JP5911110B2 - 無線通信システム内の中継ノードのための改善された省エネルギーモード - Google Patents

無線通信システム内の中継ノードのための改善された省エネルギーモード Download PDF

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Description

本発明は、移動通信デバイス又は固定通信デバイスに中継サービスを提供するための通信システム及びその構成要素に関する。本発明は、限定されるわけではないが特に、3GPP標準規格文書TS36.413V9.3.0及びTS36−300V10.0.0において現在規定されているようなLTE−Advancedにおいて用いられる中継サービスに関する。
この出願は、2010年10月8日に出願された英国特許出願第1017022.3を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
中継は、LTE−Advancedに関して、例えばユーザ機器(UE)のための高データレートのカバレッジ、グループモビリティ、一時ネットワーク展開、セルエッジスループットを改善し、及び/又は新たなセルエリア内のカバレッジを提供するツールとみなされる。E−UTRANは、基地局(eNB)(ドナーeNB(DeNB)と呼ばれる)に無線接続される中継ノード(RN)を有することによって中継をサポートする。自らの「ドナー」セルをサービングすることに加えて、DeNBはE−UTRA無線インターフェースの修正版によって、RNをサービングする。修正されたインターフェースは「Un」インターフェース又は「RN−Un」インターフェースと呼ばれる。
各RNは、基地局の機能の数多くの態様を与えられ、それゆえ、「RN−Un」インターフェースと呼ばれる無線インターフェースを介して自らの「中継」セル内のユーザ機器をサービングする基地局としての役割を果たすことができる。それゆえ、中継セル内のユーザ機器の視点で見ると、RNは基本的に従来のLTE基地局であるように見える。しかしながら、基地局機能に加えて、RNは、ドナーeNB(DeNB)に無線接続できるようにするために、例えば、物理レイヤ機能、レイヤ−2機能、無線リソース制御(RRC)機能及び非アクセス層(NAS)機能の数多くの態様を含む、UE機能のサブセットもサポートする。
DeNBは、DeNBとユーザ機器との間の従来の「Uu」インターフェースを介して、自らのセル内にキャンプしているユーザ機器との間でやりとりされる通信を「直接」取り扱うことができる。また、DeNBは、RN−Unインターフェース、RN及びRN−Uuインターフェースを介して、中継セル内にキャンプしているユーザ機器との通信を「間接的に」取り扱うことができる。
当業者には理解されるように、従来のeNBは、「X2」インターフェースと呼ばれるインターフェースを介して、互いに相互接続する能力を有する。また、eNBは、「S1」インターフェースと呼ばれるインターフェースによって発展型パケットコア(EPC)を含むコアネットワークに、より具体的には、「S1−MME」インターフェースを介してEPCの移動管理エンティティ(MME)に、かつ「S1−U」インターフェースによってサービングゲートウエイ(S−GW)にも接続する。
それゆえ、DeNBはRNと他のネットワークノード(他のeNB、MME及びS−GW)との間のS1及びX2プロキシ機能を提供するように要求され、それは、状況に応じて、DeNBが、RNに対して、MME(S1の場合)、eNB(X2の場合)及びS−GWとして現れることを意味する。このため、修正E−UTRA無線インターフェース(RN−Un)の従来の無線プロトコルを終端することに加えて、RNはS1インターフェース及びX2インターフェースのプロトコルを終端することもできる。
RNがいずれのUEもサービングしていないとき(例えば、夜間に、ほとんどのUEがアクティブでないとき)、それでも、RNはRN−Unインターフェース及びRN−Uuインターフェースの両方においてアクティブのままである。インターフェースを維持するために無用にエネルギーを費やすので、これは望ましくない。
本発明の目的は、上記の問題を克服するか、又は少なくとも軽減する、改善された通信システム、及び通信システムの改善された構成要素を提供することにある。
本発明者らは、この目的を果たす幾つかの実現可能な方法を検討したが、eNB及びUEのエネルギー消費を低減するために省エネルギーモード(ESM)に関する幾つかの既存の提案はあるものの、RNの場合にESMを実施するのは簡単でないことがわかった。
本発明者らによって着想された1つの潜在的な解決策によれば、中継セル内のUEが非アクティブである(又は所定の期間にわたって非アクティブのままであった)とRNが判断するときに、低エネルギー消費アイドルモードに移行することによって、RNはRN−Unインターフェース上で消費されるエネルギーを低減する。しかしながら、これは実際にエネルギー消費を低減するものの、アイドルモードに移行する結果として、S1/X2コンテキストが失われる。DeNB(例えば、MME(S1の場合)又はeNB(X2の場合)としての役割を果たす)から信号を正確に受信し続けるために、RNはS1/X2コンテキストを保持することが好ましいので、これは理想的ではない。
本発明者によって着想された別の潜在的な解決策によれば、RN−Unインターフェース上で消費されるエネルギーを低減するために、RNは、UEにおいて実施するために3GPPにおいて合意された機構に類似の不連続受信(DRX)機構を使用する。しかしながら、この解決策はエネルギー消費を低減することに関して大きな恩恵をもたらすものの、問題がないわけではない。これらの問題は、1つには、RNがDeNBからRNによってサービングされるアイドルモードUEへのページングをサポートする必要があるために、そして1つには、運用、管理及び保守(OAM)のために確立された他の無線ベアラを保持する必要があるために生じ、これらのベアラは、中継セル内にアクティブUEが存在しない場合であっても存在したままである。
より具体的には、中継セル内の全てのUEがアイドルモードにある場合であっても、Unインターフェースを介して、いつでもページングメッセージ(例えば、S1−AP:ページングメッセージ)が受信される可能性があり、呼び出されるUEごとに1つのメッセージが受信される。ページングメッセージを受信するために、アイドルモードにあるUEは、ページングを指示するために用いられるページング無線ネットワーク一時識別子(P−RNTI)について物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視する。
ページングメッセージを指示するP−RNTIは、1つ又は複数のページング機会を含む場合がある、ページングフレーム(PF)(単一無線フレーム)内の所定のページング機会(PO)において送信される場合がある。現在、例えば、eNBの場合、各ページングフレーム(PF)において最大4回までのPOが許される。DRXが用いられるとき、UEは、DRXサイクルあたり一度だけ監視する必要がある。端末がDRXサイクルからウェイクアップするときに、P−RNTIを検出する場合には、その端末は対応するページングメッセージを処理することになる。
UEは以下の式を用いて監視すべきPFを導出する。
SFN mod T=(T div N)*(UE_ID mod N)
ただし、
N=min[T,nB](すなわち、nB<Tである場合には、N=nBであり、そうでない場合には、N=Tである);
UE_ID=IMSI mod 1024;
SFNはセルシステムフレーム番号であり;
TはそのUEのためのDRXサイクルであり;
nBはTの倍数又は分数に等しい場合があるシステム情報ブロック(SIB2)内でブロードキャストされるパラメータであり(例えば、nB=4T、2T、T、T/2、T/4、T/8、T/16又はT/32);
IMSIはそのUEのための国際移動体加入者識別番号であり;
UE_IDはIMSIに基づくUE識別子である。
したがって、eNBは、無線フレームごとにページングメッセージを送信できなければならず、それゆえ、同じ要件が、RN−Uuインターフェースを介するRNにも当てはまる。しかしながら、中継セル内の宛先UEのためのページングメッセージがMMEによってDeNBに送信される期間中に、RNがRN−Unインターフェースを介してDRXモードにおいて動作する場合には、ページング遅延が生じる可能性がある。そのようなメッセージを受信すると、DeNBは、RNがPDCCHを監視し始め、DRXから出るまで待たなければならず、その後、RNにページングメッセージを送信することができる。その後、RNがページングメッセージを受信したとき、RNも、宛先UEがPDCCHを監視し、ウェイクアップするまで待たなければならない。UEがページングメッセージを受信する機会をわずかの差で逃した場合には、結果として生じる遅延は特に大きくなる可能性がある。そのような遅延は、結果として呼設定時間を長引かせる可能性があるので望ましくない(起呼側遅延)。実質的には、RNがRN−Unインターフェースを介してDRXを使用できるようにする結果として、UEが従来のeNBから、又はDRXを利用しないRNから直接呼び出されるときに受ける遅延に対して、UEに対するページング遅延は倍増、又は概ね倍増する可能性がある。
本発明の1つの態様によれば、通信システム用の通信ノードであって、各フレームが複数のサブフレームを含む、一連のフレームを用いて更なる通信ノードと通信する手段と;各フレームの少なくとも1つの所定のサブフレームを識別する情報を入手する手段と;各フレームの前記少なくとも1つの所定のサブフレームが監視され、前記更なる通信ノードからの通信について、各フレームの少なくとも1つの他のサブフレームが監視されない、省エネルギーモードを開始する手段と;を備える、通信ノードが提供される。
例えば、1つ又は複数の受信及び/又は送信回路モジュールの電源を切っている、アンテナを外している、入力信号を受信はするが、処理はしない等を含む、サブフレームが監視されていないときに、エネルギー消費を低減するために、任意の数の適切な機構を用いることができることは理解されよう。
本発明の別の態様によれば、通信システム用の通信ノードであって、通信ノードは、各フレームが複数のサブフレームを含む、一連のフレームを用いて更なる通信ノードと通信するように動作可能であり、各フレームの少なくとも1つの所定のサブフレームにおいて更なる通信ノードからの通信について監視し、各フレームの少なくとも1つの他のサブフレームでは前記更なる通信ノードからの通信について監視しない、省エネルギーモードを有する、通信ノードが提供される。
本発明の別の態様によれば、通信システム用の通信ノードであって、第1のインターフェースを介して複数の移動デバイスと通信する手段と;第2のインターフェースを介して更なる通信ノードと通信する手段と;該通信ノードが、少なくとも1つの所定のサブフレームにおいて更なる通信ノードからの通信について監視し、少なくとも1つの他のサブフレームでは更なる通信ノードからの通信について監視しない、省エネルギーモードにおいて動作する手段と;少なくとも1つの所定のサブフレームの指示を入手する手段と;第1のインターフェース上での移動デバイスのアクティビティに基づいて、省エネルギーモードが開始されるべきであるときを判断して、省エネルギーモードを開始する手段と;を備える通信ノードが提供される。
本発明の別の態様によれば、システムであって、その方法は、各フレームが複数のサブフレームを含む、一連のフレームを用いて更なる通信ノードと通信し:その各フレームの少なくとも1つの所定のサブフレームを識別する情報を入手し;更なる通信ノードからの通信について、各フレームの少なくとも1つの所定のサブフレームが監視され、更なる通信ノードからの通信について、各フレームの少なくとも1つの他のサブフレームが監視されない、省エネルギーモードを開始する;方法が提供される。
本発明の別の態様によれば、通信システムの通信ノードによって実行される方法であって、第1のインターフェースを介して複数の移動デバイスと通信し;第2のインターフェースを介して更なる通信ノードと通信し;通信ノードが少なくとも1つの所定のサブフレームにおいて更なる通信ノードからの通信について監視し、少なくとも1つの他のサブフレームでは更なる通信ノードからの通信について監視しない、省エネルギーモードにおいて用いるための少なくとも1つの所定のサブフレームの指示を入手し;第1のインターフェース上での移動デバイスのアクティビティに基づいて、省エネルギーモードが開始されるべきであると判断し;その判断に基づいて省エネルギーモードを開始する;方法が提供される。
本発明の別の態様によれば、通信システム用の通信ノードであって、各フレームが複数のサブフレームを含む、一連のフレームを用いて更なる通信ノードと通信する手段と;更なる通信ノードが省エネルギーモードにあるときを判断する手段と;を備え、上記通信手段は、更なる通信ノードが省エネルギーモードにあると判断されるときに、各フレームの少なくとも1つの所定のサブフレームにおいて更なる通信ノードに信号を選択的に送信するように動作可能である、通信ノードが提供される。
本発明の別の態様によれば、通信システム用の通信ノードであって、各フレームが複数のサブフレームを含む、一連のフレームを用いて更なる通信ノードと通信するように、かつ、更なる通信ノードが省エネルギーモードにあるときを判断するように動作可能であり、通信ノードは、更なる通信ノードが省エネルギーモードにあると判断されるときに、各フレームの少なくとも1つの所定のサブフレームにおいて更なる通信ノードに信号を選択的に送信するように動作可能である、通信ノードが提供される。
本発明の別の態様によれば、通信システムの通信ノードによって実行される方法であって、各フレームが複数のサブフレームを含む、一連のフレームを用いて更なる通信ノードと通信し;更なる通信ノードが省エネルギーモードにあるときを判断し;更なる通信ノードが省エネルギーモードにあると判断されるときに、各フレームの少なくとも1つの所定のサブフレームにおいて更なる通信ノードに信号を選択的に送信する;方法が提供される。
また、本発明は、対応する方法、及びキャリア信号又は記録媒体において提供することができるコンピュータソフトウェア製品も提供する。
本明細書とともに出願される要約書の文章は本明細書の一部として繰り返される。中継通信システムが記述され、そのシステムでは、中継ノードは一連のフレームを用いて基地局と通信し、各フレームは複数のサブフレームを含む。中継ノードは省エネルギーモードを有し、省エネルギーモードでは、中継ノードは各フレームの少なくとも1つの所定のサブフレームにおいて上記基地局からの通信について監視し、そのフレームの少なくとも1つの他のサブフレームではその基地局からの通信について監視しない。
次に、本発明の実施形態を、例示にすぎないが、添付の図面を参照しながら説明する。
説明される実施形態が適用可能であるタイプの移動通信システムの概略図である。 図1に示されるシステムの無線リンクを介して通信する際に用いられる汎用フレーム構造を示す概略図である。 図1に示される基地局の主要構成要素を示すブロック図である。 図1に示される中継ノードの主要構成要素を示すブロック図である。 図4の中継ノードのための省エネルギー機構を構成する例示的な手順を概括的に示す流れ図である。 図5のプロセスを用いる異なる中継ノードのための省エネルギー機構の柔軟性のある構成を示す概略図である。 図4の中継ノードのための省エネルギー機構を開始する例示的な手順を概括的に示す流れ図である。 図4の中継ノードのための省エネルギー機構を終了する例示的な手順を概括的に示す流れ図である。 図4の中継ノードのための省エネルギー機構を開始する更なる例示的な手順を概括的に示す流れ図である。
概説
図1は、ドナー基地局5によってサービングされる複数の移動電話3−1〜3−5を含む、ユーザ機器3を含む移動(セルラー)通信システム1を概略的に示す。通信システム1は、中継ノード7及びコアネットワーク8も含む。中継ノード7はRN−Unインターフェースを介してドナー基地局5と無線接続し、eNBはS1インターフェースを介してコアネットワーク8に接続する。コアネットワーク8は数ある中でも、移動管理エンティティ(MME)、サービングゲートウエイ(SGW)及びパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウエイ(PGW)を含む。
移動電話3−1及び3−2(これ以降、直接MTと呼ばれる)はそれぞれドナー基地局5に直接登録され、従来のUuインターフェースを介してそのドナー基地局に接続する。移動電話3−3、3−4及び3−5(これ以降、中継MTと呼ばれる)はそれぞれ中継ノード7に登録され、RN−Uuインターフェースを介して中継ノードに接続する。したがって、移動電話3−1及び3−2のユーザはドナー基地局5及びコアネットワーク8を介して他のユーザと通信することができる。移動電話3−3〜3−5のユーザは、中継ノード7、ドナー基地局5及びコアネットワーク8を介して他のユーザと通信することができる。
直交周波数分割多元接続(OFDMA)技法を用いて、直接MT(3−1及び3−2)及び中継ノード7はそれぞれ基地局5とのUuインターフェース及びRN−Uuインターフェースを介してデータを受信できるようになり、かつ中継MT(3−3〜3−5)は中継ノード7とのRN−Unインターフェースを介してデータを受信できるようになる。図2は、エアーインターフェースを介して基地局5とLTE Rel8通信するために合意された汎用フレーム構造を示す。図に示されるように、1つのフレーム13は10msec長であり、10個のサブフレーム15を含み、各サブフレームは1msecの持続時間からなる(送信時間間隔(TTI)として知られている)。各サブフレームすなわちTTIは、0.5msec持続時間の2つのスロット17を含む。各スロット17は標準サイクリックプレフィックス(CP)が用いられるか、又は拡張サイクリックプレフィックス(CP)が用いられるかによって、6個又は7個いずれかのOFDMシンボル19を含む。利用可能なサブキャリアの全数は、システムの全送信帯域幅によって決まる。
中継ノード7は、その中継セル内の中継MT3−3、3−4及び3−5が非アクティブである(例えば、アイドル状態にある)ときに、省エネルギーモード(ESM)を実施し、RN−Unインターフェース及びRN−Uuインターフェース上のエネルギー消費を低減するように構成される(それぞれRN−UnESM及びRN−UuESM)。ドナー基地局5は、コアネットワークデバイスとしてのプロキシ機能を実行できるように、中継MT3−3〜3−5のコンテキストを保持する。したがって、ドナー基地局5は、中継MT3−3〜3−5のアクティブ/アイドル状況を認識している。
この実施形態では、中継ノード7によって実施されるRN−UuESMは、eNBが直接サービングする移動電話との関連するUuインターフェース上でエネルギー使用量を低減するために、従来のeNBにおいて実施するように3GPPにおいて現在提案されているESM手順と本質的に同じである。より具体的には、当業者は容易に理解するように、中継ノード7はEUTRAネットワーク内のeNB内省エネルギーのために提案された手順を利用し、それにより、例えば、サービス品質(QoS)及びカバレッジ保証に関するトラフィック監視に基づいて、リソース利用率が十分に低いときに、単一のセルが省エネルギーモードにおいて動作することができる。
中継ノード7によって実施されるRN−UnESMは、そのノードがサービングする中継MT3−3〜3−5が非アクティブであるときに、中継ノード7が省エネルギーモードに入ることと、各フレーム13の予め構成されたダウンリンク(DL)サブフレーム15、又は1組のDLサブフレーム15を監視することとを含む。RN−UnESMによれば、ドナー基地局5は、これらの予め構成されたサブフレーム15のみを介して、任意のS1シグナリング並びに運用、管理及び保守(OAM)シグナリングをスケジューリングする。
この実施形態では、中継ノード7がRN−UnESMにあるときに監視されることになるサブフレーム15の構成は、無線リソース制御(RRC)シグナリングによって達成される。具体的には、ドナー基地局5はRRCシグナリングを用いて、RN−UnESMが起動されたときに、ダウンリンク上の任意のS1/OAMトラフィックのために通常スケジューリングされることになる各サブフレーム15の数を中継ノード7に通知する。
この実施形態では、中継セル内の任意の移動端末3のためのRRC接続が存在しないと中継ノードが判断するときに、中継ノード7はRN−UnESMが起動されるべきであることをドナー基地局5に明示的に通知する。
したがって、中継ノード7は、RN−UnESMに入り、各無線フレーム13の一部においてエネルギー消費を都合良く低減することができる。それゆえ、実質的には、中継ノード7は、最大で(S1/OAMシグナリングのために単一のサブフレーム15のみが予め構成されるときに)9個のサブフレーム15において「スリープ」することができる。さらに、RN−UnESMの使用を提案されるRN−UuESMと組み合わせることによって、エネルギー消費の更なる削減に関して更なる恩恵をもたらすことができる可能性がある。
基地局
図3は、図1に示されるドナー基地局5内の主要構成要素を示すブロック図である。図に示されるように、ドナー基地局5はトランシーバ回路31を含み、トランシーバ回路は、少なくとも1つのアンテナ33を用いて、従来のUuインターフェースを介して直接MT3−1及び3−2に対し信号を送受信し、RN−Unインターフェース(そして適切な場合には、S1又はX2インターフェース)を介して中継ノード7に対し信号を送受信するように動作可能である。また、ドナー基地局5は、ネットワークインターフェース35を介して、コアネットワーク8に対し信号を送受信するように動作可能である。トランシーバ回路31の動作は、メモリ39内に記憶されたソフトウェアに従ってコントローラ37によって制御される。
そのソフトウェアは、数ある中でも、オペレーティングシステム41、ESMスケジューラモジュール45を含む通信制御モジュール43、エネルギー管理制御モジュール47、およびUEコンテキスト保持モジュール49を含む。
通信制御モジュール43は、直接MT3−1及び3−2並びに中継ノード7との通信を制御するように動作可能であり、これは例えば、各直接MT3−1及び3−2との通信及び中継ノード7との通信においてレシーバ回路31によって使用されることになるリソースの割当てを含む。また、通信制御モジュール43は、直接MT3−1及び3−2並びに中継ノード7へのダウンリンクデータ送信のための時刻をスケジューリングする。具体的には、通信制御モジュール43のESMスケジューラモジュール45が、中継ノード7がRN−UnESMにあるときに、中継ノード7へのS1/OAMシグナリングのために使用されることになる予め構成されたサブフレーム15をスケジューリングする。
エネルギー管理制御モジュール47は、中継ノード7がRN−UnESMにおいて動作しているときに用いられるサブフレーム15の構成を管理する。中継ノード7との接続の設定時に、エネルギー管理制御モジュール47は、中継ノード7がRN−UnESMにあるときに中継ノード7へのS1/OAMシグナリングのためにスケジューリングされることになる各サブフレーム15の識別情報(例えば、サブフレーム番号)をシグナリングする。エネルギー管理制御モジュール47は、基地局側ESM手順の開始及び終了を制御し、詳細には、RN−UnESMに従って、予め構成されたサブフレーム15を用いてS1/OAMシグナリングが達成される期間の開始及び終了を制御する。中継ノード7から基地局側ESM手順の開始を要求するシグナリングを受信すると、エネルギー管理制御モジュール47は、ドナー基地局5においてRN−UnESMを開始する。
UEコンテキスト保持モジュール49は、中継MT3−3〜3−5のコンテキストを保持し、ドナー基地局5が、デバイス識別情報マッピングを実行し、かつコアネットワークデバイスとしてプロキシ機能を実行できるようにする。
中継ノード
図4は、図1に示される中継ノード7の主要構成要素を概略的に示す。中継ノード7は、ドナー基地局5のような固定通信ノードとすることができるか、又はそれ自体が移動デバイスとすることができる。実際には、幾つかの移動電話3が中継サービスを提供し、それゆえ、中継ノード7としての役割を果たすことができる。それゆえ、中継ノード7によって実施されるESMはエネルギー消費を低減することに関して、それゆえ、カーボンフットプリントを低減することに関して広い意味での恩恵をもたらすが、中継ノード7が電池によって駆動される移動デバイスであるときに特に恩恵をもたらすことは理解されよう。
図に示されるように、中継ノード7はトランシーバ回路51を含み、トランシーバ回路は、少なくとも1つのアンテナ53を用いて、RN−Uuインターフェースを介して中継MT3−3〜3−5に対し信号を送受信し、かつRN−Unインターフェース(そして適切な場合には、S1/X2インターフェース)を介してドナー基地局5に対し信号を送受信するように動作可能である。トランシーバ回路51の動作は、メモリ59内に記憶されたソフトウェアに従ってコントローラ57によって制御される。
そのソフトウェアは、数ある中でも、オペレーティングシステム61、通信制御モジュール63、エネルギー管理制御モジュール65、省エネルギーモードトランシーバモジュール67、及びUE状況監視モジュール69を含む。
通信制御モジュール63は、中継MT3−3〜3−5並びに中継ノード7との通信を制御するように動作可能であり、これは例えば、各中継MT3及び基地局5と通信するトランシーバ回路51によって用いられることになるリソースの割当てを含む。また、通信制御モジュール63は、中継MT3−3〜3−5に関連するデータを中継するのに適したサブフレーム15を送信するための時刻をスケジューリングする。
エネルギー管理制御モジュール65は、中継ノード7における省エネルギーモードの開始及び終了を制御する。中継ノード7がRN−UnESMにあるとき、エネルギー管理制御モジュール65は、RN−UnESMについて予め構成されたサブフレーム15を監視するための中継ノード7の起動(「ウェイクアップ」)、及び他のサブフレーム15における中継ノード7の低エネルギー消費(「スリープ」)モードへの復帰を管理する。ドナー基地局5との接続の設定時に、エネルギー管理制御モジュール65は、中継ノード7がRN−UnESMにあるときに、中継ノード7へのS1/OAMシグナリングのために予め構成された各サブフレーム15を識別する信号の受信を制御する。エネルギー管理制御モジュール65は、予め構成されたサブフレーム15を識別する情報を、将来参照するためにメモリに記憶する。
省エネルギーモードトランシーバモジュール67は、予め構成されたサブフレーム15中に送信された、S1ページングメッセージ等のS1/OAMシグナリングを受信し、そのシグナリングを適切な中継MT3−3〜3−5に中継する。
UE状況監視モジュール69は、中継MT3−3〜3−5のアクティブ/アイドル状況を監視し、RN−UnESMに入るための判定基準が開始されることになるときを判断する。例えば、全ての中継MT3−3〜3−5がアイドル状態にある(又は所定の期間にわたってアイドル状態であった)ため、RN−UnESMに入るための判定基準が満たされたと判断すると、エネルギー管理制御モジュール65は、ドナー基地局5に、基地局側ESM手順を開始するように、詳細には、RN−UnESMに従って予め構成されたサブフレーム15を使用し始めるように指示する。その後、エネルギー管理制御モジュール65は、中継ノード7においてRN−UnESMを開始する。
ESM手順
次に、一例にすぎないが、省エネルギー手順を設定、開始及び終了するためにドナー基地局5及び中継ノード7によって用いられる手順を説明する。これらの手順は概して以下の手順に分かれる。
・RN−UnESMが起動されたときに使用するサブフレーム15を構成するためのESM構成手順;
・中継ノード7及びドナー基地局5においてRN−UnESMを起動するためのESM起動手順;及び
・RN−UnESMを終了するためのESM終了手順。
ESM構成
図5は中継ノード7のためのRN−UnESMを構成する例示的な手順を概括的に示す流れ図である。
図5に示されるように、中継ノード7とドナー基地局5との間の接続が設定される初期段階中に、ドナー基地局5は、中継ノード7がRRCシグナリングを用いてそのRN−UnESMに入る場合にS1/OAMシグナリングのために予め構成されることになるサブフレーム15の識別情報(例えば、サブフレーム番号)を通知する。
具体的には、この実施形態では、ドナー基地局5は、RRC接続再構成メッセージ、より具体的には、第1のRRC接続再構成メッセージにおいて、予め構成されたサブフレーム15の識別情報を通知する。中継ノード7は、RRC接続再構成完了メッセージを用いて応答するときに、構成情報の受信に成功したことを事実上確認する。
図6は、この構成手順を用いることに関する恩恵のうちの幾つかを示す。
図6の例では、ドナー基地局5によって制御される2つの中継ノード7−1及び7−2が存在し、中継ノード7の中継セル内の全ての中継移動電話3がアイドルモードにある。第1の中継ノード7−1はTA#1の部分であり、第2の中継ノード7−2はTA#1、TA#2及びTA#5の部分である。したがって、第2の中継ノード7−2は、第1の中継ノード7−1よりも、RN−Unインターフェースを介して多くのS1ページングメッセージを受信する可能性が高い。
上記の構成手順を用いて、ドナー基地局5は、第1の中継ノード7−1によって監視するための1つのサブフレーム15(サブフレーム#1)と、サブフレーム#1に加えて第2の中継ノード7−2によって監視するための更に2つのサブフレーム15(サブフレーム#7及び#8)とを予め構成する。それゆえ、中継ノード7がそれぞれのRN−UnESMにあるときに、ドナー基地局5は、TA#1の中継移動電話3を呼び出すためにサブフレーム#1を使用し、TA#2及びTA#5の中継移動電話3を呼び出すためにサブフレーム#7及び#8を使用する。したがって、第1の中継ノード7−1は、第2の中継ノード7−2よりも低い頻度で定期的に(less regularly)、各フレーム13中にウェイクアップする。
それゆえ、上記の構成手順は、起こり得る異なるS1ページングレベルを考慮に入れるために、異なるサブフレーム15(又はサブフレーム15のグループ)を構成する柔軟性を提供する。
これは、必要に応じてRN−UnESMにおいて使用するためのサブフレームを予め構成するこの柔軟性の恩恵を示す一例にすぎない。ページングのために、より厳しい遅延要件が満たされる必要がある場合に、この柔軟性を利用することもできる。さらに、S1トラフィック及びOAMトラフィックを予め構成された異なるサブフレーム15において送信できるようにするために、この柔軟性を用いることができる。
ESM起動
図7は、RN−UnESMへの進入を開始するための例示的な手順を概括的に示す流れ図である。
図7に示されるように、中継MT3−3〜3−5が全て非アクティブである(例えば、S20)ときに、この実施形態の中継ノード7は、S24においてアクティブな接続が存在しないと判断する。中継ノード7は、ドナー基地局5がRN−UnESMのための基地局側手順を開始することを要求する信号(例えば、RRCメッセージ)を生成することによって、この判断に応答する。その後、中継ノード7はRN−UnESMに入り(S26)、ドナー基地局5は、概ね同時にRN−UnESMのための基地局側手順を開始し(S28)、その後、その中継ノード7のための予め構成されたサブフレーム15のみを用いて、S1/OAMシグナリングが中継ノード7に送信される。
RN−UnESMが起動されると、中継ノード7は、S1/OAMシグナリングのために予め構成されていないサブフレーム15にわたって低エネルギー消費(「スリープ」)状態のままであるが、S1/OAMシグナリングのために予め構成されたサブフレームを監視するために「ウェイクアップ」する(S29)。
このような明示的なシグナリングを介してRN−UnESMを起動することは、基地局のプロキシ機能が別のハードウェアとして設けられる(例えば、アップグレードされたRRC及びMACを有する従来のrel−8、rel−9のeNBが別のハードウェアを用いてプロキシ機能を実行する)場合に特に有益である。なぜなら、基地局5及び中継ノード7においてUEコンテキストを消去する厳密な相対的タイミングを容易に確認できないためである。
ESM終了
図8は、RN−UnESMを終了するための例示的な手順を概括的に示す流れ図である。
中継ノード7がRN−UnESMにあり、中継MT3のうちの1つがアップリンクトラフィック、例えば、OAMトラフィックを送信し始めるとき、又はページングメッセージ等に応答するとき(S40)等に、中継ノード7がアップリンクトラフィックを検出することによって、RN−UnインターフェースにおけるRN−UnESMからの退出がトリガーされる(S46)。中継ノード7は、そのアップリンクトラフィックをドナー基地局5に中継し(S42)、それにより、RN−Unに従って予め構成されたサブフレームにおいてS1/OAMシグナリングを送信するのを中止するようにドナー基地局5がトリガーされる(S48)。
したがって、本明細書において提案されたRN−UnESMを用いることによって、中継ノード7は、都合良く、RN−UnESMに入り、各無線フレーム13の一部においてエネルギー消費を著しく低減することができる。RN−UnESM手順の使用は、エネルギー消費の更なる削減に関して更なる恩恵をもたらす。
変更形態及び代替形態
詳細な実施形態が上記で説明された。当業者であれば理解するように、上記の実施形態に対し、複数の変更及び代替を行うことができ、変形及び代替において具現化される本発明から依然として利益を受けることができる。
例えば、明示的なシグナリングを介してRN−UnESMを起動することは、基地局のプロキシ機能が別のハードウェアとして設けられる場合に特に有益であるが、起動を暗黙的に実行できることは理解されよう。例えば、別の実施形態では、ドナー基地局5は、都合良く、中継MT3−3〜3−5のコンテキストの認識を利用して、RN−Unインターフェースのドナー基地局側においてRN−UnESMが起動されるべきときを暗黙的に判断し、それに応じて任意のS1/OAMトラフィックのために予め構成されたサブフレームを使用し始める。そのような実施形態において用いられる場合がある例示的な起動手順が図9に示される。
図9に示されるように、中継MT3−3〜3−5が全て非アクティブであるとき(例えば、S30)、この実施形態の中継ノード7及びドナー基地局の双方が、アクティブ接続が存在しないことを(それぞれS34及びS35において)概ね同時に判断する。中継ノード7及びドナー基地局5は、その後、それぞれのタイマ(それぞれT1’及びT1)を始動する。これらのタイマの満了時に、中継ノード7はRN−UnESMに入り(S36)、ドナー基地局5はRN−UnESMのための基地局側手順を概ね同時に開始し(S38)、その後、その中継ノード7のための予め構成されたサブフレーム15のみを用いて、S1/OAMシグナリングが中継ノード7に送信される。タイマは同一にすることができるか、又は異なる値を有し、実効的な同期を確保することができる。RN−UnESMが起動されると、中継ノード7は、S1/OAMシグナリングのために予め構成されていないサブフレーム15にわたって低エネルギー消費(「スリープ」)状態のままであるが、S1/OAMシグナリングのために予め構成されたサブフレームを監視するために「ウェイクアップ」する(S39)。
上記の実施形態では、移動電話ベースの通信システムが説明された。当業者であれば理解するように、本出願において説明されるシグナリング技法は、他の通信システムにおいて用いることができる。他の通信ノード又は通信デバイスには、例えば、携帯情報端末、ラップトップコンピュータ、ウェブブラウザ等のようなユーザデバイスが含まれ得る。当業者であれば理解するように、上述された中継システムが移動通信デバイスのために用いられることは必須ではない。システムを用いて、基地局のカバレッジを、移動通信デバイスとともに、又は移動通信デバイスの代わりに、1つ又は複数の固定の演算デバイスを有するネットワークにおいて拡張することができる。
上記の説明において、ドナー基地局5及び中継ノード7は、理解しやすくするために、複数の別個のモジュールを有するように説明されている。これらのモジュールは、例えば、本発明を実施するために既存のシステムが変更された或る特定の応用例の場合、このように設けることができるが、例えば、最初から本発明の特徴を念頭に置いて設計されたシステムにおける他の応用例では、これらのモジュールはオペレーティングシステム又はコード全体に組み込むことができるので、これらのモジュールは別個のエンティティとして区別できない場合もある。
上述の実施形態では、中継局及びドナー基地局は、それぞれトランシーバ回路を備える。通常、この回路は専用ハードウェア回路によって形成される。しかしながら、幾つかの実施形態では、トランシーバ回路の一部を、対応するコントローラによって実行されるソフトウェアとして実装することができる。
上記の実施形態では、複数のソフトウェアモジュールが説明された。当業者であれば理解するように、それらのソフトウェアモジュールは、コンパイル済みの形式又は未コンパイルの形式において与えることができ、コンピュータネットワークを介して信号として、又は記録媒体においてドナー基地局又は中継局に供給することができる。さらに、このソフトウェアの一部又は全部によって実行される機能は、1つ又は複数の専用のハードウェア回路を用いて実行することもできる。
RN−UnESMの構成、起動及び/又は終了において任意の適切なシグナリングを用いることができることは理解されよう。例えば、既存のメッセージの変更されたバージョン、又は新たな専用のメッセージを含む、RRC接続再構成メッセージ及びRRC接続再構成完了メッセージ以外のRRCメッセージを、RN−UnESMにおいて使用するためのサブフレームを構成するために用いることができる。例えば、1つ又は複数の新たなRRCメッセージ(rel−8/9RRCメッセージとの対照)を定義することもできる。実際には、中継ノードとドナー基地局との間のエアーインターフェースの多用途性を考えると、RRCシグナリング以外のシグナリングを使用できる可能性もある。マルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)/バックホールサブフレーム構成を中継ノード7(例えば、いわゆる、「タイプ1」中継ノード)に通知するRRC接続再構成メッセージを用いて、RN−UnESM構成のためのサブフレーム構成を中継ノードに通知することができる。さらに、中継ノード7は、ドナー基地局5にスケジューリング要求を送信することによって、省エネルギーモードからの退出をトリガーすることもできる。
別の実施形態では、中継ノード7及び/又はドナー基地局5が、省エネルギーモードが開始されるべきであると判断するとき、例えば、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(MAC−CE)を用いることによって、その構成及び起動を「オンザフライで」単一ステップにおいて達成できる可能性もある。更に別の実施形態では、予め構成されたサブフレーム15の仕様のために専用のダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットが用いられる。さらに、予め構成されたサブフレームの構成は、(例えば、上記のように)RRCシグナリングを用いて達成することができ、省エネルギーモードの起動はMAC−CEを介してトリガーされる。
さらに、上記の実施形態では、初期段階中にサブフレーム構成が設定されるが、任意の適切な時点で設定できることは理解されよう。例えば、サブフレーム構成が、中継移動電話の追加/除去のような中継セル内の変化に対する柔軟性を保つのを確実にするために、例えば、必要に応じて適切なシグナリングを用いて構成を変更することができる。
ドナー基地局5がRN−UnESMのための基地局側手順を開始することを要求するために用いられる信号はタイムスタンプを含むことができ、それにより、ドナー基地局5及び中継ノード7がRN−UnESMの開始を同期し、例えば、タイムスタンプによって示される時刻に対して予め決められた時刻に行われるようにすることができる。タイムスタンプは、メッセージが送信された時刻を示すか、又は中継ノード7がRN−UnESMに入ることになる時刻を示すことができる。したがって、ドナー基地局5は、タイムスタンプによって示される時刻後の所定の時刻において、又はタイムスタップによって示される時刻において基地局側手順を開始することができる。
ドナー基地局は、必要な場合には、明示的な指示(例えば、ESM終了を要求するメッセージ)を送信することによって、RN−UnESMからの退出をトリガーできることは理解されよう。そのような指示は、そのメッセージが向けられる中継ノードによってS1/OAMシグナリングのために使用されるように予め構成されたサブフレームにおいて都合良く送信することができる。中継ノードは、移動電話3からのアップリンクトラフィックを受信するのに応答して、いつでも省エネルギーモードから出ることができる。
例えば、中継ノード7によってわずかなアクティブユーザデバイスしかサービングされていないときに、種々の判定基準の下で、中継ノード7が既存のrel−8/9DRX機構を別に使用する可能性も残されることは理解されよう。
また、DRX機構は新たな送信とは異なる再送を考慮するので、再送のためにrel−8/9機構を用いることができることも理解されよう。代替的には、元の送信が行われた各無線フレーム内の同じサブフレーム番号を用いて、DL上でHARQ再送をスケジューリングすることができる。
代替の実施形態では、中継ノード7に適応した不連続受信DRXの専用バージョンを用いることによって、単一のフレーム内で省エネルギーを達成することができる。現在、UEは短いDRX手順を使用することができ、その手順では、DRX非アクティビティタイマによって制御される期間を単一のサブフレームに制限することができる。しかしながら、UEの場合、短いDRX期間後に、従来の「長い」(何フレームにもわたる)DRXが自動的に生じ、本発明者らは、序論において論じられた理由から、これが望ましくないことがわかっている。この代替の実施形態では、中継ノード7は短いDRXを利用するが、長いDRXサイクルに移行しないようにされる。したがって、中継ノードは、或る量のエネルギーを節約しながら、単一のフレーム内で所定の数のサブフレームを監視することができる。しかしながら、この短いDRX機構を用いて節約することができる最大エネルギーは、上記の実施形態において説明されたRN−UnESMを用いることによって節約することができる最大エネルギーの約半分であることは理解されよう。これは、中継ノード7が、自らにスケジューリングされた単一のサブフレームを監視した後に、非アクティビティタイマが満了するまで待たなければならず、その後、低エネルギー消費モードに入ることができるためである。したがって、上記の実施形態の場合に説明されたRN−UnESMとは異なり、(1つのサブフレームとは対照的に)最低でも2つのサブフレームが監視されることになる。
種々の他の変更は当業者には明らかであり、ここでは、これ以上詳しくは説明しない。
以下は、現在提案されている3GPP標準規格において本発明を実施することができる方法の詳細な説明である。様々な特徴が必須又は必要であるとして説明されているが、これは、例えば提案される3GPP標準規格によって課される他の要件に起因して、その標準規格にのみ当てはまる場合がある。したがって、これらの記述は本発明をいかなる形においても限定するものと見なされるべきではない。
1. 序論
E−UTRANのためのネットワーク省エネルギーに関する検討事項下でeNB内省エネルギーが議論された。この検討資料では、本発明者らは、中継ノードのための省エネルギー機構を解析する。
2. 検討
2.1 RN−Uuインターフェースを介しての省エネルギー
通常、中継ノードは、接続されるUEをサービングしていることになるが、例えば、夜間に、RNにアクティブUEが接続されていない可能性がある。その際、RNは、Unインターフェース及びUuインターフェースに対してRN自体をアクティブにしておくことによって、エネルギーを無駄にしていることになる。
本発明者らは、中継ノードのための省エネルギーが、RN−Uuインターフェース上のeNBの場合と同等に重要であり、実現性検討の一部として通常のeNBの場合に検討されているのと同じ機構がRN−Uuインターフェースにも当てはまることは全く明らかであると考える。
提案1:eNBの場合に現在検討中である省エネルギーがRN−Uuにも当てはまる。
2.2 RN−Unインターフェース上での省エネルギー
通常のeNBに比べて、RNは無線RN−Unインターフェースを有し、動作期間全体にわたってアクティブのままにしないことによって、省エネルギーの可能性がある[1]。したがって、rel−8/9において既に規定されているように、RNはアイドルモードに移行するか、又はUnインターフェース上のDRXに移行することができる。しかしながら、RNがアイドルモードに移行する場合には、S1/X2及びOAMコンテキストを消去することになるので、本発明者らは、RNがアイドルモードに移行しなければならないとは考えない。
提案2:RNは非アクティビティに起因してアイドルモードに移行してはならない。
さらに、RN−Unにおける省エネルギーのための明らかな機構は、rel−8/9においてUEのために合意されたDRX機構を再利用することである。しかし、RNは、RN下のアイドルモードUEのためのページングをサポートしなればならず、OAMのために確立された幾つかの他のベアラが存在し、それらのベアラは、RN−Uu下にアクティブUEが存在しない場合であっても存在する。これらは、省エネルギーのための任意の機構が選択される前に検討される必要がある。
以下において、本発明者らは既存のページング機構を説明する。
2.2.1 ページング及びDRX
S1−AP:ページングメッセージはUnインターフェースを介していつでも受信することができ、呼び出されるUEごとに1つのメッセージが受信される。eNBにおけるページングフレーム(PF)当たり最大で4回のページング機会(PO)が許される。UEは以下の式を用いることによってページングフレームを計算する。
SFN mod T=(T div N)*(UE_ID mod N)
ただし、
TはDRX周期であり;
N=min[T,nB]、すなわち、nB<Tである場合には、N=nBであり、そうでない場合には、N=Tであり;
nB=4T、2T、T、T/2、T/4、T/8、T/16、T/32であり、SIB2内でブロードキャストされ;
UE_ID=IMSI mod 1024;
である。以下の項目が検討される必要がある。
・UE−IDのランダムな性質(12桁長IMSI mod 1024)
・eNB内に存在するアイドルモードUEの数。eNBはアイドルモードUEについての情報を有しない。
・eNBによってサポートされるTAのサイズ及びTAの数。これは配置によって決まる。
各UEのDRX周期及びNの値
実効的には、eNBは全ての無線フレーム内でRRCページングを送信する準備ができていなければならないとの結論を下すことができる。同じ要件はRN−Uu上の中継ノードにも当てはまる。ページングメッセージがMMEによってDeNBに送信されている最中に、RNがUnインターフェースを介してDRXにおいて動作している場合には、RNがPDCCHを監視し始め、DRXから出る時点まで、DeNBは待たなければならない。
RRCページングメッセージ送達がUE DRXサイクルに依存する場合であっても、UEはページングメッセージをわずかの差で逃す場合があり、次のウェイクアップ時間まで待たなければならない場合がある。ページングメッセージを送達する際に過大な遅延があると、結果として呼設定時間全体が長くなるので(起呼側遅延)、受け入れられない場合がある。Un上でDRXを可能にする結果として、通常のeNB又はRNから呼び出されたときに比べて、UEのためのページング遅延が倍増する場合がある。そのような相違は避けなければならない。
見解1:RNはUu上で全ての無線フレームにおいてRRCページングを送信する準備ができていなければならない。
これに関しては、RNが1フレーム内でのみ、最大で9サブフレームまでスリープできるという別の見解がある(S1−APメッセージを受信するのに1つのサブフレームのみが用いられると仮定する)。
2.2.2 既存のDRX機構に伴う問題
全てのUEがアイドルであるときのDRXに伴う問題
−非アクティビティタイマは、DRXがオフに切り替えられたことと同義である。この結果、RNは残りのサブフレームにおいて決してスリープに移行せず、省エネルギーを適用することはできない。
−短いDRXから長いDRXへの移行。この結果として、ページングメッセージに遅延が生じることになり、RN及び省エネルギー機構の存在に起因して、更に最大で2.56secの遅延が生じることになる。この遅延は通常のeNBでは生じないことに留意されたい。
データユーザが存在する場合には、DRX機構を再利用することができる。
2.2.3 提案される機構
RNノードが各無線フレーム内の予め構成された或るDLサブフレームを監視しなければならない機構を用いることが提案される。DeNBはこれらの予め構成されたサブフレームにおいてのみS1/OAMシグナリングをスケジューリングしなければならない。その構成はRRCシグナリングを用いて行うことができ、DeNBは、RNに、ダウンリンク上のS1/OAMトラフィックのためにスケジューリングされる可能性があるサブフレーム番号を通知する。
DeNBはUEコンテキストを保持するので(プロキシ機能のため)、RN下にアクティブであるユーザがいないことを認識している。代替的には、任意のUEのためのRRC接続が存在しないとき、RNは、DeNBを省エネルギーモードに入れるために、DeNBに明示的に通知することができる。詳細な提案が以下に説明される。
タイプ1中継ノード
タイプ1中継ノードがDeNBによって制御され、RN下の全てのUEがアイドルモードにあるシナリオを想定する。図6において、RN1はTA1の部分であり、RN2はTA1、TA2、TA5の部分である。RN2はRN#1に比べて、Un上で多くのS1ページングメッセージを受信する場合があるので、フレームごとにリソースを構成することに関する柔軟性が必要とされる。
これは一例のシナリオにすぎず、ページングのためにより厳しい遅延要件が満たされる必要がある場合には、サブフレームの数を構成することに関する柔軟性も確保することができる。
eNBがS1及びOAMトラフィックを単一のサブフレームの中にスケジューリングすることを望まない場合には、構成可能なサブフレーム数が必要とされる他のシナリオもある。
タイプ1a及びタイプ1b
タイプ1と同じである。
DRXとの相互作用:
例えば、RN下にわずかなアクティブユーザしか存在しないときに、rel−8/9DRX機構を別に使用する可能性がある。送信すべきアップリンクデータがあると直ちに、省エネルギーモード(ESM)は停止される。
再送:
DRXは新たな送信とは異なる再送を考慮するので、再送のためのrel−8/9機構を用いることができる。
代替的には、新たな送信が行われた無線フレームごとの同じサブフレーム#において、DL上でHARQ再送がスケジューリングされるべきである。
省エネルギーモード(ESM)への進入及び退出
ESM進入は2つのステージに更に分類することができる。
−ESMの構成
−ESMの起動
構成段階中に、DeNBは、ESMに移行するときに用いることができるサブフレームを通知することになる。起動段階は、ESM進入判定基準が満たされたときに、RNが構成されたサブフレームのみを監視し始めることを伴う。
ESMの構成:
必要な場合には構成を変更することができるが、通常は初期段階中に一度だけ行われる。DeNBはRRCシグナリングを用いてRNに通知し、それは例えば以下とすることができる。
−RNによって受信される第1のRRC接続再構成メッセージ
−タイプ1の場合に、MBSFN/バックホールサブフレーム構成を通知するのと同じRRC接続再構成メッセージ
ESMの起動:
明示的なシグナリング:
RN下にアクティブユーザが存在しないことを通信するためのDeNB<>RNシグナリング。RNはUEコンテキストが存在しないかがわかるであろう。また、DeNBもRN下のUEのためのUEコンテキストを保持することになる(S1−Ap Idマッピングのため)。
この方法は、別のハードウェアにおいてプロキシ機能を有する(すなわち、アップグレードされたRRC及びMACを有するrel−8/9eNBは更に別のハードウェアを用いてプロキシ機能を実行する)計画がある企業にも受入可能である場合がある。したがって、DeNB及びRNにおいてUEコンテキストを消去する厳密なタイミングはわからないであろう。
暗黙的(タイマに基づく):
DeNB及びRNは、アクティブUEが存在しないことを検出すると直ちに、一定の値を有するタイマが始動される(36.331において、タイマ値は入れ替えられるか、ハードコード化されるかのいずれかである)。幾つかの実施態様は、上記のような問題を有する場合があり、一般的には、タイミング同期が問題となる。ここで、この提案は完全にする目的で言及される。
代替的には、構成及び起動の両方が、例えば、MAC−CEを用いることによって、単一のステップにおいて達成することができる。
代替的には、この目的を果たすために、特定のDCIフォーマットを考案することができる。
RNはUn上でいつ省エネルギーから出るべきか:
S1上で受信される可能性が最も高いメッセージはS1:ページングであり、Uu上の全てのページングが必ずしもアップリンクトラフィックを生成ことになるとは限らない。これは、ページングエリアのサイズ、及びRN下に呼び出されるUEが存在する確率による。
したがって、RNが、RNに接続されるUEからのアップリンク送信を有するときに、RNは省エネルギー構成から出るべきであることが提案される。

Claims (27)

  1. 通信システム用の通信ノードであって、
    各フレームが複数のサブフレームを含む、一連のフレームを用いて更なる通信ノードと通信する手段と、
    各フレームの少なくとも1つの所定のサブフレームを識別する情報を入手する手段と、
    前記更なる通信ノードからの通信について、フレームの前記少なくとも1つの所定のサブフレームが監視される第1の期間と、前記更なる通信ノードからの通信について、当該フレームの少なくとも1つの他のサブフレームが監視されない更なる期間とを持つ、省エネルギーモードを開始する手段と、
    を備え、
    前記省エネルギーモードは、前記第1の期間において、前記更なる通信ノードからの前記通信について、特定のフレームの単一のサブフレームが監視され、前記更なる期間において、前記更なる通信モードからの通信について、当該特定のフレームの残りのサブフレームが監視されない、ように構成されており、
    前記入手手段は、前記更なる通信ノードから前記少なくとも1つの所定のサブフレームを識別する前記情報を入手するように動作可能であり、
    前記入手手段は、前記省エネルギーモードが開始されるべきであると判断された後に前記情報を入手するように動作可能である、通信ノード。
  2. 通信システム用の通信ノードであって、
    各フレームが複数のサブフレームを含む、一連のフレームを用いて更なる通信ノードと通信する手段と、
    各フレームの少なくとも1つの所定のサブフレームを識別する情報を入手する手段と、
    前記更なる通信ノードからの通信について、フレームの前記少なくとも1つの所定のサブフレームが監視される第1の期間と、前記更なる通信ノードからの通信について、当該フレームの少なくとも1つの他のサブフレームが監視されない更なる期間とを持つ、省エネルギーモードを開始する手段と、
    を備え、
    前記省エネルギーモードは、前記第1の期間において、前記更なる通信ノードからの前記通信について、特定のフレームの単一のサブフレームが監視され、前記更なる期間において、前記更なる通信モードからの通信について、当該特定のフレームの残りのサブフレームが監視されない、ように構成されており、
    前記入手手段は、前記更なる通信ノードから前記少なくとも1つの所定のサブフレームを識別する前記情報を入手するように動作可能であり、
    前記入手手段は、前記更なる通信ノードとの接続の構成中に前記情報を入手するように動作可能である、通信ノード。
  3. 複数の移動デバイスと通信する手段を更に備える、請求項1又は2に記載の通信ノード。
  4. 前記開始手段は、前記移動デバイスの通信アクティビティに基づいて、前記省エネルギーモードが開始されるべきであると判断するように動作可能である、請求項に記載の通信ノード。
  5. 前記開始手段は、前記複数の移動デバイスのうちの所定の割合がアイドル状況において動作している場合には、前記省エネルギーモードが開始されるべきであると判断するように動作可能である、請求項に記載の通信ノード。
  6. 前記開始手段は、前記複数の移動デバイスが全てアイドル状況において動作している場合には、前記省エネルギーモードが開始されるべきであると判断するように動作可能である、請求項に記載の通信ノード。
  7. 前記通信ノードが前記省エネルギーモードで動作していないときに、前記開始手段は、前記移動デバイスのうちの少なくとも1つからの信号を受信すると、前記省エネルギーモードが終了されるべきであると判断するように動作可能である、請求項3乃至6のいずれか一項に記載の通信ノード。
  8. 通信システム用の通信ノードであって、
    各フレームが複数のサブフレームを含む、一連のフレームを用いて更なる通信ノードと通信する手段と、
    前記更なる通信ノードが省エネルギーモードにあるときを判断する手段と、を備え、
    前記通信手段は、前記更なる通信ノードが前記省エネルギーモードにあると判断されるときに、特定のフレームの単一の所定のサブフレームにおいて前記更なる通信ノードに信号を送信するが、当該特定のフレームの残りのサブフレームでは送信しないように動作可能である、
    通信ノード。
  9. 前記更なる通信ノードに前記少なくとも1つの所定のサブフレームを識別する情報を送信するように動作可能である、請求項に記載の通信ノード。
  10. 前記更なる通信ノードが前記省エネルギーモードを開始しようとしているときに、前記更なる通信ノードに前記少なくとも1つの所定のサブフレームを識別する前記情報を送信するように動作可能である、請求項に記載の通信ノード。
  11. 前記更なる通信ノードから、前記省エネルギーモードに入るための少なくとも1つの判定基準が満たされたという指示を受信し、前記指示の受信に基づいて、前記更なる通信ノードが前記省エネルギーモードを開始しようとしていると判断するように動作可能である、請求項10に記載の通信ノード。
  12. 前記更なる通信ノードとの接続の構成中に、前記更なる通信ノードに前記少なくとも1つの所定のサブフレームを識別する前記情報を送信するように動作可能である、請求項に記載の通信ノード。
  13. 前記更なる通信ノードから、前記省エネルギーモードに入るための少なくとも1つの判定基準が満たされたという指示を受信するように動作可能であり、前記更なる通信ノードが前記省エネルギーモードにあるときの前記判断は、前記指示の受信に基づく、請求項8乃至12のいずれか一項に記載の通信ノード。
  14. 前記更なる通信ノードを介して複数の移動デバイスと通信する手段を更に備える、請求項8乃至13のいずれか一項に記載の通信ノード。
  15. 前記更なる通信ノードが前記省エネルギーモードにあるときの前記判断は、前記更なる通信ノードを介した前記移動デバイスの通信アクティビティに基づく、請求項14に記載の通信ノード。
  16. 前記更なる通信ノードが前記省エネルギーモードにあるときの前記判断は、前記複数の移動デバイスの所定の割合がアイドル状況において動作しているという評価に基づく、請求項15に記載の通信ノード。
  17. 前記更なる通信ノードが前記省エネルギーモードにあるときの前記判断は、前記複数の移動デバイスの全てがアイドル状況において動作しているという評価に基づく、請求項16に記載の通信ノード。
  18. 前記更なる通信ノードが前記省エネルギーモードにあるときの前記判断は、所定の判定基準を満たす前記通信アクティビティから経過した時間に基づく、請求項14乃至17のいずれか一項に記載の通信ノード。
  19. 前記通信ノードは、前記更なる通信ノードがその省エネルギーモードを終了したと判断するように動作可能であり、前記更なる通信ノードがその省エネルギーモードを終了したと判断すると、前記通信手段は、各フレームの前記少なくとも1つの所定のサブフレームにおいて前記更なる通信ノードに信号を選択的に送信するのを中止するように動作可能である、請求項14乃至17のいずれか一項に記載の通信ノード。
  20. 前記更なる通信ノードを介して前記移動デバイスのうちの少なくとも1つから信号を受信すると、前記更なる通信ノードがその省エネルギーモードを終了したと判断するように動作可能である、請求項19に記載の通信ノード。
  21. 前記更なる通信ノードから信号を受信すると、前記更なる通信ノードがその省エネルギーモードを終了したと判断するように動作可能である、請求項19に記載の通信ノード。
  22. 通信システム用の通信ノードであって、該通信ノードは、各フレームが複数のサブフレームを含む、一連のフレームを用いて更なる通信ノードと通信するように、かつ、前記更なる通信ノードが省エネルギーモードにあるときを判断するように、動作可能であり、前記通信ノードは、前記更なる通信ノードが前記省エネルギーモードにあると判断されるときに、特定のフレームの単一の所定のサブフレームにおいて前記更なる通信ノードに信号を送信するが、当該特定のフレームの残りのサブフレームでは送信しないように動作可能である、通信ノード。
  23. 基地局から成る、請求項8乃至22のいずれか一項に記載の通信ノード。
  24. 前記更なる通信ノードは中継ノードである、請求項8乃至23のいずれか一項に記載の通信ノード。
  25. 通信システムの通信ノードによって実行される方法であって、
    各フレームが複数のサブフレームを含む、一連のフレームを用いて更なる通信ノードと通信し、
    前記更なる通信ノードが省エネルギーモードにあるときを判断し、
    前記更なる通信ノードが前記省エネルギーモードにあると判断されるときに、特定のフレームの単一の所定のサブフレームにおいて前記更なる通信ノードに信号を送信するが、当該特定のフレームの残りのサブフレームでは送信しない、
    方法。
  26. 請求項1乃至24のいずれか一項に記載の少なくとも1つの通信ノードと、少なくとも1つの移動通信デバイスとを含む通信システム。
  27. プログラマブルコンピュータデバイスが、請求項1乃至24のいずれか一項に記載の通信ノードとして構成されるようにするか、又は前記プログラマブルコンピュータデバイスに請求項25に記載の方法を実施させるためのコンピュータ実施可能命令を含むコンピュータプログラム。
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