51fに形成されていてもよい。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、車両の前部において車両前後方向に延びる閉断面状のフロントサイドフレームを備えた車体構造に有用である。
1 車両
11 フロントサイドフレーム
11c 外側側壁部
11d 内側側壁部
11e ビード
51 補強部材
51a 上端部
51b 下端部
51c 折り曲げ部
51d 波状部

Claims (3)

  1. 車両の前部において車両前後方向に延びかつ車幅方向外側の側壁部である外側側壁部及び車幅方向内側の側壁部である内側側壁部を有する閉断面状のフロントサイドフレームを備えた車体構造であって、
    上記フロントサイドフレームの上記外側側壁部における車両前後方向の中間位置に、上記車両の前面衝突時において該フロントサイドフレームの車幅方向内側への折れ曲がり位置となるビードが設けられ、
    上記フロントサイドフレームの閉断面内における上記ビードに対応する車両前後方向の位置において、上記外側側壁部と上記内側側壁部との間に亘って設けられた補強部材を備え、
    上記補強部材は、上記外側側壁部と上記内側側壁部とに接合されており、
    上記補強部材と上記内側側壁部との車両前後方向の接合長さが、上記補強部材と上記外側側壁部との車両前後方向の接合長さよりも長く設定されていることを特徴とする車体構造。
  2. 請求項1記載の車体構造において、
    上記補強部材は、上下方向及び車両前後方向に延びる板状部材で構成され、
    上記補強部材の上端部及び下端部が、上記外側側壁部に接合され、
    上記補強部材の上下方向中間部が、車両前後方向に延びる複数の折り曲げ線に沿って矩形波状に折り曲げられた波状部とされ、
    上記波状部において上記内側側壁部の側に突出する部分の突出先端面が、該内側側壁部に接合されていることを特徴とする車体構造。
  3. 請求項2記載の車体構造において、
    上記補強部材における上記外側側壁部に接合される上記上端部及び上記下端部は、各々、上記ビードを挟んで車両前後方向に分岐して該外側側壁部に接合されていることを特徴とする車体構造。
JP2017159890A 2017-08-23 2017-08-23 車体構造 Active JP6414298B1 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017159890A JP6414298B1 (ja) 2017-08-23 2017-08-23 車体構造
DE102018006288.1A DE102018006288A1 (de) 2017-08-23 2018-08-08 Fahrzeugkarosseriestruktur und Verfahren zum Verbessern der Aufprallenergieabsorption
US16/103,756 US10773752B2 (en) 2017-08-23 2018-08-14 Vehicle-body structure
CN201810945737.9A CN109421815B (zh) 2017-08-23 2018-08-20 车体构造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017159890A JP6414298B1 (ja) 2017-08-23 2017-08-23 車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6414298B1 true JP6414298B1 (ja) 2018-10-31
JP2019038312A JP2019038312A (ja) 2019-03-14

Family

ID=64017175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017159890A Active JP6414298B1 (ja) 2017-08-23 2017-08-23 車体構造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10773752B2 (ja)
JP (1) JP6414298B1 (ja)
CN (1) CN109421815B (ja)
DE (1) DE102018006288A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018025565A1 (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 本田技研工業株式会社 車体構造
US10794463B2 (en) * 2017-12-19 2020-10-06 Honda Motor Co., Ltd. Mounting bracket for a drive assembly
JP6973328B2 (ja) * 2018-08-22 2021-11-24 マツダ株式会社 車両の前部車体構造
JP7318478B2 (ja) * 2019-10-17 2023-08-01 マツダ株式会社 車両の前部車体構造

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004075021A (ja) * 2002-08-22 2004-03-11 Nissan Motor Co Ltd 車体骨格構造
JP2015000691A (ja) * 2013-06-17 2015-01-05 トヨタ自動車東日本株式会社 車両前部構造
JP2015227124A (ja) * 2014-06-02 2015-12-17 マツダ株式会社 車両用フレーム構造
JP2016159679A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 マツダ株式会社 車両用フレーム構造

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5836418B2 (ja) * 2014-03-31 2015-12-24 富士重工業株式会社 車体前部構造
JP6119727B2 (ja) 2014-12-17 2017-04-26 マツダ株式会社 車両用フレーム構造
JP6276237B2 (ja) * 2015-10-19 2018-02-07 本田技研工業株式会社 車体前部構造
JP6604174B2 (ja) * 2015-12-02 2019-11-13 三菱自動車工業株式会社 車両前部構造
US9738318B2 (en) * 2016-01-08 2017-08-22 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle frame assembly

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004075021A (ja) * 2002-08-22 2004-03-11 Nissan Motor Co Ltd 車体骨格構造
JP2015000691A (ja) * 2013-06-17 2015-01-05 トヨタ自動車東日本株式会社 車両前部構造
JP2015227124A (ja) * 2014-06-02 2015-12-17 マツダ株式会社 車両用フレーム構造
JP2016159679A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 マツダ株式会社 車両用フレーム構造

Also Published As

Publication number Publication date
US20190061825A1 (en) 2019-02-28
CN109421815B (zh) 2021-05-04
CN109421815A (zh) 2019-03-05
JP2019038312A (ja) 2019-03-14
US10773752B2 (en) 2020-09-15
DE102018006288A1 (de) 2019-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10160494B2 (en) Vehicle body front section structure
JP6044796B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP6414298B1 (ja) 車体構造
JP5245674B2 (ja) 車体構造
JP6634103B2 (ja) 車体構造
JP5790785B2 (ja) 車両前部構造
JP5692119B2 (ja) 車両用カウル構造
JP5009068B2 (ja) 車体後部構造
JP6252572B2 (ja) 車体前部構造
JP2010083393A (ja) 車両前部構造
JP5686586B2 (ja) 自動車用車体骨格における補強構造
JP5803819B2 (ja) 車両前部構造
JP2017197191A (ja) 車両用骨格構造
JP6003954B2 (ja) 車両の前部車体構造
KR20120045894A (ko) 차량용 서브 프레임
JP6717027B2 (ja) 車体の前部構造
JP6197932B1 (ja) バンパレインフォースメント構造
JP6003955B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP6166789B2 (ja) 車体後部構造
JP7213292B2 (ja) 車体後部構造
JP6687179B1 (ja) 自動車骨格部材および電気自動車
US10981601B2 (en) Impact-absorbing member and side member of automobile
JP5745291B2 (ja) 自動車車体の骨格部材
JP2023007134A (ja) 車両後部構造
WO2020085383A1 (ja) 自動車骨格部材および電気自動車

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180802

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6414298

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150