JP6412785B2 - データ送信装置、データ受信装置、およびデータ通信システム - Google Patents

データ送信装置、データ受信装置、およびデータ通信システム Download PDF

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Description

本発明は、データ送信装置、データ受信装置、およびデータ通信システムに関し、特に、固定長フレームをデータカルーセル方式で伝送するシステムにおいて誤り訂正能力を強化する技術に関する。
固定長フレームを伝送するデータ通信において、データ送信装置は送信対象データを複数に分割して各固定長フレームに割り当てて送信する。ここで、通信が下り方向しかない片方向通信である場合、送信データの一部が通信経路上の異常などにより欠落することがある。そのような場合には、データ受信装置は、データ送信装置によって各フレームに付加されたBCH符号やリードソロモン符号などの誤り訂正符号を用いて、訂正可能範囲内で誤り訂正を行う。もし、訂正範囲を超えたエラーが発生する場合、データ受信装置はそのフレームを破棄し、データ送信装置から再度同じデータを含むフレームを受信するまで待つ必要がある。したがって、固定長フレームを伝送するデータ通信において、各フレームの誤り訂正能力を向上することは重要な課題である。
誤り訂正能力を向上させる従来例として、パケットベースの通信システムにおいて、一部のパケットが消失した場合でも、消失していない他のパケットとブロックECCコードによって、消失したパケットの誤り検知および誤り訂正を可能にしたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特表2005−512352号公報
いわゆるデータカルーセル方式と呼ばれる、固定長フレームを順番に繰り返し送信するデータ通信システムでは、データ受信装置があるフレームに割り当てられたデータの取得に失敗すると、そのフレームを再度受信するために待ち時間が発生する。しかし、次回送信されるフレームが正しく受信できる保証はなく、もし再びデータ取得に失敗すると、そのフレームを再度受信するためにさらに多くの待ち時間が発生する。
上記問題に鑑み、本発明は、データカルーセル方式のデータ通信において誤り訂正能力を強化して、フレームの再受信待ちを減らして高速な通信を可能にすることを課題とする。
本発明の一局面に従ったデータ送信装置は、送信対象データ全体を送信可能な最小数の固定長フレームの各フレームに、前記送信対象データを均等に分割して割り当てる送信データ分割部と、前記各フレームに割り当てられたデータに対して、当該フレームからヘッダ情報および当該データを除いた残りの領域に収容可能な最大長の第1の誤り訂正符号を生成し、前記各フレームに当該第1の誤り訂正符号を付加する第1の誤り訂正符号生成部と、前記第1の誤り訂正符号のデータ長の情報を含むヘッダ情報を生成し、前記各フレームに当該ヘッダ情報を付加するヘッダ情報生成部と、前記最小数の固定長フレームを順番に繰り返し送信するフレーム送信部と、を備える。
また、上記データ送信装置と対となってデータ通信システムを構成するデータ受信装置は、順番に繰り返し送信される固定長フレームを受信するフレーム受信部と、前記固定長フレームのヘッダ情報から第1の誤り訂正符号のデータ長の情報を取得し、前記固定長フレームから当該データ長の第1の誤り訂正符号を取得する第1の誤り訂正符号取得部と、前記第1の誤り訂正符号を用いて前記固定長フレームの誤り訂正を行う第1の誤り訂正部と、前記誤り訂正されたデータを順序通りに連結して元のデータ全体を復元する受信データ連結部と、を備える。
このようなデータ送信装置およびデータ受信装置によると、送信対象データ全体を複数の固定長フレームに分けて送受信する場合において、送信対象データ全体を送信するのに必要なフレーム数を増やさずに各フレームの誤り訂正能力を強化することができる。
上記データ送信装置は、前記送信対象データ全体に対して、前記最小数の固定長フレームの最終フレームからヘッダ情報、前記割り当てられたデータ、および前記第1の誤り訂正符号を除いた残りの領域に収容可能な最大長の第2の誤り訂正符号を生成し、前記最終フレームに当該第2の誤り訂正符号を付加する第2の誤り訂正符号生成部をさらに備えていてもよく、前記ヘッダ情報生成部は、前記第2の誤り訂正符号のデータ長の情報を含むヘッダ情報を生成し、前記最終フレームに当該ヘッダ情報を付加してもよい。また、上記データ受信装置は、前記順番に繰り返し送信される固定長フレームの最終フレームのヘッダ情報から第2の誤り訂正符号のデータ長の情報を取得し、前記最終フレームから当該データ長の第2の誤り訂正符号を取得する第2の誤り訂正符号取得部と、前記第2の誤り訂正符号を用いて前記元のデータ全体の誤り訂正を行う第2の誤り訂正部と、をさらに備えていてもよい。
このようなデータ送信装置およびデータ受信装置によると、送信対象データ全体を複数の固定長フレームに分けて送受信する場合において、送信対象データ全体を送信するのに必要なフレーム数を増やさずに各フレームの誤り訂正能力を強化するとともに、送信対象データ全体の誤り訂正能力を強化することができる。
本発明の別の一局面に従ったデータ送信装置は、送信対象データ全体を送信可能な最小数の固定長フレームの各フレームに、前記送信対象データを所定長で区切って割り当てる送信データ分割部と、前記各フレームに割り当てられたデータに対して所定長の第1の誤り訂正符号を生成し、前記各フレームに当該第1の誤り訂正符号を付加する第1の誤り訂正符号生成部と、前記送信対象データ全体に対して、前記最小数の固定長フレームの最終フレームからヘッダ情報および前記割り当てられたデータを除いた残りの領域に収容可能な最大長の第2の誤り訂正符号を生成し、前記最終フレームに当該第2の誤り訂正符号を付加する第2の誤り訂正符号生成部と、前記第2の誤り訂正符号のデータ長の情報を含むヘッダ情報を生成し、前記最終フレームに当該ヘッダ情報を付加するヘッダ情報生成部と、前記最小数の固定長フレームを順番に繰り返し送信するフレーム送信部と、を備える。
また、上記データ送信装置と対となってデータ通信システムを構成するデータ受信装置は、順番に繰り返し送信される固定長フレームを受信するフレーム受信部と、前記固定長フレームのヘッダ情報から所定長の第1の誤り訂正符号を取得する第1の誤り訂正符号取得部と、前記第1の誤り訂正符号を用いて前記固定長フレームの誤り訂正を行う第1の誤り訂正部と、前記誤り訂正されたデータを順序通りに連結して元のデータ全体を復元する受信データ連結部と、前記順番に繰り返し送信される固定長フレームの最終フレームのヘッダ情報から第2の誤り訂正符号のデータ長の情報を取得し、前記最終フレームから当該データ長の第2の誤り訂正符号を取得する第2の誤り訂正符号取得部と、前記第1の誤り訂正部で誤り訂正ができなかった固定長フレームがある場合、当該固定長フレームの誤り訂正前のデータとその他の固定長フレームの誤り訂正後のデータとを順序通りに連結して、前記第2の誤り訂正符号を用いて当該連結したデータ全体の誤り訂正を行う第2の誤り訂正部と、を備える。
このようなデータ送信装置およびデータ受信装置によると、送信対象データ全体を複数の固定長フレームに分けて送受信する場合において、送信対象データ全体を送信するのに必要なフレーム数を増やさずに送信対象データ全体の誤り訂正能力を強化することができる。
本発明によれば、データカルーセル方式のデータ通信において誤り訂正能力が強化されて、フレームの再受信待ちを減らして高速な通信が可能となる。
第1の実施形態に係るデータ通信システムの主要部のブロック図 第1の実施形態に係るデータ通信システムで送受信される固定長フレームのデータ構造を示す模式図 第2の実施形態に係るデータ通信システムの主要部のブロック図 第2の実施形態に係るデータ通信システムで送受信される固定長フレームのデータ構造を示す模式図 第3の実施形態に係るデータ通信システムの主要部のブロック図 第3の実施形態に係るデータ通信システムで送受信される固定長フレームのデータ構造を示す模式図
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態について説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るデータ通信システムのブロック図である。本実施形態に係るデータ通信システム100Aは、データ送信装置10Aと、データ受信装置20Aとを備え、データ送信装置10Aからデータ受信装置20Aへ片方向のデータ伝送を行うシステムである。
まず、データ送信装置10Aについて説明する。データ送信装置10Aは、いわゆるデータカルーセル方式の送信装置であり、送信対象データを分割して固定長フレームF1〜Fnに割り当てて固定長フレームF1〜Fnを順番に繰り返し送信する。
データ送信装置10Aは、主要な構成要素として、送信データ分割部11と、フレーム誤り訂正符号生成部12と、ヘッダ情報生成部14と、フレーム送信部15とを備える。
送信データ分割部11は、図略の記憶装置などに保存されている送信対象データを読み出して、当該送信対象データ全体を送信可能な最小数の固定長フレームの各フレームに、送信対象データを均等に分割して割り当てる。
例えば、送信対象データが2001バイトであり、固定長フレームのペイロードが100バイトの場合、当該送信対象データは最小で21個の固定長フレームで送信可能である。この場合、一般的には、1番目から20番目までの各フレームには100バイトのデータが割り当てられ、21番目の最終フレームには1バイトのデータが割り当てられる。一方、送信データ分割部11は、送信対象データを均等に分割して、1番目から20番目までの各フレームに96バイトのデータを割り当て、21番目の最終フレームに81バイトのデータを割り当てる。
フレーム誤り訂正符号生成部12は、送信データ分割部11によって各フレームに割り当てられたデータに対して、当該フレームからヘッダ情報および当該データを除いた残りの領域に収容可能な最大長のフレーム誤り訂正符号を生成し、各フレームに当該フレーム誤り訂正符号を付加する。フレーム誤り訂正符号生成部12は、リードソロモン符号、ビタビ符号、BCH符号、LDPC符号などの周知の誤り訂正符号を生成することができる。
一般的には、フレームのトレーラに固定長のフレーム誤り訂正符号が付加されるが、フレーム誤り訂正符号生成部12は、それよりも長いフレーム誤り訂正符号を生成して各フレームに付加する。例えば、上記例では、1番目から20番目までの各フレームに割り当てられるデータが96バイトであり、ペイロードに4バイトの空きがある。そこで、フレーム誤り訂正符号生成部12は、通常よりも4バイト拡張したフレーム誤り訂正符号を生成して各フレームに付加する。例えば、リードソロモン符号を4バイト拡張すると、さらに2バイトの誤り訂正が可能となる。
ヘッダ情報生成部14は、各フレームのヘッダ情報を生成する。ヘッダ情報には、送信元IPアドレスや相手先IPアドレスなどのさまざまな情報が含まれる。特に、ヘッダ情報生成部14は、フレーム誤り訂正符号生成部12が生成したフレーム誤り訂正符号のデータ長の情報をヘッダ情報に付加する。これは、データ送信装置10Aから送信される固定長フレームを受信するデータ受信装置20Aに、拡張されたフレーム誤り訂正符号のデータ長を認識させて、データ受信装置20Aにおいて正しく誤り訂正できるようにするためである。
フレーム送信部15は、固定長フレームF1〜Fnをデータカルーセル方式で順番に繰り返し送信する。送信手段として有線通信および無線通信のいずれを用いてもよい。
次に、データ受信装置20Aについて説明する。データ受信装置20Aは、データ送信装置10Aからデータカルーセル方式で送信される固定長フレームF1〜Fnを受信し、各フレームの誤り訂正を行い、誤り訂正後の全フレームのデータを連結して元のデータを復元する。データ受信装置20Aは、受信したフレームの誤り訂正ができなかった場合、当該フレームがデータ送信装置10Aから再送されるまで待って同じフレームを再度受信して誤り訂正および元データの復元を行う。
データ受信装置20Aは、主要な構成要素として、フレーム受信部21と、フレーム誤り訂正符号取得部22と、フレーム誤り訂正部24と、受信データ連結部26とを備える。
フレーム受信部21は、データ送信装置10Aから順番に繰り返し送信される固定長フレームF1〜Fnを受信する。なお、フレーム受信部21の受信開始タイミングは任意であり、途中のi番目の固定長フレームFiから受信を始めてもよい。また、受信手段として有線通信および無線通信のいずれを用いてもよい。
フレーム誤り訂正符号取得部22は、フレーム受信部21が受信したフレームのヘッダ情報から、フレーム誤り訂正符号のデータ長の情報を取得し、当該フレームから当該データ長のフレーム誤り訂正符号を取得する。なお、フレーム誤り訂正符号のデータ長の情報は、データ送信装置10Aのヘッダ情報生成部14によって付加されたものであり、フレーム誤り訂正符号は、フレーム誤り訂正符号生成部12によって生成および付加されたものである。
フレーム誤り訂正部24は、フレーム誤り訂正符号取得部22によって取得されたフレーム誤り訂正符号を用いて、フレーム受信部21が受信したフレームの誤り訂正を行う。上述したように、当該フレーム誤り訂正符号は通常のものよりも数バイト拡張されており、より強力な誤り訂正が可能である。
受信データ連結部26は、フレーム誤り訂正部24によって誤り訂正されたデータを順序通りに連結して元のデータ全体を復元する。これにより、データ送信装置10A側の送信対象データ全体がデータ受信装置20A側へと伝送される。
次に、データ通信システム100Aで送受信される固定長フレームのデータ構造について説明する。図2は、本実施形態に係るデータ通信システム100Aで送受信される固定長フレームのデータ構造を模式的に示す。
上述したように、送信対象データDは、データ送信装置10Aの送信データ分割部11によって可変長Lvarで均等にn分割される。ただし、最後のn番目のデータDnは、送信対象データDのデータ長をLvarで割った剰余数に対応するデータ長のデータとなる。nは、送信対象データD全体を送信するのに必要な固定長フレームの最小数である。
各フレームF1〜Fnは、ヘッダ101、ペイロード102、およびトレーラ103から構成されており、送信データ分割部11によって均等分割された各データD1〜Dnは、各フレームF1〜Fnのペイロード102に割り当てられる。ヘッダ101、ペイロード102、およびトレーラ103のデータ長はいずれも固定長である。
ここで、Lvarはペイロード102のデータ長よりも小さい値であるため、各データD1〜Dnが割り当てられた各フレームF1〜Fnのペイロード102には数バイトの空き領域ができる。そこで、データ送信装置10Aのフレーム誤り訂正符号生成部12は、その空き領域に相当するデータ長だけフレーム誤り訂正符号を拡張して生成する。この結果、各フレームF1〜Fnにはトレーラ103のデータ長よりも長いフレーム誤り訂正符号104が付加される。さらに、各フレームF1〜Fnのヘッダ101には、付加されたフレーム誤り訂正符号104のデータ長の情報が付加される。
なお、最終フレームFnに割り当てるデータDnのデータ長は他のフレームに割り当てられるデータのデータ長より短いため、最終フレームFnに拡張されたフレーム誤り訂正符号104を付加してもペイロード102に依然として空き領域が残る。そのような場合には、残りの空き領域にダミーデータ105を付加してもよい。あるいは、最終フレームFnだけさらにフレーム誤り訂正符号を拡張して、ペイロード102の残りの領域をすべてフレーム誤り訂正符号104で埋めるようにしてもよい。
このように本実施形態によると、送信対象データ全体を複数の固定長フレームに分けて送受信する場合において、送信対象データ全体を送信するのに必要なフレーム数を増やさずに各フレームの誤り訂正能力を強化することができる。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態に係るデータ通信システムのブロック図である。本実施形態に係るデータ通信システム100Bは、データ送信装置10Bと、データ受信装置20Bとを備え、データ送信装置10Bからデータ受信装置20Bへ片方向のデータ伝送を行うシステムである。
まず、データ送信装置10Bについて説明する。データ送信装置10Bは、いわゆるデータカルーセル方式の送信装置であり、送信対象データを分割して固定長フレームF1〜Fnに割り当てて固定長フレームF1〜Fnを順番に繰り返し送信する。
データ送信装置10Bは、主要な構成要素として、送信データ分割部11と、フレーム誤り訂正符号生成部12と、全体誤り訂正符号生成部13と、ヘッダ情報生成部14と、フレーム送信部15とを備える。
送信データ分割部11は、図略の記憶装置などに保存されている送信対象データを読み出して、当該送信対象データ全体を送信可能な最小数の固定長フレームの各フレームに、送信対象データを所定長で区切って割り当てる。所定長は、固定長フレームのペイロードのデータ長である。
例えば、送信対象データが2001バイトであり、固定長フレームのペイロードが100バイトの場合、当該送信対象データは最小で21個の固定長フレームで送信可能である。この場合、送信データ分割部11は、1番目から20番目までの各フレームに100バイトのデータを割り当て、21番目の最終フレームに1バイトのデータを割り当てる。
フレーム誤り訂正符号生成部12は、送信データ分割部11によって各フレームに割り当てられたデータに対して所定長のフレーム誤り訂正符号を生成し、各フレームに当該フレーム誤り訂正符号を付加する。フレーム誤り訂正符号生成部12は、リードソロモン符号、ビタビ符号、BCH符号、LDPC符号などの周知の誤り訂正符号を生成することができる。
全体誤り訂正符号生成部13は、送信対象データ全体に対して全体誤り訂正符号を生成する。全体誤り訂正符号生成部13は、リードソロモン符号、ビタビ符号、BCH符号、LDPC符号などの周知の誤り訂正符号を生成することができる。全体誤り訂正符号のデータ長は、最終フレームからヘッダ情報および送信データ分割部11によって割り当てられたデータを除いた残りの領域に収容可能な最大長である。全体誤り訂正符号生成部13は、生成した全体誤り訂正符号を最終フレームに付加する。例えば、上記例では、21番目の最終フレームにはデータが1バイトしか割り当てられないため、ペイロードに99バイトの空きがある。そこで、全体誤り訂正符号生成部13は、送信対象データ全体に対して最大で99バイトの全体フレーム誤り訂正符号を生成して最終フレームに付加する。例えば、98バイトのリードソロモン符号を生成することで、送信対象データ全体について49バイトの誤り訂正が可能となる。すなわち、あるフレームの半分近くのデータが誤っていてもその誤りの訂正が可能である。
ヘッダ情報生成部14は、各フレームのヘッダ情報を生成する。ヘッダ情報には、送信元IPアドレスや相手先IPアドレスなどのさまざまな情報が含まれる。特に、ヘッダ情報生成部14は、全体誤り訂正符号のデータ長の情報を、最終フレームのヘッダ情報に付加する。これは、データ送信装置10Bから送信される固定長フレームを受信するデータ受信装置20Bに、全体誤り訂正符号のデータ長を認識させて、データ受信装置20Bにおいて正しく誤り訂正できるようにするためである。
フレーム送信部15は、固定長フレームF1〜Fnをデータカルーセル方式で順番に繰り返し送信する。送信手段として有線通信および無線通信のいずれを用いてもよい。
次に、データ受信装置20Bについて説明する。データ受信装置20Bは、データ送信装置10Bからデータカルーセル方式で送信される固定長フレームF1〜Fnを受信し、各フレームの誤り訂正を行い、誤り訂正後の全フレームのデータを連結して元のデータを復元する。データ受信装置20Bは、受信したフレームの誤り訂正ができなかった場合、当該フレームがデータ送信装置10Bから再送されるまで待って同じフレームを再度受信して誤り訂正および元データの復元を行う。
データ受信装置20Bは、主要な構成要素として、フレーム受信部21と、フレーム誤り訂正符号取得部22と、全体誤り訂正符号取得部23と、フレーム誤り訂正部24と、全体誤り訂正部25と、受信データ連結部26とを備える。
フレーム受信部21は、データ送信装置10Bから順番に繰り返し送信される固定長フレームF1〜Fnを受信する。なお、フレーム受信部21の受信開始タイミングは任意であり、途中のi番目の固定長フレームFiから受信を始めてもよい。また、受信手段として有線通信および無線通信のいずれを用いてもよい。
フレーム誤り訂正符号取得部22は、フレーム受信部21が受信したフレームから所定長のフレーム誤り訂正符号を取得する。なお、フレーム誤り訂正符号は、通常、各フレームのトレーラに格納されている。
フレーム誤り訂正部24は、フレーム誤り訂正符号取得部22によって取得されたフレーム誤り訂正符号を用いて、フレーム受信部21が受信したフレームの誤り訂正を行う。
受信データ連結部26は、フレーム誤り訂正部24によって誤り訂正されたデータを順序通りに連結して元のデータ全体を復元する。
全体誤り訂正符号取得部23は、フレーム受信部21が受信した最終フレームのヘッダ情報から、全体誤り訂正符号のデータ長の情報を取得し、当該最終フレームから当該データ長の全体フレーム誤り訂正符号を取得する。なお、全体誤り訂正符号のデータ長の情報は、データ送信装置10Bのヘッダ情報生成部14によって付加されたものであり、全体誤り訂正符号は、全体誤り訂正符号生成部13によって生成および付加されたものである。
全体誤り訂正部25は、フレーム誤り訂正部22で誤り訂正ができなかった固定長フレームがある場合に、すべての固定長フレームのデータを連結したデータ全体に対して誤り訂正を試みる。具体的には、全体誤り訂正部25は、フレーム誤り訂正部22で誤り訂正ができなかった固定長フレームの誤り訂正前のデータとフレーム誤り訂正部22で誤り訂正ができたその他の固定長フレームの誤り訂正後のデータとを順序通りに連結して、全体誤り訂正符号取得部23によって取得された全体誤り訂正符号を用いて、当該連結したデータ全体の誤り訂正を行う。
なお、データ全体の誤り訂正が正しく行われたか否かを検証するために、全体誤り訂正部25は、フレーム誤り訂正部22で誤り訂正ができなかった固定長フレームに含まれるフレーム誤り訂正符号を用いて、全体誤り訂正部25による誤り訂正後の当該固定長フレームのデータの誤り訂正を行ってもよい。もし、当該固定長フレームについて、フレーム誤り訂正符号を用いた誤り訂正が成功すれば、全体誤り訂正部25によるデータ全体の誤り訂正が正しく行われたと言える。あるいは、全体誤り訂正部25は、フレーム誤り訂正符号以外に別途用意されたCRC符号などの誤り検出符号を用いて検証を行ってもよい。
次に、データ通信システム100Bで送受信される固定長フレームのデータ構造について説明する。図4は、本実施形態に係るデータ通信システム100Bで送受信される固定長フレームのデータ構造を模式的に示す。
上述したように、送信対象データDは、データ送信装置10Bの送信データ分割部11によって固定長Lfixでn分割される。ただし、最後のn番目のデータDnは、送信対象データDのデータ長をLfixで割った剰余数に対応するデータ長のデータとなる。nは、送信対象データD全体を送信するのに必要な固定長フレームの最小数である。
各フレームF1〜Fnは、ヘッダ101、ペイロード102、およびトレーラ103から構成されており、送信データ分割部11によって均等分割された各データD1〜Dnは、各フレームF1〜Fnのペイロード102に割り当てられる。ヘッダ101、ペイロード102、およびトレーラ103のデータ長はいずれも固定長である。
ここで、Lfixはペイロード102のデータ長に等しい値であるため、最終フレームFn以外のフレームのペイロード102は、データ長Lfixのデータで埋められる。一方、最終フレームFnのペイロード102には比較的大きな空き領域ができる。そこで、データ送信装置10Bの全体誤り訂正符号生成部13は、その空き領域に収容可能な最大データ長の全体誤り訂正符号106を生成して最終フレームFnのペイロード102に付加する。最終フレームFnのペイロード102の残りの空き領域にはダミーデータ105が付加される。また、最終フレームFnのヘッダ101には、付加された全体誤り訂正符号106のデータ長の情報が付加される。
あるいは、最終フレームFnのペイロード102において、先頭から順にデータDn、ダミーデータ105、全体誤り訂正符号106を配置し、ペイロード102の最後に全体誤り訂正符号106のデータ長の情報を配置してもよい。こうすることで、最終フレームFnの所定の位置、すなわち、ペイロード102の最後を参照すれば全体誤り訂正符号106のデータ長を必ず取得することができるため、最終フレームFnのヘッダ101に全体誤り訂正符号106のデータ長の情報を付加する必要がなくなる。
このように本実施形態によると、送信対象データ全体を複数の固定長フレームに分けて送受信する場合において、送信対象データ全体を送信するのに必要なフレーム数を増やさずに送信対象データ全体の誤り訂正能力を強化することができる。
(第3の実施形態)
図5は、第3の実施形態に係るデータ通信システムのブロック図である。本実施形態に係るデータ通信システム100Cは、データ送信装置10Cと、データ受信装置20Cとを備え、データ送信装置10Cからデータ受信装置20Cへ片方向のデータ伝送を行うシステムである。
まず、データ送信装置10Cについて説明する。データ送信装置10Cは、いわゆるデータカルーセル方式の送信装置であり、送信対象データを分割して固定長フレームF1〜Fnに割り当てて固定長フレームF1〜Fnを順番に繰り返し送信する。
データ送信装置10Cは、主要な構成要素として、送信データ分割部11と、フレーム誤り訂正符号生成部12と、全体誤り訂正符号生成部13と、ヘッダ情報生成部14と、フレーム送信部15とを備える。
送信データ分割部11は、図略の記憶装置などに保存されている送信対象データを読み出して、当該送信対象データ全体を送信可能な最小数の固定長フレームの各フレームに、送信対象データを均等に分割して割り当てる。
例えば、送信対象データが2001バイトであり、固定長フレームのペイロードが100バイトの場合、当該送信対象データは最小で21個の固定長フレームで送信可能である。この場合、一般的には、1番目から20番目までの各フレームには100バイトのデータが割り当てられ、21番目の最終フレームには1バイトのデータが割り当てられる。一方、送信データ分割部11は、送信対象データを均等に分割して、1番目から20番目までの各フレームに96バイトのデータを割り当て、21番目の最終フレームに81バイトのデータを割り当てる。
フレーム誤り訂正符号生成部12は、送信データ分割部11によって各フレームに割り当てられたデータに対して、当該フレームからヘッダ情報および当該データを除いた残りの領域に収容可能な最大長のフレーム誤り訂正符号を生成し、各フレームに当該フレーム誤り訂正符号を付加する。フレーム誤り訂正符号生成部12は、リードソロモン符号、ビタビ符号、BCH符号、LDPC符号などの周知の誤り訂正符号を生成することができる。
一般的には、フレームのトレーラに固定長のフレーム誤り訂正符号が付加されるが、フレーム誤り訂正符号生成部12は、それよりも長いフレーム誤り訂正符号を生成して各フレームに付加する。例えば、上記例では、1番目から20番目までの各フレームに割り当てられるデータが96バイトであり、ペイロードに4バイトの空きがある。そこで、フレーム誤り訂正符号生成部12は、通常よりも4バイト拡張したフレーム誤り訂正符号を生成して各フレームに付加する。例えば、リードソロモン符号を4バイト拡張すると、さらに2バイトの誤り訂正が可能となる。
全体誤り訂正符号生成部13は、送信対象データ全体に対して全体誤り訂正符号を生成する。全体誤り訂正符号生成部13は、リードソロモン符号、ビタビ符号、BCH符号、LDPC符号などの周知の誤り訂正符号を生成することができる。全体誤り訂正符号のデータ長は、最終フレームからヘッダ情報、送信データ分割部11によって割り当てられたデータ、およびフレーム誤り訂正符号を除いた残りの領域に収容可能な最大長である。全体誤り訂正符号生成部13は、生成した全体誤り訂正符号を最終フレームに付加する。例えば、上記例では、21番目の最終フレームにはデータが81バイトしか割り当てられないため、ペイロードに19バイトの空きがある。さらに、そこからフレーム誤り訂正符号を除いても残り10数バイトの空きがある。そこで、全体誤り訂正符号生成部13は、送信対象データ全体に対して最大で10数バイトの全体フレーム誤り訂正符号を生成して最終フレームに付加する。例えば、10バイトのリードソロモン符号を生成することで、送信対象データ全体について5バイトの誤り訂正が可能となる。
ヘッダ情報生成部14は、各フレームのヘッダ情報を生成する。ヘッダ情報には、送信元IPアドレスや相手先IPアドレスなどのさまざまな情報が含まれる。特に、ヘッダ情報生成部14は、フレーム誤り訂正符号生成部12が生成したフレーム誤り訂正符号のデータ長の情報をヘッダ情報に付加する。これは、データ送信装置10Cから送信される固定長フレームを受信するデータ受信装置20Cに、拡張されたフレーム誤り訂正符号のデータ長を認識させて、データ受信装置20Cにおいて正しく誤り訂正できるようにするためである。さらに、ヘッダ情報生成部14は、全体誤り訂正符号のデータ長の情報を、最終フレームのヘッダ情報に付加する。これは、データ送信装置10Cから送信される固定長フレームを受信するデータ受信装置20Cに、全体誤り訂正符号のデータ長を認識させて、データ受信装置20Cにおいて正しく誤り訂正できるようにするためである。
フレーム送信部15は、固定長フレームF1〜Fnをデータカルーセル方式で順番に繰り返し送信する。送信手段として有線通信および無線通信のいずれを用いてもよい。
次に、データ受信装置20Cについて説明する。データ受信装置20Cは、データ送信装置10Cからデータカルーセル方式で送信される固定長フレームF1〜Fnを受信し、各フレームの誤り訂正を行い、誤り訂正後の全フレームのデータを連結して元のデータを復元する。データ受信装置20Cは、受信したフレームの誤り訂正ができなかった場合、当該フレームがデータ送信装置10Cから再送されるまで待って同じフレームを再度受信して誤り訂正および元データの復元を行う。
データ受信装置20Cは、主要な構成要素として、フレーム受信部21と、フレーム誤り訂正符号取得部22と、全体誤り訂正符号取得部23と、フレーム誤り訂正部24と、全体誤り訂正部25と、受信データ連結部26とを備える。
フレーム受信部21は、データ送信装置10Cから順番に繰り返し送信される固定長フレームF1〜Fnを受信する。なお、フレーム受信部21の受信開始タイミングは任意であり、途中のi番目の固定長フレームFiから受信を始めてもよい。また、受信手段として有線通信および無線通信のいずれを用いてもよい。
フレーム誤り訂正符号取得部22は、フレーム受信部21が受信したフレームのヘッダ情報から、フレーム誤り訂正符号のデータ長の情報を取得し、当該フレームから当該データ長のフレーム誤り訂正符号を取得する。なお、フレーム誤り訂正符号のデータ長の情報は、データ送信装置10Cのヘッダ情報生成部14によって付加されたものであり、フレーム誤り訂正符号は、フレーム誤り訂正符号生成部12によって生成および付加されたものである。
フレーム誤り訂正部24は、フレーム誤り訂正符号取得部22によって取得されたフレーム誤り訂正符号を用いて、フレーム受信部21が受信したフレームの誤り訂正を行う。上述したように、当該フレーム誤り訂正符号は通常のものよりも数バイト拡張されており、より強力な誤り訂正が可能である。
受信データ連結部26は、フレーム誤り訂正部24によって誤り訂正されたデータを順序通りに連結して元のデータ全体を復元する。
全体誤り訂正符号取得部23は、フレーム受信部21が受信した最終フレームのヘッダ情報から、全体誤り訂正符号のデータ長の情報を取得し、当該最終フレームから当該データ長の全体フレーム誤り訂正符号を取得する。なお、全体誤り訂正符号のデータ長の情報は、データ送信装置10Cのヘッダ情報生成部14によって付加されたものであり、全体誤り訂正符号は、全体誤り訂正符号生成部13によって生成および付加されたものである。
全体誤り訂正部25は、フレーム誤り訂正部22で誤り訂正ができなかった固定長フレームがある場合に、すべての固定長フレームのデータを連結したデータ全体に対して誤り訂正を試みる。具体的には、全体誤り訂正部25は、フレーム誤り訂正部22で誤り訂正ができなかった固定長フレームの誤り訂正前のデータとフレーム誤り訂正部22で誤り訂正ができたその他の固定長フレームの誤り訂正後のデータとを順序通りに連結して、全体誤り訂正符号取得部23によって取得された全体誤り訂正符号を用いて、当該連結したデータ全体の誤り訂正を行う。
なお、データ全体の誤り訂正が正しく行われたか否かを検証するために、全体誤り訂正部25は、フレーム誤り訂正部22で誤り訂正ができなかった固定長フレームに含まれるフレーム誤り訂正符号を用いて、全体誤り訂正部25による誤り訂正後の当該固定長フレームのデータの誤り訂正を行ってもよい。もし、当該固定長フレームについて、フレーム誤り訂正符号を用いた誤り訂正が成功すれば、全体誤り訂正部25によるデータ全体の誤り訂正が正しく行われたと言える。あるいは、全体誤り訂正部25は、フレーム誤り訂正符号以外に別途用意されたCRC符号などの誤り検出符号を用いて検証を行ってもよい。
次に、データ通信システム100Cで送受信される固定長フレームのデータ構造について説明する。図6は、本実施形態に係るデータ通信システム100Cで送受信される固定長フレームのデータ構造を模式的に示す。
上述したように、送信対象データDは、データ送信装置10Cの送信データ分割部11によって可変長Lvarで均等にn分割される。ただし、最後のn番目のデータDnは、送信対象データDのデータ長をLvarで割った剰余数に対応するデータ長のデータとなる。nは、送信対象データD全体を送信するのに必要な固定長フレームの最小数である。
各フレームF1〜Fnは、ヘッダ101、ペイロード102、およびトレーラ103から構成されており、送信データ分割部11によって均等分割された各データD1〜Dnは、各フレームF1〜Fnのペイロード102に割り当てられる。ヘッダ101、ペイロード102、およびトレーラ103のデータ長はいずれも固定長である。
ここで、Lvarはペイロード102のデータ長よりも小さい値であるため、各データD1〜Dnが割り当てられた各フレームF1〜Fnのペイロード102には数バイトの空き領域ができる。そこで、データ送信装置10Cのフレーム誤り訂正符号生成部12は、その空き領域に相当するデータ長だけフレーム誤り訂正符号を拡張して生成する。この結果、各フレームF1〜Fnにはトレーラ103のデータ長よりも長いフレーム誤り訂正符号104が付加される。さらに、各フレームF1〜Fnのヘッダ101には、付加されたフレーム誤り訂正符号104のデータ長の情報が付加される。
最終フレームFnに割り当てるデータDnのデータ長は他のフレームに割り当てられるデータのデータ長より短いため、最終フレームFnに拡張されたフレーム誤り訂正符号104を付加してもペイロード102に依然として空き領域が残る。そこで、データ送信装置10Cの全体誤り訂正符号生成部13は、その空き領域に収容可能な最大データ長の全体誤り訂正符号106を生成して最終フレームFnのペイロード102に付加する。最終フレームFnのペイロード102の残りの空き領域にはダミーデータ105が付加される。また、最終フレームFnのヘッダ101には、付加された全体誤り訂正符号106のデータ長の情報が付加される。
あるいは、最終フレームFnのペイロード102において、先頭から順にデータDn、ダミーデータ105、全体誤り訂正符号106を配置し、フレーム誤り訂正符号104の直前に全体誤り訂正符号106のデータ長の情報を配置してもよい。こうすることで、最終フレームFnの所定の位置、すなわち、フレーム誤り訂正符号104の直前を参照すれば全体誤り訂正符号106のデータ長を必ず取得することができるため、最終フレームFnのヘッダ101に全体誤り訂正符号106のデータ長の情報を付加する必要がなくなる。
このように本実施形態によると、送信対象データ全体を複数の固定長フレームに分けて送受信する場合において、送信対象データ全体を送信するのに必要なフレーム数を増やさずに各フレームの誤り訂正能力を強化するとともに、送信対象データ全体の誤り訂正能力を強化することができる。
以上のように、本発明の各実施形態によれば、データカルーセル方式のデータ通信において誤り訂正能力が強化されて、フレームの再受信待ちを減らして高速な通信が可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態の構成に限られず種々の変形が可能である。
また、上記実施形態により示した構成および処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成および処理に限定する趣旨ではない。
本発明に係るデータ送信装置、データ受信装置、およびデータ通信システムは、ITU−T H.222/H.262などの規格に準拠したデータや、CSK(Color Shift Keying)変調されたデータを送信および受信する装置およびシステムとして有用である。
100A、100B、100C データ通信システム
10A、10B、10C データ送信装置
11 送信データ分割部
12 フレーム誤り訂正符号生成部(第1の誤り訂正符号生成部)
13 全体誤り訂正符号生成部(第2の誤り訂正符号生成部)
14 ヘッダ情報生成部
15 フレーム送信部
20A、20B、20C データ受信装置
21 フレーム受信部
22 フレーム誤り訂正符号取得部(第1の誤り訂正符号取得部)
23 全体誤り訂正符号取得部(第2の誤り訂正符号取得部)
24 フレーム誤り訂正部(第1の誤り訂正部)
25 全体誤り訂正部(第2の誤り訂正部)
26 受信データ連結部
F1〜Fn 固定長フレーム
Fn 最終フレーム
D 送信対象データ
D1〜Dn 各フレームに割り当てられたデータ
Dn 最終フレームに割り当てられたデータ
101 ヘッダ
104 フレーム誤り訂正符号(第1の誤り訂正符号)
106 全体誤り訂正符号(第2の誤り訂正符号)

Claims (9)

  1. 送信対象データ全体を送信可能な最小数の固定長フレームの各フレームに、前記送信対象データを均等に分割して割り当てる送信データ分割部と、
    前記各フレームに割り当てられたデータに対して、当該フレームからヘッダ情報および当該データを除いた残りの領域に収容可能な最大長の第1の誤り訂正符号を生成し、前記各フレームに当該第1の誤り訂正符号を付加する第1の誤り訂正符号生成部と、
    前記第1の誤り訂正符号のデータ長の情報を含むヘッダ情報を生成し、前記各フレームに当該ヘッダ情報を付加するヘッダ情報生成部と、
    前記最小数の固定長フレームを順番に繰り返し送信するフレーム送信部と、を備えたデータ送信装置。
  2. 前記送信対象データ全体に対して、前記最小数の固定長フレームの最終フレームからヘッダ情報、前記割り当てられたデータ、および前記第1の誤り訂正符号を除いた残りの領域に収容可能な最大長の第2の誤り訂正符号を生成し、前記最終フレームに当該第2の誤り訂正符号を付加する第2の誤り訂正符号生成部をさらに備え、
    前記ヘッダ情報生成部は、前記第2の誤り訂正符号のデータ長の情報を含むヘッダ情報を生成し、前記最終フレームに当該ヘッダ情報を付加するものである、請求項1に記載のデータ送信装置。
  3. 送信対象データ全体を送信可能な最小数の固定長フレームの各フレームに、前記送信対象データを所定長で区切って割り当てる送信データ分割部と、
    前記各フレームに割り当てられたデータに対して所定長の第1の誤り訂正符号を生成し、前記各フレームに当該第1の誤り訂正符号を付加する第1の誤り訂正符号生成部と、
    前記送信対象データ全体に対して、前記最小数の固定長フレームの最終フレームからヘッダ情報および前記割り当てられたデータを除いた残りの領域に収容可能な最大長の第2の誤り訂正符号を生成し、前記最終フレームに当該第2の誤り訂正符号を付加する第2の誤り訂正符号生成部と、
    前記第2の誤り訂正符号のデータ長の情報を含むヘッダ情報を生成し、前記最終フレームに当該ヘッダ情報を付加するヘッダ情報生成部と、
    前記最小数の固定長フレームを順番に繰り返し送信するフレーム送信部と、を備えたデータ送信装置。
  4. 順番に繰り返し送信される固定長フレームを受信するフレーム受信部と、
    前記固定長フレームのヘッダ情報から第1の誤り訂正符号のデータ長の情報を取得し、前記固定長フレームから当該データ長の第1の誤り訂正符号を取得する第1の誤り訂正符号取得部と、
    前記第1の誤り訂正符号を用いて前記固定長フレームの誤り訂正を行う第1の誤り訂正部と、
    前記誤り訂正されたデータを順序通りに連結して元のデータ全体を復元する受信データ連結部と、を備えたデータ受信装置。
  5. 前記順番に繰り返し送信される固定長フレームの最終フレームのヘッダ情報から第2の誤り訂正符号のデータ長の情報を取得し、前記最終フレームから当該データ長の第2の誤り訂正符号を取得する第2の誤り訂正符号取得部と、
    前記第1の誤り訂正部で誤り訂正ができなかった固定長フレームがある場合、当該固定長フレームの誤り訂正前のデータとその他の固定長フレームの誤り訂正後のデータとを順序通りに連結して、前記第2の誤り訂正符号を用いて当該連結したデータ全体の誤り訂正を行う第2の誤り訂正部と、をさらに備えた請求項4に記載のデータ受信装置。
  6. 順番に繰り返し送信される固定長フレームを受信するフレーム受信部と、
    前記固定長フレームのヘッダ情報から所定長の第1の誤り訂正符号を取得する第1の誤り訂正符号取得部と、
    前記第1の誤り訂正符号を用いて前記固定長フレームの誤り訂正を行う第1の誤り訂正部と、
    前記誤り訂正されたデータを順序通りに連結して元のデータ全体を復元する受信データ連結部と、
    前記順番に繰り返し送信される固定長フレームの最終フレームのヘッダ情報から第2の誤り訂正符号のデータ長の情報を取得し、前記最終フレームから当該データ長の第2の誤り訂正符号を取得する第2の誤り訂正符号取得部と、
    前記第1の誤り訂正部で誤り訂正ができなかった固定長フレームがある場合、当該固定長フレームの誤り訂正前のデータとその他の固定長フレームの誤り訂正後のデータとを順序通りに連結して、前記第2の誤り訂正符号を用いて当該連結したデータ全体の誤り訂正を行う第2の誤り訂正部と、を備えたデータ受信装置。
  7. データ送信装置と、
    データ受信装置と、を備え、
    前記データ送信装置は、
    送信対象データ全体を送信可能な最小数の固定長フレームの各フレームに、前記送信対象データを均等に分割して割り当てる送信データ分割部と、
    前記各フレームに割り当てられたデータに対して、当該フレームからヘッダ情報および当該データを除いた残りの領域に収容可能な最大長の第1の誤り訂正符号を生成し、前記各フレームに当該第1の誤り訂正符号を付加する第1の誤り訂正符号生成部と、
    前記第1の誤り訂正符号のデータ長の情報を含むヘッダ情報を生成し、前記各フレームに当該ヘッダ情報を付加するヘッダ情報生成部と、
    前記最小数の固定長フレームを順番に繰り返し送信するフレーム送信部と、を有し、
    前記データ受信装置は、
    順番に繰り返し送信される固定長フレームを受信するフレーム受信部と、
    前記固定長フレームのヘッダ情報から第1の誤り訂正符号のデータ長の情報を取得し、前記固定長フレームから当該データ長の第1の誤り訂正符号を取得する第1の誤り訂正符号取得部と、
    前記第1の誤り訂正符号を用いて前記固定長フレームの誤り訂正を行う第1の誤り訂正部と、
    前記誤り訂正されたデータを順序通りに連結して元のデータ全体を復元する受信データ連結部と、を有する、データ通信システム。
  8. 前記データ送信装置は、前記送信対象データ全体に対して、前記最小数の固定長フレームの最終フレームからヘッダ情報、前記割り当てられたデータ、および前記第1の誤り訂正符号を除いた残りの領域に収容可能な最大長の第2の誤り訂正符号を生成し、前記最終フレームに当該第2の誤り訂正符号を付加する第2の誤り訂正符号生成部をさらに備え、
    前記ヘッダ情報生成部は、前記第2の誤り訂正符号のデータ長の情報を含むヘッダ情報を生成し、前記最終フレームに当該ヘッダ情報を付加するものであり、
    前記データ受信装置は、前記順番に繰り返し送信される固定長フレームの最終フレームのヘッダ情報から第2の誤り訂正符号のデータ長の情報を取得し、前記最終フレームから当該データ長の第2の誤り訂正符号を取得する第2の誤り訂正符号取得部と、前記第1の誤り訂正部で誤り訂正ができなかった固定長フレームがある場合、当該固定長フレームの誤り訂正前のデータとその他の固定長フレームの誤り訂正後のデータとを順序通りに連結して、前記第2の誤り訂正符号を用いて当該連結したデータ全体の誤り訂正を行う第2の誤り訂正部と、をさらに有する、請求項7に記載のデータ通信システム。
  9. データ送信装置と、
    データ受信装置と、を備え、
    前記データ送信装置は、
    送信対象データ全体を送信可能な最小数の固定長フレームの各フレームに、前記送信対象データを所定長で区切って割り当てる送信データ分割部と、
    前記各フレームに割り当てられたデータに対して所定長の第1の誤り訂正符号を生成し、前記各フレームに当該第1の誤り訂正符号を付加する第1の誤り訂正符号生成部と、
    前記送信対象データ全体に対して、前記最小数の固定長フレームの最終フレームからヘッダ情報および前記割り当てられたデータを除いた残りの領域に収容可能な最大長の第2の誤り訂正符号を生成し、前記最終フレームに当該第2の誤り訂正符号を付加する第2の誤り訂正符号生成部と、
    前記第2の誤り訂正符号のデータ長の情報を含むヘッダ情報を生成し、前記最終フレームに当該ヘッダ情報を付加するヘッダ情報生成部と、
    前記最小数の固定長フレームを順番に繰り返し送信するフレーム送信部と、を有し、
    前記データ受信装置は、
    順番に繰り返し送信される固定長フレームを受信するフレーム受信部と、
    前記固定長フレームのヘッダ情報から所定長の第1の誤り訂正符号を取得する第1の誤り訂正符号取得部と、
    前記第1の誤り訂正符号を用いて前記固定長フレームの誤り訂正を行う第1の誤り訂正部と、
    前記誤り訂正されたデータを順序通りに連結して元のデータ全体を復元する受信データ連結部と、
    前記順番に繰り返し送信される固定長フレームの最終フレームのヘッダ情報から第2の誤り訂正符号のデータ長の情報を取得し、前記最終フレームから当該データ長の第2の誤り訂正符号を取得する第2の誤り訂正符号取得部と、
    前記第1の誤り訂正部で誤り訂正ができなかった固定長フレームがある場合、当該固定長フレームの誤り訂正前のデータとその他の固定長フレームの誤り訂正後のデータとを順序通りに連結して、前記第2の誤り訂正符号を用いて当該連結したデータ全体の誤り訂正を行う第2の誤り訂正部と、を有する、データ通信システム。
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