JP6405887B2 - 液体消費装置 - Google Patents
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ことにより、液体容器が装着部に装着された時点における貯留室内の液体の粘度を推定することができる。これにより、例えば、装着部に装着されることなく長期間放置されていた液体容器内の液体の劣化の度合いを推定したり、異なる粘度の液体が貯留された複数種類の液体容器が装着部に装着可能である場合において、装着された液体容器の種類を特定することができる。なお、本明細書中の「閾値範囲」は、上限値及び下限値の両方が特定されている必要は必ずしも必要でなく、上限値及び下限値の少なくとも一方が特定されていればよい。例えば、上限値のみが特定されている閾値範囲は、上限値以下の全ての値を含む。同様に、下限値のみが特定されている閾値範囲は、下限値以下の全ての値を含む。
図1に示されるように、プリンタ10は、インクジェット記録方式に基づいて、記録用紙に対してインク滴を選択的に吐出することにより画像を記録するものである。プリンタ10(液体消費装置の一例)は、記録ヘッド21(液体消費部の一例)と、インク供給装置100と、記録ヘッド21及びインク供給装置100を接続するインクチューブ20とを備えている。インク供給装置100には、カートリッジ装着部110(装着部の一例)が設けられている。カートリッジ装着部110には、インクカートリッジ30(液体容器の一例)が装着され得る。カートリッジ装着部110には、その一面に開口112が設けられている。インクカートリッジ30は、開口112を通じてカートリッジ装着部110に挿入向き56に挿入され、或いはカートリッジ装着部110から脱抜向き55に抜き出される。
インク供給装置100は、図1に示されるように、プリンタ10に設けられている。インク供給装置100は、プリンタ10が備える記録ヘッド21にインクを供給するものである。インク供給装置100は、インクカートリッジ30を装着可能なカートリッジ装着部110を備えている。カートリッジ装着部110は、ケース101と、インクニードル102(液体抽出管の一例)と、センサ103(検出部の一例)と、装着センサ107(装着検出部の一例)と、ロッド114(連通機構の一例)とを備えている。
ケース101には、開口112が形成されている。また、ケース101は、開口112とは反対側に位置する奥面を備えている。インクニードル102は、図1及び図2に示さ
れるように、ケース101の奥面から脱抜向き55に突出している。インクニードル102は、ケース101の奥面において、インクカートリッジ30のインク供給部60(液体供給部の一例)に対面し得る位置に配置されている。インクニードル102は、内部に液体流路が形成された管状の樹脂針であって、その突出端側に開口が設けられており、基端側にインクチューブ20が接続されている。インク室36内のインクは、インク供給部60に進入したインクニードル102を通じてインクチューブ20に流出される。
センサ103は、図1及び図2に示されるように、インクニードル102より鉛直方向の上方において、ケース101の奥面から脱抜向き55に突出している。センサ103は、幅方向51に対向して配置された発光部104及び受光部105を備える。カートリッジ装着部110への装着が完了したインクカートリッジ30は、発光部104及び受光部105の間に配置される。換言すれば、発光部104及び受光部105は、カートリッジ装着部110への装着が完了したインクカートリッジ30を挟んで対向配置されている。
なわち、センサ103は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30に対面する位置に配置されていればよい。
装着センサ107は、図1及び図2に示されるように、インクニードル102より鉛直方向の上方において、ケース101の奥面に設けられている。装着センサ107は、カートリッジ装着部110内におけるインクカートリッジ30の挿入経路上の装着検出位置に配置されている。そして、装着センサ107は、装着検出位置におけるインクカートリッジ30の有無に応じた検出信号を制御部130(図4参照)に出力する。本実施形態においては、カートリッジ装着部110へのインクカートリッジ30の装着が完了したときのインクカートリッジ30が装着検出位置に位置するように、装着センサ107が配置されている。
ロッド114は、図1及び図2に示されるように、インクニードル102より鉛直方向の上方において、ケース101の奥面から脱抜向き55に突出している。ロッド114は、ケース101の奥面において、インクカートリッジ30の大気連通部70に対面し得る位置に配置されている。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されることにより、大気連通部70の内部に進入したロッド114は、大気連通室71、毛細管80、インク供給室61、及びインク室36を大気に連通させる。
インクカートリッジ30は、図3に示されるように、インク室36、インク供給部60、及び大気連通部70を区画するフレーム31を有する。このインクカートリッジ30は、インク室36に貯留されたインクをインク供給部60を通じて外部に供給する。インクカートリッジ30は、図3に示された起立状態、つまり、同図の下側の面を底面とし、同図の上側の面を上面として、カートリッジ装着部110に対して挿入及び取出方向50(着脱方向の一例)に沿って挿抜される。本実施形態では、挿入及び取出方向50は水平方向である。また、起立状態におけるインクカートリッジ30の幅方向51及び奥行き方向53もそれぞれ水平方向である。また、起立状態におけるインクカートリッジ30の高さ方向52は重力方向(鉛直方向)である。脱抜向き55及び挿入向き56は、各々が挿入及び取出方向50に沿う向きであり、且つ互いに反対の向きである。また、挿入及び取出
方向50は、奥行き方向53に一致する。
インク室36には、インクが貯留される。カートリッジ装着部110に装着される前のインクカートリッジ30のインク室36は、負圧に維持されている。そして、インク室36は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されることによって、大気連通部70を通じて大気に連通される。また、インク室36内のインクは、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されることによって、インク供給部60を通じてインクカートリッジ30の外部に流出する。
インク供給部60は、図1及び図3に示されるように、前壁40の内面及び下壁42の内面の境界近傍に設けられている。すなわち、インク供給部60は、起立状態のインクカートリッジ30の下部に設けられている。インク供給部60は、インク供給室61(液体供給室の一例)と、インク供給室61をインクカートリッジ30の外部に連通させる開口62と、インク供給室61をインク室36に連通させる開口63とを有する。カートリッジ装着部110に装着される前のインクカートリッジ30のインク供給室61は、負圧(例えば、インク室36と同圧)に維持されている。開口62は、インク供給室61の前端(挿入及び取出方向50の一端の一例)を画定する前壁40を厚み方向に貫通する。一方、開口63は、インク供給室61の後端(挿入及び取出方向50の他端の一例)を画定する壁を厚み方向に貫通する。また、開口63の上端を画定する壁面は、後方(すなわち、
インク室36側)に向かって上向きに傾斜している。
大気連通部70は、図1及び図3に示されるように、前壁40の内面及び上壁39の内面の境界近傍に設けられている。すなわち、大気連通部70は、起立状態のインクカートリッジ30の上部に設けられている。大気連通部70は、大気連通室71と、大気連通室71をインクカートリッジ30の外部に連通させる開口72と、大気連通室71をインク室36に連通させる開口73とを有する。カートリッジ装着部110に装着される前のインクカートリッジ30の大気連通室71は、負圧(例えば、インク室36と同圧)に維持されている。開口72は、大気連通室71の前端(挿入及び取出方向50の一端の一例)を画定する前壁40を厚み方向に貫通する。一方、開口73は、大気連通室71の後端(挿入及び取出方向50の他端の一例)を画定する壁を厚み方向に貫通する。
インクカートリッジ30の内部には、毛細管80が設けられている。毛細管80は、下端(第1端の一例)が開口62、63の間においてインク供給室61に連通され、上端(第2端の一例)が開口72、73の間において大気連通室71に連通されている。すなわち、本実施形態における毛細管80は、鉛直方向(すなわち、高さ方向52)に延びており、第2端が第1端より上方に位置している。カートリッジ装着部110にインクカートリッジ30が装着される前において、毛細管80の内部は負圧(例えば、インク室36と同圧)に維持されており、インク供給室61を通じてインク室36内のインクが毛細管80内に流入している。また、毛細管80の下端は、インク供給室61の上端を画定する壁面(すなわち、天壁面)と面一となっている。
82が設けられている。半透膜82は、微小な孔を有する多孔質膜であり、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体などのフッ素樹脂からなる。
プリンタ10は、さらに制御部130を備える。制御部130は、図4に示されるように、CPU131、ROM132、RAM133、EEPROM134、及びASIC135を備えており、これらは内部バス137によって接続されている。ROM132には、CPU131が各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。RAM133は、CPU131が上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。EEPROM134には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。なお、CPU131、ROM132、RAM133、EEPROM134、及びASIC135は、その一部又は全部が1つのICチップで構成されていてもよいし、複数のICチップに分かれて構成されていてもよい。
カートリッジ装着部110へのインクカートリッジ30の挿入は、カートリッジ装着部110の開口112に対して開閉するカバーが開かれてから開始される。まず、図5に示されるように、カートリッジ装着部110に挿入され且つロッド114に到達する前のインクカートリッジ30は、閉塞部材64、74、75によって開口62、72、73が閉塞されている。一方、開口63は閉塞されていないので、毛細管80の内部にはインク供給室61を通じてインクが進入している。さらに、この状態において、センサ103はハイレベル信号を制御部130に出力し、装着センサ107はローレベル信号を制御部130に出力している。
端は、インク室36に先立って大気に連通される。その結果、毛細管80内のインクは、インク室36及び大気連通室71の内圧差によって、インク供給室61を通じてインク室36側に戻される。その結果、毛細管80内のインクの液面は、検出位置より下まで下がる。一方、この時点において、インクニードル102と閉塞部材64とは離間している。
ために、ステップS5で計測された通過時間と比較されるものである。そして、制御部130は、温度センサ106から出力される信号によって特定される温度が高いほど、閾値範囲の上限値及び下限値の少なくとも一方を小さくする。換言すれば、制御部130は、温度センサ106から出力される信号によって特定される温度が低いほど、閾値範囲の上限値及び下限値の少なくとも一方を大きくする。ステップS7の処理を実行する制御部130は、決定手段の一例である。
毛細管80内を移動するインクの速度は、当該インクの粘度によって大きく変動する。そこで、上記の実施形態のように、毛細管80内を実際に移動したインクの速度を特定し得る物理量(すなわち、通過時間)を計測することにより、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された時点におけるインク室36内のインクの粘度を推定することができる。これにより、例えば、カートリッジ装着部110に装着されることなく長期間放置されていたインクカートリッジ30内のインクの劣化の度合いを推定したり、異なる粘度のインクが貯留された複数種類のインクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着可能である場合において、装着されたインクカートリッジ30の種類を特定することができる。
よってインクが毛細管80内を移動する。これにより、図8に示されるように、毛細管80内のインクは、インク室36内のインクの液面より高い位置に到達することができる。すなわち、センサ103をインク室36に貯留されたインクの液面より高い位置に設けることができる。その結果、万一、インクがインクカートリッジ30から漏れ出したとしても、当該インクによってセンサ103が汚染されるのを抑制することができる。
よって突き破られる薄膜である。また、図11に示されるインクカートリッジ30は、毛細管80に代えて、細管91、高さ方向52における細管91途中に設けられた収容室92、及び収容室92の内部に収容された膨潤部材93を有する毛細管90を備える。
を入力パラメータとする関数を用いて閾値範囲の上限値或いは下限値を算出してもよい。また、固定の閾値範囲を用いてもよい。
液体が貯留された貯留室と、
上記貯留室から液体を流出させる液体供給部と、
上記貯留室を大気に連通させる大気連通部と、
第1端が上記貯留室に連通可能で且つ第2端が大気に連通可能であり、毛細管現象によって液体が上記第1端側から上記第2端側へ移動可能な毛細管と、を備える液体容器。
本発明は、さらに以下のように定義することも可能である。
上記の液体容器であって、
上記大気連通部は、
一端が液体容器の外部に開口され且つ他端が上記貯留室に連通された大気連通室と、
上記大気連通室を閉塞する第1閉塞部材と、
上記第1閉塞部材より上記貯留室側において上記大気連通室を閉塞する第2閉塞部材と、を有しており、
上記毛細管の上記第2端は、上記第1閉塞部材及び上記第2閉塞部材の間において、上記大気連通室に連通されている液体容器。
本発明は、さらに以下のように定義することも可能である。
上記の液体容器であって、
上記液体供給部は、
一端が液体容器の外部に開口され且つ他端が上記貯留室に連通された液体供給室と、
上記液体供給室を閉塞する第1閉塞部材と、
上記第1閉塞部材より上記貯留室側において上記液体供給室を閉塞する第2閉塞部材と、を有しており、
上記毛細管の上記第1端は、上記第1閉塞部材及び上記第2閉塞部材の間において、上記液体供給室に連通されている液体容器。
本発明は、さらに以下のように定義することも可能である。
上記の液体容器であって、
上記毛細管の水平面における断面形状が第1方向に沿う第1寸法と、第2方向に沿う第2寸法とを有しており、第1寸法が第2寸法より大きい液体容器。
本発明は、さらに以下のように定義することも可能である。
上記の液体容器であって、上記毛細管の水平面における断面形状が楕円形状である液体容器。
本発明は、さらに以下のように定義することも可能である。
上記の液体容器であって、
上記毛細管には、上記毛細管内を通過する液体を吸収して膨張する膨潤部材が設けられている液体容器。
本発明は、さらに以下のように定義することも可能である。
上記の液体容器であって、
上記第2端は、上記第1端より上方に位置する液体容器。
本発明は、さらに以下のように定義することも可能である。
上記の液体容器であって、
上記毛細管の上記検出位置より上記第2端側には、液体の流通を遮断し且つ気体の流通を許容する半透膜が配置されている液体容器。
以上の構成によると、貯留室内の液体が、毛細管現象によって毛細管の第1端側から第2端側へ移動可能である。液体の移動速度は、液体の粘度によって大きく変動する。そこで、液体の移動速度を特定し得る物理量を計測することにより、貯留室内の液体の粘度をより直接的に推定することができる。
21・・・記録ヘッド
29A・・・ピエゾ素子
30・・・インクカートリッジ
36・・・インク室
60・・・インク供給部
61・・・インク供給室
62,63,72,73・・・開口
64,65,74,75・・・閉塞部材
70・・・大気連通部
71・・・大気連通室
80,90・・・毛細管
82,94・・・半透膜
93・・・膨潤部材
102・・・インクニードル
103,121,122・・・センサ
104・・・発光部
105・・・受光部
106・・・温度センサ
107・・・装着センサ
110・・・カートリッジ装着部
114・・・ロッド
130・・・制御部
Claims (15)
- 液体が貯留された貯留室、上記貯留室から液体を流出させる液体供給部、上記貯留室を大気に連通させる大気連通部、及び第1端が上記貯留室に連通可能で且つ第2端が大気に連通可能であり、毛細管現象によって液体が上記第1端側から上記第2端側へ移動可能な毛細管を有する液体容器と、
上記液体容器が着脱可能に装着される装着部と、
上記装着部に装着された上記液体容器から上記液体供給部を通じて流出された液体を消費する液体消費部と、
上記装着部に装着された上記液体容器の上記貯留室を上記大気連通部を通じて大気に連通させる連通機構と、
上記毛細管内の検出位置に対面して設けられており、上記検出位置における液体の有無に応じた検出信号を出力する検出部と、
制御部と、を備えており、
上記制御部は、
上記第1端が上記貯留室に連通され且つ上記第2端が大気に開放されたことによって上記毛細管内を移動する液体の速度を特定し得る物理量を、上記検出部から出力された検出信号に基づいて計測する計測手段と、
上記計測手段によって計測された上記物理量が閾値範囲に含まれるか否かを判断する判断手段と、を含む液体消費装置。 - 該液体消費装置は、上記装着部内における上記液体容器の挿入経路上の装着検出位置に対面して設けられており、上記装着検出位置における上記液体容器の有無に応じた第1検出信号を出力する装着検出部を備えており、
上記検出部は、上記毛細管内の液体の液面が上記検出位置に到達したことを条件として、第2検出信号を出力するものであり、
上記計測手段は、上記装着検出部によって上記第1検出信号が出力されてから、上記検出部によって上記第2検出信号が出力されるまでの時間を、上記物理量として計測する請求項1に記載の液体消費装置。 - 上記検出部は、
上記毛細管内の第1検出位置に対面して設けられた第1検出部と、
上記毛細管内の上記第1検出部より上記第2端側の第2検出位置に対面して設けられた第2検出部と、を含み、
上記計測手段は、上記第1検出部によって検出信号が出力されてから、上記第2検出部によって検出信号が出力されるまでの時間を、上記物理量として計測する請求項1に記載の液体消費装置。 - 上記装着部に装着される前の上記液体容器の上記貯留室の内部は、負圧であり、
上記連通機構は、さらに、上記装着部に装着された上記液体容器の上記毛細管を上記貯留室に先立って大気に連通させる請求項1から3のいずれかに記載の液体消費装置。 - 上記大気連通部は、
上記装着部に対する上記液体容器の着脱方向の一端が外部に開口され且つ他端が上記貯留室に連通された大気連通室と、
上記大気連通室を閉塞する第1閉塞部材と、
上記第1閉塞部材より上記貯留室側において上記大気連通室を閉塞する第2閉塞部材と、を有しており、
上記毛細管の上記第2端は、上記第1閉塞部材及び上記第2閉塞部材の間において、上記大気連通室に連通されており、
上記連通機構は、上記液体容器の上記装着部への装着が完了するまでの過程において開口を通じて上記大気連通室内に進入して上記第1閉塞部材及び上記第2閉塞部材による閉塞を解除することにより、上記毛細管、上記貯留室の順に各室を大気に連通させるロッドを含む請求項4に記載の液体消費装置。 - 上記液体供給部は、
上記装着部に対する上記液体容器の着脱方向の一端が外部に開口され且つ他端が上記貯留室に連通された液体供給室と、
上記液体供給室を閉塞する第1閉塞部材と、
上記第1閉塞部材より上記貯留室側において上記液体供給室を閉塞する第2閉塞部材と、を有しており、
上記毛細管の上記第1端は、上記第1閉塞部材及び上記第2閉塞部材の間において、上記液体供給室に連通されており、
該液体消費装置は、上記液体容器の上記装着部への装着が完了するまでの過程において開口を通じて上記液体供給室内に進入して上記第1閉塞部材及び上記第2閉塞部材による閉塞を解除することにより、上記毛細管及び上記貯留室を上記液体容器の外部と連通させる液体抽出管を備える請求項1から5のいずれかに記載の液体消費装置。 - 上記検出部は、
上記毛細管の隔壁を透過し且つ液体によって遮蔽される光を出力する発光部と、
上記毛細管が延びる第1方向と直交する第2方向において、上記検出位置を挟んで上記発光部と対向する受光部と、を備えており、
上記発光部から出力された光が上記受光部で受光されなかったことを条件として、検出信号を出力するものであり、
上記第2方向に直交する上記毛細管の断面積は、上記第1方向及び上記第2方向に平行な上記毛細管の断面積より大きい請求項1から6のいずれかに記載の液体消費装置。 - 上記検出部は、
上記毛細管の隔壁を透過し且つ液体によって遮蔽される光を出力する発光部と、
上記毛細管が延びる第1方向と直交する第2方向において、上記検出位置を挟んで上記発光部と対向する受光部と、を備えており、
上記発光部から出力された光が上記受光部で受光されなかったことを条件として、検出信号を出力するものであり、
上記毛細管には、上記毛細管内を通過する液体を吸収して膨張することによって、上記検出位置に到達する膨潤部材が設けられている請求項1から7のいずれかに記載の液体消費装置。 - 上記第2端は、上記第1端より上方に位置する請求項1から8のいずれかに記載の液体消費装置。
- 上記検出位置は、上記貯留室に貯留された液体の液面より高い位置に設けられている請求項1から9のいずれかに記載の液体消費装置。
- 上記毛細管の上記検出位置より上記第2端側には、液体の流通を遮断し且つ気体の流通を許容する半透膜が配置されている請求項1から10のいずれかに記載の液体消費装置。
- 該液体消費装置は、温度に応じた信号を出力する温度検出部を備えており、
上記制御部は、上記温度検出部から出力される信号に基づいて、上記閾値範囲を決定する決定手段を含む請求項1から11のいずれかに記載の液体消費装置。 - 上記制御部は、上記物理量が上記閾値範囲を外れたと上記判断手段によって判断されたことを条件として、上記液体容器に関する情報を報知する報知手段を含む請求項1から12のいずれかに記載の液体消費装置。
- 上記制御部は、上記物理量が上記閾値範囲を外れたと上記判断手段によって判断されたことを条件として、上記液体消費部による液体の消費を規制する規制手段を含む請求項1から13のいずれかに記載の液体消費装置。
- 上記液体容器は、液体であるインクが貯留されたインクカートリッジであり、
上記液体消費部は、
インクが吐出されるノズルと、
駆動されることによって上記ノズルにインクを吐出させるアクチュエータと、を備えており、
上記制御部は、上記物理量が上記閾値範囲に含まれる場合と、上記物理量が上記閾値範囲から外れた場合とで、上記ノズルから吐出されるインク量が略同一となるように、上記アクチュエータに印加する駆動電圧を調整する駆動制御手段を含む請求項1から13のいずれかに記載の液体消費装置。
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