JP6407425B2 - 回転電機、及びレギュレータの製造方法 - Google Patents

回転電機、及びレギュレータの製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、固定子コイルに発生する交流電圧を調整するレギュレータを有する回転電機、及びレギュレータの製造方法に関するものである。
従来、レギュレータ本体の複数の接続端子を、レギュレータホルダのインサートターミナルの複数の本体接続部に個別に接続し、レギュレータホルダ内の空間に絶縁樹脂材を充填することにより、接続端子と本体接続部とのそれぞれの接続部分を絶縁樹脂材で埋めて保護するようにした車両用交流発電機のレギュレータが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−130639号公報
しかし、レギュレータホルダ内の狭い空間で各接続端子が各本体接続部に接続されているため、例えば各接続端子を各本体接続部に溶接で接続する場合、溶接時に飛散する溶融金属、即ちスパッタ等によって、想定しない電気的短絡を起こしてしまうおそれがある。また、インサートターミナルが金属板のプレス打ち抜き加工で作製されている場合、プレスかす等がインサートターミナルに付いていると、接続端子と本体接続部との溶接箇所だけでなく、レギュレータの他の箇所でも、想定しない電気的短絡が生じてしまうおそれもある。
また、スパッタ及びプレスかす等の導電性異物をレギュレータホルダから除去するために、エアブロー等による除去対策を行っても、導電性異物がインサートターミナル等に再度付着してしまうこともあり、レギュレータホルダ内の空間から導電性異物を完全に除去することが困難である。
さらに、想定しない電気的短絡が絶縁樹脂材の充填前には生じていない場合でも、レギュレータホルダ内に絶縁樹脂材を充填する際に、絶縁樹脂材の充填圧により導電性異物が絶縁樹脂材とともに移動してしまい、想定しない電気的短絡が生じやすくなってしまう。また、この場合、電気的短絡の発生を見落としやすくなる。
また、車両用交流発電機では、レギュレータの汎用パッケージ化により、互いに隣接する各接続端子間の距離が狭くかつ一定になっているので、導電性異物がレギュレータホルダから除去されていても、接続端子と本体接続部との溶接部分の通常のふくらみ等によって、想定しない電気的短絡が生じやすくなる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、レギュレータの信頼性の向上を図ることができる回転電機、及びレギュレータの製造方法を得ることを目的とする。
この発明に係る回転電機は、固定子コイルを含む固定子と、固定子に対して回転する回転子とを有する回転電機本体、及び固定子コイルに発生する交流電圧を調整するレギュレータを備え、レギュレータは、レギュレータホルダと、レギュレータ本体と、電気絶縁性を持つ仕切り部材とを有し、レギュレータホルダは、モールド部材と、モールド部材に設けられている複数の本体用ターミナルとを有し、レギュレータ本体は、ICチップを含みモールド部材に設けられている本体部と、本体部から突出し各本体用ターミナルに個別に接続されている複数の接続端子とを有し、仕切り部材は、各本体用ターミナルと各接続端子とのそれぞれの接続部の間の隙間に差し込まれている差し込み部を有している。
また、この発明に係るレギュレータの製造方法は、回転電機の固定子コイルに発生する交流電圧を調整するレギュレータを製造するレギュレータの製造方法であって、モールド部材とモールド部材に設けられている複数の本体用ターミナルとを有するレギュレータホルダと、ICチップを含む本体部と本体部から突出する複数の接続端子とを有するレギュレータ本体とを準備する準備工程、モールド部材にレギュレータ本体を設け、複数の接続端子を複数の本体用ターミナルに個別に接続する端子接続工程、及び端子接続工程後、電気絶縁性を持つ仕切り部材の差し込み部を各接続端子と各本体用ターミナルとのそれぞれの接続部の間の隙間に差し込む仕切り部材配置工程を備えている。
この発明に係る回転電機、及びレギュレータの製造方法によれば、各本体用ターミナルと各接続端子とのそれぞれの接続部の間の隙間に仕切り部材の差し込み部を差し込むので、各本体用ターミナルと各接続端子とのそれぞれの接続部の間の隙間に導電性異物が残留していても、差し込み部によって導電性異物を押し退けることができる。これにより、各本体用ターミナルと各接続端子とのそれぞれの接続部の間の電気的短絡の発生をより確実に防止することができ、レギュレータの信頼性の向上を図ることができる。
この発明の実施の形態1による車両用交流発電機を示す縦断面図である。 図1の車両用交流発電機の電気回路図である。 図1のレギュレータを示す正面図である。 図3のIV−IV線に沿った断面図である。 図3のレギュレータホルダを示す正面図である。 図5のVI−VI線に沿った断面図である。 図4のレギュレータ本体を示す正面図である。 図7のレギュレータ本体を示す側面図である。 図4のヒートシンクを示す正面図である。 図9のヒートシンクを示す側面図である。 図4の仕切り部材を示す斜視図である。 図8のレギュレータ本体を搭載面に載せている状態を示す要部断面図である。 図12の接続端子の溶接前の状態と溶接後の状態とを比較する平面図である。 図13の接続端子の溶接前の状態と溶接後の状態とを比較する側面図である。 図12の接続端子及び本体用ターミナルに仕切り部材が取り付けられている状態を示す要部断面図である。 図15のホルダ部材にヒートシンクが取り付けられている状態を示す要部断面図である。 図16のレギュレータホルダを上下反転させた状態を示す要部断面図である。 この発明の実施の形態2によるレギュレータを示す正面図である。 図18のレギュレータの仕切り部材を含む部分を示す要部正面図である。 この発明の実施の形態2によるレギュレータの他の例を示す正面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による車両用交流発電機を示す縦断面図である。また、図2は、図1の車両用交流発電機の電気回路図である。図において、車両用交流発電機1は、回転電機本体である発電機本体2と、発電機本体2にそれぞれ取り付けられているブラシ装置3、レギュレータ4及びレクチファイヤ5とを有している。車両用交流発電機1は、例えば自動車等の車両に搭載される回転電機である。
発電機本体2は、回転軸であるシャフト6と、シャフト6と同軸に配置されている筒状の固定子7と、シャフト6に固定され固定子7の内側に配置されている回転子8と、シャフト6、固定子7及び回転子8を支持するフレーム9とを有している。
回転子8は、固定子7に対してシャフト6の軸線を中心にシャフト6と一体に回転する。また、回転子8は、励磁電流の給電により磁束を発生する界磁コイル10と、界磁コイル10が設けられ界磁コイル10の磁束により磁極が形成されるポールコア11とを有している。
固定子7は、フレーム9に固定されている。また、固定子7は、回転子8の外周を囲む円筒状の固定子鉄心12と、固定子鉄心12に設けられている固定子コイル13とを有している。固定子コイル13には、回転子8の回転に伴って界磁コイル10の磁束が変化することにより交流起電力が生じる。この例では、図2に示すように、複数の巻線部13aを三相Y形結線した2つの三相交流巻線によって固定子コイル13が構成されている。
フレーム9は、図1に示すように、アルミニウム製のフロントブラケット14及びリヤブラケット15を有している。フロントブラケット14及びリヤブラケット15は、シャフト6の軸線方向について固定子鉄心12を挟んだ状態で、複数本のボルトによって互いに固定されている。回転子8のフロントブラケット14側の端面にはフロント側ファン16が固定され、回転子8のリヤブラケット15側の端面にはリヤ側ファン17が固定されている。回転子8がシャフト6と一体に回転すると、フロント側ファン16及びリヤ側ファン17が回転し、車両用交流発電機1を冷却する冷却風が発生する。
シャフト6は、フロントブラケット14及びリヤブラケット15のそれぞれに軸受18を介して回転自在に支持されている。また、シャフト6は、フロントブラケット14を貫通している。シャフト6のフロントブラケット14から出ている部分には、プーリ19が固定されている。プーリ19には、エンジンの出力軸に連結された図示しない伝達ベルトが巻かれている。エンジンの回転トルクは、エンジンの出力軸から伝達ベルトを介してシャフト6に伝達される。シャフト6は、エンジンからの回転トルクを受けることによりシャフト6の軸線を中心に回転する。
ブラシ装置3、レギュレータ4及びレクチファイヤ5は、リヤブラケット15に取り付けられている。ブラシ装置3は、シャフト6の回転子8からリヤブラケット15側に出ている部分に固定された一対のスリップリング20と、各スリップリング20に個別に接触する一対のブラシ21と、各ブラシ21を各スリップリング20に個別に押し付ける弾性復元力を発生する一対のばね22とを有している。各スリップリング20は、シャフト6の回転により各ブラシ21に対して摺動する。回転子8の界磁コイル10には、図2に示すバッテリ23から界磁電流がブラシ装置3を通して供給される。
レギュレータ4には、コネクタ24が設けられている。レギュレータ4は、コネクタ24を介して図示しない外部車載器等との間で通信する。また、レギュレータ4は、ブラシ装置3を介して界磁コイル10に電気的に接続されている。レギュレータ4は、外部車載器等からの情報に基づいて、バッテリ23から界磁コイル10へ供給される界磁電流を調整することにより、固定子コイル13に発生する交流電圧の大きさを調整する。
レクチファイヤ5は、固定子コイル13に電気的に接続されている。この例では、図2に示すように、固定子コイル13を構成する2つの三相交流巻線に2つのレクチファイヤ5が個別に電気的に接続されている。レクチファイヤ5は、固定子コイル13で発生した交流電流を直流電流に整流する。レクチファイヤ5で整流された直流電流は、バッテリ23で蓄電されたり、他の電気負荷40に供給されたりする。
図3は、図1のレギュレータ4を示す正面図である。また、図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図である。なお、図3では、回転子8側からレギュレータ4を見たときの状態を示している。レギュレータ4は、レギュレータホルダ41と、レギュレータホルダ41にそれぞれ設けられているレギュレータ本体42、コンデンサ43、ヒートシンク44及び仕切り部材45とを有している。
ここで、図5は、図3のレギュレータホルダ41を示す正面図である。また、図6は、図5のVI−VI線に沿った断面図である。なお、図5では、回転子8側と反対側からレギュレータホルダ41を見たときの状態を示している。レギュレータホルダ41は、電気絶縁性を持つモールド部材411と、モールド部材411に設けられているターミナル群412とを有している。モールド部材411を構成する材料としては、例えば樹脂等が用いられている。モールド部材411は、インサート成形によりターミナル群412と一体に成形されている。
モールド部材411には、シャフト6が通されているシャフト通し孔413と、各ブラシ21がそれぞれ通されている2つのブラシ孔414とが設けられている。なお、図3及び図5では、シャフト6がシャフト通し孔413から外されている状態を示しており、図1に示すばね22の弾性復元力により各ブラシ21がシャフト通し孔413内に突出している。
また、モールド部材411には、レギュレータ本体42が搭載されている搭載面415と、搭載面415を囲む壁である囲い部416とが形成されている。囲い部416には、ヒートシンク44を受けている段差部417が囲い部416に沿って形成されている。レギュレータホルダ41は、搭載面415を回転子8側とは反対側に向けて配置されている。
モールド部材411内には、図6に示すように、空間部418が設けられている。空間部418は、囲い部416の内側における搭載面415以外の部分で開放されているとともに、モールド部材411の囲い部416と反対側の部分でも開放されている。
ターミナル群412は、複数の本体用ターミナル412aと、複数のコンデンサ用ターミナル412bと、複数のレクチファイヤ用ターミナル412cと、ブラケット用ターミナル412dと、コネクタ24の内部で露出している図示しないコネクタ用ターミナルとを有している。各本体用ターミナル412a、各コンデンサ用ターミナル412b、各レクチファイヤ用ターミナル412c、ブラケット用ターミナル412d及びコネクタ用ターミナルは、いずれも導電性を持つ金属製のターミナルである。この例では、各本体用ターミナル412a、各コンデンサ用ターミナル412b、各レクチファイヤ用ターミナル412c、ブラケット用ターミナル412d及びコネクタ用ターミナルが、鋼板を打ち抜いて形成されている。
各本体用ターミナル412aは、空間部418に一部を露出させてモールド部材411にそれぞれ埋設されている。空間部418に露出している各本体用ターミナル412aの部分は、レギュレータホルダ41を囲い部416側から見たとき、図5に示すように、搭載面415の縁部から突出して互いに隙間をあけて平行に並んでいる。
各コンデンサ用ターミナル412bは、図6に示すように、各本体用ターミナル412aから離れた箇所で一部を空間部418に露出させてモールド部材411にそれぞれ埋設されている。各レクチファイヤ用ターミナル412cは、図5に示すように、モールド部材411の外面から一部を突出させてモールド部材411にそれぞれ埋設されている。ブラケット用ターミナル412dは、モールド部材411の外面に一部を露出させてモールド部材411に埋設されている。
レギュレータホルダ41は、ブラケット用ターミナル412dの露出部分をリヤブラケット15に接触させた状態で、図示しないボルトによってリヤブラケット15に固定されている。これにより、ブラケット用ターミナル412dの電位がリヤブラケット15と同じになる。各レクチファイヤ用ターミナル412cのモールド部材411から突出している部分は、レクチファイヤ5に電気的に接続されている。レギュレータ4は、レギュレータ本体42及びコンデンサ43がターミナル群412に電気的に接続されることにより、レギュレータ本体42及びコンデンサ43を含む図2の電気回路を構成している。
図7は、図4のレギュレータ本体42を示す正面図である。また、図8は、図7のレギュレータ本体42を示す側面図である。レギュレータ本体42は、本体部421と、本体部421から突出している複数の接続端子422とを有している。
レギュレータ本体42の本体部421は、固定子コイル13に発生する交流電圧を調整するための演算を行う。また、本体部421は、ICチップ及び本体用コンデンサ等を複数の回路部品として含んでいる。さらに、本体部421は、複数の回路部品をモールド材料(例えば樹脂等)でモールド成形して一体化することにより構成されている。従って、レギュレータ本体42は、IC式のレギュレータ本体になっている。この例では、本体部421の形状が直方体になっている。また、この例では、各接続端子422が本体部421の側面から同じ方向へ互いに隙間をあけて平行に突出している。
レギュレータ本体42の本体部421は、図4に示すように、搭載面415に搭載されている。各接続端子422は、各本体用ターミナル412aに沿って配置されている。また、各接続端子422は、各本体用ターミナル412aに溶接で個別に接続されている。
コンデンサ43は、レギュレータ本体42での整流時に発生する転流サージ電圧を抑制する。転流サージ電圧の抑制により、ラジオ電波に悪影響を与える高周波のノイズがレギュレータ4から発生することが抑制される。また、コンデンサ43は、図4に示すように、モールド部材411内の空間部418に配置されている。さらに、コンデンサ43の一対の端子は、各コンデンサ用ターミナル412bの空間部418に露出している部分に溶接で接続されている。
図9は、図4のヒートシンク44を示す正面図である。また、図10は、図9のヒートシンク44を示す側面図である。ヒートシンク44は、熱伝導性を持つ材料、例えばアルミニウム等の金属で構成されている。また、ヒートシンク44は、板状のヒートシンク土台部441と、ヒートシンク土台部441の平面部から突出する複数の板状のフィン442とを有している。
ヒートシンク44は、図4に示すように、各フィン442を外側に向けてヒートシンク土台部441の外周部を囲い部416に嵌めることにより、モールド部材411に取り付けられている。これにより、空間部418の囲い部416側の開放部分は、ヒートシンク44によって塞がっている。また、レギュレータ4では、ヒートシンク土台部441の外周部を段差部417で受けることにより、モールド部材411に対するヒートシンク44の位置決めが行われている。レギュレータ本体42の本体部421は、搭載面415とヒートシンク土台部441との間に挟まれている。
本体部421には、図7に示すように、本体部421に含まれるICチップ等からの熱を外部へ放出するための熱伝導性の高い金属製の放熱部品421aが存在している。放熱部品421aは、本体部421に含まれる複数の回路部品とともにモールド材料で一体化されている。また、放熱部品421aは、本体部421の表面に露出している。放熱部品421aとヒートシンク土台部441との間には、ペースト状の熱伝導材が介在している。これにより、本体部421で発生する熱の一部は、放熱部品421a及び熱伝導材を介してヒートシンク44へ放出される。
図11は、図4の仕切り部材45を示す斜視図である。仕切り部材45は、電気絶縁性を持つ材料で構成されている。仕切り部材45を構成する材料としては、例えばプラスチック等が用いられている。仕切り部材45は、板状のベース部451と、ベース部451から突出する複数の板状の差し込み部452とを有している。
各差し込み部452は、ベース部451から同じ方向へ平行に突出している。これにより、各差し込み部452のそれぞれの間には、ベース部451と反対側で開放された複数の溝453が形成されている。
仕切り部材45は、各接続端子422と各本体用ターミナル412aとのそれぞれの接続部の間に各差し込み部452を個別に差し込んだ状態で、空間部418に配置されている。これにより、各接続端子422と各本体用ターミナル412aとのそれぞれの接続部の間の電気的絶縁状態が確保されている。この例では、図7に示す8本の接続端子422の間の隙間に、図11に示す7つの差し込み部452が個別に差し込まれている。これにより、この例では、各接続端子422と各本体用ターミナル412aとの8つの接続部が、両端の2つの接続部を除いて、仕切り部材45の6つの溝453内に個別に配置されている。
モールド部材411内の空間部418には、図4に示すように、電気絶縁性を持つ充填材46が充填されている。充填材46を構成する材料としては、例えばシリコンゴム又はエポキシ系の樹脂等が用いられている。充填材46は、仕切り部材45と別体になっている。この例では、充填材46を構成する材料が、仕切り部材45を構成する材料と異なっている。また、この例では、仕切り部材45が充填材46よりも固くなっている。
各接続端子422と各本体用ターミナル412aとのそれぞれの接続部は、各コンデンサ用ターミナル412b、コンデンサ43及び仕切り部材45とともに、充填材46に埋まっている。これにより、空間部418内に存在している各接続端子422、各本体用ターミナル412a、各コンデンサ用ターミナル412b及びコンデンサ43の各部位と外部との電気的絶縁状態が確保されている。また、充填材46は、レギュレータ本体42の本体部421及びヒートシンク土台部441にも及んでいる。これにより、レギュレータ本体42、コンデンサ43及び仕切り部材45がモールド部材411に固定されている。また、モールド部材411に対するヒートシンク44の取付状態の強化も図られている。
次に、車両用交流発電機1の動作について説明する。界磁コイル10には、バッテリ23からの界磁電流がブラシ装置3を通して供給される。これにより、界磁コイル10から磁束が発生し、回転子8のポールコア11の外周部にN極とS極とが周方向へ交互に形成される。一方、エンジンの回転トルクが伝達ベルト及びプーリ19を介してシャフト6に伝わると、回転子8がシャフト6と一体にシャフト6の軸線を中心に回転する。
ポールコア11にN極とS極とが形成されている状態で回転子8が回転すると、回転子8の回転磁界が固定子コイル13に作用して、固定子コイル13に交流起電力が発生する。固定子コイル13に発生する交流起電力の大きさは、界磁コイル10に流れる界磁電流の大きさをレギュレータ4が調整することにより調整される。
固定子コイル13に発生した交流電流は、固定子コイル13からレクチファイヤ5へ送られ、レクチファイヤ5で直流電流に整流される。この後、レクチファイヤ5で整流された電流は、バッテリ23に充電されたり、電気負荷40へ供給されたりする。
次に、車両用交流発電機1に用いられるレギュレータ4の製造方法について説明する。まず、モールド部材411とモールド部材411に設けられているターミナル群412とを有するレギュレータホルダ41と、ICチップを含む本体部421と本体部421から突出する複数の接続端子422とを有するレギュレータ本体42とを予め作製しておき、レギュレータホルダ41、レギュレータ本体42及びコンデンサ43を準備する(準備工程)。
この後、搭載面415を上方に向けてレギュレータホルダ41を配置し、レギュレータ本体42の本体部421を搭載面415に載せる。図12は、図8のレギュレータ本体42を搭載面415に載せている状態を示す要部断面図である。図12に示すように、搭載面415には、各接続端子422が各本体用ターミナル412aに重なるように本体部421が載せられる。
この後、各接続端子422を各本体用ターミナル412aに溶接で個別に接続する。図13は図12の接続端子422の溶接前の状態と溶接後の状態とを比較する平面図、図14は図13の接続端子422の溶接前の状態と溶接後の状態とを比較する側面図である。図13及び図14に示すように、溶接前の各接続端子422には、突起部422aが形成されている。各接続端子422は、突起部422aの位置で各本体用ターミナル412aに溶接される。
溶接後の各接続端子422では、溶接前の突起部422aが溶融により潰れて接続端子422の幅方向へ膨れている変形部422bになっている。これにより、互いに隣り合う接続端子422の間の距離は、溶接後に、変形部422bの位置で他の位置よりも狭くなる(端子接続工程)。
この後、端子接続工程で互いに接続された各接続端子422及び各本体用ターミナル412aに仕切り部材45を取り付ける。図15は、図12の接続端子422及び本体用ターミナル412aに仕切り部材45が取り付けられている状態を示す要部断面図である。仕切り部材45を各接続端子422及び各本体用ターミナル412aに取り付けるときには、各接続端子422と各本体用ターミナル412aとのそれぞれの接続部の間の隙間に各差し込み部452を上方から差し込む。これにより、レギュレータホルダ41に残留している導電性異物による各接続部間の短絡が防止される。導電性異物としては、例えば、溶接時に飛散して接続端子422等に付着した溶融金属であるスパッタ、又はターミナル群412の作製時に生じるプレスかす等が考えられる(仕切り部材配置工程)。
この後、ヒートシンク44をモールド部材411に取り付ける。図16は、図15のモールド部材411にヒートシンク44が取り付けられている状態を示す要部断面図である。ヒートシンク44をモールド部材411に取り付けるときには、本体部421の表面に露出している放熱部品421aにペースト状の熱伝導材を塗布し、各フィン442を外側に向けてヒートシンク土台部441を囲い部416に嵌める。このとき、段差部417にヒートシンク土台部441の外周部が当たるようにヒートシンク44を配置する。これにより、ヒートシンク44がモールド部材411に取り付けられ、本体部421の放熱部品421aとヒートシンク土台部441との間に熱伝導材が介在した状態になる(ヒートシンク取付工程)。
この後、レギュレータホルダ41を上下反転する。図17は、図16のレギュレータホルダ41を上下反転させた状態を示す要部断面図である。レギュレータホルダ41を上下反転させると、空間部418の開放部分がレギュレータホルダ41の上方になる。このとき、仕切り部材45は、仕切り部材45にかかる重力により、各接続端子422及び各本体用ターミナル412aから外れて落ちるおそれがあるが、仕切り部材45が下方へずれたとしても、ヒートシンク土台部441で仕切り部材45を受けることにより、各接続端子422及び各本体用ターミナル412aから仕切り部材45が外れることが防止される。この状態で、コンデンサ43を空間部418に挿入し、コンデンサ43の一対の端子を各コンデンサ用ターミナル412bに溶接で個別に接続する(コンデンサ取付工程)。
この後、空間部418の開放部分から、電気絶縁性を持つ流動性材料を空間部418に注入する。この例では、エポキシ系の樹脂を流動性材料として用いている。このとき、空間部418がヒートシンク44の位置まで繋がっているので、コンデンサ43だけでなく、レギュレータ本体42及びヒートシンク44にまで流動性材料が行き渡る。これにより、コンデンサ43、コンデンサ用ターミナル412b、仕切り部材45、及び各接続端子422と各本体用ターミナル412aとのそれぞれの接続部が流動性材料に埋まった状態になる。
この後、空間部418に注入した流動性材料を加熱により硬化して、流動性材料を充填材46にする。これにより、レギュレータ本体42、コンデンサ43及び仕切り部材45がモールド部材411に固定され、モールド部材411に対するレギュレータ本体42、コンデンサ43、仕切り部材45及びヒートシンク44の取付状態の強化が図られる(充填工程)。このようにして、レギュレータ4を作製する。
この後、ブラシ装置3、レギュレータ4及びレクチファイヤ5をリヤブラケット15に取り付けた後、シャフト6、固定子7、回転子8、フロントブラケット14及びリヤブラケット15等の部品を組み合わせることにより、車両用交流発電機1を製造する。
このような車両用交流発電機1では、各本体用ターミナル412aと各接続端子422とのそれぞれの接続部の間の隙間に仕切り部材45の差し込み部452が差し込まれているので、各本体用ターミナル412aと各接続端子422とのそれぞれの接続部の間の隙間に導電性異物が残留していても、差し込み部452によって導電性異物を押し退けることができる。また、各接続端子422が各本体用ターミナル412aに溶接で個別に接続される場合、溶接による変形によって各接続端子422同士が接触しやすくなるが、この場合でも、差し込み部452によって各接続端子422同士の接触をより確実に防止することができる。このようなことから、各本体用ターミナル412aと各接続端子422とのそれぞれの接続部の間の電気的短絡の発生をより確実に防止することができ、レギュレータ4の信頼性の向上を図ることができる。また、例えば、各接続端子422の間の隙間が狭くなるような工業規格パッケージ外形TO220型等をレギュレータホルダ41に採用することもでき、レギュレータ4のコストの低減化を図ることもできる。
また、複数の接続端子422は、本体部421から同じ方向へ突出しているので、レギュレータ本体42の設置スペースの縮小化を図ることができ、レギュレータ4の小型化を図ることができる。また、仕切り部材45の形状も簡単にすることができ、コストの増加の抑制も図ることができる。
また、各本体用ターミナル412aと各接続端子422とのそれぞれの接続部は、モールド部材411内の空間部418で、電気絶縁性を持つ充填材46に埋まっているので、各本体用ターミナル412aと各接続端子422とのそれぞれの接続部の外部に対する電気的絶縁状態をより確実に確保することができる。また、仕切り部材45も充填材46でモールド部材411に固定することができる。これにより、コストの増加を抑制しながらレギュレータ4の信頼性の向上をさらに図ることができる。
また、充填材46が空間部418からレギュレータ本体42の本体部421にまで及んでいるので、モールド部材411にレギュレータ本体42を充填材46によって固定することができ、モールド部材411に対するレギュレータ本体42の取付状態の強化を図ることができる。これにより、レギュレータ4の信頼性の向上をさらに図ることができる。
また、レギュレータ4の製造方法では、レギュレータ本体42の各接続端子422をレギュレータホルダ41の各本体用ターミナル412aに個別に接続する端子接続工程後に、各接続端子422と各本体用ターミナル412aとのそれぞれの接続部の間の隙間に仕切り部材45の差し込み部452を差し込むので、各接続端子422と各本体用ターミナル412aとのそれぞれの接続部の間に介在する導電性異物を差し込み部452で押し退けることができる。また、各接続端子422の溶接による変形によって各接続端子422同士の接触が発生することも差し込み部452によって防止することができる。これにより、レギュレータ4の信頼性の向上を図ることができる。
また、各接続端子422と各本体用ターミナル412aとのそれぞれの接続部の間の隙間に仕切り部材45の差し込み部452を差し込んだ後、各接続部がモールド部材411内の空間部418で流動性材料に埋まった状態にし、流動性材料を硬化させて充填材46にするので、各接続端子422と各本体用ターミナル412aとのそれぞれの接続部の外部に対する電気的絶縁状態をより確実に確保することができるとともに、仕切り部材45もモールド部材411に充填材46で容易に固定することができる。また、流動性材料の充填圧により導電性異物が移動したとしても、各接続端子422と各本体用ターミナル412aとのそれぞれの接続部の間の隙間に差し込まれている差し込み部452によって各接続部間の電気的短絡をより確実に防止することができる。これにより、コストの増加を抑制しながらレギュレータ4の信頼性の向上をさらに図ることができる。
なお、上記の例では、仕切り部材45が複数の差し込み部452を有しているが、各接続端子422の数が2本である場合には、各接続端子422と各本体用ターミナル412aとのそれぞれの接続部の間の隙間が1箇所だけになるので、仕切り部材45に含まれる差し込み部452の数を1つとしてもよい。
実施の形態2.
図18は、この発明の実施の形態2によるレギュレータ4を示す正面図である。また、図19は、図18のレギュレータ4の仕切り部材45を含む部分を示す要部正面図である。なお、図18及び図19では、ヒートシンク44をレギュレータホルダ41から取り外した状態を示している。本実施の形態では、ヒートシンク44側からレギュレータホルダ41を見たとき、囲い部416の内側における少なくとも本体部421の領域以外の部分に空間部418の領域が存在している。また、ヒートシンク44側からレギュレータホルダ41を見たとき、囲い部416の内側に存在する空間部418の領域には、複数の本体用ターミナル412aのそれぞれの一部が露出している領域と、各本体用ターミナル412aとは異なる複数の別のターミナル412eのそれぞれの一部が露出している領域とが存在している。複数の別のターミナル412eのうち、空間部418に露出している部分のいずれかは、図19に示すように、各本体用ターミナル412aのいずれかに隙間を介して隣接している。複数の別のターミナル412eには、レギュレータ4の仕様によって、レギュレータ本体42とは異なる別の電気部品(図示せず)が搭載されている。
仕切り部材45は、実施の形態1でのベース部451及び複数の差し込み部452に加えて、図19に示すように、差し込み部452とは別の板状の挿入部454を有している。
挿入部454は、各差し込み部452と同じ方向へ差し込み部452と平行にベース部451から突出している。また、互いに隣り合う挿入部454と差し込み部452との間には、ベース部451と反対側で開放された溝が形成されている。この例では、挿入部454がベース部451の端部から突出している。
仕切り部材45は、各接続端子422と各本体用ターミナル412aとのそれぞれの接続部の間に各差し込み部452を個別に差し込み、かつ互いに隣り合う本体用ターミナル412aと別のターミナル412eとの間に挿入部454を差し込んだ状態で、空間部418に配置されている。空間部418には、充填材が充填されている。各接続端子422と各本体用ターミナル412aとのそれぞれの接続部は、仕切り部材45、複数の別のターミナル412e及び電気部品等とともに、充填材に埋まっている。
この例では、ブラシ孔414がモールド部材411に設けられておらず、ブラシ孔414が設けられているブラシホルダの部分がレギュレータホルダ41のモールド部材411とは別体になっている。従って、この例では、ブラシ装置3の各ブラシ21が、レギュレータホルダ41とは別体のブラシホルダの各ブラシ孔にそれぞれ挿入されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このように、仕切り部材45が挿入部454を有し、挿入部454が、本体用ターミナル412aと別のターミナル412eとの間の隙間に差し込まれているので、各接続端子422と各本体用ターミナル412aとのそれぞれの接続部の間だけでなく、接続端子422と本体用ターミナル412aとの接続部と、別のターミナル412eとの間でも電気的短絡が発生することを防止することができる。これにより、レギュレータ4の信頼性の向上をさらに図ることができ、車両用交流発電機1の信頼性の向上をさらに図ることができる。
また、ヒートシンク44側からレギュレータホルダ41を見たとき、囲い部416の内側に存在する空間部418の領域には、複数の本体用ターミナル412aのそれぞれの一部が露出している領域と、各本体用ターミナル412aとは異なる複数の別のターミナル412eのそれぞれの一部が露出している領域とが存在しているので、囲い部416の形状をレギュレータ本体42の外形に合わせる必要がなくなり、レギュレータ本体42だけでなく別の電気部品も囲い部416の内側に収容することができる。これにより、車両用交流発電機1の多様な仕様に合わせてレギュレータ4を容易に対応させることができる。
なお、上記の例では、モールド部材411にブラシ孔414が設けられていないが、実施の形態1と同様に、モールド部材411にブラシ孔414を設けることにより、ブラシ孔414が設けられているブラシホルダをレギュレータホルダ41と一体にしてもよい。
また、実施の形態1では、モールド部材411にブラシ孔414が設けられているが、実施の形態1においても、モールド部材411にブラシ孔414を設けずに、図20に示すように、ブラシ孔414が設けられているブラシホルダの部分をモールド部材411からなくして、ブラシホルダをレギュレータホルダ41と別体にしてもよい。
また、各上記実施の形態では、ブラシ装置3を有する車両用交流発電機にこの発明が適用されているが、ブラシ装置3を持たないブラシレスの車両用交流発電機にこの発明を適用してもよい。この場合、ブラシ孔414か設けられているブラシホルダの部分はモールド部材411からなくなることとなり、レギュレータホルダ41の構成は図18〜図20に示す構成になる。
また、各上記実施の形態では、2つの三相交流巻線によって固定子コイル13が構成され、2つのレクチファイヤ5が各三相交流巻線に個別に接続されているが、これに限定されず、例えば、1つの三相交流巻線で固定子コイル13を構成し、1つのレクチファイヤ5を固定子コイル13の三相交流巻線に接続してもよい。
また、各上記実施の形態では、回転電機である車両用交流発電機にこの発明が適用されているが、車両用交流発電機だけでなく、車両に搭載されない通常の交流発電機又は発電電動機を回転電機とし、この回転電機にこの発明を適用してもよい。
1 車両用交流発電機(回転電機)、2 発電機本体(回転電機本体)、4 レギュレータ、7 固定子、8 回転子、13 固定子コイル、41 レギュレータホルダ、42 レギュレータ本体、45 仕切り部材、46 充填材、411 モールド部材、412a 本体用ターミナル、412e 別のターミナル、415 搭載面、418 空間部、421 本体部、422 接続端子、451 ベース部、452 差し込み部、454 挿入部。

Claims (7)

  1. 固定子コイルを含む固定子と、前記固定子に対して回転する回転子とを有する回転電機本体、及び
    前記固定子コイルに発生する交流電圧を調整するレギュレータ
    を備え、
    前記レギュレータは、レギュレータホルダと、レギュレータ本体と、電気絶縁性を持つ仕切り部材とを有し、
    前記レギュレータホルダは、モールド部材と、前記モールド部材に設けられている複数の本体用ターミナルとを有し、
    前記レギュレータ本体は、ICチップを含み前記モールド部材に設けられている本体部と、前記本体部から突出し各前記本体用ターミナルに溶接で個別に接続されている複数の接続端子とを有し、
    前記仕切り部材は、各前記本体用ターミナルと各前記接続端子とのそれぞれの接続部の間の隙間に差し込まれている差し込み部を有し
    前記差し込み部の高さは、前記接続部の高さよりも高くなっている回転電機。
  2. 固定子コイルを含む固定子と、前記固定子に対して回転する回転子とを有する回転電機本体、及び
    前記固定子コイルに発生する交流電圧を調整するレギュレータ
    を備え、
    前記レギュレータは、レギュレータホルダと、レギュレータ本体と、電気絶縁性を持つ仕切り部材とを有し、
    前記レギュレータホルダは、モールド部材と、前記モールド部材に設けられている複数の本体用ターミナルとを有し、
    前記レギュレータ本体は、ICチップを含み前記モールド部材に設けられている本体部と、前記本体部から突出し各前記本体用ターミナルに個別に接続されている複数の接続端子とを有し、
    前記仕切り部材は、各前記本体用ターミナルと各前記接続端子とのそれぞれの接続部の間の隙間に差し込まれている差し込み部を有し、
    前記モールド部材には、前記複数の本体用ターミナルのいずれかに隣接する別のターミナルが設けられており、
    前記仕切り部材は、前記差し込み部とは別の挿入部を有し、
    前記挿入部は、互いに隣接する前記本体用ターミナルと前記別のターミナルとの間の隙間に差し込まれている回転電機。
  3. 前記複数の接続端子は、前記本体部から同じ方向へ突出している請求項1又は請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記モールド部材内の空間部には、電気絶縁性を持つ充填材が充填されており、
    各前記本体用ターミナルと各前記接続端子とのそれぞれの前記接続部は、前記空間部で前記充填材に埋まっている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の回転電機。
  5. 前記モールド部材には、前記本体部が搭載されている搭載面が形成されており、
    前記充填材は、前記空間部から前記本体部にまで及んでいる請求項4に記載の回転電機。
  6. 回転電機の固定子コイルに発生する交流電圧を調整するレギュレータを製造するレギュレータの製造方法であって、
    モールド部材と前記モールド部材に設けられている複数の本体用ターミナルとを有するレギュレータホルダと、ICチップを含む本体部と前記本体部から突出する複数の接続端子とを有するレギュレータ本体とを準備する準備工程、
    前記モールド部材に前記レギュレータ本体を設け、前記複数の接続端子を前記複数の本体用ターミナルに溶接で個別に接続する端子接続工程、及び
    前記端子接続工程後、電気絶縁性を持つ仕切り部材の差し込み部を各前記接続端子と各前記本体用ターミナルとのそれぞれの接続部の間の隙間に差し込む仕切り部材配置工程
    を備え
    前記差し込み部の高さは、前記接続部の高さよりも高くなっているレギュレータの製造方法。
  7. 前記仕切り部材配置工程後、電気絶縁性を持つ流動性材料を前記レギュレータホルダ内の空間部に充填して各前記接続部が流動性材料に埋まった状態にし、前記流動性材料を硬化させる充填工程
    を備えている請求項6に記載のレギュレータの製造方法。
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