JP6411748B2 - 電波センサー装置及び電波センサー装置を備えた建物 - Google Patents

電波センサー装置及び電波センサー装置を備えた建物 Download PDF

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Description

本発明は、人の状態を検出するための電波センサーを備えた電波センサー装置及び電波センサー装置を備えた建物に関する。
電波センサーの送信機は、人の状態を検出するために電波媒体を出射する。出射された電波媒体は建物(例えば住宅)内の壁や窓に当たり反射しながら電波センサーの受信機に到達する。電波媒体が通過した経路によって電波媒体の情報量が変化するので、この情報量の変化を分析して、建物内への人の侵入を検知したり、建物内の人の活動を検出したりすることができる。
特開平7−220188号公報
しかしながら従来技術では、電波媒体が通過した経路に変化がない場合には、電波媒体が通過した検出範囲において、人は存在するがその人が動いていないのか、そもそも人が存在しないのかを区別することができなかった。また、設置の際の煩わしさを無くして、簡便に設置することが可能な電波センサー装置が求められている。
本発明は簡便に設置することができ、人の存在、不存在を検出すると共に、人の状態を検出することが可能な電波センサー装置及び電波センサー装置を備えた建物を提供することを目的とする。
本発明の電波センサー装置は、人の状態を検出するための電波媒体を送信する送信部及び電波媒体を受信する受信部を有する電波センサーと、電波センサーとは異なり、人が存在しているか否かを検出可能な人感知センサーとを備え、人感知センサーによる検出結果を送信するための送信媒体は、電波センサーの送信部から送信されることを特徴としている。
この電波センサー装置によれば、人感知センサーによって人が存在しているか否かを検出することができ、電波センサーによって人の状態を検出することができる。この電波センサーの送信部では、人の状態を検出するための電波媒体の他に、人感知センサーによる検出結果を送信するための送信媒体を送信するので、複数のセンサーを備える電波センサー装置であっても、電波センサーの電波媒体の送受信および人感知センサーの検出結果を送信するための送信媒体の送受信を個別に調整する必要がなく、受信状態の確認を個別に行う必要がない。そのため、簡便に設置することができ、電波センサーを設置する際の調整などの煩わしさを解消することができる。
電波センサー装置は、電波センサーの送信部及び人感知センサーの両方に電力を供給する共通の電源回路を備えることが好ましい。これにより、電波センサーの送信部及び人感知センサーに対して、別々に電源回路を設ける必要がなく、簡素な構成とすることができると共に設置の際の煩わしさを解消することができる。
また、人感知センサーは赤外線センサーであることが好ましい。これにより、赤外線センサーによって人が存在しているか否かを検出することができ、赤外線センサーによる検出結果を、電波センサーの送信部から送信することができる。
赤外線センサーの赤外線検出部は、上下方向に延在する軸線を中心として回転可能であることが好ましい。これにより、赤外線検出部を回転させて、赤外線の検出範囲を容易に変えることができ、赤外線センサーによる人の検出範囲を広げることができる。
電波センサーの送信部及び人感知センサーは、共通の筐体内に収容されていることが好ましい。これにより、一つの筐体を設置するだけで、電波センサーの送信部及び人感知センサーを取り付けることができる。
筐体には、建物の出入口に設置されている建具枠の鴨居部又は方立部に固定される固定部が設けられ、固定部は、鴨居部又は方立部を挟持する一対の挟持片を有することが好ましい。これにより、建具枠の内側から固定部を差し込んで、一対の挟持片によって鴨居部又は方立部を挟むことができるので、電波センサー装置を簡便に建具枠に取り付けることができる。電波センサーを建物の出入口に設置することで、建物に出入りする人を検出することができると共に、出入口近傍の人の状態を監視することができる。
筐体の表面には、表面から外方に突出し、建物の壁面に設置されたコンセントに差し込み可能なプラグが設けられていることが好ましい。これにより、コンセントにプラグを差し込むだけで、電波センサーを建物の壁面に取り付けることができる。例えば、宅内の電気配線工事が不要になる。
また、電波センサーの送信部及び赤外線センサーは、建物の壁面に設置された手摺内に収容され、赤外線センサーの赤外線照射部は手摺から露出していることが好適である。このように、建物の壁面に設置される手摺内に電波センサーの送信部及び赤外線センサーを収容することができるので、手摺を設置すると同時に、電波センサーの送信部及び赤外線センサーを建物の壁面に設置することができる。
電波センサーの送信部には、電波媒体を遮蔽する遮蔽板が設けられ、遮蔽板を着脱することで、電波媒体の出射範囲を調整可能であることが好ましい。これにより、遮蔽板を着脱するだけで、簡便に電波媒体の出射範囲を調整することができる。
本発明によれば、簡便に設置することができ、人の存在または不在を検出することができると共に、人の状態を検出することが可能な電波センサー装置及び電波センサー装置を備えた建物を提供することができる。
本発明の一実施形態の電波センサー装置を示す概略構成図である。 ドア枠に取り付けられた状態の送信機を示す図である。 送信機の固定部を示す断面図である。 手摺型の送信機の筐体が壁に取り付けられた状態を示す斜視図である。 手摺型の電波センサー装置の分解側面図である。 コンセント差込み型の電波センサー装置の取付け状態を示す正面図である。 コンセント差込み型の電波センサー装置の正面断面図である。 コンセント差込み型の電波センサー装置の側面断面図である。 変形例に係る遮蔽板を示す平面図である。 搬送波の一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る電波センサー装置の実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、電波センサー装置1を示す概略構成図である。電波センサー装置1は、赤外線センサー2、電波センサー3、信号処理演算部4及び電源回路5を備えている。電波センサー装置1は、例えば住宅に設置され、室内の人の存在の有無を検出すると共に、室内の人の状態を検出する。
電波センサー装置1は、人が存在しているか否かを検出可能な人感知センサーとして、赤外線センサー2を有する。赤外線センサー2は、赤外線を照射する投光器及び対象物に当たって反射した赤外線を検出する赤外線検出部(例えばレンズ)を備えている。投光器から照射された赤外線は、例えば、対象物である人に当たって反射し、反射した赤外線は赤外線検出部によって検出される。
電波センサー3は、人の状態を検出するための電波媒体を送信する送信部6、及び送信された電波媒体を受信する受信部7を有する。検出範囲の一方側に送信部6が配置され、検出範囲の他方側に受信部7が配置される。すなわち、送信部6と受信部7との間の領域が検出範囲となる。電波センサー3の送信部6は、電波媒体として搬送波を出力する。電波センサー3の受信部7としては、複数のアレイアンテナを使用することができる。
電波センサー装置1は、電波センサー3の送信部6と、赤外線センサー2とを一体として備える送信機8を有する。送信機8は、電波センサー3の送信部6と、赤外線センサー2との両方に電力を供給する共通の電源回路5を備えている。以下、電波センサー3の送信部6と、赤外線センサー2との両方を指す場合にセンサー類と記す。電源回路5は、センサー類に電力を供給してもよく、例えば、電源回路5は、電波センサー3の送信部6を介して、赤外線センサー2に電力を供給してもよい。
送信機8は、センサー類及び電源回路5を収容する筐体9を有する。筐体9内において、センサー類及び電源回路5は電気的に接続されている。
送信機8は、複数の筐体を有し、複数の筐体が連結されることで一体として構成されているものでもよい。送信機8は、例えば、赤外線センサー2を収容する第1の筐体と、電波センサー3の送信部6及び電源回路5を収容する第2の筐体とを備え、これらの第1の筐体及び第2の筐体が連結されている構成でもよい。
ここで、電波センサー3の送信部6は、電波媒体の他に、赤外線センサー2による検出結果を送信する送信媒体を送信する。また、電波センサー3の受信部7は電波媒体及び送信媒体の両方を受信する。電波センサー3の送信部6と赤外線センサー2とは電気的に接続されている。赤外線センサー2による検出結果は、電波センサー3の送信部6に送信される。電波センサー3の送信部6は、電波媒体及び送信媒体として搬送波を送信する。
図10は電波センサー3の送信部6から送信される搬送波の一例を示す図である。図10では、横軸に時間の経過を示し、縦軸に振幅を示している。この搬送波では、時間ごとに、電波センサー3による人の状態を検出するための部分(電波媒体)P1と、赤外線センサー2による検出結果を送信するための部分(送信媒体)P2を交互に送信している。これにより、電波センサー3として人の状態を検出すると共に、赤外線センサー2による検出結果を送信する。
送信部6は、電波センサー3による人の状態を検出するための部分P1として、例えば一定の振幅の搬送波を送信する。送信部6は、赤外線センサー2による検出結果を送信するための部分P2として、例えば、周波数を変化させることで、“0”、“1”を送信する。
信号処理演算部4は、電波センサー3の受信部7と電気的に接続されている。受信部7で受信した搬送波は、信号処理演算部4に送信される。信号処理演算部4は、CPUを有し、赤外線センサー2による検出結果の解析及び電波センサー3による検出結果の解析を行う。信号処理演算部4は、赤外線センサー2による検出結果に基づいて、検出範囲内に人が存在するか否かを判定することができる。また、信号処理演算部4は、電波センサー3による検出結果に基づいて、人の状態を判定する。搬送波は伝達経路に応じて情報量が異なるので、信号処理演算部4は搬送波を解析して、搬送波の伝達経路を演算し、検出範囲内における人の状態を検出する。信号処理演算部4は、例えば、搬送波の強度に基づいて、人の状態(活動状態)を検出する。
また、電波センサー装置1は、信号処理演算部4による解析結果を出力する出力部を有する。出力部としては、例えば画像を表示する表示部が挙げられる。
次に、電波センサー装置1の動作について説明する。
電波センサー装置1では、赤外線センサー2から赤外線を照射する。照射された赤外線は人に当たって反射し、赤外線センサー2の検出部によって検出される。赤外線センサー2による検出結果は電波センサー3の送信部6に送信される。
電波センサー3の送信部6は、赤外線センサー2による検出結果を伝達する送信媒体及び人の状態を検出するための電波媒体として搬送波を送信する。この搬送波は、人の状態を検出するための情報を伝達する部分P1と、赤外線センサー2による検出結果を伝達するための部分P2とを有する。
電波センサー3の受信部7は、電波センサー3の送信部6から送信された搬送波を受信する。受信部7で受信された搬送波の情報は、信号処理演算部4に送信されて解析される。信号処理演算部4は、赤外線センサー2による検出結果に基づいて、人の存在の有無を検出する。また、信号処理演算部4は、電波センサー3による検出結果として、電気媒体の搬送経路を演算し、人の状態について検出する。信号処理演算部4は、人の状態として、検出範囲内において人が動いているか否か、人が動いている範囲などを検出する。
このような電波センサー装置1によれば、赤外線センサー2によって人が存在しているか否かを検出することができ、電波センサー3によって人の状態を検出することができる。この電波センサー3の送信部6では、人の状態を検出するための電波媒体と、赤外線センサー2による検出結果を送信するための送信媒体との両方を送信しているので、電波センサー3の他に赤外線センサー2を備える構成であっても、電波センサー3の電波媒体の送受信及び赤外線センサー2の送信媒体の送受信を個別に調整する必要がない。そのため、電波センサー装置1を簡便に設置して使用することができ、電波センサーを設置する際の調整や確認などの作業の煩わしさを解消することができる。また、専門的な知識がない人であっても容易に、電波センサー装置1を設置することができる。
また、電波センサー装置1は、センサー類に電力を供給する共通の電源回路5を備えているので、個別に電源回路を設ける必要がなく、センサー類を容易に一体化することができる。また、電波センサー装置1では、共通の筐体9内に、センサー類及び電源回路5が収容されて一体化されているので、送信機8を簡便に設置することができる。その結果、センサー類を別々に設置する必要がない。電波センサー装置1では、個別の配線工事の必要もなくなる。また、電波センサー装置1では、共通の信号処理演算部(例えばパソコン)4で、電波センサー3による検出結果及び赤外線センサー2による検出結果を解析することができる。
(第2実施形態)
次に第2実施形態に係る電波センサー装置について説明する。第2実施形態では電波センサー装置の送信機が玄関ドアのドア枠に取り付けられている場合について説明する。なお、第2実施形態の説明において第1実施形態と同じ説明は省略する。
第2実施形態の電波センサー装置21は、図2に示されるように、玄関ドア11のドア枠(建具枠)12に取り付けられた送信機22を備えている。送信機22は、センサー類及び電源回路5を有する。送信機22は、赤外線センサー2を収容する上部筐体23と、電波センサー3の送信部6及び電源回路5を収容する下部筐体24とを備えている。
上部筐体23及び下部筐体24は、上下に連結され一体化されている。上部筐体23内の赤外線センサー2と下部筐体24内の電波センサー3の送信部6とは、例えばUSB接続機構(例えば図7参照)により接続されている。
電波センサー装置21の送信機22は、ドア枠12の上下方向に延在する方立部13に固定されている。玄関ドア11は例えば片開きのドアであり、ヒンジ11aとは反対側の方立部13に送信機22が取り付けられている。なお、送信機22は、ドア枠12のうち水平方向に延在する鴨居部14に取り付けられているものでもよい。
送信機22は住宅の壁15の屋外側15aに配置され、人16の頭部に対応する高さに配置されている。赤外線センサー2の赤外線の投光器(照射部)及び検出部は、ドア枠12の開口部の内側に向けられている。
図3は、送信機22がドア枠12に取り付けられた状態を示す断面図である。図3に示されるように送信機22には、ドア枠12を挟んで取り付けられる固定金具(固定部)25が設けられている。
固定金具25は、金属プレートが屈曲されて、上から見た場合にコ字状を成すように形成されている。固定金具25は、住宅の壁15の屋外側15aに配置された挟持片25a、壁15の室内側15bに配置された挟持片25b、及びこれらの挟持片25a,25bを連結する連結片25cを有する。
連結片25cの中央には、ドア枠12の開口部内に突出する凸部12aに対応するように凸部形状25dが設けられている。送信機22の背面は、挟持片25aに例えば接着されて固定されている。室内側の挟持片25bには板厚方向に貫通するボルト穴25eが設けられ、ボルト穴25eには調整用ボルト26が挿入されている。
調整用ボルト26は、室内側から方立部13に向かって挿入され、先端部が挟持片25bよりも方立部13側に突出している。調整用ボルト26に対応する位置には、当て板27が配置され、調整用ボルト26を捩じ込むことで、当て板27が壁15に押し当てられると共に挟持片25bが壁15から離間するように移動する。これにより、固定金具25が全体的に引っ張られ、室内側の挟持片25aが方立部13に押し付けられる。そのため、挟持片25aと当て板27とによって両側から方立部13を挟むことで、固定金具25を確実に取り付けることができる。
また、電波センサー装置21の受信部及び信号処理演算部は、住宅内に配置されている。電波センサー3の送信部6から送信された電波媒体は、壁15を透過して、住宅内に送信されて、内部の人の状態を検出することができる。
このような第2実施形態の電波センサー装置21によれば、赤外線センサー2が玄関ドア11のドア枠12の方立部13に取り付けられているので、玄関を通過する人16の有無を検出することができ、住宅内に人16が存在するか否かを判定することができる。
また、送信機22には固定金具25が設けられ、このドア枠12の方立部13を挟むように固定金具25を嵌めることで、簡便に送信機22をドア枠12に固定することができる。
なお、第2実施形態では、赤外線センサー2と、電波センサー3の送信部6とを一体として備える構成としているが、赤外線センサー2と電波センサー3の送信部6とを別々に備え、電線によって接続してもよい。例えば、赤外線センサー2を屋外に配置し、電波センサー3の送信部6を、壁を挟んで室内に配置し、赤外線センサー2による検出結果は、電線を通じて電波センサー3の送信部6に送信される。このような構成の電波センサー装置でもよい。また、電波センサー3の送信部6及び受信部7を屋外に配置して、屋外の人の状態を監視してもよい。
また、第2実施形態では、玄関のドア枠12に送信機22を取り付けているが、建物の室内の出入口のドア枠に送信機22を取り付けてもよい。また、玄関以外の建物の出入口(例えば屋上に通じる出入口)に送信機22を取り付けてもよい。また、送信機22が取り付けられる建具枠は、玄関のドア枠に限定されず、窓枠でもよい。また、建具は、片開き形式のものに限定されず、両開き形式、引き戸形式のものでもよく、その他の形式のものでもよい。
(第3実施形態)
次に第3実施形態に係る電波センサー装置31について説明する。第3実施形態では電波センサー装置31の送信機32が、手摺33に組み込まれている場合について説明する。なお、第3実施形態の説明において上記の実施形態と同じ説明は省略する。
図4に示されるように、住宅の室内壁17には、手摺33が設けられている。手摺33は、例えば室内の照明をON/OFFするためのスイッチ18の近傍に配置されている。手摺33は、円筒状の手摺本体34と、手摺本体34を支持する支持部35とを備えている。手摺本体34は例えば上下方向に延在し、支持部35は上下方向に離間して複数設けられている。支持部35は、手摺本体34を挿通させて支持する支持リングを備え、この支持リングは室内壁17に固定されている。
支持部35は、図5に示されるように、手摺本体34の外周面に密着する半円形状の受け部33aと、この受け部33aと室内壁17との間に配置される円筒状の連結部33bと、この連結部33bの基端に固定された支持板33cとを備えるものでもよい。
第3実施形態に係る電波センサー装置31の送信機32は、センサー類及び電源回路5を備え、これらのセンサー類及び電源回路5は手摺本体34内に収容されている。すなわち、送信機32の筐体は手摺本体34を兼ねている。
手摺本体34の上部側には、センサー類及び電源回路5を収容する収容部が形成されている。手摺本体34は、正面側34aと背面側34bとに分離可能となっている。正面側34aには、赤外線センサー2のレンズ部2aを露出させるための正面開口34cが形成されている。
また、手摺本体34の背面側34bには、支持部35に対応する位置に背面開口34dが形成されている。電源回路5に電力を供給する電気コード37は、背面開口34d及び連結部33bを通り、室内壁17内に配線されている。
このような第3実施形態の電波センサー装置31によれば、送信機32の筐体が手摺本体34を兼ねているので、手摺33を設置することで電波センサー装置31の送信機32を簡便に設置することができる。また、手摺本体34内にセンサー類及び電源回路5が配置されているので、利用者に違和感を与えるおそれが少ない。また、室内の照明用のスイッチ18の近傍に、送信機32が設置されているので、人が室内に入室した際や退室する際にスイッチ18を操作した場合には、確実に人を検出することができると共に人の状態を検出することができる。
(第4実施形態)
次に第4実施形態に係る電波センサー装置41について説明する。第4実施形態ではコンセント差込み型の送信機42を備えた電波センサー装置41について説明する。なお、第4実施形態において上記の実施形態と同じ説明は省略する。
第4実施形態の電波センサー装置41の送信機42は、図7〜図9に示されるように、赤外線センサー2を収容する上部筐体(第1の筐体)43と、電波センサー3の送信部6を収容する下部筐体(第2の筐体)44とを備えている。上部筐体43及び下部筐体44は、箱形を成し、同一の幅及び厚さを有する。幅は、図6に示した状態を正面とした場合の左右方向に沿う長さであり、厚さは正面と背面との間の長さである。
図7及び図8に示すように、上部筐体43及び下部筐体44は、USB(Universal Serial Bus)接続機構45によって接続されている。上部筐体43にUSBの突出部45aが設けられ、下部筐体44にはUSBの受容部45bが設けられている。USBの突出部45aを受容部45bに差し込むだけで、上部筐体43と下部筐体44とを連結して、上部筐体43の底面と下部筐体44の天面とを密着させることができる。
赤外線センサー2のレンズ部2aは、上部筐体43に対して回転可能に支持されている。上部筐体43には、レンズ部2aを回転可能に支持する支持ピン46が設けられている。支持ピン46は上下方向に沿って配置され、レンズ部2aを保持するレンズホルダー(回転体)40は支持ピン(軸線)46を中心として回転可能となっている。
また、上部筐体43の正面板43aに、赤外線センサー2のレンズ部2aを露出させるための長穴43eが形成されている。長穴43eの内径は、図7に示されるように、上下方向よりも左右方向が長くなっている。長穴43eの上下方向に沿う内径は、レンズ部2aの外径に対応しており、左右方向に沿う内径は、レンズ部2aの回転角度(回転範囲)に対応している。
下部筐体44内には、電波センサー3の送信部6である送信用アンテナ47が配置されている。送信用アンテナ47は、例えば下部筐体44の正面板44aに固定されている。また、下部筐体44内には、電源回路5を有するACアダプター48が配置されている。ACアダプター48は、下部筐体44の背面板44bに固定されている。ACアダプター48から張り出すプラグ(ブレード)49は、下部筐体44の背面板44bより外方に張り出している。
また、電波センサー装置41は、下部筐体44の背面板44bを外面側から覆う遮蔽板50を備えている。遮蔽板50は例えば金属プレートからなり、ネジ止めによって背面板44bに固定されている。遮蔽板50は、下部筐体44に対して着脱可能に構成されている。
また、図7に示されるように、下部筐体44内には、電波媒体の送信状態を調整するための調整部51が配置され、この調整部51には調整用のダイヤル51aが取り付けられている。この調整用のダイヤル51aの外周部の一部は、下部筐体44の底板44cから外部に張り出している。利用者は、ダイヤル51aを回転操作することで、容易に搬送波の調整を行うことができる。具体的には搬送波の周波数を変えることができる。
また、電波センサー装置41では、取外し可能なカメラ52を有する。下部筐体44内には、カメラ52のUSBを差し込むための受け部53が収容され、下部筐体44の側板44dには、受け部53に通じる差込口が形成されている。カメラ52のUSBを受け部53に差し込んで装着することができる。カメラ52で撮影したデータは、電波センサー3の送信部6から送信される搬送波によって、受信部7に送信されて信号処理演算部4で処理される。なお、図7では、カメラ52を装着していない状態を図示している。
このような第4実施形態の電波センサー装置41によれば、USB接続機構45を用いて、上部筐体43及び下部筐体44を一体化することができると共に、赤外線センサー2と電波センサー3の送信部6を電気的に接続することができる。これにより、赤外線センサー2に給電することができると共に、赤外線センサー2による検出結果を電波センサー3の送信部に送ることができる。その結果、電波センサー3の送信部6から送信される搬送波を用いて、赤外線センサー2の検出結果を送信することができる。
また、上部筐体43及び下部筐体44が一体化されているので、送信機42の設置が容易であり、意匠性を向上させることもできる。
送信機42にはプラグ49が設けられているので、プラグ49をコンセント54に先込むだけで、簡便に送信機42を設置することができる。コンセント54の位置に配置することができるので、送信機42を目立たないようにすることができる。
また、赤外線センサー2のレンズ部2aは上下方向に延在する回転軸を中心として回転可能であるので、レンズ部2aの向きを変えることで、赤外線センサー2による検出範囲を広げることができる。そのため、赤外線センサー2の設置位置が限定されず、コンセントの位置に送信機42を配置したとしても、赤外線センサー2のレンズ部2aを所定の位置に向けることで、確実に対象物を検出することができる。
また、送信機42の背面側には、遮蔽板50が取り付けられているので、送信部6から出射される電波媒体及び送信媒体の範囲(向き)を限定することができる。遮蔽板50を着脱することで、簡便に電波媒体及び送信媒体の出射範囲を調整することができる。
次に、図9を参照して、変形例に係る遮蔽板について説明する。図9に示されるような遮蔽板55,56を送信機に取り付けることで、電波センサー3の送信部6から出射される電波媒体及び送信媒体の範囲を限定してもよい。
図9(a)に示される遮蔽板55は、L字型を成すように形成されている。遮蔽板55は、送信機42の下部筐体44の背面を覆う本体55aと、本体55aから屈曲され下部筐体44の側面を覆う側部55bとを有する。これにより、送信部6から出射される電波媒体及び送信媒体の範囲を正面及び側部55bが配置されていない側方に限定することができる。
図9(b)に示される遮蔽板56は、コ字状を成すように形成されている。遮蔽板56は、送信機42の下部筐体44の背面を覆う本体56aと、本体56aから屈曲され下部筐体44の両方の側面を覆う一対の側部56bとを有する。これにより、送信部6から出射される電波媒体の範囲を正面に限定することができる。
なお、遮蔽板の形状は、これらに限定されず、底部を覆うもの、天部を覆うものでもよい。また、U字型のように曲線部分を有する形状でもよい。
本発明は、前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で下記のような種々の変形が可能である。
上記実施形態では、人感知センサーとして赤外線センサーを備える構成について例示しているが、人感知センサーは赤外線センサーに限定されず、例えば、テレビカメラ、呼び鈴のスイッチ、近接スイッチなどその他のセンサーでもよい。また、人感知センサー以外の他のセンサーによる検出結果を、電波センサー3の送信部から送信してもよい。人感知センサー以外の他のセンサーとしては、温度センサー、湿度センサーなどが挙げられる。
また、赤外線センサーのレンズ部の回転方向は水平方向に回転するものに限定されず、上下方向に回転するものでもよく、その他の方向に回転するものでもよい。
また、送信機の筐体の外形は、箱型に限定されず、円柱状のものでもよく、その他の形状でもよい。また、上記実施形態では、赤外線センサーを収容する筐体を上部に配置し、電波センサー3の送信部6を収容する筐体を下部に配置しているが、上下方向を逆にしてもよく、左右に連結させてもよく、前後(正面側又は背面側)に連結させてもよい。
電波センサー装置は、家庭用に限定されず、例えば、高齢者向け住宅、単身者向け賃貸住宅、病院、店舗、工場、駅、オフィスなどのその他に場所に設置されるものでもよい。
1,21,31,41…電波センサー装置、2…赤外線センサー(人感知センサー)、2a…レンズ部(赤外線検出部)、3…電波センサー、5…電源回路、6…電波センサーの送信部、7…電波センサーの受信部、8…送信機、9…筐体、12…ドア枠(建具枠)、13…方立部、25…固定金具(固定部)、33…手摺、34…手摺本体(共通の筐体)、49…プラグ、50,55,56…遮蔽板。

Claims (8)

  1. 人の状態を検出するための電波媒体を送信する送信部及び前記電波媒体を受信する受信部を有する電波センサーと、
    前記電波センサーとは異なり、人が存在しているか否かを検出可能な人感知センサーとを備え、
    前記人感知センサーによる検出結果を送信するための送信媒体は、前記電波センサーの送信部から送信され
    前記電波センサーの送信部及び前記人感知センサーは、建物の壁面に設置された手摺内に収容されていることを特徴とする電波センサー装置。
  2. 人の状態を検出するための電波媒体を送信する送信部及び前記電波媒体を受信する受信部を有する電波センサーと、
    前記電波センサーとは異なり、人が存在しているか否かを検出可能な人感知センサーとを備え、
    前記人感知センサーによる検出結果を送信するための送信媒体は、前記電波センサーの送信部から送信され、
    前記電波センサーの送信部には、前記電波媒体を遮蔽する遮蔽板が設けられ、前記遮蔽板を着脱することで、前記電波媒体の出射範囲を調整可能であることを特徴とす電波センサー装置。
  3. 人の状態を検出するための電波媒体を送信する送信部及び前記電波媒体を受信する受信部を有する電波センサーと、
    前記電波センサーとは異なり、人が存在しているか否かを検出可能な人感知センサーとを備え、
    前記人感知センサーによる検出結果を送信するための送信媒体は、前記電波センサーの送信部から送信され、
    前記人感知センサーを収容する筐体には、建物の出入口に設置されている建具枠の鴨居部又は方立部に固定される固定部が設けられ、
    前記固定部は、前記鴨居部又は前記方立部を挟持する一対の挟持片を有することを特徴とす電波センサー装置。
  4. 前記電波センサーの送信部及び前記人感知センサーの両方に電力を供給する共通の電源回路を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電波センサー装置。
  5. 前記人感知センサーの検出部は、上下方向に延在する軸線を中心として回転可能であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電波センサー装置。
  6. 前記電波センサーの送信部及び前記人感知センサーは、共通の筐体内に収容されていることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の電波センサー装置。
  7. 前記電波センサーの送信部を収容する筐体の表面には、前記表面から外方に突出し、建物の壁面に設置されたコンセントに差し込み可能なプラグが設けられていることを特徴とする請求項に記載の電波センサー装置。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載の電波センサー装置を備えた建物。
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