JP6414008B2 - 回生エネルギー蓄電システム - Google Patents

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Description

本発明は、回生エネルギーを蓄電する回生エネルギー蓄電システムに関する。
近年、減速する際に回生エネルギーをセカンドストレージに蓄電する、回生エネルギー蓄電システムを搭載した車両が普及している。
関連する技術として、オルタネータ、DC−DCコンバータ、キャパシタ、バッテリ、バイパスリレーなどから構成される回生エネルギー蓄電システムが知られている。例えば、特許文献1を参照。
特開2014−046737号公報
しかしながら、回生エネルギー蓄電システムでは、DC−DCコンバータの損失が大きく、回生時に常にDC−DCコンバータを用いると、DC−DCコンバータの発熱が問題となり、短時間しかDC−DCコンバータに大電流を流せなくなる。従って、セカンドストレージへの回生強化が望まれている。
本発明の一側面に係る目的は、セカンドストレージへの回生強化を可能にする回生エネルギー蓄電システムを提供することである。
本発明に係る一つの形態である回生エネルギー蓄電システムは、オルタネータ、第一の蓄電部、第二の蓄電部、DC−DCコンバータ、第五のスイッチ素子、制御部を有する。
オルタネータは回生エネルギーを出力する。
第一の蓄電部及び第二の蓄電部は回生エネルギーを蓄電する。
DC−DCコンバータは、第一のスイッチ素子と第二のスイッチ素子が直列接続され、第三のスイッチ素子と第四のスイッチ素子が直列接続され、第一のスイッチ素子と第二のスイッチ素子との間と第三のスイッチ素子と第四のスイッチ素子との間とに両端が接続されるコイルを有し、第一の蓄電部と第二の蓄電部との間に設けられる。
第五のスイッチ素子は、DC−DCコンバータの損失よりも損失が小さく、DC−DCコンバータに並列接続され、第一の蓄電部と第二の蓄電部との間に設けられる。
制御部は、スイッチ素子S1からスイッチ素子S5を制御する。そして、制御部は、第一の蓄電部の電圧と第二の蓄電部の電圧との差分が、第一の所定値より大きい場合、DC−DCコンバータを介するルートと第五のスイッチ素子を介するルートのうちDC−DCコンバータを介するルートのみを介して第二の蓄電部に回生エネルギーを蓄電させる。
差分が、第一の所定値以下で且つ第二の所定値より大きい場合、DC−DCコンバータを介するルートと第五のスイッチ素子を介するルートのうち第五のスイッチ素子を介するルートのみを介して第二の蓄電部に回生エネルギーを蓄電させる。
差分が、第二の所定値以下の場合、DC−DCコンバータを介するルートと第五のスイッチ素子を介するルートとを併用し、差分の変動に応じてDC−DCコンバータを介するルートからの回生量を変動させるとともに第五のスイッチ素子を介するルートからの回生量を変動させて第二の蓄電部に回生エネルギーを蓄電させる。
なお、制御部は、DC−DCコンバータと第五のスイッチ素子とを併用して第二の蓄電部に回生エネルギーを蓄電させる場合、第二の蓄電部の電圧と第二の蓄電部に流れる電流とに基づいて、DC−DCコンバータの第一のスイッチ素子から第四のスイッチ素子それぞれのデューティを求め、PWM制御をする。
セカンドストレージへの回生強化を可能にすることができる。
回生エネルギー蓄電システムの一実施例を示す図である。 回生エネルギー蓄電システムの動作の一実施例を示すフロー図である。 バッテリの電圧とセカンドストレージの電圧との差分と、セカンドストレージへの回生量と、回生時の効率との関係を示す図である。 DC−DCコンバータとバイパス回路の位置と、温度との関係を示す図である。
以下図面に基づいて実施形態について詳細を説明する。
図1は、回生エネルギー蓄電システムの一実施例を示す図である。図1に示す回生エネルギー蓄電システムは、オルタネータ1、バッテリ2(第一の蓄電部)、DC−DCコンバータ3、電流検出部4、セカンドストレージ5(第二の蓄電部)、制御部6、バイパス回路7を有する。また、図1に示す回生エネルギー蓄電システムは、オルタネータ1から出力される回生エネルギーをDC−DCコンバータ3を介してセカンドストレージ5に蓄電をする構成である。
オルタネータ1は、不図示のエンジンにより駆動されて行われる発電と、車両が減速する際に行われる発電(回生エネルギーを出力)とを行う。
バッテリ2は、例えば、鉛バッテリなどである。また、バッテリ2は、例えば、車両に設けられるエンジンの始動時又はエンジンの再始動時に、車両に設けられるスタータモーターへ電力を供給する。
セカンドストレージ5は、例えば、リチウムイオン電池や、リチウムイオンキャパシタや電気二重層キャパシタなどのキャパシタである。また、セカンドストレージ5は、例えば、エンジンの始動時又はエンジンの再始動時に、不図示の補機負荷に電力を供給する。
DC−DCコンバータ3は、オルタネータ1からセカンドストレージ5に回生エネルギーを蓄電する際に、電圧を変換する双方向の直流電圧変換回路である。また、DC−DCコンバータ3は、スイッチ素子S1(第一のスイッチ素子)の一方の端子(ソース端子)とスイッチ素子S2(第二のスイッチ素子)の一方の端子(ドレイン端子)が接続され、スイッチ素子S3(第三のスイッチ素子)の一方の端子(ソース端子)とスイッチ素子S4(第四のスイッチ素子)の一方の端子(ドレイン端子)が接続され、スイッチ素子S1、S2の間とスイッチ素子S3、S4の間とにコイルLの両端が接続される回路を有している。また、DC−DCコンバータ3にはバイパス回路7が並列接続される。なお、スイッチ素子S1、S2、S3、S4は、例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor field Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などである。回生時において、DC−DCコンバータ3の入力側にはバッテリ2が配置されており、DC−DCコンバータ3の出力側にはセカンドストレージ5が配置されることになる。すなわち、バッテリ2とセカンドストレージ5との間にはDC−DCコンバータ3が設けられている。
電流検出部4はスイッチ素子S3とセカンドストレージ5との間に接続される。電流検出部4は、シャント抵抗に流れる電流を電圧に変換して電圧検出回路から電流を求める回路や、電流によって生じる磁界を計測して電流を求めるホール素子などである。
制御部6は、スイッチ素子S1、S2、S3、S4の制御端子(ゲート端子)に対して制御信号を出力して導通と遮断をさせ、PWM(Pulse Width Modulation)制御する。すなわち、スイッチ素子S1、S2、S3、S4を駆動させる又は駆動を停止させる。なお、制御部6は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、プログラマブルなデバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device)など)などを用いて構成される回路である。
バイパス回路7は、DC−DCコンバータ3の損失よりも損失が小さく、DC−DCコンバータ3に並列接続される。バイパス回路7は、例えば、スイッチ素子S5(第五のスイッチ素子)の一方の端子(ドレイン端子)とスイッチ素子S6(第六のスイッチ素子)の一方の端子(ドレイン端子)が接続され(ダイオードの場合は一方の端子(カソード端子)が接続され)、スイッチ素子S5の他方の端子(ソース端子)とスイッチ素子S3の他方の端子(ドレイン端子)が接続され、スイッチ素子S6(第六のスイッチ素子)の一方の端子(ソース端子)(ダイオードの場合は他方の端子(アノード端子))とスイッチ素子S1の他方の端子(ドレイン端子)が接続される。なお、スイッチ素子S5、S6は、例えば、MOSFETやIGBTなどである。また、ボディダイオードのないMOSFETやIGBT、電磁リレーなどの半導通でない素子の場合はスイッチ素子一つでもよい。
次に、図2を用いて制御部6の動作について説明する。
図2は、回生エネルギー蓄電システムの動作の一実施例を示すフロー図である。制御部6は、ブレーキが踏まれたことを検出すると、現在のバッテリ2の電圧VBとセカンドストレージ5の電圧VCとを不図示の電圧計から取得し、電圧VBと電圧VCとの差分Vs(電圧VB−電圧VC)を求める。
続いて、制御部6は、差分Vsの変動に応じて(a)(b)(c)に示す制御をする。
(a)差分Vsが大きく(電圧VC<電圧VB)、差分Vsが予め決められた電圧V1(第一の所定電圧)より大きい場合(S201:Yes)、制御部6は、DC−DCコンバータ3のみを用いてセカンドストレージ5に回生エネルギーを蓄電させる(S202)。つまり(a)では、バッテリ2の電圧とセカンドストレージ5の電圧との差分Vsが、電圧V1(第一の所定値)より大きい場合、制御部6は、DC−DCコンバータ3を介するルートとスイッチ素子S5を介するルートのうちDC−DCコンバータ3を介するルートのみを介してセカンドストレージ5に回生エネルギーを蓄電させる。このとき、制御部6は制御信号を出力して、バイパス回路7のスイッチ素子S5、S6を遮断させ、DC−DCコンバータ3のスイッチ素子S1、S2、S3、S4をPWM制御により駆動させる。
(a)の場合、制御部6は、DC−DCコンバータ3を介してセカンドストレージ5へ電流を流し、差分Vsを電圧V1に近付ける。電圧V1は、DC−DCコンバータ3からバイパス回路7に経路を切り替えるタイミングを決める電圧で、例えば、実験やシミュレーションにより求められる。
DC−DCコンバータ3は、セカンドストレージ5に電流を流していると発熱をしてくるため、発熱が大きくなる前にDC−DCコンバータ3を停止させる。つまり、差分Vsが電圧V1になるとDC−DCコンバータ3の発熱が大きくなるとし、DC−DCコンバータ3を停止させ、発熱を抑制する。
(b)差分Vsが電圧V1以下で(S201:No)、予め決められた電圧V2(第二の所定電圧)より大きい場合(S203:Yes)、制御部6は、差分Vsが電圧V1になると、DC−DCコンバータ3を停止させてバイパス回路7に切り替え、バイパス回路7のみを用いてセカンドストレージ5に回生エネルギーを蓄電させる(S204)。つまり(b)では、差分Vsが、電圧V1以下で且つ電圧V2(第二の所定値)より大きい場合、制御部6は、DC−DCコンバータ3を介するルートとスイッチ素子S5を介するルートのうちスイッチ素子S5を介するルートのみを介してセカンドストレージ5に回生エネルギーを蓄電させる。このとき、制御部6は制御信号を出力して、バイパス回路7のスイッチ素子S5、S6を導通させ、DC−DCコンバータ3のスイッチ素子S1、S2、S3、S4のPWM制御による駆動を停止させる。また、電圧V2は、バイパス回路7とDC−DCコンバータ3を併用するタイミングを決める電圧で、例えば、実験やシミュレーションにより求められる。
(b)に示した制御により、DC−DCコンバータ3を停止させることで、回生エネルギーをセカンドストレージ5に蓄電する際に発生する、DC−DCコンバータ3の発熱を抑制することができる。また、DC−DCコンバータ3を停止させることで、DC−DCコンバータ3に設けられているスイッチ素子S1、S2、S3、S4のスイッチング損失を低減できる。また、コイルLの抵抗成分による損失を低減できる。さらに、スイッチ素子S1、S2、S3、S4のオン抵抗による損失を低減できる。すなわち、DC−DCコンバータ3におけるスイッチ素子S1、S2、S3、S4による損失及びDC−DCコンバータ3におけるコイルによる損失を低減できる。
従って、回生エネルギーをセカンドストレージ5に効率よく蓄電することができる。つまり、バイパス回路7に切り替えたことにより、損失をスイッチ素子S5、S6のオン抵抗損失だけにできるため、セカンドストレージ5に効率よく蓄電することができる。
しかし、差分Vsが電圧V2になると、差分が小さいためバイパス回路7のみではセカンドストレージ5に一定の回生エネルギーを蓄電できなくなるため、バイパス回路7のみではなくDC−DCコンバータ3も駆動させる。なお、差分Vsが電圧V2になるときには、DC−DCコンバータ3の発熱は小さくなっている。
(c)差分Vsが電圧V2以下である場合(S203:No)、制御部6は、DC−DCコンバータ3とバイパス回路7とを併用させてセカンドストレージ5に回生エネルギーを蓄電させる(S205)。つまり(c)では、差分Vsが、電圧値V2以下の場合、制御部6は、DC−DCコンバータ3を介するルートとスイッチ素子S5を介するルートを併用し、差分の変動に応じてDC−DCコンバータ3を介するルートからの回生量(セカンドストレージ5への供給電力)を変動させるとともにスイッチ素子S5を介するルートからの回生量を変動させてセカンドストレージ5に回生エネルギーを蓄電させる。このとき、制御部6は制御信号を出力して、バイパス回路7のスイッチ素子S5、S6を導通させるとともに、DC−DCコンバータ3のスイッチ素子S1、S2、S3、S4をPWM制御により駆動させる。また、差分Vsが小さくなるほど、バイパス回路7よりもDC−DCコンバータ3を介して電流を流す。なお、DC−DCコンバータ3とバイパス回路7とを併用した場合、制御部6は、バイパス回路7を流れる電流も考慮してPWM制御をする。すなわち、制御部6は、セカンドストレージ5の電圧とセカンドストレージ5に流れる電流とに基づいてターゲット電流を求め、そのターゲット電流をDC−DCコンバータ3が流せるように、スイッチ素子S1、S2、S3、S4それぞれのデューティを制御する。詳細には、制御部6は、セカンドストレージ5に流れる電流をターゲット電流に追従させる制御(電流フィードバック制御)を行う。差分が小さくなると、おのずとバイパス回路7から流れ込む電流が小さくなるため、それを補完するための電流をDC−DCコンバータ3から流し込むようにスイッチ素子S1、S2、S3、S4それぞれのデューティを制御する。
なお、上記ではDC−DCコンバータ3とバイパス回路7を同時に駆動させているが、セカンドストレージ5へ流す電流を確保できれば、DC−DCコンバータ3とバイパス回路7を交互に駆動と停止をさせてもよい。
(c)に示した制御により、DC−DCコンバータ3とバイパス回路7とを併用することで、回生エネルギーをセカンドストレージ5に蓄電する際に発生するDC−DCコンバータ3の発熱を抑制することができる。また、回生エネルギーをセカンドストレージ5に効率よく蓄電をすることができる。つまり、DC−DCコンバータ3のみでなくバイパス回路7も用いる場合には、バイパス回路7からもセカンドストレージ5に電流を流せるため、DC−DCコンバータ3のみを用いた場合より、DC−DCコンバータ3を介してセカンドストレージ5に流す電流は小さくなるので、DC−DCコンバータ3におけるスイッチ素子S1、S2、S3、S4による損失及びDC−DCコンバータ3におけるコイルLによる損失を低減できる。その結果、セカンドストレージ5に効率よく蓄電をすることができる。
このように上記(a)(b)(c)に示す制御をすることにより、差分Vsが電圧V1より大きいとき、DC−DCコンバータ3のみを用い、差分Vsが電圧V1以下で且つ電圧V2より大きくなると、DC−DCコンバータ3を介するルートからバイパス回路7を介するルートに切り替えてバイパス回路7のみを用い、差分Vsが電圧V2以下になると、DC−DCコンバータ3とバイパス回路7とを併用することで、セカンドストレージ5の回生強化が可能となる。
実施形態の効果について説明をする。
図3のAは、差分Vsと、セカンドストレージ5への回生量との関係を示す図で、図3のBは、差分Vsと回生時の効率との関係を示す図である。なお、図3のAの例では、セカンドストレージ5への回生量が一定に保たれている。
図3のBにおける網掛範囲307はDC−DCコンバータ3のみを駆動させた場合の損失と、バイパス回路のみを駆動させた場合の損失と、DC−DCコンバータ3とバイパス回路7とを併用させた場合の損失を示している。
図3のAの領域301では、(a)DC−DCコンバータ3を介するルートとバイパス回路7を介するルートのうちDC−DCコンバータ3を介するルートのみを介して、セカンドストレージ5に回生エネルギーを蓄電させているので、DC−DCコンバータ3におけるスイッチ素子S1、S2、S3、S4による損失及びDC−DCコンバータ3におけるコイルLによる損失により、図3のAに示す領域301に対応する図3のBの領域304において効率が90[%]になる。
図3のAの領域302では、(b)DC−DCコンバータ3を介するルートとバイパス回路7を介するルートのうちスイッチ素子S5を介するルートのみを介して、セカンドストレージ5に回生エネルギーを蓄電させているので、バイパス回路7のオン抵抗損失のみとなるため、図3のAに示す領域302に対応する図3のBの領域305では効率がよくなり99[%]になる。
図3のAの領域303では、(c)DC−DCコンバータ3を介するルートとバイパス回路7を介するルートを併用して、セカンドストレージ5に回生エネルギーを蓄電させているので、DC−DCコンバータ3のみを用いた場合より、DC−DCコンバータ3におけるスイッチ素子S1、S2、S3、S4による損失及びDC−DCコンバータ3におけるコイルLによる損失が減少する。すなわち、差分Vsが電圧V2に近い場合、バイパス回路7からセカンドストレージ5へ流す電流は、DC−DCコンバータ3からセカンドストレージ5へ流す電流よりも大きくし、差分Vsが小さくなるにつれて、DC−DCコンバータ3からセカンドストレージ5に流す電流を大きくする。つまり、差分Vsが小さくなるにつれてDC−DCコンバータ3からセカンドストレージ5への回生量を増やすので、回生時に常にDC−DCコンバータ3のみを用いる場合より、DC−DCコンバータ3におけるスイッチ素子S1、S2、S3、S4による損失及びDC−DCコンバータ3におけるコイルLによる損失を小さくできる。図3のA、Bに示すように、図3のAの領域303に対応する図3のBの領域306では、急激に効率が90[%]に低下するのではなく、効率が99[%]から90[%]に徐々に低下する。すなわち、回生エネルギーをセカンドストレージ5に効率よく蓄電をすることができる。
図4は、DC−DCコンバータ3とバイパス回路7の位置と温度との関係を示す図である。
図4にはヒートシンク400と、ヒートシンク400上に搭載される不図示の基板とに実装されたDC−DCコンバータ3及びバイパス回路7の断面図が示されている。DC−DCコンバータ3とバイパス回路7とは基板に対してそれぞれ別の場所に設けられている。詳細には、基板の一面に対して、一部にDC―DCコンバータ3が設けられ、他部にバイパス回路7が設けられている。
また、図4のDC−DCコンバータ3とバイパス回路7の位置に、DC−DCコンバータ3のみを駆動させた場合の温度曲線401と、バイパス回路7のみを駆動させた場合の温度曲線402と、DC−DCコンバータ3とバイパス回路7とを併用させた場合の温度曲線403と、が関連付けられて示されている。
また、DC−DCコンバータ3とバイパス回路7とを併用した場合、バイパス回路7の発熱による温度は図4の温度曲線403に示すように、DC−DCコンバータ3とバイパス回路7に分散される。すなわち、回生エネルギーをセカンドストレージ5に蓄電する際に発生するDC−DCコンバータ3の局所的な発熱を抑制することができる。
従って、図3のBに示すように効率よく蓄電することで、回生エネルギーの損失が小さくなって発熱量が減り、且つ図4に示すように発熱源を分散させることで、回生量を全体的に増やすことができる。
すなわち、回生時に常にDC−DCコンバータ3のみを用いた回生エネルギー蓄電システムでは、回生時に常にDC−DCコンバータ3が発熱することによりDC−DCコンバータ3を停止させる場合がある。一方、本願発明のように回生時にDC−DCコンバータ3とバイパス回路7とを併用させる場合、回生エネルギーの損失が小さくなると効率がよくなってDC−DCコンバータ3の発熱量が減り、且つDC−DCコンバータの局所的な発熱を抑制することができるため、DC−DCコンバータ3が停止することを抑制できる。
つまり、回生時にDC−DCコンバータ3のみを使う場合、DC−DCコンバータ3は損失が大きいので差分Vsが大きい間の短時間しか大電流を流せない。しかし、本件発明では、差分Vsが大きい間の短時間に大電流を流したのち、差分Vsが電圧V1になるとDC−DCコンバータ3よりも損失が小さいバイパス回路7を介して大電流を流し続けることができる。従って、回生エネルギーをセカンドストレージ5に短時間で蓄電をすることができ、回生量を強化できる。
なお、上記ではバッテリ2からDC−DCコンバータ3及びバイパス回路7を介してセカンドストレージ5に回生エネルギーを蓄電する説明をしたが、逆に、セカンドストレージ5からDC−DCコンバータ3とバイパス回路7を介して、オルタネータ1及びバッテリ2側の回路へ出力してもよい。また、バイパス回路7のスイッチ素子S5あるいはスイッチ素子S6をダイオードに置き換える場合には、カソードがバッテリ2に向くように構成する。
また、本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
1 オルタネータ
2 バッテリ
3 DC−DCコンバータ
4 電流検出部
5 セカンドストレージ
6 制御部
7 バイパス回路
S1、S2、S3、S4、S5、S6 スイッチ素子
L コイル

Claims (2)

  1. 回生エネルギーを出力するオルタネータと、
    前記回生エネルギーを蓄電する第一の蓄電部及び第二の蓄電部と、
    第一のスイッチ素子と第二のスイッチ素子が直列接続され、第三のスイッチ素子と第四のスイッチ素子が直列接続され、前記第一のスイッチ素子と前記第二のスイッチ素子との間と前記第三のスイッチ素子と前記第四のスイッチ素子との間とに両端が接続されるコイルを有し、前記第一の蓄電部と前記第二の蓄電部との間に設けられるDC−DCコンバータと、
    前記DC−DCコンバータの損失よりも損失が小さく、前記DC−DCコンバータに並列接続され、前記第一の蓄電部と前記第二の蓄電部との間に設けられる第五のスイッチ素子と、
    前記第一のスイッチ素子から前記第五のスイッチ素子を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第一の蓄電部の電圧と前記第二の蓄電部の電圧との差分が、第一の所定値より大きい場合、前記DC−DCコンバータを介するルートと前記第五のスイッチ素子を介するルートのうち前記DC−DCコンバータを介するルートのみを介して第二の蓄電部に回生エネルギーを蓄電させ、
    前記差分が、前記第一の所定値以下で且つ第二の所定値より大きい場合、前記DC−DCコンバータを介するルートと前記第五のスイッチ素子を介するルートのうち前記第五のスイッチ素子を介するルートのみを介して前記第二の蓄電部に回生エネルギーを蓄電させ、
    前記差分が、前記第二の所定値以下の場合、前記DC−DCコンバータを介するルートと前記第五のスイッチ素子を介するルートとを併用し、前記差分の変動に応じて前記DC−DCコンバータを介するルートからの回生量を変動させるとともに前記第五のスイッチ素子を介するルートからの回生量を変動させて前記第二の蓄電部に回生エネルギーを蓄電させる、
    ことを特徴とする回生エネルギー蓄電システム。
  2. 請求項1に記載の回生エネルギー蓄電システムであって、
    前記制御部は、
    前記DC−DCコンバータと前記第五のスイッチ素子とを併用して前記第二の蓄電部に回生エネルギーを蓄電させる場合、前記第二の蓄電部の電圧と前記第二の蓄電部に流れる電流とに基づいて、前記DC−DCコンバータの前記第一のスイッチ素子から前記第四のスイッチ素子それぞれのデューティを求め、前記第一のスイッチ素子から前記第四のスイッチ素子をPWM制御により駆動させる、
    ことを特徴とする回生エネルギー蓄電システム。
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