JP6403444B2 - マイカテープ及び固定子コイル - Google Patents

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Description

本発明は、電磁機器(例えば、回転電機)の固定子コイルの製造に用いられるマイカテープ、及び当該マイカテープを用いて製造される固定子コイルに関する。
回転電機の固定子は、固定子鉄心のスロット内に収容された固定子コイルを有する。固定子コイルは、コイル導体と、コイル導体を電気絶縁する絶縁被覆体とから構成される。このような構造を有する回転電機の固定子において、コイル導体は、回転電機の運転時の負荷電流によって発熱する。そのため、絶縁被覆体は、絶縁被覆体の熱劣化を防止する観点から、熱伝導性が高くなければならない。絶縁被覆体は、一般に、マイカテープ(「絶縁テープ」とも称される)をコイル導体に巻き付け、必要に応じてマイカテープに樹脂組成物を含浸させた後、加圧及び加熱して成形することによって形成される。
電気絶縁性及び熱伝導性に優れた絶縁被覆体を与えるマイカテープとしては、マイカ層、補強材層及びフィラー層を有するマイカテープが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このマイカテープは、集成マイカ箔及び補強材に樹脂組成物を含浸して接着することでマイカ層と補強材層との積層体を得た後、補強材層の表面に樹脂組成物を塗工し、樹脂組成物を硬化することによって製造される。
特許第3458693号公報
しかしながら、特許文献1に記載のマイカテープは、粘度調整のためにメチルエチルケトンなどの有機溶剤を含む樹脂組成物を用いて製造されているため、環境負荷が大きいという問題がある。また、有機溶剤は、マイカテープに残存することがあるため、マイカテープから形成される絶縁被覆体の電気絶縁性が低下する要因にもなる。さらに、特許文献1に記載のマイカテープでは、フィラー層に含まれるフィラーの大きさについて検討がなされていないため、フィラーの大きさによっては、形成される絶縁被覆体の電気絶縁性が十分に確保できないという問題もある。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、環境負荷を低減しつつ製造することができると共に、安定した電気絶縁性を有する絶縁被覆体を形成することができるマイカテープを提供することを目的とする。
また、本発明は、安定した電気特性を有する絶縁被覆体を備えた固定子コイルを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記のような問題を解決すべく鋭意研究した結果、有機溶剤の代わりに反応性希釈剤を用いた樹脂組成物を使用することで、環境負荷を低減しつつ絶縁被覆体の電気絶縁性の低下を抑制することができ、また、フィラー層に含まれるフィラーをナノフィラーとすることで、絶縁被覆体の電気絶縁性を安定して確保することができることを見出した。
すなわち、本発明は、マイカ層と、前記マイカ層上に形成された補強材層と、前記補強材層上に形成されたナノフィラー層とを有するマイカテープであって、前記マイカ層、前記補強材層及び前記ナノフィラー層が、反応性希釈剤を用いた樹脂組成物から形成されるBステージ状態の樹脂マトリックスを含むことを特徴とするマイカテープである。
また、本発明は、コイル導体と、前記コイル導体の外周部に、前記マイカテープを巻回し、加圧及び加熱することによって形成された絶縁被覆体とを備えることを特徴とする固定子コイルである。
本発明によれば、環境負荷を低減しつつ製造することができると共に、安定した電気絶縁性を有する絶縁被覆体を形成することができるマイカテープを提供することができる。
また、本発明によれば、安定した電気特性を有する絶縁被覆体を備えた固定子コイルを提供することができる。
実施の形態1のマイカテープを模式的に示す断面図である 実施の形態2の固定子コイルを説明するための、回転電機の固定子のスロット出口部の斜視図である。
実施の形態1.
以下、本発明のマイカテープの好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態のマイカテープを模式的に示す断面図である。
図1において、マイカテープ1は、マイカ層2と、マイカ層2上に形成された補強材層3と、補強材層3上に形成されたナノフィラー層4とを有する。
マイカ層2は、マイカ5と、Bステージ状態の樹脂マトリックス6とを必須成分として含む。ここで、本明細書において「Bステージ状態」とは、硬化反応の中間の段階にある半硬化の状態のことを意味する。Bステージ状態の樹脂マトリックス6は、一般に、加熱によって軟化又は膨張するものの、液体と接触しても完全に溶融又は溶解しない。
マイカ5としては、特に限定されないが、例えば、層状ケイ酸塩鉱物の一種として知られる硬質マイカ(マスコバイト)及び軟質マイカ(フロゴパイト)などを用いることができる。マイカ5の形状としては、特に限定されないが、例えば、ブロックマイカ、剥がしマイカ、及び集成マイカなどを用いることができる。これらは、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。その中でも、厚さが均一であり、且つ低コストである点で、集成マイカを用いることが好ましい。
Bステージ状態の樹脂マトリックス6は、樹脂組成物をBステージ化させることによって得ることができる。
Bステージ状態の樹脂マトリックス6を与える樹脂組成物(以下、「樹脂組成物A」という。)は、樹脂及び硬化剤に加えて、反応性希釈剤を粘度調整剤として含む。ここで、本明細書において「反応性希釈剤」とは、樹脂組成物Aの硬化時に架橋成分として反応するモノマーのことを意味する。また、樹脂組成物Aは、粘度調整剤として有機溶剤を含まない。
粘度調整剤として有機溶剤の代わりに反応性希釈剤を用いることにより、環境負荷を低減することができる。また、マイカテープ1中に有機溶剤が残存するという問題が発生しないため、絶縁被覆体を形成する際にボイドの形成を抑制することができ、絶縁被覆体の電気絶縁性が低下しない。
樹脂組成物Aに用いられる樹脂としては、特に限定されず、当該技術分野において公知のものを用いることができる。樹脂の例としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記の各種樹脂の中でも、耐熱性などの観点から、エポキシ樹脂を用いることが好ましい。エポキシ樹脂としては、特に限定されず、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂などを用いることができる。ビスフェノール型エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ブロム化ビスフェノールA型エポキシ樹脂などが挙げられる。また、ノボラック型エポキシ樹脂としては、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂などが挙げられる。
樹脂組成物Aに用いられる硬化剤としては、特に限定されず、使用する樹脂の種類に応じて適宜選択すればよい。硬化剤の例としては、脂肪族アミン、芳香族アミン、変性アミンなどのアミン類、ポリアミド樹脂、イミダゾール類、ポリメルカプタン硬化剤、酸無水物類、三フッ化ホウ素−アミン錯体、ジジアンジアミド、有機酸ヒドラジッドなどの潜在性硬化剤などが挙げられる。これらの硬化剤は、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
樹脂組成物Aにおける硬化剤の配合割合は、特に限定されないが、樹脂100質量部に対して、一般に0.1〜15質量部、好ましくは0.5〜10質量部、より好ましくは1〜7質量部、最も好ましくは2〜5質量部である。
樹脂組成物Aに用いられる反応性希釈剤としては、特に限定されず、使用する樹脂の種類に応じて適宜選択すればよい。反応性希釈剤の例としては、ビニルトルエン、p−ターシャリブチルスチレン、スチレンなどの芳香族モノマー、脂環式エポキシモノマー、脂肪族エポキシモノマー、脂環式アクリルモノマー、脂肪族アクリルモノマーなどが挙げられる。これらのモノマーは、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
樹脂組成物Aにおける反応性希釈剤の配合割合は、特に限定されないが、樹脂100質量部に対して、一般に1〜100質量部、好ましくは2〜80質量部、より好ましくは3〜70質量部、最も好ましくは5〜50質量部である。反応性希釈剤の配合割合が1質量部未満であると、樹脂組成物の粘度を低下させる効果が十分に得られないことがある。一方、反応性希釈剤の配合割合が100質量部を超えると、マイカ層2中の樹脂成分の割合が少なくなり、所望のマイカ層2が得られないことがある。
樹脂組成物Aは、上記の成分に加えて、ナノフィラーを任意成分として更に含むことができる。ここで、本明細書において「ナノフィラー」とは、平均粒子径が1nm以上1000nm未満、好ましくは2nm〜700nm、より好ましくは3nm〜300nm、最も好ましくは5nm〜100nmのフィラーのことを意味する。また、本明細書において「平均粒子径」とは、レーザー回折散乱法による粒度分布測定によって求められる平均粒子径を意味し、具体的には、市販のレーザー回折散乱式粒度分布計を用いて測定された平均粒子径を意味する。
樹脂組成物Aにナノフィラーを配合することにより、樹脂組成物Aの硬化収縮を抑制することが可能になり、マイカテープ1から形成される絶縁被覆体の電気絶縁性を安定化させることができる。
ナノフィラーとしては、特に限定されず、当該技術分野において公知のものを用いることができる。ナノフィラーの例としては、シリカ、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ベリリウム、炭化珪素、マイカなどが挙げられる。これらは、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
樹脂組成物Aにおけるナノフィラーの配合割合は、特に限定されないが、樹脂100質量部に対して、一般に5〜500質量部、好ましくは10〜400質量部、より好ましくは20〜300質量部、最も好ましくは30〜200質量である。ナノフィラーの配合割合が5質量部未満であると、樹脂組成物Aの硬化収縮を低減させる効果が十分に得られない。一方、ナノフィラーの配合割合が500質量部を超えると、樹脂組成物Aの粘度が高くなり、所定の構造を有するマイカ層2の形成が難しくなると共に、マイカ層2中にボイドが発生し易くなる。
樹脂組成物Aは、本発明の効果を阻害しない範囲において、硬化促進剤などの公知の添加成分を任意成分として含むことができる。
樹脂組成物AをBステージ化させる方法としては、特に限定されず、樹脂組成物Aの組成に応じて、加熱温度、加熱時間などを適宜調整することによって行うことができる。
補強材層3は、補強材7と、Bステージ状態の樹脂マトリックス8とを必須成分として含む。
補強材7としては、特に限定されず、当該技術分野において公知のものを用いることができる。補強材7の例としては、複数の繊維を束ねて作製した複数本の縦糸と、複数の繊維を束ねて作製した複数本の横糸とを格子状に編んで構成されたクロスが挙げられる。具体的には、ガラスクロス、アルミナクロス、シリカクロスなどを用いることができる。その中でも、強度的及びコスト的に最良の材料であるガラスクロスを用いることが好ましい。
Bステージ状態の樹脂マトリックス8は、樹脂組成物をBステージ化させることによって得ることができる。
Bステージ状態の樹脂マトリックス8を与える樹脂組成物(以下、「樹脂組成物B」という。)は、樹脂組成物Aと同一の成分組成とすることができる。ただし、樹脂組成物Bは、ナノフィラー及び熱伝導率が5W/m・K以上のマイクロフィラーを任意成分として更に含むことができる。ナノフィラーを樹脂組成物Bに配合することにより、樹脂組成物Bの硬化収縮を抑制することが可能になり、絶縁被覆体の電気絶縁性を安定化させることができる。また、熱伝導率が5W/m・K以上のマイクロフィラーを樹脂組成物Bに配合することにより、絶縁被覆体の熱伝導性を向上させることができる。なお、樹脂組成物Bにおけるナノフィラーの種類及び配合割合は、特に限定されず、樹脂組成物Aの場合と同様にすることができる。
以下、樹脂組成物Aの成分組成と異なる部分についてのみ説明する。
ここで、本明細書において「マイクロフィラー」とは、平均粒子径が1μm以上1000μm未満のフィラーのことを意味する。また、マイクロフィラーは、一次粒子に限定されず、一次粒子が凝集した二次粒子であってもよい。マイクロフィラーが二次粒子の場合、一次粒子は同種であっても異種であっても構わない。一次粒子の凝集方法としては特に限定されず、当該技術分野において公知の方法を用いることができる。マイクロフィラーとして二次粒子を用いることにより、二次粒子の空隙内に樹脂成分が導入されるため、樹脂成分とマイクロフィラーとの間の接触面積が大きくなり、樹脂成分とマイクロフィラーとの接着性が向上する。
マイクロフィラーの平均粒子径は、好ましくは10μm〜70μm、より好ましくは12μm〜60μmである。マイクロフィラーの平均粒子径が10μm未満であると、熱伝導性を向上させる効果が小さくなることがある。一方、マイクロフィラーの平均粒子径が70μmを超えると、補強材層3の厚さを大きくなる上、補強材層3中にボイドが発生し易くなる。
また、平均粒子径が10μm〜70μmのマイクロフィラーと、平均粒子径が1μm以上10μm未満のマイクロフィラーとを組み合わせて用いることも好ましい。このような平均粒子径を有するマイクロフィラーを組み合わせにより、補強材層3中でマイクロフィラーが均一に分散し易くなるため、導電性を向上させる効果が向上する。
熱伝導率が5W/m・K以上のマイクロフィラーとしては、特に限定されず、当該技術分野において公知のものを用いることができる。熱伝導率が5W/m・K以上のマイクロフィラーの例としては、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ベリリウム、炭化珪素などが挙げられる。これらは、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
樹脂組成物Bにおけるマイクロフィラーの配合割合は、特に限定されないが、樹脂100質量部に対して、一般に10〜250質量部、好ましくは15〜200質量部、より好ましくは20〜150質量部、最も好ましくは30〜100質量である。マイクロフィラーの配合割合が10質量部未満であると、熱伝導性を向上させる効果が十分に得られないことがある。一方、マイクロフィラーの配合割合が250質量部を超えると、樹脂組成物Bの粘度が高くなり、所定の構造を有する補強材層3の形成が難しくなると共に、補強材層3中にボイドが発生し易くなる。
ナノフィラー層4は、ナノフィラー9と、Bステージ状態の樹脂マトリックス10とを必須成分として含む。
ナノフィラー層4は、ナノフィラー9を含む樹脂組成物をBステージ化させることによって得ることができる。
ナノフィラー層4を与える樹脂組成物(以下、「樹脂組成物C」という。)は、ナノフィラー9を必須成分として含むこと以外は、樹脂組成物A又はBと同一の成分組成とすることができる。ナノフィラー9を樹脂組成物Cに配合することにより、樹脂組成物Cの硬化収縮を抑制することが可能になり、絶縁被覆体の電気絶縁性を安定化させることができる。樹脂組成物Cにおけるナノフィラー9の種類及び配合割合は、特に限定されず、樹脂組成物Aの場合と同様にすることができる。
上記のような構造を有するマイカテープ1の製造方法は、特に限定されず、当該技術分野において公知の方法に準じて行うことができる。
具体的には、まず、マイカ5を含む分散液を抄造してマイカシートを形成する。
マイカ5を含む分散液の調製方法としては、特に限定されず、当該技術分野において公知の方法を用いることができる。例えば、マイカ5を水中に分散させることによって分散液を調製することができる。分散液におけるマイカ5の含有量は、特に限定されず、マイカ5の種類などに応じて適宜調整すればよい。
分散液の抄造方法としては、特に限定されず、当該技術分野において公知の方法を用いることができる。例えば、市販の抄紙機を用いて分散液を抄造することにより、マイカシートを得ることができる。
次に、マイカシートに樹脂組成物Aを含浸させるか、又はマイカシートに樹脂組成物Aを塗布する。
樹脂組成物Aの含浸方法及び塗布方法としては、特に限定されず、当該技術分野において公知の方法を用いることができる。塗布方法の例としては、スプレー法、ロールコーター法、及びグラビア転写法などが挙げられる。
次に、樹脂組成物Aを含浸又は塗布したマイカシート上に補強材7を配置し、樹脂組成物Bを塗布した後、樹脂組成物Bを塗布した補強材7上に樹脂組成物Cを塗布する。
樹脂組成物B及びCの塗布方法としては、特に限定されず、当該技術分野において公知の方法を用いることができる。塗布方法の例としては、スプレー法、ロールコーター法、及びグラビア転写法などが挙げられる。
また、樹脂組成物B及びCが同一の成分組成である場合、樹脂組成物Aを含浸又は塗布したマイカシート上に補強材7を配置し、樹脂組成物Bを塗布することにより、樹脂組成物Cを個別に塗布する工程を省略することができる。
次に、上記で得られた積層体を加熱炉にて加熱し、積層体中の樹脂組成物A〜CをBステージ化させた後、所定の幅に切断することによってマイカテープ1を得ることができる。
加熱温度としては、特に限定されず、使用する樹脂組成物A〜Cの種類に応じて適宜調整すればよい。
また、樹脂組成物A及びBが同一の成分組成である場合、マイカシートに補強材7を重ねて配置した後、樹脂組成物Aを含浸又は塗布してもよい。これにより、樹脂組成物Bを個別に塗布する工程を省略することができる。
さらに、樹脂組成物A〜Cが同一成分である場合、マイカシートに補強材7を重ねて配置した後、樹脂組成物Aを含浸又は塗布してもよい。これにより、樹脂組成物B及び樹脂組成物Cを個別に塗布する工程を省略することができる。
上記のようにして得られたマイカテープ1は、有機溶剤の代わりに反応性希釈剤を用いた樹脂組成物A〜Cを使用しているため、環境負荷を低減しつつ絶縁被覆体の電気絶縁性の低下を抑制することができ、また、表面にナノフィラー層4を設けているため、絶縁被覆体の電気絶縁性を安定して確保することができる。
実施の形態2.
本発明の固定子コイルは、実施の形態1のマイカテープ1から形成される絶縁被覆体を有する。
以下、本発明の固定子コイルの好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態の固定子コイルを説明するための、回転電機の固定子のスロット出口部の斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態の固定子コイル12は、固定子鉄心11に設けられたスロット17に収容され、スペーサー16を介して上下2段に配置されると共に、ウェッジ15によってスロット17内に固定される。固定子コイル12は、コイル導体13と、コイル導体13の外周部に実施の形態1のマイカテープ1を巻回し、加圧及び加熱することによって形成された絶縁被覆体14とを備える。
このような構造を有する固定子コイル12は、以下のようにして製造される。
まず、絶縁被覆された複数の素線導体を束ねて構成されたコイル導体13の外周部に、マイカテープ1を一部(例えば、マイカテープ1の幅の半分の部分)が互いに重なるように複数回巻き付ける。ここで、コイル導体13と接触させるマイカテープ1の面は、特に限定されず、マイカ層2又はナノフィラー層4のいずれでもよい。また、コイル導体13を構成する素線としては、導電性であれば特に限定されず、銅、アルミニウム、銀などからなる素線を用いることができる。
次に、マイカテープ1を巻き付けたコイル導体13を所定の金型に配置し、加圧及び加熱する。これにより、マイカテープ1の樹脂マトリックス6、8、10の一部が金型外に排出されつつ樹脂マトリックス6、8、10が硬化し、所望の形状を有する絶縁被覆体14が形成される。金型は、絶縁被覆体14が形成された後に除去される。ここで、金型の除去を容易にする観点から、マイカテープ1を巻き付けたコイル導体13の表面に離型剤を塗布することが好ましい。また、加熱方法としては、特に限定されず、金型又はコイル導体13のいずれを加熱してもよい。
なお、金型内で絶縁被覆体14中の樹脂マトリックス6,8、10の完全硬化を行ってもよいが、金型を一旦除去した後、硬化炉にて完全硬化させてもよい。
上記のようにして製造される固定子コイル12は、実施の形態1のマイカテープ1を用いているため、環境負荷を低減しつつ製造することができると共に、安定した電気絶縁性を有する絶縁被覆体14を有する。
以下、実施例及び比較例により本発明の詳細を説明するが、これらによって本発明が限定されるものではない。
(実施例1)
集成マイカ粉を水中に分散させ、集成マイカ粉の分散液を調製した後、この分散液を抄紙機にて抄造してマイカシート(集成マイカ箔)を得た。
次に、ビスフェノールA型エポキシ樹脂50質量部、ノボラックエポキシ樹脂50質量部、三フッ化ホウ素−アミン錯体3質量部及びビニルトルエン10質量部を含む樹脂組成物A−1をマイカシートに含浸させた。
次に、樹脂組成物A−1を含浸させたマイカシート上にガラスクロスを積層した後、ビスフェノールA型エポキシ樹脂50質量部、ノボラックエポキシ樹脂50質量部、三フッ化ホウ素−アミン錯体3質量部、ビニルトルエン10質量部、シリカナノフィラー(平均粒子径10nm)50質量部、及び窒化ホウ素マイクロフィラー(平均粒子径20μm)50質量部を含む樹脂組成物B−1をガラスクロスにロールコーターで塗布し、150℃に加熱して樹脂マトリックスをBステージ化させることにより、マイカテープを得た。
次に、得られたマイカテープを所定の幅に切断してコイル導体に所定回数巻回した。
次に、マイカテープを巻回したコイル導体を所定の形状を有する金型に配置し、5Paに加圧しながら170℃に加熱し、余分な樹脂マトリックスを金型から排出しつつ硬化させることにより、絶縁被覆体を形成した。その後、得られた固定子コイルから金型を除去した。
(実施例2)
樹脂組成物A−1の代わりに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂50質量部、ノボラックエポキシ樹脂50質量部、三フッ化ホウ素−アミン錯体3質量部及びスチレン10質量部を含む樹脂組成物A−2を用いたこと、及び樹脂組成物B−1の代わりに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂50質量部、ノボラックエポキシ樹脂50質量部、三フッ化ホウ素−アミン錯体3質量部、スチレン10質量部、シリカナノフィラー(平均粒子径10nm)50質量部、及び窒化ホウ素マイクロフィラー(平均粒子径20μm)50質量部を含む樹脂組成物B−2を用い、130℃に加熱して樹脂マトリックスをBステージ化させたこと以外は実施例1と同様にしてマイカテープ及び固定子コイルを作製した。
(実施例3)
樹脂組成物A−1の代わりに樹脂組成物A−2を用いたこと以外は実施例1と同様にしてマイカテープ及び固定子コイルを作製した。
(実施例4)
樹脂組成物B−1の代わりに樹脂組成物B−2を用いたこと以外は実施例1と同様にしてマイカテープ及び固定子コイルを作製した。
(実施例5)
樹脂組成物A−1の代わりに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂50質量部、ノボラックエポキシ樹脂50質量部、三フッ化ホウ素−アミン錯体3質量部及びp−ターシャリブチルスチレン10質量部を含む樹脂組成物A−3を用いたこと、及び樹脂組成物B−1の代わりに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂50質量部、ノボラックエポキシ樹脂50質量部、三フッ化ホウ素−アミン錯体3質量部、p−ターシャリブチルスチレン10質量部、シリカナノフィラー(平均粒子径10nm)50質量部、及び窒化ホウ素マイクロフィラー(平均粒子径20μm)50質量部を含む樹脂組成物B−3を用いたこと以外は実施例1と同様にしてマイカテープ及び固定子コイルを作製した。
(実施例6)
樹脂組成物A−1の代わりに樹脂組成物A−3を用いたこと以外は実施例1と同様にしてマイカテープ及び固定子コイルを作製した。
(実施例7)
樹脂組成物B−1の代わりに樹脂組成物B−3を用いたこと以外は実施例1と同様にしてマイカテープ及び固定子コイルを作製した。
(実施例8)
樹脂組成物A−1の代わりに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂50質量部、ノボラックエポキシ樹脂50質量部、三フッ化ホウ素−アミン錯体3質量部、ビニルトルエン10質量部、及びシリカナノフィラー(平均粒子径15nm)50質量部を含む樹脂組成物A−4を用いたこと以外は実施例1と同様にしてマイカテープ及び固定子コイルを作製した。
(実施例9)
樹脂組成物B−1の代わりに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂50質量部、ノボラックエポキシ樹脂50質量部、三フッ化ホウ素−アミン錯体3質量部、ビニルトルエン10質量部、及びシリカナノフィラー(平均粒子径10nm)50質量部を含む樹脂組成物B−1を含む樹脂組成物B−4を用いたこと以外は実施例1と同様にしてマイカテープ及び固定子コイルを作製した。
(実施例10)
樹脂組成物B−1の代わりに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂50質量部、ノボラックエポキシ樹脂50質量部、三フッ化ホウ素−アミン錯体3質量部、ビニルトルエン10質量部、シリカナノフィラー(平均粒子径10nm)50質量部、窒化ホウ素マイクロフィラー(平均粒子径5μm)30質量部及び窒化ホウ素マイクロフィラー(平均粒子径20μm)30質量部を含む樹脂組成物B−5を用いたこと以外は実施例1と同様にしてマイカテープ及び固定子コイルを作製した。
(比較例1)
樹脂組成物B−1の代わりに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂50質量部、ノボラックエポキシ樹脂50質量部、三フッ化ホウ素−アミン錯体3質量部、ビニルトルエン10質量部、及び窒化ホウ素マイクロフィラー(平均粒子径20μm)50質量部を含む樹脂組成物B−6(シリカナノフィラーを含有しない樹脂組成物)を用いたこと以外は実施例1と同様にしてマイカテープ及び固定子コイルを作製した。
(比較例2)
マイカテープの樹脂マトリックスを加熱せず、Bステージ化させなかったこと以外は実施例1と同様にしてマイカテープを作製した。しかしながら、得られたマイカテープは、コイル導体に巻回する際に容易に接着してしまったため、コイル導体に巻回することができず、固定子コイルを作製することができなかった。
(比較例3)
樹脂組成物A−1の代わりに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂50質量部、ノボラックエポキシ樹脂50質量部、三フッ化ホウ素−アミン錯体3質量部及びメチルエチルケトン10質量部を含む樹脂組成物A−5(有機溶媒を用いた樹脂組成物)を用いたこと、及び樹脂組成物B−1の代わりに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂50質量部、ノボラックエポキシ樹脂50質量部、三フッ化ホウ素−アミン錯体3質量部、メチルエチルケトン10質量部、シリカナノフィラー(平均粒子径10nm)50質量部、及び窒化ホウ素マイクロフィラー(平均粒子径20μm)50質量部を含む樹脂組成物B−7(有機溶媒を用いた樹脂組成物)を用いたこと以外は実施例1と同様にしてマイカテープを作製した。しかしながら、マイカテープの樹脂マトリックスを加熱によってBステージ化させる際、メチルエチルケトンが揮発し、異臭が生じた。
(比較例4)
樹脂組成物B−1の代わりに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂50質量部、ノボラックエポキシ樹脂50質量部、三フッ化ホウ素−アミン錯体3質量部、ビニルトルエン10質量部、窒化ホウ素マイクロフィラー(平均粒子径25nm)50質量部、及び窒化ホウ素マイクロフィラー(平均粒子径20μm)50質量部を含む樹脂組成物B−8を用いたこと以外は実施例1と同様にしてマイカテープ及び固定子コイルを作製した。
上記の実施例及び比較例(比較例2及び3を除く)で得られた固定子コイルについて、絶縁被覆体の絶縁破壊電圧を測定した。
絶縁破壊電圧は、ヒートサイクル試験を行った固定子コイルから絶縁被覆体を切り出した試験片について、25℃において、ステップバイステップ法によって電圧を印加し、絶縁破壊が生じる電圧を測定した。ヒートサイクル試験は、温度範囲40〜155℃、サイクル数500の条件下で行った。この結果を表1に示す。
Figure 0006403444
表1の結果に示されているように、実施例において作製された固定子コイルの絶縁被覆体は、比較例において作製された固定子コイルの絶縁被覆体に比べて絶縁破壊電圧が高かった。
以上の結果からわかるように、本発明によれば、環境負荷を低減しつつ製造することができると共に、安定した電気絶縁性を有する絶縁被覆体を形成することができるマイカテープを提供することができる。また、本発明によれば、安定した電気特性を有する絶縁被覆体を備えた固定子コイルを提供することができる。
1 マイカテープ、2 マイカ層、3 補強材層、4 ナノフィラー層、5 マイカ、6、8、10 樹脂マトリックス、7 補強材、9 ナノフィラー、11 固定子鉄心、12 固定子コイル、13 コイル導体、14 絶縁被覆体、15 ウェッジ、16 スペーサー、17 スロット。

Claims (11)

  1. マイカ層と、前記マイカ層上に形成された補強材層と、前記補強材層上に形成されたナノフィラー層とを有するマイカテープであって、
    前記マイカ層、前記補強材層及び前記ナノフィラー層が、反応性希釈剤を用いた樹脂組成物から形成されるBステージ状態の樹脂マトリックスを含み、前記マイカ層に含まれるBステージ状態の樹脂マトリックスを与える樹脂組成物の中のナノフィラーの配合割合が、樹脂100質量部に対して、5〜500質量部であることを特徴とするマイカテープ。
  2. 前記反応性希釈剤が、ビニルトルエン、スチレン、及びp−t−ブチルスチレンからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載のマイカテープ。
  3. 前記樹脂組成物の樹脂成分が、エポキシ樹脂及びビニル樹脂からなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1又は2に記載のマイカテープ。
  4. 前記マイカ層及び前記補強材層の少なくとも1つの層が、ナノフィラーを更に含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のマイカテープ。
  5. 前記ナノフィラーの平均粒子径が、1nm以上1000nm未満であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のマイカテープ。
  6. 前記補強材層及び前記ナノフィラー層の少なくとも1つの層が、熱伝導率が5W/m・K以上のマイクロフィラーをさらに含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のマイカテープ。
  7. 前記マイクロフィラーの平均粒子径が、10μm以上70μm以下であることを特徴とする請求項6に記載のマイカテープ。
  8. 前記樹脂組成物が、有機溶媒を含有しないことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のマイカテープ。
  9. 前記ナノフィラーがシリカナノフィラーであり、前記マイクロフィラーが窒化ホウ素マイクロフィラーであることを特徴とする請求項6に記載のマイカテープ。
  10. 前記補強材層に含まれるBステージ状態の樹脂マトリックスを与える樹脂組成物の中の前記マイクロフィラーの配合割合が、樹脂100質量部に対して、10〜250質量部であることを特徴とする請求項6に記載のマイカテープ。
  11. コイル導体と、
    前記コイル導体の外周部に、請求項1〜10のいずれか一項に記載のマイカテープを巻回し、加圧及び加熱することによって形成された絶縁被覆体と
    を備えることを特徴とする固定子コイル。
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