JP6409631B2 - 遊技機用の演出操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に備えられ、遊技者によって操作される操作部を備える演出操作装置に関するものである。
従来からパチンコ機やスロットマシンなどの遊技機が広く普及している。これら遊技機には、遊技者によって操作される押しボタンを備えた演出操作装置が搭載されているものがある。押しボタンを操作する演出により、ゲームへの期待感などを高めることができる。押しボタンは、遊技機の前面であって、遊技盤やリール部の下方など、遊技者が操作しやすい位置に配されている。
また、押しボタンの他、前後や左右に倒して操作するレバーを備えた演出操作装置もある。例えば、特許文献1には、遊技者が把持して傾倒操作が可能なスティックコントローラが取り付けられた遊技機が開示されている。スティックコントローラは、遊技者が把持する操作桿(レバー)を含み、操作桿の所定位置にトリガボタンが設けられている。操作桿の内部には、トリガボタンに対する操作を検知するセンサが内蔵され、スティックコントローラの下部には、操作桿に対する傾倒操作を検知するセンサが設けられている。特別演出時に、スティックコントローラを倒したり、トリガボタンを操作したりすることで、表示部の表示が切り換えられるなどして、演出効果が高まる。
特開2011−103937号公報(2011年6月2日公開)
しかしながら、特許文献1に開示されている演出操作装置では、通常演出時においても、スティックコントローラを倒したり、トリガボタンを操作したりすることは可能であり、ただその操作に対して遊技機が反応しない構成である。そのため、スティックコントローラの操作桿を把持した遊技者は、特別演出への移行時に、通常演出とは異なるインパクトのある変化を感じることはできなかった。
本発明の目的は、レバーを備える演出操作装置において、特別演出時と通常演出時とで操作性を変化させることで、強いインパクトを与えることができる遊技機用の演出操作装置を提供することにある。
本発明に係る演出操作装置は、遊技機に搭載される演出操作装置であって、通常演出時に可動不能に固定され、特別演出時にのみ可動可能になるレバーを有するレバー操作部を備え、前記レバー操作部は、前記レバーを可動不能に固定する固定機構と、前記固定機構による固定を解除して前記レバーを可動可能にする解除機構と、前記レバーを、前記固定機構が固定する位置にまで回転させる復帰機構と、を有し、前記固定機構および前記解除機構の各動作が、前記復帰機構のアクチュエータにより制御されることを特徴とする。
上記構成によれば、通常演出時にはレバーを動かすことができず、特別演出時にのみレバーを動かすことができる。したがって、遊技者は、今まで動かせなかったレバーが動かせるようになることで、特別演出への移行時に、通常演出とは異なる操作性の変化を感じることができる。
また、今まで動かせなかったものが動かせるようになることで、瞬間的ではあるが、レバーに対して遊技者の関心を持たせることができ、視界の中心から離れた位置に設けられていたとしても、強いインパクトを与えることができる。
さらに、上記構成によれば、復帰機構が、固定機構による固定位置にまでレバーを回転させるので、特別演出終了時等、遊技者の操作に頼ることなくレバーを可動不能な状態に復帰させることができる。
しかも、上記構成によれば、固定機構および解除機構の各動作が、復帰機構に備えられたアクチュエータにより制御されるので、レバーを固定する動作およびその固定を解除する動作が、レバーを駆動させる復帰機構の動作に関連付けて行われる。これにより、固定、解除、復帰の各動作にずれが生じることがなく、期待通りの動きが確実に実施される。また、1つのアクチュエータを共用するので、構造の簡素化も図れる。
本発明に係る演出操作装置は、さらに、前記レバーを一方向に付勢する付勢部材を備え、前記固定機構は係止部を有し、該係止部にて前記レバーを係止して前記付勢部材による付勢力に抗って固定し、前記レバーは、前記解除機構にて固定が解除されると、前記付勢力によって付勢方向に回転する構成とすることもできる。
上記構成によれば、固定が解除されると、レバーは付勢力により付勢方向に動くので、遊技者は、特別演出に移行したことを、操作性の変化に加えて、視覚からも直感的に感じることができる。
本発明に係る演出操作装置は、さらに、前記復帰機構は、前記付勢方向に回転した前記レバーを、前記固定機構が前記レバーを固定する位置に達しない途中まで回転させ、再び付勢方向に回転した位置に戻す動作を連続して繰り返す動作モードを有する構成とすることもできる。
上記構成によれば、固定機構による固定がかからない範囲で、レバーを往復動作させることができるので、インパクトのある演出が可能になる。
本発明に係る演出操作装置は、さらに、押しボタンを有し、前記レバーの先端部に前記レバーの回転方向に沿って搖動可能に支持された押しボタン部と、前記レバーが付勢方向に回転した位置にある状態での、前記押しボタン部の付勢方向へのさらなる回転、および前記レバーが前記固定機構にて固定されている状態での、前記押しボタン部の付勢方向とは反対方向へのさらなる回転を検出するセンサ部と、を備える構成とすることもできる。
上記構成によれば、レバーによる指示入力に加えて、押しボタン部の押しボタンによる指示入力、および、押しボタン部を、レバーの回転範囲を超えて回転させることによる指示入力が可能になるので、多種類の指示入力を用いて、例えば、搭載される遊技機の表示部の表示を切り換えるなどして、よりインパクトのある演出が可能になる。
本発明によれば、レバーを備える演出操作装置において、特別演出への移行時に、通常演出とは異なる操作性の変化を感じさせて、強いインパクトを与えることができる遊技機用の演出操作装置を提供することができるという効果を奏する。
本実施の形態に係る演出操作ユニットを備えたパチンコ機の概略正面図である。 斜め上方よりみた上記演出操作ユニットの分解斜視図であり、(a)は押しボタンレバーが下位置にある通常演出時の状態、(b)は押しボタンレバーが上位置にある特別演出時の状態である。 上記演出操作ユニットの分解斜視図である。 上記演出操作ユニットにおけるレバーモジュールの分解斜視図である。 上記押しボタンレバーが下位置にある演出操作ユニットの要部の模式図である。 上記押しボタンレバーを下位置から上位置へと回転させる動作を説明するための、演出操作ユニットの要部の模式図である。 上記押しボタンレバーによる自動復帰動作を説明するための、演出操作ユニットの要部の模式図である。 上記押しボタンレバーによる煽り動作を説明するための、演出操作ユニットの要部の模式図である。 本実施の形態に係る他の演出操作ユニットにおけるレバーモジュールの分解斜視図である。 図9に示すレバーモジュールにおけるレバー軸の先端部の支持機構90を説明するための、レバー軸の要部の斜視図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。本実施の形態では、遊技機であるパチンコ機に搭載された演出操作装置を例示する。
[パチンコ機1の概略構成]
まず、パチンコ機1の概略構成について説明する。図1は、パチンコ機1の概略正面図である。図1に示されるように、パチンコ機1は、遊技球が打ち出される遊技盤2と、遊技盤2を囲む枠部材3とを備えている。枠部材3は、遊技盤2の表面側に遊技盤2と所定の間隔を隔てて平行に配置された透明なガラス板(不図示)を支持し、遊技盤2に対して開閉可能に構成されている。
枠部材3に支持されたガラス板と遊技盤2との間には、遊技球が移動する遊技領域が形成されている。遊技者がハンドル4を握って時計方向へ回転させると、皿5に溜められた遊技球がハンドル4の回転角度に応じた打球力で発射装置(不図示)から発射される。発射された遊技球は、ガイド部材(不図示)によって遊技領域の上部位置へ案内され、遊技領域に配置された遊技釘(不図示)や風車(不図示)などに接触することでその移動方向を変化させながら遊技盤2の表面に沿って落下する。遊技領域には、入賞や抽選に関する役物として、始動口(不図示)や入賞口(不図示)、ゲート(不図示)などが複数設けられている。始動口や入賞口に遊技球が入賞すると、入賞した場所に応じた個数の賞球(遊技球)が皿5に払い出される。なお、皿5に溜まった遊技球は、皿5の下方に配置された箱(不図示)へと落下させることができるようになっている。
例えば、始動口に遊技球が入賞すると、大当たり抽選などの、通常演出とは異なる特別演出が実行される。入賞口には大入賞口と小入賞口とがあり、大入賞口は大当たり抽選の結果に応じて開放される。大当たり抽選に当選して大入賞口が開放されることで、遊技者が多量の賞球を得ることが可能な大当たり遊技を楽しむことができる。
遊技領域の外側には、演出実行手段として機能する液晶表示画面6や、遊技盤およびその周囲を光にて装飾する装飾ランプ類(不図示)、可動役物(不図示)、スピーカ(不図示)などが設けられている。
液晶表示画面には、例えば、大当たり抽選の結果を報知するための装飾図柄、予告演出を行うキャラクタやアイテム、大当たり抽選が保留されていることを示す保留表示画像などの各種表示オブジェクトが表示される。装飾ランプ類は、遊技者による遊技の進行に応じて発光したり、点灯または点滅のパターンを変更させたり、発光色を変更したりして、光による演出を行う。可動役物は、例えば内蔵された発光素子を発光させながら回転したり移動したりすることによって可動役物自体の動きと光による演出を行う。スピーカは、楽曲や音声、効果音などを出力して音による演出を行う。
皿5の正面側中央には、演出操作装置である演出操作ユニット10が設けられている。演出操作ユニット10は、押しボタンレバー20を備え、遊技者による操作情報の入力を受け付けると共に、遊技者の興味を引くような演出動作を行う。図には示されていないが、パチンコ機1では、演出操作ユニット10の操作を促す演出画像が液晶表示画面6に表示される。演出画像に従って、遊技者が演出操作ユニット10を操作することで、液晶表示画面6に表示されている演出画像の切り替えなどが行われる。
[演出操作ユニット10の構成]
次に、図2〜図5を参照して、演出操作ユニット10の構成を説明する。図2は、斜め上方よりみた演出操作ユニット10の外観斜視図であり、(a)は押しボタンレバー20が下位置にある通常演出時の状態、(b)は押しボタンレバー20が上位置にある特別演出時の状態である。図3は、演出操作ユニット10の分解斜視図である。図4は、演出操作ユニット10におけるレバーモジュール30の分解斜視図である。図5は、押しボタンレバー20が下位置にある演出操作ユニット10の要部の模式図である。
演出操作ユニット10は、図2、図3に示されるように、先端部のレバーヘッド部分に押しボタン部21が設けられた押しボタンレバー20を備えたレバーモジュール30に、センサモジュール60が取り付けられ、両側がサイドカバー61,62で覆われている。
押しボタン部21は、押しボタン21aを有し、押しボタン21aに対する押圧操作を検出するセンサ類の他、押しボタン21aを叩いて振動させる振動装置等を内蔵している。
レバー操作部としてのレバーモジュール30は、押しボタンレバー20を上下動させる機構および押しボタンレバー20をロックする機構、ロックを解除する機構等を内蔵している。レバーモジュール30は、通常演出時、押しボタンレバー20を、図2の(a)に示すように、先端に設けられた押しボタン部21の押しボタン21aの頂面が斜め上方を向く下位置(レバーが固定される位置)に保持する。押しボタンレバー20は、下位置にある通常演出時、可動不能に固定されている。
そして、特別演出に移行すると、レバーモジュール30は、押しボタンレバー20を、図2の(b)に示すように、押しボタン部21の押しボタン21aの頂面がほぼ真上を向く上位置(レバーが付勢方向に回転した位置)に回転させる。特別演出に移行することで、押しボタンレバー20は可動可能になる。本実施の形態の構成では、特別演出に移行することで、押しボタンレバー20は、可動可能になると共に上位置へと回転する。
また、レバーモジュール30は、押しボタンレバー20を上位置から下位置へ復帰させる復帰動作や、上位置と下位置に達しないまでの途中位置との間で、押しボタンレバー20を繰り返し上下動させる煽り動作を行わせたりもする。詳細については後述する。
センサモジュール60は、押しボタンレバー20の位置、およびレバーモジュール30に備えられた、後述する復帰機構50のカム51の位置を検出するもので、複数のフォトマイクロセンサS(図5参照)を備えている。
図4に示すように、レバーモジュール30は、主たる構成として、押しボタンレバー20と、左右に配される一対の付勢部材である付勢バネ31,31と、固定機構であるロック機構40と、解除機構48と、復帰機構50と、駆動源であるモータ32とを備えている。
押しボタンレバー20は、上述したように、押しボタン部21と、該押しボタン部21が先端部に取り付けられたレバー軸22とを備える(図5参照)。レバー軸22には、中央部において、左右からシャフト33,33が取り付けられ、該一対のシャフト33,33は、左右に配されたケーシング34,35に支持されている。これにより、押しボタンレバー20は、該シャフト33,33を支点として回転自在に構成されている。さらに、押しボタンレバー20が、左右に配された一対の付勢バネ31,31によって、上位置に向かって常時付勢されている。
また、レバー軸22の後端部には、ロック機構40のロックレバー41および復帰機構50のカム51が当接する当接部23(図5参照)が設けられている。
ロック機構40は、ロックレバー41と、付勢バネ42とを備え、押しボタンレバー20を下位置で固定するものである。ロック機構40は、左側のケーシング34の内側に組み付けられている。
ロックレバー41は、ケーシング34に支持されたシャフト45を支点として回転自在に構成され、頂面にレバー軸22の当接部23が当接する係止部41aを有する。ロックレバー41は、付勢バネ42によって、係止部41aがレバー軸22の当接部23の下方に位置する方向に常時付勢されている。これにより、押しボタンレバー20は、レバー軸22の後端部の当接部23が、ロックレバー41の係止部41aに当接することで、上位置への回転が規制され、下位置に固定される(図5参照)。
解除機構48は、解除ギア43と、解除片44とを備え、ロック機構40による押しボタンレバー20の固定を解除するものである。解除機構48も、左側のケーシング34の内側に組み付けられている。
解除ギア43は、固定部材47を介してケーシング34の内側に取り付けられたシャフト46に回転自在に支持されており、モータ32の駆動ギア38に係合する(図4参照)。
解除片44は解除ギア43と一体に構成されている。解除片44は、解除ギア43と一体に回転して、その先端部44aをロックレバー41の解除受部41bに当接させて、ロックレバー41を付勢力に抗って回転させる(図5参照)。これにより、ロックレバー41の係止部41aが、レバー軸22の当接部23の下方位置から一時的に外れ、押しボタンレバー20の固定が解除される。
復帰機構50は、カム51と、カムギア52と、カム検知用部材53とを備え、上位置にある押しボタンレバー20を下位置に引き戻すものである。復帰機構50も、左側のケーシング34の内側に組み付けられている。
カムギア52は、ケーシング34の内側に取り付けられたシャフト54に回転自在に支持されており、モータ32の駆動ギア38に係合する(図5参照)。
カム51は、カムギア52と一体に構成されている。カム51は、カムギア52と一体に回転して、カム51をレバー軸22の当接部23に当接させて押し上げ、押しボタンレバー20を付勢力に抗って下位置に向かって回転させる。これにより、上位置にある押しボタンレバー20が下位置へと戻される。
カム検知用部材53は、カム51と一体に取り付けられ、カム51一体に回転する。前述したセンサモジュール60は、該カム検知用部材53の位置を検知することで、カム51の位置を検出する。センサモジュール60は、右側のケーシング35の外側に取り付けられる。
モータ32は、左側のケーシング34の外側に取り付けられており、復帰機構50のカムギア52、および解除機構48の解除ギア43に駆動力を伝達するものである。モータ32の駆動ギア38が、ケーシング34の内側に挿通され、上述したように、該駆動ギア38に、解除ギア43およびカムギア52の両方共が係合する(図5参照)。モータ32および駆動ギア38にて、復帰機構50のアクチュエータが構成されている。
[演出操作ユニット10の動作]
次に、図6〜図8を参照して、演出操作ユニット10の動作を説明する。まずは、図6を用いて、ボタンレバー20を下位置から上位置へと回転させる動作を説明する。図6は、押しボタンレバー20を下位置から上位置へと回転させる動作を説明するための、演出操作ユニット10の要部の模式図である。
図6の(a)に示すように、押しボタンレバー20が下位置にある状態では、カム51はレバー軸22の当接部23に当接しないカム通常位置にある。また、カム51がカム通常位置にある場合、解除片44もその通常位置にある。ロックレバー41は、レバー軸22の下に位置し、係止部41aを当接部23に当接させて回転を規制して、押しボタンレバー20を下位置に固定している(ロック状態)。
カム51がカム通常位置にある状態からモータ32を回転させると、駆動ギア38に係合しているカムギア52と解除ギア43とが同時に反時計周りに回転する。この回転に伴い、図6の(b)に示すように、解除片44の先端部44aがロックレバー41の解除受部41bに当接して押し出す。これにより、ロックレバー41が回転して、係止部41aが当接部23の下から外れ、押しボタンレバー20の固定が解除される(ロック解除)。固定が解除されることで、押しボタンレバー20は、付勢バネ31,31(図4参照)の付勢力によって、勢いよく上位置へ回転する。
押しボタンレバー20の固定を解除した以降も、駆動ギア38を回転させ、図6の(c)に示すように、カム51を、レバー軸22の当接部23と当接するカム押上げ待ち位置にまで進める。押しボタンレバー20が上位置にある状態では、カム51および解除片44は、図6の(c)の位置で待機する。この位置では、解除片44の先端部44aもロックレバー41の解除受部41bから既に抜けており、ロックレバー41はその付勢力にて、押しボタンレバー20を固定し得る位置に戻っている。
この状態で、遊技者が押しボタンレバー20を押下げると、レバー軸22の後端部が持ち上がり、該持ち上がった後端部がロックレバー41を少し押し戻し、ロックレバー41の上に乗り上がる。これにより、ロックレバー41の係止部41aがレバー軸22の当接部23に当接し、押しボタンレバー20が下位置に固定される。
次に、図7を用いて、上位置にある押しボタンレバー20を下位置にまで自動で回転させる自動復帰動作を説明する。図7は、押しボタンレバー20による自動復帰動作を説明するための、演出操作ユニット10の要部の模式図である。自動復帰動作は、上位置にある押しボタンレバー20を、遊技者が押し下げない場合に実施される。
図7の(a)に示すように、押しボタンレバー20が上位置にある状態では、カム51は、レバー軸22の当接部23と当接するカム押上げ待ち位置で待機している(図6の(c)に同じ)。この位置からモータ32をさらに回転させると、カム51と解除片44とがさらに回転し、図7の(b)に示すように、カム51はレバー軸22の当接部23を押し上げる。遊技者による押下げ時と同様に、持ち上がったレバー軸22の後端部がロックレバー41を少し押し戻し、ロックレバー41の上に乗り上がる。これにより、ロックレバー41の係止部41aがレバー軸22の当接部23に当接し、押しボタンレバー20が下位置に固定される。
この後、図7の(c)に示すように、モータ32をさらに回転させて、カム51をカム通常位置に戻し、解除片44もその通常位置に戻る(図6の(a)に同じ)。
次に、図8を用いて、演出動作の一つとして実行される押しボタンレバー20の煽り動作を説明する。図8は、押しボタンレバー20による煽り動作を説明するための、演出操作ユニット10の要部の模式図である。煽り動作では、押しボタンレバー20が上下動を繰り返す。
図8の(a)に示すように、押しボタンレバー20が上位置にあり、カム51がカム押上げ待ち位置で待機している状態で、モータ32をさらに回転させると、図8の(b)に示すように、カム51と解除片44とがさらに回転する。解除片44は回転するだけであるが、カム51はレバー軸22の当接部23を押し上げる。これにより、押しボタンレバー20が上位置から、上位置と下位置との間の煽り位置まで下がる。モータ32を可逆回転させて、押しボタンレバー20を上位置と煽り位置との間で上下動(往復動作)させる。これにより、インパクトのある演出を行うことができる。
以上のように、本実施形態に係るパチンコ機1の演出操作ユニット10においては、通常演出時に可動不能に固定され、特別演出時にのみ可動可能になる押しボタンレバー20を有するレバーモジュール30を備えている。したがって、遊技者は、今まで動かせなかった押しボタンレバー20が動かせるようになることで、特別演出への移行時に、通常演出とは異なるインパクトのある変化を感じることができる。また、今まで動かせなかったものが動かせるようになることで、瞬間的ではあるが、押しボタンレバー20に対して遊技者の関心を持たせることができ、視界の中心から離れた位置に設けられていたとしても、強いインパクトを与えることができる。
また、レバーモジュール30は、押しボタンレバー20を可動不能に固定するロック機構40と、ロック機構40による固定を解除して押しボタンレバー20を可動可能にする解除機構48と、押しボタンレバー20を、ロック機構40が押しボタンレバー20を固定する位置にまで回転させる復帰機構50とを有し、かつ、本実施の形態の構成では、押しボタンレバー20が上位置に向かって常時付勢され、ロック機構40は付勢力に抗って押しボタンレバー20を固定している。したがって、ロック機構40による固定が解除機構48によって解除されると、付勢力によって押しボタンレバー20が勢いよく上位置に回転する。これにより、遊技者は、特別演出に移行したことを、操作性の変化に加えて、視覚からも直感的に感じることができる。
また、復帰機構50が、ロック機構40による固定位置にまで押しボタンレバー20を回転させるので、特別演出終了時等、遊技者の操作に頼ることなく押しボタンレバー20を可動不能な状態に復帰させることができる。
しかも、ロック機構40および解除機構48の各動作は、復帰機構50のアクチュエータにより制御されるので、押しボタンレバー20を固定する動作およびその固定を解除する動作が、押しボタンレバー20を駆動させる復帰機構の動作に関連付けて行われる。これにより、固定、解除、復帰の各動作にずれが生じることがなく、期待通り動きが確実に実施される。また、1つのアクチュエータを共用するので、構造の簡素化も図れる。
なお、本実施の形態では、押しボタンレバー20を付勢する一方向として上方向を例示するが、下方向に付勢され、上位置で固定される構成や、押しボタンレバー20が左右方向に回転可能であり、右方向に付勢され、左位置で固定される構成、あるいはその逆の構成などであってもよいことは言うまでもない。
また、復帰機構50のアクチュエータを構成する駆動源としては、連続駆動のモータ32に特定されるものではなく、ソレノイドや、ソレノイドやエアシリンダなどを用いることができる。
〔実施形態2〕
以下、本発明のその他の実施の形態について詳細に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した図面と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図9は、本実施の形態に係る演出操作ユニットにおけるレバーモジュール30Aの分解斜視図である。図10は、レバーモジュール30Aにおけるレバー軸22の先端部の支持機構90を説明するための、レバー軸22の要部の斜視図である。
レバーモジュール30Aは、前述したレバーモジュール30に、さらなる操作入力部が設けられて構成である。
追加されている操作入力部は、センサ80と、該センサ80の検出対象であるプランジャー70と、押しボタン部21をレバー軸22に対して搖動可能に支持する支持機構90(図10参照)とを備えている。
センサ部としてのセンサ80は、押しボタン部21の下部におけるパチンコ機1の背面側に付けられ、プランジャー70は、押しボタン部21の押しボタン21aのカバー内側に取り付けられている。
支持機構90は、図10に示すように、レバー軸22の先端部に設けられている。支持機構90は、押しボタン部21が取り付けられるレバー軸22の屈曲部に設けられた、2本のシャフト91,92と、押しボタン部21の底面が固定される取付部材93とを有する。
2本のシャフト91,92は何れもレバー軸22に固定されている。このうち、レバー軸22の屈曲部に近い側にあるシャフト91が、レバー軸22に対して、取付部材93を回転自在に支持する。遠い側にあるシャフト92が、取付部材93の回転範囲を決める。遠い側にあるシャフト92は、取付部材93に形成された長穴93aに挿通されており、取付部材93の回転範囲、つまり、レバー軸22に対する押しボタン部21の搖動範囲は、この長穴93aの大きさにより決定される。
押しボタンレバー20が上位置にある状態では、シャフト92は、取付部材93の長穴93aにおける、レバー軸22の付勢方向側(長穴93aの上端)の端部にある。この状態で、押しボタン部21をパチンコ機1の背面側に向かってさらに押し込むと、取付部材93は、シャフト92が長穴93aにおける、レバー軸22の付勢方向の反対側(長穴93aの下端)にくるまで移動し、押しボタン部21部分が、シャフト91を回転の支点として後ろに少し倒れる。このとき、センサ80が、押しボタン部21部分の背面側への押し込みを検出する。
一方、押しボタンレバー20が下位置にある状態では、押しボタン部21はプランジャー70により付勢方向に保持された状態にあり、シャフト92は、取付部材93の長穴93aにおける、レバー軸22の付勢方向とは反対側の端部側(長穴93aの下端)にある。この状態で、押しボタン部21部分を下方に向かって押し込むと、取付部材93は、シャフト92が長穴93aにおける、レバー軸22の付勢方向側(長穴93aの上端)にくるまで移動し、押しボタン部21部分が、シャフト91を回転の支点として前に少し倒れる。このとき、センサ80が検知領域外へと移動し、センサ80が、押しボタン部21部分の下方への押し込みを検出する。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に好適に利用できる。
1 パチンコ機(遊技機)
10 演出操作ユニット
20 押しボタンレバー(レバー)
21 押しボタン部
21a 押しボタン
22 レバー軸
23 当接部
30,30A レバーモジュール(レバー操作部)
31,31 付勢バネ(付勢部材)
32 モータ
38 駆動ギア
40 ロック機構(固定機構)
41 ロックレバー
41a 係止部
41b 解除上部
42 付勢バネ
43 解除ギア
44 解除片
48 解除機構
50 復帰機構
51 カム
52 カムギア
60 センサモジュール

Claims (4)

  1. 遊技機に搭載される演出操作装置であって、
    通常演出時に可動不能に固定され、特別演出時にのみ可動可能になるレバーを有するレバー操作部を備え、
    前記レバー操作部は、
    前記レバーを可動不能に固定する固定機構と、
    前記固定機構による固定を解除して前記レバーを可動可能にする解除機構と、
    前記レバーを、前記固定機構が固定する位置にまで回転させる復帰機構と、を有し、
    前記固定機構および前記解除機構の動作が、前記復帰機構のアクチュエータにより制御され、
    さらに、押しボタンを有し、前記レバーの先端部に前記レバーの回転方向に沿って搖動可能に支持された押しボタン部と、
    前記レバーが付勢方向に回転した位置にある状態での、前記押しボタン部の付勢方向へのさらなる回転、あるいは前記レバーが前記固定機構にて固定されている状態での、前記押しボタン部の付勢方向とは反対方向へのさらなる回転を検出するセンサ部と、を備えることを特徴とする演出操作装置。
  2. 遊技機に搭載される演出操作装置であって、
    通常演出時に可動不能に固定され、特別演出時にのみ可動可能になるレバーを有するレバー操作部を備え、
    前記レバー操作部は、
    前記レバーを可動不能に固定する固定機構と、
    前記固定機構による固定を解除して前記レバーを可動可能にする解除機構と、
    前記レバーを、前記固定機構が固定する位置にまで回転させる復帰機構と、を有し、
    前記固定機構および前記解除機構の動作が、前記復帰機構のアクチュエータにより制御され、
    さらに、押しボタンを有し、前記レバーの先端部に前記レバーの回転方向に沿って搖動可能に支持された押しボタン部と、
    前記レバーが付勢方向に回転した位置にある状態での、前記押しボタン部の付勢方向へのさらなる回転、および前記レバーが前記固定機構にて固定されている状態での、前記押しボタン部の付勢方向とは反対方向へのさらなる回転を検出するセンサ部と、を備えることを特徴とする演出操作装置。
  3. 前記レバーを一方向に付勢する付勢部材を備え、
    前記固定機構は係止部を有し、該係止部にて前記レバーを係止して前記付勢部材による付勢力に抗って固定し、
    前記レバーは、前記解除機構にて固定が解除されると、前記付勢力によって付勢方向に回転することを特徴とする請求項1又は2に記載の演出操作装置。
  4. 前記復帰機構は、前記付勢方向に回転した前記レバーを、前記固定機構が前記レバーを固定する位置に達しない途中まで回転させ、再び付勢方向に回転した位置に戻す動作を連続して繰り返す動作モードを有することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の演出操作装置。
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