JP6412644B2 - 無線トランシーバデバイスにおける電力節約 - Google Patents

無線トランシーバデバイスにおける電力節約 Download PDF

Info

Publication number
JP6412644B2
JP6412644B2 JP2017522516A JP2017522516A JP6412644B2 JP 6412644 B2 JP6412644 B2 JP 6412644B2 JP 2017522516 A JP2017522516 A JP 2017522516A JP 2017522516 A JP2017522516 A JP 2017522516A JP 6412644 B2 JP6412644 B2 JP 6412644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless transceiver
transceiver device
power saving
wireless
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017522516A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018503992A (ja
Inventor
ベングト リンドフ,
ベングト リンドフ,
ユフェイ ブランケンシップ,
ユフェイ ブランケンシップ,
ステファノ ソレンティノ,
ステファノ ソレンティノ,
Original Assignee
テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル), テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル) filed Critical テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
Publication of JP2018503992A publication Critical patent/JP2018503992A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6412644B2 publication Critical patent/JP6412644B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0212Power saving arrangements in terminal devices managed by the network, e.g. network or access point is master and terminal is slave
    • H04W52/0216Power saving arrangements in terminal devices managed by the network, e.g. network or access point is master and terminal is slave using a pre-established activity schedule, e.g. traffic indication frame
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0225Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal
    • H04W52/0229Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal where the received signal is a wanted signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/14Direct-mode setup
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0053Allocation of signaling, i.e. of overhead other than pilot signals
    • H04L5/0055Physical resource allocation for ACK/NACK
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/20Manipulation of established connections
    • H04W76/28Discontinuous transmission [DTX]; Discontinuous reception [DRX]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/04Large scale networks; Deep hierarchical networks
    • H04W84/042Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本開示は無線デバイスツーデバイス(D2D)ベースの通信ネットワークにおける無線トランシーバデバイスにおける電力を節約するための方法およびデバイスに関する。
通信ネットワークでは、所与の通信プロトコル、そのパラメータおよび通信ネットワークが配置される物理的な環境について、良い性能とキャパシティを得るために挑戦すべきことがある。
たとえば、D2D通信は、通信デバイスらが近接していることの利点を得て、それと同時に、通信デバイスらに制御された干渉環境において動作することを可能ならしめる手段として、かつ、セルラー通信ネットワークの配下に位置するものとして、近年に提案されてきた。典型的には、たとえば、D2D目的のセルラーアップリンクリソースを予約することによって、そのようなD2D通信は、セルラー通信ネットワークと同じスペクトルを共有することが提案されている。
D2D通信は、当分野において知られているように、アドホックネットワークとセルラーネットワークとを含む既存の無線技術のコンポーネントである。D2D通信をベースとした技術の例は、ブルートゥースやWiFiダイレクトのような電気電子学会(IEEE)802.11規格一式のいくつかの改良型などを含む。これらのD2Dベースの通信システムはアンライセンスドバンド(免許不要バンド)で動作する。
D2D通信は第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)のリリース12(Rel−12)のために現在のところ策定中である。サービスの範囲は特定されており、互いに近接しているユーザ装置(すなわち、通信デバイス)に基づいて3GPPシステムによって提供可能とるものである。
D2D通信リンクを使用する二つの方法は、ダイレクトディスカバリとダイレクト通信である。どちらのケースでも、送信側通信デバイスは、少なくとも意図された受信側通信デバイスによって直接的に受信されるべきであるD2D信号を送信する。追加の用途は、中継を含み、ネットワークインフラストラクチャもしくは通信デバイスから受信されたデータを他の通信デバイスに通信デバイスが中継したり、この反対のことを実行したりすることである。このようなD2D通信から利益を受けうるいくつかのサービスは商業サービスやパブリックセーフティ(治安)である。
D2D目的のために専用のスペクトラムを割り当てることはほとんどありえない選択肢とみなされており、なぜならスペクトラムは乏しいリソースだからであり、D2Dサービスとセルラーサービスとの間での(動的)共有化はより柔軟性があり、より高いスペクトラム効率を提供できるだろう。物理レイヤーの観点からは、Rel−12のD2Dリンクはアップリンクスペクトラム(周波数分割デュープレックス、FDDの場合)またはアップリンクサブフレーム(時分割デュープレックス、TDDの場合)で運用される。D2D信号とワイドエリアネットワークの信号は時分割多重(TDM)を使用して所与の搬送波上で多重化可能である。
セルラー通信ネットワークおよび/またはD2Dネットワークが複数の搬送波上で運用されるように構成されるといったマルチキャリアシナリオにおいても、D2Dベースの通信ネットワークは運用可能とされるべきである。そのような搬送波は単一のネットワーク事業者に属している必要は無く、コーディネートおよび同期している必要もない。
3GPP LTEは、マシンタイプ通信(MTC)の効率よいサポートのために競合無線アクセス技術として研究されてきた。いくつかのMTCの使用ケースは、既存のセルラー通信ネットワークの確定されたカバレッジと比較して、カバレッジ拡張を必要とする、建物内のより深い内部に配置されたデバイスに関連している。しかし、すでに配置されている無線アクセス技術を使用してMTCユーザ装置に対してサービスを提供することは、ネットワーク事業者にとって効率が良いだろう。
3GPP LTE Rel−12は、より長いバッテリーライフを可能とするパワーセービング(電力節約)モードと、モデムの複雑さを低減する新しいユーザ装置カテゴリーとを策定した。3GPP LTE Rel−13では、MTCのさらなる発展が、ユーザ装置のコストを削減し、カバレッジ拡張を提供するであろう。コスト削減を実現する一つの要素は、いずれかのネットワークバンド幅におけるダウンリンクおよびアップリンクにおいて、約1.4MHzの、削減されたユーザ装置無線周波数バンド幅を導入することである。MTCユーザ装置のコスト削減は、インターネット・オブ・シングス(IoT)のコンセプトの実装のために、さらに寄与するであろう。多くの用途のために使用されるMTCユーザ装置は低い動作消費電力を必要とし、頻繁でない小さなバースト送信で通信することが期待される。
低電力で低複雑なMTC通信のための提案として、MTCデバイスがLTE D2D通信を使用することによってリレー(中継)ノードと通信してもよいだろう。ついで中継ノードはセルラー通信ネットワーク(LTEなど)の無線アクセスネットワークノード(進化型ノードB(eNodeBまたはeNB)など)と通信してもよいだろう。このようなアプローチを使用する利点の一つは、(Rel−13で必要とされている)カバレッジ拡張が達成されることと、MTCの複雑性のいくつかを単一の中継ノードに移すことができることである。よって、(いくつかのMTCデバイスらのためのリレーとして動作しうる)中継ノードを介したD2D通信を使用することによって、LTEベースのキャピラリー(毛細血管的な)ネットワーク構造を構築することが可能となる。
上述したD2D通信アプローチに基づいて、リレーとして動作する無線デバイスと、MTCデバイスとして動作する無線デバイスとの間の柔軟なD2D通信リンクを用いたマルチホップシステムをセットアップすることが想像される。しかし、リレーとして動作する無線デバイスとMTCデバイスとして動作する無線デバイスとの間のリンクの効率よいセットアップのためのサポートは現在のところ存在していないし、低電力でかつ低コストMTCをサポートするための効率よいマルチホップ無線インタフェースも存在しない。
したがって、マルチホップシナリオにおける電力節約モード(PSM)を策定し、かつ、構成することについてのニーズが存在する。単一リンクであるeNB−MTCコネクションのために策定された従来技術であるRel−12のPSMを適用することは、いくつかの欠点を招いてしまう。
・PSM Rel−12は、スモールバンド幅(BW)のMTCデバイスのために策定されておらず、従来技術の方法を適用することができない。
・PSM Rel−12は、TDD D2Dのために策定されていないし、リレーとMTCユーザデバイス(UE)との間の通信に関する特定の制限についても策定されていない。
・リレーノードを介して通信するスモールBW MTC UEのフレームワーク内にフィットする、PSMのためのリカバリー/リエスタブリッシュメント(再確立)プロシージャが、Rel−12では策定されていない。
・PSM Rel−12は、一般に、マルチホップシステムのために策定されてはいない。
本開示の目的は、従来技術の問題を少なくとも緩和する、マルチホップシナリオにおける無線トランシーバデバイス(例:UE)において電力節約モードを設定するための改良された方法およびデバイスを提供することである。
本開示の観点によれば、デバイスツーデバイス(D2D)通信ネットワーク内の第一無線トランシーバデバイスと第二無線トランシーバデバイスとの間の無線D2DリンクをサポートするD2D通信ネットワークにおいて第一無線トランシーバデバイスによって実行される方法が提供される。第二無線トランシーバデバイスは、第一無線トランシーバデバイスを介してセルラー通信ネットワークへのアクセスを提供される。本方法は、無線D2D通信リソース上で、第二無線トランシーバデバイスからキャパビリティインフォメーション(能力情報)を受信することを含む。本方法はさらに、受信された能力情報に基づく電力節約モード設定についての電力節約情報を、第二トランシーバデバイスに送信することを含む。電力節約情報は、第二トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間とについての情報を含む。本方法はさらに、電力節約モード設定にしたがって第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間の終わりに伴い、第一無線トランシーバデバイスとの第二無線トランシーバデバイスの再同期を容易にするために、電力節約モード設定に少なくとも部分的に基づくタイミングを持つ同期信号を送信することを含む。
本開示の他の観点によれば、デバイスツーデバイス(D2D)通信ネットワーク内の第一無線トランシーバデバイスと第二無線トランシーバデバイスとの間の無線D2DリンクをサポートするD2D通信ネットワークのための第一無線トランシーバデバイスが提供される。第一無線トランシーバデバイスは、第一無線トランシーバデバイスを介してセルラー通信ネットワークへのアクセスを第二無線トランシーバデバイスに提供するように構成されている。第一無線トランシーバデバイスは、プロセッシングユニットと、当該プロセッシングユニットにより実行可能なインストラクションを記憶する記憶媒体とを有し、これにより、第一無線トランシーバデバイスは、無線D2D通信リソース上で、第二無線トランシーバから能力情報を受信するように動作可能となる。第一無線トランシーバデバイスは、さらに、受信された能力情報に基づく電力節約モード設定についての電力節約情報を、第二トランシーバデバイスに送信するように動作する。電力節約情報は、第二トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間とについての情報を含む。第一無線トランシーバデバイスは、さらに、電力節約モード設定にしたがって第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間の終わりに伴い、第一無線トランシーバデバイスとの第二無線トランシーバデバイスの再同期を容易にするために、電力節約モード設定に少なくとも部分的に基づくタイミングを持つ同期信号を送信するように動作する。
本開示の他の観点によれば、デバイスツーデバイス(D2D)通信ネットワーク内の第二無線トランシーバデバイスと第一無線トランシーバデバイスとの間の無線D2DリンクをサポートするD2D通信ネットワークにおいて第二無線トランシーバデバイスによって実行される方法が提供される。第二無線トランシーバデバイスは、第一無線トランシーバデバイスを介してセルラー通信ネットワークへのアクセスを提供される。本方法は、無線D2D通信リソース上で、第一無線トランシーバデバイスへ能力情報を送信することを含む。本方法はさらに、電力節約モード設定についての電力節約情報を決定することを含み、電力節約情報は、第二トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間についての情報を含む。本方法はさらに、電力節約モード設定にしたがってスリープ期間に遷移することを含む。本方法はさらに、スリープ期間の終わりに伴い、第一無線トランシーバデバイスから同期信号を受信することによって第一無線トランシーバデバイスと再同期することを含む。
本開示の他の観点によれば、デバイスツーデバイス(D2D)通信における第二無線トランシーバデバイスと第一無線トランシーバデバイスとの間の無線D2DリンクをサポートするD2D通信ネットワークのための第二無線トランシーバデバイスが提供される。第二無線トランシーバデバイスは、第一無線トランシーバデバイスを介したセルラー通信ネットワークへのアクセスを提供されるように構成されている。第二無線トランシーバデバイスは、プロセッシングユニットと、当該プロセッシングユニットにより実行可能なインストラクションを記憶する記憶媒体とを有し、これにより、第二無線トランシーバデバイスは、無線D2D通信リソース上で、第一無線トランシーバへ能力情報を送信するように動作可能となる。第二無線トランシーバデバイスは、さらに、電力節約モード設定についての電力節約情報を決定するように動作する。電力節約情報は、第二トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間とについての情報を含む。第二無線トランシーバデバイスは、電力節約モード設定にしたがってスリープ期間に遷移するように動作する。第二無線トランシーバデバイスは、スリープ期間の終わりに伴い、第一無線トランシーバデバイスから同期信号を受信することによって、第一無線トランシーバデバイスと再同期するように構成されている。
本開示の他の観点によれば、無線トランシーバデバイスに含まれているプロセッサ回路上でコンピュータ実行可能なコンポーネントが実行されと、本開示の本方法の実施形態を無線トランシーバデバイスに実行させるための、コンピュータ実行可能なコンポーネントを含むコンピュータプログラムプロダクトが提供される。
本発明の他の観点によれば、デバイスツーデバイス(D2D)通信ネットワーク内の第一無線トランシーバデバイスと第二無線トランシーバデバイスとの間の無線D2DリンクをサポートするD2D通信ネットワークにおいて、第一無線トランシーバデバイスを介したセルラー通信ネットワークへのアクセスが第二無線トランシーバデバイスに提供され、第一無線トランシーバデバイスのプロセッサ回路上で実行されると、第一無線トランシーバデバイスに、無線D2D通信リソース上で、能力情報を第二無線トランシーバデバイスから受信させることがきるコンピュータプログラムコードを含むコンピュータプログラムが提供される。当該コードは、第一無線トランシーバデバイスに、受信された能力情報に基づく電力節約モード設定についての電力節約情報を、第二トランシーバデバイスへ送信させることができる。電力節約情報は、第二トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間とについての情報を含む。当該コードは、さらに、第一無線トランシーバデバイスに、電力節約モード設定にしたがった第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間の終わりに伴い、第一無線トランシーバデバイスとの第二無線トランシーバデバイスの再同期を容易にするために、電力節約モード設定に少なくとも部分的に基づくタイミングを持つ同期信号を送信させることができる。
本発明の他の観点によれば、デバイスツーデバイス(D2D)通信内の第一無線トランシーバデバイスと第二無線トランシーバデバイスとの間の無線D2DリンクをサポートするD2D通信ネットワークにおいて、第一無線トランシーバデバイスを介してセルラー通信ネットワークへのアクセスが第二無線トランシーバデバイスに提供され、第二無線トランシーバデバイスのプロセッサ回路上で実行されると、第二無線トランシーバデバイスに、無線D2D通信リソース上で、能力情報を第一無線トランシーバデバイスへ送信させることがきるコンピュータプログラムコードを含むコンピュータプログラムが提供される。当該コードは、さらに、電力節約モード設定についての電力節約情報を第二無線トランシーバデバイスに決定させることができ、電力節約情報は、第二トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間についての情報を含む。当該コードは、さらに、第二無線トランシーバデバイスに、電力節約モード設定にしたがってスリープ期間に遷移させることができる。当該コードは、さらに、第二無線トランシーバデバイスに、スリープ期間の終わりに伴い、第一無線トランシーバデバイスから同期信号を受信することによって第一無線トランシーバデバイスと再同期させることができる。
本開示の他の観点によれば、本開示のコンピュータプログラムの実施形態と当該コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読手段とを含むコンピュータプログラムプロダクトが提供される。
本開示の観点によって、電力節約モードは、第二無線トランシーバデバイスが第一無線トランシーバデバイス(少なくとも部分的にリレーとして動作する)を介して接続される、マルチホップシナリオにおいて、第二無線トランシーバデバイスにおいて設定可能である。第一無線トランシーバデバイスは、セルラー無線通信ネットワークのネットワークノードの代わりに第二無線トランシーバデバイスを取り扱う限りにおいて異なっている。よって、電力が第二無線トランシーバデバイスにおいて節約可能となる。
「電力節約モード」は広い感覚で解釈されるべきものと理解されるものであり、できる限り電力を節約し、かつ、バッテリーライフを延ばすために、無線トランシーバデバイスを非アクティブ状態(スリーブ状態またはパワーオフ状態)に滞在させるように適合したいずれかの技術に言及した、3GPPで策定された既存の電力節約モードによって限定されるものではない。一例として、電力節約モードは、タイマーベースのものであってもよく、無線トランシーバデバイスはタイマーがセットされるごとに非アクティブ状態に一回遷移する。無線トランシーバデバイスは、タイマーがセットされると非アクティブ状態に遷移する。無線トランシーバデバイスが非アクティブ状態である間は、タイマーは継続的に動作している。タイマーが切れると、無線トランシーバデバイスは非アクティブ状態からアクティブ状態に変化する。他の例では、電力節約モードは、アクティブ期間と非アクティブ期間との間でトグルする(切り替わる)ように無線デバイスをトリガーすることによって実現されてもよい。無線トランシーバデバイスは、規定された周期でもって非アクティブ期間とアクティブ期間との間で切り替わってもよい。さらに他の例によれば、電力節約モードはイベントによってトリガーされてもよく、たとえば、無線トランシーバデバイスはある条件(ペイロードの配送が終わるなど)が満たされたときに非アクティブ状態に遷移し、他の条件(データペイロードの到着など)が満たされると非アクティブ状態を抜け出す。「削減された電力モード」という用語は「電力節約モード」と相互に交換可能に使用されてもよい。また、「スリープ期間」という用語は「非アクティブ期間」という用語と相互に置換されてもよい。ここで議論される期間/状態は必ずしも周期的でなくてもよいため、「期間」という用語に代えて、スリープ/非アクティブ状態またはアクティブ状態のように、「状態」という用語が使用されてもよい。
なお、いずれかの観点におけるいずれかの特徴はそれが適切である限り、他の観点に適用されてもよい。同様に、いずれかの観点におけるいずれかの利点はいずれかの他の観点に適用されうる。添付の実施形態の他の目的、特徴および利点は以下の詳細な開示、添付の特許請求の範囲および図面から明白となろう。
一般に、特許請求の範囲で使用されるすべての用語は、明示的に他の定義がなされていない限り、当該技術分野における一般的な意味に解されるべきである。「要素、装置、コンポーネント、手段、ステップ、その他」についての言及は、明示的に他のものを指していない限り、少なくとも一つの要素、装置、コンポーネント、手段、ステップ、その他に言及しているものとしてオープンに解釈されるべきである。ここで開示されるいずれかの方法のステップは、明示的に言及されない限り、開示された順番の通りに実行される必要は無い。本開示における異なる特徴/コンポーネントについて「第一」、「第二」、その他の使用は、特徴/コンポーネントを他の特徴/コンポーネントと区別することだけが意図されており、特徴/コンポーネントに順番や階層を与えるものではない。
実施形態はさらに詳細にかつ添付の図面を参照しながら一例として説明される。
本開示に従った通信ネットワークの実施形態を示す図である。 本開示に従った無線トランシーバデバイスの実施形態を示すブロック図である。 本開示に従った第一無線トランシーバデバイスの実施形態の機能モジュールを示すブロック図である。 本開示に従った第二無線トランシーバデバイスの実施形態の機能モジュールを示すブロック図である。 本開示に従ったコンピュータプログラムプロダクトの実施形態を示す図である。 本開示に従った第一および第二無線トランシーバデバイスの間でのD2Dシグナリングを示すシグナリングシーケンス図である。 第一無線トランシーバデバイスによって実行される方法の実施形態を示すフローチャートである。 第一無線トランシーバデバイスによって実行される方法の他の実施形態を示すフローチャートである。 第二無線トランシーバデバイスによって実行される方法の実施形態を示すフローチャートである。 第二無線トランシーバデバイスによって実行される方法の他の実施形態を示すフローチャートである。
以下では実施形態を示す添付の図面を参照しながら実施形態がより完全に説明される。しかし、本開示の範囲内で、多くの異なる形態の他の実施形態も可能である。本開示が十分で完全なものとなるように例示によって以下の実施形態が提供され、当業者に対して本開示の範囲を完全に伝えることになる。本説明の全般にわたって同様の要素には同様の番号が付与される。
PSMプロシージャとそれに対応する構成がここでは開示され、これは、たとえばLTEにおけるマルチホップシナリオと、たとえばMTCなどの無線トランシーバデバイスと、リレーノードと、たとえばLTEなどのセルラー通信ネットワークのシステムバンド幅よりも小さなシステムバンド幅を用いてD2Dを使用した相互の通信とに適している。スリープ期間タイマーが満了した後での再同期が失敗した場合に、再確立プロシージャがさらに提供される。
図1は、ここで提供される実施形態を適用可能なD2Dネットワーク10aとセルラーネットワーク10bとを有する通信ネットワーク10を示した図である。通信ネットワーク10は、以下で説明される原理を適用できる限りにおいて、一般に、W−CDMA(ワイドバンド符号分割多元接続)、LTE(ロングタームエボリューション)、EDGE(GSMエボリューションのための拡張データレートもしくは拡張GPRS(汎用パケット無線サービス))、CDMA2000(符号分割多元接続2000)、時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)、その他などのうちのいずれか一つまたはそれらのコンビネーションに準拠していてもよい。
セルラー通信ネットワーク10bは少なくとも一つのネットワーク(NW)ノード11を含む。ネットワークノード11は無線アクセスネットワーク(RAN)ノードであってもよく、無線基地局、ベーストランシーバ局、無線ネットワーク制御装置、ノードB、eNB、または、WiFiアクセスポイントそして提供されてもよい。
少なくとも一つのネットワークノード11は動作可能にコアネットワーク14と接続し、無線デバイス(WD)12a、12b、12c、12d、12eへの無線コネクティビティの形式でサービスネットワーク15(たとえばインターネット)へのネットワークアクセスを提供できるよう、無線基地局として機能するように配置されてもよい。無線デバイス12a−eは、ユーザ装置(UE)、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ステーショナリーコンピュータ、デバイツーデバイス(D2D)通信デバイス、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、無線センサ、その他などのいずれかのコンビネーションであってもよい。無線デバイス12a−eは、したがって、ネットワークノード11への無線コネクションを確立することによって、サービスネットワーク15によって提供されるサービスおよびデータを有効化される。しかし、無線デバイス12a−eのいくつか、たとえば、無線デバイス12cを除いた残りのすべての無線デバイスは、ネットワークノード11に対する直接的な無線コネクションを確立できなくてもよい。代わりに、これらの無線デバイス12a、12b、12d、12eはネットワークノードに対する間接的な無線コネクション(つまり、各ペアとなるリンク間で中継器として動作する、無線デバイス12a−eのうちの一つと少なくとも二つのリンクを介して)を確立しうる。そのようなリンクはD2D通信に基づいて確立されてもよい。一般に、D2D通信は、二つの無線デバイス間においてダイレクトディスカバリ(直接探索)とダイレクト通信とを含む。いくつかのコンテキストによれば、D2D通信リンクはサイドリンクと呼ばれることもあろう。
このようにして、リレー(中継器)として動作する無線デバイス12a、12c、12dと、MTCデバイスとして動作する無線デバイス12b、12eとの間の柔軟なD2D通信リンクを用いるマルチホップシステムがセットアップされる。しかし、リレーとして動作する無線デバイスとMTCデバイスとして動作する無線デバイスとの間のリンクを効率よくセットアップする規格は現在のところ存在しない。ここでは、D2Dネットワーク10aにおけるWD12bは、セルラーネットワーク10bへのアクセスを取得するためにリレーとして第一無線トランシーバデバイスを使用する第二無線トランシーバデバイスとしてみなされるように選択される。第一無線トランシーバデバイス12aはセルラーネットワーク10bのNWノード11に対して直接的に接続されていてもよいし、第三無線トランシーバデバイス12cを介して間接的に接続されていてもよい。
図2aは、いくつかの機能ユニットの観点から、実施形態にしたがった無線デバイス12a、12b、12c、12d、12eのコンポーネントを示している。プロセッシングユニット(いわゆるプロセッサ回路)21は、たとえば、データ記憶装置23の形式のコンピュータプログラムプロダクト30(図3)に記憶されたソフトウエアインストラクションを実行可能な、適切な中央処理装置(CPU)、マルチプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、その他などのうちの一つ以上のいずれかの組み合わせを使用して適用される。よって、これによりプロセッシングユニット21はここで開示されるような方法を実行するように構成されている。記憶媒体23は、さらに、たとえば、磁気メモリ、光学メモリ、ソリッドステートメモリ、またはリモートでマウントされたメモリのうちのいずれか一つまたは組み合わせである、持続的な記憶装置を含んでもよい。無線デバイス12a−eは、さらに、他の無線デバイス12a−eおよび/またはネットワークノード11と通信するための通信インタフェース22を含んでもよい。同様に、通信インタフェース22は、アナログおよびデジタルコンポーネントや無線通信のための適切な数のアンテナを含む、一つ以上の送信機及び受信機を含んでもよい。プロセッシングユニット21は、たとえば、データおよび制御信号を通信インタフェース22や記憶媒体23に送信したり、通信インタフェース22からデータや報告を受信したり、記憶媒体23からデータやインストラクションを抽出することによって、無線デバイス12a−eの一般的な動作を制御する。機能的に関連している限りにおいて、無線デバイス12a−eの他のコンポーネントは、ここで提供されるコンセプトを邪魔しないように、省略されている。無線デバイス12a−eはスタンドアローンデバイスとして提供されてもよいし、他のデバイスの一部として提供されてもよい。たとえば、無線デバイス12a−eはここで説明されるようにリレーデバイスの中に、またはMTCデバイスの中に提供されてもよい。
よって、本開示の観点によれば、デバイスツーデバイス(D2D)通信における第一無線トランシーバデバイスと第二無線トランシーバデバイスとの間の無線D2DリンクをサポートするD2Dネットワーク10aのための第一無線トランシーバデバイス12aが提供される。第一無線トランシーバデバイスは、第一無線トランシーバデバイスを介してセルラー通信ネットワーク10bへのアクセスを第二無線トランシーバデバイスに提供するように構成されている。第一無線トランシーバデバイスは、プロセッシングユニット21と、当該プロセッシングユニット21により実行可能なインストラクション31を記憶する記憶媒体23とを有し、これにより、第一無線トランシーバデバイス12aは、無線D2D通信リソース上で、第二無線トランシーバ12bから能力情報を受信するように動作可能となる。第一無線トランシーバデバイスは、また、受信された能力情報に基づいて電力節約モード設定についての電力節約情報を第二トランシーバデバイス12bに対して送信するように動作し、電力節約情報は第二トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間とについての情報を含む。第一無線トランシーバデバイスは、さらに、電力節約モード設定にしたがった第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間の終わりに伴い、第一無線トランシーバデバイス12aとの第二無線トランシーバデバイス12bの再同期を容易にするために、電力節約モード設定に少なくとも部分的に基づくタイミングを持つ同期信号を送信するように動作する。
本開示の他の観点によれば、デバイスツーデバイス(D2D)通信ネットワーク内の第一無線トランシーバデバイス12aと第二無線トランシーバデバイスとの間の無線D2DリンクをサポートするD2D通信ネットワーク10aのための第二無線トランシーバデバイス12bが提供される。第二無線トランシーバデバイスは、第一無線トランシーバデバイスを介したセルラー通信ネットワーク10bへのアクセスを提供されるように構成されている。第二無線トランシーバデバイスは、プロセッシングユニット21と、当該プロセッシングユニット21により実行可能なインストラクション31を記憶する記憶媒体23とを有し、これにより、第二無線トランシーバデバイス12bは、無線D2D通信リソース上で、第一無線トランシーバ12aへ能力情報を送信するように動作可能となる。第二デバイス12bは、さらに、電力節約モード設定についての電力節約情報を決定するように動作可能であり、電力節約情報は、第二トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間についての情報を含む。第二デバイス12bは、さらに、電力節約モード設定にしたがってスリープ期間に遷移するように作動する。第二デバイス12bは、さらに、スリープ期間の終わりに伴い、第一無線トランシーバデバイスから同期信号を受信することによって第一無線トランシーバデバイス12aと再同期するように作動する。
図2bは第一無線トランシーバデバイス12aの実施形態を機能的に示すブロック図である。すでに言及したように、プロセッサ回路21は、第一デバイス12aに本開示の方法の実施形態を実施するように可能ならしめるソフトウエア31を実行してもよく、これにより、第一デバイス12aにおいて、たとえば本方法の複数のステップを実行するようにプロセッサ回路21の内部に機能モジュールが形成されうる。これらのモジュールは第一デバイス12a内でブロックとして図示されている。よって、第一デバイス12aは、無線D2D通信リソース上で、第二無線トランシーバデバイス12bから能力情報を受信するための受信機モジュール24を含む。さらに、第一デバイスは、受信された能力情報に基づいて電力節約モード設定についての電力節約情報を第二トランシーバデバイス12bに対して送信するための送信機モジュール25を含み、電力節約情報は第二トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間とについての情報を含む。さらに、送信機モジュールは、電力節約モード設定にしたがった第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間の終わりに伴い、第一無線トランシーバデバイス12aとの第二無線トランシーバデバイス12bの再同期を容易にするために、電力節約モード設定に少なくとも部分的に基づくタイミングを持つ同期信号を送信するように構成されている。第一デバイス12aのいくつかの実施形態によれば、第一デバイスはさらに、電力節約モード設定にしたがって第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間の間に、第二無線トランシーバデバイス12bを宛先とした情報であってセルラーネットワーク10b(たとえばネットワークノード11)から受信された情報を記憶するための記憶モジュールを有している。それらの実施形態によれば、送信機モジュールは、さらに、電力節約モード設定にしたがった第二無線トランシーバデバイスのアクティブ期間において、第二無線トランシーバデバイス12bに対して記憶されている情報を送信するように構成されてもよい。
図2cは第二無線トランシーバデバイス12bの実施形態を機能的に示すブロック図である。すでに言及したように、プロセッサ回路21は、第二デバイス12bに本開示の方法の実施形態を実施するように可能ならしめるソフトウエア31を実行してもよく、これにより、第二デバイス12bにおいて、たとえば本方法の複数のステップを実行するように、プロセッサ回路21の内部に機能モジュールが形成されうる。これらのモジュールは第二デバイス12b内でブロックとして図示されている。よって、第二デバイス12bは、無線D2D通信リソース上で、第一無線トランシーバデバイス12aへ能力情報を送信するための送信機モジュール25を含む。第二デバイス12bは、さらに、電力節約モード設定について、電力節約情報を決定する(たとえば、受信機モジュール24によってたとえばNWノード11を介してセルラーネットワーク10bから電力節約情報を受信することを含む)ためのPSM情報決定モジュール27を有し、電力節約情報は第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間とについての情報を含む。第二デバイス12bは、さらに、電力節約モード設定にしたがってスリープ期間に遷移するためのスリープモード遷移モジュール28を有する。第二デバイス12bは、さらに、スリープ期間の終わりに伴い、受信機モジュール24によって第一無線トランシーバデバイスから同期信号44を受信することによって第一無線トランシーバデバイス12aと再同期するための、再同期モジュール29を含む。
図3はコンピュータプログラムプロダクト30を示している。コンピュータプログラムプロダクト30は、コンピュータにより実行可能なコンポーネント31の形式で、コンピュータプログラム31を含むコンピュータ可読媒体32を含む。コンピュータプログラム/コンピュータ実行可能コンポーネント31は、無線トランシーバデバイス12、たとえば、ここで議論されている第一デバイス12aまたは第二デバイス12bに、本開示の方法の実施形態を実行させるように構成されていてもよい。コンピュータプログラム/コンピュータ実行可能コンポーネントは、デバイスに本方法を実行させるために、デバイス12のプロセッサ回路21上で実行されてもよい。コンピュータプログラムプロダクト30は、たとえば、デバイス12内に含まれ、プロセッサ回路21に関連付けられた記憶装置またはメモリ23の中に含まれていてもよい。あるいは、コンピュータプログラムプロダクト30は、たとえばCD、DVDもしくはハードディスク/ドライブなどのコンピュータ可読ディスク、または、たとえばRAMもしくはフラッシュメモリなどのソリッドステート記憶媒体のような、セパレートされた、たとえば、移動可能な記憶手段であるか、そのような記憶手段の一部であってもよい。
図4は本開示に従った第一および第二無線トランシーバデバイス12a、12の間でのD2Dシグナリングを示すシグナリングシーケンス図である。第二デバイス12b(たとえば、MTCデバイス)が第一デバイス12a(たとえば、リレー/リモートノード)を一度検知すると、能力情報41を第一デバイスへ送信する。当該情報は、第一の構成されたサブチャネル(典型的には、六つの中央物理リソースブロックPRB)上で送信される。PSM設定は、第一のセットの周波数/時間(f/t)リソース上で第二デバイスへ送信される第一に、スケジューリング割り当て(SA)42(他のSAと区別するために図では42aと呼ばれている)が送信され、そしてアクティブ期間とスリープ/非アクティブ期間とのためのタイマーや、可能であれば、使用されるDRXサイクルやアクティブ期間においてリッスンされるべき信号やチャネルについての他の情報などを含む、実際のPSM情報43が送信される。PSM設定は、さらに、すぐにやってくるセッションにおいて通信するための第二セットのf/tリソースを含んでもよい。そして、第二デバイスは、通信インタフェース22のトランシーバ(TRX)が電源オフされるスリープ期間に遷移して、スリープする。可能であれば、スリープ期間タイマーを動作させるタイムキーピング機能を除き、第二デバイス12bのすべての機能が電源オフされてもよい。スリープ期間は用途に依存して数分から数時間の長さを有してもよい。スリープ期間タイマーが満了しそうになると、第二デバイスは、第一デバイス12aから第一または第二f/tリソース上で送信されるD2D同期信号(SS)44と同期することによって、再同期を実行する。そして、第二デバイス12bは、ウェイクアップ信号45を受信し、15秒から30秒にわたるアクティブ期間中に、設定されたDRXサイクル(たとえば、2.56秒ごと)にしたがってNW10から潜在的なページング信号をモニターする。アクティブ期間タイマーは、たとえば、スリープ期間タイマーが満了したこと、または、ウェイクアップ信号45を受信したことに応じて、スタートされる。アクティブ期間において、第二デバイス12bは、スケジューリングリクエスト42bだけでなく、第二デバイス12bを宛先とするデータ46を受信してもよい。そして、第二デバイスは再びスリープし、スリープ期間タイマーを起動する。
図5aは、第一無線トランシーバデバイス12aによって実行される方法の実施形態を示すフローチャートである。第一無線トランシーバデバイス12aは、D2Dネットワークにおいて第一無線トランシーバデバイスと第二無線トランシーバデバイスとの間の無線D2DリンクをサポートするD2D通信ネットワーク10aに位置している。第二無線トランシーバデバイスは、典型的にはリレーとして動作する第一無線トランシーバデバイスを介してセルラー通信ネットワーク10bへのアクセスを提供される。第一デバイス12aは、無線D2D通信t/fリソース上で、第二無線トランシーバデバイス12bから能力情報を受信する(S10)。そして、第一デバイス12aは、受信された能力情報に基づく電力節約モード設定についての電力節約情報43を、第二トランシーバデバイス12bに送信する(S20)。電力節約情報は、第二トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間とについての情報を含む。さらに、第一デバイス12aは、電力節約モード設定にしたがった第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間の終わりに伴い、第一無線トランシーバデバイス12aとの第二無線トランシーバデバイス12bの再同期を容易にするために、電力節約モード設定に少なくとも部分的に基づくタイミングで同期信号44を送信する(S30)。第一デバイス12aはS20で送信した情報についての電力節約モード設定について少なくとも部分的に知っているため、第二デバイス12bが同期信号44をリッスンすることを期待できるときに、同期信号44を送信してもよい。
図5bは、第一無線トランシーバデバイス12aによって実行される方法の他の実施形態を示すフローチャートである。能力情報の受信ステップS10、電力節約情報の送信ステップS20、および、同期信号の送信ステップS30は、図5aにおいて議論された通りである。
さらに、能力情報41がS10で受信された後に、第一デバイス12aは、いくつかの実施形態において、S10で受信された能力情報についての情報を、セルラーネットワーク10b、たとえば、NWノード11に対して送信してもよい(S12)。そして、第一デバイス12aは、第二トランシーバデバイス12bに電力節約情報43をS20で送信する前に、セルラーネットワーク10bから電力節約モード設定についての電力節約情報を受信してもよい(S14)。電力節約情報43は、よって、第二デバイス12bへ電力節約情報43が送信される前に第一デバイス12aが自分自身で編集したというよりは、セルラーNW10から受信されたものであってもよい。
さらにまたは代替的に、第一デバイス12aはいくつかの実施形態において、S20で送信された電力節約モード設定にしたがった第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間の間に、第二無線トランシーバデバイス12bを宛先とした情報であってセルラーネットワーク10bから受信された情報を記憶する(S22)。そして、その後のステージで、第一デバイス12aは、電力節約モード設定にしたがった第二無線トランシーバデバイスのアクティブ期間において、第二無線トランシーバデバイス12bへ、S22で記憶された情報を送信してもよい(S34)。
さらにまたは代替的に、本開示のいくつかの実施形態において、同期信号44の送信(S30)の後で、第一デバイス12aは、電力節約モード設定にしたがったアクティブ期間に遷移するよう、第二無線トランシーバデバイス12bに促すためのウェイクアップ信号45を送信してもよい(S32)。
さらにまたは代替的に、本開示のいくつかの実施形態において、第二デバイス12bがアクティブ期間においてアクティブになると、第一デバイス12aはセルラーNW10b、たとえば、NWノード11からのいずれかのページング情報を第二デバイスへ転送してもよい(S36)。これは、S22で記憶されたページング情報の送信(S34)に対して追加されてもよい。
図6aは、第二無線トランシーバデバイス12bによって実行される方法の実施形態を示すフローチャートである。第二デバイス12bは、D2Dネットワークにおいて第一無線トランシーバデバイス12aと第二無線トランシーバデバイスとの間の無線D2DリンクをサポートするD2D通信ネットワーク10a内に位置している。第二無線トランシーバデバイスは、第一無線トランシーバデバイスを介してセルラー通信ネットワーク10bへのアクセスを提供される。第二デバイス12bは、無線D2D通信リソース上で、第一無線トランシーバデバイス12aへ能力情報を送信する(S110)。その前後で、第二デバイス12bが電力節約モード設定についての電力節約情報を決定するが(S120)、電力節約情報は、第二トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間についての情報を含む。そして、S120で決定された情報にかかる電力節約モード設定にしたがって、第二デバイス12bはスリープ期間に遷移する(S130)。スリープ期間の終わりに伴い、第二デバイス12bは、第一無線トランシーバデバイスから受信された同期信号44による補助を受けて、第一無線トランシーバデバイス12aと再同期する(S140)。
図6bは、第二無線トランシーバデバイス12bによって実行される方法の他の実施形態を示すフローチャートである。能力情報の送信ステップS110、電力節約情報の決定ステップS120、スリープ期間への遷移ステップS130、および、第一デバイス12aとの再同期のステップS140は図6aを用いて説明された通りである。
さらに、本開示のいくつかの実施形態において、S120の電力節約情報の決定は、第二デバイスが第一無線トランシーバデバイス12aから電力節約情報43を受信すること(S122)を含む。さらに、電力節約情報43は、第二デバイス12bにおいて事前に設定されていてもよい。
さらにまたは代替的に、第一セットのD2D通信リソース上で電力節約情報43がS122で受信される、本開示のいくつかの実施形態において、第二デバイス12bは、第一セットの通信リソースとは少なくとも部分的に異なっている第二セットのf/tリソース上で同期信号44を受信する(S141)。そして、第二デバイス12bは、再同期S140の一部として、第二セットの通信リソース上で、同期に成功してもよい(S142)。
代替的に、第一セットのD2D通信リソース上で電力節約情報43がS122で受信される、本開示のいくつかの実施形態において、第二デバイス12bは、S141でSS44を受信することができなかったことで、第二セットの通信リソース上での同期に失敗したことを判定してもよい(S145)。そして、第二デバイス12bは、同期信号44を第一セットの通信リソース上で受信することに成功し(S146)、再同期S140の一部として、第一セットの通信リソース上で同期してもよい(S147)。
一般に、第一セットのリソースは、複数の第二デバイス12bと接続を開始するために第一デバイス12aによって使用されてもよく、これは第一セットのリソースを停滞させないために、その後の通信のために第二セットのリソースを使用するよう各第二デバイスに指示することが便利であろう。第二セットのリソース(異なる第二デバイス12bについて同一であっても違っていてもよい)についての情報は、たとえば、第二デバイスによってS122で受信される電力節約情報の一部として第二デバイス12bのそれぞれに送信されてもよいし、または、電力節約情報とは別に送信されてもよい。しかし、第二デバイス12bが第二セットのリソースを用いた再同期に失敗した場合、第一セットのリソースを使用することに戻ってもよい。第二デバイス12bが第一リソース上での再同期にも成功しなかった場合、第二デバイス12bは電力節約モードにとどまってもよい。
さらにまたは代替的に、本開示の方法のいくつかの実施形態において、第二デバイス12bは、S140の再同期の後で、電力節約モード設定にしたがったアクティブ期間に遷移するよう、第二無線トランシーバデバイス12bに促すためのウェイクアップ信号45を受信してもよい(S150)。もしS150で何らのウェイクアップ信号も受信されなければ、第二デバイスは、スリープモードに遷移し、スリープ期間タイマーを再スタートすることによって、再びスリープに戻ってもよい。
本開示の方法のいくつかの実施形態において、電力節約情報43は、第一セットのD2D通信リソース上で、第一デバイス12aから送信され(S20)、第二デバイス12bによって受信されるが(S122)、この第一セットの通信リソースは第一無線トランシーバデバイス12aのための利用可能な通信リソースのサブセットである。いくつかの実施形態において、さらに電力節約情報43は、第一無線トランシーバデバイス12aと第二無線トランシーバデバイス12bとの間のD2D通信のための第二セットの通信リソースについての情報を含むが、この第二セットの通信リソースは、第一セットの通信リソースとは少なくとも部分的に異なる、第一無線トランシーバデバイスのために利用可能な通信リソースのサブセットである。いくつかの実施形態において、同期信号44は、第二セットの通信リソース上で、第一デバイス12aによって送信され(S30)、受信されるであろう(S141)。
本開示の方法のいくつかの実施形態において、電力節約情報43は、さらに、アクティブ期間中に第二無線トランシーバデバイス12bがモニターすべきである信号についての情報を含む。電力節約情報43は、たとえば、使用されるDRXサイクルについての情報を含む。
本開示の方法のいくつかの実施形態において、電力節約情報は、電力節約モード設定にしたがって、第二無線トランシーバデバイス12bのスリープ期間中に動作するスリープ期間タイマーと、第二無線トランシーバデバイスのアクティブ期間中に動作するアクティブ期間タイマーとについての情報を含む。
例1 −MTC UEである第二デバイス12bによって実行される方法−
MTC UE12bはリレーノード12a(第一デバイス)を検知し、第一の事前に設定されたセットのリソース上で、コネクションを開始する。UE能力情報はリレーノード12aに対して送信される(S110)。
UE12bはPSM設定(アクティブ期間タイマー、スリープ期間タイマー、アクティブモード中のDRXサイクル、第二セットのf/tリソースなど)を決定する(S120)。決定(S120)はリレーノード12aからPSM設定メッセージを受信すること(S122)によってUE12bによって実行されてもよい。他の実施形態において、PSM設定は、規格によって事前に決定されていてもよいし、たとえば、リレーノード12aによって送信されるディスカバリー情報によって決定(S120)されてもよい。
UE12bはアクティブ期間タイマーが満了するとトランシーバを電源オフにし、スリープ期間に遷移する(S130)。スリープ期間タイマーが開始され、スリープ期間タイマーの経過を追うための粗いクロック(および対応する必要なハードウエア)だけが電源オンされる。
スリープ期間タイマーはモニターされ、満了に近づくと(たとえば満了の5ms〜50ms前に)、MTC UE 12bは無線受信機(およびたの必要な部分)を電源オンにし、リレーノード12aに対して再同期する(S140)。再同期はD2DSS44上でのタイミングをモニターして検知することによって実行される。いくつかの実施形態において再同期(S140)のために使用されるD2DSSは第一セットのリソース(ゆえに第二セットのリソース上でSA42とデータ46とを受信するために搬送波周波数の再同調が必要になりうる)上で受信されてもよく(S146)、その一方で他の実施形態においては、第二セットのf/tリソース上でS141で受信されたD2DSSで再同期(S140)が実行される。いくつかの実施形態において、MTCデバイス12bは最初に第一セットのリソース上でD2DSSに同期し、次に第二セットのリソース上のD2DSSに同期してもよい(各D2DSSの周期性に依存する)。
再同期が成功すると、MTCデバイス12bは、設定されたDRXサイクルのアクティブ時間にしたがって第二セットのリソース上のSAを読み出す。SA42がNW10からのページング(または他の)情報を示す場合、それはSAによって指し示されている対応するデータ46リソースを読み出す。これはアクティブ期間タイマーが満了するまで実行される。そして、スリープ期間タイマーがリスタートされ、第二デバイス12bは再びスリープ期間に遷移する(S130)。
S145で第二セットのリソース上での再同期に失敗すると(つまり、事前に定義された<設定情報から受信された>時間中に、第二のf/tリソース上で、信頼性のある<閾値を超えるような信号対雑音比[SNR]を有する>D2DSSが検出されないと)、MTC US12bは再確立プロシージャを開始する。MTC UE12bは、第一セットのリソースを使用して再接続を試行する(第一セットのリソース上でのD2DSSに対する同期をS147で実行し、そしてコンタクトを開始する)。それに成功すると、S120でのPSM情報の決定に戻る。しかし、第一セットのリソース上での再同期にまたもや失敗すると(S146で第一セットのリソース上でのD2DSSの検出に失敗するか、または、能力情報の送信についてのレスポンスを受信できないなどのときに)、MTC UE12bはPSM状態を抜け出す。
例2 −リレーノードである第一デバイス12aによって実行される方法−
リレー12aはS10で第一セットのリソース上でUE12bから送信される能力情報を受信する。
オプションのステップにおいて、リレー12aは、S12で、D2Dや他のリレーノード12cを介して、UE12bおよびその能力についてNWノード12へ報告する。そして、オプションのステップにおいて、リレーノード12aは、S14で、NWノード11からPSM設定情報(第二セットのf/tリソースを含む)を受信する。PSM設定は、MTC UE12bに関連した能力情報41に少なくとも部分的に基づいている。
PSM設定は、S20で、リレー12aから、第一セットのf/tリソース上でMTC UE12bに対して送信される。
オプションのステップにおいて、MTC UE12bのスリープ期間中に(つまり、UE12bは、設定されたDRXサイクルのアクティブ時間にしたがってSA42をモニターしていない)、S22でリレーノード12aはNWノード11から受信されたページング情報を記憶するが、このページングはUE12bに対して意図されたものである。そして、オプションのステップにおいて、MTC UE12bのアクティブ期間中に(つまり、設定されたDRXサイクルのアクティブ時間にしたがってSA42をモニタリングしているときに)、リレー12aは、S22で記憶されたページング情報をS34でMTC UE12bに対して送信する。
他のオプションのステップにおいて、MTC UE12bのアクティブ期間中に、NWノード11(またはコアNW14)は、アクティブ期間の経過を追い、そして、NWノード11は、UE12bのアクティブ期間中にだけ、MTC UE12bをページング(呼び出し)する。
そして、UE12bのアクティブ期間中に、リレーノード12aがNWノード11からページング情報を受信し、S36で、受信されたページング情報をMTC UE12bへ転送する。
上記のすべての実施形態において、ページングは、MTC UE12bがPSMを抜け出すのに有効な情報を含んでいてもよい。
以下では本開示の他のいくつか観点と実施形態が続く。
本開示の観点によれば、デバイスツーデバイス(D2D)ネットワークの第一無線トランシーバデバイスと第二無線トランシーバデバイス12bとの間の無線D2DリンクをサポートするD2D通信ネットワーク10aのための第一無線トランシーバデバイス12aが提供される。第一無線トランシーバデバイスは、第一無線トランシーバデバイスを介してセルラー通信ネットワーク10bへのアクセスを第二無線トランシーバデバイスに提供するように構成されている。第一無線トランシーバデバイスは、無線D2D通信リソース上で、第二無線トランシーバデバイス12bから能力情報41をS10で受信するための手段24を含む。第一無線トランシーバデバイスは、また、受信された能力情報に基づいて電力節約モード設定についての電力節約情報をS20で第二トランシーバデバイス12bに対して送信する手段25を含み、電力節約情報は第二トランシーバデバイスのスリープ/非アクティブ期間とアクティブ期間とについての情報を含む。第一無線トランシーバデバイスは、さらにいくつかの実施形態において、電力節約モード設定にしたがった第二無線トランシーバデバイスのスリープ/非アクティブ期間の終わりに伴い、第一無線トランシーバデバイス12aとの第二無線トランシーバデバイス12bの再同期を容易にするために、電力節約モード設定に少なくとも部分的に基づくタイミングを持つ同期信号44をS30で送信する手段25を含む。
本開示の他の観点によれば、デバイスツーデバイス(D2D)通信における第一無線トランシーバデバイス12aと第二無線トランシーバデバイスとの間の無線D2DリンクをサポートするD2D通信ネットワーク10aのための第二無線トランシーバデバイス12bが提供される。第二無線トランシーバデバイスは、第一無線トランシーバデバイスを介したセルラー通信ネットワーク10bへのアクセスを提供されるように構成されている。第二無線トランシーバデバイスは、無線D2D通信リソース上で、第一無線トランシーバデバイス12aに対して能力情報41をS110で送信する手段25を含む。第二無線トランシーバデバイスは、さらに、電力節約モード設定についての電力節約情報をS120で決定する手段27を含み、電力節約情報は、第二トランシーバデバイスのスリープ/非アクティブ期間とアクティブ期間についての情報を含む。第二無線トランシーバデバイスは、さらに、電力節約モード設定にしたがってスリープ/非アクティブ期間にS130で遷移する手段28を含む。第二無線トランシーバデバイスは、いくつかの実施形態において、さらに、スリープ/非アクティブ期間の終わりに伴い、第一無線トランシーバデバイスから同期信号44を受信することによって第一無線トランシーバデバイス12aとS140で再同期する手段29を含む。
本開示の他の観点によれば、D2D通信ネットワーク内の第一無線トランシーバデバイスと第二無線トランシーバデバイスとの間の無線D2DリンクをサポートするD2D通信ネットワーク10aにおける当該第一無線トランシーバデバイスによって実行される方法が提供され、第二無線トランシーバデバイスは、第一無線トランシーバデバイスを介してセルラー通信ネットワーク10bへのアクセスを提供される。本方法は、無線D2D通信リソース上で、第二無線トランシーバデバイス12bからメッセージ41をS10で受信することを含む。メッセージは、第二無線トランシーバデバイスの電力節約の必要性についての情報を含む。メッセージは、たとえば、(a)能力情報、または、(b)たとえば、スリープ期間タイマーおよび/またはアクティブ期間タイマーについてのタイマー情報を含む、電力節約モードへ遷移するための、第二デバイス12bからのリクエストを含んでもよい。本方法は、また、S20で第二無線トランシーバデバイスに対して設定を送信することを含む。当該設定は、第二無線トランシーバデバイスが遷移しうるスリープ期間(代替的に非アクティブ期間/状態と呼ばれてもよい)についての情報を提供する。当該設定は、たとえば、(a)第二デバイスの能力に基づいて第二デバイスのために第一デバイス12aによって用意された設定、または、(b)電力節約モードを開始するための第二デバイスのリクエストの許可、可能なら第二デバイスのタイマーリクエストにおけるタイマー情報の更新などを、含んでもよい。当該設定は、たとえば、(a)タイマー(スリープから第二デバイスが抜け出すためにゼロに向かってカウントダウンするように動作する)、または、(b)タイマー、アクティブ時間の期間、非アクティブ時間の期間などを含んでもよい。いくつかの実施形態において、本方法は、電力節約モード設定にしたがった第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間の終わりに伴い、第一無線トランシーバデバイス12aとの第二無線トランシーバデバイス12bの再同期を容易にするために、電力節約モード設定に少なくとも部分的に基づくタイミングで同期信号44をS30で送信することを含む。
本開示のいくつかの実施形態において、第一デバイス12aにおいて実行される本方法は、さらに、第二無線トランシーバデバイス12bへ設定を送信する前に、第二無線トランシーバデバイスについて、セルラーネットワーク10bにおけるネットワークノード11に対して問い合わせを送信することを含む。本方法は、さらに、ネットワークノード11から第二無線トランシーバデバイス12bに関連した情報を受信することを含む(これはたとえば、第二デバイス12bについての、モビリティ管理エンティティ(MME)からのページング関連情報、または、ホーム加入者サーバ(HSS)において記憶されている情報であってもよい)。本方法はさらに、第二無線トランシーバデバイス12bへ設定を送信させることを指示することを含んでもよい。
本開示のいくつかの実施形態において、第二無線トランシーバデバイス12bからのメッセージ41は、第二無線トランシーバデバイスの能力情報を含む。
本開示のいくつかの実施形態において、第二無線トランシーバデバイス12bからのメッセージ41は、スリープ期間/非アクティブ状態へ遷移するためのリクエストを含む。
本開示のいくつかの実施形態において、S20で第二無線トランシーバデバイス12bへ送信された設定は、スリープ期間/非アクティブ状態へ遷移するための第二無線トランシーバデバイス用のタイマーを含む。
本開示のいくつかの実施形態において、第二無線トランシーバデバイスへS20で送信される設定は、スリープ期間/非アクティブ状態についての周期値を含む。
本開示のいくつかの実施形態において、第一デバイス12aによって実行される本方法は、さらに、第二無線トランシーバデバイス12bのスリープ期間/非アクティブ状態の設定について、ネットワークノード11に通知することを含む。
本開示の他の観点によれば、D2D通信ネットワーク内の第一無線トランシーバデバイス12aと第二無線トランシーバデバイスとの間の無線D2DリンクをサポートするD2D通信ネットワーク10aにおける当該第二無線トランシーバデバイスによって実行される方法が提供され、当該第二無線トランシーバデバイスは、第一無線トランシーバデバイスを介してセルラー通信ネットワーク10bへのアクセスを提供される。本方法は、S110で、無線D2D通信リソース上で、第一無線トランシーバデバイス12aへ能力情報41を送信することを含む。本方法は、電力節約モード設定についての電力節約情報43をS120で決定することを含む。本方法はさらに、S130で電力節約モード設定にしたがって非アクティブ状態に遷移することを含む。いくつかの実施形態において、電力節約情報は、第二トランシーバデバイスの非アクティブ状態についての情報を含む。いくつかの実施形態において、本方法は、さらに、非アクティブ状態の終わりに伴い、第一無線トランシーバデバイスから同期信号44を受信することによってS140で第一無線トランシーバデバイス12aと再同期することを含む。
本開示はいくつかの実施形態に関連して説明されてきた。しかし、当業者であればすぐに理解できるように、添付のクレームによって定義されているように、本開示の範囲内で、上述の実施形態とは異なる他の実施形態も等しく可能である。

Claims (25)

  1. デバイスツーデバイス(D2D)通信ネットワーク(10a)内の第一無線トランシーバデバイス(12a)と第二無線トランシーバデバイス(12b)との間の無線D2Dリンクをサポートする前記D2D通信ネットワークにおける前記第一無線トランシーバデバイスによって実行される方法であって、前記第二無線トランシーバデバイスは、前記第一無線トランシーバデバイスを介してセルラー通信ネットワーク(10b)へのアクセスを提供され、前記方法は、
    無線D2D通信リソース上で、前記第二無線トランシーバデバイス(12b)から能力情報(41)を受信すること(S10)と、
    前記受信された能力情報に基づく電力節約モード設定についての電力節約情報(43)を前記第二無線トランシーバデバイス(12b)に送信することであって、前記電力節約情報は前記第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間とについての情報を含む、こと(S20)と、
    前記電力節約モード設定にしたがった前記第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間の終わりに伴い、前記第一無線トランシーバデバイス(12a)との前記第二無線トランシーバデバイス(12b)の再同期を容易にするために、前記電力節約モード設定に少なくとも部分的に基づくタイミングで同期信号(44)を送信すること(S30)と、を有する方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記電力節約情報(43)は、無線D2D通信リソースの第一セット上で送信され(S20)、前記無線D2D通信リソースの第一セットは前記第一無線トランシーバデバイス(12a)のために利用可能な無線D2D通信リソースのサブセットである、方法。
  3. 請求項2に記載の方法であって、前記電力節約情報(43)は、さらに、前記第一無線トランシーバデバイス(12a)と前記第二無線トランシーバデバイス(12b)との間の無線D2D信リソースの第二セットについての情報を含み、前記無線D2D通信リソースの第二セットは、前記無線D2D通信リソースの第一セットとは少なくとも部分的に異なる、前記第一無線トランシーバデバイスのために利用可能な無線D2D通信リソースのサブセットである、方法。
  4. 請求項3に記載の方法であって、前記同期信号(44)は、前記無線D2D通信リソースの第二セット上で送信される(S30)、方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の方法であって、前記電力節約情報(43)は、さらに、前記第二無線トランシーバデバイス(12b)がアクティブ期間中にモニターすべきである信号についての情報を含む、方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の方法であって、さらに、
    前記受信(S10)された能力情報(41)についての情報を前記セルラー通信ネットワーク(10b)に送信すること(S12)を含む、方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、さらに、
    前記第二無線トランシーバデバイス(12b)に前記電力節約情報(43)を送信(S20)する前に、前記セルラー通信ネットワーク(10b)から前記電力節約モード設定についての電力節約情報を受信すること(S14)を含む、方法。
  8. 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の方法であって、さらに、
    前記同期信号(44)の送信(S30)の後で、前記電力節約モード設定にしたがったアクティブ期間に遷移するよう、前記第二無線トランシーバデバイス(12b)に促すためのウェイクアップ信号(45)を送信すること(S32)を含む、方法。
  9. 請求項1ないし8のいずれか一項に記載の方法であって、さらに、
    前記電力節約モード設定にしたがった前記第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間中に、前記第二無線トランシーバデバイス(12b)を宛先とし、かつ、前記セルラー通信ネットワーク(10b)から受信された情報を記憶すること(S22)と、
    前記電力節約モード設定にしたがった前記第二無線トランシーバデバイスのアクティブ期間中に、前記第二無線トランシーバデバイス(12b)へ前記情報を送信すること(S34)と、を含む、方法。
  10. 請求項1ないし9のいずれか一項に記載の方法であって、前記電力節約情報は、前記電力節約モード設定にしたがった、前記第二無線トランシーバデバイス(12b)の前記スリープ期間中に動作するスリープ期間タイマーと、前記第二無線トランシーバデバイスの前記アクティブ期間中に動作するアクティブ期間タイマーとについての情報を含む、方法。
  11. デバイスツーデバイス(D2D)通信ネットワーク(10a)内の第一無線トランシーバデバイス(12a)と第二無線トランシーバデバイス(12b)との間の無線D2Dリンクをサポートする前記D2D通信ネットワークのための前記第一無線トランシーバデバイスであって、前記第一無線トランシーバデバイスは、前記第二無線トランシーバデバイスに対して、前記第一無線トランシーバデバイスを介したセルラー通信ネットワーク(10b)へのアクセスを提供するように構成されており、前記第一無線トランシーバデバイスは、
    プロセッシングユニット(21)と、
    前記プロセッシングユニット(21)によって実行可能なインストラクション(31)を記憶する記憶媒体(23)と、を含み、それによって前記第一無線トランシーバデバイス(12a)は、
    無線D2D通信リソース上で、前記第二無線トランシーバデバイス(12b)から能力情報(41)を受信し、
    前記受信された能力情報に基づく電力節約モード設定についての電力節約情報(43)を前記第二無線トランシーバデバイス(12b)に送信し、前記電力節約情報は前記第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間とについての情報を含み、
    前記電力節約モード設定にしたがった前記第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間の終わりに伴い、前記第一無線トランシーバデバイス(12a)との前記第二無線トランシーバデバイス(12b)の再同期を容易にするために、前記電力節約モード設定に少なくとも部分的に基づくタイミングで同期信号(44)を送信するように動作する、第一無線トランシーバデバイス。
  12. デバイスツーデバイス(D2D)通信ネットワーク(10a)内の第二無線トランシーバデバイス(12b)と第一無線トランシーバデバイス(12a)との間の無線D2Dリンクをサポートする前記D2D通信ネットワークにおける前記第二無線トランシーバデバイスによって実行される方法であって、前記第二無線トランシーバデバイスは、前記第一無線トランシーバデバイスを介してセルラー通信ネットワーク(10b)へのアクセスを提供され、前記方法は、
    無線D2D通信リソース上で、前記第一無線トランシーバデバイス(12a)へ能力情報(41)を送信すること(S110)と、
    電力節約モード設定についての電力節約情報(43)を決定することであって、前記電力節約情報は、前記第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間とについての情報を含む、こと(S120)と、
    前記電力節約モード設定にしたがってスリープ期間に遷移すること(S130)と、
    前記スリープ期間の終わりに伴い、前記第一無線トランシーバデバイス(12a)から同期信号(44)を受信することによって前記第一無線トランシーバデバイスと再同期すること(S140)とを含む、方法。
  13. 請求項12に記載の方法であって、前記電力節約情報を決定すること(S120)は、前記第一無線トランシーバデバイス(12a)から前記電力節約情報(43)を受信すること(S122)を含む、方法。
  14. 請求項13に記載の方法であって、前記電力節約情報(43)は、無線D2D通信リソースの第一セット上で受信される(S122)、方法。
  15. 請求項14に記載の方法であって、前記電力節約情報(43)は、さらに、前記第一無線トランシーバデバイス(12a)と前記第二無線トランシーバデバイス(12b)との間の無線D2D信リソースの第二セットについての情報を含み、前記無線D2D通信リソースの第二セットは、前記無線D2D通信リソースの第一セットとは少なくとも部分的に異なる、方法。
  16. 請求項15に記載の方法であって、前記再同期すること(S140)は、
    前記無線D2D通信リソースの第二セット上で前記同期信号(44)を受信すること(S141)と、
    前記無線D2D通信リソースの第二セット上で同期することに成功すること(S142)と、を含む、方法。
  17. 請求項15に記載の方法であって、前記再同期すること(S140)は、
    前記無線D2D通信リソースの第二セット上での同期が失敗したことを判定すること(S145)と、
    前記無線D2D通信リソースの第一セット上で前記同期信号(44)を受信すること(S146)と、
    前記無線D2D通信リソースの第一セット上で同期することに成功すること(S147)と、を含む、方法。
  18. 請求項12ないし17のいずれか一項に記載の方法であって、前記電力節約情報(43)は、さらに、前記第二無線トランシーバデバイス(12b)がアクティブ期間中にモニターすべきである信号についての情報を含む、方法。
  19. 請求項12ないし18のいずれか一項に記載の方法であって、さらに、
    前記再同期すること(S140)の後で、前記電力節約モード設定にしたがったアクティブ期間に遷移するよう、前記第二無線トランシーバデバイス(12b)に促すウェイクアップ信号(45)を受信すること(S150)を含む、方法。
  20. 請求項12ないし19のいずれか一項に記載の方法であって、前記電力節約情報は、前記電力節約モード設定にしたがった、前記第二無線トランシーバデバイス(12b)の前記スリープ期間中に動作するスリープ期間タイマーと、前記第二無線トランシーバデバイスの前記アクティブ期間中に動作するアクティブ期間タイマーとについての情報を含む、方法。
  21. デバイスツーデバイス(D2D)通信ネットワーク(10a)内の第二無線トランシーバデバイス(12b)と第一無線トランシーバデバイス(12a)との間の無線D2Dリンクをサポートする前記D2D通信ネットワークのための前記第二無線トランシーバデバイスであって、前記第二無線トランシーバデバイスは、前記第一無線トランシーバデバイスを介してセルラー通信ネットワーク(10b)へのアクセスを提供されるように構成されており、前記第二無線トランシーバデバイスは、
    プロセッシングユニット(21)と、
    前記プロセッシングユニットによって実行可能なインストラクション(31)を記憶する記憶媒体(23)と、を含み、それによって前記第二無線トランシーバデバイス(12b)は、
    無線D2D通信リソース上で、前記第一無線トランシーバデバイス(12a)へ能力情報(41)を送信し、
    電力節約モード設定についての電力節約情報(43)を決定し、前記電力節約情報は、前記第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間とについての情報を含み、
    前記電力節約モード設定にしたがってスリープ期間に遷移し、
    前記スリープ期間の終わりに伴い、前記第一無線トランシーバデバイス(12a)から同期信号(44)を受信することによって前記第一無線トランシーバデバイスと再同期するように動作する、第二無線トランシーバデバイス。
  22. 無線トランシーバデバイス(12)に含まれているプロセッサ回路(21)で行されると、前記無線トランシーバデバイス(12)に請求項1ないし10および請求項12ないし20のいずれか一項に記載の前記方法を実行させるンピュータプログラム)。
  23. コンピュータプログラムコードを含むコンピュータプログラム(31)であって、第二無線トランシーバデバイス(12b)が第一無線トランシーバデバイス(12a)を介してセルラー通信ネットワーク(10b)へのアクセスを提供され、D2D通信ネットワーク(10a)内の前記第二無線トランシーバデバイスと前記第一無線トランシーバデバイスとの間の無線D2Dリンクをサポートする当該D2D通信ネットワークにおける前記第一無線トランシーバデバイスのプロセッサ回路(21)によって行されると、前記第一無線トランシーバデバイスに、
    無線D2D通信リソース上で、前記第二無線トランシーバデバイス(12b)から能力情報(41)を受信すること(S10)と、
    前記受信された能力情報に基づく電力節約モード設定についての電力節約情報(43)を前記第二無線トランシーバデバイス(12b)に送信することであって、前記電力節約情報は、前記第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間とについての情報を含む、こと(S20)と、
    前記電力節約モード設定にしたがった前記第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間の終わりに伴い、前記第一無線トランシーバデバイス(12a)との前記第二無線トランシーバデバイス(12b)の再同期を容易にするために、前記電力節約モード設定に少なくとも部分的に基づくタイミングで同期信号(44)を送信すること(S30)と、を実行させる、コンピュータプログラム。
  24. コンピュータプログラムコードを含むコンピュータプログラム(31)であって、第二無線トランシーバデバイス(12b)が第一無線トランシーバデバイス(12a)を介してセルラー通信ネットワーク(10b)へのアクセスを提供され、D2D通信ネットワーク(10a)内の前記第一無線トランシーバデバイス前記第二無線トランシーバデバイスとの間の無線D2Dリンクをサポートする前記D2D通信ネットワークにおける前記第二無線トランシーバデバイスのプロセッサ回路(21)によって行されると、前記第二無線トランシーバデバイス(12b)に、
    無線D2D通信リソース上で、前記第一無線トランシーバデバイス(12a)へ能力情報(41)を送信すること(S110)と、
    電力節約モード設定についての電力節約情報(43)を決定することであって、前記電力節約情報は、前記第二無線トランシーバデバイスのスリープ期間とアクティブ期間とについての情報を含む、こと(S120)と、
    前記電力節約モード設定にしたがってスリープ期間に遷移すること(S130)と、
    前記スリープ期間の終わりに伴い、前記第一無線トランシーバデバイス(12a)から同期信号(44)を受信することによって前記第一無線トランシーバデバイスと再同期すること(S140)と、を実行させる、コンピュータプログラム。
  25. 請求項22ないし24のいずれか一項に記載されたコンピュータプログラム(31)を記憶したコンピュータ可読記憶媒体
JP2017522516A 2014-11-14 2015-10-22 無線トランシーバデバイスにおける電力節約 Active JP6412644B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/541,320 US9794873B2 (en) 2014-11-14 2014-11-14 Power saving in wireless transceiver device
US14/541320 2014-11-14
PCT/EP2015/074477 WO2016074899A1 (en) 2014-11-14 2015-10-22 Power saving in wireless transceiver device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018503992A JP2018503992A (ja) 2018-02-08
JP6412644B2 true JP6412644B2 (ja) 2018-10-24

Family

ID=54337783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017522516A Active JP6412644B2 (ja) 2014-11-14 2015-10-22 無線トランシーバデバイスにおける電力節約

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9794873B2 (ja)
EP (1) EP3219155B1 (ja)
JP (1) JP6412644B2 (ja)
CN (1) CN107113727B (ja)
WO (1) WO2016074899A1 (ja)

Families Citing this family (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102306804B1 (ko) * 2015-01-21 2021-09-30 삼성전자주식회사 전자 장치의 소모 전력 감소 방법 및 장치
US10805781B2 (en) * 2015-03-05 2020-10-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for establishing a connection between devices
US9788273B2 (en) * 2015-03-12 2017-10-10 Samsung Electronics Co., Ltd Method and system for paging reception optimization in LTE direct devices
WO2016153295A1 (ko) * 2015-03-24 2016-09-29 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 단말에 의해 수행되는 통신 방법 및 상기 방법을 이용하는 단말
TWI700948B (zh) * 2015-04-03 2020-08-01 美商內數位專利控股公司 無線傳輸/接收單元及由其實施的方法
CN106162777B (zh) * 2015-04-09 2021-03-26 中兴通讯股份有限公司 中继节点切换方法及***
US10477620B2 (en) * 2015-08-20 2019-11-12 Intel IP Corporation Machine type communication relaying
US10158562B2 (en) * 2015-11-11 2018-12-18 Mediatek Inc. Apparatuses and methods for handovers in a wireless mesh network
US10791515B2 (en) * 2016-02-26 2020-09-29 Apple Inc. Physical layer protocol and subframe structure for wearable user equipment devices
CN108307486A (zh) * 2016-08-11 2018-07-20 索尼公司 用于网络控制端和网络节点的电子设备和方法
CN108377535B (zh) * 2016-10-20 2020-12-22 华为技术有限公司 信息传输方法及站点
US10028249B2 (en) * 2016-12-15 2018-07-17 Qualcomm Incorporated Techniques and apparatuses for co-operative traffic management using combined paging cycle for user equipments
US11050705B2 (en) 2017-03-20 2021-06-29 At&T Intellectual Property I, L.P. Signaling optimization during short messaging for internet of things devices in a mobility network
WO2018170911A1 (zh) * 2017-03-24 2018-09-27 华为技术有限公司 一种功耗参数的配置方法及装置
CN108924913A (zh) * 2017-03-31 2018-11-30 电信科学技术研究院 一种信息发送、信道监听处理方法及装置
US11153822B2 (en) * 2017-05-04 2021-10-19 Sony Corporation Telecommunications apparatus and methods to transmit wake-up signal comprising synchronisation signalling
WO2018217801A1 (en) * 2017-05-24 2018-11-29 Sigma Designs, Inc. Cross-layer sleep control in a wireless device
WO2018228693A1 (en) 2017-06-15 2018-12-20 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Hardware platform based on fpga partial reconfiguration for wireless communication device
CN109391925A (zh) * 2017-08-10 2019-02-26 索尼公司 无线通信***中的电子设备以及无线通信方法
US10674443B2 (en) 2017-08-18 2020-06-02 Blackberry Limited Method and system for battery life improvement for low power devices in wireless sensor networks
EP3691344A4 (en) * 2017-09-25 2021-06-23 LG Electronics Inc. WIRELESS METHOD AND DEVICE FOR MONITORING A DOWNLINK CHANNEL OR DOWNLINK SIGNAL USING ENERGY SAVING SIGNAL
US11477731B2 (en) 2017-09-25 2022-10-18 Lg Electronics Inc. Method for monitoring downlink channel or downlink signal, and wireless device
US11838863B2 (en) 2017-09-25 2023-12-05 Lg Electronics Inc. Method for monitoring downlink channel or downlink signal, and wireless device
EP3704901B1 (en) * 2017-11-03 2023-05-03 Sony Group Corporation Combined wake-up signal for multiple paging occasions
CN110167151B (zh) * 2018-02-12 2021-08-24 维沃移动通信有限公司 信息检测方法、传输方法、终端及网络设备
KR20210008005A (ko) * 2018-05-10 2021-01-20 소니 주식회사 Drx 동작 동안 유휴 모드에서 동기화 시그널링을 위한 절차
US10470077B1 (en) 2018-06-08 2019-11-05 At&T Intellectual Property I, L.P. Messaging centers with rule based adaptive retry profiles for 5G or other next generation network
EP3820204B1 (en) * 2018-08-09 2023-07-19 LG Electronics Inc. Method for transmitting wus in wireless communication system, and device therefor
US11272461B2 (en) * 2018-08-10 2022-03-08 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for transmitting plurality of packets by sidelink terminal in wireless communication system
EP3857990A2 (en) * 2018-09-27 2021-08-04 Convida Wireless, Llc Power saving mechanisms in nr
WO2020076102A1 (ko) * 2018-10-10 2020-04-16 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 사이드링크 harq 피드백과 관련된 정보에 기반하여 전송 전력을 제어하는 방법 및 장치
JP7240493B2 (ja) * 2018-11-02 2023-03-15 中興通訊股▲ふん▼有限公司 無線通信における節電方式
US20200221542A1 (en) 2019-01-09 2020-07-09 Altair Semiconductor Ltd. Collaboration among wireless devices operating over both long-range and short-range networks
US11564167B2 (en) 2019-04-01 2023-01-24 Apple Inc. Configurable power saving signal with multiple functionalities in 5G NR
US20220150833A1 (en) * 2019-04-17 2022-05-12 Beijing Xiaomi Mobile Software Co., Ltd. Terminal device sleep state control method and apparatus, and computer-readable storage medium
US11671915B2 (en) * 2019-12-24 2023-06-06 Qualcomm Incorporated Coordinated sidelink power savings configurations
US11758481B2 (en) * 2020-03-26 2023-09-12 Qualcomm Incorporated Independent sidelink (SL) discontinuous reception (DRX)
US20210321275A1 (en) * 2020-04-08 2021-10-14 Qualcomm Incorporated Link management for sidelink
WO2021243600A1 (zh) * 2020-06-03 2021-12-09 北京小米移动软件有限公司 数据传输处理方法、装置、用户设备及存储介质
CN114244636A (zh) * 2020-09-09 2022-03-25 艾锐势企业有限责任公司 网关设备、无线扩展器、方法、装置和介质
WO2022067692A1 (zh) * 2020-09-30 2022-04-07 Oppo广东移动通信有限公司 侧行链路的传输方法和终端
WO2022067845A1 (en) * 2020-10-02 2022-04-07 Qualcomm Incorporated Wake up signal for sidelink device-to-device communications
WO2022086427A1 (en) * 2020-10-22 2022-04-28 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Wake-up signal and go-to-sleep signal for sidelink communications
CN112469005B (zh) * 2020-11-17 2023-04-21 浙江大华技术股份有限公司 降低5g设备功耗方法、装置、设备及计算机可读存储介质
US11671942B2 (en) * 2021-04-02 2023-06-06 Qualcomm Incorporated Communication configuration for multi-hop networks using repeaters
EP4181580A1 (en) * 2021-11-10 2023-05-17 Intel Corporation Method and apparatus for offloading idle mode activities from one user equipment to another

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030151513A1 (en) * 2002-01-10 2003-08-14 Falk Herrmann Self-organizing hierarchical wireless network for surveillance and control
US8576846B2 (en) 2005-10-05 2013-11-05 Qualcomm Incorporated Peer-to-peer communication in ad hoc wireless network
US7500119B2 (en) * 2005-12-21 2009-03-03 Intel Corporation Power saving techniques for use in communication systems, networks, and devices
EP2327272B1 (en) 2008-07-17 2013-06-05 Nokia Siemens Networks OY Device-to-device communications in cellular system
JP5426190B2 (ja) * 2009-02-20 2014-02-26 日本電気通信システム株式会社 センサノード、センタノード、マルチホップ無線センサネットワークシステム、及びセンサ情報収集方法
WO2012108621A1 (ko) * 2011-02-11 2012-08-16 엘지전자 주식회사 무선 접속 시스템에서 단말 간 협력적 통신을 수행하기 위한 방법 및 장치
US9363753B2 (en) * 2011-07-19 2016-06-07 Qualcomm Incorporated Sleep mode for user equipment relays
WO2013083197A1 (en) * 2011-12-08 2013-06-13 Nokia Siemens Networks Oy Network synchronisation of devices in a d2d cluster
GB2497752B (en) 2011-12-19 2014-08-06 Broadcom Corp Apparatus and methods for supporting device-to-device discovery in cellular communications
US9510372B2 (en) 2012-04-27 2016-11-29 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for establishing device-to-device connection in wireless communication system
ES2525361T3 (es) 2012-05-15 2014-12-22 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Asignación de identidad de dispositivo local para la comunicación de dispositivo a dispositivo (D2D) asistida por red
US10070417B2 (en) 2012-05-23 2018-09-04 Kyocera Corporation Transmission of device-to-device (D2D) control data from a first D2D device to a second D2D device in a cellular communication system
CN103546970A (zh) 2012-07-09 2014-01-29 财团法人工业技术研究院 装置间通信的控制方法、中控装置与移动装置
WO2014115185A1 (ja) * 2013-01-24 2014-07-31 富士通株式会社 無線通信方法、無線通信システム、無線基地局および無線端末
US9510286B2 (en) 2013-03-27 2016-11-29 Qualcomm Incorporated Systems and methods for synchronization within a neighborhood aware network
EP2790456B1 (en) * 2013-04-10 2015-10-21 Fujitsu Limited D2D communication in wireless networks
RU2638008C2 (ru) 2013-04-10 2017-12-08 Телефонактиеболагет Л М Эрикссон (Пабл) Способ и устройство беспроводной связи, предназначенные для обеспечения связи типа "устройство-с-устройством"
US10693613B2 (en) * 2013-06-13 2020-06-23 Convida Wireless, Llc Telecommunications apparatus and methods
US10531431B2 (en) * 2013-07-02 2020-01-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for allocating resources in device-to-device communication in wireless network
EP3020233B1 (en) * 2013-07-12 2020-09-02 Convida Wireless, LLC Neighbor discovery to support sleepy nodes
US9591564B2 (en) * 2014-03-31 2017-03-07 Huawei Technologies Co., Ltd. Methods for dynamic traffic offloading and transmit point (TP) muting for energy efficiency in virtual radio access network (V-RAN)
US10660033B2 (en) * 2014-10-09 2020-05-19 Qualcomm Incorporated Regularly scheduled sessions in a cellular internet of things system

Also Published As

Publication number Publication date
US20160142974A1 (en) 2016-05-19
CN107113727B (zh) 2021-02-09
EP3219155A1 (en) 2017-09-20
CN107113727A (zh) 2017-08-29
EP3219155B1 (en) 2019-12-04
US9794873B2 (en) 2017-10-17
WO2016074899A1 (en) 2016-05-19
JP2018503992A (ja) 2018-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6412644B2 (ja) 無線トランシーバデバイスにおける電力節約
JP6575783B2 (ja) ユーザ端末の方法及びユーザ端末
JP7073393B2 (ja) 接続におけるベアラの選択的アクティベーション
US9801232B2 (en) Discontinuous reception (DRX) schemes for millimeter wavelength (MMW) dual connectivity
CN111819879B (zh) 在rrc非活动状态下暂停/恢复测量
EP4013182A1 (en) Method and apparatus for configuring sidelink discontinuous reception in a wireless communication system
JP7501638B2 (ja) 方法及び端末
JP5911110B2 (ja) 無線通信システム内の中継ノードのための改善された省エネルギーモード
US20180263020A1 (en) Method and Wireless Device for Providing Device-to-Device Communication
TW202046782A (zh) 喚醒訊號操作方法、裝置及電腦可讀介質
KR20130114274A (ko) 피어 투 피어 통신을 확립하기 위한 방법 및 장치
EP4013183A1 (en) Method and apparatus for configuring sidelink discontinuous reception in a wireless communication system
WO2014134807A1 (zh) 省电方法、用户设备及基站
US20230156854A1 (en) Nr sidelink drx design for relay reselection
WO2015065457A1 (en) User equipment power optimization
JP6496251B2 (ja) 通信制御方法及び基地局
KR101529132B1 (ko) 동기화된 발견 웨이크 업에 의한 피어-투-피어 네트워크들 내에서의 강화된 발견을 위한 방법 및 장치
WO2022213868A1 (zh) 用于寻呼的方法和装置
US20240237096A9 (en) Sidelink optimization for iot relaying

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180921

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180928

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6412644

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250